JPH0522917A - 直流モータ - Google Patents

直流モータ

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Publication number
JPH0522917A
JPH0522917A JP16955091A JP16955091A JPH0522917A JP H0522917 A JPH0522917 A JP H0522917A JP 16955091 A JP16955091 A JP 16955091A JP 16955091 A JP16955091 A JP 16955091A JP H0522917 A JPH0522917 A JP H0522917A
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JP
Japan
Prior art keywords
magnet
casing
pole pieces
magnetic flux
motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP16955091A
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English (en)
Inventor
Noribumi Isachi
則文 伊佐地
Shinji Ohashi
真二 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP16955091A priority Critical patent/JPH0522917A/ja
Publication of JPH0522917A publication Critical patent/JPH0522917A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】直流モータのコストダウンと回転効率の向上を
目的としている。 【構成】回転軸6は同心状の中心部材2に貫設し、該中
心部材2から放射線状に磁極片3が突出し、夫々の磁極
片3の間にはスロット10が形成され、その間にはコイ
ル4が巻回されている。回転軸6と中心部材2と磁極片
3とコイル4からなる回転子は、断面がリング形状のケ
ーシング5に挿入され、該ケーシング5の内周面に円弧
形状の一対のマグネット25、26が取付けられ、さら
に、マグネット25、26の内周面にマグネット25、
26より長い弧の円弧形状の軟磁性体材料からなる電磁
軟鉄板15が取付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は直流モータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の直流モータに関しては、図4〜6
に示すようなものがあった。
【0003】まず、構成を説明する。
【0004】図4は従来の直流モータの回転子を示した
図である。
【0005】6は円柱形の回転軸で、該回転軸6は円柱
形の中心部材2に同心状に貫設している。中心部材2よ
り放射状に突出した磁極片3は、その先端が広がってい
て、この磁極片3の外周面15が溝を有する略円柱形に
形成されている。また、前記磁極片3の相互間に形成さ
れたスロット10にはコイル4が巻回されている。
【0006】図5は、図4に示した回転子を有する直流
モータの断面図である。
【0007】整流子20は図4に示した回転子の回転軸
6に同心状に貫通して取り付けられている。
【0008】5はモータのケーシングで、中空で略半球
形状をしており、その底面には中心部にベアリング27
を有するフタ1が取り付けられている。
【0009】回転軸6はフタ1の中心部分、ベアリング
27に貫通されていて、また回転軸6の図面上側の端部
は、ケーシング5の内周面に取り付けた軸受28によっ
て回転可能に支持されている。
【0010】また、ブラシ21、22、およびブラシケ
ース19はフタ1に取り付けられている。またブラシ2
1、22は内装されているバネなどの弾力によって整流
子20を挟み込んで接触している。
【0011】また、ブラシ21、22には、図示してい
ないが、外部より夫々逆の電圧が印加されている。つま
り、ブラシ21に正電圧、ブラシ22に負電圧、または
ブラシ21に負電圧、ブラシ22に正電圧となるように
夫々の電圧が印加されている。このブラシ21、22に
印加された電圧より整流子20に電流が流れ、さらにコ
イル4に電流が流れる。
【0012】回転子は、モータのケーシング5の内周面
に取り付けられているN極に着磁されたマグネット7、
S極に着磁されたマグネット8に、所定のギャップ11
を介してケーシング5にはめられている。
【0013】次に、作用を説明する。
【0014】図6は、図5のI−I線における断面図で
ある。
【0015】ブラシ21、ブラシ22に夫々逆の電圧が
印加されると整流子20に電流が流れ、さらに整流子2
0につながっているコイル4に流れる。また、N極に着
磁されたマグネット7より磁極片3を介してS極に着磁
されたマグネット8に磁束が生じる。
【0016】このコイル4に流れる電流と、マグネット
7および8によって生じる磁束から、フレミングの左手
の法則に基づき、力が回転子に生じ、回転子は回転軸6
を中心に回転する。また、ブラシ21および22に印加
する電圧の向きを逆にすれば、回転子は逆方向に回転す
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
示した直流モータにおいては、高出力を得るためにはマ
グネットから生じる磁束を広範囲の磁極片に生じさせる
必要があった。
【0018】ここでN極に着磁させたマグネット7から
磁極片に生じる磁束は図7に示すように生じ、また、こ
の図7では特に14はN極に着磁されたマグネット7の
端部12に対して遠くにある磁極片、13は磁極片14
の左隣りの磁極片として、上記の磁極片3と区別する。
【0019】N極のマグネット7から生じる磁束は磁極
片13、14へ流れ、このとき、マグネット7の端部1
2から遠くにある磁極片14を磁化する力はマグネット
7の端部12の近くにある磁極片13を磁化する力に比
べると弱い。すなわち、コイル4に流れる電流が同じ場
合、磁極片13に生じる回転力より磁極片14に生じる
回転力のほうが小さくなってしまう。
【0020】したがって、高出力を得るためには、より
多くの磁極片に磁束を生じるようにするため、マグネッ
トの角度が大きくなってしまい、マグネットのコストが
高くなってしまっていた。また、上記のコストを下げる
ためにマグネットを小さくすることが考えられるが、そ
うした場合、マグネットから生じる磁束がマグネットに
近い磁極片に集中してしまうために、その付近で磁気飽
和を起こしてしまい、回転効率が悪くなってしまってい
た。
【0021】本発明は直流モータのコストダウンと、回
転効率の向上を目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明においては、ケー
シングと、該ケーシングの内周面に取り付けられ、それ
ぞれが対向する一対の円弧形状のマグネットと、該マグ
ネットの内周面に取り付けられ、該マグネットの弧より
長い弧を有するそれぞれが対向する一対の円弧形状の軟
磁性体部材と、該軟磁性体部材に所定の間隔を空けて近
接するように前記ケーシングにはめられる磁極片を有す
る回転子より構成した。
【0023】
【作用】上記の構成により、マグネットによって発生す
る磁束はマグネットから、マグネットの内周面に取付け
られたマグネットの弧より長い弧の軟磁性体部材に広範
囲に広がり、該軟磁性体部材から広範囲の磁極片へ磁束
が生じ、直流モータが回転する。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0025】まず、構成を説明する。
【0026】図1は本発明の実施例の構成を示した図で
あり、斜視断面図である。
【0027】5はその断面がリング形状のケーシング
で、該ケーシング5の内周面上に対向するように、一対
のマグネット25および26が取付けられている。該マ
グネット25、26は従来の直流モータに用いたものに
比べ弧の長さが短くなっており、該マグネット25、2
6はマグネット25がN極、マグネット26がS極に着
磁されている。夫々のマグネット25、26の内周面に
はマグネット25、26の弧より長い弧の例えばフェラ
イトなどの軟磁性体材料からなる電磁軟鉄板15が取付
けられている。ここで電磁軟鉄板15に軟磁性体材料で
あるフェライトを用いるのは、モータの回転子へ高透磁
に磁束を生じさせることが求められるためである。フェ
ライトなどの電磁軟鉄板15の内側には、回転子がケー
シング5と同心状に、ケーシング5にはめられている。
回転子は従来の直流モータのものと同様の部材であるの
で、ここでは回転子の詳細な説明は省略する。
【0028】図2は本実施例の軸方向断面図である。
【0029】図1において説明した構成についての説明
は省略する。
【0030】20は整流子、21、22はブラシ、19
はブラシケースである。ケーシング5は略半球形状をし
ており、その底面には中心部にベアリング27を有する
フタ1が取り付けられている。
【0031】次に図2および図3によって、作用を説明
する。
【0032】図3は、図2のII−II線での断面図であ
る。
【0033】整流子20は回転軸6に取り付けられてい
るので、回転軸6と同じ回転を行う。
【0034】ブラシ21、22、およびブラシケース1
9はケーシング5のフタ1に取り付けられているので、
回転軸6の回転に関わらずに回転しない。
【0035】また、ブラシ21、22には、図示してい
ないが、夫々逆の電圧が印加されている。つまり、21
に正電圧、22に負電圧、または21に負電圧、22に
正電圧の夫々の電圧を印加する。
【0036】ブラシ21、22に印加された電圧より、
整流子20に電流が流れ、さらに整流子20につながっ
ているコイル4に流れる。また、N極に着磁されたマグ
ネット25より磁極片3を介して、S極に着磁されたマ
グネット26に磁束が生じる。
【0037】この、コイル4に流れる電流と、マグネッ
ト25および26によって生じる磁束から、フレミング
の左手の法則に基づき、力が回転子に生じ、回転子は回
転軸6を中心に回転する。また、ブラシ21および22
に印加する電圧の向きを逆にすれば、回転子は逆方向に
回転する。
【0038】N極に着磁されたマグネット25によって
発生する磁束はフェライトなどの電磁軟鉄板15によっ
てマグネット25の本来の弧の長さよりも広範囲に広が
り、磁極片3、中心部材2を通り、S極に着磁されたマ
グネット26の側の磁極片3、電磁軟鉄板15を通り、
S極に着磁されたマグネット26に流れる。
【0039】この実施例では、従来の直流モータのマグ
ネットよりも短いマグネットを用いて、該マグネットに
マグネットの弧よりも長い電磁軟鉄板を取り付けたため
に、本来は短いマグネットより生じる磁束が電磁軟鉄板
によって広範囲の磁極片に生じ、より多くの磁極片に回
転力が生じるため、高出力で回転効率が良い。
【0040】また、電磁軟鉄板の中央部分に近い磁極片
に生じる磁束と電磁軟鉄板の端部に近い磁極片に生じる
磁束との差異を小さくすることができ、すなわち電磁軟
鉄板の端部においても強く磁化されるので、モータの回
転時にマグネットと回転子の磁力の変化が穏やかになる
ため、マグネットを従来の直流モータに比べ短くしたに
もかかわらず、発生する回転ムラ、コギングトルクが従
来の直流モータにおいて発生するコギングトルクより大
きくならずに済む。
【0041】
【発明の効果】本発明においては、マグネットを小さく
しても、出力が低下しないために直流モータのコストを
下げることができる。さらにマグネットにより発生する
磁束を軟磁性体部材によって広範囲の磁極片に強い磁束
で広げることができたため、マグネット中心に磁束が集
中しなくなり、磁気飽和が生じなくなるので回転効率が
良くなる。
【0042】上記より、高出力を維持したまま、直流モ
ータのコストダウンと回転効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 回転子の斜視断面図
【図2】 本実施例の直流モータの断面図
【図3】 図2のII−II線における断面図
【図4】 従来の直流モータの回転子の斜視断面図
【図5】 従来の直流モータの断面図
【図6】 図5のI−I線における断面図
【図7】 従来の直流モータの作用説明図 3、13、14 磁極片 5 ケーシング 7、8、25、26 マグネット 15 電磁軟鉄板 19 ブラシケース 20 整流子 21、22 ブラシ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】ケーシングと、 該ケーシングの内周面に取り付けられ、それぞれが対向
    する一対の円弧形状のマグネットと、 該マグネットの内周面に取り付けられ、該マグネットの
    弧より長い弧を有するそれぞれが対向する一対の円弧形
    状の軟磁性体部材と、 該軟磁性体部材に所定の間隔を空けて近接するように前
    記ケーシングにはめられる磁極片を有する回転子とから
    なる直流モータ
JP16955091A 1991-07-10 1991-07-10 直流モータ Pending JPH0522917A (ja)

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JP16955091A JPH0522917A (ja) 1991-07-10 1991-07-10 直流モータ

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JP16955091A JPH0522917A (ja) 1991-07-10 1991-07-10 直流モータ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5712653A (en) * 1993-12-27 1998-01-27 Sharp Kabushiki Kaisha Image display scanning circuit with outputs from sequentially switched pulse signals
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