JPH11242925A - 液圧操作装置 - Google Patents

液圧操作装置

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JPH11242925A
JPH11242925A JP4368998A JP4368998A JPH11242925A JP H11242925 A JPH11242925 A JP H11242925A JP 4368998 A JP4368998 A JP 4368998A JP 4368998 A JP4368998 A JP 4368998A JP H11242925 A JPH11242925 A JP H11242925A
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剛一 岩田
Yoshitada Kobayashi
義賢 小林
Fumio Nakajima
文雄 中嶋
Shiyuuzou Takahashi
秀像 高橋
Hirokazu Takagi
弘和 高木
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型・簡素な構造で動作信頼性および耐久性
に優れた液圧操作装置を提供する。 【解決手段】 遮断器の開閉部1は、固定電極2と可動
電極3からなる。液圧操作装置10は、駆動部20、液
圧制御部30、アキュムレータ40、ポンプユニット5
0等から構成される。駆動部20は、駆動シリンダ2
1、駆動ピストン22、駆動ロッド23を備えており、
駆動シリンダ21内の駆動ピストン22の両側には、第
1と第2の液室24,25が形成される。第2の液室2
5内には、開路動作終了時の制動用として、ダンパ部2
6とダンパ室25aが設けられる。ダンパ室25aは、
駆動ピストン22周囲のシール部22aから離れた位置
である駆動シリンダ21内の端部位置に配置される。ダ
ンパ部26の先端面には、ダンパ部26の直径より小さ
い凸部26aが設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遮断器の開路およ
び閉路動作を行うための駆動源として使用される液圧操
作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電力需要の増大により、送電系統
の大容量化ならびに超々高圧化などが実現されている。
そのため、送電系統に設けられる遮断器の性能向上はめ
ざましいものがある一方で、性能向上に対する要求も大
きい。最近では、SF6 ガス絶縁方式によるガス遮断器
が主流であり、その駆動源として気体や液体などの流体
を利用したガス遮断器が存在している。
【0003】このうち、気体(圧縮空気)を利用したガ
ス遮断器においては、送電系統の大容量化や超々高圧化
に伴い、駆動力が著しく大きくなって空気圧シリンダや
空気タンクなどの設備が大型化するという欠点がある。
また、操作時の給排気音が大きいため、消音装置も必要
になる。
【0004】一方、液体を利用した液圧操作装置は、空
気に比べて高圧・大出力化が容易であるため、小型化が
可能である。また、操作時の騒音を著しく軽減させるこ
とができると共に、液体の非圧縮性により応答性が優れ
ているなどの利点を有する。そのため、遮断器の駆動源
として、このような液圧操作装置の一層の性能向上が期
待されている。
【0005】このような遮断器の駆動源として使用する
従来の液圧操作装置の一例を図11に示す。この図11
において、遮断器の開閉部1は、例えば固定電極2と可
動電極3からなり、可動電極3は、液圧操作装置10に
接続されている。ここで、液圧操作装置10は、可動電
極3を駆動する駆動部20、作動液を制御する液圧制御
部30、駆動部20への高圧作動液を常時蓄積するアキ
ュムレータ(蓄圧装置)40、高圧作動液を発生するポ
ンプユニット50等から構成されている。各部の構成の
詳細は次の通りである。
【0006】まず、駆動部20は、駆動シリンダ21
と、この駆動シリンダ21内に挿入された駆動ピストン
22、および駆動ピストン22と可動電極3とを連結す
る駆動ロッド23を備えており、駆動シリンダ21本体
端部における駆動ロッド23の貫通部には、液圧をシー
ルするロッドシール部21aが設けられている。ここ
で、駆動シリンダ21内には、駆動ピストン22の両
側、すなわち、駆動ロッド23側とその反対側に、第1
の液室24と第2の液室25がそれぞれ形成されてお
り、駆動ピストン22の周囲には、第1および第2の液
室24,25間の液圧をシールするシール部22aが設
けられている。
【0007】そして、第2の液室25内には、開路動作
終了時に駆動ピストン22を制動するために、駆動ピス
トン22の端部に突出するダンパ部26と、このダンパ
部26の動作によって作動液を昇圧するダンパ室25a
とが設けられている。ここで、ダンパ室25aを形成す
る隔壁には、ダンパ部26を挿入するオリフィス25b
が設けられている。なお、ダンパ部26は、例えば、円
筒や、円錐、曲面などにより構成される所定の形状の突
出部であり、オリフィス25bは、ダンパ部26の最大
直径よりわずかに大きい直径を持つ穴である。
【0008】より詳細に、ダンパ室25aの作用は次の
通りである。すなわち、開路動作終了時にダンパ部26
がオリフィス25bに挿入されるに従い、ダンパ室25
a内の圧液は、徐々にダンパ部26とオリフィス25b
との間隙を通って排出されるが、排出量が少ないと、ダ
ンパ室25a内で圧縮されることになる。これにより、
ダンパ室25a内の圧力が上昇し、駆動ピストン22に
制動力が働くため、駆動ピストン22は停止することに
なる。
【0009】なお、第1の液室24には高圧配管を経て
アキュムレータ40が接続されており、第2の液室25
には液圧制御部30が接続されている。この液圧制御部
30は、管路33を介して第1の液室24とも接続され
ている。ここで、液圧制御部30は、作動液を制御する
切換弁31と、この切換弁31を液圧で駆動するための
電磁弁32を備えている。
【0010】また、アキュムレータ40としては、一般
的に可動式の隔壁で分離した容器内に高圧の窒素ガス4
0aを充填し、ガスの圧縮エネルギ−を利用して作動液
を高圧に保持するものが利用されている。このアキュム
レータ40には、高圧作動液を供給するポンプユニット
50が、ポンプ配管を介して接続されている。このポン
プユニット50としては、一般的に、高圧作動液を発生
するポンプ51や電動機などを低圧タンク52内に一体
収納したものが利用されている。ここで、低圧タンク5
2は、液圧制御部30から排出される作動液を回収し、
低圧の作動液を所定量蓄積するために設けられている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の液圧操作装置においては、近年の送電系統
の大容量化ならびに超々高圧化などの実現に向けて、次
のような問題点が生じている。
【0012】一般に、送電系統の大容量化ならびに超々
高圧化が進むとともに、ガス遮断器の接点部を開閉する
液圧操作装置には、操作力の大容量化、高速化が求めら
れるようになる。この場合、液圧操作装置は、駆動ピス
トンの径を大きくしたり、液圧操作装置のシステム圧力
を上げて対応することになり、操作エネルギーの増大に
つながる。
【0013】そして、このような操作エネルギーの増大
は、遮断器の開閉動作、特に、開路動作終了時の制動力
に大きく影響する。例えば、図11に示す液圧操作装置
において、操作エネルギーが増大すると、より大きな制
動力の発生が必要となり、制動力を大きくするためにダ
ンパ室25aの圧力上昇を大きくする必要が生じる。し
かし、ダンパ室25aは、駆動ピストン22の周囲に設
けられた液室間の液室シール用のシール部22aと隣接
しているため、制動のためにダンパ室25aの圧力上昇
を大きくしすぎると、ダンパ室25aに隣接するシール
部22aに過大な圧力が加わり、このシール部22aの
損傷を招く恐れがある。
【0014】また、開路動作の開始時点は、遮断器の遮
断能力に大きく影響するため、高い遮断能力を確保する
ためには、より早く動作を開始することが望ましい。さ
らに、閉路動作についても、正確なタイミングで動作を
開始することが望ましい。
【0015】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
小型・簡素な構造で動作信頼性および耐久性に優れた液
圧操作装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明においては、ダンパ室周辺の構成を改良す
ることにより、制動時にダンパ室の圧力上昇が大きくな
った場合でも、駆動ピストン周囲に配置されたシール部
に過大な圧力が加わることを防止するようにしたもので
ある。
【0017】すなわち、本発明の液圧操作装置はまず、
次のような駆動部、液圧制御部、アキュムレータ、ポン
プ、および低圧タンク部を有する。ここで、駆動部は、
駆動シリンダと、その内部を摺動可能に設けられた駆動
ピストンと、この駆動ピストンと遮断器の開閉部とを連
結する駆動ロッドを備え、駆動シリンダ内における駆動
ピストンの駆動ロッド側とその反対側に第1と第2の液
室がそれぞれ形成される。この駆動部は、駆動ピストン
の動作に応じて遮断器の開閉部をそれぞれ閉路または開
路させるように構成される。また、液圧制御部は、駆動
シリンダ内の第2の液室に対して作動流体の供給および
排出の選択により液圧制御を行うように構成される。そ
して、アキュムレータは、駆動シリンダ内の第1の液室
に対して供給される作動流体の圧力を保持するように構
成され、ポンプは、作動流体を昇圧して得た高圧作動流
体を前記アキュムレータに対して供給するように構成さ
れる。さらに、低圧タンク部は、第2の液室から排出し
た作動流体を回収すると共に昇圧前の低圧作動流体を蓄
積するために設けられる。
【0018】請求項1記載の発明は、以上のような基本
的な液圧操作装置において、次のような特徴を有する。
まず、第2の液室内には、開路動作終了時の制動のため
に、駆動ピストンから突出するダンパ部が設けられると
共に、このダンパ部を挿入する挿入穴を持ち、ダンパ部
の動作によって作動流体を昇圧するダンパ室が設けられ
る。そして、このダンパ室が、駆動ピストン周囲に設け
られた液圧シール用のシール部と隣接しない位置に配置
される。
【0019】この構成によれば、駆動ピストン周囲のシ
ール部とダンパ室との位置関係により、開路動作終了時
の制動の際にダンパ室の圧力上昇が大きくなった場合で
も、シール部に過大な圧力が直接加わることはない。そ
のため、過大な圧力に起因するシール部の損傷を防止す
ることができる。
【0020】請求項2記載の発明は、請求項1記載の液
圧操作装置において、ダンパ部の先端面が、その一部に
凸形状と凹形状の中から選択された形状を持つように形
成されたことを特徴としている。
【0021】この構成によれば、閉路動作開始時におい
て駆動ピストンの動作を良好に開始させることができ
る。すなわち、ダンパ部の先端面が単なる平面である
と、遮断器の開路状態においてダンパ部先端がダンパ室
端部に密着する場合に、閉路動作開始時にこの密着部に
作動流体が侵入するまでの間、密着状態を解除すること
ができず、動作開始のタイミングが遅れる可能性があ
る。これに対して、請求項2記載のように、ダンパ部の
先端面に凹部または凸部を設けることにより、密着面積
を小さくすると共に、閉路動作開始時には密着隙間内に
短時間で作動流体を侵入させることができるので、駆動
ピストンの動作を良好に開始させることができる。
【0022】また、開路動作終了時の衝突等により、ダ
ンパ部の先端部が変形することも考えられるが、先端面
に凸部を設けた場合には、このような変形を凸部のみに
とどめることができ、ダンパ室の挿入穴とダンパ部とに
よる隙間の関係が変化しないため、ダンパ部の変形によ
る開路動作時の制動力への影響を防止できる。
【0023】請求項3記載の発明は、請求項1記載の液
圧操作装置において、駆動ピストン内に絞り流路が設け
られたことを特徴としている。
【0024】この構成によれば、開路動作終了時の制動
を行うためのダンパ室内の圧力上昇の微調整を、ダンパ
室とダンパ部との間の間隙の流路面積を微調整すること
によって行うのではなく、絞り流路の流路面積を微調整
することによって行うことができるため、高い精度で目
標の制動特性を得ることができる。これは、ダンパ室と
ダンパ部との間の間隙に比べて、絞り流路の加工精度を
向上させることは容易であり、寸法管理も行いやすいた
めである。
【0025】請求項4記載の発明は、請求項1記載の液
圧操作装置において、第2の液室とダンパ室とを区切る
可動の隔壁部材が設けられ、この隔壁部材に挿入穴が設
けられると共に、この隔壁部材をダンパ室の容積が最大
となる側に付勢するバネが設けられたことを特徴として
いる。
【0026】この構成によれば、閉路動作開始時におい
て駆動ピストンの動作を良好に開始させることができ
る。すなわち、第2の液室とダンパ室とが固定の隔壁で
単に区切られていると、閉路動作開始直後に駆動ピスト
ンが動作を開始する際には、駆動ピストンの第2の液室
側からダンパ部が抜けるにつれてダンパ室の容積が大き
くなるため、ダンパ室内の圧力が低下することになる。
これに対して、請求項4記載のように、可動の隔壁部材
を設けることにより、ダンパ部の抜けに伴い、ダンパ室
容積が小さくなる方向に隔壁部材を動作させることがで
きる。そのため、閉路動作開始時にはダンパ部をダンパ
室から早く抜くことができ、駆動ピストンの動作を良好
に開始させることができる。また、開路動作終了時の制
動時には、ダンパ室内の圧力が上昇するため、駆動ピス
トンに制動力が働くと同時に隔壁部材はダンパ室の容積
が最大となる位置に保持される。
【0027】請求項5記載の発明は、前述したような基
本的な液圧操作装置において、次のような特徴を有す
る。まず、第2の液室内には、開路動作終了時の制動の
ために、駆動ピストンから突出するダンパ部が設けられ
ると共に、このダンパ部を挿入する挿入穴を持ち、ダン
パ部の動作によって作動流体を昇圧するダンパ室が設け
られる。そして、駆動ピストンには、その周囲における
液圧シール用のシール部の第2の液室側に圧力封止リン
グが設けられると共に、このシール部と圧力封止リング
との間を起点とし、駆動ピストン内部を貫通して第2の
液室に至る液道が設けられる。
【0028】この構成によれば、駆動ピストン周囲のシ
ール部とダンパ室との間に圧力封止リングを設けたこと
により、開路動作終了時の制動の際にダンパ室の圧力上
昇が大きくなった場合でも、駆動ピストン周囲のシール
部に過大な圧力が直接加わることはない。すなわち、ダ
ンパ室にダンパ部が挿入される場合には、その挿入容積
分の液を挿入穴とダンパ部との間隙から排出しながらダ
ンパ室内に圧力上昇が発生し、駆動ピストン動作を制動
することになるが、この場合、昇圧した作動流体の大部
分については、圧力封止リングによってブロックするこ
とができる。また、昇圧した作動流体の一部は、圧力封
止リングを通過してしまうが、このように圧力封止リン
グから漏れた作動流体については、圧力封止リングとシ
ール部との間を起点とする液道を介して第2の液室に排
出することができる。そのため、過大な圧力に起因する
シール部の損傷を防止することができる。
【0029】請求項6、7記載の発明は、請求項1また
は2記載の液圧操作装置において(請求項6)、あるい
は、前述したような基本的な液圧操作装置において(請
求項7)、駆動部に、開路動作終了時の制動の際に前記
ダンパ室が予め設定された圧力値以上に昇圧した場合に
このダンパ室から作動流体を流出させる流出路が設けら
れたことを特徴としている。
【0030】この構成によれば、開路動作終了時におい
て、ダンパ室内に一定以上の急激な圧力上昇が発生した
場合には、流出路によってダンパ室から作動流体を流出
させることができるため、圧力上昇による一定以上の急
激な制動力の発生を防止することができ、安定した制動
力が得られる。このことからまた、駆動ピストン周囲の
シール部がダンパ室に隣接している場合でも、シール部
に過大な圧力が直接加わることはないため、過大な圧力
に起因するシール部の損傷を防止することができる。
【0031】請求項8記載の発明は、請求項1、5、ま
たは7記載の液圧操作装置において、駆動部に、閉路動
作時に第2の液室内に作動流体を流入させる流入路が設
けられ、この流入路が、開路動作終了時にダンパ室の圧
力が連通する部分の圧力より高くなった場合に閉止する
ように構成されたことを特徴としている。
【0032】この構成によれば、駆動部に設けた流入路
によって、閉路動作開始時におけるダンパ室内への高圧
の作動流体の供給を向上でき、駆動ピストンの動作を良
好に開始させることができる。また、開路動作終了時に
は、ダンパ室の圧力が連通する管路や液室より高くなっ
て流入路が閉止することにより、十分なダンパ室の圧力
上昇が得られるため、制動力が低下することはない。
【0033】請求項9記載の発明は、請求項1、5、ま
たは7記載の液圧操作装置において、駆動ロッドに、閉
路状態の位置を決定するストッパが設けられたことを特
徴としている。
【0034】この構成によれば、開路動作終了時の制動
による衝撃を、駆動部の開閉接点側で受けることとな
り、駆動シリンダにおける駆動ロッド貫通部付近の僅か
なスペースで、十分な強度が得られる構造を取りやすく
なる。また、駆動ピストンのダンパ部の先端面がダンパ
室の端部に密着しないことから、閉路動作時には駆動ピ
ストン背部全体に作動流体が流入しやすくなり、駆動ピ
ストンの動作を良好に開始させることができる。
【0035】請求項10記載の発明は、前述したような
基本的な液圧操作装置において、次のような特徴を有す
る。まず、第1の液室内には、閉路動作終了時の制動の
ために、駆動ピストンの先端部がダンパ部として形成さ
れると共に、このダンパ部を挿入する挿入穴を持ち、ダ
ンパ部の動作によって作動流体を昇圧するダンパ室が設
けられる。そして、第1の液室とダンパ室とを区切る可
動の隔壁部材が設けられ、この隔壁部材に挿入穴が設け
られると共に、この隔壁部材をダンパ室の容積が最大と
なる側に付勢するバネが設けられる。
【0036】この構成によれば、開路動作開始時におい
て駆動ピストンの動作を良好に開始させることができ
る。すなわち、第1の液室とダンパ室とが固定の隔壁で
単に区切られていると、開路動作開始直後に駆動ピスト
ンが動作を開始する際には、駆動ピストンの第1の液室
側からダンパ部が抜けるにつれてダンパ室の容積が大き
くなるため、ダンパ室内の圧力が低下することになる。
これに対して、請求項10記載のように、可動の隔壁部
材を設けることにより、ダンパ部の抜けに伴い、ダンパ
室容積が小さくなる方向に隔壁部材を動作させることが
できる。そのため、開路動作開始時にはダンパ部をダン
パ室から早く抜くことができ、駆動ピストンの動作を良
好に開始させることができる。また、閉路動作終了時の
制動時には、ダンパ室内の圧力が上昇するため、駆動ピ
ストンに制動力が働くと同時に隔壁部材はダンパ室の容
積が最大となる位置に保持される。
【0037】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の液圧操作装置において、次のような特徴を有する。す
なわち、駆動シリンダには、その本体端部の駆動ロッド
貫通部における液圧シール用のシール部の第1の液室側
に圧力封止リングが設けられると共に、このシール部と
圧力封止リングとの間を起点とし、駆動シリンダ本体内
部を貫通して第1の液室を含む高圧側の部分に至る液道
が設けられる。
【0038】この構成によれば、駆動シリンダ本体端部
における駆動ロッド貫通部のシール部と第1の液室との
間に圧力封止リングを設けたことにより、閉路動作終了
時の制動の際にダンパ室の圧力上昇が大きくなった場合
でも、駆動ロッド部の液圧をシールするシール部に過大
な圧力が直接加わることはない。すなわち、ダンパ室に
ダンパ部が挿入される場合には、その挿入容積分の液を
挿入穴とダンパ部との間隙から排出しながらダンパ室内
に圧力上昇が発生し、駆動ピストン動作を制動すること
になるが、この場合、昇圧した作動流体の大部分につい
ては、圧力封止リングによってブロックすることができ
る。また、昇圧した作動流体の一部は、圧力封止リング
を通過してしまうが、このように圧力封止リングから漏
れた作動流体については、圧力封止リングとシール部と
の間を起点とする液道を介して高圧側の部分に排出する
ことができる。そのため、過大な圧力に起因するシール
部の損傷を防止することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】[1.第1の実施の形態]以下に
は、本発明による液圧操作装置を実施する場合の代表的
な形態を、図1を参照して説明する。この図1は、特
に、請求項2記載の発明を適用した場合の液圧操作装置
の一つの形態を示す構成図である。
【0040】[1−1.液圧操作装置の構成]図1に示
すように、遮断器の開閉部1は、固定電極2と可動電極
3から構成されており、可動電極3は、液圧操作装置1
0に接続されている。なお、この開閉部1の構成は一例
にすぎず、対向する2つの電極が相対的に運動する構成
でも構わない。液圧操作装置10は、可動電極3を駆動
する駆動部20、作動液を制御する液圧制御部30、駆
動部20への高圧作動液を常時蓄積するアキュムレータ
40、高圧作動液を供給するポンプユニット50等から
構成されている。これらの構成要素のうち、液圧制御部
30、アキュムレータ40、およびポンプユニット50
については、図11に示した従来技術と同様に構成され
ているため、以下には、本発明に係る駆動部20の構成
の特徴について説明する。
【0041】まず、駆動部20は、駆動シリンダ21
と、この駆動シリンダ21内に挿入された駆動ピストン
22、および駆動ピストン22と可動電極3とを連結す
る駆動ロッド23を備えており、駆動シリンダ21端部
における駆動ロッド23の貫通部には、液圧をシールす
るロッドシール部21aが設けられている。ここで、駆
動シリンダ21内には、駆動ピストン22の両側、すな
わち、駆動ロッド23側とその反対側に、第1の液室2
4と第2の液室25がそれぞれ形成されており、駆動ピ
ストン22の周囲には、第1および第2の液室24,2
5間の液圧をシールするシール部22aが設けられてい
る。
【0042】そして、第2の液室25内には、開路動作
終了時に駆動ピストン22を制動するために、駆動ピス
トン22の端部に突出するダンパ部26と、このダンパ
部26の動作によって作動液を昇圧するダンパ室25a
とが設けられており、ダンパ室25aを形成する隔壁に
は、ダンパ部26を挿入するオリフィス25bが設けら
れている。なお、ダンパ部26は、例えば、円筒や、円
錐、曲面などにより構成される所定の形状の突出部であ
り、オリフィス25bは、ダンパ部26の最大直径より
わずかに大きい直径を持つ穴である。
【0043】ここで、ダンパ室25aは、液室24,2
5間の液圧シールを行うシール部22aと隣接する位置
ではなく、このシール部22aから離れた位置である駆
動シリンダ21内の端部位置に配置されている。また、
ダンパ部26の先端面には、ダンパ部26の直径より小
さい円筒状または円錐状の凸部26aが設けられてい
る。
【0044】なお、第1の液室24には高圧配管を経て
アキュムレータ40が接続されており、第2の液室25
には液圧制御部30が接続されている。この液圧制御部
30は、管路33を介して第1の液室24とも接続され
ている。
【0045】[1−2.液圧操作装置の作用]以上のよ
うな構成を有する本形態の液圧操作装置の作用は次の通
りである。なお、図1は、開閉部1の開路動作の途中状
態を示している。
【0046】まず、図1に示すような開路動作時におい
ては、アキュムレータ40が、窒素ガス40aの圧縮性
を利用してポンプ51によって蓄液、蓄圧されており、
駆動ピストン22の第1の液室24側の面にはアキュム
レータ40からの高圧作動液が常時作用している。開閉
動作は、液圧制御部30の電磁弁32の励磁により、切
換弁31が動作し、第2の液室25内に高圧作動液を供
給するか、もしくは、第2の液室25内の高圧作動液を
低圧タンク52に排出することにより行われる。一般的
には、高圧作動液を供給することにより閉路動作が行わ
れ、高圧作動液を排出することにより開路動作が行われ
る。
【0047】そして、開路動作終了時の制動は、次のよ
うにして行われる。すなわち、開路動作終了時におい
て、駆動ピストン22が移動するにつれ、その端部に設
けられたダンパ部26がオリフィス25bに挿入され、
このダンパ部26とオリフィス25bとの間のわずかな
間隙を残してダンパ室25aが閉塞状態となり、ダンパ
部26によって圧縮される。これにより、ダンパ室25
a内の作動液が排出されにくくなってその圧力が上昇
し、制動力が発生して開路動作速度を低下させ、制動が
働く。このような制動の際にダンパ室25aの圧力上昇
が大きくなった場合でも、ダンパ室25aとシール部2
2aとが隣接していないため、ダンパ室25aの圧力の
上昇分が過大な圧力としてシール部22aに直接加わる
ことはない。そのため、シール部22aに加わる圧力を
十分に軽減することができ、過大な圧力に起因するシー
ル部22aの損傷を防止することができる。
【0048】なお、遮断器の開路状態では、第2の液室
25側の圧力がほぼ大気圧に等しくなるため、第1の液
室24との圧力差により開路状態が保持される。これに
対して、閉路状態では、第2の液室25側と第1の液室
24側の圧力が等しくなるため、受圧面積差により閉路
状態が保持される。
【0049】さらに、本形態の装置においては、ダンパ
部26の先端面に凸部26aを設けたことにより、閉路
動作開始時において駆動ピストン22の動作を良好に開
始できるという作用も得られる。すなわち、ダンパ部2
6の先端面が単なる平面であると、遮断器の開路状態に
おいてダンパ部26の先端がダンパ室25aの端部に密
着する場合に、閉路動作開始時にこの密着部に作動液が
侵入するまでの間、密着上体を解除することができず、
動作開始のタイミングが遅れる可能性がある。これに対
して、本形態の装置においては、ダンパ部26の先端面
に凸部26aを設けたことにより、密着面積を小さくす
ると共に、閉路動作開始時には、密着隙間内に短時間で
作動液を侵入させることができるため、駆動ピストン2
2の動作を良好に開始させることができる。
【0050】[1−3.液圧操作装置の効果]以上のよ
うに、本形態の液圧操作装置によれば、駆動ピストン2
6周囲のシール部22aとダンパ室25aとの位置関係
により、開路動作終了時の制動の際にダンパ室25aの
圧力上昇が大きくなった場合でも、シール部22aに過
大な圧力が直接加わることはないため、シール部22a
に加わる圧力を十分に軽減することができ、過大な圧力
に起因するシール部22aの損傷を確実に防止すること
ができる。したがって、開路動作時の動作信頼性および
耐久性を向上できる。
【0051】また、ダンパ部26の先端面に凸部26a
を設けたことにより、ダンパ部26の先端がダンパ室2
5aの端部に密着する場合でも、閉路動作開始時には、
ダンパ部26の先端部に短時間で作動液を侵入させるこ
とができるため、駆動ピストン22の動作を良好に開始
させることができる。したがって、閉路動作時の動作信
頼性を向上できる。
【0052】[2.第2の実施の形態]図2は、本発明
による液圧操作装置を実施する場合の他の形態を示す図
であり、特に、請求項2記載の発明を適用した場合の液
圧操作装置の別の形態を示す構成図である。ここで、本
形態の液圧操作装置は、前記第1の実施の形態に係る液
圧操作装置において、ダンパ部26の先端面の形状のみ
を変更したものである。すなわち、図2に示すように、
本形態の液圧操作装置において、ダンパ部26の先端面
には、凸部26aの代わりに、一本もしくは複数本のス
リット26bが設けられている。そして、この部分以外
の構成は、前記第1の実施の形態と全く同様とされてい
る。
【0053】この構成によれば、前記第1の実施の形態
と同様に、ダンパ部26の先端がダンパ室25aの端部
に密着する場合でも、閉路動作開始時には、ダンパ部2
6の先端部に短時間で作動液を侵入させることができる
ため、駆動ピストン22の動作を良好に開始させること
ができる。なお、スリット以外の任意の形状の凹部を設
けても、同等の効果が得られるものである。
【0054】[3.第3の実施の形態]図3は、本発明
による液圧操作装置を実施する場合の他の形態を示す図
であり、特に、請求項3記載の発明を適用した場合の液
圧操作装置の一つの形態を示す構成図である。ここで、
本形態の液圧操作装置は、前記第1の実施の形態に係る
液圧操作装置において、ダンパ部26の構成のみを変更
したものである。すなわち、図3に示すように、本形態
の液圧操作装置において、駆動ピストン22のダンパ部
26内には、絞り流路26cが設けられている。
【0055】この構成によれば、開路動作終了時の制動
の際、ダンパ室25a内の高圧作動液が、ダンパ部26
とオリフィス25bとの間隙からのみでなく、絞り流路
26cからも排出される。この場合、ダンパ部26とオ
リフィス25bとの間の間隙より、絞り流路26cの方
が、精度良く流路面積調整が可能である。すなわち、ダ
ンパ部26とオリフィス25bとの間の間隙に比べて、
絞り流路26cの加工精度を向上させることは容易であ
り、寸法管理も行いやすい。そのため、この絞り流路2
6cの絞りを調整して開路動作時の制動のためのダンパ
室内の圧力上昇量を高い精度で微調整することができ、
高い精度で目標の制動特性を得ることができる。したが
って、開路動作時の動作信頼性をより向上できる。
【0056】[4.第4の実施の形態]図4は、本発明
による液圧操作装置を実施する場合の他の形態を示す図
であり、特に、請求項4記載の発明を適用した場合の液
圧操作装置の一つの形態を示す構成図である。ここで、
本形態の液圧操作装置は、前記第1の実施の形態に係る
液圧操作装置において、第2の液室25とダンパ室25
aとを区切る隔壁を、円筒状のブッシュ(隔壁部材)2
5cによって可動に構成したことを特徴としている。こ
のブッシュ25cは、挿入穴25bを含む隔壁部と、駆
動シリンダ21の内周を摺動する円筒部とから形成され
ており、バネ25dによって、ダンパ室25aの容積が
最大となる側に付勢されている。
【0057】この構成によれば、開路動作終了時の制動
時には、ダンパ室25a内の圧力が上昇するため、駆動
ピストン22に制動力が働くと同時にブッシュ25cは
ダンパ室25aの容積が最大となる初期位置に保持され
る。また、閉路動作開始時には、駆動ピストン22の動
作を良好に開始させることができる。すなわち、閉路動
作開始直後には、ダンパ部26の抜けに伴い、ダンパ室
25a内の容積が増大し、ダンパ室25a内の圧力が低
下するため、ダンパ室25a内の容積が小さくなる方向
にブッシュ25cが移動する。その結果、ダンパ室25
a内の圧力降下が抑制され、駆動ピストン22がダンパ
室25aから抜けやすくなる。そのため、閉路動作開始
時には、ダンパ部26をダンパ室25aから早く抜くこ
とができ、駆動ピストン22の動作を良好に開始させる
ことができる。
【0058】以下には、このような可動のブッシュ25
cの作用についてより詳細に説明する。まず、開路動作
終了時に、ダンパ部26がブッシュ25cの挿入穴25
bに挿入される際には、ダンパ部26の外径と挿入穴2
5bとの間に設定された隙間からダンパ部26の挿入さ
れた体積に等しい作動液を排出することになるが、この
部分の隙間の設定でダンパ室25aの内部圧力が上昇
し、駆動ピストン22に制動力が働くと同時にブッシュ
25cはダンパ室25aの容積が最大となる初期位置に
維持される。
【0059】一方、閉路動作時において開路動作と逆方
向に駆動ピストン22を駆動する際には、ダンパ室25
aからのダンパ部26の抜出し量に相当する容積を補う
だけの作動液をダンパ室25a内に供給する必要がある
が、隙間の設定の関係から液流が絞られるため、ダンパ
室25a内に圧力降下が生じ、この圧力降下によりブッ
シュ25cはダンパ室25a内へ向かって移動する。こ
の結果として、ダンパ室25a内の圧力降下が少なくな
り、制動力を低減でき、駆動ピストン22の動作速度を
向上できる。
【0060】仮に、ダンパ室25aにこのブッシュ25
cのような可動部がなければ、ー色動作開始直後に駆動
ピストン22が動作すると、そのダンパ部26の先端部
が抜けるにつれてダンパ室25aの容積が大きくなるた
め、ダンパ室25a内の圧力が低下し、制動力が働くこ
とになる。本形態は、この圧力降下を防ぐために、ダン
パ室25aの容積が小さくなる方向にブッシュ25cが
移動するように構成したものである。
【0061】そして、このような構成により、前述した
ように、閉路動作開始時には、駆動ピストン22のダン
パ部26がダンパ室25aから早く抜けるようになり、
また、動きに伴う制動力の発生もなくなるため、駆動ピ
ストン22の動作を良好に開始できるのである。したが
って、閉路動作時の動作信頼性をより向上できる。
【0062】[5.第5の実施の形態]図5は、本発明
による液圧操作装置を実施する場合の他の形態を示す図
であり、特に、請求項1、8記載の発明を適用した場合
の液圧操作装置の一つの形態を示す構成図である。ここ
で、本形態の液圧操作装置は、前記第1の実施の形態に
係る液圧操作装置において、駆動部20に、閉路動作時
のみにダンパ室25aに作動液を供給する流入路27a
が設けられたものである。この流入路27aは、開路動
作終了時にダンパ室の圧力が連通する部分の圧力より高
くなった場合に閉止するようになっている。
【0063】この構成によれば、流入路27aによっ
て、閉路動作開始時におけるダンパ室内への高圧の作動
液の供給を向上でき、駆動ピストン22の動作を良好に
開始させることができる。また、開路動作終了時には、
ダンパ室25aの圧力が連通する管路や液室より高くな
って流入路が閉止することにより、ダンパ室25aを十
分に圧力上昇させることができるため、制動力が低下す
ることはない。したがって、閉路動作時の動作信頼性を
より向上できる。なお、この構造は、図11に示すよう
な、駆動ピストン22のシール部22aとダンパ室25
aとを隣接させた構成にも採用することができ、同等の
効果が得られるものである。
【0064】[6.第6の実施の形態]図6は、本発明
による液圧操作装置を実施する場合の他の形態を示す図
であり、特に、請求項1、9記載の発明を適用した場合
の液圧操作装置の一つの形態を示す構成図である。ここ
で、本形態の液圧操作装置は、前記第1の実施の形態に
係る液圧操作装置において、駆動ロッド23に、閉路状
態の位置を決定するストッパ23aが設けられたもので
ある。
【0065】この構成によれば、開路動作終了時の制動
による衝撃を、駆動部20の開閉接点側で受けることと
なり、駆動シリンダ21における駆動ロッド23貫通部
付近の僅かなスペースで、十分な強度が得られる構造を
取りやすくなる。また、駆動ピストン22のダンパ部の
先端面がダンパ室25aの端部に密着しないため、閉路
動作開始時には駆動ピストン22の背部全体に作動液が
流入しやすくなり、駆動ピストン22の動作を良好に開
始させることができる。したがって、動作信頼性と耐久
性をより向上できる。なお、この構造は、図11に示す
ような、駆動ピストン22のシール部22aとダンパ室
25aとを隣接させた構成にも採用することができ、同
等の効果が得られるものである。
【0066】[7.第7の実施の形態]図7は、本発明
による液圧操作装置を実施する場合の他の形態を示す図
であり、特に、請求項5記載の発明を適用した場合の液
圧操作装置の一つの形態を示す構成図である。
【0067】この図7に示すように、本形態の液圧操作
装置において、第2の液室25内のダンパ室25aは、
図11に示す従来の一般的な構成と同様に、駆動ピスト
ン22周囲のシール部22aと隣接する位置に設けられ
ている。そして、駆動ピストン22の周囲におけるシー
ル部22aの第2の液室25側には、圧力封止リング2
2bが設けられている。さらに、圧力封止リング22b
とシール部22aとの間を起点とし、駆動ピストン22
内部を貫通して第2の液室25に至る液道22cが設け
られている。より詳細には、液道22cは、駆動ピスト
ン22とダンパ部26の内部を貫通してダンパ部26の
先端面に開口している。
【0068】この構成によれば、開路動作終了時の制動
の際に、ダンパ室25aにダンパ部26が挿入される場
合に、昇圧した作動液の大部分を、圧力封止リング22
bによってブロックすることができる。また、昇圧した
作動液の一部は、圧力封止リング22bを通過してしま
うが、このように圧力封止リング22bから漏れた作動
流体については、圧力封止リング22bとシール部22
aとの間を起点とする液道22cを介して第2の液室2
5に排出することができる。そのため、シール部22a
に加わる圧力を十分に軽減することができ、過大な圧力
に起因するシール部22aの損傷を確実に防止すること
ができる。したがって、開路動作時の動作信頼性および
耐久性を向上できる。
【0069】[8.第8の実施の形態]図8は、本発明
による液圧操作装置を実施する場合の他の形態を示す図
であり、特に、請求項7記載の発明を適用した場合の液
圧操作装置の一つの形態を示す構成図である。
【0070】この図8に示すように、本形態の液圧操作
装置において、第2の液室25内のダンパ室25aは、
前記第7の実施の形態および図11に示す従来の構成と
同様に、駆動ピストン22周囲のシール部22aと隣接
する位置に設けられている。そして、駆動部20には、
開路動作終了時の制動の際にダンパ室25aの圧力が予
め設定された圧力値以上に過度に昇圧した場合にこのダ
ンパ室25aから作動液を排出する流出路27bが設け
られている。
【0071】この構成によれば、開路動作終了時におい
て、ダンパ室25a内に過度の急激な圧力上昇が発生し
た場合に、流出路27bによってダンパ室25aから作
動液を排出することができるため、一定以上の急激な圧
力上昇を抑制して急激かつ過大な制動力の発生を防止す
ることができ、安定した制動力が得られる。このことか
らまた、駆動ピストン22周囲のシール部22aに過大
な圧力が直接加わることがないため、シール部22aに
加わる圧力を十分に軽減することができ、過大な圧力に
起因するシール部22aの損傷を防止することができ
る。したがって、開路動作時の動作信頼性および耐久性
を向上できる。なお、この構造は、前記第1〜第6の実
施の形態のような、駆動ピストン22のシール部22a
をダンパ室25aと隣接しない位置に配置した構成にも
採用することができ、同等の効果が得られるものであ
る。
【0072】[9.第9の実施の形態]図9は、本発明
による液圧操作装置を実施する場合の他の形態を示す図
であり、特に、請求項10記載の発明を適用した場合の
液圧操作装置の一つの形態を示す構成図である。
【0073】この図9に示すように、本形態の液圧操作
装置において、第2の液室25内のダンパ室25aは、
前記第7、第8の実施の形態および図11に示す従来の
構成と同様に、駆動ピストン22周囲のシール部22a
と隣接する位置に設けられている。
【0074】そして、本形態においては、閉路動作終了
時の制動のために、第1の液室24内にダンパ室24a
が設けられている。このダンパ室24a用のダンパ部2
2dは、駆動ピストン22の駆動ロッド23側の先端部
がダンパ部として形成されたものである。また、第1の
液室24とダンパ室24aとを区切る隔壁は、挿入孔2
4bを含む円筒状のブッシュ(隔壁部材)24cによっ
て可動に構成されている。このブッシュ24cは、前記
第4の実施の形態において、第2の液室25側で使用し
たブッシュ25cと同様に、挿入穴24bを含む隔壁部
と、駆動シリンダ21の内周を摺動する円筒部とから形
成されており、バネ24dによって、ダンパ室24aの
容積が最大となる側に付勢されている。
【0075】この構成によれば、閉路動作終了時の制動
時には、ダンパ室24a内の圧力が上昇するため、駆動
ピストン22に制動力が働くと同時にブッシュ24cは
ダンパ室24aの容積が最大となる初期位置に保持され
る。また、開路動作開始時には、駆動ピストン22の動
作を良好に開始させることができる。すなわち、開路動
作開始直後には、ダンパ部22dの抜けに伴い、ダンパ
室24a内の容積が増大し、ダンパ室24a内の圧力が
低下するため、ダンパ室24a内の容積が小さくなる方
向にブッシュ28が移動する。その結果、ダンパ室24
a内の圧力降下が抑制され、駆動ピストン22がダンパ
室24aから抜けやすくなる。そのため、開路動作開始
時には、ダンパ部22dをダンパ室24aから早く抜く
ことができ、駆動ピストン22の動作を良好に開始させ
ることができる。したがって、開路動作時の動作信頼性
を向上できる。
【0076】[10.第10の実施の形態]図10は、
本発明による液圧操作装置を実施する場合の他の形態を
示す図であり、特に、請求項11記載の発明を適用した
場合の液圧操作装置の一つの形態を示す構成図である。
ここで、本形態の液圧操作装置は、前記第9の実施の形
態に係る液圧操作装置において、駆動シリンダ21本体
端部の駆動ロッド貫通部におけるロッドシール部21a
の第1の液室24側には、圧力封止リング21bが設け
られている。さらに、圧力封止リング21bとロッドシ
ール部21aとの間を起点とし、駆動シリンダ21本体
内部を貫通して管路33に連通する液道21cが設けら
れている。
【0077】この構成によれば、閉路動作終了時の制動
の際に、ダンパ室24aにダンパ部22dが挿入される
場合に、昇圧した作動液の大部分を、圧力封止リング2
1bによってブロックすることができる。また、昇圧し
た作動液の一部は、圧力封止リング21bを通過してし
まうが、このように圧力封止リング21bから漏れた作
動流体については、圧力封止リング21bとロッドシー
ル部21aとの間を起点とする液道21cを介して管路
33に排出することができる。そのため、ロッドシール
部21aに加わる圧力を十分に軽減することができ、過
大な圧力に起因するロッドシール部21aの損傷を確実
に防止することができ、したがって、閉路動作時の動作
信頼性および耐久性をより向上できる。なお、この形態
の変形例として、液道21cを、他の高圧側の部分、す
なわち、第1の液室24や、アキュムレータ40、ポン
プ50を連結する配管等と連通する構造としても、同等
の効果が得られるものである。
【0078】[11.他の実施の形態]なお、本発明
は、前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発
明の範囲内で他にも多種多様な形態を実施可能である。
例えば、前記1〜10の実施の形態を適宜組み合わせる
こと等も可能である。具体的には、可変のダンパ室とし
て、第4の実施の形態におけるダンパ室25a、ブッシ
ュ25c、およびバネ25dからなる構造と、第9、第
10の実施の形態におけるダンパ室24a、ブッシュ2
4c、およびバネ24dからなる構造の両方を、同一の
液圧操作装置内に組み込むことにより、開路動作時と閉
路動作時の両方で制動性および動作開始時の始動性を向
上させ得ることは明白であり、本発明の範囲内である。
さらに、駆動シリンダ、駆動ピストン、駆動ロッド、液
室、液道、ダンパ室、ダンパ部、隔壁部材等の各部の具
体的な形状や寸法は適宜選択可能である。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
液圧操作装置の駆動部において、開路動作終了時の制動
用のダンパ室を駆動ピストン周囲のシール部から離れた
位置に配置したり、シール部の近傍に圧力封止リングを
設けたり、ダンパ室から作動液を流出させる流出路を設
けること等により、シール部の損傷を防止できるため、
小型・簡素な構造で動作信頼性および耐久性に優れた液
圧操作装置を提供することができる。
【0080】また、開路動作終了時の制動用のダンパ室
を可変に構成したり、ダンパ部の先端面の形状を工夫し
たり、ダンパ室内に作動液を供給する流入路を設けるこ
と等により、閉路動作開始時の始動性を向上させること
ができる。さらに、閉路動作終了時の制動のために駆動
ロッド側に可変のダンパ室を設けることにより、開路動
作開始時の始動性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液圧操作装置の第1の実施の形態
を示す構成図である。
【図2】本発明による液圧操作装置の第2の実施の形態
を示す構成図である。
【図3】本発明による液圧操作装置の第3の実施の形態
を示す構成図である。
【図4】本発明による液圧操作装置の第4の実施の形態
を示す構成図である。
【図5】本発明による液圧操作装置の第5の実施の形態
を示す構成図である。
【図6】本発明による液圧操作装置の第6の実施の形態
を示す構成図である。
【図7】本発明による液圧操作装置の第7の実施の形態
を示す構成図である。
【図8】本発明による液圧操作装置の第8の実施の形態
を示す構成図である。
【図9】本発明による液圧操作装置の第9の実施の形態
を示す構成図である。
【図10】本発明による液圧操作装置の第10の実施の
形態を示す構成図である。
【図11】従来の液圧操作装置の一般的な形態を示す構
成図である。
【符号の説明】
1…開閉部 2…固定電極 3…可動電極 10…液圧操作装置 20…駆動部 21…駆動シリンダ 21a…ロッドシール部 21b,22b…圧力封止リング 21c…液道 22…駆動ピストン 22a…シール部 22c…液道 22d…ダンパ部 23…駆動ロッド 23a…ストッパ 24…第1の液室 24a,25a…ダンパ室 24b,25b…オリフィス 24c,25c…ブッシュ 24d,25d…バネ 25…第2の液室 26…ダンパ部 26a…凸部 26b…スリット 26c…絞り流路 27a…流入路 27b…流出路 30…液圧制御部 31…切換弁 32…電磁弁 33…管路 40…アキュムレータ 40a…窒素ガス 50…ポンプユニット 51…ポンプ 52…低圧タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 秀像 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内 (72)発明者 高木 弘和 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動シリンダと、その内部を摺動可能に
    設けられた駆動ピストンと、この駆動ピストンと遮断器
    の開閉部とを連結する駆動ロッドを備え、前記駆動シリ
    ンダ内における駆動ピストンの駆動ロッド側とその反対
    側に第1と第2の液室がそれぞれ形成され、前記駆動ピ
    ストンの動作に応じて前記遮断器の開閉部をそれぞれ閉
    路または開路させる駆動部と、 前記駆動シリンダ内の第2の液室に対して作動流体の供
    給および排出の選択により液圧制御を行う液圧制御部
    と、 前記駆動シリンダ内の第1の液室に対して供給される作
    動流体の圧力を保持するアキュムレータと、作動流体を
    昇圧して得た高圧作動流体を前記アキュムレータに対し
    て供給するポンプと、 前記第2の液室から排出した作動流体を回収すると共に
    昇圧前の低圧作動流体を蓄積する低圧タンク部を有する
    液圧操作装置において、 前記第2の液室内には、開路動作終了時の制動のため
    に、前記駆動ピストンから突出するダンパ部が設けられ
    ると共に、このダンパ部を挿入する挿入穴を持ち、ダン
    パ部の動作によって作動流体を昇圧するダンパ室が設け
    られ、このダンパ室が、前記駆動ピストン周囲に設けら
    れた液圧シール用のシール部と隣接しない位置に配置さ
    れたことを特徴とする液圧操作装置。
  2. 【請求項2】 前記ダンパ部の先端面が、その一部に凸
    形状と凹形状の中から選択された形状を持つように形成
    されたことを特徴とする請求項1記載の液圧操作装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動ピストン内に絞り流路が設けら
    れたことを特徴とする請求項1記載の液圧操作装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の液室と前記ダンパ室とを区切
    る可動の隔壁部材が設けられ、この隔壁部材に前記挿入
    穴が設けられると共に、この隔壁部材をダンパ室の容積
    が最大となる側に付勢するバネが設けられたことを特徴
    とする請求項1記載の液圧操作装置。
  5. 【請求項5】 駆動シリンダと、その内部を摺動可能に
    設けられた駆動ピストンと、この駆動ピストンと遮断器
    の開閉部とを連結する駆動ロッドを備え、前記駆動シリ
    ンダ内における駆動ピストンの駆動ロッド側とその反対
    側に第1と第2の液室がそれぞれ形成され、前記駆動ピ
    ストンの動作に応じて前記遮断器の開閉部をそれぞれ閉
    路または開路させる駆動部と、 前記駆動シリンダ内の第2の液室に対して作動流体の供
    給および排出の選択により液圧制御を行う液圧制御部
    と、 前記駆動シリンダ内の第1の液室に対して供給される作
    動流体の圧力を保持するアキュムレータと、作動流体を
    昇圧して得た高圧作動流体を前記アキュムレータに対し
    て供給するポンプと、 前記第2の液室から排出した作動流体を回収すると共に
    昇圧前の低圧作動流体を蓄積する低圧タンク部を有する
    液圧操作装置において、 前記第2の液室内には、開路動作終了時の制動のため
    に、前記駆動ピストンから突出するダンパ部が設けられ
    ると共に、このダンパ部を挿入する挿入穴を持ち、ダン
    パ部の動作によって作動流体を昇圧するダンパ室が設け
    られ、 前記駆動ピストンには、その周囲における液圧シール用
    のシール部の第2の液室側に圧力封止リングが設けられ
    ると共に、このシール部と圧力封止リングとの間を起点
    とし、駆動ピストン内部を貫通して第2の液室に至る液
    道が設けられたことを特徴とする液圧操作装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動部に、開路動作終了時の制動の
    際に前記ダンパ室が予め設定された圧力値以上に昇圧し
    た場合にこのダンパ室から作動流体を流出させる流出路
    が設けられたことを特徴とする請求項1または5記載の
    液圧操作装置。
  7. 【請求項7】 駆動シリンダと、その内部を摺動可能に
    設けられた駆動ピストンと、この駆動ピストンと遮断器
    の開閉部とを連結する駆動ロッドを備え、前記駆動シリ
    ンダ内における駆動ピストンの駆動ロッド側とその反対
    側に第1と第2の液室がそれぞれ形成され、前記駆動ピ
    ストンの動作に応じて前記遮断器の開閉部をそれぞれ閉
    路または開路させる駆動部と、 前記駆動シリンダ内の第2の液室に対して作動流体の供
    給および排出の選択により液圧制御を行う液圧制御部
    と、 前記駆動シリンダ内の第1の液室に対して供給される作
    動流体の圧力を保持するアキュムレータと、作動流体を
    昇圧して得た高圧作動流体を前記アキュムレータに対し
    て供給するポンプと、 前記第2の液室から排出した作動流体を回収すると共に
    昇圧前の低圧作動流体を蓄積する低圧タンク部を有する
    液圧操作装置において、 前記第2の液室内には、開路動作終了時の制動のため
    に、前記駆動ピストンから突出するダンパ部が設けられ
    ると共に、このダンパ部を挿入する挿入穴を持ち、ダン
    パ部の動作によって作動流体を昇圧するダンパ室が設け
    られ、 前記駆動部に、開路動作終了時の制動の際に前記ダンパ
    室が予め設定された圧力値以上に昇圧した場合にこのダ
    ンパ室から作動流体を流出させる流出路が設けられたこ
    とを特徴とする液圧操作装置。
  8. 【請求項8】 前記駆動シリンダに、閉路動作時に前記
    ダンパ室内に作動流体を流入させる流入路が設けられ、
    この流入路が、開路動作終了時にダンパ室の圧力が連通
    する部分の圧力より高くなった場合に閉止するように構
    成されたことを特徴とする請求項1、5、または7記載
    の液圧操作装置。
  9. 【請求項9】 前記駆動ロッドに、閉路状態の位置を決
    定するストッパが設けられたことを特徴とする請求項
    1、5、または7記載の液圧操作装置。
  10. 【請求項10】 駆動シリンダと、その内部を摺動可能
    に設けられた駆動ピストンと、この駆動ピストンと遮断
    器の開閉部とを連結する駆動ロッドを備え、前記駆動シ
    リンダ内における駆動ピストンの駆動ロッド側とその反
    対側に第1と第2の液室がそれぞれ形成され、前記駆動
    ピストンの動作に応じて前記遮断器の開閉部をそれぞれ
    閉路または開路させる駆動部と、 前記駆動シリンダ内の第2の液室に対して作動流体の供
    給および排出の選択により液圧制御を行う液圧制御部
    と、 前記駆動シリンダ内の第1の液室に対して供給される作
    動流体の圧力を保持するアキュムレータと、作動流体を
    昇圧して得た高圧作動流体を前記アキュムレータに対し
    て供給するポンプと、 前記第2の液室から排出した作動流体を回収すると共に
    昇圧前の低圧作動流体を蓄積する低圧タンク部を有する
    液圧操作装置において、 前記第1の液室内には、閉路動作終了時の制動のため
    に、前記駆動ピストンの先端部がダンパ部として形成さ
    れると共に、このダンパ部を挿入する挿入穴を持ち、ダ
    ンパ部の動作によって作動流体を昇圧するダンパ室が設
    けられ、 前記第1の液室と前記ダンパ室とを区切る可動の隔壁部
    材が設けられ、この隔壁部材に前記挿入穴が設けられる
    と共に、この隔壁部材をダンパ室の容積が最大となる側
    に付勢するバネが設けられたことを特徴とする液圧操作
    装置。
  11. 【請求項11】 前記駆動シリンダには、その本体端部
    の前記駆動ロッド貫通部における液圧シール用のシール
    部の第1の液室側に圧力封止リングが設けられると共
    に、このシール部と圧力封止リングとの間を起点とし、
    駆動シリンダ本体内部を貫通して第1の液室を含む高圧
    側の部分に至る液道が設けられたことを特徴とする請求
    項10記載の液圧操作装置。
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