JP2002047468A - 粘着塗布型偏光板及びそれに用いる粘着剤組成物 - Google Patents

粘着塗布型偏光板及びそれに用いる粘着剤組成物

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JP2002047468A
JP2002047468A JP2000234127A JP2000234127A JP2002047468A JP 2002047468 A JP2002047468 A JP 2002047468A JP 2000234127 A JP2000234127 A JP 2000234127A JP 2000234127 A JP2000234127 A JP 2000234127A JP 2002047468 A JP2002047468 A JP 2002047468A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温多湿の条件下においても優れた粘着性を
維持し、大型の偏光板においても、寸法変化に伴う発泡
やハガレなどが発生せず、さらに偏光板層の伸縮などに
より生じる応力集中を緩和し、液晶素子に色むら・白ヌ
ケ現象を発生させない粘着塗布型偏光板及びそれに用い
る粘着剤組成物の提供。 【解決手段】 粘着塗布型偏光板の粘着剤層が、ゲル
分率50〜80重量%であり、90℃での振動数が0.
1Hzにおける粘弾性測定試験による動的粘弾性のta
nδが0.3〜0.8であり、該粘着剤層が(a)(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル単量体及び(b)カル
ボキシル基及び/又は水酸基含有不飽和単量体を共重合
してなる重量平均分子量が80万〜200万である共重
合体(A)に対して、重量平均分子量が50,000以
下、かつ分散度(MW/MN)が1.0〜2.5である
官能基を有しない(メタ)アクリル酸アルキルエステル
(共)重合体(B)及び架橋剤(C)からなる。更に、
アルコキシシリル基を有するシラン化合物(D)を添加
してなる粘着剤組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、液晶表示装置の液
晶セル等の光学部品に偏光板や位相差板等の光学機能性
フィルムを貼着するための粘着塗布型偏光板及び位相差
板であり、さらにそれに用いる粘着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置(以下液晶素子という)
は、所定の方向に配向した液晶成分が2枚の基板間に挟
まれた構造を有しており、この基板の表面には偏光板や
偏光板と位相差板との積層体が貼着されている。近年、
車両搭載用、屋外計器用、パソコンのディスプレイやテ
レビ等の表示装置の軽量化及び薄型化により、液晶素子
が広く使用されるようになり、ますます増加傾向にあ
る。それに伴い使用環境も、屋内外を問わず非常に過酷
になってきている。
【0003】液晶素子に使用されている偏光板は、ポリ
ビニルアルコール系偏光子の両面をトリアセチルセルロ
ース系保護フィルムで挟んだ3層構造を有しているが、
それら材料の特性から寸法安定性が乏しい。特に熱ある
いは湿熱条件下では、特に顕著で伸縮による寸法の変化
が大きい。従って過酷な条件下では、偏光板が伸縮し寸
法に変化が生じ、粘着剤の追随性が不十分なときは、こ
のひずみにより発泡やハガレが生じやすくなる。これを
防止するために、偏光板を位相差板あるいは基板に貼着
するために使用している粘着剤は、分子量を大きくする
とか、架橋剤を併用して架橋度を上げたりするなどし
て、粘着剤層を硬く強固にすることにより偏光板の寸法
の変化を抑制して、使用に耐えるようにしているのが実
状である。しかしながら、これらの方法は、偏光板の寸
法の変化を粘着剤自体の硬さや接着強さで抑制しようと
するものであり、一定の寸法の変化あるいは一定期間の
寸法の変化は、抑制することができるが、長期間の使用
による偏光板の寸法の変化によって生じる内部応力を吸
収、緩和することができない。そのため、偏光板に作用
する残留応力の分布が不均一となり、特に偏光板の周縁
部に応力が集中し、その結果液晶素子の周縁部が中央よ
り明るかったり、あるいは暗くなったりするなどの液晶
素子表面に色むら・白ヌケが発生する原因となる。
【0004】この問題を解決するために、特開平1−6
6283号公報には、「偏光板の表面に、アルキル基の
炭素数が1〜12の(メタ)アクリル酸のアルキルエス
テルを主成分とするアクリル系ポリマーからなる感圧性
接着剤層が設けられてなる偏光板であって、該感圧性接
着剤層が重量平均分子量10万以下のポリマー成分を1
5重量%以下含有し、かつ重量平均分子量100万以上
のポリマー成分を10重量%以上含有するアクリル系ポ
リマーからなることを特徴とする感圧性接着剤型偏光
板」なる発明が開示されている。該公報に記載されてい
る発明では、高分子量ポリマーの含有率を高く、かつ低
分子量ポリマーの含有率を低くした感圧性接着剤をさら
に架橋させてより高分子量としたものを偏光板用接着剤
として用いて、液晶表示セル面に対して強固に接着させ
発泡やハガレが起こらないようにしている。低分子量ポ
リマーの含有量が低く、かつ高分子量ポリマーの含有量
が高い感圧性接着剤を使用した偏光板は、液晶表示セル
面に対して強固に接着し発泡やハガレは抑えることはで
きるが、接着剤層が硬く凝集力が大きくなり、弾性率が
小さいために、偏光板の寸法の変化に対する感圧接着剤
層の追随性が低く、特に大型偏光板の場合に、長時間に
わたって繰り返し生じる内部応力が偏光板周縁部に集中
するため、液晶素子表面の色むら・白ヌケ現象を防ぐこ
とは難しい。
【0005】また、特開平8−209095号公報で
は、概略「アルキル(メタ)アクリレートと、官能基含
有モノマーと、(メタ)アクリロイル基を有する特定の
マクロモノマーとを共重合させた、重量平均分子量が5
0万〜200万の共重合体を主成分とする液晶素子用感
圧接着剤及び液晶素子」なる発明が開示されている。該
発明は、ガラス転移温度が40℃以上の(メタ)アクロ
イル基を有するマクロモノマーをグラフトさせたアクリ
ル共重合体で重量平均分子量が50万〜200万の感圧
接着剤を用いた偏光板は膨れやハガレが発生せず、貼り
損じが生じた際、剥離しても基板等にのり残りもないと
記載している。しかし偏光板の寸法変化に対する感圧接
着剤層の追随性については開示されていないし、液晶素
子表面の色むら・白ヌケ現象を防ぐことは難しい。
【0006】さらに、特開平10−279907号公報
では、概略「重量平均分子量が100万以上である高分
子量(メタ)アクリル系共重合体100重量部と、重量
平均分子量が3万以下の低分子量(メタ)アクリル系
(共)重合体20〜200重量部と、多官能性化合物
0.005〜5重量部からなる偏光板用粘着剤組成物」
なる発明が開示されている。該発明は、偏光板の寸法変
化に追随できる粘着剤層を形成し液晶素子に色むら・白
ヌケが発生しにくいと記載している。しかしながら、該
発明では、偏光板に使用する粘着剤層が、ある特定範囲
内の架橋度合及び粘弾性を具備することにより、長時間
にわたって繰り返し生じる内部応力による液晶素子表面
の色むら・白ヌケ現象の発生を防ぎ得る技術的な思考は
開示されていない。
【0007】さらに、特開昭61−7369号公報で
は、エポキシ基と反応可能な水酸基含有アクリル系樹脂
にエポキシ基含有シラン化合物を配合した粘着剤組成物
について、また、特開平1−158087号公報では、
イソシアネート基と反応可能な官能基を有するエチレン
性不飽和モノマーと共重合してなるアクリル系樹脂にイ
ソシアネート基含有有機ケイ素化合物を配合した粘着組
成物について開示している。これらのシラン化合物を添
加することにより高温多湿下での粘着剤層の発泡やハガ
レなどを防ぐことはできるが、しかし、上記のシラン化
合物や有機ケイ素化合物は、反応可能な官能基を有する
アクリル樹脂と反応するために流動性が失われ、色むら
・白ヌケ現象の発生を防ぐことは難しい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高温
多湿の条件下においても優れた粘着性を維持し、大型偏
光板においても、寸法変化に伴う発泡やハガレなどが発
生せず、さらに偏光板層の伸縮などにより生じる応力集
中を緩和し、液晶素子に色むら・白ヌケ現象を発生させ
ない粘着塗布型偏光板及びそれに用いる粘着剤組成物を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、液晶素子
は特に高温多湿下におけて、偏光板の寸法の変化によっ
て生じる内部応力が連続した微小な力となって粘着剤層
にストレスを与えているという知見を得た。この連続し
た微小なストレスの緩和特性を粘着剤層の動的粘弾性特
性と対応させた結果、90℃で振動数が0.1Hzにお
ける動的粘弾性のtanδが0.3以上あれば色むら・
白ヌケ現象を発生させないことを見出した。更に、偏光
板の表面に貼られている粘着剤層がゆるやかな三次元構
造、すなわち架橋されたゲル状の共重合体と架橋されて
いないゾル状の(共)重合体が混在し、しかもそのゲル
ーゾル状態が特定の動的粘弾性を示すことにより、高温
多湿下で生じる偏光板の伸縮に起因する応力を十分に吸
収・緩和することが判り、本発明を完成させた。
【0010】すなわち、本発明は、偏光板の表面に貼ら
れている粘着剤層が、ゲル分率50〜80重量%であ
り、90℃での振動数が0.1Hzにおける粘弾性測定
試験による動的粘弾性のtanδが0.3〜0.8であ
る粘着塗布型偏光板であり、該粘着剤層が、(a)(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル単量体90〜99.8
重量%及び(b)カルボキシル基及び/又は水酸基含有
不飽和単量体0.2〜10重量%を共重合してなる重量
平均分子量が80万〜200万である共重合体(A)1
00重量部に対して、重量平均分子量が50,000以
下、かつ分散度(MW/MN)が1.0〜2.5である
官能基を有しない(メタ)アクリル酸アルキルエステル
(共)重合体(B)5〜50重量部、架橋剤(C)0.
01〜2重量部である。さらに本発明のより好ましい実
施形態としては、アルコキシシリル基を有するシラン化
合物(D)を共重合体(A)100重量部に対し0.0
1〜2重量部添加し、架橋してなる粘着剤組成物であ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を詳細に説明
する。本発明は、偏光板の表面に貼られている粘着剤層
のゲル分率を50〜80重量%の範囲に、かつ90℃で
の振動数が0.1Hzにおける粘弾性測定試験による動
的粘弾性のtanδを0.3〜0.8の範囲に設計する
ことで本目的を達成するものである。ゲル分率が50重
量%より少ない場合には、粘着剤層の凝集力が低すぎる
ために、高温多湿下での発泡の原因となり好ましくな
い。ゲル分率が80重量%を超える場合には、粘着性が
低下し基板からのハガレの原因となり、またゾルーゲル
体の流動性が低下することで、応力集中の緩和能力が低
下し、偏光素子の色むら・白ヌケの発生原因にもなる。
一方、90℃、振動数0.1Hzで測定した動的粘弾性
のtanδが0.3より少ない場合には、粘着剤層の弾
性、柔軟性が低く偏光素子の色むら・白ヌケの発生原因
になり好ましくない。動的粘弾性のtanδが0.8を
超える場合には、粘着剤層の凝集力が低く発泡が起こる
原因になり好ましくない。
【0012】本発明の粘着塗布型偏光板の粘着剤層を構
成する共重合体(A)に使用する(a)(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステル単量体としては、具体的にメチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリ
レート、イソブチル(メタ)アクリレート、2−エチル
ヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アク
リレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、イソノ
ニル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレ
ートなどが挙げられる。これらの群れより少なくとも1
種以上使用することができる。その使用量は、単量体全
量に対しそのうち90〜99.8重量%必要である。そ
の使用量が90重量%より少ない場合には、偏光板への
密着性が低下する。好ましくは93〜99.5重量%で
ある。
【0013】本発明の粘着塗布型偏光板の粘着剤層を構
成する共重合体(A)に使用する(b)カルボキシル基
含有単量体及び/又は水酸基含有単量体は、カルボキシ
ル基含有単量体としては、具体的に(メタ)アクリル
酸、イタコン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル
酸、無水フマル酸などが挙げられ、好ましくは、(メ
タ)アクリル酸である。水酸基含有単量体としては、具
体的には2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシブチル(メタ)アクリレート、カプロラクトン変
性(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(メ
タ)アクリレート、ポリプロピレングリコール(メタ)
アクリレートなどが挙げられる。カルボキシル基含有単
量体と水酸基含有単量体は、それぞれ単独でも使用する
ことができるし、また併用して使用することもできる。
その使用量は、単量体全量に対しそのうち0.2〜10
重量%である。その使用量が0.2重量%より少ない場
合には、架橋度合が少なく、常温でのズレなどが生じや
すく、その使用量が10重量%を超える場合には、偏光
板層の伸縮に起因する応力集中を十分に吸収・緩和する
ことができない。好ましくは0.5〜7.0重量%であ
る。
【0014】本発明の粘着塗布型偏光板の粘着剤層を構
成する共重合体(A)の重量平均分子量が80万〜20
0万であることが必要である。重量平均分子量が80万
より小さい場合には、架橋剤を使用しても凝集力が不足
して偏光板よりの発泡やハガレが生じやすい。重量平均
分子量が200万を超える場合には、偏光板層の伸縮に
起因する応力集中を十分に吸収・緩和することができな
い。また粘度が高くなりすぎ、作業性が劣る。
【0015】本発明の粘着塗布型偏光板の粘着剤層を構
成する(共)重合体(B)は、重量平均分子量が80万
〜200万である共重合体(A)とゾルーゲル体を形成
するための必須成分である。(共)重合体(B)は、架橋
剤(C)によるゲル体を形成する共重合体(A)のゲル分
率を特定範囲内に調整すると共に、共重合体(A)のゲル
構造の間に入り込み、共重合体(A)を可塑化させる役割
を持ち、さらにゾルーゲル体の弾性、柔軟性を高め、色
むら・白ヌケ現象を防止するために必要である。したが
って該(共)重合体(B)は、次のような特徴を有する
ことが必要である。としてゲル分率の調整のために共
重合体(A)中の官能基並びに架橋剤(C)と反応するよう
な官能基を有しないこと。として共重合体(A)を十分
に可塑化させるために分子量が低いこと。として共重
合体(A)との相溶性及び可塑効果を良くするために分子
量の分散度が狭いことである。
【0016】本発明の粘着塗布型偏光板の粘着剤層を構
成する(共)重合体(B)は、官能基を有しない(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル単量体の(共)重合体
であり、共重合体(A)で使用できる(メタ)アクリル
酸アルキルエステル単量体を使用することができる。さ
らに必要に応じてその他の共重合可能な不飽和単量体を
使用することができる。官能基含有単量体を使用しない
ことが特徴である。該(共)重合体(B)の重量平均分
子量は、50,000以下であり、かつ分散度(MW/
MN)が1.0〜2.5であることが必要である。重量
平均分子量が50,000を超える場合には、共重合体
(A)のゲル構造の間に入り込むことが難しくなり、ゾ
ルーゲル体の弾性、柔軟性をそこね、結果として色むら
・白ヌケを防止することが難しい。好ましくは、1,0
00〜20,000である。該(共)重合体(B)の分
散度が2.5を超える場合は、低分子量成分の影響が大
きくなり、粘着層の凝集力が低下して発泡やハガレの原
因になる。
【0017】本発明の粘着塗布型偏光板の粘着剤層を構
成する(共)重合体(B)の使用量は、共重合体(A)
100重量部に対して、5〜50重量部が必要である。
その使用量が5重量部より少ない場合には、偏光板層の
伸縮に起因する応力集中を十分に吸収・緩和しにくい。
その使用量が50重量部を超える場合には、凝集力が低
下して発泡やハガレの原因になる。好ましくは5〜20
重量部である。
【0018】本発明の粘着塗布型偏光板の粘着剤層に使
用する架橋剤(C)は、カルボキシル基及び/又は水酸
基と反応する化合物を使用することができ、粘着剤の凝
集力を高めるために必要である。使用できる架橋剤とし
ては、1分子中にグリシジル基を少なくとも2個以上有
するグリシジル化合物、1分子中にイソシアネート基を
2個以上有するイソシアネート化合物、1分子中にアジ
リジニル基を少なくとも2個以上有するアジリジン化合
物、1分子中にオキサゾリン基を有するオキサゾリン化
合物、金属キレート化合物またはブチル化メラミン化合
物などが使用することができる。好ましくはグリシジル
化合物、イソシアネート化合物及びアジリジン化合物で
ある。その使用量は、共重合体(A)100重量部に対
して0.01〜2重量部である。その使用量が0.01
重量部より少ない場合は、粘着剤の凝集力が低くて発泡
やハガレの原因になる。その使用量が2重量部を超える
場合には、偏光板層の伸縮に起因する応力集中を十分に
吸収・緩和しにくい。
【0019】本発明に使用する架橋剤(C)として使用
できるグリシジル化合物としては、1分子中にグリシジ
ル基を少なくとも2個以上有するグリシジル化合物であ
る。具体的には、エチレングリコールジグリシジルエー
テル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、
プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロ
ピレングリコールジグリシジルエーテル、グリセリンジ
グリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシ
ジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジル
エーテル、テトラグリシジルキシレンジアミン、1,3
−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキ
サン、トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテ
ル、ジグリセロールポリグリシジルエーテル、ポリグリ
セロールポリグリシジルエーテル、ソルビトールポリグ
リシジルエーテルなどの多官能グリシジル化合物が挙げ
られる。
【0020】本発明に使用する架橋剤(C)として使用
できるイソシアネート化合物としては、1分子中にイソ
シアネート基を少なくとも2個以上有するイソシアネー
ト化合物である。具体的に、トリレンジイソシアネー
ト、キシレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソ
シアネート、イソホロンジイソシアネート及びこれらか
ら変性されたプレポリマーなどが挙げられる。とくにヘ
キサメチレンジイソシアネート系やイソホロンジイソシ
アネート系の無黄変タイプが好ましい。
【0021】本発明に使用する架橋剤(C)として使用
できるアジリジン化合物としては、1分子中にアジリジ
ニル基を少なくとも2個以上有するアジリジン化合物で
ある。具体的に、1,1’―(メチレンージーp−フェ
ニレン)ビス−3,3−アジリジル尿素、1,1’―
(ヘキサメチレン)ビス−3,3−アジリジル尿素、エ
チレンビスー(2−アジリジニルプロピオネート)、ト
リス(1−アジリジニル)ホスフィンオキサイド、2,
4,6−トリアジリジニルー1,3,5−トリアジン、
トリメチロールプロパンートリスー(2−アジリジニル
プロピオネート)などが挙げられる。
【0022】本発明は更に、アルコキシシリル基を有す
るシラン化合物を使用することが好ましい。アルコキシ
シリル基を有するシラン化合物の使用により被着体であ
るガラス基板面に密着性を更に向上させることができ
る。
【0023】本発明に使用するアルコキシシリル基を有
するシラン化合物(D)は、一般式[1]で表すことがで
きる。
【0024】R Si(OR4−n [1]
【0025】ただし、一般式[1]において、Rは炭素
数1〜8の有機基又はアセトアセトキシアルキル基を示
し、Rは炭素数1〜5のアルキル基又は炭素数1〜4
のアシル基を示し、nは0〜2の整数である。Rの炭
素数1〜8の有機基としては、例えばメチル基、エチル
基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、
イソブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、n−
ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オ
クチル基などの直鎖又は分岐鎖のアルキル基や、γ―ク
ロロプロピル基、γ―ブロモプロピル基、3,3,3−
トリフルオロプロピル基、γ―(メタ)アクリルオキシ
プロピル基、γ―メルカプトプロピル基、ビニル基、フ
ェニル基などを挙げることができる。更にアセトアセト
キシアルキル基としては、例えばアセトアセトキシプロ
ピル基を挙げることができる。又、Rの炭素数1〜5
のアルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、n
−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブ
チル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチ
ル基などの直鎖又は分岐鎖のアルキル基を挙げることが
でき、又炭素数1〜4のアシル基としては、例えばアセ
チル基、プロピオニル基、ブチリル基などを挙げること
ができる。
【0026】アルコキシシリル基を有するシラン化合物
(D)の具体例としては、テトラメトキシシラン、テト
ラエトキシシラン、テトラn−プロポキシシラン、テト
ライソプロポキシシラン、テトラn−ブトキシシラン、
テトライソブトキシシランなどのテトラアルコキシシラ
ン類;メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシ
シラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキ
シシラン、n−プロピルトリメトキシシラン、n−プロ
ピルトリエトキシシラン、イソプロピルトリメトキシシ
ラン、イソプロピルトリエトキシシラン、n−ブチルト
リメトキシシラン、イソブチルトリメトキシシランなど
のアルキルトリアルコキシシラン類;γ―クロロプロピ
ルトリメトキシシラン、γ―クロロプロピルトリエトキ
シシラン、3,3,3−トリフルオロプロピルトリメト
キシシラン、3,3,3−トリフルオロプロピルトリエ
トキシシランなどのハロアルキルトリアルコキシシラン
類;γ―(メタ)アクリルオキシプロピルトリメトキシ
シラン、γ―(メタ)アクリルオキシプロピルトリエト
キシシランなどの(メタ)アクリルオキシアルキルトリ
アルコキシシラン類;γ―メルカプトプロピルトリメト
キシシラン、γ―メルカプトプロピルトリエトキシシラ
ンなどのメルカプトアルキルトリアルコキシシラン類;
ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン
などのビニルトリアルコキシシラン類;フェニルトリメ
トキシシラン、フェニルトリエトキシシランなどのフェ
ニルトリアルコキシシラン類;ジメチルジメトキシシラ
ン、ジメチルジエトキシシラン、ジエチルジメトキシシ
ラン、ジエチルジエトキシシラン、ジーn−プロピルジ
メトキシシラン、ジーn−プロピルジエトキシシラン、
ジイソプロピルジメトキシシラン、ジイソプロピルジエ
トキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、ジフェニ
ルジエトキシシランなどのジアルコキシシラン類;テト
ラアセトキシシラン、メチルトリアセトキシシラン、エ
チルトリアセトキシシラン、ジメチルジアセトキシシラ
ン、ジエチルジアセトキシシランなどのアシルオキシシ
ラン類;アセトアセチルプロピルトリメトキシシランな
どのアセトアセチルアルキルトリアルコキシシラン類な
どを挙げることができる。
【0027】上述のアルコキシシリル基を有するシラン
化合物(D)のうち、好ましくは、ジメチルジエトキシ
シラン、アセトアセチルプロピルトリメトキシシランな
どが挙げられる。本発明において、前記アルコキシシリ
ル基を有するシラン化合物(D)は、少なくとも1種以
上使用することができる。
【0028】本発明に使用するアルコキシシリル基を有
するシラン化合物(D)の使用量は、共重合体(A)1
00重量部に対して0.01〜2重量部である。好まし
くは0.05〜1重量部である。その使用量が0.01
重量部より少ない場合は、被着体であるガラス基板面に
密着性が劣り、2重量部を超える場合には、粘着剤層の
ハガレの原因になる。
【0029】本発明の共重合体(A)及び(共)重合体
(B)は、通常塊状重合、又は溶液重合などで製造する
ことができる。好ましくは溶液重合である。使用する溶
剤としては、酢酸エチル、トルエン、n―ヘキサン、ア
セトン、メチルエチルケトンなどの通常溶液重合反応に
使用される有機溶剤である。また重合に際し使用する重
合開始剤は、ベンゾイルパーオキシド、ラウリルパーオ
キシドなどの過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル、
アゾビスバレロニトリルなどのアゾビス化合物など油溶
性の重合開始剤を使用することができる。
【0030】(共)重合体(B)のような低分子量の重
合体を得るためには、重合開始剤の使用量を通常の粘着
剤を重合する際に使用する量の5〜30倍程度必要であ
り、さらにラウリルメルカプタンなどのメルカプタン
類、α―メチルスチレンダイマーなどの連鎖移動剤の使
用も必要である。さらに分子量の分散度を狭くするため
にヘプタンなどの溶剤を使用して、分別沈殿することに
より目的の(共)重合体(B)を得ることもできる。ま
たリビング重合方法によっても、低分子量の重合体を得
ることができる。
【0031】更に、本発明に使用する(共)重合体
(B)は、塊状重合法にて得られる公知の低分子量タイ
プの無溶剤型アクリルポリマーなども使用することがで
きる。
【0032】本発明の共重合体(A)の粘着性を調整す
る目的で必要に応じ種々のものを配合してもよい。配合
に使用される具体例としては、テルペン系、テルペンー
フェノール系、クマロンインデン系、スチレン系、ロジ
ン系、キシレン系、フェノール系、石油系などの粘着付
与樹脂、酸化防止剤、紫外線吸収剤、充填剤、顔料など
が挙げられる。
【0033】本発明の粘着塗布型偏光板用の粘着剤は、
通常使用されている塗布装置、例えばロール塗布装置な
どで塗工することができる。塗布量は、通常25μmで
ある。
【0034】
【実施例】以下、本発明を実施例において詳しく説明す
るが、本発明はこれによって制限されるものではない。
なお、実施例及び比較例における部もしくは%とあるの
は特にことわりのない限り、重量部又は重量%を示す。
【0035】 製造例1(共重合体A−1)攪拌機、温度計、還流冷却
器、窒素導入管を備えた反応装置に、窒素ガスを封入
後、酢酸エチル70部、ブチルアクリレート99部、ア
クリル酸1部、重合開始剤アゾビスイソブチロニトリル
0.1部を仕込む。攪拌しながら窒素ガス気流中酢酸エ
チルの還流温度で7時間反応する。反応終了後、トルエ
ン330部を添加して室温まで冷却する。粘度7,00
0mPa・s、固形分20.0%、重量平均分子量14
0万である共重合体A−1を得た。
【0036】製造例2〜5(共重合体A−2〜A−5) 製造例2〜5は、表1に示すように単量体の種類及び量
を変える以外は製造例1と同様にして、共重合体A−2
〜A−5を得た。分析値は表1に示す。
【0037】製造例6(重合体B−1) 製造例1と同様な反応装置に、窒素ガスを封入後、酢酸
エチル80部、n−ヘキサン60部、ラウリルメルカプ
タン1.2部、ブチルアクリレート100部、重合開始
剤アゾビスイソブチロニトリル0.5部を仕込む。攪拌
しながら還流温度で7時間反応する。反応終了後、トル
エン9部を添加して室温まで冷却する。粘度14mPa
・s、固形分39.8%、重量平均分子量18,00
0、分散度2.2である重合体B−1を得た。
【0038】製造例7(重合体B−2) 製造例1と同様な反応装置に、窒素ガスを封入後、酢酸
エチル80部、n−ヘキサン60部、メチルエチルケト
ン60部、ラウリルメルカプタン3.0部、ブチルアク
リレート100部、重合開始剤アゾビスイソブチロニト
リル1.0部を仕込む。攪拌しながら還流温度で10時
間反応する。反応終了後、トルエン30部を添加して室
温まで冷却する。粘度10mPa・s、固形分30.0
%、重量平均分子量10,000、分散度2.4である
重合体B−2を得た。
【0039】製造例8(共重合体B−3) 製造例1と同様な反応装置に、窒素ガスを封入後、酢酸
エチル50部、n−ヘキサン50部、ブチルアクリレー
ト50部、イソブチルメタクリレート50部、重合開始
剤アゾビスイソブチロニトリル1部を仕込む。攪拌しな
がら還流温度で10時間反応する。反応終了後、トルエ
ン45部を添加して室温まで冷却する。粘度120mP
a・s、固形分40%、重量平均分子量76,000、
分散度3.2である共重合体B−3を得た。
【0040】製造例9(共重合体B−4) 製造例6の単量体をブチルアクリレート99部、2ヒド
ロキシエチルメタクリレート1部に変える以外は、同様
にして反応して、粘度18mPa・s、固形分39.5
%、重量平均分子量18,000、分散度2.3なる共
重合体B−4を得た。
【0041】
【表1】
【0042】表1中、単量体の種類を下記の略号で示し
た。 BA :ブチルアクリレート IBMA :イソブチルメタクリレート MA :メチルアクリレート AAc :アクリル酸 2HEMA:2ヒドロキシエチルメタクリレート
【0043】表1中の重量平均分子量は、分子量をGP
C法で測定し、スチレン換算で求めた。分散度は、重量
平均分子量/数平均分子量の比から求めた。
【0044】本発明に使用する(共)重合体(B)は、
下記表2に示すような市販品(東亞合成(株)製 商品
名アルフォン)の低分子量タイプの無溶剤型アクリルポ
リマーも使用することができる。
【表2】
【0045】実施例1 製造例1で得られた共重合体A−1溶液の固形分100
重量部に対して製造例6で得られた重合体B−1溶液の
固形分15重量部になるように混合し、さらに架橋剤と
してヘキサメチレンジイソシアネートのビウレットタイ
プ(旭化成工業(株)製 商品名デュラネート24A−
100)を固形分で0.08重量部添加しよく攪拌す
る。調整した粘着剤溶液をポリエステル製剥離フィルム
(38μm)に、塗膜厚が25μmになるように塗布
し、90℃、60秒間乾燥させて粘着シートを得た。該
粘着剤を190μmの偏光フィルム上に転写し、23
℃、65%RHの雰囲気中に7日間熟成させ、本発明の
粘着塗布型偏光板を得た。なお、ゲル分率及び動的粘弾
性を測定するための試料として、上記で得られた粘着シ
ートにポリエステル製剥離フィルムを貼り合せたものを
別途用意して、同様に熟成して試料とした。ゲル分率及
び動的粘弾性の測定結果、ゲル分率は55重量%、90
℃、周波数0.1Hzでの動的粘弾性は、0.62であ
り、共に目標値であった。得られた粘着塗布型偏光板を
吸収軸が偏光板長辺に対して45°になるように80m
m×150mmに裁断して、ガラス板の片面に50℃中
で5Kg/cm2の圧力をかけ、18分保持して貼り合せ
た試験試料を90℃及び60℃、90%RHの雰囲気中
に500時間放置し、発泡及びハガレの発生状態を調べ
た結果、共に良好であった。得られた粘着塗布型偏光板
をガラス板の両面に、吸収軸が直行するように配置し
て、50℃中で5Kg/cm2の圧力をかけ、18分保持
して貼り合せた試験試料を90℃及び60℃、90%R
Hの雰囲気中に500時間放置し、色むら・白ヌケの発
生状態を調べた結果、共に良好であった。結果は表3に
示す。
【0046】実施例2 実施例1で使用した重合体B−1に換えて製造例7で得
られた重合体B−2を使用し、架橋剤の量を0.15重
量部にした以外は、実施例1と全く同様に調整し試験し
た。結果はすべて良好であった。その結果は表3に示
す。
【0047】実施例3 実施例1で使用した重合体B−1に換えて低分子量のア
クリル酸アルキルエステル系共重合体であるアルフォン
UP−1000(東亞合成(株)製 官能基無し、重量
平均分子量3,000、分散度1.4)を使用し、架橋
剤の量を0.2重量部にした以外は、実施例1と全く同
様に調整し試験した。結果はすべて良好であった。その
結果は表3に示す。
【0048】実施例4〜6 実施例4は、製造例4で得られた共重合体A−4溶液の
固形分100重量部に対して、実施例3で使用したアル
フォンUP−1000を7重量部混合し、さらに架橋剤
としてヘキサメチレンジイソシアネートのビウレットタ
イプ(旭化成工業(株)製 商品名デュラネート24A
−100)を0.1重量部添加しよく攪拌し調整した。
実施例5は、アルフォンUP−1000の量を18重量
部にした以外は、実施例4と全く同様に調整した。実施
例6は、アルフォンUP−1000の量を40重量部
に、架橋剤の量を0.25重量部使用した以外は、実施
例4と全く同様に調整した。実施例1と同様に試験し
た。結果は実施例4〜6共にすべて良好であった。その
結果は表3に示す。
【0049】実施例7〜9 実施例7は、実施例1で使用した共重合体A−1に換え
て製造例2で得られた共重合体A−2を使用し、架橋剤
の量を0.1重量部使用する以外は、全く同様に調整し
試験した。実施例8は、実施例1で使用した共重合体A
−1に換えて製造例3で得られた共重合体A−3を使用
し、架橋剤の量を0.1重量部使用する以外は、全く同
様に調整し試験した。実施例9は、実施例1で使用した
共重合体A−1に換えて製造例4で得られた共重合体A
−4を使用し、架橋剤の量を0.1重量部使用する以外
は、全く同様に調整し試験した。結果は実施例7〜9共
にすべて良好であった。その結果は表3及び表4に示
す。
【0050】実施例10〜12 実施例10は、実施例1で使用した架橋剤の種類及び量
をトリレンジイソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタ
ン(株)製 商品名コロネートL)1.0重量部に換え
る以外は、実施例1と全く同様に調整し試験した。実施
例11は、実施例1で使用した架橋剤の種類及び量を
N,N,N´,N´−テトラグリシジルm−キシレンジ
アミン(三菱ガス化学(株)製 商品名テトラッドX)
0.5重量部に換える以外は、実施例1と全く同様に調
整し試験した。実施例12は、実施例1で使用した架橋
剤の種類及び量をトリメチロールプロパンートリスー
(2−アジリジニルプロピオネート)(相互薬工(株)
製 商品名TAZM)0.1重量部に換える以外は、実
施例1と全く同様に調整し試験した。結果は実施例10
〜12共にすべて良好であった。その結果は表4に示
す。
【0051】実施例13 実施例13は、実施例1と同様にして得られた粘着剤に
γ−アセトアセチルプロピルトリメトキシシラン(信越
化学工業(株)製 商品名X−12−715)を共重合
体A−1の固形分100部に対して0.3部追加した以
外は実施例1と全く同様に調整し試験した。結果はすべ
て良好であった。その結果は表4に示す。
【0052】実施例14 実施例14は、実施例13のγ−アセトアセチルプロピ
ルトリメトキシシランをジメチルジエトキシシラン(信
越化学工業(株)製 商品名KBE―22)に変える以
外は実施例13と全く同様に調整し試験した。結果はす
べて良好であった。その結果は表5に示す。
【0053】比較例1 比較例1は、実施例1で使用した共重合体A−1に換え
て製造例5で得られた共重合体A−5を使用し、架橋剤
の量を0.3重量部にした以外は、実施例1と全く同様
に調整し試験した。共重合体A−5の分子量が低いため
に、耐熱性能での発泡やハガレ、耐湿熱性能での発泡や
ハガレが見られた。結果を表5に示す。
【0054】比較例2 比較例2は、実施例1で使用した重合体B−1に換えて
製造例8で得られた共重合体B−3を使用し、架橋剤の
量を0.2重量部にした以外は、実施例1と全く同様に
調整し試験した。共重合体B−3の分子量及び分散度が
高いために、耐熱性能及び耐湿熱性能で発泡が見られ、
色むら・白ヌケも悪かった。結果を表5に示す。
【0055】比較例3 比較例3は、実施例1で使用した重合体B−1に換えて
製造例9で得られた共重合体B−4を使用し、架橋剤の
量を0.2重量部にした以外は、実施例1と全く同様に
調整し試験した。共重合体B−4が官能基を有するため
に、すべての試験が悪かった。結果を表5に示す。
【0056】比較例4 比較例4は、実施例1で使用した重合体B−1に換えて
低分子量の官能基を有するアクリル酸アルキルエステル
系共重合体アルフォンUH−2000(東亞合成(株)
製 水酸基価20、重量平均分子量13,000、分散
度1.5)を使用し、架橋剤の量を0.2重量部にした
以外は、実施例1と全く同様に調整し試験した。低分子
量組成物が官能基を有するために、耐熱性能及び耐湿熱
性能でのハガレが見られ、色むら・白ヌケも悪かった。
結果を表5に示す。
【0057】比較例5 比較例5は、実施例13で使用したγ−アセトアセチル
プロピルトリメトキシシランに変えて、γ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業(株)製
商品名KBM−403)を使用する以外は実施例13と
全く同様に調整し試験した。結果は、KBM−403が
共重合体A−1と反応したためゲル分率が高くなり、色
むら・白ヌケ現象が生じた。結果を表5に示す。
【0058】
【表3】
【0059】
【表4】
【0060】
【表5】
【0061】表3及び4中に、架橋剤を下記の略号で示
した。 C−1:旭化成工業(株)製 商品名デュラネート24
A−100 C−2:日本ポリウレタン(株)製 商品名コロネート
L C−3:三菱ガス化学(株)製 商品名テトラッドX C−4:相互薬工(株)製 商品名TAZM S−1:信越化学工業(株)製 商品名X−12−715 S−2:信越化学工業(株)製 商品名KBE−22 S−3:信越化学工業(株)製 商品名KBM−403
【0062】試験方法 ゲル分率測定方法 共重合体A、(共)重合体Bあるいは低分子量のアクリ
ル系共重合体、架橋剤C及びシラン化合物(D)を混合
し得られた粘着皮膜の所定量(X)を酢酸エチルに約1
重量%の濃度になるように混合し、室温で3日間放置し
溶解させる。その後、200メッシュの金網でろ過し、
残渣を乾燥し、その重量(Y)を測定する。下記の式から
ゲル分率を求めた。 ゲル分率(重量%)=Y/X ×100
【0063】tanδの測定方法 本発明におけるtanδは、圧縮損失係数のことで動的
粘弾性測定装置「Rheogel−E4000」(ユー
ビーエム社製)を用い、厚さ約0.6mmの粘着剤皮膜
を直径21.8mmのパラレルプレートにより、温度9
0℃、周波数0.1Hzで測定した。
【0064】耐熱性及び耐湿熱性 耐熱性は、測定試料を90℃の恒温槽に500時間放置
して、室温に戻し発泡やハガレの発生具合を観察する。
耐湿熱性は、60℃、95%RHの恒温恒湿槽に500
時間放置して、室温に戻し発泡やハガレの発生具合を観
察する。◎:発泡、ハガレなど外観変化全くなし。 ○:発泡、ハガレなど外観変化ほとんどなし。 △:発泡、ハガレなど外観変化少しあり。 ×:発泡、ハガレなど外観変化かなりあり。
【0065】色むら・白ヌケ試験 耐熱性及び耐湿熱性と同じように90℃と60℃、95
%RH中に、放置した後の色むら・白ヌケ状態を観察す
る。 ◎:色むら・白ヌケが全く認められない。 ○:色むら・白ヌケがほとんど認められない。 △:色むら・白ヌケがやや目立つ。 ×:色むら・白ヌケが大きい。
【0066】
【発明の効果】本発明において、偏光板の表面に貼られ
ている粘着剤層が、高温多湿下に生じる偏光板の伸縮に
起因する応力を十分に吸収・緩和することができ、色む
ら・白ヌケの発生を防ぐことができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 5/30 G02B 5/30 G02F 1/1335 510 G02F 1/1335 510 Fターム(参考) 2H049 BB51 BC14 BC22 2H091 FA08X FA08Z FA11X FA11Z FD14 GA17 4J040 DF051 EC031 EF281 EK022 EK032 GA05 GA07 HB44 HC16 HD32 JA02 JB02 KA16 LA01 LA06 LA07 LA08 MA10 MB03 NA17 PA30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏光板の表面に貼られている粘着剤層
    が、ゲル分率50〜80重量%であり、90℃での振動
    数が0.1Hzにおける粘弾性測定試験による動的粘弾
    性のtanδが0.3〜0.8である粘着塗布型偏光
    板。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の粘着塗布型偏光板の粘
    着剤層が、(a)(メタ)アクリル酸アルキルエステル
    単量体90〜99.8重量%及び(b)カルボキシル基
    及び/又は水酸基含有不飽和単量体0.2〜10重量%
    を共重合してなる重量平均分子量が80万〜200万で
    ある共重合体(A)100重量部に対して、重量平均分
    子量が50,000以下、かつ分散度(MW/MN)が
    1.0〜2.5である官能基を有しない(メタ)アクリ
    ル酸アルキルエステル(共)重合体(B)5〜50重量
    部、及び架橋剤(C)0.01〜2重量部からなり、架
    橋してなる粘着剤組成物。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の官能基を有しない(メ
    タ)アクリル酸アルキルエステル(共)重合体(B)が、
    重量平均分子量が1,000〜20,000、かつ分散
    度(MW/MN)が1.0〜2.5を有し、共重合体
    (A)100重量部に対して、5〜20重量部、及び架
    橋剤(C)0.01〜2重量部からなり、架橋してなる
    粘着剤組成物。
  4. 【請求項4】 アルコキシシリル基を有するシラン化合
    物(D)が、共重合体(A)100重量部に対して0.
    01〜2重量部含有してなる請求項2あるいは請求項3
    に記載の粘着剤組成物。
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