JP2002040144A - 光電変換装置並びに光電変換デバイス、像情報処理システム及びその駆動方法 - Google Patents

光電変換装置並びに光電変換デバイス、像情報処理システム及びその駆動方法

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JP2002040144A JP2000229696A JP2000229696A JP2002040144A JP 2002040144 A JP2002040144 A JP 2002040144A JP 2000229696 A JP2000229696 A JP 2000229696A JP 2000229696 A JP2000229696 A JP 2000229696A JP 2002040144 A JP2002040144 A JP 2002040144A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光電変換装置において、長期使用における特
性変動や、ダーク出力によるS/N低下を低減し、又、
撮影サイクルを短くする。 【解決手段】 アモルファス半導体を材料とするMIS
型光電変換素子には、光電変換用バイアス(Vs)を与
える電源と、蓄積電荷リセット用の電源(VREF)
と、素子の非動作時の零バイアス(VGND)を与える
設置点とがSW1を介して接続される。第1の光源たる
X線源からの出射X線は、図示しない被検体を通過して
蛍光体に当たった後、蛍光体に吸収されて可視光に変換
される。蛍光体からの可視光は光電変換素子に照射され
る。X線像の読み取りに先立って、LED光源を点灯す
る。SW2及びSW3は、各々、X線源及びLED光源
を点灯させるスイッチである。本形態では、読み取りと
非読み取りの動作期間があり、X線源は読み取り期間に
点灯し、LED光源は非読み取り期間に点灯する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、光電変換装置に関
し、特に、複写機、ファクシミリ、スキャナ等の事務機
用の光電変換装置や、病院内の撮影、診断に用いられる
医療用X線撮像装置、又は非破壊検査装置に利用される
光電変換装置並びに光電変換デバイス、像情報処理シス
テム及びその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、病院における患者のX線直接撮影
は、患者にX線を照射させてその透過X線を、可視変換
蛍光体を介して感光フィルムに転写させる、いわゆるフ
ィルム方式が主流となっている。このフィルム方式は、
撮影から現像までに時間がかかるという不具合や、膨大
な撮影フィルムの保管、検索が必要であるなど、病院内
の管理、運営の面で不具合が残っている。
【0003】ところで、このフィルムの代わりに輝尽性
蛍光体を用い、いったん患者のX線像をこの輝尽性蛍光
体に蓄像し、その後レーザー光でスキャンさせ、X線像
をデジタル値として読み取る方式がある。画像をデジタ
ル化すれば、種々の媒体に記録できるため、画像の保
管、検索、転送が容易に行われ、病院内の管理、運営の
面で効率がよくなる。又、画像情報をデジタル値として
得ることは、コンピュータによって高度な画像処理を高
速で行うことができるため、診断の向上が期待される。
しかし、この輝尽性蛍光体を用いる方式も、フィルム方
式と同様に、撮影から現像にいたるまでに時間がかかる
という不具合を有している。
【0004】一方、CCDやアモルファスシリコン半導
体のような固体撮像素子を用いたX線撮像装置が提案さ
れている。これは、フィルム方式と同様に、X線そして
可視変換蛍光体を介し、患者のX線像を、多数個の2次
元アレー上に配列された撮像素子で直接デジタル化して
読み取る方式である。ほぼリアルタイムでデジタル画像
が得られるため、上述したフィルム方式や輝尽性蛍光体
を用いる方式に比べて、大きなメリットがある。特に、
アモルファスシリコンは大面積で作成できるため、その
ようなものを用いたX線撮像装置では、胸部撮影のよう
な大きな部位が等倍で撮像される。従って、光の利用効
率も良く、高S/N比が期待されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、医療用
のX線撮像装置において、人体胸部を等倍で撮影するた
めには、40cm×40cm以上の大面積を有する固体
撮像素子を用意しなければならず、画素の数も500万
〜1000万個と多数になる。
【0006】これら多数の画素の特性を、すべて均一
に、そして高信頼性で作り込むことは容易ではない。例
えば、光電変換素子や電荷転送用のスイッチング素子に
アモルファスシリコンを用いる場合には、長い年月の
間、連続動作をさせれば、光電変換素子のダーク電流の
上昇やスイッチング素子としての特性の変化が起こる。
この場合の対策としては、撮影のときにのみ光電変換素
子やスイッチング素子を動作させ、撮影しないときは光
電変換素子及びスイッチング素子を動作させない設計が
施される。例えば患者が撮影室にいないときは、光電変
換素子のバイアス線、スイッチング素子のゲート線及び
読み出し線が零電位にバイアスされ、アモルファス素子
内部に電界を与えず、長期間の使用における素子の特性
変動を低減させている。しかしこの場合、撮像装置付近
の患者の有無を撮影技師が認識した後、光電変換素子や
スイッチング素子を動作させ、更に撮影操作に移る、と
いった煩雑さが残る。すなわち装置の操作性が損なわれ
る。患者の有無を自動的に認識させる設計も考えられる
が、装置のコストアップにもつながるという問題もあ
る。
【0007】一方、アモルファスシリコン薄膜を用い
て、大面積で多数の光電変換素子を作る場合には、製造
過程に混入する微量の不純物やダングリングボンドの増
加等により、それらが膜中に欠陥準位として形成される
という問題がある。これらはトラップ準位として働き、
光電変換過程において不必要なダーク電流となってS/
N比の低下をもたらす。これらのダーク電流を軽減させ
る光電変換装置の駆動法としては、光電変換素子(やス
イッチング素子)にバイアスしてから数秒から数10秒
程度待って、ダーク電流が緩和された後に光電変換する
という方法が考えられる。しかし、X線撮像装置にこの
方法を適用すると、複数の患者を撮影するサイクルが長
くなったり、装置の操作性が悪くなるという問題があ
る。
【0008】以上述べてきたように、アモルファスシリ
コンを用いた大面積の光電変換装置においては、長期間
の使用における特性変動や、膜中の欠陥準位によるS/
N比の低下という問題があった。そして、それを補うた
めに施された駆動方法は、装置の使い勝手を犠牲にする
ものであった。
【0009】そこで、本発明は、光電変換装置並びに光
電変換デバイス、像情報処理システム及びその駆動方法
において、長期間の使用における特性変動や、ダーク電
流によるS/N比の低下を低減し、更に撮影サイクルを
短くし、装置の使い勝手を向上させることを課題として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の光電変換装置は、基板上に複数の光電変換素
子が1次元又は2次元アレー状に配列された光電変換基
板と、第1の光源と、第2の光源とを具備し、上記第1
の光源は被読み取り物体に照射されるように配置され、
上記第2の光源はその出射光が上記光電変換素子の受光
面に到達するように配置された光電変換装置において、
上記被読み取り物体を光電変換し画像情報を得るための
読み取り期間と、上記読み取り期間以外の非読み取り期
間を設け、上記第1の光源は上記読み取り期間内に点灯
し、上記第2の光源は上記非読み取り期間内に点灯す
る。
【0011】又、上記課題を解決するための本発明の光
電変換デバイスは、入射された像情報を有する光を光電
変換するための光電変換素子の複数を備える基板と、上
記像情報を有する光とは別に上記光電変換素子の複数に
像情報を担わない光を入射するための光源とを具備す
る。
【0012】又、上記課題を解決するための本発明の像
情報処理システムは、入射された像情報を有する光を光
電変換するための光電変換素子の複数を備える基板と、
上記像情報を有する光とは別に上記光電変換素子の複数
に像情報を担わない光を入射するための光源とを備える
光電変換デバイスと、上記光電変換デバイスに像情報を
入射するために用いられる電磁波照射手段と、上記電磁
波照射手段及び上記光源を含む上記光電変換デバイスを
制御する制御手段とを具備する。
【0013】上記課題を解決するための本発明の像情報
処理システムの駆動方法は、電磁波照射手段から電磁波
を照射して被写体を通過した像情報を有する光を光電変
換素子に入射して光電変換する工程と、上記電磁波を照
射しない期間に、上記電磁波照射手段とは別の光源から
像情報を担わない光を上記光電変換素子に入射する工程
と、を含む。
【0014】
【発明の実施の形態】(実施形態1)以下、本発明の実
施形態を図面に基づいて説明する。
【0015】図1は、本発明に係る光電変換装置の実施
形態1を示す断面図である。本実施形態は、本発明の光
電変換装置をX線撮像装置として実施したものである。
【0016】図1において、X線源から出射したX線
は、被読み取り物体に入射される。被読み取り物体を透
過した透過X線は、蛍光体に到達する。蛍光体では、X
線を吸収して蛍光体内部の発光中心を励起し、可視光を
放出する。蛍光体からの可視光は、絶縁基板上に配置さ
れた光電変換素子の受光面に照射され、その受光面で光
電変換される。光電変換素子は、耐湿性向上を目的とし
た保護膜で覆われている。
【0017】絶縁基板の材料としては、主に、アルカリ
成分の少ない透明なガラスが用いられる。又、蛍光体の
材料としては、Gd22S:TbやCSI:Tl等が用
いられる。
【0018】一方、絶縁基板の下に配置されたLEDか
ら出射された光(可視光)は、絶縁基板を透過し、光電
変換素子の側面を通過した後、蛍光体で反射し、光電変
換素子の受光面に照射される。蛍光体は、その材料によ
って、LEDからの光の反射特性が異なるが、完全に吸
収するものでなければよく、数%程度の光が光電変換素
子に到達するものであればよい。
【0019】図1では、LEDからの光が蛍光体に垂直
に照射されているように表記されているが、実質上、斜
め方向から入射する光もあるため、蛍光体面での鏡面反
射成分を含めれば、蛍光体で光をすべて吸収することは
ない。
【0020】図1において、本実施形態の光電変換装置
は、蛍光体、光電変換素子及びLED等をシャーシで覆
ったものになっている。このシャーシは、X線の吸収が
極めて少ない材料を用いればよく、アルミニウムやステ
ンレススチール等の金属が、安価で強度的にも優れてお
り、適している。
【0021】上記光電変換装置を実施するX線撮像装置
が医療用であれば、被読み取り物体とは患者(人体)の
ことであり、又、被破壊検査用のX線撮像装置であれ
ば、例えば飛行機や船などに使用されている部品のよう
な、検査をする物体である。
【0022】又、図1は、光電変換装置の断面構成の図
として表記してあるが、紙面奥行き方向にも光電変換素
子やLEDが2次元状に配置されている。又、図1では
省略しているが、絶縁基板上に光電変換素子と一対でス
イッチング素子が配置されていてもよい。
【0023】図2は、図1に示した光電変換装置に用い
る光電変換素子1個分の信号検出回路を示す図である。
【0024】図2において、光電変換素子は、アモルフ
ァスシリコン半導体を材料とするMIS型光電変換素子
である。MIS型の光電変換素子は、下部の金属電極層
(Metal)の上に絶縁層(Insulater)と
半導体層(Semiconductur)を積層したも
のである。通常、半導体層の上には注入素子層(N層又
はP層)と上部電極が配置される。MIS型光電変換素
子の詳細な作成方法及び動作原理は後述する。
【0025】図2において、MIS型光電変換素子に
は、光電変換するためのバイアス(Vs)を与える電源
と、MIS型光電変換素子の容量内の蓄積電荷をリセッ
トするための電源(VREF )と、光電変換素子を動作さ
せない時の零バイアス(VGND)を与えるための接地点
(GND)とが、SW1を介して接続されている。
【0026】第1の光源であるX線源から出射したX線
は、図示しない被検体(病院では患者)に照射され、そ
こを通過したX線は蛍光体にあたる。
【0027】図2において、蛍光体でX線は吸収され、
可視光に変換される。蛍光体からの可視光は光電変換素
子に照射される。図2は、1画素分の図であるで、光電
変換素子と蛍光体の位置関係は図示されていないが、図
1をみてわかるように、両者を実質上密着させることに
より、画像の解像度特性を向上させている。一方、第2
の光源であるLED光源からの可視光は、X線とは別の
光路で光電変換素子に照射される。SW2、SW3は、
それぞれ、X線源、LED光源を点灯させるスイッチで
ある。
【0028】図3は、図2で示した回路における動作の
タイミングチャートであり、X線源、LED光源、光電
変換素子のバイアス及び光電変換素子の出力が記載され
ている。
【0029】図3では、光電変換素子のダーク出力(ダ
ーク電流)の様子を示すために、敢えて、X線やLED
を点灯させていない。図3では、(F1)〜(F6)ま
での6サイクル分のタイムチャートを図示している。
【0030】サイクル(F1)において、光電変換素子
にバイアスを与えると、ダーク電流が流れる。このダー
ク電流は、理想的には零であればよいが、実際には零で
はない。又、電源をオンすると同時に一定の電流が流れ
るのではなく、オン直後のダーク電流は、オン直後は大
きく、時間と共に減衰する。
【0031】この原因として、以下に示す2つのことが
考えられる。
【0032】一つは、一般に、光電変換素子をアモルフ
ァスシリコン半導体の主たる材料に形成する場合には、
アモルファス半導体膜中のダングリングボンドや作成過
程で混入した不純物によって、欠陥準位が形成される。
それらは、トラップ準位として働き、電源をオンした直
後あるいはオンさせる前においても、電子又は正孔をト
ラップしており、数ミリ秒〜数十秒間の時間を経てか
ら、伝導帯あるいは価電子帯に熱的に励起され、伝導電
流(ダーク電流)が流れる。特に半導体層(I層)と注
入阻止層(例えばN層)との界面部分は、トラップ準位
が多いと言われている。アモルファス半導体膜を用いず
に、結晶型のMIS型光電変換素子を用いる場合には、
作成するプロセス条件や装置にも依存するが、アモルフ
ァスほどトラップ準位は多くないと言われる。しかし、
半導体層(I層)と注入阻止層(例えばN層)との界面
部分は、結晶格子のミスマッチが多く、トラップ準位は
零ではなく、図3で示した光電変換素子の出力の傾向を
もつ。
【0033】もう一つの原因は、注入阻止層の特性に関
係しているものであると考えられる。例えば、注入阻止
層のN型のアモルファスシリコンで構成した場合には、
理想的には、正孔を半導体層側に注入することはない。
しかしながら、現実には、特にアモルファスの場合に
は、N層が正孔を完全にブロックすることはない。N層
を通って半導体層(I層)に注入した正孔はダーク電流
になる。正孔は半導体層(I層)と絶縁層との界面に蓄
えられ、I層の内部電界は正孔の蓄積と共に緩和され
る。その電界の緩和と共に、N層からI層に注入される
正孔の量が減少するため、ダーク電流が減衰する。
【0034】図3で示される光電変換素子のダーク出力
が十分減衰したのを待てば、S/N比の高い信号が得ら
れる。しかし、目標とするダーク出力レベルに減衰する
までに数秒〜数10秒の長い時間を要する場合には、非
常に使い勝手が良くない装置となる。なぜならば、例え
ば、病院で使用するX線撮像装置の場合、撮影室に患者
を誘導して、光電変換素子を投入し、数秒〜数十秒待っ
てからX線を爆射させなければならないからである。
【0035】患者が撮影室に入る前から光電変換素子の
電源を投入させておけばよいが、その場合には、光電変
換素子の劣化(特性変化、腐食等)が促進され、長寿命
の装置の提供が困難である。
【0036】MIS型の光電変換素子は、内部の絶縁層
に電子も正孔も通らず、発生したキャリアは半導体層と
絶縁層の界面に蓄えられる。図2に示した光電変換用の
バイアス(Vs)がプラス(+)バイアスの場合には、
蓄積キャリアは正孔であり、上部電極と半導体層との間
には、正孔に半導体層への注入を阻止するN層が配置さ
れる。半導体層と絶縁層との界面に蓄えられた正孔のキ
ャリアと等量の電子が、電流計が配置された電極側に、
GNDから供給される。蓄積された正孔は、やがて、セ
ンサのバイアスをVREFとすることによって、全部又は
一部が掃き出される。通常、VREFの電位はVSの電位よ
り小さく設定されている。図3のタイミングチャート上
では、VREFの電位はGNDに設定されている。サイク
ル(F2)において、再びVSの電位を与えることによ
り、サイクル(F1)と同様なダーク電流が流れる。
【0037】この時、ダーク電流は、サイクル(F1)
のときのそれと比べて、小さくなっている。これは、I
層内の、特に絶縁層界面近傍に存在するトラップ準位に
捕獲されていたダーク電流に寄与するキャリアが、サイ
クル(F1)のときと比べて、サイクル(F2)のとき
の方が少なくなっているためと考えられる。又、サイク
ル(F1)のリセット電位VREFで、蓄積されていた正
孔が完全に追い払われず、その一部が半導体層に残るこ
とにより、サイクル(F2)における半導体内部の電界
がサイクル(F1)より緩和されているためとも考えら
れる。
【0038】同様に、サイクル(F3)〜サイクル(F
6)へと進むにつれて、ダーク電流は小さくなってい
き、やがて、飽和する。但し、飽和するといっても、V
REF→VSにバイアスを切り替える際には、突入電流が流
れるため、切り替えた直後は、一定の電流値にはならな
い。一つのサイクルの中でも、後半、特にVREFに切り
替える直前では、時間的に変化しない一定の電流値にな
っている。X線撮像装置として高いS/N比を確保する
ためには、ダーク電流が十分に小さくなってから、X線
を照射しなければならない。
【0039】図4は、十分時間をおいたサイクル(F
6)でX線を照射したタイムチャートである。サイクル
(F5)とサイクル(F6)のダーク電流の特性はほぼ
等しいので、サイクル(F6)のX線による電流出力に
重畳している固定的な部分は、サイクル(F5)の出力
をメモリしておいて、後で引き算処理で容易に補正され
る。尚、図示してはいないサイクル(F7)の出力を用
いてもよい。
【0040】光電変換素子のダーク電流の特性や装置の
駆動条件などにもよるが、(F1)〜(F6)の各サイ
クルの周期は、通常0.1秒〜3秒程度必要となる。仮
に2秒/サイクルとすると、6サイクルで12秒必要と
なる。つまり、バイアスをオンしてから、X線を撮影す
るまでに10秒以上の時間が必要となる。これは、先に
述べたように、使い勝手を大きく損なうものである。
【0041】図5は、図2の動作を示す別の例のタイム
チャートである。
【0042】図5において、読み取り期間と非読み取り
期間という、2つの動作期間があり、第1の光源は、読
み取り期間に点灯し、第2の光源は非読み取り期間に点
灯する。医療用のX線撮像装置の場合には、第1の光源
はX線源である。非破壊検査装置の場合の第1の光源
は、X線や他の放射線である。一方、第2の光源は、L
ED(発光ダイオード)やEL(エレクトロルミネッセ
ンス)等で、光電変換素子の光吸収波長領域に発光波長
を有する光源である。
【0043】第1の光源からの光は、図示していない
が、撮影体(被写体)の画像情報を得るために、撮影体
に照射される光である。医療用X線撮像装置であれば、
撮影体とは、来院患者の体である。第2の光源からの光
は、特に撮影体(被写体)に照射される必要はなく、何
らかの光路を経て、光電変換素子に到達されればよい。
【0044】図5において、サイクル(F2)でLED
(第2の光源)を点灯させ、サイクル(F3)でX線源
(第1の光源)を点灯させている。図5に示す例では、
サイクル(F1)及びサイクル(F2)を非読み取り期
間、サイクル(F3)を読み取り期間としている。
【0045】LED光の照射によって流れる光電流は、
画像信号として読み取らない。すなわち非読み取り期間
サイクル(F2)でLEDを点灯させている。
【0046】LEDの光照射によって光電流が流れる
が、光のオフと同時にダーク電流が流れる状態にもど
る。しかしながら、LEDをオフした後は、図5に示し
たように、LEDをサイクル(F2)で照射しなかった
場合のダーク出力(破線)よりも小さく安定したダーク
出力(ダーク電流)を示す。
【0047】これは、半導体層でLEDの光エネルギー
を吸収し、生成したキャリアが絶縁層界面に溜まり、半
導体層の内部電界が緩和されて注入阻止層から流入キャ
リアが減少したことによる。次のサイクル(F3)にお
いては、図3に示したように、サイクル(F2)のLE
D光による生成キャリアが、ダーク状態で数サイクル分
駆動させた効果があるため、ダーク電流は安定した状態
になっている。更に、予めトラップされていたダーク電
流に寄与する電子又は正孔が、光照射によって減少した
とも考えられる。
【0048】このダーク電流の低い状態において、X線
を照射すれば、S/N比の高い信号が得られる。
【0049】つまり、X線撮影前にLED光を照射して
ダーク電流を小さくすれば、長い時間を待つことなくS
/N比の高いX線画像が得られる。
【0050】この非読み取り期間サイクル(F2)の操
作によって、次のサイクル(F3)は、ダーク電流が小
さいサイクルとなっている。図3におけるサイクル(F
6)以降のダーク電流の挙動が飽和したサイクルと同じ
であると考えてよい。読み取り期間サイクル(F3)に
X線を爆射させれば、S/N比の高い信号が得られる。
図示していないがサイクル(F4)の信号を取り込み、
サイクル(F3)のX線出力から減算処理を施せば、サ
イクル(F3)の信号X線に含まれるダーク電流の固定
成分が補正される。結果として、X線撮影前にLED光
を照射してダーク電流を小さくすれば、長い時間を待つ
ことなく、S/N比の高いX線画像が得られる。
【0051】図5は、サイクル(F1)及びサイクル
(F2)を非読み取り期間に、サイクル(F3)を読み
取り期間にしたタイミングチャートであるが、もちろん
サイクル(F1)を非読み取り期間に、サイクル(F
2)を読み取り期間にしてもよい。その場合、X線爆射
までの時間は更に短縮される。
【0052】図6は、図1に示した絶縁基板上に配置し
た光電変換素子及びスイッチング素子を、アモルファス
シリコン半導体薄膜を用いて構成した場合の光電変換基
板の平面図であり、それらを結線する配線を含めて記載
したものである。又、図7は、図6に示したA−B線に
おける断面図である。
【0053】図6及び図7において、光電変換素子30
1及びスイッチング素子302(アモルファスシリコン
TFT、以下、TFT)は、同一の光電変換基板(絶縁
基板)303上に形成されており、光電変換素子301
の下部電極は、TFT302の下部電極(ゲート電極)
と同一の第1の金属薄膜層304とで共有されており、
光電変換素子301の上部電極は、TFT302の上部
電極(ソース電極、ドレイン電極)と同一の第2の金属
薄膜層305とで共有されている。又、第1、第2の金
属薄膜層304、305は、光電変換回路部内の、ゲー
ト駆動用配線306、マトリクス信号配線307も共有
している。
【0054】図6において、画素数は、2×2の計4画
素分である。図6に示したハッチング部は、光電変換素
子301の受光面である。309は、光電変換素子にバ
イアスを与える電源ラインである。又、310は、光電
変換素子301とTFT302とを接続するためのコン
タクトホールである。光電変換基板303下に配置され
たLED光源からの光は、光電変換素子301の周囲
で、第1の金属薄膜層304や第2の金属薄膜層305
が存在していない領域から、蛍光体側に導かれる。光電
変換素子301の直下からは、第1の金属薄膜層305
で遮光されているため、LED光は入り込めない。
【0055】次に、本実施形態を示す光電変換装置の回
路部の形成方法を説明する。
【0056】図7は、上述したように、光電変換基板の
平面図である図6に示したA−B線における断面図であ
る。
【0057】図7において、まず、絶縁基板303上に
スパッタ法や抵抗加熱法を用いて、クロム(Cr)を、
第1の金属薄膜層304として約50nm蒸着し、フォ
トリソグラフィーによりパターニングして不必要なエリ
アをエッチングする。この第1の金属薄膜層304は、
光電変換素子301の下部電極及びスイッチング素子3
02のゲート電極となる。次に、CVD法によってり、
同一真空内でa−SiNx(311)、a−Si:H
(312)及びN+層(313)をそれぞれ、300n
m、500nm及び100nmずつ順次積層させる。こ
れらの各層311〜313は、それぞれ光電変換素子3
01の絶縁層/光電変換半導体層/ホール注入阻止層で
あり、そして、スイッチング素子302(TFT)のゲ
ート絶縁膜/半導体層/オーミックコンタクト層とな
る。又、第1の金属薄膜層304と第2の金属薄膜層3
05とのクロス部(図6の314)の絶縁層としても利
用される。各層311〜313の膜厚は、上述した厚さ
に限らず、光電変換装置として使用する電圧、電荷や、
光電変換素子受光面の入射光量などによって最適に設計
される。少なくとも、a−SiNx311は、エレクト
ロンとホールが通過できず、更に、TFTのゲート絶縁
膜として十分機能できる50nm以上のものが望まし
い。
【0058】各層311〜313を堆積した後、コンタ
クトホール(図6の310参照)となるエリアをRIE
又はCDE等でドライエッチングし、その後、第2の金
属薄膜層305としてアルミニウム(Al)を、スパッ
タ法や抵抗加熱法で約1000nm堆積させる。更に、
フォトリソグラフィーによってパターニングして、不必
要なエリアをエッチングする。第2の金属薄膜層305
は光電変換素子301の上部電極、スイッチングTFT
302のソース、ドレイン電極、その他の配線等とな
る。又、第2の金属薄膜層305の成膜と同時に、コン
タクトホール部310で上下の金属薄膜層が接続され
る。更に、TFT302のチャネル部を形成するため
に、ソース電極、ドレイン電極間の一部をRIE法でエ
ッチングし、その後、不必要なa−SiNx層、a−S
i:H層及びN+層を、RIE法でエッチングして各素
子を分離する。これで、光電変換素子301、スイッチ
ングTFT302、他の配線類(306、307、30
9)及びコンタクトホール部310が形成される。
【0059】尚、図6においては4画素分のみしか図示
されていないが、多数の画素が同時に絶縁基板303上
に形成される。最後に、耐湿性向上を目的として、各素
子、配線類を、SiNxのパッシベーション膜(保護
膜)315で被覆する。
【0060】以上の説明の通り、光電変換素子、スイッ
チングTFT、配線類が同時に堆積された共通の第1の
金属薄膜層、a−SiNx、a−Si:H、N+層及び
第2の金属薄膜層と各層のエッチングのみで本実施形態
の光電変換装置は形成される。
【0061】図7において、蛍光体は、保護膜315の
上に直接、真空蒸着してもよいが、ある程度の厚さを確
保しなければならないため(0.1〜1mm)、別個の
プロセスでシート状に形成した後、接着剤を用いて貼り
あわせたほうが容易である。
【0062】以上述べたような、アモルファスシリコン
半導体を主たる材料にしたプロセスを用いれば、光電変
換素子、スイッチング素子、ゲート駆動用配線、マトリ
クス信号配線が、同一基板上に同時に作製され、大面積
の光電変換回路部が、容易に、しかも安価で提供され
る。
【0063】図8は、図1に示した光電変換装置の2次
元的回路図である。この回路では、説明を簡単化するた
めに3×3=9画素分のみを記載してある。
【0064】図8において、光電変換素子やスイッチン
グ素子(TFT)等の平面図、断面図は図6や図7に示
したものと同一である。光電変換素子は、スイッチング
素子と同一の層構成であり、MIS型のコンデンサとし
て構成されている。但し、光を入射させる都合上、通常
のMISコンデンサと異なるのは、N+層を光電変換素
子の上部電極として利用していることである。光電変換
素子は容量素子でもあり、光電変換された信号電荷は、
自らの容量に蓄積される。
【0065】次に、図1〜図8に示した本実施形態にお
いて、外部に設けたバイアス回路を用いてコンデンサで
もある光電変換素子のリセットを行った上で、光電変換
電荷の蓄積、TFTによる転送、信号の読み出し、とい
った動作を行う方法について説明する。尚、前述した光
電変換素子のリセット動作を、今後「リフレッシュ」と
称する。又、図8において、光電変換素子はS1−1〜
S3−3であり、図6における第1の金属薄膜層は、光
電変換素子の「G」電極、第2の金属薄膜層は「D」電
極である。但し、D電極は、光電変換素子S1−1〜S
3−3にとっては、前述したようにN+層も含めて電極
として機能する。
【0066】次に、光電変換素子単体のデバイス動作に
ついて説明する。
【0067】図9(a)、〜図9(c)は、その光電変
換素子単体のデバイス動作を説明するためのエネルギー
バンド図である。
【0068】図9(a)、図9(b)は、それぞれ、本
実施形態のリフレッシュモード及び光電変換モードの動
作を示す図であり、図7に示した各層の膜厚方向の状態
を表している。
【0069】M1は、第1の金属薄膜層(Cr)で形成
された下部電極(G電極)である。a−SiNx層は、
電子及びホール両者の通過を阻止する絶縁層である。ト
ンネル効果をもたらさない程度の厚さが必要であり、5
0nm以上に設定される。a−Siは、真性半導体i層
で形成された光電変換半導体層である。N+層は、a−
Si層へのホールの注入を阻止するために形成されたN
型a−Si層の注入阻止層である。又、M2は、第2金
属薄膜層(Al)で形成される上部電極(D電極)であ
る。
【0070】本実施形態では、D電極はN+層を完全に
は覆っていないが、D電極とN+層との間は電子の移動
が自由に行われるため、D電極とN+層とは常に同電位
であり、以下の説明では、そのことを前提としている。
【0071】本実施形態の光電変換素子には、D電極、
G電極の電圧の印可方法によって、リフレッシュモード
と光電変換モードという2種類のモードがある。
【0072】図9(a)(リフレッシュモード)におい
て、D電極はG電極に対して負の電位が与えられてお
り、i層中の黒丸で示されたホールは、電界によりD電
極に導かれる。同時に白丸で示された電子は、i層に注
入される。このとき、一部のホールと電子は、N+層、
i層において再結合して消滅する。十分に長い時間この
状態が続けば、i層内のホールはi層から掃き出され
る。
【0073】この図9(a)の状態(リフレッシュモー
ド)から図9(b)の状態(光電変換モード)にするた
めには、D電極に、G電極に対して正の電位を与える。
すると、i層中の電子は瞬時にD電極に導かれる。しか
し、ホールは、N+層が注入阻止層として働くため、i
層に導かれることはない。この状態でi層に光が入射す
ると、光が吸収されて電子ホール対が発生する。この電
子は、電界によりD電極に導かれ、ホールはi層内を移
動し、i層とa−SiNx絶縁層との界面に達する。し
かし、絶縁層内には移動できないため、i層内に留まる
ことになる。このとき、電子はD電極に移動し、ホール
はi層内の絶縁層界面に移動するため、光電変換素子内
の電気的中性を保つために、電流がG電極から流れる。
この電流は、光により発生した電子・ホール対に対応す
るため、入射した光に比例する。
【0074】ある期間、光電変換モードである図9
(b)の状態を保った後、再びリフレッシュモードの図
9(a)の状態になると、i層に留まっていたホール
は、前述したようにD電極に導かれ、同時に、このホー
ルに、対応した電流が流れる。このホールの量は、光電
変換モード期間に入射した光の総量に対応する。このと
き、i層内に注入される電子の量に対応した電流も流れ
るが、この量はおよそ一定であるため差し引いて検出す
ればよい。つまり、本実施形態において、この光電変換
素子は、リアルタイムで入射する光の量を出力すると同
時に、ある期間に入射した光の総量も検出する。
【0075】しかしながら、何らかの理由によって光電
変換モードの期間が長かったり、入射する光の照度が強
い場合には、光の入射があるにもかかわらず電流が流れ
ないことがある。この原因は、図9(c)のように、i
層内にホールが多数留まり、このホールのためにi層内
の電界が小さくなり、発生した電子が導かれなくなり、
i層内でホールと再結合してしまうことにある。この状
態で光の入射の状態が変化すると、電流が不安定に流れ
ることもあるが、再びリフレッシュモードにすれば、i
層内のホールは掃き出されて、次の光電変換モードで
は、再び光に比例した電流が流れる。
【0076】又、前述した説明において、リフレッシュ
モードでi層内のホールを掃き出す場合には、すべての
ホールを掃き出すのが理想であるが、一部のホールを掃
き出すだけでも効果はあり、すべてのホールを掃き出す
のと等しい電流が得られる。
【0077】つまり、次の光電変換モードでの検出機会
において、図9(c)の状態になっていなければよく、
リフレッシュモードにおけるD電極のG電極に対する電
位、リフレッシュモードの期間及びN+層の注入阻止層
の特性を決めればよい。又、更にリフレッシュモードに
おいて、i層への電子の注入は必要条件でなく、D電極
のG電極に対する電位は負に限定されるものでもない。
その理由は、ホールが多数i層に留まっている場合に
は、たとえD電極のG電極に対する電位が正の電位であ
っても、i層内の電界は、ホールをD電極に導く方向に
加わるからである。又、N+層の注入阻止層の特性も、
同様に、電子をi層に注入できることが必要条件ではな
い。
【0078】次に、本実施形態の光電変換装置の動作に
ついて、前述した図8と、図10とを用いて説明する。
【0079】図10は、図8の光電変換装置の動作を示
すタイミングチャートである。
【0080】図10において、制御信号VSCは、光電
変換素子のバイアスラインREFすなわち光電変換素子
のD電極に、2種類のバイアスを与えるためのものであ
る。D電極は、VSCが「Hi」のときにVREF
(V)になり、「Lo」のときにVS(V)になる。符
号106A及び符号106Bの示すものは、直流電源で
あり、それぞれ、読み取り用電源VS(V)、リフレッ
シュ用電源VREF(V)である。
【0081】まず、リフレッシュ期間の動作について説
明する。
【0082】シフトレジスタ102の信号をすべて「H
i」の状態にし、読み出し用回路部のCRES信号を
「Hi」の状態にする。そうすると、スイッチング用の
全TFT(T1−1〜T3−3)が導通し、読み出し用
回路内のスイッチ素子RES1〜RES3も導通し、全
光電変換素子のG電極が、GND電位になる。そして、
制御信号VSCが「Hi」になると、全光電変換素子の
D電極がリフレッシュ用電源VREFにバイアスされた
状態(負電位)になる。すると、全光電変換素子S1−
1〜S3−3はリフレッシュモードになり、いわゆるリ
フレッシュが行われる。
【0083】次に、光電変換期間について説明する。
【0084】制御信号VSCが「Lo」の状態に切り替
わると、全光電変換素子のD電極は読み取り用電源VS
にバイアスされた状態(正電位)になる。すると、光電
変換素子は、光電変換モードになる。この状態でシフト
レジスタ102の信号をすべて「Lo」の状態にし、読
み出し用回路部のCRES信号を「Lo」の状態にす
る。すると、スイッチング用の全TFT(T1−1〜T
3−3)がオフし、読み出し用回路内のスイッチ素子R
ES1〜RES3もオフし、全光電変換素子のG電極
は、直流的にはオープン状態になるが、光電変換素子は
コンデンサでもあるため電位は保持される。
【0085】しかし、この時点では、光電変換素子に光
は入射されていないため、電荷は発生しない。すなわち
電流は流れない。この状態で光源がパルス的に(交流的
に)オンすると、それぞれの光電変換素子のD電極(N
+電極)に光が照射され、いわゆる光電流が流れる。光
源については、図8において、特に記載はしていない
が、例えば、複写機であれば、蛍光灯、LED、ハロゲ
ン灯等である。X線撮像装置であれば文字通りX線源で
あり、X線可視変換用のシンチレータを用いればよい。
これらの光によって流れた光電流は、電荷として、それ
ぞれの光電変換素子内に蓄積され、光源がオフ後も保持
される。
【0086】次に読み出し期間に移行するが、その動作
については、上述した内容と全く同じであるため、説明
はここでは省略する。
【0087】リフレッシュ期間、光電変換期間及び読み
出し期間を経て、1枚の画像が得られるが、動画のよう
な複数枚の画像を得る場合には、上述した動作を繰り返
せば良い。本実施形態では、光電変換素子のD電極が共
通に接続され、この共通の配線を制御信号VSCで、リ
フレッシュ用電源VREFと読み取り用電源VSの電位
に制御しているため、全光電変換素子を、同時に、リフ
レッシュモードと光電変換モードとに切り替えることが
できる。このため、複雑な制御をすることなしに、1画
素あたり1個のTFTで、光出力が得られる。
【0088】(実施形態2)図11は、本発明に係る光
電変換装置の実施形態2を示す断面図である。
【0089】図1に示した実施形態1の光電変換装置と
異なる点は、光電変換基板(絶縁基板)の下に導光体が
配置されており、LEDが導光体の側面に具備されてい
ることである。導光体の材質は、アクリルやガラスな
ど、屈折率が空気と異なる透明なものを用いている。
【0090】図11は、光電変換装置の断面構成の図と
して表記しているが、紙面奥行き方向にも光電変換素子
は2次元状に配置されている。又、LEDも紙面奥行き
方向に1次元状に配置されている。導光体の側面から入
射した光は、導光体内部に進入する。このとき、導光体
の屈折率と周囲の空気の屈折率とで決まる臨界角よりも
浅い角度で進む光は、導光体界面で全反射して、更に内
部に進入する。しかし、導光体上面で臨界角よりも深い
角度で入った光は、一部が屈折して光電変換基板側へ導
かれる。
【0091】図11で示した導光体の上面及び下面は平
面状に書かれているが、粗面状に加工しておけば、そこ
での拡散性も増し、導光体から光電変換基板の側へ出射
する光が多くなる。絶縁基板側へ出た光は、光電変換素
子の側面を抜け、蛍光体面で反射し、光電変換素子の受
光面に到達する。本実施形態での光電変換装置は、LE
Dの数を大幅に減らすことができるため、コスト的に有
利に働き、又、消費電力が軽減される。
【0092】(実施形態3)図12は、本発明に係る光
電変換装置の実施形態3を示す断面図である。
【0093】図1に示した実施形態1の光電変換装置と
異なる点は、光電変換素子が配置されている絶縁基板と
導光体とを兼用している点である。導光体兼絶縁基板の
材質は、ガラスなどの、屈折率が空気と異なる透明なも
のを用いる。図12は、光電変換装置の断面構成の図と
して表記しているが、紙面奥行き方向にも光電変換素子
は2次元状に配置されている。又、LEDも紙面奥行き
方向に1次元状に配置されている。
【0094】図12において、導光体兼絶縁基板の側面
から入射した光は、内部に進入する。このとき、導光体
兼絶縁基板の下面において周囲の空気の屈折率で決まる
臨界角よりも浅い角度で進む光は、導光体界面で全反射
して、更に内部に進入する。しかし、導光体兼絶縁基板
下面で臨界角よりも深い角度で入った光は、一部が屈折
し、光電変換基板側へ導かれる。図12内で示した導光
体兼絶縁基板の下面は平面状に書かれているが、租面状
に加工しておけば、そこでの拡散性も増し、導光体兼絶
縁基板から蛍光体側へ出射する光が多くなる。蛍光体側
へ出た光は、光電変換素子の側面を抜け、蛍光体面で反
射し、光電変換素子の受光面に到達する。一方、導光体
兼絶縁基板の上面においては、光電変換素子(やスイッ
チング素子)の第1の金属薄膜層に衝突した光は、すべ
て反射される。又、第1の金属薄膜層以外の保護層に衝
突した光は、保護層の屈折率と導光体兼絶縁基板の屈折
率で決定される光の進行条件に基づいて、反射あるいは
屈折する。
【0095】本実施形態での光電変換装置は、LEDの
数を大幅に減らすことができるため、コスト的に有利に
働き、又、消費電力を軽減させることができる。又、導
光体を絶縁基板と兼用するため光電変換装置を軽量、小
型にすることができる。
【0096】(実施形態4)図13は、本発明に係る光
電変換装置の実施形態4を示す断面図である。
【0097】図1に示した実施形態1の光電変換装置と
異なる点は、LED光源を用いず、外光を用いている点
である。シャーシは、外光を導光体側に取り入れるとき
に開き、そうでないときには閉じている。この開閉は、
モータなどを用いて自動的に制御すればよい。上述した
実施形態3に比べて、LEDを配置するスペース分だ
け、装置が小型化される。又、モータの消費電力にもよ
るが、LEDを並べた実施形態3よりも消費電力が軽減
される可能性がある。又、外光が、LEDよりも光量が
大きい場合には有効である。
【0098】(実施形態5)図14は、本発明に係る光
電変換装置の実施形態5を示す断面図である。
【0099】本実施形態の光電変換装置は、今までの説
明に使用した医療用X線撮像装置や被破壊検査装置な
ど、被読み取り物体にX線を照射する形態ではなく、原
稿を読み取る複写機やファクシミリなどへ応用した形態
である。
【0100】図14は、光電変換装置の断面構成の図と
して表記しているが、紙面奥行き方向にも、光電変換素
子やLEDが2次元状に配置されている。又、実施形態
1を示した図1では省略しているが、絶縁基板上に、光
電変換素子と一対でスイッチング素子が配置されていて
もよい。
【0101】絶縁基板の下に配置されたLEDから出射
された光(可視光)は、絶縁基板を透過し、光電変換素
子の側面を通過して被読み取り物体である原稿に到達す
る。原稿表面に記載されている文字や画像の濃度に応じ
て、光は原稿面で反射し、光電変換素子の受光面に照射
されるようになっている。
【0102】LEDは、「読み取り期間」及び「非読み
取り期間」両方の期間に点灯する。「読み取り期間」で
のLEDの点灯は文字どおり、原稿情報を光電変換素子
によって読み取るために点灯し、「非読み取り期間」で
のLEDの点灯は、「読み取り期間」での原稿情報をS
/N比よく光電変換するために点灯させている。「非読
み取り期間」内でのLED点灯においては、原稿が光電
変換素子上部に配置されていても、配置されていなくて
もかまわない。すなわち、どちらでも、幾分かの光が光
電変換素子の受光面に到達するからである。
【0103】情報が記載されている原稿は、その原稿や
インクの原料により、LEDからの光の反射特性が異な
るが、完全に吸収するものでなければよく、数%程度の
光が光電変換素子に到達すればよい。実施形態1の光電
変換装置を示した図1においては、LED光が蛍光体に
垂直に照射されているように表記されているが、実質
上、斜め方向から入射する光もあるため、原稿面での鏡
面反射成分を含めれば、原稿面で光をすべて吸収するこ
とはない。又、原稿が存在しない場合には、垂直方向に
昇ったLED光は光電変換素子に到達されない。しか
し、保護層と周囲空気とでは屈折率が異なるため、LE
Dからの斜め方向からの光や、光電変換素子やスイッチ
ング素子の金属薄膜層エッジ部で散乱した斜めの光は、
保護層界面で、光電変換素子側へ一部が反射する。
【0104】(実施形態6)図15は、本発明に係る実
施形態6を示す光電変換素子1画素分の回路図である。
【0105】光電変換素子は、PIN型ホトダイオード
を示しており、材料としてはアモルファスシリコン、結
晶シリコンのどちらでもよい。
【0106】光電変換素子のダイオードのカソード側
は、SW1に、アノード側は電流計に接続されている。
SW1の他方は、光電変換素子にバイアスを与えるため
の電源(Vs)に接続されるか、又は零バイアス(GN
D)に接続されるか、どちらかに切り替えることができ
る。第1の光源であるX線源から照射したX線は、図示
しない被験体(病院では患者)に照射され、そこを通過
したX線は蛍光体にあたる。蛍光体でX線は吸収され、
可視光に変換される。蛍光体からの可視光は、光電変換
素子に照射される。
【0107】図15に示した本実施形態の光電変換素子
の回路図は1画素分の回路図なので、光電変換素子と蛍
光体との位置関係は表現されていないが、図1に示した
実施形態1と同様に、実質上密着させることによって画
像の解像度特性を向上させている。一方、第2の光源で
あるLED光源は、X線とは別の光路で光電変換素子に
照射される。SW2、SW3は、それぞれ、X線源、L
ED光源を点灯させるスイッチである。
【0108】図16は、図15で示した実施形態6の回
路における動作のタイミングチャートであり、X線源、
LED光源、光電変換素子のバイアス、光電変換素子の
出力を記載している。図16では、光電変換素子のダー
ク出力の様子を示すために敢えてX線やLEDを点灯さ
せていない。
【0109】図16において、光電変換素子のバイアス
を与えると、光電変換素子にダーク電流が流れる。理想
的には零でありたいが、実際には零ではない。又、電源
をオンすると同時に一定の電流が流れるのではなく、ダ
ーク電流は、オン直後は大きく、時間と共に減衰する。
【0110】一般に、光電変換素子を、アモルファスシ
リコン半導体を主たる材料にするPINホトダイオード
で形成する場合には、アモルファス半導体膜中のダング
リングボンドや作成過程で混入した不純物によって、欠
陥準位を形成する。それらは、トラップ準位として働
き、電源をオンした直後あるいはオンさせる前において
も、電子又は正孔をトラップしており、数ミリ秒〜数十
秒間の時間を経てから、伝導帯あるいは価電子帯に熱的
に励起され、伝導電流(ダーク電流)が流れる。特に、
P層とI層との界面部分やI層とN層との界面部分は、
トラップ準位が多いと言われ、それらがダーク電流に寄
与するものと考えられている。
【0111】又、P層、N層のブロッキング特性も完全
なものではなく、外からI層内部へ流入してくるキャリ
アによるダークの成分も増加するとも考えられている。
【0112】又、アモルファス半導体膜を用いずに、結
晶型のPIN型ホトダイオードを用いる場合には、作成
するプロセス条件や装置などにも依存するが、アモルフ
ァスほどトラップ準位は多くはないと言われる。しか
し、P層とI層との界面部分又はI層とN層との界面部
分は、結晶格子のミスマッチが多く、トラップ準位は零
ではなく、やはり、図16で示した光電変換素子の出力
の傾向をもつ。
【0113】光電変換素子のダーク出力(ダーク電流)
が十分減衰するのを待てば、S/N比の高い信号が得ら
れる。しかし、目標とするダーク出力レベルに減衰する
までに数秒〜数10秒の長い時間を要する場合には、非
常に使い勝手がよくない装置となる。なぜならば、例え
ば、病院で使用するX線撮像装置の場合には、撮影室に
患者を誘導して、光電変換素子を投入し、数秒〜数十秒
待ってからX線を爆射させなければならないからであ
る。患者が撮影室に入る前から光電変換素子の電源を投
入させておけばよいが、その場合には、光電変換素子の
劣化(特性変化、腐食等)が促進され、長寿命の装置の
提供が困難である。
【0114】図17は、図15に示した実施形態6の回
路における動作のタイミングチャートであり、光電変換
素子の電源をオンした後にLED光源を点灯した場合を
示している。
【0115】LEDをオンさせることにより、ホトダイ
オードに光電流が流れ、やがてLEDをオフすると同時
に、光電流は絶たれる。このとき、LEDのオフ後のダ
ーク電流は、LEDをオンさせなかったとき(タイミン
グチャートは図16)に比べて、ダーク電流が時間に対
して安定し、場合によって小さくなる。これは、照射し
たLEDの光エネルギーによって、半導体層内部に生成
された過剰なキャリアによって半導体層内の内部状態
(特に界面部)が安定化され、電子又は正孔が光を照射
したことによって、解き放たれたことによるものであ
る。このダーク電流の低い状態において、X線を照射す
れば、S/N比の高い信号が得られる。
【0116】つまり、X線撮影前にLED光を照射し、
ダーク電流を小さくすれば、長い時間を待つことなくS
/N比の高いX線画像が得られる。
【0117】図18は、LEDをオンさせた後にX線を
オンさせたときの光電変換素子の出力の様子を示したタ
イミングチャートである。
【0118】LEDは、短時間でX線爆射を行う際に、
光電変換素子のダーク電流を小さくするために予め点灯
させる。そのときに流れる光電流は、画像情報の読み取
りとしてはなんら関係ない。LEDを点灯させるための
期間を、非読み取り期間と称する。一方、X線は、患者
の体内情報を読み取るために照射される。X線が照射さ
れる期間は、読み取り期間と称する。非読み取り期間内
にLED(第2の光源)が照射され、読み取り期間内に
X線(第1の光源)が照射される。非読み取り期間と読
み取り期間の長さ、あるいはLEDの照射時間などは、
光電変換素子のダーク出力(ダーク電流)の特性や光電
変換装置として求められるS/N比によって設計され
る。
【0119】(実施形態7)図19は、本発明に係る実
施形態7を示す光電変換装置のブロック図である。図1
9のブロック図では、病院内で使用されるX線撮像装置
としての概要を表記している。
【0120】図19において、X線源を出射したX線は
患者に照射され、患者を透過したX線がX線可視変換蛍
光体に到達する。そのX線は、X線可視変換蛍光体で可
視光に変換され、その可視光が光電変換素子に照射され
る。その可視光は、患者の体内の像情報を有する光であ
る。光電変換素子とX線可視変換蛍光体とは実質上密着
しており、図19においては、薄い保護層を介在して密
着している。又、光電変換素子は、基板上に配置されて
いる。基板の光電変換素子と反対側には、LED光源が
配置されている。LEDの光は、基板を通過して、X線
可視変換蛍光体で反射した後、光電変換素子に到達す
る。
【0121】X線の照射(スイッチオン)及びLED光
源の点灯(スイッチオン)は、制御手段によって制御さ
れる。もちろん、この制御手段は、スイッチのオンだけ
ではなくスイッチのオフも制御している。
【0122】図19においては、光電変換素子を1種類
でしか表記していないが、図8に示した2次元的電気回
路図のようにTFTと1対で存在していると考えてよ
い。更に図19では、基板上に配置された光電変換素子
のみが図示されているが、図8に示したような光電変換
回路部101及び読み出し用回路部107が具備されて
いると考えてもよい。光電変換回路部101及び読み出
し用回路部107などは、図10で示されるタイミング
チャートに基づく信号で駆動されることになる。それら
の信号は、VSC、REF、CRES、G1、G2、G
3、SMPL、Sr1、Sr2、Sr3などである。これ
らは、タイミング発生装置から出力され、そして光電変
換装置(図8に示した101、107)に入力される。
つまりタイミング発生装置からの信号は、光電変換装置
を駆動させることになる。そして、図19で示されるよ
うに、タイミング発生回路は、制御手段によって制御
(オン/オフ)される。つまり、光電変換装置が制御手
段によって制御される。制御手段を構成する例として
は、コンピュータがあげられる。制御手段は、X線源、
光電変換装置及びLEDを独立に制御でき、そして、そ
の制御手段にコンピュータを用いれば、その制御方法は
ソフトによるプログラムが可能となる。つまり、使い勝
手が向上し、ひいては、病院内で使用されるX線撮像装
置として付加価値も高くなる。
【0123】又、図19では図示していないが、、図8
に示したA/D変換回路部105を、光電変換回路部1
01及び読み出し用回路部107の近傍に配置し、A/
D変換回路部105のディジタルデータをコンピュータ
(制御手段)内のメモリに格納するといった方法も考え
られる。
【0124】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、第1の光
源とは別に第2の光源を非読み取り期間に照射した後、
第1の光源を読み取り期間に照射することによって、撮
影時間が大幅に短縮され、ダーク電流が小さくS/N比
の高い画像が得られる光電変換装置が可能となる。又、
撮影時間を大幅に短縮することによって、使い勝手を向
上させることができる。又、1枚の撮影において、光電
変換素子やスイッチング素子に印加されるバイアスの時
間が減少し、装置としての耐久性能も向上する。撮影時
間が短縮されれば、医療装置の場合には、患者に対する
心的負担が大きく軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態1の光電変換装置を示す
断面図である。
【図2】本発明に係る実施形態1の光電変換素子を用い
た回路図である。
【図3】図2に示した回路のタイミング図(1)であ
る。
【図4】図2に示した回路のタイミング図(2)であ
る。
【図5】図2に示した回路のタイミング図(3)であ
る。
【図6】図1に示した光電変換素子及びスイッチ素子の
平面図である。
【図7】図6に示したA−B線における断面図である。
【図8】図1に示した光電変換装置の2次元的電気回路
図である。
【図9】図1に示したMIS型光電変換素子の動作を示
すバンド図である。
【図10】図8の動作を示すタイミング図である。
【図11】本発明に係る実施形態2の光電変換装置を示
す断面図である。
【図12】本発明に係る実施形態3の光電変換装置を示
す断面図である。
【図13】本発明に係る実施形態4の光電変換装置を示
す断面図である。
【図14】本発明に係る実施形態5の光電変換装置を示
す断面図である。
【図15】本発明に係る実施形態6の光電変換素子を用
いた回路図である。
【図16】図15に示した回路のタイミング図(1)で
ある。
【図17】図15に示した回路のタイミング図(2)で
ある。
【図18】図15に示した回路のタイミング図(3)で
ある。
【図19】本発明に係る実施形態7の光電変換装置のブ
ロック図である。
【符号の説明】
S1−1〜S3−3 光電変換素子 T1−1〜T3−3 スイッチング素子 SR1 シフトレジスタ(スイッチング素
子用) SR2 シフトレジスタ(読み出しスイッ
チ用) G1〜G3 ゲート駆動配線 M1〜M3 マトリクス信号配線 106A 光電変換素子のバイアス電源 106B 光電変換素子のリフレッシュ電源 101 光電変換回路部 107 読み出し用回路部 105 A/D変換回路部 RES1〜RES3 M1〜M3に形成される負荷容量
をリセットするスイッチ A1〜A3 バッファアンプ B1〜B3 バッファアンプ Sn1〜Sn3 読み出し容量に信号を転送するた
めの転送スイッチ Sr1〜Sr3 読み出し容量の信号を順次読み出
すためのスイッチ 301 光電変換素子 302 スイッチング素子(TFT) 306 ゲート駆動用配線 307 マトリクス信号配線 310 コンタクトホール部 314 配線クロス部 304 第1の金属薄膜層 305 第2の金属薄膜層 311 s−SiN絶縁薄膜層 312 s−Si半導体薄膜層 313 N+層 303 絶縁基板 315 保護膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 31/10 H01L 27/14 K 5F088 H04N 5/32 31/00 A 5/335 31/10 A Fターム(参考) 2G088 EE01 FF02 GG19 GG20 JJ04 JJ05 KK32 LL11 4M118 AA05 AA08 AB10 BA05 CA05 CA07 CA32 CA40 CB06 CB11 DD12 FB08 FB09 FB13 FB16 GA10 5B047 AA17 BA02 BB06 BC12 CA19 CB04 5C024 AX12 AX17 CX32 GY31 5F049 MA01 MA20 MB05 NA17 NB05 SE04 UA02 WA07 5F088 AA01 AB05 BA10 BB03 CA02 DA01 EA04 FA04 LA08

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に複数の光電変換素子が1次元又
    は2次元アレー状に配列された光電変換基板と、第1の
    光源と、第2の光源とを具備し、前記第1の光源は被読
    み取り物体に照射されるように配置され、前記第2の光
    源はその出射光が前記光電変換素子の受光面に到達する
    ように配置された光電変換装置において、 前記被読み取り物体を光電変換し画像情報を得るための
    読み取り期間と、前記読み取り期間以外の非読み取り期
    間を設け、前記第1の光源は前記読み取り期間内に点灯
    し、前記第2の光源は前記非読み取り期間内に点灯する
    ことを特徴とする光電変換装置。
  2. 【請求項2】 前記光電変換基板に複数の光電変換素子
    及び複数のスイッチング素子を1次元又は2次元アレー
    状に配置することを特徴とする請求項1に記載の光電変
    換装置。
  3. 【請求項3】 前記光電変換基板上に配置した光電変換
    素子及びスイッチング素子の材料として、アモルファス
    シリコン半導体を用いることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の光電変換装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の光源として、LED、EL、
    冷陰極管又は半導体レーザを用いることを特徴とする請
    求項1に記載の光電変換装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の光源と前記第2の光源とが同
    一であることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第1の光源にX線源を、前記第2の
    光源に可視光源を用い、前記光電変換素子は可視波長領
    域に光吸収帯を有し、前記X線源により照射された前記
    被読み取り物体からのX線を可視光に変換するための波
    長変換体を具備したことを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれか一つに記載された光電変換装置。
  7. 【請求項7】 前記波長変換体は蛍光体を有することを
    特徴とする請求項6に記載の光電変換装置。
  8. 【請求項8】 前記蛍光体として、その母体材料に、G
    22S、Gd23又はCSIを用いたことを特徴とす
    る請求項7に記載の光電変換装置。
  9. 【請求項9】 入射された像情報を有する光を光電変換
    するための光電変換素子の複数を備える基板と、前記像
    情報を有する光とは別に前記光電変換素子の複数に像情
    報を担わない光を入射するための光源とを具備する光電
    変換デバイス。
  10. 【請求項10】 前記像情報を有する光は、波長変換体
    によって波長変換された光であることを特徴とする請求
    項9に記載の光電変換デバイス。
  11. 【請求項11】 前記波長変換体は蛍光体を有すること
    を特徴とする請求項10に記載の光電変換デバイス。
  12. 【請求項12】 前記光源は、LED、EL、冷陰極管
    又は半導体レーザからなる群から選択された光源を有す
    ることを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に
    記載の光電変換デバイス。
  13. 【請求項13】 入射された像情報を有する光を光電変
    換するための光電変換素子の複数を備える基板と、前記
    像情報を有する光とは別に前記光電変換素子の複数に像
    情報を担わない光を入射するための光源とを備える光電
    変換デバイスと、前記光電変換デバイスに像情報を入射
    するために用いられる電磁波照射手段と、前記電磁波照
    射手段及び前記光源を含む前記光電変換デバイスを制御
    する制御手段とを具備することを特徴とする像情報処理
    システム。
  14. 【請求項14】 前記像情報を有する光は、波長変換体
    によって波長変換された光であることを特徴とする請求
    項13に記載の像情報処理システム。
  15. 【請求項15】 前記波長変換体は蛍光体を有すること
    を特徴とする請求項14に記載の像情報処理システム。
  16. 【請求項16】 前記電磁波照射手段は、X線源である
    ことを特徴とする請求項13乃至15のいずれか1項に
    記載の像情報処理システム。
  17. 【請求項17】 前記制御手段は、像情報を読み取る期
    間に前記電磁波照射手段を駆動し、像情報の非読み取り
    期間に前記光電変換デバイスを駆動するために用いられ
    ることを特徴とする請求項13乃至16のいずれか1項
    に記載の像情報処理システム。
  18. 【請求項18】 電磁波照射手段から電磁波を照射して
    被写体を通過した像情報を有する光を光電変換素子に入
    射して光電変換する工程と、 前記電磁波を照射しない期間に、前記電磁波照射手段と
    は別の光源から像情報を担わない光を前記光電変換素子
    に入射する工程と、 を含むことを特徴とする像情報処理システムの駆動方
    法。
  19. 【請求項19】 前記像情報を有する光は、波長変換体
    によって前記電磁波が波長変換された光であることを特
    徴とする請求項18に記載の像情報処理システムの駆動
    方法。
  20. 【請求項20】 前記波長変換体は、蛍光体を有するこ
    とを特徴とする請求項19に記載の像情報処理システム
    の駆動方法。
  21. 【請求項21】 前記電磁波はX線であることを特徴と
    する請求項18乃至20のいずれか1項に記載の像情報
    処理システムの駆動方法。
  22. 【請求項22】 前記電磁波の照射期間は像情報読み取
    り期間であり、前記光源の駆動期間は像情報の非読み取
    り期間であることを特徴とする請求項18乃至21のい
    ずれか1項に記載の像情報処理システムの駆動方法。
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