JP2001510482A - 置換4−フェニル−4−シアノシクロヘキサン酸の化合物および製法 - Google Patents

置換4−フェニル−4−シアノシクロヘキサン酸の化合物および製法

Info

Publication number
JP2001510482A
JP2001510482A JP53506598A JP53506598A JP2001510482A JP 2001510482 A JP2001510482 A JP 2001510482A JP 53506598 A JP53506598 A JP 53506598A JP 53506598 A JP53506598 A JP 53506598A JP 2001510482 A JP2001510482 A JP 2001510482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkyl
substituted
formula
hydrogen
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP53506598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3786971B2 (ja
Inventor
アレン,アンドリュー
ディーデリッチ,アン・マリー
リウ,リ
メンデルソン,ウィルフォード
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SmithKline Beecham Corp
Original Assignee
SmithKline Beecham Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SmithKline Beecham Corp filed Critical SmithKline Beecham Corp
Publication of JP2001510482A publication Critical patent/JP2001510482A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3786971B2 publication Critical patent/JP3786971B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C43/00Ethers; Compounds having groups, groups or groups
    • C07C43/02Ethers
    • C07C43/20Ethers having an ether-oxygen atom bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • C07C43/21Ethers having an ether-oxygen atom bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring containing rings other than six-membered aromatic rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D303/00Compounds containing three-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
    • C07D303/02Compounds containing oxirane rings
    • C07D303/48Compounds containing oxirane rings with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, directly attached to ring carbon atoms, e.g. ester or nitrile radicals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P11/00Drugs for disorders of the respiratory system
    • A61P11/06Antiasthmatics
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C253/00Preparation of carboxylic acid nitriles
    • C07C253/30Preparation of carboxylic acid nitriles by reactions not involving the formation of cyano groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2601/00Systems containing only non-condensed rings
    • C07C2601/06Systems containing only non-condensed rings with a five-membered ring
    • C07C2601/08Systems containing only non-condensed rings with a five-membered ring the ring being saturated
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2601/00Systems containing only non-condensed rings
    • C07C2601/12Systems containing only non-condensed rings with a six-membered ring
    • C07C2601/14The ring being saturated

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、式−(II)の化合物を臭化リチウム、臭化マグネシウム等で処理することによる式(I)の化合物の製法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 置換4−フェニル−4−シアノシクロヘキサン酸の化合物および製法 発明の範囲 本発明は、4−シアノ−4−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェ ニル)シクロヘキサン酸およびその類似体を製造するための中間体および合成経 路を含む。本酸およびその列挙された類似体は、IVと命名されたホスホジエステ ラーゼイソ酵素(以下PDE IV)の触媒部位を選択的に抑制し、従って該酸は 、PDEIV酵素およびそのサブタイプに影響を与えることにより緩和される多く の疾患の治療に有用である。 発明の分野 気管支喘息は複雑で、多因子性疾患であり、気道の可逆的狭窄および外的刺激 に対する気道の過敏性により特徴付けられる。 喘息に対する新規治療薬の同定は、多数のメディエーターが該疾患の発症原因 であるという事実により困難となる。従って、単一メディエーターの効果を除去 することが慢性喘息の三要素全てに実質的な効果を持つとは考え難い。「メディ エーター対策」に代わる方法は該疾患の病態生理の原因細胞の活性を制御するこ とである。 一つのかかる方法はcAMP(サイクリックアデノシン3’,5’−一リン酸 )の濃度を上昇させることによる。サイクリックAMPは、広範なホルモン、神 経伝達物質および薬物に対する生物学的反応を媒介する第2の伝達物質であるこ とが示されている;[クレブス・エンドクリノロジー・プロシーディングス・オ ブ・ザ・フォース・インターナショナル・コングレス・エクサープタ・メディカ (Krebs Endocrinology Proceedings of the 4th International Congress Excer pta Medica)、17−29、1973]。適当なアゴニストが特異的細胞表面受 容体に結合すると、アデニレートシクラーゼが活性化され、それがMg+2−AT PをcAMPに速やかに変換させる。 サイクリックAMPは、全てではないにしろほとんどの、外因性(アレルギー 性)喘息の病態生理の一因となる細胞の活性を調節する。それ自体、cAMPの 上昇は:1)気道平滑筋の弛緩、2)肥満細胞のメディエーター放出の抑制、3 )好中球の脱顆粒反応の抑制、4)好塩基球の脱顆粒反応の抑制、および5)単 球およびマクロファージの活性化の抑制を含む有益な効果を生み出すであろう。 よって、アデニル酸シクラーゼを活性化するかまたはホスホジエステラーゼを抑 制する化合物は、気道平滑筋および多種多様な炎症性細胞の不適当な活性化を抑 制する上で有効であろう。cAMP不活化の主な細胞機構は、サイクリックヌク レオチドホスホジエステラーゼ(PDEs)と呼ばれる1種類以上のアイソザイ ムのファミリーによる、3’−ホスホジエステル結合の加水分解である。 区別されるサイクリックヌクレオチドホスホジエステラーゼ(PDE)アイソ ザィム、PDE IVが、気道平滑筋および炎症性細胞中のcAMP分解の原因で あることが今回示された。[トーフィー(Torphy)、「ホスホジエステラーゼアイ ソザイム:新規抗喘息薬の潜在的標的」、喘息の新薬、バーンズ(Barnes)編、ア イ・ビー・シー・テクニカル・サービス社(IBC Technical Services Ltd.) 、1989]。研究により、本酵素の抑制は気道平滑筋を弛緩させるのみならず 、肥満細胞、好塩基球および好中球の脱顆粒反応を抑制すると共に、単球および 好中球の活性化も抑制することが示されている。さらに、in vivoの場合に考え られるのと同様に、適当なホルモンまたはオータコイドによって標的細胞のアデ ニル酸シクラーゼ活性が上昇している際には、PDE IV抑制剤の有益な効果は 顕著に増強される。従ってPDE IVは、プロスタグランジンE2およびプロスタ サイクリン(アデニル酸シクラーゼの活性化物質)の濃度が上昇している喘息患者 の肺において有効であろう。かかる化合物は気管支喘息の薬物療法における独特 な対策を提供し、現在市販されている薬剤に比し、著しい治療上の利点を有する 。 本発明の製法および中間体は、PDE IV酵素およびそのサブタイプに影響を 与えることにより緩和できる、喘息およびその他の疾患の治療に有用な、ある種 の4−置換−4−(3,4−二置換フェニル)シクロヘキサン酸の合成手段を提 供する。特に注目すべき最終産物は、1996年9月3日発行の米国特許第5, 552,4 83号に完全に記載されている。該特許中に開示される情報および表示は、該情 報および該表示が本発明の理解および実践に必要である限りにおいて、全て引用 し本明細書の一部とする。 発明の概要 本発明は式(I): [式中、 R1はアルキル基が所望により1個以上のハロゲンによって置換されていても よい−(CH45nC(O)O(CR45m6、−(CR45nC(O)N R4(CR45m6、−(CR45nO(CR45m6、または−(CR45r6であり; mは0ないし2であり; nは1ないし4であり; rは0ないし6であり; R4およびR5は水素またはC1-2アルキルから独立して選択され; R6は水素、メチル、ヒドロキシル、アリール、ハロゲン置換されたアリール 、アリールオキシC1-3アルキル、ハロゲン置換されたアリールオキシC1-3アル キル、インダニル、インデニル、C7-11ポリシクロアルキル、テトラヒドロフラ ニル、フラニル、テトラヒドロピラニル、ピラニル、テトラヒドロチエニル、チ エニル、テトラヒドロチオピラニル、チオピラニル、C3-6シクロアルキル、あ るいは1または2個の不飽和結合を含むC4-6シクロアルキルであり、ここに該 シクロアルキルおよび複素環基は所望により1ないし3個のメチル基または1個 のエチル基によって置換されていてもよく; 但し、 a)R6がヒドロキシルである場合、mは2であるか;または b)R6がヒドロキシルである場合、rは2ないし6であるか;または c)R6が2−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチオピラニル、2− テトラヒドロフラニル、または2−テトラヒドロチエニルである場合、mは1ま たは2であるか;または d)R6が2−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチオピラニル、2− テトラヒドロフラニル、または2−テトラヒドロチエニルである場合、rは1な いし6であり; e)nが1でありmが0である場合、R6は−(CR45nO(CR45m 6中のH以外である; XはYR2、ハロゲン、ニトロ、NH2、またはホルミルアミンであり; X2はOまたはNR8であり; YはOまたはS(O)m'であり; m’は0、1、または2であり; R2は所望により1個以上のハロゲンによって置換されていてもよい−CH3ま たは−CH2CH3から独立して選択され; R3は水素、ハロゲン、C1-4アルキル、CH2NHC(O)C(O)NH2、ハ ロゲン置換されたC1-4アルキル、−CH=CR8'8'、所望によりR8'、CN 、OR8、CH2OR8,NR810、CH2NR810、C(Z’)H、C(O)O R8、C(O)NR810、またはC≡CR8によって置換されていてもよいシク ロプロピルであり; R8は水素または所望により1ないし3個のフッ素によって置換されていても よいC1-4アルキルであり; R8'はR8またはフッ素であり; R10はOR8またはR11であり; R11は水素、または所望により1ないし3個のフッ素によって置換されていて もよいC1-4アルキルであり; Z’はO、NR9、NOR8、NCN、C(−CN)2、CR8CN、CR8NO2 、 CR8C(O)OR8、CR8C(O)NR88、C(−CN)NO2、C(−CN )C(O)OR9、またはC(−CN)C(O)NR88、であり; R’およびR”は独立して水素または−C(O)OHである] の化合物の製法に関し、該方法は式II(a)またはII(b): [式中、R1、R3、X2およびXは式(I)と同様である] の化合物を、極性溶媒中で、約60℃および100℃の間の温度にて、所望によ り不活性雰囲気下で、反応が完結するに十分な時間、臭化リチウムまたは臭化マ グネシウムで処理することを含む。 本発明はまた式IIの化合物そのものにも関する。 もう一つの態様において、本発明は本明細書中で以下により完全に記載される ように、イソバニリンから出発する、式III: [式中、R1、R3、X2およびXは式(I)と同様である] のケトンのワンポット(one-pot)製法に関する。 さらに第三の態様において、本発明は式(IV): [式中、式IIIと同じく、R1、XおよびX2は式Iと同様である] の化合物を、アルカリ金属シアン化物、例えばLiCNを用いて、少量の水を含 有するジメチルホルムアミドのごとき混合可能な溶媒中で処理することを含む、 式Iの化合物の整法に関する。 さらなる具体例において本発明は、式Vのアシルニトリルを水で処理すること を含む式Iの化合物の製法に関する。 式VのX、X2およびR1基は式Iのそれと同様である。 さらなる具体例において本発明は式II: [式中、 R1はアルキル基が所望により1個以上のハロゲンによって置換されていても よい−(CH45nC(O)O(CR45m6、−(CR45nC(O)N R4(CR45m6−(CR45nO(CR45m6、または−(CR45 r6であり; mは0ないし2であり; nは1ないし4であり; rは0ないし6であり; R4およびR5は水素またはC1-2アルキルから独立して選択され; R6は水素、メチル、ヒドロキシル、アリール、ハロゲン置換されたアリール 、アリールオキシC1-3アルキル、ハロゲン置換されたアリールオキシC1-3アル キル、イングニル、インデニル、C7-11ポリシクロアルキル、テトラヒドロフラ ニ ル、フラニル、テトラヒドロピラニル、ピラニル、テトラヒドロチエニル、チエ ニル、テトラヒドロチオピラニル、チオピラニル、C3-6シクロアルキル、ある いは1または2個の不飽和結合を含むC4-6シクロアルキルであり、ここに該シ クロアルキルおよび複素環基は所望により1ないし3個のメチル基または1個の エチル基によって置換されていてもよい; 但し、 a)R6がヒドロキシルである場合、mは2であるか;または b)R6がヒドロキシルである場合、rは2ないし6であるか;または c)R6が2−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチオピラニル、2− テトラヒドロフラニル、または2−テトラヒドロチエニルである場合、mは1ま たは2であるか;または d)R6が2−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチオピラニル、2− テトラヒドロフラニル、または2−テトラヒドロチエニルである場合、rは1な いし6であり; e)nが1でありmが0である場合、R6は−(CR45nO(CR45m6中のH以外である; XはYR2、ハロゲン、ニトロ、NH2、またはホルミルアミンであり; X2はOまたはNR8であり; YはOまたはS(O)m'であり; m’は0、1、または2であり; R2は所望により1個以上のハロゲンによって置換されていてもよい−CH3ま たは−CH2CH3から独立して選択され; R3は水素、ハロゲン、C1-4アルキル、CH2NHC(O)C(O)NH2、ハ ロゲン置換されたC1-4アルキル、−CH=CR8'8'、所望によりR8'、CN 、OR8、CH2OR8、NR810、CH2NR810、C(Z’)H、C(O)O R8、C(O)NR810、またはC≡CR8によって置換されていてもよいシク ロプロピルであり; R8は水素または所望により1ないし3個のフッ素によって置換されていても よ いC1-4アルキルであり; R8'はR8またはフッ素であり; R10はOR8またはR11であり; R11は水素、または所望により1ないし3個のフッ素によって置換されていて もよいC1-4アルキルであり; Z’はO、NR9、NOR8、NCN、C(−CN)2、CR8CN、CR8NO2 、CR8C(O)OR8、CR8C(O)NR88、C(−CN)NO2、C(−C N)C(O)OR9、またはC(−CN)C(O)NR88であり;および TはCNまたはRがC1-6アルキルまたはC0-3アルキルフェニルであるSO2 Rである] の化合物に関する。 本発明の具体例 本製法は、ある種の4−置換−4−(3,4−二置換フェニル)シクロヘキサ ン酸を調製するための9工程から成る合成法を含む。出発物質はイソバニリン、 3−ヒドロキシ−4−メトキシベンズアルデヒド、またはそれらの類自体である 。「類自体」とは式(I)の定義におけるR1、R3、X2およびXの定義に従っ た、もう一つの3および/または4位が置換された化合物を意味する。 本製法によって作成された化合物はPDE IV抑制物質である。それらは1 996年9月3日に発行された米国特許第5,552,438号に記載された様 な多くの疾患の治療に有用である。 本製法によって合成できる好ましい化合物は以下の通りである: 全ての列挙された式の化合物のための好ましいR1置換基は、CH2−シクロプ ロピル、CH2−C5-6シクロアルキル、置換されていないかまたはOHC7-11ポ リシクロアルキルによって置換されたC4-6シクロアルキル、(3−または4− シクロペンテニル)、フェニル、テトラヒドロフラン−3−イル、ベンジルまた は置換されていないかまたは1個以上のフッ素によって置換されたC1-2アルキ ル、−(CH21-3C(O)(CH20-2CH3、−(CH21-3O(CH20- 2 C H3、および−(CH22-4OHである。 式(I)、(II)または(III)のための好ましいX基は、XがYR2でYが酸 素の基である。式(I)のための好ましいX2基は、X2が酸素のものである。好 ましいR2基は置換されていないかまたは1個以上のハロゲンによって置換され たC1-2アルキルである。ハロゲン原子は好ましくはフッ素または塩素、より好 ましくはフッ素である。より好ましいR2基はR2がメチル、またはフルオロ−置 換アルキル、特に−CF3、−CHF2、または−CH2CHF2基のごときC1-2 アルキルである。最も好ましいのは、−CHF2および−CH3基である。 最も好ましいのは、R1が−CH2−シクロプロピル、シクロペンチル、3−ヒ ドロキシシクロペンチル、メチルまたはCF2Hであり;XがYR2であり;Yが 酸素であり;X2が酸素であり;およびR2がCF2Hまたはメチルであり;およ びR3がCNである化合物である。 本製法の代表的反応図式を反応図式Iに示す。本図式表示は、本発明中で用い られる一般的原理を例示するために特定の実施例を用いている。 反応図式I 反応図式(I)に関して、イソバニリン、3−ヒドロキシ−4−メトキシベン ズアルデヒドは容易に入手できる出発物質である。それは塩化シクロペンチルに 代表されるごときR1X基(X=Cl、Br、およびI)によってアルキル化で きる。最初に反応容器を不活性ガス、例えば窒素で満たす。次いでDMFのごと き極性溶媒を容器に加え、次にイソバニリン、次にR1X付加物、およびいくつ かの塩基を加える。イソバニリンに対し約2当量のR1X付加物が用いられる。 同様に、これもイソバニリンに対し約2当量の塩基が用いられる。塩基はいずれ の無機塩基、または炭酸塩であってもよい。ここでは、炭酸カリウムが例に挙げ られている。容器を、その間に反応が完結してしまうであろうと考えられる約9 0ないし120分間にわたり、約125℃に加熱する。容器内容物を室温に冷却 し、無機塩を除去するために濾過し、メタノールのごときアルコールで洗浄する 。この濾液は1−1と命名されたアルデヒドを含む。 次いでアルデヒドを無機の還元剤を用いてアルコールに還元する。これを行う ために、前の反応の濾液を水素化ホウ素ナトリウムで処理し、仕上げ処理の後、 望ましいアルコール、1−2がイソバニリンから総収率97%で得られる。これ は濾液を約0℃に冷却し、その後還元剤、ここでは水素化ホウ素ナトリウム、を 加えることによって達成される。約0.25ないし0.5当量の還元剤が用いら れる。温度は還元剤を加えている間およびその後30ないし40分間にわたり約 0℃に保たれる。次いで温度を室温前後に放置上昇させた後、約0.5当量のH Clを反応容器に加える。次いでアルコールを有機溶媒、トルエンを例示、に抽 出し、希釈された炭酸水素ナトリウムで洗浄する。 次いでアルコールを含む上部有機層を過剰量の濃塩酸で室温にて処理し、仕上 げ処理の後望ましい塩化ベンジル、1−3を得る。塩化物をアミド溶媒、DMF で例示、中のw/w溶液として単離し、中温、ここでは55℃を例示、にて約5 0%モル過剰のシアン化ナトリウムで処理する。これにより望ましいニトリル1 −4が得られる。ニトリルは無水アセトニトリルのごとき適当な溶媒中のw/w 溶液として単離され、次の工程で直接用いられる。 ニトリル溶液にメチルアクリレートを加える。それを約−10℃に冷却し、ニ ト リルの溶解に用いたのと同じ溶媒中で、触媒量のトリトンBで処理する。メチル アクリレートは3ないし4倍過剰に加える。反応は30ないし45分以内に完結 し、その後アクリレートを添加し、ピメラート(pimelate)産物、1−5、をトル エン中のw/w溶液として単離し、約75℃にて約2当量のナトリウムメトキシ ドで処理し、β−ケト−エステル産物、1−6を得る。反応溶液を冷却し、6N 塩酸のごとき鉱酸によりpH7に中和する。溶液にジメチルスルホキシド、塩化 ナトリウム、水を加え、例えば約150℃に加熱して脱カルボキシル反応を起こ し1−7を得る。ケトン、1−7をオフホワイトの固体として溶媒系から単離す る。 ジカルボニトリル1−8は無機塩基および触媒量の塩化ベンジルトリエチルア ンモニウム(BTEAC)の存在下で、ケトンをクロロアセトニトリルで処理す ることにより、ケトンから調製される。ケトンを強塩基(水酸化カリウム水溶液 )とテトラヒドロフランのごとき水と混合できる溶媒との混合物に加える。温度 を下げ、約0℃またはその前後にて、僅かに過剰量のクロロアセトニトリルを加 える。反応が続いている間、通常約1時間、反応溶液は該温度前後に保たれる。 単離される生成物は通常、結晶性である。 ジカルボニトリルをルイス酸触媒を用いてシクロヘキサンカルボン酸に変換す る;反応を進行させ酸を得るためには水も必要である。水がないと、中間体1− 10aおよび1−10bは二量化し得る。本反応は、容器に溶媒、この場合はD MFが例として挙げられている、アセトニトリルおよび水、ならびにルイス酸( 約1.5当量)、LiBrを例示、を加え、容器に不活化ガスを流し、ジカルボ ニトリルIIaまたはIIb、あるいはIIaおよびIIbの混合物を加え、容器および その内容物を数時間、8時間を例示、にわたり約100℃に加熱することにより 実施される。酸は通常の方法で単離される。 この反応、即ちエポキシドの酸への変換は、単離される必要のない数個の中間 体を含むことを留意すべきである。エポキシドをLiBrで処理することにより 中間体1−9aおよび1−9bが生じることが判明している。中間体1−9aは LiBrが反応容器に加えられる時に形成される。しかし、中間体1−9aは前 述の反応条件下では変換されてエポキシドに戻る。中間体1−9bもまた形成さ れるが、速 やかに反応してエノラートA、1−10aおよび1−10b等のごとき中間体を 形成し、その結果生成物ができると考えられる。従って、1−9aおよび1−9 bが形成されるが、1−9aは変換されてエポキシドに戻り、結局は1−9bを 形成し、次いでそれが他の中間体を経て変換され、酸1−11aおよび1−11 bが形成されると考えられる。括弧部分については、1−9aおよび1−9bの 「OH(M)」とは、反応条件によって、アルコールの金属塩またはアルコール そのものを意味する。中間体1−9bは、括弧内に示された中間体を経て式1− 10aおよび1−10bのアシルニトリルに変換すると考えられる。括弧内に示 された中間体(エノラート)の存在は完全には確認されていない。また、1−1 0aおよび1−10bのァシルニトリルは直接観察されたわけではないが、該化 合物には、ビス縮合生成物である二量体Bが単離され、それが同様のビス縮合物 がアシルニトリルの生成物であるという化合物の報告と類似しているという事実 によって、間接的な証明が存在する。 反応図式2 二量体Aのごとき二量体はHCNの存在下でアシルニトリル1−10a/bの ようなものから形成されることが知られている[テシング・ジェイ(Thesing,J. );ウィッツェル・ディー(Witzel,D.);ブレーム・エイ(Brehm,A.).アンゲヴ ァンテ・ケミー(Angew Chem.)、1956、68、425;およびフーニッグ・ エス(Hunig,S.);シャラー・アール(Schaller,R.).アンゲヴァンテ・ケミー ・インターナショナル・エディション・イングリッシュ(Angew Chem.Int.Ed. Engl.)、1982、21、36]。 さらに、中間体1−10aおよび1−10bの真正のサンプルが調製され、水 に暴露されると酸1−11aおよび1−11bに変換することが判明した。エカ トリアル異性体1−10aは約98:2のエカトリアル/アクシアル比にて酸に 変換し、一方アクシアル異性体1−10aは異性化し、エカトリアル異性体が多 数を占める1−11a(77:23)が得られた。アクシアルアシルニトリルは 括弧内に示されたエノラート中間体を経てエカトリアルアシルニトリルに変換す ると考えられる。 第二に、下記の反応図式は式(IV)のブロムアルデヒドからの式(I)の酸の 調製を例示する。 反応図式3 以下の実施例は本発明を限定するためではなく、その明細を例示するために提 供される。本発明者らが留保する点は本明細書に添付する請求の範囲に述べられ ている。 実施例 実施例1 3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシベンズアルデヒドの調製 オーバーヘッド・スターラー(overhead stirrer)、内部温度計、および窒素導 入口付きの還流冷却器の付いた12リットルの丸底フラスコを窒素で満たした。 フ ラスコにジメチルホルムアミド(2.4L)、イソバニリン(350g、2.3 モル、1当量)、塩化シクロペンチル(481g、4.6モル、2.0当量)お よび炭酸カリウム(634g、4.6モル、2.0当量)を入れた。激しく撹拌 された懸濁液を2時間またはイソバニリンが消失するまで125℃に加熱した。 反応溶液を20−30℃に冷却し、無機塩を除くために濾過した。フィルターケ ーキをメタノール(1.0L)ですすいだ。 生成物3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシベンズアルデヒドを含む透明 淡褐色の濾液(DMFおよびメタノール)を、次の工程で直接使用した(溶液収 率100%)。 実施例2 3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシベンジルアルコールの調製 オーバーヘッド・スターラー、内部温度計、および窒素導入口付きの還流冷却 器の付いた12リットルの丸底フラスコを窒素で満たした。フラスコにジメチル ホルムアミド(2.4L)、メタノール(1.0)、および3−シクロペンチル オキシ−4−メトキシベンズアルデヒド(506g、2.3モル、1当量)を入 れた。フラスコ内容物を0ないし5℃に冷却し、次いで水素化ホウ素ナトリウム (32.2g、0.85モル、0.37当量)を入れた。反応溶液を30分間に わたり0ないし5℃に保ち、さらに2時間またはアルデヒドが消失するまで20 ないし25℃に暖めた。6N塩酸溶液(195mL、1.17モル、0.51当 量)を20分かけて加えた。反応溶液を減圧下で濃縮し、20ないし25℃に冷 却した。 フラスコにイオン交換水(1.9L)およびトルエン(1.9L)を入れた。 層を分離し、有機層を単離し、イオン交換水(2x800mL)で2回洗浄した 。生成物、3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシベンジルアルコールをトル エン中の溶液として集め(97%溶液収率)、次の工程で直接使用した。 実施例3 4−クロロメチル−2−シクロペンチルオキシ−1−メトキシベンゼンの調製 オーバーヘッド・スターラー、内部温度計、および窒素導入口付きの還流冷却 器の付いた12リットルの丸底フラスコを窒素で満たした。フラスコにトルエン 溶液中の3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシベンジルアルコール(495 g、2.2モル、1当量)を入れた。22℃にて激しく撹拌中の反応溶液に濃塩 酸(600g、2.75当量)を加えた。反応溶液を30分間にわたり20ない し25℃に保持した。上部有機層を単離し、下部酸性層を捨てた。上部有機層に 10%炭酸水素ナトリウム(550g、0.65モル、0.36当量)およびt −ブチルメチルエーテル(814g)を加えた。フラスコ内容物を激しく攪拌し 、沈降させた。生成物、4−クロロメチル−2−シクロペンチルオキシ−1−メ トキシベンゼンをトルエンおよびt−ブチルメチルエーテル中の溶液として単離 した(溶液収率96.8%)。これを次の工程で直接使用した。 実施例4 4−シアノメチル−2−シクロペンチルオキシ−1−メトキシベンゼンの調製 オーバーヘッドスターラー、および蒸留器具の付いた12リットルの丸底フラス コを窒素で満たした。フラスコにトルエンおよびt−ブチルメチルエーテル溶液 中の4−クロロメチル−2−シクロペンチルオキシ−1−メトキシベンゼン(5 19g、2.15モル、1.0当量)を入れた。反応溶液を減圧濃縮し残渣を得 た。12リットルのフラスコにDMF(1.44kg)およびシアン化ナトリウ ム(142g、2.9モル、1.35当量)を入れた。反応溶液を6時間または 塩化ベンジルの消失により反応が完結したとみなされるまで、55℃に加熱した 。反応溶液を減圧濃縮し残渣を得た。フラスコにt−ブチルメチルエーテル(2 .30kg)およびイオン交換水(800mL)を入れた。フラスコ内容物を激 しく攪拌し、イオン交換水(3x800mL)で3回洗浄し、常圧下で濃縮し残 渣を得た。フラスコにアセトニトリル(1.26kg)を加え、溶媒がさらに4 00mL集められるまで蒸留を続けた。生成物、4−シアノメチル−2−シクロ ペンチルオキシ−1−メトキシベンゼンをアセトニトリル中の溶液として単離し た(収率92.2%)。これを次の工程で直接使用した。実施例5 ジメチル−4−シアノ−4−(3−シクロペンチルオキシ−4− メトキシ−フェニル)ピメラートの調製 オーバーヘッド・スターラー、内部温度計、および窒素導入口付きの還流冷却 器の付いた12リットルの丸底フラスコを窒素で満たした。フラスコにアセトニ トリル中の4−シアノメチル−2−シクロペンチルオキシ−1−メトキシベンゼ ン溶液(460g、1.99モル、、1.0当量)、およびアクリル酸メチル( 520g、6.0モル、、3.0当量)を入れた。フラスコ内容物を−10℃に 冷却した。均圧化滴下漏斗にアセトニトリル(1.IL)および水酸化ベンジル トリメチルアンモニウム(メタノール中の40%w/w溶液、25g、0.06 モル、0.03当量)を入れた。滴下漏斗の内容物をフラスコに加えた。発熱が 認められ、30分間攪拌後、フラスコ内容物を20℃に冷却した。反応溶液を減 圧濃縮し残渣を得た。残渣にトルエン(2.6L)を加えた。このジメチル−4 −シアノ−4−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシ−フェニル)ピメラ ート溶液(溶液収率90%)を次の工程で直接使用した。 実施例6 4−シアノ−4−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル) シクロヘキサン−1−オンの調製 オーバーヘッド・スターラー、内部温度計、および窒素導入口付きの還流冷却 器の付いた12リットルの丸底フラスコを窒素で満たした。フラスコにトルエン 中のジメチル−4−シアノ−4−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシ− フェニル)ピメラート(720g、1.78モル、1当量)およびナトリウムメ トキシド(メタノール中25wt%、545g、2.67モル、、1.5当量) を入れた。反応溶液を、2時間またはピメラートの消失により反応が完結したと みなされるまで70ないし75℃に加熱した。反応溶液を25℃に冷却した。p Hを6.8−7.2に調整するために6N塩酸溶液を加えた。反応溶液を真空下 で濃縮し残渣を得た。 フラスコにジメチルスルホキシド(3.3L)、イオン交換水(250mL)お よび塩化ナトリウム(250g)を加えた。 フラスコ内容物を145−155℃に加熱し、この温度を2時間保持した。反 応溶液を冷却し、真空下で濃縮し残渣を得た。残渣に水(1.9L)、酢酸エチ ル(1.25L)、およびt−ブチルメチルエーテル(620mL)を加えた。 溶液を攪拌し沈降させた。層を分離し、水層を酢酸エチル(1.25L)で再抽 出した。有機層を合わせてイオン交換水(2x2.5L)で2回洗浄した。有機 層を単離し、減圧濃縮し残渣を得た。この残渣にイソプロパノール(1.66L )を加え、加熱して溶液を生成し、次いでヘキサン(1.66L)をゆっくりと 加えた。懸濁液を30分かけて5℃に冷却し、2時間にわたり0ないし5℃に保 持した。生成物を濾過し、0℃にてイソプロパノール−ヘキサンの50−50混 合液(840mL)で洗浄した。生成物を乾燥させ、4−シアノ−4−(3−シ クロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)シクロヘキサン−1−オン(31 5g、ピメラートから56%)を得た。 実施例7 cis−(+/−)−6−[3−(シクロペンチルオキシ)−4− メトキシフェニル]−1−オキソビシクロ「2.5]オクタン −2,6−ジカルボニトリルの調製 オーバーヘッド・スターラー、内部温度計、および窒素導入口付きの5リット ルの丸底フラスコを窒素で満たした。フラスコに50%水酸化カリウム(220 g)およびテトラヒドロフラン(550mL)を入れた。室温にて攪拌しながら 、塩化ベンジルトリエチルアンモニウム(8.1g、0.035モル、0.05 当量)を加えた。溶液を0℃に冷却した。室温にて均圧化滴下漏斗にテトラヒド ロフラン(550mL)、4−シアノ−4−(3−シクロペンチルオキシ−4−メ トキシフェニル)シクロヘキサン−1−オン(230g、0.73モル、1.0 当量)、およびクロロアセトニトリル(59g、0.78モル、1.07当量) を含む溶液を入れた。フラスコ内容物を0℃にて攪拌しながら、均圧化滴下漏斗 内の溶液を15分 間にわたり加えた。温度を0および5℃の間に保ち、1時間撹拌した。反応溶液 を25℃に暖め、水(900mL)および酢酸エチル(900mL)で希釈した 。溶液を攪拌し、30分間沈降させた。層を分離し、有機層を単離し、真空蒸留 にて濃縮し残渣を得た。メタノール(540mL)を加え、溶液を40℃に加熱 した。90分間かけて20℃に冷却しながら、ヘキサン(540mL)を加えた 。冷却を続けると、10℃で生成物が結晶化し始めた。次いで懸濁液を−5℃に 冷却し、2時間にわたり−5−0℃に保持した。生成物を濾過し、0℃にて50 −50メタノール−ヘキサン混合液(300mL)で洗浄した。生成物を乾燥し 、cis−(+/−)−6−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフ ェニル]−1−オキソビシクロ「2.5]オクタン−2,6−ジカルボニトリル (190g、73%)を白色結晶性固体として得た。 実施例8 1−9aの調製 栓をした12ドラムスクリュートップバイアル(12dram screw-topvial)にジグ ライム(5.92g)および実施例7のエポキシニトリル(0.70g、1当量 )を加えた。この混合液を5分間オイルバスで加熱しながら撹拌した。次いでM gBr2/6H2O(0.906g、1.55当量)を加えた。3時間後、出発物 質は検出されなかった。反応混合液を冷却し、次いで5%クエン酸/酢酸エチル 水溶液と混合し、層を振盪し分離した。エーテル/酢酸エチルを用いた二回目の 抽出では有機層に色がいくらか抽出された;しかし次の抽出では色は認められな かった。有機画分を合わせて水および食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥した。 生成物はヘキサンから結晶化した;mp151−152℃。 元素分析:C−58.20、H−5.82、Br−18.44、N−6.46 ;実測値C−58.32、H−5.73、Br−18.48、N−6.34。構 造は、メチルアルコールから得た結晶性サンプルのX線構造解析で確認した。 実施例9 1−9bの調製 エーテル中の(乳鉢および乳棒で研磨した)Mg(0.189g、2.02当 量)に、少量のエーテル中の1,2−ジブロモメタン(1.55g、2.06当 量)を加え、グリニャール反応を開始させた。ほとんどのマグネシウムが消費さ れ、エタンの放出が認められなくなった時点で、反応溶液を室温にてさらに0. 5時間攪拌し、その後、室温にてごく少量の乾燥したテトラヒドロフラン中の実 施例7のエポキシド(1.41g;1当量)を加えた。室温にて約70時間後ブ ロモシアンアルコール(1−9b)およびブロモシアンヒドリン(1−9a)の 双方が、6:1の比で得られた。生成物1−9bは分取用HPLCにより油とし て単離された。構造はカーボンおよびプロトンNMRで確認した。 実施例10 化合物3−1−エポキシスルホンの調製 マグネチックスターラーおよびゴム製の隔壁の付いた25mLの丸底フラスコに 1.00gの4−シアノ−4−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェ ニル)シクロヘキサン−1−オン、0.70gのクロロメチルp−トリルスルホ ン、および7mlのテトラヒドロフランを入れた。これを攪拌し、次いで3ml の50%w/wNaOH水溶液および塩化ベンジルトリメチル(0.05g)を 加えた。この懸濁液を2時間室温にて激しく攪拌した。反応溶液を分液漏斗に移 し、50mlの酢酸エチルを加え、6N HClで酸化した。有機層を確保し、 イオン交換水で2回洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過して塩を除去した。 実施例11 化合物3−2−ブロモアルデヒドの調製 エーテル中のマグネシウム(0.048g、1.03当量、0.021モル; 乳鉢および乳棒で研磨)に窒素下で1,2−ジブロモメタン(0.40g、1. 06当量、0.02モル)を加えた。反応を開始させるためにエーテル中のヨウ 素2滴 を加え、その後反応溶液を緩やかに加熱した。グリニャールが形成された後、反 応フラスコを約5℃に冷却し、エーテル/塩化メチレン中の実施例10のエポキ スルホン(0.93g、1当量、0.002モル)を加えた。次いで反応溶液を TLCにかけた(条件:シリカゲル/シクロヘキサン:トルエン:アセトニトリ ル:酢酸40:40:20:4)。反応溶液を5℃にて2時間撹拌した。反応混 合液に水およびエーテル/TBMEを加え、有機層を分離することにより生成物 を単離した。これらを水および食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥した。蒸発に より得られた油を、ヘキサンおよび酢酸エチル(5−40%酢酸エチル)の混合 液を用いた40gのシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにかけた。こ の結果、プロトンNMRの測定によれば、ほぼ等しい割合のエカトリアルおよび アキシアル異性体を含む、透明な油(0.49g)が得られた。マススペクトル によりm/e405に1臭素原子を含む分子イオンが示された[C2024BrN O3]。 実施例12 c−4−シアノ−4−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)− r−シクロヘキサンカルボン酸の調製 オーバーヘッド・スターラー、内部温度計、および窒素導入口付きの還流冷却 器の付いた5リットルの丸底フラスコを窒素で満たした。フラスコにジメチルホ ルムアミド(580g)、アセトニトリル(480g)、臭化リチウム(72g 、0.83モル、1.62当量)およびイオン交換水(20g、1.1モル、2 .2当量)を入れた。反応溶液を25−30℃にて窒素下で撹拌し、次いでci s−(+/−)−6−[3−(シクロペンチルオキシ)−4−メトキシフェニル] −1−オクソビシクロ[2.5]オクタン−2,6−ジカルボニトリル(180 g、0.51モル、1.0当量)を加えた。反応容器を8時間またはエポキシニ トリルの消失により反応が完結したとみなされるまで90−95℃に加熱した。 フラスコ内容物を20℃に冷却し、次いで水酸化ナトリウム溶液(200mLの イオン交換水に溶かした92gの水酸化ナトリウム、2.3モル、4.5当量) を加えた。懸濁液を20℃にて30分間撹拌し、次いで次亜塩素酸ナトリウム( 600mL、0.46モル、0. 9当量)を加えた。フラスコ内容物を90分間撹拌し、次いでt−ブチルメチル エーテル(2.27kg)および6N HCl(644mL、3.86モル、7 .5当量)を加えた。下部水層をt−ブチルメチルエーテル(454g)で逆抽 出し、合わせた有機層をイオン交換水(4x800mL)で4回洗浄した。有機 層を濃縮し残渣を得た。フラスコに酢酸エチル(900g)を入れ、加熱還流さ せた。フラスコ内容物を50℃に冷却し、次いでヘキサン(672g)を加えた 。フラスコ内容物を0℃に冷却し、1時間保持した。生成物を濾過し、低温の酢 酸エチル/ヘキサン(1/9、175g)で洗浄した。生成物を乾燥し、c−4 −シアノ−4−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−r−シ クロヘキサンカルボン酸(125g、69%)をオフホワイトの粉末として得た 。 実施例13 c−4−シアノ−4−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)− r−シクロヘキサンカルボン酸塩化物の調製 窒素流入口付きの一首フラスコ中で、c−4−シアノ−4−(3−シクロペン チルオキシ−4−メトキシフェニル)−r−シクロヘキサンカルボン酸(1.3 72g、1当量、0.004モル)および塩化オキサリル(4.568g、9当 量、0.036モル)を混合した。次いで1滴のジメチルホルムアミドを加えた 。この混合液を室温にて一晩撹拌した。高真空下の蒸発の後、標記生成物が得ら れた。 実施例14 1−10a型の4−シアノ−4−(3−シクロペンチルオキシ−4− メトキシフェニル)−r−シクロヘキサンアシルニトリルの調製 フラスコ内で、実施例12で調製された酸塩化物(0.217g、0.006 モル、1当量)のサンプルをCDCl3(2.34mL)に溶解した。この溶液 (5℃に冷却)にシアン化トリメチルシリル(0.07g、1.3当量、0.0 08モル)および触媒量のZnI2(0.004g)を加えた。この溶液を一晩 還流した。これにより、0.211gの標記化合物が得られた。IR:COCN 、v2220cm-1;C=O、v1720cm-1。1−10aの異性体純度はア シルニトリルを 温水中で加水分解し、生成物が主として純粋な化合物1−11aであることによ り確認した。 実施例15 1−10b型の4−シアノ−4−(3−シクロペンチルオキシ−4− メトキシフェニル)−r−シクロヘキサンアシルニトリルの調製 実施例14と同様の実験で、アキシアルカルボン酸を塩化オキサリルおよび触 媒量のジメチルホルムアミドを用いて酸塩化物に変換させた。この酸塩化物を対 応するアシルニトリル、実施例14で調製された化合物の異性体である1−10 b、に変換した。異性体純度はアシルニトリルを温水中で20時間撹拌して加水 分解することにより分析した。分析用HPLCの測定により、生成物の>96% が1−10bの構造を持つことが示された。
【手続補正書】 【提出日】平成12年6月28日(2000.6.28) 【補正内容】 補正した請求の範囲 1.式(I): [式中、 R1はアルキル基が_1個以上のハロゲンによって置換されていてもよい−(C 45)nC(O)O(CR45)m6、−(CR45)nC(O)NR4(CR45)m6、 −(CR45)nO(CR45)m6、または−(CR45)r6であり; mは0ないし2であり; nは1ないし4であり; rは0ないし6であり; R4およびR5は水素またはC1-2アルキルから独立して選択され; R6は水素、メチル、ヒドロキシル、アリール、ハロゲン置換されたアリール 、アリールオキシC1-3アルキル、ハロゲン置換されたアリールオキシC1-3アル キル、インダニル、インデニル、C7-11ポリシクロアルキル、テトラヒドロフラ ニル、フラニル、テトラヒドロピラニル、ピラニル、テトラヒドロチエニル、チ エニル、テトラヒドロチオピラニル、チオピラニル、C3-6シクロアルキル、ま たは1個または2個の不飽和結合を含むC4-6シクロアルキルであり、ここに該 シクロアルキルおよび複素環基は_1ないし3個のメチル基または1個のエチル 基によって置換されていてもよく; 但し、 a)R6がヒドロキシルである場合、mは2であるか;または b)R6がヒドロキシルである場合、rは2ないし6であるか;または c)R6が2−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチオピラニル、2− テトラヒドロフラニル、または2−テトラヒドロチエニルである場合、mは1ま たは2であるか;または d)R6が2−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチオピラニル、2− テトラヒドロフラニル、または2−テトラヒドロチエニルである場合、rは1な いし6であり; e)nが1でありmが0である場合、R6は−(CR45)nO(CR45)m6 にてH以外の基である; XはYR2、ハロゲン、ニトロ、NH2、またはホルミルアミンであり; X2はOまたはNR8であり; YはOまたはS(O)m'であり; m’は0、1、または2であり; R2は_1個以上のハロゲンによって置換されていてもよい−CH3または−C H2CH3から独立して選択され; R3は水素、ハロゲン、C1-4アルキル、CH2NHC(O)C(O)NH2、ハロゲ ン置換されたC1-4アルキル、−CH=CR8,R8'、_R8' により置換されてい てもよいシクロプロピル 、CN、OR8、CH2OR8、NR810、CH2NR8 10、C(Z’)H、C(O)OR8、C(O)NR810、またはC≡CR8_であり ; R8は水素または_1ないし3個のフッ素によって置換されていてもよいC1-4 アルキルであり; R8'はR8またはフッ素であり; R10はOR8またはR11であり; R11は水素、または_1ないし3個のフッ素によって置換されていてもよいC1-4 アルキルであり; Z’はO、_NOR8、NCN、C(−CN)2、CR8CN、CR8NO2、CR8 C(O)OR8、CR8C(O)NR88、C(−CN)NO2_またはC(−CN)C(O )NR88であり; R’およびR”は独立して水素または−C(O)OHである] の化合物の製法であって、式Π: [式中、R1、R3、X2およびXは式(I)と同様である] の化合物を、水性溶液中で60℃および100℃の間の温度にて、所望により不 活化雰囲気下で反応が完結するに十分な時間、ルイス酸で処理することを含む該 方法。 2.R12がシクロペンチルオキシであり、Xがメトキシである請求項1記載 の方法。 3.式(IIa)または(IIb)[式中、 R1はアルキル基が_1個以上のハロゲンによって置換されていてもよい−(C 45)nC(O)O(CR45)m6、−(CR45)nC(O)NR4(CR45)m6、 −(CR45)nO(CR45)m6、または−(CR45)r6であり; mは0ないし2であり; nは1ないし4であり; rは0ないし6であり; R4およびR5は水素またはC1-2アルキルから独立して選択され; R6は水素、メチル、ヒドロキシル、アリール、ハロゲン置換されたアリール 、アリールオキシC1-3アルキル、ハロゲン置換されたアリールオキシC1-3アル キル、インダニル、インデニル、C7-11ポリシクロアルキル、テトラヒドロフラ ニル、フラニル、テトラヒドロピラニル、ピラニル、テトラヒドロチエニル、チ エニル、テトラヒドロチオピラニル、チオピラニル、C3-6シクロアルキル、ま たは1個または2個の不飽和結合を含4-6シクロアルキルであり、ここに該 シクロア ルキルおよび複素環基は_1ないし3個のメチル基または1個のエチル基によっ て置換されていてもよい; 但し、 a)R6がヒドロキシルである場合、mは2であるか;または b)R6がヒドロキシルである場合、rは2ないし6であるか;または c)R6が2−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチオピラニル、2− テトラヒドロフラニル、または2−テトラヒドロチエニルである場合、mは1ま たは2であるか;または d)R6が2−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチオピラニル、2− テトラヒドロフラニル、または2−テトラヒドロチエニルである場合、rは1な いし6であり; e)nが1でありmが0である場合、R6は−(CR45)nO(CR45)m6にて H以外の基である; XはYR2、ハロゲン、ニトロ、NH2、またはホルミルアミンであり; X2はOまたはNR8であり; YはOまたはS(O)m'であり; m’は0、1、または2であり; R2は_1個以上のハロゲンによって置換されていてもよい−CH3または−C H2CH3から独立して選択され; R3は水素、ハロゲン、C1-4アルキル、CH2NHC(O)C(O)NH2、ハロゲ ン置換されたC1-4アルキル、−CH=CR8'8'、_R8' により置換されてい てもよいシクロプロピル 、CN、OR8、CH2OR8、NR810、CH2NR810 、C(Z’)H、C(O)OR8、C(O)NR810、またはC≡CR8_であり; R8は水素または_1ないし3個のフッ素によって置換されていてもよいC1-4 アルキルであり; R8'はR8またはフッ素であり; R10はOR8またはR11であり; R11は水素、または_1ないし3個のフッ素によって置換されていてもよいC1 -4 アルキルであり; Z’はO、_NOR8、NCN、C(−CN)2、CR8CN、CR8NO2、CR8 C(O)OR8、CR8C(O)NR88、C(−CN)NO2、_またはC(−CN)C( O)NR88であり;および TはCNまたはRがC1-6アルキルまたはC0-3アルキルフェニルであるSO2 Rである] の化合物。 4._R12がシクロペンチルオキシであって、Xがメトキシである請求項3 記載の化合物。 .ルイス酸が臭化リチウムであり、エポキシに対して少なくとも2当量の水 が存在し、反応物を約8時間まで約90−95℃で加熱することからなる請求項 1または2記載の方法。 .式(I): [式中、 R1はアルキル基が置換されていないか、1個またはそれ以上のハロゲンによ って置換されている−(CR45)r6であり; rは0ないし6であり; R4およびR5は水素またはC1-2アルキルから独立して選択され; R6はシクロアルキルが置換されていないか、または1ないし3個のメチル基 または1個のエチル基によって置換されているC3-6シクロアルキルであり; XはYR2であり; X2はOであり; YはOまたはS(O)m'であり; m’は0、1、または2であり; R2は置換されていないか、または1個またはそれ以上のハロゲンによって置 換 されている−CH3または−CH2CH3から独立して選択され; R3はCNであり; R’およびR”は独立して水素または−C(O)OHである] で示される化合物の製法であって、 a)式(II’): [式中、R1、R3、X2およびXは式(I)の記載と同じである] で示される化合物を、少なくとも約1.5当量のルイス酸と、所望により不活性 な雰囲気下、約60℃および100℃の間の温度で反応させ、 ここで、式(II)の化合物は、以下の方法にて調製し; b)式(A): [式中、R1、R3、X2およびXは式(I)の記載と同じである] で示されるケトンを、水混和性溶媒中、モル過剰量のクロロアセトニトリル、無 機塩基および触媒量の塩化ベンジルトリエチルアンモニウムと反応させ; ここで、式(A)の化合物は、以下の方法にて調製し; c)式(B): [式中、R1、R3、X2およびXは式(I)の記載と同じである] で示されるベータ−ケトエステルのジメチルスルホキシド中溶液を約150℃に 加熱することで、そのエステルを脱カルボキシル化し; ここで、式(B)のベータ−ケトエステルは、以下の方法にて調製し; d)式(C): [式中、R1、R3、X2およびXは式(I)の記載と同じである] で示されるピメラートを、約2当量の強塩基を用いて、約75℃で環化し; ここで、式(C)の化合物は、以下の方法にて調製し; e)式(D): [式中、R1、R3、X2およびXは式(I)の記載と同じである] で示されるニトリルを、触媒量のトリトン−Bの存在下で、3−4倍のモル過剰 量のアクリル酸アルキルと反応させ; ここで、式(D)の化合物は、以下の方法にて調製し; f)式(E):[式中、R1、X2およびXは式(I)の記載と同じである] で示される化合物を、約50%モル過剰量のアルカリ金属シアニドと反応させ; ここで、式(E)の化合物は、以下の方法にて調製し; g)式(F): [式中、R1、X2およびXは式(I)の記載と同じである] で示されるアルコールを、過剰量の塩酸と反応させ; ここで、式(F)の化合物は、以下の方法にて調製し; h)式(G): [式中、R1、X2およびXは式(I)の記載と同じである] で示されるアルデヒドを還元し; ここで、還元を無機還元剤を用いて行う ことを特徴とする方法。 .工程a)において、ルイス酸が臭化リチウムであり、少なくとも約2当量 の水が存在し、反応物を約8時間まで約90−95℃で加熱することからなる請 求項6記載の方法。 .工程b)において、無機塩基が水性水酸化カリウムであり、水混和性溶媒 がテトラヒドロフランであり、反応を約0℃の温度で行う、請求項6記載の方法 。 .工程c)において、強塩基が約1.5モル当量にて存在するナトリウムメ トキシドであり、反応を2時間までの間で約70ないし75℃で行う、請求項6 記載の方法。 10.ピメラートをナトリウムメトキシドと反応させることで環化し、そうし て得られたベータ−ケトエステルを単離することなく、そのエステルを含有する 溶液にジメチルスルホキシドを添加し、該溶液を約145℃に2時間まで加熱し て脱カルボキシル化することにより、工程c)およびd)を組み合わせる、請求 項6記載 の方法。 11.環化工程を終えた後に、反応混合物を約室温まで冷却し、pHを6.8 −7.2に調整してジメチルスルホキシドを添加する、請求項10記載の方法。 12.工程e)にて、アクリル酸アルキルがアクリル酸メチルである請求項6 記載の方法。 13.工程f)にて、アルカリ金属シアニドがシアン化ナトリウムであり、そ の反応を約55℃で行う請求項6記載の方法。 14.工程h)にて、還元剤がホウ水素化ナトリウムである請求項6記載の方 法。 15.式(I)にて、R1がシクロペンチルであり;Yが酸素であって;R2が メチルである請求項6ないし14のいずれか1つに記載の方法。 16.式(Ia)または(Ib): [式中、 XはOR2であり; R2は1またはそれ以上のハロゲンで置換されていてもよい−CH3または−C H2CH3より独立して選択され; R1は-(CR45)r6であり; R4およびR5は、独立して、水素またはC1-2アルキルより選択され; R6は1ないし3個のメチル基または1個のエチル基により置換されていても よいC3-6シクロアルキルであり; X2はOを意味する] で示される化合物あるいはその混合物の製法であって、式(V): [XおよびR12は式(Ia)および(Ib)の記載と同じ] で示されるアシルニトリルを水で処理することからなる方法。 17.式(V)の化合物が、式(Va): で示される化合物であって、式(Ia)の化合物を形成する、請求項16記載の 方法。 18.式(V)の化合物が、式(Vb): で示される化合物であって、式(Ib)の化合物を形成する、請求項16記載の 方法。 19.式(V): [式中、 XはOR2であり; R2は1またはそれ以上のハロゲンで置換されていてもよい−CH3または−C H2CH3より独立して選択され; R1は−(CR45)r6であり; R4およびR5は、独立して、水素またはC1-2アルキルより選択され; R6は1ないし3個のメチル基または1個のエチル基により置換されていても よいC3-6シクロアルキルであり; X2はOを意味する] で示される化合物の製法であって、式(Z): [式中、XおよびR12は式(V)の記載と同じであり、MはLiまたはMgで あって、基(H)は水素を意味する] で示される化合物を転化させるのに十分な時間、約室温で溶液中に維持すること からなる方法。 20.式(Z)の化合物が、図式1:[式中、MはLiまたはMgであり、(H)は水素である] で示される化合物である請求項19記載の方法。 21.式(Z): [式中、 XはOR2であり; R2は1またはそれ以上のハロゲンで置換されていてもよい−CH3または−C H2CH3より独立して選択され; R1は−(CR45r6であり; R4およびR5は、独立して、水素またはC1-2アルキルより選択され; R6は1ないし3個のメチル基または1個のエチル基により置換されていても よいC3-6シクロアルキルであり; X2はOを意味する] で示される化合物。 22.MがLiまたはMgであり、(H)が水素である、で示される、請求項21記載の式(Z)で示される化合物。 23.式(Z): [式中、 XはOR2であり; R2は1またはそれ以上のハロゲンで置換されていてもよい−CH3または−C H2CH3より独立して選択され; R1は−(CR45)r6であり; R4およびR5は、独立して、水素またはC1-2アルキルより選択され; R6は1ないし3個のメチル基または1個のエチル基により置換されていても よ いC3-6シクロアルキルであり; X2はOを意味する] で示される化合物の製法であって、式(II’): [式中、XおよびR12は式(Z)の記載と同じ、TはCNまたはSO2Rであ り、RはC1-6アルキルまたはC0-3アルキルフェニルを意味する] で示されるエポキシドを、無水条件下でルイス酸と反応させることからなる方法 。 24.ルイス酸がLiBrである請求項23記載の方法。 25.式(II)のエポキシドが、図式2: [式中、TはCNまたはp−トリルスルホニルである] で示される構造式を有する、請求項22または23記載の方法。 26.式(IV): [式中、 XはOR2であり; R2は1またはそれ以上のハロゲンで置換されていてもよい−CH3または−C H2 CH3より独立して選択され; R1は-(CR45)r6であり; R4およびR5は、独立して、水素またはC1-2アルキルより選択され; R6は1ないし3個のメチル基または1個のエチル基により置換されていても よいC3-6シクロアルキルであり; X2はOを意味する] で示される化合物。27.Xがメトキシであり、R1がシクロペンチルであって、X2が酸素である 請求項26記載の式(IV)の化合物。 28.式(Ia)または(Ib): [式中、 XはOR2であり; R2は1またはそれ以上のハロゲンで置換されていてもよい−CH3または−C H2CH3より独立して選択され; R1は-(CR45)r6であり; R4およびR5は、独立して、水素またはC1-2アルキルより選択され; R6は1ないし3個のメチル基または1個のエチル基により置換されていても よいC3-6シクロアルキルであり; X2はOを意味する] で示される化合物の製法であって、式(IV): [式中、XおよびR12は式(Ia)および(Ib)の記載と同じ] で示されるアルデヒドを、アルカリ金属シアニドと反応させることからなる方法 。 29.シアニドがLiCNである請求項28記載の方法。 30.式(IV)において、Xがメトキシであり、R1がシクロペンチルであり 、X2が酸素である、請求項28または29記載の方法。 31.式(V):[式中、 XはOR2であり; R2は1またはそれ以上のハロゲンで置換されていてもよい−CH3または−C H2CH3より独立して選択され; R1は-(CR45)r6であり; R4およびR5は、独立して、水素またはC1-2アルキルより選択され; R6は1ないし3個のメチル基または1個のエチル基により置換されていても よいC3-6シクロアルキルであり; X2はOを意味する] で示されるアシルニトリルの製法であって、式(IV): [式中、XおよびR12は式(V)の記載と同じ] で示されるアルデヒドをLiCNおよび触媒量のジメチルホルムアミドと反応さ せること、 からなる方法。32.式(VI): [式中、 XはOR2であり; R2は1またはそれ以上のハロゲンで置換されていてもよい−CH3または−C H2CH3より独立して選択され; R1は-(CR45)r6であり; R4およびR5は、独立して、水素またはC1-2アルキルより選択され; R6は1ないし3個のメチル基または1個のエチル基により置換されていても よいC3-6シクロアルキルであり; X2はOを意味する] で示される化合物。 33.Xがシクロペンチルオキシであり、R2が−CH3である請求項32記載 の化合物。 34.シスおよびとランス異性体の4-シアノ-4-(3-シクロペンチルオキシ- 4-メトキシフェニル)-r-シクロヘキサンカルボン酸の混合物より、シス異性体 を豊富にする方法であって、シスおよびトランス異性体のヘキサン/酢酸エチル 溶液から基本的にトランス異性体を含まないシス異性体を結晶化させることから なる方法。 35.シス/トランス混合物を酢酸エチルに溶かし、ついでヘキサンを加える 請求項34記載の方法。 36.シス/トランス混合物を酢酸エチルに溶かし、ついでヘキサンを加える 請求項35記載の方法。 37.シス/トランス異性体の酢酸エチル溶液を加熱還流し、冷却し、ついで ヘキサンを加えて結晶化させる請求項36記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AU ,BA,BB,BG,BR,CA,CN,CZ,EE, GE,HU,ID,IL,IS,JP,KP,KR,L C,LK,LR,LT,LV,MG,MK,MN,MX ,NO,NZ,PL,RO,SG,SI,SK,SL, TR,TT,UA,US,UZ,VN,YU (72)発明者 リウ,リ アメリカ合衆国19426ペンシルベニア州 カレッジビル、ハンシッカー・ドライブ 153番 (72)発明者 メンデルソン,ウィルフォード アメリカ合衆国19406ペンシルベニア州 キング・オブ・プルシア、ジェネラル・ラ ーンド・ロード592番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式I: [式中、 R1はアルキル基が所望により1個以上のハロゲンによって置換されていても よい−(CH45nC(O)O(CR45m6、−(CR45nC(O)N R4(CR45m6、−(CR45nO(CR45m6、または−(CR4 5r6であり; mは0ないし2であり; nは1ないし4であり; rは0ないし6であり; R4およびR5は水素またはC1-2アルキルから独立して選択され; R6は水素、メチル、ヒドロキシル、アリール、ハロゲン置換されたアリール 、アリールオキシC1-3アルキル、ハロゲン置換されたアリールオキシC1-3アル キル、インダニル、インデニル、C7-11ポリシクロアルキル、テトラヒドロフラ ニル、フラニル、テトラヒドロピラニル、ピラニル、テトラヒドロチエニル、チ エニル、テトラヒドロチオピラニル、チオピラニル、C3-6シクロアルキル、ま たは1個または2個の不飽和結合を含むC4-6シクロアルキルであり、ここに該 シクロアルキルおよび複素環基は所望により1ないし3個のメチル基または1個 のエチル基によって置換されていてもよく; 但し、 a)R6がヒドロキシルである場合、mは2であるか;または b)R6がヒドロキシルである場合、rは2ないし6であるか;または c)R6が2−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチオピラニル、2− テトラヒドロフラニル、または2−テトラヒドロチエニルである場合、mは1ま たは2であるか;または d)R6が2−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチオピラニル、2− テトラヒドロフラニル、または2−テトラヒドロチエニルである場合、rは1な いし6であり; e)nが1でありmが0である場合、R6は−(CR45nO(CR45m 6中のH以外である; XはYR2、ハロゲン、ニトロ、NH2、またはホルミルアミンであり; X2はOまたはNR8であり; YはOまたはS(O)m'であり; m’は0、1、または2であり; R2は所望により1個以上のハロゲンによって置換されていてもよい−CH3ま たは−CH2CH3から独立して選択され; R3は水素、ハロゲン、C1-4アルキル、CH2NHC(O)C(O)NH2、ハ ロゲン置換されたC1-4アルキル、−CH=CR8'8'、所望によりR8'、CN 、OR8、CH2OR8、NR810、CH2NR810、C(Z’)H、C(O)O R8、C(O)NR810、またはC≡CR8によって置換されていてもよいシク ロプロピルであり; R8は水素または所望により1ないし3個のフッ素によって置換されていても よいC1-4アルキルであり; R8'はR8またはフッ素であり; R10はOR8またはR11であり; R11は水素、または所望により1ないし3個のフッ素によって置換されていて もよいC1-4アルキルであり; Z’はO、NR9、NOR8、NCN、C(−CN)2、CR8CN、CR8NO2 、CR8C(O)OR8、CR8C(O)NR88、C(−CN)NO2、C(− CN)C(O)OR9、またはC(−CN)C(O)NR88、であり; R’およびR”は独立して水素または−C(O)OHである] の化合物の製法であって、式II:[式中、R1、R3、X2およびXは式(I)と同様である] の化合物を、極性溶媒中で60℃および100℃の間の温度にて、所望により不 活化雰囲気下で反応が完結するに十分な時間、臭化リチウムで処理することを含 む該方法。 2.R12がシクロペンチルオキシであり、Xがメトキシである請求項1記載の 方法。 3.式II: [式中、 R1はアルキル基が所望により1個以上のハロゲンによって置換されていても よい−(CH45nC(O)O(CR45m6、−(CR45nC(O)N R4(CR45m6、−(CR45nO(CR45m6、または−(CR4 5r6であり; mは0ないし2であり; nは1ないし4であり; rは0ないし6であり; R4およびR5は水素またはC1-2アルキルから独立して選択され; R6は水素、メチル、ヒドロキシル、アリール、ハロゲン置換されたアリール 、アリールオキシC1-3アルキル、ハロゲン置換されたアリールオキシC1-3アル キル、インダニル、インデニル、C7-11ポリシクロアルキル、テトラヒドロフラ ニル、フラニル、テトラヒドロピラニル、ピラニル、テトラヒドロチエニル、チ エニル、テトラヒドロチオピラニル、チオピラニル、C3-6シクロアルキル、ま たは1 個または2個の不飽和結合を含み、C4-6シクロアルキルであり、ここに該シク ロアルキルおよび複素環基は所望により1ないし3個のメチル基または1個のエ チル基によって置換されていてもよい; 但し、 a)R6がヒドロキシルである場合、mは2であるか;または b)R6がヒドロキシルである場合、rは2ないし6であるか;または c)R6が2−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチオピラニル、2− テトラヒドロフラニル、または2−テトラヒドロチエニルである場合、mは1ま たは2であるか;または d)R6が2−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチオピラニル、2− テトラヒドロフラニル、または2−テトラヒドロチエニルである場合、rは1な いし6であり; e)nが1でありmが0である場合、R6は−(CR45nO(CR45m 6中のH以外である; XはYR2、ハロゲン、ニトロ、NH2、またはホルミルアミンであり; X2はOまたはNR8であり; YはOまたはS(O)m'であり; m’は0、1、または2であり; R2は所望により1個以上のハロゲンによって置換された−CH3または−CH2 CH3から独立して選択され; R3は水素、ハロゲン、C1-4アルキル、CH2NHC(O)C(O)NH2、ハ ロゲン置換されたC1-4アルキル、−CH=CR8'8'、所望によりR8'、CN 、OR8、CH2OR8、NR810、CH2NR810、C(Z’)H、C(O)O R8、C(O)NR810、またはC≡CR8によって置換されていてもよいシク ロプロピルであり; R8は水素または所望により1ないし3個のフッ素によって置換されていても よいC1-4アルキルであり; R8'はR8またはフッ素であり; R10はOR8またはR11であり; R11は水素、または所望により1ないし3個のフッ素によって置換されていて もよいC1-4アルキルであり; Z’はO、NR9、NOR8、NCN、C(−CN)2、CR8CN、CR8NO2 、CR8C(O)OR8、CR8C(O)NR88、C(−CN)NO2、C(−C N)C(O)OR9、またはC(−CN)C(O)NR88、であり;および TはCNまたはRがC1-6アルキルまたはC0-3アルキルフェニルであるSO2 Rである] の化合物。 4.得られた化合物R12がシクロペンチルオキシであって、Xがメトキシであ る請求項3記載の化合物。 5.請求項1に記載される式Iの化合物の製法、またはその製法中の中間体また は中間工程を含む本明細書中に記載される発明。
JP53506598A 1997-02-12 1998-02-12 置換4−フェニル−4−シアノシクロヘキサン酸の化合物および製法 Expired - Fee Related JP3786971B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US3760897P 1997-02-12 1997-02-12
US60/037,608 1997-02-12
PCT/US1998/002749 WO1998034584A2 (en) 1997-02-12 1998-02-12 Compounds and method for preparing substituted 4-phenyl-4-cyanocyclohexanoic acids

Related Child Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004000418A Division JP4093967B2 (ja) 1997-02-12 2004-01-05 置換4−フェニル−4−シアノシクロヘキサン酸の中間体および製法
JP2004171346A Division JP4053023B2 (ja) 1997-02-12 2004-06-09 置換4−フェニル−4−シアノシクロヘキサン酸の化合物および製法
JP2004171348A Division JP4053024B2 (ja) 1997-02-12 2004-06-09 置換4−フェニル−4−シアノシクロヘキサン酸の化合物および製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001510482A true JP2001510482A (ja) 2001-07-31
JP3786971B2 JP3786971B2 (ja) 2006-06-21

Family

ID=21895265

Family Applications (4)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53506598A Expired - Fee Related JP3786971B2 (ja) 1997-02-12 1998-02-12 置換4−フェニル−4−シアノシクロヘキサン酸の化合物および製法
JP2004000418A Expired - Fee Related JP4093967B2 (ja) 1997-02-12 2004-01-05 置換4−フェニル−4−シアノシクロヘキサン酸の中間体および製法
JP2004171348A Expired - Fee Related JP4053024B2 (ja) 1997-02-12 2004-06-09 置換4−フェニル−4−シアノシクロヘキサン酸の化合物および製法
JP2004171346A Expired - Fee Related JP4053023B2 (ja) 1997-02-12 2004-06-09 置換4−フェニル−4−シアノシクロヘキサン酸の化合物および製法

Family Applications After (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004000418A Expired - Fee Related JP4093967B2 (ja) 1997-02-12 2004-01-05 置換4−フェニル−4−シアノシクロヘキサン酸の中間体および製法
JP2004171348A Expired - Fee Related JP4053024B2 (ja) 1997-02-12 2004-06-09 置換4−フェニル−4−シアノシクロヘキサン酸の化合物および製法
JP2004171346A Expired - Fee Related JP4053023B2 (ja) 1997-02-12 2004-06-09 置換4−フェニル−4−シアノシクロヘキサン酸の化合物および製法

Country Status (38)

Country Link
US (1) US6337408B1 (ja)
EP (1) EP1023279B8 (ja)
JP (4) JP3786971B2 (ja)
KR (1) KR100412008B1 (ja)
CN (2) CN1854131A (ja)
AP (1) AP1215A (ja)
AR (2) AR012550A1 (ja)
AT (2) ATE300517T1 (ja)
AU (1) AU725484B2 (ja)
BG (1) BG63541B1 (ja)
BR (1) BR9808637A (ja)
CA (1) CA2279951A1 (ja)
CO (1) CO4950534A1 (ja)
CY (1) CY2478B1 (ja)
DE (3) DE69831022T2 (ja)
DK (2) DK1524268T3 (ja)
DZ (1) DZ2423A1 (ja)
EA (1) EA001783B1 (ja)
ES (3) ES2196551T3 (ja)
HK (1) HK1037613A1 (ja)
HU (1) HUP0001801A3 (ja)
ID (1) ID23527A (ja)
IL (7) IL131270A (ja)
MA (1) MA24471A1 (ja)
MY (1) MY118813A (ja)
NO (1) NO993863L (ja)
NZ (1) NZ337084A (ja)
OA (1) OA11144A (ja)
PL (1) PL193366B1 (ja)
PT (2) PT1023279E (ja)
SI (2) SI1524268T1 (ja)
SK (1) SK108899A3 (ja)
TR (1) TR199901920T2 (ja)
TW (1) TW442455B (ja)
UA (1) UA58533C2 (ja)
UY (2) UY24882A1 (ja)
WO (1) WO1998034584A2 (ja)
ZA (1) ZA981125B (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6452022B1 (en) * 1997-10-10 2002-09-17 Smithkline Beecham Corporation Method for preparing substituted 4-phenyl-4-cyanocyclohexanoic acids
UA67753C2 (uk) * 1997-10-10 2004-07-15 Смітклайн Бічам Корпорейшн Спосіб отримання заміщених 4-феніл-4-ціанциклогексанових кислот
US20040220424A1 (en) * 1999-08-06 2004-11-04 Smithkline Beecham Corporation Process for preparing acids via alpha-chloroepoxy esters
ECSP003599A (es) * 1999-08-06 2002-03-25 Smithkline Beecham Corp Procedimiento para preparar acidos a traves de alfa-coroepoxi-esteres
GB9920152D0 (en) * 1999-08-25 1999-10-27 Smithkline Beecham Plc Novel process
EP1265861A2 (en) 2000-03-16 2002-12-18 Inflazyme Pharmaceuticals, Ltd. Benzylated pde4 inhibitors
CN102491959B (zh) * 2011-12-19 2015-03-25 江苏澄扬作物科技有限公司 一种环氧乙烷衍生物的制备方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8320943D0 (en) * 1983-08-03 1983-09-07 Lilly Industries Ltd Organic compounds
AU677776B2 (en) * 1992-04-02 1997-05-08 Smithkline Beecham Corporation Compounds useful for treating allergic and inflammatory diseases
AU3738293A (en) * 1992-04-02 1993-11-08 Smithkline Beecham Corporation Compounds useful for treating allergic and inflammatory diseases

Also Published As

Publication number Publication date
SI1295869T1 (sl) 2005-12-31
IL131270A (en) 2005-05-17
BG103651A (en) 2000-02-29
CN1301982C (zh) 2007-02-28
DE69836928T2 (de) 2007-11-08
IL131270A0 (en) 2001-01-28
MY118813A (en) 2005-01-31
TR199901920T2 (xx) 1999-11-22
NZ337084A (en) 2001-04-27
IL166184A0 (en) 2006-01-15
DE69831022T2 (de) 2006-04-20
UY25127A1 (es) 1998-11-27
ATE300517T1 (de) 2005-08-15
NO993863D0 (no) 1999-08-11
IL150955A (en) 2006-07-05
EP1023279A4 (en) 2000-10-04
ES2280008T3 (es) 2007-09-01
BG63541B1 (bg) 2002-04-30
WO1998034584A3 (en) 1998-11-19
DE69813596D1 (de) 2003-05-22
ID23527A (id) 2000-04-27
US6337408B1 (en) 2002-01-08
AU725484B2 (en) 2000-10-12
EP1023279B1 (en) 2003-04-16
JP4093967B2 (ja) 2008-06-04
JP3786971B2 (ja) 2006-06-21
TW442455B (en) 2001-06-23
DK1524268T3 (da) 2007-05-14
EA001783B1 (ru) 2001-08-27
UA58533C2 (uk) 2003-08-15
AU6654498A (en) 1998-08-26
IL166187A0 (en) 2006-01-15
PL193366B1 (pl) 2007-02-28
IL166188A0 (en) 2006-01-15
ES2246373T3 (es) 2006-02-16
KR20000070927A (ko) 2000-11-25
DE69836928D1 (de) 2007-03-08
PT1524268E (pt) 2007-03-30
AR050308A2 (es) 2006-10-18
HUP0001801A2 (hu) 2000-10-28
UY24882A1 (es) 2001-08-27
JP2004269546A (ja) 2004-09-30
EA199900735A1 (ru) 2000-02-28
WO1998034584A2 (en) 1998-08-13
DE69831022D1 (de) 2005-09-01
IL166185A0 (en) 2006-01-15
CN1246855A (zh) 2000-03-08
SI1524268T1 (sl) 2007-04-30
HUP0001801A3 (en) 2001-12-28
OA11144A (en) 2003-04-17
PL335031A1 (en) 2000-03-27
SK108899A3 (en) 2000-01-18
EP1023279A2 (en) 2000-08-02
KR100412008B1 (ko) 2003-12-24
MA24471A1 (fr) 1998-10-01
BR9808637A (pt) 2000-07-04
JP4053024B2 (ja) 2008-02-27
AP1215A (en) 2003-10-14
DZ2423A1 (fr) 2003-01-04
EP1023279B8 (en) 2003-08-13
CN1854131A (zh) 2006-11-01
CY2478B1 (en) 2005-06-03
ZA981125B (en) 1998-08-21
DE69813596T2 (de) 2004-02-12
DK1023279T3 (da) 2003-07-21
ATE237603T1 (de) 2003-05-15
PT1023279E (pt) 2003-08-29
JP2004292460A (ja) 2004-10-21
AP9901618A0 (en) 1999-09-30
AR012550A1 (es) 2000-11-08
ES2196551T3 (es) 2003-12-16
JP2004149546A (ja) 2004-05-27
NO993863L (no) 1999-08-11
JP4053023B2 (ja) 2008-02-27
IL166186A0 (en) 2006-01-15
CO4950534A1 (es) 2000-09-01
CA2279951A1 (en) 1998-08-13
HK1037613A1 (en) 2002-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001510482A (ja) 置換4−フェニル−4−シアノシクロヘキサン酸の化合物および製法
KR100560038B1 (ko) 치환된 4-페닐-4-시아노시클로헥사노산의 제조 방법
EP0433267B1 (fr) Préparation de l'acide éicosatétraynoique
US6452022B1 (en) Method for preparing substituted 4-phenyl-4-cyanocyclohexanoic acids
EP1295869B1 (en) Compounds and method for preparing substituted 4-phenyl-4-cyanocyclohexanoic acids
EP1524268B1 (en) Compounds and method for preparing sustituted 4-phenyl-4-cyanocyclohexanoic acids
JP2003506431A (ja) アルファ−クロロエポキシ経由の酸の製法
CZ2002427A3 (cs) Způsob přípravy cyklohexankarboxylových kyselin
CZ283999A3 (cs) Sloučeniny a způsob přípravy substituovaných 4-fenyl-4-kyanocyklohexanových kyselin
JPH0324077A (ja) イミダゾール誘導体の製法
CZ20001273A3 (cs) Způsob přípravy substituovaných 4-fenyl-4- kyancyklohexanových kyselin
FR2479190A1 (fr) Procede de preparation de 2-substitue-4-hydroxy-2-cyclopenten-1-ones
MXPA99007441A (en) Compounds and method for preparing substituted 4-phenyl-4-cyanocyclohexanoic acids
MXPA00003405A (en) Method for preparing substituted 4-phenyl-4-cyanocyclohexanoic acids
JP2003509405A (ja) 4−シアノ置換シクロヘキサン酸の製法および中間体

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040105

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040524

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040902

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20041028

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100331

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100331

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110331

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees