JP3163678B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、特にイオン注入用マスクの形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体装置の製造方法は、イオン
注入用マスクとしてフォトレジスト膜を使用する場合も
あるが、フォトレジスト膜はイオン注入によるチャージ
アップを生じ、ゲート酸化膜の耐圧劣化を招くという欠
点があった。そのため、アルミニウム膜をイオン注入用
マスクとして使用する方法が採用されるようなった。
【0003】図2(a)〜(d)は従来の半導体装置の
製造方法を説明するための工程順に示した半導体チップ
の斜視図及び部分拡大断面図である。
【0004】まず、図2(a)に示すように、表面にゲ
ート酸化膜(図示せず)を設けた半導体基板1の上に多
結晶シリコン膜を堆積した後パターニングしてゲート電
極2を形成する。
【0005】次に、図2(b)に示すように、ゲート電
極2を含む表面にアルミニウム膜3をスパッタ法により
堆積し、アルミニム膜3の上にフォトレジスト膜5を塗
布してパターニングする。
【0006】ここで、アルミニウム膜3はゲート電極2
の段差部でステップカバレージが悪く図2(c)に示よ
うに、アルミニウム膜3の段差部下部にボイド6を生ず
ることがある。
【0007】次に、図2(d)に示すように、フォトレ
ジスト膜5をマスクとしてアルミニウム膜3をリン酸等
の混酸溶液でウェットエッチングし、アルミニウム膜3
及びゲート電極2をマスクとして不純物をシリコン基板
1にイオン注入しソース・ドレイン領域を形成してMO
Sトランジスタを構成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の半導体
装置の製造方法は、図2(d)に示すように段差部分で
アルミニム膜3に空隙4を発生する場合があった。この
空隙4の発生によりアルミニウム膜がイオン注入を充分
マスクできず、部分的にイオンが透過して不要部分に不
純物が導入され半導体装置のリーク不良の原因となる問
題点があった。
【0009】これは、アルミニウム膜3の段差部分で側
面のアルミニウム膜と底部のアルミニウム膜とが接触し
た場合に生ずるボイド6内にフォトレジスト膜5が侵入
できないため被覆されず、このボイド6内にエッチング
液が浸入してアルミニウム膜3を浸食し空隙4を生ずる
ためである。
【0010】この対策として、アルミニウム膜を薄くし
てエッチング時間を短縮し、空隙4の進行を防ぐ方法が
ある。しかし、この方法ではゲート電極の段差部分でア
ルミニウム膜の厚さが極端に薄くなるため、イオン注入
のマスクとしては適さなくなる欠点がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、半導体基板上に設けたゲート電極を含む表面
にイオン注入マスク用のアルミニウム膜を堆積する工程
と、前記アルミニウム膜の表面を薄く酸化して酸化アル
ミニウム膜を形成し且つ前記アルミニウム膜の段差部に
生じたボイド内に前記酸化アルミニウム膜を充填して前
記ボイドを消失させる工程と、前記酸化アルミニウム膜
及びアルミニム膜を選択的にエッチングしてイオン注入
用マスクを形成する工程とを含んで構成される。
【0012】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0013】図1(a)〜(f)は本発明の一実施例を
説明するための工程順に示した半導体チップの断面図及
び部分拡大断面図である。
【0014】まず、図1(a)に示すように、表面にゲ
ート酸化膜(図示せず)を設けた半導体基板1の上に多
結晶シリコン膜を堆積し、リンなどの不純物をドープし
た後パターニングしてゲート電極2を形成する。次に、
ゲート電極2を含む表面にアルミニウム膜3をスパッタ
法で堆積する。このときのアルミニウム膜3の段差部は
図1(b)のA部拡大図に示すように、アルミニウム膜
3の側面と底面が接触してボイド6を生じている場合が
ある。
【0015】次に、図1(c)に示すように、アルミニ
ウム膜3の表面を40〜80℃の純水に浸すか又は陽極
酸化法により薄く酸化してボイド6内を含む表面に酸化
アルミニウム膜7を形成し、図1(d)に示すように、
ボイド6内に酸化アルミニウム膜7を充填してボイド6
を消失させる。
【0016】次に、図1(e)に示すように、フォトレ
ジスト膜5を塗布しフォトリソグラフィ技術を用いてフ
ォトレジスト膜5をパターニングし、RIEエッチング
法によりフォトレジスト膜5をマスクとして酸化アルミ
ニウム膜7を異方性エッチングした後、さらに、リン酸
等の等方性のウェットエッチを行い、ゲート電極側面に
付着したアルミニウム膜3を除去する。次に、フォトレ
ジスト膜5を除去し、従来例と同様にイオン注入用のマ
スクを形成する。
【0017】このようにフォトレジスト膜5と酸化アル
ミニウム膜7とが密着しているので、ウェットエッチン
グ溶液がフォトレジスト膜5で被覆した部分に入りこみ
空隙が生じることは少ない。さらに、ウェットエッチン
グは、ゲート電極2の側面に残ったアルミニウム膜3を
除去するだけでよいので、エッチング時間は、従来に比
べかなり短かくすることができる。このため、ますます
空隙は生じにくいことになる。また、たとえ段差部分の
フォトレジスト膜5と酸化アルミニウム膜7との密着性
が悪くてウェットエッチング溶液がフォトレジスト膜5
で被膜した部分に入りこんだとしても酸化アルミニウム
膜7のエッチレートはアルミニウム膜に比べはるかに遅
いので空隙の発生まで至らない。このため、アルミニウ
ム膜3に空隙が生じても酸化アルミニウム膜7は残るの
でイオン注入のマスク性は十分確保できる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、イオン注
入用のマスク形成用に設けたアルミニウム膜の表面を薄
く酸化して酸化アルミニウム膜を形成することにより、
段差部に生じたボイドを消失させ、その結果アルミニウ
ム膜のエッチングに際して段差部に生ずる空隙の発生を
防止して、アルミニウム膜の部分的なイオンの突きぬけ
をなくし、イオン注入用マスクとしての性能を向上させ
るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するための工程順に示
した半導体チップの断面図及び部分拡大断面図。
【図2】従来の半導体装置の製造方法を説明するための
工程順に示した半導体チップの斜視図及び部分拡大断面
図。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 ゲート電極 3 アルミニウム膜 4 空隙 5 フォトレジスト膜 6 ボイド 7 酸化アルミニウム膜

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に設けたゲート電極を含む
    表面にイオン注入マスク用のアルミニウム膜を堆積する
    工程と、前記アルミニウム膜の表面を薄く酸化して酸化
    アルミニウム膜を形成し且つ前記アルミニウム膜の段差
    部に生じたボイド内に前記酸化アルミニウム膜を充填し
    て前記ボイドを消失させる工程と、前記酸化アルミニウ
    ム膜及びアルミニム膜を選択的にエッチングしてイオン
    注入用マスクを形成する工程とを含むことを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
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