JP3581505B2 - 半導体装置の素子分離領域の形成方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置及びその素子分離領域の形成方法に係り、例えば、トレンチ工程とLOCOS(local oxidation of silicon)工程により製造される半導体装置及びその素子分離領域の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の集積度が著しく増加するに伴い、トランジスタのサイズの縮小化が進んでいる。また、トランジスタを互いに分離するための素子分離領域の面積を減少させる技術も重要性を増し、多様な素子分離技術が発表されている。
【0003】
初期において半導体装置の素子分離領域は、主にシリコン基板のLOCOS(local oxidation of silicon)を用いて形成していた。LOCOS方法とは素子が形成される活性領域の間に熱酸化工程により厚いフィールド酸化層を局部的に成長させる方法である。ところが、このようなLOCOS方法によると、素子分離領域の外周にバーズビークが形成されるため、相互に隣接した素子分離領域の間に狭い活性領域、例えば0.5μm以下の狭い幅を有する活性領域を限定するには不向きであるという問題点がある。また、素子分離領域の幅の広い部分と狭い部分に各々相異なる厚さを有するフィールド酸化層が形成されるために、フィールド酸化層の厚さを設定し難いという問題点がある。
【0004】
最近、LOCOS方法の問題点を改善するために、シリコン基板の所定部分を蝕刻した後に、蝕刻した部分に絶縁層を埋め立てることにより、素子分離領域を形成するトレンチ素子分離方法が提案された。ところが、このようなトレンチ素子分離方法は、素子分離領域の幅の広い部分に絶縁膜が非常に薄く形成されるディッシング現象が発生して素子分離特性が低下するという問題点がある。
【0005】
そこで、最近、素子分離領域の幅を狭く形成すべき部分と素子分離領域の幅を広く形成すべき部分とに各々トレンチ領域を埋め立てる絶縁膜パターンとLOCOS工程によるフィールド酸化膜を形成する組合せ型素子分離領域の形成方法が提案されている。
【0006】
図1乃至図6は、従来の組合せ型素子分離領域の形成方法を説明するための断面図である。なお、各図面のa部分は素子分離領域の幅が狭く形成される部分、例えば半導体記憶装置のセルアレイ領域を示し、各図面のb部分は素子分離領域の幅が広く形成される部分、例えば半導体記憶装置の周辺回路領域を示している。
【0007】
図1は、第1シリコン窒化膜パターン5を形成する工程を示したものである。まず、半導体基板1上にパッド酸化膜3及び第1シリコン窒化膜を順番に形成する。次に、この第1シリコン窒化膜を写真/蝕刻工程によりパタニングしてパッド酸化膜3の所定領域を露出させる第1シリコン窒化膜パターン5を形成する。
【0008】
図2は、第2シリコン窒化膜7及びフォトレジストパターン9を形成する工程を示したものである。具体的には、第1シリコン窒化膜パターン5の形成された半導体基板の全面に第2シリコン窒化膜7を形成する。ここで、第2シリコン窒化膜7は200Å程度の厚さで形成する。次に、第2シリコン窒化膜7の形成された半導体基板の全面にフォトレジストを塗布した後に、これを写真工程によりパタニングして周辺回路領域b部分の第2シリコン窒化膜7を露出させるフォトレジストパターン9を形成する。
【0009】
図3は、第2シリコン窒化膜パターン7a、第1スペーサ7b及びフィールド酸化膜11を形成する工程を示すものである。具体的には、フォトレジストパターン9を蝕刻マスクとして、露出された第2シリコン窒化膜パターン7を異方性蝕刻することにより、周辺回路領域bに形成された第1シリコン窒化膜パターン5の側壁に第2シリコン窒化膜7からなる第1スペーサ7bを形成すると同時にセルアレイ領域aのみを覆う第2シリコン窒化膜パターン7aを形成する。この際、第2シリコン窒化膜7が異方性蝕刻された部分のパッド酸化膜3が露出される。次いで、フォトレジストパターン9を取り除いた後に、その結果物を熱酸化させて、露出されたパッド酸化膜3の部分に厚いフィールド酸化膜11を形成する。この際、フィールド酸化膜11の両側にはパッド酸化膜パターン3aが形成される。
【0010】
図4は、セルアレイ領域aに形成された第1シリコン窒化膜パターン5の間のパッド酸化膜パターン3aを露出させる工程を示したものである。具体的には、フィールド酸化膜11の形成された結果物の周辺回路領域bを覆うフォトレジストパターン13を写真工程を用いて形成する。次いで、フォトレジストパターン13を蝕刻マスクとして第2シリコン窒化膜パターン7aを異方性蝕刻することにより、セルアレー領域aに形成された第1シリコン窒化膜パターン5の間のパッド酸化膜パターン3aを露出させる。この際、セルアレイ領域aの第1シリコン窒化膜パターン5の側壁に第2シリコン窒化膜パターン7aからなる第2スペーサ7cが形成される。
【0011】
図5は、半導体基板1に所定の深さを有するトレンチ領域を形成する工程を示したものである。具体的には、セルアレイ領域aの部分に露出されたパッド酸化膜パターン3aを異方性蝕刻してその下の半導体基板1を露出させると同時に、セルアレイ領域aの第1シリコン窒化膜パターン5及び第2スペーサ7cの下にパッド酸化膜パターン3bを形成する。この際、フィールド酸化膜11も共に蝕刻されて更に薄くなるが、大きな変化は現れない。何故ならば、一般にフィールド酸化膜11はパッド酸化膜3に比べて約10倍以上厚く形成されるからである。次いで、第1シリコン窒化膜パターン5、第1スペーサ7b、第2スペーサ7c及びフィールド酸化膜11を蝕刻マスクとして、露出された半導体基板を所定の深さだけ蝕刻してトレンチ領域を形成する。このように形成されたトレンチ領域は、図示のように、セルアレイ領域aのみに形成されることが分かる。次に、この結果物の全面にトレンチ領域を埋立てる絶縁膜15、例えばCVD絶縁膜を形成する。
【0012】
図6は、従来の技術による素子分離領域を完成する工程を示したものである。具体的には、第1シリコン窒化膜パターン5、第1スペーサ7b及び第2スペーサ7cが露出されるように絶縁膜15をエッチバックする。ここで、エッチバックする工程としては、一般にCMP工程が多用される。次に、露出された第1シリコン窒化膜パターン5、第1スペーサ7b及び第2スペーサ7cを燐酸溶液にて取り除いた後に、その下のパッド酸化膜パターン3a,3bを取り除くことにより、セルアレイ領域a部分に形成されたトレンチ領域を埋立てる絶縁膜パターン15aを形成する。
【0013】
前述した従来の素子分離領域形成方法は3回の写真工程を要するので、工程が複雑であり高コストになる。そこで、工程の単純化が望まれるところである。また、フォトレジストパターン9を形成するための2番目の写真工程の際にミスアライメントが発生する場合に、セルアレイ領域aの外周部分に形成されるトレンチ領域の幅が所望のサイズより小さく形成されたり、逆に大きく形成されたりするという問題が発生する。なお、周辺回路領域bに形成されるフィールド酸化膜11の外周部分と接触する半導体基板1の表面に、シリコン窒化膜パターン5及びシリコン窒化膜で形成された第1スペーサ7bによるストレスに起因して多数の結晶欠陥が発生する。このような結晶欠陥は、フィールド酸化膜と接する活性領域と半導体基板との間の漏れ電流を大きく増加させる要因として作用する。
【0014】
【発明が解決しょうとする課題】
本発明は、前述した従来の問題点を解決するために案出されたものであり、1回の写真工程とポリシリコンパターン及びシリコン窒化膜スペーサを用いてフィールド酸化膜を形成することにより、工程を単純化すると共に活性領域と半導体基板との間の漏れ電流特性を改善させ得る半導体装置の素子分離領域の形成方法を提供することを目的とする。
【0015】
また、本発明は、単純な製造工程により形成可能な素子分離領域を有する半導体装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明の素子分離領域の形成方法は、半導体基板の全面にパッド酸化膜及びポリシリコン膜を順次に形成する工程と、前記ポリシリコン膜を写真蝕刻工程によりパタニングして前記パッド酸化膜の所定領域を露出させるポリシリコンパターンを形成する工程と、前記ポリシリコンパターンの側壁にシリコン窒化膜からなるスペーサを形成する工程と、前記スペーサの形成された結果物を熱酸化させて前記露出されたパッド酸化膜部分及び前記ポリシリコンパターンの表面に各々第1フィールド酸化膜及び第2フィールド酸化膜を形成する工程と、前記スペーサを取り除いてその下のパッド酸化膜を露出させる工程と、前記露出されたパッド酸化膜を蝕刻してその下の半導体基板を露出させる工程と、前記第1フィールド酸化膜及び前記第2フィールド酸化膜を蝕刻マスクとして前記露出された半導体基板を所定の深さだけ蝕刻することによりトレンチ領域を形成する工程と、前記結果物の全面に前記トレンチ領域を埋め立てる絶縁膜を形成する工程と、前記ポリシリコンパターンが露出されるように前記絶縁膜及び前記第2フィールド酸化膜を連続的にエッチバックする工程と、前記露出されたポリシリコンパターン及びその下のパッド酸化膜を取り除く工程とを含むことを特徴とする。
【0017】
また、前記目的を達成するための本発明の他の素子分離領域の形成方法は、半導体基板の全面にパッド酸化膜及びポリシリコン膜を順次に形成する工程と、前記ポリシリコン膜を写真蝕刻工程によりパタニングして前記パッド酸化膜の所定領域を露出させるポリシリコンパターンを形成する工程と、前記露出されたパッド酸化膜を蝕刻してその下の半導体基板を露出させることにより、前記ポリシリコンパターンの下にパッド酸化膜パターンを形成する工程と、前記ポリシリコンパターン及び前記パッド酸化膜パターンの側壁にシリコン窒化膜からなるスペーサを形成する工程と、前記スペーサの形成された結果物を熱酸化させて前記スペーサ間の露出された半導体基板及び前記ポリシリコンパターンの表面に各々第1フィールド酸化膜及び第2フィールド酸化膜を形成する工程と、前記スペーサを取り除きその下の半導体基板を露出させる工程と、前記第1フィールド酸化膜及び前記第2フィールド酸化膜を蝕刻マスクとして前記露出された半導体基板を所定の深さだけ蝕刻することによりトレンチ領域を形成する工程と、前記結果物の全面に前記トレンチ領域を埋め立てる絶縁膜を形成する工程と、前記ポリシリコンパターンが露出されるように前記絶縁膜及び前記第2フィールド酸化膜を連続的にエッチバックする工程と、前記露出されたポリシリコンパターン及びその下のパッド酸化膜を取り除く工程とを含むことを特徴とする。
【0018】
本発明の素子分離膜の形成方法によると、1回の写真工程で素子分離領域を形成することができ、工程を単純化することができる。また、相異なるストレスタイプを有するポリシリコンパターン及びシリコン窒化膜スペーサを形成してから第1フィールド酸化膜を形成することにより、第1フィールド酸化膜の形成時に第1フィールド酸化膜の外周部の下の半導体基板に結晶欠陥が発生する現象を抑制することができる。
【0019】
また、前記目的を達成するための本発明の半導体装置は、熱酸化により得られる酸化膜の周囲に接するようにトレンチを配し、該トレンチに絶縁物質を埋め込んでなる素子分離領域を有する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0021】
図7乃至図10は、本発明に係る素子分離領域形成方法を説明するための断面図である。なお、各図面のa部分は素子分離領域の幅が狭く形成される部分、例えば半導体記憶装置のセルアレイ領域を示し、各図面のb部分は素子分離領域の幅が広く形成される部分、例えば半導体記憶装置の周辺回路領域を示している。
【0022】
図7は、活性領域を限定するためのポリシリコンパターン25及びシリコン窒化膜スペーサ27を形成する工程を示したものである。この工程では、まず、半導体基板21上にパッド酸化膜及びポリシリコン膜を順次に形成する。次に、該ポリシリコン膜を写真蝕刻工程によりパタニングして該パッド酸化膜の所定領域を露出させるポリシリコンパターン25を形成する。次いで、露出されたパッド酸化膜を蝕刻してその下の半導体基板21を露出させるパッド酸化膜23を形成する。この際、露出されたパッド酸化膜を蝕刻せずに後続工程を施すこともできる。次に、後続工程として、この結果物の全面にシリコン窒化膜を形成した後に、これを異方性蝕刻して、ポリシリコンパターン25及びパッド酸化膜パターン23の側壁にシリコン窒化膜からなるスペーサ27を形成する。この際、スペーサ27を形成するためにシリコン窒化膜を異方性蝕刻すると、蝕刻されたシリコン窒化膜の下の半導体基板21が露出される。
【0023】
一方、ポリシリコンパターン25の形成の際に、露出されたパッド酸化膜を蝕刻しない場合には、スペーサ27を形成した後に、ポリシリコンパターン25の間のパッド酸化膜23が露出される。
【0024】
図8は、第1フィールド酸化膜29a及び第2フィールド酸化膜29bを形成する工程を示したものである。具体的には、スペーサ27の形成された半導体基板を熱酸化させて、スペーサ27の間の半導体基板21の表面及び露出されたポリシリコンパターン25の表面に、各々第1フィールド酸化膜29a及び第2フィールド酸化膜29bを形成する。この際、ポリシリコンパターン25は、その表面が酸化されて薄くなったポリシリコンパターン25aに変形され、第1フィールド酸化膜29aの外周部と接する半導体基板の表面に与えられるストレスは非常に弱い。何故ならば、活性領域を限定するためのパターンが従来のシリコン窒化膜の代りにポリシリコンパターンで形成されるからである。即ち、シリコン窒化膜とポリシリコン膜とのストレスを比較すると、1500Åの厚さを有するシリコン窒化膜のストレスが−2.0×1010dyne/cm2である反面、4000Åの厚さを有するポリシリコン膜のストレスは+4.0×109dyne/cm2である。ここで、負(−)の符号は引張応力(tensile stress)を意味し、正(+)の符号は圧縮応力(compressive stress)を意味する。結果的に、シリコン窒化膜及びポリシリコン膜は相異なるタイプのストレスを有するので、熱工程時にストレスを緩和させることができる。従って、本実施の形態のように、ポリシリコンパターン25を形成すると共にその両側にシリコン窒化膜からなるスペーサ27を形成する場合は、全体的なストレスが劇的に緩和されるので、第1フィールド酸化膜29a及び第2フィールド酸化膜29bを形成する間、第1フィールド酸化膜29aと隣接する半導体基板の表面に発生する結晶欠陥は大幅に減少される。
【0025】
一方、図7に示す工程においてパッド酸化膜23を蝕刻しない場合には、スペーサ27の形成以後に露出されたパッド酸化膜23の部分に第1フィールド酸化膜29aが形成される。
【0026】
図9は、半導体基板の所定領域に一定の深さを有するトレンチ領域及びトレンチ領域を埋め立てる絶縁膜31を形成する工程を示したものである。具体的には、スペーサ27を燐酸(H3PO4)溶液により取り除いて、その下の半導体基板21を露出させる。
【0027】
一方、図7に示す工程において、パッド酸化膜23を蝕刻しない場合には、スペーサ27を取り除いた後に、その下にパッド酸化膜23が露出される。従って、この場合には、露出されたパッド酸化膜23を連続的に蝕刻してその下の半導体基板21を露出させる。
【0028】
次いで、第1フィールド酸化膜29b及び第2フィールド酸化膜29aを蝕刻マスクとして、露出された半導体基板21を一定の深さまで蝕刻することにより、第1フィールド酸化膜29aの両側の半導体基板21の表面にトレンチ領域を形成する。次に、この結果物の全面にトレンチ領域を埋め立てる絶縁膜31、例えばCVD酸化膜を形成する。
【0029】
図10は、本実施の形態に係る素子分離領域を完成する工程を示したものである。具体的には、ポリシリコンパターン25aが露出されるように絶縁膜31及び第2フィールド酸化膜29bをエッチバックする。このエッチバック工程には、CMP工程を用いることが望ましい。次に、露出されたポリシリコンパターン25a及びその下のパッド酸化膜パターン23を連続的に取り除くことにより、第1フィールド酸化膜29a及びその両側のトレンチ領域を埋め立てる絶縁膜パターンから構成される素子分離領域33a,33bを形成する。
【0030】
以上のように、セルアレイ領域aに形成された素子分離領域33aは、その幅が周辺回路領域bに形成された素子分離領域33bに比べて非常に小さく形成されることが分かる。
【0031】
本発明の実施の形態によると、3回の写真工程を用いる従来の素子分離領域形成方法とは異なり、1回の写真工程により素子分離領域を形成することができる。従って、工程が単純化され、低コスト化が図られる。また、第1フィールド酸化膜を形成する間に、その両側に隣接した半導体基板の表面に発生する結晶欠陥を著しく減少させることができるので、第1フィールド酸化膜の外周部と隣接する活性領域と半導体基板との間の漏れ電流を減少させることができる。
【0032】
本発明は、上記の特定の実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で様々な変形が可能である。
【0033】
【発明の効果】
本発明の素子分離領域の形成方法に拠れば、1回の写真工程とポリシリコンパターン及びシリコン窒化膜スペーサを用いてフィールド酸化膜を形成することにより、工程を単純化すると共に活性領域と半導体基板との間の漏れ電流特性を改善することができる。
【0034】
また、本発明の半導体装置は、単純な製造工程により形成することができる。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】従来技術に係る素子分離領域形成方法を説明するための断面図である。
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】本発明の好適な実施の形態に係る素子分離領域形成方法を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板
3 パッド酸化膜
5 第1シリコン窒化膜パターン
7 第2シリコン窒化膜
7a 第2シリコン窒化膜パターン
7b 第1スペーサ
7c 第2スペーサ
9 フォトレジストパターン
11 フィールド酸化膜
13 フォトレジストパターン
15 絶縁膜
15a 絶縁膜パターン
21 半導体基板
23 パッド酸化膜
25,25a ポリシリコンパターン
27 スペーサ
29a 第1フィールド酸化膜
29b 第2フィールド酸化膜
31 絶縁膜
33a,33b 素子分離領域
Claims (6)
- 半導体基板の全面にパッド酸化膜及びポリシリコン膜を順次に形成する工程と、
前記ポリシリコン膜を写真蝕刻工程によりパタニングして前記パッド酸化膜の所定領域を露出させるポリシリコンパターンを形成する工程と、
前記ポリシリコンパターンの側壁にシリコン窒化膜からなるスペーサを形成する工程と、
前記スペーサの形成された結果物を熱酸化させて前記露出されたパッド酸化膜部分及び前記ポリシリコンパターンの表面に各々第1フィールド酸化膜及び第2フィールド酸化膜を形成する工程と、
前記スペーサを取り除いてその下のパッド酸化膜を露出させる工程と、
前記露出されたパッド酸化膜を蝕刻してその下の半導体基板を露出させる工程と、
前記第1フィールド酸化膜及び前記第2フィールド酸化膜を蝕刻マスクとして前記露出された半導体基板を所定の深さだけ蝕刻することによりトレンチ領域を形成する工程と、
前記結果物の全面に前記トレンチ領域を埋め立てる絶縁膜を形成する工程と、
前記ポリシリコンパターンが露出されるように前記絶縁膜及び前記第2フィールド酸化膜を連続的にエッチバックする工程と、
前記露出されたポリシリコンパターン及びその下のパッド酸化膜を取り除く工程とを含むことを特徴とする半導体装置の素子分離領域の形成方法。 - 前記絶縁膜はCVD酸化膜で形成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の素子分離領域の形成方法。
- 前記エッチバック工程はCMP(Chemical Mechanical Polishing)工程により行われることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の素子分離領域の形成方法。
- 半導体基板の全面にパッド酸化膜及びポリシリコン膜を順次に形成する工程と、
前記ポリシリコン膜を写真蝕刻工程によりパタニングして前記パッド酸化膜の所定領域を露出させるポリシリコンパターンを形成する工程と、
前記露出されたパッド酸化膜を蝕刻してその下の半導体基板を露出させることにより、前記ポリシリコンパターンの下にパッド酸化膜パターンを形成する工程と、
前記ポリシリコンパターン及び前記パッド酸化膜パターンの側壁にシリコン窒化膜からなるスペーサを形成する工程と、
前記スペーサの形成された結果物を熱酸化させて前記スペーサ間の露出された半導体基板及び前記ポリシリコンパターンの表面に各々第1フィールド酸化膜及び第2フィールド酸化膜を形成する工程と、
前記スペーサを取り除いてその下の半導体基板を露出させる工程と、
前記第1フィールド酸化膜及び前記第2フィールド酸化膜を蝕刻マスクとして前記露出された半導体基板を所定の深さだけ蝕刻することによりトレンチ領域を形成する工程と、
前記結果物の全面に前記トレンチ領域を埋め立てる絶縁膜を形成する工程と、
前記ポリシリコンパターンが露出されるように前記絶縁膜及び前記第2フィールド酸化膜を連続的にエッチバックする工程と、
前記露出されたポリシリコンパターン及びその下のパッド酸化膜を取り除く工程とを含むことを特徴とする半導体装置の素子分離領域の形成方法。 - 前記絶縁膜はCVD酸化膜から形成されることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の素子分離領域の形成方法。
- 前記エッチバック工程はCMP(Chemical Mechanical Polishing)工程により行われることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の素子分離領域の形成方法。
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