JP2001507668A - ポリアルコールの製法 - Google Patents

ポリアルコールの製法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ポリアルコールの製法に関し、この製法は、(a)アルカナール又はケトンとホルムアルデヒドとを水溶液中で第三アミンの存在で反応させ、(b)水、過剰の第三アミン、過剰のホルムアルデヒドを分離除去し、(c)(b)の残留混合物を加熱して、その他のホルムアルデヒド及び第三アミンの分離下に、ポリアルコール蟻酸塩を形成させ、(d)工程(b)及び/又は工程(c)から分離された第三アミンを合成工程(a)及び/又は次のエステル交換反応工程(e)に移し、(e)工程(c)から得られたポリアルコール蟻酸塩をエステル交換触媒の存在下で式ROHのアルコールとエステル交換して、ポリアルコール及び式(I)(その際、式中のRは炭化水素基、有利にはC原子1〜6個、特に有利には1〜2個を有するアルキル基を表わす)の蟻酸塩にし、(f)ポリアルコールを得る工程を包含することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリアルコールの製法 本発明は、アルカナール又はケトン(環状ケトンを包含する)を第三アミンの 存在でホルムアルデヒドと反応させることによって、ポリアルコール、即ちポリ メチロールアルカン及びポリメチロールシクロアルカンを製造する方法に関する 。 アルカナールを過剰量のホルムアルデヒドと化学量論的量の無機塩基(例えば 水酸化ナトリウム溶液、水酸化カルシウム、酸化カルシウム、水酸化バリウム) の添加下で水溶液中で反応させて、ジ−、トリ−及び(アセトアルデヒドの場合 には)テトラメチロールアルカンに変えることができることは公知である。反応 は数回の部分工程で行われる。1回又は2回又は(アセトアルデヒドの場合には )3回の、相応するモノ−、ジ−又は(アセトアルデヒドの場合には)トリメチ ロールアルカナールへのホルムアルデヒド及びアルカナールのアルドール反応の 後に、無機塩基の作用下におけるホルムアルデヒドとの交叉カニザローで、ポリ アルコール及びアルカリ金属又はアルカリ土類金属蟻酸塩が生成される。 この方法で生じる量の無機蟻酸塩はポリアルコールの単離を妨げるので、これ らは精製前に定量的に分離 除去せねばならない。この分離除去のためには多くの方法があるが、その中で、 ポリアルコールの抽出、電気透析又は溶剤交換による無機塩の沈殿が最もよく使 用されている。これらの方法のための高い費用は不利であり、その上、無機塩の 抽出剤の入った水性残分が残留し、著しい環境汚染を起こす結果になる。 ポリアルコールの製造の際のこの問題を解決するために、その他の方法が様々 に提案されている。 ドイツ特許公開公報第2507461号明細書には、2,2−ジメチロールア ルカナールの製法が記載されている。これは、式[式中、R1は脂肪族基である]のアルデヒドをホルムアルデヒドと分枝鎖状第 三アルキルアミンの存在で反応させることによって得られる。この方法により製 造した2,2−ジメチロールアルカナールは、水素添加によりトリメチロールア ルカンを製造するための貴重な中間生成物である。カニザロー反応は不要となる 。例えば、n−ブチルアルデヒドとホルムアルデヒドとを分枝鎖状第三アミンの 接触作用下で反応させることによって、ジメチロールブタナールが生じる。これ を蒸留し、引き続き水素添加してトリメチロールプロパン(TMP)にすること ができるが、その際、得ら れる収率は当然不十分である。 ドイツ特許公開公報第2813201号明細書には、同じく2,2−ジメチロ ールアルカナールの製法が記載されているが、その際、アルデヒドをホルムアル デヒドとモル比1:5〜1:30で、アルカリ金属−及び/又はアルカリ土類金 属の水酸化物及び/又は炭酸塩及び/又は第三アミンの存在で、反応させる。続 いて水素添加を行って、トリメチロールアルカンにすることができる。トリメチ ロールアルカンに還元する前に、場合により使用したアミン、過剰に使用したホ ルムアルデヒド並びに反応しなかったアルデヒドを分離除去すべきである。これ には、より良好な収率を得るためには大過剰のホルムアルデヒドを用いて操作す る必要がある。 トリメチロールプロパンを経済的に製造するためにはこの方法はあまり適当と はいえない。それは、大過剰のホルムアルデヒドを接触水素添加の前に分離除去 する必要があるからである。 欧州特許(EP−A)第0142090号明細書には、n−アルカナール1モ ルをホルムアルデヒド2.2〜4.5モル及びトリアルキルアミン0.6〜3モ ルと水溶液中で反応させ、次いで水素添加することによって、トリメチロールア ルカンを製造する方法が開示されている。その際、反応混合物を水素添加の後か 又はその前に蒸留により後処理する。 この反応に際して生じる蟻酸は、トリアルキルアンモニウム蟻酸塩として結合 され、蒸留により除去される。蒸留による分離は、非常に純粋な生成物を得る必 要がある場合には、大規模工業的には実施が困難である。 欧州特許(EP−A)第0289921号明細書には、欧州特許(EP−A) 第0142090号明細書に記載の方法の場合の様に、合成混合物を水素添加す る方法が記載されている。欧州特許(EP−A)第0289921号明細書に記 載の態様(a)によれば、トリメチロールアルカンの製造でn−アルカナールと 各々アルカナール1モルに対してホルムアルデヒド2.2〜4.5モルとを水溶 液中でトリアルキルアミン0.6〜3モルの存在で反応させ、引き続き水素添加 することによって製造する場合に、粗製反応混合物を温度100〜200℃に加 熱し、その際、反応混合物中に存在する水を完全に、場合によっては過剰の遊離 トリアルキルアミンと一緒に蒸留により分離除去し、存在するトリアルキルアン モニウム蟻酸塩をトリメチロールアルカンと反応させて、トリメチロールアルカ ン蟻酸塩及びトリアルキルアミンを生成させ、このトリアルキルアミンを留去し 、トリメチロールアルカン蟻酸塩とメタノールとを場合により触媒量のアルカリ 金属−又はアルカリ土類金属アルコラートの存在で反応させて、トリメチロール アルカン及び蟻酸メチルに する。蟻酸メチルは除去する。 この方法の欠点は、高い収率を得るためには粗製合成混合物の水素添加が必要 であり、過剰に使用されたホルムアルデヒドが水素添加の際にメタノールの形で 失われ、それによってこの方法の経済的な反応が著しく損なわれることである。 欧州特許(EP−A)第289921号明細書に記載の方法の態様(b)によ れば、接触水素添加後に合成混合物が完全に脱水され、その際、場合により過剰 の遊離トリアルキルアミンが分離除去される。残留した混合物にメタノールを加 え、温度100〜200℃に加熱して蟻酸メチル及びトリアルキルアミンを生成 することによって、トリアルキルアンモニウム蟻酸塩の形で存在するトリアルキ ルアミンが遊離される。反応生成物が自体公知の方法で単離される。 方法(a)の場合の様に方法(b)でも十分な収率を達成するためには、合成 搬出物の水素添加が必要であり、それによって過剰のホルムアルデヒドが失われ る結果となる。 更に、従来記載の方法は、ジメチロールアルカン及び/又はトリメチロールア ルカンの製造にだけに関するものである。 しかし、当モル量の無機蟻酸塩が生成されず、テトラ−以上のポリメチロール アルカン及びポリメチロールシクロアルカンを製造することも可能であり、それ と同時に、少ない工程で経済的に実施することができる様な方法が望まれている 。 本発明の課題は、ポリメチロールアルカン及びポリメチロールシクロアルカン を含むポリアルコールの製法を提供することである。 その際、この方法は非常に純粋なポリアルコールの製造を、簡単かつ経済的に 効率的な方法で行うことができるものでなければならない。本発明のもう一つの 目的は、高い収率を得ることである。更に本発明により、できる限り少ない工程 及び水素添加なしに行うことができ、僅かな沈殿生成物も生じず、特にアルカリ 金属蟻酸は全く生じず、使用される材料が有利には数段階で利用される様な、ポ リアルコールの製法を供給すべきである。 本発明の第1の態様によれば、ポリアルコール生成物の製法が得られる。この 方法では、アルカナール又はケトンをホルムアルデヒドと水溶液中で第三アミン の存在下に反応させ、その際、この反応は本発明によれば温度カスケード法で行 う。その際、この反応は温度カスケード法で温度を上昇させて、有利には2段階 又は3段階で温度段階で実施する。温度カスケード反応を温度範囲20〜90℃ で、0.5〜24時間、特に1〜6時間の間実施するのが特に有利である。その 際“温度カスケード法”とは、異なる温度段階の連続した段階的な反応を意味し 、その際、温度は段階的に 上昇する。従って反応は順次段階的に温度上昇に伴って行われる。 この反応により高い収率でポリアルカノール生成物が得られる。 本発明のもう一つの態様は、エステル交換によるポリアルコールの製造である 。この方法でポリアルコール蟻酸塩を式ROHの低沸点のアルコールで、エステ ル交換触媒としての第三アミン、有利にはトリアルキルアミンの存在でエステル 交換して、ポリアルコール及び式 [式中、Rは炭化水素基、有利にはC原子1〜6個、特に有利には1〜2個を有 するアルキル基を表わす]の蟻酸塩にする。 更に前記の課題は、ポリアルコールの総合的製法により解決される。この方法 には下記の工程が包含される: (a)アルカナール又はケトンとホルムアルデヒドとを水溶液中で第三アミンの 存在で反応させて、蟻酸塩を含有するポリアルコール生成物混合物にする工程、 (b)水、過剰の第三アミン、過剰のホルムアルデヒドを分離除去する工程、 (c)(b)の残留混合物を加熱して、その他のホル ムアルデヒド及び第三アミンを分離除去し、ポリアルコール蟻酸塩を生成する工 程、 (d)工程(b)及び/又は工程(c)から分離した第三アミンを、合成工程( a)及び/又は次のエステル交換反応工程(e)に戻す工程、 (e)工程(c)から得たポリアルコール蟻酸塩を、式ROHのアルコールとエ ステル交換触媒の存在でエステル交換して、ポリアルコール及び式 [式中、Rは炭化水素基、有利にはC原子1〜6個、特に有利には1〜2個を有 するアルキル基を表わす]の蟻酸塩にする工程、 (f)ポリアルコールを得る工程。 その際、第三アミンは反応に戻され、それによって方法の経済性は高められる 。工程(b)及び(c)で除去された物質も全て、場合により低沸点物及び中沸 点物の分離除去後に、回収することができる。 アルカナール又はケトンの第三アミンの存在におけるホルムアルデヒドとの反 応は、不続的にか又は連続的に行われる。連続的操作法が有利である。 その際、工程(a)の生成物混合物は、主としてポリアルコール、ポリアルコ ール半ホルマール、既に生成されたポリアルコール蟻酸塩及びトリアルキルアン モニウム蟻酸塩を含有する。ポリアルコールへの完全 な反応により、水素添加を省略することができる。 更に工程(a)で、ホルムアルデヒドの蟻酸及びメタノールへのカニザロー反 応によりメタノールを生成することができる。これを有利には工程(b)で、水 、過剰の第三アミン及び過剰のホルムアルデヒドと一緒に、残りの反応混合物か ら分離除去する。この分離除去は特に蒸留によって行われる。 本発明による方法は、有利には、ポリアルコールを水素添加なしに製造するよ うにして実施される。 更に本発明による方法は特に有利な態様では、第三アミン、水及び未反応のホ ルムアルデヒドを循環に戻し、それによってこの方法が経済的に非常に効果的に 行われることを特徴としている。 本発明のもう一つの変法によれば、蟻酸塩の低沸点アルコールでのエステル交 換を第三アミンの存在で実施し、その際、第三アミンとして特に合成工程と同じ アミンを使用することができる。 粗製合成混合物の製造(工程(a)例えばメチロール生成物の製造)は、不連 続的にか又は連続的に、有利には連続的に、減圧、過圧又は無圧で、有利には無 圧で行う。反応は一般に、200℃までの温度、有利には10〜120℃、特に 有利には30〜80℃で行う。連続的実施では、例えば2〜5個、有利には3個 の前後に接続した、冷却又は加熱により異なる温度を有することのできる反応釜 から成るカスケード反応器 を使用する。個々の釜の温度は10〜150℃である。 意外にも温度段階T(釜n)>T(釜n−1)(nは有利には2〜4である) により、例えば温度傾斜20〜40℃/40〜70℃/70〜90℃、有利には 40℃/60℃/80℃を有する3段階カスケード反応器中で、ポリアルコール の高められた粗収率が得られ、副生成物[(例えばポリアルコールの二量体のエ ーテル、ホルムアルデヒド−ビス(ポリアルコール)−アセタール、ポリアルコ ールの環状アセタール及び脱水生成物)]の生成が著しく減少する。過剰のホル ムアルデヒドは障害となる反応を起こさず、半ホルマールとして可逆的平衡でポ リアルコールのアルコール官能基と結合して存在する。 有利には、本発明による方法で、生成したポリアルコールの二量体エーテル並 びに場合によりその他の高級又は変性ポリアルコール生成物を、貴重な生成物と して得ることができる。この利点は、反応又はエステル交換のために第三アミン を使用し、例えば水酸化ナトリウムを使用しないことによって得られる。この様 な触媒を使用する場合には塩が生成されるので、前記の貴重な生成物を経済的に 得ることはできない。 反応時間は0.5〜24時間であってよく、1〜6時間の時間が有利である。 ホルムアルデヒドは工業的に常用の形で10〜50 %水溶液として使用され、反応混合物の含水量は40〜85%、有利には60〜 75%、特に68%である。 アルカナールとしては有利にはC原子2〜12個、特に2〜8個を有する様な ものが使用される。特に好適なアルカナールの例は、アセトアルデヒド、n−プ ロパナール、n−ブタナール、n−ペンタナール、3−メチルブタナール、n− ヘキサナール、3−メチルペンタナール、2−エチルヘキサナール、n−ヘプタ ナールである。 ケトンとしては、有利には、脂肪族ケトン、有利にはC原子3〜18個、特に 3〜8個を有する様なものが使用される。C原子4〜8個、特に6個を有する環 状ケトンが有利である。特にシクロヘキサノンを使用するのが有利である。アル デヒド−又はケトン官能基が分子中に多数存在していてもよい。 第三アミンとしては、例えばドイツ特許公開公報第2507461号明細書に 記載のアミンが挙げられる。 第三アミンとしては、特にトリ−n−アルキルアミン、例えばトリメチルアミ ン、トリエチルアミン、トリ−n−プロピルアミン又はトリ−n−ブチルアミン を使用するのが有利である。 反応成分(アルカナール又はケトン/ホルムアルデヒド/第三アミン)の有利 なモル比は、1/0.5〜 10/0.6〜5、有利には1/2.5〜6/0.8〜2、特に約1/4.5/ 1.5である。 反応混合物の脱水{工程(b)、(c)}及び低沸点物、即ち過剰の第三アミ ン(例えばトリアルキルアミン)、過剰のホルムアルデヒド及びホルムアルデヒ ドのカニザロー反応から生成したメタノールの同時分離除去は、蒸留用に好適な 常用の装置中で1段以上の工程で実施することができる。不連続的に行うために は、例えば回転蒸発器が好適であり、連続的に実施するためには、例えば流下液 膜式蒸発器が好適である。分離は減圧下又は常圧又は不活性気体流の存在で実施 することができ、分離は、有利には水分の残含量が反応溶液に対して2〜30重 量%になるまで実施する。反応溶液は、主成分としてポリアルコール、ポリアル コール半ホルマール、既に生成されたポリアルコール蟻酸塩及び蟻酸トリアルキ ルアンモニウムを含有する。 ポリアルコール蟻酸塩へのエステル化[工程(c)]は、(反応)水、第三ア ミン及び前もって生成されたポリアルコール半ホルマールから遊離するホルムア ルデヒドを引き続き留去することによって自触媒的に行われる。その際、第三ア ミンの蟻酸塩からアミンが遊離する。反応は不連続的に、しかし有利には連続的 に、常圧又は減圧下で、0.1〜760ミリバールで実施することができる。反 応温度は70〜250℃、 有利には150〜210℃である。連続的に実施するためには、循環蒸発器を有 する鐘泡棚段塔が好適である。供給は塔の上部で行い、循環蒸発器を含めて分留 部の滞留時間は0.5〜5時間、有利には2〜3時間である。遊離するホルムア ルデヒドは、不溶性オリゴマーのホルムアルデヒド沈積物の生成による反応経過 の妨害を起こさない。それというのも、エステル化反応によって絶えず反応水が 生成し、この反応水がホルムアルデヒドを溶かしておくからである。 例えば蟻酸アルキル及び遊離ポリアルコールへのポリアルコール蟻酸塩のエス テル交換[工程(e)]は、不連続的に、例えば攪拌釜中で、又は連続的に、ポ リアルコール蟻酸塩1モル当たりアルコール0.5〜20モル、有利には1〜1 5モル、特に1〜4モルの存在で実施することができる。有利に連続的に実施す るためには、中央部で蟻酸塩、下部でアルコールを添加する向流塔が好適である 。塔の分留部で、蟻酸アルキルから添加されたアルコールを分離除去して、塔頂 部で十分に純粋な蟻酸アルキルが凝縮されるようにする。反応時間は0.25〜 5時間、有利には0.5〜3時間である。 C原子1〜6個を有するアルコール、特にアルカノールが有利である。特に、 アルコールと相応する蟻酸塩との沸点差ができる限り大きいアルコールが好適で ある。メタノール/蟻酸メチル及びエタノール/蟻酸 エチルの組み合わせを使用するのが有利である。 エステル交換反応は、典型的な均一系又は不均一系のエステル交換触媒の存在 で実施することができる。不均一系触媒としては、酸性又は塩基性のアルカリ金 属−又はアルカリ土類金属酸化物、水滑石又は酸化アルミニウムが好適である。 酸性又は塩基性イオン交換体を使用することもできる。均一系触媒としては、ア ルカリ金属−又はアルカリ土類金属アルコラートが好適である。触媒として無機 アルコラートを使用する場合には、エステル交換後に引き続き中和又はイオン交 換によって触媒を分離するが、これは塩沈澱又は付加的な方法技術的な費用を生 じる結果となる。不均一系触媒を使用する場合には、この触媒の保持時間を考慮 すべきであり、可能な再生の必要がある。 エステル交換を第三アミン、特にトリアルキルアミンの存在で効果的に実施す ることができることは意外である。これによって触媒を反応後に蒸留により簡単 に除去し、再使用することができる。これはアルカリ金属を基礎とする触媒では 不可能である。トリアルキルアミンとしては、反応工程で使用したアミンが好適 であり、その際、例えば合成反応でエステル交換反応におけると同じアミンを使 用することができる。使用されるアミンの量は、数モル%であるが、化学量論以 上の量であってもよい。有利には100モル%としての蟻酸塩1モル%に対して 1〜50モル%である。ア ミンは、場合により蒸留によって定量的に回収することができる。第三アミンに より接触されるエステル交換反応は、極めて迅速に進行し、必要な定量的反応が 難なく行われて、蟻酸アルキル及び所望のポリアルコールが得られる。水によっ て加水分解される通常のエステル交換触媒、例えばアルカリ金属−及びアルカリ 土類金属のアルコラートに対して、第三アミン、例えばトリアルキルアミンの存 在では、反応を無水又は希釈した水溶液中で行うことができることは有利である 。 特にエステル交換するために(e)、低沸点物の分離除去からの留出物又はポ リアルコール蟻酸塩の生成[工程(b)、(c)、(d)]の際に留去された水 、トリアルキルアミン及びホルムアルデヒドから成る混合物を、場合により前も って凝縮し、ホルムアルデヒドを分離除去した後に、エステル交換反応に使用す ることができる。従って、この混合物中に含有されるメタノール量は、一方では 蟻酸メチルを生成するために使用され、他方ではメタノールはこの様にして混合 物から化学的反応によって除去される。アルコールは合成工程で不利な作用を及 ぼしうるので、トリアルキルアミン/水/ホルムアルデヒド混合物を合成工程に 回収する前に、メタノールを分離除去する必要がある。このことは、前記エステ ル交換反応を用いて可能であるが、簡単な蒸留によってはトリアルキルアミンの 損失なしに行うことはできない。 エステル交換工程から、所望のポリアルコールのアルコール溶液が得られる[ 工程(f)]。アルコール溶剤の使用量を変えることによって、晶状ポリアルコ ールの場合には、生成物を直接結晶化することによって得ることができる。溶剤 として使用されたアルコール及び触媒としての第三アミンは、エステル交換反応 [例えば工程(a)及び(e)]に戻すことができる。同様に、易蒸留性のポリ アルコールの場合には、先ず低沸点性アルコール及び第三アミンを留去し、戻す ことができる。引き続き、ポリアルキルアルコールを直接得ることができる。従 って、中和又はエステル交換触媒の複雑な分離除去は不必要である。 工程(f)で分離により、有利には蒸留により、所望のポリアルコール及びア ルコールと第三アミンから成る混合物が得られ、この混合物を一部工程(e)に 戻し、アルコールと第三アミンから成るこの混合物の一部を工程(g)に移し、 そこで工程(b)及び(c)からの分離除去された物質及び(f)からのこの部 分流を、下記の3種類の混合物: 1.アルコール/第三アミンから成る混合物(これは少なくとも部分的に工程( e)に導入される)、 2.水/第三アミン/ホルムアルデヒドから成る混合物(これは少なくとも部分 的に工程(a)に導入される)及び 3.中沸点物を高度に含有する水溶液 に分ける(その際、分離は有利には蒸留により行う)ことが有利であると思われ る。 次に、アルカナール又はケトン及びホルムアルデヒドから、トリアルキルアミ ン触媒下でポリアルコールを製造するための本発明による方法の有利な2種類の 態様を、第1図及び第2図の工程系統図を用いて図解説明するが、これらは、例 えば1,1,1−トリメチロールプロパン及びホルムアルデヒド、又は例えばペ ンタエリスリットをアセトアルデヒド及びホルムアルデヒドから、例えばトリメ チルアミン又はトリエチルアミンの存在で製造する場合と同様に使用される。わ かり見やすくするために、この態様を下記ではアルカナールとホルムアルデヒド の反応の例だけを用いて示した。図で第1図及び第2図は本発明による工程系統 図を表わす。 第1図による方法では、ホルムアルデヒド及び相応するアルカナールを導管1 又は2を通して、有利には攪拌釜カスケードである反応器3中に導入し、そこに 導管4を通して戻された水性ホルムアルデヒド(これは場合によりなお少量のト リアルキルアミンを含有していてよい)を入れ、導管5を通して戻されたトリア ルキルアミン触媒の水溶液を加える。反応器3中での反応の際に、使用した出発 原料に応じてアルデヒド基に対してα−位でビス−又はトリ−ヒドロキシメチル −置換されたアルデヒドが形成され、これをなお反応器3中でその他のホルムア ルデヒドと交叉カニザロー反応で反応させて相応するトリス−又はテトラヒドロ キシメチル−化合物[本明細書ではトリスメチロール化合物とも称する(下記で 分かり易くするためにトリメチロール化合物と呼ぶことにする)]にし、その際 、ホルムアルデヒドは蟻酸に変えられ、トリアルキルアミン−触媒とトリアルキ ルアンモニウム蟻酸塩が生成される。反応器3からの搬出物を導管6を通して蒸 留塔7(これは有利には循環蒸発器を具備していてよい)の中央部へ供給し、そ こで反応器3からの搬出物の低沸点成分、例えば水、ホルムアルデヒド、トリア ルキルアミン及び反応器3中の反応の際にカニザロー反応により生じたメタノー ルを、頭頂部を通して、反応器3からの搬出物の高沸点成分、例えば1,1,1 −トリメチロールアルカン及びトリメチロールアルカン蟻酸エステル(後者は蒸 留塔中でトリアルキルアンモニウム蟻酸塩と1,1,1−トリメチロールアルカ ンとの反応によって形成され、その際、トリアルキルアミン−触媒を再び遊離す る)から留去する。有利には反応器3からの搬出物を塔7中へ導入する前に、例 えば第1図には記載されていない薄層−又は流下液膜式蒸発器中で、濃縮するこ とができる。 反応器3からの搬出物の塔7で分離除去した低沸点成分を、導管8を通しても う一つの塔9に供給し、そ こで蒸留により3つの留分に分ける、即ちa)比較的低沸点の留分(これは主と してトリアルキルアミン、メタノール及び水から成り、導管10を通して、場合 により更にトリアルキルアミン、水及びメタノールを含有する導管13からの戻 り流を補充した後に、もう一つの塔11の下部に運ばれる)、b)中沸点の、主 として水及び反応しなかったホルムアルデヒドから成る留分(これはなお少量の トリアルキルアミンを含有していてもよく、導管4を通して反応器3中に戻され る)及びc)副生成物、例えばエチルアクロレインの含有量の多い高沸点の水性 留分(これは導管12を通して工程から取り出される)。 高沸点の、1,1,1−トリメチロールアルカン及び1,1,1−トリメチロ ールアルカンの蟻酸エステルを含有する塔7からの缶出液を、導管14を通して 塔11の中央部中へポンプで装入する。1,1,1−トリメチロールアルカン及 びその蟻酸エステルは、塔11の下部で導管10又は導管13を通して供給され るトリアルキルアミン、メタノール及び水から成る混合物(導管13からの混合 物は塔11に第1図には記載されていない別の取入口を通してか又は導管10の 流れと前もって合わせて供給される)及び付加的に導管15を通して塔11の下 部に装入されるメタノールよりも沸点が高いので、比較的高沸点化合物1,1, 1−トリメチロールアルカン及びその蟻酸エステルは 、塔11で塔下部に導入されるトリアルキルアミン/メタノール/水−混合物の より低い沸点温度の成分と緊密に接触し、その際、1,1,1−トリメチロール アルカンの蟻酸エステルは、蟻酸エステルに対して過剰量の塔11中に存在する メタノールで完全にエステル交換されて、1,1,1−トリメチロールアルカン 及び非常に低沸点の蟻酸メチルになる。蟻酸メチルは、塔11の塔頂部で導管1 6を通して工程から取り出され、例えば蟻酸又はホルムアミドの製造に再び使用 される。 低沸点蟻酸メチルを含有しない塔11のエステル交換混合物(これは主として トリアルキルアミン、過剰のメタノール、水及び1,1,1−トリメチロールア ルカンから成る)を塔11の缶部で取り出し、導管17を通して塔18の中央部 に導入し、ここでこの混合物を4つの留分に分ける、即ちa)比較的低沸点の、 主としてトリアルキルアミン、水及びメタノールから成る混合物(これは塔18 の塔頂部で取り出し、導管13を通して再び塔11に戻される)、b)主として トリアルキルアミン及び水から成る混合物(これは塔の上部で取り出し、導管5 を通して反応器3中へ戻される)、c)主として1,1,1−トリメチロールア ルカンから成る留分(これは塔18の下部で分離除去され、導管19を通して例 えばタンク貯蔵庫へ運ばれる)及びd)高沸点副生成物から成る混合物(これは 塔18の缶部で取り出し、高沸点物と分けるために第1図には記載してないもう 一つの蒸留塔へ運ばれる)。 従って本発明による方法の第1図による操作装置は循環している。この方法の 進行中のトリアルキシアミンの損失を補うために、これに新しいトリアルキルア ミンを供給することによって、有利には反応器3中へ第1図には記載してない供 給管を通して添加することによって補充する。 第2図に記載されているように、アルキルアルカナール及びホルムアルデヒド から1,1,1−トリメチロールアルカンを製造するための本発明による方法の もう一つの有利な態様では、反応器21に導管22を通して水性ホルムアルデヒ ド溶液を、導管23を通してアルカナールを、かつ導管24を通して回収したト リアルキルアミン/ホルムアルデヒド/水−混合物を供給する。所望により第2 図に記載してない供給管を通して、方法の進行中に消費されたトリアルキルアミ ンを、新しいトリアルキルアミンで補充することもできる。 実質的に第1図の反応器3と同じ構造である反応器21中における反応の際に 、反応器3中におけると実質的に同じ組成の生成物混合物が生じ、これを導管2 5を通して、場合により例えば記載してない流下液膜式蒸発器又は薄層蒸発器中 で、前もって濃縮した後に 、実際には第1図の塔7に相応する塔26の中央部に導入し、そこで反応器21 からの搬出物を第1図の方法説明で記載したようにしてエステル化し、低沸点の 、主としてトリアルキルアミン、メタノール、ホルムアルデヒド及び水から成る 留分(これは塔26の塔頂部で取り出され、導管27を通してもう一つの塔28 に導入される)と高沸点の、主として1,1,1−トリメチロールアルカン及び その蟻酸エステルから成る缶出物分に分ける。 塔28の導管27に供給された混合物を、有利には塔28に導入する前に、導 管29を通して戻された、主としてトリアルキルアミン及びメタノールから成る 混合物(しかしこれを、第2図には記載されてない別の供給管を通して塔28に 入れることもできる)と一緒にする。 第1図による方法態様の塔9における蒸留法とは異なり、塔28に装入される 混合物を3留分に分けて、a)塔頂部で、比較的低沸点の、主としてトリアルキ ルアミン及びメタノールから成り、実質的にもはや水を含有しない留分を取り出 し、導管30を通してもう一つの塔31の下部に運び、b)塔28の上部で主と して成分トリアルキルアミン、ホルムアルデヒド及び水の混合物から成る留分を 取り出し、これを導管24を通して反応器21に戻し、c)副生成物、例えばエ チルアクロレイン、富化された高沸点の水性留分を導 管32を通して方法から取り出す。 塔26からの高沸点の、主として1,1,1−トリメチロールアルカン及びそ の蟻酸エステルから成る缶出物を、導管33を通して塔31の中央部にポンプで 装入する。1,1,1−トリメチロールアルカン及びその蟻酸エステルは、塔3 1の下部で導管30又は導管34を通して供給されるトリアルキルアミン及びメ タノールから成る混合物(導管34からのこの混合物は、塔31に、第2図に書 き込まれていない別の供給管を通してか又は有利には前もって流れと合せた後に 導管30に供給される)及び付加的に導管35を通して塔31の下部に装入され るメタノールより高い沸点を有するので、比較的高沸点の化合物である1,1, 1−トリメチロールアルカン及びその蟻酸エステルは、塔31で、低い温度で沸 騰する、塔31の下部に導入されるトリアルキルアミン/メタノール−混合物の 成分と緊密に接触し、その際、1,1,1−トリメチロールアルカンの蟻酸エス テルは、実質的に定量的に、蟻酸エステルに対して過剰の量で塔31中に存在す るメタノールでエステル交換されて、1,1,1−トリメチロールアルカン及び 非常に低沸点の蟻酸メチルに変わる。この蟻酸メチルは塔31の塔頂部で導管3 6を通して工程から取り出される。 低沸点の蟻酸メチルを含有しない塔31のエステル交換混合物(これは主とし てトリアルキルアミン、過 剰のメタノール及び1,1,1−トリメチロールアルカンから成る)を、塔31 の缶部で取り出し、導管37を通して塔38の中央部に導入し、そこでこの混合 物を三つの留分、即ちa)比較的低沸点の、主としてメタノール及びトリアルキ ルアミンから成る混合物(これは塔38の塔頂部で取り出し、導管34からの部 分流を分離除去した後、導管29及び27を通して塔28に戻される)、b)主 として1,1,1−トリメチロールアルカンから成る留分(これは塔38の下部 で分離され、導管39を通して例えばタンク貯蔵庫に導入される)及びc)高沸 点の副生成物から成る混合物(これは塔38のカン部で導管40を通して工程か ら取り出される)に分ける。 導管29から導管34で分けられたメタノール−及びトリアルキルアミンを含 有する分流を、有利には導管30中のメタノール−アルキルアミン流と一緒にし 、これと一緒に前記したように塔31に供給する。導管34及び30を通してエ ステル交換塔に戻される分流の量は、当然、この装置中で、明細書の前記部分で 詳説した使用反応−及び蒸留条件に応じて定常的平衡が保たれるように調整する 。 例1 攪拌機を有する前後に接続された3個のフラスコから成る連続操業カスケード 反応器(反応容量は各々300ml)に、1時間当たりトリエチルアミン32. 1ml(1.5モル)、n−ブチルアルデヒド13.84ml(1モル)及びホ ルムアルデヒド134.2ml(15%、4.5モル)を装入する。攪拌フラス コを次のように温度調整する:フラスコ1=42℃;フラスコ2=60℃、フラス コ3=78℃。ガスクロマトグラフィー(GC)分析により測定した粗収率は、 TMP(トリメチルロールプロパン)89%であり、蟻酸含量は5.2%である 。 第1表の例2〜9は、例1と同様にして同じ温度で装入物質の濃度を変えて実 施した。 例10 例1からの粗製搬出物を低沸点物及び水を分離除去するために、150℃に温 度調節してある流下膜蒸発器中に室圧でポンプ装入する。供給は120ml/時 であり、缶出物は43g/時であり、蒸留物量は80g/時である。蒸留物は2 相である;蒸留物組成:水87%、トリエチルアミン8.5%、ホルムアルデヒ ド3.5%、メタノール1%。 例11〜14 例10の様に操作する。結果は第2表にまとめてある。 例15 水(21%)、蟻酸(12%)、トリエチルアミン(27%)、TMP(37 %)及びホルムアルデヒド(1%)から成る混合物を、塔頂部圧63ミリバール 及び缶部温度194℃で作動させた、10棚段付き鐘泡棚段塔(V=300ml )の第8棚段にポンプで装入する(供給214ml/時)。缶出物を循環蒸発器 (反応容量=150ml)を用いて加熱し、これから連続的にTMP−蟻酸塩1 00g/時をポンプで汲み出す。凝縮物は2相である。 例16〜18 原則的に例15と同様に操作する。変更点及び結果は第3表にまとめてある。 例19 例10からの缶出物(水12.5%、蟻酸13.5%、トリエチルアミン35 %、トリメチルプロパン及びトリメチロールプロパン半ホルマール30%、二量 体TMP3%、ビス−TMP−ホルムアルデヒド−アセタール4%、残り(高− 及び中沸点物)2%を、塔頂部圧32ミリバール及び缶部温度194℃で作動さ せた、10棚段付き鐘泡棚段塔(V=300ml)の第8棚段にポンプで装入す る(供給150ml/時)。缶出物を循環蒸発器(反応容量=150ml)を用 いて加熱し、これから連続的にTMP−蟻酸塩62g/時をポンプで汲み出す。 凝縮物(87g)は2相である; 蒸留物組成:水(55%)、ホルムアルデヒド(5.2%)、トリエチルアミン (36.5%)、中沸点物(3.3%)。 缶出物組成:TMP(29%)、TMP−一蟻酸塩(30%)、TMP−二蟻酸 塩(25%)、TMP−三蟻酸塩(5%)、高沸点物(11%)、特にジ−TM P及びジ−TMP蟻酸塩、ホルムアルデヒド−ビス(TMP)アセタール及びホ ルムアルデヒド−ビス(TMP)アセタール蟻酸塩。 例20 TMP、TMP−一蟻酸塩、TMP−二蟻酸塩及びTMP−三蟻酸塩(37/ 42/19/2)から成る混合物を、ナトリウムエタノラート1重量%と一緒に 、10棚段付き鐘泡棚段塔(V=360ml)の第6棚段にポンプで装入する( 133ml/時)。缶フラスコ(反応容量=360ml)を通して、連続的にメ タノール111ml/時を添加する。ポンプを用いて反応混合物180ml/時 を缶から除去し、塔頭頂部で蒸留物53ml/時を得る。排出物の組成は第4表 にまとめてある。例21及び22を同様にして行った。 例23及び25 原則として例20と同様に操作するが、ナトリウムエタノラートの代わりにト リエチルアミンを添加して行い、第4表に操作条件及び結果を記載する。 例26 例19からの缶出物176gをメタノール300g及びトリエチルアミン9g と一緒に内容11の攪拌フ ラスコ中で40℃で攪拌する。引き続き、短い塔を通して先ず蟻酸メチル、次い でメタノール及びトリエチルアミンを留去する。その後、同じ装置で2ミリバー ルの真空中で下記の留分が得られる: I 沸点120−136℃ 4g TMPの80%(GC) II 沸点140−160℃ 124g TMPの99.3%(GC) III 沸点218−225℃ 20g TMPの14%、 ジ−TMP及びTMP FA TMPの86% IV 残分 2g 留分IIはOH価1232を有する。n−ブチルアルデヒドに対するTMPの 収率は、全反応工程(例1、例10、例19)を通して87.7%である。 例27 例1からの粗製搬出物2167gを例10と同様にして流下液膜式蒸発器を用 いて脱水し、過剰のホルムアルデヒド及び過剰のトリエチルアミンと一緒に分離 除去する。蒸留物:1390g、缶出物:774g。 内容1lのフラスコ中で前記缶出物774gを加熱し、低沸点物をビグロー塔 (Vigreuxkolonne)から留去する。温度を140℃から180℃ に上げる。最後に300ミリバールの真空にする。蒸留物:411g、缶出物: 351g。 得られた蟻酸塩混合物(351g)に同じ装置中でメタノール238g及びナ トリウムエタノラート1.8gを加え、常圧で蟻酸メチル及びメタノールから成 る混合物295gを留去する。引き続き蒸留を行い、下記の留分が得られた: I 沸点4 110−125℃ 2.4g TMPの80%(GC) II 沸点4 148−160℃ 227.3g TMPの99.3%(GC) III 残分 65.4g 全操作工程のTMP−収率(n−ブチルアルデヒドに関する)は、87.9% (残分中のTMPを入れて91%)である。 例28 攪拌機を有する、前後に接続した3個のフラスコから成る連続操業カスケード 反応器(反応容量は各々300ml)に、1時間当たりトリエチルアミン32. 1ml(1.5モル)、n−プロパノール11.1ml(1モル)及びホルムア ルデヒド147ml(15%、4.5モル)を装入する。攪拌フラスコを次のよ うに温度調整する:フラスコ1=42℃;フラスコ2=60℃、フラスコ3=7 8℃。 こうして得た搬出物3800gを回転蒸発器で濃縮して1010gにする。引 き続き、残分を常圧で徐々に180℃に加熱し、最後にこの温度で300ミリバ ールの真空にする。水、ホルムアルデヒド及びトリエチルアミンをビグロー塔で 留去する。残分にメタノール400mlを加え、トリエチルアミン40gを添加 する。引き続き、蟻酸メチル、メタノール及びトリエチルアミンを留去する。残 留したメタノール溶液をト リメチロールエタン50%重量部まで濃縮する。メチルイソブチルケトンの添加 によって、トリメチロールエタンが沈澱し、母液から更に濃縮することによって なお2回トリメチロールブタンが沈澱する;合計してトリメチロールエタン34 2gが得られる。収率(n−プロパナールに対して)は75%である。 例29 攪拌機を有する、前後に接続した3個のフラスコから成る連続操業カスケード 反応器(反応容量は各々300ml)に、1時間当たりトリエチルアミン31. 6ml(1.5モル)、n−プロパノール15.5ml(1モル)及びホルムア ルデヒド143ml(15%、4.5モル)を装入する。攪拌フラスコを次のよ うに温度調整する:フラスコ1=42℃;フラスコ2=70℃、フラスコ3=7 8℃。 こうして得た搬出物3845gを回転蒸発器で濃縮する。引き続き、残分を例 28の様にして加熱し、その際、水、ホルムアルデヒド及びトリエチルアミンを ビグロー塔で留去する。残分にメタノール400mlを加え、トリエチルアミン 40gを添加する。引き続き、蟻酸メチル、メタノール及びトリエチルアミンを 留去する。残留した溶液を蒸留により3種類の留分に分ける。 I 前留物 21g トリメチロールブタンの30%(GC) II 沸点1 155−160℃ 283g トリメチロールブタンの30%(G C) III 沸点2 195−198℃ 125g トリメチロールブタンの7.4%; ホルムアルデヒド−ビス(TMB)アセタールの74% n−ペンタナールに対するトリメチロールブタン(TMP)の収率は、58% であり、ホルムアルデヒド−ビス(TMB)−アセタールの収率は19%である 。 例30 攪拌機を有する、前後に接続した3個のフラスコから成る連続操業カスケード 反応器(反応容量は各々300ml)に、1時間当たりトリエチルアミン27. 6ml(1.5モル)、水性アセトアルデヒド45.2ml(13.8%、1モ ル)及びホルムアルデヒド115.1ml(20%、5.5モル)を装入する。 攪拌フラスコを次のように温度調整する:フラスコ1=27℃;フラスコ2=30 ℃、フラスコ3=40℃。 こうして得た搬出物4376gを回転蒸発器で濃縮する。引き続き、残分を常 圧で徐々に180℃に加熱し、最後にこの温度で300ミリバールの真空にする 。水、ホルムアルデヒド及びトリエチルアミン及び中沸点物をビグロー塔で留去 する。残分を60℃に冷却し、メタノール400mlを加える。トリエチルアミ ン40gを添加した後、蟻酸メチル、メタノール及びトリエチルアミンを留去す る。残留したメタノール性溶液から既にペンタエリスリットが沈澱し、これをブ ッヒナー吸引漏斗で吸引する。母液からメタノールを 除去し、アセトンを加える。その際、更にペンタエリスリットが得られる。合計 して283gが得られる。収率(アセトアルデヒドに対する)は61%である。 例31 三首フラスコ中にシクロヘキサノン31ml(0.3モル)及び30%ホルム アルデヒド165ml(1.5モル)を前装入する。これにトリエチルアミン6 2ml(0.45モル)を添加し、その後60℃に加熱する。なお更に6時間こ の温度で攪拌する。シクロヘキサノンに関する変換率は90%である。反応混合 物を回転蒸発器で濃縮し、引き続き180℃に加熱して、反応しなかったシクロ ヘキサノン、水、トリエチルアミン及びホルムアルデヒドを留去する。最後に1 80℃で300ミリバールの真空にする。 残分70gをメタノール100ml中に入れ、トリエチルアミン7gを加える 。引き続き、蟻酸メチル、メタノール及びトリエチルアミンから成る混合物を一 緒に留去する。メタノール性溶液150mlが残留し、これから既に2,2,6 ,6−テトラキス(ヒドロキシメチル)−シクロヘキサノールが冷却する際に沈 澱する。残留した溶液から残りのメタノールを回転蒸発器で除去し、残分からア セトンを用いて更に2,2,6,6−テトラキス(ヒドロキシメチル)−シクロ ヘキサノールを沈澱させる。合計30gが得られる。収率:反応したシクロヘキ サノンに対して61%。 下記表に前記実施例の詳細及び結果をまとめてある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 69/06 C07C 69/06 (72)発明者 トム ヴィッツェル ドイツ連邦共和国 D−67069 ルートヴ ィッヒスハーフェン クリームヒルトシュ トラーセ 34 (72)発明者 マーティン ブルーダーミュラー ドイツ連邦共和国 D−68239 マンハイ ム リーゲラー ヴェーク 4

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.アルカナール又はケトンをホルムアルデヒドと水溶液中で第三アミンの存在 で反応させることによってポリアルコール生成物を製造するに当たり、反応を温 度カスケード法で温度を上昇させて、有利には2段階又は3段階の温度カスケー ドで、特に有利には20〜90℃の範囲で、0.5〜24時間、特に1〜6時間 の間実施し、アルカナール又はケトン1モルに対して第三アミン0.6〜5モル 、有利には0.8〜2モルを用いて行うことを特徴とする、ポリアルコール生成 物の製法。 2.ポリアルコールを製造するに当たり、方法が下記の工程: (a)請求項1に記載の方法により、水溶液中でアルカナール又はケトンとホ ルムアルデヒドとを第三アミンの存在下に反応させて蟻酸塩を含有するポリアル コール生成物混合物にする工程、 (b)水、過剰の第三アミン、過剰のホルムアルデヒドを分離除去する工程、 (c)(b)の残留混合物を加熱して、その他のホルムアルデヒド及び第三ア ミンを分離除去下に、ポリアルコール蟻酸塩を形成する工程、 (d)工程(b)及び/又は工程(c)から分離された第三アミンを合成工程 (a)及び/又は次のエ ステル交換反応工程(e)に移行する工程、 (e)工程(c)から得たポリアルコール蟻酸塩をエステル交換触媒の存在下 に式ROHのアルコールとエステル交換して、ポリアルコール及び式 [式中、Rは炭化水素基、有利にはC原子1〜6個、特に有利には1〜2個を 有するアルキル基を表わす]の蟻酸塩にする工程、 (f)ポリアルコールを得る工程 より成ることを特徴とする、ポリアルコールの製法。 3.エステル交換触媒が第三アミンであることを特徴とする、請求項2に記載の 方法。 4.エステル交換をエステル交換触媒としてのトリアルキルアミンの存在下に実 施し、その際、使用されるトリアルキルアミンの量は、100モル%としてのポ リアルコール蟻酸塩の蟻酸塩1モルに対して0.01〜75モル%の範囲、有利 には1〜50モル%の範囲であることを特徴とする、請求項2又は3に記載の方 法。 5.工程(g)で、工程(c)及び(b)からの分離された物質を下記の混合物 : 1.少なくとも部分的に工程(e)に導入される、 アルコール/第三アミン/水から成る混合物 2.少なくとも部分的に工程(a)に導入される、水及びホルムアルデヒドか ら成る混合物及び 3.中沸点物の含量の高い水溶液 に分け、その際、この分離を有利に蒸留により実施することを特徴とする、請 求項2から4までのいずれか1項に記載の方法。 6.方法を、工程(a)の生成物混合物を水素添加せずに実施することを特徴と する、請求項2から5までのいずれか1項に記載の方法。 7.反応成分の比がアルカナール又はケトン1モルに対してホルムアルデヒド0 .5〜10、有利には2.5〜6モルであることを特徴とする、請求項1から6 までのいずれか1項に記載の方法。 8.温度カスケード化を、3段階のカスケード反応器中で温度20〜40℃/4 0〜70℃/70〜90℃、有利には40℃/60℃/80℃で行うことを特徴 とする、請求項1から7までのいずれか1項に記載の方法。
JP53201096A 1995-11-10 1996-11-11 ポリアルコールの製法 Pending JP2001507668A (ja)

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