JP3439874B2 - 直流モータ - Google Patents

直流モータ

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JP3439874B2
JP3439874B2 JP09339695A JP9339695A JP3439874B2 JP 3439874 B2 JP3439874 B2 JP 3439874B2 JP 09339695 A JP09339695 A JP 09339695A JP 9339695 A JP9339695 A JP 9339695A JP 3439874 B2 JP3439874 B2 JP 3439874B2
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浩 村上
和成 楢崎
幸夫 本田
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は界磁用永久磁石を備えた
ステータ部と、多数の巻線を有する電機子を備えたロー
タ部とから主構成される直流モータに関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】この種直流モータとして、図3及び図4
に示すものが知られている。この従来例は4極構造のも
ので、4極の界磁用永久磁石8及びヨーク16を備えた
アウター側のステータ部2と、多数の巻線10を有する
電機子20及び前記巻線10に流れる電流の方向を切替
える整流子13を備えたインナー側のロータ部3と、整
流子13に接触するブラシ12とを具備している。前記
各永久磁石8は円環形状のヨーク16の内周面に固定さ
れ、ヨーク16の内周面からモータ求心方向に突出して
いる。 【0003】前記巻線10は図4に示すように、4極重
ね巻構造となっていて、No.1〜No.20の巻線1
0が電機子20の外周面に配設されている。又整流子1
3も、No.1〜No.20の整流子片に分割され、図
4に示すような関係で、No.1〜No.20の巻線1
0に接続されている。4本のブラシ12は、図3及び図
4に示すように、モータ中心点と界磁用永久磁石8の中
心点とを結ぶ界磁中心軸線d上に配置されている。図
3、図4において、M1 、M3 で示される永久磁石8は
N極、M2 、M4 で示されてる永久磁石8はS極であ
り、M1 、M3 に対応する位置に配されてB1 、B3
示されるブラシ12はプラス電源に、M2 、M4 に対応
する位置に配されてB2 、B4 で示されるブラシ12は
マイナス電源に夫々接続されたものである。 【0004】この従来例では、永久磁石8と電機子20
との間で発生するマグネットトルクを最大限に利用する
ため、巻線10、整流子13及びブラシ12の関係位置
を図3及び図4に示すように設定し、図3のZ1 ゾーン
及びZ3 ゾーンでの各巻線10ではS極の磁界が発生
し、Z2 ゾーン及びZ4 ゾーンでの各巻線10ではN極
の磁界が発生するようにしている。すなわち各巻線10
に流れる電流方向が、前記界磁中心軸線dに一致した位
置で切替わるように構成されている。 【0005】 【発明が解決しようとする問題点】上記従来例において
は、マグネットトルクを最大限に有効に利用することが
できるが、マグネットトルクのみを利用した構造のもの
は、高速回転においてトルク不足が生ずるという問題が
あった。 【0006】本発明は、マグネットトルクのみならず、
リラクタンストルクをも有効に利用して、高速回転にお
いても比較的大きいトルクを出力できる直流モータを提
供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、複数の界磁用永久磁石及びヨークを備えたア
ウター側のステータ部と、多数の巻線を有する電機子及
び前記巻線に流れる電流の方向を切替える整流子を備え
たインナー側のロータ部と、整流子に接触するブラシと
を具備した直流モータにおいて、前記ヨークにモータの
求心方向へ突出する凸部を前記永久磁石と同数設け、こ
れら凸部間に前記永久磁石を固定し、前記各巻線に流れ
る電流方向が、界磁中心軸線から所定角ずれた回転位置
で切替わるように、前記巻線、整流子及びブラシの関係
位置を設定したことを特徴とする。 【0008】 【作用】本発明によれば、ステータ部の構造を、ヨーク
にモータの求心方向へ突出する凸部を永久磁石と同数設
け、これら凸部間に永久磁石を固定した構造とすること
で、リラクタンストルクを利用しうる状態としている。
すなわち、電機子に生ずる磁束は、永久磁石に直交する
前記界磁中心軸線dの方向において、永久磁石が低透磁
率材であるため通りにくく、界磁中心軸線dの方向のイ
ンダクタンスLdを極めて小さくできる一方、モータ中
心と隣接する永久磁石の中間点とを通る中性軸線qの方
向において、ヨークの凸部が位置しているため通りやす
く、中性軸線qの方向のインダクタンスLqを大きくす
ることができるため、両インダクタンスLd、Lqの差
により生ずるリラクタンストルクを利用しうるのであ
る。 【0009】そしてこのリラクタンストルクを有効に利
用するために、従来例のように各巻線に流れる電流方向
が、界磁中心軸線dに一致した位置で切替わるのではな
く、界磁中心軸線dから所定角ずれた回転位置で切替わ
るように、巻線、整流子及びブラシの関係位置を設定し
ているのである。 【0010】なお、リラクタンストルクとマグネットト
ルクの合成トルクを最大にするためには、前記所定角の
ずれを電気角でほぼπ/8とすればよい。 【0011】上記のように、本発明の直流モータはマグ
ネットトルクのみならずリラクタンストルクをも利用で
きる結果、高速回転においても高トルクを出力できる。 【0012】 【実施例】本発明の実施例を、図1及び図2を参照しつ
つ説明する。 【0013】アウター側に配されたステータ部2の鉄製
のヨーク16には、90°間隔でモータの求心方向に突
出する4つの凸部7が形成され、これら凸部7間には界
磁用の永久磁石8が配設固定されている。M1 、M3
示される永久磁石8はN極、M2 、M4 で示される永久
磁石8はS極である。 【0014】インナー側に配されたロータ部3は、多数
の巻線10を有する電機子20と、前記巻線10に流れ
る電流の方向を切替える整流子13とを備えている。前
記巻線10は図2に示すように、4極重ね巻構造となっ
ていて、No.1〜No.20の巻線10が電機子20
の外周面に配設されている。又整流子13も、No.1
〜No.20の整流子片に分割され、図2に示すような
関係で、No.1〜No.20の巻線10に接続されて
いる。例えばNo.1の巻線10は、その始点でNo.
1の整流子片に接続され、その終点でNo.2の整流子
片に接続されており、かつNo.1の巻線10の中心位
置は、No.1の整流子片とNo.2の整流子片の境界
線に一致している。 【0015】整流子13にバネ圧を受けて接触する4本
のブラシ12は、90°間隔に配設されている。M1
3 に対応するB1 、B3 で示されるブラシ12はプラ
ス電源に、M2 、M4 に対応するB2 、B4 で示される
ブラシ12はマイナス電源に夫々接続されている。そし
て各ブラシ12は、図1にA線で示すように、界磁中心
軸線dに対し所定角θずれた回転位置に配設されてい
る。この所定角θは電気角で10°〜45°の範囲で選
定し、特にπ/8に選定することが好適である。 【0016】上記のように、巻線10、整流子13及び
ブラシ12の関係位置を設定することにより、図1のA
線で示す位置で、各整流子片に与えられる電流の方向が
切替えられ、ひいては各巻線10に流れる電流方向が切
替えられることにより、図1のZ1 ゾーン及びZ3 ゾー
ンでの各巻線10ではS極の磁界が発生し、Z2 ゾーン
及びZ4 ゾーンでの各巻線10ではN極の磁界が発生す
る。 【0017】このため本発明の直流モータは、マグネッ
トトルクを利用するのみならず、界磁中心軸線dの方向
のインダクタンスLdと中性軸線qの方向のインダクタ
ンスqの差により生ずるリラクタンストルクを有効に利
用することができる。 【0018】本発明は上記実施例に示すものに限定され
ず、極数の異なるものや、巻線構造の異なるもの等に適
用することも可能である。 【0019】 【発明の効果】本発明によれば、マグネットトルクのみ
ならずリラクタンストルクをも有効に利用して、高速回
転においても比較的大きなトルクを出力できる直流モー
タを提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例を示す原理図。 【図2】その巻線、整流子、ブラシ及び永久磁石の位置
関係を示す展開図。 【図3】従来例を示す原理図。 【図4】その巻線、整流子、ブラシ及び永久磁石の位置
関係を示す展開図。 【符号の説明】 2 ステータ部 3 ロータ部 7 凸部 8 永久磁石 10 巻線 12 ブラシ 13 整流子 16 ヨーク 20 電機子 d 界磁中心軸線
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 23/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数の界磁用永久磁石及びヨークを備え
    たアウター側のステータ部と、多数の巻線を有する電機
    子及び前記巻線に流れる電流の方向を切替える整流子を
    備えたインナー側のロータ部と、整流子に接触するブラ
    シとを具備した直流モータにおいて、前記ヨークにモー
    タの求心方向へ突出する凸部を前記永久磁石と同数設
    け、これら凸部間に前記永久磁石を固定し、前記各巻線
    に流れる電流方向が、界磁中心軸線から所定角ずれた回
    転位置で切替わるように、前記巻線、整流子及びブラシ
    の関係位置を設定したことを特徴とする直流モータ。
JP09339695A 1995-04-19 1995-04-19 直流モータ Expired - Fee Related JP3439874B2 (ja)

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JP2009261244A (ja) * 1998-06-29 2009-11-05 Mitsubishi Electric Corp 電動パワーステアリング装置用モータ

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