JP2002010770A - 食品処理方法及び装置 - Google Patents

食品処理方法及び装置

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JP2002010770A
JP2002010770A JP2000400810A JP2000400810A JP2002010770A JP 2002010770 A JP2002010770 A JP 2002010770A JP 2000400810 A JP2000400810 A JP 2000400810A JP 2000400810 A JP2000400810 A JP 2000400810A JP 2002010770 A JP2002010770 A JP 2002010770A
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food
food material
liquid
conveyor
shower jet
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JP2000400810A
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Fumihiro Goto
文洋 後藤
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Ryubi Co Ltd
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Ryubi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品材料をシャワー噴流によって処理する際
に、食品材料を搬送時の積み上げ位置や姿勢によって処
理が不均一とならないようにする。 【解決手段】 コンベヤ部材14によって搬送される
食品材料12に処理液のシャワー噴流18J、20Jを
浴びせて食品材料を処理する際に、コンベヤ部材14の
一部に設けられた段差30によって食品材料12の姿勢
又は積み上げ状態を変えて食品材料に均一に浴びせて処
理を均一化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、野菜類を
塩漬けして浅漬け、本漬け等の漬け物を製造したり、野
菜類のみでなく、魚介類を含む種々の食品材料(食材)
に調味液を浸したり、殺菌したり、洗浄したり、解凍し
たりする処理を行う食品処理方法及び装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、コンベヤ手段によって搬送
される種々の食品材料に塩水、洗浄液、調味液、解凍液
などの処理液のシャワー噴流を浴びせて食品材料に漬け
物としての処理を施したり、洗浄したり、調味処理した
り、解凍したりする種々の方法及び装置を提案している
(例えば、特願平10−249470号、特願平10−
362256号、特願平11−300662号及び特願
2000−60700号参照)。
【0003】これらの装置は、食品材料を搬送するコン
ベヤ手段と、このコンベヤ手段によって搬送される食品
材料に処理液のシャワー噴流を浴びせて食品材料を処理
するシャワー噴流発生手段とを備えており、食品材料
は、コンベヤ手段によって搬送されながら上方から又は
上下から処理液のシャワー噴流を浴びせて食品を処理し
ている。
【0004】例えば、特願平11−300662号の出
願で開示されている白菜を浅漬けする方法を例にとって
説明すると、食品材料である白菜は、半切り、1/4切
り又は直立方体状にカットして、ネット状無端ベルトコ
ンベヤ部材から成るコンベヤ手段によって処理領域に搬
入され、カット白菜は、この処理領域でネット状無端ベ
ルトコンベヤ部材によって搬送されながら、上下からの
温塩水のシャワー噴流が浴びせられて温塩水の浸透圧と
水圧とを受け、その後冷塩水のシャワー噴流が浴びせら
れて塩漬け処理される。この場合、カット白菜は、ネッ
ト状無端ベルトコンベヤ部材に平面的に並べて搬送する
こともできるが、作業効率を向上するために、ネット状
無端ベルトコンベヤ部材上に多段に積み上げながら搬送
するのが好ましい。
【0005】この出願によって開示されている処理方法
では、コンベヤ手段は、食品材料であるカット白菜を処
理領域ではほぼ同じ姿勢を保ったまま搬送するので、塩
水のシャワー噴流を上下から浴びせてもカット白菜の内
部まで塩水を有効に浸透することが難しく、特にカット
白菜を多段に積み上げて搬送されると、その傾向が一層
著しくなる。
【0006】特願平10−362256号の出願は、処
理液のシャワー噴流によって食品材料をベルトコンベヤ
上で跳ね上げたり、まくったり、回転したりして全表面
を処理することを開示し、また特願2000−6070
0号の出願も、シャワー噴流によってコンベヤ手段上の
食品材料に回転を与えて同様に食品材料の全表面を処理
することを開示している。
【0007】しかし、これらの方法は、コンベヤ手段に
食品材料を積み上げることなく搬入する場合には有効で
あるが、コンベヤ手段に食品材料を積み上げて搬入する
場合には、食品材料の姿勢を変えることが難しく、全食
品材料の全表面を有効に処理することが難しかった。ま
た、コンベヤ手段に食品材料を積み上げることなく搬入
した場合でも、シャワー噴流によって食品材料の姿勢を
変えるためには食品材料に相当の圧力をかける必要があ
り、柔らかい食品材料や高い圧力をかけると変質するよ
うな食品材料には適用することができない欠点があっ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する1つの課題は、食品材料をシャワー噴流によって処
理する際に、食品材料を搬送時の積み上げ位置や姿勢に
よって処理が不均一とならないようにして食品材料の全
表面を有効に処理することができる食品処理方法及び装
置を提供することにある。
【0009】本発明が解決しようとする他の課題は、食
品材料に高い圧力をかけることなく、食品材料を均一に
処理することができる食品処理方法及び装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の基本的な
課題解決手段は、コンベヤ手段によって搬送される食品
材料に処理液のシャワー噴流を浴びせて食品材料を処理
する食品処理方法において、コンベヤ手段に付与された
少なくとも1つの段差によって食品材料の姿勢又は積み
上げ状態を変えながら食品材料に処理液のシャワー噴流
を浴びせるようにしたことを特徴とする食品処理方法を
提供することにある。
【0011】本発明のこの1つの基本的な課題解決手段
において、処理液のシャワー噴流は、コンベヤ手段の段
差を有する部分の裏側からも食品材料に浴びせられるよ
うに指向されているのが好ましい。また、段差によって
食品材料の姿勢又は積み上げ状態が変えられている位置
では、処理液のシャワー噴流は、食品材料の搬送方向の
ほかに、それとは反対方向にも指向して食品材料に浴び
せるのが好ましい。処理液は、処理の方法によって、塩
漬け用塩水、調味液、殺菌液、洗浄液、解凍液が用いら
れる。
【0012】本発明の第2の基本的な課題解決手段は、
食品材料を搬送するコンベヤ手段と、この記コンベヤ手
段によって搬送される食品材料に処理液のシャワー噴流
を浴びせて食品材料を処理するシャワー噴流発生手段と
を備えた食品処理装置において、コンベヤ手段は、少な
くとも1つの段差を有することを特徴とする食品処理装
置を提供することにある。
【0013】コンベヤ手段の段差は、例えば、コンベヤ
部材のS字状又はL字状走行部分あるいはコンベヤ部材
の傾斜部分から成ってもよし、折り返し部分がオーバラ
ップするように上下に配置された複数の無端コンベヤ部
材の間に形成されていてもよい。コンベヤ手段の段差が
複数の無端コンベヤ部材の間で形成されている場合に
は、これらの複数の無端コンベヤ部材は、相互に異なる
搬送速度で食品材料を搬送することができる。
【0014】この食品処理装置は、コンベヤ手段のコン
ベヤ部材のS字状、Z字状又はL字状走行部分、傾斜走
行部分又は複数の無端コンベヤ部材の間の段差を調整す
る段差調整機構を更に備えることができる。
【0015】シャワー噴流発生手段は、コンベヤ手段の
段差を有する部分の裏側から食品材料にも浴びせられる
ように指向される処理液のシャワー噴流をも発生するの
が好ましい。また、段差によって食品材料の姿勢又は積
み上げ状態が変えられている位置では、処理液のシャワ
ー噴流は、食品材料の搬送方向のほかに、それとは反対
方向にも指向して食品材料に浴びせるのが好ましい。処
理液は、処理の方法によって、塩漬け用塩水、調味液、
殺菌液、洗浄液、解凍液が用いられる。
【0016】このように、コンベヤ手段に付与された段
差によって食品材料の姿勢を変えながら食品材料に処理
液のシャワー噴流を浴びせるようにすると、コンベヤ手
段に食品材料を積み上げることなく搬入する場合はもち
ろん、コンベヤ手段に食品材料を積み上げて搬入する場
合にも、食品処理領域で食品材料の姿勢を容易に変える
ことができ、従って全食品材料の全表面を有効に処理す
ることができる。また、食品材料を積み上げた状態で搬
入する場合には、段差によってその積み上げ状態も変わ
るので、積み上げの上下位置によって食品処理が変化す
ることがなく、均一に処理された食品を得ることができ
る。
【0017】また、このように処理すると、シャワー噴
流によって食品材料の姿勢を変える場合のように、食品
材料に相当の大きな圧力をかける必要がなく、柔らかい
食品材料や高い圧力をかけると変質するような食品材料
にも有効に適用することができる。
【0018】また、コンベヤ手段の段差は、コンベヤ部
材の一部の走行部分をS字状、Z字状又はL字状にする
か、傾斜させるか、複数の無端ベルトコンベヤの折り返
し部分がオーバラップするように上下に配置することに
よって容易に形成することができる。
【0019】更に、コンベヤ部材のS字状、Z字状又は
L字状走行部分、傾斜走行部分又は複数の無端コンベヤ
部材の間の段差を調整する段差調整手段を備えている
と、処理すべき食品材料の形態、寸法、材質、搬送速度
等に応じて、コンベヤ手段の段差の大きさ、傾斜等を適
宜に調整することができる。
【0020】コンベヤ手段の段差が複数の無端コンベヤ
部材の間で形成されている場合に、これらの複数の無端
コンベヤ部材が相互に異なる搬送速度で食品材料を搬送
すると、遅い搬送速度のコンベヤ部材から早い搬送速度
のコンベヤ部材に段差を介して食品材料を移送すると、
食品材料の積み上げ状態が低くなるように変化して食品
処理にばらつきを生ずることがないので好ましい。
【0021】特に、段差によって食品材料の姿勢又は積
み上げ状態が変えられている位置で、食品材料の搬送方
向と共に、それとは反対方向にも指向して食品材料に処
理液のシャワー噴流を浴びせると、食品材料は、段差に
よって落下しながら姿勢を変えた状態でこの反対方向の
シャワー噴流を受けるので、搬送方向に指向するシャワ
ー噴流と合わせて食品材料のほぼ全面でシャワー噴流を
受けることになり、食品処理効率が一層向上する。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して詳細に述べると、図1は、本発明の1つの実施の形
態による食品処理装置10を系統的に示し、この食品処
理装置10は、浅漬け等の漬け物を製造するための塩漬
け処理装置であるのが示されている。この食品処理装置
10は、典型的には、特願平11−300662号に開
示されている装置と実質的に同じであり、2段階の塩水
漬け処理を行う形態であるのが示されている。従って、
この形態では、処理すべき食品材料12は、漬け物材料
であり、処理液は、塩水である。
【0023】この食品処理装置10は、温塩水処理領域
HTと液切り領域LTと冷塩水処理領域CTとを有し、
これらの3つの領域HT、LT、CTに跨って設けられ
て食品材料である漬け物材料12を搬送する水透過性コ
ンベヤ部材14を含むコンベヤ手段16と、温塩水処理
領域HTで水透過性コンベヤ部材14上の漬け物材料1
2に浴びせて食塩水(処理液)の浸透圧と水圧とをかけ
るように温塩水のシャワー噴流(ジェット流)18Jを
噴出する第1のシャワー噴流発生手段(またはジェット
噴流発生手段)18と、その後冷塩水処理領域CTで漬
け物材料12に浴びせるべき冷塩水のシャワー噴流(ジ
ェット流)20Jを噴出する第2のシャワー噴流発生手
段(またはジェット噴流発生手段)20とを備えてい
る。
【0024】コンベヤ手段16は、温塩水処理領域HT
より手前から延びてこの手前の延長部分は搬入コンベヤ
部分16Aとして機能し、また冷塩水処理領域CTを越
えて延びてこの延長部分は搬出コンベヤ部分16Bとし
て機能する。コンベヤ手段16のコンベヤ部材14は、
耐食性の金属またはプラスチック製のワイヤネットから
成る水透過性ベルトコンベヤ部材であり、このベルトコ
ンベヤ部材14は、複数のガイドローラ22A乃至22
Dによって無端状に掛け渡され、少なくとも1つのガイ
ドローラ、例えばガイドローラ22Aは、図示しないロ
ーラ駆動手段によって駆動される。なお、ベルトコンベ
ヤ部材14の戻り側の部分にはベルトコンベヤ部材14
にテンションをかけるように変位することができるテン
ションローラ24が設けられている。
【0025】この実施の形態では漬け物材料である食品
材料12は、白菜、キャベツ、キュウリ、大根、かぶ、
アスパラガス、セロリ、カリフラワー、ベッコリーなど
の野菜を主体とするが、野菜以外に漬け物として利用す
ることができる魚介類、肉類などの他の材料であっても
よい(以下食品材料12は、説明上、漬け物材料12、
塩漬け材料12又は白菜12と称することがある)。比
較的寸法の小さなかぶなどのように全体の寸法が小さい
ものは、そのままの寸法で漬け物材料として製造装置1
0内に搬入することができるが、白菜、大根などの寸法
の大きなものは、処理時間を短縮するために、所定の寸
法にカットして搬入される。例えば、白菜は、半割りま
たは4つ割りするか、根元で分けて葉を適宜の大きさに
切断し、適宜の厚み、例えば30cm以下の厚みに積み
重ねて搬入され、大根も、所定の長さと厚み以下にカッ
トして搬入される。
【0026】第1のシャワー噴流発生手段18は、図示
の形態では、図1及び図2に示すように、漬け物材料1
2の上下からシート状シャワー18Jを浴びせるように
噴出する複数のシート状シャワー噴出ノズル18Nから
成っている。なお、これらの噴出ノズル18Nは、図1
に示すように、図示しない液循環手段から液を供給する
ようにコンベヤ部材14の搬送方向に沿って延びる供給
管26Aに接続されている。
【0027】噴出ノズル18Nは、図2(A)に示すよ
うに、供給管26Aに接続されて搬送方向を横切る方向
に延びるノズル管26Nに設けられた多数の短いスリッ
ト状噴出口28から成っていてもよいし、また図2
(B)に示すようにノズル管26Nにその軸線方向に沿
って設けられた長いスリット状噴出口28Sから成って
いてもよい。図2(A)の形態の噴出ノズル18Nは、
正面三角形状のシートの形態のシャワー噴流18Jを噴
出するが、これらの三角形状のシャワー状噴流18J
は、漬け物材料12に当たるときにはコンベヤ部材14
のほぼ全幅に間断なく広がるようになっており、従って
コンベヤ部材14に乗せられてシャワー噴流領域を通過
する漬け物材料12は、シャワーに触れることなく通過
することはない。図2(B)の形態の噴出ノズル18N
は、同図に示すように、コンベヤ部材14のほぼ全幅に
広がるシート状シャワー噴流18Jを噴出し、従って同
様にコンベヤ部材14に乗せられてシャワー噴流領域を
通過する漬け物材料12は、シャワーに触れることなく
通過することはない。
【0028】このシート状シャワー噴流18Jは、図1
に示すように、コンベヤ部材14の進行方向に向けて斜
めに噴出するのが好ましいが、垂直またはほぼ垂直に噴
出してもよい。更に、上方のノズル18Nは、進行方向
に斜め下方に向け、下方のノズル18Nは、進行方向と
は反対方向に斜め上向きにしてシャワーを噴出するよう
に配置してもよい。また、これらのノズル18Nは、必
ずしも、コンベヤ部材14を真横に横切らなくてもよ
く、斜めに横切ってもよい。
【0029】第1のシャワー噴流発生手段18は、上記
のシート状シャワーではなく、シャワー全体で漬け物材
料12のほぼ全上面及び全下面に上下の複数の円錐状シ
ャワー118Jを浴びせるように噴出する複数の円錐状
シャワー噴出ノズル118Nから成っていてもよい(図
3及び図4参照)。これらの噴出ノズル118Nは、円
錐状シャワー118Jが均一な円錐となるように充円錐
ノズルの形態であるのが好ましい。図4から解るよう
に、隣り合う円錐シャワー118Jは相互にオーバラッ
プして材料12に隙間なくシャワーが当たるようにする
のが好ましい。
【0030】第2のシャワー噴流発生手段20も、図示
の形態では、第1のシャワー噴流発生手段18と同様
に、図2に示すような構造を有し、漬け物材料12の上
下からシート状シャワー噴流20Jを浴びせるように噴
出する複数のシート状シャワー噴出ノズル20Nから成
っているが、同様にして、図3及び図4に示すように、
シャワー全体で漬け物材料12のほぼ全上面及び全下面
に上下の複数の円錐状シャワー噴流120Jを浴びせる
ように噴出する複数の円錐状シャワー噴出ノズル120
Nから成っていてもよい。
【0031】第1及び第2のシャワー噴流発生手段1
8、20の間の液切り領域LTは、第1のシャワー噴流
発生手段18からの温塩水のシャワー噴流18Jによっ
て濡らされた漬け物材料(食品材料)12を液切りす
る。この液切り領域LTは、単に、無噴流部分から成っ
ている。
【0032】図示の実施の形態では、温塩水と冷塩水と
の2段階の塩水処理を行うが、第1段階の温塩水処理
は、漬け物材料12に殺菌作用と塩漬け作用(細胞の死
滅と酵素の活性化)とを付与し、また第2段階の冷塩水
処理は、漬け物材料に微生物の増殖抑制作用を付与す
る。
【0033】コンベヤ手段16は、図1に示すように、
食品材料である漬け物材料12の姿勢又は積み上げ状態
を変えながら漬け物材料12に処理液である温塩水及び
冷塩水のシャワー噴流18J、20Jを浴びせようにす
るためにコンベヤ部材14に付与された少なくとも1つ
の段差30を備えている。図示の形態では、温塩水処理
領域HTと冷塩水処理領域CTとにそれぞれ各1つの段
差30H、30C(以下これらを総称して符号30で表
す)を有するが、各領域に2つ以上の複数の段差30を
搬送方向に間隔をあけて設けてもよいし、冷塩水領域C
Tには設けることなく、温塩水処理領域HTのみに1つ
の段差を設けるか2つ以上の段差30を設けてもよい。
【0034】図1の形態では、コンベヤ手段16の段差
30は、温水処理領域HTの略中間部分及び冷水処理領
域CTの略中間部分にそれぞれ設けられ、これらの段差
30は、ベルトコンベヤ部材14の略S字状に蛇行する
部分32によって形成されている。
【0035】図1の段差30の具体的な構造が図5及び
図6に詳細に示されている。即ち、図5及び図6に示す
ように、コンベヤ手段16は、コンベヤベルト部材14
が温水処理領域HTの前半部を水平に走行する部分14
Aを折り返して逆戻りする部分14Bを形成する上部ガ
イドローラ34と、この逆戻り部分14Bを更に折り返
して水平走行部分14Aに平行であるがこの水平走行部
分14Aよりも下方で水平走行部分14Aと同じ方向に
走行する水平走行部分14Cを形成する下部ガイドロー
ラ36とを備え、段差30は、水平走行部分14Aの最
も下流側の部分と水平走行部分14Cが上部ガイドロー
ラ34を通過した後の部分との間で形成されている。
【0036】ガイドローラ34及び36は、図5及び図
6に示すように、1対のローラ支持部材38、38’及
び40、40’にそれぞれ回転自在に支持され、これら
のローラ支持部材38、38’及び40、40’は、側
面から見て門型の左右1対の支持フレーム42及び44
の垂直フレーム部分にねじ止めして固定されている。
【0037】次に、本発明の方法の動作を図1の食品処
理装置(漬け物製造装置)10を用いて詳細に述べる。
塩漬けすべき材料(塩漬け材料12)として白菜を用い
る場合を例示すると、塩漬け処理すべき白菜は、適宜寸
法にカットされ、また温塩水及び冷塩水の温度及び濃
度、コンベヤ手段16の搬送速度及びシャワー噴流の圧
力(水量)は、白菜の表面積及び白菜の所望の漬け具合
(浅漬けまたは本漬け)などに応じて適宜選択される。
【0038】所定の寸法のカットされた白菜(食品材
料)12は、コンベヤ手段16の搬入コンベヤ部分16
Aに投入されると、コンベヤ手段16によって温塩水処
理領域HT、液切り領域LT及び冷塩水処理領域CTを
順次移行し、温塩水処理、液切り処理及び冷塩水処理が
順次施されて塩漬けされる。なお、図1では、図面を簡
略化する目的で塩漬け材料12が1つ宛コンベヤ手段1
6に搭載されているように表示されているが、実際に
は、図7に示すように、カット白菜を積み上げて搬入さ
れる。
【0039】温塩水及び冷温水の温度及び塩分濃度は、
漬け物の種類(浅漬けまたは本漬け)及び所望の堅さ
(歯切れ)、漬け物の原料(材料の種類)及び寸法、コ
ンベヤ部材14上に材料を載せる状態(密度、高さ)な
どによって定められる。一般的には、温塩水は、40乃
至70゜C、好ましくは、56乃至60゜Cの温度を有
し、また5重量%以上、好ましくは、5乃至15重量%
の塩分濃度を有する。また、冷塩水は、常温以下、好ま
しくは、15゜C以下の温度を有し、また温塩水の塩分
濃度よりも5重量%以上濃度が低い塩分濃度(無塩分を
含む)、好ましくは、1乃至10重量%の塩分濃度を有
する。
【0040】シャワー18J及び20Jの圧力は、、漬
け物の種類(浅漬けまたは本漬け)及び所望の堅さ(歯
切れ)、漬け物の原料(材料の種類)及び寸法、コンベ
ヤ部材上に材料を載せる状態(密度、高さ)、塩分濃度
及びコンベヤ部材の搬送速度などによって異なるが、一
般的には、0.3kgf/cm3乃至数十kgf/c
3、好ましくは、0.5kgf/cm3乃至1.5kg
f/c3に定められる。
【0041】更に、第1及び第2の塩水処理時間は、上
記と同様に、漬け物の種類(浅漬けまたは本漬け)及び
所望の堅さ、漬け物の原料(材料の種類)及び寸法、コ
ンベヤ上に材料を載せる状態(密度、高さ)、塩分濃度
及びシャワー圧力などによって異なり、いずれにして
も、漬け物材料が所望の塩漬けの程度に達するまで経験
的に定められる。なお、この塩水処理時間は、コンベヤ
の搬送速度によって定められる。
【0042】以上から解るように、塩分濃度、シャワー
圧力及び塩水処理時間は、相互に相関し、塩分濃度及び
シャワー圧力を高くすると、塩水処理時間を短くするこ
とができ、また同じ塩分濃度でもシャワー圧力を高くす
ると、塩水処理時間を一層短くすることができる。な
お、第2の冷塩水処理に代えて冷水処理(無塩冷水処
理)としてもよい。
【0043】本発明の方法は、温水処理領域HT及び冷
水処理領域CTでコンベヤ手段16に段差30を設けて
いるので、食品材料である塩漬け材料12の姿勢と積み
上げ状態を変えながら塩付け材料12に塩水のシャワー
噴流18J、20Jが浴びせられるが、その状態が図7
に詳細に示されている。
【0044】図7(A)に示すように、例えば、カット
白菜12が3段で12A、12B、12Cのように積み
重ねてコンベヤ手段16の搬入コンベヤ部分16Aに投
入され、この3段の材料群12Gは、相互に適当な間隔
で搬入されるものとする。各材料群12Gが段差30に
さしかかって上部水平走行部分14Aの縁に達すると、
材料群12Gの積み上げ状態が崩されながら姿勢を変え
て下部水平走行部分14Cに落下する。
【0045】例えば、上部水平走行部分14Aではカッ
ト白菜は12A、12B、12Cの順に積み上げられて
いたが、この落下の過程で、図7(A)に示すように、
12C、12B,12Aの順に積み上げ状態が変化す
る。また、各カット白菜12A、12B、12Cは、図
7(B)に示すように、上部水平走行部分14A上での
姿勢とは異なった姿勢で下部水平走行部分14Cに落下
する。即ち、上部水平走行部分14A上でのカット白菜
の上下面が下部水平走行部分14C上では、右左面とな
るように転がった状態に姿勢が変化する。もちろん、実
際上では、カット白菜12A、12B、12Cは、上記
のように整然とした状態で積み上げ及び姿勢が変化する
のではなく、ランダムな状態で積み上げ及び姿勢が変化
する。
【0046】このように、食品処理領域HTで塩漬け材
料12の姿勢が変わると、コンベヤ手段16に対して特
定の方向から指向されるシャワー噴流18J、20Jが
姿勢が変化した塩漬け材料12に吹き付けられるので、
塩漬け材料12の全表面を有効に塩漬け処理することが
できる。また、塩漬け材料12の積み上げ状態が変わる
と、材料の積み上げの上下位置によって食品処理が変化
することがない。従って、塩漬け材料12をコンベヤ手
段16への投入時の積み上げ位置や姿勢に影響を受ける
ことなく、すべての材料を均一に塩漬け処理することが
できる。
【0047】コンベヤ手段16は、更に段差30を調節
することができる段差調節機構46を備えることがで
き、図5及び図6の形態の段差に適用した例が図8に示
されている。この段差調節機構46は、1対の門型支持
フレーム42(又は44)の垂直フレーム部分42V
(又は44V)に設けられてガイドローラ34、36用
のローラ支持部材38、38’及び40、40’を摺動
自在に案内するレール48、50から成り、各ローラ支
持部材38、38’、40、40’は、レール48、5
0に沿って垂直フレーム部分42V又は44Vに段階的
に設けられた適宜のねじ孔にねじ止めして固定される。
この際、ベルトコンベヤ部材14は、段差形成用のガイ
ドローラ34、36の変位によってテンションが変化す
るが、このテンションの変化は、テンションローラ24
によって吸収される。この段差調節機構46は、処理す
べき食品材料12の形態、寸法(大きさ)、材質、搬送
速度等に応じて、段差30を調節するのに好適である。
なお、一方のガイドローラ34又は36のみを位置調節
してもよい。
【0048】本発明に用いられるコンベヤ手段16の段
差30の他の形態が図9(A)乃至図9(D)に示され
ている。これらのいずれの形態のものも、段差30は、
上下の水平走行部分14Aと14Cとの間で形成され
る。図9(A)の段差30では、上下のガイドローラ3
4、36は、上下に係合しており、ベルトコンベヤ部材
14の上下の水平走行部分14A、14Cの間の逆戻り
部分14Bは、これらのガイドローラ34、36の間に
S字状に挟まれながら走行している。図9(B)の段差
30では、ガイドローラ34、36は、上下に間隔をあ
けて配置されており、戻り部分14Bは、図5の段差3
0のように水平に戻るのではなく、斜め下向きに戻りな
がら走行している。
【0049】更に、図9(C)の段差30では、水平走
行部分12Aが上部ガイドローラ34を通過した後、水
平に戻るのではなく、垂直に下降し、この下降部分14
B’は、上下に係合するガイドローラ36A、36Bの
間を逆S字状に挾まれながら下部水平走行部分14Cに
連続している。最後に、図9(D)の段差30では、水
平走行部分12Aが上部ガイドローラ34を通過した
後、水平に戻るのでもないし、垂直に下降するのでもな
く、急勾配の坂を形成するように斜め下向きに前方に走
行し、この斜め下向きの走行部分14B”は、上下に係
合するガイドローラ36A、36Bの間を逆S字状に挾
まれながら下部水平走行部分14Cに連続している。も
ちろん、段差30は、これらの形態以外の任意の形態と
することができる。
【0050】本発明に用いられるシャワー噴流発生手段
18、20は、図10に示すように、コンベヤ手段16
の段差30を有する部分の裏側から食品材料である塩漬
け材料12にも浴びせられるように指向される塩水のシ
ャワー噴流18J’(又は20J’)を発生することが
できる。なお、このシャワー噴流18J’(20J’)
は、図10には図示されていない図1と同様のシャワー
噴流18J,18J’と併用されることはもちろんであ
る。このシャワー噴流18J’又は20J’は、段差3
0を落下する塩漬け材料12に吹き付けて塩漬け処理
(食品処理)を行うほかに、塩漬け材料12に段差30
を落下する際に材料の変位(姿勢及び積み上げ状態の変
化)を助長する働きを有する。これは、段差30のみに
よる材料12の変位を一層促進し、塩漬け処理(食品処
理)を一層均等に行うのを促進する。
【0051】本発明に用いられる段差30を有するコン
ベヤ手段16の他の形態が図11に示されている。この
コンベヤ手段16は、各領域HT又はCT毎に、相互に
独立した複数の無端ベルトコンベヤ部材140、14
2、144から成り、これらのコンベヤ部材140、1
42、144は、折り返し部分が相互にオーバラップす
るように上下に間隔をあけて配置されこれらのベルトコ
ンベヤ部材140と142の間及び142と144の間
とで段差30を形成している。図示の形態では2つの段
差30が搬送方向に間隔をあけて設けられているが、2
つの独立したベルトコンベヤ部材のみで1つの段差30
を設けてもよい。これは、処理すべき食品材料の形態、
寸法、材質、搬送速度等に応じて、コンベヤ手段の段差
の大きさ、傾斜等を適宜に調整する際に用いられる。こ
の場合、これらの複数の無端コンベヤ部材140、14
2、144は、相互に異なる搬送速度で搬送するように
設定してもよい。この搬送速度の変化は、食品材料をば
らけさせて食品処理を一層良好に行うのに好適である。
【0052】図示していないが、図9(A)、図9
(C)、図9(D)及び図11の形態の段差30もガイ
ドローラ34、36、36A、36B又はベルトコンベ
ヤ部材140、142又は144のいずれかを上下に位
置調節してコンベヤ部材16のS字状、Z字状又はL字
状走行部分、傾斜走行部分又は複数のベルトコンベヤ部
材間の段差30を調節することができる。
【0053】本発明の更に他の実施の形態が図12及び
図13に示されており、これらの実施の形態では、塩水
のシャワー噴流18J(20J)のほかに、段差30に
よって食品材料12の姿勢又は積み上げ状態が変えられ
ている位置で塩水のシャワー噴流18JUO(又は20
JUO)、18JLO(又は20JLO)が食品材料1
2の搬送(進行)方向とは反対方向に指向して食品材料
12に浴びせられている。シャワー噴流18JUOは、
コンベヤ部材14の上方から斜め下向きに搬送方向と反
対側に指向しており、またシャワー噴流18LOは、コ
ンベヤ部材16の下方から斜め上向きに搬送方向とは反
対側に指向している。
【0054】コンベヤ手段16は、図12の形態では、
図1及び図7の形態と同じであるのが示されているが、
図9及び図10のいずれかの形態であってもよい。ま
た、コンベヤ手段16は、図13の形態では、図11の
形態とほぼ同じであるのが示されているが、図13の各
コンベヤ部材140、142−−−は、下方の戻り部分
が上方の搬送部分と平行ではなく下方に湾曲している。
このようにすると、下方のシャワー噴流18JLが食品
材料12に有効に当てることができるので好ましい。
【0055】このように、段差30によって姿勢又は積
み上げ状態が変えられている状態にある食品材料12
に、食品材料12の搬送方向とは反対方向に指向して塩
水のシャワー噴流18JUO及び/又は18JLOを浴
びせると、図12及び図13からわかるように、食品材
料12は、段差30によって落下しながら姿勢を変えた
状態でこれらの反対方向のシャワー噴流18JUO及び
/又は18JLOを受けるので、搬送方向に指向するシ
ャワー噴流18Jと合わせて食品材料12のほぼ全面で
塩水が吹き付けられることになり、塩漬け効率(食品処
理効率)が一層向上する。また、これらの反対方向のシ
ャワー噴流18JUO、18JLOは、食品材料12の
姿勢の変化を助長する機能も有する。なお、シャワー噴
流18JUO、18JLOは、図2の形態のシート状で
あるのが好ましいが、図3の円錐状であってもよい。
【0056】上記実施の形態では、食品材料である塩漬
け材料12を積み上げながら搬送して処理する場合につ
いて説明したが、コンベヤ手段16に食品材料12を積
み上げることなく搬入する場合にも本発明の装置を使用
することができ、この場合には、食品処理領域で食品材
料の姿勢を変えて食品処理を材料の全表面に均一に行う
ことができる。
【0057】注目すべきことは、本発明の方法は、シャ
ワー噴流によって食品材料の姿勢を変える場合のよう
に、食品材料に相当の大きな圧力をかける必要がなく、
柔らかい食品材料や高い圧力をかけると変質するような
食品材料にも有効に適用することができる。
【0058】なお、図示していないが、本発明の方法
は、特願平11−300662号に開示するように、シ
ャワー噴流18J、20Jによる処理に水槽処理を併用
する場合にも同様にして適用することができ、この場
合、段差30は、水槽の内外で段差による姿勢と積み上
げ状態の変化とを行うことができる。
【0059】上記実施の形態では、本発明の塩漬け処理
に適用した例を掲げたが、1つの処理領域内で塩漬け以
外の処理、例えば、調味液、殺菌用温水、解凍液、洗浄
液等の処理液のシャワー噴流を浴びせて食品材料を処理
する場合のも本発明を同様にして適用することができ
る。このような処理としては、漬け物の後処理としての
味付け、あるいは漬け物に限らず他の食品の味付け、種
々の食品の洗浄、殺菌、解凍等の例がある。殺菌処理を
行う場合には、1段階処理以外に、図1の形態と同じよ
うに温液処理と冷液処理との2段階で処理することもで
きる。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、コンベ
ヤ手段に付与された段差によって食品材料の姿勢を変え
ながら食品材料に処理液のシャワー噴流を浴びせるの
で、食品材料の全表面を有効に処理することができる。
また、食品材料を積み上げた状態で搬入する場合には、
段差によってその積み上げ状態も変化するので、積み上
げの上下位置によって食品処理が変化することがなく、
均一に処理された食品を得ることができる。
【0061】また、段差によって材料の姿勢や積み上げ
状態を変化させると、シャワー噴流によって食品材料の
姿勢を変える場合のように、食品材料に相当の大きな圧
力をかける必要がなく、柔らかい食品材料や高い圧力を
かけると変質するような食品材料にも有効に適用するこ
とができる。
【0062】コンベヤ手段の段差は、コンベヤ部材の一
部の走行部分をS字状、Z字状又はL字状にするか、傾
斜させるか、複数のベルトコンベヤ部材の折り返し部分
がオーバラップするように上下に配置することによって
容易に形成することができる。
【0063】更に、コンベヤ部材のS字状、Z字状又は
L字状走行部分、傾斜走行部分又は複数のベルトコンベ
ヤ部材の間の段差を調整することができるので、処理す
べき食品材料の形態、寸法、材質、搬送速度等に応じ
て、コンベヤ手段の段差の大きさ、傾斜等を適宜に調整
することができる。
【0064】コンベヤ手段の段差が複数の無端コンベヤ
部材の間で形成されてこれらの複数の無端コンベヤ部材
が相互に異なる搬送速度で食品材料を搬送すると、食品
材料がこれらのコンベヤ部材間を段差を介して移送する
際に、食品材料の積み上げ高さが変化するので、食品処
理にばらつきを生ずることなく食品処理を良好に行うこ
とができる。
【0065】特に、段差によって姿勢又は積み上げ状態
が変えられている食品材料に、食品材料の搬送方向とは
反対方向に指向して処理液のシャワー噴流を浴びせる
と、食品材料は、段差によって落下しながら姿勢を変え
た状態でこの反対方向のシャワー噴流を受けるので、搬
送方向に指向するシャワー噴流と合わせて食品材料のほ
ぼ全面でシャワー噴流を受けることになり、食品処理効
率が一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を漬け物の製造装置に適用した1つの実
施の形態の系統図である。
【図2】図1の装置に用いることができるシート状シャ
ワー噴流を発生するシャワー噴流発生手段を示し、 同
図(A)は、その1つの形態の1つのノズル列の正面
図、同図(B)は、異なる形態の1つのノズルの正面図
である。
【図3】図1の装置に用いることができる円錐状シャワ
ー噴流を発生するシャワー噴流発生手段を示し、同図
(A)は、その1つのノズルの正面図、同図(B)は、
このノズルから発生する円錐状シャワーの上面図であ
る。
【図4】図3の円錐状シャワー噴流発生手段によってコ
ンベヤ手段上に多数の円錐状シャワーが浴びせられる状
態を示す上面図である。
【図5】図1の装置に用いられるコンベヤ手段の段差を
形成するベルト走行部分の拡大側面図である。
【図6】図5のベルト走行部分の上面図である。
【図7】図5及び図6の段差による食品材料の動きを示
し、同図(A)は、その側面図、同図(B)は、個々の
食品材料の姿勢の変化を説明する説明図である。
【図8】本発明に用いることができる段差調整機構の拡
大側面図である。
【図9】本発明に用いることができる段差の異なる形態
を示し、同図(あ)は、S字形ベルト走行部分の形態の
段差の側面図、同図(B)は、Z字形ベルト走行部分の
形態の段差の側面図、同図(C)は、Lじ軽ベルト走行
部分の形態の段差の側面図、同図(D)は、傾斜ベルト
走行部分の形態の側面図である。
【図10】本発明に用いることができる段差の裏側から
シャワー噴流を吹き付ける状態を示す側面図である。
【図11】本発に用いることができる更に他の形態の段
差の側面図である。
【図12】本発に用いられるシャワー噴流発生手段の他
の形態を図1及び図7の形態のコンベヤ手段に適用した
例の概略側面図である。
【図13】本発に用いられるシャワー噴流発生手段の他
の形態を図11の形態にほぼ類似した形態のコンベヤ手
段に適用した例の概略側面図である。
【符号の説明】
10 食品処理装置 12 食品材料 12A、12B、12C カット白菜 12G 3段の材料群 14 水透過性コンベヤ部材 14A 上部水平走行部分 14B 逆戻り部分 14’B 下降部分 14B” 斜め下向きの走行部分 14C 下部水平走行部分 16 コンベヤ手段 16A 搬入コンベヤ部分 16B 搬出コンベヤ部分 18 第1のシャワー噴流発生手段 18J 温塩水のシャワー噴流 18JUO 反対方向の温塩水の上部シャワー噴流 18JLO 反対方向の温塩水の下部シャワー噴流 18J’ 塩水のシャワー噴流 18N シート状シャワー噴出ノズル 20 第2のシャワー噴流発生手段 20J 冷塩水のシャワー噴流 20JUO 反対方向の冷塩水の上部シャワー噴流 20JLO 反対方向の冷塩水の下部シャワー噴流 20J’ 塩水のシャワー噴流 20N シート状シャワー噴出ノズル 22A乃至22D ガイドローラ 24 テンションローラ 26A 供給管 26N ノズル管 28 短いスリット状噴出口 28S 長いスリット状噴出口 30 段差 32 蛇行する走行部分 30H 段差 30C 段差 34 上部ガイドローラ 36 下部ガイドローラ 38、38’ 1対のローラ支持部材 40、40’ 1対のローラ支持部材 42、44 門型の左右1対の支持フレーム 42V、44V 垂直フレーム部分 46 段差調節機構 48、50 レール 118J 円錐状シャワー噴流 118N 円錐状シャワー噴出ノズル 140、142、144 複数の無端ベルトコンベヤ部
材 HT 温塩水処理領域 LT 液切り領域 CT 冷塩水処理領域
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A23L 1/212 A23L 1/325 F 4B061 1/325 3/3589 4B069 3/3589 3/365 Z 3/365 A23B 7/156 // A23B 4/00 4/00 K 4/07 4/06 502B 502J Fターム(参考) 4B016 LC02 LC06 LE01 LE03 LG05 LG10 LK01 LK20 LP13 LT08 4B021 LA41 LP10 LT01 LT02 LW02 LW03 MC01 MC10 MK08 MK30 MP03 4B022 LA05 LA06 LF05 LQ05 LT03 LT07 4B035 LC01 LC05 LC10 LE05 LE06 LG01 LK01 LK19 LP25 LP43 LP44 LT14 LT20 4B042 AC07 AC10 AD08 AD12 AD39 AE03 AG12 AG56 AK01 AK20 AP01 AT02 AT05 4B061 AA01 AA07 AB08 BA02 BA03 BB13 CA13 CA19 CA36 CA38 4B069 DA15 DA20 HA01 HA09

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベヤ手段によって搬送される食品材
    料に処理液のシャワー噴流を浴びせて前記食品材料を処
    理する食品処理方法において、前記コンベヤ手段に付与
    された少なくとも1つの段差によって前記食品材料の姿
    勢又は積み上げ状態を変えながら前記食品材料に前記処
    理液のシャワー噴流を浴びせるようにしたことを特徴と
    する食品処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の食品処理方法であっ
    て、前記処理液のシャワー噴流は、前記コンベヤ手段の
    段差を有する部分の裏側からも前記食品材料に浴びせら
    れるように指向されていることを特徴とする食品処理方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の食品処理方法で
    あって、前記処理液のシャワー噴流は、前記段差によっ
    て前記食品材料の姿勢又は積み上げ状態が変えられてい
    る位置では前記食品材料に前記食品材料の搬送方向とは
    反対方向に指向して浴びせることを特徴とする食品処理
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の食品
    処理方法であって、前記処理液は、塩漬け用塩水、調味
    液、殺菌液、洗浄液、解凍液のいずれかであることを特
    徴とする食品処理方法。
  5. 【請求項5】 食品材料を搬送するコンベヤ手段と、前
    記コンベヤ手段によって搬送される食品材料に処理液の
    シャワー噴流を浴びせて前記食品材料を処理するシャワ
    ー噴流発生手段とを備えた食品処理装置において、前記
    コンベヤ手段は、少なくとも1つの段差を有することを
    特徴とする食品処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の食品処理装置であっ
    て、前記コンベヤ手段の段差は、コンベヤ部材のS字
    状、Z字状又はL字状走行部分あるいはコンベヤ部材の
    傾斜走行部分から成っていることを特徴とする食品処理
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の食品処理装置であっ
    て、前記コンベヤ手段の段差は、折り返し部分がオーバ
    ラップするように上下に配置された複数の無端コンベヤ
    部材の間に形成されていることを特徴とする食品処理装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の食品処理装置であっ
    て、前記複数の無端コンベヤ部材は相互に異なる搬送速
    度で駆動されることを特徴とする食品処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項5乃至8のいずれかに記載の食品
    処理装置であって、前記コンベヤ手段の前記コンベヤ部
    材のS字状、Z字状又はL字状走行部分、傾斜走行部分
    又は複数の無端コンベヤ部材の間の段差を調整する段差
    調整機構を更に備えていることを特徴とする食品処理装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項5乃至9のいずれかに記載の食
    品処理装置であって、前記シャワー噴流発生手段は、前
    記コンベヤ手段の段差を有する部分の裏側から前記食品
    材料にも浴びせられるように指向される処理液のシャワ
    ー噴流をも発生することを特徴とする食品処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項5乃至10のいずれかに記載の
    食品処理装置であって、前記処理液のシャワー噴流は、
    前記段差によって前記食品材料の姿勢又は積み上げ状態
    が変えられている位置で前記食品材料に前記食品材料の
    搬送方向とは反対方向に指向して浴びせることを特徴と
    する食品処理方法。
  12. 【請求項12】 請求項5乃至11のいずれかに記載の
    食品処理装置であって、前記処理液は、浅付け用塩水、
    調味液、殺菌液、洗浄液、解凍液のいずれかであること
    を特徴とする食品処理装置。
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