JP2001351865A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2001351865A JP2000167822A JP2000167822A JP2001351865A JP 2001351865 A JP2001351865 A JP 2001351865A JP 2000167822 A JP2000167822 A JP 2000167822A JP 2000167822 A JP2000167822 A JP 2000167822A JP 2001351865 A JP2001351865 A JP 2001351865A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレンチ内を埋め込むエピタキシャル膜の結
晶性を良好にすると共に、「す」と呼ばれる空洞状の埋
め込み不良を抑制する。 【解決手段】 シリコン酸化膜2の所定領域に開口部を
形成したのち、開口部を通じてシリコン基板1をエッチ
ングし、シリコン基板1にトレンチ3を形成する。そし
て、トレンチ3を形成したのち、シリコン酸化膜2に形
成された開口部の開口幅がトレンチ3の開口幅よりも広
がり、シリコン酸化膜2の開口端がトレンチ3の内壁面
よりも後退するようにシリコン酸化膜2をエッチングす
る。この後、トレンチ3内を含み、シリコン基板1の上
にエピタキシャル膜を成長させ、さらにエピタキシャル
膜の表面を平坦化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トレンチ内に拡散
層が備えられる半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、エピタキシャル成長技術によ
ってトレンチ内に拡散層を形成する方法がある。このよ
うな拡散層を有する半導体装置は図8に示す各工程を経
て製造される。以下、この図に基づいて従来の半導体装
置の製造方法を説明する。
【0003】まず、シリコン基板を用意し、図8(a)
に示すようにシリコン基板101上にシリコン酸化膜1
02を形成する。続いて、フォトエッチングによってシ
リコン酸化膜102の所定領域を開口させた後、シリコ
ン酸化膜102をマスクとしたウェットエッチング若し
くはドライエッチングを施し、図8(b)に示すように
シリコン基板101にトレンチ103を形成する。そし
て、図8(c)に示すように、トレンチ103内に不純
物がドーピングされたエピタキシャル膜104を埋め込
んだのち、図8(d)に示すように、シリコン酸化膜1
02をストッパーとした平坦化研磨を行い、シリコン酸
化膜102上に成膜されたポリシリコン膜105を平坦
化する。
【0004】このような工程を経て、トレンチ103内
に拡散層を形成した半導体装置が作成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図9(a)に、図8
(b)に示したトレンチ形成後の様子の部分拡大図を示
し、図9(b)に、図8(c)に示すエピタキシャル膜
形成時の様子を示す。
【0006】上記従来の方法では、トレンチ形成用マス
クと平坦化研磨時のストッパーとを兼用させているた
め、トレンチ形成時に用いたシリコン酸化膜102をそ
のまま用いて、シリコン酸化膜102上にエピタキシャ
ル成長を行うようにしている。
【0007】しかしながら、図8(b)に示す工程の際
にトレンチ103の開口幅がマスクとして用いたシリコ
ン酸化膜102の開口幅よりも広くなるために、図9
(a)に示されるようにシリコン酸化膜102がトレン
チ内壁面よりも突出し、ひさし102aが形成されてし
まう。このため、図8(c)に示す工程においてエピタ
キシャル成長を行うと、シリコン酸化膜102のうちの
ひさし102aにポリシリコンが成長し、エピタキシャ
ル膜104の結晶性が低下すると共に、ポリシリコンの
成長レートが単結晶シリコンよりも大きいことから、図
9(b)の斜線部で示すようにトレンチ103の入口が
ポリシリコン105で塞がってしまい、「す」と呼ばれ
る空洞状の埋め込み不良が発生する。
【0008】本発明は上記点に鑑みて、トレンチ内を埋
め込むエピタキシャル膜の結晶性を良好にすると共に、
「す」と呼ばれる空洞状の埋め込み不良を抑制すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1乃至3に記載の発明では、半導体基板
(1)を用意する工程と、半導体基板の表面上にマスク
材(2)を配置する工程と、マスク材の所定領域に開口
部を形成したのち、開口部を通じて半導体基板をエッチ
ングし、半導体基板にトレンチ(3)を形成する工程
と、トレンチを形成したのち、マスク材に形成された開
口部の開口幅がトレンチの開口幅よりも広がり、マスク
材の開口端がトレンチの内壁面よりも後退するようにマ
スク材をエッチングする工程と、トレンチ内を含み、半
導体基板の上にエピタキシャル膜を成長させる工程と、
エピタキシャル膜の表面を平坦化する工程とを有するこ
とを特徴としている。
【0010】このように、トレンチを形成したのち、マ
スク材に形成された開口部の開口幅をトレンチの開口幅
よりも広げ、マスク材の開口端をトレンチの内壁面より
も後退させることにより、トレンチのエッジ部を露出さ
せることができる。このため、トレンチの入口付近にお
いても単結晶シリコンが形成されるようにでき、エピタ
キシャル膜の結晶性を向上することができると共に、ト
レンチ内に「す」と呼ばれる空洞状の埋め込み不良が発
生することを抑制することができる。
【0011】請求項4乃至12に記載の発明において
は、半導体基板(11、21、31、41)を用意する
工程と、半導体基板の表面上に第1マスク材(12、2
2、32、42)を配置する工程と、第1マスク材の上
に保護膜(13、23、33、43)を配置する工程
と、保護膜の所定領域に開口部を形成すると共に、第1
マスク材の所定領域に開口部を形成する工程と、保護膜
と第1マスク材に形成された各開口部を通じて半導体基
板をエッチングし、半導体基板にトレンチ(14、2
5、35、45)を形成する工程と、トレンチを形成し
たのち保護膜で覆った状態で第1マスク材をエッチング
し、第1マスク材に形成された開口部の開口幅をトレン
チの開口幅よりも広げ、第1マスク材の開口端をトレン
チの内壁面よりも後退させる工程と、トレンチ内を含
み、半導体基板の上にエピタキシャル膜を成長させる工
程と、エピタキシャル膜の表面を平坦化する工程とを有
することを特徴としている。
【0012】このように、保護膜で覆った状態で第1の
マスク材をエッチングすることにより、第1マスク材に
形成された開口部の開口幅をトレンチの開口幅よりも広
げ、第1マスク材の開口端をトレンチの内壁面よりも後
退させることができる。このため、トレンチのエッジ部
を露出させることができ、半導体基板上にエピタキシャ
ル膜を成長させてもトレンチの入口付近においても単結
晶が形成されるようにできる。これにより、第1マスク
材の膜厚を減らすことなく、請求項1と同様の効果を得
ることができる。
【0013】例えば、請求項5に示すように、保護膜
(13)と第1マスク材(12)に開口部を形成する工
程では、保護膜と第1マスク材に各開口部の開口幅が同
等となるようにし、第1マスク材をエッチングする工程
では、第1マスク材に形成された開口部の開口端から第
1マスク材がエッチングされるようにすればよい。
【0014】この場合、請求項6に示すように、第1マ
スク材(12)をエッチングした後に、保護膜(13)
を除去し、保護膜を除去した後に、エピタキシャル膜を
成長させることになる。
【0015】請求項8に記載の発明においては、保護膜
(23)と第1マスク材(22)に開口部を形成する工
程では、第1マスク材に形成される開口部よりも保護膜
に形成される開口部の方が開口幅が大きくなり、保護膜
と第1マスク材によって段差が構成されるようにするこ
とを特徴としている。
【0016】このように、保護膜の開口部が第1マスク
材の開口部よりも開口幅が大きくなるようにすること
で、第1マスク材の開口端を後退させたのち、保護膜を
除去しなくてもよい。
【0017】例えば、保護膜にシリコン窒化膜を用いた
場合には、リン酸によってシリコン窒化膜を除去するこ
とになるが、本請求項のようにすればリン酸による処理
を行う必要がないため、半導体基板がリン酸に曝されな
いようにできる。
【0018】具体的には、請求項9に示すように、保護
膜と第1マスク材に開口部を形成する工程において、第
2マスク材及び保護膜に対して保護膜の途中までエッチ
ングしたのち、第2マスク材をエッチングして第2マス
ク材に形成された開口部の開口幅を広げ、その後、第2
マスク材、保護膜及び第1マスク材をエッチングすれ
ば、第1マスク材に対して開口部を形成できると共に、
保護膜に対して第1マスク材の開口部よりも大きな開口
幅の開口部を形成できる。
【0019】請求項10に記載の発明においては、第1
マスク材(32)上に保護膜としてポリシリコン膜(3
3)を配置したのち、さらにポリシリコン膜上に第2マ
スク材(34)を配置する工程を有し、保護膜と第1マ
スク材に開口部を形成する工程において、第2マスク
材、ポリシリコン膜及び第1マスク材それぞれに開口部
を形成し、トレンチ形成工程において、トレンチ(3
5)を形成すると共に、ポリシリコン膜を開口部の開口
端からエッチングすることを特徴としている。
【0020】このように、保護膜としてポリシリコン膜
を用いれば、トレンチ形成工程時にポリシリコン膜もエ
ッチングされ、ポリシリコン膜の開口端がトレンチの内
壁面よりも後退する。このため、ポリシリコン膜で覆わ
れた状態で第1マスク材をエッチングすれば、容易に第
1マスク材の開口端を後退させることができる。
【0021】また、請求項11に示すように、第2マス
ク材とポリシリコン膜それぞれに開口部を形成すると共
に、第1マスク材を途中までエッチングしたのち、熱処
理を行い、ポリシリコン膜を開口部の開口端から熱酸化
すれば、ポリシリコン膜の端部がトレンチの内壁面より
も後退するため、請求項10と同様の効果を得ることが
できる。
【0022】なお、第2マスク材としてシリコン酸化膜
を用いる場合には、ポリシリコン膜上にシリコン酸化膜
をデポジションしてもよいが、請求項12に示すように
ポリシリコン膜を酸化することによって該シリコン酸化
膜を形成してもよい。
【0023】請求項13に記載の発明においては、シリ
コン基板(51)上に埋め込みシリコン酸化膜(53)
とシリコンからなるSOI層(52)が順に積層された
SOI基板を用意する工程と、SOI層の上にマスクシ
リコン酸化膜(54)を配置する工程と、マスクシリコ
ン酸化膜、SOI層及び埋め込みシリコン酸化膜を共に
エッチングすることにより、マスクシリコン酸化膜、S
OI層及び埋め込みシリコン酸化膜に開口部を形成する
工程と、開口部を通じてシリコン基板をエッチングし、
シリコン基板にトレンチ(55)を形成すると共に、S
OI層を開口部の開口端からエッチングする工程と、マ
スクシリコン酸化膜及び埋め込みシリコン酸化膜をエッ
チングし、埋め込みシリコン酸化膜の開口部の開口端を
トレンチの内壁面よりも後退させる工程と、を有するこ
とを特徴としている。
【0024】このように、SOI基板を用いた場合にお
いても、保護膜を構成するSOI層がトレンチエッチン
グ時にエッチングされるため、請求項10と同様の効果
を得ることができる。
【0025】なお、この場合、請求項14に示すように
面方位が(110)方向を有するシリコン基板によって
SOI層を形成すれば、埋め込みシリコン酸化膜の後退
量を制御性良く調整することができる。
【0026】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1に、本発明
の一実施形態を適用した半導体装置の製造工程を示す。
以下、図1に基づいて本実施形態における半導体装置の
製造方法を説明する。
【0028】〔図1(a)に示す工程〕まず、面方位が
(110)方向を成すシリコン基板1を用意する。続い
て、パット酸化によってシリコン基板1上に約425Å
程度の膜厚のシリコン酸化膜を形成したのち、さらに、
約17000Å程度の厚さのシリコン酸化膜をデポジシ
ョンすることでマスクとなるシリコン酸化膜2を形成す
る。その後、N2雰囲気中でアニール処理を行う。この
シリコン酸化膜2がマスク材に相当する。
【0029】〔図1(b)に示す工程〕ドライエッチン
グによってシリコン酸化膜2をパターニングし、トレン
チ形成予定領域上においてシリコン酸化膜2を開口させ
る。
【0030】〔図1(c)に示す工程〕シリコン酸化膜
2をマスクとしたエッチングを施し、シリコン基板1に
深さ約35μmのトレンチ3を形成する。例えば、90
℃、濃度22wt.%の水酸化テトラメチルアンモニウ
ム(TMAH)水溶液を用い、エッチングレートが1.
4μm/min程度となるウェットエッチングを25m
inの時間行う。
【0031】これにより、トレンチ3が形成されると共
に、ウェットエッチングによる横方向エッチングによっ
て、トレンチ3の開口幅がマスクとなるシリコン酸化膜
2の開口幅よりも広くなってひさしができる。
【0032】このときシリコン酸化膜2がトレンチ3の
内壁面よりも突出した量をひさし量Sと定義すると、本
実施形態のようにトレンチ3の深さを約35μmとした
場合、ひさし量Sは0.53μm程度となった。
【0033】なお、この水酸化テトラメチルアンモニウ
ム水溶液はシリコンとシリコン酸化膜との選択比が高い
エッチング液である。例えば、マスク材料としてシリコ
ン酸化膜を用い、90℃、濃度22wt.%の水酸化テ
トラメチルアンモニウム水溶液を用いた場合、シリコン
とシリコン酸化膜の選択比が約1/2000となる。
【0034】〔図1(d)に示す工程〕シリコン酸化膜
2をエッチングし、シリコン酸化膜2の開口幅がトレン
チ3の開口幅よりも広くなるようにし、シリコン酸化膜
2の開口端をトレンチ3の内壁面よりも後退させる。
【0035】例えば、濃度が1/50となるフッ酸(H
F)を用いて160minの時間エッチングを行うと、
シリコン酸化膜2の開口端をトレンチ3の内壁面から
0.37μm後退させることができる。
【0036】この後、上述した従来方法と同様に、エピ
タキシャル成長によりトレンチ3内を不純物がドーピン
グされたエピタキシャル膜で埋め込む(図8(c)参
照)。
【0037】このとき、本実施形態では、シリコン酸化
膜2の開口端をトレンチ3の内壁面よりも後退させ、ト
レンチ3のエッジ部を露出させているため、トレンチ3
の入口付近においても単結晶シリコンが形成されるよう
にできる。
【0038】これにより、トレンチ3の入口付近におけ
るエピタキシャル膜の結晶性を向上することができる。
【0039】また、単結晶シリコンの成長レートがポリ
シリコンの成長レートよりも遅く、トレンチ3の入口付
近に単結晶シリコンが形成されても、単結晶シリコンに
よってトレンチ3が塞がれないため、トレンチ3内に
「す」と呼ばれる空洞状の埋め込み不良が発生すること
を抑制できる。
【0040】なお、この後、シリコン酸化膜2をストッ
パーとした平坦化研磨を行い、エピタキシャル膜を平坦
化する(図8(d)参照)ことによって、トレンチ3内
を拡散層で埋め込んだ半導体装置が形成される。
【0041】(第2実施形態)図2に、本発明の第2実
施形態を適用した半導体装置の製造工程を示す。以下、
図2に基づいて本実施形態における半導体装置の製造方
法を説明する。
【0042】〔図2(a)に示す工程〕まず、面方位が
(110)方向を成すシリコン基板11を用意する。続
いて、パット酸化によってシリコン基板11上に約42
5Å程度の膜厚のシリコン酸化膜を形成したのち、さら
に、約8000Å程度の厚さのシリコン酸化膜をデポジ
ションすることで第1マスク材としてのシリコン酸化膜
12を形成する。
【0043】続いて、シリコン酸化膜12上に、保護膜
としてのシリコン窒化膜13を厚さ約1500Å程度で
デポジションする。その後、N2雰囲気中でアニール処
理を行う。
【0044】このように、シリコン酸化膜12上にシリ
コン窒化膜13を配置することにより、後工程でシリコ
ン酸化膜12のひさしをエッチングにより後退させると
きに、シリコン酸化膜12の膜厚は保護膜のシリコン窒
化膜13により減少しないため、シリコン酸化膜12の
膜厚を厚くする必要がなく、ウェハの反りを抑制でき
る。
【0045】〔図2(b)に示す工程〕ドライエッチン
グによってシリコン酸化膜12及びシリコン窒化膜13
をパターニングし、トレンチ形成予定領域上においてシ
リコン酸化膜12及びシリコン窒化膜13を開口させ
る。
【0046】〔図2(c)に示す工程〕シリコン酸化膜
12及びシリコン窒化膜13をマスクとしたエッチング
を施し、シリコン基板11に深さ約35μmのトレンチ
14を形成する。例えば、90℃、濃度22wt.%の
TMAH水溶液を用い、エッチングレートが1.4μm
/min程度となるウェットエッチングを25minの
時間行う。
【0047】これにより、トレンチ14が形成されると
共に、ウェットエッチングによる横方向エッチングによ
って、トレンチ14の開口幅がマスクとなるシリコン酸
化膜12の開口幅よりも広くなってひさしができる。
【0048】本実施形態のようにトレンチ14の深さを
約35μmとした場合、第1実施形態と同様にひさし量
Sは0.53μm程度となった。
【0049】〔図2(d)に示す工程〕シリコン窒化膜
13をマスクとした状態で、シリコン酸化膜12をエッ
チングする。これにより、シリコン酸化膜12の開口端
からのみエッチングが行われ、シリコン酸化膜12の開
口幅がトレンチ14の開口幅よりも広くなって、シリコ
ン酸化膜12の開口端がトレンチ14の内壁面よりも後
退する。
【0050】例えば、濃度が1/50となるフッ酸を用
いて170minの時間エッチングを行うと、シリコン
酸化膜12の開口端をトレンチ14の内壁面から0.4
μm後退させることができる。
【0051】〔図2(e)に示す工程〕リン酸によりシ
リコン窒化膜13を除去する。これにより、トレンチ1
4のエッジ部が露出する。
【0052】この後、上述した従来方法と同様に、エピ
タキシャル成長により不純物がドーピングされたエピタ
キシャル膜でトレンチ14内を埋め込む(図8(c)参
照)。
【0053】このとき、本実施形態では、シリコン酸化
膜12の開口端をトレンチ14の内壁面よりも後退さ
せ、トレンチ14のエッジ部を露出させているため、ト
レンチ14の入口付近においても単結晶シリコンが形成
されるようにできる。
【0054】これにより、第1実施形態と同様に、トレ
ンチ14の入口付近におけるエピタキシャル膜の結晶性
を向上することができると共に、トレンチ14内に
「す」と呼ばれる空洞状の埋め込み不良が発生すること
を抑制できる。
【0055】なお、この後、シリコン酸化膜12をスト
ッパーとした平坦化研磨を行い、エピタキシャル膜を平
坦化する(図8(d)参照)ことによって、トレンチ1
4内を拡散層で埋め込んだ半導体装置が形成される。
【0056】(第3実施形態)図3に、本発明の第3実
施形態を適用した半導体装置の製造工程を示す。以下、
図3に基づいて本実施形態における半導体装置の製造方
法を説明する。
【0057】〔図3(a)に示す工程〕まず、面方位が
(110)方向を成すシリコン基板21を用意する。続
いて、パット酸化によってシリコン基板21上に約42
5Å程度の膜厚のシリコン酸化膜を形成したのち、さら
に、約8000Å程度の厚さのシリコン酸化膜をデポジ
ションすることで第1マスク材としてのシリコン酸化膜
22を形成する。
【0058】続いて、シリコン酸化膜22上に、保護膜
としてのシリコン窒化膜23を厚さ約1500Å程度で
デポジションする。さらにシリコン窒化膜23上に、第
2マスク材としてのシリコン酸化膜24を厚さ1000
0Å程度でデポジションしたのち、N2雰囲気でのアニ
ール処理を行う。
【0059】〔図3(b)に示す工程〕ドライエッチン
グによってシリコン窒化膜23及びシリコン酸化膜24
をパターニングし、トレンチ形成予定領域上においてシ
リコン酸化膜24を開口させると共に、シリコン窒化膜
23を途中までエッチングする。
【0060】〔図3(c)に示す工程〕シリコン酸化膜
24をエッチングし、シリコン酸化膜24の開口幅を広
げる。例えば、濃度が1/50となるフッ酸を用いて1
80minの時間エッチングする。
【0061】これにより、シリコン窒化膜23の露出面
積が広がり、シリコン窒化膜23エッチングされた領域
とシリコン酸化膜24の開口部とによる段差が形成され
る。
【0062】〔図3(d)に示す工程〕ドライエッチン
グを施し、シリコン酸化膜24、シリコン窒化膜23及
びシリコン酸化膜22をエッチングする。
【0063】このとき、図3(c)に示す工程におい
て、シリコン酸化膜24及びシリコン窒化膜23による
段差が形成されるようにしているため、シリコン酸化膜
22はトレンチ形成予定領域上において開口し、シリコ
ン窒化膜23はシリコン酸化膜22よりも幅広に開口す
る。
【0064】〔図3(e)に示す工程〕シリコン酸化膜
22及びシリコン窒化膜23をマスクとしたエッチング
を施し、シリコン基板21に深さ約35μmのトレンチ
25を形成する。例えば、90℃、濃度22wt.%の
TMAH水溶液を用い、エッチングレートが1.4μm
/min程度となるウェットエッチングを25minの
時間行う。
【0065】これにより、トレンチ25が形成されると
共に、ウェットエッチングによる横方向エッチングによ
って、トレンチ25の開口幅がマスクとなるシリコン酸
化膜22の開口幅よりも広くなってひさしができる。
【0066】本実施形態のようにトレンチ25の深さを
約35μmとした場合、第1実施形態と同様にひさし量
Sは0.53μm程度となった。
【0067】〔図3(f)に示す工程〕シリコン窒化膜
23をマスクとした状態で、シリコン酸化膜22をエッ
チングする。これにより、シリコン酸化膜22がシリコ
ン窒化膜23の開口端近傍まで後退し、シリコン酸化膜
22の開口幅がトレンチ25の開口幅よりも広くなる。
【0068】例えば、濃度が1/50となるフッ酸を用
いて180minの時間エッチングを行うと、シリコン
酸化膜22の開口端をトレンチ25の内壁面から0.3
7μm後退させることができる。
【0069】この後、上述した従来方法と同様に、エピ
タキシャル成長により不純物がドーピングされたエピタ
キシャル膜でトレンチ25内を埋め込む(図8(c)参
照)。
【0070】このとき、本実施形態では、シリコン酸化
膜22の開口端をトレンチ25の内壁面よりも後退さ
せ、トレンチ25のエッジ部を露出させているため、ト
レンチ25の入口付近においても単結晶シリコンが形成
されるようにできる。
【0071】これにより、第1実施形態と同様に、トレ
ンチ25の入口付近におけるエピタキシャル膜の結晶性
を向上することができると共に、トレンチ25内に
「す」と呼ばれる空洞状の埋め込み不良が発生すること
を抑制できる。
【0072】また、第2実施形態では、図2(e)に示
す工程のようにリン酸によってシリコン窒化膜13を除
去する必要があるためシリコン基板11の表面がリン酸
に曝されることになるが、本実施形態ではそのような必
要ないため、シリコン基板21の表面がリン酸に曝され
ることはない。
【0073】なお、この後、シリコン酸化膜22及びシ
リコン窒化膜23をストッパーとした平坦化研磨を行
い、エピタキシャル膜を平坦化する(図8(d)参照)
ことによって、トレンチ25内を拡散層で埋め込んだ半
導体装置が形成される。
【0074】このとき、シリコン窒化膜23をストッパ
ーとして用いることができるため、平坦化研磨時におけ
るストッパー機能を向上させることも可能となる。
【0075】(第4実施形態)図4に、本発明の第4実
施形態を適用した半導体装置の製造工程を示す。以下、
図4に基づいて本実施形態における半導体装置の製造方
法を説明する。
【0076】〔図4(a)に示す工程〕まず、面方位が
(110)方向を成すシリコン基板31を用意する。続
いて、パット酸化によってシリコン基板31上に約42
5Å程度の膜厚のシリコン酸化膜を形成したのち、さら
に、約8000Å程度の厚さのシリコン酸化膜をデポジ
ションすることで第1マスク材としてのシリコン酸化膜
32を形成する。
【0077】続いて、シリコン酸化膜32上に、保護膜
としてのポリシリコン膜33を厚さ約1500Å程度で
デポジションする。さらにポリシリコン膜33上に、第
2マスク材としてのシリコン酸化膜34を厚さ3000
Å程度でデポジションしたのち、N2雰囲気でのアニー
ル処理を行う。
【0078】〔図4(b)に示す工程〕ドライエッチン
グによってシリコン酸化膜32、ポリシリコン膜33及
びシリコン酸化膜34をパターニングし、トレンチ形成
予定領域上において各膜32〜34を開口させる。
【0079】〔図4(c)に示す工程〕シリコン酸化膜
32、ポリシリコン膜33及びシリコン酸化膜34をマ
スクとしたエッチングを施し、シリコン基板31に深さ
約35μmのトレンチ35を形成する。例えば、90
℃、濃度22wt.%のTMAH水溶液を用い、エッチ
ングレートが1.4μm/min程度となるウェットエ
ッチングを25minの時間行う。
【0080】これにより、トレンチ35が形成されると
共に、ウェットエッチングによる横方向エッチングによ
って、トレンチ35の開口幅がマスクとなるシリコン酸
化膜32の開口幅よりも広くなってひさしができる。
【0081】本実施形態のようにトレンチ35の深さを
約35μmとした場合、第1実施形態と同様にひさし量
Sは0.53μm程度となった。
【0082】さらに、シリコン酸化膜32とシリコン酸
化膜34との間に挟まれたポリシリコン膜33も開口端
からエッチングされ、ポリシリコン膜33の開口幅がト
レンチ35の開口幅より広がる。
【0083】〔図4(d)に示す工程〕ポリシリコン膜
33をマスクとした状態で、シリコン酸化膜34及びシ
リコン酸化膜32をエッチングする。これにより、シリ
コン酸化膜34が除去されると共に、シリコン酸化膜3
2がポリシリコン膜33の開口端近傍まで後退し、シリ
コン酸化膜32の開口幅がトレンチ35の開口幅よりも
広くなる。
【0084】例えば、濃度が1/50となるフッ酸を用
いて180minの時間エッチングを行うと、シリコン
酸化膜32の開口端をトレンチ25の内壁面から0.4
μm後退させることができる。
【0085】この後、上述した従来方法と同様に、エピ
タキシャル成長により不純物がドーピングされたエピタ
キシャル膜でトレンチ25内を埋め込む(図8(c)参
照)。
【0086】このとき、本実施形態では、シリコン酸化
膜32の開口端をトレンチ35の内壁面よりも後退さ
せ、トレンチ35のエッジ部を露出させているため、ト
レンチ35の入口付近においても単結晶シリコンが形成
されるようにできる。
【0087】これにより、第1実施形態と同様に、トレ
ンチ35の入口付近におけるエピタキシャル膜の結晶性
を向上することができると共に、トレンチ35内に
「す」と呼ばれる空洞状の埋め込み不良が発生すること
を抑制できる。
【0088】また、本実施形態においてもポリシリコン
膜33を除去する必要がないため、シリコン基板21の
表面がリン酸に曝されることはない。
【0089】なお、この後、シリコン酸化膜32をスト
ッパーとした平坦化研磨を行い、エピタキシャル膜を平
坦化する(図8(d)参照)ことによって、トレンチ3
5内を拡散層で埋め込んだ半導体装置が形成される。
【0090】(第5実施形態)図5に、本発明の第5実
施形態を適用した半導体装置の製造工程を示す。以下、
図5に基づいて本実施形態における半導体装置の製造方
法を説明する。
【0091】〔図5(a)に示す工程〕まず、面方位が
(110)方向を成すシリコン基板41を用意する。続
いて、パット酸化によってシリコン基板41上に約42
5Å程度の膜厚のシリコン酸化膜を形成したのち、さら
に、約8000Å程度の厚さのシリコン酸化膜をデポジ
ションすることで第1マスク材としてのシリコン酸化膜
42を形成する。
【0092】続いて、シリコン酸化膜42上に、保護膜
としてのポリシリコン43を厚さ約1500Å程度でデ
ポジションする。さらにポリシリコン膜43を熱酸化し
たり、若しくはポリシリコン膜43上にデポジションす
ることによって第2マスク材としてのシリコン酸化膜4
4を厚さ約3000Å程度形成したのち、N2雰囲気で
のアニール処理を行う。
【0093】〔図5(b)に示す工程〕ドライエッチン
グによってシリコン酸化膜42、ポリシリコン膜43及
びシリコン酸化膜44をパターニングし、トレンチ形成
予定領域上においてポリシリコン膜43及びシリコン酸
化膜44を開口させると共に、シリコン酸化膜42を途
中まで除去する。
【0094】〔図5(c)に示す工程〕熱処理を施し、
ポリシリコン膜43の開口端を熱酸化させる。これによ
り、ポリシリコン膜43の端部の幅が広がる。
【0095】〔図5(d)に示す工程〕ドライエッチン
グにより、シリコン基板41が露出するまでシリコン酸
化膜42をエッチングし、トレンチ形成予定領域上にお
いてシリコン酸化膜42を開口させる。
【0096】〔図5(e)に示す工程〕シリコン酸化膜
42、ポリシリコン膜43及びシリコン酸化膜44をマ
スクとしたエッチングを施し、シリコン基板41に深さ
約35μmのトレンチ45を形成する。例えば、90
℃、濃度22wt.%のTMAH水溶液を用い、エッチ
ングレートが1.4μm/min程度となるウェットエ
ッチングを25minの時間行う。
【0097】これにより、トレンチ45が形成されると
共に、ウェットエッチングによる横方向エッチングによ
って、トレンチ45の開口幅がマスクとなるシリコン酸
化膜42の開口幅よりも広くなってひさしができる。
【0098】本実施形態のようにトレンチ45の深さを
約35μmとした場合、第1実施形態と同様にひさし量
Sは0.53μm程度となった。
【0099】〔図5(f)に示す工程〕シリコン酸化膜
44及びシリコン酸化膜42をエッチングする。これに
より、シリコン酸化膜44が除去されると共に、シリコ
ン酸化膜42がポリシリコン膜43の開口端近傍まで後
退し、シリコン酸化膜42の開口幅がトレンチ45の開
口幅よりも広くなる。
【0100】例えば、濃度が1/50となるフッ酸を用
いて180minの時間エッチングを行うと、シリコン
酸化膜42の開口端をトレンチ25の内壁面から0.4
μm後退させることができる。
【0101】この後、上述した従来方法と同様に、エピ
タキシャル成長により不純物がドーピングされたエピタ
キシャル膜でトレンチ25内を埋め込む(図8(c)参
照)。
【0102】このとき、本実施形態では、シリコン酸化
膜42の開口端をトレンチ45の内壁面よりも後退さ
せ、トレンチ45のエッジ部を露出させているため、ト
レンチ45の入口付近においても単結晶シリコンが形成
されるようにできる。
【0103】これにより、第1実施形態と同様に、トレ
ンチ45の入口付近におけるエピタキシャル膜の結晶性
を向上することができると共に、トレンチ45内に
「す」と呼ばれる空洞状の埋め込み不良が発生すること
を抑制できる。
【0104】また、ポリシリコン膜43のうち熱酸化さ
れた領域のみが図5(f)に示す工程で除去されること
になるため、熱酸化に応じてポリシリコン膜43の後退
量を制御することが可能である。
【0105】なお、この後、シリコン酸化膜42をスト
ッパーとした平坦化研磨を行い、エピタキシャル膜を平
坦化する(図8(d)参照)ことによって、トレンチ4
5内を拡散層で埋め込んだ半導体装置が形成される。
【0106】(第6実施形態)図6に、本発明の第6実
施形態を適用した半導体装置の製造工程を示す。以下、
図6に基づいて本実施形態における半導体装置の製造方
法を説明する。
【0107】〔図6(a)に示す工程〕まず、面方位が
(110)方向を成す2枚のシリコン基板51、52を
用意し、埋め込みシリコン酸化膜53を介して2枚のシ
リコン基板51、52を貼り合わせ、SOI基板を構成
する。このSOI基板のうちの埋め込みシリコン酸化膜
53が第1マスク材に相当し、シリコン基板52が保護
膜に相当する。
【0108】そして、一方のシリコン基板52を研磨等
によって薄肉化させ、SOI層を構成する。以下、シリ
コン基板52をSOI層という。
【0109】なお、SOI層52を構成するシリコン基
板も面方位が(110)方向となるようにしているが、
このようなシリコン基板は、後述するトレンチエッチン
グ時に用いる水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液に
よって制御性良くエッチングされるため、SOI層52
の後退量を制御性良く調整することが可能となる。
【0110】〔図6(b)に示す工程〕続いて、SOI
層52の表面を熱酸化する。これにより、第2マスク材
としてのシリコン酸化膜54と埋め込みシリコン酸化膜
53によってSOI層52が挟まれた状態になる。
【0111】〔図6(c)に示す工程〕シリコン酸化膜
54、SOI層52及び埋め込みシリコン酸化膜53を
パターニングし、トレンチ形成予定領域上において各膜
52〜54を開口させる。
【0112】〔図6(d)に示す工程〕シリコン酸化膜
54、SOI層52及び埋め込みシリコン酸化膜53を
マスクとしたエッチングを施し、シリコン基板51に深
さ約35μmのトレンチ55を形成する。例えば、90
℃、濃度22wt.%のTMAH水溶液を用い、エッチ
ングレートが1.4μm/min程度となるウェットエ
ッチングを25minの時間行う。
【0113】これにより、トレンチ55が形成されると
共に、ウェットエッチングによる横方向エッチングによ
って、トレンチ55の開口幅がマスクとなる埋め込みシ
リコン酸化膜53の開口幅よりも広くなってひさしがで
きる。
【0114】本実施形態のようにトレンチ55の深さを
約35μmとした場合、第1実施形態と同様にひさし量
Sは0.53μm程度となった。
【0115】さらに、埋め込みシリコン酸化膜53とシ
リコン酸化膜54との間に挟まれたSOI層52も開口
端からエッチングされる。
【0116】〔図6(e)に示す工程〕シリコン酸化膜
54及び埋め込みシリコン酸化膜53をエッチングす
る。これにより、シリコン酸化膜54が除去されると共
に、埋め込みシリコン酸化膜53が開口端からエッチン
グされ、埋め込みシリコン酸化膜53の開口幅がトレン
チ55の開口幅よりも広くなる。
【0117】例えば、濃度が1/50となるフッ酸を用
いて180minの時間エッチングを行うと、埋め込み
シリコン酸化膜53の開口端をトレンチ55の内壁面か
ら0.4μm後退させることができる。
【0118】この後、上述した従来方法と同様に、エピ
タキシャル成長により不純物がドーピングされたエピタ
キシャル膜でトレンチ55内を埋め込む(図8(c)参
照)。
【0119】このとき、本実施形態では、埋め込みシリ
コン酸化膜53の開口端をトレンチ55の内壁面よりも
後退させ、トレンチ55のエッジ部を露出させているた
め、トレンチ55の入口付近においても単結晶シリコン
が形成されるようにできる。
【0120】これにより、第1実施形態と同様に、トレ
ンチ55の入口付近におけるエピタキシャル膜の結晶性
を向上することができると共に、トレンチ55内に
「す」と呼ばれる空洞状の埋め込み不良が発生すること
を抑制できる。
【0121】なお、この後、埋め込みシリコン酸化膜5
3をストッパーとした平坦化研磨を行い、エピタキシャ
ル膜を平坦化する(図8(d)参照)ことによって、ト
レンチ55内を拡散層で埋め込んだ半導体装置が形成さ
れる。
【0122】(他の実施形態)上記各実施形態では、ト
レンチの深さが35μmとなる場合を例に挙げて説明し
たが、トレンチ深さはシリコン基板上に作成するデバイ
スに応じて設定すればよく、どのような深さであっても
本実施形態を適用することが可能である。
【0123】例えば、第1実施形態の場合には、トレン
チ深さとひさし量の関係が図7のように表される。この
図に示されるように、トレンチの深さが深くなるほどひ
さし量が大きくなるが、ひさし量を考慮してマスクとな
るシリコン酸化膜の後退量を適宜設定すればよい。
【0124】また、上記各実施形態では、シリコン酸化
膜2、12、22、32、42、52が残された状態で
エピタキシャル膜を成長させるようにしているが、シリ
コン酸化膜2等を完全に除去するようにしてもよい。
【0125】但し、この場合には、エピタキシャル膜を
平坦化する際のストッパーがなくなるため、平坦化工程
の研磨時間等を適宜調整することによってエピタキシャ
ル膜の膜厚等を制御する必要がある。
【0126】なお、トレンチを複数配置する場合には、
複数配置されるトレンチの間の間隔に基づいて、シリコ
ン酸化膜の開口端がトレンチの内壁面よりも後退する量
を設定し、トレンチの間においてはシリコン酸化膜がす
べてエッチングされるようにし、トレンチが形成されな
い領域にシリコン酸化膜が残るようにしてもよい。
【0127】また、第3実施形態では、シリコン窒化膜
23上にシリコン酸化膜24を配置し、シリコン窒化膜
23を途中までエッチングすることで段差を形成してい
るが、シリコン酸化膜24に代えて、開口幅の異なるマ
スクを2枚用いることによって段差を形成することも可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における半導体装置の製
造工程を示す図である。
【図2】本発明の第2実施形態における半導体装置の製
造工程を示す図である。
【図3】本発明の第3実施形態における半導体装置の製
造工程を示す図である。
【図4】本発明の第4実施形態における半導体装置の製
造工程を示す図である。
【図5】本発明の第5実施形態における半導体装置の製
造工程を示す図である。
【図6】本発明の第6実施形態における半導体装置の製
造工程を示す図である。
【図7】トレンチ深さとひさし量の関係を示す図表であ
る。
【図8】従来における半導体装置の製造工程を示す図で
ある。
【図9】(a)は、図8(b)に示したトレンチ形成後
の様子の部分拡大図を示し、(b)は、図8(c)に示
すエピタキシャル膜形成時の様子を示す図である。
【符号の説明】
1…シリコン基板、2…シリコン酸化膜、3…トレン
チ、11…シリコン基板、12…シリコン酸化膜、13
…シリコン窒化膜、14…トレンチ。
フロントページの続き (72)発明者 榊原 利夫 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5F004 AA04 DB02 DB03 DB07 EA06 EA07 5F043 AA02 BB02 BB03 BB22 BB23 FF01 5F045 AB02 AB03 AB32 AB33 AF03 AF13 BB12 CB06 GH09 HA13 HA14 HA16 5F052 DA01 FA21 GC03 JB10 KA05

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板(1)を用意する工程と、 前記半導体基板の表面上にマスク材(2)を配置する工
    程と、 前記マスク材の所定領域に開口部を形成したのち、前記
    開口部を通じて前記半導体基板をエッチングし、前記半
    導体基板にトレンチ(3)を形成する工程と、 前記トレンチを形成したのち、前記マスク材に形成され
    た開口部の開口幅が前記トレンチの開口幅よりも広が
    り、前記マスク材の開口端が前記トレンチの内壁面より
    も後退するように前記マスク材をエッチングする工程
    と、 前記トレンチ内を含み、前記半導体基板の上にエピタキ
    シャル膜を成長させる工程と、 前記エピタキシャル膜の表面を平坦化する工程とを有す
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記エピタキシャル膜を成長させる工程
    では、前記マスク材上を含んで前記エピタキシャル膜を
    成長させ、 前記平坦化工程では、前記マスク材をストッパーとした
    平坦化を行うことを特徴とする請求項1に記載の半導体
    装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記マスク材をエッチングする工程で
    は、複数配置される前記トレンチの間の間隔に基づい
    て、前記マスク材の開口端が前記トレンチの内壁面より
    も後退する量を設定し、複数配置される前記トレンチの
    間においては前記マスク材料がすべてエッチングされる
    ようにすることを特徴とする請求項1又は2に記載の半
    導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 半導体基板(11、21、31、41)
    を用意する工程と、 前記半導体基板の表面上に第1マスク材(12、22、
    32、42)を配置する工程と、 前記第1マスク材の上に保護膜(13、23、33、4
    3)を配置する工程と、 前記保護膜の所定領域に開口部を形成すると共に、前記
    第1マスク材の所定領域に開口部を形成する工程と、 前記保護膜と前記第1マスク材に形成された各開口部を
    通じて前記半導体基板をエッチングし、前記半導体基板
    にトレンチ(14、25、35、45)を形成する工程
    と、 前記トレンチを形成したのち、前記保護膜で覆った状態
    で前記第1マスク材をエッチングし、前記第1マスク材
    に形成された開口部の開口幅を前記トレンチの開口幅よ
    りも広げ、前記第1マスク材の開口端を前記トレンチの
    内壁面よりも後退させる工程と、 前記トレンチ内を含み、前記半導体基板の上にエピタキ
    シャル膜を成長させる工程と、 前記エピタキシャル膜の表面を平坦化する工程とを有す
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記保護膜(13)と前記第1マスク材
    (12)に開口部を形成する工程では、前記保護膜と前
    記第1マスク材に各開口部の開口幅が同等となるように
    し、 前記第1マスク材をエッチングする工程では、前記第1
    マスク材に形成された開口部の開口端から前記第1マス
    ク材がエッチングされるようにすることを特徴とする請
    求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1マスク材(12)をエッチング
    した後に、前記保護膜(13)を除去する工程を有し、
    前記保護膜を除去した後に、前記エピタキシャル膜を成
    長させることを特徴とする請求項4又は5に記載の半導
    体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1マスク材としてシリコン酸化膜
    (12)を用い、前記保護膜としてシリコン窒化膜(1
    3)を用いることを特徴とする請求項4乃至6のいずれ
    か1つに記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記保護膜(23)と前記第1マスク材
    (22)に開口部を形成する工程では、前記第1マスク
    材に形成される開口部よりも前記保護膜に形成される開
    口部の方が開口幅が大きくなり、前記保護膜と前記第1
    マスク材によって段差が構成されるようにすることを特
    徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第1マスク材(22)上に前記保護
    膜(23)を配置したのち、さらに前記保護膜上に第2
    マスク材(24)を配置する工程を有し、 前記保護膜と前記第1マスク材に開口部を形成する工程
    は、 前記第2マスク材及び前記保護膜をエッチングし、前記
    第2マスク材の所定領域に開口部を形成すると共に、前
    記保護膜の途中までエッチングする工程と、 前記第2マスク材をエッチングし、前記保護膜のうちエ
    ッチングされた領域よりも前記第2マスク材に形成され
    た開口部の開口幅が広がるようにする工程と、 前記第2マスク材、前記保護膜及び前記第1マスク材を
    エッチングし、前記第1マスク材に対して開口部を形成
    すると共に、前記保護膜に対して前記第1マスク材の開
    口部よりも大きな開口幅を有する開口部を形成する工程
    とを有することを特徴とする請求項4に記載の半導体装
    置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第1マスク材(32)上に前記保
    護膜としてポリシリコン膜(33)を配置したのち、さ
    らに前記ポリシリコン膜上に第2マスク材(34)を配
    置する工程を有し、 前記保護膜と前記第1マスク材に開口部を形成する工程
    において、前記第2マスク材、前記ポリシリコン膜及び
    前記第1マスク材の所定領域を共にエッチングすること
    で、前記第2マスク材、前記ポリシリコン膜及び前記第
    1マスク材それぞれに開口部を形成し、 前記トレンチ形成工程において、前記トレンチ(35)
    を形成すると共に、前記第1、第2マスク材に挟まれた
    前記ポリシリコン膜を前記開口部の開口端からエッチン
    グすることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の
    製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第1マスク材(42)上に前記保
    護膜としてポリシリコン膜(43)を配置したのち、さ
    らに前記ポリシリコン膜上に第2マスク材(44)を配
    置する工程を有し、 前記ポリシリコン膜と前記第1マスク材に開口部を形成
    する工程は、 前記第2マスク材、前記ポリシリコン膜及び前記第1マ
    スク材の所定領域を共にエッチングし、前記第2マスク
    材と前記ポリシリコン膜それぞれに開口部を形成すると
    共に、前記第1マスク材を途中までエッチングする工程
    と、 熱処理を行い、前記ポリシリコン膜を前記開口部の開口
    端から熱酸化する工程と、 前記第1マスク材を前記シリコン基板が露出するまでエ
    ッチングし、前記第1マスク材に開口部を形成する工程
    とを有していることを特徴とする請求項4に記載の半導
    体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第2マスク材はシリコン酸化膜で
    あり、前記ポリシリコン膜を酸化することによって該シ
    リコン酸化膜を形成することを特徴とする請求項10又
    は11に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 シリコン基板(51)上に埋め込みシ
    リコン酸化膜(53)とシリコンからなるSOI層(5
    2)が順に積層されたSOI基板を用意する工程と、 前記SOI層の上にマスクシリコン酸化膜(54)を配
    置する工程と、 前記マスクシリコン酸化膜、前記SOI層及び前記埋め
    込みシリコン酸化膜を共にエッチングすることにより、
    前記マスクシリコン酸化膜、前記SOI層及び前記埋め
    込みシリコン酸化膜に開口部を形成する工程と、 前記開口部を通じて前記シリコン基板をエッチングし、
    前記シリコン基板にトレンチ(55)を形成すると共
    に、前記SOI層を前記開口部の開口端からエッチング
    する工程と、 前記マスクシリコン酸化膜及び前記埋め込みシリコン酸
    化膜をエッチングし、前記埋め込みシリコン酸化膜の開
    口部の開口端を前記トレンチの内壁面よりも後退させる
    工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  14. 【請求項14】 面方位が(110)方向を有するシリ
    コン基板によって前記SOI層を形成することを特徴と
    する請求項13に記載の半導体装置の製造方法。
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