JPH09319326A - 走査回路およびマトリクス型画像表示装置 - Google Patents

走査回路およびマトリクス型画像表示装置

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JPH09319326A
JPH09319326A JP8137274A JP13727496A JPH09319326A JP H09319326 A JPH09319326 A JP H09319326A JP 8137274 A JP8137274 A JP 8137274A JP 13727496 A JP13727496 A JP 13727496A JP H09319326 A JPH09319326 A JP H09319326A
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JP
Japan
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scan control
control signal
signal line
scanning
circuit
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JP8137274A
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English (en)
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Kenichi Kato
憲一 加藤
Yasushi Kubota
靖 久保田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Priority to KR1019970018486A priority patent/KR100249106B1/ko
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    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
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    • G09G2310/02Addressing, scanning or driving the display screen or processing steps related thereto
    • G09G2310/0264Details of driving circuits
    • G09G2310/0267Details of drivers for scan electrodes, other than drivers for liquid crystal, plasma or OLED displays

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路の消費電流の低減化および回路の小型化
を実現する走査回路、並びに該走査回路を備えるマトリ
クス型画像表示装置を提供する。 【解決手段】 互いに異なるスキャン制御信号が入力さ
れる9本のスキャン制御信号線101 〜109 と、これ
らのうちから互いに異なる組み合わせで選択される3本
の信号線から入力される信号の論理演算に基づきパルス
信号を出力する24個のパルス生成回路12とを有し、
スキャン制御信号線10が、入力される3桁の信号に対
応する3個のスキャン制御信号線群111 〜113 に分
けられると共に、少なくとも2個の桁の信号は、互いに
位相が異なる3つまたは4つの信号からそれぞれなり、
各パルス生成回路12に信号を送る3本のスキャン制御
信号線10は、各スキャン制御信号線群111 〜113
から1本ずつ選択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査回路およびそ
れを備えるマトリクス型画像表示装置に関する。該走査
回路は、たとえば、TVやコンピュータ等の表示装置と
して用いられるマトリクス型画像表示装置において、デ
ータ信号線駆動回路および走査信号線駆動回路の少なく
とも一方に適用される。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置等のマトリクス型画像表示
装置の構成として、従来より、図13に示す構成のもの
が知られている。この画像表示装置では、一対の基板の
片方もしくはそれぞれにデータ信号線51および走査信
号線52が相互に直交して複数設けられ、両信号線51
・52の各交点付近に画素(図示せず)が形成されてい
る。データ信号線51はデータ信号線駆動回路53に接
続され、画素に印加されるデータ信号(画像信号)がデ
ータ信号線51に対してデータ信号線駆動回路53より
供給される。一方、走査信号線52は走査信号線駆動回
路54に接続され、走査信号線52には、データ信号線
51に供給されているデータ信号を受け取る画素を選択
するための走査信号が走査信号線駆動回路54より供給
される。
【0003】データ信号線駆動回路53の構成の概略を
図14に示す。データ信号線駆動回路53は、一定の時
間間隔でパルス信号を次々と出力する走査回路55と、
走査回路55の信号を受け外部より入力されるデータ信
号をサンプリングし出力するサンプル・ホールド回路5
6とを備えている。走査信号線駆動回路54の構成もほ
ぼ同様で、通常、サンプル・ホールド回路56の代わり
にバッファ回路が用いられる。
【0004】上記両駆動回路53・54のいずれにおい
ても走査回路55が必要となるが、走査回路55を構成
する手段として、シフトレジスタを用いるものと、
複数のパルス信号の入力に対して単純な論理演算を行っ
てパルス信号を出力するデコード回路やマルチプレクサ
回路等を用いるものとがある。
【0005】後者の一例としてデコード回路を用いた
場合の回路構成を図15に示す。なお、説明の便宜上、
同図において、信号線等の数は単純化されている。
【0006】この走査回路55は、信号線611 〜61
8 からなるスキャン制御信号線61と、回路621 〜6
16からなるパルス生成回路62とを有しており、各パ
ルス生成回路62はスキャン制御信号線61から入力さ
れる信号を論理演算し出力する。各パルス生成回路62
は、m(この例では、m=4)個の入力端子をもち、n
(n≦m)番目の入力端子には、スキャン制御信号線6
1の信号線612n-1もしくは信号線612nのいずれか一
方から信号が入力される。また、パルス生成回路621
〜6216において、各回路に入力されるスキャン制御信
号の組み合わせは相互に異なるものとなっている。これ
により、最大で24 =16個のパルス信号が制御され
る。
【0007】図16は、上記走査回路55の各部に印加
される信号波形の一例を示すタイミングチャートであ
る。スキャン制御信号線611 〜618 には、それぞれ
スキャン制御信号SCS61〜SCS68が入力される。つ
まり、信号線612n-1および信号線612nには、位相差
が相互に180度異なり、周期およびパルス幅がそれぞ
れ基準となる時間間隔t1の2n 倍および2n-1 倍であ
る信号が走査期間中に入力される。これにより、パルス
生成回路621 〜6216に入力されるスキャン制御信号
の組み合わせはそれぞれ基準となる時間間隔t1毎に異
なるものとなり、その組み合わせに応じて、パルス信号
PS1 〜PS16が出力信号線631 〜6316に出力され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年におい
ては、マトリクス型画像表示装置に対して、SVGAや
XGA,あるいはハイビジョンといった高精細の画像信
号の表示が要求されるようになってきている。この場
合、データ信号線51や走査信号線52の本数が増加す
るため、それに伴ってスキャン制御信号線61の本数と
パルス生成回路62の入力端子数が増加することにな
る。
【0009】パルス生成回路62の入力端子数の増加
は、スキャン制御信号線61とスキャン制御信号線61
からパルス生成回路62の入力端子までの配線とのクロ
ス部の増加を引き起こす。このため、スキャン制御信号
線61に生じる寄生容量が増大することになる。
【0010】また、スキャン制御信号線61の本数その
ものが増加するため、寄生容量の増大と相まって走査回
路55全体の消費電流を増大させることになる。
【0011】さらに、スキャン制御信号線61の本数と
パルス生成回路62の入力端子数の増加により、走査回
路55の回路規模が大きくなるため、回路の小型化が困
難になる。
【0012】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、スキャン制御信号線の
本数を従来の走査回路よりも増加させることなしに、パ
ルス生成回路の入力端子数、および、スキャン制御信号
線からパルス生成回路までの配線とスキャン制御信号線
との交点の数を減らし、回路の消費電流の低減化および
回路の小型化を実現する走査回路、並びに該走査回路を
備えるマトリクス型画像表示装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の走査回路は、上
記の課題を解決するために、それぞれ互いに異なるスキ
ャン制御信号が入力される複数のスキャン制御信号線
と、上記スキャン制御信号線のうちから互いに異なる組
み合わせで選択されるm本の信号線から入力される信号
の論理演算に基づき、それぞれパルス信号を出力する複
数のパルス生成回路とを備え、上記スキャン制御信号線
が、入力されるm桁の信号に対応するm個のスキャン制
御信号線群に分けられると共に、少なくともm−1個の
桁の信号は、互いに位相が異なる3つまたは4つの信号
からそれぞれなり、上記各パルス生成回路に信号を送る
m本のスキャン制御信号線は、上記各スキャン制御信号
線群から1本ずつ選択されることを特徴としている。
【0014】上記の構成では、m個のスキャン制御信号
線群に対して、それぞれ対応する桁の信号が入力され
る。このうち、少なくともm−1個の桁の信号は、互い
に位相が異なる3つまたは4つの信号からそれぞれな
り、スキャン制御信号線群の各信号線に入力される。こ
れは、たとえば、少なくともm−1個の桁の信号に対し
3進法または4進法でカウントを行うm桁のカウンタの
信号が、スキャン制御信号線群とカウンタの桁とが1対
1対応するようにスキャン制御信号線に入力されること
によって達成される。
【0015】一方、各パルス生成回路に信号を送るm本
のスキャン制御信号線は、各スキャン制御信号線群から
1本ずつ選択される。各パルス生成回路が入力信号の論
理演算に基づきパルス信号を出力することで、回路全体
として、設定された走査の方向と順番に即してパルス信
号が順次出力される。
【0016】上記の構成とすることにより、後に詳述す
るように、従来に比して、スキャン制御信号線の本数を
従来の走査回路よりも増加させることなしに、パルス生
成回路の入力端子数、および、スキャン制御信号線から
パルス生成回路までの配線とスキャン制御信号線との交
点の数を減らし、回路の消費電流の低減化および回路の
小型化を実現できる。
【0017】また、上記の構成において、上記各スキャ
ン制御信号線群では、各スキャン制御信号線に入力され
る信号の周期とデューティ比が等しく、i(i≦m)番
目のスキャン制御信号線群の信号線の本数をn(i)とする
とき、i番目のスキャン制御信号線群の信号線に入力さ
れる信号の走査期間中の周期が、i−1番目のスキャン
制御信号線群の信号線に入力される信号の走査期間中の
周期のn(i)倍とされることは、好ましい。このように調
製された信号が、上記走査回路の各スキャン制御信号線
に対して入力されることで、消費電流の低減化および回
路の小型化を実現する走査回路において必要な走査動作
を支障なく行うことができる。
【0018】また、上記の構成において、上記スキャン
制御信号線群を構成する信号線数が、少なくともm−1
個のスキャン制御信号線群で等しいことは、好ましい。
これにより、スキャン制御信号線群に入力される信号を
生成する回路の構成をスキャン制御信号線群毎にほぼ同
じにすることができ、該回路の構成を簡単なものにでき
る。
【0019】また、上記の構成において、走査のON・
OFFを制御する動作制御信号と走査のタイミングを制
御するタイミング制御クロックとに基づいて、スキャン
制御信号線に信号を出力するスキャン制御信号生成回路
を設けることは、好ましい。このように、スキャン制御
信号生成回路を設けることで、外部とのインターフェー
スを減らすことが可能になる。
【0020】また、本発明のマトリクス型画像表示装置
は、上記の課題を解決するために、マトリクス状に設け
られて表示を行う画素と、この画素に画像信号を供給す
る複数のデータ信号線と、データ信号線と交差するよう
に配されて画素への画像信号の供給を順次選択する複数
の走査信号線と、データ信号線に画像信号を出力するデ
ータ信号線駆動回路と、走査信号線に走査信号を出力す
る走査信号線駆動回路とを備えると共に、上記データ信
号線駆動回路および上記走査信号線駆動回路の少なくと
も一方が請求項1〜4のいずれかに記載の走査回路を備
えていることを特徴としている。
【0021】すなわち、データ信号線駆動回路および走
査信号線駆動回路の少なくとも一方に、消費電流の低減
化および回路の小型化を実現する上述したいずれか一つ
の走査回路を備えることにより、画像表示装置全体の消
費電流を低減することが可能になる。
【0022】ここで、本発明の走査回路について詳述す
る。本発明の走査回路では、スキャン制御信号線の総数
Lと走査回路の出力数の最大値xは、スキャン制御信号
線群の群数mとi番目のスキャン制御信号線群における
スキャン制御信号線の本数n(i)によって以下のように表
される。
【0023】
【数1】
【0024】ここで、スキャン制御信号線の本数が3本
のスキャン制御信号線群の数をa、スキャン制御信号線
の本数が4本のスキャン制御信号線群の数をb、それ以
外のスキャン制御信号線群は多くても一つしか存在しな
いのでそのスキャン制御信号線の数をc(c=0,2,5,6
)とすると、
【0025】
【数2】
【0026】となる。
【0027】一方、スキャン制御信号線の総数が同じで
ある従来の走査回路の出力数の最大値yは、 y=2(3a+4b+c)/2 =(2√2)a ×4b ×(√2)c であるから、c=0もしくはc=2ならば、 y=(2√2)a ×4b ≦3a ×4b =x … c=0のとき (等号はa=0のとき) y=(2√2)a ×4b ×2≦3a ×4b ×2=x … c=2のとき (等号はa=0のとき) となり、スキャン制御信号線の総数が同じであるなら
ば、本発明の走査回路の出力数の最大値は、常に従来の
走査回路よりも大きいか等しくなる。すなわち、出力数
が同じであるならば、スキャン制御信号線の総数は従来
の走査回路と同等かそれ以下になる。
【0028】また、c=5もしくはc=6の場合でも、
スキャン制御信号線の総数が1本少ない場合の従来の走
査回路の出力数の最大値y’が、 y’=2(3a+4b+c-1)/2 =(2√2)a ×4b ×(√
2)c-1 であるため、 y’=(2√2)a ×4b ×(√2)c-1 ≦3a ×4b
×(√2)c-1<3a ×4b ×c (∵c=5,6) となり、走査回路に要求される出力数zが、y’<z≦
yであるならば、本発明の走査回路のスキャン制御信号
線の総数は従来の走査回路と同等かそれ以下になる。
【0029】また、従来の方式ではパルス生成回路の入
力端子の数は、 (3×a+4×b+c)/2 になるのに対し、本発明ではパルス生成回路の入力端子
の数は、 a+b … c=0のとき a+b+1 … c≠0のとき となる。従って、a≧2またはb≧1であれば、本発明
のパルス生成回路の入力端子数は従来の方式よりも少な
くなる。
【0030】さらに、本発明の走査回路において、図1
5に示す従来の走査回路のように、パルス生成回路から
離れた場所から順に近づけるようにスキャン制御信号線
群を配置した場合、i番目のスキャン制御信号線群の信
号線1本当りに生じる交点の数は、1番目からi−1番
目のスキャン制御信号線群の信号線からパルス生成回路
への配線との間に生じる交点が、
【0031】
【数3】
【0032】であり、i番目のスキャン制御信号線群の
信号線からパルス生成回路への配線とi番目からm番目
のスキャン制御信号線群の信号線との間に生じる交点
が、
【0033】
【数4】
【0034】であるから、
【0035】
【数5】
【0036】になる。
【0037】従来の構成では、スキャン制御信号線から
パルス生成回路までの配線とスキャン制御信号線との交
点の数は、 (L−1)×x/2 であることから、各スキャン制御信号線群の信号線の本
数n(i)を n(1)>2 かつ、i≧2のときに、
【0038】
【数6】
【0039】となるように設定すれば、
【0040】
【数7】
【0041】となり、本発明の走査回路におけるスキャ
ン制御信号線からパルス生成回路までの配線とスキャン
制御信号線との交点の数は、従来よりも少なくなる。
【0042】具体的には、i<jなるi、jに対してn
(i)>n(j)となるようにすればよいから、パルス生成回
路からもっとも遠いスキャン制御信号線群の信号線の本
数を最大にして、パルス生成回路に近づくにつれスキャ
ン制御信号線群の信号線の本数が少なくなるようにすれ
ばよい。
【0043】以上のように、本発明の走査回路において
は、スキャン制御信号線の本数を増やすことなく、従来
の方式の走査回路と比較して、パルス生成回路の入力端
子数を減らし、スキャン制御信号線からパルス生成回路
までの配線とスキャン制御信号線との交点を減らすこと
ができ、これによって、回路の規模を小さくできると共
に、消費電流を低減することができる。また、パルス生
成回路の入力端子数が減ることにより、パルス生成回路
の構成が簡単になり、走査回路の動作を高速化すること
ができる。
【0044】上記した本発明の走査回路において、スキ
ャン制御信号線群の信号線の本数をすべてのスキャン制
御信号線群で等しくし、その数を3本としたならば、ス
キャン制御信号線の総数Lと走査回路の出力数の最大値
xは、
【0045】
【数8】
【0046】となる。一方、スキャン制御信号線の総数
が同じである従来の走査回路の出力数の最大値yは、 y=2L/2 =(√2)L であるから、 y=(√2)L <( 3√3)L =x となり、スキャン制御信号線の総数が同じであるなら
ば、本発明の走査回路の出力数の最大値は、常に従来の
走査回路よりも大きくなる。すなわち、出力数が同じで
あるならば、本発明の走査回路におけるスキャン制御信
号線の総数は従来の走査回路よりも少なくなる。
【0047】一方、従来の構成では、スキャン制御信号
線に生じる交点の数が、 (L−1)×x/2 であるのに対し、本発明のi番目のスキャン制御信号線
群の信号線に生じる交点の数は、 {3×(m-i) +i×3−1}×3m /3=(L−1+i
×3−i×3)×x/3=(L−1)×x/3 となるため、スキャン制御信号線に生じる、スキャン制
御信号線からパルス生成回路までの配線とスキャン制御
信号線との交点の数は、従来の走査回路の2/3にな
る。
【0048】あるいは、上記した本発明の走査回路にお
いて、スキャン制御信号線群の信号線の本数をすべての
スキャン制御信号線群で等しくし、その数を4本とした
場合、スキャン制御信号線の総数Lと走査回路の出力数
の最大値xは、
【0049】
【数9】
【0050】となり、スキャン制御信号線の総数が同じ
であるならば、本発明の走査回路の出力数の最大値は、
常に従来の走査回路と等しくなる。すなわち、出力数が
同じであるならば、スキャン制御信号線の総数も従来の
走査回路と等しくなる。
【0051】一方、i番目のスキャン制御信号線群の信
号線に生じる、スキャン制御信号線からパルス生成回路
までの配線とスキャン制御信号線との交点の数は、 {4×(m-i) +i×4−1}×4m /4=(L−1+i
×4−i×4)×x/4=(L−1)×x/4 であるため、スキャン制御信号線からパルス生成回路ま
での配線とスキャン制御信号線との交点の数は、従来の
走査回路の1/2になる。
【0052】上記のように、本発明の走査回路におい
て、すべてのスキャン制御信号線群の信号線の本数を等
しくすると、スキャン制御信号線からパルス生成回路ま
での配線とスキャン制御信号線との交点の数を従来の走
査回路よりも少なくできる。
【0053】特に、すべてのスキャン制御信号線群の信
号線の本数を3本にすると、スキャン制御信号線の総数
を従来の走査回路よりも少なくできる。
【0054】一方、スキャン制御信号線に生じる、スキ
ャン制御信号線からパルス生成回路までの配線とスキャ
ン制御信号線との交点の数の総和Sは、
【0055】
【数10】
【0056】となる。
【0057】ここで、スキャン制御信号線の本数が3本
のスキャン制御信号線群の数をa、スキャン制御信号線
の本数が4本のスキャン制御信号線群の数をb、それ以
外のスキャン制御信号線群は多くても一つしか存在しな
いのでそのスキャン制御信号線の数をc(c=0,2,5,6
)とすると、i<jなるi、jに対してn(i)>n(j)と
なるようにしたときが交点の数が最も少なくなることか
ら、c=0のときは、 S=1/2×{(L−1)×x/4×b+(L−1−b)×x/3×a} =x/24×{3b×(L−1)+4a×(L−1−b)} となる。ここで、 b= logx/ log4−(log3/ log4)×a=α−βa (∵x=3a ×4b ) L=3a+4b=3a+4(α−βa)=(3−4β)a+4α (ただし、α= logx/ log4、β= log3/ log4) であるから、 S=x/24×[3×(α−βa)×{(3−4β)a+4α−1} +4a×{(3−4β)a+4α−1−(α−βa)}] =x/24×{3×(4−7β+4β2 )×a2 +(21α−24αβ +3β−4)×a+3α×(4α−1)} となり、Sが最小となるのは、 a=−{3α×(7−8β)+3β−4}/{6×(4−7β+4β2 )} ≒−(1.98×α−1.62)/(6×0.96)<0 (∵x≧4よりα≧1) であるため、a=0、すなわちすべてのスキャン制御信
号線群の信号線の本数を4本にしたときに、スキャン制
御信号線に生じる、スキャン制御信号線からパルス生成
回路までの配線とスキャン制御信号線との交点の数の総
和をもっとも少なくできる。
【0058】同様に、c=2のときは、 S=1/2×{(L−1)×x/4×b+(L−1−b)×x/3×a +(L−1−2b−a)×x/2} =x/24×{3b×(L-1)+4a×(L-1-b)+6×(L-1-2b-a )} となる。ここで、 b= logx/ log4−(log3/ log4)×a− log2/ log4=α−βa−γ (∵x=3a ×4b ×2) L=3a+4b+2=3a+4(α−βa−γ)+2 =(3−4β)a+4(α−γ)+2 (α= logx/ log4、β= log3/ log4、γ= log2/ log4=0.5) であるから、 S=x/24×[3×(α−βa−γ)×{(3−4β)a+4(α−γ)+1} +4a×{(3−4β)a+4(α−γ)+1−(α−βa−γ)} +6×{(3−4β)a+4(α−γ)+1-2(α−βa−γ)}] =x/24×[3×(4−7β+4β2 )×a2 +{(21−24β)×(α−γ)−15β+16}×a +12×(α−γ)2 +15×(α−γ)+6] となり、Sが最小となるのは、 a=−{3(α−γ)×(7-8β)−15β+16}/{6×(4−7β+4β2)} =−{3α(7-8β)−3γ(7-8β)−15β+16}/{6×(4-7β+4β2)} ≒−(1.98×α−1.73637)/(6×0.96)<0 (∵x≧4よりα≧1) であるため、a=0、すなわち1つのスキャン制御信号
線群を除いたすべてのスキャン制御信号線群の信号線の
本数を4本にしたときに、スキャン制御信号線に生じ
る、スキャン制御信号線からパルス生成回路までの配線
とスキャン制御信号線との交点の数の総和をもっとも少
なくできる。
【0059】同様に、c=5、6のときは、 S=1/2×[(L−1)×x/c+{L−1−(c−4)}×x/4×b +{L−1−(c−3)−b}×x/3] =x/24×{12×(L-1)+ 3bc×(L-c+3)+ 4ac×(L-c+2-b)} となる。ここで、 b= logx/ log4−(log3/ log4)×a− logc/ log4=α−βa−γ’ (∵x=3a ×4b ×c) L=3a+4b+c=3a+4(α−βa−γ’)+c =(3−4β)a+4(α−γ’)+c (α= logx/ log4、β= log3/ log4、γ’= logc/ log4) であるから、 S=x/24×[12×{(3−4β)a+4(α−γ’)+1} +3c×(α−βa−γ')×{(3−4β)a+4(α−γ')+3} + 4ac×{(3−4β)a+4(α−γ')+2-(α−βa−γ')}] =x/24×[3c×(4−7β+4β2 )×a2 +{12×(3-4β)-3c×(α−γ')×(7-8β)-9cβ+8c}×a +(α−γ')×{48+12c×(α−γ')+9c }+12×(c−1)] となり、Sが最小となるのは、 a=−{12(3-4β)+ 3c(α−γ')(7-8β)-9cβ+8c}/{6c×(4-7β+4β2)} =−{3cα(7-8β)+12(3-4β)-3cγ'(7-8β)-9cβ+8c }/6c(4-7β+4β2) ≒−(9.90×α+13.79)/(6×5 ×0.96)<0 …c=5のとき ≒−(11.88 ×α+18.53)/(6×6 ×0.96)<0 …c=6のとき (∵x≧4よりα≧1) であるため、a=0、すなわち1つのスキャン制御信号
線群を除いたすべてのスキャン制御信号線群の信号線の
本数を4本にしたときに、スキャン制御信号線に生じ
る、スキャン制御信号線からパルス生成回路までの配線
とスキャン制御信号線との交点の数の総和をもっとも少
なくできる。
【0060】以上に示したように、少なくともm−1個
のスキャン制御信号線群の信号線の本数を4本にする
と、スキャン制御信号線からパルス生成回路までの配線
とスキャン制御信号線との交点の数の総和をもっとも少
なくできる。
【0061】また、スキャン制御信号線群の信号線の本
数をすべてのスキャン制御信号線群で3本とした場合、
スキャン周波数fに対するi番目のスキャン制御信号線
群の信号の周波数はf×3-iとなる。ここで、本発明の
スキャン制御信号線群の3本のスキャン制御信号線は、
従来の構成に置き換えると2つのスキャン制御信号線群
に分けられ、本発明において奇数番目となるスキャン制
御信号線群と偶数番目となるスキャン制御信号線群とで
組み合わせが異なる。このため、従来の構成に置き換え
た場合の各スキャン制御信号線の信号の周波数は、iが
奇数である場合f×2-(3i+1)/2 となる信号線が1本と
f×2-(3i-1)/2 となる信号線が2本になる。同様にi
が偶数の場合には、f×2-(3i-2)/2 となる信号線が1
本とf×2-3i/2 となる信号線が2本になる。
【0062】このときi≧6ならば、 2-(3i+1)/2 ≧(2√2)-(i-6)÷725 ≧3-(i-6)÷72
9 =3-i となるため、従来の構成に比べて各スキャン制御信号線
の信号の周波数は低くなる。i<6の場合においても、
i≧1であることから、 2-3i/2 =(2√2)-i≧3-i となり、6本のうち5本のスキャン制御信号線におい
て、信号の周波数が従来の構成よりも低くなる。
【0063】また、スキャン制御信号線群の信号線の本
数をすべてのスキャン制御信号線群で4本とした場合、
スキャン周波数fに対するi番目のスキャン制御信号線
群の信号の周波数はf×4-iとなる。ここで、従来の構
成の場合において対応する4本のスキャン制御信号線の
信号の周波数は、2本の信号線でf×4-iとなり、2本
の信号線でf×2-(2i-1) となる。
【0064】このとき2-(2i-1) =4-i×2≧4-iとな
るため、4本のうち2本のスキャン制御信号線において
信号の周波数が従来の構成と等しくなり、4本のうち2
本のスキャン制御信号線において信号の周波数が従来の
構成よりも低くなる。
【0065】他の場合においても、ほとんどのスキャン
制御信号線の信号の周波数が従来の構成よりも低くなる
ため、スキャン制御信号線によって消費される電流を低
減することができる。
【0066】以上の作用・効果を奏する本発明の走査回
路は、次のようにいうことができる。すなわち、総数L
本のスキャン制御信号線が設けられ、これらがm個のス
キャン制御信号線群に分けられる。各スキャン制御信号
線群は、2本以上6本以下のスキャン制御信号線からな
り、このうち、少なくともm−1個のスキャン制御信号
線群は3本または4本のスキャン御御信号線からなる。
また、m本のスキャン制御信号線から入力される信号の
論理演算に基づきパルス信号を出力する複数のパルス生
成回路が設けられ、各パルス生成回路に信号を送るm本
のスキャン制御信号線は、互いに異なる組み合わせとな
るように各スキャン制御信号線群から1本ずつ選択され
る。好ましくは、各スキャン制御信号線群においてスキ
ャン制御信号線に印加される信号の周期とデューティ比
を等しいものとし、さらに、スキャン制御信号線数がn
(i)本であるi番目のスキャン制御信号線群に入力され
る信号の走査期間中のデューティ比を1/n(i)以下に、
周期をi−1番目のスキャン制御信号線群に入力される
信号の周期のn(i)倍とする。少なくともm−1個のスキ
ャン制御信号線群のスキャン制御信号線数を等しくする
と、スキャン制御信号線群への入力信号を生成する回路
の構成をスキャン制御信号線群毎にほぼ同じにでき、ま
た、走査のON・OFFを制御する動作制御信号と走査
のタイミングを制御するタイミング制御クロックとに基
づいてスキャン制御信号線に信号を出力するスキャン制
御信号生成回路を内蔵することにより、外部とのインタ
ーフェースを減らすことが可能になる。
【0067】
【発明の実施の形態】
〔実施形態1〕本発明の実施の一形態について図1〜図
3に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0068】本実施形態に係る走査回路は、液晶表示装
置等のマトリクス型画像表示装置の駆動回路に適用され
る。たとえば、アクティブマトリクス型液晶表示装置の
概略的構成が図3に示される。この液晶表示装置は、複
数のデータ信号線DLと複数の走査信号線SLとが設け
られた液晶パネル1と、データ信号線駆動回路2と、走
査信号線駆動回路3とを備えている。液晶パネル1は、
一対の基板が貼り合わされ、その間に液晶が封入されて
構成されている。
【0069】液晶パネル1には、一対の基板の片方もし
くはそれぞれに、データ信号線DLと走査信号線SLと
が相互に直交するように配されている。また、隣接する
データ信号線DLと隣接する走査信号線SLとで囲まれ
た領域には、画素5が1つずつ設けられており、全体で
画素5はマトリクス状に配列されている。そして、各画
素5に印加される電圧により、液晶の透過率または反射
率が変調されて表示が行われる。
【0070】データ信号線DLはデータ信号線駆動回路
2に接続され、画素5に印加されるデータ信号(画像信
号)がデータ信号線駆動回路2からデータ信号線DLに
供給される。一方、走査信号線SLは走査信号線駆動回
路3に接続され、データ信号線DLに供給されているデ
ータ信号を受け取る画素5を選択するための走査信号
が、走査信号線駆動回路3から走査信号線SLに供給さ
れる。
【0071】データ信号線駆動回路2は、一定の時間間
隔でパルス信号を次々と出力する走査回路6と、走査回
路6の信号を受け外部より入力されるデータ信号をサン
プリングし出力するサンプル・ホールド回路7とを備え
ている。一方、走査信号線駆動回路3は、走査信号線S
Lに走査信号を順次出力するため、走査回路8とバッフ
ァ回路9とを備えている。なお、これら両駆動回路2・
3は、基板を共有して液晶パネル1と一体に形成される
こともある。また、これら両駆動回路2・3の走査回路
6・8として、本実施形態の走査回路が適用される。
【0072】図1は、本実施形態の走査回路の概略的構
成を示す回路図である。なお、説明の便宜上、同図にお
いて、信号線および回路等の数は単純化されている。従
って、以下に説明する信号線および回路等の数について
は、特に限定されるものではなく、走査回路全体でこれ
を超える数となっても勿論よい。
【0073】この走査回路は、9本の信号線101 〜1
9 からなるスキャン制御信号線10と、24個の回路
121 〜1224からなるパルス生成回路12とを有して
いる。また、スキャン制御信号線10は3つのスキャン
制御信号線詳111 〜113に分けられる。
【0074】図2は、上記走査回路の各部に印加される
信号波形を示すタイミングチャートである。走査期間中
のスキャン制御信号線群111 の信号線101 〜104
には、それぞれスキャン制御信号SCS1 〜SCS4
入力される。つまり、信号線101 〜104 には、パル
ス幅および隣接するスキャン制御信号線10間でのタイ
ミングの差がt1で、周期がt2(=t1×4)の信号
が入力される。また、走査期間中のスキャン制御信号線
群112 の信号線105 〜107 には、それぞれスキャ
ン制御信号SCS5 〜SCS7 が入力される。つまり、
信号線105 〜107 には、パルス幅および隣接するス
キャン制御信号線10間でのタイミングの差がt2(=
t1×4)で、周期がt3(=t2×3=t1×12)
の信号であって、信号の立ち上がり、立ち下がりがスキ
ャン制御信号線群111 に入力される信号の立ち上がり
に同期した信号が入力される。そして、走査期間中のス
キャン制御信号線群113 の信号線108 ・109
は、それぞれスキャン制御信号SCS8 ・SCS9 が入
力される。つまり、信号線108 ・109 には、パルス
幅および隣接するスキャン制御信号線10間でのタイミ
ングの差がt3(=t2×3=t1×12)で、周期が
t3×2(=t2×6=t1×24)であって、信号の
立ち上がり、立ち下がりがスキャン制御信号線群112
に入力される信号の立ち上がりに同期した信号が入力さ
れる。これにより、信号がHiであるスキャン制御信号
線10は、各スキャン制御信号線群111 〜113 毎に
1本ずつであり、その組み合わせは、基本となる時間間
隔t1毎にすべて異なる。
【0075】各パルス生成回路12には、各スキャン制
御信号線群111 〜113 から1本ずつ互いに異なる組
み合わせでスキャン制御信号線10が選択され、配線を
介して接続される。つまり、各パルス生成回路12に
は、各スキャン制御信号線群111 〜113 から1本ず
つ選択された計3本のスキャン制御信号線10から信号
が入力される。そして、これら入力される信号の論理演
算が施され、入力信号のAND信号が出力される。
【0076】パルス生成回路12に信号を送るスキャン
制御信号線10の組み合わせは各パルス生成回路12毎
に異なり、信号がHiであるスキャン制御信号線10の
組み合わせに対応していることから、基本となる時間間
隔t1毎に各パルス生成回路10から順次パルス信号が
出力される。つまり、パルス生成回路121 〜1224
入力されるスキャン制御信号の組み合わせはそれぞれ時
間間隔t1毎に異なるものとなり、その組み合わせに応
じて、パルス生成回路121 〜1224から出力信号線1
1 〜1324に、それぞれパルス信号PS1 〜PS24
出力される。
【0077】上記走査回路に用いられているスキャン制
御信号線10は9本、パルス生成回路12の入力端子数
は3本であり、パルス生成回路12の数、すなわち走査
回路の出力数は24本である。出力数が同数である従来
の走査回路の場合、必要となるスキャン制御信号線の本
数Lには、L=2×m、かつ、2m-1 <24≦2m なる
関係が成り立つ必要があり、24 <24≦25 よりm=
5となる。これにより、従来の構成ではスキャン制御信
号線は10本、パルス生成回路の入力端子数は5本とな
ることから、従来の構成に比して、本実施形態の走査回
路では、スキャン制御信号線10の本数とパルス生成回
路12の入力端子数とが低減されたものとなっている。
【0078】一方、スキャン制御信号線10からパルス
生成回路12までの配線とスキャン制御信号線10との
交点の数は、
【0079】
【数11】
【0080】より、スキャン制御信号線群111 ・11
2 ・113 でそれぞれ、 (8+1×4−4)×24/4=8×6=48 (8+2×3−7)×24/3=7×8=56 (8+3×2−9)×24/2=5×12=60 になる。
【0081】従って交点の合計は、48×4+56×3
+60×2=480となる。
【0082】一方、従来の走査回路では、スキャン制御
信号線からパルス生成回路までの配線とスキャン制御信
号線との交点の数が、 (L−1)×x/2=(10−1)×24/2=9×1
2=108 であるから、交点の合計は108×10=1080とな
る。
【0083】従って、本実施形態の走査回路では、従来
の走査回路と比較して、スキャン制御信号線10からパ
ルス生成回路12までの配線とスキャン制御信号線10
との交点の数も少なくなる。
【0084】以上のように、本実施形態の走査回路で
は、スキャン制御信号線10の本数、パルス生成回路1
2の入力端子数、および、スキャン制御信号線10から
パルス生成回路12までの配線とスキャン制御信号線1
0との交点の数を、従来よりも少なくできるため、回路
の消費電力を低減すると共に回路規模を小さくすること
ができる。
【0085】また、本実施形態の走査回路を上述の構成
または他の構成のマトリクス型画像表示装置に適用する
ことによって、装置全体の消費電力を低減すると共にデ
ータ信号線駆動回路2および走査信号線駆動回路3の回
路規模を小さくすることができる。
【0086】〔実施形態2〕本発明の他の実施形態につ
いて図4および図5に基づいて説明すれば、以下の通り
である。なお、本実施形態において実施形態1における
構成要素と同等の機能を有する構成要素については、同
一の符号を付記してその説明を省略する。
【0087】図4は、本実施形態の走査回路の概略的構
成を示す回路図である。なお、説明の便宜上、同図にお
いて、信号線および回路等の数は単純化されている。従
って、以下に説明する信号線および回路等の数について
は、特に限定されるものではなく、走査回路全体でこれ
を超える数となっても勿論よい。
【0088】この走査回路は、9本の信号線141 〜1
9 からなるスキャン制御信号線14と、20個の回路
161 〜1620からなるパルス生成回路16とを有して
いる。また、スキャン制御信号線14は2つのスキャン
制御信号線詳151 ・152に分けられる。
【0089】図5は、上記走査回路の各部に印加される
信号波形を示すタイミングチャートである。走査期間中
のスキャン制御信号線群151 の信号線141 〜145
には、それぞれスキャン制御信号SCS11〜SCS15
入力される。つまり、信号線141 〜145 には、パル
ス幅および隣接するスキャン制御信号線14間でのタイ
ミングの差がt1で、周期がt2(=t1×5)の信号
が入力される。また、走査期間中のスキャン制御信号線
群152 の信号線146 〜149 には、それぞれスキャ
ン制御信号SCS16〜SCS19が入力される。つまり、
信号線146 〜149 には、パルス幅および隣接するス
キャン制御信号線14間でのタイミングの差がt2(=
t1×5)で、周期がt3(=t2×4=t1×20)
の信号であって、信号の立ち上がり、立ち下がりがスキ
ャン制御信号線群151 に入力される信号の立ち上がり
に同期した信号が入力される。これにより、信号がHi
であるスキャン制御信号線14は、各スキャン制御信号
線群151 ・152 毎に1本ずつであり、その組み合わ
せは、基本となる時間間隔t1毎にすべて異なる。
【0090】各パルス生成回路16には、各スキャン制
御信号線群151 ・152 から1本ずつ互いに異なる組
み合わせでスキャン制御信号線14が選択され、配線を
介して接続される。つまり、各パルス生成回路16に
は、各スキャン制御信号線群151 ・152 から1本ず
つ選択された計2本のスキャン制御信号線14から信号
が入力される。そして、これら入力される信号の論理演
算が施され、入力信号のAND信号が出力される。
【0091】パルス生成回路16に信号を送るスキャン
制御信号線14の組み合わせは各パルス生成回路16毎
に異なり、信号がHiであるスキャン制御信号線14の
組み合わせに対応していることから、基本となる時間間
隔t1毎に各パルス生成回路16から順次パルス信号が
出力される。つまり、パルス生成回路161 〜1620
入力されるスキャン制御信号の組み合わせはそれぞれ時
間間隔t1毎に異なるものとなり、その組み合わせに応
じて、パルス生成回路161 〜1620から出力信号線1
1 〜1720に、それぞれパルス信号PS1 〜PS20
出力される。
【0092】上記走査回路に用いられているスキャン制
御信号線14は9本、パルス生成回路16の入力端子数
は2本であり、パルス生成回路16の数、すなわち走査
回路の出力数は20本である。出力数が同数である従来
の走査回路の場合、必要となるスキャン制御信号線の本
数Lには、L=2×m、かつ、2m-1 <20≦2m なる
関係が成り立つ必要があり、24 <20≦25 よりm=
5となる。これにより、従来の構成ではスキャン制御信
号線は10本、パルス生成回路の入力端子数は5本とな
ることから、従来の構成に比して、本実施形態の走査回
路では、スキャン制御信号線14の本数とパルス生成回
路16の入力端子数とが低減されたものとなっている。
【0093】一方、スキャン制御信号線14からパルス
生成回路16までの配線とスキャン制御信号線14との
交点の数は、
【0094】
【数12】
【0095】より、スキャン制御信号線群151 ・15
2 でそれぞれ、 (8+1×5−5)×20/5=8×4=32 (8+2×4−9)×20/4=7×5=35 になる。
【0096】一方、従来の構成では、スキャン制御信号
線からパルス生成回路までの配線とスキャン制御信号線
との交点の数が、 (L−1)×x/2=(10−1)×20/2=9×1
0=90 である。従って、本実施形態の走査回路では、従来の走
査回路と比較して、スキャン制御信号線14からパルス
生成回路16までの配線とスキャン制御信号線14との
交点の数も少なくなる。
【0097】以上のように、本実施形態の走査回路で
は、スキャン制御信号線14の本数、パルス生成回路1
6の入力端子数、および、スキャン制御信号線14から
パルス生成回路16までの配線とスキャン制御信号線1
4との交点の数を、従来よりも少なくできるため、回路
の消費電力を低減すると共に回路規模を小さくすること
ができる。
【0098】また、本実施形態の走査回路を上述の構成
または他の構成のマトリクス型画像表示装置に適用する
ことによって、装置全体の消費電力を低減すると共にデ
ータ信号線駆動回路2および走査信号線駆動回路3の回
路規模を小さくすることができる。
【0099】〔実施形態3〕本発明のさらに他の実施形
態について図6および図7に基づいて説明すれば、以下
の通りである。なお、本実施形態において実施形態1・
2における構成要素と同等の機能を有する構成要素につ
いては、同一の符号を付記してその説明を省略する。
【0100】図6は、本実施形態の走査回路の概略的構
成を示す回路図である。なお、説明の便宜上、同図にお
いて、信号線および回路等の数は単純化されている。従
って、以下に説明する信号線および回路等の数について
は、特に限定されるものではなく、走査回路全体でこれ
を超える数となっても勿論よい。
【0101】この走査回路は、9本の信号線181 〜1
9 からなるスキャン制御信号線18と、27個の回路
201 〜2027からなるパルス生成回路20とを有して
いる。また、スキャン制御信号線18は3つのスキャン
制御信号線詳191 〜193に分けられる。
【0102】図7は、上記走査回路の各部に印加される
信号波形を示すタイミングチャートである。走査期間中
のスキャン制御信号線群191 の信号線181 〜183
には、それぞれスキャン制御信号SCS21〜SCS23
入力される。つまり、信号線181 〜183 には、パル
ス幅および隣接するスキャン制御信号線18間でのタイ
ミングの差がt1で、周期がt2(=t1×3)の信号
が入力される。また、走査期間中のスキャン制御信号線
群192 の信号線184 〜186 には、それぞれスキャ
ン制御信号SCS24〜SCS26が入力される。つまり、
信号線184 〜186 には、パルス幅および隣接するス
キャン制御信号線18間でのタイミングの差がt2(=
t1×3)で、周期がt3(=t2×3=t1×9)の
信号であって、信号の立ち上がり、立ち下がりがスキャ
ン制御信号線群191 に入力される信号の立ち上がりに
同期した信号が入力される。そして、走査期間中のスキ
ャン制御信号線群193 の信号線187 〜189 には、
それぞれスキャン制御信号SCS27〜SCS29が入力さ
れる。つまり、信号線187 〜189 には、パルス幅お
よび隣接するスキャン制御信号線18間でのタイミング
の差がt3(=t2×3=t1×9)で、周期がt3×
3(=t2×9=t1×27)であって、信号の立ち上
がり、立ち下がりがスキャン制御信号線群192 に入力
される信号の立ち上がりに同期した信号が入力される。
これにより、信号がHiであるスキャン制御信号線18
は、各スキャン制御信号線群191 〜193 毎に1本ず
つであり、その組み合わせは、基本となる時間間隔t1
毎にすべて異なる。
【0103】各パルス生成回路20には、各スキャン制
御信号線群191 〜193 から1本ずつ互いに異なる組
み合わせでスキャン制御信号線18が選択され、配線を
介して接続される。つまり、各パルス生成回路20に
は、各スキャン制御信号線群191 〜193 から1本ず
つ選択された計3本のスキャン制御信号線18から信号
が入力される。そして、これら入力される信号の論理演
算が施され、入力信号のAND信号が出力される。
【0104】パルス生成回路20に信号を送るスキャン
制御信号線18の組み合わせは各パルス生成回路20毎
に異なり、信号がHiであるスキャン制御信号線18の
組み合わせに対応していることから、基本となる時間間
隔t1毎に各パルス生成回路20から順次パルス信号が
出力される。つまり、パルス生成回路201 〜2027
入力されるスキャン制御信号の組み合わせはそれぞれ時
間間隔t1毎に異なるものとなり、その組み合わせに応
じて、パルス生成回路201 〜2027から出力信号線2
1 〜2127に、それぞれパルス信号PS1 〜PS27
出力される。
【0105】上記走査回路に用いられているスキャン制
御信号線18は9本、パルス生成回路20の入力端子数
は3本であり、パルス生成回路20の数、すなわち走査
回路の出力数は27本である。出力数が同数である従来
の走査回路の場合、必要となるスキャン制御信号線の本
数Lには、L=2×m、かつ、2m-1 <27≦2m なる
関係が成り立つ必要があり、24 <27≦25 よりm=
5となる。これにより、従来の構成ではスキャン制御信
号線は10本、パルス生成回路の入力端子数は5本とな
ることから、従来の構成に比して、本実施形態の走査回
路では、スキャン制御信号線18の本数とパルス生成回
路20の入力端子数とが低減されたものとなっている。
【0106】一方、スキャン制御信号線18からパルス
生成回路20までの配線とスキャン制御信号線18との
交点の数は、
【0107】
【数13】
【0108】になる。
【0109】従来の構成では、スキャン制御信号線から
パルス生成回路までの配線とスキャン制御信号線との交
点の数が、 (L−1)×x/2=(10−1)×27/2=9×1
3.5=121.5 である。従って、本実施形態の走査回路では、従来の走
査回路と比較して、スキャン制御信号線18からパルス
生成回路20までの配線とスキャン制御信号線18との
交点の数も少なくなる。
【0110】以上のように、本実施形態の走査回路で
は、スキャン制御信号線18の本数、パルス生成回路2
0の入力端子数、および、スキャン制御信号線18から
パルス生成回路20までの配線とスキャン制御信号線1
8との交点の数を、従来よりも少なくできるため、回路
の消費電力を低減すると共に回路規模を小さくすること
ができる。
【0111】また、本実施形態の走査回路を上述の構成
または他の構成のマトリクス型画像表示装置に適用する
ことによって、装置全体の消費電力を低減すると共にデ
ータ信号線駆動回路2および走査信号線駆動回路3の回
路規模を小さくすることができる。
【0112】〔実施形態4〕本発明のさらに他の実施形
態について図8および図9に基づいて説明すれば、以下
の通りである。なお、本実施形態において実施形態1〜
3における構成要素と同等の機能を有する構成要素につ
いては、同一の符号を付記してその説明を省略する。
【0113】図8は、本実施形態の走査回路の概略的構
成を示す回路図である。なお、説明の便宜上、同図にお
いて、信号線および回路等の数は単純化されている。従
って、以下に説明する信号線および回路等の数について
は、特に限定されるものではなく、走査回路全体でこれ
を超える数となっても勿論よい。
【0114】この走査回路は、8本の信号線221 〜2
8 からなるスキャン制御信号線22と、16個の回路
241 〜2416からなるパルス生成回路24とを有して
いる。また、スキャン制御信号線22は2つのスキャン
制御信号線詳231 ・232に分けられる。
【0115】図9は、上記走査回路の各部に印加される
信号波形を示すタイミングチャートである。走査期間中
のスキャン制御信号線群231 の信号線221 〜224
には、それぞれスキャン制御信号SCS31〜SCS34
入力される。つまり、信号線221 〜224 には、パル
ス幅および隣接するスキャン制御信号線22間でのタイ
ミングの差がt1で、周期がt2(=t1×4)の信号
が入力される。また、走査期間中のスキャン制御信号線
群232 の信号線225 〜228 には、それぞれスキャ
ン制御信号SCS35〜SCS38が入力される。つまり、
信号線225 〜228 には、パルス幅および隣接するス
キャン制御信号線22間でのタイミングの差がt2(=
t1×4)で、周期がt3(=t2×4=t1×16)
の信号であって、信号の立ち上がり、立ち下がりがスキ
ャン制御信号線群231 に入力される信号の立ち上がり
に同期した信号が入力される。これにより、信号がHi
であるスキャン制御信号線22は、各スキャン制御信号
線群231 ・232 毎に1本ずつであり、その組み合わ
せは、基本となる時間間隔t1毎にすべて異なる。
【0116】各パルス生成回路24には、各スキャン制
御信号線群231 ・232 から1本ずつ互いに異なる組
み合わせでスキャン制御信号線22が選択され、配線を
介して接続される。つまり、各パルス生成回路24に
は、各スキャン制御信号線群231 ・232 から1本ず
つ選択された計2本のスキャン制御信号線22から信号
が入力される。そして、これら入力される信号の論理演
算が施され、入力信号のAND信号が出力される。
【0117】パルス生成回路24に信号を送るスキャン
制御信号線22の組み合わせは各パルス生成回路24毎
に異なり、信号がHiであるスキャン制御信号線22の
組み合わせに対応していることから、基本となる時間間
隔t1毎に各パルス生成回路24から順次パルス信号が
出力される。つまり、パルス生成回路241 〜2416
入力されるスキャン制御信号の組み合わせはそれぞれ時
間間隔t1毎に異なるものとなり、その組み合わせに応
じて、パルス生成回路241 〜2416から出力信号線2
1 〜2516に、それぞれパルス信号PS1 〜PS16
出力される。
【0118】上記走査回路に用いられているスキャン制
御信号線22は8本、パルス生成回路24の入力端子数
は2本であり、パルス生成回路24の数、すなわち走査
回路の出力数は16本である。出力数が同数である従来
の走査回路の場合、必要となるスキャン制御信号線の本
数Lには、L=2×m、かつ、2m-1 <16≦2m なる
関係が成り立つ必要があり、23 <16≦24 よりm=
4となる。これにより、従来の構成ではスキャン制御信
号線は8本、パルス生成回路の入力端子数は4本となる
ことから、従来の構成に比して、本実施形態の走査回路
では、スキャン制御信号線22の本数はかわらないもの
の、パルス生成回路24の入力端子数が低減されたもの
となる。
【0119】一方、スキャン制御信号線22からパルス
生成回路24までの配線とスキャン制御信号線22との
交点の数は、
【0120】
【数14】
【0121】になる。
【0122】従来の構成では、スキャン制御信号線から
パルス生成回路までの配線とスキャン制御信号線との交
点の数が、 (L−1)×x/2=(8−1)×16/2=7×8=
56 である。従って、本実施形態の走査回路では、従来の走
査回路と比較して、スキャン制御信号線22からパルス
生成回路24までの配線とスキャン制御信号線22との
交点の数も少なくなる。
【0123】以上のように、本実施形態の走査回路で
は、スキャン制御信号線22の本数を従来より増加させ
ることなく、パルス生成回路24の入力端子数、およ
び、スキャン制御信号線22からパルス生成回路24ま
での配線とスキャン制御信号線22との交点の数を、従
来よりも少なくできるため、回路の消費電力を低減する
と共に回路規模を小さくすることができる。
【0124】また、本実施形態の走査回路を上述の構成
または他の構成のマトリクス型画像表示装置に適用する
ことによって、装置全体の消費電力を低減すると共にデ
ータ信号線駆動回路2および走査信号線駆動回路3の回
路規模を小さくすることができる。
【0125】〔実施形態5〕本発明のさらに他の実施形
態について図10〜図12に基づいて説明すれば、以下
の通りである。なお、本実施形態において実施形態1〜
4における構成要素と同等の機能を有する構成要素につ
いては、同一の符号を付記してその説明を省略する。
【0126】図10は、本実施形態の走査回路の概略的
構成を示す回路図である。なお、説明の便宜上、同図に
おいて、信号線および回路等の数は単純化されている。
従って、以下に説明する信号線および回路等の数につい
ては、特に限定されるものではなく、走査回路全体でこ
れを超える数となっても勿論よい。
【0127】本実施形態の走査回路は、実施形態4の構
成に加えて、さらにスキャン制御信号生成回路26が設
けられた構成である。すなわち、この走査回路は、実施
形態4と同様に、8本の信号線221 〜228 からなる
スキャン制御信号線22と、16個の回路241 〜24
16からなるパルス生成回路24とを有している。また、
スキャン制御信号線22は2つのスキャン制御信号線詳
231 ・232 に分けられる。
【0128】スキャン制御信号生成回路26は、図11
に示すように、4桁(4bit )のカウンタ27と、複数
のNAND回路28と、複数のインバータ回路29とを
備えている。そして、走査開始信号線30から入力され
る信号とタイミング制御信号線31から入力される信号
とに基づいて、各スキャン制御信号線221 〜228
信号を出力する。
【0129】図12を参照して、走査開始信号線30か
ら入力される信号は、走査のON・OFFを制御する動
作制御信号S1であり、タイミング制御信号線31から
入力される信号は、走査のタイミングを制御するタイミ
ング制御クロックS2である。スキャン制御信号生成回
路26は、これらの入力信号S1・S2に基づいて、ス
キャン制御信号線221 〜228 にそれぞれ信号SCS
31〜SCS38を出力する。
【0130】なお、スキャン制御信号生成回路26の構
成は、図11に示す構成に限定されるものではなく、走
査のON・OFFを制御する動作制御信号と走査のタイ
ミングを制御するタイミング制御クロックとに基づい
て、スキャン制御信号を生成・出力するものであれば、
他の構成であってもよい。
【0131】図10および図12を参照して、走査期間
中のスキャン制御信号線群231 の信号線221 〜22
4 には、パルス幅および隣接するスキャン制御信号線2
2間でのタイミングの差がt1で、周期がt2(=t1
×4)の信号SCS31〜SCS34がそれぞれ入力され
る。また、走査期間中のスキャン制御信号線群232
信号線225 〜228 には、パルス幅および隣接するス
キャン制御信号線22間でのタイミングの差がt2(=
t1×4)で、周期がt3(=t2×4=t1×16)
の信号であって、信号の立ち上がり、立ち下がりがスキ
ャン制御信号線群231 に入力される信号の立ち上がり
に同期した信号SCS35〜SCS38がそれぞれ入力され
る。このように、各スキャン制御信号線221 〜228
に入力される信号SCS31〜SCS38は、本実施形態と
実施形態4とで同じである。
【0132】また、図10に示すように、本実施形態の
走査回路は、スキャン制御信号生成回路26が設けられ
ているほかは、実施形態4と同様の構成である。従っ
て、本実施形態の走査回路では、スキャン制御信号線2
2の本数を従来より増加させることなく、パルス生成回
路24の入力端子数、および、スキャン制御信号線22
からパルス生成回路24までの配線とスキャン制御信号
線22との交点の数を、従来よりも少なくできるため、
回路の消費電力を低減すると共に回路規模を小さくする
ことができる。
【0133】さらに、スキャン制御信号生成回路26が
設けられているので、外部より走査開始信号線30とタ
イミング制御信号線31とに信号S1・S2を入力する
だけで、走査回路を動作させるのに必要な信号SCS31
〜SCS38を各スキャン制御信号線22に入力すること
ができる。
【0134】
【発明の効果】請求項1の発明に係る走査回路は、以上
のように、それぞれ互いに異なるスキャン制御信号が入
力される複数のスキャン制御信号線と、上記スキャン制
御信号線のうちから互いに異なる組み合わせで選択され
るm本の信号線から入力される信号の論理演算に基づ
き、それぞれパルス信号を出力する複数のパルス生成回
路とを備え、上記スキャン制御信号線が、入力されるm
桁の信号に対応するm個のスキャン制御信号線群に分け
られると共に、少なくともm−1個の桁の信号は、互い
に位相が異なる3つまたは4つの信号からそれぞれな
り、上記各パルス生成回路に信号を送るm本のスキャン
制御信号線は、上記各スキャン制御信号線群から1本ず
つ選択される構成である。
【0135】これにより、従来に比して、スキャン制御
信号線の本数を従来の走査回路よりも増加させることな
しに、パルス生成回路の入力端子数、および、スキャン
制御信号線からパルス生成回路までの配線とスキャン制
御信号線との交点の数を減らすことができる。従って、
回路の消費電流の低減化および回路の小型化を達成でき
るという効果を奏する。
【0136】また、パルス生成回路の入力端子数が減る
ことにより、パルス生成回路の構成が簡単になり、走査
回路の動作を高速化することができる。さらに、多くの
スキャン制御信号線において、入力される信号の周波数
を従来よりも低いものとすることが可能になるため、ス
キャン制御信号線によって消費される電流をさらに低減
することができる。
【0137】請求項2の発明に係る走査回路は、以上の
ように、請求項1の構成において、上記各スキャン制御
信号線群では、各スキャン制御信号線に入力される信号
の周期とデューティ比が等しく、i(i≦m)番目のス
キャン制御信号線群の信号線の本数をn(i)とするとき、
i番目のスキャン制御信号線群の信号線に入力される信
号の走査期間中の周期が、i−1番目のスキャン制御信
号線群の信号線に入力される信号の走査期間中の周期の
n(i)倍とされる構成である。
【0138】すなわち、上記の構成よりなる走査回路の
各スキャン制御信号線に対し、このように調製された信
号が入力されることで、消費電流の低減化および回路の
小型化を実現する走査回路において必要な走査動作を支
障なく行うことができる。
【0139】請求項3の発明に係る走査回路は、以上の
ように、請求項1または2の構成において、上記スキャ
ン制御信号線群を構成する信号線数が、少なくともm−
1個のスキャン制御信号線群で等しい構成である。
【0140】これにより、スキャン制御信号線群に入力
される信号を生成する回路の構成をスキャン制御信号線
群毎にほぼ同じにすることができ、従って、該回路の構
成を簡単なものにすることができる。
【0141】請求項4の発明に係る走査回路は、以上の
ように、請求項1〜3のいずれかの構成において、走査
のON・OFFを制御する動作制御信号と走査のタイミ
ングを制御するタイミング制御クロックとに基づいて、
スキャン制御信号線に信号を出力するスキャン制御信号
生成回路が設けられている構成である。
【0142】上記のように、スキャン制御信号生成回路
が設けられることで、外部とのインターフェースを減ら
すことができる。
【0143】請求項5の発明に係るマトリクス型画像表
示装置は、以上のように、データ信号線駆動回路および
走査信号線駆動回路の少なくとも一方が請求項1〜4の
いずれかに記載の走査回路を備えている構成である。
【0144】すなわち、データ信号線駆動回路および走
査信号線駆動回路の少なくとも一方に、消費電流の低減
化および回路の小型化を実現する上述したいずれか一つ
の走査回路を備えることにより、画像表示装置全体の消
費電流を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る走査回路の概略的
構成を示す回路図である。
【図2】上記走査回路のスキャン制御信号線に入力され
るスキャン制御信号およびパルス生成回路から出力され
るパルス信号を示すタイミングチャートである。
【図3】上記走査回路を備える液晶表示装置の主要部の
構成を示す説明図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係る走査回路の概略的
構成を示す回路図である。
【図5】上記走査回路のスキャン制御信号線に入力され
るスキャン制御信号およびパルス生成回路から出力され
るパルス信号を示すタイミングチャートである。
【図6】本発明のさらに他の実施形態に係る走査回路の
概略的構成を示す回路図である。
【図7】上記走査回路のスキャン制御信号線に入力され
るスキャン制御信号およびパルス生成回路から出力され
るパルス信号を示すタイミングチャートである。
【図8】本発明のさらに他の実施形態に係る走査回路の
概略的構成を示す回路図である。
【図9】上記走査回路のスキャン制御信号線に入力され
るスキャン制御信号およびパルス生成回路から出力され
るパルス信号を示すタイミングチャートである。
【図10】本発明のさらに他の実施形態に係る走査回路
の概略的構成を示す回路図である。
【図11】上記走査回路に設けられるスキャン制御信号
生成回路の概略的構成を示す回路図である。
【図12】上記走査回路のスキャン制御信号線に入力さ
れるスキャン制御信号およびパルス生成回路から出力さ
れるパルス信号を示すタイミングチャートである。
【図13】従来のマトリクス型画像表示装置の構成を概
略的に示す説明図である。
【図14】従来のマトリクス型画像表示装置で用いられ
るデータ信号線駆動回路の構成を概略的に示す説明図で
ある。
【図15】従来のデコード回路を用いた走査回路を概略
的に示す構成図である。
【図16】従来の走査回路のスキャン制御信号線に入力
されるスキャン制御信号およびパルス生成回路から出力
されるパルス信号を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
2 データ信号線駆動回路 3 走査信号線駆動回路 5 画素 6・8 走査回路 10・14・18・22 スキャン制御信号線 111 〜113 、151 ・152 スキャン制御信号線群 191 〜193 、231 ・232 スキャン制御信号線群 12・16・20・24 パルス生成回路 26 スキャン制御信号生成回路 SCS スキャン制御信号 PS パルス信号 S1 動作制御信号 S2 タイミング制御クロック DL データ信号線 SL 走査信号線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ互いに異なるスキャン制御信号が
    入力される複数のスキャン制御信号線と、 上記スキャン制御信号線のうちから互いに異なる組み合
    わせで選択されるm本の信号線から入力される信号の論
    理演算に基づき、それぞれパルス信号を出力する複数の
    パルス生成回路とを備え、 上記スキャン制御信号線が、入力されるm桁の信号に対
    応するm個のスキャン制御信号線群に分けられると共
    に、少なくともm−1個の桁の信号は、互いに位相が異
    なる3つまたは4つの信号からそれぞれなり、 上記各パルス生成回路に信号を送るm本のスキャン制御
    信号線は、上記各スキャン制御信号線群から1本ずつ選
    択されることを特徴とする走査回路。
  2. 【請求項2】上記各スキャン制御信号線群では、各スキ
    ャン制御信号線に入力される信号の周期とデューティ比
    が等しく、 i(i≦m)番目のスキャン制御信号線群の信号線の本
    数をn(i)とするとき、i番目のスキャン制御信号線群の
    信号線に入力される信号の走査期間中の周期が、i−1
    番目のスキャン制御信号線群の信号線に入力される信号
    の走査期間中の周期のn(i)倍とされることを特徴とする
    請求項1に記載の走査回路。
  3. 【請求項3】上記スキャン制御信号線群を構成する信号
    線数が、少なくともm−1個のスキャン制御信号線群で
    等しいことを特徴とする請求項1または2に記載の走査
    回路。
  4. 【請求項4】走査のON・OFFを制御する動作制御信
    号と走査のタイミングを制御するタイミング制御クロッ
    クとに基づいて、スキャン制御信号線に信号を出力する
    スキャン制御信号生成回路が設けられていることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の走査回路。
  5. 【請求項5】マトリクス状に設けられて表示を行う画素
    と、この画素に画像信号を供給する複数のデータ信号線
    と、データ信号線と交差するように配されて画素への画
    像信号の供給を順次選択する複数の走査信号線と、デー
    タ信号線に画像信号を出力するデータ信号線駆動回路
    と、走査信号線に走査信号を出力する走査信号線駆動回
    路とを備えたマトリクス型画像表示装置において、 上記データ信号線駆動回路および上記走査信号線駆動回
    路の少なくとも一方が請求項1〜4のいずれかに記載の
    走査回路を備えていることを特徴とするマトリクス型画
    像表示装置。
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