JP2001255841A - 表示装置及びその駆動回路と信号伝送方法 - Google Patents

表示装置及びその駆動回路と信号伝送方法

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JP2001255841A
JP2001255841A JP2000064432A JP2000064432A JP2001255841A JP 2001255841 A JP2001255841 A JP 2001255841A JP 2000064432 A JP2000064432 A JP 2000064432A JP 2000064432 A JP2000064432 A JP 2000064432A JP 2001255841 A JP2001255841 A JP 2001255841A
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transmission line
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JP2000064432A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kinoshita
寛志 木下
Takayuki Tsuruki
孝之 鶴来
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号処理回路に入力される画像信号の伝送線
数より少ない伝送線のデータ信号を用いて表示装置内の
信号伝送をし、表示装置の配線数を減らし、信頼性が高
い低価格の表示装置を実現すること。 【解決手段】 制御回路22に入力制御信号と複数の画
像伝送線の信号からなる画像信号とが入力される。信号
処理回路23は複数の画像伝送線から選択される2本以
上の画像伝送線の信号を、時分割して1本のデータ伝送
線の信号とし、データクロックに同期したからなるデー
タ信号に変換する。これにより前記画像信号を前記画像
伝送線数より少ないデータ伝送線の信号としてデータク
ッロクと共に表示装置内の信号線駆動回路15に伝送す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テレビジョンな
どの映像機器やコンピュータなどの情報機器のディスプ
レイとして有用な、液晶表示装置やプラズマ表示装置や
エレクトロ・ルミネッセンス表示装置等の表示装置及び
その駆動回路と信号伝送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置やプラズマ表示装置やエレ
クトロ・ルミネッセンス表示装置等のマトリックス型表
示装置はCRT表示装置に置き換え可能なデバイスとし
て注目されている。中でも液晶表示装置の発展は著し
く、カーナビゲーションやノートパソコンには不可欠な
表示装置となり、デスクトップ型パソコンの表示装置と
してCRT表示装置に置き換わりつつある。今後は大画
面のテレビジョンなどの映像機器分野にも進出するもの
として期待されている。プラズマ表示装置やエレクトロ
・ルミネッセンス表示装置等も事業化が進みつつある。
【0003】このような背景から、表示装置の一例とし
て液晶表示装置を取り上げる。図25に、この従来の液
晶表示装置の構成図を示す。本図において、液晶パネル
14には信号線10と走査線11とがマトリックス状に
配設され、その交点を画素12とし、対向電極13が設
けられている。液晶パネル14がTFT型液晶パネルの
場合、画素12にTFT(薄膜トランジスタ)が配置さ
れる。
【0004】信号線駆動回路101はライン毎に信号線
10を駆動するもので、走査線駆動回路16は線順次に
走査線11を駆動するものである。電源回路17は、信
号線駆動回路101と走査線駆動回路16とに駆動電源
電圧を供給し、対向電極13に動作基準電圧を出力する
ものである。尚、動作基準電圧は液晶パネル14の動作
点を定めるもので、走査線駆動回路16と信号線駆動回
路101は単に駆動回路と呼ばれることが多い。
【0005】図25に示すように、入力画像信号19は
24本の入力画像伝送線の信号からなり、入力クロック
20と入力制御信号21と共に制御回路102に入力さ
れる。入力画像信号19はカラー信号で、R,G,B
(以降R,G,Bは夫々赤、緑、青を表す)毎に夫々8
本の入力画像伝送線の信号から構成される。このような
画像信号は6ビットもしくは8ビットが一般的であり、
8ビットの場合8ビット画像信号と呼ばれる。
【0006】制御回路102は入力画像信号19と入力
クロック20をバッファで受け、波形を整形してデータ
信号103とデータクロック104として出力し、入力
クロック20と入力制御信号21より信号線駆動回路1
01と走査線駆動回路16とを制御する制御信号10
5,106を出力するものである。よって、入力画像伝
送線と表示装置内のデータ伝送線とは同数で、入力クロ
ック20とデータクロック104とは同じものである。
制御回路102には、論理回路、バッファ、ラッチ、P
LL(Phase Locked Loop )等の回路からなるASIC
(Application Special IC)等の数万ゲートの集積度を
持つLSIが用いられる。
【0007】図26に従来例の液晶表示装置のタイミン
グチャートの一例を示す。G(R0)〜G(R7)は赤
の画像信号で、入力クロック20をCkgで表してい
る。T1はクロックの周期である。G(R0)〜G(R
7)の信号の数字は液晶パネル14の信号線10に対応
(端にある信号線10からの番号)するものである。
【0008】制御信号106により、走査線駆動回路1
6は走査線11を順次駆動し、走査に同期して信号線駆
動回路101は、データ信号に基づく駆動電圧を信号線
10に出力して画像を表示する。このような駆動を線順
次駆動という。液晶パネル14はTFT型であるが、S
TN型やポリシリコンTFT型も同様の駆動に基づき、
マトリックス型表示装置の大多数が線順次駆動である。
【0009】駆動回路は複数個以上の集積回路素子(駆
動ICあるいは駆動ドライバとも呼ばれる)から構成さ
れる。それは、信号線10と走査線11の数が多いから
である。図27に信号線駆動回路101の構成図を示
す。本図においてR,G,B各8ビットのデータ信号が
データ制御回路91に入力され、データ信号に基づいて
駆動電圧出力ブロック92から駆動電圧が出力される。
各駆動電圧出力ブロック92は信号線10に1対1に対
応付けられる。データ制御回路91は各信号線に対応す
るデータをデータ信号103からデータクロック104
と制御信号105によってラッチするもので、シフトレ
ジスタやラッチ等から構成される。データ制御回路91
は駆動ICを複数個直列接続する場合に用いるためのシ
フトデータ93を出力する。このような駆動ICは少な
くとも数万個のトランジスタで構成される。
【0010】駆動電圧出力ブロック92は図28にその
構成を示すように、データラッチ回路95とD/A(Di
gital Analog)コンバータ96と出力回路97からな
る。D/Aコンバータは8ビットのデータ信号を画素1
2に適した駆動電圧に変換するものである。D/Aコン
バータを内蔵した信号線駆動回路によれば、ビット数を
増やすことで比較的容易に高画質の画像を表示できるた
めに、制御回路と信号線駆動回路とを結ぶ多数のデータ
伝送線が必要となるにも関わらず、高品位の表示装置に
用いられる。一方、解像度の低い低品位の表示装置には
アナログ画像信号が用いられ、データ伝送線数は少な
い。
【0011】解像度が高い高品位の表示装置の入力画像
信号は入力クロックが高速であるために、表示装置の構
成要素(駆動IC、その他の半導体、電気部品等)に入
力クロックの周波数で安定動作をする性能が求められコ
ストがアップする。その為に、データ伝送線を画像伝送
線の倍にして、データクロックのスピードを入力クロッ
クの半分にする方法が用いられることも多い。図29に
第2の従来例の表示装置のタイミングチャートの一例を
示す。G(R0)は赤の入力画像信号である。G(R
0)の数字は図23と同じく対応する信号線10のアド
レスである。G(R0)をCkeとCkoの信号の立ち
上がりでラッチしたのがG(R0)a’とG(R0)
b’である。G(R0)a’とG(R0)b’を遅延し
立ち上がりを同じにしたものがG(R0)aとG(R
0)bで、これに対応するクロックがCkgnである。
図から、G(R0)aとG(R0)bとCkgnは分周
され、入力信号のスピードの半分になる。
【0012】図30に入力画像信号とクロックを分周し
た第2の従来例による表示装置の構成図を示す。制御回
路102aは、制御回路102に図29に示す画像信号
分周回路を加えたもので、データ信号103aとデータ
クロック104aの速度は図25の表示装置の1/2で
ある。信号線駆動回路101aのデータ入力端子数は1
01の2倍になるが、基本的な構成は図24、25と同
様である。
【0013】尚、入力画像信号の伝送距離が長い場合に
は波形歪等で画像情報が正確に伝送できないことが生ず
るために、画像情報信号をLVDS(Low Voltage Diff
erential Signals)等に変換して(これをインタフェー
ス信号と略す)、表示装置に入力される場合もある。こ
のような場合には、制御回路にインタフェース信号を復
調するレシーバが備えられ、表示装置内部で画像信号に
復調される。従って、図25,30に示すR,G,B各
8本の伝送線の信号が入力されない。
【0014】表示装置に入力される入力画像信号と入力
クロックと入力制御信号を入力画像情報信号とする。又
表示装置のインターフェース回路(図25,30では制
御回路102,102a)から出力され、表示装置内部
で使用される画像情報信号を、画像信号とクロックと制
御信号と呼び、区別することにする。信号線駆動回路に
入力される画像信号とクロックを、夫々データ信号とデ
ータクロックとする。よって、図25では画像信号とデ
ータ信号は同じものであり、図30では画像信号を2分
の1に分周したものがデータ信号である。
【0015】図25〜図30により説明したように、従
来の液晶表示装置は画像信号のビット数と同じか2倍以
上のデータ伝送線により信号線駆動回路に画像情報を伝
送して画像表示をする構成である。この構成は、従来の
液晶表示装置のみならずプラズマ表示装置等のマトリッ
クス型表示装置には共通した構成でもある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図25,30に示す従
来の表示装置では、画像信号の伝送線数と同数もしくは
2倍のデータ伝送線数が必要である。画像信号のビット
数が増えれば増えるほど(8ビットであれば24本必
要)、画像表示は高品位になる。しかし伝送線数が増
え、表示装置内部の配線が複雑になり、駆動回路を搭載
する基板が大きく複雑になること、データ伝送線の接続
点が増えること、EMIが増えること等により、表示装
置の信頼性の低下やコストアップを招くことになる。マ
トリックス型表示装置は表示パネルの周辺に駆動回路を
配置する構成であるから、信号処理回路と駆動回路の配
線数が少ないことが望ましいことはいうまでもない。伝
送線数が多いことは、駆動ICを表示パネル上にCOG
(Chip On Grass )実装する場合は更に顕著な問題とな
る。
【0017】又、解像度がSXGA、UXGAであれば
そのクロックは夫々約110MHz、230MHzにも
なり、この様な高速なデータの伝送線は少ない方が望ま
しい。
【0018】前記したLVDS等のインターフェース信
号で表示装置内部のデータ伝送を行えば、当然ながら信
号線駆動ICに画像信号に復調するレシーバを備えなけ
ればならないが、データ伝送線数が少なく済む。しか
し、高速のデータ信号を処理するために、消費電力の増
大を招き、信号線駆動ICには高速信号を処理できる設
計ルールが要求され、チップサイズが大きくなる。又複
数個の信号線駆動ICが必要である等のコストアップの
要因が多く、駆動ICにLVDS等のインタフェース回
路を組み込むのは実用的ではない。
【0019】本発明は、このような従来の問題点を解決
するものであって、表示装置の画質を低下させることな
く、簡易な手段でデータ伝送線数を画像伝送線数より少
なくして、表示装置内部の配線数を減らし、低コストで
コンパクトな信頼性が高い表示装置及びその駆動回路と
信号伝送方法を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本願の請求項1の発明は、マトリックス状に
交差して配設された複数の信号線と複数の走査線との交
点を画素とする表示パネルと、前記表示パネルの信号線
を駆動する信号線駆動回路と、前記表示パネルの走査線
を駆動する走査線駆動回路と、データ信号を出力する信
号処理回路と、を備えた表示装置であって、前記信号処
理回路は、入力制御信号,入力クロック信号,複数の画
像伝送線の信号からなる画像信号が入力され、前記複数
の画像伝送線のうち夫々複数の画像伝送線の信号を時分
割して1本のデータ伝送線の信号とし、データクロック
に同期して出力することにより前記画像信号を前記画像
伝送線数より少ないデータ伝送線の信号からなるデータ
信号に変換し、前記データクロックと共に表示装置内の
回路に伝送することを特徴とするものであり、表示装置
内の配線数を減らして、コンパクトな低価格で高信頼性
の表示装置を実現できるという作用を有する。
【0021】本願の請求項2の発明は、請求項1の表示
装置において、前記信号線駆動回路は、少なくとも前記
データ伝送線数と同数のデータ入力端子と、少なくとも
前記データクロック数と同数のデータクロック入力端子
と、データクロックを用いてデータ信号をラッチするこ
とにより画像信号に変換するデータ信号変換回路とを備
えたことを特徴とするものであり、データ信号をデータ
クロックにより画像信号に変換できるという作用を有す
る。
【0022】本願の請求項3の発明は、請求項1の表示
装置において、前記信号処理回路は、前記入力クロック
信号に基づきデータクロックと選択されない画像信号を
マスクするマスク信号とを発生するパルス発生回路と、
前記マスク信号により前記選択された画像伝送線の信号
を時分割する選択加算回路と、を具備することを特徴と
するものであり、信号処理回路により、画像信号を時分
割してデータ信号に変換できるという作用を有する。
【0023】本願の請求項4の発明は、請求項1の表示
装置において、前記表示装置は、入力される画像情報信
号を一旦書き込み、前記画像情報信号の半分以下の速度
で読み出して画像信号とし、前記信号処理回路に入力す
る画像記憶装置を更に具備することを特徴とするもの
で、伝送速度を画像情報信号の半分以下とした画像信号
が得ることができるという作用を有する。
【0024】本願の請求項5の発明は、請求項4の表示
装置において、前記画像記憶装置は、記憶回路と、前記
記憶回路を選択して前記画像情報信号を書き込む書き込
み選択回路と、前記記憶回路を選択して前記画像情報信
号を読み出し画像信号とする読み出し選択回路とを備え
たことを特徴とするものであり、画像記憶装置の読み出
し速度を書き込み速度の半分以下にすることができると
いう作用を有する。
【0025】本願の請求項6の発明は、請求項4又は5
の表示装置において、前記画像記憶装置と前記信号処理
回路とを一つの集積回路に納めたことを特徴とするもの
であり、表示装置のコストダウンとコンパクト化が図れ
るという作用を有する。
【0026】本願の請求項7記載の発明は、請求項1の
表示装置において、前記信号処理回路は、選択される2
本以上の画像伝送線を画像伝送線1及び2とすると、前
記データ信号を、前記データクロックの立ち上がりで前
記第1の画像伝送線の信号レベルであり、立ち下がりで
前記第2の画像伝送線の信号レベルである信号、又は前
記データクロックの立ち上がりでは第2の前記画像伝送
線の信号レベルであり、立ち下がりで前記第1の画像伝
送線の信号レベルである信号とし、前記データ伝送線に
出力することを特徴とするもので、データクロックの伝
送線数を少なくできるという作用を有する。
【0027】本願の請求項8の発明は、請求項7の表示
装置において、前記画像伝送線は2k本(kは整数)の
画像伝送線から構成され、前記信号処理回路は、前記2
k本の画像伝送線から夫々選択される画像伝送線1及び
2の2つの信号を前記時分割により1本のデータ伝送線
の信号とすることにより、k本のデータ伝送線の信号か
らなる前記データ信号を生成し、1本のデータクロック
伝送線の信号からなるデータクロックと共に出力するこ
とを特徴とするもので、2k本の画像伝送線の信号をk
本のデータ伝送線の信号に変換できるという作用を有す
る。
【0028】本願の請求項9の発明は、請求項7の表示
装置において、前記画像伝送線は2k本(kは整数)の
第1の画像伝送線と1本の第2の画像伝送線から構成さ
れ、前記信号処理回路は、前記第1の画像伝送線から夫
々選択される画像伝送線1及び2の2つの信号を前記時
分割により1本を選択してk本の第1のデータ伝送線の
信号とし、前記第2の画像伝送線は1本の第2のデータ
伝送線に対応させ、前記第1及び第2のデータ伝送線の
信号からなる前記データ信号と、1本のデータクロック
伝送線の信号からなる前記データクロックとを前記表示
装置内の回路に伝送することを特徴とするものであり、
2k+1本の画像伝送線の信号をk+1本のデータ伝送
線の信号に変換できるという作用を有する。
【0029】本願の請求項10の発明は、請求項7〜9
のいずれか1項の表示装置において、前記データクロッ
クの立ち上がりと立ち下がりのタイミングは、前記デー
タ信号の概ね中央部とすることを特徴とするものであ
り、データ信号から画像信号の変換を正確にできるとい
う作用を有する。
【0030】本願の請求項11の発明は、請求項1の表
示装置において、前記画像伝送線の数をα、前記時分割
の数をJ、前記画像伝送線のD本を1群とすれば、第1
の画像伝送線はb=INT(α/D)個の選択伝送線群
を構成し、第2の画像伝送線は全画像伝送線αから第1
の画像伝送線D・bを除いたものであり、画像伝送線の
信号を時分割するマスク信号は前記データクロックに対
応付けられるものとすれば、前記信号処理装置は、各選
択データは前記マスク信号と各前記選択伝送線群の各画
像伝送線の信号との論理積であり、各前記選択伝送線群
に対応する各選択データの全ての論理和を第1のデータ
伝送線1本の信号として、b×D本の第1の画像伝送線
の信号をb本の第1のデータ伝送線の信号に変換し、前
記第2の画像伝送線の信号は(α−b×D)本以下の第
2のデータ伝送線の信号からなる第2のデータ信号に変
換し、前記第1と第2のデータ信号からなるデータ信号
と前記データクロックとを前記表示装置内の回路に伝送
することを特徴とするものであり、α本の画像伝送線の
信号をを時分割数Jの時分割によりデータ伝送線の信号
に変換できるという作用を有する。
【0031】本願の請求項12の発明は、請求項11の
表示装置において、前記各マスク信号全ての論理積は0
であり、且つ、前記各マスク信号のパルス幅の和は前記
画像伝送線の信号のパルス幅を越えないことを特徴とす
るものであり、マスク信号の仕様が定められるという作
用を有する。
【0032】本願の請求項13記載の発明は、請求項1
1の表示装置において、前記データクロックは、前記時
分割数と同数のデータクロック伝送線の信号からなり、
前記選択伝送線群の各群を構成する画像伝送線の信号と
1対1に対応することを特徴とするものであり、画像信
号に対応したデータクッロクとすることができるという
作用を有する。
【0033】本願の請求項14の発明は、請求項11の
表示装置において、前記第2の画像伝送線の信号は時分
割により1本の第2のデータ伝送線の信号からなる第2
のデータ信号に変換されることを特徴とするものであ
り、第2の画像伝送線の信号を1本のデータ伝送線の信
号に変換できるという作用を有する。
【0034】本願の請求項15の発明は、マトリックス
状に交差して配設された複数の信号線と複数の走査線と
の交点を画素とする表示パネルと、前記表示パネルの信
号線を駆動する信号線駆動回路と、前記表示パネルの走
査線を駆動する走査線駆動回路と、データ信号を出力す
る信号処理回路と、を備えた表示装置の駆動回路におい
て、前記信号処理回路は、画像伝送線の信号からなる画
像信号が入力され、前記画像信号をデータ伝送線の信号
からなるデータ信号に変換してデータクロックと共に出
力するものであり、前記走査線駆動回路は、前記データ
クロックによりデータ信号を画像信号に変換するデータ
信号変換回路と、前記画像信号を入力信号として動作す
る画像信号動作モードと前記データ信号を入力信号とし
て動作するデータ信号動作モードとを有し、画像信号動
作モードとデータ信号動作モードのいずれか一つを選択
する動作切換回路と、を有することを特徴とするもの
で、画像信号動作モードとデータ信号動作モードの両方
のモードで動作する駆動回路を実現できるという作用を
有する。
【0035】本願の請求項16の発明は、マトリックス
状に交差して配設された複数の信号線と複数の走査線と
の交点を画素とする表示パネルと、前記表示パネルの信
号線を駆動する信号線駆動回路と、前記表示パネルの走
査線を駆動する走査線駆動回路と、データ信号を出力す
る信号処理回路と、を備えた表示装置の駆動回路におい
て、前記信号処理回路は、画像伝送線の信号からなる画
像信号が入力され、前記画像信号をデータ伝送線の信号
からなるデータ信号に変換してデータクロックと共に出
力するものであり、前記走査線駆動回路は、前記画像信
号を入力信号とし、前記データクロックによりデータ信
号を画像信号に変換するデータ信号変換回路を備えるこ
とを特徴とするものであり、データ信号動作モードのみ
の駆動回路を実現できるという作用を有する。
【0036】本願の請求項17の発明は、請求項15又
は16の表示装置の駆動回路において、前記データ信号
変換回路は、データ入力端子とデータラッチ端子とを備
えたラッチ回路から構成され、前記データ入力端子に前
記データ信号を入力し、前記データラッチ端子に前記デ
ータクロックを入力することを特徴とするものであり、
駆動回路に簡易な構成のデータ信号変換回路を備えるこ
とができるという作用を有する。
【0037】本願の請求項18の発明は、請求項15又
は16の表示装置の駆動回路において、前記データ信号
変換回路は、前記データクロックの立ち上がりと立ち下
がりの両方のタイミングでデータ信号を画像信号に変換
することを特徴とするものであり、1本のデータ伝送線
の信号を1本のデータクロック伝送線の信号により、2
本の画像伝送線の信号に変換する駆動回路を実現できる
という作用を有する。
【0038】本願の請求項19の発明は、請求項15の
表示装置の駆動回路において、前記動作切換回路は、入
力の一端が夫々入力された画像信号及びデータ変換回路
より出力される画像信号であるアンドゲートと、前記ア
ンドゲートの出力の論理和をとるオアゲートと、前記ア
ンド回路を選択するインバータと、を含んで構成される
ことを特徴とするもので、簡易な構成の動作切換回路を
実現できるという作用を有する。
【0039】本願の請求項20の発明は、マトリックス
状に交差して配設された複数の信号線と複数の走査線と
の交点を画素とする表示パネルと、前記表示パネルの信
号線を駆動する信号線駆動回路と、前記表示パネルの走
査線を駆動する走査線駆動回路と、データ信号を出力す
る信号処理回路と、を備えた表示装置の信号伝送方法で
あって、1本のデータ伝送線の信号に時分割される入力
信号の伝送線数を時分割数とするものとし、前記入力伝
送線数をαとし、第1の時分割数をJとし、第1の入力
伝送線から構成され、J本の入力伝送線を1組として一
つの選択伝送線群とすれば、前記選択伝送線群はINT
(α/J)個であり、前記選択伝送線群に含まれない入
力伝送線を第2の入力伝送線とすれば、複数の入力伝送
線の信号からなる入力信号が前記信号処理回路に入力さ
れ、前記各選択伝送線群を形成するJ本の第1の入力伝
送線の信号を、第1の時分割により1本の第1のデータ
伝送線に変換して、INT(α/J)本の前記第1のデ
ータ伝送線の信号とすると共に、前記第2の入力伝送線
の信号を、前記第2のデータ伝送線の信号とすること
と、及び前記第2の入力伝送線の信号を第2の時分割に
より1本の前記第2のデータ伝送線の信号とすることと
から、いずれか一つを選択し、前記信号処理回路より表
示装置内の回路に第1及び第2のデータ伝送線の信号か
らなるデータ信号とデータクロックとを出力することを
特徴とするものであり、表示装置内の配線数を減らし
て、コンパクトな低価格で高信頼性の表示装置を実現さ
せる信号線の伝送方法が得られるという作用を有する。
【0040】本願の請求項21の発明は、請求項20の
表示装置の信号伝送方法において、前記信号処理回路か
ら出力される前記データクロックは前記第1の時分割に
同期するものであって、前記データ信号が伝送される前
記表示装置内の回路では前記データクロックにより前記
元の入力信号に変換されることを特徴とするものであ
り、データクロックにより容易にデータ信号を入力信号
に変換できるという作用を有する。
【0041】本願の請求項22の発明は、請求項20の
表示装置の信号伝送方法において、前記データクロック
は前記第1の時分割に同期するものであって、前記駆動
回路は前記データ信号をデータクロックにより入力信号
に対応した駆動電圧に変換して出力することを特徴とす
るものであり、データクロックにより容易に入力信号に
対応した駆動電圧を出力する駆動回路が得られるという
作用を有する。
【0042】本願の請求項23の発明は、請求項20の
表示装置の信号伝送方法において、前記データクロック
は、その立ち上がりと立ち下がりのタイミングが前記第
1の時分割に対応させ、前記データクロックの伝送線数
を、前記第1の時分割数Jが偶数であれば、(J/2)
とすることと、前記第1の時分割数Jが奇数であれば、
INT(J/2)+1とすることと、とからいずれか一
つを選択することを特徴とするものであり、データクロ
ック伝送線の数を少なくできるという作用を有する。
【0043】本願の請求項24の発明は、請求項20の
表示装置の信号伝送方法において、前記表示装置は、前
記入力信号を記憶装置に記憶し、前記入力信号の半分以
下の速度で前記記憶装置から読み出して前記信号処理回
路に入力することを特徴とするものであり、画像記憶装
置により入力信号の速度の半分以下で入力信号を読み出
すことができるという作用を有する。
【0044】本願の請求項25の発明は、マトリックス
状に交差して配設された複数の信号線と複数の走査線と
の交点を画素とする表示パネルと、前記表示パネルの走
査線を線順次駆動する走査線駆動回路と、入力制御信
号,入力クロック信号,複数の画像伝送線の信号からな
る画像信号とが入力され、入力クロック信号よりデータ
クロック信号を生成すると共に、画像伝送線の信号を画
像信号として出力する制御回路と、前記複数の画像信号
のうち所定の複数の画像伝送線の信号を時分割して1本
のデータ伝送線の信号とし、データクロックに同期して
出力することにより前記画像信号を前記画像伝送線数よ
り少ないデータ伝送線の信号からなるデータ信号に変換
し、データ信号を出力する信号処理回路と、前記制御回
路から入力されるデータクロックに基づいて前記信号処
理回路から出力されるデータ信号をラッチすることによ
り画像信号に変換するデータ信号変換回路、及びデータ
信号変換回路の出力を各信号線駆動信号に変換し、前記
表示パネルの信号線を駆動するデータ制御回路を有する
信号線駆動回路と、を具備することを特徴とするもので
あり、表示装置内の信号処理装置から信号線駆動回路へ
の配線数を減らして、コンパクトな低価格で高信頼性の
表示装置を実現できるという作用を有する。
【0045】
【発明の実施の形態】本発明の各実施の形態における表
示装置及びその駆動方法と信号伝送方法について図面を
参照しつつ説明する。尚、表示装置として液晶表示装置
を例とし、表示装置内のデータ信号が伝送される回路は
信号線駆動回路を一例とし、信号処理回路のデータ信号
が信号線駆動回路に伝送される場合を例に説明する。従
来の液晶表示装置の構成と同一部分には同一の符号を付
して説明を省略する。
【0046】(実施の形態1)本発明の実施の形態1に
おける表示装置を図1の構成図を用いて説明する。液晶
パネル14は図25と同様に、信号線10、走査線1
1、画素12、対向電極13を含んで構成される。表示
装置は液晶パネル14に加えて、信号線駆動回路15、
走査線駆動回路16、電源回路17、制御回路22、信
号処理回路23を含んで構成される。図25と同じく、
走査線駆動回路16は制御信号により走査線11を順次
に走査し、走査に同期して信号線駆動回路15は信号線
10に並列に信号線駆動電圧を出力する。
【0047】制御回路22には、入力画像伝送線(図1
では3×8本)の信号からなる入力画像信号19と入力
クロック20と入力制御信号21とが入力される。制御
回路22は制御回路102と同様の機能を有し、入力ク
ロック20と入力画像信号19を波形整形して、信号処
理回路23に出力し、入力制御信号21と入力クロック
20から制御信号28を出力する。前記したように、制
御回路22の入力画像情報信号はインタフェース信号で
も良いが、説明を簡易にするために図25の従来例と同
じにしている。
【0048】信号処理回路23には複数個の画像伝送線
(図1では8×3本)の信号からなる制御回路22から
の画像信号とクロックが入力される。図2はこの信号処
理回路23の構成図で、パルス発生回路29と3つの選
択加算器30から構成される。パルス発生回路29は、
クロックと制御信号から、マスク信号M1、M2とデー
タクロック26(Ck1)、27(Ck2)を発生す
る。マスク信号M1とM2は選択しない画像信号をマス
クするための信号であって、選択加算器30に入力さ
れ、データクロック26及び27は信号線駆動回路15
に入力される。
【0049】選択加算器30は画像信号をマスク信号M
1とM2によりデータ信号に変換するものである。図3
は選択加算器30の構成図を示すものである。選択加算
器30は4つの選択加算回路31から構成される。図4
に示すように選択加算回路31は、2に示すようにのア
ンド回路とその出力の論理和をとるオア回路からなる。
夫々の選択加算回路31には図4に示すように入力端子
A1,A2,M1及びM2が備えられている。A1とA
2には画像信号が入力され、マスク信号M1はM1端子
に、マスク信号M2はM2端子に入力される。Oは出力
端子である。出力端子Oの真理値はA1×M1+A2×
M2である。
【0050】ここで、各選択加算回路31はマスク信号
と表記したパルスによって、複数の伝送線1(図1では
2本の画像伝送線)の信号1を、1本の伝送線2の信号
2に変換する。これは、信号1のパルス幅を前記のパル
スによって時間的に分割し、分割された時間に、信号1
のレベル(図1に示すHi、Loレベル)を割り当て
て、1本の伝送線に信号1を重畳させることでもある
が、これ以降、時分割による変換、或いは、単に時分割
と表記し、1本の伝送線2に変換される伝送線1の数を
時分割数と表すものとする(図1の時分割数は2であ
る)。
【0051】Go(R0)〜Go(R7)は制御回路2
2から入力される赤の画像信号である。緑と青の信号も
当然入力されるが、赤と同様であるから、図3では赤の
8ビット信号だけを示した。信号処理回路23には8ビ
ットのカラー信号であれば選択加算回路31が12個備
えられ、6ビットのカラー信号であれば、9個備えられ
る。
【0052】選択加算回路31は画像信号Go(R0)
とGo(R1)とから、データ信号D(R:0,1)
を、Go(R2)とGo(R3)とから、データ信号D
(R:2,3)を、Go(R4)とGo(R5)とか
ら、データ信号D(R:4,5)を、Go(R6)とG
o(R7)とから、データ信号D(R:6,7)を、マ
スク信号M1とM2により時分割して出力する。緑,青
も同様である。図3は一例であって、時分割する画像信
号の組み合わせは、Go(R0)とGo(R2)、Go
(R0)とGo(B1)等異なる2本の画像伝送線の信
号を任意に選択すればよい。
【0053】図5は図1の表示装置のタイミングチャー
トを示す。図5は赤8ビットの画像信号とマスク信号M
1、M2とデータクロックCk1、Ck2と選択加算回
路31の出力を示すものである。図5の画像信号とマス
ク信号を選択加算回路31に入力すればデータ信号D
(R:0,1)〜D(R:6,7)を得ることができ
る。2つの画像伝送線の信号レベルの代表的な組み合わ
せ(HiとLoレベル)によるデータ信号D(R:0,
1)〜D(R:6,7)を示している。このようにデー
タ信号は、選択された異なる2本の画像伝送線の信号を
マスク信号で時分割したものである。言うまでもない
が、同じ画像伝送線を2度選択しないこととする。
【0054】T1は画像信号のパルス幅、T2はマスク
信号のパルス幅で、T1=2×T2である。Ck1とC
k2の周期は画像信号のクロックと同じT1であるが、
マスク信号に比較してCk1とCk2の立ち上がりと立
ち下がりに、図5に示すように遅延時間d1とd2を設
定している。Ck1とCk2は時分割した画像信号と対
応付けられる。
【0055】このようにして、画像信号はデータ信号に
変換される。24本の画像伝送線数は12本のデータ伝
送線の信号となってデータクロックCk1とCk2と共
に信号線駆動回路15に伝送される(図1参照)。
【0056】図6は信号線駆動回路15の構成図であ
る。信号線駆動回路15は図27の信号線駆動回路10
1に3つのデータ信号変換回路32を加えたもので、ド
ライバ内部制御回路90、データ制御回路91、駆動電
圧ブロック92は同様であり、説明は省略する。データ
信号変換回路32はデータクロックによりデータ信号を
画像信号に変換するものである。図7はデータ信号変換
回路32の構成図で、8個のラッチ回路33から構成さ
れる。ラッチ回路33において、Dはデータ信号入力端
子、Cはクロック入力端子、Oは出力端子を表す。図8
はラッチ回路33のタイミングの一例を示すものであ
り、Dはデータ信号、Cはクロック、Oは出力を示す。
図8では、クロックの立ち上がりのタイミングでデータ
信号をラッチして出力するものとしている。このように
ラッチ回路33のクロックとしてCk1とCk2を用
い、データとしてデータ信号を用いれば、データ信号を
画像信号に変換できる。
【0057】このようにデータクロックによりデータ伝
送線の信号を画像信号に対応付けておけば、簡単な回路
で容易に画像信号に変換できる。ラッチのタイミングは
クロックの立ち上がりだけでなく立ち下がりでも良く
(エッジトリガともいう)、又、クロックがHi又はL
oレベルとなったときにラッチしても良い(レベルトリ
ガともいう)。トリガレベルは画像信号を正確に変換で
きるタイミングが望ましいのは言うまでもない。
【0058】上述したように、選択加算器30は選択加
算回路31から、データ信号変換回路32はラッチ回路
33から構成される。上記の説明では分かり易くするた
めに、R,G,Bのブロックに分けた画像信号に対応し
て選択加算回路やデータ信号変換回路を示したが、電気
回路としては意味があるものではない。基本構成単位は
図4と図7のラッチ回路33である。
【0059】本実施の形態では、信号処理回路23と信
号線駆動回路15とにデータ信号変換回路を新たに加え
なければならない。信号処理回路23はパルス発生回路
29と選択加算器30から構成される。選択加算回路3
1は3個の論理回路が基本構成要素で、8ビットの画像
信号では36個の論理回路が必要である。従来例におい
て制御回路102は、ASIC(Application Special
ICでゲートアレイ等を含む)が使用されていた。ASI
CにはPLL等が内蔵され、図5のM1、M2、Ck
1、Ck2のパルスを入力クロックから容易に発生でき
る。
【0060】ASICの回路規模は数万ゲートで、新た
に選択加算回路31とパルス発生回路29を加えても、
従来例で使用するLSIの回路規模との差異は小さく、
制御回路102に使用されるLSIに、制御回路22と
信号処理回路23を組み込むことができる。又データ信
号の出力端子数が半減するため、LSIの端子数が減
り、パッケージを小さくして従来例よりコストダウンで
きる可能性もある。
【0061】信号線駆動回路15に加えられるデータ信
号変換回路を構成する36個のゲートと24個のラッチ
は、数万個のトランジスタから構成される信号線駆動I
Cの回路規模と比較すれば極めて小さく、信号線駆動I
Cのチップサイズに大きな変化は与えず、コストに影響
を与えない。従って本願実施の形態によって新たに加え
られる回路によって、コストは従来例より大きな変化が
ない。更に、図5と図29に示すように、時分割数が2
であればデータクロックの周波数は画像信号のクロック
と同じである。
【0062】一方その効果は非常に大きい。伝送線の配
線ピッチは0.5〜0.7mm程度であるが、図25に
示す24本では全伝送線の配線幅は12〜16.8mm
になる。本実施の形態によれば、伝送線数は半減するか
ら、配線幅も6〜8.4mmで済む。この効果を示すた
めに、図9に駆動ICと液晶パネルの実装構成図の一例
を示す。IC1とIC2は夫々信号線駆動ICと走査線
駆動ICで, TAB(Tape Automated Bonding)1とT
AB2を介してプリント基板P1とプリント基板P2に
実装される。F1,F2,F3は接続ケーブルである。
【0063】図9に示されるように、データ伝送線の配
線幅が半減するから、プリント基板P1の幅を縮小で
き、接続ケーブルF1の線数が減り、TAB1の入力端
子数が減り、従って実装ピッチを広げることができる。
これらは、表示装置のコストダウン及び信頼性の向上に
直結し、表示装置の外形をコンパクトにできる。TAB
を用いず、液晶パネル14の表示領域外にCOG(Chip
On Grass )実装する場合は、その効果は一層顕著であ
る。
【0064】上記以外に、制御回路と信号処理回路に用
いられるLSIのデータ出力端子が少なくでき実装が容
易になる上に、パッケージの外形も小さくできること、
同様に、信号線駆動回路のデータ信号入力端子数が半減
すること等の効果があり、コストダウンに寄与する。
【0065】画像伝送線は2本に限らず複数本選択し
て、マスク信号により時分割し、1本のデータ伝送線の
信号に変換して信号線駆動回路に伝送し、信号線駆動回
路でデータ信号をデータクロックにより画像信号に変換
することによって、表示装置の低コスト化や高信頼性等
に寄与することができる。
【0066】これ以降、表示装置に画像を表示する信号
については、信号処理回路23の入力信号を単に画像信
号とし(図1では制御回路22の出力でもある)、信号
処理回路23の出力信号をデータ信号と表記するものと
し、信号処理回路23より前段の(制御回路22の入力
信号等)入力信号を画像情報信号と表記する。制御回路
に前記したLVDS等のインターフェース回路が組み込
まれて、制御回路にはインターフェースの規格を満たす
画像情報信号が入力される場合もあるからである。
【0067】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
おける表示装置について説明する。図10は本実施の形
態2における表示装置の構成図で、図1に示す液晶表示
装置と同一部分は同一の符号を用いて説明を省略する。
【0068】本実施の形態は、図30に示す従来例の第
2の表示装置に本願発明を適用したものである。制御回
路22aは制御回路22に画像信号を1/2(図29に
示す)に分周する回路を組み込んだものである。信号処
理回路23aには48本の画像伝送線の信号が入力され
るから、信号処理回路23より選択加算回路31が倍組
み込まれるが、信号処理回路23aの動作は信号処理回
路23と同様で、マスク信号M1とM2により画像信号
を時分割する。R,G,B夫々2×8本の画像伝送線の
信号は、R,G,B夫々2×4本のデータ伝送線の信号
に変換され伝送線数が半減する。当然、データクロック
26a,27aのスピードは実施の形態1の1/2であ
り、制御信号28aは28と異なる場合がある。
【0069】信号線駆動回路15aは信号線駆動回路1
5にデータ入力端子数を増設したもので、図11にその
構成図を示す。基本的な構成は信号線駆動回路15と同
様であるが、入力端子数が増えた分、データ信号変換回
路が倍になるなど複雑になる。尚、点線で囲んだ部分が
図30の信号線駆動回路101aに相当する。このよう
な、画像信号の倍のデータ入力端子数を有し、画像信号
の1/2のスピードでデータ処理できる機能を有する信
号線駆動回路101a及び15aを2ポート信号線駆動
回路と呼ぶこととする。
【0070】図10に示す構成においても、実施の形態
1と同様の効果が得られ、更にデータ信号のスピードが
画像信号の半分にできることや、信号線駆動回路のデー
タ入力端子を削減する度合いが大きいことという効果が
ある。入力クロックが高速である場合に効果的である。
【0071】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
おける表示装置について説明する。図12は本実施の形
態3における表示装置の構成図で、図1に示す液晶表示
装置と同一部分は同一の符号を用いて説明を省略する。
図12の表示装置は図1に画像記憶装置24を加えたも
のである。
【0072】画像記憶装置24は、制御回路22の出力
である画像情報信号が書き込まれ(記憶)、画像情報信
号のクロックの概ね半分の速度(1/2分周)で読み出
され、これを画像信号として出力するものである。図1
2に示すように、1/2に分周されるために画像信号の
伝送線は入力画像伝送線の倍になる。この画像信号は信
号処理回路23bに入力され、図1と同じく、2本の画
像伝送線を選択して、マスク信号により時分割し、1本
のデータ伝送線の信号に変換して信号線駆動回路15b
に伝送し、信号線駆動回路15bにおいて、データ信号
25をデータクロック26bと27bにより画像信号に
変換する。
【0073】図13に画像記憶装置24の構成図を示
す。画像記憶装置24には第1、第2,第3及び第4の
記憶回路38a〜38dが備えられている。35は入力
信号(制御回路22の出力である)で、R,G,B各8
本の伝送線の信号からなり、書き込み選択回路34に入
力される。アドレス制御信号36は画像情報信号の中の
制御信号とクロックからなり、アドレス信号発生回路3
9により第1,第2のアドレス信号40,41とW/R
(W:書き込み、R:読み出し)信号42が出力され
る。W/R信号42は、記憶回路38を書き込み状態あ
るいは読み出し状態に制御するものである。第1のアド
レス信号40は奇数のアドレス信号、第2のアドレス信
号41は偶数のアドレス信号である。37は記憶回路3
8の出力信号、43は読み出し選択回路であり、図14
にその基本構成を示す。44は画像記憶装置24の出力
信号(画像信号)である。
【0074】図15は画像記憶装置24のW/R(書き
込み/読み出し)を示す説明図である。画像情報信号は
図15(A)に示すように水平走査期間THで区切られ
た一本の信号線10に画像を表示する信号からなるか
ら、n番目の水平走査期間の信号で奇数番目の信号線1
0に対応する信号を(n)o、偶数番目の信号線10に
対応する信号を(n)eと表記すれば、図15(B)の
様に、n番目の水平走査期間では、第1及び第2の記憶
回路に夫々(n)oと(n)eの信号が書き込まれ、n
−1番目に書き込まれた信号(n−1)oと(n−1)
eとが読み出される。奇数と偶数に対応する信号の選択
はアドレス信号40と41によって行われる。
【0075】W/R信号42とアドレス信号40と41
により、第1及び第3の記憶回路38a,38cには各
走査期間の奇数番目の信号線に対応する信号が、第2と
第4の記憶回路38b,38dには偶数番目の信号線に
対応する信号が書き込まれ、第1及び第2の記憶回路3
8a,38bと第3及び第4の記憶回路38c,38d
は水平走査期間毎に交互に書き込みと読み出しが行われ
る。TH期間に奇数と偶数の信号が同時に読み出される
から、記憶回路の出力信号37は画像情報信号を半分に
分周したものとなり、入力信号の2倍の伝送線が必要と
なる。
【0076】当然であるが、書き込み選択回路34は書
き込み期間にゲートを開き入力信号35を記憶回路に入
力し、読み出し期間中はゲートを閉じハイインピーダン
スにする。読み出し選択回路43は、第1及び第2の記
憶回路38a,38bと第3及び第4の記憶回路38
c,38dの出力のいずれかを選択して出力するもので
あり、図14に示すような簡単なロジック回路で構成さ
れる。R,G,B各ビットに対応する第1と第2の記憶
回路の出力を37a,37bとし、第3と第4の記憶回
路の出力を37c、37dと表している。o1は出力端
子である。
【0077】このようにして画像情報信号を1/2に分
周し、2倍の伝送線で信号処理回路23bに入力し、図
1で説明したように時分割すれば、画像情報信号の伝送
線と同数のデータ伝送線でデータ信号を信号線駆動回路
15bに伝送できる。信号処理回路23と23b及び信
号線駆動回路15と15bの相違はデータ信号数が異な
る点だけである。
【0078】実施の形態3に示すように、画像記憶装置
を備えれば、実施の形態2と同様にデータクロックの速
度を実施の形態1の1/2にして駆動回路にデータを伝
送できる。実施の形態2とは信号線駆動回路に分周機能
を持たせない点が異なるだけで、信号線駆動回路15a
は15bより構成が複雑である。画像記憶装置による分
周は確実であり、画像情報信号が高速で大画面表示の表
示装置に適するものである。尚、制御回路22と画像記
憶装置24と信号処理回路23aを一つのLSIに組み
込めば構成が簡単にできる。
【0079】(実施の形態4)本発明の実施の形態4に
おける表示装置について図16〜20を用いて説明す
る。図16は実施の形態4の表示装置のタイミングチャ
ートの一例を示すものである。図16の符号は図5で説
明したものと同じで、データクロックCk3を加え、画
像信号Go(R2) とGo(R3) をマスク信号M1とM2によ
り時分割して、データ信号D(R:2,3) とするものであ
る。図1、10、12では、マスク信号M1とM2に対
応する二つのデータクロック信号Ck1とCk2を用い
ている。本実施の形態では第3のデータクロックCk3
を用いている。図16のD(R:2,3) のとは、夫々G
o(R2) とGo(R3) のデータを表す。
【0080】Ck3は画像信号との遅延時間がd3で、
パルス幅T3の信号である。Ck3はその立ち上がりと
立ち下がりをデータ信号の概ね中央部に一致させ、d3
≒T2/2で、T2≒T3=T4とする。このようにす
れば、画像信号Go(R2) とGo(R3) のデータとは、
データ信号D(R:2,3) に示すように夫々Ck3の立ち上
がりと立ち下がりに位置する。従って信号線駆動回路1
5,15a、或いは15bに図17に示すようにインバ
ータ45を挿入し、Ck3を反転したクロックを発生す
れば、図8で示したようにラッチ回路33はデータクロ
ックの立ち上がりでラッチするから、一つのデータクロ
ックCk3で済み、信号線駆動回路のデータクロック入
力端子数を一つにできる。データ信号D(R:2,3) の画像
信号Go(R2) とGo(R3) のデータとを、Ck3の立
ち下がりと立ち上がりに対応付けることもできる。この
ようにデータクロックCk3を用いれば、画像信号を2
本の画像伝送線を選択して1本のデータ伝送線の信号に
変換する場合、一つのデータクロックで済む。
【0081】図18は、画像信号の伝送線が2k或いは
2k+1本である場合のデータ信号の変換を示す図であ
る。ここでkは整数とする。2k本の画像伝送線の場合
では、任意に2本の画像伝送線を選択して画像伝送線1
と2とする。但し、一度選択した画像伝送線は2度と選
択しないものとする。この画像伝送線1,2の信号を図
16に示したマスク信号M1とM2により、時分割して
1本のデータ伝送線に変換する。これを、全画像伝送線
について行えば、画像信号はk本のデータ伝送線の信号
(データ信号)に変換される。
【0082】画像伝送線が2k+1本の場合には、1本
の画像伝送線が選択されずに残る。画像信号は、Ck
1、Ck2、Ck3のいずれとも対応付けられるため
に、選択されない画像伝送線の信号をそのままデータ伝
送線の信号とすれば、k+1本のデータ伝送線の信号に
変換される。データクロックはCk3だけでなく、Ck
1とCk2の組み合わせを用いることができる。
【0083】ここで、マスク信号とデータクロックのタ
イミングについて説明しておく。図19に画像信号に対
するマスク信号とデータクロックの関係の一例を示す。
tmd1とtmd2はマスク信号M1,M2の遅延時間
であり、tm1とtm2は夫々パルス幅である。遅延時
間は小さいことが望ましいことは言うまでもないが、t
md1>0、tmd2−tmd1>0で、tm1とtm
2はT2に近い値であることが望ましい。tcd1〜t
cd3は夫々データクロックCk1,Ck2,Ck3の
遅延時間で、tm1〜tm3は夫々のパルス幅である。
データクロックの遅延時間は、信号処理回路のラッチが
クロックのエッジ(立ち上がり又は立ち下がりのタイミ
ング)で行われるか、Hi又はLoの電圧レベルで行わ
れるかによって最適値が若干異なるが、データ信号の中
央部が立ち上がりあるいは立ち下がりと一致させるた
め、以下のように設定することが望ましい。 tcd1≒T2/2 tcd3≒T2/2 tc1≒T2 tcd2≒3・T2/2 tcd3≒T2
【0084】勿論、上記した遅延時間は2本の画像伝送
線を時分割する場合であって、3本以上であれば、デー
タ信号の概ね中央部にデータクロックの立ち上がりある
いは立ち下がりが対応するように設定する。
【0085】このように、選択された画像伝送線を画像
伝送線1と画像伝送線2とに分類して、画像伝送線1の
信号レベルにデータクロックの立ち上がり(又は立ち下
がり)、画像伝送線2の信号レベルにデータクロックの
立ち下がり(又は立ち上がり)に対応させているため、
画像伝送線の総数が偶数(2k)でも奇数(2k+1)
でも適用できる。又2本の画像伝送線の信号から1本の
データ信号伝送線の信号に変換する場合だけでなく、画
像信号を2本以上の画像伝送線を選択して1本のデータ
伝送線の信号に変換する場合に於いても有効である。画
像伝送線1と2は複数本の画像伝送線であっても良い。
【0086】(実施の形態5)本発明の実施の形態5に
ついて図20と21を用いて以下に説明する。図20は
実施の形態5での画像信号からデータ信号の変換を説明
する図である。画像伝送線の総数がα本として、その中
からD本ずつ画像伝送線を選択し、同じ画像伝送線を2
度選択しないものとすれば、b個の画像伝送線群が得ら
れる。ここで、b=INT(α/D)である。b個の画
像伝送線群に含まれる画像伝送線を第1の画像伝送線と
し、含まれない画像伝送線を第2の画像伝送線とする。
よって、第1の画像伝送線数はb×D、第2の画像伝送
線数はα−b×Dである。
【0087】各選択伝送線群のD本の第1の画像伝送線
は、図21に示すようにD個のマスク信号M1〜MDに
対応付けられる。画像信号のパルス幅T1内にM1〜M
Dがあり、M1×M2×…MD(論理積)=0であるこ
とが望ましい。マスク信号M1〜MDにより画像信号を
時分割し、b本のデータ伝送線の信号に変換する。ここ
で、M個のマスク信号による時分割を時分割数Mと表記
する。
【0088】第2の画像伝送線の信号はそのままα−b
×D本のデータ伝送線の信号としても良く、マスク信号
により時分割して1本のデータ伝送線の信号としても良
い。どちらを選択するかは、第2の画像伝送線数によ
る。
【0089】前記したように、データクロックは、マス
ク信号M1〜MDに対応したD個の信号としても良く、
或いは、立ち上がりと立ち下がりをデータ信号に対応付
け、Dが偶数の場合D/2個、Dが奇数の場合はD/2
+1個の信号としても良い。尚、図1,10,12の実
施の形態はD=2の場合に相当する。
【0090】当然、マスク信号数とデータクロック数に
対応した信号処理回路と信号線駆動回路が必要で、図3
と4の選択加算回路の入力端子をA1〜AD、M1〜M
Dに増設し、信号線駆動回路15、15a、15bのデ
ータ信号変換回路をデータクロック数に対応した構成に
変更しなければならない。このような変更は、信号処理
回路と信号線駆動回路の規模を大きく変えるものではな
いが、重要な点は、時分割数を増やせば、データクロッ
クの速度が上がることである。画像信号のクロックの速
度を基準とすれば、時分割数が2であれば、データクロ
ックは同速度で、3であれば50%アップし、時分割数
とデータクロックの速度はD/2の関係がある。
【0091】このように、時分割数を増やせば、データ
クロックの速度はアップし、信号処理回路、信号線駆動
回路等がデータクロックの速度で動作するように、動作
速度を早くしなければならないから、各回路の動作速度
を十分に考慮して時分割数を定めねばならないが、デー
タ伝送線を少なくできる長所がある。
【0092】(実施の形態6)本発明の実施の形態6に
おける表示装置の駆動回路を図22の構成図を用いて説
明する。図22に示す信号線駆動回路は、図6の信号線
駆動回路15に動作切換回路46を加えたもので、図6
と同一部分は同一の符号を用いて説明を省略する。
【0093】図22の信号線駆動回路は、データ信号
(d1〜d4)を入力するデータ入力端子と画像信号
(G1〜G8)を入力する画像信号入力端子とを備え、
データ信号変換回路32aの出力と画像信号とを動作切
換回路46によりいずれか一つを選択してデータ制御回
路91に出力するものである。ここでいう画像信号は、
表示情報信号を従来技術によって信号処理した制御回路
からの出力(図25の102の出力)である。
【0094】動作切換回路46は図23にブロック図を
示すように、アンドゲートとオアゲートとインバータに
よって構成される。図23では、D1〜D8はR,G,
Bいずれかのデータ信号変換回路の出力であり、G1〜
G8はR,G,Bいずれかの前記の画像信号を表す。動
作切換回路46はR,G,Bの各ブロック(図23のブ
ロック)から構成される。データ変換回路の出力D1,
画像信号G1が一対のアンド回路に入力され、これらの
出力の論理和で出力1を選択する。以下同様に接続され
る。
【0095】INTは動作切換信号47で、動作切換回
路46の動作切換制御端子に入力される。この信号がH
iレベルであればR,G,Bの各D1〜D8が出力さ
れ、LoレベルであればR,G,Bの各G1〜G8がデ
ータ制御回路91に出力される。データ信号変換回路3
2aには動作切換信号INTが入力される制御端子Cが
加えられ、動作切換信号INTがLoであれば、データ
信号変換回路32aの出力はハイインピーダンス(Hi
Zと略す)状態となり、動作切換信号INTがHiであ
れば通常の動作をする。
【0096】動作切換回路46を加えることにより、信
号線駆動回路は画像信号を入力信号として動作する画像
信号動作モードとデータ信号を入力信号として動作する
データ信号動作モードとを有し、動作切換信号によりい
ずれかのモードを選択して動作することができる。信号
線駆動回路に二つの動作モードを設けても、動作切換回
路が加えられることによって、信号線駆動回路の回路規
模に余り影響を与えずコストアップが小さい。従ってこ
の信号線駆動回路は、従来例の表示装置にも用いて部品
の共用化が図れることになる。
【0097】データ信号変換回路32aは制御端子Cを
加えた以外は、図6〜8で説明したデータ信号変換回路
32の構成と同じで、ラッチ回路33から構成され、ラ
ッチ回路33はデータ信号をデータクロックによりラッ
チすることにより画像信号に変換する。
【0098】図17で説明したように、信号線駆動回路
は、データクロック入力端子26と27にインバータ4
5を挿入して、データクロックの立ち上がりと立ち下が
りの両方のタイミングでデータ信号をラッチして、画像
信号に変換する構成としても良い。当然ではあるが、デ
ータ信号動作モードのみとし、図22の信号線駆動回路
から動作切換回路を削除しても良い。
【0099】(実施の形態7)本発明の実施の形態7に
おける表示装置の信号伝送方法について説明する。この
表示装置の信号伝送方法は、前記したマトリックス型表
示装置に適用され、表示装置内に設けられる回路間にお
ける信号の伝送に関するもので、例えば前記信号処理回
路と信号線又は走査線駆動回路間、例えば、第1と第2
の信号処理回路間等の伝送方法である。
【0100】信号処理回路には複数の入力伝送線の信号
からなる入力信号が入力され、表示装置内の回路にデー
タ信号とデータクロックを出力する。データ信号は第1
及び第2のデータ伝送線の信号からなる。
【0101】図24は表示装置の信号伝送方法を示すフ
ローチャートである。図24のフローチャートに従って
説明をする。Step1で入力伝送線数αと入力信号の
クロック周波数fcを求める。次に、Step2で第1
の時分割数Jを定める。Step3で第1の時分割数J
と入力信号のクロック周波数fcより、データクロック
の周波数fdを求める。前記したように、fd=(J×
fc)/2の関係がある。J=2では、fd=fcであ
るが、J>2の場合は、fd>fcとなり、データ信号
とデータクロックとを入力する回路の動作周波数範囲に
fdがあるかどうか判定(判定1)する。動作周波数範
囲内(yes)であれば、Step5Aに進む。動作周
波数範囲外(no)であれば、Step2に戻ること
と、Step5Bに進むこと、とからいずれか一つに分
岐する。Step2に戻る場合は、第1の時分割数Jの
値を小さくする。勿論、Jは2以上であるから、J=2
の場合に、動作周波数範囲外であれば回路を見直さねば
ならない。
【0102】Step5B1は入力クロックを分周する
ために表示装置に記憶装置を備えるものである。これ
は、入力信号を画像信号とした図12〜15に示したか
ら説明を省略する。Step5B2で分周比を定める。
分周比は入力クロックに対するもので、一般的に2であ
るが、分周比を大きくすれば記憶装置の規模が大きくな
る。次いでStep6で伝送比β=INT(α/J)を
求める。
【0103】Step7で選択伝送線群を定める。図2
0にJ=2の場合を示したが、J本の入力伝送送線を1
組とした選択伝送線群をβ個作る。これはどの入力伝送
線を1本のデータ伝送線にするかを決めることである。
β個の選択伝送線群に含まれる入力伝送線を第1の入力
伝送線とする。それ以外の入力伝送線を第2の入力伝送
線とする。第1の入力伝送線数はJ×βで、第2の入力
伝送線数はα−J×βである。
【0104】Step8において、α−J×β=0を満
たすか判定(判定2)する。満たすならば(yes)、
Step10Aに進む。Step10Aおいて、データ
伝送線数はβ本と定められる。満たさない(n0)とき
Step9に進んで、第2の入力伝送線に対して第2の
時分割をするかどうかを判定(判定3)する。第2の時
分割をする(yes)のであれば、α−J×β本の画像
伝送線数の信号は1本のデータ伝送線の信号に時分割さ
れるから、全部でβ+1本のデータ伝送線数となる(S
tep10C)。第2の時分割をしなければ(no)、
全部でβ+α−J×β本のデータ伝送線数となる(St
ep10B)。Step10A、10B、10Cでデー
タ伝送線数が定められる。
【0105】Step11でデータクロックの両エッジ
を用いるかどうかを判定する(判定4)。両エッジと
は、図16、17、19ですでに説明したように、デー
タクロックの立ち上がりと立ち下がりを入力信号のデー
タと対応させることを意味する。データクロックの立ち
上がりと立ち下がりのいずれか一つを用いるのであれば
(no)、Step12Aに進み、データクロックの伝
送線数は第1の時分割数J(マスク信号の数でもある)
とする。両エッジを用いるのであれば(yes)、St
ep12Bに進む。この場合には、Jが偶数であれば、
データクロック伝送線数はJ/2であり、Jが奇数であ
れば、INT(J/2)+1である。
【0106】Step12で、データ信号とデータクロ
ックは全て定まり、Step13でデータ信号が入力さ
れる回路にデータ信号変換回路を備えることとして完了
する。
【0107】信号処理回路に入力される信号は画像信号
である場合が多いが、単に入力信号と表記した。データ
信号が入力される表示装置内部の回路は、駆動回路、中
でも信号線駆動回路である場合が大半であるが、複数の
画像情報信号が入力される場合等では、信号処理回路が
複数個備えられ、信号処理回路間のデータ伝送をするこ
とがあるから、信号処理回路を含むものとする。
【0108】実施の形態1〜7を説明するに当たって、
信号処理回路の入力信号を画像信号として表記した。前
記したように、画像信号は信号処理回路の入力信号を指
し、表示装置の画像表示信号だけを指すものではない。
本発明の信号処理回路は、独立した個別部品としても良
いが、ASIC等のLSIに制御回路などの表示装置に
用いられる回路と共に組み込む方が、低コストになる。
【0109】
【発明の効果】以上から明らかなように、本願の請求項
1〜14,25の表示装置によれば、信号処理回路にお
いて、入力信号を時分割して、入力信号の伝送線数より
少ないデータ伝送線の信号からなるデータ信号を発生さ
せて、表示装置内部の回路へのデータ伝送にこのデータ
信号を用いる。従って表示装置内部の配線数が減り、表
示装置のコンパクト化と、配線基板やコネクタやLSI
等の部材のコストダウンを実現できると共に、表示装置
の信頼性を高めることができる。特に、COG実装の表
示装置やビット数が多い入力信号の表示装置に対して極
めて有効である。
【0110】特に請求項5及び6の発明によれば、記憶
回路を用いているため、データクロックの速度を低くし
てデータ信号と共に伝送することにより、画像信号とす
ることができる。
【0111】又請求項15〜19の駆動回路によれば、
このような表示装置に用いられる駆動回路を実現するこ
とができる。特に請求項15の発明によれば、画像信号
動作モードとデータ信号動作モードの両方のモードで動
作する駆動回路が実現できる。
【0112】更に請求項20〜24の信号伝送方法によ
れば、表示装置内のデータ伝送において、入力信号のデ
ータ伝送線数より少ない伝送線の信号を用いてクロック
の速度を高めることなくデータ伝送が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における表示装置の構成図
【図2】実施の形態1の信号処理回路の構成図
【図3】図2の信号処理回路に備えられる選択加算器の
構成図
【図4】図3の選択加算器を構成する選択加算回路
【図5】実施の形態1の表示装置のタイミングチャート
を示す図
【図6】実施の形態1の信号線駆動回路の構成図
【図7】図6の信号線駆動回路に備えられるデータ信号
変換回路の構成図
【図8】図7のデータ信号変換回路のタイミングの一例
を示す図
【図9】液晶パネルと駆動ICとの実装状態を示す図
【図10】実施の形態2における表示装置の構成図
【図11】図10の信号線駆動回路の構成図
【図12】実施の形態3における表示装置の構成図
【図13】図12の画像記憶装置の構成図
【図14】図13の画像記憶装置に備えられる読み出し
選択回路の構成図
【図15】画像記憶装置の書き込み・読み出し方法を示
す図
【図16】実施の形態4の表示装置のタイミングチャー
トの一例を示す図
【図17】実施の形態4に用いられる信号線駆動回路の
構成図
【図18】画像信号の伝送線が2k或いは2k+1本で
ある場合のデータ信号の変換を説明する図
【図19】画像信号に対するマスク信号とデータクロッ
クの関係の一例を示す図
【図20】画像信号からデータ信号の変換を説明する図
【図21】図20における選択伝送線群とマスク信号と
の関係を示す図
【図22】実施の形態6における表示装置の信号線駆動
回路の構成図
【図23】図22の信号線駆動回路に備えられる動作切
換回路
【図24】実施の形態7における表示装置の信号伝送方
法を示すフローチャートを示す図
【図25】従来例の表示装置の構成図
【図26】従来例の表示装置のタイミングチャートの一
例を示す図
【図27】図25の信号線駆動回路の構成図
【図28】図24の駆動電圧出力ブロックの構成図
【図29】従来例の第2の表示装置の構成図
【図30】従来例の第2の表示装置のタイミングチャー
トの一例を示す図
【符号の説明】
10 信号線 11 走査線 12 画素 13 対向電極 14 マトリックス型パネル 15,15a,15b,101,101a 信号線駆動
回路 16 走査線駆動回路 17 電源回路 18 電源入力電圧 19 入力画像信号 20 入力クロック 21 入力制御信号 22,102 制御回路 23,23a,23b 信号処理回路 24 画像記憶装置 25,103 データ信号 26 データクロック1 27 データクロック2 28,105 制御信号 29 パルス発生回路 30 選択加算器 31 選択加算回路 32 データ信号変換回路 33 ラッチ回路 34 書き込み選択回路 35 入力信号 36 アドレス制御信号 37 記憶回路出力信号 38 記憶回路 39 アドレス信号発生回路 40 第1のアドレス信号 41 第2のアドレス信号 42 R/W信号 43 読み出し選択回路 44 出力信号 45 インバータ 46 動作切換回路 47 動作切換信号 90,94 ドライバ内部制御回路 91 データ制御回路 92 駆動電圧出力ブロック 93 シフトデータ 104 データクロック Ckg 画像信号のクロック Ck1,Ck2,Ck3 データクロック D(R:0,1)〜D(R:6,7) 赤のデータ信号 G(R0)〜G(R7) 赤の入力画像信号 Go(R0)〜Go(R7) 赤の出力画像信号 F1、F2、F3 接続ケーブル fc 画像信号のクロック周波数 fd データクロックの周波数 IC1 信号線駆動IC IC2 走査線駆動IC J 時分割数 M1、M2、MD マスク信号 P1、P2 プリント基板 T1 画像信号のパルス幅(クロックの周期) T2 データ信号のパルス幅 TH 水平走査期間 d1,d2,d3,tcd1,tcd2,tcd3 デ
ータクロックの遅延時間 tmd1,tmd2, マスク信号の遅延時間 tm1,tm2 マスク信号のパルス幅 tc1,tc2,tc3 データクロックのパルス幅 W 書き込み(write) R 読み出し(read) α 画像伝送線数 β 伝送比
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/30 G09G 3/36 3/36 H04N 5/66 A H04N 5/66 G09G 3/28 H Fターム(参考) 2H093 NA06 NC13 NC21 NC29 NC49 ND48 ND49 ND54 ND60 5C006 AA16 AA22 AC21 AF22 AF85 BB12 BC16 FA42 5C058 AA06 AA11 AA12 AB06 BB13 5C080 AA05 AA06 AA10 BB05 CC03 DD23 EE29 FF11 GG10 JJ02 JJ04 JJ06 JJ07 5C094 AA31 AA44 BA03 BA27 BA31 BA43 CA19 CA24 EA03 EA04 EA07 GA10 HA05 HA08

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリックス状に交差して配設された複
    数の信号線と複数の走査線との交点を画素とする表示パ
    ネルと、 前記表示パネルの信号線を駆動する信号線駆動回路と、 前記表示パネルの走査線を駆動する走査線駆動回路と、 データ信号を出力する信号処理回路と、を備えた表示装
    置であって、 前記信号処理回路は、入力制御信号,入力クロック信
    号,複数の画像伝送線の信号からなる画像信号が入力さ
    れ、前記複数の画像伝送線のうち夫々複数の画像伝送線
    の信号を時分割して1本のデータ伝送線の信号とし、デ
    ータクロックに同期して出力することにより前記画像信
    号を前記画像伝送線数より少ないデータ伝送線の信号か
    らなるデータ信号に変換し、前記データクロックと共に
    表示装置内の回路に伝送するものであることを特徴とす
    る表示装置。
  2. 【請求項2】 前記信号線駆動回路は、 少なくとも前記データ伝送線数と同数のデータ入力端子
    と、 少なくとも前記データクロック数と同数のデータクロッ
    ク入力端子と、 データクロックを用いてデータ信号をラッチすることに
    より画像信号に変換するデータ信号変換回路とを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記信号処理回路は、 前記入力クロック信号に基づきデータクロックと選択さ
    れない画像信号をマスクするマスク信号とを発生するパ
    ルス発生回路と、 前記マスク信号により前記選択された画像伝送線の信号
    を時分割する選択加算回路と、を具備することを特徴と
    する請求項1記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記表示装置は、 入力される画像情報信号を一旦書き込み、前記画像情報
    信号の半分以下の速度で読み出して画像信号とし、前記
    信号処理回路に入力する画像記憶装置を更に具備するこ
    とを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 前記画像記憶装置は、 記憶回路と、 前記記憶回路を選択して前記画像情報信号を書き込む書
    き込み選択回路と、 前記記憶回路を選択して前記画像情報信号を読み出し画
    像信号とする読み出し選択回路とを備えたことを特徴と
    する請求項4記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 前記画像記憶装置と前記信号処理回路と
    を一つの集積回路に納めたことを特徴とする請求項4又
    は5記載の表示装置。
  7. 【請求項7】 前記信号処理回路は、選択される2本以
    上の画像伝送線を画像伝送線1及び2とすると、 前記データ信号を、 前記データクロックの立ち上がりで前記第1の画像伝送
    線の信号レベルであり 、立ち下がりで前記第2の画像伝送線の信号レベルであ
    る信号、又は 前記データクロックの立ち上がりでは第2の前記画像伝
    送線の信号レベルであり、立ち下がりで前記第1の画像
    伝送線の信号レベルである信号とし、前記データ伝送線
    に出力することを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  8. 【請求項8】 前記画像伝送線は2k本(kは整数)の
    画像伝送線から構成され、 前記信号処理回路は、前記2k本の画像伝送線から夫々
    選択される画像伝送線1及び2の2つの信号を前記時分
    割により1本のデータ伝送線の信号とすることにより、
    k本のデータ伝送線の信号からなる前記データ信号を生
    成し、 1本のデータクロック伝送線の信号からなるデータクロ
    ックと共に出力することを特徴とする請求項7記載の表
    示装置。
  9. 【請求項9】 前記画像伝送線は2k本(kは整数)の
    第1の画像伝送線と1本の第2の画像伝送線から構成さ
    れ、 前記信号処理回路は、前記第1の画像伝送線から夫々選
    択される画像伝送線1及び2の2つの信号を前記時分割
    により1本を選択してk本の第1のデータ伝送線の信号
    とし、前記第2の画像伝送線は1本の第2のデータ伝送
    線に対応させ、 前記第1及び第2のデータ伝送線の信号からなる前記デ
    ータ信号と、1本のデータクロック伝送線の信号からな
    る前記データクロックとを前記表示装置内の回路に伝送
    することを特徴とする請求項7記載の表示装置。
  10. 【請求項10】 前記データクロックの立ち上がりと立
    ち下がりのタイミングは、前記データ信号の概ね中央部
    とすることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項記
    載の表示装置。
  11. 【請求項11】 前記画像伝送線の数をα、前記時分割
    の数をJ、前記画像伝送線のD本を1群とすれば、第1
    の画像伝送線はb=INT(α/D)個の選択伝送線群
    を構成し、第2の画像伝送線は全画像伝送線αから第1
    の画像伝送線D・bを除いたものであり、画像伝送線の
    信号を時分割するマスク信号は前記データクロックに対
    応付けられるものとすれば、 前記信号処理装置は、 各選択データは前記マスク信号と各前記選択伝送線群の
    各画像伝送線の信号との論理積であり、各前記選択伝送
    線群に対応する各選択データの全ての論理和を第1のデ
    ータ伝送線1本の信号として、b×D本の第1の画像伝
    送線の信号をb本の第1のデータ伝送線の信号に変換
    し、 前記第2の画像伝送線の信号は(α−b×D)本以下の
    第2のデータ伝送線の信号からなる第2のデータ信号に
    変換し、前記第1と第2のデータ信号からなるデータ信
    号と前記データクロックとを前記表示装置内の回路に伝
    送するものであることを特徴とする請求項1記載の表示
    装置。
  12. 【請求項12】 前記各マスク信号全ての論理積は0で
    あり、且つ、前記各マスク信号のパルス幅の和は前記画
    像伝送線の信号のパルス幅を越えないことを特徴とする
    請求項11記載の表示装置。
  13. 【請求項13】 前記データクロックは、前記時分割数
    と同数のデータクロック伝送線の信号からなり、前記選
    択伝送線群の各群を構成する画像伝送線の信号と1対1
    に対応することを特徴とする請求項11記載の表示装
    置。
  14. 【請求項14】 前記第2の画像伝送線の信号は時分割
    により1本の第2のデータ伝送線の信号からなる第2の
    データ信号に変換されることを特徴とする請求項11記
    載の表示装置。
  15. 【請求項15】 マトリックス状に交差して配設された
    複数の信号線と複数の走査線との交点を画素とする表示
    パネルと、 前記表示パネルの信号線を駆動する信号線駆動回路と、 前記表示パネルの走査線を駆動する走査線駆動回路と、
    データ信号を出力する信号処理回路と、を備えた表示装
    置の駆動回路において 、 前記信号処理回路は、 画像伝送線の信号からなる画像信号が入力され、前記画
    像信号をデータ伝送線の信号からなるデータ信号に変換
    してデータクロックと共に出力するものであり、 前記走査線駆動回路は、 前記データクロックによりデータ信号を画像信号に変換
    するデータ信号変換回路と、前記画像信号を入力信号と
    して動作する画像信号動作モードと前記データ信号を入
    力信号として動作するデータ信号動作モードとを有し、
    画像信号動作モードとデータ信号動作モードのいずれか
    一つを選択する動作切換回路と、を有するものであるこ
    とを特徴とする表示装置の駆動回路。
  16. 【請求項16】 マトリックス状に交差して配設された
    複数の信号線と複数の走査線との交点を画素とする表示
    パネルと、 前記表示パネルの信号線を駆動する信号線駆動回路と、 前記表示パネルの走査線を駆動する走査線駆動回路と、 データ信号を出力する信号処理回路と、を備えた表示装
    置の駆動回路において、 前記信号処理回路は、 画像伝送線の信号からなる画像信号が入力され、前記画
    像信号をデータ伝送線の信号からなるデータ信号に変換
    してデータクロックと共に出力するものであり、 前記走査線駆動回路は、 前記画像信号を入力信号とし、前記データクロックによ
    りデータ信号を画像信号に変換するデータ信号変換回路
    を備えることを特徴とする表示装置の駆動回路。
  17. 【請求項17】 前記データ信号変換回路は、データ入
    力端子とデータラッチ端子とを備えたラッチ回路から構
    成され、前記データ入力端子に前記データ信号を入力
    し、前記データラッチ端子に前記データクロックを入力
    することを特徴とする請求項15又は16記載の表示装
    置の駆動回路。
  18. 【請求項18】 前記データ信号変換回路は、前記デー
    タクロックの立ち上がりと立ち下がりの両方のタイミン
    グでデータ信号を画像信号に変換するものであることを
    特徴とする請求項15又は16記載の表示装置の駆動回
    路。
  19. 【請求項19】 前記動作切換回路は、入力の一端が夫
    々入力された画像信号及びデータ変換回路より出力され
    る画像信号であるアンドゲートと、 前記アンドゲートの出力の論理和をとるオアゲートと、
    前記アンド回路を選択するインバータと、を含んで構成
    されることを特徴とする請求項15記載の表示装置の駆
    動回路。
  20. 【請求項20】 マトリックス状に交差して配設された
    複数の信号線と複数の走査線との交点を画素とする表示
    パネルと、 前記表示パネルの信号線を駆動する信号線駆動回路と、 前記表示パネルの走査線を駆動する走査線駆動回路と、 データ信号を出力する信号処理回路と、を備えた表示装
    置の信号伝送方法であって、 1本のデータ伝送線の信号に時分割される入力信号の伝
    送線数を時分割数とするものとし、前記入力伝送線数を
    αとし、第1の時分割数をJとし、 第1の入力伝送線から構成され、J本の入力伝送線を1
    組として一つの選択伝送線群とすれば、前記選択伝送線
    群はINT(α/J)個であり、 前記選択伝送線群に含まれない入力伝送線を第2の入力
    伝送線とすれば、 複数の入力伝送線の信号からなる入力信号が前記信号処
    理回路に入力され、 前記各選択伝送線群を形成するJ本の第1の入力伝送線
    の信号を、第1の時分割により1本の第1のデータ伝送
    線に変換して、INT(α/J)本の前記第1のデータ
    伝送線の信号とすると共に、 前記第2の入力伝送線の信号を、前記第2のデータ伝送
    線の信号とすることと、及び前記第2の入力伝送線の信
    号を第2の時分割により1本の前記第2のデータ伝送線
    の信号とすることとから、いずれか一つを選択し、 前記信号処理回路より表示装置内の回路に第1及び第2
    のデータ伝送線の信号からなるデータ信号とデータクロ
    ックとを出力することを特徴とする表示装置の信号伝送
    方法。
  21. 【請求項21】 前記信号処理回路から出力される前記
    データクロックは前記第1の時分割に同期するものであ
    って、前記データ信号が伝送される前記表示装置内の回
    路では前記データクロックにより前記元の入力信号に変
    換されることを特徴とする請求項20記載の表示装置の
    信号伝送方法。
  22. 【請求項22】 前記データクロックは前記第1の時分
    割に同期するものであって、前記駆動回路は前記データ
    信号をデータクロックにより入力信号に対応した駆動電
    圧に変換して出力することを特徴とする請求項20記載
    の表示装置の信号伝送方法。
  23. 【請求項23】 前記データクロックは、その立ち上が
    りと立ち下がりのタイミングが前記第1の時分割に対応
    させ、 前記データクロックの伝送線数を、 前記第1の時分割数Jが偶数であれば、(J/2)とす
    ることと、 前記第1の時分割数Jが奇数であれば、INT(J/
    2)+1とすることと、 とからいずれか一つを選択することを特徴とする請求項
    20記載の表示装置の信号伝送方法。
  24. 【請求項24】 前記表示装置は、 前記入力信号を記憶装置に記憶し、前記入力信号の半分
    以下の速度で前記記憶装置から読み出して前記信号処理
    回路に入力することを特徴とする請求項20記載の表示
    装置の信号伝送方法。
  25. 【請求項25】 マトリックス状に交差して配設された
    複数の信号線と複数の走査線との交点を画素とする表示
    パネルと、 前記表示パネルの走査線を線順次駆動する走査線駆動回
    路と、 入力制御信号,入力クロック信号,複数の画像伝送線の
    信号からなる画像信号とが入力され、入力クロック信号
    よりデータクロック信号を生成すると共に、画像伝送線
    の信号を画像信号として出力する制御回路と、 前記複数の画像信号のうち所定の複数の画像伝送線の信
    号を時分割して1本のデータ伝送線の信号とし、データ
    クロックに同期して出力することにより前記画像信号を
    前記画像伝送線数より少ないデータ伝送線の信号からな
    るデータ信号に変換し、データ信号を出力する信号処理
    回路と、 前記制御回路から入力されるデータクロックに基づいて
    前記信号処理回路から出力されるデータ信号をラッチす
    ることにより画像信号に変換するデータ信号変換回路、
    及びデータ信号変換回路の出力を各信号線駆動信号に変
    換し、前記表示パネルの信号線を駆動するデータ制御回
    路を有する信号線駆動回路と、を具備することを特徴と
    する表示装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7724230B2 (en) 2005-09-06 2010-05-25 Lg Display Co., Ltd. Driving circuit of liquid crystal display device and method for driving the same
US8054246B2 (en) 2005-03-03 2011-11-08 Lg Electronics Inc. Plasma display apparatus comprising data driver having data arranging unit
US8081100B2 (en) 2006-09-19 2011-12-20 Ricoh Company, Limited Read signal processor, image reading apparatus, and image forming apparatus
JP2016126108A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 株式会社デンソー 音声制御装置

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