JP2001519933A - セルラー電話用ユーザインターフェース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 改良されたセルラー電話インタフェース装置を用いたセルラー電話加入者のための予測的キーボード入力の改良された方法であって、インタフェース装置は加入者の各キーストローク(502)を、可能性の高い入力であると知られているテキストエントリのデータベース辞書ツリーと比較する(508)。セルラー電話インタフェース装置は、データベースから最も可能性の高い一致エントリがある場合はこれを選択し、このエントリを加入者に表示する(510)。加入者は、セルラー電話インタフェース装置によって示唆されたエントリを選択する(514)か、または文字入力を続ける(512)ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】 セルラー電話用ユーザインターフェース 発明の背景 １．発明の分野 本発明は、電子セルラー電話システム、より具体的には、セルラー電話システ ム加入者ユニット用の改良型ユーザインターフェースに関する。 ２．関連技術の説明 セルラー電話は通信装置として好評になってきた。典型的なセルラー電話は、 データ入力用のキーパッドおよびそのような入力の結果を見るための表示部を提 供する、小さな、携帯装置である。携帯セルラー電話の人気が高まるにつれて、 そのような装置によって提供される機能の数も増加している。 セルラー電話によって提供される非常に多くの機能に関する問題点は、使用し にくい場合が多いということである。限られたキーボード（典型的には０〜９の 数字のキーパッドおよびいくつかの付加機能キー）および限られた量の表示部（ 一般的にはたった１行）のため、電話帳、「内蔵された（canned）」メッセージ 、安全機能などの機能へのアクセスおよび使用は、しばしばわかりにくく、困難 である。 従って、携帯式の設計に固有のキーボードおよび表示部のスペースの制限にも かかわらず、使いやすい、様々な「ユーザフレンドリー」な機能を提供する、携 帯セルラー電話システムを有することが望まれる。本発明は、改良型検索機能、 安全機能、および英数字データ入力機能を含む、データの入力およびユーザにと って便利な多くの機能へのアクセスを行う新規な方法を提供することによって、 これらの制限を克服する。 発明の要旨 以下の機能を含む、セルラーまたはモバイル電話用の改良型ユーザインターフ ェース。 （１）特定の言語（例えば英語）において、選択された単語に対して最も一般的 に使用される文字を最初にユーザに表示し、これらの文字をプログラム可能なキ ーと関連付け、その後ユーザの入力を受け付ける、予測的キーボード入力方法。 その後、前にユーザによって入力された文字の後におそらく現れるであろう文字 の次のセットが表示される。 （２）電話が、ユーザによる最初の文字入力に一致する、ユーザによって定義さ れたまたはあらかじめ定義された候補単語を表示し、これらの候補単語を１つま たはそれ以上の利用可能なプログラム可能なキーに割り当てる、単語完成方法。 候補単語の１つがユーザによって入力されている単語である場合は、ユーザは、 関連付けられたプログラム可能なキーを押すだけで、その候補単語の全体を自動 的に表示部に入力することができる。 （３）音声コール機能およびデータメッセージ機能の双方を取り入れる、デュア ルモードまたはトライモード（tri-mode）セルラー電話システムで有用な、弁別 的シグナリング方法。弁別的シグナリングは、入ってくる音声コールと入ってく るデータメッセージを識別するため使用され、さらに、受信されるデータメッセ ージのヘッダ情報を調べることによって、様々な異なるデータメッセージのタイ プを識別するために使用される。 （４）秘密メッセージの、データメッセージ機能を含むセルラー電話のユーザに よる受信を可能にする、秘密メッセージ方法。入ってくるメッセージは、受信さ れ、そして表示される前に格納される。個人識別番号またはコードの入力を要求 することによって、受信され、そして格納されたメッセージのすべてのあるいは 選択されたメッセージは、意図される受信者以外の人に表示されることから守ら れる。別の実施形態では、受信されたメッセージはそのソースを示し、受信者が そのソースに対応するコードを入力することを要求する。従って各送信者は、送 信者に固有のキーでメッセージを「暗号化」することができ、受信側は「復号化 」するために、あらかじめこれを知っていなければならない。 （５）ユーザがセルラー電話にメッセージスクリーニングモードを設定すること を可能にする、メッセージスクリーニング方法。このモードは、ＣＤＰＤシステ ムなどで、入ってくるデータメッセージのスクリーニングを可能にする。入って くるデータメッセージがセルラー電話によって受信されると、入ってくるデータ パケットのヘッダからのＩＤフィールドが調べられ、メッセージのソースが「包 含される」リストからではないのか、または「除外される」リストからなのかを 決定する。スクリーニングで除かれたメッセージは、ユーザの通信コストを下げ るために、受け付け前に破棄されるか、優先順位の低いものとしてフラグを立て られるか、または拒絶される。 （６）ユーザが、音声コール中に、セルラー電話の格納レジスタに電話番号を入 力し、入力を視覚的に確認し、その後将来使用するためにその番号を高速リダイ アルロケーションにセーブすることを可能にする、改良型「スクラッチパッド」 方法。 （７）住所録、階層的メニュー構造、および格納されたデータメッセージを有す るセルラー電話の異なるメモリセクションのすべてにおいてテキストストリング を検索する、グローバル検索方法。 本発明の好適な実施形態の詳細を、添付の図面および以下の説明で述べる。一 旦発明の詳細がわかれば、多くのさらなる革新および変更は、当業者には自明と なる。 図面の簡単な説明 図１ａは、本発明による携帯セルラー電話のキーボードおよび表示部の好適な 実施形態の正面図を示す。 図１ｂは、図１ａに示すタイプのセルラー電話を実現するための処理システム のブロック図を示す。 図２は、本発明の予測的キーボード入力プロセスを実行するための好適な方法 を示すフローチャートを示す。 図３は、本発明の予測的キーボード入力プロセスの使用例を示す。 図４は、本発明による携帯セルラー電話のキーボードおよび表示部の好適な実 施形態の正面図であり、本発明の単語完成プロセスの例を示す。 図５は、本発明の単語完成プロセスを実行するための好適な方法を示すフロー チャートを示す。 図６は、辞書ツリーの一部の図であり、本発明の単語完成プロセスに使用され る検索機能がどのように実行され得るかを示す。 図７は、本発明の弁別的シグナリングプロセスを実行するための好適な方法を 示すフローチャートを示す。 図８は、本発明の秘密メッセージプロセスの好適な実行を示すフローチャート を示す。 図９は、本発明のメッセージスクリーニングプロセスの好適な実行を示すフロ ーチャートを示す。 図１０は、本発明の改良型スクラッチパッドプロセスの好適な実行を示すフロ ーチャートを示す。 図１１ａは、本発明のスクラッチパッドプロセスの第１の使用例を示す、セル ラー電話の正面図である。 図１１ｂは、本発明のスクラッチパッドプロセスの第２の使用例を示す、セル ラー電話の正面図である。 図１２は、本発明に従って使用される３つの物理メモリデータ構造の図である 。 図１３は、本発明のグローバル検索プロセスの好適な実行を示すフローチャー トである。 様々な図面において、同様の要素には同様の参照符号および名称を付す。 発明の詳細な説明 本明細書を通して、示される好適な実施形態および実施例は、本発明を限定す るものとしてではなく、例示的なものとして考えられるべきである。 図１ａは、本発明による、携帯セルラー電話１（加入者ユニットとしても知ら れる）のキーボードおよび表示部の好適な実施形態を示す。従来の電話キーパッ ド３が、「SEND」、「END」、および「POWER」機能のための専用キー５と共に設 けられる。この好適な実施形態においては、電話１はまた、初期専用機能を有す るが、追加機能が８つのキーのいずれにも割り当てられ得るという意味において プログラム可能でもある、８つのプログラム可能なキー７のセットを含む。さら に、３つの「ソフト」キー９が設けられる。テキストメッセージ、またはアイコ ン等が、表示部１１上で、ソフトキー９の真上に関連する記号またはテキストを 公知の様式で表示することにより、３つのソフトキー９のいずれとも関連づけら れ得る。 好適な実施形態の表示部１１は、ドットマトリクスのアドレッシング可能な表 示部、またはドットマトリクスのアドレッシング可能な表示部と専用アイコンま たは記号との組み合わせとして実施され得る、複数行（例えば、４〜５のテキス ト行）の英数字表示部である。好適な実施形態においては、表示部１１は、液晶 ディスプレイを用いて実施されるが、ＬＥＤ、ＥＬ等の他の表示技術も使用され 得る。 セルラー電話１のキーは、タッチパネル、膜型、機械、または光学スイッチ等 の、任意の都合のよいキーボード技術を用いて実施され得る。 図１ｂは、図１ａに示されるタイプのセルラー電話１を実施するための、プロ グラム可能な処理システム１３のブロック図である。処理システム１３は、好適 には、ＣＰＵ２０、ＲＡＭ２１、ＲＯＭ２２（好適には、フラッシュＲＯＭ等の 書き込み可能なもの）、およびＣＰＵバスによって連結されたＩ／Ｏコントロー ラ２３を含む。Ｉ／Ｏコントローラ２３は、Ｉ／Ｏバスを用いて、送信／受信モ ジュール２４に連結される。送信／受信モジュール２４は、アナログ搬送波形を 、その中に包埋されたアナログまたはデジタル情報と共に受信および送信し、そ のような波形のデジタル部分を、Ｉ／Ｏバスへの出力のために復号化し、波形の アナログ部分を、スピーカ２６への出力のために復号化するものである。送信／ 受信モジュールへの入力は、マイクロホン２５からのアナログ波形を含む。表示 部２７およびキーボード２８もまた、Ｉ／Ｏバスに連結されている。プログラム 可能な処理システム１３は、予めプログラムされ得る、または他のソース（例え ば他のコンピュータ）からプログラムをダウンロードすることによりプログラム （および再プログラム）され得る。 好適な実施形態においては、セルラー電話１は、従来の音声機能性（例えば、 ＡＭＰＳ(American Mobile Phone System)によれば、アナログセルラー受信およ び送信機能）と、デジタルデータメッセージ能力（例えば、ＣＤＰＤの規準に よる）とを組み合わせる。別の実施形態においては、ＡＭＰＳ等のアナログ音声 セルラーシステムが、例えばＴＤＭＡ（Time Division Multiple Access）また はＣＤＭＡ（Code Division Multiple Access）プロトコルを用いて、ＣＤＰＤ 等のデータ送信システムと共に、デジタル音声送信システムと組み合わされる。 このような３つのモードのセルラー電話１の例が、本発明の譲受人に譲渡された 同時係属米国特許出願第08／117913号に開示されている。 図１ａが明らかにするように、キーボードおよび表示部１１の両方は、制限さ れたデータの入力または表示能力を有する。実際、よくあるように、電話の番号 キーパッド３は、実質的にどのキーにも、２または３の文字または記号が割り当 てられている。従って、本発明は、そのような携帯ユニットの制限を克服するた めの様々な方法に取り組む。 予測的キーボード入力 本発明が特に取り組む１つの問題は、表示部１１へのテキスト情報の入力であ る。例えば、電話番号のディレクトリが、人名などのテキストストリングを、数 字データと関連づけることを可能とする好適な実施形態において提供される。従 って、このようなテキストを入力するために、何らかの手段が存在しなければな らない。さらに、本発明の好適な実施形態は、ＣＤＰＤ等のデータ送信プロトコ ルに従って、データを送信するために使用され得るので、送信のためにテキスト メッセージを入力できることが重要である。 図１ａに示されるような制限されたキーボードを用いてテキストを入力すると いう問題を緩和するために、本発明は、予測的キーボード入力を提供する。予測 的キーボード入力により、ある特定の言語（例えば英語）において選択された単 語に対して最も一般的に使用される文字を、最初にユーザに表示し、それらの文 字をプログラム可能なキーと関連づけ、その後にユーザの入力を受け入れる方法 が提供される。その後、ユーザによって先に入力された文字の次に最も出現しや すい、次の文字のセットが表示される。 図１ａを参照すると、携帯セルラー電話１が、表示部１１に示された７つの文 字のセットと共に示されている。文字はセットにされて、縦方向に積み重ねられ ることにより、電話１の８つのプログラム可能なキー７のうちの７つに対応する 。８番目の表示位置は、「モア」（“more”）を示す記号や入力のためのもので あり、それによってユーザは、所望の文字がその時に表示されている７文字のグ ループの中にない場合に、別の７文字のセットへとページをめくることが可能と なる。「モア」機能を表す矢印記号が図１に示されている。「モア」記号自体は 、プログラム可能なキー７の１つに割り当てられている。従って、図１を参照し て、テキスト入力のために文字「Ａ」を選択するためには、ユーザは、表示され た「Ａ」に物理的に対応する、８つのプログラム可能なキー７の右手上の角にあ る「右矢印」のカーソルキーである、プログラム可能なキー７を押す。表示部１ １における、プログラム可能なキー７を用いた文字または記号の物理的マッピン グにより、より直覚的なインターフェースがユーザに提供される。特に、２から ３の文字が各ボタン３に割り当てられる従来の電話キーパッドとは対照的に、プ ログラム可能なキー７の各々は、一回につき、１つのみの文字または記号を割り 当てられる。 図２は、本発明の予測的キーボード入力プロセスを実施するための好適な方法 を示すフローチャートである。テキスト入力モードにおいては、初期文字サブセ ットが表示される（ステップ２００）。電話１は、キーボードからユーザ入力を 受け取る（ステップ２０２）。好適な実施形態においては、入力がコマンド（例 えば「SEND MESSAGE」）である場合には（ステップ２０４）、次に、電話１が、 そのコマンドを処理（ステップ２０６）する。入力が「モア」機能に対応する場 合には（ステップ２０８）、表示部が、次の最も可能性の高い文字サブセットを 示すように変えられ（ステップ２１０）、処理がステップ２０２に戻って継続す る。 入力が、表示された文字の１つに対応するプログラム可能なキー７のキープレ スである場合には、その文字がテキスト入力として、表示部１１に表示される（ ステップ２１２）。次に、表示部１１は、先の文字入力（ステップ２１０）に基 づいて、次の最も可能性の高い文字サブセットを示すように変えられ、処理が、 ステップ２０２に戻って継続する。好適な実施形態においては、オプションの単 語完成機能（以下に示される）が実施され得る（ステップ２１４）。 ある特定のサブセットにおいて、どの文字を表示するかの決定は、特定の言語 からのサンプルテキストの統計分析によりなされ得る。例えば、申込者は、単純 なメッセージ（例えば、「電話する」、「会う」、「今日」、「明日」など）に 一般的に使用される特定の英単語のセットから、７つの最も一般的に使用される 初期文字が、図１の表示部１１に示される文字であると決定している。「モア」 機能キーを押すことにより、次の最も一般的な７つの初期文字が表示される（以 下同様）。好適な実施形態においては、表が、（１）英語テキストの初期文字と して出現する順に並べられた英語のアルファベット文字、および（２）アルファ ベットの各文字ごとのエントリであって、各エントリがそのような各文字の次に 出現する最も一般的な文字のリストを含むようなエントリ、とを有するメモリ中 に作成される。例えば、文字「Ａ」に関しては、リストエントリは、文字「Ａ」 の後の統計的発生順の２５文字のアルファベットとなる。本発明の例示された実 施形態においては、次に、２５文字が、１度に７文字づつ表示される。本発明の 別の実施形態においては、表は、ユーザによって入力された先行するただ１つの 文字ではなく、先行するＮ文字を考慮にいれ得る。例えば、表が作成され得、そ れによって、ユーザが文字「th」を入力する場合には、この組み合わせの次に起 こる文字の頻度が決定され、表にエントリされる。文字サブセットを生成する他 の規則が、所望なように適応され得る。 別の実施形態においては、セルラー電話１は、ユーザがメッセージに頻繁に使 用する単語リスト（例えば、氏名、場所、製品など）を、ユーザが入力すること を可能とし、内部ＣＰＵ２０が、その特定の単語セットから、文字の頻度表を作 成する。さらに別の実施形態においては、セルラー電話１が、予め定義された文 字の頻度のセット（時間が経つにつれユーザによって入力されるメッセージの文 字の頻度を分析することにより改変され得る）が付属されていることにより、文 字の頻度表は、自動的に、ユーザによって使用される単語のタイプに適応する。 図３は、本発明による予測的キーボード入力の局面の例を示す。図３の右手側 のエントリの各々は、本発明による携帯ユニットの表示部１１に表示される文字 を表す。１番左のカラムは、初期の表示（ロウａ）またはユーザによって入力さ れた文字または記号（ロウｂ〜ｒ）のどちらかを表す。入力されるべきフレーズ 例は、「PLEASE CALL HOME」である。おわかりのように、初期文字「Ｐ」は、表 示部１１に初めに示される文字の１つである。ユーザが、文字「Ｐ」に対応する プログラム可能なキー７を押すと、表示部に示される文字サブセットは、文字「 Ｐ」の次に最も出現し得る７つの文字を含む新しいセットに変わる。ロウｂに見 られるように、次に入力されるべき文字「Ｌ」が、すでに変えられた表示部に示 されている。この様式で継続することにより、「PLEASE CALL」のフレーズ全体 が、単に、表示部１１に示される文字の１つに対応するプログラム可能なキー７ のｌつを選択することにより入力され得る。ロウｍにおいて「スペース」文字が 入力された後に文字「Ｈ」が表示部に現れないので、ロウｎに達して初めて、「 モア」機能が呼び出される必要があることに注目されたい。しかし、文字「Ｈ」 は、ロウｎに示されるように、「モア」機能を呼び出した後の、次の表示された 文字サブセット中にある。その後、残りのメッセージが、「モア」機能を用いる 必要なく、入力され得る。 従って、本発明の予測的キーボード方法により、携帯セルラー電話１のユーザ は、いつでも調子よく単一の文字または記号に対応するプログラム可能なキー７ を用いて、表示部１１にテキストを容易に入力することが可能となる。 単語完成 上記の予測的キーボード入力方法は、セルラー電話１の限定されたキーボード および表示部にテキストを入力する難しさを実質的に低減するが、ユーザが、単 語の各文字を入力することが、いまだ必要とされる。セルラー電話は、頻繁に、 「絶えず活動して」使用されるので、テキスト入力のスピードアップ方法を有す ることが有益である。図４は、そのようなある１つの方法の好適な実施形態を示 し、その実施形態においては、電話１が、ユーザによって入力された初期文字に 一致する候補単語を表示し、それらの候補単語を、電話１の利用可能なソフトキ ー９および／またはプログラム可能なキー７のうちの１つまたは複数に割り当て る。例えば、図４に示されるように、ユーザが表示部１１に文字「PLE」を入力 した場合（従来の技術または上記の予測的キーボード入力技術のどちらかを用い て）、辞書探索ルーチンが、表示部１１の１部に、単語「PLEASE」，「PLEAD」 、 および「PLEDGE」を表示し得、それによって、候補単語が、関連するソフトキー ９に隣接して配置される。候補単語の１つが、ユーザによって入力される単語で ある場合には、ユーザは、候補単語全体を自動的に表示部１１に入力させるため に、関連するソフトキー９を押すだけでよい。従って、例えば、ユーザが単語「 PLEASE」を入力している最中で、文字「PLE」をすでに入力済みの場合には、ユ ーザは、図４に示される一番左のソフトキー９を押すだけでよく、それによって 単語「PLEASE」の全体が入力される。便宜上、スペース文字が、完成された単語 の各々の後に、自動的に配置され得、文末句読点（例えば、終止符、疑問符、感 嘆符など）の後の最初の単語が、初めを大文字にして表示され得る。 図５は、このプロセスのフローチャートを示す。電話１は、ユーザの入力を受 け取る（ステップ５００）。入力がコマンドである場合には（ステップ５０２） 、コマンドが、従来の様式で処理される（ステップ５０４）。そうでない場合に は、入力が文字として表示される（ステップ５０６）。ユニット内の処理システ ム１３は、入力された文字を辞書ツリー（以下に記載）に一致させる（ステップ ５０８）。辞書ツリーにおいて、少なくとも１つの該当しそうな候補単語を決定 するのに十分な数の文字Ｎ（例えば、２または３文字）がユーザによって入力さ れ次第、１つまたは複数の候補単語が、対応するソフトキー９に関連づけられ、 電話１の表示部１１に示される（ステップ５１０）。図４に示される例において は、３つまでの候補単語が、表示部１１の一番下の部分に表示され得、それによ って候補単語が３つのソフトキー９と関連づけられる。利用可能な表示部分がよ り大きい場合には、追加の候補単語が示され得る。例えば、候補単語２行分の場 所が利用可能であれば、プログラム可能なキー７が、ソフトキー９の代わりに使 用され得、それによって、候補単語に関連づけられる、またはマッピングされる 。 次に、ユーザが、関連のソフトキー９を押すことにより、候補単語の１つを受 け入れる場合には、ユーザによってその時入力されている単語が、候補単語に置 き換えられ、表示部１１に表示される（ステップ５１４）。ユーザは、所望なよ うに、テキストまたはコマンドを入力し続け得る。ユーザが、候補単語の１つを 受け入れない場合には（ステップ５１２）、追加の入力がユーザから受け取られ る（ステップ５００）。 別の実施形態においては、予め設定された数の文字が入力された後に一致がな い場合には、表示部１１に示される候補単語のリストが、混乱を避けるためにク リアされる。 図６は、単語完成に使用される検索機能がどのように実施され得るかを示す辞 書ツリーの１部の図である。示されている例においては、第１の段６００は、ア ルファベットの個々の文字を有し、文字「Ｐ」が示されている。辞書ツリーの次 の段６０２は、先行する段の文字に続く、辞書の中の単語の文字を含む。示され ている例においては、文字「Ａ」、「Ｌ」、および「Ｒ」が示されている。図６ に示されるように、更なる段６０４および６０６が、辞書ツリーを広げるために 使用され得る。辞書ツリーの「リーフ」ノードは、単一の文字（エントリ「Ｐ− Ａ−Ｔ」等）、または複数の文字（エントリ「Ｐ−Ｌ−Ｅ−ＡＳＥ」等）を含み 得る。辞書ツリーは、所望なだけ広範囲にわたり得る。辞書ツリーが示されてい るが、辞書ルックアップテーブルなどの他の方法が、入力文字を、該当しそうな 候補単語に一致させるために使用され得る。コンピュータの分野において、この ような辞書ツリー、またはルックアップテーブル等の実施は、周知である。 好適な実施形態では、辞書ツリーは予め規定されるが、ユーザによる変更も可 能である。即ち、ユーザは、自分がよく用いる単語（例えば、名前、場所、製品 など）を入力することができ、ＣＰＵ２０は公知の態様でそのような単語を索引 付けして辞書ツリーに入れるようにプログラムされる。したがって、ユーザが「 Massachusetts」という単語を頻繁に用いるのであれば、ユーザが電話１を編集 モードにして「Massachusetts」という文字を入力すると、ＣＰＵ２０は、「Mas sachusetts」が「major」の後であって「master」の前になるようにリーフノー ドおよびポインタを辞書ツリーに挿入する（これはほんの一例である）。 あるいは、辞書中の単語は、幾分かは、ユーザが以前にセルラー電話ユニット に入力したテキストを含むサンプルテキストから統計的に決定され得る。即ち、 ユーザが入力した新しい単語は、そのような新しい単語の入力の頻度に基づいて 自動的に辞書に加えられ得る。例えば、電話１が新しい単語を１００個保持でき る場合、予め規定された辞書にない新しい単語があればすべて自動的に索引付け され、辞書に加えられる。さらに、そのような単語の各々の使用頻度は、別のカ ウントまたはタイムスタンプフィールドを各単語に関連させることによってカウ ントされ得る。電話１の新しい単語用の容量がなくなると、最も以前に使われた アルゴリズムを用いて、使用頻度の少ない単語を、ユーザがより最近に入力した 新しい単語に置き換えることができる。 したがって、本発明の単語完成の局面により、単語の各文字をキー入力する必 要なく、携帯セルラー電話１によく使う単語を素早く入力するための手段が提供 される。 弁別的シグナリング 音声コールの機能性とデータメッセージ送信の機能性とを組み込むデュアルモ ードまたはトライモードセルラー電話システムにおいて有用な本発明の他の局面 は、弁別的シグナリングの改良された形態である。先行技術の陸線電話システム では、弁別的シグナリングにより、１つの電話の独自の聴覚信号が与えられ、何 本かの入力線のうちの１本から入ってくるコールを示す。この文脈では、弁別的 シグナリングは、入ってくる音声コールと入ってくるデータメッセージとを区別 するため、さらに、種々の異なる可能なタイプのデータメッセージ間の区別を行 うために用いられる。 本発明の弁別的シグナリング法のフローチャートを図７に示している。セルラ ー電話１は、従来の態様で、入ってくるコールを受信する（ステップ７００）。 このコールが従来の（例えば、ＡＭＰＳシステムからの）アナログ音声コールで あれば、電話１は従来のアナログ音声回路を用いてそのコールを受信する。音声 回路のみが活性化されるため、入ってくるコールは音声であってデータではない と判断することができる（ステップ７０２）。さらに、入ってくるコールが特定 のＮＡＭ（「番号割当モジュール」）に関連しているかどうかを判断することが できる。これは、アナログ音声システム制御チャネルをモニタすることによって 公知の態様で行われる。その結果、異なるインジケータを、セルラー電話ユニッ ト１で利用可能な各ＮＡＭに関連させることができる（ステップ７０４）。イン ジケータは、特定のＮＡＭに関連するインジケータが区別可能となるように、例 えば、聴覚的なもの（従来の弁別的呼出ベルなど）、振動によるもの（目立たず にユーザに触知可能に示すものを与えるため）、視覚的なもの（表示部１１にお ける異なる点滅パターンまたはメッセージなど）、またはそれらの任意の組合せ であってもよい。 入ってくるコールが音声コールではなくデータコールであれば、データパケッ トのヘッダ（従来のＣＤＰＤデータパケットのヘッダなど）を調べてメッセージ タイプを決定する（ステップ７０６）。例えば、本発明の譲受人によって発行さ れたＣＤＰＤを介するショートメッセージサービス（「ＳＭＳ−ＣＤＰＤ」）の ための準備段階の（９５年１０月５日）プロトコル仕様は、本発明により用いる ことができる１つのヘッダ構造を特定しており、これを本明細書中で参考として 援用する。単なる１つの実施例としてであるが、ＳＭＳ−ＣＤＰＤプロトコルの みは、入ってくるメッセージが呼び出しコール、ボイスメール通知コール、また はデータメッセージコールであることを示すコードを有するアプリケーション層 ヘッダを特定する。入ってくるデータパケットに格納され得る他の情報は、メッ セージのアドレス、ソース、および／または分類を含み得る。従って、各メッセ ージがタイプおよび／またはソースによって区別され得るため、弁別的に示すも のは、そのようなメッセージタイプの各々と関連付けられ、ユーザに、データメ ッセージコールを受信したことだけではなく、メッセージの性質も知らせること ができる（ステップ７０８）。ここでも、上述のように、特定のメッセージタイ プに関連するインジケータは、聴覚的なもの、振動によるもの、視覚的なもの、 またはそれらの組合せであってもよい。 秘密メッセージ処理 本発明の他の局面により、ユーザは秘密メッセージを受け取ることが可能にな る。本発明のこの局面は、データメッセージ送信能力を備えるセルラー電話とと もに用いられる。そのようなシステムでは、入ってくるメッセージは、表示され る前に、受信され格納される。本発明は、受信され格納されたメッセージのうち のすべてまたは選択されたメッセージが、意図された受信者以外の人に対して表 示されることがないようにするための方法を提供することによってこの特性を利 用している。 図８は、本発明の秘密メッセージプロセスの好適な実施例を示すフローチャー トである。図１ａに示すタイプのセルラー電話システムは最初にデータメッセー ジを受信する（ステップ８００）。電話１は、入ってくるメッセージの表示が承 認されるまでそのメッセージをすべて秘密にしておく場合、電話が秘密メッセー ジモードに設定されているかどうかを確認するためのテストを行うことができる （ステップ８０２）。あるいは、電話１は、入ってくる各データパケットのヘッ ダを検査して、送信者が「シークレット」または「プライベート」秘密フラグま たはコードを設定しているかどうかを判断するようにプログラムされ得る。 受信メッセージに、シークレットまたはプライベートとしてのフラグが立てら れていなければ、または、電話１が一般的な秘密メッセージモードに設定されて いなければ、メッセージは従来の態様で表示される（ステップ８０４）。受信メ ッセージにシークレットまたはプライベートとしてのフラグが立てられていれば 、または、ユーザがそれまでに秘密メッセージモードを活性化していれば、メッ セージは格納され、ユーザに受信を示すものが与えられる。電話１はまた、ユー ザに個人識別番号（「ＰＩＮ」）などの承認コードを示すよう促す（ステップ８ ０６）。ユーザが有効なＰＩＮを入力すると（ステップ８０８）、格納されたメ ッセージが表示される（ステップ８１０）。有効なＰＩＮが入力されていなけれ ば、エラーが示される（ステップ８１２）。オプションとしての安全策として、 ＰＩＮの入力を試みた回数が予め設定された回数Ｎを上回ると（ステップ８１４ ）、セルラー電話１はセルラー電話自体を使用不能にし（disable）、業者サー ビスを必要とする「致命的」エラーを示す（ステップ８１６）。あるいは、ユー ザに再び有効なＰＩＤの入力を促す。 他の実施形態では、受信された秘密メッセージは、（例えば、名前、電話番号 、または他の何らかのコードによって）そのソースを示し、受信者に、そのソー スに対応するコードを入力するよう要求する。これにより、各送信者が、送信者 独自のキーを用いてメッセージを「暗号化」することが可能になる。このキーは 、受け側が「解読」前に事前に知っていなければならない。例えば、遠隔地にあ る会社の経営者が受信者に送った秘密メッセージは、受信者のＰＩＮではなく会 社経営者のコーダを入力するとメッセージをアンロックする（unlock）ことがで き るようにすることができる。 従って、本発明のこの局面により、入ってくるデータメッセージの安全が提供 され、これは先行技術では提供されていないものである。 メッセージスクリーニングプロセス 本発明の他の局面により、ユーザは、セルラー電話にメッセージスクリーニン グモードを設定することができるようになる。このモードは、ＣＤＰＤシステム などにおいて、入ってくるデータメッセージのスクリーニングを可能にする。図 ９は、本発明のこの局面の好適な実施例のフローチャートを示している。セルラ ー電話１が入ってくるデータメッセージを受信すると（ステップ９００）、電話 １は、電話が「メッセージスクリーニング」モードであるかどうかを判断する（ ステップ９０２）。メッセージスクリーニングモードでなければ、電話１は、従 来の態様でメッセージの受信を示しメッセージを表示する（ステップ９０４）。 電話１がメッセージスクリーニングモードであれば、入ってくるデータパケッ トのヘッダからのＩＤフィールドを調べ、メッセージのソースがユーザが規定し た「包含」リストからのものであるかどうかを判断する（ステップ９０６）。他 の実施形態では、入ってくるメッセージのソースＩＤを調べ、それがユーザが規 定した「除外」リストからのものであるかどうかを判断する。 受信メッセージが除去するべきではないものである場合、メッセージは表示さ れ、電話１は、ユーザにメッセージの受信を示す（ステップ９０８）。受信メッ セージが包含リストからのものでなければ（あるいは、除外リストからのもので あれば）、メッセージをセルラー電話１のメモリから消去してメッセージを破棄 することができる（ステップ９１０）。あるいは、メッセージは、「低優先順位 」として分類され、そのような「低優先順位」のメッセージを受信したという名 目上の受動的に示すものだけ（例えば、視覚的なもののみ）を与えて、ユーザが 後で読めるようにセーブされ得る。これにより、ユーザが、入ってくる重要でな いメッセージについてのアクティブ通知（例えば発信音）に悩まされることがな くなる。 本発明のこの局面の好適な実施形態では、入ってくるデータパケットのヘッダ だけを調べればよい。ヘッダ情報を調べた結果に基づいてメッセージを除外リス トにあるとしてまたは包含リストにないとして拒否する場合、ＮＡＫ（No Ackno wledgment（受領せず））または同様の信号をすぐにソース送信器に送り返すこ とができ、ユーザは不必要なコールの受信の料金を請求されない。 ユーザは、包含または除外ソースに対応するコードをセルラー電話１のメモリ 中のリストに入力するだけで、メッセージの包含または除外ソースを規定するこ とができる。そうすれば、入ってくるメッセージからのソースＩＤは公知の態様 でこのリスト中のエントリと比較される。 改良スクラッチパッド 本発明の他の局面は、改良された「スクラッチパッド」の特徴であって、ユー ザが、音声コールの最中に電話番号をセルラー電話の記憶レジスタに入力できる ようにするものである。入力された番号にはその後簡単にアクセスしてダイヤル 入力することができる。この特徴は、ユーザが別の人と話しており、その人がユ ーザにダイヤル入力するための別の電話番号を教えている場合に特に有用である 。ユーザは音声コールを続けながらその電話番号をすぐに電話ユニットに入力す ることができ、現在のコールの終了後、簡単にその番号を用いてダイヤル入力す ることができる。 図１０は、改良されたスクラッチパッドプロセスを説明するフローチャートで ある。プロセスは、ユーザがコールを開始することで始まる（ステップ１０００ ）。セルラー電話１は、好ましくは、図１１ａに示すようにソフトキー９に関連 するように表示部１１に「ＳＣＲＡＴＣＨＰＡＤ（スクラッチパッド）」オプシ ョンを表示する（ステップ１００２）。ユーザがＳＣＲＡＴＣＨＰＡＤオプショ ンを選択すると、表示部１１が変わり、図１１ｂに示すように、スクラッチパッ ドの特徴が活性化されたことを示す。このモードでは、ユーザが電話１上の標準 の電話キーパッド３を用いて入力した数字入力がさらなるダイヤル入力用または 送信用の番号として解釈されないよう、通常のダイヤル入力が使用不能にされる 。その後、表示部１１は、ユーザからのそのような数字入力を示し得る。入力さ れた電話番号は、ユーザが確認できるよう、図１１ｂに示すように表示部１１ に表示される（ステップ１００４）。 好適な実施形態では、図１１ｂに示すように、「ＣＡＮＣＥＬ（キャンセル） 」機能が１つのソフトキー９に関連し、「ＳＡＶＥ（セーブ）」機能が別のソフ トキー９に関連する。ユーザがスタラッチパッドモード中にＣＡＮＣＥＬ機能を 選択すると（ステップ１００６）、スクラッチパッドモードが終了する（ステッ プ１００８）。あるいは、ユーザがＳＡＶＥ機能を選択するまで入力が続く（ス テップ１０１０）。一旦ＳＡＶＥが選択されると、入力された番号はセルラー電 話ユニット内の「最終リダイヤル」レジスタなどの内部レジスタにセーブされ（ ステップ１０１２）、表示部は通常の「使用中」モードに戻る。 その後、ユーザは、従来の態様で、例えば「最終リダイヤル」機能を呼び出し てスクラッチパッドプロセス中に格納された番号をセルラー電話１にダイヤル入 力させることができる。これは、例えば、好適な実施形態では、図１ａに示す「 上」または「下」カーソル機能キー７を押すことによって行うことができる。あ るいは、システムは、スクラッチパッドプロセスを呼び出して番号を記録した後 にＳＥＮＤ（送信）を押すとそのセーブされた番号を自動的にダイヤル入力する ようにプログラムされ得る。 したがって、本発明のこの局面は、ユーザがコール中に所望の電話番号を記録 し、入力した番号を明確に視覚的にフィードバックして入力した番号に容易にア クセスしてダイヤル入力し、次のコールを行うことを可能にする。 グローバル検索 本発明の他の局面により、本発明に従ってセルラー電話１の異なるメモリ部の テキストストリングを検索する手段が提供される。そのような電話１の特徴の数 が増加するに従って、データ格納専用のメモリ容量は大幅に増加する。そのよう なメモリの増加に伴う問題は、所望のデータの場所を決める（locate）ことが困 難な場合があることである。これは、メモリが異なる用途の異なるブロックに分 けられ得る場合に特に問題となる。例えば、図１２では、本発明の好適な実施形 態は、物理メモリを、メニューシステムメモリ１２００、住所録メモリ１２０２ 、およびメッセージメモリ１２０４を含む少なくとも３つの別々の部分に分割し て いる。メニューシステムメモリ１２００は、本発明に従ったセルラー電話１の制 御に用いるメニューシステムコマンド構造のためのテキストを含む。住所録メモ リ１２０２は、名前および電話番号などの従来の住所情報に関するデータエント リのための格納部（storage）を含む。メッセージメモリ１２０４は、ＣＤＰＤ 規格に基づいたセルラー電話システムなどのデータメッセージ送信能力を有する セルラー電話システムにおいて用いられる入ってくるデータおよび出て行くデー タのための格納部を与える。 当該技術分野において公知であるように、そのようなメモリを、アドレスポイ ンタでアクセス可能な、単語またはブロックを含むデータ構造に分割するのは一 般的なことである。本発明は、セルラー電話１の複数のメモリ部のデータ構造中 のテキストストリングを検索する手段を提供する。 データを論理構造に分割することも当該技術分野において一般に公知のことで ある。例えば、セルラー電話１は、複雑な、マルチレベルまたは階層メニュー構 造を有していてもよい。そのような構造、特に、制限された表示部１１を有する 構造の１つの問題点は、特定のメニュー機能が階層構造のどこにあるかを覚える ことである。従って、本発明は、ユーザが、メニュー階層自体を一通り調べる必 要なく、メニューまたはメニューコマンドに関連するテキスト上に現れるキーワ ードを直接検索することができるようにする。 図13は、本発明のグローバル検索能力を示すフローチャートである。ユーザは 所望の検索ストリングを入力し、これはセルラー電話１に受け付けられる（ステ ップ1300）。検索アルゴリズムは、（図１２に示すような）物理的な格納レベル で、または論理的な格納レベルで（例えば、単一または二重リンクリスト、順列 データレコード、階層ツリーなどを横断することによって）作動し得る。いずれ の方法においても、物理的または論理的なデータ構造内のアドレッシング可能な 各エントリがアクセスされ（ステップ1302）、各エントリの内容が検索ストリン グと比較される（ステップ1304）。比較のためのアルゴリズムは、当該分野では 公知のいかなる所望のアルゴリズムでもよい。この好適な実施態様では、検索ス トリングとデータ構造のうちの１つのデータ構造内のエントリとの間に一致が生 じる場合は（ステップ1306）、そのデータ構造エントリの内容全体が、スクロー ル可 能な表示部に入力され、これによりユーザは検索結果を随意に検討することがで きる（ステップ1308）。もしくは、最初の一致をユーザに表示し、次の一致を検 索するために、ソフトキー９またはプログラム可能なキー７の一方を「次へ進む 」機能として指定することができる。一致が生じない場合はステップ1310で検索 が続く。最後のデータ構造エントリが検索されると（ステップ1310）プロセスは 停止する（ステップ1312）。さもなくば、プロセスはステップ1302で継続する。 この好適な実施態様では、検索は、電話１の住所録、階層メニュー構造、およ び格納データメッセージを含むデータ構造を通して同時に行われる。別の実施態 様では、検索は、電話１の階層メニュー構造を含むデータ構造を通してのみ行わ れる。さらに別の実施態様では、検索は、電話１の格納データメッセージを含む データ構造を通してのみ行われる。 本発明のこの面により、ユーザは、メモリがメニュー情報、住所録情報、また はメッセージ情報を含むかどうかに関係なく、セルラー電話内のメモリデータ構 造を容易に検索することができる。この統一されたグローバルな検索方法により 、ユーザは、情報がどのメモリ構造内に格納されているらしいかを予め知る必要 はなく、複数のメモリ構造内で情報を検索することができる。 要旨 上述の手順は、好ましくは、プログラム可能な処理システム13によって読み取 り可能な格納媒体または装置（例えばROM）に格納されたコンピュータプログラ ムとして実現され、格納媒体または装置がプログラム可能な処理システム13によ って読み出されるときプログラム可能な処理システム13を構成し作動させる。プ ログラム可能な処理システム13は、上述のユーザインタフェース機能を行うよう に作動される。 以上、本発明の多くの実施態様について述べた。しかし、本発明の精神および 範囲から外れることなく様々な改変を行い得ることは理解され得る。例えば、本 発明の多くの特徴は、２方向携帯無線呼び出し機、無線パーソナルデジタル補助 装置、コードレス電話などの携帯通信装置と共に使用され得る。従って、本発明 は図示した特定の実施態様によって限定されず、添付の請求の範囲によってのみ 限定されることは理解され得る。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成９年２月１９日（１９９７．２．１９） 【補正内容】 【図３】

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．英数字表示部とキーボードとを有するセルラー電話において、 テキストエントリモードにおいて、複数の文字を含む初期文字サブセットを該 表示部に表示するステップと、 該キーボードからのキーストロークのユーザ入力を受け付けるステップと、 該入力されたキーストロークが該表示された複数の文字の１つに対応する場合 は、 該文字をテキストエントリとして該表示部に表示するステップと、 複数の文字を含む次の文字サブセットを該表示部に表示するステップであっ て、該次の文字サブセットの文字は、テキストエントリとして表示された少なく とも１つの前回の文字に基づいて最も可能性の高い次の文字であると決定され、 また該初期文字サブセットは、サンプルテキストから、該サンプルテキスト内に 現れる単語の最も一般的な初期文字であると統計的に決定され、該初期文字サブ セットは時間にわたってユーザによって入力されるメッセージの文字頻度を分析 することによって定期的に更新される、ステップと、 を包含する、予測的キーボード入力方法。 ２．前記初期文字サブセットは、サンプルテキストから、該サンプルテキスト内 に現れる単語の最も一般的な初期文字であると統計的に決定される、請求項１に 記載の発明。 ３．次の文字サブセットのそれぞれはサンプルテキストから統計的に決定される 、請求項１に記載の発明。 ４．前記サンプルテキストは、ユーザによって前記セルラー電話に予め入力され るテキストを含む、請求項２または３に記載の発明。 ５．英数字表示部と複数のプログラム可能なキーを有するキーボードとを有する セルラー電話において、 複数の文字を含む初期文字サブセットを該表示部に表示するステップであって 、該初期文字サブセットの各文字は該複数のプログラム可能なキーのうちの対応 する１つと視覚的に関連付けられているステップと、 該キーボードからのキーストロークのユーザ入力を受け付けるステップと、 該入力されたキーストロークが該複数のプログラム可能なキーの１つに対応す る場合は、 該プログラム可能なキーと関連付けられた該文字をテキストエントリとして 該表示部に表示するステップと、 複数の文字を含む次の文字サブセットを該表示部に表示するステップであっ て、該次の文字サブセットの各文字は、該複数のプログラム可能なキーのうちの 対応する１つと視覚的に関連付けられ、該次の文字サブセット内の該文字は、テ キストエントリとして表示された少なくとも１つの前回の文字に基づいて最も可 能性の高い次の文字であると決定され、また該初期文字サブセットは、サンプル テキストから、該サンプルテキスト内に現れる単語の最も一般的な初期文字であ ると統計的に決定され、該初期文字サブセットは時間にわたってユーザによって 入力されるメッセージの文字頻度を分析することによって定期的に更新される、 ステップと、 を包含する、予測的キーボード入力方法。 ６．英数字表示部とキーボードとプログラム可能な処理システムとを有するセル ラー電話であって、該プログラム可能な処理システムは、 複数の文字を含む初期文字サブセットを該表示部に表示する機能と、 該キーボードからのキーストロークのユーザ入力を受け付ける機能と、 該入力されたキーストロークが該表示された複数の文字の１つに対応する場合 は、 該文字をテキストエントリとして該表示部に表示する機能と、 複数の文字を含む次の文字サブセットを該表示部に表示する機能であって、 該次の文字サブセットの文字は、テキストエントリとして表示された少なくとも １つの前回の文字に基づいて最も可能性の高い次の文字であると決定され、また 該初期文字サブセットは、サンプルテキストから、該サンプルテキスト内に現れ る単語の最も一般的な初期文字であると統計的に決定され、該初期文字サブセッ トは時間にわたってユーザによって入力されるメッセージの文字頻度を分析する ことによって定期的に更新される、機能と、 を行うようにプログラムされるセルラー電話。 ７．前記初期文字サブセットは、サンプルテキストから、該サンプルテキスト内 に現れる単語の最も一般的な初期文字であると統計的に決定される、請求項６に 記載の発明。 ８．次の文字サブセットのそれぞれはサンプルテキストから統計的に決定される 、請求項７に記載の発明。 ９．前記サンプルテキストは、ユーザによって前記セルラー電話に予め入力され るテキストを含む、請求項７または８に記載の発明。 １０．英数字表示部と、複数のプログラム可能なキーを有するキーボードと、プ ログラム可能な処理システムとを有するセルラー電話であって、該プログラム可 能な処理システムは、 テキストエントリモードにおいて、複数の文字を含む初期文字サブセットを該 表示部に表示する機能であって、該初期文字サブセットの各文字は、該複数のプ ログラム可能なキーのうちの対応する１つと視覚的に関連付けられる、機能と、 該キーボードからキーストロークのユーザ入力を受け付ける機能と、 該入力されたキーストロークが該複数のプログラム可能なキーの１つに対応す る場合は、 該プログラム可能なキーと関連付けられた該文字をテキストエントリとして 該表示部に表示する機能と、 複数の文字を含む次の文字サブセットを該表示部に表示する機能であって、 該次の文字サブセット内の各文字は、該複数のプログラム可能なキーのうちの対 応する１つと視覚的に関連付けられ、該次の文字サブセット内の文字は、テキス トエントリとして表示された少なくとも１つの前回の文字に基づいて最も可能性 の高い次の文字であると決定され、また該初期文字サブセットは、サンプルテキ ストから、該サンプルテキスト内に現れる単語の最も一般的な初期文字であると 統計的に決定され、該初期文字サブセットは時間にわたってユーザによって入力 されるメッセージの文字頻度を分析することによって定期的に更新される、機能 と、 を行うようにプログラムされる、セルラー電話。 １１．英数字表示部とキーボードとプログラム可能な処理システムとを有するセ ルラー電話で使用されるコンピュータプログラムであって、 複数の文字を含む初期文字サブセットを該表示部に表示する機能と、 該キーボードからキーストロークのユーザ入力を受け付ける機能と、 該入力されたキーストロークが該表示された複数の文字の１つに対応する場合 は、 該文字をテキストエントリとして該表示部に表示する機能と、 複数の文字を含む次の文字サブセットを該表示部に表示する機能であって、 該次の文字サブセットの文字は、テキストエントリとして表示された少なくとも １つの前回の文字に基づいて最も可能性の高い次の文字であると決定され、また 該初期文字サブセットは、サンプルテキストから、該サンプルテキスト内に現れ る単語の最も一般的な初期文字であると統計的に決定され、該初期文字サブセッ トは時間にわたってユーザによって入力されるメッセージの文字頻度を分析する ことによって定期的に更新される、機能と、 を行うように該プログラム可能な処理システムを構成し作動させるコンピュー タプログラム。 １２．英数字表示部と、複数のプログラム可能なキーを有するキーボードと、プ ログラム可能な処理システムとを有するセルラー電話で使用されるコンピュータ プログラムであって、 複数の文字を含む初期文字サブセットを該表示部に表示する機能であって、該 初期文字サブセットの各文字は、該複数のプログラム可能なキーのうちの対応す る１つと視覚的に関連付けられる、機能と、 該キーボードからキーストロークのユーザ入力を受け付ける機能と、 該入力されたキーストロークが該複数のプログラム可能なキーの１つに対応す る場合は、 該プログラム可能なキーと関連付けられた該文字をテキストエントリとして該 表示部に表示する機能と、 複数の文字を含む次の文字サブセットを該表示部に表示する機能であって、該 次の文字サブセット内の各文宇は、該複数のプログラム可能なキーのうちの対応 する１つと視覚的に関連付けられ、該次の文字サブセット内の文字は、テキスト エントリとして表示された少なくとも１つの前回の文字に基づいて最も可能性の 高い次の文字であると決定され、また該初期文字サブセットは、サンプルテキス トから該サンプルテキスト内に現れる単語の最も一般的な初期文字であると統計 的に決定され、該初期文字サブセットは時間にわたってユーザによって入力され るメッセージの文字頻度を分析することによって定期的に更新される、機能と、 を行うように該プログラム可能な処理システムを構成し作動させるコンピュー タプログラム。 １３．英数字表示部および複数のプログラム可能なキーを有するキーボードを有 するセルラー電話のための方法であって、 (a)該キーボードから入力文字のユーザキーストロークを受け付けるステップと 、 (b)該入力文字を該表示部に表示するステップと、 (c)該入力文字を該セルラー電話内に格納された候補単語の辞書と較べ合わせて( match)、該辞書中の少なくとも１つの候補単語を選択するステップと、 (d)少なくとも１つの選択候補単語を該表示部に表示するステップであって、各 選択候補単語は該複数のプログラム可能なキーのうちの対応する１つと視覚的に 関連付けられるステップと、 (e)次のユーザキーストロークを該キーボードから受け付けるステップと、 (f)該次の入力キーストロークが該複数のプログラム可能なキーの１つに対応す る場合、該プログラム可能なキーに関連付けられた選択候補単語を、該選択候補 単語の選択のために用いられる直前に表示されていた入力文字に置き換えて、該 表示部にテキスト入力として表示するステップと、 (g)該次の入力キーストロークが入力文字に対応する場合、ステップ(b)から続け て、初期文字サブセットを、サンプルテキストから、該サンプルテキストに現れ る単語の最も共通する初期文字として統計的に決定し、該初期文字サブセットを 、ある時間にわたってユーザによって入力されたメッセージ中の文字の頻度を分 析することにより、周期的に更新するステップと、 を包含する方法。 １４．前記ユーザによって入力された新しい単語を自動的に前記辞書に追加する さらなるステップを包含する、請求項１３に記載の方法。 １５．英数字表示部、複数のプログラム可能なキーを有するキーボード、および プログラム可能な処理システムを有するセルラー電話のための方法であって、 (a)該キーボードから入力文字のユーザキーストロークを受け付けるステップと 、 (b)該入力文字を該表示部に表示するステップと、 (c)該入力文字を該セルラー電話内に格納された候補単語の辞書と較べ合わせて 、該辞書中の少なくとも１つの候補単語を選択するステップと、 (d)少なくとも１つの選択候補単語を該表示部に表示するステップであって、各 選択候補単語は該複数のプログラム可能なキーのうちの対応する１つと視覚的に 関連付けられるステップと、 (e)次のユーザキーストロークを該キーボードから受け付けるステップと、 (f)該次の入力キーストロークが該複数のプログラム可能なキーの１つに対応す る場合、該プログラム可能なキーに関連付けられた選択候補単語を、該選択候補 単語の選択のために用いられる直前に表示されていた入力文字に置き換えて、該 表示部にテキスト入力として表示するステップと、 (g)該次の入力キーストロークが入力文字に対応する場合、機能(b)から続けて、 初期文字サブセットを、サンプルテキストから、該サンプルテキストに現れる単 語の最も共通する初期文字として統計的に決定し、該初期文字サブセットを、あ る時間にわたってユーザによって入力されたメッセージ中の文字の頻度を分析す ることにより、周期的に更新するステップと、 を包含する方法。 １６．前記ユーザによって入力された新しい単語を自動的に前記辞書に追加する ことを包含する、請求項１５に記載の発明。 １７．英数字表示部、複数のプログラム可能なキーを有するキーボード、および プログラム可能な処理システムを有するセルラー電話に用いるコンピュータプロ グラムであって、該プログラム可能な処理システムを以下の機能を行うように構 成ならびに動作させるコンピュータプログラム： (a)テキスト入力モードにおいて、該キーボードから入力文字のユーザキースト ロークを受け付ける機能と、 (b)該入力文字を該表示部に表示する機能と、 (c)該入力文字を該セルラー電話内に格納された候補単語の辞書と較べ合わせて 、該辞書中の少なくとも１つの候補単語を選択する機能と、 (d)少なくとも１つの選択候補単語を該表示部に表示する機能であって、各選択 候補単語は該複数のプログラム可能なキーのうちの対応する１つと視覚的に関連 付けられる機能と、 (e)次のユーザキーストロークを該キーボードから受け付ける機能と、 (f)該次の入力キーストロークが該複数のプログラム可能なキーの１つに対応す る場合、該プログラム可能なキーに関連付けられた選択候補単語を、該選択候補 単語の選択のために用いられる直前に表示されていた入力文字に置き換えて、該 表示部にテキスト入力として表示する機能と、 (g)該次の入力キーストロークが入力文宇に対応する場合、機能(b)から続けて、 初期文字サブセットを、サンプルテキストから、該サンプルテキストに現れる単 語の最も共通する初期文字として統計的に決定し、該初期文字サブセットを、あ る時間にわたってユーザによって入力されたメッセージ中の文字の頻度を分析す ることにより、周期的に更新する機能。 １８．前記ユーザによって入力された新しい単語を自動的に前記辞書に追加する 機能をさらに包含する、請求項１７に記載の発明。 １９．アナログセルラーシステムおよびデジタルセルラーシステムからのコール を受信することが可能なセルラー電話において、 該セルラー電話に対して入ってくるコールを受信するステップと、 該コールが該アナログセルラーシステムからの場合、第１のインジケータを起 動することによってユーザにアナログコールの受信を示す(signal)ステップと、 該コールが該デジタルセルラーシステムからの場合、第２のインジケータを起 動することによってユーザにデジタルコールの受信を示すステップと、 を包含する方法。 ２０．アナログセルラーシステムおよびデジタルセルラーシステムからのコール を受信することが可能なセルラー電話において、コールタイプを区別して示すた めの方法であって、 コールを受信するステップと、 該コールが該アナログセルラーシステムからの場合、第１のインジケータを起 動することによってユーザにアナログコールの受信を示すステップと、 該コールが該デジタルセルラーシステムからの場合、該コールが音声コールで あるかデータコールであるかを決定するステップと、 該デジタルセルラーシステムからの該コールが音声コールであると決定された 場合、第２のインジケータを起動することによってユーザにデジタル音声コール の受信を示し、該デジタルセルラーシステムからの該コールがデータコールであ ると決定された場合、第３のインジケータを起動することによってユーザにデジ タルデータコールの受信を示すステップと、 を包含する方法。 ２１．データコールは、該データコールのメッセージタイプを示す情報を含んで おり、 データコールであると決定されたコールのメッセージタイプを決定するステッ プと、 各メッセージタイプの受信を示すための異なるインジケータをユーザに提供す るステップと、 をさらに包含する、請求項２０に記載の発明。 ２２．データコールは、該データコールのソースを示す情報を含んでおり、 データコールであると決定されたコールのソースを決定するステップと、 選択されたソースからのコールに対して、異なるインジケータをユーザに提供 するステップと、 をさらに包含する、請求項２０に記載の発明。 ２３．アナログセルラーシステムおよびデジタルセルラーシステムからのコール を受信することが可能な、プログラム可能な処理システムを有するセルラー電話 であって、該プログラム可能な処理システムは、 該セルラー電話に対して入ってくるコールを受信し、 該コールが該アナログセルラーシステムからの場合、第１のインジケータを起 動することによってユーザにアナログコールの受信を示し、 該コールが該デジタルセルラーシステムからの場合、第２のインジケータを起 動することによってユーザにデジタルコールの受信を示す、 ようにプログラムされている、セルラー電話。 ２４．アナログセルラーシステムおよびデジタルセルラーシステムからのコール を受信することが可能なセルラー電話であって、 コールを受信し、 該コールが該アナログセルラーシステムからの場合、第１のインジケータを起 動することによってユーザにアナログコールの受信を示し、 該コールが該デジタルセルラーシステムからの場合、該コールが音声コールで あるかデータコールであるかを決定し、 該デジタルセルラーシステムからの該コールが音声コールであると決定された 場合、第２のインジケータを起動することによってユーザにデジタル音声コール の受信を示し、 該デジタルセルラーシステムからの該コールがデータコールであると決定され た場合、第３のインジケータを起動することによってユーザにデジタルデータコ ールの受信を示すための、プログラム可能な処理システムを有する、 セルラー電話。 ２５．データコールは、該データコールのメッセージタイプを示す情報を含んで おり、 データコールであると決定されたコールのメッセージタイプの決定と、 各メッセージタイプの受信を示すための異なるインジケータをユーザに提供す ることと、 をさらに包含する、請求項２４に記載の発明。 ２６．データコールは、該データコールのソースを示す情報を含んでおり、 データコールであると決定されたコールのソースの決定する機能と、 選択されたソースからのコールに対して、異なるインジケータをユーザに提供 する機能と、 をさらに包含する、請求項２４に記載の発明。 ２７．アナログセルラーシステムおよびデジタルセルラーシステムからのコール を受信することが可能な、プログラム可能な処理システムを有するセルラー電話 に用いるコンピュータプログラムであって、該プログラム可能な処理システムを 以下の機能を行うように構成ならびに動作させるコンピュータプログラム： 該セルラー電話に対して入ってくるコールを受信する機能、 該コールが該アナログセルラーシステムからの場合、第１のインジケータを起 動することによってユーザにアナログコールの受信を示す機能と、 該コールが該デジタルセルラーシステムからの場合、第２のインジケータを起 動することによってユーザにデジタルコールの受信を示す機能。 ２８．アナログセルラーシステムおよびデジタルセルラーシステムからのコール を受信することが可能なセルラー電話に用いるコンピュータプログラムであって 、該セルラー電話は、 コールを受信し、 該コールが該アナログセルラーシステムからの場合、第１のインジケータを起 動することによってユーザにアナログコールの受信を示し、 該コールが該デジタルセルラーシステムからの場合、該コールが音声コールで あるかデータコールであるかを決定し、 該デジタルセルラーシステムからの該コールが音声コールであると決定された 場合、第２のインジケータを起動することによってユーザにデジタル音声コール の受信を示し、該デジタルセルラーシステムからの該コールがデータコールであ ると決定された場合、第３のインジケータを起動することによってユーザにデジ タルデータコールの受信を示すための、プログラム可能な処理システムを有する 、コンピュータプログラム。 ２９．データコールは、該データコールのメッセージタイプを示す情報を含んで おり、 データコールであると決定されたコールのメッセージタイプの決定と、 各メッセージタイプの受信を示すための異なるインジケータをユーザに提供す ることと、 をさらに包含する、請求項２８に記載の発明。 ３０．データコールは、該データコールのソースを示す情報を含んでおり、 データコールであると決定されたコールのソースの決定と、 選択されたソースからのコールに対して、異なるインジケータをユーザに提供 することと、 をさらに包含する、請求項２８に記載の発明。 ３１．デジタルセルラーシステムからのデータメッセージコールを受信すること が可能な、英数字表示部およびキーボードを有するセルラー電話において、デー タメッセージを該セルラー電話において受信するステップと、 該セルラー電話が秘密メッセージモードにある場合、該データメッセージを該 表示部に表示せずに該データメッセージを格納するステップと、 該キーボード上において、該データメッセージの表示を承認する承認コードの ユーザ入力を受け付けるステップと、 該承認コードが有効ならば該データメッセージを該表示部に表示するステップ と、 を包含する方法。 ３２．データメッセージは、該メッセージが秘密であることを示す秘密コードを 含み、該秘密コードを受信したとき該セルラー電話を前記秘密メッセージモード に変更するステップをさらに包含する請求項３１に記載の発明。 ３３．前記承認コードが無効ならばキーボード入力を使用不能にする(disable) ステップをさらに包含する、請求項３１に記載の発明。 ３４．データメッセージはソースを含み、前記承認コードは前記データメッセー ジの前記ソースに対応しなければならない、請求項３１に記載の発明。 ３５．デジタルセルラーシステムからのデータメッセージコールを受信すること が可能なセルラー電話であって、英数字表示部と、キーボードと、 該セルラー電話においてデータメッセージを受信し、 該セルラー電話が秘密メッセージモードにある場合、該データメッセージを該 セルラー電話内に格納し、該データメッセージを該表示部に表示せずに該データ メッセージの受信を示し、 該データメッセージの表示を承認する承認コードの該キーボード上でのユーザ 入力を受け付け、 該承認コードが有効である場合に該表示部に該データメッセージを表示するた めのプログラム可能な処理システムと、 を有するセルラー電話。 ３６．データメッセージが、該メッセージが秘密であることを示す秘密コードを 有し、該秘密コードを受信すると前記セルラー電話を前記秘密メッセージモード に変更する機能をさらに備えた、請求項３５に記載の発明。 ３７．前記承認コードが無効である場合にキーボード入力を使用不能にする機能 をさらに備えた、請求項３５に記載の発明。 ３８．データメッセージがソースを有し、前記承認コードが該データメッセージ の該ソースに対応しなければならない、請求項３５に記載の発明。 ３９．デジタルセルラーシステムからのデータメッセージコールを受信すること が可能なセルラー電話において用いられるコンピュータプログラムであって、該 セルラー電話が、英数字表示部と、キーボードと、 該セルラー電話においてデータメッセージを受信し、 該セルラー電話が秘密メッセージモードにある場合、該データメッセージを該 セルラー電話内に格納し、該データメッセージを該表示部に表示せずに該データ メッセージの受信を示し、 該データメッセージの表示を承認する承認コードの該キーボード上でユーザ入 力を受け付け、 該承認コードが有効である場合に該表示部に該データメッセージを表示するた めのプログラム可能な処理システムとを有する、コンピュータシステム。 ４０．データメッセージが、該メッセージが秘密であることを示す秘密コードを 有し、該秘密コードを受信すると前記セルラー電話を前記秘密メッセージモード に変更する機能をさらに備えた、請求項３９に記載の発明。 ４１．前記承認コードが無効である場合にキーボード入力を使用不能にする機能 をさらに備えた、請求項３９に記載の発明。 ４２．データメッセージがソースを有し、前記承認コードが該データメッセージ の該ソースに対応しなければならない、請求項３９に記載の発明。 ４３．デジタルセルラーシステムからのデータメッセージコールを受信すること が可能な英数字表示部を有するセルラー電話において、 該セルラー電話においてデータメッセージを受信するステップであって、各デ ータメッセージが、該データメッセージのソースを示す情報を有するステップと 、該セルラー電話がメッセージスクリーニングモードにある場合、該データメッ セージが表示されるべきことを、該受信したデータメッセージの該ソース情報か ら決定するステップと、 該受信したデータメッセージが表示されるべき場合、該データメッセージを該 セルラー電話の該英数字表示部に表示するステップと、 を包含する方法。 ４４．前記データメッセージの前記ソース情報が、該データメッセージ全体が前 記セルラー電話において受信される前に受信された該データメッセージのヘッダ 内にあり、該データメッセージが表示されるべきでない場合に該データメッセー ジ全体の受信を拒否するステップをさらに包含する、請求項４３に記載の発明。 ４５．前記データメッセージが表示されるべきことを決定する前記ステップが、 前記ソース情報と、表示から排除されるべきユーザが定義したソースのリストと を比較するステップを包含する、請求項４３に記載の発明。 ４６．前記データメッセージが表示されるべきことを決定する前記ステップが、 前記ソース情報と、表示に含まれるべきユーザが定義したソースのリストとを比 較するステップを包含する、請求項４３に記載の発明。 ４７．デジタルセルラーシステムからのデータメッセージコールを受信すること が可能なセルラー電話であって、英数字表示部と、 該セルラー電話においてデータメッセージを受信し、各データメッセージが該 データメッセージのソースを示す情報を有し、 該セルラー電話がメッセージスクリーニングモードにある場合、該データメッ セージが表示されるべきことを該受信したデータメッセージの該ソース情報から 決定し、該受信したデータメッセージが表示されるべき場合、該データメッセー ジを該セルラー電話の該英数字表示部に表示するためのプログラム可能な処理シ ステムと、 を有するセルラー電話。 ４８．前記データメッセージの前記ソース情報が、該データメッセージ全体が前 記セルラー電話において受信される前に受信された該データメッセージのヘッダ 内にあり、該データメッセージが表示されるべきでない場合に該データメッセー ジ全体の受信を拒否する機能をさらに備えた、請求項４７に記載の発明。 ４９．前記データメッセージが表示されるべきことを決定する前記機能が、前記 ソース情報と、表示から排除されるべきユーザが定義したソースのリストとを比 較する機能を備えた、請求項４７に記載の発明。 ５０．前記データメッセージが表示されるべきことを決定する前記機能が、前記 ソース情報と、表示に含まれるべきユーザが定義したソースのリストとを比較す る機能を備えた、請求項４７に記載の発明。 ５１．デジタルセルラーシステムからのデータメッセージコールを受信すること が可能な、英数字表示部と、プログラム可能な処理システムとを有するセルラー 電話において用いられるコンピュータプログラムであって、 まず、該セルラー電話においてデータメッセージを受信し、各データメッセー ジが該データメッセージのソースを示す情報を有する機能と、 該セルラー電話がメッセージスクリーニングモードにある場合、該データメッ セージが表示されるべきことを、該受信したデータメッセージの該ソース情報か ら決定する機能と、 該受信したデータメッセージが表示されるべき場合、該データメッセージを該 セルラー電話の該英数字表示部に表示する機能とを行うために該プログラム可能 な処理システムを構成および動作させるコンピュータプログラム。 ５２．前記データメッセージの前記ソース情報が、前記データメッセージ全体が 前記セルラー電話において受信される前に受信された該データメッセージのヘッ ダ内にあり、該データメッセージが表示されるべきでない場合に該データメッセ ージ全体の受信を拒否する機能をさらに備えた、請求項５１に記載の発明。 ５３．前記データメッセージが表示されるべきことを決定する前記機能が、前記 ソース情報と、表示から排除されるべきユーザが定義したソースのリストとを比 較する機能を含む、請求項５１に記載の発明。 ５４．前記データメッセージが表示されるべきことを決定する前記機能が、前記 ソース情報と、表示に含まれるべきユーザが定義したソースのリストとを比較す る機能を含む、請求項５１に記載の発明。 ５５．キーボードと、英数字表示部とを有するセルラー電話において、 該セルラー電話を呼び出している間に、スクラッチパッド機能の可用性（avai lability）の指示を該表示部に表示するステップと、 ユーザが該スクラッチパッドのオプションを選択する場合に、 該セルラー電話に対する通常のダイアル入力を使用不能にするステップと、 該キーボードからのユーザの文字入力を受け付けるステップと、 該入力文字を該ユーザが視覚的に確認できるように該表示部に表示するステッ プと、 該キーボードからの保存機能のユーザ入力を受け付けるステップと、 該入力文字を該セルラー電話の呼び出し可能な（recallable）メモリに保存す るステップと、 該セルラー電話の通常の動作を再び可能にするステップと、 を包含するスクラッチパッド方法。 ５６．キーボードと、英数字表示部と、 スクラッチパッド機能の可用性の指示を表示し、 ユーザが該スクラッチパッドのオプションを選択する場合に、 該セルラー電話の通常のダイアル入力を使用不能にし、 該キーボードからのユーザの文字入力を受け付け、 該入力文字を該ユーザが視覚的に確認できるように該表示部に表示し、 該キーボードからの保存機能のユーザ入力を受け付け、 該入力文字を該セルラー電話の呼び出し可能なメモリに保存するためのプログ ラム可能な処理システムと、 を有するセルラー電話。 ５７．キーボードと、英数字表示部と、 スクラッチパッド機能指示を該表示部に表示し、 ユーザが該スクラッチパッドのオプションを選択する場合に、 該セルラー電話の通常のダイアル入力を使用不能にし、 該キーボードからのユーザの文字入力を受け付け、 該入力文字を該ユーザが視覚的に確認できるように該表示部に表示し、 該キーボードからの保存機能のユーザ入力を受け付け、 該入力文字を該セルラー電話の呼び出し可能なメモリに保存し、 該セルラー電話の通常の動作を再び可能にするためのプログラム可能な処理シ ステムとを有するセルラー電話において用いられるコンピュータプログラム。 ５８．キーボードと、英数字表示部と、複数のデータ構造とを有し、各データ構 造が、テキスト情報を格納する複数のエントリを有するセルラー電話において、 該キーボード上での所望の検索ストリングのユーザ入力を受け付けるステップ と、 第１のデータ構造におけるエントリにアクセスするステップと、 該所望の検索ストリングと、該アクセスされたエントリとが一致するかどうか 比較するステップと、 すべての一致を該表示部に表示するステップと、 を有する方法。 ５９．キーボードと、スクロール可能な表示部と、複数のデータ構造とを有し、 各データ構造が、テキスト情報を格納する複数のエントリを有するセルラー電話 において、 該キーボード上での所望の検索ストリングのユーザ入力を受け付けるステップ と、 第１のデータ構造におけるエントリにアクセスするステップと、 該所望の検索ストリングと、該アクセスされたエントリとが一致するかどうか 比較するステップと、 すべての一致を該スクロール可能な表示部に表示するステップと、 を有する方法。 ６０．前記複数のデータ構造が、アドレス帳データ構造と、階層メニューデータ 構造と、格納されたメッセージデータ構造とを有する、請求項５８または５９に 記載の発明。 ６１．キーボードと、英数字表示部と、各データ構造が、テキスト情報を格納す る複数のエントリを有する複数のデータ構造と、 （ａ）該キーボード上での所望の検索ストリングのユーザ入力を受け付け、 （ｂ）第１のデータ構造におけるエントリにアクセスし、 （ｃ）該所望の検索ストリングと、該アクセスされたエントリとが一致するか どうか比較し、 （ｄ）すべての一致を該表示部に表示するためのプログラム可能な処理システ ムと、 を有するセルラー電話。 ６２．キーボードと、スクロール可能な表示部と、各データ構造が、テキスト情 報を格納する複数のエントリを有する複数のデータ構造と、 該キーボード上での所望の検索ストリングのユーザ入力を受け付け、 第１のデータ構造におけるエントリにアクセスし、 該所望の検索ストリングと、該アクセスされたエントリとが一致するかどうか 比較し、 すべての一致を該スクロール可能な表示部に表示するためのプログラム可能な 処理システムと、 を有するセルラー電話。 ６３．前記複数のデータ構造が、アドレス帳データ構造と、階層メニューデータ 構造と、格納されたメッセージデータ構造とを有する、請求項６１または６２に 記載の発明。 ６４．キーボードと、英数字表示部と、各データ構造が、テキスト情報を格納す る複数のエントリを有する複数のデータ構造と、 該キーボード上での所望の検索ストリングのユーザ入力を受け付け、 第１のデータ構造におけるエントリにアクセスし、 該所望の検索ストリングと、該アクセスされたエントリとが一致するかどうか 比較し、 すべての一致を該表示部に表示するためのプログラム可能な処理システムとを 有するセルラー電話において用いられるコンピュータプログラム。 ６５．キーボードと、スクロール可能な表示部と、各データ構造が、テキスト情 報を格納する複数のエントリを有する複数のデータ構造と、 該キーボード上での所望の検索ストリングのユーザ入力を受け付け、 第１のデータ構造におけるエントリにアクセスし、 該所望の検索ストリングと、該アクセスされたエントリとが一致するかどうか 比較し、 すべての一致を該スクロール可能な表示部に表示するためのプログラム可能な 処理システムとを有するセルラー電話において用いられるコンピュータシプログ ラム。 ６６．前記複数のデータ構造が、アドレス帳データ構造と、階層メニューデータ 構造と、格納されたメッセージデータ構造とを有する、請求項６４または６５に 記載の発明。