JP2001512139A - Vla−4が介在する白血球接着を阻害するスルホニル化ジペプチド化合物 - Google Patents

Vla−4が介在する白血球接着を阻害するスルホニル化ジペプチド化合物

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JP2001512139A JP2000505192A JP2000505192A JP2001512139A JP 2001512139 A JP2001512139 A JP 2001512139A JP 2000505192 A JP2000505192 A JP 2000505192A JP 2000505192 A JP2000505192 A JP 2000505192A JP 2001512139 A JP2001512139 A JP 2001512139A
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Abstract

(57)【要約】 VLA−4に結合する化合物が開示される。これらの化合物のあるものは白血球の接着、特にVLA−4が介在する白血球接着を阻害する。そのような化合物は例えば人間等の哺乳類患者において、喘息、アルツハイマー病、アテローム性動脈硬化症、AIDS痴呆、糖尿病、炎症性腸疾患、慢性関節リウマチ、組織移植、腫瘍転移及び心筋虚血等の炎症性疾患の治療に有用である。この化合物は多発性硬化症等の炎症性脳疾患の治療にも投与することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】発明の分野 本発明は、白血球接着、特にVLA−が介在する白血球接着を阻害する化合物
に関する。
【0002】参照文献 下記の刊行物、特許及び特許出願は本願において上付き番号として引用される
1 Hemler and Tanaka, 欧州特許出願公開第330,506号。1989年8月30日公 開。2 Elices, et al., Cell, 60:577-584(1990)3 Springer, Nature, 346:425-434(1990)4 Osborn, Cell, 62:3-6(1990)5 Vedder, et al., Surgery, 106:509(1989)6 Pretolani, et al., J. Exp. Med., 180:795(1994)7 Abraham, et al., J. Clin. Invest., 93:776(1994)8 Mulligan, et al., J. Immunology, 150:2407(1993)9 Cybulsky, et al., Science, 251:788(1991)10 Li, et al., Arterioscler. Thromb., 13:197(1993)11 Sasseville, et al., Am. J. Path., 144:27(1994)12 Yang, et al., Proc. Nat. Acad. Science(USA), 90:10494(1993)13 Burkly, et al., Diabetes, 43:529(1994)14 Baron, et al., J. Clin. Invest., 93:1700(1994)15 Hamann, et al., J. Immunology, 152:3238(1994)16 Yednock, et al., Nature, 356:63(1992)17 Baron, et al., J. Exp. Med., 177:57(1993)18 van Dinther-Janssen, et al., J. Immunology, 147:4207(1991)19 van Dinther-Janssen, et al., Annals. Rheumatic Dis., 52:672(199 3)20 Elices, et al., J. Clin. Invest., 93:405(1994)21 Postigo, et al., J. Clin. Invest., 89:1445(1991)22 Paul, et al., Transpl. Proceed., 25:813(1993)23 Okarhara, et al., Can. Res., 54:3233(1994)24 Paavonen, et al., Int. J. Can., 58:298(1994)25 Schadendorf, et al., J. Path., 170:429(1993)26 Bao, et al., Diff., 52:239(1993)27 Lauri, et al., British J. Cancer, 68:862(1993)28 Kawaguchi, et al., Japanese J. Cancer Res., 83:1304(1992)29 Kogan, et al., 米国特許第5,510,332号。1996年4月23日発行。30 国際特許出願公開第96/01644号 上記の刊行物、特許及び特許出願の全ては、それぞれの個々の刊行物、特許又
は特許出願が個別的に及び具体的に示されているかのようにして、そのままここ
に参照として組み込まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】技術の現状 Helmerと田中1らによって最初に同定されたVLA−4(α4β1インテグリ ン及びCD49d/CD29ともいう)は細胞表面受容体のβ1インテグリン族
の一員であり、それぞれα鎖及びβ鎖の二つのサブユニットを含む。VLA−4
はα4鎖及びβ1鎖を含む。少なくとも9つのβ1インテグリンがあり、同じβ
1鎖を共有し、各々は別個のα鎖を有している。これらの9つの受容体は全てフ
ィブロネクチン、ラミニン及びコラーゲン等の様々な細胞間マトリックス分子の
異なる成分に結合する。例えばVLA−4はフィブロネクチンと結合する。VL
A−4は内皮又は他の細胞によって発現される非マトリックス分子にも結合する
。これらの非マトリックス分子はVCAM−1を含み、これはサイトカイン活性
化ヒト臍静脈培養細胞上で発現される。VLA−4特有のエピトープはフィブロ
ネクチン及びVCAM−1の結合活動に寄与しており、各々の活動は独立して阻
害されることが示されている2
【0004】 VLA−4及び他の細胞表面受容体が介在する細胞間接着は炎症反応の数に関
連している。傷害又は他の炎症性刺激のサイトでは活性化された血管の内皮細胞
が白血球に接着する分子を発現する。内皮細胞への白血球接着の機構は、部分的
に、白血球上の細胞表面受容体の認識及び内皮細胞上の対応する細胞表面への結
合を含む。一旦結合すると、白血球は血管壁を越えて傷害部位に移入し、感染と
闘うために化学的な伝達物質を放出する。免疫システムの接合受容体の概観には
、例えば、Springer3及びOsborn4を参照されたい。
【0005】 実験的自己免疫脳脊髄炎(EAE)、多発性硬化症(MS)及び髄膜炎等の炎
症性脳疾患は内皮/白血球接着機構が他の健康な脳組織を破壊するに至った中枢
神経系疾患の例である。これらの炎症性疾患の患者では血と脳の間の障壁(BB
B)を越えて多くの白血球が移入している。白血球は、神経伝達傷害及び麻痺に
至る広範な組織損傷を引き起こす毒性伝達物質を放出する。
【0006】 他の器官系でも、白血球の移入及び活性化に至る接着機構を介して組織損傷が
発生する。例えば、心臓組織への心筋虚血後の初期発作が、まだ発作を引き起こ
している傷害を受けた組織への白血球の移入によってさらに複雑化しうることが
示されている(Vedder et al5)。接着機構が介在する他の炎症性状態は、例え ば、喘息6-8、アルツハイマー病、アテローム性動脈硬化症9-10、AIDS痴呆1 1 、糖尿病12-14(急性若年攻撃性糖尿病をふくむ)、炎症性腸疾患15(潰瘍性大
腸炎、クローン病を含む)、多発性硬化症16-17、慢性関節リウマチ18-21、組織
移植22、腫瘍転移23-28、髄膜炎、脳炎、発作、及び他の大脳傷害、腎炎、網膜 炎、アトピー性皮膚炎、乾癬、心筋虚血、並びに、成人呼吸窮迫症候群等で生じ
る急性白血球介在肺傷害を含む。
【0007】 上記の点に鑑みると、VLA−4を含む生物学的サンプル中のVLA−4のレ
ベルを決定するアッセイは、例えばVLA−4が介在する状態の診断に有用であ
ろう。さらに、白血球接着の理解に関するこれらの進歩にもかかわらず、この分
野では炎症性脳疾患及び他の炎症性状態29,30において接着の阻害剤の使用につ いての取り組みが最近みられるだけである。本発明はこれら及び他のニーズに取
り組むものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明はVLA−4に結合する化合物を提供するものである。そのような化
合物は例えば試料及び製薬組成物中のVLA−4の存在を分析したり、例えばV
CAM−1のVLA−4への結合といったVLA−4が介在する細胞接着を阻害
するために使用することができる。本発明化合物は約15μM又はそれ未満(例
203で測定される)のIC50で表されるVLA−4への結合親和性を有してお
り、下記の式Iで定義される。
【化3】
【0009】 ここで、R1はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、シクロア ルキル、置換シクロアルキル、複素環、置換複素環、複素アリール及び置換複素
アリールからなる群から選択され;
【0010】 R2は水素、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル 、シクロアルケニル、置換シクロアルケニル、複素環、置換複素環、アリール、
置換アリール、複素アリール及び置換複素アリールからなる群から選択され、か
つ、R1及びR2は一緒になってR2に結合した窒素原子及びR1に結合したSO2 基と共に複素環又は置換複素環基を形成することができ;
【0011】 R3は水素、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル 、アリール、置換アリール、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換
複素環からなる群から選択され、R2及びR3は一緒になってR2に結合した窒素 原子及びR3に結合した炭素原子と共に飽和複素環基又は飽和置換複素環基(但 し、一置換の場合は前記飽和置換複素環基上の置換基はカルボキシルでない)を
形成することができ;
【0012】 Arはアリール、置換アリール、複素アリール又は置換複素アリールであり; xは1〜4の整数であり;
【0013】 Qは−C(X)NR7−(R7は水素及びアルキルからなる群から選択され、こ
こで、Xは酸素又は硫黄からなる群から選択される)であり;
【0014】 R5は−CH2X〔Xは、水素、ヒドロキシル、アシルアミノ、アルキル、アル
コキシ、アリールオキシ、アリール、アリールオキシアリール、カルボキシル、
カルボキシルアルキル、カルボキシル−置換アルキル、カルボキシル−シクロア
ルキル、カルボキシル−置換シクロアルキル、カルボキシルアリール、カルボキ
シル−置換アリール、カルボキシル複素アリール、カルボキシル−置換複素アリ
ール、カルボキシル複素環、カルボキシル−置換複素環、シクロアルキル、置換
アルキル、置換アルコキシ、置換アリール、置換アリールオキシ、置換アリール
オキシアリール、置換シクロアルキル、複素アリール、置換複素アリール、複素
環及び置換複素環からなる群から選択されるが、但し、 A. R5は、R2及びR3が一緒になってR2に結合した窒素原子及び
3に結合した炭素原子と共に飽和複素環基又は飽和置換複素環基を形成する場 合は、−(CH2n−アリール及び−(CH2n−複素アリール(nは1〜4に
等しい整数)からなる群からは選択されず; B. R5は−(CH2x−Ar−R5'(ここで、R5'は−O−Z−N
88'又は−O−Z−R12であり、ここで、R8及びR8'は水素、アルキル、置
換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、複素環、置換複素環からな
る群から独立して選択され、また、R8及びR8'は結合して複素環又は置換複素 環を形成し、並びに、R12は複素環類及び置換複素環類からなる群から選択され
、Zは−C(O)−及び−SO2−からなる群から選択され、Arはアリール、 複素アリール、置換アリール又は置換複素アリールであり、xは1〜4の整数で
ある)ではなく; C. R5は−(CH2x−Ar−R5'(ここで、R5'は−NR24C(
Z’)NR88'及び−NR24C(Z’)R13からなる群から選択され、ここで Z’は酸素、硫黄及びNR24からなる群から選択され、R24は水素、アルキル及
びアリールからなる群から選択され、また、R8及びR8'は水素、アルキル、置 換アルキル、アリール、置換アリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル、
複素環、置換複素環、複素アリール及び置換複素アリールからなる群から独立し
て選択されるが、但し、Z’が酸素の場合はR8及びR8'の少なくとも1つは置 換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、モルホリノ及びチオモルホ
リノ以外の飽和複素環、置換複素環であり、或いは、R8及びR8'はモルホリノ 又はチオモルホリノ以外の飽和複素環、飽和置換複素環又はアルコキシカルボニ
ル置換基で置換されたアミノ基を有する飽和/不飽和複素環を形成することがで
き、さらに、Z’が硫黄の場合はR8及びR8'の少なくとも1つはアリール、置 換アリール、複素アリール又は置換複素アリール以外の基であり、そして、R13 は置換複素環類並びにモルホリノ及びチオモルホリノ以外の飽和複素環類からな
る群から選択され、Arはアリール、複素アリール、置換アリール又は置換複素
アリールであり、xは1〜4の整数である)ではなく; D. R5は−ALK−X(ALKはそれが結合する炭素原子にメチレ
ン基(−CH2−)を介して結合する1〜10の炭素原子のアルキル基であり; Xは置換アルキルカルボニルアミノ、置換アルケニルカルボニルアミノ、置換ア
ルキニルカルボニルアミノ、複素環式カルボニルアミノ、置換複素環式カルボニ
ルアミノ、アシル、アシルオキシ、アミノカルボニルオキシ、アシルアミノ、オ
キシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニル、置換アルコキシカルボニル、ア
リールオキシカルボニル、置換アリールオキシカルボニル、シクロアルコキシカ
ルボニル、置換シクロアルコキシカルボニル、複素アリールオキシカルボニル、
置換複素アリールオキシカルボニル、複素環式オキシカルボニル、置換複素環式
オキシカルボニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、飽和複素環、置換飽
和複素環、置換アルコキシ、置換アルケノキシ、置換アルキノキシ、複素環式オ
キシ、置換複素環式オキシ、置換チオアルキル、置換チオアルケニル、置換チオ
アルキニル、アミノカルボニルアミノ、アミノチオカルボニルアミノ、グアニジ
ノ、アミジノ、アルキルアミジノ、チオアミジノ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、
−OS(O)2−アルキル、−OS(O)2−置換アルキル、−OS(O)2−シ クロアルキル、−OS(O)2−置換シクロアルキル、−OS(O)2−アリール
、−OS(O)2−置換アリール、−OS(O)2−複素アリール、−OS(O) 2 −置換複素アリール、−OS(O)2−複素環、−OS(O)2−置換複素環、 −OSO2−NRR、−NRS(O)2−アルキル、−NRS(O)2−置換アル キル、−NRS(O)2−シクロアルキル、−NRS(O)2−置換シクロアルキ
ル、−NRS(O)2−アリール、−NRS(O)2−置換アリール、−NRS(
O)2−複素アリール、−NRS(O)2−置換複素アリール、−NRS(O)2 −複素環、−NRS(O)2−置換複素環、−NRS(O)2−NR−アルキル、
−NRS(O)2−NR−置換アルキル、−NRS(O)2−NR−シクロアルキ
ル、−NRS(O)2−NR−置換シクロアルキル、−NRS(O)2−NR−ア
リール、−NRS(O)2−NR−置換アリール、−NRS(O)2−NR−複素
アリール、−NRS(O)2−NR−置換複素アリール、−NRS(O)2−NR
−複素環、−NRS(O)2−NR−置換複素環(上記においてRは水素又はア ルキル)、−S(O)2−アルキル、−S(O)2−置換アルキル、−S(O)2 −アリール、−S(O)2−置換アリール、−S(O)2−置換複素アリール、−
S(O)2−置換複素アリール、−S(O)2−複素環、−S(O)2−置換複素 環、モノ及びジ−(置換アルキル)アミノ、N,N−(アルキル,置換アルキル
)アミノ、N,N−(アリール,置換アルキル)アミノ、N,N−(置換アリー
ル,置換アルキル)アミノ、N,N−(複素アリール,置換アルキル)アミノ、
N,N−(置換複素アリール,置換アルキル)アミノ、N,N−(複素環,置換
アルキル)アミノ、N,N−N,N−(置換複素環,置換アルキル)アミノ、モ
ノ及びジ−(複素環)アミノ、モノ及びジ−(置換複素環)アミノ、N,N−(
アルキル,複素環)アミノ、N,N−(アルキル,置換複素環)アミノ、N,N
−(アリール,複素環)アミノ、N,N−(置換アリール,複素環)アミノ、N
,N−(アリール,置換複素環)アミノ、N,N−(置換アリール,置換複素環
)アミノ、N,N−(複素アリール,複素環)アミノ、N,N−(複素アリール
,置換複素環)アミノ、N,N−(置換複素アリール,複素環)アミノ、N,N
−(置換複素アリール及び置換複素環)アミノからなる群から選択される)では
なく;そして、 E. R5は−(CH2x−Ar−R5&qout(R5&qoutは(a)置換アル キルカルボニルアミノ(但し、当該置換アルキル部分上の置換基の少なくとも1
つはアルコキシ、置換アルコキシ、アシル、アシルアミノ、チオカルボニルアミ
ノ、アシルオキシ、アルケニル、アミノ、アミジノ、アルキルアミジノ、チオア
ミジノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノチオカルボニルアミノ
、アミノカルボニルオキシ、アリールオキシ、置換アリールオキシ、シアノ、ニ
トロ、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシル、カルボキシルアルキル、カルボキ
シル−置換アルキル、カルボキシル−シクロアルキル、カルボキシル−置換シク
ロアルキル、カルボキシルアリール、カルボキシル置換アリール、カルボキシル
複素アリール、カルボキシル−置換複素アリール、カルボキシル複素環、カルボ
キシル−置換複素環、シクロアルキル、置換シクロアルキル、グアニジノ、グア
ニジノスルホン、チオール、チオアルキル、置換チオアルキル、チオアリール、
置換チオアリール、チオシクロアルキル、置換チオシクロアルキル、チオ複素ア
リール、置換チオ複素アリール、チオ複素環、置換チオ複素環、複素環、置換複
素環、シクロアルコキシ、置換シクロアルコキシ、複素アリールオキシ、置換複
素アリールオキシ、複素環式オキシ、置換複素環式オキシ、オキシカルボニルア
ミノ、オキシチオカルボニルアミノ、−OS(O)2−アルキル、−OS(O)2 −置換アルキル、−OS(O)2−アリール、−OS(O)2−置換アリール、−
OS(O)2−複素アリール、−OS(O)2−置換複素アリール、−OS(O) 2 −複素環、−OS(O)2−置換複素環、−OSO2−NRR、−NRS(O)2 −アルキル、−NRS(O)2−置換アルキル、−NRS(O)2−アリール、−
NRS(O)2−置換アリール、−NRS(O)2−複素アリール、−NRS(O
2−置換複素アリール、−NRS(O)2−複素環、−NRS(O)2−置換複 素環、−NRS(O)2−NR−アルキル、−NRS(O)2−NR−置換アルキ
ル、−NRS(O)2−NR−アリール、−NRS(O)2−NR−置換アリール
、−NRS(O)2−NR−複素アリール、−NRS(O)2−NR−置換複素ア
リール、−NRS(O)2−NR−複素環、−NRS(O)2−NR−置換複素環
、モノ及びジ−アルキルアミノ、モノ及びジ−(置換アルキル)アミノ、モノ及
びジ−アリールアミノ、モノ及びジ−(置換アリール)アミノ、モノ及びジ−複
素アリールアミノ、モノ及びジ−(置換複素アリール)アミノ、モノ及びジ−複
素環アミノ、モノ及びジ−(置換複素環)アミノ、アルキル、置換アルキル、ア
リール、置換アリール、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複素
環からなる群から選択される異なる置換基を有する非対称二置換アミン、通常の
ブロッキング基でブロックされたアミノ基を有する置換アルキル基、並びに、ア
ルキル/−SO2−アルキル、−SO2−置換アルキル、−SO2−アルケニル、 −SO2−置換アルケニル、−SO2−シクロアルキル、−SO2−置換シクロア ルキル、−SO2−アリール、−SO2−置換アリール、−SO2−複素アリール 、−SO2−置換複素アリール、−SO2−複素環、−SO2−置換複素環又は− SO2NRR(上記においてRは水素又はアルキル)で置換された置換アルキル 基からなる群から選択される);(b)カルボキシル及び−COOR23(R23はア ルキル、置換アルキル、シクロアルキル、アリール、複素アリール又は複素環)
からなる群から選択される置換基でアルコキシ部分上が置換されたアルコキシア
リール;(c)アリール及び複素アリール;(d)−NR’R’(各R’はアルキル、
置換アルキル、アリール、置換アリール、複素アリール、置換複素アリール、シ
クロアルキル、置換シクロアルキル、複素環及び置換複素環からなる群から独立
して選択されるが、但し、R’の少なくとも1つは置換アルキル、シクロアルキ
ル、置換シクロアルキル、複素環及び置換複素環であり、また、R’が置換アル
キルの場合は置換アルキル部分上の少なくとも1つの置換基はアルコキシ、置換
アルコキシ、アシル、アシルアミノ、チオカルボニルアミノ、アシルオキシ、ア
ルケニル、アミノ、アミジノ、アルキルアミジノ、チオアミジノ、アミノアシル
、アミノカルボニルアミノ、アミノチオカルボニルアミノ、アミノカルボニルオ
キシ、アリールオキシ、置換アリールオキシ、シアノ、ニトロ、ハロゲン、ヒド
ロキシル、カルボキシル、カルボキシルアルキル、カルボキシル−置換アルキル
、カルボキシル−シクロアルキル、カルボキシル−置換シクロアルキル、カルボ
キシルアリール、カルボキシル−置換アリール、カルボキシル複素アリール、カ
ルボキシル−置換複素アリール、カルボキシル複素環、カルボキシル−置換複素
環、シクロアルキル、置換シクロアルキル、グアニジノ、グアニジノスルホン、
チオール、チオアルキル、置換チオアルキル、チオアリール、置換チオアリール
、チオシクロアルキル、置換チオシクロアルキル、チオ複素アリール、置換チオ
複素アリール、チオ複素環、置換チオ複素環、複素環、置換複素環、シクロアル
コキシ、置換シクロアルコキシ、複素アリールオキシ、置換複素アリールオキシ
、複素環式オキシ、置換複素環式オキシ、オキシカルボニルアミノ、オキシチオ
カルボニルアミノ、−OS(O)2−アルキル、−OS(O)2−置換アルキル、
−OS(O)2−アリール、−OS(O)2−置換アリール、−OS(O)2−複 素アリール、−OS(O)2−置換複素アリール、−OS(O)2−複素環、−O
S(O)2−置換複素環、−OSO2−NRR、−NRS(O)2−アルキル、− NRS(O)2−置換アルキル、−NRS(O)2−アリール、−NRS(O)2 −置換アリール、−NRS(O)2−複素アリール、−NRS(O)2−置換複素
アリール、−NRS(O)2−複素環、−NRS(O)2−置換複素環、−NRS
(O)2−NR−アルキル、−NRS(O)2−NR−置換アルキル、−NRS(
O)2−NR−アリール、−NRS(O)2−NR−置換アリール、−NRS(O
2−NR−複素アリール、−NRS(O)2−NR−置換複素アリール、−NR
S(O)2−NR−複素環、−NRS(O)2−NR−置換複素環、モノ及びジ−
アルキルアミノ、モノ及びジ−(置換アルキル)アミノ、モノ及びジ−アリール
アミノ、モノ及びジ−(置換アリール)アミノ、モノ及びジ−複素アリールアミ
ノ、モノ及びジ−(置換複素アリール)アミノ、モノ及びジ−複素環アミノ、モ
ノ及びジ−(置換複素環)アミノ、アルキル、置換アルキル、アリール、置換ア
リール、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複素環からなる群か
ら選択される異なる置換基を有する非対称二置換アミン、通常のブロッキング基
でブロックされたアミノ基を有する置換アルキル基、並びに、アルキル/−SO 2 −アルキル、−SO2−置換アルキル、−SO2−アルケニル、−SO2−置換ア
ルケニル、−SO2−シクロアルキル、−SO2−置換シクロアルキル、−SO2 −アリール、−SO2−置換アリール、−SO2−複素アリール、−SO2−置換 複素アリール、−SO2−複素環、−SO2−置換複素環又は−SO2NRR(上 記においてRは水素又はアルキル)で置換された置換アルキル基からなる群から
選択される);(e)−アルコキシ−NR”R”(各R”はアルキル、置換アルキ ル、アリール、置換アリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル、複素アリ
ール、置換複素アリール、複素環及び置換複素環からなる群から独立して選択さ
れるが、但し、各R”が置換アルキルの場合は置換アルキル部分上の少なくとも
1つの置換基はアルコキシ、置換アルコキシ、アシル、アシルアミノ、チオカル
ボニルアミノ、アシルオキシ、アルケニル、アミノ、アミジノ、アルキルアミジ
ノ、チオアミジノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノチオカルボ
ニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリールオキシ、置換アリールオキシ、
シアノ、ニトロ、ハロゲン、ヒドロキシル、カルボキシル、カルボキシルアルキ
ル、カルボキシル−置換アルキル、カルボキシル−シクロアルキル、カルボキシ
ル−置換シクロアルキル、カルボキシルアリール、カルボキシル−置換アリール
、カルボキシル複素アリール、カルボキシル−置換複素アリール、カルボキシル
複素環、カルボキシル−置換複素環、シクロアルキル、置換シクロアルキル、グ
アニジノ、グアニジノスルホン、チオール、チオアルキル、置換チオアルキル、
チオアリール、置換チオアリール、チオシクロアルキル、置換チオシクロアルキ
ル、チオ複素アリール、置換チオ複素アリール、チオ複素環、置換チオ複素環、
複素環、置換複素環、シクロアルコキシ、置換シクロアルコキシ、複素アリール
オキシ、置換複素アリールオキシ、複素環式オキシ、置換複素環式オキシ、オキ
シカルボニルアミノ、オキシチオカルボニルアミノ、−OS(O)2−アルキル 、−OS(O)2−置換アルキル、−OS(O)2−アリール、−OS(O)2− 置換アリール、−OS(O)2−複素アリール、−OS(O)2−置換複素アリー
ル、−OS(O)2−複素環、−OS(O)2−置換複素環、−OSO2−NRR 、−NRS(O)2−アルキル、−NRS(O)2−置換アルキル、−NRS(O
2−アリール、−NRS(O)2−置換アリール、−NRS(O)2−複素アリ ール、−NRS(O)2−置換複素アリール、−NRS(O)2−複素環、−NR
S(O)2−置換複素環、−NRS(O)2−NR−アルキル、−NRS(O)2 −NR−置換アルキル、−NRS(O)2−NR−アリール、−NRS(O)2
NR−置換アリール、−NRS(O)2−NR−複素アリール、−NRS(O)2 −NR−置換複素アリール、−NRS(O)2−NR−複素環、−NRS(O)2 −NR−置換複素環、モノ及びジ−アルキルアミノ、モノ及びジ−(置換アルキ
ル)アミノ、モノ及びジ−アリールアミノ、モノ及びジ−(置換アリール)アミ
ノ、モノ及びジ−複素アリールアミノ、モノ及びジ−(置換複素アリール)アミ
ノ、モノ及びジ−複素環アミノ、モノ及びジ−(置換複素環)アミノ、アルキル
、置換アルキル、アリール、置換アリール、複素アリール、置換複素アリール、
複素環及び置換複素環からなる群から選択される異なる置換基を有する非対称二
置換アミン、通常のブロッキング基でブロックされたアミノ基を有する置換アル
キル基、並びに、アルキル/−SO2−アルキル、−SO2−置換アルキル、−S
2−アルケニル、−SO2−置換アルケニル、−SO2−シクロアルキル、−S O2−置換シクロアルキル、−SO2−アリール、−SO2−置換アリール、−S O2−複素アリール、−SO2−置換複素アリール、−SO2−複素環、−SO2
置換複素環又は−SO2NRR(上記においてRは水素又はアルキル)で置換さ れた置換アルキル基からなる群から選択される);(f)置換アルケニル又は置換 アルキニル(但し、置換アルケニル/アルキニル部分上の少なくとも1つの置換
基はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、シクロアルキル、置換
シクロアルキル、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複素環から
なる群から独立して選択され、さらに、置換アルキルで置換される場合は当該置
換アルキル部分上の少なくとも1つの置換基はアルコキシ、置換アルコキシ、ア
シル、アシルアミノ、チオカルボニルアミノ、アシルオキシ、アルケニル、アミ
ノ、アミジノ、アルキルアミジノ、チオアミジノ、アミノアシル、アミノカルボ
ニルアミノ、アミノチオカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール
オキシ、置換アリールオキシ、シアノ、ニトロ、ハロゲン、ヒドロキシル、カル
ボキシル、カルボキシルアルキル、カルボキシル−置換アルキル、カルボキシル
−シクロアルキル、カルボキシル−置換シクロアルキル、カルボキシルアリール
、カルボキシル−置換アリール、カルボキシル複素アリール、カルボキシル−置
換複素アリール、カルボキシル複素環、カルボキシル−置換複素環、シクロアル
キル、置換シクロアルキル、グアニジノ、グアニジノスルホン、チオール、チオ
アルキル、置換チオアルキル、チオアリール、置換チオアリール、チオシクロア
ルキル、置換チオシクロアルキル、チオ複素アリール、置換チオ複素アリール、
チオ複素環、置換チオ複素環、複素環、置換複素環、シクロアルコキシ、置換シ
クロアルコキシ、複素アリールオキシ、置換複素アリールオキシ、複素環式オキ
シ、置換複素環式オキシ、オキシカルボニルアミノ、オキシチオカルボニルアミ
ノ、−OS(O)2−アルキル、−OS(O)2−置換アルキル、−OS(O)2 −アリール、−OS(O)2−置換アリール、−OS(O)2−複素アリール、−
OS(O)2−置換複素アリール、−OS(O)2−複素環、−OS(O)2−置 換複素環、−OSO2−NRR、−NRS(O)2−アルキル、−NRS(O)2 −置換アルキル、−NRS(O)2−アリール、−NRS(O)2−置換アリール
、−NRS(O)2−複素アリール、−NRS(O)2−置換複素アリール、−N
RS(O)2−複素環、−NRS(O)2−置換複素環、−NRS(O)2−NR −アルキル、−NRS(O)2−NR−置換アルキル、−NRS(O)2−NR−
アリール、−NRS(O)2−NR−置換アリール、−NRS(O)2−NR−複
素アリール、−NRS(O)2−NR−置換複素アリール、−NRS(O)2−N
R−複素環、−NRS(O)2−NR−置換複素環、モノ及びジ−アルキルアミ ノ、モノ及びジ−(置換アルキル)アミノ、モノ及びジ−アリールアミノ、モノ
及びジ−(置換アリール)アミノ、モノ及びジ−複素アリールアミノ、モノ及び
ジ−(置換複素アリール)アミノ、モノ及びジ−複素環アミノ、モノ及びジ−(
置換複素環)アミノ、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、複素
アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複素環からなる群から選択される
異なる置換基を有する非対称二置換アミン、通常のブロッキング基でブロックさ
れたアミノ基を有する置換アルキル基、並びに、アルキル/−SO2−アルキル 、−SO2−置換アルキル、−SO2−アルケニル、−SO2−置換アルケニル、 −SO2−シクロアルキル、−SO2−置換シクロアルキル、−SO2−アリール 、−SO2−置換アリール、−SO2−複素アリール、−SO2−置換複素アリー ル、−SO2−複素環、−SO2−置換複素環又は−SO2NRR(上記において Rは水素又はアルキル)で置換された置換アルキル基からなる群から選択される
);(g)置換アリールオキシ及び置換複素アリールオキシ(但し、置換アリール オキシ/複素アリールオキシ上の少なくとも1つの置換基は、ハロゲン、ヒドロ
キシル、アミノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アルキ
ル、アルケニル、アルキニル、1,2−ジオキシメチレン、1,2−ジオキシエ
チレン、アルコキシ、アルケノキシ、アルキノキシ、アルキルアミノ、アルケニ
ルアミノ、アルキニルアミノ、アルキルカルボニルオキシ、アシル、アルキルカ
ルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、N
−アルキル又はN,N−ジアルキルウレア以外である);(h)−アルコキシ−飽 和複素環、−アルコキシ−飽和置換複素環、−置換アルコキシ−複素環及び−置
換アルコキシ−置換飽和複素環;(i)−O−複素環及び−O−置換複素環;(j)テ
トラゾリル;(k)−NR−SO2−置換アルキル(Rは水素、アルキル又はアリー
ルであるが、但し、当該置換アルキルスルホニルアミノのアルキル部分上の少な
くとも1つの置換基はハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、ニトロ、トリフルオロ
メチル、トリフルオロメトキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、1,2−
ジオキシメチレン、1,2−ジオキシエチレン、アルコキシ、アルケノキシ、ア
ルキノキシ、アルキルアミノ、アルケニルアミノ、アルキニルアミノ、アルキル
カルボニルオキシ、アシル、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニル
アミノ、アルキルスルホニルアミノ、N−アルキル又はN,N−ジアルキルウレ
ア以外である);(l)アルケニルスルホニルアミノ、アルキニルスルホニルアミ ノ、置換アルケニルスルホニルアミノ及び置換アルキニルスルホニルアミノ;(m
)置換アルコキシ(但し、前記置換アルコキシのアルキル部分上の置換には、ア ルコキシ−NR”R”(上記定義のとおり)、不飽和複素環、アルキルオキシ、
アリールオキシ、複素アリールオキシ、アリール、複素アリール及びハロゲン、
ヒドロキシル、アミノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、
アルキル、アルケニル、アルキニル、1,2−ジオキシメチレン、1,2−ジオ
キシエチレン、アルコキシ、アルケノキシ、アルキノキシ、アルキルアミノ、ア
ルケニルアミノ、アルキニルアミノ、アルキルカルボニルオキシ、アシル、アル
キルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミ
ノ、N−アルキル又はN,N−ジアルキルウレアで置換されたアリール/複素ア
リールは含まれない);(n)アミジン、並びに、アルキル、置換アルキル、アル ケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、複素アリー
ル及び複素環からなる群から独立して選択される1〜3の置換基で置換されたア
ミジン;(o)−C(O)NR’’’R’’’(各R’’’は水素、アルキル、置 換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルケニル、置換アルケニ
ル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、複素アリール、置
換複素アリール、複素環及び置換複素環からなる群から独立して選択されるが、
但し、一方のR’’’が不飽和複素環、アリール、複素アリール、或いは、ハロ
ゲン、ヒドロキシル、アミノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメト
キシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、1,2−ジオキシメチレン、1,2
−ジオキシエチレン、アルコキシ、アルケノキシ、アルキノキシ、アルキルアミ
ノ、アルケニルアミノ、アルキニルアミノ、アルキルカルボニルオキシ、アシル
、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニ
ルアミノ、N−アルキル又はN,N−ジアルキルウレアで置換されたアリール/
複素アリールの場合は、他方のR’’’はアルキル、置換アルキル(不飽和複素
環式置換−アルキル以外)、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルケニル
、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、複素環又は置換複素環である
);(p)−NR22C(O)−R18(R18は、アルキル、置換アルキル、シクロア ルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、複素アリール、置換複
素アリール、複素環及び置換複素環からなる群から選択され、R22はアルキル、
置換アルキル、アリール、置換アリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル
、複素アリール、置換複素アリール、複素環又は置換複素環である);(q)−S O2−アリール、−SO2−置換アリール、−SO2−複素アリール、−SO2−置
換複素アリール又は−SO2−アルキル;(r)−NR’C(O)NR1919(R’
はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、シクロアルキル、置換シ
クロアルキル、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複素環からな
る群から選択され、また、各R19は水素、アルキル、置換アルキル、シクロアル
キル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、複素アリール、置換複素
アリール、複素環又は置換複素環からなる群から独立して選択される);(s)− NR’C(O)OR19(R’はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリー
ル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、複素アリール、置換複素アリール、
複素環及び置換複素環からなる群から選択され、また、R19は水素、アルキル、
置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール
、複素アリール、置換複素アリール、複素環又は置換複素環からなる群から選択
される);(t)−アミノカルボニル−(N−ホルミル複素環);及び(u)−アルキ
ル−C(O)NH−複素環及び−アルキル−C(O)NH−置換複素環、からな
る群から選択される置換基である)ではない〕であり;
【0015】 また、その製薬的に許容可能な塩であり、但し、以下の化合物: A.R1がp-メチルフェニルの場合、R2及びR3がそれらの結合する窒素及び 炭素原子と一緒になってピロリジニル環を形成し、Qが−C(O)NH−であり
、そして、R5が−CH2COOH又は−CH2CH2COOHでないもの;及び B.R1がp-メチルフェニルの場合、R2及びR3がそれらが結合する窒素及び 炭素原子と一緒になってピロリジニル環を形成し、Q−C(O)NH−であり、
そして、R5が2,4,6−トリメチルベンジルでないものを除く。
【0016】 他の態様では、本発明の化合物は、本発明の化合物は生体内で上記式Iの化合
物に変換(例えば加水分解、代謝等)するプロドラッグとして提供されてもよい
。そのような態様の好ましい例には、式Iの化合物のカルボン酸が、生体内でカ
ルボン酸に変換する基(その塩を含む)で修飾される。特に好ましい形態では、
そのようなプロドラッグは式IA:
【化4】 で表現され、ここで、R1はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール 、シクロアルキル、置換シクロアルキル、複素環、置換複素環、複素アリール及
び置換複素アリールからなる群から選択され;
【0017】 R2は水素、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル 、シクロアルケニル、置換シクロアルケニル、複素環、置換複素環、アリール、
置換アリール、複素アリール及び置換複素アリールからなる群から選択され、か
つ、R1及びR2は一緒になってR2に結合した窒素原子及びR1に結合したSO2 基と共に複素環又は置換複素環基を形成することができ;
【0018】 R3は水素、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル 、アリール、置換アリール、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換
複素環からなる群から選択され、R2及びR3は一緒になってR2に結合した窒素 原子及びR3に結合した炭素原子と共に飽和複素環基又は飽和置換複素環基(但 し、一置換の場合は前記飽和置換複素環基上の置換基はカルボキシルでない)を
形成することができ;
【0019】 Arはアリール、置換アリール、複素アリール又は置換複素アリールであり; xは1〜4の整数であり;
【0020】 R6は2,4−ジオキソ−テトラヒドロフラン−3−イル(3,4−エノール )、アミノ、アルコキシ、置換アルコキシ、シクロアルコキシ、置換シクロアル
コキシ、−O−(N−スクシンイミジル)、−NH−アダマンチル、−O−コレ
スト(cholest)−5−エン−3−β−イル、−NHOY(Yは水素、アルキル 、置換アルキル、アリール及び置換アリール)、−NH(CH2)pCOOY( pは1〜8の整数であり、Yは上記のとおり)、−OCH2NR910(R9は− C(O)−アリール及び−C(O)−置換アリールからなる群から選択され、R 10 は水素及び−CH2COOR11(R11はアルキル)からなる群から選択される )、及び、−NHSO2Z”(Z”はアルキル、置換アルキル、シクロアルキル 、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、複素アリール、置換複素アリ
ール、複素環又は置換複素環である)からなる群から選択され;
【0021】 Qは−C(X)NR7−(R7は水素及びアルキルからなる群から選択され、こ
こで、Xは酸素又は硫黄からなる群から選択される)であり;
【0022】 R5は−CH2X〔Xは、水素、ヒドロキシル、アシルアミノ、アルキル、アル
コキシ、アリールオキシ、アリール、アリールオキシアリール、カルボキシル、
カルボキシルアルキル、カルボキシル−置換アルキル、カルボキシル−シクロア
ルキル、カルボキシル−置換シクロアルキル、カルボキシルアリール、カルボキ
シル−置換アリール、カルボキシル複素アリール、カルボキシル−置換複素アリ
ール、カルボキシル複素環、カルボキシル−置換複素環、シクロアルキル、置換
アルキル、置換アルコキシ、置換アリール、置換アリールオキシ、置換アリール
オキシアリール、置換シクロアルキル、複素アリール、置換複素アリール、複素
環及び置換複素環からなる群から選択されるが、但し、 A. R5は、R2及びR3が一緒になってR2に結合した窒素原子及び
3に結合した炭素原子と共に飽和複素環基又は飽和置換複素環基を形成する場 合は、−(CH2n−アリール及び−(CH2n−複素アリール(nは1〜4に
等しい整数)からなる群からは選択されず; B. R5は−(CH2x−Ar−R5'(ここで、R5'は−O−Z−N
88'又は−O−Z−R12であり、ここで、R8及びR8'は水素、アルキル、置
換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、複素環、置換複素環からな
る群から独立して選択され、また、R8及びR8'は結合して複素環又は置換複素 環を形成し、並びに、R12は複素環類及び置換複素環類からなる群から選択され
、Zは−C(O)−及び−SO2−からなる群から選択され、Arはアリール、 複素アリール、置換アリール又は置換複素アリールであり、xは1〜4の整数で
ある)ではなく; C. R5は−(CH2x−Ar−R5'(ここで、R5'は−NR24C(
Z’)NR88'及び−NR24C(Z’)R13からなる群から選択され、ここで Z’は酸素、硫黄及びNR24からなる群から選択され、R24は水素、アルキル及
びアリールからなる群から選択され、また、R8及びR8'は水素、アルキル、置 換アルキル、アリール、置換アリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル、
複素環、置換複素環、複素アリール及び置換複素アリールからなる群から独立し
て選択されるが、但し、Z’が酸素の場合はR8及びR8'の少なくとも1つは置 換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、モルホリノ及びチオモルホ
リノ以外の飽和複素環、置換複素環であり、或いは、R8及びR8'はモルホリノ 又はチオモルホリノ以外の飽和複素環、飽和置換複素環又はアルコキシカルボニ
ル置換基で置換されたアミノ基を有する飽和/不飽和複素環を形成することがで
き、さらに、Z’が硫黄の場合はR8及びR8'の少なくとも1つはアリール、置 換アリール、複素アリール又は置換複素アリール以外の基であり、そして、R13 は置換複素環類並びにモルホリノ及びチオモルホリノ以外の飽和複素環類からな
る群から選択され、Arはアリール、複素アリール、置換アリール又は置換複素
アリールであり、xは1〜4の整数である)ではなく; D. R5は−ALK−X(ALKはそれが結合する炭素原子にメチレ
ン基(−CH2−)を介して結合する1〜10の炭素原子のアルキル基であり; Xは置換アルキルカルボニルアミノ、置換アルケニルカルボニルアミノ、置換ア
ルキニルカルボニルアミノ、複素環式カルボニルアミノ、置換複素環式カルボニ
ルアミノ、アシル、アシルオキシ、アミノカルボニルオキシ、アシルアミノ、オ
キシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニル、置換アルコキシカルボニル、ア
リールオキシカルボニル、置換アリールオキシカルボニル、シクロアルコキシカ
ルボニル、置換シクロアルコキシカルボニル、複素アリールオキシカルボニル、
置換複素アリールオキシカルボニル、複素環式オキシカルボニル、置換複素環式
オキシカルボニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、飽和複素環、置換飽
和複素環、置換アルコキシ、置換アルケノキシ、置換アルキノキシ、複素環式オ
キシ、置換複素環式オキシ、置換チオアルキル、置換チオアルケニル、置換チオ
アルキニル、アミノカルボニルアミノ、アミノチオカルボニルアミノ、グアニジ
ノ、アミジノ、アルキルアミジノ、チオアミジノ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、
−OS(O)2−アルキル、−OS(O)2−置換アルキル、−OS(O)2−シ クロアルキル、−OS(O)2−置換シクロアルキル、−OS(O)2−アリール
、−OS(O)2−置換アリール、−OS(O)2−複素アリール、−OS(O) 2 −置換複素アリール、−OS(O)2−複素環、−OS(O)2−置換複素環、 −OSO2−NRR、−NRS(O)2−アルキル、−NRS(O)2−置換アル キル、−NRS(O)2−シクロアルキル、−NRS(O)2−置換シクロアルキ
ル、−NRS(O)2−アリール、−NRS(O)2−置換アリール、−NRS(
O)2−複素アリール、−NRS(O)2−置換複素アリール、−NRS(O)2 −複素環、−NRS(O)2−置換複素環、−NRS(O)2−NR−アルキル、
−NRS(O)2−NR−置換アルキル、−NRS(O)2−NR−シクロアルキ
ル、−NRS(O)2−NR−置換シクロアルキル、−NRS(O)2−NR−ア
リール、−NRS(O)2−NR−置換アリール、−NRS(O)2−NR−複素
アリール、−NRS(O)2−NR−置換複素アリール、−NRS(O)2−NR
−複素環、−NRS(O)2−NR−置換複素環、−S(O)2−アルキル、−S
(O)2−置換アルキル、−S(O)2−アリール、−S(O)2−置換アリール 、−S(O)2−置換複素アリール、−S(O)2−置換複素アリール、−S(O
2−複素環、−S(O)2−置換複素環、モノ及びジ−(置換アルキル)アミノ
、N,N−(アルキル,置換アルキル)アミノ、N,N−(アリール,置換アル
キル)アミノ、N,N−(置換アリール,置換アルキル)アミノ、N,N−(複
素アリール,置換アルキル)アミノ、N,N−(置換複素アリール,置換アルキ
ル)アミノ、N,N−(複素環,置換アルキル)アミノ、N,N−N,N−(置
換複素環,置換アルキル)アミノ、モノ及びジ−(複素環)アミノ、モノ及びジ
−(置換複素環)アミノ、N,N−(アルキル,複素環)アミノ、N,N−(ア
ルキル,置換複素環)アミノ、N,N−(アリール,複素環)アミノ、N,N−
(置換アリール,複素環)アミノ、N,N−(アリール,置換複素環)アミノ、
N,N−(置換アリール,置換複素環)アミノ、N,N−(複素アリール,複素
環)アミノ、N,N−(複素アリール,置換複素環)アミノ、N,N−(置換複
素アリール,複素環)アミノ、N,N−(置換複素アリール及び置換複素環)ア
ミノからなる群から選択される)ではなく;そして、 E. R5は−(CH2x−Ar−R5&qout(R5&qoutは(a)置換アル キルカルボニルアミノ(但し、当該置換アルキル部分上の置換基の少なくとも1
つはアルコキシ、置換アルコキシ、アシル、アシルアミノ、チオカルボニルアミ
ノ、アシルオキシ、アルケニル、アミノ、アミジノ、アルキルアミジノ、チオア
ミジノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノチオカルボニルアミノ
、アミノカルボニルオキシ、アリールオキシ、置換アリールオキシ、シアノ、ニ
トロ、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシル、カルボキシルアルキル、カルボキ
シル−置換アルキル、カルボキシル−シクロアルキル、カルボキシル−置換シク
ロアルキル、カルボキシルアリール、カルボキシル置換アリール、カルボキシル
複素アリール、カルボキシル−置換複素アリール、カルボキシル複素環、カルボ
キシル−置換複素環、シクロアルキル、置換シクロアルキル、グアニジノ、グア
ニジノスルホン、チオール、チオアルキル、置換チオアルキル、チオアリール、
置換チオアリール、チオシクロアルキル、置換チオシクロアルキル、チオ複素ア
リール、置換チオ複素アリール、チオ複素環、置換チオ複素環、複素環、置換複
素環、シクロアルコキシ、置換シクロアルコキシ、複素アリールオキシ、置換複
素アリールオキシ、複素環式オキシ、置換複素環式オキシ、オキシカルボニルア
ミノ、オキシチオカルボニルアミノ、−OS(O)2−アルキル、−OS(O)2 −置換アルキル、−OS(O)2−アリール、−OS(O)2−置換アリール、−
OS(O)2−複素アリール、−OS(O)2−置換複素アリール、−OS(O) 2 −複素環、−OS(O)2−置換複素環、−OSO2−NRR、−NRS(O)2 −アルキル、−NRS(O)2−置換アルキル、−NRS(O)2−アリール、−
NRS(O)2−置換アリール、−NRS(O)2−複素アリール、−NRS(O
2−置換複素アリール、−NRS(O)2−複素環、−NRS(O)2−置換複 素環、−NRS(O)2−NR−アルキル、−NRS(O)2−NR−置換アルキ
ル、−NRS(O)2−NR−アリール、−NRS(O)2−NR−置換アリール
、−NRS(O)2−NR−複素アリール、−NRS(O)2−NR−置換複素ア
リール、−NRS(O)2−NR−複素環、−NRS(O)2−NR−置換複素環
、モノ及びジ−アルキルアミノ、モノ及びジ−(置換アルキル)アミノ、モノ及
びジ−アリールアミノ、モノ及びジ−(置換アリール)アミノ、モノ及びジ−複
素アリールアミノ、モノ及びジ−(置換複素アリール)アミノ、モノ及びジ−複
素環アミノ、モノ及びジ−(置換複素環)アミノ、アルキル、置換アルキル、ア
リール、置換アリール、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複素
環からなる群から選択される異なる置換基を有する非対称二置換アミン、通常の
ブロッキング基でブロックされたアミノ基を有する置換アルキル基、並びに、ア
ルキル/−SO2−アルキル、−SO2−置換アルキル、−SO2−アルケニル、 −SO2−置換アルケニル、−SO2−シクロアルキル、−SO2−置換シクロア ルキル、−SO2−アリール、−SO2−置換アリール、−SO2−複素アリール 、−SO2−置換複素アリール、−SO2−複素環、−SO2−置換複素環又は− SO2NRR(上記においてRは水素又はアルキル)で置換された置換アルキル 基からなる群から選択される);(b)カルボキシル及び−COOR23(R23はア ルキル、置換アルキル、シクロアルキル、アリール、複素アリール又は複素環)
からなる群から選択される置換基でアルコキシ部分上が置換されたアルコキシア
リール;(c)アリール及び複素アリール;(d)−NR’R’(各R’はアルキル、
置換アルキル、アリール、置換アリール、複素アリール、置換複素アリール、シ
クロアルキル、置換シクロアルキル、複素環及び置換複素環からなる群から独立
して選択されるが、但し、R’の少なくとも1つは置換アルキル、シクロアルキ
ル、置換シクロアルキル、複素環及び置換複素環であり、また、R’が置換アル
キルの場合は置換アルキル部分上の少なくとも1つの置換基はアルコキシ、置換
アルコキシ、アシル、アシルアミノ、チオカルボニルアミノ、アシルオキシ、ア
ルケニル、アミノ、アミジノ、アルキルアミジノ、チオアミジノ、アミノアシル
、アミノカルボニルアミノ、アミノチオカルボニルアミノ、アミノカルボニルオ
キシ、アリールオキシ、置換アリールオキシ、シアノ、ニトロ、ハロゲン、ヒド
ロキシル、カルボキシル、カルボキシルアルキル、カルボキシル−置換アルキル
、カルボキシル−シクロアルキル、カルボキシル−置換シクロアルキル、カルボ
キシルアリール、カルボキシル−置換アリール、カルボキシル複素アリール、カ
ルボキシル−置換複素アリール、カルボキシル複素環、カルボキシル−置換複素
環、シクロアルキル、置換シクロアルキル、グアニジノ、グアニジノスルホン、
チオール、チオアルキル、置換チオアルキル、チオアリール、置換チオアリール
、チオシクロアルキル、置換チオシクロアルキル、チオ複素アリール、置換チオ
複素アリール、チオ複素環、置換チオ複素環、複素環、置換複素環、シクロアル
コキシ、置換シクロアルコキシ、複素アリールオキシ、置換複素アリールオキシ
、複素環式オキシ、置換複素環式オキシ、オキシカルボニルアミノ、オキシチオ
カルボニルアミノ、−OS(O)2−アルキル、−OS(O)2−置換アルキル、
−OS(O)2−アリール、−OS(O)2−置換アリール、−OS(O)2−複 素アリール、−OS(O)2−置換複素アリール、−OS(O)2−複素環、−O
S(O)2−置換複素環、−OSO2−NRR、−NRS(O)2−アルキル、− NRS(O)2−置換アルキル、−NRS(O)2−アリール、−NRS(O)2 −置換アリール、−NRS(O)2−複素アリール、−NRS(O)2−置換複素
アリール、−NRS(O)2−複素環、−NRS(O)2−置換複素環、−NRS
(O)2−NR−アルキル、−NRS(O)2−NR−置換アルキル、−NRS(
O)2−NR−アリール、−NRS(O)2−NR−置換アリール、−NRS(O
2−NR−複素アリール、−NRS(O)2−NR−置換複素アリール、−NR
S(O)2−NR−複素環、−NRS(O)2−NR−置換複素環、モノ及びジ−
アルキルアミノ、モノ及びジ−(置換アルキル)アミノ、モノ及びジ−アリール
アミノ、モノ及びジ−(置換アリール)アミノ、モノ及びジ−複素アリールアミ
ノ、モノ及びジ−(置換複素アリール)アミノ、モノ及びジ−複素環アミノ、モ
ノ及びジ−(置換複素環)アミノ、アルキル、置換アルキル、アリール、置換ア
リール、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複素環からなる群か
ら選択される異なる置換基を有する非対称二置換アミン、通常のブロッキング基
でブロックされたアミノ基を有する置換アルキル基、並びに、アルキル/−SO 2 −アルキル、−SO2−置換アルキル、−SO2−アルケニル、−SO2−置換ア
ルケニル、−SO2−シクロアルキル、−SO2−置換シクロアルキル、−SO2 −アリール、−SO2−置換アリール、−SO2−複素アリール、−SO2−置換 複素アリール、−SO2−複素環、−SO2−置換複素環又は−SO2NRR(上 記においてRは水素又はアルキル)で置換された置換アルキル基からなる群から
選択される);(e)−アルコキシ−NR”R”(各R”はアルキル、置換アルキ ル、アリール、置換アリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル、複素アリ
ール、置換複素アリール、複素環及び置換複素環からなる群から独立して選択さ
れるが、但し、各R”が置換アルキルの場合は置換アルキル部分上の少なくとも
1つの置換基はアルコキシ、置換アルコキシ、アシル、アシルアミノ、チオカル
ボニルアミノ、アシルオキシ、アルケニル、アミノ、アミジノ、アルキルアミジ
ノ、チオアミジノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノチオカルボ
ニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリールオキシ、置換アリールオキシ、
シアノ、ニトロ、ハロゲン、ヒドロキシル、カルボキシル、カルボキシルアルキ
ル、カルボキシル−置換アルキル、カルボキシル−シクロアルキル、カルボキシ
ル−置換シクロアルキル、カルボキシルアリール、カルボキシル−置換アリール
、カルボキシル複素アリール、カルボキシル−置換複素アリール、カルボキシル
複素環、カルボキシル−置換複素環、シクロアルキル、置換シクロアルキル、グ
アニジノ、グアニジノスルホン、チオール、チオアルキル、置換チオアルキル、
チオアリール、置換チオアリール、チオシクロアルキル、置換チオシクロアルキ
ル、チオ複素アリール、置換チオ複素アリール、チオ複素環、置換チオ複素環、
複素環、置換複素環、シクロアルコキシ、置換シクロアルコキシ、複素アリール
オキシ、置換複素アリールオキシ、複素環式オキシ、置換複素環式オキシ、オキ
シカルボニルアミノ、オキシチオカルボニルアミノ、−OS(O)2−アルキル 、−OS(O)2−置換アルキル、−OS(O)2−アリール、−OS(O)2− 置換アリール、−OS(O)2−複素アリール、−OS(O)2−置換複素アリー
ル、−OS(O)2−複素環、−OS(O)2−置換複素環、−OSO2−NRR 、−NRS(O)2−アルキル、−NRS(O)2−置換アルキル、−NRS(O
2−アリール、−NRS(O)2−置換アリール、−NRS(O)2−複素アリ ール、−NRS(O)2−置換複素アリール、−NRS(O)2−複素環、−NR
S(O)2−置換複素環、−NRS(O)2−NR−アルキル、−NRS(O)2 −NR−置換アルキル、−NRS(O)2−NR−アリール、−NRS(O)2
NR−置換アリール、−NRS(O)2−NR−複素アリール、−NRS(O)2 −NR−置換複素アリール、−NRS(O)2−NR−複素環、−NRS(O)2 −NR−置換複素環、モノ及びジ−アルキルアミノ、モノ及びジ−(置換アルキ
ル)アミノ、モノ及びジ−アリールアミノ、モノ及びジ−(置換アリール)アミ
ノ、モノ及びジ−複素アリールアミノ、モノ及びジ−(置換複素アリール)アミ
ノ、モノ及びジ−複素環アミノ、モノ及びジ−(置換複素環)アミノ、アルキル
、置換アルキル、アリール、置換アリール、複素アリール、置換複素アリール、
複素環及び置換複素環からなる群から選択される異なる置換基を有する非対称二
置換アミン、通常のブロッキング基でブロックされたアミノ基を有する置換アル
キル基、並びに、アルキル/−SO2−アルキル、−SO2−置換アルキル、−S
2−アルケニル、−SO2−置換アルケニル、−SO2−シクロアルキル、−S O2−置換シクロアルキル、−SO2−アリール、−SO2−置換アリール、−S O2−複素アリール、−SO2−置換複素アリール、−SO2−複素環、−SO2
置換複素環又は−SO2NRR(上記においてRは水素又はアルキル)で置換さ れた置換アルキル基からなる群から選択される);(f)置換アルケニル又は置換 アルキニル(但し、置換アルケニル/アルキニル部分上の少なくとも1つの置換
基はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、シクロアルキル、置換
シクロアルキル、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複素環から
なる群から独立して選択され、さらに、置換アルキルで置換される場合は当該置
換アルキル部分上の少なくとも1つの置換基はアルコキシ、置換アルコキシ、ア
シル、アシルアミノ、チオカルボニルアミノ、アシルオキシ、アルケニル、アミ
ノ、アミジノ、アルキルアミジノ、チオアミジノ、アミノアシル、アミノカルボ
ニルアミノ、アミノチオカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール
オキシ、置換アリールオキシ、シアノ、ニトロ、ハロゲン、ヒドロキシル、カル
ボキシル、カルボキシルアルキル、カルボキシル−置換アルキル、カルボキシル
−シクロアルキル、カルボキシル−置換シクロアルキル、カルボキシルアリール
、カルボキシル−置換アリール、カルボキシル複素アリール、カルボキシル−置
換複素アリール、カルボキシル複素環、カルボキシル−置換複素環、シクロアル
キル、置換シクロアルキル、グアニジノ、グアニジノスルホン、チオール、チオ
アルキル、置換チオアルキル、チオアリール、置換チオアリール、チオシクロア
ルキル、置換チオシクロアルキル、チオ複素アリール、置換チオ複素アリール、
チオ複素環、置換チオ複素環、複素環、置換複素環、シクロアルコキシ、置換シ
クロアルコキシ、複素アリールオキシ、置換複素アリールオキシ、複素環式オキ
シ、置換複素環式オキシ、オキシカルボニルアミノ、オキシチオカルボニルアミ
ノ、−OS(O)2−アルキル、−OS(O)2−置換アルキル、−OS(O)2 −アリール、−OS(O)2−置換アリール、−OS(O)2−複素アリール、−
OS(O)2−置換複素アリール、−OS(O)2−複素環、−OS(O)2−置 換複素環、−OSO2−NRR、−NRS(O)2−アルキル、−NRS(O)2 −置換アルキル、−NRS(O)2−アリール、−NRS(O)2−置換アリール
、−NRS(O)2−複素アリール、−NRS(O)2−置換複素アリール、−N
RS(O)2−複素環、−NRS(O)2−置換複素環、−NRS(O)2−NR −アルキル、−NRS(O)2−NR−置換アルキル、−NRS(O)2−NR−
アリール、−NRS(O)2−NR−置換アリール、−NRS(O)2−NR−複
素アリール、−NRS(O)2−NR−置換複素アリール、−NRS(O)2−N
R−複素環、−NRS(O)2−NR−置換複素環、モノ及びジ−アルキルアミ ノ、モノ及びジ−(置換アルキル)アミノ、モノ及びジ−アリールアミノ、モノ
及びジ−(置換アリール)アミノ、モノ及びジ−複素アリールアミノ、モノ及び
ジ−(置換複素アリール)アミノ、モノ及びジ−複素環アミノ、モノ及びジ−(
置換複素環)アミノ、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、複素
アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複素環からなる群から選択される
異なる置換基を有する非対称二置換アミン、通常のブロッキング基でブロックさ
れたアミノ基を有する置換アルキル基、並びに、アルキル/−SO2−アルキル 、−SO2−置換アルキル、−SO2−アルケニル、−SO2−置換アルケニル、 −SO2−シクロアルキル、−SO2−置換シクロアルキル、−SO2−アリール 、−SO2−置換アリール、−SO2−複素アリール、−SO2−置換複素アリー ル、−SO2−複素環、−SO2−置換複素環又は−SO2NRR(上記において Rは水素又はアルキル)で置換された置換アルキル基からなる群から選択される
);(g)置換アリールオキシ及び置換複素アリールオキシ(但し、置換アリール オキシ/複素アリールオキシ上の少なくとも1つの置換基は、ハロゲン、ヒドロ
キシル、アミノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アルキ
ル、アルケニル、アルキニル、1,2−ジオキシメチレン、1,2−ジオキシエ
チレン、アルコキシ、アルケノキシ、アルキノキシ、アルキルアミノ、アルケニ
ルアミノ、アルキニルアミノ、アルキルカルボニルオキシ、アシル、アルキルカ
ルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、N
−アルキル又はN,N−ジアルキルウレア以外である);(h)−アルコキシ−飽 和複素環、−アルコキシ−飽和置換複素環、−置換アルコキシ−複素環及び−置
換アルコキシ−置換飽和複素環;(i)−O−複素環及び−O−置換複素環;(j)テ
トラゾリル;(k)−NR−SO2−置換アルキル(Rは水素、アルキル又はアリー
ルであるが、但し、当該置換アルキルスルホニルアミノのアルキル部分上の少な
くとも1つの置換基はハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、ニトロ、トリフルオロ
メチル、トリフルオロメトキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、1,2−
ジオキシメチレン、1,2−ジオキシエチレン、アルコキシ、アルケノキシ、ア
ルキノキシ、アルキルアミノ、アルケニルアミノ、アルキニルアミノ、アルキル
カルボニルオキシ、アシル、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニル
アミノ、アルキルスルホニルアミノ、N−アルキル又はN,N−ジアルキルウレ
ア以外である);(l)アルケニルスルホニルアミノ、アルキニルスルホニルアミ ノ、置換アルケニルスルホニルアミノ及び置換アルキニルスルホニルアミノ;(m
)置換アルコキシ(但し、前記置換アルコキシのアルキル部分上の置換には、ア ルコキシ−NR”R”(上記定義のとおり)、不飽和複素環、アルキルオキシ、
アリールオキシ、複素アリールオキシ、アリール、複素アリール及びハロゲン、
ヒドロキシル、アミノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、
アルキル、アルケニル、アルキニル、1,2−ジオキシメチレン、1,2−ジオ
キシエチレン、アルコキシ、アルケノキシ、アルキノキシ、アルキルアミノ、ア
ルケニルアミノ、アルキニルアミノ、アルキルカルボニルオキシ、アシル、アル
キルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミ
ノ、N−アルキル又はN,N−ジアルキルウレアで置換されたアリール/複素ア
リールは含まれない);(n)アミジン、並びに、アルキル、置換アルキル、アル ケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、複素アリー
ル及び複素環からなる群から独立して選択される1〜3の置換基で置換されたア
ミジン;(o)−C(O)NR’’’R’’’(各R’’’は水素、アルキル、置 換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルケニル、置換アルケニ
ル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、複素アリール、置
換複素アリール、複素環及び置換複素環からなる群から独立して選択されるが、
但し、一方のR’’’が不飽和複素環、アリール、複素アリール、或いは、ハロ
ゲン、ヒドロキシル、アミノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメト
キシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、1,2−ジオキシメチレン、1,2
−ジオキシエチレン、アルコキシ、アルケノキシ、アルキノキシ、アルキルアミ
ノ、アルケニルアミノ、アルキニルアミノ、アルキルカルボニルオキシ、アシル
、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニ
ルアミノ、N−アルキル又はN,N−ジアルキルウレアで置換されたアリール/
複素アリールの場合は、他方のR’’’はアルキル、置換アルキル(不飽和複素
環式置換−アルキル以外)、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルケニル
、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、複素環又は置換複素環である
);(p)−NR22C(O)−R18(R18は、アルキル、置換アルキル、シクロア ルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、複素アリール、置換複
素アリール、複素環及び置換複素環からなる群から選択され、R22はアルキル、
置換アルキル、アリール、置換アリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル
、複素アリール、置換複素アリール、複素環又は置換複素環である);(q)−S O2−アリール、−SO2−置換アリール、−SO2−複素アリール、−SO2−置
換複素アリール又は−SO2−アルキル;(r)−NR’C(O)NR1919(R’
はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、シクロアルキル、置換シ
クロアルキル、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複素環からな
る群から選択され、また、各R19は水素、アルキル、置換アルキル、シクロアル
キル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、複素アリール、置換複素
アリール、複素環又は置換複素環からなる群から独立して選択される);(s)− NR’C(O)OR19(R’はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリー
ル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、複素アリール、置換複素アリール、
複素環及び置換複素環からなる群から選択され、また、R19は水素、アルキル、
置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール
、複素アリール、置換複素アリール、複素環又は置換複素環からなる群から選択
される);(t)−アミノカルボニル−(N−ホルミル複素環);及び(u)−アルキ
ル−C(O)NH−複素環及び−アルキル−C(O)NH−置換複素環、からな
る群から選択される置換基である)ではない〕であり;
【0023】 また、その製薬的に許容可能な塩であり、但し、R1がp-メチルフェニルの 場合、R2及びR3はそれらの結合する窒素及び炭素原子と一緒になってピロリジ
ニル環を形成し、R5はp-[−OCH2CH2−(4,5−ジヒドロイミジゾール −2−イル)であり、Qは−C(O)NH−であり、そして、R6は−O−メチ ルでない。
【0024】 上記式I及びIAの範囲内の好ましい化合物には、例えば、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(α−メチルベンジル
オキシ)−L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−チロシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−カルボキシフェニルア
ラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−3−(カルボキシ)フェニ
ルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(2−カルボキシフェ
ノキシ)−L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−O−(ベンジル)−L−チ
ロシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(ヨード)−L−フェ
ニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(メトキシ)−フ
ェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−ニトロ−L−フェニル
アラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(O−tert-ブチル) −L−チロシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(3,5−ジヨード)
−チロシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(アミノベンゾイ
ル)−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(3−ヨード−4−ヒ
ドロキシ)−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−クロロ)フェニ
ルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−ロイシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−アラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(アセトアミド)−フ
ェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−イソロイシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−アスパラギン酸、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−リジン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−グルタミン酸、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−ジベンジルアミ
ノ)−フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(N−ベンジル)−ヒ
スチジン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−ジベンジルアミ
ノ)−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−メチオニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−セリン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロリルL
−(N−ベンジル)−ヒスチジン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(1−メチル)ヒスチ
ジン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−D−(N−ベンジル)ヒス
チジン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−グルタミル−L−チロシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(N−3−メチル)ヒ
スチジン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−α−アミノ−2,3−ジヒ
ドロ−(1,4−ベンゾジオキシン)−6−プロパン酸、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−α−アミノ−1,3−ベン
ゾジオキソール−5−プロパン酸、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−バリン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−ヨード)−フェ
ニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(アミノベンゾイ
ル)フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−クロロ)フェニ
ルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−アミノ)フェニ
ルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−アセトアミド)
フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロリル−
L−(N−ベンジル)−ヒスチジン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(3−3’−トリルウ
レイド)−L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル−L−プロリル−4−[(2,3,3a,7a
−テトラヒドロ−1H−インドール−2−カルボニル)−アミノ]−L−フェニ
ルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−ペンチルアミノ
)フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−O−(2−ジベンジル
アミノ−エチル)−チロシン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−O−[2−(ジベンジ
ルアミノ)エチル]−チロシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−ペンチルアミノ
)フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(4−クロロベン
ジルアミノ)−フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−[3−(4−シア
ノフェニル)−ウレイド]−フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−[3−(4−シア
ノフェニル)−ウレイド]−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−O−(tert-ブトキシ カルボニルメチル)−チロシン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−O−(tert-ブトキシ カルボニルメチル)−チロシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−[(3S)−3,
4−ジヒドロ−イソキノリン−3−イル−アミノカルボニル]フェニルアラニン
、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−[3−(3−メトキシ
−フェニル)−ウレイド]−L−フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−[3−(3−メトキシ
−フェニル)−ウレイド]−L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−O−(4,5−ジヒド
ロ−1H−イミダゾール−2−イル−メチル)−チロシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(3−プロピル−
ウレイド)−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−ベンジルアミノ
)フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−ベンジルアミノ
)フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(4−クロロベン
ジルアミノ)−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル)−L−(4−クロロメタン
スルホニルアミノ)−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
−L−4−(アミノベンゾイル)フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
−L−4−(ベンズアミド)フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
−L−チロシン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5,−ジメチル)−チアプロリ
ル−L−チロシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−[(ピリジン−4
−イル)メチルアミノ]フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−[(ピリジン−4
−イル)メチルアミノ]フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
−L−4−(ピリジン−3−カルボキサミド)フェニルアラニン メチルエステ
ル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
−L−4−(ピリジン−3−カルボキサミド)フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−[(ピリジン−3
−イルメチル)アミノ]フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
−L−4−ニトロフェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−ニトロフェニルア
ラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(2−メトキシベ
ンズアミド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
−L−(4−ニトロ)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(2−ブロモベン
ズアミド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアモルヒル
L−4−アミノフェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−アセトアミドフェ
ニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(2−メトキシベ
ンズアミド)フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
−L−4−アセトアミドフェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
−L−4−アセトアミドフェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−アセトアミドフェ
ニルアラニン イソプロピルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−L−4−(イ
ソニコチンアミド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(イソニコチンア
ミド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(π−トルエン−4−
スルホニル)ヒスチジン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
−L−4−(ニコチンアミド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(O−メチル)チロシ
ン エチルエステル、 N−(α−トルエンスルホニル)−L−プロリル−L−4−(イソニコチンアミ
ド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(2−ブロモベン
ズアミド)フェニルアラニン、 N−(α−トルエンスルホニル)−L−プロリル−L−4−(イソニコチンアミ
ド)フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(1,1−ジオキソ)チアモルホリル
−L−4−(2−ブロモベンズアミド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(1,1−ジオキソ)チアモルホリル
−L−4−(2−ブロモベンズアミド)フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−L−4−(イ
ソニコチンアミド)フェニルアラニン、 N−(α−トルエンスルホニル)−L−プロリル−L−4−(2−ブロモベンズ
アミド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
−L−チロシン イソプロピルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
−L−チロシン tert-ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−チロシン tert-ブチ ルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(2−トリフルオ
ロメチルベンズアミド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(2−メチルベン
ズアミド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(2−トリフルオ
ロメチルベンズアミド)フェニルアラニン、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−チアプロリル−L−チロシン
tert-ブチルエステル、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプ
ロリル−L−チロシン tert-ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(ジメチルアミノ)−
L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−[(2−ブロモ)ベン
ズアミド]−L−フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−[(ピラジン−2−イ
ル)C(O)NH−]−L−フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(ニトロベンゾイル)
−L−フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロリル−
4−(2−ブロモベンズアミド)−L−フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロリル−
4−(2−ブロモベンズアミド)−L−フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(1−H−2−オキソ
−3−メチルテトラヒドロピリミジン−1−イル)−L−フェニルアラニン t-
ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(1−H−2−オキソ
−3−メチルテトラヒドロピリミジン−1−イル)−L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−3−クロロ−4−(t-ブト
キシ)−L−フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−3−クロロ−4−(ヒドロ
キシ)−L−フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(N,N−ジメチルウ
レイド)−L−フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロ
リル−3−クロロ−4−(ヒドロキシ)−L−フェニルアラニン t-ブチルエス
テル、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロ
リル−3−クロロ−4−(ヒドロキシ)−L−フェニルアラニン イソプロピル
エステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(2−メトキシフェニ
ル)−L−フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(2−メトキシフェニ
ル)−L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−[(5−N,N−ジメチル
ウレイド)−ピリジン−2−イル]−アラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(N,N−ジメチルス
ルファミル)−L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(N1,N1,N2−ト リメチルスルファミル)−L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−(1−t-ブトキシカルボニ
ルメチルイミダゾール−4−イル)−L−アラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−[N,N−ジメチルアミノ
カルボニルメチルイミダゾール−4−イル]−L−アラニン メチルエステル、 N−[4−(ジメチルウレイレニル)−ベンゼンスルホニル]−L−プロリル−
4−ヒドロキシ−L−フェニルアラニン イソプロピルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5,−ジメチル)チアプロリル
−3−クロロ−4−ヒドロキシ−L−フェニルアラニン イソプロピルエステル
、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−3−クロロ−4−ヒドロキ
シ−L−フェニルアラニン イソプロピルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(カルボキシメチル)
−L−フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(2−メチルベンズア
ミド)−L−フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(N,N−ジメチルア
ミノカルボニルメチル)−L−フェニルアラニン、 N−(1−メチルイミダゾール−4−スルホニル)−L−プロリル−4−ヒドロ
キシ−L−フェニルアラニン イソプロピルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(2,4,5−トリオ
キソ−3−フェニルテトラヒドロイミダゾール−1−イル)−L−フェニルアラ
ニン イソプロピルエステル、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロ
リル−3−フルオロ−4−ヒドロキシ−L−フェニルアラニン イソプロピルエ
ステル、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロ
リル−3−クロロ−4−t-ブトキシ−L−フェニルアラニン t-ブチルエステル
、 N−{N−[(1S)−2,10−カンファスルタミル(camphorsultamyl)] アセチル}−L−チロシン t-ブチルエステル、 N−{N−[(1S)−2,10−カンファスルタミル(camphorsultamyl)] アセチル}−3−クロロチロシン イソプロピルエステル、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−チアプロリル−4−ヒドロキシ
−L−フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(N,N−ジメチルア
ミノカルボニルメチル)−L−フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(4−ニトロベンゼンスルホニル)−L−プロリル−4−(ヒドロキシ)−
L−フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロ
リル−4−ヒドロキシ−L−フェニルアラニン イソプロピルエステル、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−プロリル−4−ヒドロキシ−L
−フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(ピリジン−3−スルホニル)−L−プロリル−4−ヒドロキシ−L−フェ
ニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(メタンスルホンアミ
ド)−L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(2,4,5−トリオ
キソ−3−(3−クロロフェニル)−テトラヒドロイミダゾール−1−イル)−
L−フェニルアラニン ベンジルエステル、 N−(1−メチルイミダゾール−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)
チアプロリル−3−クロロ−4−ヒドロキシ−L−フェニルアラニン エチルエ
ステル、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロ
リル−L−3−クロロ−4−tert-ブトキシ−フェニルアラニン tert-ブチルエ
ステル、 N−[2−(N−2,10−カンファスルタミル)アセチル]−L−3−クロロ
−4−ヒドロキシフェニルアラニン イソプロピルエステル、 が含まれる。
【0025】 好ましくは、上記式I及びIAの化合物において、R1は、アルキル、置換ア ルキル、アリール、置換アリール、複素環、置換複素環、複素アリール及び置換
複素アリールからなる群から選択される。さらにより好ましくは、R1は、4− メチルフェニル、メチル、ベンジル、n-ブチル、4−クロロフェニル、1−ナフ
チル、2−ナフチル、4−メトキシフェニル、フェニル、2,4,6−トリメチ
ルフェニル、2−(メトキシカルボニル)フェニル、2−カルボキシフェニル、
3,5−ジクロロフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、3,4−ジクロ
ロフェニル、3,4−ジメトキシフェニル、4−(CH3C(O)NH−)フェ ニル、4−トリフルオロメトキシフェニル、4−シアノフェニル、イソプロピル
、3,5−ジ−(トリフルオロメチル)フェニル、4−t-ブチルフェニル、4−
t-ブトキシフェニル、4−ニトロフェニル、2−チエニル、1−N−メチル−3
−メチル−5−クロロピラゾール−4−イル、フェネチル、1−N−メチルイミ
ダゾール−4−イル、4−ブロモフェニル、4−アミジノフェニル、4−メチル
アミジノフェニル、4−[CH3SC(=NH)]フェニル、5−クロロ−2− チエニル、2,5−ジクロロ−4−チエニル、1−N−メチル−4−ピラゾリル
、2−チアゾリル、5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル、4−
[H2NC(S)]フェニル、4−アミノフェニル、4−フルオロフェニル、2 −フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、ピ
リジン−3−イル、ピリミジン−2−イル、4−(3’−ジメチルアミノ−n−
プロポキシ)−フェニル、及び、1−メチルピラゾール−4−イルからなる群か
ら選択される。
【0026】 好ましくは、上記式I及びIAの化合物において、R2は、水素、メチル、フ ェニル、ベンジル、−(CH22−2−チエニル及び−(CH22−φである。
【0027】 ある態様では、R1及びR2は、R2に結合した窒素原子及びR1に結合したSO 2 基と一緒に合併して複素環基又は置換複素環基を形成する。好ましい複素環及 び置換複素環基には、窒素、酸素及び硫黄からなる群から選択される2〜3のヘ
テロ原子を有し、5〜7の環原子を有するものが含まれ、その環はフェニル又は
シクロヘキシル環等の他の環と任意に縮合して、窒素、酸素及び硫黄から選択さ
れる2〜4のヘテロ原子を有する、10〜14の環原子の縮合複素環とされる。
特に好ましいR1/R2合併基には、例えば、ベンズイソチアゾリニル(サッカリ
ン−2−イル)が含まれる。
【0028】 好ましくは、上記式I及びIAの化合物において、R3には、メチル、フェニ ル、ベンジル、ジフェニルメチル、−CH2CH2−COOH、−CH2−COO H、2−アミドエチル、iso-ブチル、t-ブチル、CH2O−ベンジル及びヒドロ キシメチルによる置換で生じる全ての異性体が含まれる。
【0029】 他の好ましい態様では、R2及びR3は、R2に結合した窒素原子及びR3に結合
した炭素と一緒になって、飽和複素環基又は飽和置換複素環基を形成するが、但
し、一置換の場合は前記飽和置換複素環基上の置換基はカルボキシルではない。
【0030】 Qは、好ましくは、−C(O)NH−又は−C(S)NH−である。
【0031】 R5は、好ましくは、p-[−OCH(CH3)φ]ベンジル、4−ヒドロキシベ
ンジル、2−カルボキシベンジル、3−カルボキシベンジル、4−カルボキシベ
ンジル、4−(2−カルボキシフェノキシ)ベンジル、4−(ベンジルオキシ)
ベンジル、4−ヨードベンジル、4−メトキシベンジル、4−ニトロベンジル、
4−(tert-ブトキシ)ベンジル、3,5−ジヨード−4−ヒドロキシベンジル 、4−(ベンズアミド)ベンジル、ベンジル、4−ヒドロキシ3−ヨードベンジ
ル、4−クロロベンジル、イソブチル、メチル、4−(アセトアミド)ベンジル
、n-ブチル、カルボキシメチル、4−アミノブチル、2−カルボキシエチル、4
−(N,N−ジベンジルアミノ)ベンジル、(N−ベンジルイミダゾール−4−
イル)メチル、2−チオメトキシエチル、ヒドロキシメチル、(N−メチルイミ
ダゾール−4−イル)メチル、4−(イソプロピル−C(O)NH−)ブチル、
4−(ベンズアミド)ブチル、4−(ベンジル−C(O)NH−)ブチル、(N
−メチルイミダゾール−5−イル)メチル、4−(ピリジン−2−イル−C(O
)NH−)ブチル、4−(6−メチルピリジン−3−イル−C(O)NH−)ブ
チル、4−(3−メチルチエン−2−イル−C(O)NH−)ブチル、4−(ピ
ロール−2−イル−C(O)NH−)ブチル、4−(フラン−2−イル−C(O
)NH−)ブチル、イソプロピル、4−アミノベンジル、4−(4−フェニルブ
トキシ)ベンジル、4−(1−メチルインドール−3−イル−C(O)NH−)
ブチル、4−(4−メタンスルホニルフェニル−C(O)NH−)ブチル、4−
(4−アセチルフェニル−C(O)NH−)ブチル、4−(4−フルオロフェニ
ル−C(O)NH−)ブチル、4−[2−(ピリジン−2−イル)エチニル]ベ
ンジル、4−[2−(3−ヒドロキシフェニル)エチニル]ベンジル、4−(ピ
リジン−4−イル−C(O)NH−)ベンジル、4−(ピリジン−3−イル−C
(O)NH−)ベンジル、4−(3−メチルフェニル−NHC(O)NH−)ベ
ンジル、4−(2,3−ジヒドロインドール−2−イル−C(O)NH−)ベン
ジル、4−(N,N−ジペンチルアミノ)ベンジル、4−(N−ペンチルアミノ
)ベンジル、4−[2−(N,N−ジベンジルアミノ)エトキシ]ベンジル、3
−ヒドロキシベンジル、4−(N−n-ブチル−N−n-ペンチルアミノ)ベンジル
、4−(N−4−クロロフェニルアミノ)ベンジル、4−(4−シアノフェニル
−NHC(O)NH−)ベンジル、4−(カルボキシメトキシ)ベンジル、4−
(tert-ブトキシカルボニルメトキシ)ベンジル、4−(5−フルオロインドー ル−2−イル−C(O)NH−)ベンジル、4−(1,2,3,4−テトラヒド
ロイソキノリン−3−イル−C(O)NH−)ベンジル、4−(3−メトキシフ
ェニル−NHC(O)NH−)ベンジル、4−[2−(インドール−3−イル)
エトキシ]ベンジル、4−(4,5−ジヒドロイミダゾール−2−イルメトキシ
)ベンジル、4−(n-プロピル−NHC(O)NH−)ベンジル、4−(N−ベ
ンジルアミノ)ベンジル、3−メトキシベンジル、4−(ピリジン−2−イル−
C(O)NH−)ベンジル、4−(N−4−クロロフェニルアミノ)ベンジル、
4−(2−クロロメチルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(N,N−ジメチル
アミノ)ベンジル、3−アミノベンジル、4−(ベンジル)ベンジル、2−ヒド
ロキシエチル、4−ニトロベンジル、4−(フェニル−NHC(S)NH−)ベ
ンジル、4−(ピリジン−3−イル−NHC(S)NH−)ベンジル、4−(ピ
リジン−4−イルメチルアミノ)ベンジル、4−[φCH2OCH2(Boc−H
N)CHC(O)NH−]ベンジル、4−(ピリジン−3−イル−C(O)NH
−)ブチル、4−(ピリジン−4−イル−C(O)NH−)ブチル、4−(ピリ
ジン−3−イル−C(O)NH−)ベンジル、4−(ピリジン−4−イル−C(
O)NH−)ベンジル、4−(N−トルエンスルホニルピロリジン−2−イル−
C(O)NH−)ブチル、4−(ピペリジン−4−イル−C(O)NH−)ブチ
ル、4−(2−Boc−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−3−イル
−NHCH2−)ベンジル、4−(2−Boc−1,2,3,4−テトラヒドロ イソキノリン−3−イル−C(O)NH−)ベンジル、4−(ピリジン−3−イ
ルメチルアミノ)ベンジル、4−[φCH2O(O)C(CbzNH)CHCH2 CH2C(O)NH−]ベンジル、4−(2−メトキシベンズアミド)ベンジル 、4−(2−ブロモベンズアミド)ベンジル、4−(ピラジン−2−イル−C(
O)NH−)ベンジル、(1−トルエンスルホニルイミジゾール−4−イル)メ
チル、[1−(N,N−ジメチルアミノスルホニル)イミジゾール−4−イル]
メチル、4−(トリフルオロメチル)ベンジル、4−(3,3−ジメチルウレイ
ド)ベンジル、4−(メトキシカルボニルアミノ)ベンジル、4−(1,3,3
−トリメチルウレイド)ベンジル、4−(メトキシカルボニル−N−メチルアミ
ノ)ベンジル、4−シアノベンジル、4−(2−ホルミル−1,2,3,4−テ
トラヒドロイソキノリン−3−イル−C(O)NH−)ベンジル、フェニル、4
−(アミノメチル)ベンジル、4−(1−Boc−ピペリジン−4−イル−C(
O)NHCH2−)ベンジル、4−(1−Boc−ピペリジン−4−イル−C( O)O−)ベンジル、4−(ピペリジン−4−イル−C(O)NHCH2−)ベ ンジル、4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)−O−]ベンジル、4−(
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−イル−C(O)NH−)ベンジル
、α−メチルベンジル、4−(トリメチルアセトアミド)ベンジル、4−(2−
メチルプロピオンアミド)ベンジル、4−(モルホリン−4−イル−C(O)N
H−)ベンジル、4−(3,3−ジエチルウレイド)ベンジル、4−(2−トリ
フルオロメチルベンズアミド)ベンジル、4−(2−メチルベンズアミド)ベン
ジル、4−ヒドロキシ−3−ニトロベンジル、3−ヒドロキシ−4−(φ−OC
(O)NH−)ベンジル、4−(チオモルホリノ−4−イル−C(O)NH−)
ベンジル、4−(1,1−ジオキソチオモルホリノ−4−イル−C(O)NH−
)ベンジル、3−ニトロ−4−(メトキシカルボニルメトキシ)ベンジル、(2
−ベンズオキサゾリノン−6−イル)メチル、(2H−1,4−ベンズオキサジ
ン−3(4H)−オン−7−イル)メチル、4−[N,N−ジメチルアミノスル
ホニル−(N−メチル)アミノ]ベンジル、4−[(2−メチルピロリジン−1
−イル)−C(O)NH−]ベンジル、(ピリジン−4−イル)メチル、4−(
1−メチルピペリジン−4−イル−C(O)NH−)ベンジル、4−[ビス(N
,N−ジメチルアミノチオカルボニル)アミノ]ベンジル、4−(N,N−ジメ
チルアミノスルホニル)ベンジル、4−(イミダゾリド−2−オン−1−イル)
ベンジル、3,4−(エチレンジオキシ)ベンジル、3,4−(メチレンジオキ
シ)ベンジル及び4−(3−ホルミルイミダゾリド−2−オン−1−イル)ベン
ジルの群による置換で生じる全ての可能な異性体からなる群から選択される。
【0032】 式IAの化合物では、R6は、好ましくは、2,4−ジオキソ−テトラヒドロ フラン−3−イル(3,4−エノール)、メトキシ、エトキシ、iso-プロポキシ
、n-ブトキシ、t-ブトキシ、シクロペントキシ、neo-ペントキシ、2−α−iso-
プロピル−4−β−メチルシクロヘキソキシ、2−β−イソプロピル−4−β−
メチルシクロヘキソキシ、−NH2、ベンジルオキシ、−NHCH2COOH、−
NHCH2CH2COOH、−NH−アダマンチル、−NHCH2CH2COOCH 2 CH3、−NHSO2-p-CH3−φ、−NHOR8(R8は水素、メチル、iso-プ ロピル又はベンジル)、O−(N−スクシンイミジル)、−O−コレスト(chol
est)−5−エン−3−β−イル、−OCH2−OC(O)C(CH33、−O(
CH2zNHC(O)W(zは1又は2であり、Wは、ピリド(pyrid)−3− イル、N−メチルピリジル及びN−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリド−3−イ
ルからなる群から選択される)、及び、−NR”C(O)−R’(R’はアリー
ル、複素アリール又は複素環であり、R”は水素又は−CH2C(O)OCH2
3である)である。
【0033】 本発明はまた、生物学的試料中でVLA−4に結合する方法をも提供し、その
方法は上記式I又はIAの化合物とその生物学的試料とを当該化合物がVLA−
4に結合する状態で接触させることを含む。
【0034】 上記式I及びIAのある化合物は生体内でVLA−4が介在する炎症を減少さ
せることにも有用である。
【0035】 本発明はまた、製薬的に許容可能な担体と上記式I又はIAの1つ又はそれ以
上の化合物の治療的に有効な量を含む製薬組成物をも提供するが、但し、R3及 びR5はL−アミノ酸又は他の類似の配置の出発材料から誘導される。もしくは 、ラセミ混合物も使用することができる。
【0036】 この製薬組成物はVLA−4が介在する疾患状態を治療するために使用されて
もよい。そのような疾患状態には、例えば、喘息、アルツハイマー病、アテロー
ム性動脈硬化症、AIDS痴呆、糖尿病(急性若年攻撃性糖尿病をふくむ)、炎
症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病を含む)、多発性硬化症、慢性関節リウ
マチ、組織移植、腫瘍転移、髄膜炎、脳炎、発作、及び他の大脳傷害、腎炎、網
膜炎、アトピー性皮膚炎、乾癬、心筋虚血、並びに、成人呼吸窮迫症候群等で生
じる急性白血球介在肺傷害が含まれる。
【0037】 したがって、本発明はまた、患者の、VLA−4によって介在される炎症疾患
の治療方法を提供をも提供し、その方法は当該患者に上記の製薬組成物を投与す
ることを含む。
【0038】 上記式I及びIAの好ましい化合物は下記の表1A及び1Bに記述されるもの
を含む。
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】
【表4】
【0042】
【表5】
【0043】
【表6】
【0044】
【表7】
【0045】
【表8】
【0046】
【表9】
【0047】
【表10】
【0048】
【表11】
【0049】
【表12】
【0050】
【表13】
【0051】
【表14】
【0052】
【表15】
【0053】
【表16】
【0054】
【表17】
【0055】
【表18】
【0056】
【表19】
【0057】
【表20】
【0058】
【表21】
【0059】
【表22】
【0060】
【表23】
【0061】
【表24】
【0062】
【表25】
【0063】
【表26】
【0064】
【発明の実施の形態】
既述したように、本発明は白血球接着、特にVLA−4が介在する白血球接着
を阻害する化合物に関する。しかし、本発明を更に詳細に説明する前に、下記の
用語がまず定義される。
【0065】定義 ここで用いられる「アルキル」とは、好ましくは1〜10の炭素原子、より好
ましくは1〜6の炭素原子を有するアルキル基をさす。この用語はメチル、t-ブ
チル、n-ペンチル、オクチル等がその例となる。
【0066】 「置換アルキル」とは、好ましくは1〜10の炭素原子のアルキル基であり、
アルコキシ、置換アルコキシ、アシル、アシルアミノ、チオカルボニルアミノ、
アシロキシ、アミノ、アミジノ、アルキルアミジノ、チオアミジノ、アミノアシ
ル、アミノカルボニルアミノ、アミノチオカルボニルアミノ、アミノカルボニル
オキシ、アリール、置換アリール、アリールオキシ、置換アリールオキシ、アリ
ールオキシアリール、置換アリールオキシアリール、シアノ、ハロゲン、ヒドロ
キシ、ニトロ、カルボキシル、カルボキシルアルキル、カルボキシル−置換アル
キル、カルボキシル−シクロアルキル、カルボキシル−置換シクロアルキル、カ
ルボキシルアリール、カルボキシル−置換アリール、カルボキシル複素アリール
、カルボキシル−置換複素アリール、カルボキシル複素環、カルボキシル−置換
複素環、シクロアルキル、置換シクロアルキル、グアニジノ、グアニジノスルホ
ン、チオール、チオアルキル、置換チオアルキル、チオアリール、置換チオアリ
ール、チオシクロアルキル、置換チオシクロアルキル、チオ複素アリール、置換
チオ複素アリール、チオ複素環、置換チオ複素環、複素アリール、置換アリール
、置換複素アリール、複素環、置換複素環、シクロアルコキシ、置換シクロアル
コキシ、複素アリールオキシ、置換複素アリールオキシ、複素シクリルオキシ、
置換複素シクリルオキシ、オキシカルボニルアミノ、オキシチオカルボニルアミ
ノ、−OS(O)2−アルキル、−OS(O)2−置換アルキル、−OS(O)2 −アリール、−OS(O)2−置換アリール、−OS(O)2−複素アリール、−
OS(O)2−置換複素アリール、−OS(O)2−複素環、−OS(O)2−置 換複素環、−OSO2−NRR、−NRS(O)2−アルキル、−NRS(O)2 −置換アルキル、−NRS(O)2−アリール、−NRS(O)2−置換アリール
、−NRS(O)2−複素アリール、−NRS(O)2−置換複素アリール、−N
RS(O)2−複素環、−NRS(O)2−置換複素環、−NRS(O)2−NR −アルキル、−NRS(O)2−NR−置換アルキル、−NRS(O)2−NR−
アリール、−NRS(O)2−NR−置換アリール、−NRS(O)2−NR−複
素アリール、−NRS(O)2−NR−置換複素アリール、−NRS(O)2−N
R−複素環、−NRS(O)2−NR−置換複素環、モノ−及びジ−アルキルア ミノ、モノ−及びジ−(置換アルキル)アミノ、モノ−及びジ−アリールアミノ
、モノ−及びジ−置換アリールアミノ、モノ−及びジ−複素アリールアミノ、モ
ノ−及びジ−置換複素アリールアミノ、モノ−及びジ−複素環アミノ、モノ−及
びジ−(置換複素環)アミノ;アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリー
ル、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複素環から選択される異
なる置換基を有する非対称ジ−置換アミン;Boc、Cbz、ホルミル等の通常
のブロッキング基でブロックされたアミノ基を有する置換アルキル基、及び、−
SO2−アルキル、−SO2−置換アルキル、−SO2−アルケニル、−SO2−置
換アルケニル、−SO2−シクロアルキル、−SO2−置換シクロアルキル、−S
2−アリール、−SO2−置換アリール、−SO2−複素アリール、−SO2−置
換複素アリール、−SO2−複素環、−SO2−置換複素環又は−SO2NRR( 上記において、Rは水素又はアルキル)で置換された置換アルキル/アルキル基
、からなる群から選択される1〜5の置換基を有するアルキル基をさす。
【0067】 「アルコキシ」とは「アルキル−O−」基をさし、例えば、メトキシ、エトキ
シ、n-プロポキシ、iso-プロポキシ、n-ブトキシ、tert-ブトキシ、sec-ブトキ シ、n-ペントキシ、n-ヘキソキシ、1,2−ジメチルブトキシ等が含まれる。
【0068】 「置換アルコキシ」とは、「置換アルキル−O−」基をさす。
【0069】 「アシル」とは、H−C(O)−、アルキル−C(O)−、置換アルキル−C
(O)−、アルケニル−C(O)−、置換アルケニル−C(O)−、アルキニル
−C(O)−、置換アルキニル−C(O)−、シクロアルキル−C(O)−、置
換シクロアルキル−C(O)−、アリール−C(O)−、置換アリール−C(O
)−、複素アリール−C(O)−、置換複素アリール−C(O)−、複素環−C
(O)−及び置換複素環−C(O)−をさし、ここで、アルキル、置換アルキル
、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル
、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、複素アリール、置換複素アリ
ール、複素環及び置換複素環はここに定義されるとおりである。
【0070】 「アシルアミノ」とは−C(O)NRR基をさし、ここで、各Rは水素、アル
キル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニ
ル、アリール、置換アリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル、複素アリ
ール、置換複素アリール、複素環、置換複素環からなる群から独立して選択され
、また、各Rは窒素原子と共に一緒に合併して複素環又は置換複素環を形成して
もよく、ここで、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アル
キニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置
換アリール、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複素環はここに
定義されるとおりである。
【0071】 「チオカルボニルアミノ」とは−C(S)NRR基をさし、ここで、各Rは水
素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換
アルキニル、アリール、置換アリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル、
複素アリール、置換複素アリール、複素環、置換複素環からなる群から独立して
選択され、また、各Rは窒素原子と共に一緒に合併して複素環又は置換複素環を
形成してもよく、ここで、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニ
ル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリ
ール、置換アリール、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複素環
はここに定義されるとおりである。
【0072】 「アシロキシ(アシルオキシ)」とはアルキル−C(O)O−、置換アルキル
−C(O)O−、アルケニル−C(O)O−、置換アルケニル−C(O)O−、
アルキニル−C(O)O−、置換アルキニル−C(O)O−、アリール−C(O
)O−、置換アリール−C(O)O−、シクロアルキル−C(O)O−、置換シ
クロアルキル−C(O)O−、複素アリール−C(O)O−、置換複素アリール
−C(O)O−、複素環−C(O)O−及び置換複素環−C(O)O−基をさし
、ここで、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル
、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリ
ール、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複素環はここに定義さ
れるとおりである。
【0073】 「アルケニル」とは、好ましくは2〜10の炭素原子、より好ましくは2〜6
の炭素原子を有するアルケニル基をさし、少なくとも1の、好ましくは1〜2の
アルケニル不飽和部位を有する。
【0074】 「置換アルケニル」とは、アルコキシ、置換アルコキシ、アシル、アシルアミ
ノ、チオカルボニルアミノ、アシロキシ、アミノ、アミジノ、アルキルアミジノ
、チオアミジノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノチオカルボニ
ルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール、置換アリール、アリールオキシ
、置換アリールオキシ、アリールオキシアリール、置換アリールオキシアリール
、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシル、カルボキシルアルキ
ル、カルボキシル−置換アルキル、カルボキシル−シクロアルキル、カルボキシ
ル−置換シクロアルキル、カルボキシルアリール、カルボキシル−置換アリール
、カルボキシル複素アリール、カルボキシル−置換複素アリール、カルボキシル
複素環、カルボキシル−置換複素環、シクロアルキル、置換シクロアルキル、グ
アニジノ、グアニジノスルホン、チオール、チオアルキル、置換チオアルキル、
チオアリール、置換チオアリール、チオシクロアルキル、置換チオシクロアルキ
ル、チオ複素アリール、置換チオ複素アリール、チオ複素環、置換チオ複素環、
複素アリール、置換複素アリール、複素環、置換複素環、シクロアルコキシ、置
換シクロアルコキシ、複素アリールオキシ、置換複素アリールオキシ、複素シク
リルオキシ、置換複素シクリルオキシ、オキシカルボニルアミノ、オキシチオカ
ルボニルアミノ、−OS(O)2−アルキル、−OS(O)2−置換アルキル、−
OS(O)2−アリール、−OS(O)2−置換アリール、−OS(O)2−複素 アリール、−OS(O)2−置換複素アリール、−OS(O)2−複素環、−OS
(O)2−置換複素環、−OSO2−NRR、−NRS(O)2−アルキル、−N RS(O)2−置換アルキル、−NRS(O)2−アリール、−NRS(O)2− 置換アリール、−NRS(O)2−複素アリール、−NRS(O)2−置換複素ア
リール、−NRS(O)2−複素環、−NRS(O)2−置換複素環、−NRS(
O)2−NR−アルキル、−NRS(O)2−NR−置換アルキル、−NRS(O
2−NR−アリール、−NRS(O)2−NR−置換アリール、−NRS(O) 2 −NR−複素アリール、−NRS(O)2−NR−置換複素アリール、−NRS
(O)2−NR−複素環、−NRS(O)2−NR−置換複素環、モノ−及びジ−
アルキルアミノ、モノ−及びジ−(置換アルキル)アミノ、モノ−及びジ−アリ
ールアミノ、モノ−及びジ−(置換アリール)アミノ、モノ−及びジ−複素アリ
ールアミノ、モノ−及びジ−(置換複素アリール)アミノ、モノ−及びジ−複素
環アミノ、モノ−及びジ−(置換複素環)アミノ;アルキル、置換アルキル、ア
リール、置換アリール、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複素
環から選択される異なる置換基を有する非対称ジ−置換アミン;及び、Boc、
Cbz、ホルミル等の通常のブロッキング基でブロックされたアミノ基を有する
置換アルケニル基、及び、−SO2−アルキル、−SO2−置換アルキル、−SO 2 −アルケニル、−SO2−置換アルケニル、−SO2−シクロアルキル、−SO2 −置換シクロアルキル、−SO2−アリール、−SO2−置換アリール、−SO2 −複素アリール、−SO2−置換複素アリール、−SO2−複素環、−SO2−置 換複素環又は−SO2NRR(上記において、Rは水素又はアルキル)で置換さ れた置換アルケニル/アルケニル基、からなる群から選択される1〜5の置換基
を有するアルケニル基をさす。
【0075】 「アルキニル」とは、好ましくは2〜10の炭素原子、より好ましくは3〜6
の炭素原子を有するアルキニル基をさし、少なくとも1の、好ましくは1〜2の
アルキニル不飽和部位を有する。
【0076】 「置換アルキニル」とは、アルコキシ、置換アルコキシ、アシル、アシルアミ
ノ、チオカルボニルアミノ、アシロキシ、アミノ、アミジノ、アルキルアミジノ
、チオアミジノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノチオカルボニ
ルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール、置換アリール、アリールオキシ
、置換アリールオキシ、アリールオキシアリール、置換アリールオキシアリール
、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシル、カルボキシルアルキ
ル、カルボキシル−置換アルキル、カルボキシル−シクロアルキル、カルボキシ
ル−置換シクロアルキル、カルボキシルアリール、カルボキシル−置換アリール
、カルボキシル複素アリール、カルボキシル−置換複素アリール、カルボキシル
複素環、カルボキシル−置換複素環、シクロアルキル、置換シクロアルキル、グ
アニジノ、グアニジノスルホン、チオール、チオアルキル、置換チオアルキル、
チオアリール、置換チオアリール、チオシクロアルキル、置換チオシクロアルキ
ル、チオ複素アリール、置換チオ複素アリール、チオ複素環、置換チオ複素環、
複素アリール、置換複素アリール、複素環、置換複素環、シクロアルコキシ、置
換シクロアルコキシ、複素アリールオキシ、置換複素アリールオキシ、複素シク
リルオキシ、置換複素シクリルオキシ、オキシカルボニルアミノ、オキシチオカ
ルボニルアミノ、−OS(O)2−アルキル、−OS(O)2−置換アルキル、−
OS(O)2−アリール、−OS(O)2−置換アリール、−OS(O)2−複素 アリール、−OS(O)2−置換複素アリール、−OS(O)2−複素環、−OS
(O)2−置換複素環、−OSO2−NRR、−NRS(O)2−アルキル、−N RS(O)2−置換アルキル、−NRS(O)2−アリール、−NRS(O)2− 置換アリール、−NRS(O)2−複素アリール、−NRS(O)2−置換複素ア
リール、−NRS(O)2−複素環、−NRS(O)2−置換複素環、−NRS(
O)2−NR−アルキル、−NRS(O)2−NR−置換アルキル、−NRS(O
2−NR−アリール、−NRS(O)2−NR−置換アリール、−NRS(O) 2 −NR−複素アリール、−NRS(O)2−NR−置換複素アリール、−NRS
(O)2−NR−複素環、−NRS(O)2−NR−置換複素環、モノ−及びジ−
アルキルアミノ、モノ−及びジ−(置換アルキル)アミノ、モノ−及びジ−アリ
ールアミノ、モノ−及びジ−(置換アリール)アミノ、モノ−及びジ−複素アリ
ールアミノ、モノ−及びジ−置換複素アリールアミノ、モノ−及びジ−複素環ア
ミノ、モノ−及びジ−(置換複素環)アミノ;アルキル、置換アルキル、アリー
ル、置換アリール、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複素環か
ら選択される異なる置換基を有する非対称ジ−置換アミン;Boc、Cbz、ホ
ルミル等の通常のブロッキング基でブロックされたアミノ基を有する置換アルキ
ニル基、及び、−SO2−アルキル、−SO2−置換アルキル、−SO2−アルケ ニル、−SO2−置換アルケニル、−SO2−シクロアルキル、−SO2−置換シ クロアルキル、−SO2−アリール、−SO2−置換アリール、−SO2−複素ア リール、−SO2−置換複素アリール、−SO2−複素環、−SO2−置換複素環 又は−SO2NRR(上記において、Rは水素又はアルキル)で置換された置換 アルキニル/アルキニル基、からなる群から選択される1〜5の置換基を有する
アルキニル基を指す。
【0077】 「アミジノ」とは、H2NC(=NH)−基をさし、「アルキルアミジノ」な る用語は1〜3のアルキル基を有する化合物(例えばアルキルHNC(=NH)
−)をさす。
【0078】 「チオアミジノ」とは、RSC(=NH)−基をさし、ここで、Rは水素又は
アルキルである。
【0079】 「アミノアシル」とは、−NRC(O)アルキル、−NRC(O)置換アルキ
ル、−NRC(O)シクロアルキル、−NRC(O)置換シクロアルキル、−N
RC(O)アルケニル、−NRC(O)置換アルケニル、−NRC(O)アルキ
ニル、−NRC(O)置換アルキニル、−NRC(O)アリール、−NRC(O
)置換アリール、−NRC(O)複素アリール、−NRC(O)置換複素アリー
ル、−NRC(O)複素環及び−NRC(O)置換複素環基を指し、ここでRは
水素又はアルキルであり、またここで、アルキル、置換アルキル、アルケニル、
置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロア
ルキル、アリール、置換アリール、複素アリール、置換複素アリール、複素環及
び置換複素環はここに定義されるとおりである。
【0080】 「アミノカルボニルオキシ」とは、−NRC(O)O−アルキル、−NRC(
O)O−置換アルキル、−NRC(O)O−アルケニル、−NRC(O)O−置
換アルケニル、−NRC(O)O−アルキニル、−NRC(O)O−置換アルキ
ニル、−NRC(O)O−シクロアルキル、−NRC(O)O−置換シクロアル
キル、−NRC(O)O−アリール、−NRC(O)O−置換アリール、−NR
C(O)O−複素アリール、−NRC(O)O−置換複素アリール、−NRC(
O)O−複素環及び−NRC(O)O−置換複素環を指し、ここでRは水素又は
アルキルであり、またここで、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アル
ケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、
アリール、置換アリール、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複
素環はここに定義されるとおりである。
【0081】 「オキシカルボニルアミノ」とは、−OC(O)NRR、−OC(O)NR−
アルキル、−OC(O)NR−置換アルキル、−OC(O)NR−アルケニル、
−OC(O)NR−置換アルケニル、−OC(O)NR−アルキニル、−OC(
O)NR−置換アルキニル、−OC(O)NR−シクロアルキル、−OC(O)
NR−置換シクロアルキル、−OC(O)NR−アリール、−OC(O)NR−
置換アリール、−OC(O)NR−複素アリール、−OC(O)NR−置換複素
アリール、−OC(O)NR−複素環及び−OC(O)NR−置換複素環基を指
し、ここでRは水素又はアルキルであり、或いは、各Rは一緒になって窒素原子
と共に複素環又は置換複素環を形成することができ、またここで、アルキル、置
換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シク
ロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、複素アリール、置
換複素アリール、複素環及び置換複素環はここに定義されるとおりである。
【0082】 「オキシチオカルボニルアミノ」とは−OC(S)NRR、−OC(S)NR
−アルキル、−OC(S)NR−置換アルキル、−OC(S)NR−アルケニル
、−OC(S)NR−置換アルケニル、−OC(S)NR−アルキニル、−OC
(S)NR−置換アルキニル、−OC(S)NR−シクロアルキル、−OC(S
)NR−置換シクロアルキル、−OC(S)NR−アリール、−OC(S)NR
−置換アリール、−OC(S)NR−複素アリール、−OC(S)NR−置換複
素アリール、−OC(S)NR−複素環及び−OC(S)NR−置換複素環を指
し、ここでRは水素又はアルキルであり、或いは、各Rは一緒になって窒素原子
と共に複素環又は置換複素環を形成することができ、またここで、アルキル、置
換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シク
ロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、複素アリール、置
換複素アリール、複素環及び置換複素環はここに定義されるとおりである。
【0083】 「アミノカルボニルアミノ」とは−NRC(O)NRR、−NRC(O)NR
−アルキル、−NRC(O)NR−置換アルキル、−NRC(O)NR−アルケ
ニル、−NRC(O)NR−置換アルケニル、−NRC(O)NR−アルキニル
、−NRC(O)NR−置換アルキニル、−NRC(O)NR−シクロアルキル
、−NRC(O)NR−置換シクロアルキル、−NRC(O)NR−アリール、
−NRC(O)NR−置換アリール、−NRC(O)NR−複素アリール、−N
RC(O)NR−置換複素アリール、−NRC(O)NR−複素環及び−NRC
(O)NR−置換複素環基を指し、ここでRは独立して水素又はアルキルであり
、或いは、各Rは一緒になって窒素原子と共に複素環又は置換複素環を形成する
ことができ、また、このアミノ基の1つはBoc、Cbz、ホルミル等の通常の
ブロッキング基でブロックされ、さらにまた、アルキル、置換アルキル、アルケ
ニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シ
クロアルキル、アリール、置換アリール、複素アリール、置換複素アリール、複
素環及び置換複素環はここに定義されるとおりである。
【0084】 「アミノチオカルボニルアミノ」とは、−NRC(S)NRR、−NRC(S
)NR−アルキル、−NRC(S)NR−置換アルキル、−NRC(S)NR−
アルケニル、−NRC(S)NR−置換アルケニル、−NRC(S)NR−アル
キニル、−NRC(S)NR−置換アルキニル、−NRC(S)NR−シクロア
ルキル、−NRC(S)NR−置換シクロアルキル、−NRC(S)NR−アリ
ール、−NRC(S)NR−置換アリール、−NRC(S)NR−複素アリール
、−NRC(S)NR−置換複素アリール、−NRC(S)NR−複素環及び−
NRC(S)NR−置換複素環を指し、ここで各Rは独立して水素又はアルキル
であり、また、各Rは一緒になって窒素原子と共に複素環又は置換複素環を形成
することができ、また、このアミノ基の1つはBoc、Cbz、ホルミル等の通
常のブロッキング基でブロックされ、さらにまた、アルキル、置換アルキル、ア
ルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置
換シクロアルキル、アリール、置換アリール、複素アリール、置換複素アリール
、複素環及び置換複素環はここに定義されるとおりである。
【0085】 「アリール」又は「Ar」は、単環(例えばフェニル)又は多縮合環(例えば
ナフチル又はアンスリル)を有する、6〜14の炭素原子の不飽和芳香族炭素環
式基をさし、縮合環は芳香族(例えば2−ベンズオキサゾリノン、2H−1,4
−ベンズオキサジン−3(4H)−オン−7イル等)であっても又はなくてもよ
い。好ましいアリールはフェニル及びナフチルを含む。
【0086】 「置換アリール」とは、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニ
ル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アシル、アシ
ルアミノ、チオカルボニルアミノ、アシロキシ、アミノ、アミジノ、アルキルア
ミジノ、チオアミジノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノチオカ
ルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール、置換アリール、アリール
オキシ、置換アリールオキシ、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、カルボ
キシル、カルボキシルアルキル、カルボキシル−置換アルキル、カルボキシル−
シクロアルキル、カルボキシル−置換シクロアルキル、カルボキシルアリール、
カルボキシル−置換アリール、カルボキシル複素アリール、カルボキシル−置換
複素アリール、カルボキシル複素環、カルボキシル−置換複素環、シクロアルキ
ル、置換シクロアルキル、グアニジノ、グアニジノスルホン、チオール、チオア
ルキル、置換チオアルキル、チオアリール、置換チオアリール、チオシクロアル
キル、置換チオシクロアルキル、チオ複素アリール、置換チオ複素アリール、チ
オ複素環、置換チオ複素環、複素アリール、置換複素アリール、複素環、置換複
素環、シクロアルコキシ、置換シクロアルコキシ、複素アリールオキシ、置換複
素アリールオキシ、複素シクリルオキシ、置換複素シクリルオキシ、オキシカル
ボニルアミノ、オキシチオカルボニルアミノ、−S(O)2−アルキル、−S( O)2−置換アルキル、−S(O)2−アリール、−S(O)2−置換アリール、 −S(O)2−複素アリール、−S(O)2−置換複素アリール、−S(O)2− 複素環、−S(O)2−置換複素環、−S(O)2−シクロアルキル、−S(O) 2 −置換シクロアルキル、−S(O)2−アルケニル、−S(O)2−置換アルケ ニル、−OS(O)2−アルキル、−OS(O)2−置換アルキル、−OS(O) 2 −アリール、−OS(O)2−置換アリール、−OS(O)2−複素アリール、 −OS(O)2−置換複素アリール、−OS(O)2−複素環、−OS(O)2− 置換複素環、−OSO2−NRR、−NRS(O)2−アルキル、−NRS(O) 2 −置換アルキル、−NRS(O)2−アリール、−NRS(O)2−置換アリー ル、−NRS(O)2−複素アリール、−NRS(O)2−置換複素アリール、−
NRS(O)2−複素環、−NRS(O)2−置換複素環、−NRS(O)2−N R−アルキル、−NRS(O)2−NR−置換アルキル、−NRS(O)2−NR
−アリール、−NRS(O)2−NR−置換アリール、−NRS(O)2−NR−
複素アリール、−NRS(O)2−NR−置換複素アリール、−NRS(O)2
NR−複素環、−NRS(O)2−NR−置換複素環、モノ−及びジ−アルキル アミノ、モノ−及びジ−(置換アルキル)アミノ、モノ−及びジ−アリールアミ
ノ、モノ−及びジ−(置換アリール)アミノ、モノ−及びジ−複素アリールアミ
ノ、モノ−及びジ−(置換複素アリール)アミノ、モノ−及びジ−複素環アミノ
、モノ−及びジ−(置換複素環)アミノ;アルキル、置換アルキル、アリール、
置換アリール、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複素環から選
択される異なる置換基を有する非対称ジ−置換アミン;Boc、Cbz、ホルミ
ル等の通常のブロッキング基でブロックされた置換アリール上のアミノ基、及び
−SO2NRR(Rは水素又はアルキル)からなる群から選択される1〜3の置 換基で置換されたアリール基をさす。
【0087】 「アリールオキシ」とは、アリール−O−基を指し、例えば、フェノキシ、ナ
フトキシ等を含む。
【0088】 「置換アリールオキシ」とは、置換されたアリール−O−基をさす。
【0089】 「アリールオキシアリール」とは、−アリール−O−アリール基をさす。
【0090】 「置換アリールオキシアリール」とは、アルキル、置換アルキル、アルケニル
、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ
、アシル、アシルアミノ、チオカルボニルアミノ、アシロキシ、アミノ、アミジ
ノ、アルキルアミジノ、チオアミジノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ
、アミノチオカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール、置換アリ
ール、アリールオキシ、置換アリールオキシ、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、
ニトロ、カルボキシル、カルボキシルアルキル、カルボキシル−置換アルキル、
カルボキシル−シクロアルキル、カルボキシル−置換シクロアルキル、カルボキ
シルアリール、カルボキシル−置換アリール、カルボキシル複素アリール、カル
ボキシル−置換複素アリール、カルボキシル複素環、カルボキシル−置換複素環
、シクロアルキル、置換シクロアルキル、グアニジノ、グアニジノスルホン、チ
オール、チオアルキル、置換チオアルキル、チオアリール、置換チオアリール、
チオシクロアルキル、置換チオシクロアルキル、チオ複素アリール、置換チオ複
素アリール、チオ複素環、置換チオ複素環、複素アリール、置換複素アリール、
複素環、置換複素環、シクロアルコキシ、置換シクロアルコキシ、複素アリール
オキシ、置換複素アリールオキシ、複素シクリルオキシ、置換複素シクリルオキ
シ、オキシカルボニルアミノ、オキシチオカルボニルアミノ、−S(O)2−ア ルキル、−S(O)2−置換アルキル、−S(O)2−アリール、−S(O)2− 置換アリール、−S(O)2−複素アリール、−S(O)2−置換複素アリール、
−S(O)2−複素環、−S(O)2−置換複素環、−S(O)2−シクロアルキ ル、−S(O)2−置換シクロアルキル、−S(O)2−アルケニル、−S(O) 2 −置換アルケニル、−OS(O)2−アルキル、−OS(O)2−置換アルキル 、−OS(O)2−アリール、−OS(O)2−置換アリール、−OS(O)2− 複素アリール、−OS(O)2−置換複素アリール、−OS(O)2−複素環、−
OS(O)2−置換複素環、−OSO2−NRR、−NRS(O)2−アルキル、 −NRS(O)2−置換アルキル、−NRS(O)2−アリール、−NRS(O) 2 −置換アリール、−NRS(O)2−複素アリール、−NRS(O)2−置換複 素アリール、−NRS(O)2−複素環、−NRS(O)2−置換複素環、−NR
S(O)2−NR−アルキル、−NRS(O)2−NR−置換アルキル、−NRS
(O)2−NR−アリール、−NRS(O)2−NR−置換アリール、−NRS(
O)2−NR−複素アリール、−NRS(O)2−NR−置換複素アリール、−N
RS(O)2−NR−複素環、−NRS(O)2−NR−置換複素環、モノ−及び
ジ−アルキルアミノ、モノ−及びジ−(置換アルキル)アミノ、モノ−及びジ−
アリールアミノ、モノ−及びジ−(置換アリール)アミノ、モノ−及びジ−複素
アリールアミノ、モノ−及びジ−(置換複素アリール)アミノ、モノ−及びジ−
複素環アミノ、モノ−及びジ−(置換複素環)アミノ;アルキル、置換アルキル
、アリール、置換アリール、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換
複素環から選択される異なる置換基を有する非対称ジ−置換アミン、及び、Bo
c、Cbz、ホルミル等の通常のブロッキング基でブロックされ及び−SO2N RR(Rは水素又はアルキル)で置換された置換アリール上のアミノ基、からな
る群から選択される1〜3の置換基で一方の又は両方のアリール環が置換された
アリールオキシアリール基をさす。
【0091】 「シクロアルキル」とは、単環を有する3〜8の炭素原子の環状アルキル基を
さし、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロオクチ
ル等を含む。この定義から除外されるのはアダマンチル等の多環アルキル基であ
る。
【0092】 「シクロアルケニル」とは、1つ又は複数の不飽和を有する3〜8の炭素原子
の環状アルケニル基をさすが、芳香族ではない。
【0093】 「置換シクロアルキル」及び「置換シクロアルケニル」とは、オキソ(=O)
、チオキソ(=S)、アルコキシ、置換アルコキシ、アシル、アシルアミノ、チ
オカルボニルアミノ、アシロキシ、アミノ、アミジノ、アルキルアミジノ、チオ
アミジノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノチオカルボニルアミ
ノ、アミノカルボニルオキシ、アリール、置換アリール、アリールオキシ、置換
アリールオキシ、アリールオキシアリール、置換アリールオキシアリール、シア
ノ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシル、カルボキシルアルキル、カ
ルボキシル−置換アルキル、カルボキシル−シクロアルキル、カルボキシル−置
換シクロアルキル、カルボキシルアリール、カルボキシル−置換アリール、カル
ボキシル複素アリール、カルボキシル−置換複素アリール、カルボキシル複素環
、カルボキシル−置換複素環、シクロアルキル、置換シクロアルキル、グアニジ
ノ、グアニジノスルホン、チオール、チオアルキル、置換チオアルキル、チオア
リール、置換チオアリール、チオシクロアルキル、置換チオシクロアルキル、チ
オ複素アリール、置換チオ複素アリール、チオ複素環、置換チオ複素環、複素ア
リール、置換アリール、置換複素アリール、複素環、置換複素環、シクロアルコ
キシ、置換シクロアルコキシ、複素アリールオキシ、置換複素アリールオキシ、
複素シクリルオキシ、置換複素シクリルオキシ、オキシカルボニルアミノ、オキ
シチオカルボニルアミノ、−OS(O)2−アルキル、−OS(O)2−置換アル
キル、−OS(O)2−アリール、−OS(O)2−置換アリール、−OS(O) 2 −複素アリール、−OS(O)2−置換複素アリール、−OS(O)2−複素環 、−OS(O)2−置換複素環、−OSO2−NRR、−NRS(O)2−アルキ ル、−NRS(O)2−置換アルキル、−NRS(O)2−アリール、−NRS(
O)2−置換アリール、−NRS(O)2−複素アリール、−NRS(O)2−置 換複素アリール、−NRS(O)2−複素環、−NRS(O)2−置換複素環、−
NRS(O)2−NR−アルキル、−NRS(O)2−NR−置換アルキル、−N
RS(O)2−NR−アリール、−NRS(O)2−NR−置換アリール、−NR
S(O)2−NR−複素アリール、−NRS(O)2−NR−置換複素アリール、
−NRS(O)2−NR−複素環、−NRS(O)2−NR−置換複素環、モノ−
及びジ−アルキルアミノ、モノ−及びジ−(置換アルキル)アミノ、モノ−及び
ジ−アリールアミノ、モノ−及びジ−(置換アリール)アミノ、モノ−及びジ−
複素アリールアミノ、モノ−及びジ−(置換複素アリール)アミノ、モノ−及び
ジ−複素環アミノ、モノ−及びジ−(置換複素環)アミノ;アルキル、置換アル
キル、アリール、置換アリール、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び
置換複素環から選択される異なる置換基を有する非対称ジ−置換アミン、Boc
、Cbz、ホルミル等の通常のブロッキング基でブロックされたアミノ基を有す
る置換アルキニル基、及び、−SO2−アルキル、−SO2−置換アルキル、−S
2−アルケニル、−SO2−置換アルケニル、−SO2−シクロアルキル、−S O2−置換シクロアルキル、−SO2−アリール、−SO2−置換アリール、−S O2−複素アリール、−SO2−置換複素アリール、−SO2−複素環、−SO2
置換複素環又は−SO2NRR(Rは水素又はアルキル)で置換された置換アル キニル/アルキニル基、からなる群から選択される1〜5の置換基を有する、好
ましくは3〜8の炭素原子のシクロアルキル及びシクロアルケニル基をさす。
【0094】 「シクロアルコキシ」とは−O−シクロアルキル基をさす。
【0095】 「置換シクロアルコキシ」とは−O−置換シクロアルキル基をさす。
【0096】 「グアニジノ」とは−NRC(=NR)NRR、−NRC(=NR)NR−ア
ルキル、−NRC(=NR)NR−置換アルキル、−NRC(=NR)NR−ア
ルケニル、−NRC(=NR)NR−置換アルケニル、−NRC(=NR)NR
−アルキニル、−NRC(=NR)NR−置換アルキニル、−NRC(=NR)
NR−アリール、−NRC(=NR)NR−置換アリール、−NRC(=NR)
NR−シクロアルキル、−NRC(=NR)NR−置換シクロアルキル、−NR
C(=NR)NR−複素アリール、−NRC(=NR)NR−置換複素アリール
、−NRC(=NR)NR−複素環、及び、−NRC(=NR)NR−置換複素
環の基をさし、ここで、各Rは独立して水素及びアルキルであり、また、このア
ミノ基の1つはBoc、Cbz、ホルミル等の通常のブロッキング基でブロック
され、さらにまた、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、ア
ルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、
置換アリール、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複素環はここ
に定義されるとおりである。
【0097】 「グアニジノスルホン」とは−NRC(=NR)NRSO2−アルキル、−N RC(=NR)NRSO2−置換アルキル、−NRC(=NR)NRSO2−アル
ケニル、−NRC(=NR)NRSO2−置換アルケニル、−NRC(=NR) NRSO2−アルキニル、−NRC(=NR)NRSO2−置換アルキニル、−N
RC(=NR)NRSO2−アリール、−NRC(=NR)NRSO2−置換アリ
ール、−NRC(=NR)NRSO2−シクロアルキル、−NRC(=NR)N RSO2−置換シクロアルキル、−NRC(=NR)NRSO2−複素アリール、
−NRC(=NR)NRSO2−置換複素アリール、−NRC(=NR)NRS O2−複素環、及び、−NRC(=NR)NRSO2−置換複素環の基をさし、こ
こで、各Rは独立して水素及びアルキルであり、また、アルキル、置換アルキル
、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル
、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、複素アリール、置換複素アリ
ール、複素環及び置換複素環はここに定義されるとおりである。
【0098】 「ハロ」又は「ハロゲン」とは、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素をさし、好ま
しくは、塩素又は臭素のどちらかである。
【0099】 「複素アリール」とは、2〜10の炭素原子と、酸素、窒素及び硫黄から選択
される1〜4のヘテロ原子を環中に含む芳香族炭素環式基をさす。そのような複
素アリール基は単環(例えばピリジル又はフリル)或いは多縮合環(例えばイン
ドリジニル又はベンゾチエニル)を有することができる。好ましい複素アリール
はピリジル、ピロリル、インドリル及びフリルを含む。
【0100】 「置換複素アリール」とは、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アル
ケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アシル、
アシルアミノ、チオカルボニルアミノ、アシロキシ、アミノ、アミジノ、アルキ
ルアミジノ、チオアミジノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノチ
オカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール、置換アリール、アリ
ールオキシ、置換アリールオキシ、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、カ
ルボキシル、カルボキシルアルキル、カルボキシル−置換アルキル、カルボキシ
ル−シクロアルキル、カルボキシル−置換シクロアルキル、カルボキシルアリー
ル、カルボキシル−置換アリール、カルボキシル複素アリール、カルボキシル−
置換複素アリール、カルボキシル複素環、カルボキシル−置換複素環、シクロア
ルキル、置換シクロアルキル、グアニジノ、グアニジノスルホン、チオール、チ
オアルキル、置換チオアルキル、チオアリール、置換チオアリール、チオシクロ
アルキル、置換チオシクロアルキル、チオ複素アリール、置換チオ複素アリール
、チオ複素環、置換チオ複素環、複素アリール、置換複素アリール、複素環、置
換複素環、シクロアルコキシ、置換シクロアルコキシ、複素アリールオキシ、置
換複素アリールオキシ、複素シクリルオキシ、置換複素シクリルオキシ、オキシ
カルボニルアミノ、オキシチオカルボニルアミノ、−S(O)2−アルキル、− S(O)2−置換アルキル、−S(O)2−アリール、−S(O)2−置換アリー ル、−S(O)2−複素アリール、−S(O)2−置換複素アリール、−S(O) 2 −複素環、−S(O)2−置換複素環、−S(O)2−シクロアルキル、−S( O)2−置換シクロアルキル、−S(O)2−アルケニル、−S(O)2−置換ア ルケニル、−OS(O)2−アルキル、−OS(O)2−置換アルキル、−OS(
O)2−アリール、−OS(O)2−置換アリール、−OS(O)2−複素アリー ル、−OS(O)2−置換複素アリール、−OS(O)2−複素環、−OS(O) 2 −置換複素環、−OSO2−NRR、−NRS(O)2−アルキル、−NRS( O)2−置換アルキル、−NRS(O)2−アリール、−NRS(O)2−置換ア リール、−NRS(O)2−複素アリール、−NRS(O)2−置換複素アリール
、−NRS(O)2−複素環、−NRS(O)2−置換複素環、−NRS(O)2 −NR−アルキル、−NRS(O)2−NR−置換アルキル、−NRS(O)2
NR−アリール、−NRS(O)2−NR−置換アリール、−NRS(O)2−N
R−複素アリール、−NRS(O)2−NR−置換複素アリール、−NRS(O )2−NR−複素環、−NRS(O)2−NR−置換複素環、モノ−及びジ−アル
キルアミノ、モノ−及びジ−(置換アルキル)アミノ、モノ−及びジ−アリール
アミノ、モノ−及びジ−(置換アリール)アミノ、モノ−及びジ−複素アリール
アミノ、モノ−及びジ−(置換複素アリール)アミノ、モノ−及びジ−複素環ア
ミノ、モノ−及びジ−(置換複素環アミノ);アルキル、置換アルキル、アリー
ル、置換アリール、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複素環か
ら選択される異なる置換基を有する非対称ジ−置換アミン、Boc、Cbz、ホ
ルミル等の通常のブロッキング基でブロックされた置換アリール上のアミノ基、
及び、−SO2NRR(Rは水素又はアルキル)からなる群から選択される1〜 3の置換基で置換された複素アリール基をさす。
【0101】 「複素アリールオキシ」とは、−O−複素アリール基をさし、また、「置換複
素アリールオキシ」とは、−O−置換複素アリール基をさす。
【0102】 「複素環」又は「複素環式」とは、単環又は多縮合環を有する飽和又は不飽和
基であり、1〜10の炭素原子及び窒素、硫黄又は酸素から選択された1〜4の
ヘテロ原子を環内に含み、縮合環系では1つ又はそれ以上の環がアリール又は複
素アリールでもよい。
【0103】 「飽和複素環(式)」とは、どの環にも不飽和(例えば炭素−炭素不飽和、炭
素−窒素不飽和、窒素−窒素不飽和等)を欠く、単環又は多縮合環の複素環をさ
す。
【0104】 「不飽和複素環(式)」とは、どの環にも不飽和(例えば炭素−炭素不飽和、
炭素−窒素不飽和、窒素−窒素不飽和等)を有する、単環又は多縮合環の非芳香
族複素環をさす。
【0105】 「置換複素環」とは、オキソ(=O)、チオキソ(=S)、アルコキシ、置換
アルコキシ、アシル、アシルアミノ、チオカルボニルアミノ、アシロキシ、アミ
ノ、アミジノ、アルキルアミジノ、チオアミジノ、アミノアシル、アミノカルボ
ニルアミノ、アミノチオカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール
、置換アリール、アリールオキシ、置換アリールオキシ、アリールオキシアリー
ル、置換アリールオキシアリール、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、カ
ルボキシル、カルボキシルアルキル、カルボキシル−置換アルキル、カルボキシ
ル−シクロアルキル、カルボキシル−置換シクロアルキル、カルボキシルアリー
ル、カルボキシル−置換アリール、カルボキシル複素アリール、カルボキシル−
置換複素アリール、カルボキシル複素環、カルボキシル−置換複素環、シクロア
ルキル、置換シクロアルキル、グアニジノ、グアニジノスルホン、チオール、チ
オアルキル、置換チオアルキル、チオアリール、置換チオアリール、チオシクロ
アルキル、置換チオシクロアルキル、チオ複素アリール、置換チオ複素アリール
、チオ複素環、置換チオ複素環、複素アリール、置換複素アリール、複素環、置
換複素環、シクロアルコキシ、置換シクロアルコキシ、複素アリールオキシ、置
換複素アリールオキシ、複素シクリルオキシ、置換複素シクリルオキシ、オキシ
カルボニルアミノ、オキシチオカルボニルアミノ、−OS(O)2−アルキル、 −OS(O)2−置換アルキル、−OS(O)2−アリール、−OS(O)2−置 換アリール、−OS(O)2−複素アリール、−OS(O)2−置換複素アリール
、−OS(O)2−複素環、−OS(O)2−置換複素環、−OSO2−NRR、 −NRS(O)2−アルキル、−NRS(O)2−置換アルキル、−NRS(O) 2 −アリール、−NRS(O)2−置換アリール、−NRS(O)2−複素アリー ル、−NRS(O)2−置換複素アリール、−NRS(O)2−複素環、−NRS
(O)2−置換複素環、−NRS(O)2−NR−アルキル、−NRS(O)2− NR−置換アルキル、−NRS(O)2−NR−アリール、−NRS(O)2−N
R−置換アリール、−NRS(O)2−NR−複素アリール、−NRS(O)2
NR−置換複素アリール、−NRS(O)2−NR−複素環、−NRS(O)2
NR−置換複素環、モノ−及びジ−アルキルアミノ、モノ−及びジ−(置換アル
キル)アミノ、モノ−及びジ−アリールアミノ、モノ−及びジ−(置換アリール
)アミノ、モノ−及びジ−複素アリールアミノ、モノ−及びジ−(置換複素アリ
ール)アミノ、モノ−及びジ−複素環アミノ、モノ−及びジ−(置換複素環)ア
ミノ;アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、複素アリール、置換
複素アリール、複素環及び置換複素環から選択される異なる置換基を有する非対
称ジ−置換アミン、Boc、Cbz、ホルミル等の通常のブロッキング基でブロ
ックされたアミノ基を有する置換アルキニル基、及び、−SO2−アルキル、− SO2−置換アルキル、−SO2−アルケニル、−SO2−置換アルケニル、−S O2−シクロアルキル、−SO2−置換シクロアルキル、−SO2−アリール、− SO2−置換アリール、−SO2−複素アリール、−SO2−置換複素アリール、 −SO2−複素環、−SO2−置換複素環又は−SO2NRR(Rは水素又はアル キル)で置換された置換アルキニル/アルキニル基からなる群から選択される1
〜3の置換基で置換された複素環基をさす。
【0106】 複素環及び複素アリールの例には、これに限定されるものではないが、アゼチ
ジン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン
、ピリダジン、インドリジン、イソインドール、インドール、ジヒドロインドー
ル、インダゾール、プリン、キノリジン、イソキノリン、キノリン、フタラジン
、ナフチルピリジン、キノキサリン、キナゾリン、シンノリン、プテリジン、カ
ルバゾール、カルボリン、フェナントリジン、アクリジン、フェナントロリン、
イソチアゾール、フェナジン、イソキサゾール、フェノキサジン、フェノチアジ
ン、イミダゾリジン、イミダゾリン、ピペリジン、ピペラジン、インドリン、フ
タルイミド、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン、4,5,6,7−テ
トラヒドロベンゾ[b]チオフェン、チアゾール、チアゾリジン、チオフェン、
ベンゾ[b]チオフェン、モルホリノ、チオモルホリノ、ピペリジニル、ピロリ
ジン、テトラヒドロフラニル等が含まれる。
【0107】 「飽和置換複素環(式)」とは、どの環にも不飽和(例えば炭素−炭素不飽和
、炭素−窒素不飽和、窒素−窒素不飽和等)を欠く、単環又は多縮合環の置換複
素環をさす。
【0108】 「不飽和置換複素環(式)」とは、どの環にも不飽和(例えば炭素−炭素不飽
和、炭素−窒素不飽和、窒素−窒素不飽和等)を有する、単環又は多縮合環の非
芳香族置換複素環をさす。
【0109】 「複素シクリルオキシ」とは、−O−複素環基をさし、「置換複素シクリルオ
キシ」とは、−O−置換複素環基をさす。
【0110】 「チオール」とは、−SH基をさす。
【0111】 「チオアルキル」とは、−S−アルキル基をさす。
【0112】 「置換チオアルキル」とは、−S−置換アルキル基をさす。
【0113】 「チオシクロアルキル」とは、−S−シクロアルキル基をさす。
【0114】 「置換チオシクロアルキル」とは、−S−置換シクロアルキル基をさす。
【0115】 「チオアリール」とは、−S−アリール基をさし、「置換チオアリール」とは
−S−置換アリール基をさす。
【0116】 「チオ複素アリール」とは、−S−複素アリール基をさし、「置換チオ複素ア
リール」とは−S−置換複素アリール基をさす。
【0117】 「チオ複素環(式)」とは、−S−複素環基をさし、「置換チオ複素環(式)
」とは、−S−置換複素環基をさす。
【0118】 「製薬的に許容可能な塩」とは、式I又はIAの化合物の製薬的に許容可能な
塩をさし、この塩は、当該技術分野で周知の様々な有機又は無機対イオンから誘
導され、例えばナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アンモニウ
ム、テトラアルキルアンモニウム等を含み、この(式I又はIAの)化合物が塩
基的な官能性を含む場合は、塩化水素酸塩、臭化水素酸塩、酒石酸塩、メタンス
ルホン酸塩、酢酸塩、マレイン酸塩、蓚酸塩等の有機又は無機酸の塩を含む。
【0119】化合物の調製 本発明の化合物は容易に入手可能な出発材料から下記の一般的な方法及び工程
を用いて調製することができる。典型的な又は好ましいプロセス状態(例えば反
応温度、時間、反応物のモル比、溶媒、圧力等)が与えられると、特に言及しな
い限り、他のプロセス状態も使用することができる点が認められるであろう。最
適な反応状態は使用される特定の反応物又は溶媒で変わるかもしれないが、その
ような状態は当業者であればルーチン的な最適化手続きによって決定されること
ができる。
【0120】 さらに、当業者には明らかであるが、ある官能基が望ましくない反応を受ける
ことを防止するために通常の保護基が必要かもしれない。特定の官能基を保護又
は脱保護する好適な状態についても同様であるが、様々な官能基に対して好適な
保護基が当該技術分野で周知である。例えば、ここに引用される参照文献、及び
、T. W. Greene and G. M. Wuts, Protecting Groups in Organic Synthesis, S
econd Efition, Wiley, New York, 1991には極めて多くの保護基が記述されてい
る。
【0121】 さらに、本発明の化合物は典型的には1つ又はそれ以上のキラル中心を含む。
したがって、もし希望すれば、そのような化合物は純粋な立体異性体(すなわち
、個々のエナンチオマー又はジアステレオマーとして、或いは立体異性体リッチ
な混合物として)として調製又は単離することができる。そのような立体異性体
(及びリッチな混合物)は全て、特に言及されない限り、本発明の範囲に含まれ
る。純粋な立体異性体(又はリッチな混合物)は、例えば、光学的に活性な出発
材料又は当該技術分野で周知の立体選択的試薬を使用して調製されてもよい。も
しくは、そのような化合物のラセミ混合物を、例えば、キラルカラムクロマトグ
ラフィ、キラル分割試薬等を用いて分離することもできる。
【0122】 好ましい合成方法では、Qが−C(O)NR7−である式I及びIAの化合物 は、第1に、式II:
【化5】 [R2及びR3は上記で定義されるとおりである]のアミノ酸と式III:
【化6】 [R1は上記で定義されるとおりである]の塩化スルホニルとをカップリングさ せて、式IV:
【化7】 [R1〜R3は上記で定義されるとおりである]のN−スルホニルアミノ酸とする
ことで調製される。
【0123】 この反応は、典型的には、ジクロロメタン等の不活性希釈液中で、式IIのアミ
ノ酸を少なくとも1当量、好ましくは約1.1〜約2当量の塩化スルホニルIII と接触させることによって行われる。一般に、この反応は約−70℃〜約40℃
の範囲の温度で、約1〜約24時間かけて行われる。好ましくは、この反応は、
反応中に生じる酸を除去するために適当な塩基の存在下で行われる。適当な塩基
には、例えば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモ
ルホリン等の第3級アミンが含まれる。若しくは、この反応は、塩基として水酸
化ナトリウム等の水性アルカリを用いるSchotten-Baumann型条件下で行うことが
できる。反応が完了すると、生成したN−スルホニルアミノ酸IVは、中和化、抽
出、沈殿、クロマトグラフィ、濾過等を含む通常の方法で取り出される。
【0124】 上記反応で用いられる式IIのアミノ酸は公知の化合物又は通常の合成手法によ
って公知の化合物から調製されうる化合物のいずれかである。この反応での使用
に適当なアミノ酸には、これに限られるものではないが、L−プロリン、trans-
4−ヒドロキシル−L−プロリン、cis-4−ヒドロキシル−L−プロリン、tran
s-3−フェニル−L−プロリン、cis-3−フェニル−L−プロリン、L−(2−
メチル)プロリン、L−ピペコリン酸、L−アゼチジン−2−カルボン酸、グリ
シン、2−tert-ブチルグリシン、D,L−フェニルグリシン、L−アラニン、 α−メチルアラニン、N−メチル−L−フェニルアラニン、L−ジフェニルアラ
ニン、サルコシン、D,L−フェニルサルコシン、L−アスパラギン酸β-tert-
ブチルエステル、L−グルタミン酸γ-tert-ブチルエステル、L−(O−ベンジ
ル)セリン、1−アミノシクロプロパンカルボン酸、1−アミノシクロブタンカ
ルボン酸、1−アミノシクロペンタンカルボン酸(シクロロイシン)1−アミノ
シクロヘキサンカルボン酸、L−セリン等が含まれる。所望であれば、式IIのア
ミノ酸のメチルエステル、エチルエステル等の対応カルボン酸エステルが塩化ス
ルホニルIIIとの上記反応で使用することができる。通常の試薬又は条件(例え ばメタノール/水などの不活性希釈液中でのアルカリ金属水酸化物との処理)を
用いる、その後の、エステル基のカルボン酸への加水分解は、N−スルホニルア
ミノ酸IVを与える。
【0125】 同様に、上記反応で用いられる式IIIの塩化スルホニルは公知の化合物又は通 常の合成手法によって公知の化合物から調製されうる化合物のいずれかである。
そのような化合物は典型的には対応するスルホン酸、すなわち式R1−SO3H[
1は上記のとおり]の化合物から三塩化リン及び五塩化リンを用いて調製され る。この反応は一般にスルホン酸を約2〜5モル当量の三塩化リン及び五塩化リ
ンと直接或いはジクロロメタン等の不活性溶媒中で約0℃〜約80℃の温度範囲
で約1〜約48時間接触させて行われ、塩化スルホニルが生成する。もしくは、
式IIIの塩化スルホニルは対応するチオール化合物、すなわち式R1−SH[R1 は上記のとおり]の化合物から、当該チオールを通常の反応条件下で塩素(Cl 2 )及び水で処理して調製することができる。
【0126】 本発明での使用に好適な塩化スルホニルの例には、これに限定されないが、メ
タンスルホニルクロライド、2−プロパンスルホニルクロライド、1−ブタンス
ルホニルクロライド、ベンゼンスルホニルクロライド、1−ナフタレンスルホニ
ルクロライド、2−ナフタレンスルホニルクロライド、p-トルエンスルホニルク
ロライド、α-トルエンスルホニルクロライド、4−アセトアミドベンゼンスル ホニルクロライド、4−アミジノベンゼンスルホニルクロライド、4−tert-ブ チルベンゼンスルホニルクロライド、4−ブロモベンゼンスルホニルクロライド
、2−カルボキシベンゼンスルホニルクロライド、4−シアノベンゼンスルホニ
ルクロライド、3,4−ジクロロベンゼンスルホニルクロライド、3,5−ジク
ロロベンゼンスルホニルクロライド、3,4−ジメトキシベンゼンスルホニルク
ロライド、3,5−ジトリフルオロメチルベンゼンスルホニルクロライド、4−
フルオロベンゼンスルホニルクロライド、4−メトキシベンゼンスルホニルクロ
ライド、2−メトキシカルボニルベンゼンスルホニルクロライド、4−メチルア
ミドベンゼンスルホニルクロライド、4−ニトロベンゼンスルホニルクロライド
、4−チオアミドベンゼンスルホニルクロライド、4−トリフルオロメチルベン
ゼンスルホニルクロライド、4−トリフルオロメトキシベンゼンスルホニルクロ
ライド、2,4,6−トリメチルベンゼンスルホニルクロライド、2−フェニル
エタンスルホニルクロライド、2−チオフェンスルホニルクロライド、5−クロ
ロ−2−チオフェンスルホニルクロライド、2,5−ジクロロ−4−チオフェン
スルホニルクロライド、2−チアゾールスルホニルクロライド、2−メチル−4
−チアゾールスルホニルクロライド、1−メチル−4−イミダゾールスルホニル
クロライド、1−メチル−4−ピラゾールスルホニルクロライド、5−クロロ−
1,3−ジメチル−4−ピラゾールスルホニルクロライド、3−ピリジンスルホ
ニルクロライド、2−ピリミジンスルホニルクロライド等が含まれる。所望であ
れば、式IVのN−スルホニルアミノ酸を形成するために上記の反応において塩化
スルホニルの代わりにフッ化スルホニル、臭化スルホニル又はスルホン酸無水物
が使用されてもよい。
【0127】 式IVの中間体N−スルホニルアミノ酸[R3は水素]は式V:
【化8】 [R1及びR2は上記のとおり]のスルホンアミドと式L(R3)CHCOOR[ Lは塩素、臭素、ヨウ素、メシレート、トシレート等の脱離基であり、R3は上 記のとおりであり、Rは水素又はアルキル基である]のカルボン酸誘導体との反
応によっても調製することができる。この反応は典型的にはスルホンアミドVを 少なくとも1当量、好ましくは1.1〜2当量のカルボン酸誘導体とDMF等の
不活性希釈液中でトリエチルアミン等の適当な塩基の存在下で約24℃〜約37
℃の温度範囲で約0.5〜約4時間接触させて行われる。この反応はZuckermann
et al., J. Am. Chem. Soc., 1992, 114, 10646-10647に更に記述されている。
この反応での使用に好適なカルボン酸誘導体は臭化酢酸tert-ブチル等のα-クロ
ロ及びα-ブロモカルボン酸エステルである。カルボン酸エステルがこの発明で 用いられる場合、そのエステル基は通常の手法を用いてその後加水分解されて式
IVのN−スルホニルアミノ酸とされる。
【0128】 そして、式I及びIAの化合物は式IVの中間体N−スルホニルアミノ酸と式VI
【化9】 [R5〜R7はここに定義されるとおり]のアミノ酸誘導体とのカップリングによ
って調製される。このカップリング反応は典型的にはカルボジイミド、BOP試
薬(ヘ゛ンソ゛トリアソ゛ール-1-イルオキシ-トリス(シ゛メチルアミノ)ホスホニウム ヘキサフルオロホスホネート)等の周知のカ ップリング試薬を用いて行われる。好適なカルボジイミドには、例えば、ジシク
ロヘキシルカルボジイミド(DCC)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−
3−エチルカルボジイミド(EDC)等が含まれる。所望であれば、例えばTetr
ahedron Letters, 34(48), 7685(1993)に記載されているものを含む、カルボジ イミドカップリング試薬のポリマー支持形態も使用されてもよい。さらに、カッ
プリング反応を容易化するためにN−ヒドロキシスクシンイミド、1−ヒドロキ
シベンゾトリアゾール等の周知のカップリング促進剤が使用されてもよい。
【0129】 このカップリング反応は典型的にはN−スルホニルアミノ酸IVを約1〜2当量
のカップリング試薬及び少なくとも1当量、好ましくは約1〜1.2当量のアミ
ノ酸誘導体VIと、ジクロロメタン、クロロホルム、アセトニトリル、テトラヒド
ロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド等の不活性希釈液中で接触させて行わ
れる。一般に、この反応は約0℃〜約37℃の温度範囲で約12〜約24時間行
われる。反応が完了すると、式Iの化合物は中和化、抽出、沈殿、クロマトグラ フィ、濾過等を含む通常の方法によって取り出される。
【0130】 もしくは、N−スルホニルアミノ酸IVは酸ハロゲン化物及びアミノ酸誘導体VI
と結合された当該酸ハロゲン化物に変換され、式Iの化合物とされる。VIの酸ハ ロゲン化物は、VIを塩化チオニル、三塩化リン、三臭化リン又は五塩化リン等の
無機酸ハライドと、或いは、好ましくは通常の条件下で塩化オキサリルと共に接
触させて調製することができる。一般には、この反応は約1〜5モル当量の無機
酸ハライド又は塩化オキサリルを直接或いはジクロロメタン又は四塩化炭素等の
不活性溶媒中で用いて約0℃〜約80℃の温度範囲で約1〜約48時間行われる
。N,N−ジメチルホルムアミド等の触媒もこの反応中に使用してもよい。
【0131】 N−スルホニルアミノ酸IVの酸ハロゲン化物は次いで少なくとも1当量、好ま
しくは約1.1〜約1.5当量のアミノ酸誘導体VIとジクロロメタン等の不活性
希釈液中で約−70℃〜約40℃の温度範囲で約1〜約24時間接触させられる
。好ましくは、この反応は反応の間に生成する酸を除去するために適当な塩基の
存在下で行われる。好適な塩基には、例えば、トリエチルアミン、ジイソプロピ
ルエチルアミン、N−メチルモルホリン等の第4級アミンが含まれる。若しくは
、この反応は水酸化ナトリウム等の水性アルカリを使用するSchotten-Baumann型
条件下で行うことができる。反応が完了すると、式Iの化合物は中和化、抽出、 沈殿、クロマトグラフィ、濾過等を含む通常の方法で取り出される。
【0132】 或いは、式Iの化合物はまず式VII:
【化10】 [R2〜R7はここに定義されるとおり]のジアミノ酸誘導体を最初に形成するこ
とによって調製することができる。式VIIのジアミノ酸誘導体は、上記したよう に、カルボジイミド、BOP試薬等の試薬及び通常のアミノ酸カップリング技術
を用いて、式VIのアミノ酸誘導体と式IIのアミノ酸をカップリングすることによ
って容易に調製することができる。ジアミノ酸VIIは、次いで、式IIIの塩化スル
ホニル及び上記の合成方法を用いてスルホン化することができ、式Iの化合物と
される。
【0133】 上記反応で用いられる式VIのアミノ酸誘導体は公知の化合物か又は公知の化合
物から通常の合成手法により調製することができる化合物のいずれかである。例
えば、式VIのアミノ酸誘導体は市販の2−アセトアミドマロン酸ジエチル(米国
ウィスコンシン州ミルオーキィのアルドリッチ社)をアルキル又は置換アルキル
ハロゲン化物でC-アルキル化することによって調製することができる。この反 応は典型的には2−アセトアミドマロン酸ジエチルを少なくとも1当量のナトリ
ウムエトキシド及び少なくとも1当量のアルキル又は置換アルキルハロゲン化物
で環流エタノール中で約6〜約12時間処理することによって行われる。生成す
るC-アルキル化マロネートは次いで水性塩化水素酸中で約6〜約12時間加熱 環流され、脱アセチル化、加水分解及び脱カルボキシル化されて、典型的には塩
化水素塩としてのアミノ酸とされる。
【0134】 上記反応での使用に適当な式VIのアミノ酸誘導体の例には、これに限定されな
いが、L−アラニンメチルエステル、L−イソロイシンメチルエステル、L−ロ
イシンメチルエステル、L−バリンメチルエステル、β−tert-ブチル−L−ア スパラギン酸メチルエステル、L−アスパラギンtert-ブチルエステル、ε−B oc−L−リジンメチルエステル、ε−Cbz−L−リジンメチルエステル、γ
−tert-ブチル−L−グルタミン酸メチルエステル、L−グルタミンtert-ブチル
エステル、L−(N−メチル)ヒスチジンメチルエステル、L−(N−ベンジル
)ヒスチジンメチルエステル、L−メチオニンメチルエステル、L−(O−ベン
ジル)セリンメチルエステル、L−トリプトファンメチルエステル、L−フェニ
ルアラニンメチルエステル、L−フェニルアラニンイソプロピルエステル、L−
フェニルアラニンベンジルエステル、L−フェニルアラニンアミド、N−メチル
−L−フェニルアラニンベンジルエステル、3−カルボキシ−D,L−フェニル
アラニンメチルエステル、4−カルボキシ−D,L−フェニルアラニンメチルエ
ステル、L−4−クロロフェニルアラニンメチルエステル、L−4−(3−ジメ
チルアミノプロピルオキシ)フェニルアラニンメチルエステル、L−4−ヨード
フェニルアラニンメチルエステル、L−3,4−メチレンジオキシフェニルアラ
ニンメチルエステル、L−3,4−エチレンジオキシフェニルアラニンメチルエ
ステル、L−4−ニトロフェニルアラニンメチルエステル、L−チロシンメチル
エステル、D,L−ホモフェニルアラニンメチルエステル、L−(O−メチル)
チロシンメチルエステル、L−(O−tert-ブチル)チロシンメチルエステル、 L−(O−ベンジル)チロシンメチルエステル、L−3,5−ジヨードチロシン
メチルエステル、L−3−ヨードチロシンメチルエステル、β−(1−ナフチル
)−L−アラニンメチルエステル、β−(2−ナフチル)−L−アラニンメチル
エステル、β−(2−チエニル)−L−アラニンメチルエステル、β−シクロヘ
キシル−L−アラニンメチルエステル、β−(2−ピリジル)−L−アラニンメ
チルエステル、β−(3−ピリジル)−L−アラニンメチルエステル、β−(4
−ピリジル)−L−アラニンメチルエステル、β−(2−チアゾリル)−D,L
−アラニンメチルエステル、β−(1,2,4−トリアゾール−3−イル)−D
,L−アラニンメチルエステル等が含まれる。所望であれば、もちろん、上記化
合物の他のエステル又はアミドも使用してよい。
【0135】 合成の簡易化のために、式Iの化合物は典型的にはエステルとして、すなわち R6はアルコキシ又は置換アルコキシ基等とされて、調製される。所望であれば 、エステル基は通常の条件及び試薬を用いて加水分解することができ、対応する
カルボン酸とされる。典型的には、この反応は前記エステルを少なくとも1当量
の水酸化リチウム、ナトリウム又はカリウム等のアルカリ金属水酸化物で、メタ
ノール又はメタノール及び水の混合物等の不活性希釈剤中で約0℃〜約24℃の
温度範囲で約1〜約12時間処理することによって行われる。もしくは、ベンジ
ルエステルは炭素上パラジウム等のパラジウム触媒を用いる水素化分解によって
除去されてもよい。生成するカルボン酸は、所望であれば、β-アラニンエチル エステル等のアミン類、ヒドロキシルアミン及びN−ヒドロキシスクシンイミド
等のヒドロキシアミン類、O−メチルヒドロキシルアミン及びO−ベンジルヒド
ロキシルアミン等のアルコキシアミン類及び置換アルコキシアミン類等と、上記
のような通常のカップリング試薬及び条件を用いてカップリングされてもよい。
【0136】 当業者には明らかなように、式Iの化合物のどの置換基上に存在する他の官能 基も上記カップリング反応の前後のいずれかに周知の合成手法を用いて容易に修
飾又は誘導化することができる。例えば、式Iの化合物又はその中間体の置換基 上に存在するニトロ基は炭素上パラジウム等のパラジウム触媒の存在下での水素
添加によって容易に還元され、対応するアミノ基とされてもよい。この反応は典
型的には約20℃〜約50℃の温度で約6〜約24時間、メタノール等の不活性
希釈液中で行われる。R5置換基上にニトロ基を有する化合物は、例えば、4− ニトロフェニルアラニン誘導体等を用いて上記のカップリング反応で調製するこ
とができる。
【0137】 同様に、ピリジル基は酸性希釈液中で、酸化白金等の白金触媒の存在下、水素
添加して対応するピペリジニル類縁体とすることができる。一般に、この反応は
前記ピリジン化合物を約20psi〜約60psiの範囲、好ましくは約40psiの圧 力で、触媒の存在下、約20℃〜約50℃の温度で約2〜約24時間、メタノー
ルと水性塩化水素酸の混合物等の酸性希釈液中で、水素で処理することによって
行われる。ピリジル基を有する化合物は例えばβ−(2−ピリジル)−、β−(
3−ピリジル)−又はβ−(4−ピリジル)−L−アラニン誘導体を用いて上記
カップリング反応において容易に調製することができる。
【0138】 さらに、式Iの化合物又はその中間体のR5置換基が第1級又は第2級アミノ基
を含む場合、そのようなアミノ基は、上記カップリング反応の前後のいずれかに
誘導化されて例えばアミド、スルホンアミド、ウレア、チオウレア、カルバメー
ト、第2又は第3級アミン等とされる。R5置換基上に第1級アミノ基を有する 化合物は例えば上記したような対応するニトロ化合物の還元によって調製されて
もよい。もしくは、そのような化合物は上記したカップリング反応においてリジ
ン、4−アミノフェニルアラニン等から誘導される式VIのアミノ酸誘導体を用い
て調製することができる。
【0139】 具体的に説明すると、R5が(4−アミノフェニル)メチル基である場合のよ うな、第1級又は第2級アミノ基を含む置換基を有する式Iの化合物又はその中 間体は、通常のアシル化試薬及び条件を用いて容易にN−アシル化されて対応す
るアミドとすることができる。このアシル化反応は典型的には前記アミノ化合物
をカルボジイミド、BOP試薬(ヘ゛ンソ゛トリアソ゛ール-1-イルオキシ-トリス(シ゛メチルアミノ)ホスホニウム ヘキサフルオロホスホネート)等のカップリング試薬の存在下、ジクロロメタン、クロロホル ム、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド等の
不活性希釈液中、約0℃〜約37℃で約4〜約24時間、少なくとも1当量、好
ましくは約1.1〜約1.2当量のカルボン酸で処理することによって行われる
。好ましくは、N−ヒドロキシスクシンイミド、1−ヒドロキシベンゾトリアゾ
ール等の促進剤がアシル化反応を容易化するために使用される。この反応での使
用に好適なカルボン酸の例には、これに制限されないが、N−tert-ブチルオキ シカルボニルグリシン、N−tert-ブチルオキシカルボニル−L−フェニルアラ ニン、N−tert-ブチルオキシカルボニル−L−アスパラギン酸ベンジルエステ ル、安息香酸、N−tert-ブチルオキシカルボニルイソニペコチン酸、N−メチ ルイソニペコチン酸、N−tert-ブチルオキシカルボニルニペコチン酸、N−ter
t-ブチルオキシカルボニル−L−テトラヒドロイソキノリン−3−カルボン酸、
N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリン等が含まれる。
【0140】 さらには、第1級又は第2級アミノ基を含む式Iの化合物又はその中間体はハ ロゲン化アシル又はカルボン酸無水物を用いてN−アシル化して対応するアミド
とすることができる。この反応は典型的には、前記アミノ化合物をジクロロメタ
ン等の不活性希釈液中、約−70℃〜約40℃の温度範囲で約1〜約24時間、
少なくとも1当量、好ましくは約1.1〜約1.2当量のハロゲン化アシル又は
カルボン酸無水物と接触させることによって行われる。所望であれば、4−(N
,N−ジメチルアミノ)ピリジン等のアシル化触媒がアシル化反応を促進するた
めに使用されてもよい。前記アシル化反応は好ましくは反応中に生成する酸を除
去するための適当な塩基の存在下で行われる。適当な塩基には、例えば、トリエ
チルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン等の第3級ア
ミンが含まれる。若しくは、この反応は水酸化ナトリウム等の水性アルカリを用
いるSchotten-Baumann型条件下で行うことができる。
【0141】 この反応での使用に適当なハロゲン化アシル及びカルボン酸無水物の例には、
これに限定されないが、2−メチルプロピオニルクロライド、トリメチルアセチ
ルクロライド、フェニルアセチルクロライド、ベンゾイルクロライド、2−ブロ
モベンゾイルクロライド、2−メチルベンゾイルクロライド、2−トリフルオロ
メチルベンゾイルクロライド、イソニコチノイルクロライド、ニコチノイルクロ
ライド、ピコリノイルクロライド、酢酸無水物、コハク酸無水物等が含まれる。
N,N−ジメチルカルバミルクロライド、N,N−ジエチルカルバミルクロライ
ド等の塩化カルバミルも、ウレア類を生成するためにこの反応で使用することが
できる。同様に、ジ−tert-ブチル ジカルボネート等のジカルボネート類をカ ルバメート類を生成するために使用してもよい。
【0142】 同様の方法で、第1級又は第2級アミノ基を含む式Iの化合物又はその中間体 は、ハロゲン化スルホニル又はスルホン酸無水物を用いてN−スルホン化されて
スルホンアミドとすることができる。この反応での使用に好適なハロゲン化スル
ホニル及びスルホン酸無水物には、これに限定されないが、メタンスルホニルク
ロライド、クロロメタンスルホニルクロライド、p-トルエンスルホニルクロライ
ド、トリフルオロメタンスルホン酸無水物等が含まれる。同様に、塩化ジメチル
スルファモイル等の塩化スルファモイルがスルファミド類(例えば>N−SO2 −N<)を生成するために使用することができる。
【0143】 さらに、式Iの化合物又はその中間体の置換基上の第1級及び第2級アミノ基 は、ウレア又はチオウレアを生成するために、イソシアネート又はチオイソシア
ネートとそれぞれ反応させることができる。この反応は、典型的には前記アミノ
化合物をトルエン等の不活性希釈剤中、約24℃〜約37℃で約12〜約24時
間、少なくとも1当量、好ましくは約1.1〜約1.2当量のイソシアネート又
はチオイソシアネートと接触させて行われる。この反応で使用されるイソシアネ
ート又はチオイソシアネートは市販のものであるか又は周知の合成手法を用いて
市販の化合物から調製することができる。例えば、イソシアネート及びチオイソ
シアネートは適当なアミンをホスゲン又はチオホスゲンと反応させて容易に調製
される。この反応での使用に好適なイソシアネート及びチオイソシアネートの例
には、これに限定されないが、エチル イソシアネート、n-プロピル イソシア
ネート、4−シアノフェニル イソシアネート、3−メトキシフェニル イソシ
アネート、2−フェニルエチル イソシアネート、メチル チオイソシアネート
、エチル チオイソシアネート、2−フェニルエチル チオイソシアネート、3
−フェニルプロピル チオイソシアネート、3−(N,N−ジエチルアミノ)プ
ロピル チオイソシアネート、フェニル チオイソシアネート、ベンジル チオ
イソシアネート、3−ピリジル チオイソシアネート、フルオレセイン イソチ
オシアネート(異性体I)等が含まれる。
【0144】 さらに、式I又はIAの化合物或いはその中間体が第1級又は第2級アミノ基 を含む場合、当該アミノ基はアルデヒド又はケトンを用いて還元的にアルキル化
されて第2級又は第3級アミノ基を形成することができる。この反応は典型的に
は前記アミノ化合物をメタノール、テトラヒドロフラン、これらの混合物等の不
活性希釈剤中、約0℃〜約50℃の温度範囲で約1〜約72時間、少なくとも1
当量、好ましくは約1.1〜約1.5当量のアルデヒド又はケトン並びに当該ア
ミノ化合物に基づいて少なくとも1当量のシアノホウ水素化ナトリウム等の金属
水素化物還元試薬と接触させて行われる。この反応での使用に好適なアルデヒド
及びケトンには、例えば、ベンズアルデヒド、4−クロロベンズアルデヒド、バ
レルアルデヒド等が含まれる。
【0145】 同様にして、式Iの化合物又はその中間体がヒドロキシル基を含む置換基を有 する場合、当該ヒドロキシル基は上記カップリング反応の前後のいずれかで更に
修飾又は誘導化されて、例えば、エーテル、カルバメート等とされることができ
る。R3置換基上にヒドロキシル基を有する化合物は、例えば、上記反応におい て、チロシン等から誘導される式VIのアミノ酸誘導体を用いて調製することがで
きる。
【0146】 例えば、R3が(4−ヒドロキシフェニル)メチル基であるような、ヒドロキ シル基を含む置換基を有する式Iの化合物又はその中間体は、容易にO−アルキ ル化されてエーテルを形成することができる。このO−アルキル化は典型的には
前記ヒドロキシ化合物をアセトン、2−ブタノン等の不活性希釈液中、炭酸カリ
ウム等の適当なアルカリ又はアルカリ土類金属塩基と接触させて、ヒドロキシル
基のアルカリ又はアルカリ土類金属塩を形成することによって行われる。この塩
は一般には単離されず、そのまま、少なくとも1当量のアルキル又は置換アルキ
ルハライド又はスルホネート(塩化アルキル、臭化アルキル、ヨウ化アルキル、
メシレート又はトシレート等)と反応させられ、エーテルとされる。一般に、こ
の反応は約60℃〜約150℃で約24〜約72時間行われる。塩化アルキル又
は臭化アルキルがこの反応に使用される場合は、好ましくは、ヨウ化ナトリウム
又はカリウムの触媒量が反応混合物に添加される。
【0147】 この反応での使用に好適なアルキル又は置換アルキルハライド及びスルホネー
トの例には、これに限定されないが、tert-ブチル ブロモアセテート、N−ter
t-ブチル クロロアセテート、1−ブロモエチルベンゼン、エチル α-ブロモ フェニルアセテート、2−(N−エチル−N−フェニルアミノ)エチルクロライ
ド、2−(N,N−エチルアミノ)エチルクロライド、2−(N,N−ジイソプ
ロピルアミノ)エチルクロライド、2−(N,N−ジベンジルアミノ)エチルク
ロライド、3−(N,N−エチルアミノ)プロピルクロライド、3−(N−ベン
ジル−N−メチルアミノ)プロピルクロライド、N−(2−クロロエチル)モル
ホリン、2−(ヘキサメチレンイミノ)エチルクロライド、3−(N−メチルピ
ペラジン)プロピルクロライド、1−(3−クロロフェニル)−4−(3−クロ
ロプロピル)ピペラジン、2−(4−ヒドロキシ−4−フェニルピペリジン)エ
チルクロライド、N−tert-ブチルオキシカルボニル−3−ピペリジンメチル トシレート等が含まれる。
【0148】 若しくは、式Iの化合物又はその中間体の置換基上に存在するヒドロキシル基 はミツノブ(Mitsunobu)反応を用いてO−アルキル化することができる。この 反応では、3−(N,N−ジメチルアミノ)−1−プロパノール等のアルコール
が約1.0〜約1.3当量のトリフェニルホスフィン及び約1.0〜約1.3当
量のアゾジカルボン酸ジエチルと、テトラヒドロフラン等の不活性希釈液中、約
−10℃〜約5℃の温度範囲で約0.25〜約1時間反応させられる。次いで、
約1.0〜約1.3当量のN−tert-ブチルチロシンメチルエステル等のヒドロ キシ化合物が添加され、反応混合物は約0℃〜約30℃の温度で約2〜約48時
間撹拌されて、O−アルキル化生成物とされる。
【0149】 同様に、アリールヒドロキシ基を含む式Iの化合物又はその中間体はヨウ化ア リールと反応してジアリールエーテルとすることができる。一般に、この反応は
キシレン等の不活性希釈液中、約−25℃〜約10℃の温度で、水酸化ナトリウ
ム等の適当な塩基を用いてヒドロキシル基のアルカリ金属塩を形成することによ
って行われる。次いで、この塩は約10℃〜約30℃の温度範囲で約0.5〜約
2.0時間、約1.1〜約1.5当量の臭化銅(I)ジメチルスルフィド錯体で処 理されて、続いて、約1.1〜約1.5当量の2−ヨード安息香酸ナトリウム等
のヨウ化アリールで処理される。次いで、この反応物は約70℃〜約150℃の
温度で約2〜約24時間加熱されてジアリールエーテルとされる。
【0150】 さらに、ヒドロキシ含有化合物は容易に誘導化されてカルバメートを形成する
ことができる。そのようなカルバメートを調製する一つの方法では、式Iのヒド ロキシ化合物又はその中間体がジクロロメタン等の不活性希釈液中、約−25℃
〜約0℃の温度範囲で約0.5〜約2時間、約1.0〜約1.2当量の4−ニト
ロフェニルクロロホルメートと接触させられる。生成するカルボネートを過剰の
、好ましくは約2〜約5当量のトリエチルアミン等のトリアルキルアミンで約0
.5〜約2時間処理し、続いて、約1.0〜約1.5当量の第1級又は第2級ア
ミンで処理するとカルバメートが生成する。この反応での使用に好適なアミンの
例には、これに限定されないが、ピペラジン、1−メチルピペラジン、1−アセ
チルピペラジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロリジン、ピペリジン等が含
まれる。
【0151】 若しくは、カルバメートを調製する他の方法では、ヒドロキシ含有化合物が約
1.0〜約1.5当量の塩化カルバミルとジクロロメタン等の不活性希釈液中、
約25℃〜約70℃の温度範囲で約2〜約72時間接触させられる。典型的には
、この反応は、当該反応の間に生成する酸を除去するために好適な塩基の存在下
で行われる。好適な塩基には、例えば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチ
ルアミン、N−メチルモルホリン等の第3級アミンが含まれる。更に、少なくと
も1当量(ヒドロキシ化合物に基づいて)の4−(N,N−ジメチルアミノ)ピ
リジンが、好ましくは、この反応を容易とするために反応混合物に添加される。
この反応での使用に好適な塩化カルバミルの例には、塩化ジメチルカルバミル、
塩化ジエチルカルバミル等が含まれる。
【0152】 同様に、式Iの化合物又はその中間体が第1級又は第2級ヒドロキシル基を含 む場合、そのようなヒドロキシル基は容易に脱離基に変換されて例えばアミン、
スルフィド及びフッ化物を形成するために除去することができる。例えば、4−
ヒドロキシ−L−プロリンの誘導体は、誘導化されたヒドロキシル基の求核的置
換を介して、対応する4−アミノ、4−チオ、又は、4−フルオロ−L−プロリ
ン誘導体に変換することができる。一般に、キラル化合物がこれらの反応で用い
られる場合、誘導化されたヒドロキシル基に結合する炭素原子の立体化学は典型
的には反転する。
【0153】 これらの反応は典型的には、ヒドロキシ化合物を少なくとも1当量のp-トルエ
ンスルホニルクロライド等のスルホニルハライドでピリジン中で処理することに
よって、まずヒドロキシル基をトシレート等の脱離基に変換して行われる。この
反応は、一般には、約0℃〜約70℃の温度で約1〜約48時間行われる。生成
するトシレートは、次に、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド及び水の混合
物等の不活性希釈液中、約0℃〜約37℃の温度範囲で約1〜約12時間、当該
トシレートを少なくとも1当量のアジ化ナトリウムと接触させて、容易にアジ化
ナトリウムで除去して、対応するアジド化合物とすることができる。次いで、ア
ジド基は例えば炭素上パラジウム触媒を使用する水素添加によってアミノ(−N
2)化合物に還元することができる。
【0154】 同様に、トシレート基は容易にチオールで除去されてスルフィドを形成するこ
とができる。この反応は典型的にはトシレートを1,8−ジアザビシクロ[5.
4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)等の適当な塩基が存在するN,N−ジメ
チルホルムアミド等の不活性希釈液中、約0℃〜約37℃の温度で約1〜約12
時間、少なくとも1当量のチオフェノール等のチオールと接触させて行われてス
ルフィドとされる。さらに、ジクロロメタン等の不活性希釈液中、約0℃〜約3
7℃の温度範囲で約12〜約24時間、トシレートをモルホリノスルファ3フッ
化物で処理すると、対応するフルオロ化合物が生成する。
【0155】 さらにまた、例えばR3が(4−ヨードフェニル)メチル基であるような、ヨ ウ化アリール基を含む置換基を有する式I又はIAの化合物或いはその中間体は 上記カップリング反応の前後のいずれかに容易にビ(bi)アリール化合物に変換
することができる。典型的には、この反応はヨウ化アリール化合物を、パラジウ
ムテトラ(トリフェニルホスフィン)等のパラジウム触媒の存在するテトラヒド
ロフラン等の不活性希釈液中、約24℃〜約30℃の温度範囲で反応が完結する
まで約1.1〜約2当量の2−(メトキシカルボニル)フェニル亜鉛ヨウ化物等
のアリール亜鉛ヨウ化物で処理して行われる。この反応は例えばRieke, J. Org.
Chem. 1991, 56, 1445に更に記述されている。
【0156】 いくつかの場合には、式I又はIAの化合物或いはその中間体は1つ又はそれ 以上の硫黄原子を有する置換基を含んでもよい。そのような硫黄原子は例えば上
記反応で用いられる式IIのアミノ酸がL−チアゾリジン−4−カルボン酸、L−
(5,5−ジメチル)チアゾリジン−4−カルボン酸、L−チアモルホリン−3
−カルボン酸等に由来する場合に存在する。存在する場合は、そのような硫黄原
子は上記カップリング反応の前後のいずれかに、通常の試薬及び反応条件を用い
て酸化されてスルホキシド又はスルホン化合物とされる。スルフィド化合物をス
ルホキシドへ酸化するのに適当な試薬には、例えば、過酸化水素、3−クロロペ
ルオキシ安息香酸(MCPBA)、過ヨウ素酸ナトリウム等が含まれる。この酸
化反応は典型的には前記スルフィド化合物をジクロロメタン等の不活性希釈液中
、約−50℃〜約75℃で約1〜24時間、約0.95〜約1.1当量の酸化試
薬と接触させて行われる。生成するスルホキシドは、次いで、当該スルホキシド
を少なくとも1付加当量の過酸化水素、MCPBA、過マンガン酸カリウム等の
酸化試薬と接触させることによって更に酸化されて対応するスルホンとされる。
若しくは、前記スルホンは、前記スルフィドを少なくとも2当量の、好ましくは
過剰の酸化試薬と接触させることによって直接調製することができる。そのよう
な反応はMarch, "Advanced Organic Chemistry", 4th Ed., pp. 1201-1202, Wil
ey Publisher, 1992に更に記述されている。
【0157】 上記したように、水素以外のR2置換基を有する式Iの化合物は式IIのN−置換
アミノ酸(サルコシン、N−メチル−L−フェニルアラニン等)を用いて、上記
したカップリング反応において調製することができる。若しくは、そのような化
合物は、通常の合成手法を用いて、式I又はIV(R2は水素)のスルホンアミドの
N−アルキル化によって調製することができる。典型的には、このN−アルキル
化反応は、炭酸カリウム等の適当な塩基の存在するアセトン、2−ブタノン等の
不活性希釈液中、約25℃〜約70℃の温度範囲で約2〜約48時間、前記スル
ホンアミドを少なくとも1当量、好ましくは1.1〜2当量のアルキル又は置換
アルキルハライドと接触させて行われる。この反応での使用に適当なアルキル又
は置換アルキルハライドの例には、これに限定されないが、ヨウ化メチル等が含
まれる。
【0158】 さらに、式I又はIV(R2は水素で、R1は2−アルコキシカルボニルアリール 基)のスルホンアミドは分子内で環化されて、1,2−ベンズイソチアゾール−
3−オン誘導体又はその類縁体を形成することができる。この反応は典型的には
、テトラヒドロフラン等の不活性希釈液中、約0℃〜約30℃の温度範囲で約2
〜約48時間、N−(2−メトキシカルボニルフェニルスルホニル)グリシン−
L−フェニルアラニンベンジルエステル等のスルホンアミドを約1.0〜約1.
5当量のアルカリ金属水素化物等の適当な塩基で処理することによって行われ、
環化された1,2−ベンズイソチアゾール−3−オン誘導体が生成する。
【0159】 最後に、Qが−C(S)NR7−である式Iの化合物は、上記合成手法において
、式IIのアミノ酸の代わりにアミノチオノ酸(amino thionoacid)誘導体を用い
て調製される。そのようなアミノチオノ酸誘導体はShalaky, et al., J. Org. C
hem., 61:9045-9048(1996)及びBrain et al., J. Org. Chem., 62:3808-3809(19
97)並びにここに引用される参照(文献)に記載される手法で調製することがで きる。
【0160】製薬的配合物 医薬として用いられる場合、式I及びIAの化合物は通常は製薬組成物(医薬組 成物)の形態で投与される。これらの化合物は経口、経直腸、経皮、皮下、静脈
内、筋肉内、及び、鼻腔内の様々な経路で投与することができる。これらの化合
物は注射可能及び経口組成物の両方として有効である。そのような組成物は製薬
分野で周知の方法で調製され、また、少なくとも1つの活性化合物を含む。
【0161】 この発明は、活性成分として、製薬的に許容可能な担体と組み合わされた1つ
又はそれ以上の上記式I及びIAの化合物を含む製薬組成物をも含む。この発明の 組成物を作製するにあたっては、上記活性成分は通常、賦形剤と混合され、賦形
剤で希釈され、又は、カプセル、サクレット、紙又は他のコンテナの形態であり
うる担体内に封入される。賦形剤が希釈剤として機能する場合、それは固体、半
固体又は液体材料とすることができ、活性成分のベヒクル、キャリア又は媒体と
して作用する。したがって、前記組成物はタブレット、ピル、粉末、ロゼンジ、
サクレット、カシェ剤、エリキシル剤、懸濁剤、エマルジョン、溶液、シロップ
、エアロゾル(固体として又は液状媒体中)、例えば10重量%までの活性化合
物を含む軟膏、軟い(ソフト)又は硬い(ハード)ゼラチンカプセル、坐剤、無
菌の注射可能溶液及び無菌の包装粉末の形態とすることができる。
【0162】 配合物を調製するにあたって、他の成分と組み合わせる前に、活性化合物を粉
砕して適当な粒径とすることが必要かもしれない。活性化合物が実質的に不溶の
場合は、通常、それは200メッシュ未満の粒径に粉砕される。活性化合物が実
質的に水溶性の場合は、配合物中で実質的に均一な分布を提供するために、粒径
は通常、粉砕によって例えば約40メッシュに調整される。
【0163】 好適な賦形剤の幾つかの例には、ラクトース、デキストロース、スクロース、
ソルビトール、マンニトール、澱粉、アカシアゴム、リン酸カルシウム、アルギ
ン酸塩、トラガカント、ゼラチン、ケイ酸カルシウム、微結晶性セルロース、ポ
リビニルピロリドン、セルロース、水、シロップ、及び、メチルセルロースが含
まれる。配合物は付加的に、タルク、ステアリン酸マグネシウム及び鉱油等の滑
剤;湿潤剤;乳化剤及び懸濁剤;メチル及びプロピルヒドロキシベンゾエート等
の保存剤;甘味剤;及び香料を含むことができる。本発明組成物は、当該分野で
公知の手法を用いて、患者への投与後の活性成分の速い又は遅い解放を提供する
ために処方されることができる。
【0164】 この組成物は好ましくは単位服用形態で処方され、各服用量は約5〜約100
mg、より普通には約10〜約30mgの活性成分を含む。「単位服用形態」な
る用語は、ヒト患者及び他の動物に対して1回の服用量として適当な物理的に区
別されるユニットをさし、各ユニットは所望の治療効果を生成するように計算さ
れた活性材料の所定量を適当な製薬的賦形剤と共に含む。
【0165】 前記活性化合物は、幅広い投薬量範囲で有効であり、一般に、製薬的(医薬的
)に有効な量で投与される。しかし、実際に投与される化合物の量は、治療され
るべき状態、選択された投与経路、実際に投与される化合物、年齢、体重、個々
の患者の反応性、患者の症状の深刻度等を含む関連する環境に照らして医師によ
って決定されることが理解されよう。
【0166】 タブレットのような固形組成物を調製するには、前記有効活性成分は製薬的な
賦形剤と混合されて、本発明化合物の均一な混合物を含む固形の前処方組成物と
される。これらの前処方組成物を均一であるという場合は、活性成分が組成物全
体を通して均等に分散しており、当該組成物がタブレット、ピル及びカプセル等
の有効単位服用形態に均等に容易に細分割されうることを意味する。この固形の
前処方物は、次いで、例えば0.1〜約500mgの本発明の活性成分を含む、
上記した型の単位服用形態に細分割される。
【0167】 本発明のタブレット又はピルは持続作用の利点を与える服用形態を提供するた
めに被覆又は他の様にコンパウンド化されてもよい。例えば、前記タブレット又
はピルは内部服用成分及び外部服用成分を含むことができ、後者は前者を包み込
む形態とされる。この2つの成分は、胃での崩壊に抵抗する働きをして内部成分
を十二指腸へそのまま通過させるか、又は、その解放を遅延させる腸層(enteri
c layer)で区画することができる。様々な材料がそのような腸層又は被覆に使 用することができ、そのような材料には、多くのポリメリック酸(polymeric ac
ids)及びポリメリック酸とシェラック、セチルアルコール及び酢酸セルロース 等の材料との混合物が含まれる。
【0168】 本発明の新規組成物が経口又は注射による投与のために組み込まれるかもしれ
ない液体形態には、適当に香味が付けられた水性溶液、シロップ、水性又は油性
懸濁液、及び、綿実油、ゴマ油、ヤシ油又は落花生油等の食用油を用いた香味付
きエマルジョン、並びに、エリキシル剤及び類似の製薬的ビヒクルが含まれる。
【0169】 吸入薬又は吸入剤用の組成物には、製薬的に許容可能な水性又は有機溶媒、或
いはその混合物中の溶液及び懸濁液、並びに粉末が含まれる。液体又は固形組成
物は製薬的に許容可能な上記した好適な賦形剤を含んでもよい。好ましくは、前
記組成物は経口又は鼻呼吸経路で局所的又は全身効果用に投与される。適当な製
薬的に許容可能な溶媒中にある組成物は不活性ガスによって霧化されてもよい。
霧化溶液は霧化装置から直接吸引されてもよく、また、霧化装置は顔マスク、テ
ント又は間欠的陽圧呼吸装置に取り付けられてもよい。溶液、懸濁液又は粉末組
成物は前記配合物を適当な方法で伝達する装置から、好ましくは経口又は鼻腔的
に、投与されてもよい。
【0170】 以下の処方例が本発明の製薬(医薬)組成物を例証する。配合例1 下記の成分を含むハードゼラチンカプセルが調製される。 成分 量(mg/カプセル) 活性成分 30.0 澱粉 305.0 ステアリン酸マグネシウム 5.0 上記の成分は混合されて340mgの量でハードゼラチンカプセルに詰められ
る。
【0171】配合例2 下記の成分を用いるタブレット処方物が調製される。 成分 量(mg/タブレット) 活性成分 25.0 微結晶性セルロース 200.0 コロイダルシリコーンジオキシド 10.0 ステアリン酸 5.0 これらの成分は混合及び圧縮されて、各々240mgの重量のタブレットとさ
れる。
【0172】配合例3 下記の成分を含む乾燥粉末吸入配合物が調製される。 成分 重量% 活性成分 5 ラクトース 95 活性成分はラクトースと混合され、混合物は乾燥粉末吸入器具に加えられる。
【0173】配合例4 各々が30mgの活性成分を含むタブレットが下記のようにして調製される。 成分 量(mg/タブレット) 活性成分 30.0mg 澱粉 45.0mg 微結晶性セルロース 35.0mg ポリビニルピロリドン(10%水溶液) 4.0mg カルボキシメチル澱粉ナトリウム 4.5mg ステアリン酸マグネシウム 0.5mg タルク 1.0mg 全量 120mg 活性成分、澱粉及びセルロースがU.S.20メッシュ篩いにかけられ、それを通
過したものが十分に混合される。ポリビニルピロリドンの溶液が得られた粉末に
混合され、次いで、U.S.16メッシュ篩いにかけられる。得られた粒は50℃〜
60℃で乾燥され、U.S.16メッシュ篩いを通過させられる。次に、予めU.S.第
30メッシュ篩いを通過したカルボキシメチル澱粉ナトリウム、ステアリン酸マ
グネシウム及びタルクが前記粒に添加され、混合後、タブレットマシーンで圧縮
されて各150mgの重量のタブレットとされる。
【0174】配合例5 各々が40mgの薬を含むカプセルが下記のようにして作製される。 成分 量(mg/カプセル) 活性成分 40.0mg 澱粉 109.0mg ステアリン酸マグネシウム 1.0mg 全量 150mg 活性成分、セルロース、澱粉及びステアリン酸マグネシウムが混合され、U.S.
第20メッシュ篩いを通過させられ、150mg量でハードゼラチンカプセルに
詰められる。
【0175】配合例6 各々が25mgの活性成分を含む坐剤が下記のようにして作製される。 成分 活性成分 25mg 飽和脂肪酸グリセリド 2,000mg 活性成分はU.S.第60メッシュ篩いを通過させられ、必要最小限の加熱によっ
て予め溶融されている飽和脂肪酸グリセリドに懸濁される。次いで、混合物は名
目上2.0g容量の坐剤型に注入され、冷却される。
【0176】配合例7 各々が5.0mlの服用量当たり50mgの薬を含む懸濁液が下記のようにし
て作製される。 成分 活性成分 50.0mg キサンタンガム 4.0mg カルボキシルメチルセルロースナトリウム(11%)/ 微結晶性セルロース(89%) 50.0mg スクロース 1.75g 安息香酸ナトリウム 10.0mg 香料及び着色料 q.v. 精製水 5.0ml 薬、スクロース及びキサンタンガムが混合され、U.S.第10メッシュ篩いを通
過させられ、次いで、予め作製された微結晶性セルロース及びカルボキシメチル
セルロースナトリウムの水溶液と混合される。安息香酸ナトリウム、香料、及び
着色料は適当な量の水で希釈され、撹拌されつつ添加される。次いで、十分な水
が添加されて必要な容量とされる。
【0177】配合例8 成分 量(mg/カプセル) 活性成分 15.0mg 澱粉 407.0mg ステアリン酸マグネシウム 3.0mg 全量 425mg 活性成分、セルロース、澱粉及びステアリン酸マグネシウムが混合され、U.S.
第20メッシュ篩いを通過させられ、560mg量でハードゼラチンカプセルに
詰められる。
【0178】配合例9 静脈内用配合物が次のように調製されてもよい。 成分 活性成分 250.0mg 等張性食塩水 1000ml
【0179】配合例10 局所用配合物が次のように調製されてもよい。 成分 活性成分 1〜10g 乳化ワックス 30mg 液体パラフィン 20g 白軟パラフィン 100g 白軟パラフィンが溶融するまで加熱される。液体パラフィン及び乳化ワックス
が添加されて溶解するまで撹拌される。活性成分が添加され、分散するまで撹拌
が継続される。次いで、混合物は固化するまで冷却される。
【0180】 本発明の方法で使用される他の好ましい配合物は経皮伝達デバイス(「パッチ
」)を使用する。そのような経皮パッチは本発明化合物を制御された量で連続的
又は不連続的に注入するために使用されてもよい。製薬剤の伝達用の経皮パッチ
の構造及び使用は当該分野で周知である。例えば、1991年6月11日に発行され、 ここに参照として組み込まれる米国特許5,023,252号を参照されたい。そのよう なパッチは製薬剤の連続的伝達、拍動性伝達、又は、オン デマンド伝達用に構
成されてもよい。
【0181】 それが望ましく又は必要な場合は、前記製薬組成物は直接又は間接的に脳に導
入されてもよい。直接的な技術は、通常、血液脳関門をバイパスするために、薬
伝達カテーテルをホストの脳室系に載置することに関係する。身体の特定の解剖
学的領域への生物学的要因の輸送に使用される1つのそのような移植可能伝達シ
ステムが米国特許第5,011,472号に記述されており、それはここに参照として組 み込まれる。
【0182】 一般に好まれる間接的な技術は、通常、親水性の薬を脂質可溶性の薬に変換す
ることによって薬の潜伏化(latentiation)を提供するために組成物を処方する
ことに関係する。潜伏化は一般に薬に存在する水酸基、カルボニル基、スルフェ
ート基及び第1級アミン基のブロッキングを介して達成され、当該薬をより脂質
可溶性とし、また、血液脳関門を越える輸送により従順なものとする。若しくは
、親水性の薬の伝達は、血液脳関門を一時的に開放可能な高張溶液の動脈内注入
によって高められるかもしれない。
【0183】有用性 本発明化合物は生物学的試料中のVLA−4(α4β1インテグリン)に結合す
るために使用することができ、したがって、例えば、そのような試料のVLA−
4の分析(アッセイ)に有用性を有する。そのような分析では、前記化合物は固
形支持体及びそれに添加されるVLA−4試料に結合することができる。試料中
のVLA−4量はサンドイッチELISA分析等の通常の方法によって決定する
ことができる。若しくは、試料中のVLA−4の存在を測定するために、標識さ
れたVLA−4が競合的アッセイ中で使用することができる。他の適当なアッセ
イは当該分野で周知である。
【0184】 更に、本発明のある化合物は生体内でVLA−4が介在する内皮細胞への白血
球の接着を阻害し、したがって、VLA−4が介在する疾患の治療に使用するこ
とができる。そのような疾患は、哺乳類の患者の炎症性疾患、例えば、喘息、ア
ルツハイマー病、アテローム性動脈硬化症、AIDS痴呆、糖尿病(急性若年攻
撃性糖尿病をふくむ)、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病を含む)、多
発性硬化症、慢性関節リウマチ、組織移植、腫瘍転移、髄膜炎、脳炎、発作、及
び他の大脳傷害、腎炎、網膜炎、アトピー性皮膚炎、乾癬、心筋虚血、並びに、
成人呼吸窮迫症候群等で生じる急性白血球介在肺傷害を含む。
【0185】 上記の化合物の生物学的活性は様々な系で分析することができる。例えば、あ
る化合物は固形表面上に固定することができ、VLA−4を発現する細胞の接着
を測定することができる。そのようなフォーマットを使用すると、多数の化合物
をスクリーンすることができる。このアッセイに好適な細胞には、T細胞、B細
胞、単核白血球、好酸球及び好塩基球等のVLA−4を発現することが知られて
いるあらゆる白血球が含まれる。多くの白血球細胞系統も使用することができ、
例えば、Jurkat and U937が含まれる。
【0186】 テスト化合物はVLA−4及びVCAM−1の間、又は、VLA−4及びVL
A−4に結合することが知られている標識された化合物(本発明化合物又はVL
A−4の抗体等)の間の結合を競合的に阻害する能力のテストを受けることもで
きる。これらのアッセイでは、VCAM−1は固形表面に固定されることができ
る。VLA−4への結合がイムノアッセイで検知されるように、VCAM−1は
Ig尾(例えばIgG)を有する組み換え融合蛋白として発現されてもよい。若しく は、活性化内皮細胞又はVCAM−1トランスフェクトされた繊維芽細胞等のV
CAM−19発現細胞を使用することができる。脳内皮細胞への接着をブロック
する能力を測定するためのアッセイには、国際特許出願公開第WO91/05038に記述
されるアッセイが特に好ましい。この出願はその全体がここに参照として組み込
まれる。
【0187】 多くのアッセイフォーマットは標識されたアッセイ成分を使用する。標識系は
様々な形態とすることができる。当該分野で周知の方法に従って、アッセイの望
ましい成分に直接的又は間接的に標識が結合されてもよい。幅広い様々な標識が
使用されてもよい。前記成分は幾つかの方法のいずれかで標識することができる
。最も普通の検知方法は3H、125I、35S、14C又は32P標識された化合物等で
のオートラジオグラフィの使用である。非放射活性的な標識には、標識された抗
体に結合する配位子、蛍光保持物(fluorophores)、化学発光試薬、酵素及び標
識された配位子の特定の結合対メンバーとして機能可能な抗体が含まれる。標識
の選択は必要とされる感度、化合物との結合の容易性、安定性の要件、及び使用
可能な器具類に依存する。
【0188】 炎症性反応の治療の有効性を示す適当な生体モデルは、マウス、ラット、モル
モット又は霊長類のEAE(実験的自己免疫性脳脊髄炎)、同じく、α4インテ
グリン依存の他の炎症性モデルを含む。
【0189】 望ましい生物学的活性を有する化合物は、改善された薬理的特性(例えば、生
体内安定性、生物利用性)等の望ましい特性又は診断用途での検知能力を提供す
るために必要に応じて修飾されてもよい。例えば、本発明のスルホンアミドに1
つ又はそれ以上のD−アミノ酸を含ませると、典型的には、生体内安定性が増大
する。安定性は、ペプチダーゼ或いはヒト血漿又は血清とのインキュベーション
中の当該蛋白の半減期の測定等の様々な方法で分析することができる。多くのそ
のような蛋白安定性分析が記述されている(例えば、Verhoef, et al., Eur. J.
Drug Metab. Pharmacokinet., 1990, 15(2):83-93を参照のこと)。
【0190】 診断目的用に、様々な幅広い標識が化合物に直接又は間接的に結合されてもよ
く、それは検知可能なシグナルを提供するかもしれない。したがって、本発明の
主題の化合物は、生物学的活性を維持しつつ、最終目的用に様々な方法で修飾さ
れてもよい。さらに、粒子、固形物質、高分子等への結合用に様々な反応部位が
末端に導入されてもよい。
【0191】 標識された化合物は様々な生体内又は生体外用途で使用することができる。放
射性核種(例えば、テクネチウム99又はインジウム111等のガンマ放射性ラ
ジオアイソトープ)、蛍光体(例えば、フルオレセイン)、酵素、酵素基質、酵
素補因子、酵素阻害剤、化学発光化合物、生物発光化合物等の様々な標識が使用
されてもよい。当業者は前記複合体に結合する他の適当な標識を知っているであ
ろうし、ルーチン的な実験によってそれを確認することができるであろう。これ
らの標識の結合は当業者には普通である標準的な技術を用いて達成される。
【0192】 生体外の使用は、VLA−4を発現する白血球の存在を検知することによる炎
症性反応の監視等の診断用途を含む。本発明の化合物はそのような細胞を単離又
は標識するためにも使用することができる。さらに、上記したように、本発明化
合物はVLA−4/VCAM−1相互作用の潜在的な阻害のアッセイに使用する
ことができる。
【0193】 例えば炎症部位の同定のための生体内診断画像化のためには、周知の技術に従
って、ラジオアイソトープが典型的に使用される。ラジオアイソトープは直接又
は中間官能基を用いて間接的にペプチドに結合されてもよい。例えば、ジエチレ
ントリアミンペンタ酢酸(DTPA)及びエチレンジアミンテトラ酢酸(EDT
A)及び類似の分子等のキレート剤が金属イオンラジオアイソトープに蛋白が結
合するために使用されている。
【0194】 前記複合体は、共に周知である、磁気共鳴画像法(MRI)又は電子スピン共
鳴法(ESR)での生体内診断のために常磁性アイソトープで標識することもで
きる。一般に、診断画像の視覚化のための通常のあらゆる方法が使用できる。通
常、ガンマ−及び陽電子放射ラジオアイソトープがカメラ画像化に使用され、常
磁性アイソトープはMRIに使用される。したがって、上記化合物は個人の炎症
性反応の改善方向の監視に使用することができる。VLA−4を発現するリンパ
球の増減の測定によって、疾患の改善を目的とした特定の治療プログラムが有効
かどうかを決定することが可能である。
【0195】 本発明の製薬組成物は多くの疾患及び疾病に関連する細胞性接着を阻害又はブ
ロックするために使用することができる。例えば、多くの炎症性疾患がインテグ
リン又は白血球に関連している。治療可能な疾患には、例えば、移植拒絶(例え
ば同種移植拒絶)、アルツハイマー病、アテローム性動脈硬化症、AIDS痴呆
、糖尿病(急性若年攻撃性糖尿病をふくむ)、網膜炎、癌転移、慢性関節リウマ
チ、急性白血球介在肺傷害(例えば成人呼吸窮迫症候群)、喘息、腎炎、並びに
、アトピー性皮膚炎、乾癬、心筋虚血及び炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クロー
ン病を含む)を含む急性及び慢性炎症が含まれる。好ましい態様では、前記製薬
組成物は多発性硬化症(MS)、ウイルス性髄膜炎及び脳炎等の炎症性脳疾患を
治療するために使用される。
【0196】 炎症性腸疾患とはクローン病及び潰瘍性大腸炎と称呼される2つの類似の疾病
のための共通の用語である。クローン病は、特発性の慢性潰瘍狭窄型炎症疾患で
あり、肉芽腫性炎症反応による腸壁の全層のはっきりとした限定的な且つ典型的
には経壁的な関連によって特徴づけられる。この疾患は最も普通には回腸末端及
び/又は結腸を侵すが、口から肛門までの胃腸管のどの部分も関連しうる。潰瘍
性大腸(結腸)炎は結腸粘膜及び粘膜下組織に広域に限定された炎症反応である
。リンパ球及びマクロファージは炎症性腸疾患の病巣中に多数存在し、炎症性外
傷に寄与しているかもしれない。
【0197】 喘息は気管支通気路の発作性狭窄を強力にする様々な刺激への気管気管支の増
大反応性によって特徴づけられる。この刺激はヒスタミン、好酸性及び好中球性
の化学走性因子、ロイコトリン、プロスタグランジン及び血小板活性化因子を含
むIgE被覆肥満細胞からの炎症の様々な伝達物質の解放を引き起こす。これら
の因子の解放は炎症性外傷の原因となる好塩基球、好酸球及び好中球を引き寄せ
る。
【0198】 アテローム性動脈硬化症は、動脈(例えば冠状動脈、頸動脈、大動脈及び腸骨
動脈)の疾患である。基本的な病変であるアテロームは、脂質の核を有し、繊維
性キャップを被覆する最内部(intima)内の浮き出た病巣斑からなる。アテロー
ムは動脈血を汚し、侵された動脈を弱体化させる。心筋梗塞及び脳梗塞がこの疾
患の代表的な結果である。マクロファージ及び白血球はアテロームへ引き寄せら
れて炎症性外傷に寄与する。
【0199】 慢性関節リウマチは、慢性の再発する炎症疾患であり、第1に関節の障害及び
破壊を引き起こす。慢性関節リウマチは通常、最初に手足の小関節を侵すが、次
には、手首、肘、踝及び膝にかかわるかもしれない。この関節炎は、滑膜内層へ
の血行からの侵入する白血球と滑膜細胞の相互作用の結果である。例えば、Paul
, Immunology (3d ed., Raven Press, 1993)を参照のこと。
【0200】 本発明の化合物の他の用途は、VLA−4が介在する器官又は移植物拒絶の治
療である。最近の数年にわたって、皮膚、腎臓、肝臓、心臓、肺、膵臓及び骨髄
等の器官及び組織の移植の外科的技術の効率におけるかなりの進歩がみられる。
おそらく、主要な問題は移植された同種移植片又は器官への受容者の免疫耐性を
誘導するための満足のいく試薬がないことである。同種異系の細胞又は器官がホ
ストに移植される場合(すなわち、提供者及び被提供者は同種の異なる個体であ
る)、ホストの免疫系は移植物中の外来抗原に対して免疫反応を引き起こそうと
し(ホスト対移植物疾患)、それは移植された組織の破壊につながる。CD8+ 細胞、CD4細胞及び単核白血球は全て移植組織の拒絶に関わっている。α-4イ
ンテグリンに結合する本発明の化合物は被提供者の同種〔異系〕抗原誘起免疫反
応をブロックするのに(interaliaで)有用であり、それによって、そのような 細胞が移植された組織又は器官の破壊に参加することを防止する。Paul et al.,
Transplant International 9, 420-425(1996); Georczynski et al., Immunolo
gy 87, 573-580(1996); Georcyznski et al., Transplant. Immunol. 3, 55-61(
1995); Yang et al., Transplantation 60, 71-76(1995); 及びAnderson et al.
, APMIS 102, 23-27(1994)を参照のこと。
【0201】 VLA−4に結合する本発明の化合物の関連する用途は、「移植物対ホスト」
疾患(GVHD)に関連する免疫反応の調節である。Schlegel et al., J. Immu
nol. 155, 3856-3865(1995)を参照されたい。GVHDは、免疫学的に競合する 細胞が同種異系の受容者に移植される場合に生じる潜在的に致命的な疾患である
。この状況では、提供者の免疫競合細胞は受容者の組織を攻撃するかもしれない
。皮膚、腸上皮及び肝臓が通常、目標とされ、GVHDの進行中に破壊されうる
。この疾患は骨髄移植のように免疫組織が移植されようとする場合に特に重大な
問題を提供するが、心臓及び肝臓移植等の他の場合においても、そう重大ではな
いにしろGVHDが報告されている。本発明の治療剤は提供者のT細胞の活性化
をブロックするのに(interaliaで)有用であり、それによって、ホストの目標 細胞を溶解するその能力を妨げる。
【0202】 本発明の化合物の更なる用途は腫瘍転移の阻害である。幾つかの腫瘍細胞はV
LA−4を発現することが報告されており、VLA−4に結合する化合物はその
ような細胞の内皮細胞への接着をブロックする。Steinback et al., Urol. Res.
23, 175-83(1995); Orosz et al., Int. J. Cancer 60, 867-71(1995); Freedm
an et al., Leuk. Lymphoma 13, 47-52(1994);及びOkahara et al., Cancer Res
. 54, 3233-6(1994)。
【0203】 本発明の化合物の更なる用途は多発性硬化症の治療である。多発性硬化症は米
国でおおよそ25万〜35万人を侵す進行性の神経学的自己免疫疾患である。多
発性硬化症はある白血球が神経線維を被覆する絶縁鞘であるミエリンを攻撃しそ
の破壊を始める特定の自動免疫反応の結果であると考えられている。多発性硬化
症の動物モデルでは、VLA−4に対するネズミモノクローナル抗体が内皮への
白血球の接着をブロックし、よって、動物の中枢神経系の炎症及びそれに続く麻
痺を防止することが示されている16
【0204】 本発明の製薬組成物は様々なドラッグデリバリーシステムにおける使用に好適
である。本発明における使用の好適な処方はRemington's Pharmaceutical Scien
ce, Mace Publishing Company, Philadelphia, PA, 17th ed. (1985)にみられる
【0205】 血清半減期を向上させるために、前記化合物はリポゾームの内腔に導入されて
カプセル化され、コロイドとして調製されてもよく、或いは、延長された化合物
の血清半減期を提供するための通常の技術が用いられてもよい。例えば、ここに
参照として組み込まれるSzoka, et al., 米国特許第4,235,871、4,501,728及び4
,837,028号に記述されるような様々な方法がリポゾームの調製に利用可能である
【0206】 患者への投与量は、投与されるもの、予防又は治療などの投与目的、患者の状
態、投与方法等に依存する。治療用途では、既に疾患を有する患者に治療又は当
該疾患の症状及び合併症を少なくとも部分的に抑制するのに十分な量で組成物が
投与される。これを達成するために適当な量は「治療的に有効な服用量(治療的
な有効服用量)」と定義される。この使用に有効な量は治療されるべき疾患状態
に依存するであろうし、同様に、炎症の重大度、患者の年齢、体重及び一般的な
状態等の要素に依存する担当臨床家の判断にもよるであろう。
【0207】 患者へ投与される組成物は上記した製薬組成物の形態とされる。これらの組成
物は通常の無菌化技術によって無菌化され、または、無菌濾過されてもよい。生
成する水性溶液はそのままで使用するために包装されてもよく、或いは、凍結乾
燥されてもよく、凍結乾燥物は投与前に無菌水性担体と組み合わされる。化合物
の調製物のpHは典型的には3〜11、より好ましくは5〜9、最も好ましくは
7〜8の間である。前述の賦形剤、担体又は安定化剤のある種のものの使用は製
薬的な塩の形成をもたらすことが理解されるであろう。
【0208】 本発明の化合物の治療的な服用量は、例えば、治療される特定の用途、化合物
の投与方法、患者の健康状態、処方する医者の判断によって変化する。例えば、
静脈内投与では、前記服用量は典型的には約20μg〜約500μg/体重1k
gの範囲内であり、好ましくは約100μg〜約300μg/体重1kgである
。鼻腔内投与の好適な服用量の範囲は一般に約0.1pg〜1mg/体重1kg
である。有効服用量は試験管内又は動物モデルのテスト系から導出される服用量
-反応曲線から外挿することができる。
【0209】 下記の合成及び生物学的例は本発明を例証するためのものであり、どのように
しても本発明の範囲を制限するものと解釈されるべきではない。特に言及されな
い限り、全ての温度は℃単位である。
【0210】
【実施例】
下記の例では、次の短縮形は以下の意味を有する。短縮形が定義されない場合
は、それは一般に受け入れられている意味を有する。 aq又はaq. = 水性 AcOH = 酢酸 bd = 幅広ダブレット bm = 幅広マルチプレット bs = 幅広シングレット Bn = ベンジル Boc = tert-ブトキシカルボニル Boc2O = ジ-tert-ブチル ジカルボネート BOP = ヘ゛ンソ゛トリアソ゛ール-1-イルオキシ-トリス(シ゛メチルアミノ)ホスホニウム ヘキサフルオロフォスフェート Cbz = カルボベンジルオキシ CHCl3 = クロロホルム CH2Cl2 = ジクロロメタン (COCl)2 = オキサリル クロライド d = ダブレット dd = ダブレットのダブレット dt = トリプレットのダブレット DBU = 1,8-シ゛アサ゛ヒ゛シクロ[5.4.0]ウンテ゛カ-7-エン DCC = 1,3-シ゛シクロヘキシルカルホ゛シ゛イミト゛ DMAP = 4-N,N-シ゛メチルアミノヒ゜リシ゛ン DME = エチレングリコールジメチルエーテル DMF = N,N−ジメチルホルムアミド DMSO = ジメチルスルホキシド EDC = 1-(3-シ゛メチルアミノフ゜ロヒ゜ル)-3-エチルカルホ゛シ゛イミト゛塩酸塩 Et3N = トリエチルアミン Et2O = ジエチルエーテル EtOAc = 酢酸エチル EtOH = エタノール eq又はeq. = 当量 Fmoc = N-(9-フルオレニルメトキシカルホ゛ニル) FmocONSu= N-(9-フルオレニルメトキシカルホ゛ニル)-スクシンイミト゛ g = グラム h = 時間 H2O = 水 HBr = 臭化水素酸 HCl = 塩化水素酸 HOBT = 1-ヒト゛ロキシヘ゛ンソ゛トリアソ゛ール水和物 hr = 時間 K2CO3 = 炭酸カリウム L = リットル m = マルチプレット MeOH = メタノール mg = ミリグラム MgSO4 = 硫酸マグネシウム mL = ミリリットル mm = ミリメートル mM = ミリモル濃度 mmol = ミリモル mp = 融点 N = 規定 NaCl = 塩化ナトリウム Na2CO3 = 炭酸ナトリウム NaHCO3 = 炭酸水素ナトリウム NaOEt = ナトリウムエトキシド NaOH = 水酸化ナトリウム NH4Cl = 塩化アンモニウム NMM = N−メチルモルホリン Phe = L−フェニルアラニン Pro = L−プロリン psi = ポンド/平方インチ PtO2 = 酸化プラチナ q = クアルテット quint. = クインテット rt = 室温 s = シングレット sat = 飽和 t = トリプレット t−BuOH = tert-ブタノール TFA = 三フッ化酢酸 THF = テトラヒドロフラン TLC又はtlc= 薄層クロマトグラフィ Ts = トシル TsCl = 塩化トシル TsOH = トシレート μL = マイクロリットル 下記の例では、全ての温度は℃単位である(特に言及されないかぎり)。下記に
示されるように、以下の方法が後で説明される化合物の調製に使用された。
【0211】 方法1N−トシル化方法 適当なアミノ酸のN−トシル化がCupps, Boutin及びRapoport J. Org. Chem.
1985, 50, 3972の方法を介して行われた。
【0212】 方法2メチルエステル調製方法 Brenner及びHuber Helv. Chim. Acta 1953, 36, 1109の方法を用いてアミノ酸
メチルエステルが調製された。
【0213】 方法3BOPカップリング方法 所望のジペプチドエステルが、適当なN−保護アミノ酸(1当量)と適当なア
ミノ酸エステル又はアミノ酸エステル塩酸塩(1当量)、ヘ゛ンソ゛トリアソ゛ール-1-イルオキシ -トリス(シ゛メチルアミノ)ホスホニウム ヘキサフルオロフォスフェート[BOP](2.0当量)、トリエチル アミン(1.1当量)、及びDMFとの反応によって調製された。反応混合物は
室温で一晩撹拌された。粗生成物はフラッシュクロマトグラフィで精製されてジ
ペプチドエステルを得た。
【0214】 方法4水素添加方法I 10%の炭素担持パラジウム(10重量%)をメタノール中で30psiで用
いて、一晩、水素添加が行われた。混合物はセライト(Celite)のパッドを通し
て濾過され、濾液は濃縮されて所望のアミノ化合物が生成した。
【0215】 方法5加水分解方法I 適当なエステルの冷却(0℃)THF/H2O溶液(2:1,5-10mL)に
、LiOH(又はNaOH)(0.95当量)が添加された。温度は0℃に維持
され、反応は1〜3時間で完結された。反応混合物は酢酸エチルで抽出され、水
性層は凍結乾燥されて、所望のカルボン酸塩とされた。
【0216】 方法6エステル加水分解方法II 適当なエステルの冷却(0℃)THF/H2O溶液(2:1,5-10mL)に
、LiOH(1.1当量)が添加された。温度は0℃に維持され、反応は1〜3
時間で完結された。反応混合物は濃縮され、残留物はH2O中へ取り出され、p Hは水性HClで2〜3に調節された。生成物は酢酸エチルで抽出され、有機相
は塩水で洗浄されてMgSO4上で乾燥され、濾過及び濃縮されて、所望の酸と された。
【0217】 方法7エステル加水分解方法III 適当なエステルがジオキサン/H2O溶液(1:1)に溶解され、0.9当量 の0.5N NaOHが添加された。反応物は3〜16時間撹拌され、次いで、
濃縮された。生成した残留物はH2Oに溶解され、酢酸エチルで抽出された。水 性相は凍結乾燥されて所望のカルボン酸ナトリウム塩が生成した。
【0218】 方法8スルホニル化方法I 塩化メチレン(25ml)に溶解されて−78℃に冷却されている、適当に保
護されたアミノ酸類縁体(11.2mmol)に所望の塩化スルホニル(12m
mol)が添加され、次いで、ピリジン(2mL)が滴下されて添加された。溶
液は室温へ温められ、48時間撹拌された。反応溶液は250mLの分液漏斗に
塩化メチレン(100mL)と共に移され、1N HCl(50mL×3)、塩
水(50mL)及び水(100mL)で抽出された。有機相は乾燥(MgSO4 )され、溶媒は濃縮されて所望の生成物を得た。
【0219】 方法9還元的アミノ化方法 適当なアルデヒドを用いたTos-Pro-p-NH2-Pheの還元的アミノ化が
、酢酸、トリアセトキシホウ水素化ナトリウム、塩化メチレンを用いて行われ、
混合物は室温で一晩撹拌された。粗生成物はフラッシュクロマトグラフィで精製
された。
【0220】 方法10BOC除去方法 無水塩化水素(HCl)ガスが適当なBoc-アミノ酸エステルのメタノール 溶液中に0℃で15分間通じられ、反応混合物は3時間撹拌された。溶液はシロ
ップ状になるまで濃縮されEt2Oに溶解されて、再濃縮された。この方法が繰 り返され、生成した固体は高真空下に一晩載置された。
【0221】 方法11tert-ブチルエステル加水分解方法I tert-ブチルエステルがCH2Cl2に溶解され、TFAで処理された。反応は 1〜3時間で完結され、その時に、反応混合物は濃縮され、残留物はH2Oに溶 解され凍結乾燥されて所望の酸を得た。
【0222】 方法12EDCカップリング方法I N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリン(1当量)のCH2Cl2
液(5〜20mL)に、適当なアミノ酸エステル塩酸塩(1当量)、N−メチル
モルホリン(1.1〜2.2当量)及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(2
当量)が添加混合され、氷浴中に載置されて、1−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)−3−エチルカルボジイミド(1.1当量)が添加された。反応物は室温へ
温められ、一晩撹拌された。反応混合物はH2Oに注入され、有機相はsat. NaHCO3、塩水で洗浄され、乾燥(MgSO4又はNa2SO4)され、濾過及
び濃縮された。粗生成物はカラムクロマトグラフィで精製された。
【0223】 方法13EDCカップリング方法II 適当なN−保護アミノ酸(1等量)のDMF溶液(5〜20mL)に、適当な
アミノ酸エステル塩酸塩(1当量)、Et3N(1.1当量)及び1−ヒドロキ シベンゾトリアゾール(2当量)が混合され、氷浴中に載置されて、1−(3−
ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド(1.1当量)が添加さ
れた。反応物は室温へ温められ、一晩撹拌された。反応混合物はEtOAc及び
2Oの間で分配され、有機相は0.2N クエン酸、H2O、sat.NaHC
3、塩水で洗浄され、乾燥(MgSO4又はNa2SO4)され、濾過及び濃縮さ
れた。粗生成物はカラムクロマトグラフィ又はプレパラートTLCで精製された
【0224】 方法14スルホニル化方法II CH2Cl2に適当な塩化スルホニルが溶解され、氷浴中に載置された。L−P
ro−L−Phe−OMe・HCl(1当量)及びEt3N(1.1当量)が添 加され、反応物は室温へ温められ、窒素雰囲気下で一晩撹拌された。反応混合物
は濃縮され、残留物はEtOAc及びH2Oの間で分配され、有機相はsat. NaHCO3、塩水で洗浄され、乾燥(MgSO4又はNa2SO4)され、濾過及
び濃縮された。粗生成物はカラムクロマトグラフィ又はプレパラートTLCで精
製された。
【0225】 方法15スルホニル化方法III L−Pro−L−4−(3−ジメチルアミノプロピルオキシ)−Phe−OM
e[方法10に記載の方法を用いて調製された](1当量)のCH2Cl2溶液に
、Et3N(5当量)が添加され、続いて、適当な塩化スルホニル(1.1当量 )が添加された。反応物は室温へ温められ、窒素雰囲気下で一晩撹拌された。混
合物は濃縮され、EtOAcに溶解され、sat.NaHCO3、及び、0.2 N クエン酸で洗浄された。水性相は固体NaHCO3で塩基性化され、生成物 はEtOAcで抽出された。有機相は塩水で洗浄され、乾燥(MgSO4又はN a2SO4)され、濾過及び濃縮された。粗生成物はプレパラートTLCで精製さ
れた。対応する酸は方法7に記載された方法を用いて調製された。
【0226】 方法16水素添加方法II アセトンのメタノール(10〜15mL)溶液にNaOAc(1当量)及び1
0%Pd/Cが添加された。この混合物は40psiH2の水素添加装置内に置かれ
た。8〜16時間後、反応混合物はセライトのパッドを通して濾過され、濾液は
濃縮されてデヒドロジペプチドメチルエステルを生成した。このエステルはジオ
キサン/H2O(5〜10mL)に溶解され、これに0.5N NaOH(1. 05当量)が添加された。1〜3時間の撹拌後、反応混合物は濃縮され、残留物
はH2Oに再溶解されてEtOAcで洗浄された。水性相は0.2N HClで 酸性化され、生成物はEtOAcで抽出された。有機相は塩水(1×5mL)で
洗浄され、乾燥(MgSO4又はNa2SO4)され、濾過及び濃縮されて、ジア ステレオマーのおおよそ1:1混合物として酸を生成した。
【0227】 方法17tert-ブチルエステル加水分解方法II tert-ブチルエステルがCH2Cl2(5mL)に溶解され、TFA(5mL) で処理された。反応は1〜3時間で完結され、その時、反応混合物は濃縮され、
残留物はH2Oに溶解されて濃縮された。残留物はH2Oに再溶解されて凍結乾燥
され、所望の生成物を得た。
【0228】 例1 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-4-(α-メチルヘ゛ンシ゛ルオキシ)-L-フェニルアラニンの合成 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-チロシンメチルエステル(例2(3)をみよ)(785mg、 1.89mmol)がDMF(20ml)に室温で溶解された。これに、K2CO3(1
.1等量、281mg)及び1−ブロモエチルベンゼン(1.1等量、284μL
)が添加された。反応物は室温で12時間撹拌された。酢酸エチル(100ml)
が添加され、有機層は塩水(5×50mL)で数回洗浄された。有機層はMgSO 4 上で乾燥された。濾過及び減圧下での溶媒の蒸発によって油が単離された。粗 生成物はシリカゲル上での溶出(EtOAc/ヘキサン(1:4))によって精
製された。所望の物質は32%(330mg、0.6mmol)の収率で単離された。
次いで、メチルエステル(330mg、0.6mmol)はMeOH:H2O(1:1 )(15mL)中、室温で4時間、NaOH(1.1等量、27mg)で処理するこ
とによって対応する酸に変換された。EtOACが水と共に添加された。水性層
が収集され、1N HClによってpH2.5に酸性化され、EtOACで再抽
出された。有機層はMgSO4上で乾燥された。濾過及び減圧下での溶媒の蒸発
によって泡状物が定量的な収率で単離された。 NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(300MHz,CDCl3):δ=7.71(bd,2H),7.3
4(m,7H),7.20(m,1H),7.01(m,2H),6.80(d
,2H,J=8.37Hz),5.27(m,1H),4.75(m,1H),
4.04(m,1H),3.23−2.93(m,4H),2.42(s,3H
),1.85(m,1H),1.60(d,3H,J=6.09Hz),1.3
6−1.26(m,3H).13 CNMR(75MHz,CDCl3):δ =174.74,172.22,1
57.53,145.00,143.77,133.42,130.76,13
0.58,129.14,128.60,128.48,127.94,126
.15,116.57,76.39,62.73,53.90,50.09,3
7.09,25.07,24.52,22.17. マススペクトル:(FAB)537(M+H).
【0229】 例2 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-チロシンの合成 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリン(1.56g、6.93mmol)が50mLのDMFに 、L-チロシンメチルエステル(1.1等量、1.76g)、Et3N(2.2等量、2.0mL )、及びBOP試薬(1.1等量、3.36g)と共に溶解された。エステルが 75%の収率(2.14g、5.16mmol)で単離された。エステル(120mg 、0.27mmol)はMeOH:H2O(5mL)の1:1混合物中に1.1等量の NaOHと共に取り込まれた。タイトルの酸は油として定量的な収率で単離され
た。 NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(300MHz,CD3OD):δ=7.46(d,2H,J=8.2
5Hz),7.12(d,2H,J=7.83Hz),6.77(d,2H,J
=8.35Hz),6.49(d,2H,J=8.39Hz),4.46(m,
1H),3.80(m,1H),3.11−2.70(m,4H),2.19(
s,3H),1.66(m,1H),1.31(m,3H).13 CNMR(75MHz,CD3OD):δ =177.36,176.12,1
60.30,149.12,137.29,134.79,134.50,13
2.22,131.50,119.63,66.67,57.90,54.02
,41.06,34.57,28.54,25.79. マススペクトル:(FAB)417(M+H).
【0230】 例3 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-4-カルホ゛キシフェニルアラニンの合成 2−アセトアミドマロン酸ジエチルが4−シアノ臭化ベンジル及びNaOEt
でEtOH中で処理され、H2Oでの希釈後に生成する沈殿の単離により2−ア セトアミド−2−(4−シアノベンジル)マロン酸ジエチルを得た。この生成物
はHCl中で加熱され、この混合物は蒸発して4−カルボキシ−D,L−フェニ
ルアラニン塩酸塩[D,L−Phe(4−CO2H)−OH・HCl]とされた 。この生成物はMeOH及びHClガスで処理されて蒸発処理後にD,L−Ph
e(4−CO2Me)−OMeHClとされた。この生成物はN−(トルエン− 4−スルホニル)−L−Pro−OH、BOP、及びNMMによってDMF中で
処理され、水性後処理及びフラッシュクロマトグラフィ後に、N−(トルエン−
4−スルホニル)−L−Pro−D,L−Phe(4−CO2Me)−OMeと された。この生成物はジオキサン及び水中でNaOHによって処理され、酸性化
、抽出、MgSO4での乾燥、濾過及び蒸発後に、清浄な油としてタイトル化合 物とされた。 NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(CD3OD,300MHz):δ=7.86(d,J=8.2,1H
),7.83(d,J=8.2,1H),7.74(d,J=8.3,1H),
7.73(d,J=8.3,1H),7.41(d,J=8.2,2H),7.
31(d,J=8.2,1H),7.21(d,J=8.1,1H),4.53
(dd,J=7.1,J=4.7,0.5H),4.46(dd,J=5.9,
0.5H),4.07−3.99(m,1H),3.58−3.45(m,1H
),3.28−3.02(m,3H),2.43(s,3H),1.83−1.
43(m,4H).13 CNMR(CD3ODw/CD3ONa,75MHz):δ =179.12, 179.08,177.5,177.4,173.1,173.0,145.8
3,145.80,139.6,139.4,137.8,137.7,134
.77,134.75,131.0,130.9,130.5,130.4,1
29.44,129.39,129.1,129.0,63.61,63.57
,57.0,56.9,50.74,50.70,38.7,38.6,31.
71,31.65,25.2,25.1,21.50,21.49. マススペクトル:(+FAB,3−ニトロベンジルアルコール)461(M+H
).
【0231】 例4 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-3-(カルホ゛キシ)フェニルアラニンの合成 4−シアノ臭化ベンジルに代えて3−シアノ臭化ベンジルとして、例3の調製
方法に従って、タイトル化合物を清浄な油として得た。 NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(CD3OD,300MHz):δ=7.82(s,0.5H),7.
77(s,0.5H),7.73(d,J=8.2,1H),7.72(d,J
=8.2,1H),7.40(d,J=8.2,2H),7.37−7.19(
m,3H),4.53(dd,J=7.5,J=4.9,0.5H),4.46
(t,J=5.9,0.5H),4.05(dd,J=8.2,J=3.5,0
.5H),3.99(dd,J=8.8,J=3.4,0.5H),3.48−
3.42(m,0.5H),3.36−2.99(m,3.5H),2.42(
s,3H),1.88−1.38(m,4H).13 CNMR(CD3ODw/CD3ONa,75MHz):δ =179.18, 179.16,177.6,177.5,173.04,172.97,145
.82,145.81,139.5,139.4,137.81,137.78
,134.77,134.75,132.33,132.31,131.03,
130.96,130.7,130.6,129.87,129.85,129
.4,129.34,128.96,128.4,63.6,63.5,57.
0,56.8,50.77,50.76,38.72,38.68,31.7,
31.6,25.4,25.1,21.50,21.48. マススペクトル:(+FAB,3−ニトロベンジルアルコール)461(M+H
).
【0232】 例5 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-4-(2-カルホ゛キシフェノキシ)-L-フェニルアラニンの合成 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-チロシンメチルエステル(2.14g、5.16mmol)が、 キシレン(50mL)の60%油(1.1等量、228mg)である水素化ナトリウ
ムの懸濁液に0℃で添加された。反応混合物は5分間撹拌され、臭化銅(I)ジ メチルスルフィド錯体(1.4等量、1.48g)が添加された。反応混合物は 23℃で0.5hr撹拌された。これに、2−ヨード安息香酸ナトリウム(1.
5等量、8.06mmol)が添加され、反応混合物は12時間還流された。EtO
Ac(100mL)が添加され、有機層はNH4Cl、10%HCl及び塩水で洗 浄され、MgSO4上で乾燥された。粗物質はカラムクロマトグラフィ(シリカ ゲル)でCHCl3:MeOH(9:1)を用いて溶出され、油として単離され た。酸は、MeOH:H2O(1:1)中、室温で4時間、NaOH(1.1等 量)で処理することによって調製された。二酸は泡状物として単離された。NM
Rデータは以下のとおりである。1 HNMR(300MHz,CDCl3):δ=7.71(m,2H),7.29
(m,4H),7.19(m,4H),6.72(m,1H),4.84(m,
1H),4.13(m,1H),3.39(m,1H),3.11(m,3H)
,2.43(s,3H),1.89(m,1H),1.48(m,3H).13 CNMR(75MHz,CDCl3):δ =172.67,157.84,1
55.89,155.04,145.17,133.61,133.19,13
3.08,131.69,131.02,130.64,128.42,127
.87,124.24,120.04,119.61,116.12,62.8
1,50.31,37.28,30.69,24.81,22.15. マススペクトル:(FAB)553(M+H).
【0233】 例6 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-O-(ヘ゛ンシ゛ル)-L-チロシンの合成 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-Pro-OHが、CH2Cl2中で、(COCl)2及びDMFに よって処理され、蒸発後に、N-(トルエン-4-スルホニル)-L-Pro-Clとされた。この生成物 はTHF及びH2O中でL−Tyr(Bn)−OH及びNaOHによって処理さ れて、酸性化、抽出、MgSO4での乾燥及び蒸発後に、清浄な油としてのタイ トル化合物とされた。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(DMSO−d6,300MHz):δ=8.04(d,J=8,2,
1H),7.70(d,J=8.1,2H),7.42−7.21(m,6H)
,7.15(d,J=8.5,2H),6.90(d,J=8.5,2H),5
.04(s,2H),4.49−4.42(m,1H),4.13−4.09(
m,1H),3.33−3.27(m,2H),3.10−2.89(m,3H
),2.38(s,3H),1.60−1.35(m,4H).13 CNMR(DMSO−d6,75MHz):δ =172.63,170.8,
157.0,143.6,137.2,133.8,130.3,129.8,
129.4,128.9,128.4,127.6,125.3,114.4,
69.1,61.3,53.4,49.0,35.8,30.4,23.8,2
1.0. マススペクトル:(+FAB,3−ニトロベンジルアルコール)523(M+H
).
【0234】 例7 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-4-(ヨート゛)-L-フェニルアラニンの合成 例8の合成に記載された実験手順に従って、タイトル化合物を泡状物として得
た。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(300MHz,DMSO−d6):δ=8.30(d,1H,J=8
.40Hz),7.87(d,2H,J=8.50Hz),7.78(d,2H
,J=8.50Hz),7.55(d,2H,J=8.30Hz),7.25(
d,2H,J=8.30Hz),4.63(m,1H),4.26(m,1H)
,3.20(m,4H),2.53(s,3H),1.75(m,4H). マススペクトル:(FAB)543(M+H).
【0235】 例8 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-(メトキシ)-フェニルアラニンの合成 例1に記載された実験手順に従って、N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリン(861mg、 3.2mmol)が20mLのDMFに、Et3N(2.0等量、981μL)、BO P(1.1等量、1.55g)及びO−メチル−L−チロシンメチルエステルH Cl塩(1.1等量)と共に溶解された。メチルエステルが25%の収率(37
0mg、0.80mmol)で単離された。次いで、それはMeOH:H2Oの1:1 溶液(5mL)中、NaOH(1.1等量、35mg)で加水分解された。酸が60
%の収率(216mg、0.48mmol)で泡状物として単離された。NMRデータ
は以下のとおりである。1 HNMR(300MHz,CDCl3):δ=7.72(d,2H,J=7.8
0Hz),7.46(d,1H,J=6.30Hz),7.33(d,2H,J
=7.20Hz),7.26(d,2H,J=7.80Hz),7.14(d,
2H,J=8.40Hz),5.65(bs,2H),4.82(m,1H),
4.10(m,1H),3.75(s,3H),3.35−3.01(m,4H
),2.42(s,3H),1.97(m,1H),1.48(m,3H).13 CNMR(75MHz,CDCl3):δ =174.57,172.25,1
59.18,145.07,133.40,130.97,130.59,12
8.66,128.44,114.53,62.78,55.84,54.09
,50.20,37.09,30.48,24.68,22.15. マススペクトル:(FAB)447(M+H).
【0236】 例9 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-4-ニトロ-L-フェニルアラニンの合成 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリン(955mg、3.4mmol)が乾燥DMF(50mL) 中に、L−(4−ニトロ)−フェニルアラニンメチルエステル(1.1等量、7
77mg)、Et3N(2.2等量、1.04mL)及びBOP試薬(1.1等量、 1.65g)と共に溶解された。所望のメチルエステルが40%の収率(500m
g、1.05mmol)で単離された。このエステルはMeOH:H2Oの1:1溶 液(10ml)中で、NaOH(1.1等量、42mg)で加水分解された。タイト
ル化合物は油として51%の収率(246mg、0.53mmol)で単離された。N
MRデータは以下のとおりである。1 HNMR(300MHz,CDCl3):δ=8.10(d,2H,J=8.7
9Hz),7.81(d,1H,J=8.25Hz),7.68(d,2H,J
=8.22Hz),7.42(d,2H,J=8.79Hz),7.32(d,
2H,J=8.25Hz),4.93(m,1H),4.09(m,1H),3
.44(m,2H),3.24(m,1H),3.04(m,1H),2.38
(s,3H),1.83(m,1H),1.38(m,3H).13 CNMR(75MHz,CDCl3):δ =174.25,173.00,1
47.87,145.34,145.06,133.06,131.13,13
0.73,128.42,124.18,62.62,53.29,50.04
,37.48,30.21,24.35,21.76. マススペクトル:(FAB)462(M+H).
【0237】 例10 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-4-(O-tert-フ゛チル)-L-チロシンの合成 例8に記載された実験手順に従って、所望の物質がmp=dec>80℃の固
体として単離された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(300MHz,CDCl3):δ=7.66(d,2H,J=8.4
0Hz),7.32(d,2H,J=8.01Hz),7.09(d,2H,J
=8.37Hz),6.91(d,2H,J=7.86Hz),4.75(m,
1H),4.00(m,1H),3.25(m,2H),3.05(m,2H)
,2.40(s,3H),1.95(m,4H),1.27(s,9H). マススペクトル:(FAB)489(M+H).
【0238】 例11 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-(3,5-シ゛ヨート゛)-チロシンの合成 例8に記載された実験手順に従って、ただし、O−メチル−L−チロシンに代
えて3,5−ジヨード−L−チロシンメチルエステルHCl塩を用いることによ
って、タイトル化合物を泡状物として得た。NMRデータは以下のとおりである
1 HNMR(300MHz,CDCl3):δ=7.74(d,2H,J=8.1
9Hz),7.51(s,1H),7.42(m,1H),7.36(d,2H
,J=8.22Hz),7.26(s,1H),4.75(m,1H),4.1
2(m,1H),3.55(m,1H),3.24(m,2H),3.05(m
,1H),2.44(s,3H),1.62(m,4H). マススペクトル:(FAB)685(M+H),713(M+Na).
【0239】 例12 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-(アミノヘ゛ンソ゛イル)-フェニルアラニンの合成 例1に記載された実験手順に従って、タイトル化合物が油として定量的な収率
で単離された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(300MHz,CD3OD):δ=7.70(d,2H,J=8.5
0Hz),7.62(d,2H,J=8.50Hz),7.44−7.17(m
,5H),7.20(d,2H,J=8.25Hz),7.06(d,2H,J
=8.52Hz),4.47(m,1H),3.89(m,1H),3.18(
m,1H),3.05−2.83(m,3H),2.20(s,3H),1.6
0−1.39(m,4H).13 CNMR(75MHz,CD3OD):δ =177.8,171.91,14
8.83,141.80,139.37,138.10,137.48,136
.92,134.12,132.72,132.37,131.69,125.
32,66.34,58.09,53.70,40.85,34.78,28.
47,24.61. マススペクトル:(FAB)537(M+H).
【0240】 調製例A N-(トルエン-4-スルホニル)-D-フ゜ロリル-D-フェニルアラニンの合成 Boc−D−Pro−OH及びD−Phe−OBnHClがDMF中でBOP
及びNMMによって処理され、水性後処理及びフラッシュクロマトグラフィ後に
、Boc−D−Pro−D−Phe−OBnとされた。この生成物はTFA及び
アニソールで処理されて、混合物は蒸発させられた。残留物はEt2Oに溶解さ れて、飽和水性NaHCO3及び飽和水性NaClで洗浄された。Et2O層はM
gSO4で乾燥され、濾過及び蒸発されて、D−Pro−D−Phe−OBnと された。 この生成物はCH2Cl2中で、CH3SO2Cl及びEt3Nによって処理され、 水性後処理及びフラッシュクロマトグラフィ後に、N−(CH3SO2)−D−P
ro−D−Phe−OBnとされた。この生成物はTHF中で10%のC担持P
dで処理され、混合物は50psiH2下で揺動された。混合物はセライト(Celite
)を通して濾過され、蒸発させられて、mp=71〜75℃の固体としてのタイ
トル化合物を得た。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3,300MHz):δ=1.24−1.54(m,3H)
,1.95(m,1H),2.43(s,3H),3.10(m,2H),3.
32(m,2H),4.09(m,1H),4.82(m,1H),7.10−
7.40(m,7H),7.69(d,2H,J=8.0Hz).13 CNMR(CDCl3,75MHz):δ =22.1,25.8,32.2,
38.8,55.4,63.8,128.5,129.5,130.0,131
.1,131.6,135.5,138.7,146.3,174.58,17
4.63. マススペクトル:(FAB+)417(M+H).
【0241】 例13 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-(3-ヨート゛-4-ヒト゛ロキシ)-フェニルアラニンの合成 例8に記載された合成に記載された手順に従ってタイトル化合物が調製された
。これに対応する物質はフィルムとして単離された。NMRデータは以下のとお
りである。1 HNMR(300MHz,DMSO−d6):δ=7.72(d,2H,J=8
.50Hz),7.42(s,1H),7.43(d,2H,J=8.50Hz
),7.08(d,1H,J=8.05Hz),6.75(d,1H,J=8.
05Hz),4.81(m,1H),4.11(m,1H),3.45(m,1
H),3,20(m,2H),2.98(m,1H),2.62(m,1H),
2.44(s,3H)1.96(m,2H).
【0242】 例14 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-(4-クロロ)フェニルアラニンの合成 方法7に記載の手順を用いて、例37の生成物からタイトル化合物が調製され
た。mp=>200℃。
【0243】 例15 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-ロイシンの合成 方法3に記載の手順を用いて、N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロ
リン水和物がL−ロイシンメチルエステル塩酸塩と結合された。タイトル化合物
は、このメチルエステルをTHF/水中のLiOHを用いて加水分解することを
通して調製された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=9.80(bs,1H),7.72(d,2H,
J=8.0Hz),7.47(d,1H,J=8.0Hz),7.32(d,2
H,J=8.0Hz),4.56(m,1H),4.16(m,1H),3.5
1(m,1H),3,17(m,1H),2.38(s,3H),2.12(m
,1H),1.73−1.54(6H)0.91(d,3H,J=6.5Hz)
,0.89(d,3H,J=6.0Hz).13 CNMR(CDCl3):δ =176.2,172.5,145.0,133
.4,130.6,128.4,62.7,51.7,50.3,41.4,3
0.5,25.5,23.4,22.4,22.1. マススペクトル:FAB m/e 383(M+H).
【0244】 例16 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-アラニンの合成 方法3に記載の手順を用いて、N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロ
リン水和物がL−アラニンメチルエステル塩酸塩と結合された。生成したメチル
エステルはTHF/水中のLiOHを用いる加水分解を介して脱エステル化され
、mp=160.5〜162.5℃の固体としてタイトル化合物を得た。NMR
データは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=7.76(d,2H,J=8.2Hz),7.5
2(d,1H,J=6.7Hz),7.37(d,2H,J=8.0Hz),4
.56(p,1H,J=7.1Hz),4.14(dd,1H,J=2.6,8
.5Hz),3.56(m,1H),3,21(dt,1H,J=6.6,9.
7Hz)2.45(s,3H),2,21(m,1H),1.78(m,1H)
,1.62(m,2H),1.52(d,3H,J=7.1Hz).13 CNMR(CDCl3):δ =176.4,172.3,145.1,133
.3,130.6,128.5,62.7,50.4,49.1,30.5,2
5.0,22.2,18.5. マススペクトル:FAB m/e 341(M+H).
【0245】 例17 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-(アセトアミト゛)-フェニルアラニンの合成 タイトル化合物が、方法6に記載の手順を用いて、例39の生成物から調製さ
れた。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(300MHz,CD3OD):δ=7.50(d,2H,J=8.2
5Hz),7.28(d,2H,J=8.37Hz),7.17(d,2H,J
=8.20Hz),6.99(d,2H,J=8.37Hz),4.50(m,
1H),3.92(m,1H),3.17(m,1H),3.04(m,2H)
,2.81(m,1H),2.19(s,3H),1.87(s,3H),1.
56(m,1H),1.40(m,3H).13 CNMR(75MHz,CD3OD):δ =174.61,172.14,1
46.30,139.29,135.47,134.38,131.64,13
1.48,129.54,121.71,63.82,55.36,51.20
,38.27,32.26,25.93,24.50,22.19. マススペクトル:(FAB) 474 (M+H).
【0246】 例18 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-イソロイシンの合成 方法3に記載の手順を用いて、N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロ
リン水和物がL−イソロイシンメチルエステル塩酸塩と結合された。タイトル化
合物は、このメチルエステルをTHF/水中のLiOHを用いて加水分解するこ
とを介して調製された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=7.72(d,2H,J=8.3Hz),7.4
6(d,1H,J=7.5Hz),7.36(d,2H,J=8.1Hz),4
.54(dt,1H,J=5.4,7.6Hz),4.16(dd,1H,J=
2.6,8.7Hz),3.54(m,1H),3,21(m,1H),2.4
4(s,3H),2.20(m,1H),1.97(m,1H),1.33−1
.57(4H),1.35(m,4H),0.90(d,3H,J=7.0Hz
).13 CNMR(CDCl3):δ =176.2,172.2,145.1,133
.4,130.6,128.5,62.8,53.3,50.4,32.1,3
0.4,28.0,25.1,22.8,22.2,14.5. マススペクトル:FAB m/e 383(M+H).
【0247】 例19 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-アスハ゜ラキ゛ン酸の合成 方法3に記載の手順を用いて、N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロ
リン水和物がL−4−(1,1−ジメチルエチル)−アスパラギン酸メチルエス
テル塩酸塩と結合された。このメチルエステルはTHF/水中のLiOHを用い
て加水分解されてmp=153〜155℃の固体とされた。タイトル化合物は、
CH2Cl2中でトリフルオロ酢酸を用いるt-ブチルエステルの開裂を介してmp
=174〜176℃の固体として調製された。NMRデータは以下のとおりであ
る。1 HNMR(DMSO−d6):δ=8.27(d,1H,J=8.0Hz),7
.75(d,2H,J=8.2Hz),7.44(d,2H,J=8.2Hz)
,4.54(m,1H),4.16(m,1H),3.38(m,1H),3.
13(m,1H),2.74(dd,1H,J=5.9,16.7Hz)2.6
3(dd,1H,J=6.3,16.7Hz),2.41(s,3H),1.7
5(m,2H),1.51(m,2H).13 CNMR(DMSO−d6):δ =172.5,172.2,171.3,1
44.0,134.3,130.2,127.9,61.7,49.3,48.
9,36.2,30.9,24.3,21.4. マススペクトル:FAB m/e 385(M+H).
【0248】 例20 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-リシ゛ンの合成 方法3に記載の手順を用いて、N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロ
リン水和物がL−∈−Cbz−リジンメチルエステル塩酸塩と結合された。この
メチルエステルはTHF/水中のLiOHを用いて加水分解された。タイトル化
合物は方法4に記載の手順を用いてmp=>200℃の固体として調製された。
【0249】 例21 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-ク゛ルタミン酸の合成 方法3に記載の手順を用いて、N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロ
リン水和物がL−5−(1,1−ジメチルエチル)−グルタミン酸メチルエステ
ル塩酸塩と結合された。このメチルエステルはTHF/水中のLiOHを用いて
加水分解されて、mp=164〜166℃の固体とされた。タイトル化合物はC
2Cl2中でトリフルオロ酢酸を用いるt-ブチルエステルの開裂を介してmp=
>200℃の固体として調製された。
【0250】 例22 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-(4-シ゛ヘ゛ンシ゛ルアミノ)-フェニルアラニンメチルエステルの合成 タイトル化合物が、方法9に記載の手順を用いて調製された。粗生成物はフラ
ッシュクロマトグラフィ(シリカ、1:1EtOAc:ヘキサン)で精製され、
mp=60〜65℃の白色固体としてメチルエステルを得た。
【0251】 例23 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-(N-ヘ゛ンシ゛ル)-ヒスチシ゛ンの合成 方法3に記載の手順を用いて、N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロ
リン水和物がL−(N−ベンジル)−ヒスチジンメチルエステル二塩酸塩と結合
された。タイトル化合物は、このメチルエステルをTHF/水中のLiOHを用
いて加水分解することを介して調製された。NMRデータは以下のとおりである
1 HNMR(DMSO−d6):δ=8.15(2,1H,J=7.8Hz),7
.72(m,3H),7.42(d,2H,J=8.0Hz),7.37−7.
21(6H)6.96(s,1H),5.11(s,2H),4.42(m,1
H),4.09(m,1H),3.29(m,1H),3.04(m,1H),
2.90(m,3H),2.40(s,3H),1.65−1.39(4H).13 CNMR(DMSO−d6):δ =173.1,171.0,144.0,1
38.0,137.7,137.1,134.2,130.2,129.0,1
28.9,128.0,127.9,117.3,61.8,52.5,49.
9,49.3,30.7,30.1,24.1,21.4. マススペクトル:FAB m/e 497(M+H).
【0252】 例24 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-(4-シ゛ヘ゛ンシ゛ルアミノ)-フェニルアラニンの合成 メチルエステルが例22に記載の手順を用いて調製された。粗生成物はフラッ
シュクロマトグラフィ(シリカ、1:1EtOAc:ヘキサン)で精製され、m
p=60〜65℃の白色固体としてメチルエステルを得た。次いで、タイトル化
合物が、方法5に記載の手順を用いて調製された。NMRデータは以下のとおり
である。1 HNMR(DMSO−d6,400MHz):δ=7.72(d,2H,J=8
.34Hz);7.55(d,1H,J=5.71Hz);7.4(d,2H,
J=7.9Hz);7.24(m,4H);7.18(m,6H);6.76(
d,2H,J=8.56Hz);6.44(d,2H,J=8.56Hz);4
.58(d,4H,J=3.07Hz);3.89(dd,1H,J=2.74
,8.89Hz);3.76(m,1H);2.92(m,4H);2.39(
s,3H);1.61(m,1H);1.05−1.34(m,3H). IR(KBrcm-1 )3400,1655,1620,1520,1405 ,1300,1160. マススペクトル:((+)FAB,m/e(%))634(20〔M+Li〕
+);612(100〔M+H〕+).
【0253】 例25 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-メチオニンの合成 方法3に記載の手順を用いて、N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロ
リン水和物がメチオニンメチルエステルと結合された。タイトル化合物は、この
メチルエステルをTHF/水中のLiOHを用いて加水分解することを介して調
製された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=9.05(bs,1H),7.76(d,2H,
J=8.2Hz),7.69(d,1H,J=7.7Hz),7.37(d,2
H,J=7.9Hz),4.68(m,1H),4.16(m,1H),3,5
7(m,1H),3.20(m,1H),2.59(t,2H,J=7.4Hz
),2.45(s,1H),2.21(m,3H),2.19(s,3H),1
.79(m,1H),1.63(m,2H).13 CNMR(CDCl3):δ =174.5,172.0,144.5,132
.6,130.0,127.9,62.2,51.9,49.8,30.8,3
0.0,29.9,24.5,21.6,15.4. マススペクトル:FAB m/e 401(M+H).
【0254】 例26 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-セリンの合成 タイトル化合物は、10%Pd/CをEtOH/HOAc(20:1)中で用
いて、対応するベンジルエーテルの加水分解を介して調製された。反応混合物は
セライトを通して濾過され、濾液は真空で蒸発されて、残留物は水から凍結乾燥
されて白色固体としてのタイトル化合物を得た。NMRデータは以下のとおりで
ある。1 HNMR(CDCl3):δ=7.97(d,1H,J=7.1Hz),7.7
4(d,2H,J=8.0Hz),7.33(d,2H,J=8.4Hz),4
.62(m,1H),4.21−3.94(2H),3.60(m,1H),3
.17(m,1H),2.41(s,3H),2.07(m,1H),1.88
−1.55(3H).13 CNMR(CDCl3):δ =172.8,144.4,132.8,130
.0,127.8,62.3,55.0,49.8,30.8,30.2,24
.4,21.5. マススペクトル:FAB m/e 357(M+H).
【0255】 調製例B N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-D-アスハ゜ラキ゛ン酸の合成 N-ヘ゛ンシ゛ルオキシカルホ゛ニル-D-4-(1,1-シ゛メチルエチル)-アスハ゜ラキ゛ン酸が方法2に記載の手順を 用いてメチルエステルに変換された。D-4-(1,1-シ゛メチルエチル)-アスハ゜ラキ゛ン酸メチルエステルは 方法4に記載の手法を利用して前工程の生成物から調製された。方法3に記載し
た手法を利用して、N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリン水和物が生成したD-4-(1,1-シ゛メチルエチル )-アスハ゜ラキ゛ン酸メチルエステルと結合された。メチルエステルは方法6に記載の手法を 用いて加水分解された。生成物はmp=55℃の白色固体として単離された。次
いで、タイトル化合物は方法11に記載の手法を用いて調製された。生成物はm
p=131〜132℃の白色固体として単離された。NMRデータは以下のとお
りである。1 HNMR(DMSO−d6,300MHz):δ=8.19(d,1H,J=8
.0Hz);7.73(d,2H,J=7.0Hz);7.43(d,2H,J
=8.0Hz);4.55(m,1H);4.12(m,1H);3.40(m
,1H);3.13(m,1H);2.60(m,2H);2.41(s,3H
);1.76(m,2H);1.55(m,2H).13 CNMR(CDCl3):δ =172.5,172.2,171.3,144
.0,134.2,130.2,127.9,61.8,49.4,48.8,
36.2,30.9,24.2,21.4. マススペクトル:(PI−FAB)385,(M+H)+
【0256】 調製例C N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-D-ク゛ルタミン酸の合成 N-ヘ゛ンシ゛ルオキシカルホ゛ニル-D-5-(1,1-シ゛メチルエチル)-ク゛ルタミン酸が方法2に記載の手法を用 いてメチルエステルに変換された。D-5-(1,1-シ゛メチルエチル)-ク゛ルタミン酸メチルエステルは方法 4に記載の手法を利用して前工程の生成物から調製された。方法3に記載した手
法を利用して、N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリン水和物が生成したD-5-(1,1-シ゛メチルエチル) -ク゛ルタミン酸メチルエステルと結合された。メチルエステルは方法6に記載の手法を用いて 加水分解された。生成物はmp=50℃の白色固体として単離された。次いで、
タイトル化合物は方法11に記載の手法を用いて調製された。生成物はmp=6
0℃の白色固体として単離された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(DMSO−d6,300MHz):δ=8.12(d,1H,J=4
.0Hz);7.73(m,2H);7.43(m,2H);4.25(m,1
H);4.05(m,1H);3.43(m,1H);3.15(m,1H);
2.40(s,3H);2.45(m,2H);2.02(m,2H);1.9
0−1.40(bm,4H).13 CNMR(DMSO−d6,300MHz):δ =174.3,173.3,
171.6,144.0,134.1,130.3,127.8,61.9,5
1.4,49.5,31.2,30.3,26.3,24.3,21.4. マススペクトル:(PI−FAB)399,(M+H)+
【0257】 例27 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-(5,5-シ゛メチル)チアフ゜ロリル-L-(N-ヘ゛ンシ゛ル)-ヒスチシ゛ンの合成 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-(5,5-シ゛メチル)-チアソ゛リシ゛ン-4-カルホ゛ン酸が、方法1に記載の手 法を用いて、L-(5,5-シ゛メチル)-チアソ゛リシ゛ン-4-カルホ゛ン酸から調製された。次いで、標準 的なカップリング手法を用いてタイトル化合物が調製され、mp=>200℃(
dec.)の固体を得た。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(D2O,300MHz):δ=0.95(s,3H),1.08(s
,3H),2.41(s,3H),2.85−3.12(m,2H),3.84
(s,1H),4.32(m,1H),4.40(s,2H),5.09(s,
2H),7.01(s,1H),7.24−7.43(m,7H),7.60−
7.71(m,3H).13 CNMR(D2O,75MHz):δ =27.9,30.2,30.3,35
.6,37.0,57.7,61.3,61.7,79.8,124.9,13
4.6,135.06,135.10,135.8,137.1,138.9,
143.2,143.4,143.5,152.6,176.7,184.1.
マススペクトル:(FAB+)565(M+H).
【0258】 例28 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-(1-メチル)ヒスチシ゛ンの合成 タイトル化合物のエステルが方法12に記載されるようにして合成された。こ
のエステルはジオキサン/H2O(8mL)に溶解されて、固体NaOH(1等量 )が添加された。一晩撹拌後、反応混合物は濃縮された。残留物はH2Oに再溶
解されてイオン交換カラム(Dowex 50W-X8,H+型)にかけられた。カラムを H2Oで洗浄後、化合物は5%の水性ピリジンで溶出された。前記化合物を含む フラクションは貯留及び濃縮されて、残留物はH2Oに溶解されて凍結乾燥され た。生成物はmp=135〜137℃の白色固体として単離された。NMRデー
タは以下のとおりである。1 HNMR(DMSO−d6,300MHz):δ=8.16(d,2H,J=8
.0Hz);7.72(d,2H,J=8.0Hz);7.54(s,1H);
7.42(d,2H,J=8.0Hz);6.91(s,1H);5.10(b
s,1H);4.41(m,1H);4.11(M,1H);3.57(s,3
H);3.34(m,1H);3.10(m,1H);2.92(m,2H);
2.39(s,3H);1.80−1.45(bm,4H).13 CNMR(DMSO−d6,75MHz):δ =173.0,171.0,1
43.9,137.5,136.9,134.3,130.2,127.8,1
18.6,61.8,52.5,49.3,33.3,30.8,29.9,2
4.2,21.4. マススペクトル:(PI−FAB)421,(M+H)+
【0259】 例29 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-D-(N-ヘ゛ンシ゛ル)ヒスチシ゛ンの合成 Boc-D-(N-ヘ゛ンシ゛ル)ヒスチシ゛ンのCH2Cl2溶液が−15℃(ドライアイス/CH3 CN浴)に冷却され、ジエチルイソプロピルアミン(1.5等量)、メタノール
(3等量)及びBOP(1.1等量)が添加され、メチルエステルを形成した。
反応物は室温へ温められ、一晩撹拌された。次いで、反応混合物は0.1M H
Clに注入され、有機層はH2O、飽和NaHCO3、塩水で洗浄され、乾燥(M
gSO4)及び濾過され、そして濃縮された。粗メチルエステルはカラムクロマ トグラフィで精製された。Boc基はTFA/CH2Cl2で除去された。粗反応
混合物はCH2Cl2に取り込まれ、5%Na2CO3で洗浄された。有機層は塩水
で洗浄され、乾燥(MgSO4)及び濾過され、そして濃縮されてフリーアミン を得た。方法12に記載の手法及び方法7に記載の手法を用いて加水分解された
エステルを用いてカップリングが行われた。生成物はmp=>200℃の白色固
体として単離された。NMRデータは以下の通りである。1 HNMR(DMSO−d6,300MHz):δ=7.75−7.61(m,3
H);7.51(s,1H);7.45−7.15(bm,7H);6.89(
d,1H);5.05(m,2H);4.05(m,2H);3.30(m,1
H);3.10(m,1H);2.95(m,1H);2.75(m,1H);
2.38(s,3H);1.67(m,2H);1.35(m,2H).13 CNMR(DMSO−d6,75MHz):δ =174.03,169.6,
143.9,139.3,138.3,136.5,134.1,130.3,
128.9,127.8,127.7,117.1,62.4,54.3,49
.8,49.4,31.8,30.6,24.2,21.4. マススペクトル:(PI−FAB)519,(M+H)+
【0260】 例30 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-ク゛ルタミル-L-チロシンの合成 Cbz−L−5−(1,1−ジメチルエチル)−グルタミン酸が、方法3に記
載の手法を用いて、L−チロシンt-ブチルエステルとカップリングされた。Cb
z基は方法4に記載の手法を用いて除去された。生成したエステルは方法1に記
載の手法を用いてトシル化された。タイトル化合物は方法11に概説される手法
を用いて調製され、mp=173〜175℃の固体を得た。NMRデータは以下
のとおりである。1 HNMR(DMSO−d6,300MHz):δ=1.70−1.90(m,2
H),2.24−2.32(m,2H),2.40(s,3H),2.80−3
.10(m,2H),3.51(m,1H),4.0−4.5(C−H buried
under large H2O peak),6.87(d,2H,J=8.4Hz),7. 18(d,2H,J=8.2Hz),7.44(d,2H,J=8.2Hz),
7.70(d,2H,J−8.2Hz),8.34(bs,1H).13 CNMR(DMSO−d6,75MHz):δ =21.5,28.5,31.
1,36.7,52.9,54.8,121.9,128.5,130.6,1
31.1,131.9,138.0,146.1,147.9,170.7,1
73.0,174.7. マススペクトル:(FAB)465(M+H).
【0261】 例31 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-(N-3-メチル)ヒスチシ゛ンの合成 Boc−L−(3−メチル)ヒスチジンがMeOHに溶解され、氷浴中で冷却
された。次いで、HClガスが反応混合物に15分間通じられた。一晩撹拌後、
反応混合物は粘性のある固体にまで濃縮された。この二塩酸塩は方法12に記載
の手法を用いてTos−Pro−OBnに結合され、方法7を介して加水分解さ
れた。生成物はmp=>200℃の白色固体として単離された。NMRデータは
以下の通りである。1 HNMR(DMSO−d6,300MHz):δ=7.74(m,3H);7.
45−7.35(bm,3H);6.56(s,1H);4.10−3.93(
m,2H);3.51(s,3H);3.22(m,1H);3.10(m,2
H);2.91(m,1H);2.38(s,3H);1.70(m,1H);
1.45(m,3H).13 CNMR(DMSO−d6,75MHz):δ =173.3,170.1,1
44.1,137.5,133.9,130.3,128.8,128.1,1
27.5,62.4,53.6,49.1,31.2,30.6,26.2,2
4.1,21.4. マススペクトル:(PI−FAB)443,(M+H)+
【0262】 例32 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-α-アミノ-2,3-シ゛ヒト゛ロ-(1,4-ヘ゛ンソ゛シ゛オキシン)-6-フ゜ロハ゜ン酸 の合成 方法16に記載の手法を用いてタイトル化合物が調製され、白色固体として単
離された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3,300MHz):δ=7.73(m,2H);7.32
(m,2H);6.87−6.26(m,2H);6.64(m,1H);4.
84(m,1H);4.21(m,4H);4.10(m,1H);3.55−
3.40(m,1H);3.30−2.95(m,3H);2.43(m,3H
);2.06(m,1H);1.64(m,3H).13 CNMR(CDCl3,75MHz):δ =175.0,174.5,172
.3,145.0,144.9,144.2,143.9,143.4,143
.2,133,5,133.4,130.6,129.6,129.1,128
.5,123.2,122.69,118.9,118.7,118.1,11
7.9,64.9,63.1,62.8,53.9,53.8,50.4,50
.2,37.3,37.2,30.9,30.5,24.8,24.7,22.
2. マススペクトル:(PI−FAB)475,(M+H)+
【0263】 例33 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-α-アミノ-1,3-ヘ゛ンソ゛シ゛オキソール-5-フ゜ロハ゜ン酸の合成 方法16に記載の手法を用いてタイトル化合物が調製され、白色固体として単
離された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3,300MHz):δ=7.71(m,2H);7.50
−7.29(bm,3H);7.81−7.60(m,3H);5.90(m,
2H);4.80(m,1H);4.15(m,1H);3.43(m,1H)
;3.30−3.00(bm,3H);2.41(s,3H);2.10(m,
1H);1.70(m,1H);1.51(m,2H).13 CNMR(CDCl3,75MHz):δ =174.9,174.5,172
.5,172.3,148.5,148.2,147.4,147.2,145
.0,133.4,133.2,130.6,130.2,129.5,128
.5,128.5,123.6,123.1,110.5,110.2,109
.2,108.8,101.5,63.1,62.7,54.0,53.7,5
0.4,50.2,37.8,37.6,31.0,30.4,24.8,22
.1. マススペクトル:(PI−FAB)461,(M+H)+
【0264】 例34 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-ハ゛リンの合成 方法3に記載の手法を用いてN-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリン水和物がL−バリンメ チルエステル塩酸塩に結合された。タイトル化合物は、THF/水中のLiOH
を用いるメチルエステルの加水分解を介して調製された。NMRデータは以下の
とおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=8.20(brs,1H),7.76(d,2H
,J=8.Hz),7.49(d,1H,J=8.3Hz),7.35(d,2
H,J=8.0Hz),4.50(dd,1H,J=4.8,8.3Hz),4
.19(m,3H),3.54(m,1H),3.21(m,1H),2.44
(s,3H),2.31−2.18(2H),1.70−1.56(3H),1
.00(d,3H,J=6.9Hz),0.99(d,2H,J=6.9Hz)
13 CNMR(CDCl3):δ =175.7,172.3,145.0,133
.5,130.6,128.5,62.8,58.1,50.3,31.6,3
0.3,25.1,22.2,19.7,18.2. マススペクトル:FAB m/e 369(M+H).
【0265】 例35 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-(4-ヨート゛)-フェニルアラニンメチルエステルの合成 例8の調製に使用された手法が利用された。タイトル化合物は白色の泡状物と
して単離された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(300MHz,CDCl3):δ=7.72(d,2H,J=8.2
5Hz),7.64(d,2H,J=8.25Hz),7.41(d,1H,J
=8.20Hz),7.36(d,2H,J=8.10Hz),7.00(d,
2H,J=8.25Hz),4.82(m,1H),4.08(m,1H),3
.71(s,3H),3.35(m,2H),3.10(m,2H),2.44
(s,3H),2.01(m,1H),1.55(m,3H). マススペクトル:(FAB)557(M+H).
【0266】 例36 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-(アミノヘ゛ンソ゛イル)フェニルアラニンメチルエステルの合成 例1に記載された実験項に従って行われた。N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-p-アミノ -フェニルアラニンメチルエステル(1.75g、3.93mmol)がEt3N(1.1等量、60 0mL)及び塩化ベンゾイル(1.1等量、860mL)と共にジクロロメタン(2
5mL)中に溶解された。タイトル材料はmp=191〜193℃の白色固体とし
て90%の収率(1.95g、3.55mmol)で単離された。NMRデータは以 下のとおりである。1 HNMR(300MHz,CDCl3):δ=7.94(broad s,1H), 7.67(d,2H,J=8.31Hz),7.71(d,2H,J=8.22
Hz),7.60(d,2H,J=8.37Hz),7.45(m,5H),7
.34(d,2H,J=8.34Hz),7.16(d,2H,J=8.25H
z),4.82(m,1H),4.40(broad s,1H),4.05(m, 1H),3.77(s,3H),3.40(m,1H),3.23(m,1H)
,3.09(m,2H),2.42(s,3H),2.02(m,1H),1.
56(m,3H).13 CNMR(75MHz,CDCl3):δ =171.93,171.46,1
44.93,137.98,135.45,133.49,132.78,13
2.44,130.55,129.36,128.43,127.53,120
.80,62.83,54.02,53.11,50.29,37.96,30
.31,24.88,22.16. マススペクトル:FAB 550(M+H).
【0267】 例37 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-(4-クロロ)フェニルアラニンメチルエステルの合成 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリン(660mg、2.3mmol)が12mLのDMFにN2 下、室温で添加された。これに、L-(4-クロロ)フェニルアラニンメチルエステル塩酸塩(1.1等量 、493.3mg)、N−メチルモルホリン(3.5等量、890mL)及びBOP
試薬(1.0等量、660mg)が添加された。タイトル化合物は31%の収率(
310mg、0.7mmol)で油として単離された。NMRデータは以下のとおりで
ある。1 HNMR(300MHz,CDCl3):δ=7.70(broad d,2H), 7.35(m,2H),7.25(m,2H),7.11(m,2H),4.8
2(m,1H),4.05(m,1H),3.78(s,3H),3.35(m
,1H),3.25(m,1H),3.05(m,2H),2.45(s,3H
),1.52(m,3H). マススペクトル:(FAB)433(M+H).
【0268】 例38 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-(4-アミノ)フェニルアラニンメチルエステルの合成 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-(4-ニトロ)フェニルアラニンメチルエステル(2.00g、4.48 mmol)が触媒量の10%Pd担持Cと共にMeOH(10mL)に溶解された。水
素化反応は40psiで12時間、室温で行われた。反応混合物のセライト上での 濾過後、溶媒は減圧下で蒸発させられ、タイトル化合物をピンク色の泡状物とし
て定量的な収量で得た。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(300MHz,CDCl3):δ=7.68(d,2H,J=8.2
5Hz),7.30(d,2H,J=8.07Hz),6.88(d,2H,J
=8.25Hz),6.57(d,2H,J=8.25Hz),4.74(m,
1H),4.04(broad m,3H),3.70(s,3H),3.36(m ,1H),3.11(m,2H),2.92(m,1H),2.39(s,3H
),1.97(m,1H),1.48(m,3H). 13 CNMR(75MHz,CDCl3):δ =172.14,171.31, 145.97,144.86,133.61,130.65,130.51,1
28.43,126.23,115.79,111.35,62.83,54.
16,52.96,50.21,37.68,30.34,24.76,22.
16,14.7. マススペクトル:(FAB)446(M+H).
【0269】 例39 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-(4-アセトアミト゛)フェニルアラニンメチルエステルの合成 例1に記載された実験手順に従ってタイトル化合物が調製され、定量的な収率
で泡状物として単離された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(300MHz,CDCl3):δ=7.70(d,2H,J=8.1
0Hz),7.65(m,2H),7.33(d,2H,J=8.40Hz),
7.08(d,2H,J=8.40Hz),4.79(m,1H),4.05(
m,1H),3.75(s,3H),3.37(m,1H),3.11(m,3
H),2.42(s,3H),2.22(s,3H),2.02(m,1H),
1.48(m,3H). 13 CNMR(75MHz,CDCl3):δ =177.61,171.92, 171.46,169.07,144.98,137.69,133.41,1
32.25,130.56,130.32,128.41,120.40,62
.83,54.00,53.10,50.28,45.10,37.89,30
.34,25.13,24.84,22.17. マススペクトル:(FAB)488(M+H).
【0270】 例40 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-(5,5-シ゛メチル)チアフ゜ロリル-L-(N-ヘ゛ンシ゛ル)-ヒスチシ゛ンメチルエステルの合成 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-(5,5-シ゛メチル)チアソ゛リシ゛ン-4-カルホ゛ン酸が、方法1に記載の手順 を用いてL-(5,5-シ゛メチル)チアソ゛リシ゛ン-4-カルホ゛ン酸から調製された。タイトル化合物は 標準のカップリング手法を用いて調製され、mp=60〜66℃の固体を得た。
NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(300MHz,CDCl3):δ=1.17(s,3H),1.30
(s,3H),2.43(s,3H),3.09(m,2H),3.67(s,
3H),3.92(s,1H),4.45(d,1H,J=10.2Hz),4
.62(d,1H,J=10.1Hz),5.03(s,2H),6.71(s
,1H),7.13(d,2H,J=7.7Hz),7.29−7.38(m,
5H),7.46(s,1H),7.76(d,2H,J=8.1Hz),7.
93(d,1H,J=7.4Hz) 13 CNMR(75MHz,CDCl3):δ =22.3,24.9,29.8 ,30.3,51.1,51.5,52.9,53.0,55.3,74.0,
117.9,128.0,128.6,128.9,129.6,130.5,
133.0,136.5,137.6,137.9,145.0,169.1,
171.9. マススペクトル:(FAB)557(M+H).
【0271】 例4 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-(3-3'-トリルウレイト゛)-L-フェニルアラニンの合成 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-アミノフェニルアラニンと3−トリルイソシアネートとの 反応(トリエチルアミン、トルエン、1時間還流)によってメチルエステルが調
製された。生成した固体は濾過で除去され、EtOAc/ヘキサンで洗浄され、
白色固体としてメチルエステルを得た。メチルエステルはTHF中の1M Li
OHを用いて加水分解された。タイトル化合物は酸/塩基後処理の後にmp=1
35〜140℃の白色固体として単離された。NMRデータは以下のとおりであ
る。1 HNMR(DMSO−d6,400MHz):δ=12.79(brs,1H)
;8.55(s,1H);8.50(s,1H);8.02(d,1H,J=7
.9Hz);7.69(d,2H,J=8.3Hz);7.39(d,2H,J
=7.9Hz);7.33(d,2H,J=8.56Hz);7.26(s,1
H);7.18(d,1H,J=8.4Hz);7.12(m,3H);6.7
5(d,1H,J=7.25Hz);4.43(m,1H);4.11(dd,
1H,J=3.81Hz);3.32(m,1H);3.1(m,1H);3.
01(dd,1H,J=5.05,13.83Hz);2.91(dd,1H,
J=8.45,13.73Hz);2.38(s,3H);1.4−1.63(
m,4H). IR(KBr,cmー1):δ =3340,3290,3090,2980,1
730,1650,1600,1550,1495,1350,1290,12
10,1160,660. マススペクトル:((+)FAB,m/e(%))565(60[M+H]+)
【0272】 例42 N-(トルエン-4-スルホニル-L-フ゜ロリル-4-[(2,3,3a,7a-テトラヒト゛ロ-1H-イント゛ール-2-カルホ゛ニル)-アミノ] -L-フェニルアラニンの合成 方法13及び方法6に記載の手順を用いてN−Boc化合物が調製された。次
いで、方法10に記載の手順を用いてタイトル化合物が調製された。NMRデー
タは以下のとおりである。1 HNMR(DMSO−d6):δ=7.75(d,2H),7.65(m,2H
),7.45(d,4H),7.10(m,4H),6.80(d,4H),4
.35(m,1H),4.10(b,1H),4.02(m,1H),3.10
(m,4H),2.40(s,3H)1.70(b.1H),1.41(m,2
H). マススペクトル:(+)FAB(M+H)+579.
【0273】 例43 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-(4-ヘ゜ンチルアミノ)フェニルアラニンメチルエステルの合成 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-(4-アミノ)フェニルアラニンのバレルアルデヒドとの還元的 アミノ化(酢酸、トリアセトキシホウ水素化ナトリウム、塩化メチレンが1時間
室温で撹拌された)によってメチルエステルが調製された。粗生成物はフラッシ
ュクロマトグラフィ(シリカ、1:1EtOAc:ヘキサン)によって精製され
、mp=>160℃の白色固体としてメチルエステルを得た。
【0274】 例44 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-O-(2-シ゛ヘ゛ンシ゛ルアミノ-エチル)-チロシンメチルエステルの合成 炭酸カリウム及びヨウ化ナトリウムの存在下、還流2−ブタノン中での、N-(ト
ルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-チロシンメチルエステルのN-(2-クロロエチル)シ゛ヘ゛ンシ゛ルアミン塩酸塩とのO −アルキル化によってタイトル化合物が調製された。得られた混合物はSiO2 上で1%MeOH/CHCl3(10%MeOH/CHCl3を用いてRf=0.
75)でカラムクロマトグラフされた。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(DMSO−d6,400MHz):δ=1.4−1.6(4H,m)
;2.38(3H,s);2.75(2H,t,J=7.7Hz);2.95(
2H,m);3.1(1H,dd,J=6,10,6Hz);3.33(1H,
dd);3.6(3H,s);3.65(4H,s);4.0(2H,t,J=
6.6Hz);4.1(1H,t,J=8.8Hz);4.5(1H,t,J=
8.8Hz);6.75(2H,d,J=10Hz);7.08(2H,d,J
=10Hz);7.2−7.35(10H,m);7.4(2H,d,J=10
Hz);7.68(2H,d,J=10Hz);8.1(1H,d,J=10H
z). MS:+FAB,m/z670([MH]+,45%),154(100%).
【0275】 例45 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-O-[(2-シ゛ヘ゛ンシ゛ルアミノ)エチル]チロシンの合成 炭酸カリウム及びヨウ化ナトリウムの存在下、還流2−ブタノン中での、N-(ト
ルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-チロシンメチルエステルのN-(2-クロロエチル)シ゛ヘ゛ンシ゛ルアミン塩酸塩とのO −アルキル化によってメチルエステルが調製された。タイトル化合物は方法7に
記載の手順を用いて調製され、mp=106〜110℃の固体として単離された
。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(DMSO−d6,400MHz):δ=1.2−1.45(3H,m
);1.75(1H,m);2.38(3H,s);2.75(2H,t,J=
6.6Hz);2.95(2H,m);3.1(1H,dd,J=7,6,7H
z);3.38(1H,bs);3.62(4H,s);3.85(1H,dd
,J=6,4,6Hz);3.95(1H,t,J=4.4Hz);3.97(
2H,t,J=8.8Hz);6.62(2H,d,J=10Hz);6.95
(2H,d,J=10Hz);7.2−7.4(10H,m);7.41(2H
,d,J=10Hz);7.62(1H,d,J=4Hz);7.75(2H,
d,J=10Hz). MS:+FAB,m/z 656([MH]+,15%),154(100%)
【0276】 例46 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-(4-ヘ゜ンチルアミノ)フェニルアラニンの合成 タイトル化合物は、方法6に記載の手順を用いて例43の生成物から調製され
た。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(DMSO−d6,400MHz):δ=7.73(d,2H,J=8
.1Hz);7.57(d,1H,J=5.7Hz);7.39(d,2H,J
=7.9Hz);6.76(d,2H,J=8.3Hz);6.32(d,2H
,J=8.5Hz);5.14(t,1H,J=5.6Hz);3.94(dd
,1H,J=.2,.007Hz);3.77(m,1H);3.18(m,2
H);2.90(m,4H);2.38(s,3H);1.73(m,1H);
1.41(m,5H);1.29(m,4H);.85(m,3H). IR(KBr,cmー1):δ =3400,2950,2910,2870,1
660,1620,1525,1405,1350,1155,670,600
,550. マススペクトル:((+)FAB,m/e(%))508(60[M+Li]+
).
【0277】 例47 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-(4-クロロヘ゛ンシ゛ルアミノ)フェニルアラニンメチルエステルの合成 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-(4-アミノ)フェニルアラニンメチルエステルの4−クロロベンズア ルデヒドとの還元的アミノ化(酢酸、トリアセトキシホウ水素化ナトリウム、塩
化メチレンが2.5時間室温で撹拌された)によってタイトル化合物が調製され
た。粗生成物はフラッシュクロマトグラフィ(シリカ、1:1EtOAc:ヘキ
サン)によって精製され、白色固体としてタイトル化合物を得た。
【0278】 例48 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-[3-(4-シアノフェニル)-ウレイト゛]-フェニルアラニンメチルエステルの合 成 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-(4-アミノ)-フェニルアラニンメチルエステルの4−シアノフェニル イソシアネートとの反応(トリエチルアミン、トルエン、還流3.5時間)によ
ってタイトル化合物が調製された。粗生成物はフラッシュクロマトグラフィ(シ
リカ、1:1EtOAc:ヘキサン)によって精製され、mp=204〜206
℃の白色固体としてメチルエステルを得た。
【0279】 例49 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-[3-(4-シアノフェニル)-ウレイト゛]-フェニルアラニンの合成 方法6に記載の手順を用いて、例48の生成物からタイトル化合物がmp=1
63〜165℃の固体として調製された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(DMSO−d6,400MHz):δ=12.8(brs,1H);
9.12(s,1H);8.78(s,1H);8.04(d,1H,J=8.
1Hz);7.69(m,4H);7.6(d,2H,J=9Hz);7.39
(d,2H,J=8.1Hz);7.35(d,2H,J=8.5Hz);7.
15(d,2H,J=8.5Hz);7.12(m,3H);4.43(m,1
H);4.11(dd,1H,J=3.1,8.2Hz);3.29(m,1H
);3.06(m,2H);2.92(dd,1H,J=8.4,13.9Hz
);2.38(s,3H);1.38−1.63(m,4H). IR(KBr,cmー1):δ =3360,2220,1720,1650,1
590,1530,1510,1410,1230,1150,1090,83
0,670,595,550. マススペクトル:((−)FAB,m/z(%))574(40[M−H]−)
【0280】 例50 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-O-(tert-フ゛トキシカルホ゛ニルメチル)-チロシンメチルエステルの合成 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-チロシンメチルエステルのt-ブチルブロモアセテートとの反 応(炭酸カリウム、DMF、アルゴン下72時間)によってタイトル化合物が調
製された。生成物はフラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカ、1:1EtO
Ac:ヘキサン)によって精製され、mp=55℃の白色固体としてメチルエス
テルを得た。
【0281】 例51 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-O-(tert-フ゛トキシカルホ゛ニルメチル)-チロシンの合成 方法6に記載の手順を用いて、例50の生成物からタイトル化合物が調製され
、mp=69〜70℃の固体として単離された。NMRデータは以下のとおりで
ある。1 HNMR(DMSO−d6,400MHz):δ=12.2(brs,1H);
8.00(d,1H,J=8.1Hz);7.67(d,2H,J=8.2Hz
);7.38(d,2H,J=7.9Hz);7.11(d,2H,J=8.6
Hz);6.76(d,2H,J=8.5Hz);4.5(s,2H);4.4
(m,1H);4.07(m,1H);2.8−3.1(m,4H);2.37
(s,3H);1.5(m,4H);1.38(s,9H). IR(KBr,cmー1):δ =3400,2950,1750,1660,1
510,1340,1225,1160,1075,660,575,525.
マススペクトル:(ESI,m/e(%))545(100(M−H)).
【0282】 例52 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-[(3S)-3,4-シ゛ヒト゛ロ-イソキノリン-3-イル-アミノカルホ゛ニル]-フェニルアラニン の合成 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-(4-アミノ)フェニルアラニンメチルエステル(20mmol)が、HO BT、Boc-L-テトラヒト゛ロ-イソキノリン-3-カルホ゛ン酸(20mmol)及びDCC(24.3mmol )と共にCH2Cl2に取り込まれた。混合物は室温で一晩撹拌され、濾過され、
真空で濃縮された。生成した残留物は10%クエン酸及びEtOAc間で分配さ
れた。有機層はH2O、飽和NaHCO3及びH2Oで洗浄され、Na2SO4上で 乾燥され、真空で濃縮されてアモルファスな固体を生成した。生成したエステル
は方法6に記載の手順を用いて酸に変換された。次いで、タイトル化合物が方法
10に記載の手順を用いて調製され、mp=145〜150℃の固体として単離
された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(DMSO−d6):δ=8.12(d,1H);7.70(d,2H
);7.55(d,2H);7.40(d,2H);7.25(d,6H);4
.45(m,1H);4.38(d,1H);4.28(m,1H);4.10
(d,1H);3.10(m,2H);2.40(s,3H);1.60(m,
4H). マススペクトル:(FAB)(M+H)+591(M+Na)+613.
【0283】 例53 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-4-[3-(3-メトキシ-フェニル)-ウレイト゛]-L-フェニルアラニンメチルエステルの 合成 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-(4-アミノ)-フェニルアラニンメチルエステルの3−メトキシフェニ ルイソシアネート(トリエチルアミン、トルエン、1時間還流)との反応によっ
てタイトル化合物が調製された。生成した固体は濾過で除去され、EtOAc/
ヘキサンで洗浄され、mp=206〜209℃の白色固体としてメチルエステル
を得た。
【0284】 例54 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-4-[3-(3-メトキシ-フェニル)-ウレイト゛]-L-フェニルアラニンの合成 方法6に記載の手順を用いて、タイトル化合物が例53の生成物から調製され
た。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(DMSO−d6,400MHz):δ=12.80(brs,1H)
;8.6(d,2H,J=13.8Hz);8.03(d,1H,J=7.9H
z);7.69(d,2H,J=8.1Hz);7.39(d,2H,J=8.
1Hz);7.33(d,2H,J=8.56Hz);7.14(m,1H);
6.9(dd,1H,J=1.53,7.9Hz);6.52(dd,1H,J
=2.19,8.12Hz);4.42(m,1H);4.11(dd,1H,
J=2.96,8.45Hz);3.7(s,3H);3.35(m,1H);
3.09(m,1H);3.01(dd,1H,J=4.83,13.6Hz)
;2.91(dd,1H,J=8.34,13.8Hz);2.48(s,3H
);1.41−1.63(m,4H). IR(KBr,cmー1):δ =3390,2940,1655,1595,1
545,1500,1450,1345,1320,1210,1160,66
0,580,545. マススペクトル:((+)FAB,m/e(%))603(30[M+Na]+
);581(10[M+H]+).
【0285】 例55 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-O-(4,5-シ゛ヒト゛ロ-1H-イミタ゛ソ゛ール-2-イル-メチル)-チロシンの合 成 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-O-シアノメチル-チロシンメチルエステルのエチレンジアミンとの 反応(アルゴン下、メタノール還流中、一晩)によってメチルエステルが調製さ
れた。生成物はフラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカ、クロロホルム中5
%メタノール)で精製され、白色泡状物としてメチルエステルを得た。タイトル
化合物は方法6に記載の手法を用いて調製され、mp=147〜149℃の固体
として単離された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(DMSO−d6,400MHz):δ=7.74(d,2H,J=8
.4Hz);7.61(d,1H,J=5.7Hz);7.40(d,2H,J
=8.2Hz);6.97(d,2H,J=8.6Hz);6.75(m,2H
);6.51(brs,1H);4.49(s,2H);3.96(dd,1H
,J=2.5,6Hz);3.82(dd,1H,J=5.1,9.6Hz);
3.59(t,1H,J=9.7Hz);3.21(t,1H,J=9.6Hz
);3.04(m,4H);2.39(s,3H);1.70(m,1H);1
.35(m,3H). IR(KBr,cmー1):δ =3400,2900,1650,1610,1
510,1400,1315,1245,1150,1075,1040,70
0,600,550. マススペクトル:(ESI,m/e(%))515(100,(M+H)+).
【0286】 例56 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-(3-フ゜ロリル-ウレイト゛)-フェニルアラニンの合成 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-(4-アミノ)-フェニルアラニンメチルエステルのプロピルイソシアネ ートとの反応(トリエチルアミン、トルエン、1.25時間還流)によってメチ
ルエステルが調製された。粗生成物はフラッシュクロマトグラフィ(シリカ、1
:1EtOAc:ヘキサン)で精製され、白色泡状物としてメチルエステルを得
た。タイトル化合物は方法6に記載の手法を用いて調製された。NMRデータは
以下のとおりである。1 HNMR(DMSO−d6,400MHz):δ=12.78(brs,1H)
;8.29(s,1H);7.99(d,1H,J=8.1Hz);7.68(
d,2H,J=8.1Hz);7.39(d,2H,J=8.1Hz);7.2
6(d,2H,J=8.5Hz);7.06(d,2H,J=8.5Hz);6
.04(t,1H,J=5.7Hz);4.39(m,1H);4.1(dd,
1H,J=2.9,8.2Hz);3.3(m,1H);3.09(m,1H)
;2.99(m,3H);2.87(dd,1H,J=8.34,13.83H
z);2.38(s,3H);1.49−1.64(m,3H);1.40(m
,3H);0.84(t,3H,J=7.46Hz). IR(KBr,cmー1):δ =3590,3350,3220,3050,2
960,2930,2860,1750,1660,1630,1590,15
60,1540,1345,1320,1160,660,590. マススペクトル:((+)FAB,m/e(%))539(40,[M+Na] + );517(20[M+H]+).
【0287】 例57 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-(4-ヘ゛ンシ゛ルアミノ)フェニルアラニンの合成 タイトル化合物が、方法6に記載の手順を用いて例58の生成物から調製され
た。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(DMSO−d6,400MHz):δ=7.72(d,2H,J=8
.3Hz);7.54(d,1H,J=5.49Hz);7.4(d,2H,J
=7.9Hz);7.27(m,4H);7.17(m,1H);6.72(d
,2H,J=8.56Hz);6.34(d,2H,J=8.56Hz);5.
91(t,1H,J=6.15Hz);4.17(d,2H,J=6.15Hz
);3.91(dd,1H,J=2.74,8.89Hz);3.75(m,1
H);2.95(m,2H);2.88(m,2H);2.38(s,3H);
1.66(m,1H);1.18−1.42(m,3H). IR(KBr,cmー1):δ =3400,1655,1620,1525,1
410,1340,1160,670. MS((+)FAB,m/e(%))528(100,[M+Li]+);52 2(15[M+H]+). Anal.Calc'd for C283035SLi1.52O;C,60.64;H,5.
90;N,7.57. Found:C,60.60;H,5.61;N,7.45.
【0288】 例58 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-(4-ヘ゛ンシ゛ルアミノ)フェニルアラニンメチルエステルの合成 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-アミノフェニルアラニンメチルエステルのベンズアルデヒドとの 還元的アミノ化(酢酸、トリアセトキシホウ水素化ナトリウム、塩化メチレン、
室温で一晩撹拌)によってタイトル化合物が調製された。粗生成物はフラッシュ
クロマトグラフィ(シリカ、1:1EtOAc:ヘキサン)で精製され、mp=
53〜56℃(0.501g、41%)の白色固体としてタイトル化合物を得た
。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(DMSO−d6,400MHz):δ=8.09(d,1H,J=7
.90Hz);7.68(d,2H,J=8.34Hz);7.39(d,2H
,J=7.90Hz);7.28(m,4H);7.17(m,1H);6.8
7(d,2H,J=8.34Hz);6.46(d,2H,J=8.56Hz)
;6.12(t,1H,J=6.15Hz);4.38(m,1H);4.20
(d,2H,J=5.71Hz);4.07(m,1H);3.58(s,3H
);3.27(m,1H);3.06(m,1H);2.82(m,2H);2
.39(s,3H);1.53(m,3H);1.36(m,1H). IR(KBr,cmー1):δ =3400,2950,1745,1675,1
610,1525,1450,1350,1210,1100,680,595
,550. MS((+)FAB,m/e(%))536(70[M+H]+). Anal.Calc'd for C293335S;C,65.03;H,6.21;N,7
.84. Found:C,64.57;H,6.10;N,7.58.
【0289】 例59 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-(4-クロロヘ゛ンシ゛ルアミノ)フェニルアラニンの合成 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-(4-アミノ)フェニルアラニンメチルエステルの4−クロロベンズア ルデヒドとの還元的アミノ化(酢酸、トリアセトキシホウ水素化ナトリウム、塩
化メチレン、室温で2.5時間撹拌)によってメチルエステルが調製された。粗
生成物はフラッシュクロマトグラフィ(シリカ、1:1EtOAc:ヘキサン)
で精製され、白色固体としてメチルエステルを得た。タイトル化合物は方法6に
記載の手順を用いて調製された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(DMSO−d6,400MHz):δ=7.72(d,2H,J=8
.3Hz);7.53(d,1H,J=5.7Hz);7.4(d,2H,J=
7.9Hz);7.3(s,4H);6.72(d,2H,J=8.3Hz);
6.31(d,2H,J=8.5Hz);6.0(m,1H);4.16(d,
2H,J=6.1Hz);3.92(dd,1H,J=9,2.85Hz);3
.75(m,1H);2.91(m,4H);2.38(s,3H);1.65
(m,1H);1.35(m,1H);1.18(m,2H). IR(KBr,cmー1):δ =3400,1620,1525,1410,1
340,670. MS((+)FAB,m/e(%))578(95,[M+Na]+);562 (50,[M+Li]+);556(40[M+H]+).
【0290】 例60 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-(4-クロロメタンスルホニルアミノ)-フェニルアラニンの合成 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-(4-アミノ)-フェニルアラニンメチルエステル(1.00g、2.2m mol)が塩化メチレン(2.5mL)に溶解され、−78℃に冷却された。撹拌し ながら、クロロメタンスルホニルクロライド(0.34g、2.2mmol)が添加 され、次いで、ピリジン(182mL、2.2mmol)が滴下されて加えられた。ク
ロロメタンスルホニルクロライドの添加によって、清浄な溶液は黄色、次いでオ
レンジ色、そして、最終的には赤になった。溶液は室温に戻され、16時間撹拌
された。反応溶液は250mLの分液漏斗にCH2Cl2(50mL)と共に移され、
1N HCl(50mL×2)、塩水(50mL×2)及び水(50mL)で抽出され
た。有機層は乾燥(MgSO4)され、溶媒が除去されて赤色固体とされて、次 いでフラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2、3:1CH2Cl2:CH3
N)されて白色固体が精製した。方法6に記載の手順を用いてタイトル化合物が
調製され、mp=163〜170℃の固体として単離された。NMRデータは以
下のとおりである。1 HNMR(DMSO−d6,400MHz):δ=8.08(d,1H,J=7
.7Hz);7.71(dd,4H,J=14.7Hz,8.3Hz);7.5
1(d,1H,J=5.9Hz);7.41−7.39(m,4H);6.84
−6.82(m,2H);6.78−6.72(m,4H);6.68(d,2
H,J=7.5Hz);4.40(q,1H,J=7.7Hz);4.18(s
,3H);4.19−4.08(m,1H);3.95−3.89(m,2H)
;3.60(s,2H);3.11−3.04(m,2H);2.95−2.8
3(m,3H);2.39(s,3H);1.78−1.65(m,1H);1
.61−1.56(m,3H);1.42−1.37(m,4H). IR(KBr,cmー1):δ =3400,broad;2960;2850;17 49;1650;1510;1450;1400;1350;1300;126
0;1160;1100;1000;840;800;650;600;550
. MS:(−)ESI:542.1(M−H);483.8;442.2;341
.6;273.8;202.1;144.9.
【0291】 例61 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-(5,5-シ゛メチル)チアフ゜ロリル-L-4-(アミノヘ゛ンソ゛イル)フェニルアラニンメチルエステルの 合成 例36の調製で概説された手順に従ってタイトル化合物が調製された。NMR
データは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=7.89−7.85(m,3H);7.74(d
,2H);7.60−7.47(m,5H);7.29(d,2H);7.21
(d,2H);7.02(d,1H);4.89(m,1H);4.56(d,
1H);4.37(d,1H);3.85(s,1H);3.75(s,3H)
;3.12(m,2H);2.44(s,3H);1.18(s,3H);1.
08(s,3H).13 CNMR(CDCl3):δ=171.8,169.1,166.3,145 .4,137.6,135.8,133.3,132.7,132.5,130
.7,130.6,129.4,128.7,127.6,120.7,74.
1,55.2,53.9,53.1,51.1,38.4,29.8,24.6
,22.3.
【0292】 例62 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-(5,5-シ゛メチル)チアフ゜ロリル-L-4-(ヘ゛ンス゛アミト゛)フェニルアラニンの合成 方法7に記載された手順を用いて、例61の生成物からタイトル化合物が調製
された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=8.43(s,1H);7.84(d,2H);
7.72(d,2H);7.61(d,2H);7.49−7.20(m,7H
);4.93(q,1H);4.55(d,1H);4.37(d,1H);3
.92(s,1H);3.15(m,2H);2.42(s,3H);1.19
(s,3H);1.08(s,3H).13 CNMR(CDCl3):δ=177.62,174.35,169.69, 145.53,137.73,135.51,133.19,132.44,1
32.39,130.79,130.63,129.23,128.63,12
7.82,121.1,73.94,55.13,53.97,51.08,3
8.02,29.79,24.62,22.24.
【0293】 例63 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-(5,5-シ゛メチル)チアフ゜ロリル-L-チロシンエチルエステルの合成 例36の調製で概説された手順に従ってタイトル化合物が調製された。NMR
データは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=7.73(d,2H);7.33(d,2H);
7.08−7.04(m,3H);6.73(d,2H);6.51(s,1H
);4.88(e,1H);4.54(d,2H);4.33(d,2H);1
.28(t,3H);4.23(q,2H);3.83(s,1H);3.14
−2.93(m,2H);2.43(s,3H);1.03(s,3H),1.
02(s,3H).13 CNMR(CDCl3):δ=171.56,169.44,155.87, 145.40,133.16,131.16,130.59,128.66,1
27.97,116.00,74.01,62.35,55.11,54.16
,51.04,38.33,29.79,24.26,22.24,14.67
【0294】 例64 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-(5,5-シ゛メチル)チアフ゜ロリル-L-チロシンの合成 方法7に記載された手順を用いて、例63の生成物からタイトル化合物が調製
された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=7.96(d,1H);7.49(d,2H);
7.17(d,2H);6.91(d,2H);6.49(d,2H);4.4
0(m,1H);4.38−4.27(dd,2H);3.83(s,1H);
2.95−2.70(m,2H);2.23(s,3H);0.94(s,3H
);0.92(s,3H).
【0295】 例65 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-[(ヒ゜リシ゛ン-4-イル)メチルアミノ]フェニルアラニンの合成 方法6に記載された手順を用いて、例66の生成物からタイトル化合物が調製
された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(DMSO−d6,400MHz):δ=8.42(d,2H,J=5
.93Hz);7.72(d,2H,J=8.34Hz);7.53(d,1H
,J=5.71Hz);7.39(d,2H,J=7.90Hz);7.28(
d,2H,J=5.93Hz);6.74(d,2H,J=8.56Hz);6
.31(d,2H,J=8.34Hz);6.07(t,1H,J=6.26H
z);4.22(d,2H,J=6.15Hz);3.91(dd,1H,J=
2.85,8.78Hz);3.77(dd,1H,J=5.38,9.99H
z);2.95(m,2H);2.89(m,2H);2.38(s,3H);
1.66(m,1H);1.19−1.38(m,3H). IR(KBr,cmー1):δ =3400,1650,1610,1520,1
420,1340,1155. MS((−)ESI,m/e(%))521(100[M−H]). Anal.Calc'd for C272945SLi2.52O;C,56.47;H,5.
97;N,9.76. Found:C,56.32;H,5.61;N,9.64.
【0296】 例66 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-[(ヒ゜リシ゛ン-4-イル)メチルアミノ]フェニルアラニンメチルエステルの合 成 ベンズアルデヒドに代えて4−ピリジンカルボキサアルデヒドとし、例58の
調整方法に従って、タイトル化合物を得た。NMRデータは以下のとおりである
1 HNMR(DMSO−d6,400MHz):δ=8.43(d,2H,J=6
.15Hz);8.10(d,1H,J=7.90Hz);7.67(d,2H
,J=8.12Hz);7.39(d,2H,J=7.90Hz);7.28(
d,2H,J=6.15Hz);6.89(d,2H,J=8.56Hz);6
.43(d,2H,J=8.56Hz);6.26(t,1H,J=6.26H
z);4.38(m,1H);4.26(d,2H),J=6.37Hz);4
.06(m,1H);3.58(s,3H);3.28(m,1H);3.06
(m,1H);2.84(m,2H);2.39(s,3H);1.51(m,
3H);1.34(m,1H). IR(KBr,cmー1):δ =3400,2930,1745,1675,1
615,1600,1520,1345,1160,1090,1000,77
0,720,600,550. MS((+)FAB,m/e(%))537(75[m+H]+).
【0297】 例67 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-(5,5-シ゛メチル)チアフ゜ロリル-L-4-(ヒ゜リシ゛ン-3-カルホ゛キサミト゛)フェニルアラニンメチルエステル の合成 例36の調製で概説された手順に従ってタイトル化合物が調製された。NMR
データは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=9.01(d,1H);8.74(m,1H);
8.23(m,2H);7.73(d,2H);7.59(d,2H);7.4
3(m,1H);7.33(d,2H);7.27(m,1H);7.20(d
,2H);4.84(m,1H);4.40−4.32(dd,2H);3.8
6(s,1H);3.74(s,3H);3.15−3.10(m,2H),2
.44(s,3H),1.19(s,3H),1.05(s,3H).13 CNMR(CDCl3):δ=171.8,169.2,164.3,152 .9,148.5,145.4,137.2,136.1,133.3,133
.2,131.3,130.8,130.6,128.6,124.3,121
.0,74.1,55.1,54.1,53.0,51.1,38.2,29.
8,24.6,22.2.
【0298】 例68 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-(5,5-シ゛メチル)チアフ゜ロリル-L-4-(ヒ゜リシ゛ン-3-カルホ゛キサミト゛)フェニルアラニンの 合成 方法7に記載された手順を用いて、例67の生成物からタイトル化合物が調製
された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR((CD32SO):δ=9.10(s,1H);8.73(d,1 H);8.33(d,1H);7.78(d,2H);7.73(d,1H);
7.62(d,2H);7.53(m,1H);7.41(d,2H);7.2
0(d,2H);4.51(dd,2H);4.08−4.03(m,2H);
3.00(m,2H);2.39(s,3H);1.19(s,3H),1.1
0(s,3H).13 CNMR((CD32SO):δ=173.1,167.1,164.1,1
52.3,149.1,144.3,137.0,135.8,135.2,1
34.2,131.1,130.3,130.2,128.3,123.8,1
20.1,73.0,55.9,54.9,50.6,37.5,29.9,2
5.0,21.4.
【0299】 例69 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-[(ヒ゜リシ゛ン-3-イルメチル)アミノ]フェニルアラニンの合成 ベンズアルデヒドに代えて3−ピリジンカルボキサアルデヒドとし、例58の
調整方法に従って、タイトル化合物を得た。NMRデータは以下のとおりである
1 HNMR(DMSO−d6,400MHz):δ=8.51(s,1H);8.
38(m,1H);7.72(d,2H,J=8.13Hz);7.68(m,
1H);7.54(d,1H,J=5.71Hz);7.40(d,2H,J=
7.90Hz);7.28(m,1H);6.75(d,2H,J=8.56H
z);6.36(d,2H,J=8.56Hz);5.98(t,1H,J=5
.27,9.88Hz);2.96(m,2H);2.89(m,2H);2.
39(s,3H);1.65(m,1H),1.16−1.43(m,3H). IR(KBr,cmー1):δ =3400,1670,1620,1520,1
400,1345,1160,675,600. MS((+)FAB,m/e(%))523(25[M+H]+);529(1 00[M+Li]+). Anal.Calc'd for C272945SLi2.52O;C,56.47;H,5.
97;N,9.76. Found:C,56.62;H,5.57;N,9.69.
【0300】 例70 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-(5,5-シ゛メチル)チアフ゜ロリル-L-4-ニトロフェニルアラニンメチルエステルの合成 例36の調製で概説された手順に従ってタイトル化合物が調製された。NMR
データは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=8.14(d,2H),7.74(d,2H),
7.41(d,2H),7.35(d,2H),7.10(d,1H),4.9
4(m,1H),4.58(d,1H),4.33(d,1H),3.82(s
,1H),3.76(s,3H),3.25(m,2H),2.44(s,3H
),1.11(s,3H),1.02(s,3H).13 CNMR(CDCl3):δ=171.3,169.3,147.7,145 .6,144.6,133.0,131.0,130.6,128.6,124
.2,74.0,54.9,53.6,53.3,51.1,38.7,29.
8,24.5,22.3.
【0301】 例71 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-ニトロフェニルアラニンエチルエステルの合成 例36の調製で概説された手順に従ってタイトル化合物が調製された。NMR
データは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=8.16(d,2H),7.71(d,2H),
7.48(d,1H),7.40−7.31(m,4H),4.87(q,1H
),4.24(q,2H),4.07(m,1H),3.44−3.35(m,
2H),3.23−3.05(m,2H),2.44(s,3H),2.04(
m,1H),1.64−1.44(m,3H),1.30(t,3H).13 CNMR(CDCl3):δ=171.5,170.9,147.6,145 .1,144.7,133.2,130.9,130.6,128.4,124
.2,62.7,62.6,53.7,50.8,38.4,30.1,25.
0,22.2,14.7.
【0302】 例72 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-(2-メトキシヘ゛ンス゛アミト゛)フェニルアラニンエチルエステルの合成 例36の調製で概説された手順に従ってタイトル化合物が調製された。NMR
データは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=9.81(s,1H),8.27(d,1H),
7.71(d,2H),7.60(d,2H),7.49(t,1H),7.3
7−7.28(m,3H),7.18−7.10(m,3H),7.03(d,
1H),4.82(m,2H),4.22(q,2H),4.10−4.04(
m,4H),3.40(m,1H),3.30−3.02(m,3H),2.4
2(s,3H),2.03(m,1H),1.53(m,3H),1.30(t
,3H).13 CNMR(CDCl3):δ=171.4,163.7,157.8,144 .9,137.9,133.9,133.6,133.1,132.4,130
.5,128.5,122.3,120.9,112.1,62.9,62.3
,56.8,54.1,50.3,38.0,30.5,24.9,22.2,
14.7.
【0303】 例73 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-(5,5-シ゛メチル)チアフ゜ロリル-L-(4-ニトロ)フェニルアラニンエチルエステルの合成 例36の調製で概説された手順に従ってタイトル化合物が調製された。NMR
データは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=8.12(d,2H),7.73(d,2H),
7.42(d,2H),7.34(d,2H),7.12(d,1H),4.9
2(m,1H),4.57(d,1H),4.33(d,1H),4.20(q
,2H),3.83(s,1H),3.33−3.15(m,2H),2.43
(s,3H),1.25(t,3H),1.11(s,3H),1.01(s,
3H).13 CNMR(CDCl3):δ=170.8,169.3,147.6,145 .5,144.7,133.0,131.1,130.6,128.6,124
.2,74.0,62.6,54.9,53.6,51.0,38.8,29.
8,24.5,22.2,14.7.
【0304】 例74 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-(2-フ゛ロモヘ゛ンス゛アミト゛)フェニルアラニンエチルエステルの合成 例36の調製で概説された手順に従ってタイトル化合物が調製された。NMR
データは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=7.78(s,1H),7.70(d,2H),
7.67−7.55(m,4H),7.42−7.29(m,5H),7.16
(d,2H),4.81(m,1H),4.23(q,2H),4.06(m,
1H),3.43−3.00(m,4H),2.43(s,3H),2.08−
1.99(m,1H),1.60−1.45(m,3H),1.30(t,3H
).13 CNMR(CDCl3):δ=171.5,171.3,166.1,144 .9,138.3,137.1,134.1,133.5,133.3,132
.3,130.6,130.5,130.3,128.5,128.3,120
.6,119.8,62.9,62.3,51.0,50.3,38.0,30
.4,24.9,22.2,14.7.
【0305】 例75 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-(5,5-シ゛メチル)チアモルヒル(*)-L-4-アミノフェニルアラニンエチルエステルの合成 例38の調製で概説された手順に従ってタイトル化合物が調製された。NMR
データは以下のとおりである。(*)チアモルヒル;thiamorphyl1 HNMR(CDCl3):δ=7.74(d,2H),7.33(d,2H),
6.96(m,3H),6.59(d,2H),4.81(m,1H),4.5
3(d,1H),4.38(d,1H),4.19(q,2H),3.85(s
,1H),3.61(brs,2H),2.98(m,2H),2.44(s,
3H),1.26(t,3H),1.17(s,3H),1.10(s,3H)
13 CNMR(CDCl3):δ=171.5,168.8,125.9,145 .3,133.4,130.9,130.5,128.7,126.3,115
.8,74.1,62.1,55.3,54.1,38.2,29.8,24.
6,22.2,14.7.
【0306】 例76 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-アセトアミト゛フェニルアラニンエチルエステルの合成 例39の調製で概説された手順に従ってタイトル化合物が調製された。NMR
データは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=7.69(d,2H),7.52(s,1H),
7.42(d,2H),7.38−7.30(m,3H),7.09(d,2H
),4.78(m,1H),4.21(q,2H),4.04(m,1H),3
.38(m,1H),3.25−2.97(m,3H),2.43(s,3H)
,2.13(s,3H),2.02(m,1H),1.58−1.44(m,3
H),1.28(t,3H).13 CNMR(CDCl3):δ=171.4,169.0,144.9,137 .6,133.4,132.4,130.6,130.4,128.4,120
.4,62.9,62.3,54.0,50.3,37.9,30.4,25.
2,24.9,22.2,14.7.
【0307】 例77 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-(2-メトキシヘ゛ンス゛アミト゛)フェニルアラニンの合成 方法7に記載された手順を用いて、例72の生成物からタイトル化合物が調製
された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(CD3OD):δ=7.82(d,1H),7.67(d,1H),
7.51(d,2H),7.41(d,2H),7.31(t,1H),7.1
9(d,2H),7.05(d,2H),6.97(d,1H),6.89(t
,1H),4.49(m,1H),3.91(m,1H),3.78(s,3H
),3.23−2.83(m,3H),2.21(S,3H),1.68−1.
28(m,4H).
【0308】 例78 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-(5,5-シ゛メチル)チアフ゜ロリル-L-4-アセトアミト゛フェニルアラニンエチルエステルの合成 例39の調製で概説された手順に従ってタイトル化合物が調製された。NMR
データは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=7.73(d,2H),7.50(brs,1H
),7.42(d,2H),7.33(d,3H),7.15(d,2H),7
.02(d,1H),4.84(m,1H),4.53(d,1H),4.35
(d,1H),4.18(q,2H),3.84(s,1H),3.08(m,
2H),2.43(s,3H),2.15(s,3H),1.25(t,3H)
,1.13(s,3H),1.06(s,3H).13 CNMR(CDCl3):δ=171.3,169.1,163.0,145 .4,137.6,133.3,132.4,130.6,128.7,120
.4,112.0,74.1,62.3,55.1,54.0,41.1,38
.4,29.8,25.2,24.5,22.2,14.7.
【0309】 例79 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-(5,5-シ゛メチル)チアフ゜ロリル-L-4-アセトアミト゛フェニルアラニンの合成 方法7に記載された手順を用いて、例78の生成物からタイトル化合物が調製
された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=8.19(s,1H),7.73(d,2H),
7.40(d,2H),7.32(d,2H),7.23(d,1H),7.1
5(d,2H),4.86(m,1H),4.55(d,1H),4.36(d
,1H),3.92(s,1H),3.10(m,2H),2.42(s,3H
),2.10(s,3H),1.19(s,3H),1.07(s,3H).
【0310】 例80 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-アセトアミト゛フェニルアラニンイソフ゜ロヒ゜ルエステルの合成 例39の調製で概説された手順に従ってタイトル化合物が調製された。NMR
データは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=7.70(d,2H),7.42(d,2H),
7.33(d,2H),7.10(d,2H),5.11−5.03(m,1H
),4.80−4.73(m,1H),4.06(dd,1H),3.41−3
.36(m,1H),3.20(dd,1H),3.12−3.09(m,1H
),3.02(dd,1H),2.44(s,3H),2.15(s,3H),
2.05−2.01(m,1H),1.58−1.44(m,3H),1.27
(d,3H).13 CNMR(CDCl3):δ=170.7,170.2,168.3,144 .3,136.9,132.9,131.9,129.9,129.9,127
.8,119.7,69.5,62.3,53.5,49.7,37.3,29
.8,24.6,24.2,21.7,21.7,21.6.
【0311】 例81 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-(5,5-シ゛メチル)-L-4-(イソニコチンアミト゛)フェニルアラニンエチルエステルの合成 例36の調製で概説された手順に従ってタイトル化合物が調製された。NMR
データは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=8.75(d,2H),8.27(s,1H),
7.74−7.68(m,4H),7.59(d,2H),7.33(d,2H
),7.22(d,2H),7.08(d,1H),4.86(m,1H),4
.54(d,1H),4.34(d,1H),4.18(q,2H),3.84
(s,1H),3.18−3.03(m,2H),2.43(s,3H),1.
26(t,3H),1.26(t,3H),1.15(s,3H),1.04(
s,3H).13 CNMR(CDCl3):δ=171.3,169.1,164.3,151 .2,145.4,142.6,137.0,133.4,133.2,130
.8,130.6,128.6,121.6,121.0,74.1,62.4
,55.1,54.0,51.1,38.4,29.8,24.6,22.2,
14.7.
【0312】 例82 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-(イソニコチンアミト゛)フェニルアラニンエチルエステルの合成 例36の調製で概説された手順に従ってタイトル化合物が調製された。NMR
データは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=8.76(d,2H),8.34(s,1H),
7.72(d,2H),7.68(d,2H),7.59(d,2H),7.4
0(d,1H),7.32(d,2H),7.16(d,2H),4.80(m
,1H),4.21(q,2H),4.04(m,1H),3.40(m,1H
),3.28−3.02(m,3H),2.43(s,3H),2.03(m,
1H),1.60−1.42(m,3H),1.29(t,3H).13 CNMR(CDCl3):δ=171.4,171.3,164.3,151 .2,145.0,142.6,137.0,133.5,133.4,130
.6,128.4,121.6,121.0,62.9,62.3,54.1,
52.3,38.0,30.3,24.9,22.2,14.7.
【0313】 例83 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-(π-トルエン-4-スルホニル)ヒスチシ゛ンメチルエステルの合成 L−プロリル−L−ヒスチジンメチルエステルがCH3SO2Cl及びCH2C l2中のEt3Nで処理され、タイトル化合物とされた。NMRデータは以下のと
おりである。1 HNMR(CDCl3):δ=7.93(s,1H),7.81(d,2H),
7.73(d,2H),7.34(d,4H),7.09(s,1H),4.8
2(m,1H),4.76−4.09(dd,1H),3.68(s,3H),
3.51−3.44(m,1H),3.18−3.08(m,3H),2.45
(s,3H),2.41(s,3H),2.10−2.05(m,1H),1.
68−1.53(m,3H).13 CNMR(CDCl3):δ=171.1,171.0,146.2,144 .2,140.0,136.5,134.8,133.2,130.4,129
.9,127.8,127.4,114.8,62.2,52.5,51.9,
49.5,30.1,29.9,24.3,21.7,21.6.
【0314】 例84 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-(5,5-シ゛メチル)-チアフ゜ロリル-L-4-(イソニコチンアミト゛)フェニルアラニンエチルエステルの 合成 例36の調製で概説された手順に従ってタイトル化合物が調製された。NMR
データは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=9.06(s,1H),8.76(d,1H),
8.22(d,1H),8.14(s,1H),7.73(d,2H),7.5
9(d,2H),7.45(t,1H),7.33(d,2H),7.23(d
,2H),7.18(d,1H),4.86(m,1H),4.52(d,1H
),4.34(d,1H),4.20(q,2H),3.06−2.20(m,
2H),2.43(s,3H),1.27(t,3H),1.20(s,3H)
,1.08(s,3H).13 CNMR(CDCl3):δ=171.3,169.1,152.9,148 .4,145.4,137.1,136.1,133.4,130.8,130
.6,128.7,124.3,120.9,74.1,62.3,55.1,
54.0,51.1,38.7,29.8,24.6,22.3,14.7.
【0315】 例85 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-(O-メチル)チロシンエチルエステルの合成 例36の調製で概説された手順に従ってタイトル化合物が調製された。NMR
データは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=7.71(d,2H),7.32(m,3H),
7.06(d,2H),6.80(d,2H),4.77(m,1H),4.2
1(q,1H),4.18−4.06(m,1H),3.77(s,3H),3
.37−3.34(m,1H),3.20−3.09(m,2H),3.00(
dd,3H),2.43(s,3H),1.55−1.46(m,3H),1.
28(t,3H).13 CNMR(CDCl3):δ=171.5,171.3,159.2,144 .9,133.6,130.9,130.5,128.7,128.4,114
.4,62.8,62.2,55.8,54.1,50.2,37.7,30.
3,24.8,22.3,14.7.
【0316】 例86 N-(α-トルエンスルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-(イソニコチンアミト゛)フェニルアラニンエチルエステルの合成 例36の調製で概説された手順に従ってタイトル化合物が調製された。NMR
データは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=8.72(d,2H),8.45(s,1H),
7.69(d,2H),7.55(d,2H),7.45−7.30(m,5H
),7.13(d,2H),6.99(d,1H),4.78(m,1H),4
.28(s,2H),4.18(q,2H),4.03(m,1H),3.23
−2.98(m,4H),2.10−1.62(m,4H),1.27(t,3
H).13 CNMR(CDCl3):δ=171.6,174.5,164.4,151 .1,142.6,137.1,133.3,131.4,130.6,129
.5,129.4,129.0,121.6,121.1,62.9,62.4
,57.3,53.9,50.1,37.9,31.0,25.5,14.7.
【0317】 例87 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-(2-フ゛ロモヘ゛ンス゛アミト゛)フェニルアラニンの合成 方法7に記載された手順を用いて、例74の生成物からタイトル化合物が調製
された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(CD3OD):δ=8.01(brd,1H),7.75−7.58
(m,4H),7.50−7.33(m,4H),7.24(d,2H),4.
70(m,1H),3.50−3.00(m,5H),2.43(s,3H),
1.85−1.48(m,4H).
【0318】 例88 N-(α-トルエンスルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-(イソニコチンアミト゛)フェニルアラニンの合成 方法7に記載された手順を用いて、例86の生成物からタイトル化合物が調製
された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(D2O):δ=8.45(d,2H),7.50(d,2H),7.
26(d,2H),7.18(s,5H),7.05(d,2H),4.29(
m,1H),4.10(m,2H),3.38(m,1H),3.20−2.9
7(m,3H),2.76(m,1H),1.94(m,1H),1.70−1
.43(m,3H).
【0319】 例89 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-(1,1-シ゛オキソ)チアモルホリル-L-4-(2-フ゛ロモヘ゛ンス゛アミト゛)フェニルアラニンエチルエステル の合成 例36の調製で概説された手順及びLarsson et al., Acta Chemica Scan., 19
94, 48, 522に記載された手順に従ってタイトル化合物が調製された。NMRデ ータは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=8.19(d,1H),7.70(d,1H),
7.61−7.50(m,5H),7.36−7.23(m,3H),7.09
−7.04(m,2H),6.84(d,1/2H),6.74(d,1/2H
),5.10(d,1/2H),4.97(d,1/2H),4.81(m,1
/2H),4.66(m,1/2H),4.14(m,3H),3.87(m,
1H),3.23−3.74(m,6H),2.41(s,3H),1.22(
t,3H).13 CNMR(CDCl3):δ=170.9,170.7,166.0,165 .8,165.1,164.8,145.6,145.5,137.9,136
.9,136.7,135.1,135.0,133.4,132.0,131
.9,131.5,130.7,130.6,130.0,130.1,129
.5,129.4,127.6,127.4,127.2,120.7,120
.2,61.8,55.9,55.8,53.5,53.3,49.3,49.
2,48.7,48.6,41.8,41.7,36.8,36.3,21.5
,13.9.
【0320】 例90 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-(1,1-シ゛オキソ)チアモルホリル-L-4-(2-フ゛ロモヘ゛ンス゛アミト゛)フェニルアラニンの合 成 方法7に記載された手順を用いて、例89の生成物からタイトル化合物が調製
された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(CD3OD):δ=8.12(d,0.5H),7.97(d,0.
5H),7.76−7.59(m,5.5H),7.60−7.18(m,7H
),5.12(m,1H),4.64(m,1H),4.07(m,1H),3
.62(m,1H),3.35(m,6H),2.40(s,3H),2.32
−2.14(m,3H).13 CNMR(CD3OD):δ=174.1,169.7,169.6,169 .2,169.1,146.4,146.2,140.3,140.3,138
.7,138.6,137.4,137.2,134.9,134.6,134
.3,132.5,131.6,131.5,131.2,131.1,130
.0,129.9,128.9,128.7,128.6,122.1,121
.8,120.6,56.9,56.8,54.9,54.5,50.8,50
.3,40.8,10.4,37.8,37.4,21.6.
【0321】 例91 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-(5,5-シ゛メチル)-L-4-(イソニコチンアミト゛)フェニルアラニンの合成 方法7に記載された手順を用いて、例81の生成物からタイトル化合物が調製
された。物理データは以下のとおりである。 M.P.>200℃; MS(FAB+)583(M+H)。
【0322】 例92 N-(α-トルエンスルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-(2-フ゛ロモヘ゛ンス゛アミト゛)フェニルアラニンエチルエステルの合成 例36の調製で概説された手順に従ってタイトル化合物が調製された。NMR
データは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=7.37(s,1H,7.68−7.30(m,
11H),7.16(d,2H),6.93(d,1H),4.83(m,1H
,4.32(s,2H,4.23(q,2H),4.10(m,1H),3.2
7−3.03(m,5H),2.10−1.62(m,4H),1.29(t,
3H).13 CNMR(CDCl3):δ=166.7,161.2,133.4,132 .2,129.2,128.1,127.3,126.4,125.7,125
.4,125.6,124.5,124.1,123.4,115.7,114
.9,57.8,57.3,55.9,52.4,48.7,45.1,32.
8,26.0,20.4,9.6.
【0323】 例93 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-(5,5-シ゛メチル)チアフ゜ロリル-L-チロシンイソフ゜ロヒ゜ルエステルの合成 例36の調製で概説された手順に従ってタイトル化合物が調製された。NMR
データは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=7.73(d,2H),7.33(d,2H),
7.10(brd,1H),7.08(d,2H),6.75(d,2H),5
.06(m,1H),4.86(m,1H),4.54(d,1H),4.33
(d,1H),3.84(s,1H),3.09−2.97(m,2H),2.
43(s,3H),1.23(dd,6H),1.05(s,3H),1.02
(s,3H).13 CNMR(CDCl3):δ=170.6,169.0,155.3,144 .9,132.6,130.6,130.0,128.1,127.2,115
.4,73.3,69.6,65.8,54.4,53.6,50.3,37.
6,29.0,23.5,21.5,21.5.
【0324】 例94 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-(5,5-シ゛メチル)チアフ゜ロリル-L-チロシンtert-フ゛チルエステルの合成 例36の調製で概説された手順に従ってタイトル化合物が調製された。NMR
データは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=7.75(d,2H),7.34(d,2H),
7.11(d,2H),7.07(d,1H),6.76(d,2H),6.6
2(brs,1H),4.79(m,1H),4.56(d,1H),4.35
(d,1H),3.84(s,1H),3.07−2.96(m,2H),2.
45(s,3H),1.46(s,9H),1.05(s,3H),1.03(
s,3H).13 CNMR(CDCl3):δ=170.1,168.8,155.3,144 .9,132.6,130.7,130.0,128.1,127.6,115
.3,82.7,73.3,54.5,54.1,50.4,37.8,29.
1,27.8,23.5,21.5.
【0325】 例95 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-チロシンtert-フ゛チルエステルの合成 例36の調製で概説された手順に従ってタイトル化合物が調製された。NMR
データは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=7.62(d,2H),7.35(d,1H),
7.25(d,2H),6.96(d,2H),6.71(d,2H),4.6
5(m,1H),4.07(m,1H),3.30(m,1H),3.15−2
.83(m,3H),2.35(s,3H),1.84(m,1H),1.52
−1.34(m,13H).13 CNMR(CDCl3):δ=171.5,170.0,155.8,144 .5,132.8,130.4,130.0,127.8,127.1,115
.3,82.5,62.2,54.1,49.5,37.0,29.8,27.
7,23.9,21.3,14.0.
【0326】 例96 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-(2-トリフルオロメチルヘ゛ンス゛アミト゛)フェニルアラニンエチルエステルの合成 例36の調製で概説された手順に従ってタイトル化合物が調製された。NMR
データは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=7.81(s,1H),7.50−7.38(m
,8H),7.38(d,1H),7.33(d,2H),7.14(d,2H
),4.80(m,1H),4.22(q,2H),4.03(m,1H),3
.37(m,1H),3.30−3.20(m,1H),3.14−2.98(
m,2H),2.43(s,3H),1.95(m,1H),1.57−1.4
0(m,3H),1.30(t,3H).13 CNMR(CDCl3):δ=171.2,170.9,165.8,144 .4,136.6,135.7,132.9,132.8,132.2,130
.7,130.2,130.0,128.5,127.9,126.5,120
.2,62.1,61.7,53.3,49.6,37.2,29.7,24.
0,21.4,13.9.
【0327】 例97 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-(2-メチルヘ゛ンス゛アミト゛)フェニルアラニンエチルエステルの合成 例36の調製で概説された手順に従ってタイトル化合物が調製された。NMR
データは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=7.72(d,2H),7.58−7.43(m
,4H),7.40−7.20(m,7H),7.15(d,2H),4.82
(m,1H),4.24(q,2H),4.08(m,1H),3.43(m,
1H),3.29−3.03(m,3H),2.50(s,3H),2.44(
s,3H),2.05(m,1H),1.55(m,3H),1.31(t,3
H).13 CNMR(CDCl3):δ=170.9,170.9,144.4,137 .0,136.5,133.0,132.4,131.3,130.3,130
.1,130.0,127.9,127.6,125.9,119.8,62.
2,61.6,53.4,49.6,37.3,29.6,24.2,21.4
,19.7,14.0.
【0328】 例98 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-(2-トリフルオロメチルヘ゛ンス゛アミト゛)フェニルアラニンの合成 方法7に記載された手順を用いて、例96の生成物からタイトル化合物が調製
された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=8.28(s,1H),7.68−7.40(m
,9H),7.33(d,2H),7.17(d,2H),4.84(m,1H
),4.05(m,1H),3.44−3.04(m,4H),2.43(s,
3H),1.90(m,1H),1.49(m,3H).
【0329】 例99 N-(4-フルオロヘ゛ンセ゛ンスルホニル)-L-チアフ゜ロリル-L-チロシンtert-フ゛チルエステルの合成 例36の調製で概説された手順に従ってタイトル化合物が調製された。NMR
データは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=7.87(m,2H),7.23(m,3H),
7.03(d,2H),6.73(d,2H),6.29(s,1H),4.6
8(m,1H),4.56(m,2H),4.10(d,1H),3.29−2
.93(m,3H),2.61(m,1H),1.49(s,9H).13 CNMR(CDCl3):δ=169.9,168.2,155.4,132 .5,130.9,130.7,127.3,117.1,116.8,115
.4,82.9,65.0,54.1,51.5,36.8,33.3,27.
9.
【0330】 例100 N-(4-フルオロヘ゛ンセ゛ンスルホニル)-L-(5,5-シ゛メチル)-チアフ゜ロリル-L-チロシンtert-フ゛チルエステルの合成 例36の調製で概説された手順に従ってタイトル化合物が調製された。NMR
データは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=7.90(m,2H),7.23(m,2H),
7.09(d,2H),6.98(d,1H),6.76(d,2H),4.7
7(m,1H),4.55(d,1H),4.37(d,1H),3.83(s
,1H),3.01(m,1H),1.44(s,9H),1.10(s,3H
),1.05(s,3H).13 CNMR(CDCl3):δ=170.1,168.6,155.3,132 .0,131.0,130.8,127.7,116.9,116.6,115
.3,82.8,73.4,54.6,54.0,50.4,37.8,29.
1,27.8,23.5.
【0331】 例203 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-L-4-(4-ニトロ-フェノキシカルホ゛ニルオキシ)フェニルアラニンエチルエステルの合成 窒素雰囲気中、Tos−Pro−TyrエステルがRTでCH2Cl2に溶解さ
れ、フラスコが0℃に冷却され、4−ニトロフェニルクロロホルメートが一部加
えられた。次に、Et3Nがゆっくりと滴下され、0℃で30分、次いで、RT で30分撹拌された。反応混合物は再び0℃に冷却され、N,N−ジメチルエタ
ノールアミンが滴下された。10分後に氷浴が取り除かれ反応混合物はRTで3
時間撹拌された。反応混合物はEt2Oで希釈され、黄色が全て消え去るまで1 0%K2CO3で洗浄された。40%EtOAc/hexで溶出を行うフラッシュ
クロマトグラフィ(SiO2)で、白色の泡状物が30%の収率で得られた。
【0332】 例204 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-(5,5-シ゛メチル)チアフ゜ロリル-4-(2-フ゛ロモヘ゛ンス゛アミト゛)-D-フェニルアラニンt-フ゛チルエステル の合成 出発物質である、(2R)-3-(4-アミノ-フェニル)-2-{[(4R)-5,5-シ゛メチル-3-(トルエン-4-スルホニル )-チアソ゛リシ゛ン-4-カルホ゛ニル]-アミノ}-フ゜ロヒ゜オン酸tert-フ゛チルエステル(230mg)、2−ブ ロモ安息香酸(100mg)及び4−メチルモルホリン(0.19mL)がDMF(
5mL)に氷浴中0℃で溶解された。BOP(229mg)が溶液に添加された。1
0分後、氷浴は外された。反応混合物は室温で18時間撹拌された。酢酸エチル
(20mL)が添加された。混合物はクエン酸(5%、20mL、2×)及び飽和N
aHCO3溶液(20mL、2×)で洗浄され、次いで、塩水で洗浄された。溶液 はMgSO4で乾燥された。溶媒は真空蒸発され、残留物はHPLC(逆相、6 5〜95%CH3OH/水)で精製された。保持時間は13分であった。所望の 生成物は凍結乾燥されてMP:92〜93℃の白色固体を181mg得た。
【0333】 例205 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-(5,5-シ゛メチル)チアフ゜ロリル-4-(2-フ゛ロモヘ゛ンス゛アミト゛)-L-フェニルアラニンt-フ゛チルエステル の合成 出発物質である、(2S)-3-(4-アミノ-フェニル)-2-{[(4R)-5,5-シ゛メチル-3-(トルエン-4-スルホニル )-チアソ゛リシ゛ン-4-カルホ゛ニル]-アミノ}-フ゜ロヒ゜オン酸tert-フ゛チルエステル(230mg)、2−ブ ロモ安息香酸(100mg)及び4−メチルモルホリン(0.19mL)がDMF(
5mL)に氷浴中0℃で溶解された。BOP(229mg)が溶液に添加された。1
0分後、氷浴は外された。反応混合物は室温で18時間撹拌された。酢酸エチル
(20mL)が添加された。混合物はクエン酸(5%、20mL、2×)及び飽和N
aHCO3溶液(20mL、2×)で洗浄され、次いで、塩水で洗浄された。溶液 はMgSO4で乾燥された。溶媒は真空蒸発され、残留物はHPLC(逆相、6 5〜95%CH3OH/水)で精製された。保持時間は13.5分であった。所 望の生成物は凍結乾燥されてMP:92〜93℃の白色固体としてタイトル化合
物を27mg得た。
【0334】 例207 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-4-(1-H,2-オキソ-3-メチルテトラヒト゛ロヒ゜リミシ゛ン-1-イル)-L-フェニルアラニン の合成 方法11に記載された手順を用いて、対応するt-ブチルエステルからタイトル
化合物が調製された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=7.73(d,2H),7.58(d,1H),
7.34(d,2H),7.21(d,2H),7.17(d,2H),4.7
9(q,1H),4.15−4.11(m,1H),3.68−3.63(m,
2H),3.48−3.39(m,3H),3.27(dd,1H),3.17
(dd,1H),3.15−3.07(m,1H),2.99(s,3H),2
.43(s,3H),2.16−2.08(m,2H),2.00−1.98(
m,1H).13 CNMR(CDCl3):δ=173.4,172.2,164.2,156 .4,144.4,142.5,134.1,133.0,130.2,130
.0,127.9,126.2,62.1,53.4,49.5,48.9,4
7.9,36.5,35.9,30.2,24.2,22.0,21.4.
【0335】 例212 N-(4-フルオロヘ゛ンセ゛ンスルホニル)-L-(5,5-シ゛メチル)チアフ゜ロリル-L-3-クロロ-4-ヒト゛ロキシフェニルアラニンイソフ゜ロヒ゜ルエステル の合成 N-(4-フルオロヘ゛ンセ゛ンスルホニル)-L-(5,5-シ゛メチル,チアフ゜ロリン(3−クロロ−L−チロシンイ ソプロピルエステル(無水HClの存在下、市販の3−クロロ−L−チロシンと
イソプロピルアルコールから調製される)及び方法8に従って調製された)を用
いて、例36の調製に記載された手順に従ってタイトル化合物が調製された。 MS:(−)ESI[M−H]-557 HPLC:96.8%
【0336】 例214 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-4-(2-メトキシフェニル)-L-フェニルアラニンの合成 方法11に記載された手順を用いて、対応するt-ブチルエステルからタイトル
化合物が調製された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(CD3OD):δ=7.70(m,2H),7.36(m,4H),
7.22(m,4H),6.98(m,2H),4.75(m,1H),4.1
0(m,1H),3.71(s,3H),3.29(m,2H),3.11(m
,2H),2.39(s,3H),1.75(m,1H),1.53(m,3H
).13 CNMR(CD3OD):δ=174.4,174.2,158.1,145 .9,138.9,136.7,135.1,131.2,130.9,130
.8,130.2,129.9,129.1,122.0,112.6,63.
3,55.9,54.6,37.9,31.5,25.2,21.4.
【0337】 例215 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-4-(2-メトキシフェニル)-L-フェニルアラニンの合成 方法11に記載された手順を用いて、対応するt-ブチルエステルからタイトル
化合物が調製された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=8.41(d,1H),8.21(s,1H),
8.03(d,1H),7.98(s,1H),7.74(d,2H),7.3
9(d,1H),7.33(d,2H),4.72−4.68(m,1H),4
.17−4.13(m,1H),3.54−3.34(m,3H),3.20−
3.12(m,1H),2.82(s,6H),m2.43(s,3H),2.
09−2.04(m,1H),1.79−1.59(m,3H).13 CNMR(CDCl3):δ=173.7,171.8,154.5,147 .2,144.4,137.8,135.5,133.2,130.1,127
.9,126.4,62.2,53.0,49.5,38.5,36.0,30
.3,24.4,21.4.
【0338】 例216 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-4-(N,N-シ゛メチルスルファミル)-L-フェニルアラニンの合成 方法11に記載された手順を用いて、対応するt-ブチルエステルからタイトル
化合物が調製された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=7.71(d,2H),7.58(d,1H),
7.49(bs,1H),7.34(d,2H),7.16(d,2H),7.
12(d,2H),4.90−4.83(m,1H),4.13−4.09(m
,1H),3.46−3.40(m,1H),3.28(dd,1H),3.1
5−3.04(m,2H),2.77(s,6H),2.43(s,3H),1
.93−1.88(m,1H),1.54−1.45(m,3H).13 CNMR(CDCl3):δ=173.7,172.0,144.7,136 .6,132.6,132.1,130.4,130.2,127.9,120
.3,62.2,53.3,49.7,38.0,36.8,29.9,24.
1,21.4.
【0339】 例217 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-(N1,N1,N2-トリメチルスルファミル)-L-フェニルアラニンの合成 方法11に記載された手順を用いて、対応するt-ブチルエステルからタイトル
化合物が調製された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(CDCl3):δ=7.71(d,2H),7.49(d,1H),
7.35(d,4H),7.24(d,2H),4.89−4.82(m,1H
),4.10−4.07(m,1H),3.41−3.31(m,2H),3.
22(s,3H),3.16−3.06(m,2H),2.76(s,6H),
2.44(s,3H),1.98−1.95(m,1H),1.55−1.38
(m,3H).13 CNMR(CDCl3):δ=173.7,171.8,144.6,141 .7,135.1,132.7,130.2,103.1,127.9,126
.6,62.2,53.2,49.6,39.4,38.2,36.7,29.
6,24.1,21.5.
【0340】 例220 N-[4-(3,3-シ゛メチル-ウレイト゛)-ヘ゛ンセ゛ンスルホニル]-L-フ゜ロリル-(4-ヒト゛ロキシ)-L-フェニルアラニンイソフ゜ロヒ゜ルエステル の合成 反応容器がN2でフラッシュされ、Pd/Cがフラスコに加えられ、iso-Pr
OHに浸漬された。次に、ニトロ化合物がiso-PrOHのフラスコに添加され、
2で満たされたバルーンがフラスコに取り付けられた。N2が吸引され、H2 が添加されて除去され、再びH2が添加された。反応は2時間で完了し、iso-P
rOHで希釈され、セライトを通して濾過され、乾燥状態となるまで蒸発させら
れた。1%MeOH/CH2Cl2で希釈しつつ、フラッシュクロマトグラフィ(
SiO2)にかけると、分離物から62%の収率で低Rfの白色固体を得た。
【0341】 例225 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-4-(N,N-シ゛メチルアミノカルホ゛ニルメチル)-L-フェニルアラニンの合成 方法11に記載された手順を用いて、例233の生成物からタイトル化合物が
調製された。NMRデータは以下のとおりである。1 HNMR(CD3OD):δ=8.04(d,1H),7.70(d,2H),
7.40(d,2H),7.20(m,4H),4.99(bs,1H),4.
70(m,1H),4.10(m,1H),3.69(s,2H),3.40(
m,1H),3.20(m,2H),3.04(m,2H),3.01(s,3
H),2.92(s,3H),2.41(s,3H),1.80(m,1H),
1.62(m,3H).13 CNMR(CD3OD):δ=174.2,174.1,173.9,145 .8,136.8,135.0,131.2,131.0,130.0,129
.1,63.2,54.7,54.6,50.5,41.0,38.3,37.
7,35.9,31.6,25.2,21.5.
【0342】 例226 N-(1-メチルイミタ゛ソ゛ール-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-(4-ヒト゛ロキシル)-L-フェニルアラニンイソフ゜ロヒ゜ルエステルの合 成 1−メチルイミダゾール−4−スルホニル−ProとTyr−イソプロピルエ
ステルのBOPカップリングによって化合物が調製された。粗生成物はフラッシ
ュクロマトグラフィ(シリカ、95:3:2 EtOAc:EtOH:Et3N )で精製されて、mp=159〜162℃(2.03g、65%)の白色固体を 得た。 MS((+)ESI,m/z(%))465(100[M+H]+)。
【0343】 例227 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-4-(2,4,5-トリオキソ-3-フェニルテトラヒト゛ロイミタ゛ソ゛ール-1-イル)-L-フェニルアラニンイソフ゜ロヒ゜ルエステル の合成 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-4-[(フェニルウレイト゛)-テトラヒト゛ロイミタ゛ソ゛ール-1-イル]-L-フェニルアラニンイソフ゜ロヒ゜ルエステル の塩化メチレン中での塩化オキサリルによる処理によって化合 物が調製された。粗生成物はフラッシュクロマトグラフィ(シリカ、3:2 H
ex:EtOAc)で精製されての白色固体(0.490g、49%)を得た。 MS((+)ESI,m/z(%))647(15[M+H]+);664(1
00[M+NH4]+)。
【0344】 例229 N-(4-フルオロヘ゛ンセ゛ンスルホニル)-L-(5,5-シ゛メチル)チアフ゜ロリル-L-3-クロロ-4-tert-フ゛トキシ-フェニルアラニン tert-フ゛チルエステル 例36に記載の手順に従って化合物が調製された。必要な3−クロロ−O−te
rt-ブチル−L−チロシンtert-ブチルエステルは1等量の硫酸の存在下、3−ク
ロロ−L−チロシン及びiso-ブチレンから調製され、更なる精製なしに使用され
た。 MS-(+)ESI[M+H]+629[M+NH4+646。
【0345】 例231 N-[2-(N-2,10-カンファスルタミル)アセチル]-L-3-クロロ-4-ヒト゛ロキシフェニルアラニンイソフ゜ロヒ゜ルエステル 上記化合物は下記のステップによって調製された。ステップ1 :N−(tert-ブトキシカルボニルメチル)カンファスルタム(*)の調
製 (*)カンファスルタム:camphorsultam DMF(25mol)中のカンファスルタム(3g、14mmole)がNaH(1.1
等量)と15分間混合され、次いで、tert-ブチルブロモアセテート(2.5ml )が添加され、反応混合物は一晩撹拌された。溶媒は蒸発させられて乾燥され、
残留物はaq-クエン酸及びEtOAc間で分配された。有機層はsat.aq.NaHC
3及び水で洗浄され、乾燥及び蒸発されてエステル(3.5g)を得た。
【0346】ステップ2 :N−(カルボキシメチル)カンファスルタムの調製 エステル(3.3g)は方法17に従って酸に変換された。 MS(−)ESI[M−H]-272。
【0347】ステップ3 :N−[2−(N−2,10−カンファスルタミル)アセチル]−L
−3−クロロ−4−ヒドロキシフェニルアラニン イソプロピルエステルの調製 タイトル化合物が、例52に類似の方法に従って、アミド結合形成によって調
製された。 MS:(+)ESI[M+H]+513 HPLC:99.4%。
【0348】 例236 N-(4-フルオロヘ゛ンセ゛ンスルホニル)-L-フ゜ロリル-4-ヒト゛ロキシ-L-フェニルアラニンt-フ゛チルエステルの合成 方法12に記載の手順を用いて化合物が調製された。粗生成物はフラッシュカ
ラムクロマトグラフィ(シリカ、ヘキサン:EtOAc 1:1)で精製され、
白色泡状物(580mg、64%)としてタイトル化合物を得た。 MS(+)ESI,[M+H]+@m/z493[M+NH4]+@m/z51 0
【0349】 例237 N-(4-フルオロヘ゛ンセ゛ンスルホニル)-L-フ゜ロリル-4-ヒト゛ロキシ-L-フェニルアラニンイソフ゜ロヒ゜ルエステルの合成 方法12に記載の手順を用いて化合物が調製された。粗生成物はフラッシュカ
ラムクロマトグラフィ(シリカ、ヘキサン:EtOAc 1:1)で精製された
(380mg、43%)。 MS(+)ESI,[M+H]+@m/z479(100%)[M+NH4]+ @m/z496
【0350】 例238 N-(1-メチルイミタ゛ソ゛ール-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-4-ヒト゛ロキシ-L-フェニルアラニンt-フ゛チルエステルの合成 1−メチルイミダゾール−4−スルホニル−ProとTyr−t-ブチルエステ
ルのBOPカップリングによって化合物が調製された。粗生成物はフラッシュク
ロマトグラフィ(シリカ、95:3:2 EtOAc:EtOH:Et3N)で 精製され、白色固体(1.21g、66%)を得た。 MS((+)ESI,m/z(%))479(100[M+H]+)。
【0351】 例239 N-(ヒ゜リシ゛ン-3-スルホニル)-L-フ゜ロリル-4-ヒト゛ロキシ-L-フェニルアラニンt-フ゛チルエステルの合成 3−ピリジンスルホニル−ProとTyr−t-ブチルエステルのBOPカップ
リングによって化合物が調製された。粗生成物はフラッシュクロマトグラフィ(
シリカ、95:3:2 EtOAc:EtOH:Et3N)で精製され、淡オレ ンジ泡状物(0.930g、95%)を得た。 MS((+)ESI,m/z(%))476(100[M+H]+)。
【0352】 例240 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-4-(メタンスルホンアミト゛)-L-フェニルアラニンの合成 3−(4−メタンスルホニルアミノ−フェニル)−2−{[1−(トルエン−
4−スルホニル)−ピロリジン−2−カルボニル]−アミノ}−プロピオン酸メ
チルエステル(0.250g、0.477mmol)のTHF(1.0mL)の溶液に 1N LiOH(955mL、0.955mmol)が添加され、清浄な溶液が窒素下
で16時間、25℃で撹拌された。次いで、反応混合物は追加の水(50mL)で
希釈され、ジエチルエーテル(25mL)で洗浄された。水性層は凍結乾燥されて
綿状白色固体(0.216g、87%)を得た。 MS(−ESI):508[M−1]−。
【0353】 例242 N-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-4-(2,4,5-トリオキソ-3-(3-クロロフェニル)-テトラヒト゛ロイミタ゛ソ゛ール-1-イル )-L-フェニルアラニンヘ゛ンシ゛ルエステルの合成 塩化メチレン中の塩化オキサリルでのN-(トルエン-4-スルホニル)-L-フ゜ロリル-4-[(3-クロロフェニルウレイト゛ )-テトラヒト゛ロイミタ゛ソ゛ール-1-イル]-L-フェニルアラニンイソフ゜ロヒ゜ルエステルの処理によって化 合物が調製された。粗生成物はフラッシュクロマトグラフィ(シリカ、3:2
Hex:EtOAc)で精製され、白色固体(0.410g、50%)を得た。 MS((+)ESI,m/z(%)746(100[M+H]+)(746/7
48 lCl)。
【0354】 他の化合物と同様に、上記した方法によって調製されうる上記の例示した化合
物のあるものは上記表IA及びIBに記載されたものを含む。
【0355】 例244 候補化合物のVLA−4への結合を決定する試験管内アッセイ 候補化合物のα4β1インテグリンへの結合を評価するために試験管内(in vit
ro)アッセイが使用された。このアッセイにおいて結合する化合物は通常のアッ
セイ(例えば競合結合アッセイ)によって生物学的試料におけるVCAM−1レ
ベルを評価するために使用することができる。このアッセイは約1nMと同じ低
さのIC50値の感度である。
【0356】 α4β1インテグリンの活性は可溶性VCAM−1とJurkat細胞(例えば米国型
培地コレクション第TIB152、TIB153及びCRL8163)、すなわちα4β1インテグリ ンの高レベルを発現するヒトT細胞ラインとの相互作用によって測定される。V
CAM−1はα4β1インテグリン依存形式で細胞表面に相互作用する(Yednock,
et al. J. Biol. Chem., 1995, 270:28740)。
【0357】 組み換え可溶性VCAM−1は、N末端上にVCAM−1の7つの細胞外領域
及びC末端上にヒトIgG1重鎖定常部分を含むキメラ融合蛋白として発現され る。VCAM−1融合蛋白はYednock, supra.に記載される方法で製造及び精製 された。
【0358】 Jurkat細胞はYednock, supraに記載されるように、10%牛胎児血清、ペニシ
リン、ストレプトマイシン及びグルタミンが補充されたRPMI1640中で育成された
【0359】 Jurkat細胞は氷上で30分間、1.5mM MnCl2及び5μg/mL 1 5/7抗体でインキュベートされた。Mn+2は受容体を活性化して配位子結合を
増大させ、15/7はα4β1インテグリンの活性化/配位子占有配置を認識する
モノクローナル抗体であり、分子をこの配置にロックし、それによって、VCA
M−1/α4β1インテグリン相互作用を安定化させる。Yednock, et al., supra
.15/7抗体に類似した抗体が他の研究者によって調製されており(Luque, et
al, 1996, J. Biol. Chem. 271:11067)、このアッセイにおいて使用されても よい。
【0360】 次いで、細胞は室温で30分間、標準5点連続ダイリューションを用いて66
μM〜0.01μMの様々な濃度の候補化合物と共にインキュベートされた。次
に、15μM可溶性組み換えVCAM−1融合蛋白がJurkat細胞に添加され、氷
上で30分間インキュベートされた(Yednock et al., supra)。
【0361】 次いで、細胞は2回洗浄され、PE−結合ヤギF(ab’)2−抗マウスIg G Fc(Immunotech, Westbrook, ME)に1:200で再懸濁され、氷上及び暗
状態で30分間インキュベートされた。細胞は2回洗浄され、Yednock, et al.,
supraに記載されるような標準蛍光活性細胞ソーター(FACS)分析で分析さ
れた。
【0362】 約15μM未満のIC50を有する化合物はα4β1への結合親和性を有する。 このアッセイでテストされると、例1〜97の各々の化合物は15μM未満の
IC50を有する。
【0363】 例245 候補化合物のα4β1への結合を決定する試験管内飽和アッセイ 次の例に記述されるような実験的自己免疫脳脊髄炎(EAE)モデル又は他の
生体モデルにおいて活性である化合物に必要な血漿レベルを決定する試験管内ア
ッセイを以下に記載する。
【0364】 対数増殖Jurkat細胞が洗浄され、20μg/mlの15/7抗体を含む通常の
動物血漿中に(上記例に記載されるように)再懸濁される。
【0365】 Jurkat細胞は、標準曲線の標準12点連続ダイリューションを用いて66μM
〜0.01μMの範囲の様々な濃度範囲の量の公知の候補化合物を含む通常の血
漿試料中に、或いは、候補化合物テスト動物の末梢血から得られた血漿試料中に
2倍に希釈される。
【0366】 次いで、細胞は室温で30分間インキュベートされ、2%牛胎児血清及び各々
1mMの塩化カルシウム及び塩化マグネシウムを含むリン酸塩緩衝塩水(PBS
)(アッセイ媒体)で非結合15/7抗体を除去するために2回洗浄される。
【0367】 次いで、細胞は、研究される動物種からの5%血清でのコ-インキュベーショ ンによってあらゆる非特定交差反応性のために吸着されている、フィコエリトリ
ン−結合ヤギF(ab’)2−抗マウスIgG Fc(Immunotech, Westbrook, M
E)に1:200で曝露され、4℃の暗条件で30分間インキュベートされる。
【0368】 細胞は、アッセイ媒体で2回洗浄され、それと同一物に再懸濁される。次いで
、それはYednock, et al., J. Biol. Chem., 1995, 270:28740に記載されるよう
な標準蛍光活性細胞ソーター(FACS)分析で分析される。
【0369】 次に、データは蛍光対用量、例えば通常の用量-反応形式としてグラフ化され る。 カーブの上部プラトーに帰着する用量レベルは生体モデルでの有効性を得るた
めに必要なレベルを表す。
【0370】 このアッセイは、α4β1に最も近密に関連するインテグリンであるα9β1イン
テグリンのような他のインテグリンの結合部位を飽和するのに必要な血漿レベル
を決定するために使用されてもよい(Palmer et al, 1993, J. Cell Bio., 123:
1289)。そのような結合は、例えば、慢性喘息と共に発生する気道の過剰反応及
び閉鎖、慢性喘息、アテローム性動脈硬化症における平滑筋細胞増殖、血管形成
術後の血管閉塞、腎臓病の結果としての線維症及び糸球体瘢痕、大動脈狭窄症、
慢性関節リウマチにおける滑膜の肥大、及び、潰瘍性大腸(結腸)炎及びクロー
ン病の進行と共に発生する炎症及び瘢痕を含むα9β1インテグリンが介在する炎
症状態への生体内有用性を予言するものである。
【0371】 従って、上記のアッセイは、α9β1インテグリンの結合を測定するために、Ju
rkat細胞の代わりに、ヒト結腸癌細胞系、SW480(ATTC#CCL228)であって α9インテグリンをコードするcDNAでトランスフェクションされたもので行 われてもよい。コントロールとして、他のα及びβ1サブユニットを発現するS W480細胞が使用されてもよい。
【0372】 通常の経口処方を用いても、本発明化合物はこのモデルで活性であろう。
【0373】 例246 生体評価 標準の多発性硬化症モデルである実験的自己免疫(又はアレルギー性)脳脊髄
炎(EAE)が、ラット又はモルモットの運動障害を減少させる候補化合物の効
果を決定するために使用された。運動障害の減少は白血球及び内皮間の接着のブ
ロックに基づくものであり、候補化合物の抗炎症活性に関係する。このモデルは
以前にKeszthelyi et al., Neurology, 1996, 47:1053-1059に記載されており、
疾病の襲来の遅れを測定する。
【0374】 ハートレイモルモットの成体の脳及び脊髄がリン酸塩緩衝塩水の等体積でホモ
ジナイズされた。フロイント完全アジュバント(100mgのmycobacterium tubercu
losis+10mlのフロイント不完全アジュバント)がホモジナイズ物に添加された 。この混合物は20mlのシリンジを通して蠕動ポンプで約20分間繰り返し循
環して乳化された。
【0375】 雌ルイスラット(齢2〜3ヶ月、170〜220g)又はハートレイモルモッ
ト(齢20日、180〜200g)がイソフランで麻酔され、各々0.1mlの
乳化物が各々の側腹部に3つ注射された。運動障害の襲来が約9日みられる。
【0376】 候補化合物処理は8日目に、症状の始まる丁度前に開始された。化合物は皮下
(SC)、経口(PO)又は腹腔内(IP)で投与された。服用量は5日間で1
0mg/kg〜200mg/kgとされ、典型的には、SCで10〜100mg
/kg、POで10〜50mg/kg及びIPで10〜100mg/kgの用量
とされた。
【0377】 症状の開始を遅らせる、α4β1インテグリンに対する抗体GC5/3(Keszth
elyi et al., Neurology, 1996, 47:1053-1059)が正のコントロールとして使用
され、8日及び11日に3mg/kgで皮下注射された。
【0378】 体重と運動障害が毎日測定された。運動障害は以下の臨床スコアで序列された
。 0 変化なし 1 尾の運動欠陥又は麻痺 2 後足の運動欠陥 3 後足の麻痺 4 瀕死状態又は死亡
【0379】 症状の開始を遅らせる、例えば、臨床スコアが2以下である又はコントロール
に比べて体重減少を遅らせる場合は、候補化合物は活性であるとされた。
【0380】 この生体アッセイでテストすると、例10及び27の化合物が活性であった。
【0381】 例247 生体評価−喘息 α4β1インテグリンが介在する炎症状態は、例えば、慢性喘息と共に起こる気
道の過剰反応及び閉塞を含む。本発明化合物の喘息治療への使用の生体内効果の
研究に使用することのできる喘息モデルが以下に記述される。
【0382】 それら両方の全部が参照として組み込まれる、Abraham et al, J. Clin. Inve
st, 93:776-787(1994)及びAbraham et al, Am J. Respir Crit Care Med, 156:6
96-703(1997)に記載の手法に従って、本発明の化合物がエアロゾルに処方され、
Ascaris suum抗原に過剰な感受性を有する羊に投与される。初期の抗原誘起気管
支反応を減少する、及び/又は、後期の気道反応をブロックする化合物は、例え
ば、抗原誘起後期反応及び気道過剰反応(AHR)に対する保護効果を有し、こ
のモデルにおいて有効であるとされる。
【0383】 吸入されたAscaris suum抗原に対して初期及び後期気管支反応の両方を現すこ
とが示されているアレルギー性の羊が候補化合物の気道への作用を研究するため
に使用される。2%リドカインの鼻通過の局所麻酔後に、一方の外鼻孔を通って
バルーンカテーテルが下部食道へ入れられる。次いで、羊には他方の外鼻孔を通
って、ガイドとして、柔軟な光ファイバー気管支鏡及びカフス付気管内チューブ
が挿管される。
【0384】 胸膜圧はAbraham(1994)に従って概算される。エアロゾル(下記の処方を参照 のこと)は、アンダーソンカスケード衝突器で決定して3.2μmの質量メジア
ン空気力学直径を有するエアロゾルを与える使い捨て医療噴霧器を用いて生成さ
れる。前記噴霧器はソレノイド弁及び圧縮空気(20psi)源からなる線量計シ ステムに接続される。噴霧器の出力はプラスチックT片に向けられ、その一方の
端はピストン呼吸器の吸気ポートに接続される。ソレノイド弁は呼吸器の吸入サ
イクルの始めに1秒間動かされる。エアロゾルは500mlのVT及び20息/ 分の速度で送られる。0.5%重炭酸ナトリウム溶液のみのものがコントロール
として使用される。
【0385】 気管支の反応性を評価するために、累積濃度−カルバコールに対する反応曲線
がAbraham(1994)に従って生成されることができる。気管支生検は治療の開始前 及び後並びに抗原負荷24時間後に行うことができる。気管支生検はAbraham(19
94)に従って行うことができる。
【0386】 肺胞マクロファージの試験管内接着研究もAbraham(1994)に従って行うことが でき、接着細胞の百分率が計算される。
【0387】エアロゾル処方 0.5%重炭酸ナトリウム/塩水(w/v)を用いた、30mg/mLの濃度の 候補化合物の溶液が下記の方法を用いて調製される。 A.0.5%重炭酸ナトリウム/塩水 ストック溶液の調製:100mL
【表27】 方法 1.0.5gの重炭酸ナトリウムを100mL容積のフラスコに加える。 2.約90.0mLの塩水を加え、溶解するまで超音波処理する。 3.塩水を全量が100mLとなるまで添加し、よく混合する。
【0388】 B.30.0mg/mL 候補化合物の調製:10mL
【表28】 1.0.300gの候補化合物を10.0mL容積のフラスコに加える。 2.約9.7mLの0.5%重炭酸ナトリウム/塩水 ストック溶液を加える。 3.候補化合物が完全に溶解するまで超音波処理する。 4.0.5%重炭酸ナトリウム/塩水 ストック溶液を全量が10.0mLとな
るまで添加し、よく混合する。 通常の経口処方を用いても、本発明化合物はこのモデルで活性であろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ユージン・ディ・ソーセット アメリカ合衆国・カリフォルニア・ 94038・モス・ビーチ・ブエナ・ヴィス タ・571 (72)発明者 クリストファー・エム・セムコ アメリカ合衆国・カリフォルニア・ 94539・フリーモント・カーペンター・コ ート・2361 (72)発明者 マイケル・エー・プレイス アメリカ合衆国・カリフォルニア・ 94087・サニーヴェール・ステラ・コー ト・848 (72)発明者 アントニー・クレフト アメリカ合衆国・ペンシルバニア・ 19047・ラングホーン・ベアリー・コー ト・43 (72)発明者 アンドレイ・ダブリュ・コンラディ アメリカ合衆国・カリフォルニア・ 94123・サン・フランシスコ・セルヴァン テス・#105・95 (72)発明者 フランシーヌ・エス・グラント アメリカ合衆国・カリフォルニア・ 94118・サン・フランシスコ・サクラメン ト・ストリート・3735 (72)発明者 レインハルト・バーンハード・バウディ アメリカ合衆国・ペンシルヴァニア・ 18901・ドイルスタウン・ハーリントン・ コート・5281 (72)発明者 ディミトリオス・サランタキス アメリカ合衆国・ペンシルバニア・ 18940・ニュータウン・センティネル・ア ベニュ・262 Fターム(参考) 4C084 AA02 AA07 BA01 BA08 BA14 BA32 CA59 DC50 MA13 MA17 MA22 MA23 MA28 MA31 MA35 MA37 MA43 MA52 MA59 MA60 MA63 MA66 ZA012 ZA062 ZA162 ZA332 ZA362 ZA452 ZA662 ZA812 ZA892 ZB152 ZB212 ZB262 ZC352 ZC552 4H045 AA10 BA11 BA51 EA22 FA44 GA01 GA22 HA02

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式I 【化1】 [R1はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、シクロアルキル、 置換シクロアルキル、複素環、置換複素環、複素アリール及び置換複素アリール
    からなる群から選択され; R2は水素、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル 、シクロアルケニル、置換シクロアルケニル、複素環、置換複素環、アリール、
    置換アリール、複素アリール及び置換複素アリールからなる群から選択され、か
    つ、R1及びR2は一緒になってR2に結合した窒素原子及びR1に結合したSO2 基と共に複素環又は置換複素環基を形成することができ; R3は水素、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル 、アリール、置換アリール、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換
    複素環からなる群から選択され、R2及びR3は一緒になってR2に結合した窒素 原子及びR3に結合した炭素原子と共に飽和複素環基又は飽和置換複素環基(但 し、一置換の場合は前記飽和置換複素環基上の置換基はカルボキシルでない)を
    形成することができ; Arはアリール、置換アリール、複素アリール又は置換複素アリールであり; xは1〜4の整数であり; Qは−C(X)NR7−(R7は水素及びアルキルからなる群から選択され、こ
    こで、Xは酸素又は硫黄からなる群から選択される)であり; R5は−CH2X〔Xは、水素、ヒドロキシル、アシルアミノ、アルキル、アル
    コキシ、アリールオキシ、アリール、アリールオキシアリール、カルボキシル、
    カルボキシルアルキル、カルボキシル−置換アルキル、カルボキシル−シクロア
    ルキル、カルボキシル−置換シクロアルキル、カルボキシルアリール、カルボキ
    シル−置換アリール、カルボキシル複素アリール、カルボキシル−置換複素アリ
    ール、カルボキシル複素環、カルボキシル−置換複素環、シクロアルキル、置換
    アルキル、置換アルコキシ、置換アリール、置換アリールオキシ、置換アリール
    オキシアリール、置換シクロアルキル、複素アリール、置換複素アリール、複素
    環及び置換複素環からなる群から選択されるが、但し、 A. R5は、R2及びR3が一緒になってR2に結合した窒素原子及び
    3に結合した炭素原子と共に飽和複素環基又は飽和置換複素環基を形成する場 合は、−(CH2n−アリール及び−(CH2n−複素アリール(nは1〜4に
    等しい整数)からなる群からは選択されず; B. R5は−(CH2x−Ar−R5'(ここで、R5'は−O−Z−N
    88'又は−O−Z−R12であり、ここで、R8及びR8'は水素、アルキル、置
    換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、複素環、置換複素環からな
    る群から独立して選択され、また、R8及びR8'は結合して複素環又は置換複素 環を形成し、並びに、R12は複素環類及び置換複素環類からなる群から選択され
    、Zは−C(O)−及び−SO2−からなる群から選択され、Arはアリール、 複素アリール、置換アリール又は置換複素アリールであり、xは1〜4の整数で
    ある)ではなく; C. R5は−(CH2x−Ar−R5'(ここで、R5'は−NR24C(
    Z’)NR88'及び−NR24C(Z’)R13からなる群から選択され、ここで Z’は酸素、硫黄及びNR24からなる群から選択され、R24は水素、アルキル及
    びアリールからなる群から選択され、また、R8及びR8'は水素、アルキル、置 換アルキル、アリール、置換アリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル、
    複素環、置換複素環、複素アリール及び置換複素アリールからなる群から独立し
    て選択されるが、但し、Z’が酸素の場合はR8及びR8'の少なくとも1つは置 換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、モルホリノ及びチオモルホ
    リノ以外の飽和複素環、置換複素環であり、或いは、R8及びR8'はモルホリノ 又はチオモルホリノ以外の飽和複素環、飽和置換複素環又はアルコキシカルボニ
    ル置換基で置換されたアミノ基を有する飽和/不飽和複素環を形成することがで
    き、さらに、Z’が硫黄の場合はR8及びR8'の少なくとも1つはアリール、置 換アリール、複素アリール又は置換複素アリール以外の基であり、そして、R13 は置換複素環類並びにモルホリノ及びチオモルホリノ以外の飽和複素環類からな
    る群から選択され、Arはアリール、複素アリール、置換アリール又は置換複素
    アリールであり、xは1〜4の整数である)ではなく; D. R5は−ALK−X(ALKはそれが結合する炭素原子にメチレ
    ン基(−CH2−)を介して結合する1〜10の炭素原子のアルキル基であり; Xは置換アルキルカルボニルアミノ、置換アルケニルカルボニルアミノ、置換ア
    ルキニルカルボニルアミノ、複素環式カルボニルアミノ、置換複素環式カルボニ
    ルアミノ、アシル、アシルオキシ、アミノカルボニルオキシ、アシルアミノ、オ
    キシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニル、置換アルコキシカルボニル、ア
    リールオキシカルボニル、置換アリールオキシカルボニル、シクロアルコキシカ
    ルボニル、置換シクロアルコキシカルボニル、複素アリールオキシカルボニル、
    置換複素アリールオキシカルボニル、複素環式オキシカルボニル、置換複素環式
    オキシカルボニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、飽和複素環、置換飽
    和複素環、置換アルコキシ、置換アルケノキシ、置換アルキノキシ、複素環式オ
    キシ、置換複素環式オキシ、置換チオアルキル、置換チオアルケニル、置換チオ
    アルキニル、アミノカルボニルアミノ、アミノチオカルボニルアミノ、グアニジ
    ノ、アミジノ、アルキルアミジノ、チオアミジノ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、
    −OS(O)2−アルキル、−OS(O)2−置換アルキル、−OS(O)2−シ クロアルキル、−OS(O)2−置換シクロアルキル、−OS(O)2−アリール
    、−OS(O)2−置換アリール、−OS(O)2−複素アリール、−OS(O) 2 −置換複素アリール、−OS(O)2−複素環、−OS(O)2−置換複素環、 −OSO2−NRR、−NRS(O)2−アルキル、−NRS(O)2−置換アル キル、−NRS(O)2−シクロアルキル、−NRS(O)2−置換シクロアルキ
    ル、−NRS(O)2−アリール、−NRS(O)2−置換アリール、−NRS(
    O)2−複素アリール、−NRS(O)2−置換複素アリール、−NRS(O)2 −複素環、−NRS(O)2−置換複素環、−NRS(O)2−NR−アルキル、
    −NRS(O)2−NR−置換アルキル、−NRS(O)2−NR−シクロアルキ
    ル、−NRS(O)2−NR−置換シクロアルキル、−NRS(O)2−NR−ア
    リール、−NRS(O)2−NR−置換アリール、−NRS(O)2−NR−複素
    アリール、−NRS(O)2−NR−置換複素アリール、−NRS(O)2−NR
    −複素環、−NRS(O)2−NR−置換複素環(上記においてRは水素又はア ルキル)、−S(O)2−アルキル、−S(O)2−置換アルキル、−S(O)2 −アリール、−S(O)2−置換アリール、−S(O)2−置換複素アリール、−
    S(O)2−置換複素アリール、−S(O)2−複素環、−S(O)2−置換複素 環、モノ及びジ−(置換アルキル)アミノ、N,N−(アルキル,置換アルキル
    )アミノ、N,N−(アリール,置換アルキル)アミノ、N,N−(置換アリー
    ル,置換アルキル)アミノ、N,N−(複素アリール,置換アルキル)アミノ、
    N,N−(置換複素アリール,置換アルキル)アミノ、N,N−(複素環,置換
    アルキル)アミノ、N,N−N,N−(置換複素環,置換アルキル)アミノ、モ
    ノ及びジ−(複素環)アミノ、モノ及びジ−(置換複素環)アミノ、N,N−(
    アルキル,複素環)アミノ、N,N−(アルキル,置換複素環)アミノ、N,N
    −(アリール,複素環)アミノ、N,N−(置換アリール,複素環)アミノ、N
    ,N−(アリール,置換複素環)アミノ、N,N−(置換アリール,置換複素環
    )アミノ、N,N−(複素アリール,複素環)アミノ、N,N−(複素アリール
    ,置換複素環)アミノ、N,N−(置換複素アリール,複素環)アミノ、N,N
    −(置換複素アリール及び置換複素環)アミノからなる群から選択される)では
    なく;そして、 E. R5は−(CH2x−Ar−R5&qout(R5&qoutは(a)置換アル キルカルボニルアミノ(但し、当該置換アルキル部分上の置換基の少なくとも1
    つはアルコキシ、置換アルコキシ、アシル、アシルアミノ、チオカルボニルアミ
    ノ、アシルオキシ、アルケニル、アミノ、アミジノ、アルキルアミジノ、チオア
    ミジノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノチオカルボニルアミノ
    、アミノカルボニルオキシ、アリールオキシ、置換アリールオキシ、シアノ、ニ
    トロ、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシル、カルボキシルアルキル、カルボキ
    シル−置換アルキル、カルボキシル−シクロアルキル、カルボキシル−置換シク
    ロアルキル、カルボキシルアリール、カルボキシル置換アリール、カルボキシル
    複素アリール、カルボキシル−置換複素アリール、カルボキシル複素環、カルボ
    キシル−置換複素環、シクロアルキル、置換シクロアルキル、グアニジノ、グア
    ニジノスルホン、チオール、チオアルキル、置換チオアルキル、チオアリール、
    置換チオアリール、チオシクロアルキル、置換チオシクロアルキル、チオ複素ア
    リール、置換チオ複素アリール、チオ複素環、置換チオ複素環、複素環、置換複
    素環、シクロアルコキシ、置換シクロアルコキシ、複素アリールオキシ、置換複
    素アリールオキシ、複素環式オキシ、置換複素環式オキシ、オキシカルボニルア
    ミノ、オキシチオカルボニルアミノ、−OS(O)2−アルキル、−OS(O)2 −置換アルキル、−OS(O)2−アリール、−OS(O)2−置換アリール、−
    OS(O)2−複素アリール、−OS(O)2−置換複素アリール、−OS(O) 2 −複素環、−OS(O)2−置換複素環、−OSO2−NRR、−NRS(O)2 −アルキル、−NRS(O)2−置換アルキル、−NRS(O)2−アリール、−
    NRS(O)2−置換アリール、−NRS(O)2−複素アリール、−NRS(O
    2−置換複素アリール、−NRS(O)2−複素環、−NRS(O)2−置換複 素環、−NRS(O)2−NR−アルキル、−NRS(O)2−NR−置換アルキ
    ル、−NRS(O)2−NR−アリール、−NRS(O)2−NR−置換アリール
    、−NRS(O)2−NR−複素アリール、−NRS(O)2−NR−置換複素ア
    リール、−NRS(O)2−NR−複素環、−NRS(O)2−NR−置換複素環
    、モノ及びジ−アルキルアミノ、モノ及びジ−(置換アルキル)アミノ、モノ及
    びジ−アリールアミノ、モノ及びジ−(置換アリール)アミノ、モノ及びジ−複
    素アリールアミノ、モノ及びジ−(置換複素アリール)アミノ、モノ及びジ−複
    素環アミノ、モノ及びジ−(置換複素環)アミノ、アルキル、置換アルキル、ア
    リール、置換アリール、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複素
    環からなる群から選択される異なる置換基を有する非対称二置換アミン、通常の
    ブロッキング基でブロックされたアミノ基を有する置換アルキル基、並びに、ア
    ルキル/−SO2−アルキル、−SO2−置換アルキル、−SO2−アルケニル、 −SO2−置換アルケニル、−SO2−シクロアルキル、−SO2−置換シクロア ルキル、−SO2−アリール、−SO2−置換アリール、−SO2−複素アリール 、−SO2−置換複素アリール、−SO2−複素環、−SO2−置換複素環又は− SO2NRR(上記においてRは水素又はアルキル)で置換された置換アルキル 基からなる群から選択される);(b)カルボキシル及び−COOR23(R23はア ルキル、置換アルキル、シクロアルキル、アリール、複素アリール又は複素環)
    からなる群から選択される置換基でアルコキシ部分上が置換されたアルコキシア
    リール;(c)アリール及び複素アリール;(d)−NR’R’(各R’はアルキル、
    置換アルキル、アリール、置換アリール、複素アリール、置換複素アリール、シ
    クロアルキル、置換シクロアルキル、複素環及び置換複素環からなる群から独立
    して選択されるが、但し、R’の少なくとも1つは置換アルキル、シクロアルキ
    ル、置換シクロアルキル、複素環及び置換複素環であり、また、R’が置換アル
    キルの場合は置換アルキル部分上の少なくとも1つの置換基はアルコキシ、置換
    アルコキシ、アシル、アシルアミノ、チオカルボニルアミノ、アシルオキシ、ア
    ルケニル、アミノ、アミジノ、アルキルアミジノ、チオアミジノ、アミノアシル
    、アミノカルボニルアミノ、アミノチオカルボニルアミノ、アミノカルボニルオ
    キシ、アリールオキシ、置換アリールオキシ、シアノ、ニトロ、ハロゲン、ヒド
    ロキシル、カルボキシル、カルボキシルアルキル、カルボキシル−置換アルキル
    、カルボキシル−シクロアルキル、カルボキシル−置換シクロアルキル、カルボ
    キシルアリール、カルボキシル−置換アリール、カルボキシル複素アリール、カ
    ルボキシル−置換複素アリール、カルボキシル複素環、カルボキシル−置換複素
    環、シクロアルキル、置換シクロアルキル、グアニジノ、グアニジノスルホン、
    チオール、チオアルキル、置換チオアルキル、チオアリール、置換チオアリール
    、チオシクロアルキル、置換チオシクロアルキル、チオ複素アリール、置換チオ
    複素アリール、チオ複素環、置換チオ複素環、複素環、置換複素環、シクロアル
    コキシ、置換シクロアルコキシ、複素アリールオキシ、置換複素アリールオキシ
    、複素環式オキシ、置換複素環式オキシ、オキシカルボニルアミノ、オキシチオ
    カルボニルアミノ、−OS(O)2−アルキル、−OS(O)2−置換アルキル、
    −OS(O)2−アリール、−OS(O)2−置換アリール、−OS(O)2−複 素アリール、−OS(O)2−置換複素アリール、−OS(O)2−複素環、−O
    S(O)2−置換複素環、−OSO2−NRR、−NRS(O)2−アルキル、− NRS(O)2−置換アルキル、−NRS(O)2−アリール、−NRS(O)2 −置換アリール、−NRS(O)2−複素アリール、−NRS(O)2−置換複素
    アリール、−NRS(O)2−複素環、−NRS(O)2−置換複素環、−NRS
    (O)2−NR−アルキル、−NRS(O)2−NR−置換アルキル、−NRS(
    O)2−NR−アリール、−NRS(O)2−NR−置換アリール、−NRS(O
    2−NR−複素アリール、−NRS(O)2−NR−置換複素アリール、−NR
    S(O)2−NR−複素環、−NRS(O)2−NR−置換複素環、モノ及びジ−
    アルキルアミノ、モノ及びジ−(置換アルキル)アミノ、モノ及びジ−アリール
    アミノ、モノ及びジ−(置換アリール)アミノ、モノ及びジ−複素アリールアミ
    ノ、モノ及びジ−(置換複素アリール)アミノ、モノ及びジ−複素環アミノ、モ
    ノ及びジ−(置換複素環)アミノ、アルキル、置換アルキル、アリール、置換ア
    リール、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複素環からなる群か
    ら選択される異なる置換基を有する非対称二置換アミン、通常のブロッキング基
    でブロックされたアミノ基を有する置換アルキル基、並びに、アルキル/−SO 2 −アルキル、−SO2−置換アルキル、−SO2−アルケニル、−SO2−置換ア
    ルケニル、−SO2−シクロアルキル、−SO2−置換シクロアルキル、−SO2 −アリール、−SO2−置換アリール、−SO2−複素アリール、−SO2−置換 複素アリール、−SO2−複素環、−SO2−置換複素環又は−SO2NRR(上 記においてRは水素又はアルキル)で置換された置換アルキル基からなる群から
    選択される);(e)−アルコキシ−NR”R”(各R”はアルキル、置換アルキ ル、アリール、置換アリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル、複素アリ
    ール、置換複素アリール、複素環及び置換複素環からなる群から独立して選択さ
    れるが、但し、各R”が置換アルキルの場合は置換アルキル部分上の少なくとも
    1つの置換基はアルコキシ、置換アルコキシ、アシル、アシルアミノ、チオカル
    ボニルアミノ、アシルオキシ、アルケニル、アミノ、アミジノ、アルキルアミジ
    ノ、チオアミジノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノチオカルボ
    ニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリールオキシ、置換アリールオキシ、
    シアノ、ニトロ、ハロゲン、ヒドロキシル、カルボキシル、カルボキシルアルキ
    ル、カルボキシル−置換アルキル、カルボキシル−シクロアルキル、カルボキシ
    ル−置換シクロアルキル、カルボキシルアリール、カルボキシル−置換アリール
    、カルボキシル複素アリール、カルボキシル−置換複素アリール、カルボキシル
    複素環、カルボキシル−置換複素環、シクロアルキル、置換シクロアルキル、グ
    アニジノ、グアニジノスルホン、チオール、チオアルキル、置換チオアルキル、
    チオアリール、置換チオアリール、チオシクロアルキル、置換チオシクロアルキ
    ル、チオ複素アリール、置換チオ複素アリール、チオ複素環、置換チオ複素環、
    複素環、置換複素環、シクロアルコキシ、置換シクロアルコキシ、複素アリール
    オキシ、置換複素アリールオキシ、複素環式オキシ、置換複素環式オキシ、オキ
    シカルボニルアミノ、オキシチオカルボニルアミノ、−OS(O)2−アルキル 、−OS(O)2−置換アルキル、−OS(O)2−アリール、−OS(O)2− 置換アリール、−OS(O)2−複素アリール、−OS(O)2−置換複素アリー
    ル、−OS(O)2−複素環、−OS(O)2−置換複素環、−OSO2−NRR 、−NRS(O)2−アルキル、−NRS(O)2−置換アルキル、−NRS(O
    2−アリール、−NRS(O)2−置換アリール、−NRS(O)2−複素アリ ール、−NRS(O)2−置換複素アリール、−NRS(O)2−複素環、−NR
    S(O)2−置換複素環、−NRS(O)2−NR−アルキル、−NRS(O)2 −NR−置換アルキル、−NRS(O)2−NR−アリール、−NRS(O)2
    NR−置換アリール、−NRS(O)2−NR−複素アリール、−NRS(O)2 −NR−置換複素アリール、−NRS(O)2−NR−複素環、−NRS(O)2 −NR−置換複素環、モノ及びジ−アルキルアミノ、モノ及びジ−(置換アルキ
    ル)アミノ、モノ及びジ−アリールアミノ、モノ及びジ−(置換アリール)アミ
    ノ、モノ及びジ−複素アリールアミノ、モノ及びジ−(置換複素アリール)アミ
    ノ、モノ及びジ−複素環アミノ、モノ及びジ−(置換複素環)アミノ、アルキル
    、置換アルキル、アリール、置換アリール、複素アリール、置換複素アリール、
    複素環及び置換複素環からなる群から選択される異なる置換基を有する非対称二
    置換アミン、通常のブロッキング基でブロックされたアミノ基を有する置換アル
    キル基、並びに、アルキル/−SO2−アルキル、−SO2−置換アルキル、−S
    2−アルケニル、−SO2−置換アルケニル、−SO2−シクロアルキル、−S O2−置換シクロアルキル、−SO2−アリール、−SO2−置換アリール、−S O2−複素アリール、−SO2−置換複素アリール、−SO2−複素環、−SO2
    置換複素環又は−SO2NRR(上記においてRは水素又はアルキル)で置換さ れた置換アルキル基からなる群から選択される);(f)置換アルケニル又は置換 アルキニル(但し、置換アルケニル/アルキニル部分上の少なくとも1つの置換
    基はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、シクロアルキル、置換
    シクロアルキル、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複素環から
    なる群から独立して選択され、さらに、置換アルキルで置換される場合は当該置
    換アルキル部分上の少なくとも1つの置換基はアルコキシ、置換アルコキシ、ア
    シル、アシルアミノ、チオカルボニルアミノ、アシルオキシ、アルケニル、アミ
    ノ、アミジノ、アルキルアミジノ、チオアミジノ、アミノアシル、アミノカルボ
    ニルアミノ、アミノチオカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール
    オキシ、置換アリールオキシ、シアノ、ニトロ、ハロゲン、ヒドロキシル、カル
    ボキシル、カルボキシルアルキル、カルボキシル−置換アルキル、カルボキシル
    −シクロアルキル、カルボキシル−置換シクロアルキル、カルボキシルアリール
    、カルボキシル−置換アリール、カルボキシル複素アリール、カルボキシル−置
    換複素アリール、カルボキシル複素環、カルボキシル−置換複素環、シクロアル
    キル、置換シクロアルキル、グアニジノ、グアニジノスルホン、チオール、チオ
    アルキル、置換チオアルキル、チオアリール、置換チオアリール、チオシクロア
    ルキル、置換チオシクロアルキル、チオ複素アリール、置換チオ複素アリール、
    チオ複素環、置換チオ複素環、複素環、置換複素環、シクロアルコキシ、置換シ
    クロアルコキシ、複素アリールオキシ、置換複素アリールオキシ、複素環式オキ
    シ、置換複素環式オキシ、オキシカルボニルアミノ、オキシチオカルボニルアミ
    ノ、−OS(O)2−アルキル、−OS(O)2−置換アルキル、−OS(O)2 −アリール、−OS(O)2−置換アリール、−OS(O)2−複素アリール、−
    OS(O)2−置換複素アリール、−OS(O)2−複素環、−OS(O)2−置 換複素環、−OSO2−NRR、−NRS(O)2−アルキル、−NRS(O)2 −置換アルキル、−NRS(O)2−アリール、−NRS(O)2−置換アリール
    、−NRS(O)2−複素アリール、−NRS(O)2−置換複素アリール、−N
    RS(O)2−複素環、−NRS(O)2−置換複素環、−NRS(O)2−NR −アルキル、−NRS(O)2−NR−置換アルキル、−NRS(O)2−NR−
    アリール、−NRS(O)2−NR−置換アリール、−NRS(O)2−NR−複
    素アリール、−NRS(O)2−NR−置換複素アリール、−NRS(O)2−N
    R−複素環、−NRS(O)2−NR−置換複素環、モノ及びジ−アルキルアミ ノ、モノ及びジ−(置換アルキル)アミノ、モノ及びジ−アリールアミノ、モノ
    及びジ−(置換アリール)アミノ、モノ及びジ−複素アリールアミノ、モノ及び
    ジ−(置換複素アリール)アミノ、モノ及びジ−複素環アミノ、モノ及びジ−(
    置換複素環)アミノ、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、複素
    アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複素環からなる群から選択される
    異なる置換基を有する非対称二置換アミン、通常のブロッキング基でブロックさ
    れたアミノ基を有する置換アルキル基、並びに、アルキル/−SO2−アルキル 、−SO2−置換アルキル、−SO2−アルケニル、−SO2−置換アルケニル、 −SO2−シクロアルキル、−SO2−置換シクロアルキル、−SO2−アリール 、−SO2−置換アリール、−SO2−複素アリール、−SO2−置換複素アリー ル、−SO2−複素環、−SO2−置換複素環又は−SO2NRR(上記において Rは水素又はアルキル)で置換された置換アルキル基からなる群から選択される
    );(g)置換アリールオキシ及び置換複素アリールオキシ(但し、置換アリール オキシ/複素アリールオキシ上の少なくとも1つの置換基は、ハロゲン、ヒドロ
    キシル、アミノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アルキ
    ル、アルケニル、アルキニル、1,2−ジオキシメチレン、1,2−ジオキシエ
    チレン、アルコキシ、アルケノキシ、アルキノキシ、アルキルアミノ、アルケニ
    ルアミノ、アルキニルアミノ、アルキルカルボニルオキシ、アシル、アルキルカ
    ルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、N
    −アルキル又はN,N−ジアルキルウレア以外である);(h)−アルコキシ−飽 和複素環、−アルコキシ−飽和置換複素環、−置換アルコキシ−複素環及び−置
    換アルコキシ−置換飽和複素環;(i)−O−複素環及び−O−置換複素環;(j)テ
    トラゾリル;(k)−NR−SO2−置換アルキル(Rは水素、アルキル又はアリー
    ルであるが、但し、当該置換アルキルスルホニルアミノのアルキル部分上の少な
    くとも1つの置換基はハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、ニトロ、トリフルオロ
    メチル、トリフルオロメトキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、1,2−
    ジオキシメチレン、1,2−ジオキシエチレン、アルコキシ、アルケノキシ、ア
    ルキノキシ、アルキルアミノ、アルケニルアミノ、アルキニルアミノ、アルキル
    カルボニルオキシ、アシル、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニル
    アミノ、アルキルスルホニルアミノ、N−アルキル又はN,N−ジアルキルウレ
    ア以外である);(l)アルケニルスルホニルアミノ、アルキニルスルホニルアミ ノ、置換アルケニルスルホニルアミノ及び置換アルキニルスルホニルアミノ;(m
    )置換アルコキシ(但し、前記置換アルコキシのアルキル部分上の置換には、ア ルコキシ−NR”R”(上記定義のとおり)、不飽和複素環、アルキルオキシ、
    アリールオキシ、複素アリールオキシ、アリール、複素アリール及びハロゲン、
    ヒドロキシル、アミノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、
    アルキル、アルケニル、アルキニル、1,2−ジオキシメチレン、1,2−ジオ
    キシエチレン、アルコキシ、アルケノキシ、アルキノキシ、アルキルアミノ、ア
    ルケニルアミノ、アルキニルアミノ、アルキルカルボニルオキシ、アシル、アル
    キルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミ
    ノ、N−アルキル又はN,N−ジアルキルウレアで置換されたアリール/複素ア
    リールは含まれない);(n)アミジン、並びに、アルキル、置換アルキル、アル ケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、複素アリー
    ル及び複素環からなる群から独立して選択される1〜3の置換基で置換されたア
    ミジン;(o)−C(O)NR’’’R’’’(各R’’’は水素、アルキル、置 換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルケニル、置換アルケニ
    ル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、複素アリール、置
    換複素アリール、複素環及び置換複素環からなる群から独立して選択されるが、
    但し、一方のR’’’が不飽和複素環、アリール、複素アリール、或いは、ハロ
    ゲン、ヒドロキシル、アミノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメト
    キシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、1,2−ジオキシメチレン、1,2
    −ジオキシエチレン、アルコキシ、アルケノキシ、アルキノキシ、アルキルアミ
    ノ、アルケニルアミノ、アルキニルアミノ、アルキルカルボニルオキシ、アシル
    、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニ
    ルアミノ、N−アルキル又はN,N−ジアルキルウレアで置換されたアリール/
    複素アリールの場合は、他方のR’’’はアルキル、置換アルキル(不飽和複素
    環式置換−アルキル以外)、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルケニル
    、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、複素環又は置換複素環である
    );(p)−NR22C(O)−R18(R18は、アルキル、置換アルキル、シクロア ルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、複素アリール、置換複
    素アリール、複素環及び置換複素環からなる群から選択され、R22はアルキル、
    置換アルキル、アリール、置換アリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル
    、複素アリール、置換複素アリール、複素環又は置換複素環である);(q)−S O2−アリール、−SO2−置換アリール、−SO2−複素アリール、−SO2−置
    換複素アリール又は−SO2−アルキル;(r)−NR’C(O)NR1919(R’
    はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、シクロアルキル、置換シ
    クロアルキル、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複素環からな
    る群から選択され、また、各R19は水素、アルキル、置換アルキル、シクロアル
    キル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、複素アリール、置換複素
    アリール、複素環又は置換複素環からなる群から独立して選択される);(s)− NR’C(O)OR19(R’はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリー
    ル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、複素アリール、置換複素アリール、
    複素環及び置換複素環からなる群から選択され、また、R19は水素、アルキル、
    置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール
    、複素アリール、置換複素アリール、複素環又は置換複素環からなる群から選択
    される);(t)−アミノカルボニル−(N−ホルミル複素環);及び(u)−アルキ
    ル−C(O)NH−複素環及び−アルキル−C(O)NH−置換複素環、からな
    る群から選択される置換基である)ではない〕である]の化合物及びその製薬的
    に許容可能な塩(但し、以下の化合物: A.R1がp-メチルフェニルの場合、R2及びR3がそれらの結合する窒素及び 炭素原子と一緒になってピロリジニル環を形成し、Qが−C(O)NH−であり
    、そして、R5が−CH2COOH又は−CH2CH2COOHでないもの;及び B.R1がp-メチルフェニルの場合、R2及びR3がそれらが結合する窒素及び 炭素原子と一緒になってピロリジニル環を形成し、Q−C(O)NH−であり、
    そして、R5が2,4,6−トリメチルベンジルでないもの を除く)。
  2. 【請求項2】式IA: 【化2】 [R1はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、シクロアルキル、 置換シクロアルキル、複素環、置換複素環、複素アリール及び置換複素アリール
    からなる群から選択され; R2は水素、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル 、シクロアルケニル、置換シクロアルケニル、複素環、置換複素環、アリール、
    置換アリール、複素アリール及び置換複素アリールからなる群から選択され、か
    つ、R1及びR2は一緒になってR2に結合した窒素原子及びR1に結合したSO2 基と共に複素環又は置換複素環基を形成することができ; R3は水素、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル 、アリール、置換アリール、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換
    複素環からなる群から選択され、R2及びR3は一緒になってR2に結合した窒素 原子及びR3に結合した炭素原子と共に飽和複素環基又は飽和置換複素環基(但 し、一置換の場合は前記飽和置換複素環基上の置換基はカルボキシルでない)を
    形成することができ; Arはアリール、置換アリール、複素アリール又は置換複素アリールであり; xは1〜4の整数であり; R6は2,4−ジオキソ−テトラヒドロフラン−3−イル(3,4−エノール )、アミノ、アルコキシ、置換アルコキシ、シクロアルコキシ、置換シクロアル
    コキシ、−O−(N−スクシンイミジル)、−NH−アダマンチル、−O−コレ
    スト(cholest)−5−エン−3−β−イル、−NHOY(Yは水素、アルキル 、置換アルキル、アリール及び置換アリール)、−NH(CH2)pCOOY( pは1〜8の整数であり、Yは上記のとおり)、−OCH2NR910(R9は− C(O)−アリール及び−C(O)−置換アリールからなる群から選択され、R 10 は水素及び−CH2COOR11(R11はアルキル)からなる群から選択される )、及び、−NHSO2Z”(Z”はアルキル、置換アルキル、シクロアルキル 、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、複素アリール、置換複素アリ
    ール、複素環又は置換複素環である)からなる群から選択され; Qは−C(X)NR7−(R7は水素及びアルキルからなる群から選択され、こ
    こで、Xは酸素又は硫黄からなる群から選択される)であり; R5は−CH2X〔Xは、水素、ヒドロキシル、アシルアミノ、アルキル、アル
    コキシ、アリールオキシ、アリール、アリールオキシアリール、カルボキシル、
    カルボキシルアルキル、カルボキシル−置換アルキル、カルボキシル−シクロア
    ルキル、カルボキシル−置換シクロアルキル、カルボキシルアリール、カルボキ
    シル−置換アリール、カルボキシル複素アリール、カルボキシル−置換複素アリ
    ール、カルボキシル複素環、カルボキシル−置換複素環、シクロアルキル、置換
    アルキル、置換アルコキシ、置換アリール、置換アリールオキシ、置換アリール
    オキシアリール、置換シクロアルキル、複素アリール、置換複素アリール、複素
    環及び置換複素環からなる群から選択されるが、但し、 A. R5は、R2及びR3が一緒になってR2に結合した窒素原子及び
    3に結合した炭素原子と共に飽和複素環基又は飽和置換複素環基を形成する場 合は、−(CH2n−アリール及び−(CH2n−複素アリール(nは1〜4に
    等しい整数)からなる群からは選択されず; B. R5は−(CH2x−Ar−R5'(ここで、R5'は−O−Z−N
    88'又は−O−Z−R12であり、ここで、R8及びR8'は水素、アルキル、置
    換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、複素環、置換複素環からな
    る群から独立して選択され、また、R8及びR8'は結合して複素環又は置換複素 環を形成し、並びに、R12は複素環類及び置換複素環類からなる群から選択され
    、Zは−C(O)−及び−SO2−からなる群から選択され、Arはアリール、 複素アリール、置換アリール又は置換複素アリールであり、xは1〜4の整数で
    ある)ではなく; C. R5は−(CH2x−Ar−R5'(ここで、R5'は−NR24C(
    Z’)NR88'及び−NR24C(Z’)R13からなる群から選択され、ここで Z’は酸素、硫黄及びNR24からなる群から選択され、R24は水素、アルキル及
    びアリールからなる群から選択され、また、R8及びR8'は水素、アルキル、置 換アルキル、アリール、置換アリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル、
    複素環、置換複素環、複素アリール及び置換複素アリールからなる群から独立し
    て選択されるが、但し、Z’が酸素の場合はR8及びR8'の少なくとも1つは置 換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、モルホリノ及びチオモルホ
    リノ以外の飽和複素環、置換複素環であり、或いは、R8及びR8'はモルホリノ 又はチオモルホリノ以外の飽和複素環、飽和置換複素環又はアルコキシカルボニ
    ル置換基で置換されたアミノ基を有する飽和/不飽和複素環を形成することがで
    き、さらに、Z’が硫黄の場合はR8及びR8'の少なくとも1つはアリール、置 換アリール、複素アリール又は置換複素アリール以外の基であり、そして、R13 は置換複素環類並びにモルホリノ及びチオモルホリノ以外の飽和複素環類からな
    る群から選択され、Arはアリール、複素アリール、置換アリール又は置換複素
    アリールであり、xは1〜4の整数である)ではなく; D. R5は−ALK−X(ALKはそれが結合する炭素原子にメチレ
    ン基(−CH2−)を介して結合する1〜10の炭素原子のアルキル基であり; Xは置換アルキルカルボニルアミノ、置換アルケニルカルボニルアミノ、置換ア
    ルキニルカルボニルアミノ、複素環式カルボニルアミノ、置換複素環式カルボニ
    ルアミノ、アシル、アシルオキシ、アミノカルボニルオキシ、アシルアミノ、オ
    キシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニル、置換アルコキシカルボニル、ア
    リールオキシカルボニル、置換アリールオキシカルボニル、シクロアルコキシカ
    ルボニル、置換シクロアルコキシカルボニル、複素アリールオキシカルボニル、
    置換複素アリールオキシカルボニル、複素環式オキシカルボニル、置換複素環式
    オキシカルボニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、飽和複素環、置換飽
    和複素環、置換アルコキシ、置換アルケノキシ、置換アルキノキシ、複素環式オ
    キシ、置換複素環式オキシ、置換チオアルキル、置換チオアルケニル、置換チオ
    アルキニル、アミノカルボニルアミノ、アミノチオカルボニルアミノ、グアニジ
    ノ、アミジノ、アルキルアミジノ、チオアミジノ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、
    −OS(O)2−アルキル、−OS(O)2−置換アルキル、−OS(O)2−シ クロアルキル、−OS(O)2−置換シクロアルキル、−OS(O)2−アリール
    、−OS(O)2−置換アリール、−OS(O)2−複素アリール、−OS(O) 2 −置換複素アリール、−OS(O)2−複素環、−OS(O)2−置換複素環、 −OSO2−NRR、−NRS(O)2−アルキル、−NRS(O)2−置換アル キル、−NRS(O)2−シクロアルキル、−NRS(O)2−置換シクロアルキ
    ル、−NRS(O)2−アリール、−NRS(O)2−置換アリール、−NRS(
    O)2−複素アリール、−NRS(O)2−置換複素アリール、−NRS(O)2 −複素環、−NRS(O)2−置換複素環、−NRS(O)2−NR−アルキル、
    −NRS(O)2−NR−置換アルキル、−NRS(O)2−NR−シクロアルキ
    ル、−NRS(O)2−NR−置換シクロアルキル、−NRS(O)2−NR−ア
    リール、−NRS(O)2−NR−置換アリール、−NRS(O)2−NR−複素
    アリール、−NRS(O)2−NR−置換複素アリール、−NRS(O)2−NR
    −複素環、−NRS(O)2−NR−置換複素環、−S(O)2−アルキル、−S
    (O)2−置換アルキル、−S(O)2−アリール、−S(O)2−置換アリール 、−S(O)2−置換複素アリール、−S(O)2−置換複素アリール、−S(O
    2−複素環、−S(O)2−置換複素環、モノ及びジ−(置換アルキル)アミノ
    、N,N−(アルキル,置換アルキル)アミノ、N,N−(アリール,置換アル
    キル)アミノ、N,N−(置換アリール,置換アルキル)アミノ、N,N−(複
    素アリール,置換アルキル)アミノ、N,N−(置換複素アリール,置換アルキ
    ル)アミノ、N,N−(複素環,置換アルキル)アミノ、N,N−N,N−(置
    換複素環,置換アルキル)アミノ、モノ及びジ−(複素環)アミノ、モノ及びジ
    −(置換複素環)アミノ、N,N−(アルキル,複素環)アミノ、N,N−(ア
    ルキル,置換複素環)アミノ、N,N−(アリール,複素環)アミノ、N,N−
    (置換アリール,複素環)アミノ、N,N−(アリール,置換複素環)アミノ、
    N,N−(置換アリール,置換複素環)アミノ、N,N−(複素アリール,複素
    環)アミノ、N,N−(複素アリール,置換複素環)アミノ、N,N−(置換複
    素アリール,複素環)アミノ、N,N−(置換複素アリール及び置換複素環)ア
    ミノからなる群から選択される)ではなく;そして、 E. R5は−(CH2x−Ar−R5&qout(R5&qoutは(a)置換アル キルカルボニルアミノ(但し、当該置換アルキル部分上の置換基の少なくとも1
    つはアルコキシ、置換アルコキシ、アシル、アシルアミノ、チオカルボニルアミ
    ノ、アシルオキシ、アルケニル、アミノ、アミジノ、アルキルアミジノ、チオア
    ミジノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノチオカルボニルアミノ
    、アミノカルボニルオキシ、アリールオキシ、置換アリールオキシ、シアノ、ニ
    トロ、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシル、カルボキシルアルキル、カルボキ
    シル−置換アルキル、カルボキシル−シクロアルキル、カルボキシル−置換シク
    ロアルキル、カルボキシルアリール、カルボキシル置換アリール、カルボキシル
    複素アリール、カルボキシル−置換複素アリール、カルボキシル複素環、カルボ
    キシル−置換複素環、シクロアルキル、置換シクロアルキル、グアニジノ、グア
    ニジノスルホン、チオール、チオアルキル、置換チオアルキル、チオアリール、
    置換チオアリール、チオシクロアルキル、置換チオシクロアルキル、チオ複素ア
    リール、置換チオ複素アリール、チオ複素環、置換チオ複素環、複素環、置換複
    素環、シクロアルコキシ、置換シクロアルコキシ、複素アリールオキシ、置換複
    素アリールオキシ、複素環式オキシ、置換複素環式オキシ、オキシカルボニルア
    ミノ、オキシチオカルボニルアミノ、−OS(O)2−アルキル、−OS(O)2 −置換アルキル、−OS(O)2−アリール、−OS(O)2−置換アリール、−
    OS(O)2−複素アリール、−OS(O)2−置換複素アリール、−OS(O) 2 −複素環、−OS(O)2−置換複素環、−OSO2−NRR、−NRS(O)2 −アルキル、−NRS(O)2−置換アルキル、−NRS(O)2−アリール、−
    NRS(O)2−置換アリール、−NRS(O)2−複素アリール、−NRS(O
    2−置換複素アリール、−NRS(O)2−複素環、−NRS(O)2−置換複 素環、−NRS(O)2−NR−アルキル、−NRS(O)2−NR−置換アルキ
    ル、−NRS(O)2−NR−アリール、−NRS(O)2−NR−置換アリール
    、−NRS(O)2−NR−複素アリール、−NRS(O)2−NR−置換複素ア
    リール、−NRS(O)2−NR−複素環、−NRS(O)2−NR−置換複素環
    、モノ及びジ−アルキルアミノ、モノ及びジ−(置換アルキル)アミノ、モノ及
    びジ−アリールアミノ、モノ及びジ−(置換アリール)アミノ、モノ及びジ−複
    素アリールアミノ、モノ及びジ−(置換複素アリール)アミノ、モノ及びジ−複
    素環アミノ、モノ及びジ−(置換複素環)アミノ、アルキル、置換アルキル、ア
    リール、置換アリール、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複素
    環からなる群から選択される異なる置換基を有する非対称二置換アミン、通常の
    ブロッキング基でブロックされたアミノ基を有する置換アルキル基、並びに、ア
    ルキル/−SO2−アルキル、−SO2−置換アルキル、−SO2−アルケニル、 −SO2−置換アルケニル、−SO2−シクロアルキル、−SO2−置換シクロア ルキル、−SO2−アリール、−SO2−置換アリール、−SO2−複素アリール 、−SO2−置換複素アリール、−SO2−複素環、−SO2−置換複素環又は− SO2NRR(上記においてRは水素又はアルキル)で置換された置換アルキル 基からなる群から選択される);(b)カルボキシル及び−COOR23(R23はア ルキル、置換アルキル、シクロアルキル、アリール、複素アリール又は複素環)
    からなる群から選択される置換基でアルコキシ部分上が置換されたアルコキシア
    リール;(c)アリール及び複素アリール;(d)−NR’R’(各R’はアルキル、
    置換アルキル、アリール、置換アリール、複素アリール、置換複素アリール、シ
    クロアルキル、置換シクロアルキル、複素環及び置換複素環からなる群から独立
    して選択されるが、但し、R’の少なくとも1つは置換アルキル、シクロアルキ
    ル、置換シクロアルキル、複素環及び置換複素環であり、また、R’が置換アル
    キルの場合は置換アルキル部分上の少なくとも1つの置換基はアルコキシ、置換
    アルコキシ、アシル、アシルアミノ、チオカルボニルアミノ、アシルオキシ、ア
    ルケニル、アミノ、アミジノ、アルキルアミジノ、チオアミジノ、アミノアシル
    、アミノカルボニルアミノ、アミノチオカルボニルアミノ、アミノカルボニルオ
    キシ、アリールオキシ、置換アリールオキシ、シアノ、ニトロ、ハロゲン、ヒド
    ロキシル、カルボキシル、カルボキシルアルキル、カルボキシル−置換アルキル
    、カルボキシル−シクロアルキル、カルボキシル−置換シクロアルキル、カルボ
    キシルアリール、カルボキシル−置換アリール、カルボキシル複素アリール、カ
    ルボキシル−置換複素アリール、カルボキシル複素環、カルボキシル−置換複素
    環、シクロアルキル、置換シクロアルキル、グアニジノ、グアニジノスルホン、
    チオール、チオアルキル、置換チオアルキル、チオアリール、置換チオアリール
    、チオシクロアルキル、置換チオシクロアルキル、チオ複素アリール、置換チオ
    複素アリール、チオ複素環、置換チオ複素環、複素環、置換複素環、シクロアル
    コキシ、置換シクロアルコキシ、複素アリールオキシ、置換複素アリールオキシ
    、複素環式オキシ、置換複素環式オキシ、オキシカルボニルアミノ、オキシチオ
    カルボニルアミノ、−OS(O)2−アルキル、−OS(O)2−置換アルキル、
    −OS(O)2−アリール、−OS(O)2−置換アリール、−OS(O)2−複 素アリール、−OS(O)2−置換複素アリール、−OS(O)2−複素環、−O
    S(O)2−置換複素環、−OSO2−NRR、−NRS(O)2−アルキル、− NRS(O)2−置換アルキル、−NRS(O)2−アリール、−NRS(O)2 −置換アリール、−NRS(O)2−複素アリール、−NRS(O)2−置換複素
    アリール、−NRS(O)2−複素環、−NRS(O)2−置換複素環、−NRS
    (O)2−NR−アルキル、−NRS(O)2−NR−置換アルキル、−NRS(
    O)2−NR−アリール、−NRS(O)2−NR−置換アリール、−NRS(O
    2−NR−複素アリール、−NRS(O)2−NR−置換複素アリール、−NR
    S(O)2−NR−複素環、−NRS(O)2−NR−置換複素環、モノ及びジ−
    アルキルアミノ、モノ及びジ−(置換アルキル)アミノ、モノ及びジ−アリール
    アミノ、モノ及びジ−(置換アリール)アミノ、モノ及びジ−複素アリールアミ
    ノ、モノ及びジ−(置換複素アリール)アミノ、モノ及びジ−複素環アミノ、モ
    ノ及びジ−(置換複素環)アミノ、アルキル、置換アルキル、アリール、置換ア
    リール、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複素環からなる群か
    ら選択される異なる置換基を有する非対称二置換アミン、通常のブロッキング基
    でブロックされたアミノ基を有する置換アルキル基、並びに、アルキル/−SO 2 −アルキル、−SO2−置換アルキル、−SO2−アルケニル、−SO2−置換ア
    ルケニル、−SO2−シクロアルキル、−SO2−置換シクロアルキル、−SO2 −アリール、−SO2−置換アリール、−SO2−複素アリール、−SO2−置換 複素アリール、−SO2−複素環、−SO2−置換複素環又は−SO2NRR(上 記においてRは水素又はアルキル)で置換された置換アルキル基からなる群から
    選択される);(e)−アルコキシ−NR”R”(各R”はアルキル、置換アルキ ル、アリール、置換アリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル、複素アリ
    ール、置換複素アリール、複素環及び置換複素環からなる群から独立して選択さ
    れるが、但し、各R”が置換アルキルの場合は置換アルキル部分上の少なくとも
    1つの置換基はアルコキシ、置換アルコキシ、アシル、アシルアミノ、チオカル
    ボニルアミノ、アシルオキシ、アルケニル、アミノ、アミジノ、アルキルアミジ
    ノ、チオアミジノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノチオカルボ
    ニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリールオキシ、置換アリールオキシ、
    シアノ、ニトロ、ハロゲン、ヒドロキシル、カルボキシル、カルボキシルアルキ
    ル、カルボキシル−置換アルキル、カルボキシル−シクロアルキル、カルボキシ
    ル−置換シクロアルキル、カルボキシルアリール、カルボキシル−置換アリール
    、カルボキシル複素アリール、カルボキシル−置換複素アリール、カルボキシル
    複素環、カルボキシル−置換複素環、シクロアルキル、置換シクロアルキル、グ
    アニジノ、グアニジノスルホン、チオール、チオアルキル、置換チオアルキル、
    チオアリール、置換チオアリール、チオシクロアルキル、置換チオシクロアルキ
    ル、チオ複素アリール、置換チオ複素アリール、チオ複素環、置換チオ複素環、
    複素環、置換複素環、シクロアルコキシ、置換シクロアルコキシ、複素アリール
    オキシ、置換複素アリールオキシ、複素環式オキシ、置換複素環式オキシ、オキ
    シカルボニルアミノ、オキシチオカルボニルアミノ、−OS(O)2−アルキル 、−OS(O)2−置換アルキル、−OS(O)2−アリール、−OS(O)2− 置換アリール、−OS(O)2−複素アリール、−OS(O)2−置換複素アリー
    ル、−OS(O)2−複素環、−OS(O)2−置換複素環、−OSO2−NRR 、−NRS(O)2−アルキル、−NRS(O)2−置換アルキル、−NRS(O
    2−アリール、−NRS(O)2−置換アリール、−NRS(O)2−複素アリ ール、−NRS(O)2−置換複素アリール、−NRS(O)2−複素環、−NR
    S(O)2−置換複素環、−NRS(O)2−NR−アルキル、−NRS(O)2 −NR−置換アルキル、−NRS(O)2−NR−アリール、−NRS(O)2
    NR−置換アリール、−NRS(O)2−NR−複素アリール、−NRS(O)2 −NR−置換複素アリール、−NRS(O)2−NR−複素環、−NRS(O)2 −NR−置換複素環、モノ及びジ−アルキルアミノ、モノ及びジ−(置換アルキ
    ル)アミノ、モノ及びジ−アリールアミノ、モノ及びジ−(置換アリール)アミ
    ノ、モノ及びジ−複素アリールアミノ、モノ及びジ−(置換複素アリール)アミ
    ノ、モノ及びジ−複素環アミノ、モノ及びジ−(置換複素環)アミノ、アルキル
    、置換アルキル、アリール、置換アリール、複素アリール、置換複素アリール、
    複素環及び置換複素環からなる群から選択される異なる置換基を有する非対称二
    置換アミン、通常のブロッキング基でブロックされたアミノ基を有する置換アル
    キル基、並びに、アルキル/−SO2−アルキル、−SO2−置換アルキル、−S
    2−アルケニル、−SO2−置換アルケニル、−SO2−シクロアルキル、−S O2−置換シクロアルキル、−SO2−アリール、−SO2−置換アリール、−S O2−複素アリール、−SO2−置換複素アリール、−SO2−複素環、−SO2
    置換複素環又は−SO2NRR(上記においてRは水素又はアルキル)で置換さ れた置換アルキル基からなる群から選択される);(f)置換アルケニル又は置換 アルキニル(但し、置換アルケニル/アルキニル部分上の少なくとも1つの置換
    基はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、シクロアルキル、置換
    シクロアルキル、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複素環から
    なる群から独立して選択され、さらに、置換アルキルで置換される場合は当該置
    換アルキル部分上の少なくとも1つの置換基はアルコキシ、置換アルコキシ、ア
    シル、アシルアミノ、チオカルボニルアミノ、アシルオキシ、アルケニル、アミ
    ノ、アミジノ、アルキルアミジノ、チオアミジノ、アミノアシル、アミノカルボ
    ニルアミノ、アミノチオカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール
    オキシ、置換アリールオキシ、シアノ、ニトロ、ハロゲン、ヒドロキシル、カル
    ボキシル、カルボキシルアルキル、カルボキシル−置換アルキル、カルボキシル
    −シクロアルキル、カルボキシル−置換シクロアルキル、カルボキシルアリール
    、カルボキシル−置換アリール、カルボキシル複素アリール、カルボキシル−置
    換複素アリール、カルボキシル複素環、カルボキシル−置換複素環、シクロアル
    キル、置換シクロアルキル、グアニジノ、グアニジノスルホン、チオール、チオ
    アルキル、置換チオアルキル、チオアリール、置換チオアリール、チオシクロア
    ルキル、置換チオシクロアルキル、チオ複素アリール、置換チオ複素アリール、
    チオ複素環、置換チオ複素環、複素環、置換複素環、シクロアルコキシ、置換シ
    クロアルコキシ、複素アリールオキシ、置換複素アリールオキシ、複素環式オキ
    シ、置換複素環式オキシ、オキシカルボニルアミノ、オキシチオカルボニルアミ
    ノ、−OS(O)2−アルキル、−OS(O)2−置換アルキル、−OS(O)2 −アリール、−OS(O)2−置換アリール、−OS(O)2−複素アリール、−
    OS(O)2−置換複素アリール、−OS(O)2−複素環、−OS(O)2−置 換複素環、−OSO2−NRR、−NRS(O)2−アルキル、−NRS(O)2 −置換アルキル、−NRS(O)2−アリール、−NRS(O)2−置換アリール
    、−NRS(O)2−複素アリール、−NRS(O)2−置換複素アリール、−N
    RS(O)2−複素環、−NRS(O)2−置換複素環、−NRS(O)2−NR −アルキル、−NRS(O)2−NR−置換アルキル、−NRS(O)2−NR−
    アリール、−NRS(O)2−NR−置換アリール、−NRS(O)2−NR−複
    素アリール、−NRS(O)2−NR−置換複素アリール、−NRS(O)2−N
    R−複素環、−NRS(O)2−NR−置換複素環、モノ及びジ−アルキルアミ ノ、モノ及びジ−(置換アルキル)アミノ、モノ及びジ−アリールアミノ、モノ
    及びジ−(置換アリール)アミノ、モノ及びジ−複素アリールアミノ、モノ及び
    ジ−(置換複素アリール)アミノ、モノ及びジ−複素環アミノ、モノ及びジ−(
    置換複素環)アミノ、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、複素
    アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複素環からなる群から選択される
    異なる置換基を有する非対称二置換アミン、通常のブロッキング基でブロックさ
    れたアミノ基を有する置換アルキル基、並びに、アルキル/−SO2−アルキル 、−SO2−置換アルキル、−SO2−アルケニル、−SO2−置換アルケニル、 −SO2−シクロアルキル、−SO2−置換シクロアルキル、−SO2−アリール 、−SO2−置換アリール、−SO2−複素アリール、−SO2−置換複素アリー ル、−SO2−複素環、−SO2−置換複素環又は−SO2NRR(上記において Rは水素又はアルキル)で置換された置換アルキル基からなる群から選択される
    );(g)置換アリールオキシ及び置換複素アリールオキシ(但し、置換アリール オキシ/複素アリールオキシ上の少なくとも1つの置換基は、ハロゲン、ヒドロ
    キシル、アミノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アルキ
    ル、アルケニル、アルキニル、1,2−ジオキシメチレン、1,2−ジオキシエ
    チレン、アルコキシ、アルケノキシ、アルキノキシ、アルキルアミノ、アルケニ
    ルアミノ、アルキニルアミノ、アルキルカルボニルオキシ、アシル、アルキルカ
    ルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、N
    −アルキル又はN,N−ジアルキルウレア以外である);(h)−アルコキシ−飽 和複素環、−アルコキシ−飽和置換複素環、−置換アルコキシ−複素環及び−置
    換アルコキシ−置換飽和複素環;(i)−O−複素環及び−O−置換複素環;(j)テ
    トラゾリル;(k)−NR−SO2−置換アルキル(Rは水素、アルキル又はアリー
    ルであるが、但し、当該置換アルキルスルホニルアミノのアルキル部分上の少な
    くとも1つの置換基はハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、ニトロ、トリフルオロ
    メチル、トリフルオロメトキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、1,2−
    ジオキシメチレン、1,2−ジオキシエチレン、アルコキシ、アルケノキシ、ア
    ルキノキシ、アルキルアミノ、アルケニルアミノ、アルキニルアミノ、アルキル
    カルボニルオキシ、アシル、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニル
    アミノ、アルキルスルホニルアミノ、N−アルキル又はN,N−ジアルキルウレ
    ア以外である);(l)アルケニルスルホニルアミノ、アルキニルスルホニルアミ ノ、置換アルケニルスルホニルアミノ及び置換アルキニルスルホニルアミノ;(m
    )置換アルコキシ(但し、前記置換アルコキシのアルキル部分上の置換には、ア ルコキシ−NR”R”(上記定義のとおり)、不飽和複素環、アルキルオキシ、
    アリールオキシ、複素アリールオキシ、アリール、複素アリール及びハロゲン、
    ヒドロキシル、アミノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、
    アルキル、アルケニル、アルキニル、1,2−ジオキシメチレン、1,2−ジオ
    キシエチレン、アルコキシ、アルケノキシ、アルキノキシ、アルキルアミノ、ア
    ルケニルアミノ、アルキニルアミノ、アルキルカルボニルオキシ、アシル、アル
    キルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミ
    ノ、N−アルキル又はN,N−ジアルキルウレアで置換されたアリール/複素ア
    リールは含まれない);(n)アミジン、並びに、アルキル、置換アルキル、アル ケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、複素アリー
    ル及び複素環からなる群から独立して選択される1〜3の置換基で置換されたア
    ミジン;(o)−C(O)NR’’’R’’’(各R’’’は水素、アルキル、置 換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルケニル、置換アルケニ
    ル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、複素アリール、置
    換複素アリール、複素環及び置換複素環からなる群から独立して選択されるが、
    但し、一方のR’’’が不飽和複素環、アリール、複素アリール、或いは、ハロ
    ゲン、ヒドロキシル、アミノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメト
    キシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、1,2−ジオキシメチレン、1,2
    −ジオキシエチレン、アルコキシ、アルケノキシ、アルキノキシ、アルキルアミ
    ノ、アルケニルアミノ、アルキニルアミノ、アルキルカルボニルオキシ、アシル
    、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニ
    ルアミノ、N−アルキル又はN,N−ジアルキルウレアで置換されたアリール/
    複素アリールの場合は、他方のR’’’はアルキル、置換アルキル(不飽和複素
    環式置換−アルキル以外)、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルケニル
    、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、複素環又は置換複素環である
    );(p)−NR22C(O)−R18(R18は、アルキル、置換アルキル、シクロア ルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、複素アリール、置換複
    素アリール、複素環及び置換複素環からなる群から選択され、R22はアルキル、
    置換アルキル、アリール、置換アリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル
    、複素アリール、置換複素アリール、複素環又は置換複素環である);(q)−S O2−アリール、−SO2−置換アリール、−SO2−複素アリール、−SO2−置
    換複素アリール又は−SO2−アルキル;(r)−NR’C(O)NR1919(R’
    はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、シクロアルキル、置換シ
    クロアルキル、複素アリール、置換複素アリール、複素環及び置換複素環からな
    る群から選択され、また、各R19は水素、アルキル、置換アルキル、シクロアル
    キル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、複素アリール、置換複素
    アリール、複素環又は置換複素環からなる群から独立して選択される);(s)− NR’C(O)OR19(R’はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリー
    ル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、複素アリール、置換複素アリール、
    複素環及び置換複素環からなる群から選択され、また、R19は水素、アルキル、
    置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール
    、複素アリール、置換複素アリール、複素環又は置換複素環からなる群から選択
    される);(t)−アミノカルボニル−(N−ホルミル複素環);及び(u)−アルキ
    ル−C(O)NH−複素環及び−アルキル−C(O)NH−置換複素環、からな
    る群から選択される置換基である)ではない〕である]の化合物及びその製薬的
    に許容可能な塩(但し、A)R1がp-メチルフェニルの場合、R2及びR3はそれ らの結合する窒素及び炭素原子と一緒になってピロリジニル環を形成し、R5はp
    -[−OCH2CH2−(4,5−ジヒドロイミジゾール−2−イル)であり、Q は−C(O)NH−であり、そして、R6は−O−メチルでない; B)R1が4−フルオロベンジルの場合、R2/R3が一緒になってL−ピロリジ ニルに等しく、R5は4−ヒドロキシベンジルであり、そして、R6はイソプロピ
    ルでない; C)R1が1−メチルイミダゾールの場合、R2/R3が一緒になってL−ピロリ ジニルに等しく、R5は4−ヒドロキシベンジルであり、そして、R6はt-ブチル
    でない;そして、 D)R1が4−トリフルオロメトキシベンジルの場合、R2/R3が一緒になって
    5,5−ジメチルチアゾリジン−4−イルに等しく、R5は4−ヒドロキシベン ジルであり、そして、R6はt-ブチルでない)。
  3. 【請求項3】R1が、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、 複素環、置換複素環、複素アリール及び置換複素アリールからなる群から選択さ
    れる、請求項1又は2記載の化合物。
  4. 【請求項4】R1が、4−メチルフェニル、メチル、ベンジル、n-ブチル、 4−クロロフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、4−メトキシフェニル、フ
    ェニル、2,4,6−トリメチルフェニル、2−(メトキシカルボニル)フェニ
    ル、2−カルボキシフェニル、3,5−ジクロロフェニル、4−トリフルオロメ
    チルフェニル、3,4−ジクロロフェニル、3,4−ジメトキシフェニル、4−
    (CH3C(O)NH−)フェニル、4−トリフルオロメトキシフェニル、4− シアノフェニル、イソプロピル、3,5−ジ−(トリフルオロメチル)フェニル
    、4−t-ブチルフェニル、4−t-ブトキシフェニル、4−ニトロフェニル、2−
    チエニル、1−N−メチル−3−メチル−5−クロロピラゾール−4−イル、フ
    ェネチル、1−N−メチルイミダゾール−4−イル、4−ブロモフェニル、4−
    アミジノフェニル、4−メチルアミジノフェニル、4−[CH3SC(=NH) ]フェニル、5−クロロ−2−チエニル、2,5−ジクロロ−4−チエニル、1
    −N−メチル−4−ピラゾリル、2−チアゾリル、5−メチル−1,3,4−チ
    アジアゾール−2−イル、4−[H2NC(S)]フェニル、4−アミノフェニ ル、4−フルオロフェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、3
    ,5−ジフルオロフェニル、ピリジン−3−イル、ピリミジン−2−イル、4−
    (3’−ジメチルアミノ−n−プロポキシ)−フェニル、及び、1−メチルピラ
    ゾール−4−イルからなる群から選択される、請求項1又は2記載の化合物。
  5. 【請求項5】R2が、水素、メチル、フェニル、ベンジル、−(CH22− 2−チエニル及び−(CH22−φからなる群から選択される、請求項1又は2
    記載の化合物。
  6. 【請求項6】R1及びR2が、R2に結合した窒素原子及びR1に結合したSO 2 基と一緒になって複素環基又は置換複素環基を形成する、請求項1又は2記載 の化合物。
  7. 【請求項7】R3が、メチル、フェニル、ベンジル、ジフェニルメチル、− CH2CH2−COOH、−CH2−COOH、2−アミドエチル、iso-ブチル、t
    -ブチル、CH2O−ベンジル及びヒドロキシメチルによる置換で生じる全ての異
    性体を含む、請求項1又は2記載の化合物。
  8. 【請求項8】R2及びR3が、R2に結合した窒素原子及びR3に結合した炭素
    と一緒になって、飽和複素環基又は飽和置換複素環基を形成する(但し、一置換
    の場合は前記飽和置換複素環基上の置換基はカルボキシルではない)、請求項1
    又は2記載の化合物。
  9. 【請求項9】Qが、−C(O)NH−又は−C(S)NH−である、請求項
    1又は2記載の化合物。
  10. 【請求項10】R5が、p-[−OCH(CH3)φ]ベンジル、4−ヒドロキ
    シベンジル、2−カルボキシベンジル、3−カルボキシベンジル、4−カルボキ
    シベンジル、4−(2−カルボキシフェノキシ)ベンジル、4−(ベンジルオキ
    シ)ベンジル、4−ヨードベンジル、4−メトキシベンジル、4−ニトロベンジ
    ル、4−(tert-ブトキシ)ベンジル、3,5−ジヨード−4−ヒドロキシベン ジル、4−(ベンズアミド)ベンジル、ベンジル、4−ヒドロキシ3−ヨードベ
    ンジル、4−クロロベンジル、イソブチル、メチル、4−(アセトアミド)ベン
    ジル、n-ブチル、カルボキシメチル、4−アミノブチル、2−カルボキシエチル
    、4−(N,N−ジベンジルアミノ)ベンジル、(N−ベンジルイミダゾール−
    4−イル)メチル、2−チオメトキシエチル、ヒドロキシメチル、(N−メチル
    イミダゾール−4−イル)メチル、4−(イソプロピル−C(O)NH−)ブチ
    ル、4−(ベンズアミド)ブチル、4−(ベンジル−C(O)NH−)ブチル、
    (N−メチルイミダゾール−5−イル)メチル、4−(ピリジン−2−イル−C
    (O)NH−)ブチル、4−(6−メチルピリジン−3−イル−C(O)NH−
    )ブチル、4−(3−メチルチエン−2−イル−C(O)NH−)ブチル、4−
    (ピロール−2−イル−C(O)NH−)ブチル、4−(フラン−2−イル−C
    (O)NH−)ブチル、イソプロピル、4−アミノベンジル、4−(4−フェニ
    ルブトキシ)ベンジル、4−(1−メチルインドール−3−イル−C(O)NH
    −)ブチル、4−(4−メタンスルホニルフェニル−C(O)NH−)ブチル、
    4−(4−アセチルフェニル−C(O)NH−)ブチル、4−(4−フルオロフ
    ェニル−C(O)NH−)ブチル、4−[2−(ピリジン−2−イル)エチニル
    ]ベンジル、4−[2−(3−ヒドロキシフェニル)エチニル]ベンジル、4−
    (ピリジン−4−イル−C(O)NH−)ベンジル、4−(ピリジン−3−イル
    −C(O)NH−)ベンジル、4−(3−メチルフェニル−NHC(O)NH−
    )ベンジル、4−(2,3−ジヒドロインドール−2−イル−C(O)NH−)
    ベンジル、4−(N,N−ジペンチルアミノ)ベンジル、4−(N−ペンチルア
    ミノ)ベンジル、4−[2−(N,N−ジベンジルアミノ)エトキシ]ベンジル
    、3−ヒドロキシベンジル、4−(N−n-ブチル−N−n-ペンチルアミノ)ベン
    ジル、4−(N−4−クロロフェニルアミノ)ベンジル、4−(4−シアノフェ
    ニル−NHC(O)NH−)ベンジル、4−(カルボキシメトキシ)ベンジル、
    4−(tert-ブトキシカルボニルメトキシ)ベンジル、4−(5−フルオロイン ドール−2−イル−C(O)NH−)ベンジル、4−(1,2,3,4−テトラ
    ヒドロイソキノリン−3−イル−C(O)NH−)ベンジル、4−(3−メトキ
    シフェニル−NHC(O)NH−)ベンジル、4−[2−(インドール−3−イ
    ル)エトキシ]ベンジル、4−(4,5−ジヒドロイミダゾール−2−イルメト
    キシ)ベンジル、4−(n-プロピル−NHC(O)NH−)ベンジル、4−(N
    −ベンジルアミノ)ベンジル、3−メトキシベンジル、4−(ピリジン−2−イ
    ル−C(O)NH−)ベンジル、4−(N−4−クロロフェニルアミノ)ベンジ
    ル、4−(2−クロロメチルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(N,N−ジメ
    チルアミノ)ベンジル、3−アミノベンジル、4−(ベンジル)ベンジル、2−
    ヒドロキシエチル、4−ニトロベンジル、4−(フェニル−NHC(S)NH−
    )ベンジル、4−(ピリジン−3−イル−NHC(S)NH−)ベンジル、4−
    (ピリジン−4−イルメチルアミノ)ベンジル、4−[φCH2OCH2(Boc
    −HN)CHC(O)NH−]ベンジル、4−(ピリジン−3−イル−C(O)
    NH−)ブチル、4−(ピリジン−4−イル−C(O)NH−)ブチル、4−(
    ピリジン−3−イル−C(O)NH−)ベンジル、4−(ピリジン−4−イル−
    C(O)NH−)ベンジル、4−(N−トルエンスルホニルピロリジン−2−イ
    ル−C(O)NH−)ブチル、4−(ピペリジン−4−イル−C(O)NH−)
    ブチル、4−(2−Boc−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−3−
    イル−NHCH2−)ベンジル、4−(2−Boc−1,2,3,4−テトラヒ ドロイソキノリン−3−イル−C(O)NH−)ベンジル、4−(ピリジン−3
    −イルメチルアミノ)ベンジル、4−[φCH2O(O)C(CbzNH)CH CH2CH2C(O)NH−]ベンジル、4−(2−メトキシベンズアミド)ベン
    ジル、4−(2−ブロモベンズアミド)ベンジル、4−(ピラジン−2−イル−
    C(O)NH−)ベンジル、(1−トルエンスルホニルイミジゾール−4−イル
    )メチル、[1−(N,N−ジメチルアミノスルホニル)イミジゾール−4−イ
    ル]メチル、4−(トリフルオロメチル)ベンジル、4−(3,3−ジメチルウ
    レイド)ベンジル、4−(メトキシカルボニルアミノ)ベンジル、4−(1,3
    ,3−トリメチルウレイド)ベンジル、4−(メトキシカルボニル−N−メチル
    アミノ)ベンジル、4−シアノベンジル、4−(2−ホルミル−1,2,3,4
    −テトラヒドロイソキノリン−3−イル−C(O)NH−)ベンジル、フェニル
    、4−(アミノメチル)ベンジル、4−(1−Boc−ピペリジン−4−イル−
    C(O)NHCH2−)ベンジル、4−(1−Boc−ピペリジン−4−イル− C(O)O−)ベンジル、4−(ピペリジン−4−イル−C(O)NHCH2− )ベンジル、4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)−O−]ベンジル、4
    −(1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−イル−C(O)NH−)ベン
    ジル、α−メチルベンジル、4−(トリメチルアセトアミド)ベンジル、4−(
    2−メチルプロピオンアミド)ベンジル、4−(モルホリン−4−イル−C(O
    )NH−)ベンジル、4−(3,3−ジエチルウレイド)ベンジル、4−(2−
    トリフルオロメチルベンズアミド)ベンジル、4−(2−メチルベンズアミド)
    ベンジル、4−ヒドロキシ−3−ニトロベンジル、3−ヒドロキシ−4−(φ−
    OC(O)NH−)ベンジル、4−(チオモルホリノ−4−イル−C(O)NH
    −)ベンジル、4−(1,1−ジオキソチオモルホリノ−4−イル−C(O)N
    H−)ベンジル、3−ニトロ−4−(メトキシカルボニルメトキシ)ベンジル、
    (2−ベンズオキサゾリノン−6−イル)メチル、(2H−1,4−ベンズオキ
    サジン−3(4H)−オン−7−イル)メチル、4−[N,N−ジメチルアミノ
    スルホニル−(N−メチル)アミノ]ベンジル、4−[(2−メチルピロリジン
    −1−イル)−C(O)NH−]ベンジル、(ピリジン−4−イル)メチル、4
    −(1−メチルピペリジン−4−イル−C(O)NH−)ベンジル、4−[ビス
    (N,N−ジメチルアミノチオカルボニル)アミノ]ベンジル、4−(N,N−
    ジメチルアミノスルホニル)ベンジル、4−(イミダゾリド−2−オン−1−イ
    ル)ベンジル、3,4−(エチレンジオキシ)ベンジル、3,4−(メチレンジ
    オキシ)ベンジル及び4−(3−ホルミルイミダゾリド−2−オン−1−イル)
    ベンジルからなる群から選択される、請求項1又は2記載の化合物。
  11. 【請求項11】R6が、2,4−ジオキソ−テトラヒドロフラン−3−イル (3,4−エノール)、メトキシ、エトキシ、iso-プロポキシ、n-ブトキシ、t-
    ブトキシ、シクロペントキシ、neo-ペントキシ、2−α−iso-プロピル−4−β
    −メチルシクロヘキソキシ、2−β−イソプロピル−4−β−メチルシクロヘキ
    ソキシ、−NH2、ベンジルオキシ、−NHCH2COOH、−NHCH2CH2
    OOH、−NH−アダマンチル、−NHCH2CH2COOCH2CH3、−NHS
    2-p-CH3−φ、−NHOR8(R8は水素、メチル、iso-プロピル又はベンジ ル)、O−(N−スクシンイミジル)、−O−コレスト(cholest)−5−エン −3−β−イル、−OCH2−OC(O)C(CH33、−O(CH2zNHC (O)W(zは1又は2であり、Wは、ピリド(pyrid)−3−イル、N−メチ ルピリジル及びN−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリド−3−イルからなる群か
    ら選択される)、及び、−NR”C(O)−R’(R’はアリール、複素アリー
    ル又は複素環であり、R”は水素又は−CH2C(O)OCH2CH3である)か らなる群から選択される、請求項1又は2記載の化合物。
  12. 【請求項12】N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(
    α−メチルベンジルオキシ)−L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−チロシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−カルボキシフェニルア
    ラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−3−(カルボキシ)フェニ
    ルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(2−カルボキシフェ
    ノキシ)−L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−O−(ベンジル)−L−チ
    ロシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(ヨード)−L−フェ
    ニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(メトキシ)−フ
    ェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−ニトロ−L−フェニル
    アラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(O−tert-ブチル) −L−チロシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(3,5−ジヨード)
    −チロシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(アミノベンゾイ
    ル)−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(3−ヨード−4−ヒ
    ドロキシ)−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−クロロ)フェニ
    ルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−ロイシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−アラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(アセトアミド)−フ
    ェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−イソロイシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−アスパラギン酸、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−リジン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−グルタミン酸、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−ジベンジルアミ
    ノ)−フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(N−ベンジル)−ヒ
    スチジン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−ジベンジルアミ
    ノ)−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−メチオニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−セリン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロリルL
    −(N−ベンジル)−ヒスチジン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(1−メチル)ヒスチ
    ジン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−D−(N−ベンジル)ヒス
    チジン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−グルタミル−L−チロシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(N−3−メチル)ヒ
    スチジン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−α−アミノ−2,3−ジヒ
    ドロ−(1,4−ベンゾジオキシン)−6−プロパン酸、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−α−アミノ−1,3−ベン
    ゾジオキソール−5−プロパン酸、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−バリン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−ヨード)−フェ
    ニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(アミノベンゾイ
    ル)フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−クロロ)フェニ
    ルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−アミノ)フェニ
    ルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−アセトアミド)
    フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロリル−
    L−(N−ベンジル)−ヒスチジン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(3−3’−トリルウ
    レイド)−L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル−L−プロリル−4−[(2,3,3a,7a
    −テトラヒドロ−1H−インドール−2−カルボニル)−アミノ]−L−フェニ
    ルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−ペンチルアミノ
    )フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−O−(2−ジベンジル
    アミノ−エチル)−チロシン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−O−[2−(ジベンジ
    ルアミノ)エチル]−チロシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−ペンチルアミノ
    )フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(4−クロロベン
    ジルアミノ)−フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−[3−(4−シア
    ノフェニル)−ウレイド]−フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−[3−(4−シア
    ノフェニル)−ウレイド]−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−O−(tert-ブトキシ カルボニルメチル)−チロシン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−O−(tert-ブトキシ カルボニルメチル)−チロシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−[(3S)−3,
    4−ジヒドロ−イソキノリン−3−イル−アミノカルボニル]フェニルアラニン
    、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−[3−(3−メトキシ
    −フェニル)−ウレイド]−L−フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−[3−(3−メトキシ
    −フェニル)−ウレイド]−L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−O−(4,5−ジヒド
    ロ−1H−イミダゾール−2−イル−メチル)−チロシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(3−プロピル−
    ウレイド)−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−ベンジルアミノ
    )フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−ベンジルアミノ
    )フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(4−クロロベン
    ジルアミノ)−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル)−L−(4−クロロメタン
    スルホニルアミノ)−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
    −L−4−(アミノベンゾイル)フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
    −L−4−(ベンズアミド)フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
    −L−チロシン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5,−ジメチル)−チアプロリ
    ル−L−チロシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−[(ピリジン−4
    −イル)メチルアミノ]フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−[(ピリジン−4
    −イル)メチルアミノ]フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
    −L−4−(ピリジン−3−カルボキサミド)フェニルアラニン メチルエステ
    ル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
    −L−4−(ピリジン−3−カルボキサミド)フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−[(ピリジン−3
    −イルメチル)アミノ]フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
    −L−4−ニトロフェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−ニトロフェニルア
    ラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(2−メトキシベ
    ンズアミド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
    −L−(4−ニトロ)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(2−ブロモベン
    ズアミド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアモルヒル
    L−4−アミノフェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−アセトアミドフェ
    ニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(2−メトキシベ
    ンズアミド)フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
    −L−4−アセトアミドフェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
    −L−4−アセトアミドフェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−アセトアミドフェ
    ニルアラニン イソプロピルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−L−4−(イ
    ソニコチンアミド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(イソニコチンア
    ミド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(π−トルエン−4−
    スルホニル)ヒスチジン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
    −L−4−(ニコチンアミド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(O−メチル)チロシ
    ン エチルエステル、 N−(α−トルエンスルホニル)−L−プロリル−L−4−(イソニコチンアミ
    ド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(2−ブロモベン
    ズアミド)フェニルアラニン、 N−(α−トルエンスルホニル)−L−プロリル−L−4−(イソニコチンアミ
    ド)フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(1,1−ジオキソ)チアモルホリル
    −L−4−(2−ブロモベンズアミド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(1,1−ジオキソ)チアモルホリル
    −L−4−(2−ブロモベンズアミド)フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−L−4−(イ
    ソニコチンアミド)フェニルアラニン、 N−(α−トルエンスルホニル)−L−プロリル−L−4−(2−ブロモベンズ
    アミド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
    −L−チロシン イソプロピルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
    −L−チロシン tert-ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−チロシン tert-ブチ ルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(2−トリフルオ
    ロメチルベンズアミド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(2−メチルベン
    ズアミド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(2−トリフルオ
    ロメチルベンズアミド)フェニルアラニン、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−チアプロリル−L−チロシン
    tert-ブチルエステル、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプ
    ロリル−L−チロシン tert-ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(ジメチルアミノ)−
    L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−[(2−ブロモ)ベン
    ズアミド]−L−フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−[(ピラジン−2−イ
    ル)C(O)NH−]−L−フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(ニトロベンゾイル)
    −L−フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロリル−
    4−(2−ブロモベンズアミド)−L−フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロリル−
    4−(2−ブロモベンズアミド)−L−フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(1−H−2−オキソ
    −3−メチルテトラヒドロピリミジン−1−イル)−L−フェニルアラニン t-
    ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(1−H−2−オキソ
    −3−メチルテトラヒドロピリミジン−1−イル)−L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−3−クロロ−4−(t-ブト
    キシ)−L−フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−3−クロロ−4−(ヒドロ
    キシ)−L−フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(N,N−ジメチルウ
    レイド)−L−フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロ
    リル−3−クロロ−4−(ヒドロキシ)−L−フェニルアラニン t-ブチルエス
    テル、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロ
    リル−3−クロロ−4−(ヒドロキシ)−L−フェニルアラニン イソプロピル
    エステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(2−メトキシフェニ
    ル)−L−フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(2−メトキシフェニ
    ル)−L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−[(5−N,N−ジメチル
    ウレイド)−ピリジン−2−イル]−アラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(N,N−ジメチルス
    ルファミル)−L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(N1,N1,N2−ト リメチルスルファミル)−L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−(1−t-ブトキシカルボニ
    ルメチルイミダゾール−4−イル)−L−アラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−[N,N−ジメチルアミノ
    カルボニルメチルイミダゾール−4−イル]−L−アラニン メチルエステル、 N−[4−(ジメチルウレイレニル)−ベンゼンスルホニル]−L−プロリル−
    4−ヒドロキシ−L−フェニルアラニン イソプロピルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5,−ジメチル)チアプロリル
    −3−クロロ−4−ヒドロキシ−L−フェニルアラニン イソプロピルエステル
    、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−3−クロロ−4−ヒドロキ
    シ−L−フェニルアラニン イソプロピルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(カルボキシメチル)
    −L−フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(2−メチルベンズア
    ミド)−L−フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(N,N−ジメチルア
    ミノカルボニルメチル)−L−フェニルアラニン、 N−(1−メチルイミダゾール−4−スルホニル)−L−プロリル−4−ヒドロ
    キシ−L−フェニルアラニン イソプロピルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(2,4,5−トリオ
    キソ−3−フェニルテトラヒドロイミダゾール−1−イル)−L−フェニルアラ
    ニン イソプロピルエステル、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロ
    リル−3−フルオロ−4−ヒドロキシ−L−フェニルアラニン イソプロピルエ
    ステル、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロ
    リル−3−クロロ−4−t-ブトキシ−L−フェニルアラニン t-ブチルエステル
    、 N−{N−[(1S)−2,10−カンファスルタミル(camphorsultamyl)] アセチル}−L−チロシン t-ブチルエステル、 N−{N−[(1S)−2,10−カンファスルタミル(camphorsultamyl)] アセチル}−3−クロロチロシン イソプロピルエステル、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−チアプロリル−4−ヒドロキシ
    −L−フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(N,N−ジメチルア
    ミノカルボニルメチル)−L−フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(4−ニトロベンゼンスルホニル)−L−プロリル−4−(ヒドロキシ)−
    L−フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロ
    リル−4−ヒドロキシ−L−フェニルアラニン イソプロピルエステル、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−プロリル−4−ヒドロキシ−L
    −フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(ピリジン−3−スルホニル)−L−プロリル−4−ヒドロキシ−L−フェ
    ニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(メタンスルホンアミ
    ド)−L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(2,4,5−トリオ
    キソ−3−(3−クロロフェニル)−テトラヒドロイミダゾール−1−イル)−
    L−フェニルアラニン ベンジルエステル、 N−(1−メチルイミダゾール−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)
    チアプロリル−3−クロロ−4−ヒドロキシ−L−フェニルアラニン エチルエ
    ステル、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロ
    リル−L−3−クロロ−4−tert-ブトキシ−フェニルアラニン tert-ブチルエ
    ステル、 N−[2−(N−2,10−カンファスルタミル)アセチル]−L−3−クロロ
    −4−ヒドロキシフェニルアラニン イソプロピルエステル、 からなる群から選択される化合物。
  13. 【請求項13】請求項1又は2の化合物と生物学的試料とを、当該化合物が
    VLA−4に結合する条件下で接触させることを含む、生物学的試料中でのVL
    A−4結合方法。
  14. 【請求項14】製薬的に許容可能な担体と、1又はそれ以上の請求項1又は
    2の化合物の治療的な有効量とを含む製薬組成物。
  15. 【請求項15】VLA−4が介在する哺乳類患者の炎症疾患の治療方法であ
    って、請求項14の製薬組成物の治療的な有効量を前記患者に投与することを含
    む方法。
  16. 【請求項16】前記炎症疾患が、喘息、アルツハイマー病、アテローム性動
    脈硬化症、AIDS痴呆、糖尿病(急性若年襲撃性糖尿病を含む)、炎症性腸疾
    患(潰瘍性大腸(結腸)炎及びクローン病を含む)、多発性硬化症、慢性関節リ
    ウマチ、組織移植、腫瘍転移、髄膜炎、脳炎、発作、及び他の大脳傷害、腎炎、
    網膜炎、アトピー性皮膚炎、乾癬、心筋虚血、及び、成人呼吸促進症候群等で生
    じる急性白血球介在肺傷害からなる群から選択される、請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】R1が、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール 、複素環、置換複素環、複素アリール及び置換複素アリールからなる群から選択
    される、請求項14記載の方法。
  18. 【請求項18】R1が、4−メチルフェニル、メチル、ベンジル、n-ブチル 、4−クロロフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、4−メトキシフェニル、
    フェニル、2,4,6−トリメチルフェニル、2−(メトキシカルボニル)フェ
    ニル、2−カルボキシフェニル、3,5−ジクロロフェニル、4−トリフルオロ
    メチルフェニル、3,4−ジクロロフェニル、3,4−ジメトキシフェニル、4
    −(CH3C(O)NH−)フェニル、4−トリフルオロメトキシフェニル、4 −シアノフェニル、イソプロピル、3,5−ジ−(トリフルオロメチル)フェニ
    ル、4−t-ブチルフェニル、4−t-ブトキシフェニル、4−ニトロフェニル、2
    −チエニル、1−N−メチル−3−メチル−5−クロロピラゾール−4−イル、
    フェネチル、1−N−メチルイミダゾール−4−イル、4−ブロモフェニル、4
    −アミジノフェニル、4−メチルアミジノフェニル、4−[CH3SC(=NH )]フェニル、5−クロロ−2−チエニル、2,5−ジクロロ−4−チエニル、
    1−N−メチル−4−ピラゾリル、2−チアゾリル、5−メチル−1,3,4−
    チアジアゾール−2−イル、4−[H2NC(S)]フェニル、4−アミノフェ ニル、4−フルオロフェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、
    3,5−ジフルオロフェニル、ピリジン−3−イル、ピリミジン−2−イル、4
    −(3’−ジメチルアミノ−n-プロポキシ)−フェニル、及び、1−メチルピラ
    ゾール−4−イルからなる群から選択される、請求項14記載の化合物。
  19. 【請求項19】R2が、水素、メチル、フェニル、ベンジル、−(CH22 −2−チエニル及び−(CH22−φからなる群から選択される、請求項14記
    載の方法。
  20. 【請求項20】R1及びR2が、R2に結合した窒素原子及びR1に結合したS
    2基と一緒になって、複素環基又は置換複素環基を形成する、請求項14記載 の方法。
  21. 【請求項21】R3が、メチル、フェニル、ベンジル、ジフェニルメチル、 −CH2CH2−COOH、−CH2−COOH、2−アミドエチル、iso-ブチル 、t-ブチル、CH2O−ベンジル及びヒドロキシメチルによる置換で生じる全て の異性体を含む、請求項14記載の方法。
  22. 【請求項22】R2及びR3が、R2に結合した窒素原子及びR3に結合した炭
    素原子と一緒になって、飽和複素環基又は飽和置換複素環基を形成する(但し、
    一置換の場合は前記飽和置換複素環基上の置換基はカルボキシルでない)、請求
    項14記載の方法。
  23. 【請求項23】Qが−C(O)NH−又は−C(S)NH−である、請求項
    14記載の方法。
  24. 【請求項24】R5が、p-[−OCH(CH3)φ]ベンジル、4−ヒドロキ
    シベンジル、2−カルボキシベンジル、3−カルボキシベンジル、4−カルボキ
    シベンジル、4−(2−カルボキシフェノキシ)ベンジル、4−(ベンジルオキ
    シ)ベンジル、4−ヨードベンジル、4−メトキシベンジル、4−ニトロベンジ
    ル、4−(tert-ブトキシ)ベンジル、3,5−ジヨード−4−ヒドロキシベン ジル、4−(ベンズアミド)ベンジル、ベンジル、4−ヒドロキシ3−ヨードベ
    ンジル、4−クロロベンジル、イソブチル、メチル、4−(アセトアミド)ベン
    ジル、n-ブチル、カルボキシメチル、4−アミノブチル、2−カルボキシエチル
    、4−(N,N−ジベンジルアミノ)ベンジル、(N−ベンジルイミダゾール−
    4−イル)メチル、2−チオメトキシエチル、ヒドロキシメチル、(N−メチル
    イミダゾール−4−イル)メチル、4−(イソプロピル−C(O)NH−)ブチ
    ル、4−(ベンズアミド)ブチル、4−(ベンジル−C(O)NH−)ブチル、
    (N−メチルイミダゾール−5−イル)メチル、4−(ピリジン−2−イル−C
    (O)NH−)ブチル、4−(6−メチルピリジン−3−イル−C(O)NH−
    )ブチル、4−(3−メチルチエン−2−イル−C(O)NH−)ブチル、4−
    (ピロール−2−イル−C(O)NH−)ブチル、4−(フラン−2−イル−C
    (O)NH−)ブチル、イソプロピル、4−アミノベンジル、4−(4−フェニ
    ルブトキシ)ベンジル、4−(1−メチルインドール−3−イル−C(O)NH
    −)ブチル、4−(4−メタンスルホニルフェニル−C(O)NH−)ブチル、
    4−(4−アセチルフェニル−C(O)NH−)ブチル、4−(4−フルオロフ
    ェニル−C(O)NH−)ブチル、4−[2−(ピリジン−2−イル)エチニル
    ]ベンジル、4−[2−(3−ヒドロキシフェニル)エチニル]ベンジル、4−
    (ピリジン−4−イル−C(O)NH−)ベンジル、4−(ピリジン−3−イル
    −C(O)NH−)ベンジル、4−(3−メチルフェニル−NHC(O)NH−
    )ベンジル、4−(2,3−ジヒドロインドール−2−イル−C(O)NH−)
    ベンジル、4−(N,N−ジペンチルアミノ)ベンジル、4−(N−ペンチルア
    ミノ)ベンジル、4−[2−(N,N−ジベンジルアミノ)エトキシ]ベンジル
    、3−ヒドロキシベンジル、4−(N−n-ブチル−N−n-ペンチルアミノ)ベン
    ジル、4−(N−4−クロロフェニルアミノ)ベンジル、4−(4−シアノフェ
    ニル−NHC(O)NH−)ベンジル、4−(カルボキシメトキシ)ベンジル、
    4−(tert-ブトキシカルボニルメトキシ)ベンジル、4−(5−フルオロイン ドール−2−イル−C(O)NH−)ベンジル、4−(1,2,3,4−テトラ
    ヒドロイソキノリン−3−イル−C(O)NH−)ベンジル、4−(3−メトキ
    シフェニル−NHC(O)NH−)ベンジル、4−[2−(インドール−3−イ
    ル)エトキシ]ベンジル、4−(4,5−ジヒドロイミダゾール−2−イルメト
    キシ)ベンジル、4−(n-プロピル−NHC(O)NH−)ベンジル、4−(N
    −ベンジルアミノ)ベンジル、3−メトキシベンジル、4−(ピリジン−2−イ
    ル−C(O)NH−)ベンジル、4−(N−4−クロロフェニルアミノ)ベンジ
    ル、4−(2−クロロメチルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(N,N−ジメ
    チルアミノ)ベンジル、3−アミノベンジル、4−(ベンジル)ベンジル、2−
    ヒドロキシエチル、4−ニトロベンジル、4−(フェニル−NHC(S)NH−
    )ベンジル、4−(ピリジン−3−イル−NHC(S)NH−)ベンジル、4−
    (ピリジン−4−イルメチルアミノ)ベンジル、4−[φCH2OCH2(Boc
    −HN)CHC(O)NH−]ベンジル、4−(ピリジン−3−イル−C(O)
    NH−)ブチル、4−(ピリジン−4−イル−C(O)NH−)ブチル、4−(
    ピリジン−3−イル−C(O)NH−)ベンジル、4−(ピリジン−4−イル−
    C(O)NH−)ベンジル、4−(N−トルエンスルホニルピロリジン−2−イ
    ル−C(O)NH−)ブチル、4−(ピペリジン−4−イル−C(O)NH−)
    ブチル、4−(2−Boc−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−3−
    イル−NHCH2−)ベンジル、4−(2−Boc−1,2,3,4−テトラヒ ドロイソキノリン−3−イル−C(O)NH−)ベンジル、4−(ピリジン−3
    −イルメチルアミノ)ベンジル、4−[φCH2O(O)C(CbzNH)CH CH2CH2C(O)NH−]ベンジル、4−(2−メトキシベンズアミド)ベン
    ジル、4−(2−ブロモベンズアミド)ベンジル、4−(ピラジン−2−イル−
    C(O)NH−)ベンジル、(1−トルエンスルホニルイミジゾール−4−イル
    )メチル、[1−(N,N−ジメチルアミノスルホニル)イミジゾール−4−イ
    ル]メチル、4−(トリフルオロメチル)ベンジル、4−(3,3−ジメチルウ
    レイド)ベンジル、4−(メトキシカルボニルアミノ)ベンジル、4−(1,3
    ,3−トリメチルウレイド)ベンジル、4−(メトキシカルボニル−N−メチル
    アミノ)ベンジル、4−シアノベンジル、4−(2−ホルミル−1,2,3,4
    −テトラヒドロイソキノリン−3−イル−C(O)NH−)ベンジル、フェニル
    、4−(アミノメチル)ベンジル、4−(1−Boc−ピペリジン−4−イル−
    C(O)NHCH2−)ベンジル、4−(1−Boc−ピペリジン−4−イル− C(O)O−)ベンジル、4−(ピペリジン−4−イル−C(O)NHCH2− )ベンジル、4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)−O−]ベンジル、4
    −(1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−イル−C(O)NH−)ベン
    ジル、α−メチルベンジル、4−(トリメチルアセトアミド)ベンジル、4−(
    2−メチルプロピオンアミド)ベンジル、4−(モルホリン−4−イル−C(O
    )NH−)ベンジル、4−(3,3−ジエチルウレイド)ベンジル、4−(2−
    トリフルオロメチルベンズアミド)ベンジル、4−(2−メチルベンズアミド)
    ベンジル、4−ヒドロキシ−3−ニトロベンジル、3−ヒドロキシ−4−(φ−
    OC(O)NH−)ベンジル、4−(チオモルホリノ−4−イル−C(O)NH
    −)ベンジル、4−(1,1−ジオキソチオモルホリノ−4−イル−C(O)N
    H−)ベンジル、3−ニトロ−4−(メトキシカルボニルメトキシ)ベンジル、
    (2−ベンズオキサゾリノン−6−イル)メチル、(2H−1,4−ベンズオキ
    サジン−3(4H)−オン−7−イル)メチル、4−[N,N−ジメチルアミノ
    スルホニル−(N−メチル)アミノ]ベンジル、4−[(2−メチルピロリジン
    −1−イル)−C(O)NH−]ベンジル、(ピリジン−4−イル)メチル、4
    −(1−メチルピペリジン−4−イル−C(O)NH−)ベンジル、4−[ビス
    (N,N−ジメチルアミノチオカルボニル)アミノ]ベンジル、4−(N,N−
    ジメチルアミノスルホニル)ベンジル、4−(イミダゾリド−2−オン−1−イ
    ル)ベンジル、3,4−(エチレンジオキシ)ベンジル、3,4−(メチレンジ
    オキシ)ベンジル及び4−(3−ホルミルイミダゾリド−2−オン−1−イル)
    ベンジルからなる群から選択される、請求項14記載の方法。
  25. 【請求項25】R6が、2,4−ジオキソ−テトラヒドロフラン−3−イル (3,4−エノール)、メトキシ、エトキシ、iso-プロポキシ、n-ブトキシ、t-
    ブトキシ、シクロペントキシ、neo-ペントキシ、2−α−iso-プロピル−4−β
    −メチルシクロヘキソキシ、2−β−イソプロピル−4−β−メチルシクロヘキ
    ソキシ、−NH2、ベンジルオキシ、−NHCH2COOH、−NHCH2CH2
    OOH、−NH−アダマンチル、−NHCH2CH2COOCH2CH3、−NHS
    2-p-CH3−φ、−NHOR8(R8は水素、メチル、iso-プロピル又はベンジ ル)、O−(N−スクシンイミジル)、−O−コレスト(cholest)−5−エン −3−β−イル、−OCH2−OC(O)C(CH33、−O(CH2zNHC (O)W(zは1又は2であり、Wは、ピリド(pyrid)−3−イル、N−メチ ルピリジル及びN−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリド−3−イルからなる群か
    ら選択される)、及び、−NR”C(O)−R’(R’はアリール、複素アリー
    ル又は複素環であり、R”は水素又は−CH2C(O)OCH2CH3である)か らなる群から選択される、請求項14記載の方法。
  26. 【請求項26】前記化合物が、N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プ
    ロリル−4−(α−メチルベンジルオキシ)−L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−チロシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−カルボキシフェニルア
    ラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−3−(カルボキシ)フェニ
    ルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(2−カルボキシフェ
    ノキシ)−L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−O−(ベンジル)−L−チ
    ロシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(ヨード)−L−フェ
    ニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(メトキシ)−フ
    ェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−ニトロ−L−フェニル
    アラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(O−tert-ブチル) −L−チロシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(3,5−ジヨード)
    −チロシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(アミノベンゾイ
    ル)−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(3−ヨード−4−ヒ
    ドロキシ)−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−クロロ)フェニ
    ルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−ロイシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−アラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(アセトアミド)−フ
    ェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−イソロイシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−アスパラギン酸、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−リジン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−グルタミン酸、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−ジベンジルアミ
    ノ)−フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(N−ベンジル)−ヒ
    スチジン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−ジベンジルアミ
    ノ)−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−メチオニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−セリン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロリルL
    −(N−ベンジル)−ヒスチジン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(1−メチル)ヒスチ
    ジン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−D−(N−ベンジル)ヒス
    チジン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−グルタミル−L−チロシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(N−3−メチル)ヒ
    スチジン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−α−アミノ−2,3−ジヒ
    ドロ−(1,4−ベンゾジオキシン)−6−プロパン酸、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−α−アミノ−1,3−ベン
    ゾジオキソール−5−プロパン酸、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−バリン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−ヨード)−フェ
    ニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(アミノベンゾイ
    ル)フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−クロロ)フェニ
    ルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−アミノ)フェニ
    ルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−アセトアミド)
    フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロリル−
    L−(N−ベンジル)−ヒスチジン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(3−3’−トリルウ
    レイド)−L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル−L−プロリル−4−[(2,3,3a,7a
    −テトラヒドロ−1H−インドール−2−カルボニル)−アミノ]−L−フェニ
    ルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−ペンチルアミノ
    )フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−O−(2−ジベンジル
    アミノ−エチル)−チロシン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−O−[2−(ジベンジ
    ルアミノ)エチル]−チロシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−ペンチルアミノ
    )フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(4−クロロベン
    ジルアミノ)−フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−[3−(4−シア
    ノフェニル)−ウレイド]−フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−[3−(4−シア
    ノフェニル)−ウレイド]−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−O−(tert-ブトキシ カルボニルメチル)−チロシン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−O−(tert-ブトキシ カルボニルメチル)−チロシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−[(3S)−3,
    4−ジヒドロ−イソキノリン−3−イル−アミノカルボニル]フェニルアラニン
    、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−[3−(3−メトキシ
    −フェニル)−ウレイド]−L−フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−[3−(3−メトキシ
    −フェニル)−ウレイド]−L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−O−(4,5−ジヒド
    ロ−1H−イミダゾール−2−イル−メチル)−チロシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(3−プロピル−
    ウレイド)−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−ベンジルアミノ
    )フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(4−ベンジルアミノ
    )フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(4−クロロベン
    ジルアミノ)−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル)−L−(4−クロロメタン
    スルホニルアミノ)−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
    −L−4−(アミノベンゾイル)フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
    −L−4−(ベンズアミド)フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
    −L−チロシン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5,−ジメチル)−チアプロリ
    ル−L−チロシン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−[(ピリジン−4
    −イル)メチルアミノ]フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−[(ピリジン−4
    −イル)メチルアミノ]フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
    −L−4−(ピリジン−3−カルボキサミド)フェニルアラニン メチルエステ
    ル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
    −L−4−(ピリジン−3−カルボキサミド)フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−[(ピリジン−3
    −イルメチル)アミノ]フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
    −L−4−ニトロフェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−ニトロフェニルア
    ラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(2−メトキシベ
    ンズアミド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
    −L−(4−ニトロ)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(2−ブロモベン
    ズアミド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアモルヒル
    L−4−アミノフェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−アセトアミドフェ
    ニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(2−メトキシベ
    ンズアミド)フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
    −L−4−アセトアミドフェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
    −L−4−アセトアミドフェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−アセトアミドフェ
    ニルアラニン イソプロピルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−L−4−(イ
    ソニコチンアミド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(イソニコチンア
    ミド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(π−トルエン−4−
    スルホニル)ヒスチジン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
    −L−4−(ニコチンアミド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−(O−メチル)チロシ
    ン エチルエステル、 N−(α−トルエンスルホニル)−L−プロリル−L−4−(イソニコチンアミ
    ド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(2−ブロモベン
    ズアミド)フェニルアラニン、 N−(α−トルエンスルホニル)−L−プロリル−L−4−(イソニコチンアミ
    ド)フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(1,1−ジオキソ)チアモルホリル
    −L−4−(2−ブロモベンズアミド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(1,1−ジオキソ)チアモルホリル
    −L−4−(2−ブロモベンズアミド)フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−L−4−(イ
    ソニコチンアミド)フェニルアラニン、 N−(α−トルエンスルホニル)−L−プロリル−L−4−(2−ブロモベンズ
    アミド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
    −L−チロシン イソプロピルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプロリル
    −L−チロシン tert-ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−チロシン tert-ブチ ルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(2−トリフルオ
    ロメチルベンズアミド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(2−メチルベン
    ズアミド)フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−L−4−(2−トリフルオ
    ロメチルベンズアミド)フェニルアラニン、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−チアプロリル−L−チロシン
    tert-ブチルエステル、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−(5,5−ジメチル)−チアプ
    ロリル−L−チロシン tert-ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(ジメチルアミノ)−
    L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−[(2−ブロモ)ベン
    ズアミド]−L−フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−[(ピラジン−2−イ
    ル)C(O)NH−]−L−フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(ニトロベンゾイル)
    −L−フェニルアラニン エチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロリル−
    4−(2−ブロモベンズアミド)−L−フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロリル−
    4−(2−ブロモベンズアミド)−L−フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(1−H−2−オキソ
    −3−メチルテトラヒドロピリミジン−1−イル)−L−フェニルアラニン t-
    ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(1−H−2−オキソ
    −3−メチルテトラヒドロピリミジン−1−イル)−L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−3−クロロ−4−(t-ブト
    キシ)−L−フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−3−クロロ−4−(ヒドロ
    キシ)−L−フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(N,N−ジメチルウ
    レイド)−L−フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロ
    リル−3−クロロ−4−(ヒドロキシ)−L−フェニルアラニン t-ブチルエス
    テル、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロ
    リル−3−クロロ−4−(ヒドロキシ)−L−フェニルアラニン イソプロピル
    エステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(2−メトキシフェニ
    ル)−L−フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(2−メトキシフェニ
    ル)−L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−[(5−N,N−ジメチル
    ウレイド)−ピリジン−2−イル]−アラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(N,N−ジメチルス
    ルファミル)−L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(N1,N1,N2−ト リメチルスルファミル)−L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−(1−t-ブトキシカルボニ
    ルメチルイミダゾール−4−イル)−L−アラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−[N,N−ジメチルアミノ
    カルボニルメチルイミダゾール−4−イル]−L−アラニン メチルエステル、 N−[4−(ジメチルウレイレニル)−ベンゼンスルホニル]−L−プロリル−
    4−ヒドロキシ−L−フェニルアラニン イソプロピルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−(5,5,−ジメチル)チアプロリル
    −3−クロロ−4−ヒドロキシ−L−フェニルアラニン イソプロピルエステル
    、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−3−クロロ−4−ヒドロキ
    シ−L−フェニルアラニン イソプロピルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(カルボキシメチル)
    −L−フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(2−メチルベンズア
    ミド)−L−フェニルアラニン メチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(N,N−ジメチルア
    ミノカルボニルメチル)−L−フェニルアラニン、 N−(1−メチルイミダゾール−4−スルホニル)−L−プロリル−4−ヒドロ
    キシ−L−フェニルアラニン イソプロピルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(2,4,5−トリオ
    キソ−3−フェニルテトラヒドロイミダゾール−1−イル)−L−フェニルアラ
    ニン イソプロピルエステル、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロ
    リル−3−フルオロ−4−ヒドロキシ−L−フェニルアラニン イソプロピルエ
    ステル、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロ
    リル−3−クロロ−4−t-ブトキシ−L−フェニルアラニン t-ブチルエステル
    、 N−{N−[(1S)−2,10−カンファスルタミル(camphorsultamyl)] アセチル}−L−チロシン t-ブチルエステル、 N−{N−[(1S)−2,10−カンファスルタミル(camphorsultamyl)] アセチル}−3−クロロチロシン イソプロピルエステル、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−チアプロリル−4−ヒドロキシ
    −L−フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(N,N−ジメチルア
    ミノカルボニルメチル)−L−フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(4−ニトロベンゼンスルホニル)−L−プロリル−4−(ヒドロキシ)−
    L−フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロ
    リル−4−ヒドロキシ−L−フェニルアラニン イソプロピルエステル、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−プロリル−4−ヒドロキシ−L
    −フェニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(ピリジン−3−スルホニル)−L−プロリル−4−ヒドロキシ−L−フェ
    ニルアラニン t-ブチルエステル、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(メタンスルホンアミ
    ド)−L−フェニルアラニン、 N−(トルエン−4−スルホニル)−L−プロリル−4−(2,4,5−トリオ
    キソ−3−(3−クロロフェニル)−テトラヒドロイミダゾール−1−イル)−
    L−フェニルアラニン ベンジルエステル、 N−(1−メチルイミダゾール−4−スルホニル)−L−(5,5−ジメチル)
    チアプロリル−3−クロロ−4−ヒドロキシ−L−フェニルアラニン エチルエ
    ステル、 N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−L−(5,5−ジメチル)チアプロ
    リル−L−3−クロロ−4−tert-ブトキシ−フェニルアラニン tert-ブチルエ
    ステル、 N−[2−(N−2,10−カンファスルタミル)アセチル]−L−3−クロロ
    −4−ヒドロキシフェニルアラニン イソプロピルエステル、 からなる群から選択される、請求項14記載の方法。
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