JP2001510614A - 再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 順次に再生すべき記録担体のデータグループのランダム選択を可能にする再生装置（１）、例えばコンパクトディスクチェンジャを提供する。再生装置（１）は入力ユニット（５）とランダムジェネレータ（１０）とを有しており、このランダムジェネレータはマガジン（１５）から再生装置（１）へロード可能な記録担体、例えばコンパクトディスクに記憶されているデータグループをランダム条件で選択する。ランダムジェネレータ（１０）によって選択されたデータグループ、すなわち再生装置（１）のドライブ機構（２５）へ挿入され再生装置（１）によって再生されている記録担体のデータグループに続いて再生すべきデータグループが同じ記録担体に記憶されている確率を設定可能である。

Description

【発明の詳細な説明】 再生装置 従来技術 本発明は独立請求項の上位概念記載の再生装置に関する。 ソニー社１９９４年の取扱説明書“Compact Disc Player CDP-C745，CDP-C545 ”から、コンパクトディスクチェンジャに格納されたコンパクトディスクのタイ トルをランダム選択するための２つの手段が実現されたコンパクトディスクチェ ンジャが周知である。この場合一方ではただ１つのコンパクトディスクからタイ トルのランダム選択を行う機能が設けられており、他方ではこのコンパクトディ スクチェンジャに格納された全てのコンパクトディスクのタイトルからランダム 選択を行う機能が設けられている。 本発明の利点 本発明の独立請求項の特徴部分に記載の構成を有する再生装置は従来技術に対 して、再生装置によって再生されているデータグループに続いて再生すべき同じ 記録担体上のデータグループを選択する確率の設定に関して判断基準が設けられ ている利点を有する。この判断基準を用いれば任意に、ただ１つの記録担体のみ からタイトルをランダム選択する極端な場合と、種々 の記録担体を交代させながらタイトルをランダム選択する極端な場合との間で中 間状態を調整できる。このようにしてきわめてフレキシブルなランダム機能が再 生装置内に格納されている記録担体のデータグループの選択のために実現される 。確率を適切に設定することによりさらに、再生装置への強い機械的負荷が回避 されるか、少なくとも低減される。この負荷は記録担体の頻繁な交換、個々のデ ータグループ間の交換時間をはさんだ長いポーズなどにより生じるものである。 従属請求項に記載の構成を有する手段により、独立請求項に記載の再生装置の 有利な実施形態および改善形態が得られる。 ここで特に有利には、入力ユニットは調整素子を有しており、これを用いた調 整により次に再生すべき同一の記録担体上のデータグループを選択する確率が設 定される。このようにユーザ自身がこの確率を設定できるので、再生装置の機能 性が向上し、ユーザによって作用可能となり、前述の確率をユーザの要求に従っ て調整できる。 図面 本発明の実施例を図示し、以下に詳細に説明する。 図には本発明の再生装置のブロック回路図が示されている。 実施例の説明 図には参照番号１でコンパクトディスクチェンジャ として構成された再生装置が示されている。この再生装置は入力ユニット５を有 しており、この入力ユニットは回転形調整器として構成された調整素子２０を有 している。コンパクトディスクチェンジャ１はさらに、コンパクトディスクとし て構成されている記録担体を格納する１３個の格納スペース３０〜４２を備えた マガジン１５と、マガジン１５からロードされるコンパクトディスクを再生する ドライブ機構２５と、マガジン１５からドライブ機構２５へロードされるコンパ クトディスクをランダム条件で選択するランダムジェネレータ１０とを有してい る。このために入力ユニット５はランダムジェネレータ１０に接続されており、 またランダムジェネレータにはドライブ機構２５とマガジン１５とが接続されて いる。さらにドライブ機構２５はマガジン１５に接続されている。 入力ユニット５の回転形調整器２０ではユーザによって無段階的に確率Ｐが０ ％から１００％の間で調整される。その際に例えば回転形調整器の幾つかの位置 が所属のパーセントインジケータにより、例えば“０％”、“２５％”、“５０ ％”、“７５％”、“１００％”のように示されている。図示の回転形調整器２ ０では確率Ｐは５０％に調整されている。これはランダムジェネレータ１０によ って選択されるデータグループ、例えばコンパクトディスクチェンジャ１のドラ イブ機構２５に格納されたコンパクトディスクのなか でコンパクトディスクチェンジャ１によって再生されているデータグループに続 いて再生すべき１つの音楽タイトルが、確率Ｐ＝５０％でドライブ機構２５内に 存在している同じ記録担体に記憶されていることを意味する。確率１−Ｐ（ここ での実施例では同様に５０％である）を用いて、ランダムジェネレータ１０はチ ェンジャ１のドライブ機構２５内へ挿入されたＣＤにおいてコンパクトディスク チェンジャ１によってその時点で再生されているデータグループに続けて再生を 行うために、格納スペース３０〜４２の内の１つに格納されたコンパクトディス クに記憶されている１つのデータグループを選択する。その際にランダムジェネ レータ１０はマガジン１５内に格納された各コンパクトディスクにアクセス可能 であり、このことは図中では破線の両方向矢印で示されている。ここで図示の実 施例では、ランダムジェネレータ１０は確率１−Ｐで７番目の格納スペース３６ に格納されているコンパクトディスクの中の１つのデータグループへ現在の再生 に続く再生のためにアクセスする。 回転形調整器２０が０へ調整される場合、次に再生すべきデータグループは確 率Ｐ＝１００％でマガジン１５内に格納されているコンパクトディスクの１つに 記憶されている。 回転形調整器２０が１００％へ調整される場合、次に再生すべきデータグルー プはその時点でドライブ機 構２５内に格納され再生されているコンパクトディスクに記憶されている。 ランダムジェネレータ１０によって次に再生すべきデータグループのためにマ ガジン１５からコンパクトディスクの取り出しが必要となる場合、その時点で再 生されているデータグループの再生終了後、ドライブ機構２５に再生のために格 納されているコンパクトディスクと、マガジン１５で次に再生すべきデータグル ープを有することにより選択されたコンパクトディスクとを当業者に周知の手段 で交換する。 別の実施例ではマガジン１５を再生装置１の外部に配置することもできる。さ らに再生装置１を自動車ラジオ装置と接続したり、また自動車ラジオ装置に組み 込まれたコンパクトディスクチェンジャとして構成することもできる。調整素子 ２０は操作素子として自動車ラジオ装置の操作パネルに構成することができる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．入力ユニット（５）と、 マガジン（１５）から再生装置（１）へロード可能な記録担体例えばコンパク トディスクに記憶されているデータグループをランダム条件で選択するランダム ジェネレータ（１０）とを有する 再生装置（１）例えばコンパクトディスクチェンジャにおいて、 ランダムジェネレータ（１０）によって選択されたデータグループ、すなわち 再生装置（１）のドライブ機構（２５）へ挿入され再生装置（１）によって再生 されている記録担体のデータグループに続いて再生すべきデータグループが同じ 記録担体に記憶されている確率を設定可能である、 ことを特徴とする再生装置。 ２．入力ユニット（５）は調整素子（２０）を有しており、該調整素子の調整 により、次に再生すべきデータグループを同じ記憶担体上で選択する確率が設定 される、請求項１記載の再生装置（１）。