JP2000006749A - 前後席用頭部保護エアバッグ装置 - Google Patents

前後席用頭部保護エアバッグ装置

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JP2000006749A
JP2000006749A JP10172865A JP17286598A JP2000006749A JP 2000006749 A JP2000006749 A JP 2000006749A JP 10172865 A JP10172865 A JP 10172865A JP 17286598 A JP17286598 A JP 17286598A JP 2000006749 A JP2000006749 A JP 2000006749A
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Masaharu Yano
雅春 谷野
Manabu Otsuka
学 大塚
Etsuhisa Mimura
悦久 三村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エアバッグ袋体の格納性能を満足した上で後席
用エアコン吹出し口の設計自由度を上げる。 【解決手段】エアバッグ袋体16の前席用膨張室46と
後席用膨張室48との間の中間部には、下方から略矩形
状の切欠き80が形成されており、この切欠き80には
薄布82が配設されている。薄布82の外周部82A
は、切欠き80の外周部80Aにそれぞれ縫合、接着等
によって固定されている。従って、薄布82で構成され
たエアバッグ袋体16の中間部は、折り畳み状態での体
積が、同面積の基布17を折り畳み状態とした場合の体
積に比べ小さくなる。この結果、後席用エアコン吹出し
口の下方に形成された比較的小さい空間内に、エアバッ
グ袋体の中間部を容易に格納することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体側部への所定
の高荷重作用時にインフレータからガスを噴出させ、こ
のガスによってピラー部からルーフサイドレール部に沿
ってエアバッグ袋体をカーテン状に膨張させる頭部保護
エアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車体側部への所定の高荷重作用時におけ
る前席に着座した乗員の頭部の保護性能を向上させるべ
く、フロントピラー部からルーフサイドレール部に跨が
って折り畳み状態で格納されたエアバッグ袋体を、サイ
ドウインドガラスに沿ってカーテン状に膨張させる乗員
保護装置が既に提案されている。以下、この種の乗員保
護装置を開示したWO 96/26087号公報に示さ
れる構成について説明する。
【0003】図10に示される如く、この乗員保護装置
100は、フロントピラー(Aピラー)部102からル
ーフサイドレール部104を通りクォーターピラー(C
ピラー)部105に跨がって配設された長尺状のダクト
106と、このダクト106内に折り畳み状態で格納さ
れると共に前端固定点108及び後端固定点110にて
車体側に固定されたエアバッグ袋体112と、ホース1
14を介してダクト106の中間部と接続されると共に
車体側部への所定の高荷重作用時にガスを噴出するイン
フレータ116と、を主要構成要素として構成されてい
る。さらに、エアバッグ袋体112は、各々略円筒状に
形成されかつ車両上下方向を長手方向として配置された
複数のセル120を連接させることにより構成されてい
る。
【0004】上記構成によれば、車体側部への所定の高
荷重作用時になると、インフレータ116からガスが噴
出される。このため、噴出されたガスは、ホース114
及びダクト106を介して折り畳み状態のエアバッグ袋
体112の各セル120内へ流入される。その結果、各
セル120が車両上下方向を長手方向として略円筒状に
膨張し、これによりエアバッグ袋体112がウインドガ
ラス122に沿ってカーテン状に膨張される。また、エ
アバッグ袋体112の中間部がセンタピラー部124の
上部内側に配置されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような頭部保護エアバッグ装置においては、エアバッ
グ袋体112の後部を後席側方のルーフサイドレール部
104に格納する必要がある。一方、後席側方のルーフ
サイドレール部104には、後席用エアコン吹出し口が
設定されている車両があり、このような車両において
は、後席用エアコン吹出し口を避けた部位にエアバッグ
袋体112の後部を格納しなければならず、エアバッグ
袋体112の格納スペースが小さくなり、エアバッグ袋
体112が格納し難い。また、エアバッグ袋体112の
格納スペースを確保するために、後席用エアコン吹出し
口を所望の位置へ配設できない場合もある。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、エアバッグ袋
体の格納性能を満足した上で後席用エアコン吹出し口の
設計自由度を上げることができる前後席用頭部保護エア
バッグ装置を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、Aピラーからルーフサイドレールを経てCピラーに
跨がってカーテン状に展開するエアバッグ袋体を有する
前後席用頭部保護エアバッグ装置において、前記エアバ
ッグ袋体の前席乗員頭部保護用膨張部と後席乗員頭部保
護用膨張部との間の中間部を構成し、折り畳み状態での
体積が、同面積の前記エアバッグ袋体の基布より小さい
中間部形成部材、を有することを特徴とする。
【0008】従って、エアバッグ袋体を折り畳んだ状態
では、中間部形成部材で構成したエアバッグ袋体の中間
部の体積が、中間部形成部材と同面積のエアバッグ袋体
の基布の折り畳んだ状態での体積より小さくなる。この
結果、エアバッグ袋体の中間部を格納する部位に、後席
用エアコン吹出し口、アシストグリップ等の部材が存在
する場合においても、折り畳んだエアバッグ袋体の中間
部を小さいスペースに格納できるため、エアバッグ袋体
の格納性能を満足できる。また、エアバッグ袋体の格納
スペースをむりに広げる必要が無いため、後席用エアコ
ン吹出し口を所望の位置へ配設できる。即ち、後席用エ
アコン吹出し口の設計自由度を上げることができる。
【0009】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
前後席用頭部保護エアバッグ装置において、前記中間部
形成部材は少なくとも前記前席乗員頭部保護用膨張部の
下端部と前記後席乗員頭部保護用膨張部の下端部とを連
結するテンションライン形成部を有することを特徴とす
る。
【0010】従って、請求項1記載の内容に加えて、エ
アバッグ袋体展開時には、テンションライン形成部によ
り、前席乗員頭部保護用膨張部の下端部と後席乗員頭部
保護用膨張部の下端部とが連結され、エアバッグ袋体の
下部を前後方向に沿って延びるテンションラインが形成
される。このため、エアバッグ袋体の乗員支持効果がよ
り確実なものとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の前後席用頭部保護エアバ
ッグ装置の第1実施形態を図1〜図5に従って説明す
る。
【0012】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印UPは車両上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示
す。
【0013】図3に示される如く、前後席用頭部保護エ
アバッグ装置10は、側突状態を検出するためのセンサ
12と、作動することによりガスを噴出する円柱状のイ
ンフレータ14と、所定の折り畳み方で折り畳まれたエ
アバッグ袋体16と、を主要構成要素として構成されて
いる。センサ12は、センタピラー(Bピラー)18の
下端部付近に配設されており、所定値以上の側突荷重が
車体側部に作用した場合に側突状態を検出するようにな
っている。
【0014】インフレータ14はAピラー(フロントピ
ラー)20のインストルメントパネル22との接続部付
近に配設されており、前述したセンサ12と接続されて
いる。従って、センサ12が側突状態を検出すると、イ
ンフレータ14が作動するようになっている。
【0015】なお、エアバッグ袋体16は、基布の外面
全面に、気密性の高い樹脂、例えばシリコン系樹脂に、
ナイロンや炭素等から成る微細な繊維を混入し、引っ張
り強度を上げたコーティング材が塗布されている。
【0016】エアバッグ袋体16は図3に二点鎖線で示
される展開状態でカーテン状となっており、フロントサ
イドウインドガラス28、センタピラー18、リヤサイ
ドウインドガラス30の各上部及び中央部を覆ってい
る。また、エアバッグ袋体16には、側面視で前席着座
乗員34の頭部34Aの側方と、センタピラー18の上
部の側方に展開する前席乗員頭部保護用膨張部としての
前席用膨張室40、42、44、46と、後席着座乗員
36の頭部36Aの側方に展開する後席乗員頭部保護用
膨張部としての後席用膨張室48、50、51とを備え
ている。なお、前席用膨張室40、42、44、46の
間及び後席用膨張室48、50、51の間には、それぞ
れエアバッグ袋体16の上下方向略中央部に略上下方向
へ伸びる非膨張部39が形成されており、各膨張室4
0、42、44、46、48、50、51は、略上下方
向に延びる略筒状となっている。また、インフレータ1
4と各膨張室40、42、44、46、48、50、5
1は、ガス供給通路52によって連結されており、ガス
供給通路52はエアバッグ袋体16の上側周縁部16A
に沿って形成されている。
【0017】図1に示される如く、後席用膨張室50の
前後方向略中央部には、エアバッグ袋体16の上側周縁
部16Aから下方へ延びる非膨張部53が形成されてい
る。この非膨張部53の下端部53Aは、非膨張部39
の上端部39Aと略同じ高さまで延設されており、展開
完了時のエアバッグ袋体14の形状を整えるようになっ
ている。具体的には、展開時にエアバッグ袋体16の後
部が、屈曲し、車室内側への突出量が増加するのを非膨
張部39によって抑制している。
【0018】図3に示される如く、エアバッグ袋体16
の上側周縁部16Aには、前後方向に所定の間隔で、取
付部16Bが形成されており、エアバッグ袋体16は、
これらの取付部16Bにおいて、Aピラー20、ルーフ
サイドレール56、Cピラー57に固定されている。
【0019】図4に示される如く、エアバッグ袋体16
は、所定の折り畳み方で折り畳まれて長尺状にされた状
態で格納されており、折り畳まれたエアバッグ袋体16
の中間部は、ルーフサイドレール部を構成するルーフヘ
ッドライニング64内に格納されている。従って、エア
バッグ袋体16の中間部においては、エアバッグ袋体展
開時に、図4に二点鎖線で示される様に、エアバッグ袋
体16がルーフヘッドライニング64を押し開いて車室
内に展開するようになっている。なお、図4において符
号74はルーフパネルを示している。
【0020】図3に示される如く、エアバッグ袋体16
の中間部から後部が格納された部位の上方には、後席用
エアコンのダクト70が略車両前後方向に沿って配設さ
れている。このダクト70は、ルーフサイドレール56
に沿って車両後方から前方へ向けて延設されており、ダ
クト70の先端は、後席用エアコン吹出し口72に連結
されている。この後席用エアコン吹出し口72の配設位
置は、後席着座乗員36の頭部36Aより車両前方とな
る部位に配設されており、後席着座乗員36の頭部36
Aに対して斜め前方から送風できるようになっている。
【0021】図5に示される如く、後席用エアコン吹出
し口72は、ルーフヘッドライニング64に形成された
取付孔74に嵌合されている。また、後席用エアコン吹
出し口72が配設された部位では、ルーフサイドレール
56のインナパネル56Aとルーフヘッドライニング6
4との間に車両前後方向に伸びる空間76が形成されて
おり、この空間76内にエアバッグ袋体16が格納され
ている。
【0022】図1に示される如く、エアバッグ袋体16
の前席用膨張室46と後席用膨張室48との間の中間部
には、下方から略矩形状の切欠き80が形成されてお
り、この切欠き80には中間部形成部材としての薄布8
2が配設されている。
【0023】図2(A)に示される如く、エアバッグ袋
体16が袋織りで構成されている場合、または、図2
(B)に示される如く、エアバッグ袋体16が基布17
の周囲を縫合糸19による縫合、または接着等によって
結合して袋状に形成した場合においても、薄布82の外
周部82Aは、切欠き80の外周部80Aの車室外側面
にそれぞれ縫合糸81による縫合、または接着等によっ
て固定されている。
【0024】具体的には、図1に示される如く、薄布8
2の外周部82Aとしての前縁部、後縁部及び上縁部
が、切欠き80の外周部80Aの車室外側面にそれぞれ
縫合されている。なお、薄布82には、エアバッグ袋体
展開時のガス圧は作用しないため、エアバッグ袋体16
の基布17程の強度は必要とせず、その分薄い薄布82
が使用可能である。
【0025】従って、薄布82で構成されたエアバッグ
袋体16の中間部は、折り畳み状態での体積が、同面積
の基布17を折り畳み状態とした場合の体積に比べ小さ
くなる。この結果、図5に示される如く、後席用エアコ
ン吹出し口72の下方に形成された比較的小さい空間7
6内に、エアバッグ袋体16の中間部を容易に格納する
ことができるようになっている。
【0026】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0027】本実施形態の前後席用頭部保護エアバッグ
装置10では、エアバッグ袋体16の前席用膨張室46
と後席用膨張室48との間の中間部を薄布82で構成し
たため、エアバッグ袋体16を折り畳んだ状態では、薄
布82で構成したエアバッグ袋体16の中間部の体積
が、薄布82と同面積のエアバッグ袋体16の基布17
の折り畳んだ状態での体積、言い換えれば、切欠き80
を形成しない状態でのエアバッグ袋体16の中間部の折
り畳んだ状態での体積より小さくなる。
【0028】この結果、エアバッグ袋体16の中間部を
格納する部位に、後席用エアコン吹出し口72が存在す
る場合においても、折り畳んだエアバッグ袋体16の中
間部を後席用エアコン吹出し口72の下方に形成された
比較的小さい空間76内に格納できるため、エアバッグ
袋体16の格納性能を満足できる。また、エアバッグ袋
体16の格納スペースをむりに広げる必要が無いため、
後席用エアコン吹出し口72を所望の位置へ配設でき
る。即ち、後席用エアコン吹出し口72の設計自由度を
上げることができる。
【0029】また、本実施形態では、図1に示される如
く、薄布82の下端縁部82Bが、テンションライン形
成部となっており、この下端縁部82Bによって、前席
用膨張室46の下端部46Aと後席用膨張室48の下端
部48Aとが連結され、エアバッグ袋体16の下部を前
後方向に沿って延びるテンションラインが形成されるた
め、エアバッグ袋体16の乗員支持効果が確保される。
【0030】次に、本発明の前後席用頭部保護エアバッ
グ装置の第2実施形態を図6及び図7に従って説明す
る。
【0031】なお、第1実施形態と同一部材に付いて
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0032】図6に示される如く、本実施形態では、エ
アバッグ袋体16の前席用膨張室46と後席用膨張室4
8との間の中間部には、略矩形状の孔84が形成されて
おり、前席用膨張室46の下端部46Aと後席用膨張室
48の下端部48Aとが、前後方向に延びるテンション
ライン形成部16Cで連結されている。また、孔84は
薄布86で閉塞されており、この薄布86とテンション
ライン形成部16Cとで中間部形成部材を構成してい
る。
【0033】図7(A)に示される如く、エアバッグ袋
体16が袋織りで構成されている場合、または、図7
(B)に示される如く、エアバッグ袋体16が基布の周
囲を縫合、接着等によって結合して袋状に形成した場合
においても、薄布86の外周部86Aは、孔84の外周
部84Aにそれぞれ縫合、接着等によって固定されてい
る。なお、薄布86には、エアバッグ袋体展開時のガス
圧は作用しないため、エアバッグ袋体16の基布程の強
度は必要とせず、その分薄い布材が使用可能である。
【0034】従って、本実施形態においても、第1実施
形態と同様に、薄布86で構成されたエアバッグ袋体1
6の中間部は、折り畳み状態での体積が、同面積の基布
17を折り畳み状態とした場合の体積に比べ小さくな
る。この結果、図5に示される如く、後席用エアコン吹
出し口72の下方に形成された比較的小さい空間76内
に、エアバッグ袋体16の中間部を容易に格納すること
ができると共に後席用エアコン吹出し口72の設計自由
度を上げることができる。
【0035】また、本実施形態においては、エアバッグ
袋体展開時には、薄布86より厚く、強度が高い基布1
7から成るテンションライン形成部16Cにより、前席
用膨張室46の下端部46Aと後席用膨張室48の下端
部48Aとが連結され、エアバッグ袋体16の下部を前
後方向に沿って延びるテンションラインが形成される。
このため、エアバッグ袋体16の乗員支持効果がより確
実なものとなる。次に、本発明の前後席用頭部保護エア
バッグ装置の第3実施形態を図8及び図9に従って説明
する。
【0036】なお、第1実施形態と同一部材に付いて
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0037】図8に示される如く、本実施形態では、エ
アバッグ袋体16の前席用膨張室46と後席用膨張室4
8との間の中間部には、略矩形状の孔88が形成されて
おり、前席用膨張室46の下端部46Aと後席用膨張室
48の下端部48Aとが、前後方向に延びるテンション
ライン形成部16Cで連結されている。このテンション
ライン形成部16Cには、ガス導通路92が形成されて
おり、このガス導通路92を通してもインフレータから
のガスが後席用膨張室48へ供給されるようになってい
る。また、孔88は薄布90で閉塞されており、この薄
布90とテンションライン形成部16Cとで中間部形成
部材を構成している。
【0038】図9(A)に示される如く、エアバッグ袋
体16が袋織りで構成されている場合、または、図9
(B)に示される如く、エアバッグ袋体16が基布の周
囲を接着、縫合等によって結合して袋状に形成した場合
においても、薄布90の外周部90Aは、切欠き88の
外周部88Aにそれぞれ縫合、接着等によって固定され
ている。なお、薄布90には、エアバッグ袋体展開時の
ガス圧は作用しないため、エアバッグ袋体16の基布程
の強度は必要とせず、その分薄い布材が使用可能であ
る。
【0039】従って、本実施形態においても、第1実施
形態と同様に薄布90で構成されたエアバッグ袋体16
の中間部は、折り畳み状態での体積が、同面積の基布1
7を折り畳み状態とした場合の体積に比べ小さくなる。
この結果、図5に示される如く、後席用エアコン吹出し
口72の下方に形成された比較的小さい空間76内に、
エアバッグ袋体16の中間部を容易に格納することがで
きると共に後席用エアコン吹出し口72の設計自由度を
上げることができる。
【0040】また、本実施形態においては、エアバッグ
袋体展開時には、薄布90より厚く、強度が高い基布1
7から成るテンションライン形成部16Cにより、前席
用膨張室46の下端部46Aと後席用膨張室48の下端
部48Aとが連結され、エアバッグ袋体16の下部を前
後方向に沿って延びるテンションラインが形成される。
このため、エアバッグ袋体16の乗員支持効果がより確
実なものとなる。さらに、本実施形態においては、エア
バッグ袋体展開時にテンションライン形成部16Cに形
成されたガス導通路92を通してもインフレータからの
ガスが後席用膨張室48へ供給されるため、後席用膨張
室48の展開が迅速に行われる。
【0041】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、上記各実施形態では、中間部形成部材と
しての薄布82、86、90を使用したが、薄布に代え
て、網等の他の中間部形成部材を使用しても良い。
【0042】また、上記各実施形態では、エアバッグ袋
体16の前席用膨張室46と後席用膨張室48との間の
中間部に切欠き80、孔86、孔88を形成し、これら
に中間部形成部材としての薄布82、86、90を配設
したが、これに代えて、エアバッグ袋体16の前席用膨
張室46と後席用膨張室48との間の中間部(切欠き8
0、孔86、孔88を形成する部位)に、中間部形成部
材として、基布17にコーティング材の塗布を行わない
部位を形成することで、エアバッグ袋体16の中間部の
折り畳み状態での体積が、同面積のコーティング材の塗
布を行った基布を折り畳み状態とした場合の体積に比べ
小さくなる構成としても良い。また、エアバッグ袋体1
6の前席用膨張室46と後席用膨張室48との間の中間
部に、中間部形成部材として、複数の小孔を穿設した部
位を形成することで、エアバッグ袋体16の中間部の折
り畳み状態での体積が、小孔を穿設しない基布を折り畳
み状態とした場合の体積に比べ小さくなる構成としても
良い。
【0043】また、上記各実施形態では、薄布82、8
6、90の外周部82A、86A、90Aを、切欠き8
0、孔86、88の外周部80A、86A、88Aの車
室外側面にそれぞれ固定した構成としたが、これに代え
て、薄布82、86、90の外周部82A、86A、9
0Aを、切欠き80、孔86、88の外周部80A、8
6A、88Aの車室内側面にそれぞれ固定した構成とし
ても良い。
【0044】また、上記第2実施形態において、薄布8
6を除き、中間部形成部材をテンションライン形成部1
6Cのみとした構成としても良い。同様に上記第3実施
形態において、薄布90を除き、中間部形成部材をテン
ションライン形成部16Cのみとした構成としても良
い。
【0045】また、上記各実施形態では、ルーフサイド
レール56に形成された後席用エアコン吹出し口72に
対して本発明を適用した実施形態について説明したが、
本発明の前後席用頭部保護エアバッグ装置は、ルーフサ
イドレール56に配設されたアシストグリップ、ランプ
等に対しても適用可能である。
【0046】また、本実施形態では、フロントピラー
(Aピラー)側にインフレータを配設した前後席用頭部
保護エアバッグ装置に付いて説明したが、本発明は、ク
ォータピラー(Cピラー)側にインフレータを配設した
前後席用頭部保護エアバッグ装置にも適用可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明した如く、請求項1記載の本発
明の前後席用頭部保護エアバッグ装置は、エアバッグ袋
体の格納性能を満足した上で後席用エアコン吹出し口の
設計自由度を上げることができるという優れた効果を有
する。
【0048】また、請求項2記載の本発明の前後席用頭
部保護エアバッグ装置は、請求項1記載の効果に加え
て、エアバッグ袋体の乗員支持効果がより確実なものと
なるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る前後席用頭部保護
エアバッグ装置におけるエアバッグ袋体の展開状態を示
す概略側面図である。
【図2】(A)はエアバッグ袋体が袋織りで構成されて
いる場合を示す図1の2−2線に沿った拡大断面図であ
り、(B)はエアバッグ袋体が基布の周囲を結合して袋
状とした場合を示す図1の2−2線に沿った拡大断面図
である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る前後席用頭部保護
エアバッグ装置を示す概略側面図である。
【図4】図3の4−4線に沿った拡大断面図である。
【図5】図3の5−5線に沿った拡大断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る前後席用頭部保護
エアバッグ装置におけるエアバッグ袋体の展開状態を示
す概略側面図である。
【図7】(A)はエアバッグ袋体が袋織りで構成されて
いる場合を示す図6の7−7線に沿った拡大断面図であ
り、(B)はエアバッグ袋体が基布の周囲を結合して袋
状とした場合を示す図6の7−7線に沿った拡大断面図
である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る前後席用頭部保護
エアバッグ装置におけるエアバッグ袋体の展開状態を示
す概略側面図である。
【図9】(A)はエアバッグ袋体が袋織りで構成されて
いる場合を示す図8の9−9線に沿った拡大断面図であ
り、(B)はエアバッグ袋体が基布の周囲を結合して袋
状とした場合を示す図8の9−9線に沿った拡大断面図
である。
【図10】従来の実施形態に係る頭部保護エアバッグ装
置におけるエアバッグ袋体の展開完了状態を示す概略側
面図である。
【符号の説明】
10 前後席用頭部保護エアバッグ装置 14 インフレータ 16 エアバッグ袋体 16C エアバッグ袋体のテンションライン形成部
(中間部形成部材) 20 Aピラー(フロントピラー) 34 前席着座乗員 36 後席着座乗員 40 前席用膨張室(前席乗員頭部保護用膨張部) 42 前席用膨張室(前席乗員頭部保護用膨張部) 44 前席用膨張室(前席乗員頭部保護用膨張部) 46 前席用膨張室(前席乗員頭部保護用膨張部) 48 後席用膨張室(後席乗員頭部保護用膨張部) 50 後席用膨張室(後席乗員頭部保護用膨張部) 51 後席用膨張室(後席乗員頭部保護用膨張部) 70 後席用エアコンのダクト 72 後席用エアコン吹出し口 80 切欠き 82 薄布(中間部形成部材) 82B 薄布の下端縁部(テンションライン形成部) 84 孔 86 薄布(中間部形成部材) 88 孔 90 薄布(中間部形成部材) 92 ガス導通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 学 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 三村 悦久 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3D023 BA01 BA07 BB09 BB14 BC01 BD08 BD10 BE15 BE24 3D054 AA02 AA03 AA04 AA06 AA07 AA16 AA18 AA20 BB21 CC04 CC08 CC30 CC50 DD13 EE16 EE20 EE25 FF13 FF20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Aピラーからルーフサイドレールを経て
    Cピラーに跨がってカーテン状に展開するエアバッグ袋
    体を有する前後席用頭部保護エアバッグ装置において、 前記エアバッグ袋体の前席乗員頭部保護用膨張部と後席
    乗員頭部保護用膨張部との間の中間部を構成し、折り畳
    み状態での体積が、同面積の前記エアバッグ袋体の基布
    より小さい中間部形成部材、 を有することを特徴とする前後席用頭部保護エアバッグ
    装置。
  2. 【請求項2】 前記中間部形成部材は少なくとも前記前
    席乗員頭部保護用膨張部の下端部と前記後席乗員頭部保
    護用膨張部の下端部とを連結するテンションライン形成
    部を有することを特徴とする請求項1記載の前後席用頭
    部保護エアバッグ装置。
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