JP2001526516A - 長形の物体を保持し、導き通すための装置と方法 - Google Patents
長形の物体を保持し、導き通すための装置と方法Info
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Abstract
Description
式の、多線のワイヤの束、被覆された多線のワイヤ、多数の平らなリボンあるい
は平らなケーブルの束を、保持し、案内し、特に導き通すための装置と方法に関
する。
知られている。この既知の装置は、中心面に沿って分割され、2つの円弧状のプ
レス部材から構成される。使用中は、この2つの円弧状のプレス部材は、長形の
物体(ワイヤの束など)の周りにリング状になるように係合する。適切な固定装
置を使って、2つの円弧状のプレス部材は、この部材が囲む長形の物体に所望の
接触圧力を掛けることにより、互いに結合することができる。
、固定したり、導き通したりといったことをするのであれば、通常のゴム製のス
リーブやグロメット(grommet)、熱収縮性のチューブなどといった環状
に閉じた構造体にワイヤの束を通す必要はなくなるため、この装置により、ワイ
ヤの束やその他の複数のワイヤの束を自動的な方法で製造することできる。
と、そのようなワイヤの束をいわゆる成形板の上で手作業で作成するのは、不可
欠な手段であると考えられてきた。従って、グローバリゼーションにともなって
、ワイヤの束の作成といった労働集約的な従来の製造を、低所得水準の国に移す
努力がなされてきた。上述したように、そのようなハーネスを手作業で製造しな
ければならないのは、主に、複数のワイヤの束にあるそれぞれのワイヤを、ゴム
製のスリーブやグロメット、熱収縮性のチューブ、絶縁性のチューブなどといっ
た環状の構造体に手作業で通さなければならないからである。
かいゴム製のスリーブを備える部分で被覆することは、ドイツ特許公開番号19
640816A1(図7)に、既に知られている。これにより、ゴム製のスリー
ブの外周部が、壁を通して延びている穴の内周部に係合して密封することができ
るので、この装置を壁に開けた通路として使用できるようになる。ゴム製のスリ
ーブの分割面は、材料を節約する型式の場合、形状が安定しない。これは、外力
が作用すると、少なくとも分割面の一部に穴が生じ、その影響で、分割面の領域
で必要とする流体耐密性(fluid tightness)が損なわれるから
である。
の部分から構成される装置の領域内において、ブチル(butyl)を使って効
果的に防止することは、ドイツ特許公開番号19640816A1に、既に知ら
れている。この手段の目的は、以下では単に「長手方向の水耐密性(water
tightness)」と称する。この手段のために、それぞれのワイヤを、
いわゆる粘着テープであるブチル層の上に互いに平行に接着し、それぞれのワイ
ヤをブチル層の間にサンドイッチのように挟み込むように、この粘着テープに結
合してあるそれぞれのワイヤをこの分割できる装置の一部に層状に配置する。既
知の装置の2つの円弧状のプレス部材の間に形成した通路となる穴は、ブチル製
の粘着剤を施したワイヤ系より大きさが小さい。そのため、2つのプレス部材を
結合する場合、ワイヤの束の上に絶えず圧力が掛かり、ワイヤの束の全体が、こ
の通路となる穴の内壁にしっかりと押し付けられる。結果として、液体や気体は
、それぞれのワイヤの間を通過することもなく、また、ワイヤの束の外周部と2
つの部分から構成される装置の内面との間を通過することもない。
良した分割できる装置を提供することである。
と称する。本発明を使って達成することができる技術的な進歩は、主に、所望の
位置に流体耐密性(fluid−tight)が得られるように、複数のワイヤ
の束などを保持するために、結合部分とプレス部分に、本発明の形状の安定した
密封するための分割面を備えるので、本発明の最も簡潔な実施態様において本発
明の装置が可能である、という事実による。これにより、本発明のように形成さ
れ分割されたこのグロメットを使って、電気用のワイヤだけでなく媒体を運ぶた
めの導管も案内、保持、導き通すことができる。媒体を運ぶための導管は、例え
ば、洗浄液、冷却液、ブレーキのための液体などの液体を使用する場所へ導くた
めの細い中空体などである。
レス部分と、少なくとも1つの結合部分とを備える。この結合部分は、長形の物
体が延びる方向にプレス部分に続き、形状の安定した密封するための分割面を備
える。このグロメットは、時間の掛かる方法で手作業でケーブルの束など導入で
きるだけであった、今まで使用されてきたリング状あるいは環状の軟らかいゴム
製のグロメットに、置き換えることができる。
構成される結合部分が、内部に例えばPA製の補強のためのインサートを備える
ので、結合部分にある分割面の形状の安定性と密封性が確保される。そのような
構造のおかげで、結合部分は形状が十分に安定しているので、使用中に予想され
る外力に耐えることができる。そのため、結合部分を有する2つのハーフ(パー
ツ)の分割面の領域内において、運転中に漏洩が起こることはない。結合部分の
外側にある弾性材料により、本発明のグロメットの外周部を、壁の中に形成した
穴の縁部に、流体耐密性が得られるように結合することができる。これは、すな
わち原理的には、今日知られている型式のスリーブやグロメットの全て、例えば
、引き込み型、押し込み型(press−in、push−in)のグロメット
において可能である。
される)の内部に補強のための「骨格」を備える好ましい実施態様により、初め
て技術的に有用な、分割されたゴム製のグロメットが得られる。従来技術で知ら
れている軟らかい環状あるいはチューブ状のゴム製のグロメットを、長手方向に
分割した場合、2つのハーフを、信頼性のある密封方法で、再度結合することは
できない。これは、外力が作用すると分割面に漏洩の起こる領域が、自動的に発
生するからであろう。剛い材料を用いると、十分な形状の安定性は恐らく達成さ
れるであろうが、そのような剛い材料では、弾性のある軟らかい可撓性の材料が
必要とされる、目的とする流体耐密性は確保できないであろう。
」を、2つの部分から構成されるグロメットの結合領域内に組み込むことは、本
発明を使って達成される技術的に有用な分割可能性の前提条件であり、また、本
発明を使って達成できるグロメットの密封性の前提条件でもある。
記載する。
する。この2つのグロメットの部分は、ワイヤの束を差し込む際に、互いに接触
していない。ワイヤの束を差し込んだ後に、2つのハーフはその分割面の領域内
において結合する。この2つのハーフはそれぞれ、ワイヤの束を囲むプレス部分
と、長手方向にプレス部分に続く結合部分と、を備える。分割面は、ねじ止め、
ロック止め、クランプ止め、その他の適切な方法で結合する。ワイヤの束は、2
つのハーフを結合した後で、圧力を掛けて本発明のグロメットに固定する。固定
するためのそのような圧力を掛けるために、以下の選択肢が備えられる。
したワイヤの束の径を少し大きめの寸法にする。
くする。
成とし、これによって、通路溝の正味の直径を、圧力を掛けるように、小さくで
きる。
らく、そのような可撓性または半可撓性のゴム状の材料は、この材料が通路溝の
径を小さくするように、単に2つのプレス部分の1つに備えられる。
場合、液体または気体が、ケーブルやワイヤの束のそれぞれのワイヤの表面に沿
って、あるいはそれらの絶縁スリーブ上を、本発明のグロメットを伝わって通り
抜けるのが防止される。従って、本発明の範囲内で、「長手方向の水耐密性」と
は、本発明のグロメットによる、流体がグロメットの一方の側から反対側へ軸方
向に通過するのを効果的に防止する能力のことを示す。これに対して、本発明の
範囲内で、「流体耐密性による密封」という用語は、ワイヤの束の内部に広く存
在する条件に関係するのでなく、ワイヤの束の外部に存在する条件に関係し、特
に、結合部分の外周部を密封する条件に関係する。この結合部分の外周部を使っ
て、グロメットを壁の穴に固定することができる。
ぜなら、密封化合物、好ましくはドイツ特許公開番号4441513A1に記載
されているようなブチル化合物、あるいはその他の密封化合物、例えば、押し付
けることのできるゲル、グリース、適切な密封材料、粘着性の材料を、ワイヤの
束のそれぞれのワイヤの間や、それぞれのワイヤの絶縁スリーブの間に、施すか
らである。このワイヤや絶縁スリーブに対して、2つのグロメットのハーフを結
合した後に、圧力を掛ける。そのような(不断の)圧力は、好ましくは以下の選
択肢を使った本発明に従い、密封化合物の上に掛けられる。
、ゴム状のライニングを備える。
ゴム状の弾性材料から構成され、そのような弾性材料は、グロメットの2つのプ
レス部分部材の1つだけに、設けられ得る。
れのワイヤの絶縁スリーブの間に、配置すると、ワイヤの束の径が大きくなるで
あろうことは、言うまでもない。そのような大きめの寸法のワイヤの径は、前記
プレス部材に2つの対向するばねを備えると、プレス部分部材の中の適切な位置
に固定することができる。この2つの対向するばねは、対向するプレス部分に形
成した収容ポケットと協同する。そのようなばねにより、2つのグロメットのハ
ーフを確実に中央で結合できる。
機能するだけでなく、十分に高い圧力を密封化合物に確実に掛けるための「レベ
ルの指標」としても機能する。ワイヤの束の径が、ワイヤの束に含まれる密封化
合物により、大きくなり過ぎている場合は、この目的で、ワイヤの束の径がばね
の上端の高さに一致するほどワイヤの束の径が大きいかどうかについて、ワイヤ
の束をチェックする。ワイヤの束の径が対向するばねの上端に達する程には、ワ
イヤの束の径が大きくない場合は、ワイヤの束の径に、(充填した)ワイヤの束
の径がばねの上端に達するまで、フィラーを充填できる。
流体耐密性が得られ、また壁の穴と結合する部分でも、流体耐密性が得られる。
好ましい実施態様によれば、長手方向の水耐密性は、密封化合物を、できる限り
粘着テープの形で使用することにより達成できる。さらに、プレス部材が形成す
る領域は、直線だけでなく、屈曲したり湾曲したりすることもでき、つまりあら
ゆる所望の形状にすることができる。
ストの掛かる処理操作なしで済ませることができる。また、これにより、自動車
のためのケーブルハーネスのような単純かつ複雑なワイヤの束を自動的な方法で
製造できる条件が得られる。さらに、本発明によれば、長手方向の水耐密性をも
はや別々の操作で製造する必要はない。また、本発明の分割できるグロメットは
、容易に修理、整備ができる。なぜなら、例えば欠陥があった場合は、グロメッ
トの2つのハーフを互いに分離し、グロメットの内部を点検することができるか
らである。グロメットは本発明に従い分割され、問題なく次の穴を開ける操作に
移ることができる。そのため、例えば、追加の電気用のワイヤやその他のワイヤ
を後で導入することができる。また、グロメット全体、グロメットの流体耐密性
、長手方向の水耐密性を損なうことなく、最初に設けられた電気用のワイヤやそ
の他のワイヤを取り除くことができる。
収縮性のチューブや熱溶融性の型式の粘着剤などとともに分割できないゴム製の
スリーブやグロメットに取って代わることができる。これらは、今まで長手方向
の水耐密性を達成するために使用されてきたものである。結果として、ワイヤの
束などの費用の掛かる穴通し(すなわち、従来のゴム製のスリーブや従来の収縮
性のチューブの穴を通すこと)なしで済ませることができる。
り達成される。
て、ワイヤの束のような長形の物体を、壁の穴に保持し、壁の穴を通して案内で
きる、という事実による。これにより、長形の物体を、確実に、正確に配置し、
固定することができる。しかし、特に、グロメットの2つのハーフシェルを、形
状の安定した(ねじれに対して剛い)方法で、かつ流体耐密性が得られる方法で
結合することが保証される。本発明の有利な成果により、長形の物体(ワイヤの
束)に(不断の)圧力を掛けることができる。この圧力は、長形の物体を少し大
きめの寸法にすることにより、長形の物体に詰め物をすることにより、あるいは
、使用する2つのプレス部分の内側にライニングをすることにより、長形の物体
に掛けられる。長形の物体(ワイヤの束)に作用するそのような持続した圧力は
、可撓性または半可撓性のゴム状の弾性材料からプレス部材を通路溝の領域内に
作成することによっても、掛けることができる。
イヤ絶縁材の間に導入するように、実施することこともできる。上述の圧力によ
り、この密封化合物、好ましくはブチル(ブチルゴム)が作用すると、ワイヤの
束は、液体や気体の通路を密封するように保護される。これにより、液体や気体
は、使用する2つの部分から構成されるグロメットの一方の側からもう一方の側
へ通過できない。本発明の方法で使用する2つの部分から構成されるゴム製のグ
ロメットは、少なくともグロメットの分割面(結合面)の領域内において、形状
が安定しており、つまりねじれに対して剛い。さらに、本発明の方法の好ましい
実施態様では、上述した長形の物体(ワイヤの束)の径を利用することで、使用
する2つの部分から構成されるグロメットに持続した圧力が得られるように適切
なレベル指標を取り付けているので、継続した圧力が得られる。
4に記載する。
されるものである。
その他の長形の構造体と係合することのできるプレス部分を備える点で共通する
。また、本発明のグロメットの実施態様の全ては、少なくとも部分的に壁に結合
できる外周部を備える結合部分が、長手方向(軸方向)のプレス部分に隣接する
点で共通する。本発明のグロメットは、好ましくは中心面に沿って分裂または分
割される。よって、それぞれのグロメットは、2つの互いに結合可能なハーフか
ら構成される。それぞれのハーフは、プレス部分のパーツ(例えば、ハーフ)と
、結合部分のパーツ(例えば、ハーフ)とから構成される。例示した実施態様で
は、プレス部分や隣接する結合部分の分割面は、常に、同一面内に延びる。しか
しながら、結合部分の分割面は、ブレス部分の分割面の配向とは異なる配向を取
り得ることは、言うまでもない。
ら構成される。しかしながら、さらに、通路穴の表面は、追加の被覆、好ましく
はEPDM、TPEなどの軟らかい、弾性のある材料の被覆を施してもよい。ま
た、以下の本文において、より詳細に記載するように、この方法で被覆した表面
は、滑らかであるか、リブ状である。
て結合するのに役立つ。この結合部分は、形状が安定しており(ねじれに対して
剛く)、少なくとも結合部分の分割面(結合面)の領域内において、密封する効
果がある。
性材料や、ポリアミドなどの強化材料から作られていることの、当然の結果であ
る。特に図3に示す結合部分の強化材料25により、ねじれのない密封するため
のグロメットが得られるであろうことは、専らそのような材料の組み合わせによ
る。
語として使用する。この2つのハーフシェルから、本発明の分割できるグロメッ
トが構成される。しかしながら、本発明の装置の2つのパーツが同一の大きさで
ある必要はないのは、言うまでもない。なぜなら、原理的には装置を扇形に切断
分割することもできるからである。これによって、第1のより大きい部分と、第
2のより小さい部分が得られるであろう。
と使用の特定を示す図である。グロメットは、2つのハーフ(ハーフシェル)、
つまり上部のハーフと、下部のハーフとから構成される。それぞれのハーフシェ
ルは、それぞれプレス部材2a、2bと、それぞれ結合部分部材4a、4bとを
備える。これらの結合部分部材4a、4bは、長手方向にプレス部材に隣接する
。図1Aに概略示すように、2つのハーフシェルが互いに結合すると、この外殻
により、長形の通路溝5と、この溝に長手方向に隣接する漏斗状の形状の結合部
分と、が形成される。ワイヤの束、例えばケーブルハーネスの部分を、グロメッ
トの2つのハーフシェルの間に安全に収容することができる。このとき、ワイヤ
の束を安全に固定するために、プレス部材の領域内においてワイヤの束に十分に
大きな圧力を掛ける。密封効果のある形状の安定した結合部分4は、結合部分4
の外周部によって、壁(図示せず)の中の通路穴の縁部に、密封するように結合
することができる。漏斗状の形状の結合部分4は、2つの異なる材料から構成さ
れる。プレス部材のすぐ隣で、結合部分は、PAなどの剛い弾性材料から構成さ
れる。この剛い材料を、EPDM/TPEなどの剛くない可撓性の材料で囲む。
ロック止め端部12と、密封リップ部14とを、剛くないパーツの外周部に形成
する。突片−溝機構16、18を、結合部分4a、4bの分割面に形成する。ま
た、直立したばね8と、ばねと協同する収容ポケット9とを示す。
らば、解放できるように固定し、ワイヤの束を2つのハーフシェルの間に確実に
固定するように収容する。
、本発明のグロメットの分割面(plane of division)(複数
の分割面)(plane of divisions)に配置した表面の全てを
意味する。より具体的には、「分割面」は、常に、2つのハーフシェルが互いに
結合している状態で接触する表面である。プレス部分の領域内において、分割面
は、好ましくはPAなどの剛い弾性材料から構成され、必要があればEPDM/
TPEや粘着剤などのゴム状の材料で被覆する。しかしながら、結合部分4の領
域内において、分割面は、上述の剛くない材料から構成される。結合部分の分割
面は、突片−溝機構から構成され、この機構を使って、結合部分の2つのパーツ
を、形状を安定して密封するような方法で、互いに結合することができる。
、(下部)プレス部材2aと(下部)結合部分部材4aとを備える。プレス部材
2aは、ここでは、チューブ状の部材の形状に形成してある。同様に、上部のプ
レス部材(図示せず)も、チューブ状の部材に形成してある。そのため、2つの
プレス部材を結合すると、2つのプレス部材により、通路溝5となる完全なチュ
ーブができる。2つのグロメットパーツは、対向するフランジ部材6により互い
に結合する。このフランジ部材6は、プレス部材の分割面内で外側に延びる。従
って、グロメットパーツを結合すると、グロメットパーツは、分割面の領域内に
おいて分割面によって、また、互いに面しているフランジ部材6の表面によって
、互いに接触する。ワイヤの束を通路溝5に差し込んだ後で、グロメットパーツ
を、フランジ部材6に設けた穴を通してねじ止めするか、あるいは、別の方法で
互いに結合する。
イド部材を備える。そのようなガイド部材を図1Bに示す。この実施態様では、
プレス部材2aは、プレス部材の分割面の延長として形成したばね部材8を備え
る。上部プレス部材(図示せず)には、ばね部材8を差し込む収容ポケットを、
適切に設ける。さらに、差し込むケーブルの束にさらに圧力を掛けるために、そ
れぞれのプレス部材2aは、端の部分に、より小さい断面を有する部分を備える
。これによって、ブチルが出てくるのを抑えることができる。さらに、この部分
に、アンダーカット(30)を設ける。アンダーカットにより、ワイヤの束を保
護するために、例えば、可撓性の溝を付けた波形のチューブに結合することがで
きる。
一体に備える。漏斗の細い部分は、プレス部分に割り当てる。一方、漏斗の広が
った部分は、プレス部材から離れた方を向く。結合部分部材は、上部のプレス部
材(図示せず)上に、逆に適合する形で形成する。そのため、2つのハーフシェ
ルが結合すると、2つの部材により完全な漏斗状の結合部分4が形成される。
に、2つの部材をより堅固に結合することができる。さらに、特にしっかりと結
合するために、分割面を粘着剤で湿らすこともできる。結合に流体耐密性を与え
るために、ゲル、グリースなどを使用することもできる。
部材4aは、補強部材25を備える。この補強部材は、プレス部材2aと一体に
形成する。この補強部材は、好ましくはPAから構成され、漏斗状の構造内に所
定の程度延長する。補強部材により、漏斗状の細い部分で漏斗部に必要とする堅
さが得られる。一方、広がった外側の漏斗状の部分は可撓性にし、好ましくはE
PDM/TPEから構成する。これによって、そこに施されたアンダーカットを
、通常の標準の力を掛けることにより、ロック止めすることができる。そのよう
な堅さは、分割面でねじれに対する剛さを実現するために必要とされる前提条件
となる。この堅さがないと、分割面の領域内において水耐密性は得られない。
漏斗部の上の結合部分部材6aの外側に形成する。使用中、漏斗状の結合部分4
は、結合部分4の外周部によって対応する壁の穴に差し込む。この穴の縁部(図
示せず)は、ロック止め端部12と密封リップ部14との間に密封するように保
持する。
する。この半球状の部材は、球状部を形成するために、分割面(図示せず)に結
合する。2つのプレス部材は、外殻3(図7参照)の中で支持する。この外殻3
により球状部は外殻の中で回転移動することができる。さらに、外殻は、漏斗状
の結合部分4と一体に形成する。広がった漏斗状の部分は外殻3から離した構成
とする。
、図5Bから明らかになる。図に示すように、プレス部材のそれぞれは、半球状
に形成し、分割面6a、6bを備える。この分割面6a、6bは、使用中は球状
部を形成するように結合する。半球状部の分割面のそれぞれは、溝のように形成
したくぼみを備える。このくぼみは、半球形の球状部の表面に到達するまで分割
面の表面全体を延びる。使用中は、2つのプレス部材は、これらのくぼみが結合
して通路溝5を形成するように、互いに結合する。この通路溝5は結果として得
られた球状部の中心に配置する。
中心を合わせるための部材を設ける。図に示すように、プレス部材の1つは、分
割面6bの領域内に突起部7を備える。従って、分割面6aは、形状と配置が突
起部に適合するへこみ部7’を備える。使用中は、プレス部材2aの突起部7は
、プレス部材2bのへこみ部7’に係合する。これにより、2つの部材は、事実
上噛み合う。プレス部材2a、2bは、さらに横方向のガイド部材を備える。こ
のガイド部材によって、使用中、圧力を掛ける操作中にワイヤの束が案内される
。この目的のために、通路穴の溝の2つの長手方向に沿った側に直に隣接するよ
うに、ガイド部材8を、プレス部材2aの分割面6a上に形成する。このとき、
ガイド部材8は、分割面にほぼ垂直な方向にばねの形状で延びる。もう一方のプ
レス部材2bも同様に、分割面6bに溝またはポケット9を備える。この溝また
はポケット9は、通路の穴の溝の長手方向に沿った側に直に隣接し、形状と大き
さがばね8に適合する。使用中、ばねと溝またはポケットとは互いに結合し、ワ
イヤの束がさらに案内されることに加えて、2つのプレス部材を改良した方法で
固定することが保証される。
部材は、設けたドリル穴により外側からねじ止めする。しかしながら、2つの部
材は、粘着剤、リベット、その他の押し込み式の結合方法で結合することもでき
る。結合したプレス部材は、続いて、2つのハーフシェルで収容する。この2つ
のハーフシェルは、細い漏斗状の部分に形成する。2つのハーフシェルが結合す
ることにより、球状外殻3が形成される。外側の球状面の大きさと、ハーフシェ
ルの内側の大きさとは、部材2a、2bにより形成される球状部がハーフシェル
の中で移動できるように、選択する。それぞれのハーフシェルは、好ましくは、
専ら球状面の約半分をハーフシェルで被覆するように設計する。これにより、球
状部の通路溝5の穴の部分が剥き出しになる。2つのハーフシェルは、その後、
ねじ結合やリベットにより互いに結合する。
に形成する。このとき、広がった漏斗状の部分は、ハーフシェルから離れた方を
向く(図6)。外側の広がった漏斗状の部分は、漏斗状の部分の外側に固定端部
12を備える。この固定端部12は、漏斗状部の全体の円周部の周りで外側に延
びる。固定端部12のすぐ近くで、漏斗状部の外側により、漏斗状部の外側の上
に、突起部が形成される。この突起部は、また、漏斗状部の全体の円周部に亘っ
て延びる。使用中、漏斗状部を、固定端部12と、薄い壁状のブラケットや壁プ
レートの穴の中の隣接した突起部と、により固定する。固定端部は、ここでは、
一方の側に配置し、突起部は、壁の穴のもう一方の側に配置する。
補強部分25は、好ましくは、ポリアミドから構成される。漏斗状部の外側の被
覆は、好ましくは、EPDMやTPEから構成される。このEPDMやTPEは
、補強部材25の周りに備える。
通路の穴の中に差し込む。ワイヤの束は、通路の穴の径に関して大きめの大きさ
である。ワイヤの束は、長手方向の水耐密性が望ましい場合は、粘着剤の中に埋
め込まれた調製されたワイヤから構成される。ワイヤの束は、特に、複数のそれ
ぞれのワイヤあるいはそれぞれの絶縁されたワイヤから構成される。これらのワ
イヤは、それぞれのワイヤを粘着テープのそれぞれの層の間にサンドイッチのよ
うに挟み込むように、粘着テープ上に配置する。この粘着テープの作用層は、好
ましくは、ブチル(ブチルゴム)から構成される。
を掛ける。それぞれのワイヤの間にブチルなどを導入していない場合は、これら
のワイヤは、専ら、プレス部分の2つのプレス部材により掛けられた圧力により
、保持され、案内される。しかしながら、ブチルなどの材料を、ワイヤの間や、
ワイヤと通路の穴の内側の壁との間に施した場合は、長手方向の水耐密性が実現
する。これによって、水分がそれぞれのワイヤに沿って伝わることはない。ブチ
ルなどを使って得られるそのような密封は、気体の耐密性についても同様である
。
れるプレス部分に隣接する。この2つの部分から構成される結合部分により、例
えば、壁の穴を通してケーブルの束を、流体耐密性が得られるように、案内する
ことができる。すでに説明したように、漏斗状の形状の結合部分の外周部は、流
体耐密性が得られる形で、通路の穴を囲む壁の部分と協同する。これによって、
長手方向の水耐密性の結果として、水分はワイヤの束の内部を伝わり通ることが
できない。また、結合部分の外周部の領域内における流体耐密性による密封の結
果として、水分は壁の穴を伝わり通ることができない。すでに述べたように、ケ
ーブルの束や他の長形の物体を分割可能な装置の一方のハーフに差し込み、もう
一方を、装置を閉じるのに使用する。その後で、プレス部分の2つのプレス部材
は、突片と溝の結合により押し込み式に互いに結合する。また、漏斗状の形状の
結合部分の2つの結合部分部材も、突片と溝の結合により押し込み式の方法で互
いに結合する。
うに結合する。このプレス部材2は、球状部を保持する外殻部材の内側でいろい
ろな方向に移動可能である。そのため、図1から図3の実施例とは対照的に、通
路溝5の配置方向を変えることができることに、留意が必要である。
ち、「壁を通して電線を案内するため、あるいは電線を電気装置の中に導入する
ための、絶縁性の材料で構成される漏斗状の形状のボディ」としての機能を有す
る。本発明の装置は、二重の機能を有する。1つは、グロメットにより、ケーブ
ルの束(ワイヤの束)が通過する壁の穴を、密封することである。これは、弾性
材から好ましくは構成される、漏斗状の結合部分の外縁部を、穴の周縁の壁に密
封して結合できることによる。もう1つは、周囲表面により、ケーブルの束を、
滑りを防止する形で、通路の穴に確実に保持することである。この周囲表面によ
り、ケーブルの束に圧力が掛かるとともに、この周囲表面は、結合部分に長手方
向に隣接するプレス部分の通路に関係する。ブチルや同等の材料をそれぞれのワ
イヤの間に施す場合、なによりも、ケーブルの束のそれぞれのワイヤの間や、ケ
ーブルの束の外面と通路の穴の内面との間に、長手方向の水耐密性が実現する。
の経過とともに、脆くなったり、いくらか収縮したりする傾向があることが、経
験から分かっている。しかしながら、そのような収縮作用を考慮しないと、この
収縮により、ケーブルの束の密封に障害が生じる。以下の本文に記載する実施態
様を使って、特に図9A、図9B、図10A、図10B、図11A、図12から
図14、図16から図18を参照して、ブチルなどの収縮を、「自己回復」の方
法により、補償することができる。
の図から分かるように、このワイヤの束は、複数のワイヤから構成される。この
ワイヤは可塑性の材料を使ってそれぞれが互いに絶縁している。ワイヤの束の表
面の選択した部分は、被覆50を備える。この被覆50は、ワイヤの束の断面を
大きくするように、例えば、少なくとも1つの巻き付けの形でワイヤの束の周り
を案内する。これにより、ワイヤの束の表面の所定の部分におけるワイヤの束の
周囲を、所望の程度大きくすることができる。以下の本文でより詳細に説明する
本発明のグロメットの実施態様と組み合わせると、そのように径が増加するのは
、非常に好都合である。例えば、ワイヤの外周部が十分に大きくないので、本発
明のグロメットにおいて、滑りを防止する形で保持できない場合、被覆したり、
あるいは、ワイヤの束の予め選択した部分に巻き付けを形成したりして、ワイヤ
の束の径を大きくすることができる。このとき、被覆したワイヤの束に対してグ
ロメットの通路溝の径が小さくなるまで、ワイヤの束の径を大きくすることがで
きる。これにより、被覆したワイヤの束の部分を差し込んだ後で、滑りを防止す
るのに適合した圧力で、被覆したワイヤの束の部分を差し込んだ後、後者を保持
できる。
くすることができるのは、言うまでもない。
結果として、ワイヤの束の周囲が大きくなった分を示す。長手方向の水耐密性は
、図8A、図8Bに示す方法を実施するだけでは、得ることができないのは、言
うまでもない。なぜなら、巻き付け50は、ワイヤの束の隣接したワイヤの間の
空間には、影響しないからである。
し込むケーブルの束を案内するのに役に立つ。しかしながら、適切な大きさにす
ると、それらは、組み立て中に、差し込むケーブルの束の望ましい径をモニタす
るためのレベル指標として役に立つ。組み立て中に、ケーブルの束が小さ過ぎる
ことが明らかになった場合、ドイツ特許公開番号19640816A1に知られ
ているように、フィラー部材を、グロメットの領域内においてケーブル機構の全
体の径を望ましい程度大きくするために、追加で使用することができる。
つ。そのように役に立つのは、グロメットの2つのハーフが結合しているとき、
本発明のグロメットの内側で必要とする接触圧力を確実に得るためには、初めの
ワイヤの束の周囲が十分でない場合である。これらのフィラー部材は、好ましく
は、EPDMなどの弾性のある可撓性の材料から構成される。しかしながら、P
EやPVCなどの半可撓性の可塑性の材料も、同様にそのような目的に適するこ
とが判明した。さらに、好ましくは粘りの作用を備える従って密封作用を備える
被覆に、これらのフィラーを施す場合、それは有利であることが判明した。ブチ
ルは、そのような目的に特に適していることが判明した。ブチルで被覆するその
ようなフィラー部材は、好ましくは別々の紙の間にサンドイッチのように挟み込
み、望ましい大きさに切断する必要がある。
密性をワイヤの束に得るために必要な圧力を、グロメットの内部に確実に発生さ
せることができる。ブチルの粘着テープが、長手方向の水耐密性を達成するため
に特に好ましい。このブチルの粘着テープは、約60℃の温度範囲内で好ましく
は製造したものである。
おいて、被覆50(図8A、図8B)、被覆50’(図11B)を使って、径を
大きくすることができる。
を示す斜視図である。図9Aに示すハーフシェルは、上部プレスの部材2aと、
隣接する結合部分部材4aとを備える。従って、図9Bに示すグロメットのもう
一方のハーフシェルは、結合部分部材4bが隣接する下部プレスの部材2bを備
える。図9Bに示すように、突起ばね8が、下部のグロメットのハーフの上に、
設けられる。この突起ばね8の間に、ワイヤの束のための通路溝が、リブ状突起
を備えて、延長する。図9Aに示すハーフシェルは、溝状の2つの収容ポケット
9を備える。図9A、図9Bに示すグロメットのハーフが結合する際、このポケ
ット9に、ばね8が係合する。湾曲した部分は、図9A、図9Bのリブ状突起1
0を備える。この湾曲した部分は、結合した状態で、長形の物体のための、すな
わち、例えば、図8に示すワイヤの束のための、通路溝を形成する。
図9Bの2つのグロメットのハーフを、操作位置で結合する際、リブ状突起は、
通路溝の正味の径を小さくするために、通路溝の中に延びる。リブ状突起10は
、ゴム、天然ゴム、シリコーンなどの可撓性の材料から構成され、層状(図示せ
ず)に形成すると有利である。この層は、通路溝の内側表面に結合する。
える。このフランジ部材6は、対になって互いに対向する。これらのフランジ部
材は、分割面内に延びている。この分割面に沿って、グロメットが分割する。フ
ランジ部材6のそれぞれは、固定手段とドリル穴とを備える。これらの固定手段
とドリル穴とを使って、図9A、図9Bに示すグロメットのハーフを、それらの
使用位置で固定する。使用位置において、2つのプレス部材によりワイヤの束を
通路溝に配置するのは、言うまでもない。また、通路溝に配置されているワイヤ
の束の部分に、すなわち、フランジ部材6に圧力を掛けることによって、圧力を
掛けることも、言うまでもない。
ら5mm離れている。突起10は、くさび形の断面の設計なので、有利である。
この突起は、その広い端で関連するプレス部材2a、2bにそれぞれ固定する。
また、この突起は、その先端で、通路溝の正味の径をいくらか小さくするために
、通路溝の内部に延びる。この通路溝は、本発明のグロメットの2つのパーツに
より、形成する。
イヤにより形成されたワイヤの束を、滑りを防止するように確実に保持すること
ができる。時間の経過とともに収縮作用の結果として、ワイヤの束の径が小さく
なった場合でも、保持することができる。第2に、そのような収縮現象において
、突起によって、密封効果を「自己回復」作用の方法により維持する。この密封
効果は、ワイヤの束の表面とグロメットの内側の周囲との間で実現する。上述し
た収縮作用は、密封手段が時間の経過とともに消滅すると、生じる。この密封手
段は、ワイヤの束の隣接するワイヤの間の空隙をふさぐために使用される。また
、この密封手段は、ワイヤの束の外側の周囲と、グロメットの内側の周囲との間
の空間を埋めるために使用される。そのような密封手段は、例えば、ブチルやそ
の他の粘着性の密封材料から構成される。専門家の間では、いわゆる「粘着テー
プ」が知られている。この「粘着テープ」は、出願人のドイツ特許公開番号44
41513A1に記載してあるように、ブチルの粘着効果と密封効果とを利用し
ている。
分の上面図である。
bに関係する。この端に、ハーフ4a、4bから構成される結合部分が続く。こ
の結合部分は、プレス部分と同じ平面で分割する。このプレス部分は、結合部分
に隣接するプレス部材2a、2bを備える。この結合部分は、漏斗状の形状であ
り、漏斗状の形で広がる通路穴を備える。この通路の穴は、プレス部分の通路溝
と同心に配置する。プレス部分から結合部分の移行領域において、結合部分の通
路の穴は、プレス部材の通路溝と内側の径が同一である。この通路の穴は、図面
の左側へ次第に広がる。
れらの内部に、部材25等などの補強部分を備えることができる。この補強部材
25は、プレス部材2a、2bと一体に構成する。また、この部材25は、所定
の程度、結合部材の中に延長することもできる。プレス部分2a、2bのすぐ隣
りの漏斗状の部材4a、4bの領域は、補強部材25により強度が増している。
特に、図面に見ることができるように、より細い漏斗状の部分で強度が増加して
いる。この好ましい実施態様では、漏斗状の形状の結合部材4a、4bの外縁の
部分は、残りのグロメットの部分より強度が低い。
、ロック止め縁部12を備える。このロック止め縁部12は、密閉する手段とな
るように、密閉リップ部14と協同する。本発明のグロメットを仕切るための壁
の穴に差し込むと、この密封するための手段は、部材12と14とで壁の縁(図
示せず)を密封するように取り囲む。
される。EPDM/TPEなどの、より軟らかい材料から構成され、補強部材(
図3参照)の周りに延びるのは、密封リップ部14を備え、ロック止め端部12
を備える可撓性で弾性のある縁部だけである。すでに述べたように、リブ状突起
10は、ゴムやシリコーンなどの弾性と伸縮性のある材料から構成される。この
リブ状突起10は、2つのプレス部材2a、2bにより形成される通路溝の中に
、それらの結合して使用する位置に、備えられる。
のハーフの1つの中に差し込む。ワイヤの束を、グロメットの領域内で、長手方
向に水耐密性にしようと意図する場合は、ブチルや他の適切な密封材料を適切な
量施す必要がある。これは、ワイヤの束の隣接するワイヤの間に存在する空間を
密封するようにふさぐためであり、しかしまた、プレス部材2a、2bの領域内
で、ワイヤの端の外周部と、グロメットの内周部との間に存在する全ての空間を
密封するようにふさぐためでもある。そのような場合は、通路の穴は、プレス部
材の領域内で、密封材料を備えるワイヤの束(ケーブルの束)に比較して、大き
さが小さい。分割されたグロメットを閉じて、ワイヤの束とフランジ部材6とを
互いに近づくように動かすと、通路溝の内側に置かれたワイヤの束の部分に均一
な圧力が掛かる。これによって、密封材料が、全ての空洞や介在する空間の中に
密封するように押し込まれ、従って、ワイヤの束に、長手方向に水耐密性が得ら
れる。
封材料なしで済ませることができる。ケーブルの束の外径が、非常に小さいので
、通路溝(プレス部材2a、2bの領域内で)の内径を必要とする大きさまで確
実に小さくできない場合、ワイヤの束には、好ましい領域内で、図8に示す被覆
50が設けられる。この径を大きくした部分50は、次に分割されたグロメット
の1つのハーフの中に導入される。その上で、グロメットのもう1つのハーフを
、最初のハーフに結合する。これによって、ワイヤの束を取り囲む。
できる。このとき、グロメットの外側の縁は、壁の穴を密封するように取り囲む
。好ましくは、ケーブルの束に、グロメットの領域内で長手方向に水耐密性が得
られる。
状のリブ10により、グロメットの中でワイヤの束が滑るのを確実に防止するこ
とができる(密封材料を、ワイヤの束のワイヤの間に設けない場合、または、ワ
イヤの束の外側の周囲とグロメットの間との間に設けない場合)。また、密封化
合物が収縮する現象が生じる結果としてケーブルの束の外側の径が小さくなる場
合は、この環状のリブ10により、自己回復の効果を確実に得ることができる。
この自己回復の効果は、長手方向に水耐密性が施されるワイヤの束の部分につい
ての場合である。そのような場合、弾性があり可撓性のリブ状突起10は、収縮
を補償し、その結果、収縮にもかかわらず長手方向の水耐密性が確実に得られる
。
す。この被覆50’は、その目的に関係する限りは、図8A、図8Bに示す被覆
50と同一である。図8A、図8Bに示すケーブルの束は、実質的に円形の断面
であり、一方、図11Bに示す平型のリボンケーブルの束は、実質的に正方形ま
たは矩形の断面である。図11Aに示すような発明のグロメットのパーツは、正
方形または矩形の形状である通路溝を備える。したがって、このパーツは、図1
1Bに示すようなワイヤの束の断面の形状に適合する。そのような正方形または
矩形の形状を備える通路溝は、図に示すようなリブ状突起10を必ずしも備える
必要はないが、例えば、図1、図3、図5A、図5Bに示すような滑らかな表面
を有することは、言うまでもない。その好ましい実施態様では、図11Aのグロ
メットは、形状が漏斗状の結合部分に、図3を参照して説明した補強部材を備え
る。この部材は、好ましくは、ポリアミドから構成される。この漏斗状の結合部
材は、図3を参照して説明したように、より可撓性の材料、好ましくはEPDM
から構成される。
、突片と溝の機構を備えることを示す。この突片−溝機構を使って、結合漏斗部
の2つのハーフは、流体耐密性が得られる形で、互いに結合することができる。
より詳細には、これらの図で、図示した分割面に、突き出た突片16と、収容溝
18を示す。突片−溝機構は、本発明のグロメットの全ての実施態様において、
結合部分の分割面に備えるのが好ましい。溝と突片を備えるこの分割面は、EP
DM/TPEなどの軟らかい可塑性の材料から構成する。結合部分の全体をその
ような可塑性の材料から構成しない場合は、溝と突片を備える分割面は、少なく
とも可撓性の可塑性の材料(EPDM)で被覆する。上述した突片−溝機構の代
わりに、結合部分の分割面に水耐密性の結合を得るために、全面に粘着性の結合
剤を使用することができる。2つの分割面に密封化合物を備えることも、有効で
ある。固定するためのフランジ6も、流体耐密性を得る形状とするために、EP
DM/TPEなどのゴム状の材料で被覆することができる。
周部の形状は、本発明のグロメットの上述した実施態様において説明したように
、他の全ての適切な形状で置き換えることができる。例えば、図13に、本発明
に従い分割されるグロメットを示す。このグロメットの漏斗状の結合部分4は、
その周囲において、ボディシート19にねじ止めする。この目的で、適切なねじ
手段を、結合部分4の周囲領域内に備える。図13に、さらに、漏斗状の形状の
結合部分4に組み入れる密封するためのリング20を示す。引き込み型、押し込
み型(press−in、push−in)のグロメットの既知の実施態様の全
てを、ねじ手段がこれらの実施態様に適しているとすれば、原理的に分割した型
式として製造できる。漏斗状の部分は、全ての好ましい形状とすることができる
。
す。このねじ山は、漏斗状の結合部分4の最も外側の下側の周囲に形成される。
分割可能なリング24に備えた内側のねじ山を、漏斗状の結合部分4と分割可能
なリング24との間に配置したボディシート19を保持するために、この外側の
ねじ山22にねじ込むことができる。図14からさらに推論できるように、水耐
密性が得られるようにグロメットを壁に確実に結合するために、漏斗状の結合部
分4に組み入れる密封するためのリング20を備える。
メットは、結合部分4が漏斗状でないという特徴により、先に述べた実施態様と
は、実質的に異なる。図15から図17Bに示す実施態様では、結合部分4は、
同様に、プレス部分に長手方向つまり軸方向に続いている。
明の分割されたグロメットの実施態様と異なる。この両方の実施態様は、主に上
部パーツ4bと下部パーツ4aとを備える結合部分の形状が異なる。これは、図
15には示していないが、図15から図17Bにおける実施態様の結合部分部材
4a、4bは、複合材料から構成される。すなわち、これらの部材は、図3の補
強材料25に相当する「骨格」として役に立つ補強材料と、この補強材料を取り
囲むEPDM/TPEといった弾性のある剛くない材料とから構成される。漏斗
状の結合部分を備えた本発明のグロメットの実施態様と同様に、図15に示す実
施態様の結合部分4a、4bは、分割面に突片−溝機構16、18を備える。上
述の構造は、内側の剛い材料、好ましくはポリアミドと、外側のより軟らかい材
料(EPDM/TPE)とから構成される。この構造と、上述した突片−溝機構
との組み合わせの結果として、分割面の領域内における形状の安定性と耐密性と
を確実に得ることができる。
いて小さな通路の穴が生じ、漏洩が生じる。
き入れて密封することを意図するのではなくて、壁に滑り込ませて密封すること
を意図する。そのような壁は、参照番号28(下部)と参照番号28’(上部)
により、図に指定してある。図15から推定できるように、結合部分の下部パー
ツ4aは、輪郭部分26を備える。この輪郭部分26は、密封を形成するために
、下部の壁28に形成される輪郭部分と押し込み式に協同する。結合部分の上部
ハーフ4bは、密封するためのストリップ34を備える。このストリップ34の
形状は、密封を形成するために、上部の壁の部分28’の下端にある対応する形
状と、押し込み式に協同する。操作中の位置では、結合した結合部分4a、4b
は壁28、28’に密封するように結合するので、図15に図示するワイヤの束
は、壁28、28’を密封して通過する。
上部)はそれぞれ、結合部分部材4a、4bに、軸方向(長手方向)に続く。先
の実施例を参照して説明したように、プレス部材は、少なくとも結合フランジ6
の領域内で、ポリアミド(PA)などの十分に剛い材料から構成される。プレス
部材と、結合部分部材4a、4bのために補強した部分とは、本発明のグロメッ
トの実施態様の全てと一体に構成すると、好都合である。
す。これらの上部ハーフシェルは、それぞれ、図15に示した、プレス部材2b
と結合部分部材4bを備え、密封するためのストリップを備える。図16Bに、
剛い材料から構成されるプレス部材部分2bが内側にゴム状のライニングを備え
ることを示す。このライニングの中に、図9から図11A、図12を参照して先
に説明し、示したように、リブ10を形成する。
図で示す。図17Bから推定できるように、下部ハーフシェルのプレス部分は、
同様に、内側にゴム状のライニングを備える。このライニングは、既に説明した
突き出たリブ10を備える。
示していないことに、留意が必要である。
示されている。このねじ37は、図15、図17に示すねじ受け手段39の中に
、固定フランジに形成したドリル穴を通して、ねじ止めすることができる。
Aを参照して上述した。そのような被覆50は、ワイヤの束の径が、通路溝5の
径に関して必要とする大きさを上回らない場合、備えるのが好都合である。本発
明のグロメットを形成する2つのハーフシェルが、それらの使用位置で互いに結
合する場合、被覆50を使って、ワイヤの束を、プレス部材2a、2bの間に掛
けられた圧力により確実に保持することができる。
から構成される。分割面の領域内で好ましい形状の安定した密封形状を確実に得
るために、輪郭の部分そのもの、すなわち、図に示す薄片を、より軟らかい、ま
たはより可撓性のある可塑性の材料で被覆する。代わりに、通路の端部に、可撓
性の弾性のあるビードを備えることもできる。、これによって、輪郭の部分(輪
郭)を含む結合部分4を、好ましくは剛い可塑性の材料で構成される。
合部分とは反対の端部の上にアンダーカットといった保持部材または結合部材を
取り付ける。これにより、従来の波形の保護チューブの折り曲げられる結合部材
を、本発明のグロメットに結合することができる。そのような結合部材は、例え
ば、図1、図2、図3において参照番号30により示す。
このプレス部材は、完全な(下部)ハーフシェルを形成するために、上述した結
合部分部材4aのそれぞれと結合することができる。図18に示すプレス部材に
おいて、2つのばね部材8の間に形成した通路溝の湾曲部分55は、EPDM/
TPEなどの可撓性または半可撓性のゴム状の材料から構成される。図示した実
施態様において、このゴム状の材料は、56により示す対向する領域に保持する
。このとき、ゴム状の材料は、これらの領域の間に、引っ張られた湾曲により図
示したハンモックのように、延びる。「ハンモック」型の部分55とは異なる図
示したプレス部材2aの部分は、ポリアミド(PA)などの剛い材料から構成さ
れる。本発明のグロメットは、グロメットの2つのハーフシェルのそれぞれにお
いて、あるいは専らグロメットのハーフシェルの1つにおいて、可撓性または半
可撓性の部分55を備えるプレス部材とすることができる。
つの形状により、特にワイヤの束がいくらか大き過ぎる場合に、通路溝の径を、
通路溝において収容するワイヤの束の径に、適合させることができる。例えば、
図8を参照して説明したように、通路溝の径に比較してワイヤの束の径の大きさ
が上回るのは、通路溝において収容するワイヤの束に好ましい圧力を掛けること
を目的とする。
合、被覆50(図8A)や50’(図11B)を使って、またはドイツ特許公開
番号19640816A1に記載したフィラーによって、好ましい過剰な大きさ
を達成する点で、本発明の全ての実施態様は共通する。これとは対照的に、長手
方向の水耐密性が必要な場合は、ワイヤの束の周囲を大きくするブチルなどの密
封化合物を、過剰な大きさに従って、ワイヤの束のワイヤの間に組み込むように
することで、過剰な大きさをほぼ自動的に得られる。
たワイヤの束に常時圧力を掛ける。これによって、密封化合物が収縮する場合で
も、ワイヤの束に掛ける圧力を確実に維持する。従って、密封化合物が消滅する
場合は、部分55の可撓性または半可撓性のゴム状の材料は、密封化合物に、「
自己回復効果」が生じる、継続的な効果がある。図9から図14、図16B、図
17Bの実施態様は、これらの実施態様が内側にゴム、天然ゴム、シリコーンな
どの可撓性の材料のライニングを専ら備えるという特徴により、図18の実施態
様とは異なる。ちなみに、これらの図9から図14、図16B、図17Bの実施
態様は、ポリアミドなどの固い(剛い)材料から構成される。図示したリブ状の
出っ張り10は、これらのゴム、天然ゴム、シリコーンなどの可撓性の材料から
構成される。
の実施態様の全てにおいて、「通路溝(passage channel)」と
は常に、ワイヤの束を収容するために備えた管状の空間であって、意図した通り
に互いに結合する2つのプレス部材2a、2bの間に設けた管状の空間を意味す
ることに、留意が必要である。
lf shell)」とは、それぞれが、プレス部材と、結合部分部材とを備え
る構造であって、本発明に従い分割されるグロメットを形成するために、一方の
構造が、第2のハーフの外郭と結合するようになっている構造を意味することに
、留意が必要である。
から図17)、ロック止め結合(図5から図7)などを上ですでに説明した。図
19に、ワイヤの束に施した密封化合物の上述した収縮に関して有利な形状を図
示する。この図に、図15に図示した配置の上部のハーフの外郭(4b、2b)
と下部のハーフの外郭(4a、2a)と右側の部分を概略示す。例えば、密封す
るためのストリップ34や突片16も示す。図19において、参照番号60は、
運転中の位置で上部ハーフシェルと下部ハーフシェルをしっかり互いに結合する
のに役立つ、ばねクリップを示す。運転中の位置で、上部ハーフシェルと下部ハ
ーフシェルとの固定フランジ6を、一方をもう一方の上に置く場合、固定フラン
ジの周りのばねクリップ60は、一方のフランジをもう一方のフランジの上に置
く。このとき、ばねクリップ60の1つのクランプストリップは上部の別のフラ
ンジに作用し、ばねクリップのもう1つの別のストリップは下部の別のフランジ
の下側に作用する。図示した実施態様では、長手方向の溝61を、固定フランジ
に備える。図19に、上部の固定フランジにあるそのような溝61を示す。本発
明のグロメットの耐用期間内に、ワイヤの束の径が収縮する場合、ばねクリップ
60によるばねの力の結果として、ワイヤの束の断面に掛けられる有利な圧力が
維持される。さらに、好ましい自己回復効果が確実になるか、あるいは少なくと
も、このような方法で維持される。
グロメットの特定を示す。
概略斜視図。
図。
図。
するための、正方形または矩形の形状の本発明のグロメットの通路穴の形状を示
す斜視図。
つ密封するための溝(もう一方のグロメットのハーフに備えられたのための)を
備えた本発明のグロメットの斜視図。
を備えた、本発明のグロメットの実施態様の概略断面図。
た分割可能なリングであって、漏斗状の結合部分の下側の周縁部に位置する外側
のねじ山にねじ込まれるリングを備えた、図13に示したねじの可能性に対する
別の実施態様を示す概略図。
手段などを備える結合部分を備えた別の実施態様の、図1Aとの類似による、特
定を示す。
た斜視図。
た斜視図。
示す。
、このばねクリップを使って2つの外殻部材が互いに結合できることを示す図。
Claims (24)
- 【請求項1】 長形の物体、例えば複数のワイヤの束を、保持し、案内し、特
に導き通すための、分割面に沿って分割される装置であって、上部ハーフシェル
(2b、4b)と下部ハーフシェル(2a、4a)とを備え、前記上部ハーフシ
ェル(2b、4b)、前記下部ハーフシェル(2a、4a)のそれぞれは、少な
くとも1つのプレス部材(それぞれ2a、2b)と少なくとも1つの結合部分部
材(それぞれ4a、4b)とを備え、ワイヤの束のための管状通路溝(5)が、
前記プレス部材の間に形成され、前記プレス部材は、流体耐密性が得られるよう
に互いに結合され、前記結合部分部材の外周は、壁の穴の縁部に流体耐密性が得
られるように結合できるようになっており、前記装置は、 それぞれのハーフシェルにおいて、前記結合部分部材(それぞれ4a、4b
)は、前記プレス部材(それぞれ2a、2b)に、前記長形の物体の延びる方向
に結合され、 前記結合部分部材(4a;4b)は、それらの形状が安定する(ねじれに対
して剛い)ように、また少なくともそれらの分割面の領域内において密封効果を
有するように形成されている、 ことを特徴とする装置。 - 【請求項2】 前記プレス部材(2a;2b)に隣接する領域内の前記結合部
分部材(4a;4b)において、ポリアミドなどの剛い材料から構成される補強
部分(15)を備え、前記補強部分は、EPDM/TPEなどの弾性材料で囲ま
れ、前記結合部分部材(4a;4b)の前記分割面に突片−溝機構を備える、 ことを特徴とする請求項1記載の装置。 - 【請求項3】 それぞれのプレス部材(2a;2b)は、2つの密閉するよう
に対向するフランジ部材(6)を備え、前記フランジ部材の間に、前記通路溝の
それぞれの壁部分が延びている、 ことを特徴とする請求項1または2記載の装置。 - 【請求項4】 ロック止め端部(12)と密封リップ部(14)とが、前記結
合部分部材(4a;4b)の前記外周の領域内において形成されている、 ことを特徴とする請求項1から3の少なくとも1つに記載の装置。 - 【請求項5】 保護チューブなどに結合するのための結合部材(30)が、前
記結合部分(4a;4b)と軸方向に対向して、前記プレス部材(2a;2b)
の端部に備えられている、 ことを特徴とする請求項1から4の少なくとも1つに記載の装置。 - 【請求項6】 前記プレス部材(2a;2b)は、形が半球状であり、前記2
つのプレス部材の間に形成された前記通路溝(5)がいろいろな方向に配置でき
るように、球状(3)内に回転可能に支持される球状部を形成するために、前記
プレス部材(2a;2b)は結合することができる、 ことを特徴とする請求項1から5の少なくとも1つに記載の装置。 - 【請求項7】 前記通路溝(5)は、軟らかく弾性のある内部ライニングを備
える、 ことを特徴とする請求項1から6の少なくとも1つに記載の装置。 - 【請求項8】 前記内部ライニングは、前記通路溝(5)へ突き出たリブ状突
起(10)を備え、前記リブ状突起(10)は、前記ワイヤの束の外周に作用す
ることができる、 ことを特徴とする請求項7記載の装置。 - 【請求項9】 前記2つのハーフシェルの一方の前記プレス部材(2a)は、
収容ポケット(9)で収容することができる突起ばね部材(8)を備え、前記収
容ポケット(9)は、前記もう一方のハーフシェルのプレス部材2b内に形成さ
れている、 ことを特徴とする請求項1から8の少なくとも1つに記載の装置。 - 【請求項10】 前記ばね部材(8)がレベル指標として機能するように、前
記ばね部材(8)の高さと、前記ばね部材の間に配置される前記ワイヤの束の径
とが、互いに適合される、 ことを特徴とする請求項9記載の装置。 - 【請求項11】 前記2つのハーフシェルの前記フランジ部材(6)が、押し
込み式に、互いに、ねじ止め、ロック止め、または接着される、 ことを特徴とする請求項3記載の装置。 - 【請求項12】 対向するプレス部材(6)を互いに押し付けるばねクリップ
(60)が、フランジ部材(6)を結合するために備えられている、 ことを特徴とする請求項11記載の装置。 - 【請求項13】 前記2つのハーフシェルの少なくとも1つにおいて、前記プ
レス部分(2a;2b)は、EPDM/TPEなどの可撓性または半可撓性の材
料から構成される部分(55)を備え、前記部分(55)は、前記通路溝(5)
の壁の弾性部分を形成している、 ことを特徴とする請求項1から12の少なくとも1つに記載の装置。 - 【請求項14】 前記結合部材を壁の穴の周囲にねじ止めするための手段(1
9;20)が、前記結合部分部材(4a;4b)の周囲の領域内に、備えられて
いる、 ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つ、または請求項5から13のい
ずれか1つに記載の装置。 - 【請求項15】 前記結合部分部材(4a;4b)は、漏斗状構造を得るため
に互いに結合することができ、このとき、径がより小さくかつプレス部材(2a
;2b)に面している前記漏斗状部分が、径がより大きくかつ外周が前記壁に結
合できる前記漏斗状部分より、強度が大きくなっている、 ことを特徴とする請求項1から14のいずれか1つに記載の装置。 - 【請求項16】 対応する輪郭を備える壁の穴に押し込み式に密封するために
、前記結合部分部材(4a;4b)の外面に、輪郭が形成されている、 ことを特徴とする請求項1から14のいずれか1つに記載の装置。 - 【請求項17】 分割された装置を使って、長形の物体、例えば複数のワイヤ
の束を、保持し、案内し、特に導き通す方法であって、前記長形の物体は、前記
装置の第1のパーツのプレス部分に導入され、前記装置の第2のパーツは、前記
ワイヤの束を囲むために、前記第1のパーツに結合され、前記装置の周囲部分は
、壁の穴の周囲に密閉するように結合されており、前記分割された装置の前記結
合部分部材(4a;4b)は、形状が安定する(ねじれに対して剛い)ように、
また流体耐密性が得られるように、互いに結合される、 ことを特徴とする方法。 - 【請求項18】 前記互いに結合されたプレス部分部材(2a;2b)を使っ
て、前記プレス部材の間に保持された前記長形の物体に、圧力が掛けられる、 ことを特徴とする請求項17記載の方法。 - 【請求項19】 前記ワイヤの束の径が、前記2つのプレス部材の間に形成さ
れた前記通路溝(5)の正味の径より大きさが上回るので、圧力が掛けられる、
ことを特徴とする請求項18記載の方法。 - 【請求項20】 前記ワイヤの束の径を大きくするために、前記プレス部材の
領域内において、前記ワイヤの束が被覆(50;50’)を備えるので、圧力が
掛けられる、 ことを特徴とする請求項18または19記載の方法。 - 【請求項21】 前記ワイヤの束の径を大きくするために、前記ワイヤの束の
ワイヤの間に、好ましくはブチルからなる密封化合物を施す、 ことを特徴とする請求項18または19記載の方法。 - 【請求項22】 前記束の径を大きくするために、少なくとも1つのフィラー
部材が前記ワイヤの束に差し込まれているので、圧力が掛けられる、 ことを特徴とする請求項18または19記載の方法。 - 【請求項23】 EPDM/TPEなどの可撓性または半可撓性の材料を使っ
て圧力が掛けられ、前記可撓性または半可撓性の材料は、前記通路溝(5)の壁
の少なくとも一部に備えられている、 ことを特徴とする請求項18または19記載の方法。 - 【請求項24】 前記ワイヤの束の径は、中心を合わせるためのばね部材(8
)として機能する少なくとも1つのレベル指標を使って、調整される、 ことを特徴とする上記の方法請求項の少なくとも1つに記載の方法。
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