JP2002010686A - 交流電動機の制御装置 - Google Patents

交流電動機の制御装置

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JP2002010686A JP2000186488A JP2000186488A JP2002010686A JP 2002010686 A JP2002010686 A JP 2002010686A JP 2000186488 A JP2000186488 A JP 2000186488A JP 2000186488 A JP2000186488 A JP 2000186488A JP 2002010686 A JP2002010686 A JP 2002010686A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流制御器の応答の限界を超えた高い次数の
高調波電流を流すことのできる交流電動機の制御装置を
提供する。 【解決手段】 電動機を駆動する電力変換器と、電動機
の電流を検出し3相静止座標上の値から基本波回転座標
上の値に変換する手段と、電動機の電流基準値と検出電
流とを突き合わせて第1の変調率指令を出力する第1の
制御手段と、第1の制御手段の出力を3相静止座標上の
値に変換する手段と、電動機の電流に重畳させる所望の
高調波電流指令値を高調波回転座標上で設定する手段
と、検出された電動機の電流を高調波回転座標上の値に
変換する手段と、高調波電流指令値と高調波回転座標上
の電動機電流とを突き合わせて第2の変調率指令を出力
する第2の制御手段と、第2の制御手段の出力を3相静
止座標上の値に変換する手段と、第1の変調率指令と第
2の変調率指令とを加算して電力変換器に対する変調率
指令とする加算器とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流電動機のスロ
ットリプルを補償する場合のように、電動機電流に高調
波成分を重畳させる交流電動機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は交流電動機の可変速制御システム
のスロットリプルを補償するように構成された制御装置
のブロック図である。同図において、サイリスタ整流器
やPWMコンバータ等が用いられる電力変換器1によっ
て直流電圧が交流電圧に変換され、その時の電動機の状
態に応じた電流が交流電動機2に供給される。この交流
電動機2に供給された電流は、電流検出器3によって検
出され、電動機の回転角度検知器4によって検知された
回転角度信号に基づいて、静止座標−回転座標変換器5
によって磁束分成分とトルク分成分とに分離される。電
流指令値は、通常、電動機速度情報等に基づいて電流指
令生成器6によって磁束分とトルク分とが個別に生成さ
れ、座標変換器5によって変換された電流フィードバッ
ク信号と共に、基本波回転座標上での電流制御器7に入
力される。
【0003】電流制御器7は電流指令生成器6によって
生成された磁束分からフィードバックされた磁束分を減
算し、さらに、電流指令生成器6によって生成されたト
ルク分からフィードバックされたトルク分を減算し、そ
れぞれを増幅して励磁電流の指令値及びトルク電流の指
令値として回転座標−静止座標変換器8に加える。回転
座標−静止座標変換器8はこれらの指令値を用いて3相
電圧指令値、すなわち、変調率指令を生成して電力変換
器1の制御に供する。
【0004】ここで、静止座標−回転座標変換器5は、
例えば、次式によって3相電流を磁束成分及びトルク成
分に変換する。
【0005】
【数1】 ここで、xu,xv,xwは座標変換器への入力、yd,y
qは座標変換器の出力、θは座標変換に用いる際の角度
情報である。
【0006】同様にして、回転座標−静止座標変換器8
は、例えば次式によって励磁電流の指令値及びトルク電
流の指令値を変調率指令に変換する。
【0007】
【数2】 ここで、xd,xqは回転座標−静止座標変換器8への入
力、yu,yv,ywは回転座標−静止座標変換器8の出
力である。
【0008】従来、電動機のスロットリプル補償などを
行う場合、補償電流指令設定器9により設定された値を
正弦波発生器10に入力する。発生させる正弦波の角度
情報は、回転角度検知器4の信号に定数乗算器11にて
定数を乗じて所望の周波数としたものに、補償電流指令
設定器9で設定された位相情報を加算したものを用い
る。この出力を加算器12にて、本来の磁束分電流指令
値及びトルク分電流指令値に重畳させ、電流制御器7の
指令値とする。
【0009】なお、電動機回転角度検知器4を用いる代
わりに、電流検出器3及び回転座標−静止座標変換器8
の出力から電動機回転角を計算して用いる場合もある。
また、回転角度検知器4の代わりに回転速度検知器を用
い、得られる電動機速度信号等から回転角度情報を演算
して用いる場合もある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図9に示した従来の制
御装置では、通常、運転に使用する磁束分電流指令及び
トルク分電流指令は直流量にて与えられるが、補償分の
電流指令は、例えば運転時の基本波周波数成分の6倍も
しくは12倍の周波数の交流量になることが多い。電動
機の速度が低速で運転周波数が低い場合にはこれで問題
は無いが、電動機速度が上昇してくると補償電流の周波
数成分もそれに比例して高くなるので、電流制御器7の
制御帯域の限界を越える場合がある。この場合、補償電
流指令設定器9にて設定した通りの電流が流れなくな
り、電動機のスロットリプルなどの補償効果が低減され
てしまうという問題があった。
【0011】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、電流制御器の応答の限界を超えた周波数
の電流を流さなければならない場合でも、設定したとお
りの高い次数の高調波電流を流すことのできる交流電動
機の制御装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
変調率指令に従って、可変振幅・可変周波数の交流電流
を出力して電動機を駆動する電力変換器と、電動機の電
流を検出する手段と、検出された電動機の電流を3相静
止座標上の値から基本波回転座標上の値に変換する手段
と、電動機の電流基準値を基本波回転座標上で生成する
手段と、電動機の電流基準値と検出された電動機の電流
とを基本波回転座標上で突き合わせて第1の変調率指令
を出力する第1の制御手段と、第1の制御手段の出力を
基本波回転座標上の値から3相静止座標上の値に変換す
る手段と、電動機の電流に重畳させる所望の高調波電流
指令値を高調波回転座標上で設定する手段と、検出され
た電動機の電流を高調波回転座標上の値に変換する手段
と、高調波電流指令値と高調波回転座標上の値に変換さ
れた電動機の電流とを突き合わせて第2の変調率指令を
出力する第2の制御手段と、第2の制御手段の出力を高
調波回転座標上の値から3相静止座標上の値に変換する
手段と、それぞれ3相静止座標上の値に変換された第1
の変調率指令と第2の変調率指令とを加算して電力変換
器に対する変調率指令とする加算器と、を備えた交流電
動機の制御装置である。
【0013】請求項2に係る発明は、変調率指令に従っ
て、可変振幅・可変周波数の交流電流を出力して電動機
を駆動する電力変換器と、電動機の電流を検出する手段
と、検出された電動機の電流を3相静止座標上の値から
基本波回転座標上の値に変換する手段と、電動機の電流
基準値を基本波回転座標上で生成する手段と、電動機の
電流基準値と検出された電動機の電流とを基本波回転座
標上で突き合わせて第1の変調率指令を出力する第1の
制御手段と、電動機の電流に重畳させる所望の高調波電
流指令値を高調波回転座標上で設定する手段と、基本波
回転座標上の値に変換された電動機の電流を高調波回転
座標上の値に変換する手段と、高調波電流指令値と高調
波回転座標上の値に変換された電動機の電流とを突き合
わせて第2の変調率指令を出力する第2の制御手段と、
第2の制御手段の出力を高調波回転座標上の値から基本
波回転座標上の値に変換する手段と、それぞれ基本波回
転座標上の第1の変調率指令と第2の変調率指令とを加
算する加算器と、加算器の出力を基本波回転座標上の値
から3相静止座標上の値に変換して電力変換器に対する
変調率指令とする手段と、を備えた交流電動機の制御装
置である。
【0014】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
記載の交流電動機の制御装置において、高調波回転座標
上の値に変換する手段の出力経路に低域フィルタを接続
したものである。
【0015】請求項4に係る発明は、請求項1乃至3の
いずれか1項に記載の交流電動機制御装置において、電
動機の速度を検出する手段を備え、第2の制御手段は高
調波成分の電流を所望の値に保つように検出された電動
機の速度に応じて制御定数の変更を可能とする手段を含
むものである。
【0016】請求項5に係る発明は、請求項1乃至4の
いずれか1項に記載の交流電動機の制御装置において、
高調波電流指令値を高調波回転座標上で設定する手段
は、基本波回転座標上で所望の正弦波を発生する手段
と、基本波回転座標上での値を高調波回転座標上での値
に変換する手段とを含むものである。
【0017】請求項6に係る発明は、請求項1乃至4の
いずれか1項に記載の交流電動機の制御装置において、
高調波電流指令値を高調波回転座標上で設定する手段
は、基本波回転座標上での正弦波の振幅と位相を設定す
る手段と、設定された正弦波の振幅と位相とに基づいて
極座標上の値から直交座標上の値に変換する手段と、直
交座標上でのトルク分成分と磁束分成分とを合成する手
段とを含むものである。
【0018】請求項7に係る発明は、請求項5に記載の
交流電動機の制御装置において、基本波回転座標上で所
望の正弦波を発生する手段の出力を、電動機の電流基準
値を基本波回転座標上で生成する手段の出力に加算する
手段を備え、加算して得られた値を補正された電動機の
電流基準値として第1の制御手段に加えるものである。
【0019】請求項8に係る発明は、請求項1乃至4の
いずれか1項に記載の交流電動機の制御装置において、
高調波電流指令値を高調波回転座標上で設定する手段の
出力を、高調波回転座標上の値から基本波回転座標上へ
の値に変換する手段と、この基本波回転座標上への値に
変換する手段の出力を、電動機の電流基準値を基本波回
転座標上で生成する手段の出力に加算する手段とを備
え、加算して得られた値を補正された電動機の電流基準
値として第1の制御手段に加えるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す好適な
実施形態に基づいて詳細に説明するが、図9の従来装置
と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省
略する。
【0021】図1は、本発明に係る交流電動機の制御装
置の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。電
流検出器3による電動機電流の検出値は、回転角度検知
器4の出力信号をそのまま用いる静止座標−回転座標変
換器5の他に、乗算器14により回転角度検知器4の出
力に定数倍を乗じた信号による静止座標−逆相回転座標
変換器15、及び乗算器24により定数倍を乗じた信号
による静止座標−正相回転座標変換器25へ入力され
る。従来装置の乗算器11において設定されていた定数
がnである場合、乗算器14および24に設定される定
数は(n±1)とすれば良い。これは、回転座標上にお
ける基本波のn倍の周波数成分の信号は、静止座標上で
は基本波の(n±1)倍の成分、すなわち(n−1)次
の逆相分と(n+1)次の正相分となって現れるからで
ある。この場合、静止座標−逆相回転座標変換器15は
次式の演算を実行する。
【0022】
【数3】 また、静止座標−正相回転座標変換器25は次式の演算
を実行する。
【0023】
【数4】 図1に示した第1の実施形態では、n=6とした例であ
るが、これ以外の整数を用いた場合でも、同様に制御系
を構成することができる。これは、図2以降の他の実施
形態でも同様である。
【0024】いま、基本波の6倍の周波数成分の電流指
令を回転座標上にて補償値として重畳させる場合、この
成分は静止座標上では5次逆相分と7次正相分となって
現れるので、乗算器14及び24には「5」と「7」を
設定すれば良い。静止座標−逆相回転座標変換器15及
び静止座標−正相回転座標変換器25によってそれぞれ
変換された電流検出値は、補償電流指令設定器16及び
補償電流指令設定器26にて設定される各々の回転座標
上での電流指令値と共に電流制御器17及び電流制御器
27に入力される。この電流制御器の出力は逆相回転座
標−静止座標変換器18及び正相回転座標−静止座標変
換器28にて再変換されたのち、加算器13にて、基本
波成分の座標変換器8の出力と加え合わせられ、電力変
換器1の変調率指令値とされる。この時、逆相回転座標
−静止座標変換器18は次式の演算を実行する。
【0025】
【数5】 また、正相回転座標−静止座標変換器28は次式の演算
を実行する。
【0026】
【数6】 このような変換を行うと、基本波正相回転座標上にて基
本波のn倍の周波数の信号は、(n−1)次逆相回転座
標上及び(n十1)次正相回転座標上では直流量となる
ため、電流制御器7,17,27の応答速度を高めるこ
となく、所望の周波数成分の電流を流すことができる。
【0027】かくして、第1の実施形態によれば、3相
静止座標−高調波回転座標間相互の変換手段を用いるこ
とにより、所望の高調波回転座標上にて電流制御を行う
手段を付加し、当該高調波成分に対する電流制御性能を
高めることができる。
【0028】図2は、本発明に係る交流電動機の制御装
置の第2の実施形態の構成を示すブロック図である。こ
こでは、電流検出器3の検出信号から、直接、座標変換
器にて(n−1)次の逆相分及び(n+1)次の正相分
を得るのではなく、静止座標−回転座標変換器5の出力
である磁束分電流及びトルク分電流を、再度、基本波正
相回転座標−(n−1)次逆相回転座標変換器19及び
基本波正相回転座標−(n+1)次正相回転座標変換器
29に入力し、(n−1)次の逆相分及び(n+1)次
の正相分を得るようにした点が図1に示した第1の実施
形態と構成を異にしている。ここで、基本波正相回転座
標−(n−1)次逆相回転座標変換器19は次式に従っ
て変換を行う。
【0029】
【数7】 また、基本波正相回転座標−(n+1)次正相回転座標
変換器29は次式に従って変換を行う。
【0030】
【数8】 さらに、電流制御器17及び電流制御器27の出力は、
(n−1)次回転座標−基本波正相回転座標変換器20
及び(n+1)次回転座標−基本波正相回転座標変換器
30にて基本波成分での回転座標上の値に変換され、加
算器21によってそれぞれ基本波成分の電流制御器7の
出力に加え合わせられて、回転座標−静止座標変換器8
へ入力される。この時、(n−1)次回転座標−基本波
正相回転座標変換器20は(8)式に従って座標変換
し、(n+1)次回転座標−基本波正相回転座標変換器
30は(7)式に従って座標変換を行う。座標変換器1
9,20,29,30にて用いられる位相情報は、電動
機の回転角度検知器4の出力に乗算器11に定数を乗じ
たものになる。この部分は図9に示した従来装置と同一
であり、その定数をnに設定すれば良い。
【0031】かくして、第2の実施形態によれば、3相
静止座標−高調波回転座標間相互の変換手段を用いるこ
とにより、所望の高調波回転座標上にて電流制御を行う
手段を付加し、当該高調波成分に対する電流制御性能を
高めることができる。
【0032】図1に示した第1の実施形態及び図2に示
した第2の実施形態においては、電流制御器7,17,
27の各々がカバーする制御帯域が、他の制御器の制御
帯域と干渉しないことが前提となっている。これは、基
本波正相の電流制御器7への指令値は基本波正相分のみ
で他の周波数成分は含まれておらず、もし、この周波数
帯域まで制御可能な電流制御器であったならば、この電
流制御器7は電流制御器17,27の出力を打ち消すよ
うに動作してしまうためである。以下に説明する第3及
び第4の実施形態はこの問題を回避するように講じたも
のである。以下の実施形態では、第1の実施形態と組み
合わせた例を示すが、第2の実施形態とと組み合わせる
ことも可能である。
【0033】図3は、本発明に係る交流電動機の制御装
置の第3の実施形態の構成を示すブロック図である。図
1に示した第1の実施形態における静止座標−回転座標
変換器5,15,25の出力経路に低域フィルタ22
a,22b,22cを付加し、静止座標−回転座標変換
器5,15,25でそれぞれ変換されたフィードバック
信号の直流成分以外の周波数成分を遮断することによ
り、電流制御器7,17,27が互いに干渉することを
防ぐように構成されている。この時、低域フィルタ22
a,22b,22cの遮断周波数を同一にする必要は無
く、例えば、補償電流用の電流制御器17及び27は特
定の高調波成分の近傍の帯域のみをカバーできれば良い
ので、低域フィルタ22b,22cの遮断周波数は低目
に設定しておき、逆に低域フィルタ22aの遮断周波数
は、外乱抑圧特性などを考慮すると電流制御器17は比
較的広目の制御帯域を必要とするため、多少、高目の遮
断周波数に設定する、など、遮断周波数を個別に設定す
ることにより、制御系の自由度を高めることも可能であ
る。
【0034】かくして、第3の実施形態によれば、低域
フィルタを用いて所望の高調波回転座標上にて電動機電
流の直流分のみを抽出することによって、基本波回転座
標上の電流制御手段や、他の次数の高調波回転座標上の
電流制御手段との干渉を防止することができる。
【0035】図4は、本発明に係る交流電動機の制御装
置の第4の実施形態の構成を示すブロック図である。回
転角度検知器4が用いられる場合には、その出力信号か
ら速度演算器23によって電動機速度情報を得て、電動
機の速度制御に用いられるが、この速度信号により電流
制御器17及び27の制御定数を可変とするように構成
している。具体的には、低速域では、電動機の運転周波
数が近いため、各々の電流制御器がターゲットとする帯
域が重なり合ってしまう。特に、各制御器の制御ゲイン
を最適チューニングしていた場合、結果としてオーバー
ゲインになる場合がある。そこで、各電流制御器のゲイ
ンを可変とし、速度が低い状態ではフィードバックがか
からないように設定し、高速域において基本波成分の電
流制御器が追従しきれなくなった領域で、当該制御器が
動作するように設定しておけぱ、制御器間での相互干渉
により所望の電流が流せなかったり、オーバーゲインで
システム全体が不安定になったりすることを回避するこ
とができる。
【0036】かくして、第4の実施形態によれば、高調
波回転座標上での電流制御手段の定数を電動機速度に応
じて変化させることにより、低速領域において基本波回
転座標上での電流制御器と高周波回転座標上での電流制
御器が相互干渉を起こすことを防止することができる。
【0037】これまでの実施形態で説明してきた交流電
動機の制御装置では、補償電流の値は(n−1)次逆相
回転座標上及び(n+1)次正相回転座標上にて個別に
設定する必要があるが、このままでは、例えば電動機ト
ルクや磁束を基本波のn倍の周波数成分を重畳させたい
場合の設定が不便である。
【0038】図5は、本発明に係る交流電動機の制御装
置の第5の実施形態の構成を示すブロック図であり、図
9に示した従来装置で用いられてきた補償電流指令設定
器9の設定値を図1に示した第1の実施形態における補
償電流指令設定器16及び補償電流指令設定器26と同
様の補償電流設定値に変換する回路を示している。この
場合、正弦波発生器10にて所望の周波数成分の補償電
流指令を作成するまでは従来装置として示したものと同
一に構成されている。この正弦波発生器10の出力を、
基本波正相回転座標−(n−1)次逆相回転座標変換器
19及び基本波正相回転座標−(n+1)次正相回転座
標変換器29に入力して、(n−1)次逆相回転座標上
での電流制御器17及び(n十1)次正相回転座標上で
の電流制御器27への補償電流指令値を得るように構成
されている。
【0039】かくして、第5の実施形態によれば、基本
波回転座標上にて正弦波発生器の出力を基本波回転座標
−高調波回転座標の変換手段を用いることにより、高調
波回転座標上での電流指令値を基本波回転座標上での正
弦波として与えることを可能とする。
【0040】図6は、本発明に係る交流電動機の制御装
置の第6の実施形態の構成を示すブロック図であり、図
5に示した回路構成を簡便化したものである。ここで
は、補償電流設定器9によって設定された信号を、極座
標−直交座標変換器31を用いて直交座標に変換する。
そして、直交座標に変換された信号を、磁束・トルク分
電流合成器32によって合成し、(n−1)次逆相回転
座標上での電流制御器17及び(n十1)次正相回転座
標上での電流制御器27の設定値を得るように構成した
ものである。
【0041】かくして、第6の実施形態によれば、極座
標−直交座標変換手段と、高調波回転座標上での電動機
電流指令の磁束分及びトルク分の合成手段を用いること
により、高調波回転座標上での電流指令値を、基本波回
転座標上にて正弦波の振幅及び位相として与えることが
可能になる。
【0042】図7は、本発明に係る交流電動機の制御装
置の第7の実施形態の構成を示すブロック図である。こ
の実施形態は、基本波成分の電流制御系と補償電流の制
御系に同一の指令値を加える場合の指令値の生成方法を
示したものである。図7に示す実施形態においては、加
算器12により、基本波電流指令に対して補償電流を重
畳させるところまでは図9に示した従来装置と同一に構
成されているが、その出力信号を、基本波正相回転座標
−(n−1)次逆相回転座雫変換器19及び基本波正相
回転座標−(n十1)次正相回転座標変換器29に入力
して、(n−1)次逆相電流制御器17及び(n十1)
次正相電流制御器27への入力信号としている。このよ
うにすれぱ、仮に制御器の帯域が広く、お互いの制御帯
域が重なるような場合でも、打ち消し合って電流が流れ
ないという現象が回避でき、一方の制御系が他方の制御
系に対して外乱として作用することを防止することがで
きる。
【0043】かくして、第7の実施形態によれば、基本
波回転座標上での正弦波発生器の出力を本来の基本波回
転座標上での電流指令値に重畳させ、基本波回転座標上
での電流制御器に入力すると共に、この値を基本波回転
座標−高調波回転座標への変換手段を用いて高調波回転
座標上での電流制御器に入力することにより、基本波回
転座標上での電流制御器と高調波回転座標上での電流制
御器の相互干渉を防止することができる。
【0044】図8は、本発明に係る交流電動機の制御装
置の第8の実施形態の構成を示すブロック図である。こ
の実施形態もまた、基本波成分の電流制御系と補償電流
の制御系に同一の指令値を加える場合の指令値の生成方
法を示したものである。ここで、補償電流指令設定器1
6及び26にて設定される各々の回転座標上での電流指
令値に対して、電流指令生成器6の信号を基本波正相回
転座標−(n−1)次逆相回転座標変換器19及び基本
波正相回転座標−(n+1)次正相回転座標変換器29
によって変換したものを加算器33によって加算し、得
られた信号を(n−1)次逆相電流制御器17及び(n
+1)次正相電流制御器27への入力信号としている。
補償電流指令設定器16及び26にて設定される各々の
回転座標上での電流指令値は、(n−1)次逆相回転座
標−基本波正相回転座標変換器20及び(n+1)次正
相回転座標変換器−基本波正相回転座標30により基本
波正相回転座標上の値に変換され、加算器12によって
本来の磁束分電流指令及びトルク分電流指令に加算され
て基本波正相電流制御器7の入力とする。このような手
法をとることによって制御器相互間での干渉を防ぐこと
ができる。
【0045】かくして、第8の実施形態によれば、高調
波回転座標上での所望の電流指令値を基本波回転座標へ
の変換して本来の基本波回転座標上での電流指令値に加
算し、また、基本波回転座標上での電流指令値を高調波
回転座標上での値に変換して高調波回転座標上で設定さ
れた所望の電流指令値に加算することにより、基本波回
転座標上での電流制御器と高調波回転座標上での電流制
御器の相互干渉を防止することができる。
【0046】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、本
発明によれば、電流制御器の応答の限界を超えた周波数
の電流を流さなければならない場合でも、それぞれの周
波数帯域に応じた電流制御器を個別に用意することによ
り、設定したとおりの高い次数の高調波電流を流すこと
ができるようになり、電動機のスロトリプルや騒音対策
に対して有効な交流電動機の制御装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る交流電動機の制御装置の第1の実
施形態の構成を示すブロック図。
【図2】本発明に係る交流電動機の制御装置の第2の実
施形態の構成を示すブロック図。
【図3】本発明に係る交流電動機の制御装置の第3の実
施形態の構成を示すブロック図。
【図4】本発明に係る交流電動機の制御装置の第4の実
施形態の構成を示すブロック図。
【図5】本発明に係る交流電動機の制御装置の第5の実
施形態の構成を示すブロック図。
【図6】本発明に係る交流電動機の制御装置の第6の実
施形態の構成を示すブロック図。
【図7】本発明に係る交流電動機の制御装置の第7の実
施形態の構成を示すブロック図。
【図8】本発明に係る交流電動機の制御装置の第8の実
施形態の構成を示すブロック図。
【図9】従来の交流電動機の制御装置の構成を示すブロ
ック図。
【符号の説明】
1 電力変換器 2 交流電動機 3 電流検出器 4 電動機回転角度検知器 5 静止座標−(基本波正相)回転座標変換器 6 電流指令生成器 7 電流制御器 8 回転座標−静止座標変換器 9 補償電流指令設定器 10 正弦波発生器 11 定数乗算器 12 電流指令値加算器 13 変調率指令加算器 14 ((n一1)次逆相用)定数乗算器 15 静止座標−(n−1)次逆相回転座標変換器 16 (n−1)次逆相電流指令生成器 17 (n−1)次逆相電流制御器 18 (n−1)次逆相回転座標−静止座標変換器 19 基本波正相回転座標−(n−1)次逆相回転座標
変換器 20 (n−1)次正相回転座標座標−基本波正相回転
変換器 21 電圧指令加算器 22a,22b,22c 低域フィルタ 23 速度演算器 24 ((n+1)次正相用)定数乗算器 25 静止座標−(n十1)次正相回転座標変換器 26 (n+1)次正相電流指令生成器 27 (n+1)次正相電流制御器 28 (n十1)次正相回車云座標−静止座標変換器 29 基本波正相回転座標−(n+1)次正相回転座標
変換器 30 (n+1)次正相回転座標座標−基本波正相回転
変換器 31 極座標−直交座標変換器 32 磁束・トルク分電流合成器 33 補償電流指令加算器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変調率指令に従って、可変振幅・可変周波
    数の交流電流を出力して電動機を駆動する電力変換器
    と、 前記電動機の電流を検出する手段と、 検出された前記電動機の電流を3相静止座標上の値から
    基本波回転座標上の値に変換する手段と、 前記電動機の電流基準値を基本波回転座標上で生成する
    手段と、 前記電動機の電流基準値と検出された前記電動機の電流
    とを基本波回転座標上で突き合わせて第1の変調率指令
    を出力する第1の制御手段と、 前記第1の制御手段の出力を基本波回転座標上の値から
    3相静止座標上の値に変換する手段と、 前記電動機の電流に重畳させる所望の高調波電流指令値
    を高調波回転座標上で設定する手段と、 検出された前記電動機の電流を前記高調波回転座標上の
    値に変換する手段と、 前記高調波電流指令値と前記高調波回転座標上の値に変
    換された前記電動機の電流とを突き合わせて第2の変調
    率指令を出力する第2の制御手段と、 前記第2の制御手段の出力を高調波回転座標上の値から
    3相静止座標上の値に変換する手段と、 それぞれ3相静止座標上の値に変換された前記第1の変
    調率指令と前記第2の変調率指令とを加算して前記電力
    変換器に対する変調率指令とする加算器と、 を備えた交流電動機の制御装置。
  2. 【請求項2】変調率指令に従って、可変振幅・可変周波
    数の交流電流を出力して電動機を駆動する電力変換器
    と、 前記電動機の電流を検出する手段と、 検出された前記電動機の電流を3相静止座標上の値から
    基本波回転座標上の値に変換する手段と、 前記電動機の電流基準値を基本波回転座標上で生成する
    手段と、 前記電動機の電流基準値と検出された前記電動機の電流
    とを基本波回転座標上で突き合わせて第1の変調率指令
    を出力する第1の制御手段と、 前記電動機の電流に重畳させる所望の高調波電流指令値
    を高調波回転座標上で設定する手段と、 基本波回転座標上の値に変換された前記電動機の電流を
    前記高調波回転座標上の値に変換する手段と、 前記高調波電流指令値と前記高調波回転座標上の値に変
    換された前記電動機の電流とを突き合わせて第2の変調
    率指令を出力する第2の制御手段と、 前記第2の制御手段の出力を高調波回転座標上の値から
    基本波回転座標上の値に変換する手段と、 それぞれ基本波回転座標上の前記第1の変調率指令と前
    記第2の変調率指令とを加算する加算器と、 前記加算器の出力を基本波回転座標上の値から3相静止
    座標上の値に変換して前記電力変換器に対する変調率指
    令とする手段と、 を備えた交流電動機の制御装置。
  3. 【請求項3】前記高調波回転座標上の値に変換する手段
    の出力経路に低域フィルタを接続した、請求項1又は2
    に記載の交流電動機の制御装置。
  4. 【請求項4】前記電動機の速度を検出する手段を備え、
    前記第2の制御手段は高調波成分の電流を所望の値に保
    つように検出された前記電動機の速度に応じて制御定数
    の変更を可能にする手段を含む、請求項1乃至3のいず
    れか1項に記載の交流電動機制御装置。
  5. 【請求項5】前記高調波電流指令値を高調波回転座標上
    で設定する手段は、基本波回転座標上で所望の正弦波を
    発生する手段と、前記基本波回転座標上での値を高調波
    回転座標上での値に変換する手段とを含む、請求項1乃
    至4のいずれか1項に記載の交流電動機の制御装置。
  6. 【請求項6】前記高調波電流指令値を高調波回転座標上
    で設定する手段は、基本波回転座標上での正弦波の振幅
    と位相を設定する手段と、設定された正弦波の振幅と位
    相とに基づいて極座標上の値から直交座標上の値に変換
    する手段と、前記直交座標上でのトルク分成分と磁束分
    成分とを合成する手段とを含む、請求項1乃至4のいず
    れか1項に記載の交流電動機の制御装置。
  7. 【請求項7】基本波回転座標上で所望の正弦波を発生す
    る手段の出力を、前記電動機の電流基準値を基本波回転
    座標上で生成する手段の出力に加算する手段を備え、加
    算して得られた値を補正された前記電動機の電流基準値
    として前記第1の制御手段に加える、請求項5に記載の
    交流電動機の制御装置。
  8. 【請求項8】前記高調波電流指令値を高調波回転座標上
    で設定する手段の出力を、高調波回転座標上の値から基
    本波回転座標上への値に変換する手段と、この基本波回
    転座標上への値に変換する手段の出力を、前記電動機の
    電流基準値を基本波回転座標上で生成する手段の出力に
    加算する手段とを備え、加算して得られた値を補正され
    た前記電動機の電流基準値として前記第1の制御手段に
    加える、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の交流電
    動機の制御装置。
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