JP6045868B2 - 液圧操作装置 - Google Patents
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Description
液圧操作装置4は、遮断器に接続され遮断器の開路動作及び閉路動作を行う。遮断器は固定電極2と可動電極3とから構成される開閉部1を有する。液圧操作装置4は、可動電極3に接続され、この可動電極3を固定電極2に対して接続及び離反させるように駆動することで、開閉動作が行われる。
(構成)
図1に、第1の実施形態に係る液圧操作装置の全体的な構成を示している。なお、図9及び10を参照して説明した液圧操作装置と同一の構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図1及び図2に示すように、シリンダ20は、所定の厚みを有する両端有底円筒状である。このシリンダ20内部に、円板状の駆動ピストン22が挿入されている。駆動ピストン22は、シリンダ20の内径と略同径であり、外周部分がシリンダ20の内壁に沿って長手軸方向に摺動可能となっている。
図1,図3及び図4に示すように、液圧制御部11は、駆動部5への液体の供給および排出を切り換える主操作弁部12を備える。さらに、主操作弁部12に複数の流路を介して接続され、電磁コイルによる切換弁43の駆動によって主操作弁部12を作動させる液圧の出力制御を行うパイロット弁部13とから構成される。
以上の構成を有する液圧操作装置4において、電流遮断時の開路動作は、排液弁51を開き、駆動部の液室25の昇圧液体を低圧タンク17に排出し、液室25を液室24に対して低圧とし、駆動ピストン22を液室25側に移動させることで行われる。また、電流投入時の閉路動作は、給液弁52を開き、液室24から液室25へ昇圧液体を移動させ、液室25を液室24に対して高圧とし、駆動ピストン22を液室24側に移動させることで行われる。以下、開路動作及び閉路動作についてそれぞれ詳述する。
不図示の制御部からの開路指令信号を受けて、パイロット弁部13の開路用ソレノイド41が励磁される。切換弁43において、ロッド弁75の膨出部75aが操作給液流路72側の小径部に突き当たり、操作制御流路68と操作排液流路70との間が開状態となる。
不図示の制御部からの閉路指令信号を受けて、パイロット弁部13の閉路用ソレノイド41が励磁される。切換弁43において、ロッド弁75の膨出部75aが大径部と操作排液流路70側の小径部との境目の段部に突き当たり、操作制御流路68と操作給液流路72との間が開状態となる。
(1)以上のように、本実施形態では、液圧制御部11の主操作弁部12において、液室24と連通する給液流路65、液室25と連通する制御流路64、低圧タンクに連通する排液流路67が接続されたケース53を備える。このケース53内部に排液弁51が収容され、さらに排液弁51内部に給液弁52が配置された構成となっている。排液弁51内部には、昇圧液体の供給および排出によって昇圧及び減圧され、給液弁52を摺動して開閉させる液室57が、第3の液室として設けられている。ここで、給液弁52内部に、この液室57と絞り開口95を介して連通する液室94を第2の液室として設けた。閉路動作が進むと、液室57と液室94の圧力差により、液室57に供給された昇圧液体は絞り開口95を介して液室94へ徐々に移動する。
(構成)
第2の実施形態について、図6及び図7を用いて説明する。この第2の実施形態では、前述の第1実施形態とは異なる点のみを説明し、前述の第1実施形態と同じ部分については同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
閉路動作時、第1の実施の形態と同様に、パイロット弁部13の切換動作により液室57に昇圧液体が供給され、給液弁52が第2シート部55から離反して蓋部材99に向かって移動し、図6に示すように制御流路64と給液流路65が連通する。閉路動作開始時において、補助弁98は液室94を開放した状態であるため、液室94内部の液体は開口した補助弁98を介して給液弁52外部に排出される。これによって液室57と液室94との圧力差は大きくなり、閉路動作がスムーズに行われる。
以上のように、本実施形態の液圧操作装置4によれば、主操作弁部12の給液弁52の端部に補助弁98を設けた。閉路動作が進み、給液弁52が制御流路64と給液流路65との間を閉止する方向に移動すると、補助弁が開いて、第4の液室内部の圧力を減少させる。これによって、閉路動作が進んでも、給液弁52が閉止される時間が遅延され、給液弁52の開度を十分に保つことができる。従って駆動ピストン22は減速することなく、閉路動作を安定して完了することができ、第1の実施形態と同様に、信頼性の高い液圧操作装置4を提供することができる。さらに、この補助弁98や液室94などは主操作弁内に配置されるものであるため、液圧操作装置4をコンパクトな構成とすることができる。
(構成)
第3の実施形態について、図8を用いて説明する。この第3の実施形態では、前述の第1実施形態とは異なる点のみを説明し、前述の第1実施形態と同じ部分については同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
閉路動作が進み、ダンパー部22bがダンパー室24aに侵入すると、ダンパー室24aの圧力が上昇し、シリンダ20の貫通孔21にも大きな圧力がかかる。ここで、液室24近傍に設けられた圧力封止リング29によって、昇圧された液体のダンパー室24a内から貫通孔21への流出が防がれる。液体の一部が圧力封止リング29を通過する可能性もあるが、そのような圧力封止リング29から漏れた液体も、分岐流路29aを介して、高圧流路16に導かれ、低圧タンク17に排出される。
以上のように、本実施形態においては、2つのシール部に加えて液室24近傍に圧力封止リング29と分岐流路29aを設けることによって、高圧シール部20aに加わる圧力を軽減することができ、過大な圧力に起因する損傷を防止することができる。これによって、液圧操作装置4の信頼性をさらに向上させることができる。
(構成)
上述の実施形態では、円筒内に形成された段部を第1シート部54及び第2シート部55とし、排液弁51及び給液弁52と当接させたが、シート部の構成はこれに限られない。例えば、円筒の内径を狭めるように張り出した突出部を形成し、第1シート部54及び第2シート部55としても良い。
2 固定電極
3 可動電極
4 液圧操作装置
5 駆動部
11 液圧制御部
12 主操作弁部
13 パイロット弁部
15 アキュムレータ
16 高圧流路
17 低圧タンク
17a 液面
18 ポンプユニット
20 シリンダ
20a 高圧シール部
20b 低圧シール部
21 貫通孔
22 駆動ピストン
22a シール部
22b ダンパー部(第2ダンパー部)
23 駆動ロッド
24 液室(第1の液室)
24a ダンパー室(第2ダンパー室)
24b 円環部(隔壁)
24c 挿入孔
24d ブッシュ
24e ブッシュ用バネ部材
25 液室(第2の液室)
25a ダンパー室(第1ダンパー室)
25b 壁部(隔壁)
25c 挿入孔
26 ダンパー部(第1ダンパー部)
26a L字流路
26b 突出部
26c チェック弁用バネ部材
27 チェック弁
27a,27b 筒部
28 戻り液流路
28b 開口部
29 圧力封止リング
29a 分岐流路
41 開路用ソレノイド
42 閉路用ソレノイド
43 切換弁
51 排液弁
51a,51b,51c 連通口
52 給液弁
52a 小径部
52b 大径部
52c 円筒部
53 ケース
54 第1シート部
55 第2シート部
56 ガイド部
56a 基端部
56b 先端部
57 液室(第3の液室)
58 液室
59 給液弁用バネ部材
60 排液弁用バネ部材
64 制御流路
65 給液流路
67 排液流路
68 操作制御流路
69 弁ケース
70 操作排液流路
72 操作給液流路
75 ロッド弁
75a 膨出部
91 液室
92 第2排液流路
93 補助ピストン
93a ピストン部
93b ロッド部
93c 凸部
94 液室(第4の液室)
95 絞り開口
96 液室
97 小流路
98 補助弁
98a 頭部
98b 胴部
99 蓋部材
99a 小円筒部
99b 補助弁用バネ部材
Claims (9)
- シリンダと、シリンダ内部を摺動可能に設けられた駆動ピストンと、駆動ピストンによってシリンダ内部に区画された第1の液室及び第2の液室を有し、第1の液室と第2の液室の圧力差によって駆動ピストンが動作する駆動部と、
前記第1の液室に液体を供給する給液部と、
前記第1の液室に連通する給液流路と前記第2の液室に連通する制御流路とを備え、前記第1の液室から前記第2の液室への液体の供給と前記第2の液室からの液体の排出を行って、前記第1の液室と前記第2の液室の圧力差を制御する液圧制御部と、
前記液圧制御部から排出される液体を収容する排液部と、
を備え、
前記液圧制御部は、
前記給液流路、前記制御流路及び前記排液部に連通する排液流路がそれぞれ接続された筒状のケースと、
前記ケース内部を摺動し、前記制御流路と前記排液流路との間を開閉する排液弁と、
前記排液弁の内部を摺動し、前記制御流路と前記給液流路との間を開閉する給液弁と、
を備え、
前記排液弁内部には、前記液体の供給及び排出によって昇圧及び減圧され、前記給液弁を摺動させる第3の液室が設けられ、
前記給液弁内部には、前記第3の液室に対して絞り開口を介して連通する第4の液室が設けられていることを特徴とする液圧操作装置。 - 前記給液弁は、給液弁内部を摺動可能に設けられ、給液弁内部において前記第4の液室を区画する補助ピストンを備え、
前記補助ピストンは、前記絞り開口を介した前記第3の液室から前記第4の液室への液体の移動に伴って前記給液弁内部を摺動し、前記第4の液室の容積を増加させることを特徴とする請求項1記載の液圧操作装置。 - 前記給液弁は、給液弁端部に設けられ、前記第4の液室内部を給液弁外部に対して開閉する補助弁を備え、
前記給液弁が前記制御流路と前記給液流路との間を閉止する方向に移動すると、前記補助弁が開かれ、前記第4の液室内部の圧力を減少させることを特徴とする請求項1記載の液圧操作装置。 - 前記補助ピストンは、前記給液弁内部を摺動するピストン部と、当該ピストン部に接続され、前記排液弁の端面を摺動可能に挿通するロッド部とから構成され、前記ロッド部の周面には前記排液弁の端面に当接する凸部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の液圧操作装置。
- 前記排液流路は前記ケースの一端側に設けられ、前記ケースの他端側には前記排液部と連通する第2の排液流路が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の液圧操作装置。
- 前記駆動部は、
前記駆動ピストンの第1の液室側に接続され、前記シリンダ端面に設けられた貫通孔を介してシリンダ外部に設けられた遮断器の開閉部に接続する駆動ロッドと、
前記駆動ピストンの第2の液室側に接続されたダンパー部と、
前記第2の液室内に隔壁によって区画され前記ダンパー部が挿入可能な挿入孔を有するダンパー室とを有し、
前記ダンパー部内部には、前記ダンパー部が前記挿入孔を介して前記ダンパー室内に挿入され、前記ダンパー室内の圧力が前記第2の液室内の圧力よりも低くなるときに前記ダンパー室と前記第2の液室とを連通する流路が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の液圧操作装置。 - 前記駆動ロッドが挿通する前記貫通孔の内周部には2つのシール部が設けられ、当該2つのシール部の間に、前記第1の液室と前記排液部とを連通する戻り液流路の起点が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の液圧操作装置。
- 前記排液部は前記駆動部よりも高い位置に配置され、前記戻り液流路の終点が、前記排液部内に収容された液体の液面よりも高い位置に位置するように設けられていることを特徴とする請求項7に記載の液圧操作装置。
- 前記駆動ピストンの前記第1の液室側には、前記駆動ピストンと前記駆動ロッドとを接続する第2ダンパー部と、隔壁によって区画され前記ダンパー部が挿入可能な挿入孔を有する第2ダンパー室とが設けられ、
前記貫通孔の内周部には、前記2つのシール部の第1の液室側に圧力封止リングが設けられ、当該圧力封止リングと前記2つのシール部との間に前記第1の液室と前記給液部を連通する流路に合流する分岐流路が設けられていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の液圧操作装置。
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