JP2002014594A - プロセスカートリッジの再生産方法 - Google Patents

プロセスカートリッジの再生産方法

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 プロセスカートリッジの簡易な再生産が目的
である。 【解決手段】 リブ13bと現像ブレード10eの間に
弾性シール材13wを挿入した。プロセスカートリッジ
輸送時に現像枠体13の変形によりリブ13cと現像ブ
レード10e間があいてもトナーが洩れない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプロセスカートリッ
ジの再生方法に関するものである。ここでプロセスカー
トリッジとしては、帯電手段、現像手段またはクリーニ
ング手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化
し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱
可能とするものである。或いは帯電手段、現像手段、ク
リーニング手段の少なくとも一つと像担持体とを一体的
にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とす
るものである。更に、少なくとも現像手段と電子写真感
光体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体
に着脱可能にするものをいう。
【0002】また、画像形成装置としては、例えば電子
写真複写機、電子写真プリンター、(例えば、LEDプ
リンター、レーザービームプリンター等)、電子写真フ
ァクシミリ、及び、電子写真ワードプロセッサ等が含ま
れる。
【0003】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た画像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電
子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカート
リッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に
着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されて
いる。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置の
メンテナンスをサービスマンによらずユーザー自身で行
うことができるので、格段に操作性を向上することが出
来た。そこでこのプロセスカートリッジ方式は画像形成
装置において広く用いられている。
【0004】このようなプロセスカートリッジは、現像
剤を用いて記録媒体に画像を形成するものである。そこ
で、画像形成を行うに従って現像剤を消費する。そし
て、プロセスカートリッジを購入した使用者にとって満
足できる品質の画像を形成することが出来なくなる程度
まで現像剤が消費された際に、プロセスカートリッジと
しての商品価値を喪失する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、現像剤が消費さ
れて商品価値が喪失したプロセスカートリッジを再び商
品化することができる簡易なプロセスカートリッジの再
生産方法が望まれていた。
【0006】本発明の目的は、簡易なプロセスカートリ
ッジの再生産方法を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、使用者にとって満足
できる品質の画像を形成することができなくなる程度ま
で現像剤が消費されて、プロセスカートリッジとして商
品価値を喪失したプロセスカートリッジを再び商品化す
ることのできるプロセスカートリッジの再生産方法を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】主要な本発明を請求項の
番号に対応する番号を付して示せば以下の通りである。
【0009】本出願に係る第1の発明は、電子写真感光
体ドラムを支持する第1フレームと、前記電子写真感光
体に形成された静電潜像を現像するための現像ローラを
支持し、前記現像ローラによって前記静電潜像の現像に
用いられる現像剤を収納する現像剤収納部を有する第2
フレームと、が互いに回動可能に結合されており、電子
写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッ
ジの再生産方法において、(a)前記第1フレームと第
2フレームとを分離するフレーム分離工程と、(b)前
記第2フレームに取付けられ前記現像ローラに付着する
現像剤の量を規制する現像ブレードを、前記第2フレー
ムから取外す現像ブレード取外し工程と、(c)前記第
2フレームと、前記現像ブレードとの間にシール材を取
付けるシール材取付け工程と、(d)前記現像剤収納部
に収納されている現像剤を前記現像ローラへ供給する為
の現像剤供給開口から、前記現像剤収納部に現像剤を充
填する現像剤充填工程と、(e)前記第2フレームに前
記現像ブレードを取付ける現像ブレード取付け工程と、
(f)前記分離された第1フレームと第2フレームと
を、結合するフレーム結合工程と、を有することを特徴
とするプロセスカートリッジの再生産方法である。
【0010】本出願に係る第2の発明は、電子写真感光
体ドラムを支持する第1フレームと、前記電子写真感光
体に形成された静電潜像を現像するための現像ローラを
支持し、前記現像ローラによって前記静電潜像の現像に
用いられる現像剤を収納する現像剤収納部を有する第2
フレームと、が互いに回動可能に結合されており、電子
写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッ
ジの再生産方法において、(a)前記第1フレームと第
2フレームとを分離するフレーム分離工程と、(b)前
記第2フレームに取付けられ前記現像ローラに付着する
現像剤の量を規制する現像ブレードを、前記第2フレー
ムから取外す現像ブレード取外し工程と、(c)前記第
2フレームと、前記現像ブレードとの間にシール材を取
付けるシール材取付け工程と、(d)前記第2フレーム
に前記現像ブレードを取付ける現像ブレード取付け工程
と、(e)前記現像剤収納部に設けられた現像剤充填口
から、前記現像剤収納部に現像剤を充填する現像剤充填
工程と、(f)前記分離された第1フレームと第2フレ
ームとを、結合するフレーム結合工程と、を有すること
を特徴とするプロセスカートリッジの再生産方法であ
る。
【0011】本出願に係る第14の発明は、電子写真感
光体ドラム及び前記電子写真感光体ドラムに残留する現
像剤を除去するためのクリーニングブレードを支持する
第1フレームと、前記電子写真感光体ドラムに形成され
た静電潜像を現像するための現像ローラを支持して、前
記現像ローラによって前記静電潜像の現像に用いられる
現像剤を収納する現像剤収納部を有する第2フレーム
と、が互いに回動可能に結合されており、電子写真画像
形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジの再生
産方法において、(a)前記第1フレームと第2フレー
ムとを分離するフレーム分離工程と、(b)前記第1フ
レームに取付けられている電子写真感光体ドラムを新品
の電子写真感光体ドラムと交換するドラム交換工程と、
(c)前記第2フレームに取付けられている現像ローラ
を取外す現像ローラ取外し工程と、(d)前記第2フレ
ームに取付けられ前記現像ローラに付着する現像剤の量
を規制する現像ブレードを、前記第2フレームから取外
す現像ブレード取外し工程と、(e)前記第2フレーム
と、前記現像ブレードとの間にシール材を取付けるシー
ル材取付け工程と、(f)前記現像剤収納部に収納され
ている現像剤を前記現像ローラへ供給する為の現像剤供
給開口から、前記現像剤収納部に現像剤を充填する現像
剤充填工程と、(g)前記第2フレームに前記現像ブレ
ードを取付ける現像ブレード取付け工程と、(h)前記
第2フレームに現像ローラを取付ける現像ローラ取付け
工程と、(i)前記分離された第1フレームと第2フレ
ームとを、結合するフレーム結合工程と、を有すること
を特徴とするプロセスカートリッジの再生産方法であ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の好適な実施の形態に
ついて説明する。以下の説明において、プロセスカート
リッジBの短手方向とは、プロセスカートリッジBを装
置本体15へ着脱する方向であり、記録媒体の搬送方向
と一致している。またプロセスカートリッジBの長手方
向とは、プロセスカートリッジBを装置本体15へ着脱
する方向と交差する方向(略直交する方向)であり、記
録媒体の表面と平行であり、且つ、記録媒体の搬送方向
と交差(略直交)する方向である。又、プロセスカート
リッジに関し左右とは記録媒体の搬送方向に従って記録
媒体を上から見て右又は左である。
【0013】{プロセスカートリッジ及びこれを装着し
た画像形成装置の全体説明}まず画像形成装置の全体構
成について概略説明する。尚、図1は画像形成装置の一
態様であるプロセスカートリッジを装着したレーザープ
リンタの断面構成説明図、図2はその外観説明図、図3
はプロセスカートリッジの断面構成説明図、図4はその
外観説明図である。この画像形成装置Aは図1に示すよ
うに、光学系1から画像情報に基づいた光像を照射して
像担持体である感光体ドラムに潜像を形成し、その潜像
を現像剤(以下トナー)によって現像してトナー像を形
成する。そして前記トナー像の形成と同期して記録媒体
2を搬送手段3によって搬送し、且つプロセスカートリ
ッジBとしてカートリッジ化された画像形成部に於いて
前記感光体ドラムに形成したトナー像を転写手段4によ
って記録媒体2に転写し、その記録媒体2を定着手段5
に搬送し、転写トナー像を定着して排出部6へ排出す
る。
【0014】前記画像形成部を構成するプロセスカート
リッジBは、図3に示すように、像担持体である感光体
ドラム7を回転してその表面を帯電手段8によって一様
に帯電し、前記光学系1からの光像を露光部9を介して
感光体ドラム7に露光して潜像を形成し、現像手段10
で前記潜像に応じたトナー像を形成することにより可視
像化する。そして前記転写手段4でトナー像を記録媒体
2に転写した後は、クリーニング手段11によって感光
体ドラム7に残留したトナーを除去する。尚、前記プロ
セスカートリッジBはトナー溜め等を有する第1枠体で
あるトナー枠体12と、現像ローラ等を有する第2枠体
である現像枠体13と、感光体ドラム7やクリーニング
手段11等を有する第三枠体であるクリーニング枠体1
4とによって構成している。尚、図2において、15a
は操作部であって記録枚数設定ボタン、濃度設定ボタ
ン、テストプリントボタン及び後述するカートリッジの
交換を報知するためのランプ等が設けてある。
【0015】次に前記画像形成装置A及びこれに装着す
るプロセスカートリッジBの各部の構成について詳細に
説明する。
【0016】{画像形成装置}まず前記画像形成装置A
の各部の構成について、光学系、搬送手段、転写手段、
定着手段、カートリッジ装着手段の順に説明する。
【0017】(光学系)光学系1は外部装置等から読み
込んだ画像情報に基づいて光照射することによって感光
体ドラム7へ光像を照射するものであり、図1に示すよ
うに、装置本体15の光学ユニット1a内にポリゴンミ
ラー1b、スキャナーモータ1c、結像レンズ1d、反
射ミラー1e及びレーザーダイオード1fが収納してあ
る。そして例えばコンピュータやワードプロセッサ等の
外部機器から画像信号が与えられると、レーザーダイオ
ード1fが前記画像信号に応じて発光し、ポリゴンミラ
ー1bに前記画像光として照射する。このポリゴンミラ
ー1bはスキャナーモータ1cによって高速回転し、該
ポリゴンミラー1bで反射した画像光が結像レンズ1d
及び反射ミラー1eを介して感光体ドラム7へ照射し、
該感光体ドラム7の表面を選択的に露光し、感光体ドラ
ム7に画像情報に応じた潜像を形成する。
【0018】(記録媒体搬送手段)次に記録媒体2(例
えば記録紙、OHPシート、布或いは薄板等)を搬送す
るための搬送手段3の構成について説明する。本実施の
形態に係る記録媒体2は手差し給送と、カセット給送の
2種類が可能になっている。手差し給送するための構成
は、図1に示すように、給送トレイ3aに一枚又は複数
枚の記録媒体2をセットして画像形成を開始すると、ピ
ックアップローラ3bによって給送トレイ3a上の記録
媒体2を装置内へ送り込むと共に、複数枚の記録媒体2
をセットした場合には分離ローラ対3c1,3c2によ
って一枚ずつ分離給送し、記録媒体2の先端がレジスト
ローラ対3d1,3d2に突き当たるように搬送する。
そして前記レジストローラ対3d1,3d2が画像形成
動作に応じて駆動回転して記録媒体2を画像形成部へと
搬送する。更に画像形成後の記録媒体2を定着手段5へ
と搬送し、且つ中間排出ローラ3e及び排出ローラ対3
f1,3f2によって排出部6へ排出する。尚、前記各
ローラ間には記録媒体2の搬送をガイドするためのガイ
ド部材3gが設けてある。また前記給送トレイ3aは内
部材3a1と外部材3a2とからなり、非使用時には内
部材3a1が外部材3a2内に収納され、図2に示すよ
うに、外部材3a2が装置本体15の外装を構成する。
一方、カセット給送するための構成は、図1に示すよう
に、装置本体15の内底部にカセット3hの装着部を有
し、記録媒体2が手差し給送されないときは前記装着部
に装着したカセット3h内の記録媒体2をピックアップ
ローラ3i及び給送ローラ3jによって上部から一枚ず
つレジストローラ対3d1,3d2へ給送する。そして
レジストローラ対3d1,3d2以降は前記手差し給送
の場合と同様の部材によって搬送する。尚、3kはセン
サであってカセット3h内の記録媒体2の有無を検出す
る。
【0019】(転写手段)転写手段4は画像形成部で感
光体ドラム7に形成されたトナー像を記録媒体2に転写
するものであり、本実施の形態の転写手段4は図1に示
すように、転写ローラ4によって構成している。即ち、
装着したプロセスカートリッジBの感光体ドラム7に転
写ローラ4によって記録媒体2を押圧するように構成
し、該転写ローラ4に感光体ドラム7に形成されたトナ
ー像と逆極性の電圧を印加する(例えば本実施例の場合
は直流電圧約1000Vで定電流制御を行う)ことによ
り、感光体ドラム7上のトナーを記録媒体2に転写す
る。
【0020】(定着手段)次に定着手段5は前記転写ロ
ーラ4の電圧印加によって記録媒体2に転写したトナー
像を定着させるものである。図1に示すように、駆動回
転する駆動ローラ5aと、内部にヒータ5cを有し、前
記駆動ローラ5aと圧接して従動回転する定着ローラ5
bとからなる。即ち、画像形成部でトナー像を転写され
た記録媒体2を前記駆動ローラ5aと定着ローラ5b間
を通過させる際に、両ローラ5a,5bの押圧によって
圧力を印加し、且つ定着ローラ5bの発熱によって熱を
印加する。これによって記録媒体2に転写したトナーを
記録媒体2に定着させる。
【0021】(カートリッジ装着手段)前記画像形成装
置A内にはプロセスカートリッジBを装着するためのカ
ートリッジ装着手段が設けてある。プロセスカートリッ
ジBの装置本体に対する着脱は開閉カバー16を開放す
ることによって行う。即ち、装置本体15の上部にはヒ
ンジ16aによって開閉可能な開閉カバー16が取付け
てある。一方、図5及び図6に示すように本体内側壁面
には左ガイド部材17及び右ガイド部材18が取付けて
ある。この左右ガイド部材17,18には前下がりに傾
斜した第1ガイド部17a,18a、その上方に第2ガ
イド部17b,18bがそれぞれ左右対称位置に設けて
ある。そして第1ガイド部17a,18aの先端には後
述するプロセスカートリッジBのドラム軸受を支持する
軸受部17c,18cが設けてあり、第2ガイド部17
b,18bには途中に段部17b1,18b1が設けて
ある。更に左ガイド部材17には第2ガイド部17bの
上方にカートリッジ回動規制ガイド部17dが設けてあ
る。また右ガイド部材18には第2ガイド部18bの上
方にプロセスカートリッジBのドラムシャッタ35を開
閉するためのシャッタカム部18dが設けてある。また
前記回動規制部17d及びシャッタカム部18dの上方
には加圧部材19が取付けてあり、装着したプロセスカ
ートリッジBを捩じりコイルバネ19aにより下方へ付
勢する。更に左右ガイド部材17,18の前部(カート
リッジを挿入する方向前部)側にはプロセスカートリッ
ジBの位置決め用の突当部材20が設けてある。
【0022】プロセスカートリッジBは開閉カバー16
を開いた後、前記ガイド部材17,18の第1ガイド部
17a,18a及び第2ガイド部17b,18bにガイ
ドされて装着されるが、このカートリッジBを装着する
ときの説明はプロセスカートリッジBの構成を説明した
後に詳述する。
【0023】{プロセスカートリッジ}次に前記画像形
成装置Aに装着されるプロセスカートリッジBの各部の
構成について説明する。このプロセスカートリッジBは
像担持体と、少なくとも1つのプロセス手段を備えたも
のである。ここでプロセス手段としては、例えば像担持
体の表面を帯電させる帯電手段、像担持体にトナー像を
形成する現像手段、像担持体表面に残留したトナーをク
リーニングするためのクリーニング手段等がある。本実
施の形態のプロセスカートリッジBは図3に示すよう
に、像担持体である電子写真感光体ドラム7の周囲に帯
電手段8、露光部9、トナーによる現像を行う現像手段
10、及びクリーニング手段11を配置し、これらをト
ナー枠体12、現像枠体13、クリーニング枠体14か
らなるハウジングで覆って一体化し、装置本体15に着
脱可能に構成している。
【0024】次にプロセスカートリッジBの各部の構成
を、感光体ドラム7、帯電手段8、露光部9、現像手段
10、クリーニング手段11の順に詳細に説明する。
【0025】(感光体ドラム)本実施の形態に係る感光
体ドラム7は円筒状のアルミニウムからなるドラム基体
7aの外周面に有機感光層7bを塗布している。そして
前記感光体ドラム7を図7に示すようにクリーニング枠
体14に回動可能に取り付け、感光体ドラム7の長手方
向一方端部に固着したはす歯ギヤ7c(図8(A)参
照)に装置本体側に設けた不図示の駆動モータの駆動力
を伝達することにより、感光体ドラム7を画像形成動作
に応じて図1の矢印方向へ回転させる。尚、前記感光体
ドラム7は図8(A)の長手方向断面図に示すように、
長手方向一方の端部に取付けたギヤフランジ7dのボス
7d1をクリーニング枠体14の軸受部14aに嵌入
し、他方の端部に取付けた樹脂製のはす歯ギヤ7cの孔
に金属製の軸21(本実施例では鉄製)を挿入し、該軸
21をクリーニング枠体14に固定することによりクリ
ーニング枠体14に対して回動自在に取付けている。
尚、前記軸21は軸部21aと鍔部21bとが一体的構
成されており、前記鍔部21bを小ねじ21cによって
クリーニング枠体14にねじ止めすることによって取り
付け固定する。また前記ギヤフランジ7dは平歯ギヤで
あって、はす歯ギヤ7cが装置本体15から駆動力を受
けることによって回転する感光体ドラム7の回転力を転
写ローラ4へ伝達して該ローラ4を回転させる。また、
前記金属軸21は導電部材であり、この金属軸21が挿
入される側の感光体ドラム内面には導電性部材22(本
実施例ではリン青銅製)がアルミニウム製のドラム基体
7aの内面に接触するように設けてあり、前記金属軸2
1を挿入すると該軸21が導電性部材22に接触する。
これにより、後述する如く感光体ドラム7は導電性部材
22、金属軸21を介して装置本体側とアースされる。
即ち、前記導電性部材22は、図9に示すように、はす
歯ギヤ7cのフランジ部7c1の側面に形成したボス7
c2に嵌入固定してあり、金属軸21が挿通する孔部2
2aを有すると共に、該孔部22aにかかるようにばね
性を有する接点部22bが設けてある。そして金属軸2
1を孔部22aに挿入すると該軸21の先端が接点部2
2bを押し出すようにして接触する。更に導電性部材2
2は左右に突出した二股爪部22cが設けてあり、フラ
ンジ部7c1を感光体ドラム7に嵌入すると前記爪部2
2cが感光体ドラム7の内周面に接触する。
【0026】画像形成に際しては前記感光体ドラム7を
回転させると共に、該ドラム7に接触した帯電手段を構
成する帯電ローラ8に直流電圧と交流電圧を重畳して印
加し、感光体ドラム7の表面を一様に帯電させる。この
とき感光体ドラム表面を均一に帯電するためには帯電ロ
ーラ8に直流電圧と交流電圧を重畳して印加し、その交
流電圧の周波数を高めることが好ましい。しかしなが
ら、交流電圧の周波数が約 200Hzを越えると感光
体ドラム7と帯電ローラ8とが振動することに起因す
る、いわゆる「帯電音」が大きくなる。即ち、帯電ロー
ラ8に交流電圧を印加すると、感光体ドラム7と帯電ロ
ーラ8間に静電気力による引力が作用し、交流電圧の最
大値と最小値の部分で相互に引き合う力が大きく、帯電
ローラ8が弾性変形しつつ感光体ドラム7に引き付けら
れる。また交流電圧の中央部分では相互に引き合う力が
小さくなり、帯電ローラ8の弾性変形の回復力によって
感光体ドラム7から離れようとする。このため感光体ド
ラム7と帯電ローラ8とは印加された交流電圧の周波数
の2倍の振動を生ずる。更に帯電ローラ8が感光体ドラ
ム7に引き付けられたときに相互の回転にブレーキがか
かり、あたかも濡れたガラス表面を指で擦った時のよう
にスティックスリップによる振動も生じ、これらが帯電
音となって現れる。
【0027】そこで本実施例では前記感光体ドラム7の
振動を軽減するために、図8(A)及び図8(B)の回
転半径方向断面図に示すように、感光体ドラム7内の軸
方向略中央に剛体或いは弾性体からなる充填物7eを設
けている。この充填物7eの材料としては、アルミニウ
ム、真鍮等の金属の他、セメント、石膏等のセラミッ
ク、或いは天然ゴム等のゴム材料でも良い。これらの中
から生産性、加工性、重量の効果やコスト等を考慮して
適宜選択すれば良い。尚、本実施例では充填物7eとし
て重量約 120gのアルミニウムを使用している。
【0028】充填物7eの形状としては円柱若しくは円
筒形状とし(本実施例では図8(B)に示すように円柱
部材を使用している)、例えば感光体ドラム7の内径よ
りも約100μm小さい外径の充填物7eを中空のドラ
ム基体7a内に挿入して取付ける。即ち、ドラム基体7
aと充填物7eとのギャップを最大100μm以下と
し、充填物の外周又はドラム基体7aの内周に接着剤
(例えばシアノアクリレート系、エポキシ樹脂系等)7
fを塗布し、充填物7eをドラム基体7a内に挿入して
取付ける。
【0029】前記のように感光体ドラム7内に充填物7
eを設けることにより、感光体ドラム7が安定して回転
するようになり、画像形成時に於ける感光体ドラム7の
回転に伴う振動が抑えられる。このため帯電ローラ8に
印加する交流電圧の周波数を高くしても、帯電音の発生
を低く抑えることが出来る。
【0030】(帯電手段)帯電手段は前記感光体ドラム
7の表面を帯電させるためのものであり、本実施の形態
では特開昭63−149669号公報に示すような、所
謂接触帯電方法を用いている。即ち、図10に示すよう
に、クリーニング枠体14内に帯電ローラ8を回動自在
に設けている。この帯電ローラ8は金属製のローラ軸8
aに導電性の弾性層を設け、更にその上に高抵抗の弾性
層を設け、更にその表面に保護膜を設けてなる。導電性
の弾性層はEPDMやNBR等の弾性ゴム層にカーボン
を分散したもので構成され、ローラ軸8aに供給される
バイアス電圧を導く作用をなす。また高抵抗の弾性層は
ウレタンゴム等で構成され、微量の導電性微粉末(例え
ばカーボン)を含有するものが一例として挙げられ、感
光体ドラム7のピンホール等導電度の高い帯電ローラが
相対した場合でも、感光体ドラム7へのリーク電流を制
限してバイアス電圧の急降下を防ぐ作用をなす。また保
護層はN−メチルメトキシ化ナイロンで構成され、導電
性弾性層や高抵抗の弾性層の塑性物質が、感光体ドラム
7に触れて感光体ドラム7の表面を変質させることがな
いよう作用する。そして前記ローラ軸8aを、感光体ド
ラム7方向へ僅かにスライド可能な軸受23,24で支
持してクリーニング枠体14に取り付け、該軸受23,
24を圧縮コイルばね25によって感光体ドラム7方向
へ付勢して帯電ローラ8を感光体ドラム7に接触させ
る。そこで画像形成に際しては、前記帯電ローラ8が感
光体ドラム7の回転に従動回転し、このとき帯電ローラ
8に前述したように直流電圧と交流電圧を重畳して印加
することにより感光体ドラム7の表面を均一に帯電させ
る。そのために帯電ローラ8の金属製ローラ軸8aの軸
方向一方端にばね性を有する金属製の接点部材26を接
触させ、該接点部材26を介して装置本体側から帯電ロ
ーラ8に電圧を印加する。
【0031】またクリーニング枠体14には前記接点部
材26の変形を抑えるための規制部材14bが設けてあ
り、万一プロセスカートリッジBを落下させる等してロ
ーラ軸8aに対して図10の左側への力が加わったとし
ても、接点部材26は規制部材14bに当接し、接点部
材26が塑性変形するのを防止する。更に前記規制部材
14bは帯電ローラ8の軸方向移動(図10の左側への
移動)を規制するために、帯電ローラ8は常に感光体ド
ラム7上に位置することになる。
【0032】一方、帯電ローラ8の軸方向他方端の位置
決めは軸受24によって行っている。即ち、軸受24は
図10に示すように、軸受本体に対してカギ状の突当部
24aを一体的に構成している。この突当部24aにロ
ーラ軸8aの軸方向端部を突き当てることにより、ロー
ラ軸8aが図10の軸方向右側へ移動するのを規制して
いる。この軸受24はポリアセタール(POM)で構成
してあり、金属製のローラ軸8aとの摺動性が良く、且
つ耐磨耗性に優れている。
【0033】前記の如くローラ軸8aの軸方向端部は耐
磨耗性の高い軸受24及び接点部材26に当接して軸方
向の移動が規制され、クリーニング枠体14に接触しな
い。ここでローラ軸8aの軸方向端部をクリーニング枠
体14に当接するようにして軸方向の移動を規制するよ
うにすることも考えられるが、このようにするとクリー
ニング枠体14を金属製のローラ軸8aとの擦りに強い
材質、例えばポリフェニレンオキサイド樹脂(PPO)
等で構成しなければならなくなる。これに対して本実施
の形態のようにローラ軸8aがクリーニング枠体14と
擦らないようにすれば、クリーニング枠体14の耐磨耗
性を高める必要がなくなる。従って、本実施例にあって
はクリーニング枠体14をPPOよりも、より安価な例
えばポリスチレン樹脂(PS)等で構成することが出
来、プロセスカートリッジBのコストダウンを図ること
が出来る。尚、前記軸受24の材質はポリアセタールに
限定する必要はなく、金属製のローラ軸8aとの耐磨耗
性が高い材質であれば、他にも例えばナイロン等で構成
しても良い。
【0034】ここで本実施例にあっては感光体ドラム8
を帯電させるために帯電ローラ8に印加する電圧は、交
流成分VPP=約1800V、直流成分VDC1=約−
670Vで定電流制御を行うようにしている。
【0035】(露光部)露光部9は前記帯電ローラ8に
よって均一に帯電した感光体ドラム7の表面に、光学系
1から照射される光像を露光して該ドラム7表面に静電
潜像を形成するためのものであり、図4のカートリッジ
外観図に示すようにプロセスカートリッジBの上面であ
って現像枠体13とクリーニング枠体14との間に像光
を導くための開口部9を設けることによって露光部を構
成している。即ち、現像枠体13の上面13rに矩形切
欠9aを設け、この切欠9aの一部を覆うようにクリー
ニング枠体14の上方壁部14nを配置することによっ
て露光部9を構成している。
【0036】(現像手段)次に現像手段10について説
明する。これは前記露光によって感光体ドラム7に形成
された静電潜像をトナーによって可視像化するものであ
る。尚、この画像形成装置Aは現像に使用するトナーと
して磁性及び非磁性の何れでも使用出来るが、この実施
例では一成分磁性現像剤としての磁性トナーを収納した
プロセスカートリッジBを装着する例を示している。
【0037】前記現像に使用される磁性トナーは、結着
樹脂としてポリスチレン樹脂を使用し、その中でもスチ
レン・アクリル樹脂を使用している。磁性トナーに更に
添加し得る着色材料としては、従来公知のカーボンブラ
ック、銅フタロシアニン、鉄黒等が使用出来る。磁性ト
ナーに含有される磁性微粒子としては、磁界の中に置か
れて磁化される物質が用いられ、鉄、コバルト、ニッケ
ル等の強磁性金属の粉末、若しくはマグネタイト、フェ
ライト等の合金や化合物が使用出来る。
【0038】前記磁性トナーによってトナー像を形成す
る現像手段10は、図3の断面図に示すように、トナー
を収納するトナー溜10aを有し、且つトナー溜10a
内部にはトナーを送り出すために矢印方向へ回転するト
ナー送り部材10bが設けてある。更に送り出されたト
ナーを、内部に磁石10cを有する現像ローラ10d
(以下現像スリーブと称す)を回転させてその表面に薄
いトナー層を形成する。この現像スリーブ10dにトナ
ー層が形成されるときに、トナーと現像スリーブ10d
との摩擦によって感光体ドラム7上の静電潜像を現像す
るのに充分な摩擦帯電電荷を得ている。またトナーの層
厚を規制するために板状のウレタンゴム或いはシリコン
ゴムから成る現像ブレード10eが、現像スリーブ10
dの表面に押し当てられて取付けられている。即ち前記
ゴムの弾性を利用し所定の圧で当接させている。そして
本実施例にあっては現像バイアスとして交流成分VPP
=約1600V、直流成分VDC2=約−500Vを印
加するようにしている。尚、この現像バイアスの直流成
分VDC2 と、前述した帯電バイアスの直流成分VD
C1(約− 670V)の関係では、VDC1−VDC
2の値が−50V以上(+側へ大きくなる)になると、
カブリを生ずる虞がある。尚、前記トナー溜め10a及
びトナー送り部材10bはトナー枠体12に設けてあ
り、現像スリーブ10d、現像ブレード10eは現像枠
体13に取付けてある。そして両枠体12,13の長手
方向接合部Dを超音波溶着することによって一体的に構
成している。
【0039】前記トナー層が形成される現像スリーブ1
0dと感光体ドラム7とは微小間隔(約250μm程
度)をもって対向するように位置決めされている。その
ため本実施の形態では図11の分解説明図に示すよう
に、現像スリーブ10dの軸方向両端部近傍であってト
ナー層形成領域外に現像スリーブ外径よりも前記間隔分
だけ半径が大きい当接リング部材10fを設け、該リン
グ部材10fが感光体ドラム7の潜像形成領域外に当接
する。また前記現像スリーブ10dの軸方向一方端部に
はギヤ10gが取付けてあり、ギヤ10gと現像スリー
ブ10dが一体的に回転する。このギヤ10gは現像枠
体13とクリーニング枠体14とを結合すると、前述し
た感光体ドラム7のはす歯ギヤ7cと噛合し、感光体ド
ラム7の回転に応じて現像スリーブ10dを回転させ
る。更に前記ギヤ10gはトナー送り部材10bと連結
した図示しないギヤと噛合し、感光体ドラム7の回転力
をトナー送り部材10bへ伝達する。これにより画像形
成時にはトナー送り部材10bが回転してトナー溜め1
0a内のトナーを現像スリーブ10dへと送り込み、現
像ブレード10eによって現像スリーブ10dの表面に
一定層厚のトナー層を形成し、感光体ドラム7に形成さ
れた静電潜像に応じてトナーを転写させる。尚、前記現
像スリーブ10dへのトナー層の形成は、現像スリーブ
10dに塗工されたカーボン塗工部のみに供給され、感
光体ドラム7の長手方向(軸方向)における感光層領
域、帯電ローラ8による帯電領域、現像スリーブ10d
へのトナー層供給領域(現像領域)の長さは、感光層領
域>帯電領域>現像領域、の関係を有するように構成し
てある。尚、トナー溜め10a内のトナーが現像スリー
ブ10dと現像枠体13との間から漏れないようにしな
ければならない。そのため本実施の形態では、図11に
示すように、現像スリーブ10dへトナーを送り出すた
めに現像枠体13に設けた開口13aの長手方向両側縁
部にフェルト等の弾性体から成るトナー漏れ防止用のシ
ール10hを貼着し、前記開口13aの下側縁部に現像
スリーブ10dの長手方向全体にわたって、PET等か
ら成る可撓性で薄板状の吹出防止シート10iの短手方
向の一方を貼着し、他方を現像スリーブ10dに当接さ
せてシールしている。即ち弾性体から成るトナー漏れ防
止用のシール10hは現像スリーブ10dと現像枠体1
3との間で圧縮変形されることでシール性を確保し、吹
出防止シート10iは現像スリーブ10dに当接させて
短手方向に撓ませ(短手方向に曲げて)、その反力でシ
ール性を確保しているのである。ここで前記トナー漏れ
防止シール10hの厚さは、現像枠体13の下端縁部1
3oに形成した段差と略等しい厚みをもっており、該シ
ール10hを現像枠体13に貼着すると、シール上面が
下端縁部13oと略同一高さになる。そして前記吹出防
止シート10iは両面テープ(図示せず)によって前記
下端縁部13oの上面に貼着してある。そして吹出防止
シート10iの長手方向は開口13aの長手方向よりも
長く、その両端はトナー漏れ防止シール10hとオーバ
ーラップして重なると共に、短手方向先端縁が現像スリ
ーブ10dの外周面に、その軸方向に沿って適当な押圧
力で当接する。前記オーバーラップの状態について更に
詳細に説明する。現像ブレード10eの厚さは約1.3
mmあるために、図12に示すように、現像ブレード1
0eの長手方向端部とトナー漏れ防止シール10hとは
オーバーラップさせることが出来ず、両者の間には微小
な間隙10kが存在する。間隙10kを塞がないと現像
スリーブ10dにトナー層を形成する際に、前記間隙1
0kを通ったトナーtmが盛り上がった状態で付着す
る。そこで間隙10kを塞ぐ為図42、図45に示すよ
うに現像ブレード10eの裏側で且つ、左右のトナー漏
れ防止シール10hの内側に補助シール13xを現像枠
体13の不図示の座面に貼り付ける。そして前記間隙1
0kよりも軸方向外側においてトナー漏れ防止シール1
0hと吹出防止シート10iとがオーバーラップする。
【0040】また図13(A)は図11のA−A断面を
示し、図13(B)は図11のB−B断面を示す。この
図13(A)に示すように、吹出防止シート10iとト
ナー漏れ防止シール10hとは、そのオーバーラップ部
において屈曲することなく密着し、互いに略平行となる
ように取付けてある。ここで図14(A),(B)に示
すように、吹出防止シート10iが屈曲してトナー漏れ
防止シール10hと密着していないと、両者の隙間Sか
らトナーが漏れる虞があるが、本実施の形態のように吹
出防止シート10iが屈曲することなく、トナー漏れ防
止シール10hと密着していると前記トナー漏れの虞が
ない。また本実施の形態の構成にあっては、吹出防止シ
ート10iが現像スリーブ10dの外周面に当接する先
端縁部の当接角は、前記トナー漏れ防止シール10hの
上面の状態によって規定され、該上面の精度はばらつか
ない。そのために、前記当接角の初期設定精度もあまり
ばらつかない。更に前記吹出防止シート10iは屈曲し
て用いられていないために、該シート10iの当接角は
経時的な変化を起こし難い。従って、トナー枠体12の
内部に収納されているトナーが、吹出防止シート10i
と現像スリーブ10dとの間から漏れ出し難くなる。
尚、トナー漏れに関しては、前記現像ブレード10eと
現像枠体13との間からも漏れる虞がある。そのため本
実施の形態では図3の断面図及び図15の部分拡大断面
図に示すように、現像枠体13が現像ブレード10eの
長手方向に当接する部分に3本の長リブ13b,13
c,13dを設け、第1リブ13bと第2リブ13cは
現像ブレード10eに圧接し、第三リブ13dは現像ブ
レード10eを取付けるために板金等で構成したブレー
ド取付け部材10jに圧接するようにしている。更に前
記現像ブレード10eに圧接する第2リブ13cの先端
を鋭いエッジ状に構成し、第1リブ13bを現像ブレー
ド10eに当接すると共に、第三リブ13dをブレード
取付け部材10jに当接したときに、前記エッジ状の第
2リブ13cの先端がゴム製で厚さ約1.3mm程度の
現像ブレード10eに僅かに食い込むようにしている。
【0041】また前記エッジ状の第2リブ13cは長手
方向の中央部が両側部よりも僅かに突出した湾曲形状に
構成してある。このため前記枠体13に現像ブレード1
0eを取付ける場合、ブレード取り付け部材10jの長
手方向両端近傍をねじ止めするが、このとき長手方向中
央部が撓んだとしても、前記のように第2リブ13cの
中央部が突出するように湾曲しているために(好ましく
は、A4サイズ幅記録可能カートリッジに於いて、約
0.1〜0.5mm湾曲すると良い)、該リブ13cは
長手方向全体にわたって現像ブレード10eに確実に食
い込むようになる。従って、現像枠体13と現像ブレー
ド10eとの間に隙間が生ずることがなく、トナー漏れ
の発生を防止することが出来る。仮にエッジ状の第2リ
ブ13cと現像ブレード10eとに隙間が生じ、該隙間
からトナーが漏れたとしても、第三リブ13dがブレー
ド取り付け部材10jに当接しているために、該部分か
ら外へトナーが漏れないようになっている。特に第2リ
ブ13cと現像ブレード10eとの当接部分と、第三リ
ブ13dとブレード取り付け部材10jの当接部分とは
現像ブレード10eの厚さ分だけの段差があって直線的
でないために、トナーが前記第2リブ13cとブレード
10eの当接部分から第三リブ13dとブレード取り付
け部材10jの当接部分を通って外へ漏れ難くなってい
る。
【0042】また本実施の形態に係る現像手段10にあ
ってはトナー溜め10a内に残っているトナーを検出す
るためのトナー残量検出機構が設けてある。その構成は
図11及び図15に示すように、トナー枠体12と現像
枠体13の結合部であって、トナー溜め10aから現像
スリーブ10dへのトナー通路に金属製のアンテナ線2
7を取付けている。このアンテナ線27を第1電極、現
像スリーブ10eを第2電極として機能させることによ
り、両電極間に電圧を印加すると、両電極間にトナーが
ある場合には両者間の静電容量が大きく、トナーがなく
なると静電容量が小さくなる。従って、不図示の制御部
が前記静電容量の変化を検出することによりトナー残量
を検出することが出来、その静電容量の電気信号の値
を、予め設定された基準値と比較することによって『ト
ナー無』状態を検出することが出来る。そして制御部が
『トナー無』状態を検出すると、例えばランプ(プロセ
スカートリッジ交換報知)等を点滅してプロセスカート
リッジBの交換を報知する。
【0043】ここでトナー枠体12と現像枠体13の接
合部は長手側にあっては溶着するためにトナーが漏れる
ことがない。しかし接合部の短手側にあっては溶着する
ことは出来ない。これは未使用状態にあるプロセスカー
トリッジBのトナー溜め10a内のトナーが漏れないよ
うに、図11に示すように、トナー枠体12に設けた開
口12eをカバーフィルム28で覆って密封しており、
このカバーフィルム28の端部を前記接合部の短手側か
ら外方へ露出させ、使用開始時に該フィルム28の端部
を引っ張って抜き取るようにするためである。そのため
トナー枠体12と現像枠体13の短手側接合部にはトナ
ー漏れ防止用のシール29を貼着し、該接合部からトナ
ーが漏れるのを防止している。
【0044】カバーフィルム28は図11に示すように
開口12eの2倍以上の長さを持つ帯状であって、開口
12eの縁に貼り付けた上、折り返し部28aで180
度折り返して開口12eの縁に貼り付けた部分に重ね
る。そして重ねた部分の端部をプロセスカートリッジB
外に出し、その端部をカバーフィルム引き抜き摘み12
fに貼り付けてある。
【0045】上記摘み12fはトナー枠体12と一体成
形されており、トナー枠体12とはつながり部分が薄く
なっている。そこでプロセスカートリッジBの使用開始
に当っては摘み12fを折り曲げてトナー枠体12と切
り離し、摘み12fを持ってカバーフイルム28を外方
へ向って引くと、折り返し部28側からカバーフィルム
28はトナー枠体12から剥される。又は引き裂かれて
開口12eは開放され、トナー溜め10a内のトナーは
現像スリーブ10dへ供給可能となる。
【0046】(トナー漏れ防止シール)次に前記トナー
漏れ防止シール29について説明すると、これは発泡ウ
レタン等の発泡ゴムを両面粘着テープによってトナー枠
体12の開口12eの長手方向両側に貼着している。そ
して図11に示すように、カバーフィルム28を引き抜
く側のシール29上面にはシール29の短手方向幅より
も幅狭であって厚さ0.01mm〜1mm程度の千切れ
防止シート29aが貼着してある。前記千切れ防止シー
ト29aを設けた理由は次の通りである。即ち、プロセ
スカートリッジBの使用開始時に開口12eを塞いでい
るカバーフィルム28を手で引っ張って除去する必要が
ある。このとき操作者がフィルム28をフィルム引抜き
方向(開口12eの長手方向と同一方向)と平行に引き
抜けば問題ない。しかしながら、図16に示すようにフ
ィルム引抜き方向に対して角度αをもって引き抜いた場
合には、図17に示すようにカバーフィルム28の短手
方向が一方向(図17の上方)に寄せられて縮まり、そ
の折り目がトナー漏れ防止シール29と擦れて該シール
29(図17の斜線部分)を引き千切る虞がある。そし
てトナー漏れ防止シール29が千切れると、その隙間か
らトナーが漏れて操作者の手を汚したり、装置本体内に
トナーが落ちて記録した記録媒体を汚してしまう虞があ
る。これに対して本実施の形態のようにカバーフィルム
28を引き抜く側のトナー漏れ防止シール29に千切れ
防止シート29aを設けていると、前記のようにカバー
フィルム28を引き抜くときに折り目が生じても、千切
れ防止シート29aがシール29を保護し、該シール2
9が千切れることがない。従って、カバーフィルム28
を引き抜く方向に関わらず、トナー漏れを生ずる虞がな
くなる。
【0047】またシール29の短手方向であって、開口
部12e側に千切れ防止シート29aを設けることによ
り、カバーフィルム28を引き抜くときに、該フィルム
28に付いたトナーを千切れ防止シート29aが掻き落
とすようになり、引き抜いたフィルム28で手を汚すこ
とを防止することが可能となる。
【0048】尚、前記トナー漏れ防止シール29と千切
れ防止シート29aとは、トナー枠体12と現像枠体1
3とを溶着して接合すると、カバーフィルム引抜き方向
に対して垂直方向の2辺(図11の上下方向の2辺)が
両枠体12,13によって噛み込まれ、強固に固定され
るために、シート29aがシール29からズレてしまう
ことはない。
【0049】ここで前記千切れ防止シート29aの材質
としてはカバーフィルム28との擦れに強い材質である
ことが好ましく、例えばポリエチレンテレフタレートや
高密度ポリエチレンシート等が適している。またトナー
漏れ防止シール29の短手方向幅よりも幅狭の千切れ防
止シート29aを貼着する場合、図18に示すように、
シート29aの貼り付け位置をトナー漏れ防止シール2
9のカバーフィルム引抜き方向(図18の矢印方向)の
エッヂ29bから所定の間隔Uを設けるようにすると、
カバーフィルム28を引き抜くときにエッヂ29bでフ
ィルム28に付着したトナーを、より効果的に掻き落と
すことが出来る。そして前記間隔Uを約5mm以下にす
れば、カバーフィルム28を引き抜くときのトナー漏れ
防止シール29の千切れ防止効果も低下しない。尚、千
切れ防止シート29aは前述したようにトナー漏れ防止
シール29の短手方向幅よりも幅狭でなくても良く、前
記シール29の上面全体に貼着する構成であっても良
い。
【0050】(クリーニング手段)次にクリーニング手
段11は、感光体ドラム7のトナー像を転写手段4によ
って記録媒体2に転写した後に、感光体ドラム7に残留
したトナーを除去するためのものである。このクリーニ
ング手段11は図3に示すように、感光体ドラム7の表
面に接触し、該ドラム7に残留したトナーを掻き落とす
ためのクリーニングブレード11aと、前記掻き落とし
たトナーを掬い取るために前記ブレード11aの下方に
位置し、且つ感光体ドラム7の表面に接触したスクイシ
ート11bと、前記掬い取った除去トナーを溜めるため
の除去トナー溜め11cとで構成している。尚、スクイ
シート11bは、感光体ドラム7の表面に軽く接触して
おり、感光体ドラム7表面の残留トナーは通過させ、前
記ブレード11aによって感光体ドラム7表面から除去
されたトナーを前記感光体ドラム7表面から離れた方向
へ導く。尚、前記クリーニングブレード11aは現像ブ
レード10eと同様に、ゴム等からなるブレード11a
を板金等からなるブレード取付部材11dに両面テープ
等によって貼着し、該取付部材11dをクリーニング枠
体14にねじ止めして取付けている。またスクイシート
11bは除去トナー溜め11cのスクイシート貼付座面
(縁部)11c1に両面テープ等によって貼着して取付
けている。
【0051】ここで前記除去トナー溜め11cに収容さ
れた除去トナーがクリーニングブレード11aの長手方
向両端と、これに対向するクリーニング枠体14との間
から漏れるのを防止する必要がある。このため前記クリ
ーニングブレード11aの長手方向両端にトナー漏れ防
止シールを貼着しているが、このブレード11aとトナ
ー漏れ防止シールとが完全に密着していないと両者間の
隙間をトナーが伝わってトナー漏れが発生してしまう。
同様に前記トナー漏れ防止シールとスクイシート11b
を貼着する除去トナー溜め11cのスクイシート貼付座
面11c1とが完全に密着していないと、その隙間を伝
わってトナー漏れが発生してしまう。そこで本実施の形
態では図19に示すように、クリーニングブレード11
aの長手方向両端にトナー漏れ防止シール11eを設け
ている。このシール11eが設けてある部分の構成につ
いて、より詳しく説明すると、図19及び図20に示す
ように、このシール11eは除去トナー溜め11cの縁
部両端に貼着してあり、このシール11eにクリーニン
グブレード11aの長手方向両端が接着してある。また
除去トナー溜め11cの上縁11c2には、前記シール
11eの内側面が接触するように衝立部材11c3が突
設してある。
【0052】(枠体)次にプロセスカートリッジBのハ
ウジングを構成する枠体について説明する。図7に示す
ように、プロセスカートリッジBの枠体はトナー枠体1
2、現像枠体13及びクリーニング枠体14の3枠体で
構成している。そしてトナー枠体12と現像枠体13と
は溶着して一体となし、その後トナー枠体12と現像枠
体13が一体となったトナー現像枠体Cを、クリーニン
グ枠体14と後述するように連結することによってプロ
セスカートリッジBとして一体的な枠体を構成してい
る。尚、本実施の形態における前記各枠体12,13,
14はポリスチレン樹脂を射出成形して各々一体的に構
成している。各枠体12,13,14の材質としてトナ
ー成分と帯電系列の近いものを使用すると、画像形成中
にトナーが枠体の内壁と擦れても摩擦帯電によって異常
電荷になる虞がなく、画像品位の低下を招くことがな
い。
【0053】さて、図7に示すように、トナー枠体12
にはトナー溜め10a及びトナー送り部材10bが設け
てある。またこのトナー枠体12の外表面には、図3及
び図4に示すように、長手方向に複数本の横リブ12d
が設けてあり、把手部を構成している。またトナー枠体
12の外表面下部に設けられた横リブ12dの短手方向
長さは順次異なり、全体的にR形状をするように構成し
ている。このためプロセスカートリッジBを画像形成装
置Aに対して着脱するときに、前記トナー枠体12を手
で持っても滑り難く、且つ下部が手で持ち易い形状にな
っているために、着脱操作性が向上する。また現像枠体
13には、図7に示すように、現像スリーブ10d及び
現像ブレード10eが設けてある。前記現像ブレード1
0eは、図11に示すように、ブレード取り付け部材1
0jの長手方向両端近傍を枠体13にねじ止めすること
によって取付けるが、本実施の形態にあってはねじ止め
に先立ってブレード取り付け部材10jを現像枠体13
に位置決めする。そのため現像枠体13のブレード取り
付け面13fに垂直に位置決めボス13gを設け、該ボ
ス13gにブレード取り付け部材10jに穿孔した孔を
嵌入して位置決めする。また図7及び図11に示すよう
に、トナー枠体12との接合面13hに対して垂直に位
置決めボス13iを設け(図11に示すように現像枠体
13の長手方向両側に設ける)、このボス13iをトナ
ー枠体12側の嵌合孔12cに嵌合して現像枠体13と
トナー枠体12との接合位置決めを行う。ここで本実施
の形態では図21に示すように、現像枠体13の前記ブ
レード取り付け面13fと接合面13hとは平行になる
ように構成している。そのため、この現像枠体13を射
出成形する場合、ブレード用の位置決めボス13gとト
ナー枠体用の位置決めボス13iとが平行になることか
ら、成形型33は射出成形後に左右方向へ分けるだけで
良く、該成形型33を容易に構成し得る。
【0054】次にクリーニング枠体14には、図7に示
すように、感光体ドラム7、帯電ローラ8及びクリーニ
ング手段11としてのクリーニングブレード11a、ス
クイシート11b、除去トナー溜め11cが設けてあ
る。尚、このクリーニング枠体14にクリーニングブレ
ード11aを取付ける場合にも、前述した現像ブレード
10eを取付ける場合と同様に、ブレード取り付け部材
11dの長手方向両端近傍をクリーニング枠体14にね
じ止めすることによって取付けるが、ねじ止めに先立っ
てブレード取り付け部材11dをクリーニング枠体14
に位置決めする。そのため、図22に示すように、クリ
ーニング枠体14のブレード取り付け面14cに垂直に
位置決めボス14dを設け、該ボス14dにブレード取
り付け部材11dに穿孔した孔(図示せず)を嵌入して
位置決めする。このとき前記ブレード取付け面14c
が、図22の矢印に示す射出成形する成形型34の型抜
き方向と垂直になるように構成する。このようにすると
ブレード取り付け面14cに形成した位置決めボス14
dの突出方向と、成形型34の型抜き方向が一致するた
めに、成形型34の構成が容易となる。
【0055】尚、前記クリーニング枠体14には図3に
示すドラムシャッタ35が回動可能に取付けてある。こ
のドラムシャッタ35は感光体ドラム7が転写ローラ4
と対向するために設けた開口を開閉するためのものであ
り、後述するようにプロセスカートリッジBを画像形成
装置Aに装着すると自動的に開き、画像形成装置Aから
取外すと自動的に閉じるものである。
【0056】(トナー枠体と現像枠体の溶着)ここでト
ナー枠体12と現像枠体13との結合について説明す
る。両枠体は超音波溶着によって結合される。即ち、ト
ナー枠体12の開口12eに、カバーフィルム28を貼
着して前記開口12eを封鎖した後、図23に示すよう
に、受け治具75の凹部75aにトナー枠体12をセッ
トし、該枠体12と一体的に成形され、切取り可能なカ
バーフィルム引抜き摘み12fを下方へ折り曲げる。こ
のトナー枠体12に現像枠体13を重ねると共に、現像
枠体13の上方を押さえ治具76で押さえる。この状態
でトナー枠体12と現像枠体13に超音波を加えると、
現像枠体13の溶着面長手方向に設けたリブ条13s
(図7参照)が溶けてトナー枠体12の溶着面に溶着
し、両枠体12,13が結合する。
【0057】前記超音波を加えたときに、両枠体12,
13は短手方向(図23の矢印J方向)に変形し易くな
る。しかしながら、本実施の形態にあっては、現像枠体
13は図11に示すように、長手方向に補強リブ13t
が配設してあり、また板金等からなるブレード支持部材
10jが取付けてあるために強度があり、変形し難い。
また更にトナー枠体12には前記リブ等が設けられてい
ないために強度的に弱く、一般的には変形し易いが、本
実施の形態にあっては図7及び図11に示すように、ト
ナー枠体12の短手方向両側に鍔12gを設けている。
この鍔12gの間隔L12は現像枠体13の接合面13
hの短手方向長さL13と略等しく、現像枠体13の接
合面13hが鍔12g間に嵌合する。このため、両枠体
12,13を超音波溶着するときは、現像枠体13の接
合面13hはトナー枠体12の鍔12gに嵌合し、且つ
現像枠体13の位置決めボス13iがトナー枠体12の
嵌合孔12cに嵌合しているために、トナー枠体12も
変形し難く、且つ両枠体12,13がずれてしまうこと
もない。
【0058】また前記両枠体12,13を溶着するに際
し、本実施例ではすべての各枠体12,13,14を同
一材質であるポリスチレン樹脂で構成しているために、
溶着結合強度が非常に高くなる。尚、現像枠体13とク
リーニング枠体14とは溶着しないために、溶着結合強
度を高めるという観点からいえば、クリーニング枠体1
4は必ずしもトナー枠体12及び現像枠体13と同一材
質で構成する必要はない。
【0059】また本実施の形態では前述したように位置
決めボス13iを現像枠体13の短手方向一方側にのみ
設けた例を示したが、図24に示すように、位置決めボ
ス13iを現像枠体13の短手方向両側に設けるように
しても良い。このようにすると、溶着時におけるトナー
枠体12及び現像枠体13の変形をより確実に防止し、
且つ両枠体12,13のズレも確実になくすことが出来
る。更に図25に示すように現像枠体13の位置決めボ
ス(図示せず)及びこれが嵌入するトナー枠体12の嵌
合孔12cを枠体の長手方向に複数並べて設けるように
すると、枠体の変形及びズレ防止をより確実になし得
る。このようにした場合には、前述したようにトナー枠
体12の短手方向両側に鍔12gを設けなくても良い。
【0060】前記の如くしてトナー枠体12と一体的な
現像枠体13、及びクリーニング枠体14に各部品を組
み込んだ後は現像枠体13とクリーニング枠体14とを
結合してプロセスカートリッジBを組み立てる。両枠体
13,14の結合は図26に示す結合部材38によって
行うが、次にその結合構成について説明する。
【0061】図26に於いて、結合部材38は基体38
aに対して小ねじ39を貫通するためのねじ孔38bが
設けてあり、そのねじ孔38bを挟んで両側に垂直部3
8cとばね取付部38dが設けてある。前記垂直部38
cは基体38aの下方へ向かって突出しており、現像枠
体13の後述する結合突部の抜けを規制する。またばね
取付部38dは垂直部38cと平行に設けてあり、その
先端には圧縮コイルばね38eが垂直部38cよりも更
に下方へ突出するように取付けている。
【0062】現像枠体13の長手方向両側にはアーム部
13kが設けてあり、このアーム部13kには側方へ突
出するように結合突部13mを突設し、且つアーム部1
3kの天面にはばね受凹部13nを設けてある。一方、
クリーニング枠体14には前記結合突部13mが嵌合す
る結合凹部14gが設けてあり、その上部には締結部1
4hが設けてある。締結部14hには前記結合部材38
の垂直部38cが嵌合する嵌合孔14iと、小ねじ39
を締結する雌ねじ部14j及びばね38eが貫通する貫
通孔14kが設けてある。
【0063】前記トナー現像枠体Cとクリーニング枠体
14とを結合するには、図27(A)の斜視説明図、
(B)の断面説明図に示すように、現像枠体13の結合
突部13mをクリーニング枠体14の結合凹部14gの
最奥部に嵌め込んだ後、結合部材38を締結部14hに
締結して取付ける。即ち、結合部材38の垂直部38c
を孔14iに嵌合し、ばね38eを貫通孔14kに貫通
させて現像枠体13のばね受凹部13nに圧縮した状態
で受けさせた後、小ねじ39をねじ孔38bを介して雌
ねじ部14jに締結する。これによってトナー現像枠体
Cとクリーニング枠体14とは結合突部13mを中心に
して回動可能に結合され、プロセスカートリッジBの組
立てが完了する。そして、両枠体13,14が結合され
た状態で、感光体ドラム7の周面にリング部材10fが
圧接して感光体ドラム7と現像スリーブ10dとの位置
が決まる。更に圧縮コイルばね38eの弾性によって現
像スリーブ10dが感光体ドラム7方向へ押圧される
(尚、本実施例では圧縮コイルばね38eのばね力を約
2kgに設定し、現像スリーブ10dに約1kgの押圧
力が加わるようにしている)。
【0064】また前記トナー現像枠体Cとクリーニング
枠体14とを結合すると、感光体ドラム7の側端に設け
たはす歯ギヤ7cが現像スリーブ10dの側端に設けた
ギヤ10gと噛合する。
【0065】本実施例に係るトナー現像枠体Cとクリー
ニング枠体14の係合構成では結合凹部14g方向から
トナー現像枠体Cを着脱出来るため、結合突部13mを
両外側(内側でも良い)に向けられる。このため両枠体
13,14の長手方向(スラスト方向)が位置決めさ
れ、スラストストッパーが不要になる。また結合部材3
8を上方から挿入して締結しているために、結合部材3
8の取り付けと同時にトナー現像枠体Cの加圧が出来
る。この点、従来はトナー現像枠体とクリーニング枠体
とを結合させた後に、両枠体が圧接するように引張ばね
を両枠体に引っ掛けて取付ける必要があり、該引張ばね
を露出して取付けるスペースを要すると共に、引張ばね
の取り付け作業が煩わしかった。本実施の形態の構成に
よればこのような引張ばねを取付ける際の煩わしさ、取
り付けスペース等の従来の問題を解消し得るものであ
る。
【0066】また分解時は結合部材38を締結している
小ねじ39を緩めると、圧縮コイルばね38eによる加
圧が徐々に解除され、またスラストストッパーがないた
めに、極めて容易に分解し得る。
【0067】{カートリッジ装着構成}次に前記構成の
プロセスカートリッジBを装置本体15に装着するため
の構成について説明する。
【0068】装置本体15には、図5及び図6に示すよ
うに、それぞれ第1ガイド部17a,18a及び第2ガ
イド部17b,18b等を有する左ガイド部材17及び
右ガイド部材18を取付けてあることは前述した。これ
に対応してプロセスカートリッジBのクリーニング枠体
14の長手方向両外側面からは、図4に示したカートリ
ッジBの右側面及び図28に示した左側面に示すよう
に、前記第1ガイド部17a,17bに沿ってガイドさ
れる軸受部14aと軸21が略左右対称位置から突出し
ている。そしてこの軸受部14a及び軸21の上方に前
記第2ガイド部17b,18bに沿ってガイドされる突
出リブ40が左右対称位置に設けてある。またクリーニ
ング枠体14の長手方向両側上面には装置本体15に取
付けた加圧部材19が加圧する加圧面41が設けてある
と共に、突当部材20の受け部であり、該部材20が突
き当たって位置決めするための位置決め溝42が設けて
ある。更にクリーニング枠体14の長手方向右側面に
は、突出リブ40の上方に図4に示すように、補助リブ
43が突出形成してあると共に、ドラムシャッタ35を
開閉するためのリンク部35aが設けてある。前記リン
ク部35aはプロセスカートリッジBの着脱動作に連動
して回動し、これと連結したドラムシャッタ35が開閉
する。尚、このドラムシャッタ35の開閉構成について
は後述する。
【0069】ここで前記プロセスカートリッジBを装置
本体15に装着及び取外す場合について図29乃至図3
2を参照して説明する。尚、プロセスカートリッジBは
左右ガイド部材17,18で長手方向両側を同様にガイ
ドされるものであるが、ここでは説明を簡略にするため
右ガイド部材18のガイドのみについて説明する。
【0070】まず図29に示すように、装置本体15の
開閉カバー16を開けた後、プロセスカートリッジBの
軸21を第1ガイド部18a上に載せると共に、突出リ
ブ40を第2ガイド部18bに載せる。続いて図30に
示すように、前記軸21及び突出リブ40を前記ガイド
部18a,18bに沿わせて摺動させて装置本体15内
に押し込んでいく。すると、プロセスカートリッジBの
加圧面41が装置本体15の加圧部材19によって加圧
され、プロセスカートリッジBは突出リブ40が第2ガ
イド部18b上に加圧されながら押し込まれていく。そ
して図31に示すように、突出リブ40が第2ガイド部
18bの段部18b1を越えると、加圧部材19の押圧
力によってプロセスカートリッジBは反時計回転方向に
少し回転し、軸21が第1ガイド部18a上に支持され
る。そして更にプロセスカートリッジBを押し込んでい
くと、図32に示すように、プロセスカートリッジBは
更に反時計回転方向に回転し、装置本体15の突当部材
20がカートリッジBの位置決め溝42に係合する。こ
の後操作者が手を離すと、図33に示すように、プロセ
スカートリッジBの軸21が軸受部18cに落ち込む。
このとき突当部材20と位置決め溝42が当接し、プロ
セスカートリッジBは加圧部材19によって加圧された
状態で装置本体15に装着される。このとき感光体ドラ
ム7の側端に設けたはす歯ギヤ7cが装置本体15の駆
動ギヤ(図6参照)45と噛合し、駆動力が伝達される
ようになる。更にプロセスカートリッジBを装着したと
きに、該プロセスカートリッジBの下方への落ち込みに
伴ってプロセスカートリッジBへの加圧部材19による
加圧力が緩和される。このためプロセスカートリッジB
を装着した操作者はクリック感を得て、プロセスカート
リッジBが装着位置に位置決めされたことを容易に認識
し得る。
【0071】また装置本体側に設けられた前記突当部材
20と、プロセスカートリッジBに設けられた位置決め
溝42は当接面20a,42aが略水平になるように設
けてある。このため突当部材20は当接面20aが略水
平になるように装置本体15へ組み付ければ良いため
に、該突当部材20の設計及び装置本体15への組み付
けが容易となり、寸法誤差が生じ難い。従って、プロセ
スカートリッジBを正確に装置本体15へ装着させるこ
とが容易となるものである。尚、前記加圧部材19には
コロ19bが取付けてあり、プロセスカートリッジBの
加圧面41が加圧部材19に加圧されながら移動する際
にコロ19bを介して加圧することにより摺動抵抗を小
さくしている。また前記コロ19bにより加圧されるプ
ロセスカートリッジBの加圧面41を本実施例では面形
状にしているが、これを面形状にせず、リブ形状にする
と接触面積が小さくなるために更に摺動抵抗を小さく出
来る。
【0072】また図1の断面図及び図4のプロセスカー
トリッジBの外観図から明らかなように、プロセスカー
トリッジBの上部は略直線的に構成してあり、この上部
面がプロセスカートリッジBの装着方向と略平行になる
ように構成している。そのために装置本体15のカート
リッジ装着スペースが必要最小限にし得ると共に、プロ
セスカートリッジB内の例えばトナー溜め10aや除去
トナー溜め11cのスペースを効率良くとることが出来
る。
【0073】次に前記プロセスカートリッジBを取外す
場合は、図34に示すように、プロセスカートリッジB
を反時計回転方向(矢印a方向)に少し回転させて突出
リブ40が第2ガイド部18bの段部18b1に乗り上
げ可能とし、そのまま引き抜くことによって取外すこと
が出来る。尚、プロセスカートリッジBを反時計回転方
向へ回転させる場合、必要以上に回転させようとすると
補助リブ43(図4参照)がシャッタカム部18dに突
き当たり、また左ガイド部材17にあっては突出リブ4
0が回動規制ガイド部17d(図5参照)に突き当たっ
て反時計回転方向への回転が規制される。またプロセス
カートリッジ装着時には前記プロセスカートリッジ右側
面の補助リブ43は第2ガイド部18bとシャッタカム
部18dの間に入り込み、プロセスカートリッジ左側面
の突出リブ40は第2ガイド部17bと回動規制ガイド
部17dの間に入り込むために、プロセスカートリッジ
Bを着脱するときの軌跡がより規制され、プロセスカー
トリッジBの着脱がよりスムーズに行われる。
【0074】{ドラムシャッタ開閉構成}さて前記プロ
セスカートリッジBの着脱に伴ってドラムシャッタ35
が開閉するが、次にその開閉動作について説明する。
【0075】図4に示すように、ドラムシャッタ35は
長手方向両側に設けたアーム部35bが軸35cを中心
に回動可能に取付けてあり、この回動中心にはリンク部
35aが前記アーム部35bと一体的に設けてある。従
って、このリンク部35aを回動するとアーム部35b
が回動し、ドラムシャッタ35が開閉する。また前記ア
ーム部35bにはリンクボス35dが突設してある。前
記リンク部35a及びリンクボス35dがシャッタカム
部18dと係合することによってドラムシャッタ35が
開閉する。これを前述したプロセスカートリッジBを画
像形成装置Aに装着する状態の図29乃至図33を用い
て説明する。
【0076】右ガイド部材18に形成したシャッタカム
部18dは図29乃至図33に示すようにリンク部35
aが係合する第1カム部18d1と、リンクボス35d
が係合する第2カム部18d2とを有している。この第
1カム部18d1の傾斜角度はプロセスカートリッジB
の突出リブ40をガイドする第2ガイド部18bと略同
じ角度であり、第2カム部18d2のプロセスカートリ
ッジBの着脱方向に対する傾斜角度は前記第1カム部1
8d1の同角度よりも大きな傾斜角をもつ。そして図2
9に示すようにプロセスカートリッジBを挿入し、これ
を押し込んでいくと図30に示すようにリンク部35a
がシャッタカム部18dの第1カム部18d1に係合
し、該リンク部35aが軸35cを中心に回転する。こ
れによりアーム部35bが回転してドラムシャッタ35
が開くようになるが、このときは完全に開いた状態でな
く、所謂半開き状態である。更にプロセスカートリッジ
Bを押し込んでいくと、図31に示すようにリンクボス
35dが第2カム部18d2に係合する。更に押し込ん
でいくと、図32に示すように、アーム部35bの回転
はリンク部35aと第1カム部18d1との係合からリ
ンクボス35dと第2カム部18d2との係合に引き継
がれ、図33に示すプロセスカートリッジBの装着が完
了した状態にあっては、ドラムシャッタ35はカートリ
ッジ下部にガイドされて搬送される記録媒体2が突っか
からないように大きく開く。
【0077】尚、プロセスカートリッジBを画像形成装
置Aから取外すために該カートリッジBを図33の状態
から引き抜くと、アーム部35に係止した捩じりコイル
ばね35e(図4参照)の付勢により、前記と逆の順に
リンクボス35d及びリンク部35aとシャッタカム部
18dが係合し、ドラムシャッタ35が閉じる。
【0078】前述したドラムシャッタ35は感光体ドラ
ム7を保護するものであるが、本実施の形態では前記ド
ラムシャッタ35以外にも画像形成装置Aにレーザーシ
ャッタを設けている。このレーザーシャッタは前述した
光学系1から感光体ドラム7へ照射されるレーザー光が
装置非使用時に光学ユニット1a(装置本体側)から漏
れないように、レーザー光路遮断手段を構成するもので
ある。
【0079】{電気接点の説明}次に前記プロセスカー
トリッジBを装着したときの各部材に対する電気的な接
続について説明する。
【0080】プロセスカートリッジBを画像形成装置A
に装着すると、プロセスカートリッジBに設けた各接点
部が装置本体15側に設けた接点部材と接触し、プロセ
スカートリッジBと画像形成装置本体との電気的な接続
がなされる。即ち、図35のカートリッジ下部斜視図に
示すように、現像枠体13の下部から前述したトナー残
量を検出するアンテナ線27の端部である接点部27a
が露出すると共に、現像スリーブ10dに現像バイアス
を印加するための現像バイアス接点部48が露出してい
る。またクリーニング枠体14の下部からは帯電ローラ
8へ帯電バイアスを印加するための帯電バイアス接点部
49が露出している。即ち、感光体ドラム7を挟んで一
方側にアンテナ線の接点部27a及び現像バイアス接点
部48を配設し、他方側に帯電バイアス接点部49を配
設している。尚、前記帯電バイアス接点部49は前述し
た接点部材26(図10参照)と一体的に構成してあ
る。
【0081】これに応じて装置本体15側には、図36
の内部平面図に示すように、プロセスカートリッジBを
装着したときに前記各接点部27a,48,49が接触
するように転写ローラ4を挟んで記録媒体2の搬送方向
一方側にアンテナ線27の接点部27aが接触するアン
テナ線用接点部材50a及び現像バイアス接点部48が
接触する現像バイアス用接点ピン50bを配設し、他方
側には帯電バイアス接点49が接触する帯電バイアス用
接点ピン50cを配設している。尚、接点ピン50b,
50cは、図37に示すように、ホルダカバー50d内
に脱落不能且つ突出可能に取付けられ、ホルダカバー5
0dを取付ける電気基板50eの配線パターンと各接点
ピン50b,50cとを導電性圧縮コイルばね50fに
よって上方へ付勢されると共に、電気的に接続されてい
る。また前記接点ピン50b,50cに圧接する各接点
部材48,49のうち帯電バイアス用接点部材49が開
閉カバー16の回動ヒンジ16a側が曲率をもつよう
に、直線部と直線部間を曲線部で結んだ弓なり形状にし
ている。これはプロセスカートリッジBを装着した開閉
カバー16をヒンジ16aを中心にして矢印c方向へ閉
じるときに、該ヒンジ16aに最も近く開閉カバー16
の回転に伴う回転半径が最も小さい帯電バイアス用接点
部材49と、接点ヒンジ50cとの接触をスムーズに、
且つ良好に行うためである。
【0082】また感光体ドラム7の回転を支持するため
の一方の軸21は金属製であり、該軸21を介して感光
体ドラム7をアースするようにしている。そのために図
6に示すように、プロセスカートリッジBを装着したと
きに前記軸21が位置する右ガイド部材18の軸受部1
8cには装置本体15のシャーシ等を介してアースされ
た板ばね状のアース用接点部材51が設けてあり、カー
トリッジ装着状態にあっては前記軸21がアース用接点
部材51と接触する。
【0083】また図35で現像バイアス用接点部材48
と帯電バイアス用接点部材49は、感光体ドラム7の長
手方向の一定位置において短手方向に略直線上に並んで
設けられ、平歯ギヤからなるギヤフランジ7dと感光体
ドラム7とを跨がった位置に配置されている。しかも両
接点部材48,49は共に感光体ドラム7の端部に設け
られたギヤフランジ7dの外側端部よりも感光体ドラム
7の長手方向に対して内側に配置されている。これによ
ってプロセスカートリッジBの感光体ドラム7の長手方
向のサイズを小さくすることが出来、しいてはプロセス
カートリッジを小型化することが可能となる。
【0084】更に帯電バイアス用接点部材49は、前述
したように外方へ向かって弓なりとなっている。即ち、
プロセスカートリッジを装置本体へ装着する際に先端と
なる部分には直線部分を有し、その直線部分から弓なり
に湾曲している。これによってプロセスカートリッジB
を画像形成装置Aに装着する際に、帯電バイアス用接点
部材49と装置本体側の帯電バイアス用接点ピン50c
との当接角度にばらつきが生じたとしても、そのばらつ
きを吸収して帯電バイアス用接点部材49と帯電バイア
ス用接点ピン50cとを確実良好に当接することが出来
る。ここで帯電バイアス用接点部材49はプロセスカー
トリッジBを画像形成装置Aに装着するときに、装着方
向先端に位置することになるが、装着時に接点部材49
及び接点ピン50cを損傷することはない。
【0085】また更に、現像手段10のトナー溜め10
a内のトナー残量を装置本体側が判別するためのアンテ
ナ線27の接点部27aは、感光体ドラム7の長手方向
に対して現像バイアス用接点部材48と同じ側であっ
て、感光体ドラム7の位置する一方側(現像手段10
側)に対して現像バイアス用接点部材48と同じ側に、
現像バイアス用接点部材48よりも感光体ドラム7から
遠方に設けられている。
【0086】前記のように各接点を配設することによ
り、帯電バイアス用接点部材49とドラムアース用接点
としての金属軸21とが離れることにより、両接点間で
の浮遊容量を形成する虞がなくなり、帯電電圧が安定し
て帯電むらを生ずることがなくなる。即ち、ドラムアー
ス用接点を他の接点の近くに配置すると、ドラムアース
用接点のまわりに置かれる配線、接点等とその他の接点
との間に浮遊容量が生じ、現像、帯電、トナー残量検出
にかかる交流電圧を狂わせ易くなる。特に帯電を感光体
ドラム7に接触させて行うローラ帯電の場合、定電流制
御を行っているので浮遊容量による交流電圧変動が画像
を大きく乱すことになる。この点で本実施例のように各
接点を配置することにより、浮遊容量が生ずることがな
くなり、交流電圧を正常にかけることが出来、帯電むら
等がなくなるものである。また現像バイアス用接点部材
48と帯電バイアス用接点部材49とを感光体ドラム7
を挟んで互いに反対側に設けてあることから、両接点間
の距離が保て、両者が電気的に干渉することがなくな
る。
【0087】{画像形成動作}次に前記プロセスカート
リッジBを画像形成装置Aに装着して画像形成を行う場
合の動作について説明する。図1に示す給送トレイ3a
に記録媒体2をセットし、これを図示しない検出センサ
が検出すると、又は記録媒体2を収納したカセット3h
をセットして記録開始キーを押すと、ピックアップロー
ラ3b又は3iが駆動すると共に、分離ローラ対3c
1,3c2及びレジストローラ対3d1,3d2が回転
して記録媒体2を画像形成部へと搬送する。そして前記
レジストローラ対3d1,3d2の搬送タイミングと同
期して感光体ドラム7が図1の矢印方向へ回転し、帯電
ローラ8に帯電バイアスを印加することによって感光体
ドラム7の表面を均一に帯電する。そして光学系1から
画像信号に応じたレーザー光が露光部9を介して感光体
ドラム7の表面に照射し、該表面に光照射に応じた潜像
を形成する。
【0088】前記潜像形成と同時にプロセスカートリッ
ジBの現像手段10が駆動し、トナー送り部材10bが
駆動してトナー溜め10a内のトナーを現像スリーブ1
0d方向へ送り出すと共に、回転する現像スリーブ10
dにトナー層を形成する。この現像スリーブ10dに感
光体ドラム7の帯電極性と同極性で略同電位の電圧を印
加して感光体ドラム7の潜像をトナー現像する。前記感
光体ドラム7と転写ローラ4の間に記録媒体2を搬送
し、且つ転写ローラ4に前記トナーと逆極性の電圧を印
加することにより、感光体ドラム7上のトナー像を記録
媒体2に転写する。
【0089】前記トナー像を転写した感光体ドラム7は
更に図1の矢印方向へ回転し、クリーニングブレード1
1aによって感光体ドラム上に残ったトナーを掻き落と
して除去して除去トナー溜め10cへ集める。
【0090】一方、前記の如くしてトナー画像を形成し
た記録媒体2を定着手段5へ搬送し、該定着手段5にお
いて熱及び圧力を印加して記録媒体4にトナー定着を行
った後、排出ローラ3e,3f1,3f2によって排出
部6へ排出する。このようにして所望画像を記録媒体2
に記録するものである。尚、定着手段としては、本実施
の形態では所謂加熱定着を用いたが、これ以外にも例え
ば所謂加圧定着装置等を適用することも当然可能であ
る。
【0091】{プロセスカートリッジの再生産}次に本
発明に係るプロセスカートリッジの再生産について説明
する。はじめに再生産対象となるプロセスカートリッジ
Bをエアーダクト(不図示)内にセットし、エアーを吹
き付けて、表面についているトナーや塵埃を除去し分解
作業へと移行していく。
【0092】(ユニット分離工程)分解作業は先ず、ト
ナー現像枠体Cとクリーニング枠体14とを分離するこ
とから始める。トナー現像枠体Cとクリーニング枠体1
4の分離工程について説明する。図26に示すように、
プロセスカートリッジBをトナー現像枠体Cとクリーニ
ング枠体14に分離する。分解にあたっては、図27
(B)に示すように、ねじ孔38bを介して雌ねじ部1
4jに締結した小ねじ39を取外す。そしてばね受凹部
13nに圧縮したばね38eの係合を解除して貫通孔1
4kより引き抜き、垂直部38cを孔14iより引き抜
くことにより、図26に示すように結合部材38を取外
す。これによって、結合突部13mを中心にして回動可
能に結合されたトナー現像枠体C及びクリーニング枠体
14は左右に容易に分解することができる。
【0093】(第1支持部材及び第2支持部材取外し工
程)次に第1支持部材及び第2支持部材の取外し作業を
行うが、その前に図38を用いてトナー現像枠体Cの概
略構成について説明する。現像スリーブ10dは、その
両端に嵌め込まれたスリーブフランジ10pが第1支持
片81、第2支持片87によって回動可能に支持され
て、現像枠体13の現像ブレード10eが取付けられた
開口13aに装着されている。また現像スリーブ10d
内に装備される磁石10cの両端に突設した軸部10m
は、スリーブフランジ10pを貫通している。そしてこ
の軸部10mの先端が第1支持部材77,第2支持部材
78に設けた係止穴77a,78aに嵌合した状態で、
これら支持部材77,78はねじ止めによりトナー現像
枠体Cの両側に固定されている。即ち、現像スリーブ1
0dは、そのスリーブフランジ10pが第1,第2支持
片81,87によって回動可能に支持され、またその軸
部10mの先端が第1,第2支持部材77,78によっ
て位置決め支持される。尚、上記軸部10mの第1,第
2支持部材77,78との係止部10nには切欠が設け
られており、この切欠部分が第1,第2支持部材77,
78の係止穴77a,78aに嵌合することによって磁
石10cは位置決めされる。
【0094】では第1支持部材及び第2支持部材の取外
し工程について説明する。図39において、第1支持部
材77は、一体化されたトナー枠体12及び現像枠体1
3の両側面にわたって設けられており、前記現像手段1
0のトナー送り部材10bに駆動力を伝達する駆動伝達
ギヤ列83を覆っており、外枠を兼ねている。また図4
1において第2支持部材78は現像枠体13の側面部を
覆っており、やはり外枠を兼ねている。上記第1支持部
材77及び第2支持部材78は、現像スリーブ10dに
内蔵される磁石10cに固設された軸部10mの先端に
設けられた係止部10nを係止穴77a,78aに夫々
嵌合して支持している。
【0095】上記第1支持部材77を取外すにあたって
は、図39に示すように、アーム部13kに設けられた
ねじ穴77b及び第1支持部材下部に設けられたねじ穴
77cを挿通し及びこれらねじ穴77b,77cに対応
するトナー現像枠体C側のめねじ79a,79bにねじ
込んで第1支持部材77を現像枠体13に固定したねじ
80a,80bを取外す。次に上記第1支持部材77の
内面側に突設したピン77d,77eを、前記スリーブ
フランジ10pを支持している第1支持片81に設けら
れたピン穴81a,81bより引き抜き、またトナー現
像枠体C側のボス82とアーム13kの根本の不図示の
穴との嵌合を解除し、更に係止部10nと係止穴77a
との嵌合を解除し、また更にギヤ軸83dと嵌合穴77
fとの嵌合を解除することによって、第1支持部材77
をトナー現像枠体Cの側面より取外す。
【0096】尚、第1支持片81が所定位置に取付けら
れた際に、該支持片81に設けられたピン穴81a,8
1bに対向する位置であって、前記第1支持部材77側
にはピン77d,77eが突設されている。また前記第
1支持部材77に設けられたねじ穴77b,77cに対
向する位置であって前記トナー現像枠体C側にめねじ7
9a,79bが設けられている。そこで、ねじ80a,
80bは第1支持部材77を貫通してトナー現像枠体C
に固設し、同時にピン77d,77eは第1支持片81
を貫通して、該支持片81をトナー現像枠体Cに位置決
め固定している。また、上記第1支持部材77のアーム
部13kの端部には、トナー現像枠体Cをクリーニング
枠体14の結合凹部14gの最奥部に嵌め込むための結
合突部13mが一体的にモールド成型されている。
【0097】また上記駆動伝達ギヤ列83は、異なる径
を有するはす歯ギヤを4個噛合することによって構成さ
れている。具体的には、現像スリーブ10dの端部に一
体的に嵌め込まれたスリーブフランジ10pに嵌合する
ギヤ10g、トナー枠体側に突設された軸84a,84
bに嵌合するように取付けたギヤ83a,83b、更に
はトナー送り部材10bの端部に嵌合部84cを介して
連結するギヤ83cを有している。連結ギア83cの不
図示のジャーナル部がトナー枠体12の嵌合部84cに
回転自在に嵌合している。上記ギヤ10gは、クリーニ
ング枠体14側に保持された感光体ドラム7の端部に嵌
め込まれたはす歯ギヤ7cと噛合する。そこで感光体ド
ラム7の回転力は、ギヤ10g,83a,83b,及び
ギヤ83cを介してトナー送り部材10bに伝達されて
トナー送り部材10bを駆動する。尚、上記各ギヤ83
a,83b,83cは、図40に示すように軸84a,
84b及び嵌合部84cより夫々引き抜くことにより容
易に取外すことができる。
【0098】また、図40に示すように、前記第1支持
片81は、現像スリーブ10dの端部に一体的に嵌め込
まれたスリーブフランジ10pに嵌合するギヤ10gを
取外した後、該スリーブフランジ10pに遊嵌し現像枠
体13の角溝13yに密に嵌合した第1支持片81を時
計回り方向へ回動させて角溝13yから長手方向外側へ
引いて現像枠体13から取外す。
【0099】次に、前記第2支持部材78を取外すにあ
たっては、図41に示すように、アーム部13kに設け
られたねじ穴78b及び第2支持部材中央付近に設けら
れたねじ穴78cを挿通し及びこれらのねじ穴78b,
78cに対応する現像枠体13側のねじ穴85a,85
bにねじ込んで第2支持部材78を現像枠体13に固定
した小ねじ86a,86bを取外す。次に上記第2支持
部材78の内面側に突設したピン78dを、前記スリー
ブフランジ10pを支持している第2支持片87に設け
られたピン穴88aより引き抜き、また上記第2支持部
材78の内面側に突設した突起78eを空間88bより
引き抜く。更に現像枠体13側のボス89とアーム13
kの根本の不図示の穴との嵌合を解除し、また更に係止
部10nと係止穴78aとの嵌合を解除することによっ
て、第2支持部材78をトナー現像枠体Cの側面より取
外す。
【0100】尚、上記第2支持片87が所定位置に取付
けられた際に、該第2支持片87に設けられたピン穴8
8aに対向する位置であって前記第2支持部材78には
ピン78dが突設されている。そこで、ピン78dは第
2支持片87を貫通して、該支持片87を現像枠体13
に位置決め固定する。
【0101】また上記第2支持部材78のアーム部13
Kの端部には、トナー現像枠体Cをクリーニング枠体1
4の結合凹部14gの最奥部に嵌め込むための結合突部
13mが一体的にモールド成型されている。また上記第
2支持部材78の内面側であって係止穴78aの周囲に
は、前記現像スリーブ10dに現像バイアスを印加する
ための電極90が取付けられている。よって、上記第2
支持部材78を取外すことによって、上記電極90と現
像スリーブ10dより引き出された接触片91との接触
が解除される。
【0102】次に、図41に示すように、前記第2支持
片87は、現像スリーブ10dの端部に一体的に嵌め込
んだスリーブフランジ10pに遊嵌しており、該第2支
持片87を反時計回り方向へ回動させて現像枠体13か
ら取外す。即ち、現像スリーブ10dの一端側のスリー
ブフランジ10pは第1支持片81に回動可能に支持さ
れており、他端側のスリーブフランジ10pは第2支持
片87に回動可能に支持されている。
【0103】このように、上記第1支持片81及び第2
支持片87は、現像スリーブ10dと共に回転するスリ
ーブフランジ10pを支持するため、耐摩耗材料、例え
ばポリアセタール樹脂或いはポリブチレンテレフタレー
ト等を用いている。また前記第1支持部材77及び第2
支持部材78は、磁石10cに連結する軸部10mを固
定して支持するものであって、回転する部材を支持する
ものではないから、製造コストを考慮して必ずしも耐摩
耗性材料で形成する必要はない。本実施例では前述耐摩
耗材料よりもコストの低いポリスチレン樹脂で形成して
いる。即ち、本実施例では第1,第2支持片81,87
と第1,第2支持部材77,78とは別部材,別材質で
構成したために、製造コストの低減及び組立て作業性の
向上を実現することができた。尚、前述した分解作業は
第1支持部材77を取外した後、第2支持部材78を取
外すように説明したが、分解の順序はいずれからでも良
く、或いは自動化した場合には両方同時に行っても良
い。後述する再取付け工程においても同様にいずれから
でも良く、或いは両方向同時に行っても良い。
【0104】(現像スリーブ取外し工程)次に図42に
示すように、前記第1,第2支持部材77,78を取外
したことによって軸部10m両端の支持が開放された現
像スリーブ10dを、軸方向に対して垂直方向に取外
す。
【0105】(現像ブレード取外し工程)次いで現像枠
体13のブレード取り付け面13fに設けためねじ13
u,13vにねじ込まれ及び対応するブレード取付け部
材10jのねじ穴10q,10rに嵌め込んで現像ブレ
ード10eを現像枠体13に固定したねじ92a,92
bを取外す。そして、現像枠体13のブレード取付面1
3fに設けた左右の位置決めボス13gに係合する切欠
部10s及び嵌合する嵌合穴10tの係合及び嵌合を解
除して現像ブレード10eを現像枠体13から取外す。
これによって、奥側にアンテナ線27,トナー送り部材
10bを装備したトナー現像枠体Cの開口13aを開放
することができる。
【0106】以上でトナー現像枠体Cの分解作業は終了
し、その後トナー現像枠体Cの再組立て作業へと移行す
る。
【0107】(シール材取付け工程)言うまでもなく再
生産の対象となるプロセスカートリッジBには、開口1
3aを封止しているカバーフィルム28は除去されて存
在しない。カバーフィルム28を修復すれば、新品のプ
ロセスカートリッジと同様の再生産プロセスカートリッ
ジが出来上がる。本発明ではカバーフィルム28の修復
は行わない。カバーフィルム28を再度取付けなくて
も、トナー現像枠体Cを再組立てした状態でカバーフィ
ルム28を修復したのと同程度の密封性があれば良い。
以下にカバーフィルム28を用いないでトナー現像枠体
Cからトナーが漏れないよう密封性を確保する方法につ
いて述べる。但し、念の為申し添えておくが、前文から
明らかなように、ここで言う「トナーが漏れないような
密封性」とはユーザーが画像形成装置Aに着脱したり、
手に持って運んだりする所謂ユーザーの通常の取扱いに
対してトナーが漏れないようにするという意味ではな
く、工場にて再生産した後のトラックや船舶、航空機等
による輸送時の所謂トナー漏れに対して過酷な状況に対
してトナーが漏れないようにするという意味である。即
ち、ユーザーがプロセスカートリッジを使用する時には
当然ながらカバーフィルム28を引抜く。(カバーフィ
ルム28を引抜かないと画像が形成できない。)従って
ユーザーはカバーフィルム28を引いた状態で画像形成
装置Aに着脱したり、手に持って運んだりするのだか
ら、こうしたユーザーの取扱いに対してトナーが漏れな
いよう十分なシール性が確保されているのは製品として
当然の機能であり周知の事実である。しかし、工場出荷
からユーザーに渡るまでのトラックや船舶、航空機等に
よる輸送時にはユーザーが通常取扱う時より遥かに過酷
な振動や衝撃が加わるので、輸送時用のトナー漏れ対策
が必要な場合がある。カバーフィルム28は輸送時にト
ナーが漏れるのを防止する為のものである。従って再生
産においてカバーフィルム28を用いないのであれば、
それに代わるシール材が必要である。
【0108】本発明ではカバーフィルム28の代わりに
現像ブレード10eと現像枠体13の間に弾性体から成
るシール材を取付けてカバーフィルム28と同等のシー
ル性を確保する。以下このシール材について説明する。
【0109】前述輸送時にトナーが漏れ易くなるのは振
動や衝撃によってプロセスカートリッジBを構成する各
部品が瞬間的に歪み、部品間の接合部に隙間ができるか
らである。カバーフィルム28が無ければトナーは開口
13aを通って現像スリーブ10d側へ寄ってくるが、
先に図11を用いて説明したように現像スリーブ10d
と現像枠体13の長手方向は吹出防止シート10i、現
像スリーブ10dの両端と現像枠体13とはトナー漏れ
防止シール10hが夫々シールしており、現像ブレード
10eは弾性的に現像スリーブ10dの表面に押し当て
られていて所定量を超えてトナーが現像スリーブ10d
表面に、担持されないよう規制している。現像スリーブ
10d表面に、担持されたトナーは磁石10cの磁力に
よって拘束されている。また、先に図15を用いて説明
したように、現像枠体13が現像ブレード10eの長手
方向に当接する部分に3本の長リブ13b,13c,1
3dを設け、第1リブ13bと第2リブ13cは現像ブ
レード10eに圧接し、第三リブ13dは現像ブレード
10eを取付けるために板金等で構成したブレード取付
け部材10jに圧接するようにしている。ここで、吹出
防止シート10i、トナー漏れ防止シール10h、現像
ブレード10eは夫々弾性体を撓ませてシールしている
のに対して、現像枠体13と現像ブレード10eとは圧
接のみである。前述のように現像枠体13はポリスチレ
ン樹脂、現像ブレード取付け部材10jは板金、現像ブ
レード10eは厚さ約 1.3mmのウレタンゴム若し
くはシリコンゴムからできているので、圧接させること
によって微視的には撓んでいるが前記弾性体に比べると
撓み量は極僅かである。即ち、第三リブ13dとブレー
ド取付け部材10jとの圧接はポリスチレン樹脂と板金
との圧接なので、そこに生じる撓み量は言うに及ばず、
第1リブ13b、第2リブ13cと現像ブレード10e
との圧接も現像ブレード10eがウレタンゴム若しくは
シリコンゴムであるとはいえ厚さが約 1.3mmしか
ないので圧接による圧縮変形量は僅かで、トナー漏れ防
止シール10h等に比べれば格段に少ない。
【0110】一方、現像ブレード10eは現像ブレード
取付け部材10jの両端をねじ92a,92bで固定し
ており、現像スリーブ10dは両端のスリーブフランジ
10pが第1支持片81及び第2支持片87を介して現
像枠体13に支持されている。
【0111】こうしたシール構成及び現像ブレード10
e、現像スリーブ10dの支持構成のプロセスカートリ
ッジBに振動や衝撃が加わると、瞬間的に現像ブレード
10e、現像スリーブ10d及び現像枠体13が部分的
に撓む場合がある。特に現像ブレード10e、現像スリ
ーブ10dは前述のように両端部しか支持されていない
ので中央部付近が最も撓み易い。現像ブレード10e、
現像スリーブ10dの中央部が撓んでも、吹出防止シー
ト10iや現像ブレード10eは前述のように弾性的に
現像スリーブ10dに当接されているので、それらの撓
みに柔軟に追従してシール性が損なわれることはない。
現像スリーブ10dの両端部については支持部の近傍で
あり撓みが少ないのでなお更である。しかし、現像ブレ
ード10eと現像枠体13の間には前述のような弾性体
が無く、圧接による圧縮変形量は極僅かである為、稀
に、特に中央部でその圧縮変形量を超えて撓み、隙間が
生じてしまう場合がある。従って輸送時にトナーが漏れ
ないようにするには現像ブレード10eと現像枠体13
の間のシール性を向上させてば良い。
【0112】そこで本発明では図45、図46のように
第1リブ13bの上にシール材13wを取付けて現像ブ
レード10eと現像枠体13の間のシール性を向上させ
ている。即ちモルトプレーン(商品名)等の弾性に富ん
だ発泡体から成るシール材13wを第1リブ13bの長
手方向に沿って両面テープ若しくは接着剤で貼り付け
る。この時、シール材13wの長手両端部はトナー漏れ
防止シール10hに接するように貼り付ける。別の言い
方をすれば左右のトナー漏れ防止シール10hの間を全
幅に渡って現像枠体13の第1リブ13bに貼り付け
る。従ってシール材13wの長手方向の長さは現像ブレ
ード9dと略同じ長さとなる。こうすれば現像ブレード
10eと現像枠体13の間が瞬間的に開いてもシール材
13wが隙間に応じて伸縮しシール性を維持できるので
ある。
【0113】なお、シール材13wの貼り付け個所は前
記第1リブ13bに限らず第2リブ13c若しくは第三
リブ13dでも良いし、第1リブ13bと第2リブ13
cとの間、第2リブ13cと第三リブ13dとの間に貼
り付けてもでも良い。或いは、夫々のリブ及びリブの間
に対応する現像ブレード10e、ブレード取付け部材1
0j側に貼り付けても良い。また、弾性体から成るシー
ル材ではなく、細長い磁石から成るシール材を取付けて
磁力によってトナーを拘束してシールしても良い。更
に、シール材13wは1つではなく複数設けても良い。
【0114】(トナー再充填工程)次に分解後のトナー
現像枠体Cに再度トナーを充填する。再充填に当たって
は、図43に示すようにトナー現像枠体Cを開口13a
が上側になるように保持しておき、該開口13aから漏
斗93等を用いて先端部をトナー溜め10a内に挿入し
てセットする。そして、別に用意した詰め代え用のトナ
ーを図の矢印に示すように上記漏斗93に流し込んでト
ナー溜め10a内に充填する。尚、トナー補給時に用い
るのは漏斗93に限らず、トナーを漏れることなく円滑
にトナー溜め10a内に充填できる物であれば他の器具
であっても良く、例えば所定量のトナーを自動的にノズ
ルから吐出して補給するような機構を用い自動化しても
良い。
【0115】(現像ブレード再取付け工程)次に現像ブ
レード10eを前記「現像ブレード取外し工程」と逆の
手順で再度取付ける。即ち、図42に示すように、現像
枠体13のブレード取付け面13fにブレード取付け部
材10jを小ねじ92a,92bを用いて現像枠体13
にねじ止めすることによって、現像ブレード10eを取
付ける。なお、現像ブレード10eの再取付けに先立っ
て、取外した現像ブレード10eにエアー等を吹き付け
て付着したトナーを清掃した後、検査して再使用可能か
否か判断する。検査を行った結果、その性能が基準を満
たさないものについては適宜新品と交換する。但し、開
発過程の検討時または再生産のおいて統計的に交換が必
要である確立が高い場合には、検査することなしに再生
産時に新品と交換することが作業の効率向上になる場合
もある。
【0116】(現像スリーブ再取付け工程)次に現像ス
リーブ10dも取外し工程と逆の手順で、開口13aを
覆うように現像スリーブ10dをその両端がトナー漏れ
防止シール10h及び吹出防止シート10iに当接する
ようにセットする。なお、現像スリーブ10dの再取付
けに先立って、取外した現像スリーブ10dにエアー等
を吹き付けて付着したトナーを清掃した後、検査して再
使用可能か否か判断する。検査を行った結果、その性能
が基準を満たさないものについては適宜新品と交換す
る。但し、開発過程の検討時または再生産のおいて統計
的に交換が必要である確立が高い場合には、検査するこ
となしに再生産時に新品と交換することが作業の効率向
上になる場合もある。
【0117】(第1支持部材及び第2支持部材再取付け
工程)次に第1支持部材77及び第2支持部材78も取
外し工程と逆の手順で再度取付ける。即ち図41に示す
ように、現像スリーブ10dのスリーブフランジ10p
に第2支持片87を嵌合させて現像枠体13に係止し
て、第2支持部材78の係止穴78aに係止部10nを
係止するように嵌め込んだ後、これらを小ねじ86a,
86bを用いて現像枠体13にねじ止めする。更に、次
に図40に示すように、現像スリーブ10dのスリーブ
フランジ10pに第1支持片81を嵌合させて現像枠体
13の角溝13yに係止し、該スリーブフランジ10p
にギヤ10gを嵌め込む。またトナー枠体12に突設し
た軸84a,84b及び嵌合部84cにギヤ83a,8
3b,83cを夫々嵌め込んで噛合させる。次に第1支
持部材77を、ピン77d,77eをピン穴81a,8
1bに挿入させ、係止部10nを係止穴77aに係止さ
せ、ギヤ軸83dを嵌合穴77fに嵌合させるように嵌
め込んだ後、これらをねじ止めして図38に示すトナー
現像枠体Cを組み立てる。
【0118】ここで、本実施の形態においては、図44
に示すように、第1支持部材77には、駆動伝達ギヤ列
83に対応する位置に穴77g,77hが穿孔されてい
る。そこで組立て作業者は、トナー現像枠体Cを組立て
後例えば工場における組立て最終検査時に、各ギヤが正
しく取付けられているか否か、この穴77g,77hか
ら直接目視確認ことができる。また必要に応じてスリー
ブフランジ10pに嵌合するギヤ10gを手動で回転さ
せて、上記穴77g,77hを介して各ギヤの回転状態
を確認することもできる。従って、組立て作業性を格段
と向上させることができる。尚、上記穴77g,77h
は、ギヤの存否或いはギヤの回転状態を目視確認できる
こと、及び塵等の侵入を極力少なくすることを考慮して
第1支持部材77に2箇所設け、その穴径を約φ2mm
〜φ約10mm程度、最適には約5mmとした。また上
記穴77g,77hの位置は、各ギヤの噛み合い状態が
確認できる位置、またはギヤ単品が確認できる位置が好
ましく、本実施例においてはギヤ83a,83bの噛み
合い状態を確認できる位置(両ギヤの噛み合い位置に対
向する位置)及びギヤ83bを確認できる位置(ギヤ8
3bに対向する位置)に設けた。尚、上記穴を設けるこ
とは必ずしも必要ではなく、必要に応じて設ければ良
い。また上記穴を設ける場合には、穴の数、大きさ、配
置等は適宜選択すれば良い。
【0119】(クリーニングユニット再生産工程)次に
クリーニングユニットの再生産を行う。前述のように図
8(A)で感光体ドラム7の一端には、かしめ或は接着
等によって固着されたはす歯ギヤ7cがあって、他端に
はギヤフランジ7dが固着されている。長手方向一方の
端部に取付けたギヤフランジ7dのボス7d1をクリー
ニング枠体14の軸受部14aに嵌入し、他方の端部に
取付けた樹脂製のはす歯ギヤ7cの孔に金属製の軸21
(本実施例では鉄製)を挿入し、該軸21をクリーニン
グ枠体14に固定することによりクリーニング枠体14
に対して回動自在に取付けている。尚、前記軸21は軸
部21aと鍔部21bとが一体的構成されており、前記
鍔部21bを小ねじ21cによってクリーニング枠体1
4にねじ止めすることによって取り付け固定する。従っ
て、小ねじ21cをドライバー等でクリーニング枠体1
4から外して、軸21をはす歯ギヤ7cの孔から引抜
き、ギヤフランジ7dのボス7d1をクリーニング枠体
14の軸受部14aから引抜けば感光体ドラム7をクリ
ーニング枠体14から取外すことができる。感光体ドラ
ム7をクリーニング枠体14から取外した後図47に示
すように感光体ドラム7を取外したクリーニング枠体1
4を適当な台の上に載せて固定し、吸引装着(不図示)
の吸引ノズルRを手で持って、その吸引口をクリーニン
グ枠体14のクリーニングブレード11aとスクイシー
ト11b間の隙間11fに押し当てる。クリーニング枠
体14の上面を矢印Pの部分を叩きながら吸引ノズルR
の口を隙間11fに沿って横方向に移動させ内部の除去
トナーを吸引する。除去トナーの抜き取りが終了したク
リーニング枠体14は、クリーニングブレード11aと
スクイシート11bを取外して、クリーニング枠体1
4、除去トナー溜め11cの内部をエアー等によって清
掃する。取外した感光体ドラム7及びクリーニングブレ
ード11aはエアー等を吹き付けて付着したトナーを清
掃した後、夫々検査して再使用可能か否か判断する。検
査を行った結果、その性能が基準を満たさないものにつ
いては適宜新品と交換する。但し、開発過程の検討時ま
たは再生産のおいて統計的に交換が必要である確立が高
い場合には、検査することなしに再生産時に新品と交換
することが作業の効率向上になる場合もある。新品若し
くは再利用されるクリーニングブレード11aと新品の
スクイシート11bをクリーニング枠体14に取付けた
後、新品若しくは再利用される感光体ドラム7を前述取
外した工程と逆の手順でクリーニング枠体に回転自在に
取付ける。
【0120】(ユニット再結合工程)次に、ユニット分
離工程の逆の手順でユニットの再結合を行う。即ち、図
38を参照して、トナー現像枠体Cの第1,第2支持部
材77,78に突設した結合突部13mをクリーニング
枠体14側の結合凹部14gに嵌め込むようにしてトナ
ー現像枠体Cをクリーニング枠体14に組み付ける。次
いで、結合部材38をばね38eを貫通孔14kに、垂
直部38cを孔14iに夫々嵌め込んで基体38aを押
し込んで嵌め込み、該基体38aをねじ止めすることに
より両者を固定し、プロセスカートリッジBの組立てを
終了する。
【0121】以上が本発明の[プロセスカートリッジの
再生産]の主要工程であるが、前述の工程は本発明の再
生産方法の一実施の形態を示したもので手順及び方法は
前述のそれに限定されるものではない。以下に本発明の
再生産方法が正しく理解されるよう補足説明をする。
【0122】第1に前述の説明において、(クリーニン
グユニット再生産工程)は(第1支持部材及び第2支持
部材の再取付け工程)の後に説明したが、これは必ずし
も(第1支持部材及び第2支持部材の再取付け工程)を
実施した後に(クリーニングユニット再生産工程)を実
施するという意味では無い。即ち(ユニット分離工程)
で、トナー現像枠体Cとクリーニング枠体14とは分離
されているので、夫々独立して再生産作業を進めること
ができ、両者の再生産作業を平行して同時に実施するこ
とも可能であり、無論どちらか一方を再生産した後他方
を再生産しても良い。
【0123】第2に前述(トナーの再充填工程)は図4
3に示すように開口13aから充填する場合について説
明したので(現像ブレード下シールの取付け工程)と
(現像ブレード再取付け工程)の間に行うようにした
が、トナーの再充填は開口13aから行うことに限定す
るわけでは無く、トナー枠体12に元々設けられていた
不図示のトナー充填口から充填しても良い。元々設けら
れていた不図示のトナー充填口とは、新品のプロセスカ
ートリッジを組立てる際カバーフィルム28をトナー枠
体12の開口12eの長手方向両側に貼着した後、トナ
ー枠体12にトナーを充填する為の充填口である。或い
はトナー枠体12のトナー溜め10aに相当する位置に
例えばドリル等の工具を用いて穴を開けて、該穴よりト
ナーを補給した後にこの穴をシール等で密封するように
することも可能である。こうした元々設けられていた不
図示のトナー充填口や、ドリル等で開けた穴から再充填
するのであれば、開口12eが露出したままでは開口1
2eが漏れてしまうので(第1支持部材及び第2支持部
材の再取付け工程)の後に再充填した方が作業性が向上
し能率的である。
【0124】第3にトナー現像枠体から取外した現像ブ
レードと現像スリーブ、並びにクリーニング枠体から取
外した感光体ドラムとクリーニングブレードは元々付い
ていたトナー現像枠体並びにクリーニング枠体に再度取
付けるとは限らない。即ち再生産工程を生産ライン等で
行う所謂流れ作業で行う場合などは、例えばトナー現像
枠体から取外した現像ブレードは何本かまとめて通い箱
等に収納した後、エアー清掃を行い、再取付け工程に供
給されるので元々付いていたトナー現像枠体に再取付け
されるとは限らないし、同一の機種であれば公差分の寸
法差はあるものの同形状であるので、元々付いていたト
ナー現像枠体に再取付けする必然性はない。現像スリー
ブ、感光体ドラム、クリーニングブレードについても同
様である。さらに、同じ理由でトナー現像枠体とクリー
ニング枠体とを再結合する場合においても、元々の組合
せで再結合されるとは限らずその必然性もない。
【0125】その他にも、前述実施の形態の各工程は、
ロボットを用いて適宜自動化しても良いことは勿論であ
るし、本発明に係るプロセスカートリッジBは前述のよ
うに単色の画像を形成する場合のみならず、現像手段1
0を複数設け、複数色の画像(例えば2色画像、3色画
像或いはフルカラー等)を形成するカートリッジにも好
適に適用することが出来る。また現像方法としても、公
知の2成分磁気ブラシ現像法、カスケード現像法、タッ
チダウン現像法、クラウド現像法等の種々の現像法を用
いることが可能である。また帯電手段の構成も、前述し
た第1実施例では所謂接触帯電方法を用いたが、他の構
成として従来から用いられているタングステンワイヤー
の三方周囲にアルミ等の金属シールドを施し、前記タン
グステンワイヤーに高電圧を印加することによって生じ
た正又は負のイオンを感光体ドラム7の表面に移動さ
せ、該ドラム7の表面を一様に帯電する構成を用いても
良いことは当然である。尚、前記帯電手段としては前記
ローラ型以外にも、ブレード型(帯電ブレード)、パッ
ド型、ブロック型、ロッド型、ワイヤ型等のものでも良
い。また、感光体ドラム7に残存するトナーのクリーニ
ング方法としても、ブレード、ファーブラシ、磁気ブラ
シ等を用いてクリーニング手段を構成しても良い。ま
た、前述したプロセスカートリッジBとは、像担持体と
現像手段とを一体化的にカートリッジ化し、装置本体に
着脱可能にするものでも良い。即ち、前述したプロセス
カートリッジとは、帯電手段、現像手段又はクリーニン
グ手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化
し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱
可能とするものである。及び少なくとも現像手段と電子
写真感光体とを一体的にカートリッジ化して装置本体に
着脱可能とするものをいう。また前述した実施例では画
像形成装置としてレーザービームプリンターを例示した
が、本発明はこれに限定する必要はなく、例えばLED
プリンター、電子写真複写機、ファクシミリ装置、或い
はワードプロセッサ等の他の画像形成装置に使用するこ
とも当然可能である。
【0126】
【実施例】実施の形態に併記した。
【0127】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プロセスカートリッジの再生産について1つの簡易な方
法を実現したものである。
【0128】尚、前述した実施の形態は、使用済みのプ
ロセスカートリッジを回収して、分解する。そして、分
解によって各プロセスカートリッジから取り出した部品
を同一の部品ごとに集める。その後、前記部品を用い
て、場合によっては、一部部品は新品の部品(再使用で
ない部品)を用いて、前述した再生産方法でプロセスカ
ートリッジを再生産する場合を含む。及び、前述した実
施の形態は、使用済みのプロセスカートリッジを回収し
て、分解する。そして、そのプロセスカートリッジから
取り出した部品を用いて、場合によっては、一部部品は
新品の部品(再使用でない部品)或いは別のプロセスカ
ートリッジから取り出した部品を用いて、前述した再生
方法でそのプロセスカートリッジを再生産する場合を含
む。
【図面の簡単な説明】
【図1】プロセスカートリッジを装着した画像形成装置
の全体を示す縦断面図である。
【図2】画像形成装置の外観斜視図である。
【図3】プロセスカートリッジの縦断面図である。
【図4】プロセスカートリッジの外観斜視図である。
【図5】左ガイド部材の斜視図である。
【図6】右ガイド部材の斜視図である。
【図7】プロセスカートリッジを各枠体に分割した縦断
面図である。
【図8】(A)は感光体ドラムの長手方向断面図、
(B)は回転半径方向断面図である。
【図9】金属軸と接触する導電性部材の斜視図である。
【図10】帯電ローラの軸受の正面図である。
【図11】吹出防止シートとトナー漏れシールのオーバ
ーラップ状態を示す正面図である。
【図12】現像ブレードとトナー漏れ防止シールと吹出
防止シートとの位置関係を示す斜視図である。
【図13】(A)は図11のA−A断面図、(B)は図
11のB−B断面図である。
【図14】(A)(B)は吹出防止シートが屈曲してい
る場合の断面図である。
【図15】エッジ状リブが現像ブレードに食い込んだ状
態の拡大縦断面図である。
【図16】カバーフィルムを斜めに引き抜く状態を説明
する斜視図である。
【図17】カバーフィルムを斜めに引き抜くときのトナ
ー漏れ防止シールとの関係説明図である。
【図18】千切れ防止シートをトナー漏れ防止シールの
エッヂから間隔をあけて貼り付けた状態を説明する斜視
図である。
【図19】クリーニングブレードの両端に設けたトナー
漏れ防止シール及び衝立の正面図である。
【図20】クリーニングブレードの両端に設けたトナー
漏れ防止シール及び衝立の斜視図である。
【図21】現像枠体を型抜きする場合の状態説明図であ
る。
【図22】クリーニング枠体を型抜きする場合の状態を
説明する摸式縦断面図である。
【図23】トナー枠体と現像枠体とを超音波溶着する工
程を説明する斜視図である。
【図24】トナー枠体と現像枠体とを位置決めボスを及
び嵌合孔を枠体短手方向両側に設けた実施の形態の縦断
面図である。
【図25】トナー枠体と現像枠体とを位置決めボス及び
嵌合孔を枠体長手方向に複数設ける実施の形態の斜視図
である。
【図26】結合部材によってトナー現像枠体とクリーニ
ング枠体とを結合する状態の分解斜視図である。
【図27】(A)は結合部材を取付けた状態の斜視図、
(B)は結合部材を取付けた状態の縦断面図である。
【図28】プロセスカートリッジの左側面を表した斜視
図である。
【図29】プロセスカートリッジを画像形成装置に装着
する状態を示す縦断面図である。
【図30】プロセスカートリッジを画像形成装置に装着
する状態を示す縦断面図である。
【図31】プロセスカートリッジを画像形成装置に装着
する状態を示す縦断面図である。
【図32】プロセスカートリッジを画像形成装置に装着
した状態を示す縦断面図である。
【図33】プロセスカートリッジを画像形成装置に装着
した状態を示す縦断面図である。
【図34】プロセスカートリッジを画像形成装置から取
外す状態を示す縦断面図である。
【図35】プロセスカートリッジに設けた各接点の配置
を説明するための斜視図である。
【図36】装置本体に設けた接点の配置を説明するため
の平面図である。
【図37】接点と接点ピンの構成を示す縦断面図であ
る。
【図38】トナー現像枠体の分解前の概略構成を示す正
面図である。
【図39】トナー現像枠体より第1支持部材を取外す状
態を示す斜視図である。
【図40】トナー現像枠体より駆動伝達ギヤ列を取外し
た状態を示す斜視図である。
【図41】現像枠体より第2支持部材を取外す状態を示
す斜視図である。
【図42】現像枠体より現像スリーブ、現像ブレードを
取外した状態を示す斜視図である。
【図43】トナー現像枠体にトナーを補給する状態を示
す縦断面図である。
【図44】第1支持部材に穿孔された穴を示す側面図で
ある。
【図45】シール材をトナー現像枠体に貼り付けた状態
の正面図である。
【図46】シール材をトナー現像枠体に貼り付けた状態
の拡大断面図である。
【図47】クリーニングユニットの再生産方法を示す斜
視図である。
【符号の説明】
A…画像形成装置 B…プロセスカートリッジ C…トナー現像枠体 D…接合部 R…吸引ノズル 1…光学系 1a…光学ユニット 1b…ポリゴンミラ
ー 1c…スキャナーモータ 1d…結像レンズ 1e
…反射ミラー 1f…レーザーダイオード 2…記録媒体 3…搬送手段 3a…給送トレイ 3a1…内部材 3
a2…外部材 3b…ピックアップローラ 3c1,3
c2…分離ローラ 3d1,3d2…レジストローラ
3e…中間排出ローラ 3f1,3f2…排出ローラ
3g…ガイド部材 3h…カセット 3i…ピックアッ
プローラ 3j…給送ローラ 4…転写手段 5…定着手段 5a…駆動ローラ 5b…定着ローラ
5c…ヒータ 6…排出部 7…感光体ドラム 7a…ドラム基体 7b…有機感光
層 7c…はす歯ギヤ7c1…フランジ部 7c2…ボ
ス 7d…ギヤフランジ 7d1…ボス 7e…充填物
7f…接着剤 8…帯電手段 8a…ローラ軸 9…露光部 9a…切欠 10…現像手段 10a…トナー溜め 10b…トナー
送り部材 10c…磁石 10d…現像スリーブ 10
e…現像ブレード 10f…リング部材 10g…ギヤ
10h…トナー漏れ防止シール 10i…吹出防止シ
ート 10j…ブレード取付部材 10k…間隙 10
m…軸部 10n…係止部 10p…スリーブフランジ
10q,10r…ねじ穴 10s…切欠部 10t…
嵌合穴 11…クリーニング手段 11a…クリーニングブレー
ド 11b…スクイシート 11c…除去トナー溜め
11c1…スクイシート貼付座面 11c2…上縁 1
1c3…衝立部材 11d…ブレード取付部材 11e
…トナー漏れ防止シール 11f…隙間 12…トナー枠体 12c…嵌合孔 12d…横リブ
12e…開口 12f…カバーフィルム引抜き摘み 1
2g…鍔 13…現像枠体 13a…開口 13b…第1リブ 1
3c…第2リブ 13d…第三リブ、 3f…ブレード
取付け面 13g…位置決めボス 13h…接合面 1
3i…位置決めボス 13k…アーム部 13m…結合
突部 13n…ばね受凹部 13o…下端縁部 13p
…切込み 13q…丸孔 13r…上面13s…リブ条
13t…補強リブ 13u,13v…めねじ 13w
…シール材 13x…補助シール 13y…角溝 14…クリーニング枠体 14a…軸受部 14b…規
制部材 14c…ブレード取付け面 14d…位置決め
ボス 14g…結合凹部 14h…締結部 14i…嵌
合孔 14j…雌ねじ部 14k…貫通孔 14n…上
方壁部 14o…係止凹部 14p…側壁 14q…隔
壁 14r…補強リブ 15…装置本体 15a…操作部 16…開閉カバー 16a…ヒンジ 17…左ガイド部材 17a…第1ガイド部 17b…
第2ガイド部 17b1…段部 17c…軸受部 17
d…回動規制ガイド部 18…右ガイド部材 18a…第1ガイド部 18b…
第2ガイド部 18b1…段部 18c…軸受部 18
d…シャッタカム部 19…加圧部材 19a…捩じりコイルばね 19b…
コロ 20…突当部材20a…当接面 21…金属軸 21a…軸部 21b…鍔部 21c…
小ねじ 22…導電性部材 22a…孔部 22b…接点部 2
2c…爪部 23…軸受 24…軸受 24a…突当部 25…圧縮コイルばね 26…接点部材 27…アンテナ線 27a…接点部 28…カバーフィルム 28a…粘着層 28b…剥離
シート 29…トナー漏れ防止シール 29a…千切れ防止シー
ト 33…現像枠体形成型 34…クリーニング枠体成形型 35…ドラムシャッタ 35a…リンク部 35b…ア
ーム部 35c…軸 35d…リンクボス 35e…捩じりコイルバネ 38…結合部材 38a…基体 38b…ねじ孔 38
c…垂直部 38d…ばね取付部 38e…圧縮コイル
ばね 39…小ねじ 40…突出リブ 41…加圧面 42…位置決め溝 42a…当接面 43…補助リブ 44…リンク部材 45…駆動ギヤ 48…現像バイアス用接点部材 49…帯電バイアス用接点部材 50a…アンテナ線用接点部材 50b…現像バイアス
用接点ピン 50c…帯電バイアス用接点ピン 50d
…ホルダカバー 50e…電気基板 50f…導電性圧
縮コイルばね 51…アース用接点部材 52…軸受 52a…円柱穴 52b…穴底部 52c
…切欠 53…リブ 75…受け治具 75a…凹部 76…押さえ治具 77…第1支持部材 77a,78a…係止穴 77
b,77c…ねじ穴 77d,78d,77e…ピン
77f…嵌合穴 77g,77h…穴 78…第2支持部材 78b,78c…ねじ穴 78e
…突起 80a,80b,86a,86b,…ねじ 81…第1支持片 81a,81b…ピン穴 82,89…ボス 83…駆動伝達ギヤ列 83a,83b,83c…ギヤ
83d…ギヤ軸 84a,84b…軸 84c…嵌合部 85a,85b…めねじ 87…第2支持片 88a…ピン穴 88b…空間 90…電極 91…接触片 92a,92b…小ねじ 93…漏斗。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安田 智 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H034 BF01 2H071 BA04 BA27 BA35 DA08 DA13 DA15 EA00 EA01 2H077 AD06 AD13 AE03 BA09 CA12

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真感光体ドラムを支持する第1フ
    レームと、前記電子写真感光体に形成された静電潜像を
    現像するための現像ローラを支持し、前記現像ローラに
    よって前記静電潜像の現像に用いられる現像剤を収納す
    る現像剤収納部を有する第2フレームと、が互いに回動
    可能に結合されており、電子写真画像形成装置本体に着
    脱可能なプロセスカートリッジの再生産方法において、
    (a)前記第1フレームと第2フレームとを分離するフ
    レーム分離工程と、(b)前記第2フレームに取付けら
    れ前記現像ローラに付着する現像剤の量を規制する現像
    ブレードを、前記第2フレームから取外す現像ブレード
    取外し工程と、(c)前記第2フレームと、前記現像ブ
    レードとの間にシール材を取付けるシール材取付け工程
    と、(d)前記現像剤収納部に収納されている現像剤を
    前記現像ローラへ供給する為の現像剤供給開口から、前
    記現像剤収納部に現像剤を充填する現像剤充填工程と、
    (e)前記第2フレームに前記現像ブレードを取付ける
    現像ブレード取付け工程と、(f)前記分離された第1
    フレームと第2フレームとを、結合するフレーム結合工
    程と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジの再生
    産方法。
  2. 【請求項2】 電子写真感光体ドラムを支持する第1フ
    レームと、前記電子写真感光体に形成された静電潜像を
    現像するための現像ローラを支持し、前記現像ローラに
    よって前記静電潜像の現像に用いられる現像剤を収納す
    る現像剤収納部を有する第2フレームと、が互いに回動
    可能に結合されており、電子写真画像形成装置本体に着
    脱可能なプロセスカートリッジの再生産方法において、
    (a)前記第1フレームと第2フレームとを分離するフ
    レーム分離工程と、(b)前記第2フレームに取付けら
    れ前記現像ローラに付着する現像剤の量を規制する現像
    ブレードを、前記第2フレームから取外す現像ブレード
    取外し工程と、(c)前記第2フレームと、前記現像ブ
    レードとの間にシール材を取付けるシール材取付け工程
    と、(d)前記第2フレームに前記現像ブレードを取付
    ける現像ブレード取付け工程と、(e)前記現像剤収納
    部に設けられた現像剤充填口から、前記現像剤収納部に
    現像剤を充填する現像剤充填工程と、(f)前記分離さ
    れた第1フレームと第2フレームとを、結合するフレー
    ム結合工程と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジの再生
    産方法。
  3. 【請求項3】 前記シール材は前記現像ブレード或いは
    前記第2フレームに取付けられることを特徴とする請求
    項1、請求項2、に記載のプロセスカートリッジの再生
    産方法。
  4. 【請求項4】 前記現像ブレード取付け工程において、
    前記第2フレームに取付けられる現像ブレードは、取付
    けられるプロセスカートリッジの有する第2フレームか
    ら取外されたものであるか、或いは別のプロセスカート
    リッジの有する第2フレームから取外されたものである
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3に記載
    のプロセスカートリッジの再生産方法。
  5. 【請求項5】 前記現像ブレード取外し工程に先立っ
    て、前記第2フレームから前記現像ローラを取外す現像
    ローラ取外し工程と、前記現像ブレード取付け工程の後
    であって、前記フレーム結合工程に先立って現像ローラ
    を前記第2フレームに取付ける、現像ローラ取付け工程
    と、を有することを特徴とする請求項1、請求項2、請
    求項3、請求項4に記載のプロセスカートリッジの再生
    産方法。
  6. 【請求項6】 前記現像ローラ取付け工程において、前
    記第2フレームに取付けられる現像ローラは、取付けら
    れるプロセスカートリッジの有する第2フレームから取
    外されたものであるか、或いは別のプロセスカートリッ
    ジの有する第2フレームから取外されたものであること
    を特徴とする請求項5に記載のプロセスカートリッジの
    再生産方法。
  7. 【請求項7】 前記現像ローラ取外し工程において、前
    記現像ローラを取外すのにあたって、前記現像ローラの
    長手方向の一端側に取付けられている第1支持部材と、
    他端側に取付けられている第2支持部材とを前記第2フ
    レームから取外す支持部材取外し工程を有する、また、
    前記現像ローラ取付け工程において前記現像ローラを取
    付けるにあたって、前記一端側に第1支持部材と前記他
    端側に第2支持部材とを取付ける支持部材取付け工程を
    有することを特徴とする請求項5、請求項6に記載のプ
    ロセスカートリッジの再生産方法。
  8. 【請求項8】 前記支持部材取付け工程において、前記
    第2フレームに取付けられる第1支持部材と第2支持部
    材は、取付けられるプロセスカートリッジの有する第2
    フレームから取外されたものであるか、或いは別のプロ
    セスカートリッジの有する第2フレームから取外された
    ものであることを特徴とする請求項7に記載のプロセス
    カートリッジの再生産方法。
  9. 【請求項9】 前記フレーム結合工程において、結合さ
    れる前記第1フレームと前記第2フレームとの組合せは
    前記フレーム分離工程前と同じ組合せで結合する、或い
    は前記分離工程によって分離された複数の前記第1フレ
    ームと第2フレームとが無作為の組合せで再結合するこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8に記載の
    プロセスカートリッジの再生産方法。
  10. 【請求項10】 前記フレーム結合工程に先立って、前
    記第1フレームから前記電子写真感光体ドラム、及び、
    前記電子写真感光体ドラムに残留した現像剤を除去する
    ためのクリーニングブレードを取外し、そして前記クリ
    ーニングブレードによって前記電子写真感光体ドラムか
    ら除去された除去現像剤が前記第1フレームから除去さ
    れることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、
    請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、
    請求項9に記載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  11. 【請求項11】 前記プロセスカートリッジの再生産方
    法においては、前記電子写真感光体ドラムを新品の電子
    写真感光体ドラムと交換する、または、前記電子写真感
    光体ドラムを再使用する、また、前記現像ローラを新品
    の現像ローラと交換する、または、前記現像ローラを再
    使用する、また、前記現像ブレードを新品の現像ブレー
    ドと交換する、または、前記現像ブレードを再利用す
    る。また、前記クリーニングブレードを新品のクリーニ
    ングブレードと交換する、または、前記クリーグブレー
    ドを再使用することを特徴とする請求項1、請求項2、
    請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、
    請求項8、請求項9、請求項10に記載のプロセスカー
    トリッジの再生産方法。
  12. 【請求項12】 前記電子写真感光体ドラムを再使用す
    る場合に、再使用される電子写真感光体ドラムは取付け
    られるプロセスカートリッジの有する第1フレームから
    取外されたものであるか、或いは別のプロセスカートリ
    ッジの有する第1フレームから取外されたものであるこ
    とを特徴とする請求項10又は11に記載のプロセスカ
    ートリッジの再生産方法。
  13. 【請求項13】 前記クリーニングブレードを再使用す
    る場合に、再使用されるクリーニングブレードは取付け
    られるプロセスカートリッジの有する第1フレームから
    取外されたものであるか、或いは別のプロセスカートリ
    ッジの有する第1フレームから取外されたものであるこ
    とを特徴とする請求項11、請求項12に記載のプロセ
    スカートリッジの再生産方法。
  14. 【請求項14】 電子写真感光体ドラム及び前記電子写
    真感光体ドラムに残留する現像剤を除去するためのクリ
    ーニングブレードを支持する第1フレームと、前記電子
    写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するため
    の現像ローラを支持して、前記現像ローラによって前記
    静電潜像の現像に用いられる現像剤を収納する現像剤収
    納部を有する第2フレームと、が互いに回動可能に結合
    されており、電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプ
    ロセスカートリッジの再生産方法において、(a)前記
    第1フレームと第2フレームとを分離するフレーム分離
    工程と、(b)前記第1フレームに取付けられている電
    子写真感光体ドラムを新品の電子写真感光体ドラムと交
    換するドラム交換工程と、(c)前記第2フレームに取
    付けられている現像ローラを取外す現像ローラ取外し工
    程と、(d)前記第2フレームに取付けられ前記現像ロ
    ーラに付着する現像剤の量を規制する現像ブレードを、
    前記第2フレームから取外す現像ブレード取外し工程
    と、(e)前記第2フレームと、前記現像ブレードとの
    間にシール材を取付けるシール材取付け工程と、(f)
    前記現像剤収納部に収納されている現像剤を前記現像ロ
    ーラへ供給する為の現像剤供給開口から、前記現像剤収
    納部に現像剤を充填する現像剤充填工程と、(g)前記
    第2フレームに前記現像ブレードを取付ける現像ブレー
    ド取付け工程と、(h)前記第2フレームに現像ローラ
    を取付ける現像ローラ取付け工程と、(i)前記分離さ
    れた第1フレームと第2フレームとを、結合するフレー
    ム結合工程と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジの再生
    産方法。
  15. 【請求項15】 前記シール材は前記現像ブレード或い
    は前記第2フレームに取付けられることをと請求項14
    に記載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  16. 【請求項16】 前記現像ブレード取付け工程におい
    て、前記第2フレームに取付けられる現像ブレードは、
    取付けられるプロセスカートリッジの有する第2フレー
    ムから取外されたものであるか、或いは別のプロセスカ
    ートリッジの有する第2フレームから取外されたもので
    あることを特徴とする請求項14、請求項15に記載の
    プロセスカートリッジの再生産方法。
  17. 【請求項17】 前記現像ローラ取付け工程において、
    前記第2フレームに取付けられる現像ローラは、取付け
    られるプロセスカートリッジの有する第2フレームから
    取外されたものであるか、或いは別のプロセスカートリ
    ッジの有する第2フレームから取外されたものであるこ
    とを特徴とする請求項14、請求項15、請求項16に
    記載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  18. 【請求項18】 前記現像ローラ取外し工程において、
    前記現像ローラを取外すのにあたって、前記現像ローラ
    の長手方向の一端側に取付けられている第1支持部材
    と、他端側に取付けられている第2支持部材とを前記第
    2フレームから取外す支持部材取外し工程を有する、ま
    た、前記現像ローラ取付け工程において前記現像ローラ
    を取付けるにあたって、前記一端側に第1支持部材と前
    記他端側に第2支持部材とを取付ける支持部材取付け工
    程を有することを特徴とする請求項14、請求項15、
    請求項16、請求項17に記載のプロセスカートリッジ
    の再生産方法。
  19. 【請求項19】 前記支持部材取付け工程において、前
    記第2フレームに取付けられる第1支持部材と第2支持
    部材は、取付けられるプロセスカートリッジの有する第
    2フレームから取外されたものであるか、或いは別のプ
    ロセスカートリッジの有する第2フレームから取外され
    たものであることを特徴とする請求項18に記載のプロ
    セスカートリッジの再生産方法。
  20. 【請求項20】 前記フレーム結合工程において、結合
    される前記第1フレームと前記第2フレームとの組合せ
    は前記フレーム分離工程前と同じ組合せで結合する、或
    いは前記分離工程によって分離された複数の前記第1フ
    レームと第2フレームとが無作為の組合せで再結合する
    ことを特徴とする請求項14、請求項15、請求項1
    6、請求項17、請求項18、請求項19に記載のプロ
    セスカートリッジの再生産方法。
  21. 【請求項21】 前記ドラム交換工程を行う際、、前記
    第1フレームから前記電子写真感光体ドラム及びクリー
    ニングブレードを取外し、そして前記クリーニングブレ
    ードによって前記電子写真感光体ドラムから除去された
    除去現像剤が前記第1フレームから除去されることを特
    徴とする請求項14、請求項15、請求項16、請求項
    17、請求項18、請求項19、請求項20に記載のプ
    ロセスカートリッジの再生産方法。
  22. 【請求項22】 前記プロセスカートリッジの再生産方
    法においては、前記現像ローラを新品の現像ローラと交
    換する、または、前記現像ローラを再使用する、また、
    前記現像ブレードを新品の現像ブレードと交換する、ま
    たは、前記現像ブレードを再利用する。また、前記クリ
    ーニングブレードを新品のクリーニングブレードと交換
    する、または、前記クリーグブレードを再使用すること
    を特徴とする請求項14、請求項15、請求項16、請
    求項17、請求項18、請求項19、請求項20、請求
    項21に記載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  23. 【請求項23】 前記クリーニングブレードを再使用す
    る場合に、再使用されるクリーニングブレードは取付け
    られるプロセスカートリッジの有する第1フレームから
    取外されたものであるか、或いは別のプロセスカートリ
    ッジの有する第1フレームから取外されたものであるこ
    とを特徴とする請求項22に記載のプロセスカートリッ
    ジの再生産方法。
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