JP2002029360A - 頭部保護エアバッグ装置のエアバッグ - Google Patents
頭部保護エアバッグ装置のエアバッグInfo
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Abstract
位があっても、展開膨張を素早く完了可能な頭部保護エ
アバッグ装置のエアバッグを提供すること。 【解決手段】エアバッグ15は、車内側の開口Wの上縁
側周縁に、エアバッグカバー11の扉部12に覆われ、
かつ、折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時に、
扉部12を押し開いて開口Wを覆うように下方側へ突出
しつつ展開膨張する。エアバッグの膨張用ガスを流入さ
せる膨張部19の領域内には、車内側壁部19aと車外
側壁部19bとを連結して膨張部19の厚さを略均等に
するための複数の厚さ規制部26・27・28が、それ
ぞれ、上下方向に延びるとともに前後方向に並設されて
いる。扉部の非円滑展開部12b近傍に配置される厚さ
規制部28は、上端28aを隣接する厚さ規制部の上端
27aより下方に位置させて、配設されている。
Description
る頭部保護エアバッグ装置のエアバッグに関し、詳しく
は、車内側の開口の上縁側周縁に、エアバッグカバーに
覆われ、かつ、折り畳まれて収納されているエアバッグ
に関する。
バッグ装置では、特開平10−138858号公報等に
記載されているように、エアバッグが、フロントピラー
部からセンターピラー部を越える後方側まで延びるよう
に、車内側の開口における上縁側の周縁に、折り畳まれ
て収納されていた。
における上縁側のルーフサイドレール部では、ルーフヘ
ッドライニングの下縁側に配置されたエアバッグカバー
の扉部に覆われて収納されており、展開膨張時、エアバ
ッグカバーの扉部を押し開いて、展開膨張していた。そ
して、センターピラー部では、エアバッグは、センター
ピラー部の車内側に配置されたセンターピラーガーニッ
シュの車内側を覆うように、展開膨張していた。
は、エアバッグカバー扉部の下縁部が、センターピラー
部のピラーガーニッシュの上縁部に対して、車外側に屈
曲して接続されていた。そのため、エアバッグが扉部を
押し開く際、扉部は、ピラーガーニッシュの上縁部を乗
り越えるように、一旦、湾曲して、開くこととなって、
円滑に開き難く、エアバッグの展開膨張を素早く完了さ
せる点に、改善の余地があった。
る部位では、扉部がアシストグリップと干渉して、扉部
の開き角度が、不十分となる場合があり、その場合で
も、エアバッグの素早い展開膨張完了を阻害していた。
り、エアバッグカバーの扉部に、円滑に開き難い部位が
あっても、エアバッグの展開膨張を素早く完了させるこ
とができる頭部保護エアバッグ装置のエアバッグを提供
することを目的とする。
は、車内側の開口の上縁側周縁に、エアバッグカバーの
扉部に覆われ、かつ、折り畳まれて収納され、膨張用ガ
スの流入時に、前記扉部を押し開いて前記開口を覆うよ
うに下方側へ突出しつつ展開膨張し、前記膨張用ガスを
流入させる膨張部の領域内に、車内側壁部と車外側壁部
とを連結して前記膨張部の厚さを略均等にするための複
数の厚さ規制部が、それぞれ、上下方向に延びるととも
に前後方向に並設されて、配設されている頭部保護エア
バッグ装置のエアバッグに関するものである。
は、前記扉部の非円滑展開部位近傍に配置される前記厚
さ規制部が、前記エアバッグを平らに展開した状態で、
上端を、隣接する前記厚さ規制部の上端より下方に位置
させて、配設されていることを特徴とする。
前記厚さ規制部の上端間若しくは前記厚さ規制部の上端
と前記膨張部の周囲の周縁部との間の複数の流入口部の
内、前記扉部の非円滑展開部位近傍の流入口部における
前後方向の開口幅寸法が、前記エアバッグを平らに展開
した状態で、隣接する流入口部の前後方向の開口幅寸法
より、大きく設定されていることを特徴とする。
エアバッグでは、膨張部に膨張用ガスが流入されれば、
折り畳み状態から、エアバッグカバーの扉部を押し開き
つつ、折りを解消するように、開口の上縁側周縁から下
方に展開膨張して、車内側の開口を覆うこととなる。
は、エアバッグカバーの扉部における円滑に展開しない
非円滑展開部位の近傍に、隣接する厚さ規制部より上端
を下げた厚さ規制部が配置されて、その厚さ規制部の上
方の前後方向に延びる膨張部分が、上端を下げた厚さ規
制部のその下げた寸法分、上下方向にも大きく膨張でき
ることから、扉部を押し開く力を大きく確保することが
できる。そのため、その扉部の非円滑展開部位が、開き
時に他の部材と干渉等していても、素早くかつ強い力で
大きく押し開かれることとなって、エアバッグの展開膨
張完了時間の短縮化に寄与できる。
は、非円滑展開部位近傍の流入口部における前後方向の
開口幅寸法が、隣接する流入口部の前後方向の開口幅寸
法より大きく設定されて、その非円滑展開部位近傍の流
入口部の上下方向に延びる膨張部分が、開口幅寸法を広
げた分、隣接する流入口部の上下方向に延びた膨張部分
より、前後方向にも大きく膨張できることから、扉部を
押し開く力を大きく確保することができる。そのため、
扉部の非円滑展開部位が、開き時に他の部材と干渉等し
ていても、素早くかつ強い力で大きく押し開かれること
となって、エアバッグの展開膨張完了時間の短縮化に寄
与できる。
ッグのエアバッグでは、エアバッグカバーの扉部に、円
滑に開き難い部位があっても、エアバッグの展開膨張を
素早く完了させることができる。
に基づいて説明する。
頭部保護エアバッグ装置Mに使用されるものであり、車
内側のドアや窓部の開口Wの上縁側周縁におけるフロン
トピラー部FP、ルーフサイドレール部RR、及び、リ
ヤピラー部RPにわたって、折り畳まれて収納されてい
る。
15、インフレーター37、取付ブラケット32・33
・34・38、及び、エアバッグカバー11、を備えて
構成されている。
に、折り畳まれたエアバッグ15に膨張用ガスを供給す
るシリンダタイプとしており、エアバッグ15の後述す
るガス流入部17が外装されることとなる。
アバッグ15のガス流入部17を外装させたインフレー
ター37を、ガス流入部17ごと外周側から挟持し、2
本の取付ボルト39を利用して、リヤピラー部RPの車
内側におけるボディ1側の板金製のインナパネル2に取
り付けることとなる。
うに、板金製として、エアバッグ15における後述する
前部側の2つの取付部16を挟持するもので、それぞ
れ、車内側Iの内プレート32aと車外側Oの外プレー
ト32bとを備えて構成され、それらの内・外プレート
32a・32bには、各取付部16の取付孔16aに対
応する取付孔32cが貫通されている。そして、取付ボ
ルト35を、取付孔16a・32cに挿通させて、イン
ナパネル2の取付孔2a周縁に固着されたナット2bに
螺合させることにより、各取付部16がインナパネル2
に取り付けられることとなる。
うに、板金製として、エアバッグ15における前後方向
の中間部位のセンターピラー部CPに配設される取付部
16を挟持するもので、取付ブラケット32の内プレー
ト32aと同様な車内側Iに配置される内プレート33
aを備えるとともに、車外側Oに配置される外プレート
33bを備えて構成されている。外プレート33bは、
折り畳まれたエアバッグ15の車外側と下面側とを支持
して、エアバッグ15の展開膨張時にセンターピラー部
CPのガーニッシュ7の車外側Oに侵入しないように、
断面を略L字状として、センターピラー部CPの上方の
全域に配置されるように、前後方向に長く延びて配設さ
れている。また、内・外プレート33a・33bには、
取付部16の取付孔16aに対応する位置に、取付ボル
ト35を挿通させる取付孔33cが貫通されている。
に、板金製として、エアバッグ15の後部側の二つの取
付部16を挟持するものであり、取付ブラケット33と
同様な車内側Iに配置される二つの内プレート34a
と、二つの内プレート34aの車外側Oに配置される一
つの外プレート34bと、を備えて構成されている。こ
の外プレート34bも、折り畳まれたエアバッグ15の
車外側と下面側とを支持して、エアバッグ15の展開膨
張時にリヤピラー部RPのガーニッシュ6における車外
側に侵入しないように、断面を略L字状としている。ま
た、内・外プレート34a・34bには、取付部16の
取付孔16aに対応する位置に、取付ボルト35を挿通
させる取付孔(図符号省略)が貫通されている。
ように、フロントピラー部FPに配置されるピラーガー
ニッシュ4とルーフサイドレール部RRに配置されるル
ーフヘッドライニング5とのそれぞれの下縁側から構成
され、さらに、エアバッグカバー11の下縁側には、エ
アバッグ15の展開膨張時、下端を車内側Iに開かせる
扉部12が配設されている。
脂製として、フロントピラー部FPの車内側におけるボ
ディ1のインナパネル2に取付固定され、下縁側に、エ
アバッグ15の展開膨張時、エアバッグ15を突出可能
に、車内側Iに開く扉部12を配設させている。
示すように、合成樹脂製として、ルーフサイドレール部
RRの車内側Iにおけるボディ1のインナパネル2に取
付固定され、下縁側に、展開膨張時のエアバッグ15を
突出可能に、車内側に開く扉部12を配設させている。
aと、開き難い非円滑展開部12b・12dと、から構
成されている。非円滑展開部12bは、センターピラー
部CPの上方の部位であり、この非円滑展開部12b
は、図2に示すように、非円滑展開部12bの下端12
cが、センターピラーガーニッシュ7の上端7aの車外
側Oに屈曲して接続されるように配置されており、非円
滑展開部12bが開く際にその上端7aを乗り越える必
要があることから、開き難くなっている。また、非円滑
展開部12dは、図3に示すように、開き時に、アシス
トグリップ9と干渉するため、開口角度を広く確保でき
ないことから、開き難い部位となっている。
に、インフレーター37からの膨張用ガスを流入させ
て、折り畳み状態から展開して、開口Wを覆う本体部1
8と、インフレーター37からの膨張用ガスを本体部1
8に導くガス流入部17と、本体部18の上縁15a側
に設けられる複数の取付部16と、を備えて構成されて
いる。
突出するとともに、本体部18の後述する後席用膨張部
20の流入口20a付近まで延びて、後述する連通膨張
部22の後端と連通するように配設されている。そし
て、ガス流入部17のエアバッグ本体部18から後方へ
突出する部位は、インフレーター37に外装されること
となる。
における後述する周縁部25や板状部30から上方へ突
出するように、複数配置されて、インナパネル2に取り
付けるための取付ブラケット32・33・34が固着さ
れることとなる。各取付部16には、取付ボルト35を
挿通させる取付孔16aが開口されている。
て、膨張用ガスを流入させて車内側壁部19aと車外側
壁部19bとを離すように膨張する膨張部19と、膨張
用ガスを流入させない非膨張部24と、を備えて構成さ
れている。
入部17とともに、ポリアミド糸やポリエステル糸等を
使用して、一体的に袋織りされて形成されている。ま
た、袋織りして織成した後には、適宜、耐熱性を高める
とともに膨張用ガスの漏れを防止するように、シリコン
等を塗布したコーティング層を設けて、エアバッグ15
を製造している。ちなみに、コーティング層は、織成後
には、内周面側にコーティング剤を塗布できないことか
ら、外周面側に形成する。
置に配置可能な後席用膨張部20と、前席側の位置に配
置可能な前席用膨張部21と、ガス流入部17に連通す
るとともに、前・後席用膨張部21・20の上部相互を
連通する連通膨張部22と、から構成されている。
側壁部19bとを結合させたように構成されており、実
施形態の場合、周縁部25、厚さ規制部26・27・2
8・29・29、及び、板状部30、から構成されてい
る。周縁部25は、膨張部19とガス流入部17との周
縁を囲むように配設されており、ガス流入部17と後席
用膨張部20とを区画するように、後縁側から前方に延
びる区画部25aも備えている。
板状部30aと、前・後席用膨張部21・20の間にお
ける連通膨張部22の下方の長方形板状部30bと、か
ら構成されている。板状部30は、ガス流入部17から
本体部18の前部にかけての本体部18の全体形状を確
保するとともに、膨張部19の容積を小さくして、膨張
完了までの時間を短くするために設定されている。
・28・29・29は、板状部30に比べて、密に織成
され、板状部30は、膨張部19との境界部位でなく、
膨張用ガスの漏れ対策を考慮しなくとも良いことから、
粗く織成されている。
張部21の領域内で、上下方向に延びるような略T字形
状若しくは略逆J字形状に形成されて、周縁部25から
離れて車両の前後方向に並設されている。厚さ規制部2
9・29は、後席用膨張部20の領域内に延びるような
略I字形状として、周縁部25の区画部25aから下方
へ延びて、車両の前後方向に並設されている。
9・29は、膨張部19が膨張用ガスを流入させて膨張
した際、前・後席用膨張部21・20の肉厚を略均等に
するために、配設され、また、ガス流入部17付近から
本体部18の前部にかけて、張力を発揮させて、本体部
18が、車外側への押圧力を受けても、車外側へ移動さ
せない役目も果たしている。
される厚さ規制部26・27・28の内、エアバッグカ
バー11の扉部12における非円滑展開部12bの近傍
とした非円滑展開部12bの直下の厚さ規制部28が、
エアバッグ15を平らに展開した状態で、その上端28
aを、他の厚さ規制部26・27の上端26a・27a
より、30〜50mm程度(実施形態では35mm)の寸法
H分、下方に下げて、配設されている。
非円滑展開部12dの直下の厚さ規制部26・27間の
膨張用ガスを下方へ流す流入口部21bの前後方向の開
口幅寸法B2が、厚さ規制部27を他の厚さ規制部26
・28の略T字形状と相違した逆J字形状として、エア
バッグ15を平らに展開した状態で、隣接する厚さ規制
部27・28間や厚さ規制部26と周縁部25との間の
流入口部21c・21aにおける前後方向の開口幅寸法
B3・B1より大きく設定されている。実施形態の場合
には、幅寸法B1・B3は約90mm、幅寸法B2は約1
10mmとしている。
ガスGは、主流GMが、連通膨張部22内を前方に流
れ、さらに、前席用膨張部21の上部を前方側に流れる
こととなり、そして、主流GMから分岐する分岐流G1
・G2・G3・G4が、周縁部25と厚さ規制部26と
の間の流入口部21a、厚さ規制部26・27間の流入
口部21b、厚さ規制部27・28間の流入口部21
c、厚さ規制部28と周縁部25との間の流入口部21
dから、それぞれ、下方に流れて、前席用膨張部21を
膨張させ、分岐流G5が、周縁部25と区画部25aと
の間の流入口20aから下方に流れて、後席用膨張部2
0を膨張させることとなる。
て説明すると、袋織りして織成し、さらに、所定形状に
裁断して取付孔16a等を設け、さらに、適宜、コーテ
ィング層を設けた後、まず、所定の折り機で折り畳む。
この折り畳み状態は、実施形態の場合、図5の二点鎖線
に示すように、順次、山折りと谷折りとの折目Cを入れ
て、エアバッグ下縁15b側をエアバッグ上縁15aに
接近させるような蛇腹折りとしている。
可能なテープ31で、エアバッグ15をくるむととも
に、インフレーター37・取付ブラケット32・33・
34・38を取り付けて、エアバッグ組立体を形成す
る。なお、取付ブラケット33・34の部位には、エア
バッグ15と各取付ブラケット33・34とが分離しな
いように、破断可能なテープ31をさらに巻いておく。
4・38をインナパネル2の所定位置に配置させ、各取
付孔16a等を挿通させてボルト35・39止めし、各
取付ブラケット32・33・34・38をインナパネル
2に固定して、エアバッグ組立体をボディ1に取り付け
る。ついで、フロントピラーガーニッシュ4やルーフヘ
ッドライニング5をボディ1に取り付け、さらに、リヤ
ピラーガーニッシュ6・センターピラーガーニッシュ7
・アシストグリップ9等をボディ1に取り付ければ、エ
アバッグ15が頭部保護エアバッグ装置Mとともに車両
に搭載されることとなる。
フレーター37が作動されれば、インフレーター37か
らの膨張用ガスGが、ガス流入部17から膨張部19の
連通膨張部22側に流れ、さらに、膨張用ガスGの主流
GMが、分岐流G1・G2・G3・G4・G5に分岐さ
れ、各分岐流G1・G2・G3・G4・G5が前席用膨
張部21と後席用膨張部20とに流れて、エアバッグ1
5の膨張部19が、折りを解消させつつ、膨張し始め
る。そして、エアバッグ15は、くるんでおいたテープ
31を破断させ、さらに、フロントピラーガーニッシュ
6やルーフヘッドライニング5の扉部12を押し開い
て、図1〜4の二点鎖線で示すように、開口Wを覆うよ
うに、大きく膨張することとなる。
エアバッグカバー11の扉部12における円滑に展開し
ない非円滑展開部12bの近傍に、隣接する厚さ規制部
27の上端27aより、寸法H分、上端28aを下方に
下げた厚さ規制部28が配置されている。そのため、図
5・6に示すように、厚さ規制部28の上方における前
後方向に延びる膨張部分21eが、上端28aを下げた
寸法H分、上下方向にも大きく膨張し、扉部12の非円
滑展開部12bを押し開く力を大きく確保することがで
きる。さらに、この膨張部分21eは、非円滑展開部1
2bに接触するように接近した膨張部21の上部位置に
配置されているため、一層、非円滑展開部12bを押し
開く力を大きく確保することができる。その結果、非円
滑展開部12bが、開き時に下端12cをセンターピラ
ーガーニッシュ7の上端7aを乗り越えるように変形し
ても、素早くかつ強い力で大きく押し開かれることとな
って、エアバッグ15の展開膨張完了時間を短縮化する
ことができる。
円滑展開部12d近傍の膨張用ガスを下方へ流すための
厚さ規制部26・27間の流入口部21bの開口幅寸法
B2が、隣接する厚さ規制部27・28間や厚さ規制部
26と周縁部25との間の流入口部21c・21aの開
口幅寸法B3・B1より大きく設定されている。そのた
め、図5・6に示すように、非円滑展開部12d近傍の
流入口部21bの上下方向に延びる膨張部分21fが、
流入口部21bの開口幅寸法B2を広げた差分(実施形
態では、約20mm)、隣接する流入口部21c・21a
の上下方向に延びる膨張部分21h・21gより、前後
方向に大きく膨張することから、非円滑展開部12dを
押し開く力を大きく確保することができる。勿論、この
膨張部分21fも、非円滑展開部12dに接触するよう
に接近した膨張部21の上部位置に配置されているた
め、一層、非円滑展開部12dを押し開く力を大きく確
保することができる。その結果、非円滑展開部12d
が、開き時にアシストグリップ9と干渉しても、素早く
かつ強い力で開口角度を大きくして押し開かれることと
なって、エアバッグ15の展開膨張完了時間を短縮化す
ることができる。
織りによって製造したものを示したが、縫製、接着剤を
使用する接着、高周波ウェルダ等を使用する溶着等を利
用して、エアバッグを製造しても良く、その場合に設け
る車内側壁部と車外側壁部とを結合させた厚さ規制部
に、本発明を応用しても良い。
れる頭部保護エアバッグ装置の使用態様を車内側から見
た概略正面部である。
る。
を示す正面図である。
の前部側を、車内側から見た正面図である。
面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 車内側の開口の上縁側周縁に、エアバッ
グカバーの扉部に覆われ、かつ、折り畳まれて収納さ
れ、 膨張用ガスの流入時に、前記扉部を押し開いて前記開口
を覆うように下方側へ突出しつつ展開膨張し、 前記膨張用ガスを流入させる膨張部の領域内に、車内側
壁部と車外側壁部とを連結して前記膨張部の厚さを略均
等にするための複数の厚さ規制部が、それぞれ、上下方
向に延びるとともに前後方向に並設されて、配設されて
いる頭部保護エアバッグ装置のエアバッグであって、 前記扉部の非円滑展開部位近傍に配置される前記厚さ規
制部が、前記エアバッグを平らに展開した状態で、上端
を、隣接する前記厚さ規制部の上端より下方に位置させ
て、配設されていることを特徴とする頭部保護エアバッ
グ装置のエアバッグ。 - 【請求項2】 車内側の開口の上縁側周縁に、エアバッ
グカバーの扉部に覆われ、かつ、折り畳まれて収納さ
れ、 膨張用ガスの流入時に、前記扉部を押し開いて前記開口
を覆うように下方側へ突出しつつ展開膨張し、 前記膨張用ガスを流入させる膨張部の領域内に、車内側
壁部と車外側壁部とを連結して前記膨張部の厚さを略均
等にするための複数の厚さ規制部が、それぞれ、上下方
向に延びるとともに前後方向に並設されて、配設されて
いる頭部保護エアバッグ装置のエアバッグであって、 前記厚さ規制部の上端間若しくは前記厚さ規制部の上端
と前記膨張部の周囲の周縁部との間の複数の流入口部の
内、前記扉部の非円滑展開部位近傍の流入口部における
前後方向の開口幅寸法が、前記エアバッグを平らに展開
した状態で、隣接する流入口部の前後方向の開口幅寸法
より、大きく設定されていることを特徴とする頭部保護
エアバッグ装置のエアバッグ。
Priority Applications (2)
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