JP3468920B2 - 半導体装置の素子分離方法 - Google Patents

半導体装置の素子分離方法

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JP3468920B2 JP16830195A JP16830195A JP3468920B2 JP 3468920 B2 JP3468920 B2 JP 3468920B2 JP 16830195 A JP16830195 A JP 16830195A JP 16830195 A JP16830195 A JP 16830195A JP 3468920 B2 JP3468920 B2 JP 3468920B2
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nitride film
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forming
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の素子分離
方法に係り、特に局部的酸化(LOCOS)工程を利用
した半導体装置の素子分離方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、半導体装置の高集積化趨勢により
微細化技術中の一種である素子分離技術の研究開発が活
発に進行されている。素子分離領域の形成はすべての製
造工程段階において初期段階の工程であって、アクティ
ブ領域の大きさおよび後工程段階の工程マージンを左右
するようになる。
【0003】素子分離技術として、従来は局部的酸化
(Local Oxidation of Silicon、以下「LOCOS」と
いう)方法が一般に使用されてきた。図1A〜図1Dを
参照して従来の典型的なLOCOS方法によるフィール
ド酸化膜の形成方法を説明する。図1Aに示すように、
半導体基板10の上にパッド酸化膜12を形成した後、
パッド酸化膜12の上に窒化膜14を形成する。
【0004】次に、図1Bに示すように、窒化膜14の
上にフォトレジストを塗布しパタニングして、フォトレ
ジストパターン16を形成する。次いで、チャネルスト
ップ領域を形成するために、基板10の全面に基板10
の導電型と同一な導電型の不純物をイオン注入する。続
いて、図1Cに示すように、フォトレジストパターン1
6を食刻マスクとして使用して窒化膜14を食刻する。
次いで、フォトレジストパターン16を取り除いた後、
熱酸化工程を進行して基板10の素子分離領域内にフィ
ールド酸化膜18を形成する。この際、フィールド酸化
膜18の下部にはチャネルストップ領域20が形成され
る。
【0005】そして、図1Dに示すように、窒化膜14
およびパッド酸化膜12を取り除いて素子分離領域を完
成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなLOCOS方法によると、酸化防止マスクとして
使用される窒化膜下部のパッド酸化膜の側膜に酸素が浸
透することにより、窒化膜下部のシリコンが酸化される
バーズビーク(bird′s beak) 問題が生じることが知ら
れている。
【0007】特に、素子の高集積化によりアクティブ領
域におけるセルとセルとの間隔が小さくなり、前記のよ
うな従来のLOCOS技術では窒化膜下部の両方向で形
成されたバーズビークが相互に接して発生するバーズビ
ーク突抜け現象が生じる。このバーズビーク突抜け現象
は、特に三方向でバーズビークが浸透するセルの端部で
発生しやすい。
【0008】図2〜図3Cを参照してバーズビーク突抜
け現象を説明する。以下の図面において、図1A〜図1
Dと同一な参照符号は同一な物質を示す。図2は従来の
セルの配列形態の一例を示した平面図であって、参照符
号22はセルであり、24はフィールド酸化膜が形成さ
れる非活性領域である。図3A〜図3Cは、それぞれ図
2のA−A′線、B−B′線およびC−C′線断面図で
ある。
【0009】図2に示すようにセルがオーバラップされ
るセルの端部Pでは、図3Aおよび図3Cに示すように
バーズビーク突抜け現象によりバーズビークが相互に接
して窒化膜14下部のパッド酸化膜が厚くなる。一方、
図3Bに示すように、セルの中間部分ではバーズビーク
現象が深刻でなく良好である。このようにバーズビーク
突抜け現象が発生する場合、活性領域の限定は殆ど不可
能である。しかも、活性領域を形成するためにはバーズ
ビーク突抜け現象により厚くなった酸化膜を取り除くべ
きであり、このためには過多なエッチバックを行わなけ
ればならない。この際、図9Aに示すように、前記厚く
なった酸化膜以外のフィールド酸化膜まで過多に取り除
かれて素子の特性を劣化させたり、実際の素子分離を不
可能にするという問題があった。
【0010】本発明の目的は、バーズビーク突抜け現象
を用いて素子分離およびセル限定を良好に実行する半導
体装置の素子分離方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、半導体基板上にパッド酸化膜および窒
化膜を形成する段階と、素子分離領域上の前記窒化膜を
取り除く段階と、前記パッド酸化膜の一部を食刻して前
記窒化膜の下部にアンダーカットを形成する段階と、露
出された前記基板上に第1酸化膜を形成する段階と、前
記窒化膜の側壁に多結晶シリコンスペーサを形成する段
階と、前記多結晶シリコンスペーサを形成する段階で得
られた結果物を選択的に酸化させる選択的酸化工程によ
り活性領域上に形成された前記窒化膜の下部酸化膜にボ
イド(void)を形成する段階とを具備することを特徴とす
る半導体装置の素子分離方法を提供する。
【0012】ここで、前記選択的酸化工程は950℃以
上の高温で行い、活性領域上に形成された前記窒化膜の
下部酸化膜にボイドを形成することが望ましい。本発明
の望ましい実施例によれば、前記アンダーカットに多結
晶シリコンが充填されるように前記多結晶シリコンスペ
ーサを形成し、前記第1酸化膜は30〜160Åの厚さ
に形成する。
【0013】一方、必要により前記多結晶シリコンスペ
ーサは多結晶シリコン層をオーバエッチングして前記窒
化膜より低く形成することができる。前記の目的を達成
するために、本発明はまた、半導体基板上にパッド酸化
膜および窒化膜を形成する段階と、素子分離領域上の前
記窒化膜を取り除く段階と、前記パッド酸化膜の一部を
食刻して前記窒化膜の下部にアンダーカットを形成する
段階と、前記窒化膜を食刻マスクとして使用して前記基
板を食刻する段階と、露出された前記基板上に第1酸化
膜を形成する段階と、前記窒化膜および前記窒化膜下部
の食刻された基板の側壁に多結晶シリコンスペーサを形
成する段階と、前記多結晶シリコンスペーサを形成する
段階で得られた結果物を選択的に酸化させて活性領域上
に形成された前記窒化膜の下部酸化膜にボイドを形成す
る段階とを具備することを特徴とする半導体装置の素子
分離方法を提供する。
【0014】望ましい実施例によれば、前記基板の20
0〜1000Åの厚さを食刻し、前記選択的酸化工程は
950℃以上の高温で行う。また、前記アンダーカット
に多結晶シリコンが充填されるように前記多結晶シリコ
ンスペーサを形成し、前記第1酸化膜は30〜160Å
の厚さに形成する。一方、必要により前記多結晶シリコ
ンスペーサは多結晶シリコン層をオーバエッチングして
前記窒化膜より低く形成することができる。
【0015】
【作用】バーズビーク突抜け現象により厚くなった酸化
膜内に意図的にボイドを形成することにより、従来のL
OCOS方法の典型的な問題を解決すると共に安定的な
素子分離およびセル限定が実現できる。
【0016】
【実施例】以下、添付した図面に基づき本発明による素
子分離方法の実施例を詳細に説明する。図4は本発明の
一実施例により製造された素子のセルを概略的に示した
平面図であって、参照符号22はセルを、24はフィー
ルド酸化膜が形成される素子分離領域を、Pはセルがオ
ーバラップされる部分をそれぞれ示す。
【0017】図4を参照すれば、オーバラップされるセ
ル22の両端にボイドVが形成されている。図5A〜図
5Cは、それぞれ図4のA−A′線、B−B′線および
C−C′線断面図である。図5A〜図5Cにおいて、符
号50は半導体基板を、54は窒化膜を、60はフィー
ルド酸化膜を、Vはボイドを、bは酸化膜の突起を示
す。
【0018】三方向からバーズビークが浸透するセルの
端部では、A−A′線断面およびC−C′線断面を示し
た図5Aおよび図5Cに示すようにバーズビーク突抜け
現象によりバーズビークが相互に接しており、窒化膜5
4下部の厚くなったパッド酸化膜の内部にボイドVが形
成されている。一方、二方向からバーズビークが浸透す
るセルのB−B′線断面では、図5Bに示すようにバー
ズビーク突抜け現象が発生しなくて良好である。
【0019】従来は、バーズビーク突抜け現象により厚
くなった窒化膜下部の酸化膜を取り除くために過度なエ
ッチバックを施していたため、B−B′線で示されるバ
ーズビーク突抜け現象が発生しない領域においてこの過
多なエッチバックにより窒化膜下部の酸化膜が極めて薄
くなって素子の特性を劣化させるという問題があった。
本発明の一実施例によれば、突抜け現象が発生する窒化
膜54下部の酸化膜内にボイドが形成されるため、窒化
膜54下部の実際の酸化膜の厚さが薄く形成されるので
過多なエッチバック工程を要しない。したがって、従来
の素子特性の劣化や素子分離特性の減少などを防止する
ことができる。
【0020】図6A〜図7Gは、本発明による素子分離
方法の第1実施例を順に示した工程順序図である。図6
A〜図7Gは、図4のA−A′線断面を示したものであ
る。図6Aは、半導体基板50上にパッド酸化膜52お
よび窒化膜54を形成する段階を示す。半導体基板50
の上に熱酸化方法で約300Å程度のパッド酸化膜52
を成長させた後、続けてパッド酸化膜52の上に例えば
LPCVD(Low Pressure Chemical Vapor Depositio
n) 方法で窒化膜54を1500〜2500Åの厚さで
積層する。
【0021】図6Bは、窒化膜54をパタニングする段
階を示す。窒化膜54が形成された結果物上にフォトレ
ジストを塗布した後、活性領域と素子分離領域を限定す
るためのマスクパターンを適用してフォトレジストパタ
ーン(図示せず)を形成する。続けて、前記フォトレジ
ストパターンを食刻マスクとして使用して窒化膜54を
食刻することにより、素子分離領域上の窒化膜54を取
り除いて活性領域を限定する。
【0022】図6Cは、窒化膜54の下部にアンダーカ
ットCを形成する段階を示す。パッド酸化膜52の一部
を食刻して窒化膜54の下部にアンダーカットCを形成
する。この際、食刻工程は湿式食刻工程を利用すること
が望ましい。図6Dは、第1酸化膜56を形成する段階
を示す。アンダーカットCが形成された結果物上に、パ
ッド酸化膜52より薄く、例えば30〜160Åの厚さ
に第1酸化膜56を形成する。
【0023】ここで、第1酸化膜56は、以後のフィー
ルド酸化膜の形成のための熱酸化工程時シリコン基板5
0に加えられるストレスによりシリコン基板50の内部
に発生される欠陥を防止するために形成する。かつ、第
1酸化膜56は非活性領域の全面にかけて均一な厚さに
形成され、第1酸化膜56の厚さを自由に調節すること
によりバーズビークの大きさが容易に調節できる。これ
は、一般にバーズビークがパッド酸化膜52の厚さに依
存して形成されるからである。しかしながら、窒化膜5
4下部のパッド酸化膜52がある程度以下、例えば窒化
膜54の厚さの1/3以下に薄くなると、シリコン基板
50に転位(dislocation)を誘発して素子の電気的特性
に悪影響を及ぼすので、パッド酸化膜52の厚さには根
本的な下限が存在する。したがって、窒化膜54の下部
にアンダーカットを形成し、パッド酸化膜52より薄く
均一な厚さを有する第1酸化膜56を形成することによ
り、バーズビークの大きさが容易に調節できる。
【0024】図7Eは、多結晶シリコンスペーサ58を
形成する工程を示す。第1酸化膜56が形成された結果
物の全面に、例えば多結晶シリコンを蒸着した後、異方
性食刻して窒化膜54の側壁に多結晶シリコンスペーサ
58を形成する。この際、多結晶シリコンスペーサ58
は窒化膜54の下部のアンダーカットCを埋め立てるよ
うに形成する。
【0025】一方、必要に応じて多結晶シリコン層を蒸
着してその厚さほど食刻した後20〜30%のオーバエ
ッチングを施すことにより、多結晶シリコンスペーサ5
8を窒化膜54より低く形成することができる。これに
より、以後の酸化工程で形成される多結晶シリコンの突
起により発生される問題点を防止しうる。この多結晶シ
リコンの突起は図7Fにおいて符号bで示され、この突
起bが食刻されずに残ると後続する工程の進行が不可能
になり、またこの突起bを取り除くために過多な食刻を
行うとフィールド酸化膜が薄くなって素子の電気的特性
が劣化するなどの問題が発生するが、多結晶シリコンス
ペーサ58を窒化膜54より低く形成することによりこ
れらの問題の発生を防止することができる。
【0026】図7Fは、熱酸化工程を進行する段階を示
す。多結晶シリコンスペーサ58が形成された結果物に
対して酸化工程を進行することにより、素子分離領域に
フィールド酸化膜60を形成する。この際、窒化膜54
の下部のパッド酸化膜52内にはボイドVが形成され
る。図9Aおよび図9Bは、この状態を示すSEM写真
である。
【0027】ここで、窒化膜54の側壁に形成されたス
ペーサが酸化されて酸化膜の突起b(bump) を形成す
る。特に、酸化工程の初期に窒化膜54の側壁および窒
化膜54の下部アンダーカット内に形成された多結晶シ
リコンが酸化によって嵩膨張し、この嵩膨張により窒化
膜54は上側への力を受けることになる。このような窒
化膜を持ち上げようとする力は酸化の進行につれて大き
くなる。一方、高温、例えば950〜1150℃の温度
で前記酸化工程を進行すれば、酸素の拡散速度が速くな
るため窒化膜54下部でバーズビーク現象が発生するよ
うになり、酸化がさらに進行するにつれて窒化膜54の
下部で両方向のバーズビークが相互に接するバーズビー
ク突抜け現象が発生する。
【0028】このとき、従来の一般的なLOCOS方法
ではパッド酸化膜のみを通じて酸素が供給されて窒化膜
とシリコン基板との間に酸化膜が形成されるが、本発明
の第1実施例によると多結晶シリコンスペーサ58の下
に形成された第1酸化膜56が酸素の供給経路となり、
この第1酸化膜56は極めて薄く形成されるので窒化膜
54と基板50との間には酸素が供給されない。したが
って、酸素が進行されるにつれ窒化膜54は上側へ多く
の力を受けるようになり、シリコン基板50とパッド酸
化膜52との結合力が窒化膜54を持ち上げようとする
力より弱くなるとパッド酸化膜52とシリコン基板50
との結合が離隔されるようになる。従来の方法によると
パッド酸化膜とシリコン基板との結合が離隔される前に
酸素が供給されてパッド酸化膜の下の酸化膜が形成され
嵩膨張を通じてこれを充填するが、本発明の第1実施例
によると酸素が十分に供給されないのでパッド酸化膜5
2とシリコン基板50との結合の離れた部分が充填でき
なくなる。このため、酸化工程を続行すれば、パッド酸
化膜52とシリコン基板50とが離隔された部分にボイ
ドVが形成される。このボイドVは酸化を進行するほど
大きくなる。
【0029】図7Gはフィールド酸化膜60を形成する
段階を示す。窒化膜54を取り除き窒化膜54下部のボ
イドが形成された酸化膜をエッチバックしてフィールド
酸化膜60を形成することによりセルを限定する。図9
Bは、この状態を示すSEM写真である。本発明の第1
実施例によると、パッド酸化膜内に意図的にボイドを形
成することにより従来LOCOS方法の典型的な問題を
解決しうる。
【0030】図8A〜図8Eは本発明による素子分離方
法の第2実施例を順に示した工程順序図であって、図6
A〜7Gと同一な参照符号は同一な要素を示す。この第
2実施例は、図6Cに示すアンダーカットCを形成する
段階の後に半導体基板50を一定深さ食刻することを除
いては、第1実施例と同様に進行する。図8Aは、半導
体基板50を食刻する段階を示す。窒化膜54を食刻マ
スクとして使用して基板50を一定な厚さ、例えば20
0〜1000Å食刻する。
【0031】図8Bは、第1酸化膜56を形成する段階
を示す。基板50を食刻して得られた結果物上に、第1
実施例と同様に、パッド酸化膜52より薄い第1酸化膜
56を例えば30〜160Åの厚さに形成する。図8C
は、多結晶シリコンスペーサ58を形成する段階を示
す。第1酸化膜56が形成された結果物の全面に例えば
多結晶シリコンを蒸着した後異方性食刻することによ
り、窒化膜54および窒化膜下部の食刻された基板50
の側壁に多結晶シリコンスペーサ58を形成する。この
際、多結晶シリコンスペーサ58は窒化膜54の下部の
アンダーカットCを埋め立てるように形成する。
【0032】一方、必要に応じて多結晶シリコン層を2
0〜30%オーバエッチングすることにより、窒化膜5
4より低く多結晶シリコンスペーサ58を形成しうる。
図8Dは、熱酸化工程を進行する段階を示す。多結晶シ
リコンスペーサ58が形成された前記結果物に対して酸
化工程を進行して素子分離領域にフィールド酸化膜60
を形成する。この際、窒化膜54の下部のパッド酸化膜
内には、第1実施例と同様にボイドVが形成される。
【0033】図8Eはフィールド酸化膜60を形成する
段階を示す。窒化膜54を取り除いて窒化膜54下部の
ボイドが形成された酸化膜をエッチバックしてフィール
ド酸化膜60を形成することによりセルを限定する。本
発明の第2実施例によると、意図的にボイドを形成する
ことにより従来のLOCOS方法の典型的な問題を解決
することができる。さらに、素子分離領域のシリコン基
板50を一定な厚さ食刻した後に酸化工程を進行するの
で、図8Eに示すようにフィールド酸化膜60が深く形
成されて従来の方法より優秀な素子分離特性が得られ
る。
【0034】図9Aは従来の方法により形成されたセル
を示すSEM写真であり、図9Bは本発明の方法により
形成されたセルを示すSEM写真である。図9Aより、
従来の方法ではバーズビーク突抜け現象により厚くなっ
た酸化膜を取り除くために過多なエッチバック工程が進
行されるため、フィールド酸化膜まで過多に取り除かれ
てセルの限定が不明確となっていることが判る。
【0035】また、図9Bより、本発明の方法によると
窒化膜の下部パッド酸化膜内に形成されたボイドにより
過多なエッチバック工程を進行する必要がないので、セ
ルの限定が明確であることが判る。図10Aおよび図1
0Bは、本発明の方法により熱酸化工程を進行した後の
素子の断面を撮影したSEM写真である。図10Aおよ
び図10Bは、それぞれ図4のA−A′線およびC−
C′線断面を示す。
【0036】図10Aおよび図10Bより、窒化膜の下
部の酸化膜内にボイドが形成されていることが判る。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、窒化膜の下部にアンダ
ーカットを形成した後に薄い酸化膜を形成することによ
り、バーズビークの大きさを容易に調節しうるだけでな
く、突抜け現象により厚くなったパッド酸化膜内に意図
的にボイドを形成することにより、従来のLOCOS方
法の典型的な問題を解決すると共に安定的な素子分離お
よびセル限定が実現できる。
【0038】本発明は、前記の実施例に限定されず、当
分野における通常の知識を持つ者により様々な変形が可
能なことは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】A〜Dは、従来の典型的なLOCOS方法によ
るフィールド酸化膜の形成方法を工程順に示す断面図で
ある。
【図2】従来の方法により形成されたセルアレイを示す
平面図である。
【図3】A〜Cは、それぞれ図2のA−A′線、B−
B′線およびC−C′線断面図である。
【図4】本発明の一実施例により形成されたセルアレイ
を示す平面図である。
【図5】A〜Cは、それぞれ図4のA−A′線、B−
B′線およびC−C′線断面図である。
【図6】A〜Dは、本発明の第1実施例による素子分離
方法を工程順に示す断面図である。
【図7】E〜Gは、本発明の第1実施例による素子分離
方法を工程順に示す断面図である。
【図8】A〜Eは、本発明の第2実施例による素子分離
方法を工程順に示す断面図である。
【図9】Aは従来の方法により形成されたセルを示すS
EM写真であり、Bは本発明の方法により形成されたセ
ルを示すSEM写真である。
【図10】AおよびBは、本発明の方法により形成され
たボイドの形態を示すSEM写真である。
【符号の説明】
22 セル 24 素子分離領域 50 半導体基板 52 パッド酸化膜 54 窒化膜 56 第1酸化膜 58 多結晶シリコンスペーサ 60 フィールド酸化膜
フロントページの続き (72)発明者 申 裕均 大韓民国 ソウル特別市 江南区 驛三 洞 763−1番地 ジンダレアパート 17棟 408号 (72)発明者 金 允基 大韓民国 江原道 原州市 丹邸洞 74 −18番地 (56)参考文献 特開 平3−132034(JP,A) 特開 昭64−30245(JP,A) 特開 昭60−4237(JP,A) 特開 平4−275428(JP,A) 特開 平6−268055(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/76 H01L 21/316

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上にパッド酸化膜および窒化
    膜を形成する段階と、 素子分離領域上の前記窒化膜を取り除く段階と、 前記パッド酸化膜の一部を食刻して前記窒化膜の下部に
    アンダーカットを形成する段階と、 露出された前記基板上に第1酸化膜を形成する段階と、 前記窒化膜の側壁に多結晶シリコンスペーサを形成する
    段階と、 前記多結晶シリコンスペーサを形成する段階で得られた
    結果物を選択的に酸化させる選択的酸化工程により、活
    性領域上に形成された前記窒化膜の下部酸化膜にボイド
    を形成する段階と、 を具備することを特徴とする半導体装置の素子分離方
    法。
  2. 【請求項2】 前記選択的酸化工程は950℃以上の高
    温で行うことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の
    素子分離方法。
  3. 【請求項3】 前記アンダーカットに多結晶シリコンが
    充填されるように前記多結晶シリコンスペーサを形成す
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の素子分
    離方法。
  4. 【請求項4】 前記第1酸化膜は30〜160Åの厚さ
    に形成することを特徴とする請求項1記載の半導体装置
    の素子分離方法。
  5. 【請求項5】 前記多結晶シリコンスペーサの形成時、
    多結晶シリコン層をオーバエッチングすることにより、
    前記多結晶シリコンスペーサを前記窒化膜より低く形成
    することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の素子
    分離方法。
  6. 【請求項6】 半導体基板上にパッド酸化膜および窒化
    膜を形成する段階と、 素子分離領域上の前記窒化膜を取り除く段階と、 前記パッド酸化膜の一部を食刻して前記窒化膜の下部に
    アンダーカットを形成する段階と、 前記窒化膜を食刻マスクとして使用して前記基板を食刻
    する段階と、 露出された前記基板上に第1酸化膜を形成する段階と、 前記窒化膜および前記窒化膜下部の食刻された基板の側
    壁に多結晶シリコンスペーサを形成する段階と、 前記多結晶シリコンスペーサを形成する段階で得られた
    結果物を選択的に酸化させる選択的酸化工程により、活
    性領域上に形成された前記窒化膜の下部酸化膜にボイド
    を形成する段階と、 を具備することを特徴とする半導体装置の素子分離方
    法。
  7. 【請求項7】 前記基板を食刻する段階において、前記
    基板の200〜1000Åの厚さを食刻することを特徴
    とする請求項6記載の半導体装置の素子分離方法。
  8. 【請求項8】 前記選択的酸化工程は950℃以上の高
    温で行うことを特徴とする請求項6記載の半導体装置の
    素子分離方法。
  9. 【請求項9】 前記アンダーカットに多結晶シリコンが
    充填されるように前記多結晶シリコンスペーサを形成す
    ることを特徴とする請求項6記載の半導体装置の素子分
    離方法。
  10. 【請求項10】 前記第1酸化膜は30〜160Åの厚
    さに形成することを特徴とする請求項6記載の半導体装
    置の素子分離方法。
  11. 【請求項11】 前記多結晶シリコンスペーサの形成
    時、多結晶シリコン層をオーバエッチングすることによ
    り、前記多結晶シリコンスペーサを前記窒化膜より低く
    形成することを特徴とする請求項6記載の半導体装置の
    素子分離方法。
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