JP2001512128A5 - - Google Patents

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【特許請求の範囲】
【請求項1】下式A
【化1】
Figure 2001512128
式中1が、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、水素原子、C 1 −C20ハロアルキル、C 6 −C20アリール、C6−C20ハロアリール、C6−C20アリールオキシ、C7−C40アリールアルキル、C7−C40ハロアリールアルキル、C7−C40アルキルアリール又はC7−C40ハロアルキルアリールを意味し、あるいはR1が、OSiR3 3基(このR3は、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、C 1 −C20アルキル、C1−C20ハロアルキル、C1−C10アルコキシ、C6−C20アリール、C6−C20ハロアリール、C6−C20アリールオキシ、C7−C40アリールアルキル、C7−C40ハロアリールアルキル、C7−C40アルキルアリール、C7−C40ハロアルキルアリールである)を意味してもよく、又R1が、CH(SiR4 32基(このR4は、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、C 1 −C20アルキル、C1−C20ハロアルキル、C1−C10アルコキシ、C6−C20アリール、C6−C20ハロアリール、C6−C20アリールオキシ、C7−C40アリールアルキル、C7−C40ハロアリールアルキル、C7−C40アルキルアリール又はC7−C40ハロアルキルアリールである)を意味してもよく、
Xが、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、元素周期表VIa族元素又はNR基(このRは、水素、又はC1−C20アルキル、 6 −C20アリールである)を意味し、
a、Rbが、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、C 1−C20アルキル、C1−C20ハロアルキル、C1−C10アルコキシ、C6−C20アリール、C6−C20ハロアリール、C6−C20アリールオキシ、C7−C40アリールアルキル、C7−C40ハロアリールアルキル、C7−C40アルキルアリール又はC7−C40ハロアルキルアリールを意味し、又 a 、R b がOSiR3 3(このR3は、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、C 1 −C20アルキル、C1−C20ハロアルキル、C1−C10アルコキシ、C6−C20アリール、C6−C20ハロアリール、C6−C20アリールオキシ、C7−C40アリールアルキル、C7−C40ハロアリールアルキル、C7−C40アルキルアリール又はC7−C40ハロアルキルアリールである)を意味してもよく、更に、Ra、Rb、−X−BR1 2(このXおよびR 1 は、上述したのと同義である)を意味してもよく、
kが1から100の整数を意味する。}で表される化合物。
【請求項2】下式IV又はV
【化2】
Figure 2001512128
ただし、式中6が、水素原子、C 1 −C20アルキル、C6−C20アリール、C7−C40アリールアルキル又はC7−C40アルキルアリールを意味し、
1が、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、水素原子、C 1 −C20ハロアルキル、C 6 −C20アリール、C6−C20ハロアリール、C6−C20アリールオキシ、C7−C40アリールアルキル、C7−C40ハロアリールアルキル、C7−C40アルキルアリール又はC7−C40ハロアルキルアリールを意味し、又はR1がOSi 3 3 (このR3は、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、C 1 −C20アルキル、C1−C20ハロアルキル、C1−C10アルコキシ、C6−C20アリール、C6−C20ハロアリール、C6−C20アリールオキシ、C7−C40アリールアルキル、C7−C40ハロアリールアルキル、C7−C40アルキルアリール又はC7−C40ハロアルキルアリールである)を意味してもよく、又R1がCH(SiR4 32(このR4は、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、C 1 −C20アルキル、C1−C20ハロアルキル、C1−C10アルコキシ、C6−C20アリール、C6−C20ハロアリール、C6−C20アリールオキシ、C7−C40アリールアルキル、C7−C40ハロアリールアルキル、C7−C40アルキルアリール又はC7−C40ハロアルキルアリールである)を意味してもよく、
Xが、相互に同じでも異なってもよく、元素周期表VIa族元素又はNR(このRは、水素原子又はC 6 −C 20 アリールである)を意味する}で表される少なくとも1種の化合物と、下式VI化合物
【化3】
Figure 2001512128
{式中、2が、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、C 1 −C20アルキル、C1−C20ハロアルキル、C1−C10アルコキシ、C6−C20アリール、C6−C20ハロアリール、C6−C20アリールオキシ、C7−C40アリールアルキル、C7−C40ハロアリールアルキル、C7−C40アルキルアリール又はC7−C40ハロアルキルアリールを意味し、あるいはR2がOSiR3 3(このR3は、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、C 1 −C20アルキル、C1−C20ハロアルキル、C1−C10アルコキシ、C6−C20アリール、C6−C20ハロアリール、C6−C20アリールオキシ、C7−C40アリールアルキル、C7−C40ハロアリールアルキル、C7−C40アルキルアリール又はC7−C40ハロアルキルアリールである)を意味してもよく
が1から10の整数を意味する}で表される少なくとも1種の化合物とを反応させることにより、請求項1の式Aで表される化合物を製造する方法。
【請求項3】
式IV
【化4】
Figure 2001512128
{式中、R 6 が、水素原子を意味し、
Xが、酸素原子を意味し、
1 が、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、水素原子、C 1 −C 20 ハロアルキル、C 6 −C 20 アリール、C 6 −C 20 ハロアリール、C 6 −C 20 アリールオキシ、C 7 −C 40 アリールアルキル、C 7 −C 40 ハロアリールアルキル、C 7 −C 40 アルキルアリール又はC 7 −C 40 ハロアルキルアリールを意味し、又はR 1 がOSiR 3 3 (このR 3 は、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、C 1 −C 20 アルキル、C 1 −C 20 ハロアルキル、C 1 −C 10 アルコキシ、C 6 −C 20 アリール、C 6 −C 20 ハロアリール、C 6 −C 20 アリールオキシ、C 7 −C 40 アリールアルキル、C 7 −C 40 ハロアリールアルキル、C 7 −C 40 アルキルアリール又はC 7 −C 40 ハロアルキルアリールである)を意味してもよく、又R 1 がCH(SiR 4 3 2 (このR 4 は、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、C 1 −C 20 アルキル、C 1 −C 20 ハロアルキル、C 1 −C 10 アルコキシ、C 6 −C 20 アリール、C 6 −C 20 ハロアリール、C 6 −C 20 アリールオキシ、C 7 −C 40 アリールアルキル、C 7 −C 40 ハロアリールアルキル、C 7 −C 40 アルキルアリール又はC 7 −C 40 ハロアルキルアリールである)を意味してもよい}で表される少なくとも1種のヒドロキシオルガノボリンと、
下記式VI
【化5】
Figure 2001512128
{式中、R 2 が、相互に同じでも異なってもよく、それぞれC 1 −C 20 アルキルを意味し、
nが、1、2、3または4を意味する}で表される少なくとも1種のオルガノアルミニウム化合物とを反応させることを含む、助触媒として活性な有機硼素アルミニウム化合物を製造する方法。
【請求項4】 請求項3に記載の方法により得ることができる有機ホウ素アルミニウム。
【請求項5】 (a)少なくとも1種の、請求項1に記載の式Aで表される化合物または請求項4に記載の有機硼素アルミニウム化合物、および、
(b)少なくとも1種の遷移金属化合物、
を含む触媒組成物。
【請求項6】 (a)少なくとも1種の請求項1に記載の式Aで表される化合物または請求項4に記載の有機硼素アルミニウム化合物を、(b)少なくとも1種の遷移金属化合物と接触させることによって得ることができる触媒組成物。
【請求項7】 (a)少なくとも1種の単離されなかった請求項1に記載の式Aで表される化合物または単離されなかった請求項4に記載の有機硼素アルミニウム化合物を、(b)少なくとも1種の遷移金属化合物と接触させることによって得ることができる触媒組成物。
【請求項8】 さらに担体を含むことを特徴とする、請求項5〜7のいずれか1項に記載の触媒組成物。
【請求項9】 請求項5〜8のいずれか1項に記載の触媒組成物の存在下でポリオレフィンを製造する方法。
【請求項10】 請求項5〜8のいずれか1項に記載の触媒組成物をオレフィン重合のために使用する方法。
Figure 2001512128

で表され、かつ式中の
1が、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、硼素を含有しないC1−C40炭化水素含有基、例えばC1−C20アルキル、C1−C20ハロアルキル、C1−C10アルコキシ、C6−C20アリール、C6−C20ハロアリール、C6−C20アリールオキシ、C7−C40アリールアルキル、C7−C40ハロアリールアルキル、C7−C40アルキルアリール又はC7−C40ハロアルキルアリールを意味し、あるいはR1が、OSiR3 3基(このR3は、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、C1−C40炭化水素含有基、例えばC1−C20アルキル、C1−C20ハロアルキル、C1−C10アルコキシ、C6−C20アリール、C6−C20ハロアリール、C6−C20アリールオキシ、C7−C40アリールアルキル、C7−C40ハロアリールアルキル、C7−C40アルキルアリール、C7−C40ハロアルキルアリールである)を意味してもよく、又R1が、CH(SiR4 32基(このR4は、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、C1−C40炭化水素含有基、例えばC1−C20アルキル、C1−C20ハロアルキル、C1−C10アルコキシ、C6−C20アリール、C6−C20ハロアリール、C6−C20アリールオキシ、C7−C40アリールアルキル、C7−C40ハロアリールアルキル、C7−C40アルキルアリール又はC7−C40ハロアルキルアリールである)を意味してもよく、
Xが、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、元素周期表VIa族元素又はNR基(このRは、水素、又はC1−C20アルキル、 6 −C20アリールのようなC1−C20炭化水素基である)を意味し、
a、Rbが、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、硼素を含有しないC1−C40炭化水素含有基、例えば1−C20アルキル、C1−C20ハロアルキル、C1−C10アルコキシ、C6−C20アリール、C6−C20ハロアリール、C6−C20アリールオキシ、C7−C40アリールアルキル、C7−C40ハロアリールアルキル、C7−C40アルキルアリール又はC7−C40ハロアルキルアリールを意味し、又 a 、R b がOSiR3 3(このR3は、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、C1−C40炭化水素含有基、例えばC1−C20アルキル、C1−C20ハロアルキル、C1−C10アルコキシ、C6−C20アリール、C6−C20ハロアリール、C6−C20アリールオキシ、C7−C40アリールアルキル、C7−C40ハロアリールアルキル、C7−C40アルキルアリール又はC7−C40ハロアルキルアリールである)を意味してもよく、 更に、Ra、Rbが、硼素含有基、例えば−X−BR1 2(このXは元素周期表VIa族元素又はNR基であり、このRは水素又はC1−C20炭化水素基、例えばC1−C20アルキル、C1−C20アリールであり、R1は相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、硼素を含有しないC1−C40炭化水素含有基、例えばC1−C20アルキル、C1−C20ハロアルキル、C1−C10アルコキシ、C6−C20アリール、C6−C20ハロアリール、C6−C20アリールオキシ、C7−C40アリールアルキル、C7−C40ハロアリールアルキル、C7−C40アルキルアリール、C7−C40ハロアルキルアリールであり、あるいはR1がOSiR3 3であって、このR3が相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、C1−C40炭化水素含有基、例えばC1−C20アルキル、C1−C20ハロアルキル、C1−C10アルコキシ、C6−C20アリール、C6−C20ハロアリール、C6−C20アリールオキシ、C7−C40アリールアルキル、C7−C40ハロアリールアルキル、C7−C40アルキルアリール又はC7−C40ハロアルキルアリールであるか、あるいはR1がCH(SiR4 32であって、このR4が相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、C1−C40炭化水素含有基、例えばC1−C20アルキル、C1−C20ハロアルキル、C1−C10アルコキシ、C6−C20アリール、C6−C20ハロアリール、C6−C20アリールオキシ、C7−C40アリールアルキル、C7−C40ハロアリールアルキル、C7−C40アルキルアリール又はC7−C40ハロアルキルアリールである)を意味してもよく、
kが1から100の整数を意味する場合の化合物により達成される。
Figure 2001512128

ただし、式中のR1は、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、硼素を含有しないC1−C40炭化水素含有基、例えばC1−C20アルキル、C1−C20ハロアルキル、C1−C10アルコキシ、C6−C20アリール、C6−C20ハロアリール、C6−C20アリールオキシ、C7−C40アリールアルキル、C7−C40ハロアリールアルキル、C7−C40アルキルアリール、 7 −C 40 ハロアルキルアリールを意味し、OSiR3 3(このR3は、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、C1−C40炭化水素含有基、例えばC1−C20アルキル、C1−C20ハロアルキル、C1−C10アルコキシ、C6−C20アリール、C6−C20ハロアリール、C6−C20アリールオキシ、 7 −C 40 アリールアルキル、C 7 −C 40 ハロアリールアルキル、C 7 −C 40 アルキルアリール、7−C40ハロアルキルアリールである)を意味してもよく、CH(SiR4 32(このR4は、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、C1−C40炭化水素含有基、例えばC1−C20アルキル、C1−C20ハロアルキル、C1−C10アルコキシ、C6−C20アリール、C6−C20ハロアリール、C6−C20アリールオキシ、C7−C40アリールアルキル、C7−C40ハロアリールアルキル、C7−C40アルキルアリール、C7−C40ハロアルキルアリールである)を意味してもよく、 R2は相互に同じでも異なってもよく、それぞれ水素原子、ハロゲン原子、硼素を含有しないC1−C40炭化水素含有基、例えばC1−C20アルキル、C1−C20ハロアルキル、C1−C10アルコキシ、C6−C20アリール、C6−C20ハロアリール、C6−C20アリールオキシ、C7−C40アリールアルキル、C7−C40ハロアリールアルキル、C7−C40アルキルアリール、C7−C40ハロアルキルアリールである)を意味し、あるいはOSiR3 3(このR3は、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、C1−C40炭化水素含有基、例えばC1−C20アルキル、C1−C20ハロアルキル、C1−C10アルコキシ、C6−C20アリール、C6−C20ハロアリール、C6−C20アリールオキシ、C7−C40アリールアルキル、C7−C40ハロアリールアルキル、C7−C40アルキルアリール、C7−C40ハロアルキルアリールである)を意味してもよく、 Xは相互に同じでも異なってもよく、それぞれ元素周期表VIa族元素又はNR基(このRは水素原子又はC1−C20炭化水素含有基、例えばC1−C20アルキル、 6 −C20アリールである)を意味する。
1は硼素を含有しないC1−C40炭化水素含有基であるのが好ましく、これはフッ素、塩素、臭素、沃素のようなハロゲンで置換、ことにペルハロゲン化されていてもよい。ことに好ましいのは、ハロゲン化、ことにペルハロゲン化C1−C30アルキル、例えばトリフルオロメチル、ペンタクロロエチル、ヘプタフルオロイソプロピル、モノフルオロイソブチル、同じくハロゲン化、ことにペルハロゲン化されたC6−C30アリール、例えばペンタフルオロフェニル、ヘプタクロロナフチル、ヘプタフルオロナフチル、ヘプタフルオロトリール、3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル、2,4,6−トリス(トリフルオロメチル)フェニル、4−(トリフルオロメチル)フェニルを意味する場合である。R1は同様にして、フェニル、メチル、エチル、イソプロピル、ブチル、トリル、2,3−ジメチルフェニルであるのが好ましい。ことに好ましいのは、ペンタフルオロフェニル、フェニル、3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル、4−メチルフェニルを意味する場合である。
2は水素原子、又はフッ素を含有しないC1−C40炭化水素含有基を意味するのが好ましく、これはフッ素、塩素、臭素、沃素のようなハロゲンでハロゲン化、ことにペルハロゲン化されていてもよい。好ましいのは、ハロゲン化、ことにペルハロゲン化C1−C30アルキル基、例えばトリフルオロメチル、ペンタクロロエチル、ヘプタフルオロエチル、ヘプタフルオロイソプロピル又はモノフルオロイソブチル、又はハロゲン化、ことにペルハロゲン化C6−C30アリール基、例えばペンタフルオロフェニル、ヘプタクロロナフチル、ヘプタフルオロナフチル、ヘプタフルオロトリル、3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル、2,4,6−トリス(トリフルオロメチル)フェニル、又は4−(トリフルオロメチル)フェニルである。R2も同様にフェニル、メチル、エチル、イソプロピル、ブチル、トリル、4−メチルフェニル、2,3−ジメチルフェニルであるのが好ましい。ことに好ましいのは、ペンタフルオロフェニル、フェニル、3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル、4−メチルフェニル、メチル、エチル、イソプロピル、ブチル、プロピルである。kは1から10、ことに1、2、3又は4であるのが好ましい。
1は、又相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、硼素を含有せず、ハロゲン、例えばフッ素、塩素、臭素、沃素によりハロゲン化、ことにペルハロゲン化されていてもよいC1−C40炭化水素基であるのが好ましい。例えば、ハロゲン化、ことにペルハロゲン化C1−C30基、ことにトリフルオロメチル、ペンタクロロエチル、ヘプタフルオロイソプロピル又はモノフルオロイソブチル、ハロゲン化、ことにペルハロゲン化C6−C30アリール基、例えばペンタフルオロフェニル、ヘプタクロロフェニル、ヘプタフルオロナフチル、ヘプタフルオロトリル、3,5−5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル、2,4,6−トリス(トリフルオロメチル)フェニル、4−(トリフルオロメチル)フェニルである。同様に好ましいR1はフェニル、ビフェニル、ナフチル、アニシル、メチル、エチル、イソプロピル、ブチル、トリル又は2,3−ジメチルフェニルである。又上記式中のR2は、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、硼素を含有しないC1−C40炭化水素含有基、例えばC1−C20アルキル、C1−C20ハロアルキル、C1−C10アルコキシ、C6−C20アリール、C6−C20ハロアリール、C6−C20アリールオキシ、C7−C40アリールアルキル、C7−C40ハロアリールアルキル、C7−C40アルキルアリール又はC7−C40ハロアルキルアリール意味するが、R2は又OSiR3 3基(このR3は、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、C1−C40炭化水素含有基、例えばC1−C20アルキル、C1−C20ハロアルキル、C1−C10アルコキシ、C6−C20アリール、C6−C20ハロアリール、C6−C20アリールオキシ、C7−C40アリールアルキル、C7−C40ハロアリールアルキル、C7−C40アルキルアリール又はC7−C40ハロアルキルアリールである)を意味してもよい。
2として好ましいのは、水素原子、ハロゲン原子、ボロンを含有しないC1−C40炭化水素基(これはフッ素、塩素、臭素、沃素のようなハロゲンによりハロゲン化、ことにペルハロゲン化されていてもよい)であって、その具体例はハロゲン化、ことにペルハロゲン化C1−C30アルキル、例えばトリフルオロメチル、ペンタクロロエチル、ペンタフルオロイソプロピル又はモノフルオロイソブチル、ハロゲン化、ことにペルハロゲン化C6−C30アリール基、例えばペンタフルオロフェニル、ペンタクロロナフチル、ヘプタフルオロナフチル、ヘプタフルオロトリル、3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル、2,4,6−トリス(トリフルオロメチル)フェニル、4−(トリフルオロメチル)フェニルである。R2として好ましいのは、フェニル、メチル、エチル、イソプロピル、ブチル、トリル、2,3−ジメチルフェニルである。
Xは、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、元素周期表VIa族元素又はNR基(このRは、水素原子又はC1−C20炭化水素基、例えばC1−C20アルキル又は 6 −C20アリールである)であり、nは1から10の整数、ことに1、2、3又は4を意味する。Xが酸素原子又はNH基である場合の化合物が好ましい。
第6実施例
重合
300ml容積の重合反応オートクレーブ(Parr4560)に、アルゴン雰囲気下、150mlのヘプタンを装填する。次いで、1.1mlのTIBA(20%)を計量給送し、混合液を20℃で20分間撹拌する。次いで反応器を50℃に加熱し、実施例5で製造された触媒溶液0.5mlを注入し、次いで10バールの圧力下にエチレンを導入し、定常的なエチレン圧力下に1時間重合させて、10.6gのポリエチレン粉末を得る。重合活性は、1時間当たりメタロセン1gに対してE8.08kgである。
第8実施例
重合
上記と併行して、16dm3容積の乾燥した重合反応器に、まず窒素を、次いでプロピレンを導入し、次いで30cm3のExxolで希釈したVarsol中の20%濃度トリイソブチルアルミニウム溶液0.5cm3を反応器中に導入する。このバッチを30℃で15分間撹拌し、次いで上記触媒懸濁液をこの反応器中に導入する。重合反応混合物を60℃(4℃/分)の重合温度まで加熱し、重合反応混合物の温度を冷却によりこの60℃維持した。残存プロピレンを放出して重合を停止し、生成重合体を真空乾燥室で乾燥し、1.7kgのポリプロピレン粉末を得る。反応器の内壁、撹拌器には全く堆積物を認めない。触媒活性は、1時間当たりメタロセン1gに対してP174kgである。
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