JP3402024B2 - ガス遮断器及びそれに用いられる流体圧駆動装置 - Google Patents

ガス遮断器及びそれに用いられる流体圧駆動装置

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JP3402024B2
JP3402024B2 JP30093595A JP30093595A JP3402024B2 JP 3402024 B2 JP3402024 B2 JP 3402024B2 JP 30093595 A JP30093595 A JP 30093595A JP 30093595 A JP30093595 A JP 30093595A JP 3402024 B2 JP3402024 B2 JP 3402024B2
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康秀 武田
忠彦 野上
英雄 河本
宏 前田
公一 佐道
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    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
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    • H01H33/60Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/64Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid wherein the break is in gas
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/02Details
    • H01H33/28Power arrangements internal to the switch for operating the driving mechanism
    • H01H33/30Power arrangements internal to the switch for operating the driving mechanism using fluid actuator
    • H01H33/34Power arrangements internal to the switch for operating the driving mechanism using fluid actuator hydraulic

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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
  • Fluid-Driven Valves (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガス遮断器及びそれ
に用いられる流体圧駆動装置に係わり、特に弁の内部油
漏の検出,弁の内部油漏れが発生しても油圧が喪失する
ことを防止する機能を有するのに好適なガス遮断器及び
それに用いられる流体圧駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の社会の高度化,情報化に伴い、こ
れを支える電力供給システムは、益々高い信頼性が求め
られている。この要求に対し、要となるのが電力供給シ
ステムを構成している遮断器である。なかでも超高圧以
上の系統には、大容量のガス遮断器が使用されている
が、この駆動機構には主として油圧操作装置が適用され
ている。系統に短絡事故が発生した場合、系統の切り替
え時、その他の理由で系統を遮断,投入する必要が生じ
た場合、これらの遮断器には、指令により確実に遮断,
投入できる機能が求められ、電力供給システムの高信頼
度化のため、遮断器には特に、遮断器が閉路状態にある
ときは指令により必ず遮断できること、引き外し優先
(すなわち、遮断優先)でポンピング防止機能を有する
ことに高い信頼度が求められる。
【0003】従来のガス遮断器用の流体圧駆動装置とし
ては、例えば実開昭58−14636 号公報に記載のように、
開路用ボール弁と閉路用ボール弁を用い、油圧回路の流
路を切り替えて遮断器の遮断,投入操作を行う流体圧駆
動装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】実開昭58−14636 号公
報に記載の従来の技術は、信頼性を確保するために、そ
れぞれのバルブについて信頼度を高める、作動流体の管
理を強化する等の対応はなされているものの、その流体
圧駆動装置の構造上、次のような不具合い要因がある。
【0005】すなわち、遮断器の閉路状態で閉路用ボー
ル弁が固渋して不完全な閉止状態が発生した場合、投入
状態ではこの不完全な閉止状態を検知できない。そのた
め、この不完全な閉止状態で開路操作を行うと遮断器は
一旦開路するが、開路ボール弁が復帰すると再度投入す
る操作が発生して、ポンピング動作を行うことになる。
又、遮断器の開路状態で開路用操作弁が固渋して不完全
な閉止状態となった場合、開路状態でこれを検知できな
い。そのため、この状態で閉路操作を行うと遮断器は一
旦閉路するが、(1)漏れが大きい場合は、閉路ボール
弁が復帰すると再度開路する。そして、遮断器開路指令
が継続していると再度投入してポンピング動作を発生す
る。(2)漏れが小さい場合は、開路動作には至らない
が、漏れ量が流体圧ポンプの吐出量よりも大きいときは
閉路状態のまま流体圧が喪失されるため、開路動作が不
能となるという問題点があった。
【0006】本発明の第1の目的は、上記したようなバ
ルブの不完全な閉止状態が発生したとしても、これを検
知できる油圧操作器構造とし、次の動作時の誤動作を防
止できるガス遮断器及びそれに用いられる流体圧駆動装
置を提供することにある。
【0007】本発明の第2の目的は、遮断器が閉路状態
の時は、バルブの不完全な閉止状態が発生しても油圧を
保持して次の開路動作ができるガス遮断器及びそれに用
いられる流体圧駆動装置を提供することにある。
【0008】本発明の第3の目的は、機械的振動の相互
の影響を極力受けないようにして、各弁の誤動作が発生
するのを防止できるガス遮断器及びそれに用いられる流
体圧駆動装置を提供することにある。
【0009】本発明の第4の目的は、バルブの不完全な
閉止状態が極力発生しないようにしたガス遮断器及びそ
れに用いられる流体圧駆動装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明のガス遮断器は、前記逆止弁が前記閉
路操作スプール弁の下流側の空間への流れを阻止するよ
うに配置されるものであって、前記閉路操作スプール弁
の下流側の空間と低圧の油タンクとを第2の絞りを介し
て接続するとともに、前記流体圧ポンプの運転時間もし
くは運転回数を計測することを特徴とする。
【0011】上記第2の目的を達成するために、本発明
のガス遮断器は、遮断部と、該遮断部の遮断,投入動作
を行う機械的手段と、該機械的手段と連結された流体圧
ピストンを収納した流体圧シリンダと、該流体圧シリン
ダの切り替え室の流体圧力を低圧と高圧に切り替えて前
記流体圧ピストンを駆動する操作を行うための主弁と該
主弁の主弁パイロット室を低圧と高圧に切り替えて前記
主弁を駆動する操作弁と該操作弁を制御するパイロット
弁を含む制御弁装置と、作動流体を加圧蓄積して供給す
る流体圧ポンプとアキュムレータからなる流体圧源と、
制御装置からの開路,閉路指令により前記を制御弁装置
の流路の切り替えを行うためのパイロット弁駆動装置を
備えたガス遮断器において、前記パイロット弁駆動装置
が、前記制御装置からの閉路指令により動作する閉路パ
イロット弁駆動機構と、該閉路パイロット弁駆動機構に
より開閉される閉路パイロット弁と、該閉路パイロット
弁の動作により低圧と高圧に切り替えられる閉路操作第
1パイロット室と、該閉路操作第1パイロット室の圧力
切り替えにより駆動される閉路操作弁を備え、前記制御
装置からの開路指令により動作する開路パイロット弁駆
動機構と、該開路パイロット弁駆動機構により開閉され
る開路パイロット弁と、該開路パイロット弁の動作によ
り低圧と高圧に切り替えられる開路操作第1パイロット
室と、該開路操作第1パイロット室の圧力切り替えによ
り駆動される開路操作弁を備えるものであって、前記閉
路操作第1パイロット室が前記アキュムレータと第1の
絞りを介して接続され、前記閉路操作弁の下流側が第2
の絞りを介して低圧の油タンクと接続されるとともに、
前記第1の絞りを流れる流量と前記第2の絞りを流れる
流量の和を前記流体圧ポンプの吐出量より小さくなるよ
うに前記第1,第2の絞りを設定したことを特徴とす
る。
【0012】又、前記パイロット弁駆動装置が、前記制
御装置からの閉路指令により動作する閉路パイロット弁
駆動機構と、該閉路パイロット弁駆動機構により開閉さ
れる閉路パイロット弁と、該閉路パイロット弁の動作に
より低圧と高圧に切り替えられる閉路操作第1パイロッ
ト室と、該閉路操作第1パイロット室の圧力切り替えに
より駆動される閉路操作弁を備え、前記制御装置からの
開路指令により動作する開路パイロット弁駆動機構と、
該開路パイロット弁駆動機構により開閉される開路パイ
ロット弁と、該開路パイロット弁の動作により低圧と高
圧に切り替えられる開路操作第1パイロット室と、該開
路操作第1パイロット室の圧力切り替えにより駆動され
る開路操作弁を備えるものであって、前記閉路操作第1
パイロット室が前記アキュムレータと第1の絞りを介し
て接続され、前記閉路操作弁の下流側が第2の絞りを介
して低圧の油タンクと接続されるとともに、前記閉路パ
イロット弁と閉路操作弁がともに開状態のとき遮断器の
最低の保証動作圧力以上の圧力を保持するように、前記
第1の絞りと、前記第2の絞りと、前記流体圧ポンプの
吐出量を設定したことを特徴とする。
【0013】又、前記パイロット弁駆動装置が、前記制
御装置からの閉路指令により動作する閉路パイロット弁
駆動機構と、該閉路パイロット弁駆動機構により開閉さ
れる閉路パイロット弁と、該閉路パイロット弁の動作に
より低圧と高圧に切り替えられる閉路操作第1パイロッ
ト室と、該閉路操作第1パイロット室の圧力切り替えに
より駆動される閉路操作弁を備え、前記制御装置からの
開路指令により動作する開路パイロット弁駆動機構と、
該開路パイロット弁駆動機構により開閉される開路パイ
ロット弁と、該開路パイロット弁の動作により低圧と高
圧に切り替えられる開路操作第1パイロット室と、該開
路操作第1パイロット室の圧力切り替えにより駆動され
る開路操作弁を備えるものであって、閉路パイロット弁
と開路パイロット弁、及び閉路操作弁と開路操作弁の弁
座径をそれぞれ同一の寸法で構成し、前記閉路操作第1
パイロット室及び開路操作第1パイロット室がそれぞれ
前記流体圧源と第1の絞り及び第3の絞りを介して接続
され、前記閉路操作弁の下流側が第2の絞りを介して低
圧の油タンク及び前記開路操作スプール弁の弁座を介し
て低圧の油タンクと接続されるとともに、前記閉路パイ
ロット弁と閉路操作弁と開路パイロット弁と開路操作弁
とがともに開状態のとき前記主弁パイロット室の圧力が
前記主弁を遮断器が開路動作をする位置となるように、
前記第1,第2,第3の絞りを含む前記流体圧源から低
圧の油タンク間の流路抵抗を設定したことを特徴とす
る。
【0014】又、前記主弁が、主弁閉路バルブと主弁開
路バルブと主弁パイロット室を具備し、前記パイロット
弁駆動装置が、前記制御装置からの閉路指令により動作
する閉路パイロット弁駆動機構と、該閉路パイロット弁
駆動機構により開閉される閉路パイロット弁と、該閉路
パイロット弁が設けられた空間に連通する閉路操作第1
パイロット室と、閉路操作弁、及び前記制御装置からの
開路指令により動作する開路パイロット弁駆動機構と、
該開路パイロット弁駆動機構により開閉される開路パイ
ロット弁と、該開路パイロット弁が設けられた空間と連
通する開路操作第1パイロット室と、開路操作弁を具備
するものであって、前記流体圧シリンダの一方の空間を
介して前記流体圧源と主弁閉路バルブ側空間と、第1の
絞りを介して前記主弁閉路バルブ側空間と前記閉路操作
第1パイロット室と、前記主弁閉路バルブ側空間と閉路
操作弁スプールの前記閉路操作第1パイロット室と対向
する空間と、該空間と第3の絞りを介して前記開路操作
第1パイロット室及び開路操作弁スプールの前記開路操
作第1パイロット室と対向する空間とがそれぞれ接続さ
れ、前記閉路操作弁の下流側の空間と、前記流体圧シリ
ンダの切り替え室,前記主弁閉路バルブと主弁開路バル
ブとの間の空間と第4の絞りを介して前記主弁パイロッ
ト室が接続され、該主弁パイロット室が前記開路操作弁
の下流側空間と逆止弁を介してそれぞれ接続され、前記
閉路操作弁の下流側の空間が第2の絞りを介して低圧の
油タンクと接続され、前記開路操作弁の下流側空間,閉
路パイロット及び開路パイロット弁の下流側が低圧の油
タンクとそれぞれ接続されていることを特徴とする。
【0015】又、ガス遮断器に用いられる流体圧駆動装
置は、作動流体を加圧蓄積して供給する流体圧ポンプと
アキュムレータからなる流体圧源と、流体圧ピストンを
収納した流体圧シリンダと、主弁閉路バルブと主弁開路
バルブと主弁パイロット室を具備する主弁と、制御装置
からの閉路指令により動作する閉路パイロット弁駆動機
構と、該閉路パイロット弁駆動機構により開閉される閉
路パイロット弁と、該閉路パイロット弁が設けられた空
間に連通する閉路操作第1パイロット室と、閉路操作
弁、及び前記制御装置からの開路指令により動作する開
路パイロット弁駆動機構と、該開路パイロット弁駆動機
構により開閉される開路パイロット弁と、該開路パイロ
ット弁が設けられた空間と連通する開路操作第1パイロ
ット室と、開路操作弁を具備する制御弁装置を備え、前
記流体圧シリンダの一方の空間を介して前記流体圧源と
主弁閉路バルブ側空間と、第1の絞りを介して該主弁閉
路バルブ側空間と前記閉路操作第1パイロット室と、前
記主弁閉路バルブ側空間と閉路操作スプール弁の前記閉
路操作第1パイロット室と対向する空間と、該空間と第
3の絞りを介して前記開路操作第1パイロット室と、該
空間と開路操作弁の前記開路操作第1パイロット室と対
向する空間とをそれぞれ接続し、前記閉路操作弁の下流
側の空間と、前記流体圧シリンダの切り替え室と前記主
弁閉路バルブと主弁開路バルブとの間の空間と、前記流
体圧シリンダの切り替え室と第4の絞りを介して前記主
弁パイロット室と、該主弁パイロット室と前記閉路操作
弁の下流側の空間と、該主弁パイロット室と前記開路操
作弁の下流側空間とを逆止弁を介してそれぞれ接続し、
前記閉路操作弁の下流側の空間と第2の絞りを介して低
圧の油タンクと接続し、前記開路操作弁の下流側空間,
閉路パイロット弁及び開路パイロット弁の下流側と低圧
の油タンクとをそれぞれ接続して構成し、前記制御装置
からの閉路,開路指令により前記制御弁装置の流路を切
り替えることにより前記流体圧シリンダの切り替え室の
流体圧力を低圧と高圧に切り替えて前記流体圧ピストン
を駆動する操作を行うことを特徴とする。
【0016】上記第3の目的を達成するために、本発明
のガス遮断器は、前記流体圧シリンダ内の流体圧ピスト
ンの動作軸と直交する方向に、前記パイロット弁駆動装
置の閉路パイロット弁と閉路操作弁の動作軸,開路パイ
ロット弁と開路操作弁の動作軸,前記制御弁装置の主弁
の動作軸を配置したことを特徴とする。又、前記流体圧
シリンダ内の流体圧ピストンの動作軸と、前記制御弁装
置の主弁の動作軸と、前記パイロット弁駆動装置の閉路
パイロット弁,閉路操作弁,開路パイロット弁,開路操
作弁の動作軸とをそれぞれ互いに直交するように配置こ
とを特徴とする。
【0017】上記第4の目的を達成するために、本発明
のガス遮断器は、遮断部と、該遮断部の遮断、投入動作
を行う機械的手段と、該機械的手段と連結された流体圧
ピストンを収納した流体圧シリンダと、該流体圧シリン
ダの切り替え室の流体圧力を低圧と高圧に切り替えて前
記流体圧ピストンを駆動する操作を行うための主弁と該
主弁の主弁パイロット室を低圧と高圧に切り替えて前記
主弁を駆動する操作弁と該操作弁を制御するパイロット
弁とを含む制御弁装置と、作動流体を加圧蓄積して供給
する流体圧ポンプとアキュムレータからなる流体圧源
と、制御装置からの開路,閉路指令により前記を制御弁
装置の流路の切り替えを行うためのパイロット弁駆動装
置を備えたガス遮断器において、前記パイロット弁駆動
装置が、前記制御装置からの閉路指令により動作する閉
路パイロット弁駆動機構と、該閉路パイロット弁駆動機
構により開閉される閉路パイロット弁と、該閉路パイロ
ット弁の動作により低圧と高圧に切り替えられる閉路操
作第1パイロット室と、該閉路操作第1パイロット室の
圧力切り替えにより駆動される閉路操作弁を備え、前記
制御装置からの開路指令により動作する開路パイロット
弁駆動機構と、該開路パイロット弁駆動機構により開閉
される開路パイロット弁と、該開路パイロット弁の動作
により低圧と高圧に切り替えられる開路操作第1パイロ
ット室と、該開路操作第1パイロット室の圧力切り替え
により駆動される開路操作弁を備えるものであって、前
記閉路操作第1パイロット室及び開路操作第1パイロッ
ト室が前記アキュムレータと接続され、前記閉路操作弁
の下流側が逆止弁を介して前記主弁パイロット室及び前
記開路操作弁の上流側に接続されていることを特徴とす
るものである。
【0018】又、ガス遮断器に用いられる流体圧駆動装
置は、作動流体を加圧蓄積して供給する流体圧ポンプと
アキュムレータからなる流体圧源と、流体圧ピストンを
収納した流体圧シリンダと、該流体圧シリンダの切り替
え室の流体圧力を低圧と高圧に切り替えて前記流体圧ピ
ストンを駆動する操作を行うための主弁と該主弁の主弁
パイロット室を低圧と高圧に切り替えて前記主弁を駆動
する操作弁と該操作弁を制御するパイロット弁とを含む
制御弁装置と、制御装置からの開路,閉路指令により前
記制御弁装置の流路の切り替えを行うためのパイロット
弁駆動装置を備え、前記パイロット弁駆動装置が、前記
制御装置からの閉路指令により動作する閉路パイロット
弁駆動機構と、該閉路パイロット弁駆動機構により開閉
される閉路パイロット弁と、該閉路パイロット弁の動作
により低圧と高圧に切り替えられる閉路操作第1パイロ
ット室と、該閉路操作第1パイロット室の圧力切り替え
により駆動される閉路操作弁を備え、前記制御装置から
の開路指令により動作する開路パイロット弁駆動機構
と、該開路パイロット弁駆動機構により開閉される開路
パイロット弁と、該開路パイロット弁の動作により低圧
と高圧に切り替えられる開路操作第1パイロット室と、
該開路操作第1パイロット室の圧力切り替えにより駆動
される開路操作弁を備え、前記閉路操作第1パイロット
室及び開路操作第1パイロット室が前記アキュムレータ
と接続され、前記閉路操作弁の下流側が逆止弁を介して
前記主弁パイロット室及び前記開路操作弁の上流側に接
続されるものであって、前記制御装置からの閉路,開路
指令により前記制御弁装置の流路を切り替えることによ
り前記流体圧シリンダの切り替え室の流体圧力を低圧と
高圧に切り替えて前記流体圧ピストンを駆動する操作を
行うことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1か
ら図5を用いて説明する。図1は、本実施例であるガス
遮断器の閉路状態を示す流体圧駆動装置の縦断面図、図
2は、本実施例のガス遮断器の開路途中を示す流体圧駆
動装置の縦断面図、図3は、本実施例のガス遮断器の開
路状態を示す流体圧駆動装置の縦断面図、図4は、本実
施例のガス遮断器の閉路途中を示す流体圧駆動装置の縦
断面図、図5は、本実施例のガス遮断器の開路優先動作
を示す流体圧駆動装置の縦断面図である。
【0020】図1に示すように、本実施例のガス遮断器
は、主として流体圧駆動装置1と、この流体圧駆動装置
1とリンク機構5を介して接続された遮断部6から構成
されており、操作指令により流体圧駆動装置1を駆動し
て遮断部6の開路,閉路動作を行うようになっている。
又、流体圧駆動装置1には、アキュムレータ2,流体圧
発生装置3(以下、流体圧ポンプ3ともいう),低圧の
油タンク4が接続されている。アキュムレータ2内に
は、ピストンが設けられており、アキュムレータ2内を
2つの空間に仕切っている。その一方の空間には、例え
ば窒素ガスが封入されている。流体圧駆動装置1は、主
として流体圧シリンダ10,主弁20,閉路操作弁3
0,閉路パイロット弁40,閉路パイロット弁駆動機構
50、及び開路操作弁60,開路パイロット弁70,開
路パイロット弁駆動機構80の主要ユニットで構成され
ている。
【0021】流体圧シリンダ10には、流体圧シリンダ
の切り替え室11が形成されており、この流体圧シリン
ダ10内を往復運動し、リンク機構5を駆動するための
流体圧ピストン12が設けられている。図1に示すよう
に、流体圧ピストン12のリンク機構5側の空間は、ア
キュムレータ2,流体圧発生装置3と油圧配管で接続さ
れて連通するようになっており、流体圧発生装置3で昇
圧されて、高圧の状態になった低圧の油タンク4の油が
アキュムレータ2に溜められている。ここで、流体圧ポ
ンプ3は、例えば320kg/cm2Gでオンされ、340k
g/cm2Gでオフされるようになっている。流体圧発生装
置3の運転時間あるいは運転回数は、図示しない制御装
置により計測され、監視されている。流体圧ピストン1
2のリンク機構5側の空間は、図1に示す主弁20の主
弁閉路側バルブ24より上方の部分の空間とも連通して
いる。一方、流体圧シリンダの切り替え室11は、主弁
閉路側バルブ24と主弁開路側バルブ25との間に形成
される空間と連通されるとともに、絞り23を介して図
1に示す主弁スプール22の下方に形成される主弁パイ
ロット室21と連通している。又、主弁開路側バルブ2
5の下流側の主弁スプール22部分の空間は、低圧の油
タンク4と連通している。
【0022】主弁閉路側バルブ24より上方の部分の空
間は、更に、絞り35を介して閉路操作弁第1パイロッ
ト室31と、閉路操作弁第2パイロット室33及び閉路
操作弁30の上流側の空間と別々の流路でそれぞれ連通
している。閉路操作弁第2パイロット室33は、開路操
作弁第2パイロット室63,絞り65を介して開路操作
弁第1パイロット室61と別々の流路でそれぞれ連通し
ている。閉路操作弁第1パイロット室31の上方には、
閉路パイロット弁40のボール弁41が、開路操作弁第
1パイロット室61の上方には、開路パイロット弁70
のボール弁71がそれぞれ設けられており、ボール弁4
1とボール弁71のパイロット弁駆動機構側には、ボー
ル弁41,ボール弁71の開閉動作によって連通,遮断
される流路が形成されており、低圧の油タンク4と連通
している。
【0023】一方、主弁パイロット室21は、逆止弁9
0を介して閉路操作弁30の下方の空間と連通し、この
閉路操作弁30の下方の空間は、逆止弁90の上流側で
分岐された流路により絞り36を介して低圧の油タンク
4と連通している。主弁パイロット室21は、開路操作
弁60の上方の空間と連通し、開路操作弁60を介して
更に低圧の油タンク4と連通している。
【0024】閉路パイロット弁40には、閉路パイロッ
ト弁駆動機構50が設けられており、図示しない制御装
置から閉路指令が入力されると、閉路パイロット弁駆動
機構50がスプール51を下方に駆動して閉路パイロッ
ト弁40のボール弁41を開く。閉路パイロット弁駆動
機構50は、遮断器の閉路動作が完了すると電気的又は
機械的にリセットされる構成となっており、リセットさ
れると閉路パイロット弁駆動機構50のスプール51は
上方向に復帰する。同様に、開路パイロット弁70に
は、開路パイロット弁駆動機構80が設けられており、
図示しない制御装置から開路指令が入力されると、開路
パイロット弁駆動機構80がスプール81を下方に駆動
して開路パイロット弁70のボール弁71を開く。開路
パイロット弁駆動機構80は、遮断器の開路動作が完了
すると電気的又は機械的にリセットされる構成となって
おり、リセットされると開路パイロット弁駆動機構80
のスプール81は上方向に復帰するようになっている。
【0025】次に、このように構成された流体圧駆動装
置1の動作について説明する。
【0026】遮断部6が閉路状態である状態を示す図1
において、開路指令が入力されると、図2に示すよう
に、開路パイロット弁駆動機構80のスプール81が図
2において下方向に駆動されて、開路パイロット弁70
のボール71が下方向に駆動されて開くため、開路操作
弁第1パイロット室61は、低圧の油タンク4と連通状
態となり、高圧から低圧に切り替えられる。
【0027】開路操作弁第1パイロット室61に対向し
ている開路操作弁第2パイロット室63は高圧源に接続
されているので、高圧となっているため、開路操作弁ス
プール64は、この圧力差により上方向に駆動されて開
路操作弁60が開状態となる。開路操作弁60が開状態
となると、主弁パイロット室21が低圧の油タンク4と
連通するので、主弁パイロット室21は、高圧から低圧
に切り替えられる。この結果、主弁スプール22の上下
方向に圧力差が生じ、主弁スプール22は下方向に駆動
され、主弁開路側バルブ25が開き、主弁閉路側バルブ
24が閉じるため、流体圧シリンダ10の切り替え室1
1は低圧に切り替えられ、流体圧ピストン12には上下
方向の圧力差による駆動力が作用して、流体圧ピストン
12は下方向に駆動される。その結果、リンク機構5が
下方に移動して、遮断部6が開き、遮断器は開路動作を
する。
【0028】この主弁動作の完了後、開路パイロット弁
駆動機構80は電気的又は機械的にリセットされ、開路
パイロット弁駆動機構80のスプール81は上方向に復
帰する。スプール81が上方向に復帰すると、開路パイ
ロット弁70のボール71が上方向に復帰して開路パイ
ロット弁40は閉止される。その結果、開路操作弁パイ
ロット室61には、絞り65を通して高圧流体が補給さ
れるため、開路操作弁スプール64が下方向に駆動され
て、図3に示すように開路操作弁60が閉止状態とな
る。開路操作弁60が閉止状態になると、低圧の油タン
ク4との連通が遮断されるが、主弁パイロット室21
は、絞り23を介して低圧状態にある流体圧シリンダ1
0の切り替え室11と連通しているので、主弁スプール
22が下方向の位置のままで、主弁閉路側バルブ24が
閉位置,主弁開路側バルブ25が開位置にある限りは、
主弁パイロット室21は、低圧の状態のまま保持され
る。
【0029】図3に示す状態において、閉路指令が入力
されると、図4に示す如く、閉路パイロット弁駆動機構
のスプール51が図4の下方向に駆動されて、閉路パイ
ロット弁40のボール41が下方向に駆動され、閉路操
作弁第1パイロット室31が低圧の油タンク4と連通す
る状態となるので、高圧から低圧に切り替えられる。閉
路操作弁第1パイロット室31と対向する閉路操作弁第
2パイロット室33は、高圧源に接続されたままであ
り、高圧となっているので、閉路操作弁スプール34の
上方向に差圧力が作用して、閉路操作弁スプール34は
上方向に駆動される。その結果、閉路操作弁30が開い
て主弁パイロット室21に、逆止弁90を介して高圧の
流体が導入され、主弁パイロット室21が低圧から高圧
に切り替えられる。この差圧力によって主弁スプール2
2は上方向に駆動される。主弁スプール22が上方向に
駆動されると、主弁閉路側バルブ24が開位置,主弁開
路側バルブ25が閉位置の状態になるため、アキュムレ
ータ2の高圧流体が、流体圧シリンダ10の切り替え室
11に導入されて、低圧から高圧に切り替えられ、切り
替え室11が高圧となる。流体圧ピストン12の高圧流
体の圧力の作用する断面積が異なるように設定されてい
るため、流体圧ピストン12は上方向に駆動され、この
流体圧ピストン12に伴って、リンク機構5が上方向に
移動して遮断部6を駆動し、遮断器は閉路動作をする。
【0030】この主弁動作が完了後、閉路パイロット弁
駆動機構50は電気的又は機械的にリセットされるた
め、閉路パイロット弁駆動機構50のスプール51が上
方向に移動して、閉路パイロット弁ボール31が上方向
に移動して閉止状態に復帰して閉路パイロット弁40は
閉止される。閉路パイロット弁40は閉止されると、操
作弁パイロット室31には絞り35を通して高圧流体が
補給されるため、開路操作弁スプール34が下方向に駆
動されて、図1に示すように閉路操作弁30が閉止状態
に復帰する。
【0031】この時、主弁パイロット室21は、絞り2
3を通して流体圧シリンダ10の切り替え室11と連通
し、かつ流体圧は逆止弁90を閉止する方向に作用する
ので、主弁スプール22が上方向位置にあり、主弁閉路
側バルブ24が開位置,主弁開路側バルブ25が閉位置
にある限り、高圧が保持される。一方、閉路側操作弁の
2次側は絞り36を通して低圧タンク4に連通している
ので低圧に保持される。
【0032】このように、閉路パイロット弁が開状態の
とき、ガス遮断器の最低保証開路動作流体圧力におけ
る、流体圧ポンプの吐出流量であるQ0,第1の絞りを
流れる流量であるQ1が、Q0≧Q1となるように流体
圧ポンプの吐出流量及び第1の絞りを設定しているの
で、閉路パイロット弁が不完全な閉止状態となっても最
低保証動作圧力以上の圧力を保持することができる。
【0033】又、パイロット弁の不完全な閉止状態、又
は遮断器閉路状態で閉路操作弁の不完全な閉止状態が発
生しても、流体圧ポンプを運転することにより流体圧を
保持でき、次の開路操作を行うことができる。
【0034】次に、閉路パイロット弁駆動機構50と開
路パイロット弁駆動機構80が同時に働いた場合につい
て説明する。閉路パイロット弁40と開路パイロット弁
70が同時に開状態となった場合、閉路操作弁30と開
路操作弁60は同時に開状態となる。この場合、主弁パ
イロット室21にはアキュムレータ2の高圧流体が、閉
路操作弁30,逆止弁90を通して補給されるが、同時
に主弁パイロット室21に補給された高圧流体は開路操
作弁60を通して低圧タンク4に排出される。閉路操作
弁30と開路操作弁の寸法を同一とすると、主弁パイロ
ット室21の圧力は、この高圧流体の補給ルートの圧力
損失と排出ルートの圧力損失によって決まるが、この時
主弁パイロット室21の圧力が主弁スプール22がガス
遮断器の開路操作位置に切り替わる圧力以上となるよう
に、補給ルートと排出ルートの寸法を設定している。こ
のように寸法設定を行うことにより、図5に示すよう
に、開路優先の動作を行うことができる。
【0035】このように、閉路指令と開路指令が重な
り、閉路パイロット弁駆動機構と開路パイロット弁駆動
機構が同時に駆動されるとか、他の原因により閉路パイ
ロット弁と開路パイロット弁が同時に開状態となって、
閉路操作弁と開路操作弁が同時に開状態となったとき、
あるいは固渋などにより閉路操作弁と開路操作弁が同時
に開状態となったとき、主弁パイロット室から開路操作
弁を接続する高圧流体排出ルートの圧力損失と、閉路操
作弁から主弁パイロット室への高圧流体供給ルートの圧
力損失の関係が、上記のように設定されているので、主
弁パイロット室を開路操作位置に切り替わる圧力以下に
なるようにすることができる。
【0036】以上説明したように、本実施例では、開路
操作弁及び閉路操作弁の駆動と復帰を操作弁第1パイロ
ット室と操作弁第2パイロット室との間の流体圧差で行
うため、大きな駆動力と復帰力を得ることができ、確実
に動作する高信頼度の操作器を得ることができる。
【0037】又、図1に示す遮断器の閉路状態では、主
弁20,閉路操作弁30,開路操作弁60,閉路パイロ
ット弁40,開路パイロット弁70及び逆止弁90の弁
座シール部は、弁座シールの上流側が高圧,下流側が低
圧となる構成となっているので、閉路動作時になんらか
の原因でバルブの不完全な閉止状態が発生すると、内部
流体漏れが発生し、流体圧ポンプ3の運転時間が長くな
る、あるいは運転回数が多くなる。従って、流体圧ポン
プ3の運転時間や運転回数を監視することによりバルブ
の不完全な閉止状態が発生していることを検知すること
ができる。
【0038】すなわち、逆止弁が主弁パイロット室から
閉路操作弁の下流側の空間への流れを阻止するように配
置し、閉路操作弁の下流側の空間と低圧の油タンクとを
第2の絞りを介して接続して、前記流体圧ポンプの運転
時間もしくは運転回数を計測することにより、パイロッ
ト弁が完全に復帰しないとか、異物咬み込み等の原因で
不完全な閉止状態となった場合、パイロット弁の下流側
が低圧となっているため、流体漏れが発生し、流体圧ポ
ンプの運転間隔が短くなるとか、あるいは1回あたりの
運転時間が長くなる。従って、定常時のこれら流体圧ポ
ンプの運転状況を監視することにより、パイロット弁が
不完全な閉止状態にあるか否かを検知することができ
る。
【0039】又、閉路操作弁の1次側を定常時に高圧と
し、閉路操作弁の2次側と逆止弁間に低圧タンクと接続
する絞り付き分岐流路を設けることにより閉路操作弁の
下流側を低圧とすることができるので、閉路用操作弁が
固渋により完全に復帰しない、異物咬み込み等の原因で
不完全な閉止状態が発生した場合、流体漏れが発生する
ため、上記した方法と同様の方法で弁の不完全な閉止状
態を検知することができる。
【0040】又、遮断器の最低保証操作圧力P、例えば
260kg/cm2G における流体圧ポンプ3の吐出量をQ
0,絞り35の流量をQ1,絞り36の流量をQ2とし
て、Q0≧Q1+Q2となるように、流体圧ポンプ3,
絞り35,絞り36のそれぞれを設定しているので、遮
断器の閉路動作時に、万一閉路側パイロット弁,閉路側
操作弁のうちの一方が、あるいは両方が閉止不能となっ
ても最低の保証動作圧力を保持することができるので、
開路操作を行うことができる。
【0041】次に、流体圧シリンダなどによって生じる
振動を考慮した場合の実施例を図6,図7により説明す
る。図6は、本実施例であるガス遮断器の閉路状態を示
す流体圧駆動装置の縦断面図、図7は、ガス遮断器の流
体圧駆動装置のシリンダ軸方向と、主弁と、その他の弁
の動作軸方向の配置例を示す図である。
【0042】流体圧駆動装置を動作させると、一般的に
流体圧シリンダの動作軸方向に最大の振動が発生する。
ここで、作動軸とは、シリンダが往復運動するときのそ
の往復運動の方向のことをいう。又、弁についても以下
同様に定義する。図1から図5に示す実施例では、流体
圧シリンダ10の動作軸方向と、主弁20,閉路操作弁
30,閉路パイロット弁40,閉路パイロット弁駆動機
構50,開路操作弁60,開路パイロット弁70,開路
パイロット弁駆動機構80の動作軸方向が一致する方向
であるため、流体駆動装置の動作時の振動が大きい場合
は、これらの弁が誤動作する可能性が高くなる。これを
防ぐために、図6に示す実施例のように、流体圧シリン
ダの動作軸方向とその他の弁の動作軸の方向が直角方向
となるように配置することが有効である。
【0043】流体圧シリンダ内の流体圧ピストンの動作
軸と直交する方向に、パイロット弁駆動装置の各弁を配
置しているので、閉路パイロット弁,開路パイロット
弁,閉路操作弁,開路操作弁、及び主弁が流体圧シリン
ダ動作時の振動の影響を極力受けないようすることがで
き、各弁の誤動作が発生するのを防止できる。
【0044】又、流体圧シリンダについで動作時の振動
が大きいのは主弁20である。主弁20の動作時の振動
による流体圧駆動装置の誤動作をも考慮した場合、閉路
操作弁30,閉路パイロット弁40,閉路パイロット弁
駆動機構50,開路操作弁60,開路パイロット弁7
0,開路パイロット弁駆動機構80の動作軸方向を主弁
の動作軸方向と直角方向に配置することが有効である。
【0045】図7に示す実施例では、流体圧シリンダ1
0の動作軸方向と、主弁20の動作軸方向と、その他の
弁(すなわち、閉路操作弁,閉路パイロット弁,閉路パ
イロット弁駆動機構,開路操作弁,開路パイロット弁,
開路パイロット弁駆動機構)の動作軸方向を互いに90
度となるように配置している。このように配置すること
により、加振力が大きい場合でも動作時の振動による誤
動作を小さくすることができる。又、流体圧シリンダ内
の流体圧ピストンの動作軸と、制御弁装置の主弁の動作
軸と、パイロット弁駆動装置の各弁の動作軸とをそれぞ
れ互いに直交するように配置することにより、流体圧ピ
ストン,主弁それぞれが動作したときの機械的振動の相
互の影響を極力受けないようにすることができ、各弁の
誤動作が発生するのを防止できる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
開路操作弁及び閉路操作弁の駆動と復帰を操作弁パイロ
ット室と操作スプール弁との間の流体圧差で行うため、
大きな駆動力と復帰力を得ることができ、確実に動作す
る高信頼度の操作器を得ることができる。
【0047】又、遮断器の閉路状態では、主弁,閉路操
作弁,開路操作弁,閉路パイロット弁,開路パイロット
弁及び逆止弁の弁座シール部は、弁座シールの上流側が
高圧,下流側が低圧となる構成となっているので、閉路
動作時になんらかの原因でバルブの不完全な閉止状態が
発生すると、内部流体漏れが発生し、流体圧ポンプの運
転時間が長くなる、あるいは運転回数が多くなる。従っ
て、流体圧ポンプの運転時間や運転回数を監視すること
によりバルブの不完全な閉止状態が発生していることを
検知することができる。
【0048】又、遮断器の最低保証操作圧力Pにおける
流体圧ポンプ3の吐出量をQ0,絞り35の流量をQ
1,絞り36の流量をQ2として、Q0≧Q1+Q2と
なるように、流体圧発生装置3,絞り35,絞り36の
それぞれを設定しているので、遮断器の閉路動作時に、
万一閉路側パイロット弁,閉路側操作弁のうちの一方
が、あるいは両方が閉止不能となっても最低の保証動作
圧力を保持することができるので、開路操作を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるガス遮断器の閉路状態
を示す流体圧駆動装置の縦断面図である。
【図2】本実施例のガス遮断器の開路途中を示す流体圧
駆動装置の縦断面図である。
【図3】本実施例のガス遮断器の開路状態を示す流体圧
駆動装置の縦断面図である。
【図4】本実施例のガス遮断器の閉路途中を示す流体圧
駆動装置の縦断面図である。
【図5】本実施例のガス遮断器の開路優先動作を示す流
体圧駆動装置の縦断面図である。
【図6】本発明の他の実施例であるガス遮断器の閉路状
態を示す流体圧駆動装置の縦断面図である。
【図7】ガス遮断器の流体圧駆動装置のシリンダ軸方向
と、主弁と、その他の弁の動作軸方向の配置例を示す図
である。
【符号の説明】
1…流体圧駆動装置、2…アキュムレータ、3…流体圧
発生装置、4…油タンク、5…リンク機構、6…遮断
部、10…流体圧シリンダ、20…主弁、30…閉路操
作弁、40…閉路パイロット弁、50…閉路パイロット
弁駆動機構、60…開路操作弁、70…開路パイロット
弁、80…開路パイロット弁駆動機構、90…逆止弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河本 英雄 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株 式会社 日立製作所 国分工場内 (72)発明者 前田 宏 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株 式会社 日立製作所 国分工場内 (72)発明者 佐道 公一 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株 式会社 日立製作所 国分工場内 (72)発明者 定村 弘祥 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株 式会社 日立製作所 国分工場内 (56)参考文献 特開 昭47−7181(JP,A) 特開 昭47−7180(JP,A) 実開 昭57−179234(JP,U) 実開 昭58−14636(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 33/34

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遮断部と、該遮断部の遮断,投入動作を行
    う機械的手段と、該機械的手段と連結された流体圧ピス
    トンを収納した流体圧シリンダと、該流体圧シリンダの
    切り替え室の流体圧力を低圧と高圧に切り替えて前記流
    体圧ピストンを駆動する操作を行うための主弁と該主弁
    の主弁パイロット室を低圧と高圧に切り替えて前記主弁
    を駆動する操作弁と該操作弁を制御するパイロット弁と
    を含む制御弁装置と、作動流体を加圧蓄積して供給する
    流体圧ポンプとアキュムレータからなる流体圧源と、制
    御装置からの開路,閉路指令により前記を制御弁装置の
    流路の切り替えを行うためのパイロット弁駆動装置を備
    えたガス遮断器において、前記パイロット弁駆動装置
    が、前記制御装置からの閉路指令により動作する閉路パ
    イロット弁駆動機構と、該閉路パイロット弁駆動装置に
    より開閉される閉路パイロット弁と、該閉路パイロット
    弁の動作により低圧と高圧に切り替えられる閉路操作第
    1パイロット室と、該閉路操作第1パイロット室の圧力
    切り替えにより駆動される閉路操作弁を備え、前記制御
    装置からの開路指令により動作する開路パイロット弁駆
    動機構と、該開路パイロット弁駆動機構により開閉され
    る開路パイロット弁と、該開路パイロット弁の動作によ
    り低圧と高圧に切り替えられる開路操作第1パイロット
    室と、該開路操作第1パイロット室の圧力切り替えによ
    り駆動される開路操作弁を備えるものであって、前記閉
    路操作第1パイロット室及び開路操作第1パイロット室
    が前記アキュムレータと接続され、前記閉路操作弁の下
    流側が逆止弁を介して前記主弁パイロット室及び前記開
    路操作弁の上流側に接続されていることを特徴とするガ
    ス遮断器。
  2. 【請求項2】遮断部と、該遮断部の遮断,投入動作を行
    う機械的手段と、該機械的手段と連結された流体圧ピス
    トンを収納した流体圧シリンダと、該流体圧シリンダの
    切り替え室の流体圧力を低圧と高圧に切り替えて前記流
    体圧ピストンを駆動する操作を行うための主弁と該主弁
    の主弁パイロット室を低圧と高圧に切り替えて前記主弁
    を駆動する操作弁と該操作弁を制御するパイロット弁を
    含む制御弁装置と、作動流体を加圧蓄積して供給する流
    体圧ポンプとアキュムレータからなる流体圧源と、制御
    装置からの開路,閉路指令により前記を制御弁装置の流
    路の切り替えを行うためのパイロット弁駆動装置を備え
    たガス遮断器において、前記パイロット弁駆動装置が、
    前記制御装置からの閉路指令により動作する閉路パイロ
    ット弁駆動機構と、該閉路パイロット弁駆動機構により
    開閉される閉路パイロット弁と、該閉路パイロット弁の
    動作により低圧と高圧に切り替えられる閉路操作第1パ
    イロット室と、該閉路操作第1パイロット室の圧力切り
    替えにより駆動される閉路操作弁を備え、前記制御装置
    からの開路指令により動作する開路パイロット弁駆動機
    構と、該開路パイロット弁駆動機構により開閉される開
    路パイロット弁と、該開路パイロット弁の動作により低
    圧と高圧に切り替えられる開路操作第1パイロット室
    と、該開路操作第1パイロット室の圧力切り替えにより
    駆動される開路操作弁を備えるものであって、前記閉路
    操作第1パイロット室が前記アキュムレータと第1の絞
    りを介して接続され、前記閉路操作弁の下流側が第2の
    絞りを介して低圧の油タンクと接続されるとともに、前
    記第1の絞りを流れる流量と前記第2の絞りを流れる流
    量の和を前記流体圧ポンプの吐出量より小さくなるよう
    に前記第1,第2の絞りを設定したことを特徴とするガ
    ス遮断器。
  3. 【請求項3】遮断部と、該遮断部の遮断,投入動作を行
    う機械的手段と、該機械的手段と連結された流体圧ピス
    トンを収納した流体圧シリンダと、該流体圧シリンダの
    切り替え室の流体圧力を低圧と高圧に切り替えて前記流
    体圧ピストンを駆動する操作を行うための主弁と、該主
    弁の主弁パイロット室を低圧と高圧に切り替えて前記主
    弁を駆動する操作弁と、該操作弁を制御するパイロット
    弁を含む制御弁装置と、作動流体を加圧蓄積して供給す
    る流体圧ポンプとアキュムレータからなる流体圧源と、
    制御装置からの開路,閉路指令により前記制御弁装置の
    流路の切り替えを行うためのパイロット弁駆動装置を備
    えたガス遮断器において、前記パイロット弁駆動装置
    が、前記制御装置からの閉路指令により動作する閉路パ
    イロット弁駆動機構と、該閉路パイロット弁駆動機構に
    より開閉される閉路パイロット弁と、該閉路パイロット
    弁の動作により低圧と高圧に切り替えられる閉路操作第
    1パイロット室と、該閉路操作第1パイロット室の圧力
    切り替えにより駆動される閉路操作弁を備え、前記制御
    装置からの開路指令により動作する開路パイロット弁駆
    動機構と、該開路パイロット弁駆動機構により開閉され
    る開路パイロット弁と、該開路パイロット弁の動作によ
    り低圧と高圧に切り替えられる開路操作第1パイロット
    室と、該開路操作第1パイロット室の圧力切り替えによ
    り駆動される開路操作弁を備えるものであって、前記閉
    路操作第1パイロット室が前記アキュムレータと第1の
    絞りを介して接続され、前記閉路操作弁の下流側が第2
    の絞りを介して低圧の油タンクと接続されるとともに、
    前記閉路パイロット弁と閉路操作弁がともに開状態のと
    き遮断器の最低の保証動作圧力以上の圧力を保持するよ
    うに、前記第1の絞りと、前記第2の絞りと、前記流体
    圧ポンプの吐出量を設定したことを特徴とするガス遮断
    器。
  4. 【請求項4】遮断部と、該遮断部の遮断,投入動作を行
    う機械的手段と、該機械的手段と連結された流体圧ピス
    トンを収納した流体圧シリンダと、該流体圧シリンダの
    切り替え室の流体圧力を低圧と高圧に切り替えて前記流
    体圧ピストンを駆動する操作を行うための主弁と該主弁
    の主弁パイロット室を低圧と高圧に切り替えて前記主弁
    を駆動する操作弁と該操作弁を制御するパイロット弁を
    含む制御弁装置と、作動流体を加圧蓄積して供給する流
    体圧ポンプとアキュムレータからなる流体圧源と、制御
    装置からの開路,閉路指令により前記を制御弁装置の流
    路の切り替えを行うためのパイロット弁駆動装置を備え
    ガス遮断器において、前記パイロット弁駆動装置が、
    前記制御装置からの閉路指令により動作する閉路パイロ
    ット弁駆動装置と、該閉路パイロット弁駆動機構により
    開閉される閉路パイロット弁と、該閉路パイロット弁の
    動作により低圧と高圧に切り替えられる閉路操作第1パ
    イロット室と、該閉路操作第1パイロット室の圧力切り
    替えにより駆動される閉路操作弁を備え、前記制御装置
    からの開路指令により動作する開路パイロット弁駆動機
    構と、該開路パイロット弁駆動機構により開閉される開
    路パイロット弁と、該開路パイロット弁の動作により低
    圧と高圧に切り替えられる開路操作第1パイロット室
    と、該開路操作第1パイロット室の圧力切り替えにより
    駆動される開路操作弁を備えるものであって、閉路パイ
    ロット弁と開路パイロット弁、及び閉路操作弁と開路操
    作弁の弁座径をそれぞれ同一の寸法で構成し、前記閉路
    操作第1パイロット室及び開路操作第1パイロット室が
    それぞれ前記流体圧源と第1の絞り及び第3の絞りを介
    して接続され、前記閉路操作弁の下流側が第2の絞りを
    介して低圧の油タンク及び前記開路操作スプール弁の弁
    座を介して低圧の油タンクと接続されるとともに、前記
    閉路パイロット弁と閉路操作弁と開路パイロット弁と開
    路操作弁とがともに開状態のとき前記主弁パイロット室
    の圧力が前記主弁を遮断器が開路動作をする位置となる
    ように、前記第1,第2,第3の絞りを含む前記流体圧
    源から低圧の油タンク間の流路抵抗を設定したことを特
    徴とするガス遮断器。
  5. 【請求項5】遮断部と、該遮断部の遮断,投入動作を行
    う機械的手段と、該機械的手段と連結された流体圧ピス
    トンを収納した流体圧シリンダと、該流体圧シリンダの
    切り替え室の流体圧力を低圧と高圧に切り替えて前記流
    体圧ピストンを駆動する操作を行うための主弁と該主弁
    の主弁パイロット室を低圧と高圧に切り替えて前記主弁
    を駆動する操作弁と該操作弁を制御するパイロット弁を
    含む制御弁装置と、作動流体を加圧蓄積して供給する流
    体圧ポンプとアキュムレータからなる流体圧源と、制御
    装置からの開路,閉路指令により前記を制御弁装置の流
    路の切り替えを行うためのパイロット弁駆動装置を備え
    たガス遮断器において、前記主弁が、主弁閉路バルブと
    主弁開路バルブと主弁パイロット室を具備し、前記パイ
    ロット弁駆動装置が、前記制御装置からの閉路指令によ
    り動作する閉路パイロット弁駆動機構と、該閉路パイロ
    ット弁駆動機構により開閉される閉路パイロット弁と、
    該閉路パイロット弁が設けられた空間に連通する閉路操
    作第1パイロット室と、閉路操作弁、及び前記制御装置
    からの開路指令により動作する開路パイロット弁駆動機
    構と、該開路パイロット弁駆動機構により開閉される開
    路パイロット弁と、該開路パイロット弁が設けられた空
    間と連通する開路操作第1パイロット室と、開路操作弁
    を具備するものであって、前記流体圧シリンダの一方の
    空間を介して前記流体圧源と主弁閉路バルブ側空間と、
    第1の絞りを介して前記主弁閉路バルブ側空間と前記閉
    路操作第1パイロット室と、前記主弁閉路バルブ側空間
    と閉路操作弁スプールの前記閉路操作第1パイロット室
    と対向する空間と、該空間と第3の絞りを介して前記開
    路操作第1パイロット室及び開路操作弁スプールの前記
    開路操作第1パイロット室と対向する空間とがそれぞれ
    接続され、前記閉路操作弁の下流側の空間と、前記流体
    圧シリンダの切り替え室、前記主弁閉路バルブと主弁開
    路バルブとの間の空間と第4の絞りを介して前記主弁パ
    イロット室が接続され、該主弁パイロット室が前記開路
    操作弁の下流側空間と逆止弁を介してそれぞれ接続さ
    れ、前記開路操作弁の下流側の空間が第2の絞りを介し
    て低圧の油タンクと接続され、前記開路操作弁の下流側
    空間,閉路パイロット及び開路パイロット弁の下流側が
    低圧の油タンクとそれぞれ接続されていることを特徴と
    するガイ遮断器。
  6. 【請求項6】作動流体を加圧蓄積して供給する流体圧ポ
    ンプとアキュムレータからなる流体圧源と、流体圧ピス
    トンを収納した流体圧シリンダと、該流体圧シリンダの
    切り替え室の流体圧力を低圧と高圧に切り替えて前記流
    体圧ピストンを駆動する操作を行うための主弁と該主弁
    の主弁パイロット室を低圧と高圧に切り替えて前記主弁
    を駆動する操作弁と該操作弁を制御するパイロット弁と
    を含む制御弁装置と、制御装置からの開路,閉路指令に
    より前記制御弁装置の流路の切り替えを行うためのパイ
    ロット弁駆動装置を備え、前記パイロット弁駆動装置
    が、前記制御装置からの閉路指令により動作する閉路パ
    イロット弁駆動機構と、該閉路パイロット弁駆動機構に
    より開閉される閉路パイロット弁と、該閉路パイロット
    弁の動作により低圧と高圧に切り替えられる閉路操作第
    1パイロット室と、該閉路操作第1パイロット室の圧力
    切り替えにより駆動される閉路操作弁を備え、前記制御
    装置からの開路指令により動作する開路パイロット弁駆
    動機構と、該開路パイロット弁駆動機構により開閉され
    る開路パイロット弁と、該開路パイロット弁の動作によ
    り低圧と高圧に切り替えられる開路操作第1パイロット
    室と、該開路操作第1パイロット室の圧力切り替えによ
    り駆動される開路操作弁を備え、前記閉路操作第1パイ
    ロット室及び開路操作第1パイロット室が前記アキュム
    レータと接続され、前記閉路操作弁の下流側が逆止弁を
    介して前記主弁パイロット室及び前記開路操作弁の上流
    側に接続されるものであって、前記制御装置からの閉
    路,開路指令により前記制御弁装置の流路を切り替える
    ことにより前記流体圧シリンダの切り替え室の流体圧力
    を低圧と高圧に切り替えて前記流体圧ピストンを駆動す
    る操作を行うことを特徴とするガス遮断器の流体圧駆動
    装置。
  7. 【請求項7】作動流体を加圧蓄積して供給する流体圧ポ
    ンプとアキュムレータからなる流体圧源と、流体圧ピス
    トンを収納した流体圧シリンダと、主弁閉路バルブと主
    弁開路バルブと主弁パイロット室を具備する主弁と、制
    御装置からの閉路指令により動作する開路パイロット弁
    駆動機構と、該閉路パイロット弁駆動機構により開閉さ
    れる閉路パイロット弁と、該閉路パイロット弁が設けら
    れた空間に連通する閉路操作第1パイロット室と、閉路
    操作弁、及び前記制御装置からの開路指令により動作す
    る開路パイロット弁駆動機構と、該開路パイロット弁駆
    動機構により開閉される開路パイロット弁と、該開路パ
    イロット弁が設けられた空間と連通する開路操作第1パ
    イロット室と、開路操作弁を具備する制御弁装置を備
    え、前記流体圧シリンダの一方の空間を介して前記流体
    圧源と主弁閉路バルブ側空間と、第1の絞りを介して該
    主弁閉路バルブ側空間と前記閉路操作第1パイロット室
    と、前記主弁閉路バルブ側空間と閉路操作スプール弁の
    前記閉路操作第1パイロット室と対向する空間と、該空
    間と第3の絞りを介して前記開路操作第1パイロット室
    と、該空間と開路操作弁の前記開路操作第1パイロット
    室と対向する空間とをそれぞれ接続し、前記閉路操作弁
    の下流側の空間と、前記流体圧シリンダの切り替え室と
    前記主弁閉路バルブと主弁開路バルブとの間の空間と、
    前記流体圧シリンダの切り替え室と第4の絞りを介して
    前記主弁パイロット室と、該主弁パイロット室と前記閉
    路操作弁の下流側の空間と、該主弁パイロット室と前記
    開路操作弁の下流側空間とを逆止弁を介してそれぞれ接
    続し、前記閉路操作弁の下流側の空間と第2の絞りを介
    して低圧の油タンクと接続し、前記開路操作弁の下流側
    空間,閉路パイロット弁及び開路パイロット弁の下流側
    と低圧の油タンクとをそれぞれ接続して構成し、前記制
    御装置からの閉路,開路指令により前記制御弁装置の流
    路を切り替えることにより前記流体圧シリンダの切り替
    え室の流体圧力を低圧と高圧に切り替えて前記流体圧ピ
    ストンを駆動する操作を行うことを特徴とするガス遮断
    器の流体圧駆動装置。
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