JP2002016312A - 窒化物系半導体素子およびその製造方法 - Google Patents

窒化物系半導体素子およびその製造方法

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JP2002016312A JP2000192722A JP2000192722A JP2002016312A JP 2002016312 A JP2002016312 A JP 2002016312A JP 2000192722 A JP2000192722 A JP 2000192722A JP 2000192722 A JP2000192722 A JP 2000192722A JP 2002016312 A JP2002016312 A JP 2002016312A
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layer
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nitride
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Nobuhiko Hayashi
伸彦 林
Tsutomu Yamaguchi
勤 山口
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Sanyo Electric Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L33/00Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
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    • H01L33/22Roughened surfaces, e.g. at the interface between epitaxial layers
    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極との接触抵抗を低減することにより動作
電圧の低減を図ることが可能な窒化物系半導体素子およ
びその製造方法を提供することである。 【解決手段】 半導体レーザ素子100は、サファイア
基板1の(0001)面上に、バッファ層2、アンドー
プGaN層3、n−GaNコンタクト層4、n−InG
aNクラック防止層5、n−AlGaNクラッド層6、
MQW発光層7、p−AlGaNクラッド層8およびp
−GaNコンタクト層9が順に積層されてなる。p−G
aNコンタクト層9およびp−AlGaNクラッド層8
にリッジ部が形成され、リッジ部上面に凹凸形状が形成
されている。また、エッチングにより露出したn−Ga
Nコンタクト層4の所定領域表面に凹凸形状が形成され
ている。さらに、凹凸形状が形成されたp−GaNコン
タクト層4上にp電極10およびn電極11が形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、BN(窒化ホウ
素)、GaN(窒化ガリウム)、AlN(窒化アルミニ
ウム)、InN(窒化インジウム)もしくはTlN(窒
化タリウム)またはこれらの混晶等のIII −V族窒化物
系半導体(以下、窒化物系半導体と呼ぶ)からなる半導
体素子およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高密度かつ大容量の光ディスクシ
ステムに用いられる記録または再生用の光源として、青
色または紫色の光を発する窒化物系半導体レーザ素子の
研究開発が行われている。
【0003】図8は、従来のGaN系半導体レーザ素子
の例を示す模式的な断面図である。図8に示す半導体レ
ーザ素子は、サファイア基板81のC(0001)面上
にバッファ層82、アンドープGaN層83、n−Ga
Nコンタクト層84、n−InGaNクラック防止層8
5、n−AlGaNクラッド層86、InGaNからな
る発光層87、p−AlGaNクラッド層88およびp
−GaNコンタクト層89が順に形成されてなる。
【0004】p−GaNコンタクト層89からp−Al
GaNクラッド層88間での一部領域が所定深さまでエ
ッチングされ除去されている。それにより、p−GaN
コンタクト層89およびp−AlGaNクラッド層88
からなるストライプ状のリッジ部が形成されるととも
に、p−AlGaNクラッド層88に平坦部が形成され
る。このリッジ部のp−GaNコンタクト層89上にp
電極131がオーミック接触している。また、p−Al
GaNクラッド層88の平坦部からn−GaNコンタク
ト層84までの一部領域がエッチングにより除去され、
n−GaNコンタクト層84のn電極形成領域が露出し
ている。この露出したn電極形成領域上にn電極132
がオーミック接触している。
【0005】リッジ部の両側面、p−AlGaNクラッ
ド層88の平坦部上面、p−AlGaNクラッド層88
からn−GaNコンタクト層84までの側面、ならびに
n電極132が形成された領域を除くn−GaNコンタ
クト層84上面にSiO2 等のSi酸化物からなる絶縁
膜95が形成されている。
【0006】なお、上記の半導体レーザ素子のn−Ga
Nコンタクト層84、n−InGaNクラック防止層8
5およびn−AlGaNクラッド層86においては、n
型ドーパントとしてSiが用いられている。一方、p−
AlGaNクラッド層88およびp−GaNコンタクト
層89においては、p型ドーパントとしてMgが用いら
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の半導体レーザ素
子のp型半導体層88,89においては、p型ドーパン
トであるMgを活性化しにくい。このため、半導体レー
ザ素子のp型半導体層88,89においてはキャリア濃
度を高くすることが困難であり、p型半導体層88,8
9における抵抗が大きくなる。
【0008】特に、p電極131とオーミック接触して
いるp−GaNコンタクト層89の抵抗が大きいことか
ら、p電極131とp−GaNコンタクト層89との接
触抵抗が増大する。このため、p電極131と良好なオ
ーミック接触を得ることが困難である。それにより、半
導体レーザ素子において動作電圧が高くなる。
【0009】このように、上記の半導体レーザ素子にお
いては動作電圧が高くなるため、動作時における発熱量
が大きくなる。このため、半導体レーザ素子の劣化が著
しく、素子の寿命が短い。
【0010】ところで、上記の半導体レーザ素子におい
てはn−GaNコンタクト層84が形成される場合につ
いて説明したが、発光層87における光の閉じ込めを効
果的に行うためには、n−AlGaNからなるn−Al
GaNコンタクト層を形成することが好ましい。
【0011】しかしながら、このようなn−AlGaN
コンタクト層においては、n−GaNコンタクト層に比
べてキャリア濃度を高くすることが困難である。このた
め、n−AlGaNコンタクト層を形成した場合におい
ては、n−GaNコンタクト層を形成した場合に比べ
て、コンタクト層の抵抗が大きくなり、n電極132と
の接触抵抗が大きくなる。したがって、この場合におい
ては半導体レーザ素子の動作電圧がより高くなり、半導
体レーザ素子の劣化がより著しく、素子の寿命がより短
くなる。
【0012】一方、図8に示すようなサファイア基板8
1を用いた半導体レーザ素子以外に、GaN基板を用い
た半導体レーザ素子の研究も進められている。
【0013】GaN基板を用いた半導体レーザ素子にお
いては、例えばGaN基板の一方の面にn−GaN層、
n−InGaNクラック防止層、n−AlGaNクラッ
ド層、InGaN発光層、p−AlGaNクラッド層お
よびp−GaNコンタクト層が順に形成される。p−G
aNコンタクト層およびp−AlGaNクラッド層にエ
ッチングによりリッジ部が形成される。このリッジ部の
p−GaNコンタクト層上面に、p電極がオーミック接
触している。一方、GaN基板の他方の面に、n電極が
オーミック接触している。
【0014】このようなGaN基板の他面にn電極が形
成されてなる半導体レーザ素子においては、GaN基板
にSiをドープしてGaN基板をn型とする必要があ
る。
【0015】ここで、GaN基板におけるSiドープ濃
度が高いほど、GaN基板の結晶性が劣化する。したが
って、GaN基板において良好な結晶性を得るために
は、GaN基板におけるSi濃度を十分に高くすること
ができない。
【0016】ところで、半導体レーザ素子の作製時にお
いては、例えばTi膜およびAl膜を順に積層してGa
N基板の他面にn電極を形成した後、熱処理を行う。こ
こで、前述のようにSiの濃度が十分でないGaN基板
においては、このような熱処理により、n電極とGaN
基板との接触抵抗が増大しオーミック特性が劣化しやす
くなる。
【0017】このように、GaN基板の結晶性と、Ga
N基板およびn電極間における接触抵抗とは、トレード
オフの関係にある。したがって、この場合においても半
導体レーザ素子の動作電圧が高くなり、動作時における
発熱量が大きくなる。このため、このような半導体レー
ザ素子においては動作時における素子の劣化が著しく、
素子の寿命が短い。
【0018】本発明の目的は、電極との接触抵抗を低減
することにより動作電圧の低減を図ることが可能な窒化
物系半導体素子およびその製造方法を提供することであ
る。
【0019】
【発明を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明に係る窒化物系半導体素子は、III 族窒化物系半導
体層の電極形成領域の表面に周期的または不規則に凹凸
形状が形成され、凹凸形状が形成された電極形成領域上
面にオーミック電極が形成されたものである。
【0020】本発明に係る窒化物系半導体素子において
は、凹凸形状が形成されたIII 族窒化物系半導体層の電
極形成領域上面にオーミック電極が形成されている。こ
のため、平坦な表面を有するIII 族窒化物系半導体層の
電極形成領域上にオーミック電極が形成される場合に比
べて、オーミック電極とIII 族窒化物系半導体層の電極
形成領域との間の接触面積が大きくなる。
【0021】したがって、このような窒化物系半導体素
子においては、III 族窒化物系半導体層の電極形成領域
とオーミック電極との間の接触抵抗を低減して、動作電
圧の低減化を図ることが可能となる。それにより、窒化
物系半導体素子において、動作時における発熱量が低減
され、素子寿命が長くかつ信頼性の高い窒化物系半導体
素子が実現可能となる。
【0022】また、III 族窒化物系半導体層は、III 族
窒化物系半導体からなる基板を含んでもよい。この場合
においては、基板の電極形成領域上に凹凸形状が形成さ
れるため、基板に形成された電極形成領域とオーミック
電極との間の接触面積を大きくすることが可能となる。
それにより、基板に形成された電極形成領域とオーミッ
ク電極との間の接触抵抗を低減することが可能となる。
【0023】第2の発明に係る窒化物系半導体素子は、
基板上に、第1導電型の第1のIII族窒化物系半導体層
と、III 族窒化物系半導体からなる能動素子領域と、第
2導電型の第2のIII 族窒化物系半導体層とが順に形成
されてなる窒化物系半導体素子であって、第1のIII 族
窒化物系半導体層の所定領域に第1の電極形成領域が配
置されるとともに第2のIII 族窒化物系半導体層の所定
領域に第2の電極形成領域が配置され、第1の電極形成
領域の表面および第2の電極形成領域の表面の少なくと
も一方に周期的または不規則に凹凸形状が形成され、第
1の電極形成領域上に第1導電型のオーミック電極が形
成されるとともに第2の電極形成領域上に第2導電型の
オーミック電極が形成されたものである。
【0024】なお、ここで、窒化物系半導体素子の能動
素子領域とは、例えば発光ダイオード素子や半導体レー
ザ素子の発光層や活性層、導波路素子のコア層、PIN
フォトダイオードのI層、フォトダイオードやHBT
(ヘテロ接合バイポーラトランジスタ)のpn接合部
分、FET(電界効果型トランジスタ)のチャンネル部
分等に相当する。
【0025】本発明に係る窒化物系半導体素子において
は、第1の電極形成領域の表面および第2の電極形成領
域の表面の少なくとも一方に凹凸形状が形成されてい
る。このため、第1の電極形成領域と第1のオーミック
電極との間の接触面積および/または第2の電極形成領
域と第2のオーミック電極との間の接触面積を大きくす
ることが可能となる。
【0026】したがって、このような窒化物系半導体素
子においては、第1の電極形成領域と第1のオーミック
電極との間の接触抵抗および/または第2の電極形成領
域と第2のオーミック電極との間の接触抵抗を低減し、
動作電圧の低減化を図ることが可能となる。
【0027】動作電圧の低減化が図られた上記の窒化物
系半導体素子においては、動作時における発熱量を低減
することが可能となる。したがって、寿命が長くかつ信
頼性の高い窒化物系半導体素子が実現可能となる。
【0028】第1導電型の第1のIII 族窒化物系半導体
層は第1のコンタクト層を含み、第2導電型の第2のII
I 族窒化物系半導体層は第2のコンタクト層を含み、第
1のコンタクト層の所定領域に第1の電極形成領域が配
置されるとともに第2のコンタクト層の所定領域に第2
の電極形成領域が配置され、第1のコンタクト層の第1
の電極形成領域の表面および第2のコンタクト層の第2
の電極形成領域の表面の少なくとも一方に凹凸形状が形
成されもよい。
【0029】この場合においては、第1のコンタクト層
の第1の電極形成領域および/または第2のコンタクト
層の第2の電極形成領域の表面に凹凸形状が形成され
る。
【0030】したがって、このような窒化物系半導体素
子においては、第1のコンタクト層と第1のオーミック
電極との間の接触面積および/または第2のコンタクト
層と第2のオーミック電極との間の接触面積を大きくす
ることが可能となる。このため、第1のコンタクト層と
第1のオーミック電極との間の接触抵抗および/または
第2のコンタクト層と第2のオーミック電極との間の接
触抵抗を低減し、動作電圧の低減化を図ることが可能と
なる。
【0031】また、共振器を構成する光導波路を含む能
動素子領域は発光層であり、第1導電型の第1のIII 族
窒化物系半導体層はさらに第1のクラッド層を含み、第
2導電型の第2のIII 族窒化物系半導体層はさらに第2
のクラッド層を含み、第2のコンタクト層に配置された
第2の電極形成領域の表面に共振器端面に平行に延びる
回折格子を構成する凹凸形状が形成されてもよい。
【0032】このような窒化物系半導体素子は、分布帰
還型(DFB)半導体レーザ素子に相当する。
【0033】DFB半導体レーザ素子においては、第2
のコンタクト層に形成された凹凸形状により発光層の屈
折率が周期的に変化しており、それゆえ発光層において
発生した光が所定の次元の回折となる。したがって、こ
のような半導体レーザ素子においては、単一縦モードで
レーザ発振が可能となる。
【0034】上記のようなDFB半導体レーザ素子にお
いては、電流値または素子温度が変化した場合において
もレーザ光の発振波長が変化せず、一定の波長のレーザ
光を安定して発振させることが可能となる。したがっ
て、良好な素子特性を有する窒化物系半導体レーザ素子
が実現される。
【0035】特に、このようなDFB半導体レーザ素子
においては、第2のコンタクト層に形成する凹凸形状の
周期を調整することにより、レーザ光の波長を所望の値
に設定することが可能となる。したがって、半導体レー
ザ素子の波長の選択性が広がる。
【0036】凹凸形状は、複数のストライプ状の凹部お
よび凸部から構成されてもよい。このような複数のスト
ライプ状の凹部および凸部が電極形成領域に形成される
ことにより、電極形成領域と電極との間の接触面積を大
きくすることが可能となる。
【0037】第3の発明に係る窒化物系半導体素子は、
導電性基板の一方の面に、第1導電型の第1のIII 族窒
化物系半導体層と、III 族窒化物系半導体からなる能動
素子領域と、第2導電型の第2のIII 族窒化物系半導体
層とが順に形成されてなる窒化物系半導体素子であっ
て、導電性基板の他方の面の所定領域に第1の電極形成
領域が配置されるとともに第2のIII 族窒化物系半導体
層の所定領域に第2の電極形成領域が配置され、第1の
電極形成領域および第2の電極形成領域のうち少なくと
も第1の電極形成領域の表面に凹凸形状が形成され、第
1の電極形成領域上に第1導電型のオーミック電極が形
成されるとともに、第2の電極形成領域上に第2導電型
のオーミック電極が形成されたものである。
【0038】本発明に係る窒化物系半導体素子において
は、少なくとも基板の他方の面に配置された第1の電極
形成領域の表面に凹凸形状が形成されている。このた
め、少なくとも第1の電極形成領域と第1のオーミック
電極との間の接触面積を大きくすることが可能となる。
【0039】したがって、このような窒化物系半導体素
子においては、少なくとも基板の他方の面に配置された
第1の電極形成領域と第1のオーミック電極との間の接
触抵抗を低減し、動作電圧の低減化を図ることが可能と
なる。
【0040】動作電圧の低減化が図られた上記の窒化物
系半導体素子においては、動作時における発熱量を低減
することが可能となる。したがって、寿命が長くかつ信
頼性の高い窒化物系半導体素子が実現可能となる。
【0041】導電性基板は窒化ガリウムから構成されて
もよい。この場合においては、基板と、基板上に形成さ
れた第1および第2のIII 族窒化物系半導体層ならびに
能動素子領域との間における格子定数の差が小さくな
る。このため、第1および第2のIII 族窒化物系半導体
層ならびに能動素子領域においては、基板との格子定数
の差に起因して発生する転位が低減されている。したが
って、これらの層において良好な結晶性が実現されるた
め、窒化物系半導体素子において素子特性の向上が図ら
れる。
【0042】第4の発明に係る窒化物系半導体素子の製
造方法は、III 族窒化物系半導体層に電極形成領域を形
成する工程と、電極形成領域の表面に凹凸形状を形成す
る工程と、凹凸形状を形成した電極形成領域上にオーミ
ック電極を形成する工程とを備えたものである。
【0043】本発明に係る窒化物系半導体素子の製造方
法においては、凹凸形状が形成されたIII 窒化物系半導
体層の電極形成領域上面に凹凸形状を形成し、この凹凸
形状が形成された電極形成領域上にオーミック電極を形
成する。このため、平坦な表面を有するIII 族窒化物系
半導体層の電極形成領域上にオーミック電極を形成する
場合に比べて、オーミック電極とIII 族窒化物系半導体
層の電極形成領域との間の接触面積を大きくすることが
可能となる。
【0044】したがって、上記の方法により作製した窒
化物系半導体素子においては、III族窒化物系半導体層
の電極形成領域とオーミック電極との間の接触抵抗を低
減して、動作電圧の低減化を図ることが可能となる。そ
れにより、窒化物系半導体素子の動作時における発熱量
を低減することが可能となる。その結果、素子寿命が長
くかつ信頼性の高い窒化物系半導体素子が実現可能とな
る。
【0045】また、III 族窒化物系半導体層は、III 族
窒化物系半導体からなる基板を含んでもよい。この場合
においては、基板の電極形成領域に凹凸形状を形成する
ため、基板の電極形成領域とオーミック電極との間の接
触面積を大きくすることが可能となる。それにより、基
板の電極形成領域とオーミック電極との間の接触抵抗を
低減することが可能となる。
【0046】また、凹凸形状を形成する工程は、電極形
成領域をエッチングする工程、または電極形成領域を研
磨する工程を含んでもよい。
【0047】なお、III 族窒化物系半導体層の結晶成長
表面の電極形成領域に凹凸形状を形成する場合において
は、エッチングにより凹凸形状を形成することが好まし
い。このようにエッチングにより凹凸形状を形成するこ
とにより、III 族窒化物系半導体層の結晶成長表面への
損傷を抑制しながら凹凸形状を形成することが可能とな
る。
【0048】一方、III 族窒化物系半導体からなる基板
の電極形成領域に凹凸形状を形成する場合においては、
研磨により凹凸形状を形成することが好ましい。この場
合においては、研磨により、基板の他方の面上に成長し
たIII 族窒化物系半導体層に損傷を与えることなく容易
に凹凸形状を形成することが可能となる。
【0049】
【発明の実施の形態】以下においては、本発明に係る窒
化物系半導体素子の例として、窒化物系半導体レーザ素
子について説明する。
【0050】図1〜図3は、本発明に係る窒化物系半導
体レーザ素子の製造方法の例を示す模式的な工程断面図
である。
【0051】まず、図1(a)に示すように、サファイ
ア基板1のC(0001)面上に、アンドープのAl
0.5 Ga0.5 Nからなり厚さが250Åであるバッファ
層2、厚さ2μmのアンドープGaN層3、Siドープ
のGaNからなる厚さ3μmのn−GaNコンタクト層
4、SiドープのIn0.1 Ga0.9 Nからなる厚さ0.
1μmのn−InGaNクラック防止層5、Siドープ
のAl0.07Ga0.93Nからなる厚さ1μmのn−AlG
aNクラッド層6、InGaNからなるMQW(多重量
子井戸)発光層7、MgドープのAl0.07Ga0.93Nか
らなるp−AlGaNクラッド層8およびMgドープの
GaNからなる厚さ0.05μmのp−GaNコンタク
ト層9を順に成長させる。このような各層2〜9は、例
えばMOCVD法(有機金属化学的気相成長法)により
成長させる。
【0052】この場合、MQW発光層7は、Siドープ
のIn0.02Ga0.98Nからなる厚さ60nmの4つのn
−InGaN障壁層と、SiドープのIn0.1 Ga0.9
Nからなる厚さ30nmの3つのn−InGaN井戸層
とが交互に積層された多重量子井戸(MQW)構造を有
する。
【0053】続いて、図1(b)に示すように、p−G
aNコンタクト層9からp−AlGaNクラッド層8ま
での一部領域を反応性イオンエッチング法(RIE法)
または反応性イオンビームエッチング法(RIBE法)
によりエッチングする。それにより、p−GaNコンタ
クト層9およびp−AlGaNクラッド層8からなるス
トライプ状のリッジ部を形成する。
【0054】さらに、p−AlGaNクラッド層8の平
坦部からn−GaNコンタクト層4までの一部領域を、
RIE法またはRIBE法により、所定深さまでエッチ
ングし、n−GaNコンタクト層4のn電極形成領域2
0を露出させる。
【0055】次に、上記のリッジ部の上面および両側
面、p−AlGaNクラッド層8の平坦部上面ならびに
n−GaNコンタクト層4のn電極形成領域20上面
に、Ni、SiO2 等からなるマスク(図示せず)を形
成する。その後、このマスク上にフォトレジストを塗布
するとともに、フォトマスクを用いた露光法、干渉露光
法、電子ビーム(EB)露光法等によりパターニングを
行って、フォトレジストに所定のパターンを形成する。
【0056】次に、上記のようにして形成したフォトレ
ジストのパターンに基づいてマスクをパターニングす
る。例えばこの場合においては、マスクのリッジ部上の
領域に、所定の幅を有しかつ半導体レーザ素子の共振器
長方向と平行な方向にのびる複数のストライプ状の開口
部を所定の間隔で形成する。
【0057】さらに、上記のパターンが形成されたマス
クを用いて、RIE法やRIBE法により、マスクの開
口部内で露出したリッジ部のp−GaNコンタクト層9
を所定の深さまでエッチングする。このようなエッチン
グの後、マスクを除去する。
【0058】以上のようにして、図2(c)に示すよう
に、リッジ部のp−GaNコンタクト層9の表面に、半
導体レーザ素子の共振器長方向と平行な方向にのびるス
トライプ状の凹部および凸部を所定の周期で形成する。
【0059】さらに、p−GaNコンタクト層9の表面
に凹凸形状を形成する上記の場合と同様の方法により、
n−GaNコンタクト層4のn電極形成領域20の所定
領域表面に、半導体レーザ素子の共振器長方向と平行な
方向にのびるストライプ状の凹部および凸部を所定の周
期で形成する。
【0060】なお、この場合における凹凸形状の周期と
は、1つの凹部の幅と、これに隣接する片方の凸部の幅
とをあわせた値のことである。
【0061】ここで、上記においては、p−GaNコン
タクト層9の表面に凹部および凸部を形成した後にn−
GaNコンタクト層4の表面に凹部および凸部を形成し
ているが、n−GaNコンタクト層4の表面に凹部およ
び凸部を形成した後にp−GaNコンタクト層9の表面
に凹部および凸部を形成してもよい。
【0062】上記のようにしてp−GaNコンタクト層
9およびn−GaNコンタクト層4の表面に凹凸形状を
形成した後、図2(d)に示すように、リッジ部の両側
面、p−AlGaNクラッド層8の平坦部上面、p−A
lGaNクラッド層8からn−GaNコンタクト層4ま
での側面、ならびにn電極形成領域20を除くn−Ga
Nコンタクト層4の上面に、SiO2 等からなる絶縁膜
12を形成する。
【0063】さらに、図3(e)に示すように、p−G
aNコンタクト層9表面の凹部内および凸部上を被覆す
るようにNi膜およびAu膜を順に積層してp電極10
を形成する。
【0064】また、図3(f)に示すように、n−Ga
Nコンタクト層4のn電極形成領域20の表面の凹部内
および凸部上を被覆するようにAl膜およびTi膜を順
に積層してn電極11を形成する。
【0065】以上のようにして、半導体レーザ素子10
0を作製する。上記の方法により作製された半導体レー
ザ素子100においては、表面が凹凸形状を有するp−
GaNコンタクト層9上にp電極10が形成されてい
る。このため、平坦な表面を有するp−GaNコンタク
ト層の上面にp電極を形成する場合に比べて、p電極1
0とp−GaNコンタクト層9との接触面積が大きくな
る。したがって、このような半導体レーザ素子100に
おいては、p−GaNコンタクト層9とp電極10との
接触抵抗の低減化が図られる。それにより、キャリア濃
度を高くすることが困難であるp−GaNコンタクト層
9においても、p電極との間に良好なオーミック接触が
得られる。
【0066】また、半導体レーザ素子100において
は、表面が凹凸形状を有するn−GaNコンタクト層4
上にn電極11が形成される。このため、平坦な表面を
有するn−GaNコンタクト層上にn電極を形成する場
合に比べて、n電極11とn−GaNコンタクト層4と
の接触面積が大きくなる。したがって、このような半導
体レーザ素子100においては、n−GaNコンタクト
層4とn電極11との接触抵抗の低減化が図られ、n電
極との間に良好なオーミック接触が得られる。
【0067】以上のように、上記の半導体レーザ素子1
00においては、p−GaNコンタクト層9およびn−
GaNコンタクト層4の表面に凹凸形状を形成すること
により、p電極10およびn電極11との接触抵抗を低
減して動作電圧の低減化を図ることが可能となる。
【0068】したがって、半導体レーザ素子100にお
いては、素子の動作時における発熱を抑制することが可
能となる。このため、寿命が長くかつ信頼性の高い半導
体レーザ素子が実現可能となる。
【0069】ここで、半導体レーザ素子100のp−G
aNコンタクト層9に形成する複数のストライプ状の凹
部および凸部の周期aは数〜数十μmとすることが好ま
しい。
【0070】この場合、凹部および凸部の周期aが小さ
いほどp電極10とp−GaNコンタクト層9との接触
面積が大きくなるため好ましいが、上記の範囲より周期
aの小さな凹凸形状をエッチングにより形成することは
困難である。したがって、凹部および凸部の周期aを上
記の範囲に設定することにより、エッチングにより容易
に凹凸形状を形成することが可能になるとともに、p電
極10とp−GaNコンタクト層9との接触面積の増加
を十分に図ることが可能となる。
【0071】また、p−GaNコンタクト層9表面のス
トライプ状の凹凸形状における凹部の深さbは、数十〜
数百nmとすることが好ましい。なお、凹部の深さbは
p−GaNコンタクト層9の厚さに依存しており、p−
GaNコンタクト層9の凹部下の領域の厚さt1 が50
nm以上となるように凹部の深さbを設定することが好
ましい。
【0072】また、上記においては、p−GaNコンタ
クト層9の表面に形成される凹部および凸部の幅が互い
に等しい場合について説明したが、凹部および凸部の幅
がそれぞれ異なってもよい。
【0073】一方、半導体レーザ素子100のn−Ga
Nコンタクト層4に形成する複数のストライプ状の凹部
および凸部の周期cは数〜数十μmとすることが好まし
い。
【0074】この場合、凹部および凸部の周期cが小さ
いほどn電極11とn−GaNコンタクト層4との接触
面積が大きくなるため好ましいが、上記の範囲より周期
cの小さな凹凸形状をエッチングにより形成することは
困難である。したがって、凹部および凸部の周期cを上
記の範囲に設定することにより、エッチングにより容易
に凹凸形状を形成することが可能になるとともに、n電
極11とn−GaNコンタクト層4との接触面積の増加
を十分に図ることが可能となる。
【0075】また、n−GaNコンタクト層4表面の凹
凸形状における凹部の深さdは、数百nm〜数μmとす
ることが好ましい。なお、凹部の深さdはn−GaNコ
ンタクト層4の厚さに依存しており、n−GaNコンタ
クト層4の凹部下の領域の厚さt2 が2μm以上となる
ように凹部の深さdを設定することが好ましい。
【0076】また、上記においては、n−GaNコンタ
クト層4の表面に形成される凹部および凸部の幅が互い
に等しい場合について説明したが、凹部および凸部の幅
がそれぞれ異なってもよい。
【0077】上記の半導体レーザ素子100において、
p−GaNコンタクト層9の表面に形成される凹凸形状
の周期aおよび凹部の深さbと、n−GaNコンタクト
層4の表面に形成される凹凸形状の周期cおよび凹部の
深さdとは等しくてもよく、あるいは互いに異なってい
てもよい。
【0078】また、p−GaNコンタクト層9およびn
−GaNコンタクト層4の表面に形成されるストライプ
状の凹部および凸部の断面形状は、上記に限定されるも
のではなく、これ以外の形状、例えば鋸歯状の断面形状
であってもよい。
【0079】また、上記においては、p−GaNコンタ
クト層9およびn−GaNコンタクト層4の表面にスト
ライプ状の凹部および凸部を周期的に形成する場合につ
いて説明したが、p−GaNコンタクト層9およびn−
GaNコンタクト層4の表面にストライプ状の凹部およ
び凸部を不規則に形成してもよい。
【0080】また、上記の半導体レーザ素子100にお
いては、p−GaNコンタクト層9およびn−GaNコ
ンタクト層4の表面にストライプ状の凹部および凸部か
らなる凹凸形状を形成する場合について説明したが、こ
れらの層9,4の表面に種々の形状を有する凹部または
凸部を分散配置することによりこれらの層9,4の表面
に凹凸形状を形成してもよい。
【0081】さらに、上記の半導体レーザ素子100に
おいては、p−GaNコンタクト層9およびn−GaN
コンタクト層4の表面に凹凸形状を形成する場合につい
て説明したが、p−GaNコンタクト層9の表面のみに
凹凸形状を形成してもよい。この場合、p電極10とp
−GaNコンタクト層9との接触抵抗が低減されるた
め、半導体レーザ素子100の動作電圧の低減化を図る
ことが可能となる。
【0082】あるいは、n−GaNコンタクト層4の表
面のみに凹凸形状を形成してもよい。この場合において
は、n電極11とn−GaNコンタクト層4との接触抵
抗が低減されるため、半導体レーザ素子100の動作電
圧の低減化を図ることが可能となる。
【0083】なお、上記においては、n−GaNからな
るn−コンタクト層が形成される場合について説明した
が、MQW発光層7への光の閉じ込めを効果的に行うた
めに、Al組成が1〜2%のn−AlGaNから構成さ
れるn−AlGaNコンタクト層を形成してもよい。
【0084】ここで、Alを含むn−AlGaNコンタ
クト層は、n−GaNコンタクト層に比べてキャリア濃
度が低いため、n電極11との接触抵抗が大きくなる
が、この場合においてはn−AlGaNコンタクト層の
表面に凹凸形状が形成されるため、Alを含んでいても
n電極11との接触抵抗を十分に低減することが可能で
ある。したがって、この場合においては、動作電圧の低
減化が図られるとともにMQW発光層7への光の閉じ込
めを効果的に行うことが可能な半導体レーザ素子が実現
される。
【0085】上記においては、p−GaNコンタクト層
9およびn−GaNコンタクト層4の表面に半導体レー
ザ素子の共振器長方向と平行な方向にのびるストライプ
状の凹部および凸部が形成される場合について説明した
が、ストライプ状の凹部および凸部は上記以外の方向に
形成されてもよい。この場合について、以下に説明す
る。
【0086】図4は、本発明に係る半導体レーザ素子の
他の例を示す模式的な断面図である。図4(a)は共振
器長方向と垂直な方向における半導体レーザ素子の断面
を示している。また、図4(b)は、図4(a)のA−
A線における断面、すなわち共振器長方向と平行な方向
における半導体レーザ素子の断面を示している。
【0087】図4に示す半導体レーザ素子101は、以
下の点を除いて、図3(f)の半導体レーザ素子100
と同様の構造を有する。
【0088】半導体レーザ素子101は、共振器長方向
と垂直な方向(共振器端面と平行な方向)にのびる複数
のストライプ状の凹部および凸部が形成されたp−Ga
Nコンタクト層90を有する。すなわち、半導体レーザ
素子101と半導体レーザ素子100とでは、p−Ga
Nコンタクト層90に形成されるストライプ状の凹部お
よび凸部の形成方向が異なっている。
【0089】このような半導体レーザ素子101におい
ては、p−GaNコンタクト層90およびn−GaNコ
ンタクト層4の表面に凹凸形状が形成されているため、
半導体レーザ素子100と同様、p電極10とp−Ga
Nコンタクト層90との接触抵抗、およびn電極11と
n−GaNコンタクト層4との接触抵抗を低減して動作
電圧の低減化を図ることが可能となる。
【0090】したがって、半導体レーザ素子101にお
いては、素子の動作時における発熱を抑制することが可
能となり、寿命が長くかつ信頼性の高い半導体レーザ素
子が実現可能となる。
【0091】ここで、特に、この場合においては、p−
GaNコンタクト層90の表面に形成された凹凸形状が
回折格子を構成する。すなわち、このような半導体レー
ザ素子101は、回折格子を有する分布帰還型(Distri
buted Feedback;DFB)レーザ素子に相当する。
【0092】すなわち、上記の半導体レーザ素子101
においては、p−GaNコンタクト層90の表面に、共
振器長方向と垂直な方向にのびる複数のストライプ状の
凹部および凸部からなる周期構造が形成されているた
め、MQW発光層7における屈折率が周期的に変化して
いる。
【0093】例えば、p−GaNコンタクト層90にお
ける凹凸形状の周期eが0.246μmであり、MQW
発光層7の屈折率が2.5であり、レーザ光の発振波長
が0.41μmである半導体レーザ素子101において
は、MQW発光層7で発生した光が3次の回折となり、
単一縦モードでのレーザ発振が可能となる。したがっ
て、このような半導体レーザ素子101においては、電
流値が変化してもレーザ光の発振波長が変化せず、波長
0.41μmのレーザ光を安定して発振させることが可
能となる。したがって、半導体レーザ素子101におい
ては、良好な素子特性が実現可能となる。
【0094】また、p−GaNコンタクト層90の表面
に形成された凹凸形状が回折格子を構成する半導体レー
ザ素子101においては、凹凸形状の周期eを調整する
ことにより、所望の波長を有するレーザ光を単一縦モー
ドで発振させることが可能となる。
【0095】なお、p−GaNコンタクト層90表面の
凹凸形状における凹部の深さfに関しては、半導体レー
ザ素子100のp−GaNコンタクト層9の凹凸形状に
おける凹部の深さbにおいて前述した通りである。
【0096】上記の半導体レーザ素子100,101に
おいては、p−GaNコンタクト層9,90およびn−
GaNコンタクト層4の表面にストライプ状の凹部およ
び凸部が一方向に沿って形成される場合について説明し
たが、ストライプ状の凹部および凸部は異なる複数の方
向に沿って形成されてもよい。
【0097】例えば、p−GaNコンタクト層およびn
−GaNコンタクト層の表面において、半導体レーザ素
子100のように共振器長方向と平行な方向にのびるス
トライプ状の凹部および凸部を形成するとともに、半導
体レーザ素子101のように共振器長方向と垂直な方向
にのびるストライプ状の凹部および凸部を形成し、2つ
の方向にのびるストライプ状の凹部および凸部を互いに
直交させて格子状の凹凸形状を形成してもよい。
【0098】図5〜図7は、本発明に係る半導体レーザ
素子の製造方法の他の例を示す模式的な工程断面図であ
る。
【0099】まず、図5(a)に示すように、厚さが1
00〜170μmであるSiドープのn−GaN基板2
1上に、SiドープのIn0.1 Ga0.9 Nからなる厚さ
0.1μmのn−InGaNクラック防止層22、Si
ドープのAl0.07Ga0.93Nからなる厚さ1μmのn−
AlGaNクラッド層23、MQW発光層24、Mgド
ープのAl0.07Ga0.93Nからなるp−AlGaNクラ
ッド層25およびMgドープのGaNからなる厚さ0.
05μmのp−GaNコンタクト層26を順に成長させ
る。このような各層22〜26は、例えばMOCVD法
(有機金属化学的気相成長法)により成長させる。
【0100】なお、MQW発光層24は、図3(f)の
半導体レーザ素子100のMQW発光層7と同様の構造
を有する。
【0101】続いて、図5(b)に示すように、p−G
aNコンタクト層26からp−AlGaNクラッド層2
5までの一部領域を反応性イオンエッチング法(RIE
法)または反応性イオンビームエッチング法(RIBE
法)によりエッチングする。それにより、p−GaNコ
ンタクト層26およびp−AlGaNクラッド層25か
らなるストライプ状のリッジ部を形成する。
【0102】続いて、図6(c)に示すように、リッジ
部の両側面、p−AlGaNクラッド層25の平坦部上
面にSiO2 等からなる絶縁膜12を形成する。
【0103】さらに、図6(d)に示すように、リッジ
部のp−GaNコンタクト層26上にNi膜からなるp
電極10を形成する。
【0104】続いて、図7(e)に示すように、n−G
aN基板21の結晶成長面と反対側の面(裏面)を、粒
径10μm以上の研磨剤で研磨する。それにより、n−
GaN基板21の表面に、2次元的に配列および周期に
規則性のない凹部および凸部を形成する。このように、
本例においては、研磨によりn−GaN基板21の表面
にランダムに凹部および凸部を形成する。
【0105】最後に、図7(f)に示すように、凹凸形
状を形成したn−GaN基板21の表面において、凹部
内および凸部上を被覆するようにAl膜およびTi膜を
順に積層してn電極11を形成する。
【0106】上記の方法により作製された半導体レーザ
素子102においては、表面が凹凸形状を有するn−G
aN基板21上にn電極11が形成される。このため、
平坦な表面を有するn−GaN基板上にn電極が形成さ
れる場合に比べて、n電極11とn−GaN基板21と
の接触面積が大きくなる。したがって、このような半導
体レーザ素子102においては、n−GaNコンタクト
層4とn電極11との接触抵抗の低減化を図ることが可
能となる。
【0107】特に、この場合においては、n−GaN基
板21のドープ濃度が低い場合においても、電極形成後
の熱処理時においてオーミック特性の劣化が生じず、n
−GaN基板21とn電極11との間で良好なオーミッ
ク接触が得られる。したがって、半導体レーザ素子10
2においては、n−GaN基板21において良好な結晶
性が実現できるとともに、n−GaN基板21およびn
電極11間において良好なオーミック接触を得ることが
できる。
【0108】以上のように、上記の半導体レーザ素子1
02においては、n−GaN基板21の表面を凹凸形状
とすることにより、n電極11との接触抵抗を低減して
動作電圧の低減を図ることが可能となる。したがって、
半導体レーザ素子102においては、素子の動作時にお
ける発熱を抑制することが可能となり、寿命が長くかつ
信頼性の高い半導体レーザ素子が実現可能となる。
【0109】ここで、n−GaN基板21の表面の凹凸
形状における凹部の深さは数〜数十μmとすることが好
ましい。なお、この場合においては、各凹部の深さは異
なってもよい。また、この場合、各凹部および凸部の幅
は任意でありかつ不規則であってよいが、n電極11と
n−GaN基板21との接触面積の増加を図る上で各凹
部および凸部の幅は小さい方が好ましい。
【0110】また、n−GaN基板21に形成される凹
部および凸部の断面形状は上記に限定されるものではな
く、研磨によって形成される任意の断面形状であってよ
い。
【0111】上記の半導体レーザ素子102において
は、n−GaN基板21の表面のみに凹凸形状を形成す
る場合について説明したが、p−GaNコンタクト層2
6の表面にさらに凹凸形状を形成してもよい。この場
合、p電極10とp−GaNコンタクト層26との接触
抵抗が低減されるため、半導体レーザ素子の動作電圧の
低減化がより図られる。
【0112】なお、上記においては、研磨によりn−G
aN基板21の表面に凹凸形状を形成する場合について
説明したが、半導体レーザ素子100の場合のように、
エッチングによりn−GaN基板21の表面に凹凸形状
を形成してもよい。このようにエッチングにより凹凸形
状を形成する場合においては、n−GaN基板21の表
面に形成するストライプ状の凹部および凸部の周期を数
〜数十μmとすることが好ましい。
【0113】なお、本例のように研磨により凹凸形状を
形成する場合の方が、エッチングにより凹凸形状を形成
する場合に比べて容易に凹凸形状を形成することが可能
である。
【0114】ここで、n−GaN基板21の表面に凹凸
形状を形成する場合においては、研磨により凹凸形状を
形成しても、基板の他面側に形成された結晶成長層に損
傷を与えることはない。これに対して、半導体レーザ素
子100のように結晶成長層の表面に凹凸形状を形成す
る場合においては、研磨により凹凸形状を形成すると、
結晶成長層に損傷を与えるおそれがある。
【0115】上記の半導体レーザ素子100,101,
102において、各層の構成は上記に限定されるもので
はなく、Al、Ga、In、BおよびTlの少なくとも
一つを含む窒化物系半導体から構成されていればよい。
【0116】また、上記においては、本発明を半導体レ
ーザ素子に適用する場合について説明したが、半導体レ
ーザ素子以外の半導体発光素子や半導体発光素子以外の
半導体素子に本発明を適用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体レーザ素子の製造方法の例
を示す模式的な工程断面図である。
【図2】本発明に係る半導体レーザ素子の製造方法の例
を示す模式的な工程断面図である。
【図3】本発明に係る半導体レーザ素子の製造方法の例
を示す模式的な工程断面図である。
【図4】本発明に係る半導体レーザ素子の他の例を示す
模式的な断面図である。
【図5】本発明に係る半導体レーザ素子の製造方法の他
の例を示す模式的な工程断面図である。
【図6】本発明に係る半導体レーザ素子の製造方法の他
の例を示す模式的な工程断面図である。
【図7】本発明に係る半導体レーザ素子の製造方法の他
の例を示す模式的な工程断面図である。
【図8】従来の半導体レーザ素子の例を示す模式的な断
面図である。
【符号の説明】
1 サファイア基板 2 バッファ層 3 アンドープGaN層 4 n−GaNコンタクト層 5,22 n−InGaNクラック防止層 6,23 n−AlGaNクラッド層 7,24 MQW発光層 8,25 p−AlGaNクラッド層 9,26 p−GaNコンタクト層 10 p電極 11 n電極 12 絶縁膜 21 n−GaN基板 100,101,102 半導体レーザ素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M104 AA04 BB05 CC01 DD08 DD24 FF31 GG04 HH15 5F041 CA40 CA74 CA91 CA93 CA98 CA99 5F073 AA11 AA13 AA51 AA61 AA74 CA07 CB05 CB07 DA25 DA35 EA23 EA29

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 III 族窒化物系半導体層の電極形成領域
    の表面に周期的または不規則に凹凸形状が形成され、前
    記凹凸形状が形成された電極形成領域上面にオーミック
    電極が形成されたことを特徴とする窒化物系半導体素
    子。
  2. 【請求項2】 前記III 族窒化物系半導体層は、III 族
    窒化物系半導体からなる基板を含むことを特徴とする請
    求項2記載の窒化物系半導体素子。
  3. 【請求項3】 基板上に、第1導電型の第1のIII 族窒
    化物系半導体層と、III 族窒化物系半導体からなる能動
    素子領域と、第2導電型の第2のIII 族窒化物系半導体
    層とが順に形成されてなる窒化物系半導体素子であっ
    て、前記第1のIII 族窒化物系半導体層の所定領域に第
    1の電極形成領域が配置されるとともに前記第2のIII
    族窒化物系半導体層の所定領域に第2の電極形成領域が
    配置され、前記第1の電極形成領域の表面および前記第
    2の電極形成領域の表面の少なくとも一方に周期的また
    は不規則に凹凸形状が形成され、前記第1の電極形成領
    域上に第1導電型のオーミック電極が形成されるととも
    に前記第2の電極形成領域上に第2導電型のオーミック
    電極が形成されたことを特徴とする窒化物系半導体素
    子。
  4. 【請求項4】 前記第1導電型の第1のIII 族窒化物系
    半導体層は第1のコンタクト層を含み、前記第2導電型
    の第2のIII 族窒化物系半導体層は第2のコンタクト層
    を含み、前記第1のコンタクト層の所定領域に前記第1
    の電極形成領域が配置されるとともに前記第2のコンタ
    クト層の所定領域に前記第2の電極形成領域が配置さ
    れ、前記第1のコンタクト層の前記第1の電極形成領域
    の表面および前記第2のコンタクト層の前記第2の電極
    形成領域の表面の少なくとも一方に前記凹凸形状が形成
    されたことを特徴とする請求項3記載の窒化物系半導体
    素子。
  5. 【請求項5】 共振器を構成する光導波路を含む前記能
    動素子領域は発光層であり、前記第1導電型の第1のII
    I 族窒化物系半導体層はさらに第1のクラッド層を含
    み、前記第2導電型の第2のIII 族窒化物系半導体層は
    さらに第2のクラッド層を含み、前記第2のコンタクト
    層に配置された第2の電極形成領域の表面に共振器端面
    に平行に延びる回折格子を構成する凹凸形状が形成され
    たことを特徴とする請求項4記載の窒化物系半導体素
    子。
  6. 【請求項6】 前記凹凸形状は、複数のストライプ状の
    凹部および凸部から構成されることを特徴とする請求項
    3〜5のいずれかに記載の窒化物系半導体素子。
  7. 【請求項7】 導電性基板の一方の面に、第1導電型の
    第1のIII 族窒化物系半導体層と、III 族窒化物系半導
    体からなる能動素子領域と、第2導電型の第2のIII 族
    窒化物系半導体層とが順に形成されてなる窒化物系半導
    体素子であって、前記導電性基板の他方の面の所定領域
    に第1の電極形成領域が配置されるとともに前記第2の
    III 族窒化物系半導体層の所定領域に第2の電極形成領
    域が配置され、前記第1の電極形成領域および前記第2
    の電極形成領域のうち少なくとも前記第1の電極形成領
    域の表面に凹凸形状が形成され、前記第1の電極形成領
    域上に第1導電型のオーミック電極が形成されるととも
    に、前記第2の電極形成領域上に第2導電型のオーミッ
    ク電極が形成されたことを特徴とする窒化物系半導体素
    子。
  8. 【請求項8】 前記導電性基板は窒化ガリウムから構成
    されることを特徴とする請求項7記載の窒化物系半導体
    素子。
  9. 【請求項9】 III 窒化物系半導体層に電極形成領域を
    形成する工程と、前記電極形成領域の表面に凹凸形状を
    形成する工程と、前記凹凸形状を形成した電極形成領域
    上にオーミック電極を形成する工程とを備えたことを特
    徴とする窒化物系半導体素子の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記III 族窒化物系半導体層は、III
    族窒化物系半導体からなる基板を含むことを特徴とする
    請求項9記載の窒化物系半導体素子の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記凹凸形状を形成する工程は、前記
    電極形成領域をエッチングする工程、または前記電極形
    成領域を研磨する工程を含むことを特徴とする請求項9
    または10記載の窒化物系半導体素子の製造方法。
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