JP2001345032A - 液圧操作装置 - Google Patents

液圧操作装置

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JP2001345032A JP2000162879A JP2000162879A JP2001345032A JP 2001345032 A JP2001345032 A JP 2001345032A JP 2000162879 A JP2000162879 A JP 2000162879A JP 2000162879 A JP2000162879 A JP 2000162879A JP 2001345032 A JP2001345032 A JP 2001345032A
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正治 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容易に動作時間を調整できる構造簡単で安定し
た動作が可能で、かつ信頼性の高い液圧操作装置を提供
する。 【解決手段】主操作弁部と操作弁を出力制御するパイロ
ット弁部を備えた液圧操作装置において、主操作弁部は
円筒状のケースの内周面と摺動し、シート部と開離・当
接することにより、駆動部の作動流体の排出か否かを選
択する排液弁と、シート部とは反対側の内周面を摺動
し、シート部と開離・当接することにより駆動部への作
動流体を供給するか否かを選択する給液弁を設けている
ので、従来のような主操作弁部のケースの同一軸上に2
つのシートを設けるという難しい加工を施す必要がなく
なり、製作にかかる時間を短縮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遮断器の開閉動作
を行う駆動源として使用される液圧操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電力需要が増大傾向にある近年、送電系
統の大容量化並びに超々高圧化が着々と進んでおり、こ
れに伴って送電系統に採用される遮断器としてはSF6
ガス絶縁によるガス遮断器が主流を占めるに至ってい
る。このような遮断器の開閉動作の駆動源には気体や液
体等の流体を利用した操作装置が用いられているが、こ
のうち、気体(圧縮空気)を駆動源とした操作装置は、
送電系統の大容量化や超々高圧化に伴って駆動力が著し
く大きくなるため、空気シリンダや空気タンクなどの設
備が大型化し、また、操作時の給排気音も大きいので、
消音装置が必要となり、設備が複雑化しやすい。
【0003】一方、駆動源に液体を使用した操作装置、
いわゆる液圧操作装置は、次の利点を有している。すな
わち、液体は気体に比べて高圧・大出力化が容易である
ため、装置の小型化が容易である。つまり、液体の非圧
縮性により応答性に優れており、また操作時の給排気音
が無いため操作時の騒音を著しく軽減させることができ
る。このように液圧操作装置は、大容量化並びに超々高
圧化した遮断器に対する駆動源として有望視されてお
り、更なる性能向上が求められている。
【0004】次に、この様な液圧操作装置の従来例を、
図9を参照して以下に説明する。図9に示すように、遮
断器の開閉部1は固定電極2と可動電極3とから構成さ
れており、可動電極3は液圧操作装置4の駆動部5に接
続されている。液圧操作装置4の駆動部5は、駆動シリ
ンダ6と、その内部に摺動可能に挿入された駆動ピスト
ン7と、この駆動ピストン7と遮断器側の可動電極3と
を連結する駆動ロッド8とから構成されている。
【0005】駆動シリンダ6内の空間には、駆動ピスト
ン7を可動する隔壁として駆動ロッド8側(可動電極3
側)とその反対側に、第1の液室9と第2の液室10と
がそれぞれ形成されている。第2の液室10には液圧制
御部11が接続されている。液圧制御部11は第2の液
室10における作動液(圧力流体)の供給と排出を選択
的に行って液室10内の液圧を制御する手段である。こ
の液圧制御部11には作動液の給排を制御する主操作弁
部12と、この主操作弁を駆動するための切換弁として
構成されるパイロット弁部13が設けられている。この
切換弁はソレノイド等で駆動される。なお、この液圧操
作部11と第1の液室9との間は流路14によって接続
されている。
【0006】第1の液室9には当液室9に対し高圧液を
常時作用させるアキュムレータ15(蓄圧装置)が高圧
流路16を介して接続されている。また、駆動ピストン
7の動作時に排出された作動液は低圧タンク17へ回収
され、液圧ポンプ18により高圧化され再びアキュムレ
ータ15に供給される。
【0007】主操作弁部12としては特願平10−16
0155号により提案されているような構造が考えられ
る。即ち、主操作弁部12は駆動部5の第2の液室10
に対して圧力流体の供給と排出を選択的に行う制御ポー
ト19と、アキュムレータ15からの常時高圧液を供給
する給液ポート20と、低圧流路21を介して低圧タン
ク17に連通している排液ポート22を備えている。ま
た、制御ポート19と給液ポート20の間を開閉するた
めの給液弁23と、制御ポート19と排液ポート22と
の間を開閉するための排液弁24が設けられ、この給液
弁23と排液弁24は、同一動作軸上に設けられてい
る。
【0008】給液弁23の排液弁24と対向する端部に
はヘッド部25が形成されており、このヘッド部25が
排液弁24に設けられた凹部26内を摺動可能な構成と
なっている。給液弁23のヘッド部25には摺動抵抗の
低減のためガイドリング27が設けられている。
【0009】更に、給液弁23のヘッド部25と排液弁
24の背部には、パイロット弁部13から連通している
操作制御ポート28にばね室29が設けられており、こ
のばね室29の内部に、定常時に排液弁24を閉じるた
めのばね30が収納されている。そして、このばね室2
9に対して圧液を供給または排出することにより、給液
弁23または排液弁24が各々独立して開閉駆動される
ように構成されている。
【0010】また、給液弁23の背部にもばね室31が
設けられており、このばね室31の内部に、定常時に給
液弁23を閉じるためのばね32が収納されている。そ
して、このばね室31の圧液が給液弁23の動作の際の
妨げにならないように、給液弁23には、シート部33
を介してばね室31と制御ポート19とを連通する流路
が形成されている。
【0011】パイロット弁部13は排液弁24の背部に
対して圧力流体の供給と排出を選択的に行う操作制御ポ
ート28とアキュムレータ15からの常時高圧液を供給
する操作給液ポート35と、低圧流路21を介して低圧
タンク17に連通している操作排液ポート36を備えて
いる。また、操作制御ポート28と操作給液ポート35
の間、または操作制御ポート28と操作排液ポート36
の間を開閉するための切換弁37が設けられている。こ
の切換弁37はバルブブロック38、39により摺動ガ
イドされ、且つバルブブロック38、39の角部に切換
弁37が接することにより、各ポート間の開閉の切換を
行うように構成されている。
【0012】切換弁37に隣接して開路用ソレノイド4
0及び閉路用ソレノイド41が設けられており、ソレノ
イドが動作指令を受けて励磁されると、各々の可動片4
2が動作し、切換弁37が動作するように構成されてい
る。
【0013】このように構成された液圧操作装置の開閉
動作について説明する。まず、開路動作では、開路用ソ
レノイド40が励磁されると切換弁37が動作し、パイ
ロット弁部13の操作制御ポート28と操作給液ポート
35の間が閉じ、操作制御ポート28と操作排液ポート
36の間が開く。すると、閉路状態時に高圧であった主
操作弁部12の排液弁24の背部のばね室29の圧液が
パイロット弁部13を通って低圧タンク17へ排出され
るため、ばね室29の圧力が低下する。これにより高圧
である制御ポート19との圧力差で排液弁24が動作
し、制御ポート19と排液ポート22が連通するため、
駆動シリンダ6の第2の液室10の圧力が低下し、駆動
ピストン7が動作し、可動電極3が開路動作を行う。ま
た、排液弁24は動作終了後、前後の圧力がバランスす
るため、ばね力により移動し、排液ポート22と制御ポ
ート19の間を閉じる。
【0014】次に、閉路動作では、閉路用ソレノイド4
1が励磁されると切換弁37が動作し、パイロット弁部
13の操作制御ポート28と操作給液ポート35の間が
開き、操作制御ポート28と操作排液ポート36の間が
閉じる。すると、開路状態時に低圧であった主操作弁部
12の排液弁24の背部のばね室19に、圧液がパイロ
ット弁部13を通って供給されるため、ばね室29の圧
力が上昇する。この圧液により、給液弁23のヘッド部
25が押され、給液弁23が動作し、制御ポート19と
給液ポート20が連通するため、駆動シリンダ6の第2
の液室10の圧力が上昇し、駆動ピストン7が動作し可
動電極3が閉路動作を行う。この時給液弁部23は、ヘ
ッド部25、シール部33と一体の如く動作する。ま
た、給液弁23は動作終了後、前後の圧力がバランスす
るため、ばね力により移動し、給液ポート20と制御ポ
ート19の間を閉じる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の液圧操
作装置においては、主操作弁部12において給液ポート
20側と排液ポート22側のシート部44、45を1つ
のケース46内に同一軸上に設ける必要があり、ケース
46に対し、非常に精密な加工を施す必要があった。そ
のため、コストが高くなり、製造に掛かる時間も長くな
るという問題があった。また、排液弁24の背部のばね
室29に出入りする作動液の量が多く必要であるため、
開閉動作による作動液の消費量が多くなってしまい、応
答性が悪くなるとういう問題があった。
【0016】また、パイロット弁部13では、ソレノイ
ド40、41で切換弁37を駆動する時、ソレノイドに
指令が入ってから、切換弁37が動作するまでの時間
は、ソレノイドに与えられる電気的な条件で決まってし
まい、機械的に変化、調整させることはできなかった。
そのため、動作時間を変えたい時は、ソレノイドを変え
なければならないという問題があった。
【0017】本発明はかかる従来の事情に対処してなさ
れたものであり、簡単な構造で安定した動作が可能であ
り、容易に動作時間を調整することができる安価で信頼
性の高い優れた液圧操作装置を提供することを目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の発明は、高圧化した液体を
蓄えるアキュムレータと、このアキュムレータから供給
される作動流体によって動作する駆動部と、前記作動流
体を制御して前記駆動部の動作を制御する液圧操作部と
を備えると共に、前記液圧操作部は、前記作動流体を前
記駆動部に供給及び排出を選択的に行う主操作弁部と、
電磁コイルによって駆動され、かつ前記主操作弁を駆動
する液圧を出力制御する切換弁として構成されるパイロ
ット弁部を備えている液圧操作装置において、前記主操
作弁部は円筒状のケース内に当該ケースの内周面を摺動
し、当該ケース内に設けられたシート部と開離及び当接
することにより、前記駆動部の作動流体を排出するか否
かを選択する円筒状の排液弁と、前記排液弁を常に前記
シート部と当接する方向に付勢する排液弁用ばねと、前
記排液弁のケースのシート部とは反対側開口部の内周面
を摺動可能に支持するガイド部と、前記排液弁内には当
該排液弁の内周面を摺動し、当該排液弁内に設けられた
シート部と開離及び当接することにより、前記駆動部へ
作動流体を供給するか否かを選択する給液弁と、前記給
液弁を常に前記シート部と当接する方向に付勢する給液
弁用ばねと、前記排液弁のケースのシート部側開口部を
塞ぐ蓋とを設けたことを特徴とする。
【0019】本発明の請求項1によると、排液弁のシー
ト部をケース内に設け、給液弁のシート部を、前記排液
弁の内部に設けることにより、ケースに同一軸上に2つ
のシート部を設けるという、難しい加工を施す必要が無
くなり、コストを低減でき、製作に掛かる時間も短縮で
きる。
【0020】本発明の請求項2記載の発明は、請求項1
記載の液圧操作装置において、前記排液弁と前記ケース
との摺動部の径と前記ケースと排液弁のシート部のシー
ト径により形成される円環部の面積より、前記排液弁と
前記ガイド部とにより形成される液室の断面積の方が大
きいことを特徴とするものである。本発明の請求項2に
よると、排液弁の動作が、排液弁とガイド部とにより形
成される液室の液圧により確実に行われるため、動作を
安定させることができる。
【0021】本発明の請求項3記載の発明は、請求項1
または請求項2記載の液圧操作装置において、前記給液
弁と前記排液弁とのシート部側の端部を丸棒状に形成
し、前記丸棒状端部が前記排液弁の蓋を摺動可能に貫通
するように構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0022】本発明の請求項3によると、給液弁が開い
た後も液圧により開いた状態が継続するため、次に排液
弁を開く時に給液弁が閉じるまでの間の遅れ時間を設け
ることができる。これにより構造を大きく変更すること
無く、動作時間を変化させることが可能となる。
【0023】本発明の請求項4記載の発明は、請求項1
または請求項2記載の液圧操作装置において、前記給液
弁と前記排液弁とのシート部側の第1の端部を丸棒状に
形成し、前記第1の端部が前記排液弁の蓋を摺動可能に
貫通するように構成され、また前記給液弁と前記排液弁
とのシート部と反対側の第2の端部を丸棒状に形成し、
前記第2の端部が前記排液弁のガイドを摺動可能に貫通
するように構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0024】本発明の請求項4によると、排液弁とガイ
ドとにより形成される液室の容積を小さくできるため、
弁の動作による作動液の消費量を少なくでき、応答性を
向上させることが可能である。
【0025】本発明の請求項5記載の発明は、請求項1
ないし請求項4のいずれかに記載の液圧操作装置におい
て、前記排液弁のケースのシート部側開口部に溝を設
け、前記排液弁の蓋に段付き部を設け、前記蓋の段付き
部と係合するように前記溝に円周方向に少なくとも3つ
以上に分割されたリングを挿入し、前記給液弁用ばねを
前記蓋と給液弁との間に配置していることを特徴とする
ものである。本発明の請求項5によると、安価で少ない
部品で簡単な作業で蓋を排液弁に取りつけることがで
き、コスト低減、組立ての簡素化が可能となる。
【0026】本発明の請求項6記載の発明は、高圧化し
た液体を蓄えるアキュムレータと、このアキュムレータ
から供給される作動流体によって動作する駆動部と、液
圧を出力制御することで前記作動流体を制御して前記駆
動部の動作を制御する液圧操作部を備えると共に、前記
液圧操作部は円筒状のケースと、前記ケースの内周面を
摺動し、ケース内に設けられたシート部と開離及び当接
することにより、作動流体の流れの方向を選択する切換
弁体と、前記切換弁体を駆動させるための開路用及び閉
路用電磁コイルを有する切換弁部を備えている液圧操作
装置において、前記電磁コイルはその可動片により前記
切換弁体を押圧し駆動するよう前記切換弁体と概同一軸
上に設けられ、前記可動片はばねにより常に前記切換弁
体から離れる方向に付勢されており、また、非励磁状態
の可動片と切換弁体の間には隙間が設けられ、この隙間
の大きさを変えられるように、非励磁状態の可動片の位
置を駆動方向の任意の位置に決めるためのストッパーが
電磁コイルの端部に調整可能に設けられていることを特
徴とする。
【0027】本発明の請求項6によると、電磁コイルの
可動片が切換弁に当たるまでの距離を変えることによ
り、可動片が切換弁に当たる時の運動エネルギを変化さ
せることができる。これにより、切換弁の動作の時間を
変化させることができ、容易に最適な動作時間を得るこ
とができる。
【0028】本発明の請求項7記載の発明は、請求項6
記載の液圧操作装置において、軸上に位置を調整可能な
貫通穴を持ったガイドと、前記ガイドの穴の中を摺動可
能にストッパーが設けられ、前記ストッパーが非励磁状
態の可動片の位置を決められるよう、当該ストッパーに
はガイドと当接するように段付き部が設けられているこ
とを特徴とする。
【0029】本発明の請求項7によると、ストッパーが
ガイドの中を摺動可能であるため、ストッパーを押すこ
とにより、手動で切換弁を動作させる事ができ、手動操
作を簡単に行うことが可能となる。
【0030】本発明の請求項8記載の発明は、高圧化し
た液体を蓄えるアキュムレータと、このアキュムレータ
から供給される作動流体によって動作する駆動部と、液
圧を出力制御することで前記作動流体を制御して前記駆
動部の動作を制御する液圧操作部を備えると共に、前記
液圧操作部は円筒状のケースと、前記ケースの内周面を
摺動し、ケース内に設けられたシート部と開離及び当接
することにより、作動流体の流れの方向を選択する切換
弁体と、前記切換弁体を駆動させるための開路用及び閉
路用電磁コイルを有する切換弁部を備えている液圧操作
装置において、前記切換弁体と前記電磁コイルの可動片
の間にはばねが配置され、前記切換弁体の端部には所定
の長さを持ったばねガイド部が設けられ、前記可動片と
前記ばねの間にはばねを保持する支えが配置され、前記
支えには所定の長さを持ったばねガイド部を設けている
ことを特徴とする。
【0031】本発明の請求項8によると、動作時にまず
可動片がばねを縮めてから切換弁を押すようになる。そ
のためばねに蓄えられたエネルギとソレノイドの励磁力
とで切換弁を動作させる事ができるので、安定した動作
が得られると共に、ばねを縮める距離またはばねの強さ
を変える事により、容易に動作時間を変化させることが
可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態で
ある液圧操作装置の断面図、図2は図1の主操作弁部の
断面図であり図9に示した従来例と同一部分には同一符
号を付し、重複説明を省略する。
【0033】図1に示すように、本実施の形態の液圧操
作装置においては、液圧制御部61は主操作弁部62と
パイロット弁部63よりなり、主操作弁部62は駆動部
5の第2の液室10に対して圧力流体の供給と排出を選
択的に行う制御ポート64と、アキュムレータ15から
の常時高圧液を供給する給液ポート65と、流路21を
介して低圧タンク17に連通している排液ポート67と
を備えている。また、制御ポート64と給液ポート65
の間を開閉するための給液弁51と、制御ポート64と
排液ポート67との間を開閉するための円筒形状の排液
弁52が設けられている。排液弁52はケース53内を
摺動可能になっており、ケース53に設けられたシート
部54と開離または当接することで、制御ポート64と
排液ポート67の間を開閉するように構成されている。
給液弁51は排液弁52内を摺動可能になっており、排
液弁52内に設けられたシート部55と開離または当接
することで、制御ポート64と給液ポート65の間を開
閉するように構成されている。
【0034】また、排液弁52がケース53とシートす
るシート部54とは反対側の開口部の内周面を、摺動可
能に支持するガイド部56が設けられており、排液弁5
2とガイド部56により形成される液室57には、パイ
ロット弁部63の操作制御ポート68が連通している。
排液弁52のもう一方の開口部には開口部を塞ぎ、制御
ポート64と排液ポート67の隔壁となる蓋58が設け
られている。
【0035】更に、給液弁51には常に給液弁51を閉
じる方向に付勢する給液弁用ばね59が設けられ、排液
弁52には常に排液弁52を閉じる方向に付勢する排液
弁用ばね60が設けられている。
【0036】このように構成された本液圧操作装置の動
作について説明する。まず、主操作弁部62の開路動作
では、パイロット弁部63の開路用ソレノイド66の指
令信号により、パイロット弁部63の切換弁69が切換
動作を行う。このため閉路状態時に高圧であった液室5
7の圧液が操作制御ポート68からパイロット弁部6
3、操作排液ポート70、排液ポート67を通って排出
されるため、液室57の圧力が低下する。これにより高
圧である制御ポート64との圧力差で排液弁52が動作
し、制御ポート64と排液ポート67が連通するため、
駆動シリンダ6の第2の液室10の圧力が低下し、駆動
ピストン7が動作し可動電極3が開路動作を行う。ま
た、排液弁52は動作終了後、前後の圧力がバランスす
るため、排液弁用ばね60の力により移動し、排液ポー
ト67と制御ポート64の間を閉じる。これにより次の
閉路動作時に動作遅れを生じない。
【0037】次に、閉路動作ではパイロット弁部63の
閉路用ソレノイド71の指令信号により、パイロット弁
部63の切換弁69が切換動作を行う。このため、開路
状態時に低圧であった液室57に、圧液が給液ポート6
5から操作給液ポート72、パイロット弁部63、操作
制御ポート68を通って供給されるため、液室57の圧
力が上昇する。これにより低圧である制御ポート64と
の圧力差で給液弁51が動作し、制御ポート64と給液
ポート65が連通するため、駆動シリンダ6の第2の液
室10の圧力が上昇し、駆動ピストン7が動作し可動電
極3が閉路動作を行う。また、給液弁51は動作終了
後、前後の圧力がバランスするため、給液弁用のばね5
9の力により移動し、給液ポート65と制御ポート64
の間を閉じる。これにより次の開路動作時に動作遅れを
生じない。また、この時、制御ポート64が高圧になる
ため排液弁52を開こうとする力が発生するが、排液弁
52が動作してしまわないよう、各部の寸法には下記の
関係が成り立つようになっている。即ち、液室57の直
径をd1、排液弁52の外周摺動部の直径をd2、排液
弁52とケース53とのシート部54の直径をd3、排
液弁用ばね60の付勢力をf1、液圧をp1とすると (d1×π×p1/4)+f1>(d2−d3
×π×p1/4 となっている。
【0038】このような関係により、制御ポート64が
高圧になっても排液弁52が動作することはなく、制御
ポート64と排液ポート67は閉じられた状態のままで
ある。本実施の形態によれば、排液弁52のシート部5
4をケース53内に設け、給液弁51のシート部55
を、排液弁52の内部に設けることにより、ケース53
に同一軸上に2つのシート部を設けるという、難しい加
工を施す必要が無くなり、コストを低減でき、製作に掛
かる時間も短縮できる。
【0039】本発明の第1の実施の形態の変形例とし
て、排液弁52に関する各部の寸法は下記の様な関係が
成り立つように構成する。すなわち、 (d1×π×p1/4)>(d2−d3)×π×
p1/4 となっている。このような関係により、制御ポート64
が高圧になっても排液弁用ばね60の付勢力に係らず、
高圧液による液圧のみで排液弁52の誤動作を防ぐこと
ができる。
【0040】本変形例によれば、各部の寸法を上記のよ
うに設定することにより、排液弁52の動作が、排液弁
52とガイド部56とにより形成される液室57の液圧
により確実に行われるため、動作を安定させることがで
き、信頼性の高い液圧操作装置を得ることができる。
【0041】図3は本発明の第2の実施の形態の主操作
弁部の断面図である。図に示すように、本実施の形態で
は、主操作弁部62の給液弁51の端部に丸棒状の摺動
部73を設けている。この摺動部73は排液弁52の蓋
58を摺動可能に貫通するように構成されている点が第
1の実施の形態と異なる。その他の構成は同一であるの
で、同一部分には同一符号を付して重複する説明は省略
する。
【0042】本実施の形態において、主操作弁部62の
閉路動作は第1の実施の形態と同じであるが次の点が異
なる。すなわち、閉路動作終了後、給液弁51の前後の
液圧が高圧になっても、丸棒状の摺動部73の断面積分
だけ給液弁51を開く方向に作用する力が大きいため、
給液弁51は移動せず、給液ポート65と制御ポート6
4は開いたままである。開路動作では、液室57の圧力
が低下し排液弁52が開いても、給液弁51が閉じるま
では、駆動部5の第2の液室10の圧力が低下しないた
め、駆動ピストン7の動作に遅れを生じさせることがで
きる。これは3サイクル遮断などで可動電極3の動作を
遅くしたい時などに有効である。この様な構成とするこ
とにより、構造を大きく変更すること無く、開路の動作
時間を変化させることが可能となる。
【0043】図4は本発明の第3の実施の形態の主操作
弁部の断面図である。図に示すように、本実施の形態で
は、第2の実施の形態の給液弁51の端部の摺動部73
(第1の摺動部73)に加え、給液弁51のもう一方の
端部にも丸棒状の第2の摺動部74を設けている点が第
2の実施の形態と異なる。その他の構成は同一であるの
で同一部分には同一符号を付して重複説明は省略する。
【0044】本実施の形態の第2の摺動部74は排液弁
52のガイド56を摺動可能に貫通するように構成され
ているので、排液弁52とガイド56とにより形成され
る液室57の容積を小さくできるため、弁の動作による
作動液の消費量を少なくでき、各弁の応答性を向上させ
ることが可能である。また、第2の摺動部74の径と第
1の摺動部73の径の大小関係は、第1の摺動部73の
径が第2の摺動部74の径より大きい場合は第2の実施
の形態と同様、閉路動作後に給液弁51が開いたままと
なり、次の開路動作で駆動ピストン7の動作に遅れを生
じさせることができる。逆に第1の摺動部73の径が第
2の摺動部74の径以下の場合は、閉路動作後に給液弁
51が閉じるので、次の開路動作で動作遅れは生じな
い。第1の摺動部73と第2の摺動部74の径の大小関
係は、上述したように用途によって適宜選択可能であ
る。
【0045】図5は本発明の第4の実施の形態の主操作
弁部の軸方向、すなわち図2のX方向から見た図であ
る。図2及び図5に示すように、本実施の形態は、排液
弁52の排液ポート67側の開口部に溝75が設けられ
ており、蓋58には段付き部76が設けられている。こ
の段付き部76と係合し、少なくとも3つ以上に分割さ
れたリング77が、排液弁52の開口部の溝75に挿入
されている。さらに、蓋58と給液弁51の間に給液弁
用ばね59が配置されている。
【0046】本実施の形態は上記のように構成されてい
るので、蓋58を排液弁52に装着する時、蓋58は常
に給液弁用ばね59で排液弁52から抜ける方向に押さ
れている。つまり、リング77で蓋58が排液弁52か
ら抜けないように止める構造となっている。この時、リ
ング77が図5(A)に示すように3つ以上に分割され
ているため、同図(B)に示すように分割されたリング
の1つを最后に挿入することで蓋58を排液弁52から
抜けないように止めることができる。このように特別な
工具を用いずに容易に蓋58を排液弁52に装着でき
る。また、止め輪などを使用した場合、液圧による軸力
に耐えられない恐れが有るが、リングであれば強度を十
分に取ることができる。したがって、安価で少ない部品
でしかも簡単な作業で蓋を排液弁に取りつけることがで
き、強度も十分に取れ、コスト低減、組立ての簡素化が
可能となる。
【0047】図6は本発明の第5の実施の形態のパイロ
ット弁部の断面図である。図1及び図6に示すように、
本実施の形態では、液圧制御部61は主操作弁部62と
切換弁として構成されるパイロット弁部63から構成さ
れており、パイロット弁部63は排液弁52の背部の液
室57に対して圧力流体の供給と排出を選択的に行う操
作制御ポート68とアキュムレータ15からの常時高圧
液を供給する操作給液ポート72と、低圧流路21を介
して低圧タンク17に連通している操作排液ポート70
を備えている。また、操作制御ポート68と操作給液ポ
ート72の間、または操作制御ポート68と操作排液ポ
ート70の間を開閉するための切換弁69が設けられて
いる。この切換弁69はバルブブロック78、79によ
り摺動ガイドされ、且つバルブブロック78、79の角
部に切換弁69が接することにより、各ポート間の開閉
の切換を行うように構成されている。
【0048】切換弁69に隣接して開路用ソレノイド6
6及び閉路用ソレノイド71が設けられており、ソレノ
イドが動作指令を受けて励磁されると、各々の可動片8
0が動作し、切換弁69が動作するように構成されてい
る。また、各々の可動片80には可動片80を非励磁状
態の方向へ付勢するようばね81が設けられている。ソ
レノイドの端部には非励磁状態の可動片80の位置を決
めるためのストッパー82が設けられており、ストッパ
ー82の位置を任意に固定できるようになっている。図
6ではストッパー82にはねじが設けられており、ナッ
ト83により位置が固定される。
【0049】このように構成された本実施の形態による
と、ばね81により可動片80が押されているため、非
励磁状態では可動片80と切換弁69の間には隙間がで
き、しかも、その隙間はストッパー82により任意の距
離に調整が可能である。指令信号により動作する時、こ
の隙間の距離が可動片80の空走距離となり、隙間の距
離の大小が可動片の運動エネルギの大小となり、切換弁
69に可動片80が当たる時の衝突のエネルギの大小と
なる。よって、可動片80と切換弁69の隙間をストッ
パー82で調整することにより、切換弁69を動作させ
るエネルギを変える事ができるため、動作時間を容易に
変更可能となり、容易に最適な動作時間を得ることがで
きる。
【0050】なお、本発明は上記各実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば、比較的駆動エネルギが小さ
い液圧装置の場合、液圧制御部に主操作弁部を設けず、
駆動部を直接切換弁部で制御することもあるが、その場
合にも適用は可能である。また、開路用または閉路用の
どちらか一方のみに適用することも可能である。
【0051】図7は本発明の第6の実施の形態のパイロ
ット弁部の断面図である。図に示すように、本実施の形
態は、第5の実施の形態のストッパーを以下のように構
成している。即ち、任意の位置に固定可能な貫通穴を持
ったストッパーガイド84がソレノイド端部に設けら
れ、ストッパーガイド84と係合する段付き部85を持
ったストッパーピン86が、ストッパーガイド84の穴
内を摺動可能に設けられている。図ではストッパーガイ
ド84にはねじ部が設けられており、ナット87により
位置が固定される。このように構成された本実施の形態
によると、ストッパーピン86を押すという簡単な手動
操作で切換弁69を動作させることができる。
【0052】図8は本発明の第7の実施の形態のパイロ
ット弁部の断面図である。図に示すように、本実施の形
態は、第6の実施の形態において、パイロット弁部63
が以下のように構成されている。即ち、パイロット弁部
63には操作制御ポート68と操作給液ポート72の間
または、操作制御ポート68と操作排液ポート70の間
を開閉するための切換弁69が設けられている。この切
換弁69はバルブブロック78、79により摺動ガイド
され、且つバルブブロック78、79の角部に切換弁6
9が接することにより、各ポート間の開閉の切換を行う
ようになっている。
【0053】切換弁69に隣接して開路用ソレノイド6
6及び閉路用ソレノイド71が設けられており、ソレノ
イドが動作指令を受けて励磁されると、各々の可動片8
0a、80bが動作し、切換弁69が動作するように構
成されている。切換弁69と開路用ソレノイド68の可
動片80aの間にはばね88が配置され、切換弁69の
端部には所定の長さを持ったばねガイド部69aが設け
られている。また、可動片80aとばね88の間にはば
ね88を保持する支え89が配置されている。また、支
え89には所定の長さを持ったばねガイド部90が設け
られている。
【0054】このように構成された本実施の形態による
と、動作時にまず可動片80aがばね88を縮めてから
切換弁69を押すようになる。そのため、ばね88に蓄
えられたエネルギと開路用ソレノイド66の励磁力とで
切換弁69を動作させる事ができるので、安定した動作
が得られると共に、ばねを縮める距離を変えるかまたは
ばねの強さを変えることにより、容易に動作時間を変化
させることが可能となる。なお、本発明は、本実施の形
態に限定されるものではなく、閉路用に適用したり、開
路、閉路両方に適用することも可能である。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の発明によると、主操作弁部のケースの同一軸上に
2つのシート部を設けるという、難しい加工を施す必要
が無くなり、コストを低減でき、製作に掛かる時間も短
縮できる。
【0056】請求項2記載の発明によると、排液弁の動
作が、排液弁とガイド部とにより形成される液室の液圧
により確実に行われるため、動作を安定させることがで
きる。請求項3記載の発明によると、給液弁が開いた後
も液圧により開いた状態が継続するため、次に排液弁を
開く時に給液弁が閉じるまでの間の遅れ時間を設けるこ
とができる。これにより構造を大きく変更すること無
く、動作時間を変化させることが可能となる。
【0057】請求項4記載の発明によると、排液弁とガ
イドとにより形成される液室の容積を小さくできるた
め、弁の動作による作動液の消費量を少なくでき、応答
性を向上させることが可能である。請求項5記載の発明
によると、安価で少ない部品で簡単な作業で蓋を排液弁
に取りつけることができ、コスト低減、組立ての簡素化
が可能となる。
【0058】請求項6記載の発明によると、電磁コイル
の可動片が切換弁に当たるまでの距離を変えることによ
り、可動片が切換弁に当たる時の運動エネルギを変化さ
せることができる。これにより、切換弁の動作の時間を
変化させることができ、容易に最適な動作時間を得るこ
とができる。
【0059】請求項7記載の発明によると、ストッパー
がガイドの中を摺動可能であるため、ストッパーを押す
ことにより、手動で切換弁を動作させる事ができ、手動
操作を簡単に行うことが可能となる。
【0060】請求項8記載の発明によると、動作時にま
ず可動片がばねを縮めてから切換弁を押すようになる。
そのためばねに蓄えられたエネルギとソレノイドの励磁
力とで切換弁を動作させる事ができるので、安定した動
作が得られると共に、ばねを縮める距離またはばねの強
さを変える事により、容易に動作時間を変化させること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である液圧操作装置
の断面図。
【図2】図1の液圧操作装置の主操作弁部の断面図。
【図3】本発明の第2の実施の形態である液圧操作装置
の主操作弁部の断面図。
【図4】本発明の第3の実施の形態である液圧操作装置
の主操作弁部の断面図。
【図5】本発明の第4の実施の形態である液圧操作装置
の主操作弁部の軸方向から見た図であり、同図(A)は
分割リング挿入前の図、同図(B)は分割リング挿入後
の図。
【図6】本発明の第5の実施の形態である液圧操作装置
のパイロット弁部の断面図。
【図7】本発明の第6の実施の形態である液圧操作装置
のパイロット弁部の断面図。
【図8】本発明の第7の実施の形態による液圧操作装置
のパイロット弁部の断面図。
【図9】従来の液圧操作装置の断面図。
【符号の説明】
1…開閉部、2…固定電極、3…可動電極、4…液圧操
作装置、5…駆動部、6…駆動シリンダ、7…駆動ピス
トン、8…駆動ロッド、9…第1の液室、10…第2の
液室、11…液圧制御部、12…主操作弁部、13…パ
イロット弁部、14…流路、15…アキュムレータ、1
6…高圧流路、17…低圧タンク、18…液圧ポンプ、
19…制御ポート、20…給液ポート、21…低圧流
路、22…排液ポート、23…給液弁、24…排液弁、
25…ヘッド部、26…凹部、27…ガイドリング、2
8…操作制御ポート、29…ばね室、30…ばね、31
…ばね室、32…ばね、33…シート部、34…流路、
35…操作給液ポート、36…操作排液ポート、37…
切換弁、38,39…バルブブロック、40…開路用ソ
レノイド、41…閉路用ソレノイド、42…可動片、4
4…給液ポート側シート部、45…排液ポート側シート
部、46…ケース、51…給液弁、52…排液弁、53
…ケース、54…シート部、55…シート部、56…ガ
イド部、57…液室、58…蓋、59…ばね、60…ば
ね、61…液圧制御部、62…主操作弁部、63…パイ
ロット弁部、64…制御ポート、65…給液ポート、6
6…開路用ソレノイド、67…排液ポート、68…操作
制御ポート、69…切換弁、69a…ガイド部、70…
操作排液ポート、71…閉路用ソレノイド、72…操作
給液ポート、73…摺動部(第1の摺動部)、74…第
2の摺動部、75…溝、76…段付き部、77…リン
グ、78,79…バルブブロック、80,80a,80
b…可動片、81…ばね、82…ストッパー、83…ナ
ット、84…ストッパーガイド、85…段付き部、86
…ストッパーピン、87…ナット、88…ばね、89…
支え、90…ガイド部。
フロントページの続き (72)発明者 中嶋 文雄 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内 (72)発明者 清水 正治 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内 (72)発明者 高木 弘和 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内 Fターム(参考) 3H089 AA60 DA04 DB02 DB43 DB73 DB76 DB82 EE03 EE31 GG01 HH05 JJ20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧化した液体を蓄えるアキュムレータ
    と、このアキュムレータから供給される作動流体によっ
    て動作する駆動部と、前記作動流体を制御して前記駆動
    部の動作を制御する液圧操作部とを備えると共に、前記
    液圧操作部は、前記作動流体を前記駆動部に供給及び排
    出を選択的に行う主操作弁部と、電磁コイルによって駆
    動され、かつ前記主操作弁を駆動する液圧を出力制御す
    る切換弁として構成されるパイロット弁部を備えている
    液圧操作装置において、前記主操作弁部は円筒状のケー
    ス内に当該ケースの内周面を摺動し、当該ケース内に設
    けられたシート部と開離及び当接することにより、前記
    駆動部の作動流体を排出するか否かを選択する円筒状の
    排液弁と、前記排液弁を常に前記シート部と当接する方
    向に付勢する排液弁用ばねと、前記排液弁のケースのシ
    ート部とは反対側開口部の内周面を摺動可能に支持する
    ガイド部と、前記排液弁内には当該排液弁の内周面を摺
    動し、当該排液弁内に設けられたシート部と開離及び当
    接することにより、前記駆動部へ作動流体を供給するか
    否かを選択する給液弁と、前記給液弁を常に前記シート
    部と当接する方向に付勢する給液弁用ばねと、前記排液
    弁のケースのシート部側開口部を塞ぐ蓋とを設けたこと
    を特徴とする液圧操作装置。
  2. 【請求項2】 前記排液弁と前記ケースとの摺動部の径
    と前記ケースと排液弁のシート部のシート径により形成
    される円環部の面積より、前記排液弁と前記ガイド部と
    により形成される液室の断面積の方が大きいことを特徴
    とする請求項1記載の液圧操作装置。
  3. 【請求項3】 前記給液弁と前記排液弁とのシート部側
    の端部を丸棒状に形成し、前記丸棒状端部が前記排液弁
    の蓋を摺動可能に貫通するように構成されていることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の液圧操作装
    置。
  4. 【請求項4】 前記給液弁と前記排液弁とのシート部側
    の第1の端部を丸棒状に形成し、前記第1の端部が前記
    排液弁の蓋を摺動可能に貫通するように構成され、また
    前記給液弁と前記排液弁とのシート部と反対側の第2の
    端部を丸棒状に形成し、前記第2の端部が前記排液弁の
    ガイドを摺動可能に貫通するように構成されていること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の液圧操作装
    置。
  5. 【請求項5】 前記排液弁のケースのシート部側開口部
    に溝を設け、前記排液弁の蓋に段付き部を設け、前記蓋
    の段付き部と係合するように前記溝に円周方向に少なく
    とも3つ以上に分割されたリングを挿入し、前記給液弁
    用ばねを前記蓋と前記給液弁との間に配置していること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載
    の液圧操作装置。
  6. 【請求項6】 高圧化した液体を蓄えるアキュムレータ
    と、このアキュムレータから供給される作動流体によっ
    て動作する駆動部と、液圧を出力制御することで前記作
    動流体を制御して前記駆動部の動作を制御する液圧操作
    部を備えると共に、前記液圧操作部は円筒状のケース
    と、前記ケースの内周面を摺動し、ケース内に設けられ
    たシート部と開離及び当接することにより、作動流体の
    流れの方向を選択する切換弁体と、前記切換弁体を駆動
    させるための開路用及び閉路用電磁コイルを有する切換
    弁部を備えている液圧操作装置において、前記電磁コイ
    ルはその可動片により前記切換弁体を押圧し駆動するよ
    う前記切換弁体と概同一軸上に設けられ、前記可動片は
    ばねにより常に前記切換弁体から離れる方向に付勢され
    ており、また、非励磁状態の可動片と切換弁体の間には
    隙間が設けられ、この隙間の大きさを変えられるよう
    に、非励磁状態の可動片の位置を駆動方向の任意の位置
    に決めるためのストッパーが電磁コイルの端部に調整可
    能に設けられていることを特徴とする液圧操作装置。
  7. 【請求項7】 軸上に位置を調整可能な貫通穴を持った
    ガイドと、前記ガイドの穴の中を摺動可能にストッパー
    が設けられ、前記ストッパーが非励磁状態の可動片の位
    置を決められるよう、当該ストッパーにはガイドと当接
    するように段付き部が設けられていることを特徴とする
    請求項6記載の液圧操作装置。
  8. 【請求項8】 高圧化した液体を蓄えるアキュムレータ
    と、このアキュムレータから供給される作動流体によっ
    て動作する駆動部と、液圧を出力制御することで前記作
    動流体を制御して前記駆動部の動作を制御する液圧操作
    部を備えると共に、前記液圧操作部は円筒状のケース
    と、前記ケースの内周面を摺動し、ケース内に設けられ
    たシート部と開離及び当接することにより、作動流体の
    流れの方向を選択する切換弁体と、前記切換弁体を駆動
    させるための開路用及び閉路用電磁コイルを有する切換
    弁部を備えている液圧操作装置において、前記切換弁体
    と前記電磁コイルの可動片の間にはばねが配置され、前
    記切換弁体の端部には所定の長さを持ったばねガイド部
    が設けられ、前記可動片と前記ばねの間にはばねを保持
    する支えが配置され、前記支えには所定の長さを持った
    ばねガイド部を設けていることを特徴とする液圧操作装
    置。
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