JP3059749B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JP3059749B2 JP3059749B2 JP2223671A JP22367190A JP3059749B2 JP 3059749 B2 JP3059749 B2 JP 3059749B2 JP 2223671 A JP2223671 A JP 2223671A JP 22367190 A JP22367190 A JP 22367190A JP 3059749 B2 JP3059749 B2 JP 3059749B2
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本方法は、半導体基板への素子作製の際に低温での素
子間分離技術を提供するものである。
子間分離技術を提供するものである。
<従来技術及び発明が解決しようとする課題> 第2図に示すSOI(Silicon On Insulator)基板若し
くは、TFT(Thin Film Transistor)基板の素子間分離
の断面模式図を用いて説明する。シリコン基板1の上に
絶縁膜2を形成し、更にSOI膜若しくは多結晶シリコン
膜3を積層しその上にCVD法によってシリコン酸化膜4
を積層する。この積層膜の上に素子領域の形状にレジス
トマスク7を形成し、RIEでシリコン酸化膜4をエッチ
ングする((第2図(a))。次に、絶縁膜8を積層し
て、それをRIEでエッチングすることにより第2図
(b)の絶縁膜8´を形成する。この絶縁膜8´とシリ
コン酸化膜4をマスクにRIEでSOI膜若しくは多結晶シリ
コン膜3をエッチングする。次に、絶縁膜8´をフッ酸
の水溶液で除去する。このとき、絶縁膜2とシリコン酸
化膜4に比べて絶縁膜8´にはエッチング速度が非常に
速いもの、例えばPSG膜を用いることで、選択的に絶縁
膜8´のみの除去が行える。この後、シリコン酸化膜4
をマスクにSOI基板若しくは多結晶シリコン膜3エッジ
部と側壁部のみにイオン注入10を施し不純物拡散層11を
形成する。次に、全面に絶縁膜12を積層し、更にその上
に有機膜13を回転塗布し表面を平坦にする((第2図
(e))。この後、シリコン酸化膜12と有機膜13をエッ
チング速度の等しい条件でエッチングしSOI膜若しくは
多結晶シリコン膜3の表面を露出させ素子領域以外にシ
リコン酸化膜12を埋め込む((第2図(f))。あるい
は、エッチングを途中で止めてSOI膜もしくは多結晶シ
リコン膜3の上にシリコン酸化膜4を残した形とし、こ
れをフッ酸で除去する((第2図(fa))。ここで、前
記の方法を用いた場合、SOI膜若しくは多結晶シリコン
膜表面3がエッチング時のプラズマにさらされることに
なってしまい膜に損傷を与えてしまう。この損傷を回復
させるには膜3の表面を酸化して、その酸化膜を湿式で
除去する方法があるが、この除去の際にフィ−ルド部に
埋め込んだシリコン酸化膜12もエッチングされてしまい
SOI膜若しくは多結晶シリコン膜3のエッジ部が露出し
てしまい第2図(g)のようになってしまう。
くは、TFT(Thin Film Transistor)基板の素子間分離
の断面模式図を用いて説明する。シリコン基板1の上に
絶縁膜2を形成し、更にSOI膜若しくは多結晶シリコン
膜3を積層しその上にCVD法によってシリコン酸化膜4
を積層する。この積層膜の上に素子領域の形状にレジス
トマスク7を形成し、RIEでシリコン酸化膜4をエッチ
ングする((第2図(a))。次に、絶縁膜8を積層し
て、それをRIEでエッチングすることにより第2図
(b)の絶縁膜8´を形成する。この絶縁膜8´とシリ
コン酸化膜4をマスクにRIEでSOI膜若しくは多結晶シリ
コン膜3をエッチングする。次に、絶縁膜8´をフッ酸
の水溶液で除去する。このとき、絶縁膜2とシリコン酸
化膜4に比べて絶縁膜8´にはエッチング速度が非常に
速いもの、例えばPSG膜を用いることで、選択的に絶縁
膜8´のみの除去が行える。この後、シリコン酸化膜4
をマスクにSOI基板若しくは多結晶シリコン膜3エッジ
部と側壁部のみにイオン注入10を施し不純物拡散層11を
形成する。次に、全面に絶縁膜12を積層し、更にその上
に有機膜13を回転塗布し表面を平坦にする((第2図
(e))。この後、シリコン酸化膜12と有機膜13をエッ
チング速度の等しい条件でエッチングしSOI膜若しくは
多結晶シリコン膜3の表面を露出させ素子領域以外にシ
リコン酸化膜12を埋め込む((第2図(f))。あるい
は、エッチングを途中で止めてSOI膜もしくは多結晶シ
リコン膜3の上にシリコン酸化膜4を残した形とし、こ
れをフッ酸で除去する((第2図(fa))。ここで、前
記の方法を用いた場合、SOI膜若しくは多結晶シリコン
膜表面3がエッチング時のプラズマにさらされることに
なってしまい膜に損傷を与えてしまう。この損傷を回復
させるには膜3の表面を酸化して、その酸化膜を湿式で
除去する方法があるが、この除去の際にフィ−ルド部に
埋め込んだシリコン酸化膜12もエッチングされてしまい
SOI膜若しくは多結晶シリコン膜3のエッジ部が露出し
てしまい第2図(g)のようになってしまう。
後記の方法を用いた場合、膜3の損傷は避けられるも
のの、湿式でシリコン酸化膜4を取り除く際にフィ−ル
ド部のシリコン酸化膜12もエッチングが進んでしまいSO
I膜若しくは多結晶シリコン膜3のエッジが露出してし
まう。このような状態の膜を基板として用い素子を形成
した場合に、サイドチャネル効果やゲ−ト絶縁膜(シリ
コン酸化膜)の耐圧劣化などの悪影響が生じてしまい素
子の性能を低下させてしまう問題が生じる。
のの、湿式でシリコン酸化膜4を取り除く際にフィ−ル
ド部のシリコン酸化膜12もエッチングが進んでしまいSO
I膜若しくは多結晶シリコン膜3のエッジが露出してし
まう。このような状態の膜を基板として用い素子を形成
した場合に、サイドチャネル効果やゲ−ト絶縁膜(シリ
コン酸化膜)の耐圧劣化などの悪影響が生じてしまい素
子の性能を低下させてしまう問題が生じる。
<課題を解決するための手段> 素子間分離エッチングのマスクとなる絶縁膜を多層膜
にしてそれぞれにエッチングに対する選択比が十分に取
れる膜種を用いる。
にしてそれぞれにエッチングに対する選択比が十分に取
れる膜種を用いる。
<作用効果> 本方法を用いることにより、低温プロセスでSOI基板
表面へのプラズマによるダメ−ジの入らない、フィ−ル
ドへの絶縁膜埋め込み状態も改善されSOI基板のエッジ
部へ厚い絶縁膜を被覆できサイドチャネル効果やゲ−ト
絶縁膜の耐圧不良といった問題が解決され、素子特性が
改善され信頼性の向上が図れる。
表面へのプラズマによるダメ−ジの入らない、フィ−ル
ドへの絶縁膜埋め込み状態も改善されSOI基板のエッジ
部へ厚い絶縁膜を被覆できサイドチャネル効果やゲ−ト
絶縁膜の耐圧不良といった問題が解決され、素子特性が
改善され信頼性の向上が図れる。
<実施例> 第1図に示すSOI(Silicon On Insulator)基板若し
くは、TFT(Thin Film Transistor)基板の素子間分離
の断面模式図を用いて説明する。
くは、TFT(Thin Film Transistor)基板の素子間分離
の断面模式図を用いて説明する。
シリコン基板1の上に化学反応気相成長法(CVD)な
どにより層間絶縁膜2を形成しそれにSOI膜若しくは多
結晶シリコン膜3を積層する。この上にCVD法などによ
り250nm程度のシリコン酸化膜4を形成する。そのうえ
に窒化シリコン膜5をCVD法などにより厚さ250nm程度積
層する。更に、その上にシリコン酸化膜6をCVD法など
により厚さ250nm程度積層する。つづいて、素子領域の
形状に通常のフォトリソグラフィ−の方法を用いてフォ
トレジストパタ−ン7を形成しこれをマスクに、シリコ
ン酸化膜6、窒化シリコン膜5とシリコン酸化膜4の3
層積層絶縁膜をRIEでエッチングする((第1図
(a))。次に、CVD法でPSG膜8を700nm厚程度積層
し、RIEで全面エッチングすることで3層積層絶縁膜の
側壁部にのみPSG膜8´を残す(第1図(b))。ここ
で形成された4層の絶縁膜をマスクにSOI膜若しくは多
結晶シリコン膜3をRIEでエッチング分離しSOI若しくは
多結晶シリコン基板9を形成し第1図(c)として、そ
の上から不純物イオン注入10を施して不純物拡散層11を
形成する。
どにより層間絶縁膜2を形成しそれにSOI膜若しくは多
結晶シリコン膜3を積層する。この上にCVD法などによ
り250nm程度のシリコン酸化膜4を形成する。そのうえ
に窒化シリコン膜5をCVD法などにより厚さ250nm程度積
層する。更に、その上にシリコン酸化膜6をCVD法など
により厚さ250nm程度積層する。つづいて、素子領域の
形状に通常のフォトリソグラフィ−の方法を用いてフォ
トレジストパタ−ン7を形成しこれをマスクに、シリコ
ン酸化膜6、窒化シリコン膜5とシリコン酸化膜4の3
層積層絶縁膜をRIEでエッチングする((第1図
(a))。次に、CVD法でPSG膜8を700nm厚程度積層
し、RIEで全面エッチングすることで3層積層絶縁膜の
側壁部にのみPSG膜8´を残す(第1図(b))。ここ
で形成された4層の絶縁膜をマスクにSOI膜若しくは多
結晶シリコン膜3をRIEでエッチング分離しSOI若しくは
多結晶シリコン基板9を形成し第1図(c)として、そ
の上から不純物イオン注入10を施して不純物拡散層11を
形成する。
次に、シリコン酸化膜12をCVD法で1000nm厚程度積層
して、その上に有機膜13を回転塗布することにより平坦
な表面状態((第1図(e))とし、シリコン酸化膜12
と有機膜13が同じエッチング速度であり、しかも窒化シ
リコン膜5とはエッチングの選択性のあるRIE条件でエ
ッチングを進め、シリコン酸化膜6までを除去し窒化シ
リコン膜5の表面が露出した時点でエッチングを終了す
ることで第1図(f)の形状とする。この後、RIEで窒
化シリコン膜5をエッチング除去して第1図(g)と
し、次にフッ酸でシリコン酸化膜4を除去する。この
時、フィ−ルド部に埋め込んだシリコン酸化膜12もエッ
チングされ膜減りが生じてしまうが厚差が十分にあるの
でSOI若しくは多結晶シリコン基板9のエッジ部が露出
することなく第1図(h)の形状が得られる。
して、その上に有機膜13を回転塗布することにより平坦
な表面状態((第1図(e))とし、シリコン酸化膜12
と有機膜13が同じエッチング速度であり、しかも窒化シ
リコン膜5とはエッチングの選択性のあるRIE条件でエ
ッチングを進め、シリコン酸化膜6までを除去し窒化シ
リコン膜5の表面が露出した時点でエッチングを終了す
ることで第1図(f)の形状とする。この後、RIEで窒
化シリコン膜5をエッチング除去して第1図(g)と
し、次にフッ酸でシリコン酸化膜4を除去する。この
時、フィ−ルド部に埋め込んだシリコン酸化膜12もエッ
チングされ膜減りが生じてしまうが厚差が十分にあるの
でSOI若しくは多結晶シリコン基板9のエッジ部が露出
することなく第1図(h)の形状が得られる。
素子間分離が終了した後は、通常のMOSFET形成方法な
どを用いて、素子形成を行う。
どを用いて、素子形成を行う。
本実施例では、SOI膜若しくは多結晶シリコン膜単層
素子について説明したが、積層素子及び通常の半導体基
板においても同様に適用できる。
素子について説明したが、積層素子及び通常の半導体基
板においても同様に適用できる。
第1図(a)乃至(h)は、本発明の実施例の工程断面
略図を、第2図(a)乃至(g)は従来技術の工程断面
略図をそれぞれ示す。 1……シリコン基板、2、4、6、12……シリコン酸化
膜、3……SOI膜若しくは多結晶シリコン膜、5……窒
化シリコン膜、7……フォトレジスト、8……PSG膜、
9……SOI若しくは多結晶シリコン基板、10……イオン
注入、11……不純物拡散層、13……有機塗布膜
略図を、第2図(a)乃至(g)は従来技術の工程断面
略図をそれぞれ示す。 1……シリコン基板、2、4、6、12……シリコン酸化
膜、3……SOI膜若しくは多結晶シリコン膜、5……窒
化シリコン膜、7……フォトレジスト、8……PSG膜、
9……SOI若しくは多結晶シリコン基板、10……イオン
注入、11……不純物拡散層、13……有機塗布膜
Claims (1)
- 【請求項1】SOI膜を有するSOI基板或いは多結晶シリコ
ン膜を有するTFT基板上に第1,第2,および第3の絶縁膜
を順次積層し、素子形成領域上に前記第1,第2,及び第3
の絶縁膜を残置させる工程と、 前記第1,第2,及び第3の絶縁膜パターンの形成されたSO
I基板或いはTFT基板上に第4の絶縁膜を積層し、エッチ
ングを行って前記第1,第2,及び第3の絶縁膜パターンの
側面に、前記第4の絶縁膜を残置させる工程と、 前記第1,第2,第3,及び第4の絶縁膜の絶縁膜パターンを
マスクとして前記SOI膜或いは多結晶シリコン膜をエッ
チング分離した後、前記第4の絶縁膜パターンを除去
し、前記SOI膜或いは多結晶シリコン膜のエッジ部及び
側壁部にイオン注入する工程と、 前記第1,第2,及び第3の絶縁膜パターンが形成された基
板全面に第5の絶縁膜を積層した後、エッチングを行っ
て、第2の絶縁膜表面を露出させ、同時に第2の絶縁膜
表面と前記第5の絶縁膜上面とをほぼ面一にする工程
と、前記第2の絶縁膜及び第1の絶縁膜を除去する工程
からなり、 前記第2の絶縁膜は前記第3の絶縁膜及び前記第5の絶
縁膜に対し、エッチング選択性を有することを特徴とす
る半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2223671A JP3059749B2 (ja) | 1990-08-23 | 1990-08-23 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2223671A JP3059749B2 (ja) | 1990-08-23 | 1990-08-23 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04105345A JPH04105345A (ja) | 1992-04-07 |
JP3059749B2 true JP3059749B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=16801827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2223671A Expired - Fee Related JP3059749B2 (ja) | 1990-08-23 | 1990-08-23 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3059749B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100595319B1 (ko) * | 2004-12-27 | 2006-06-30 | 동부일렉트로닉스 주식회사 | 반도체 소자의 다층 금속배선 및 그 제조방법 |
-
1990
- 1990-08-23 JP JP2223671A patent/JP3059749B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04105345A (ja) | 1992-04-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |