JP2001339989A - 電流検出装置及び電流検出方法 - Google Patents

電流検出装置及び電流検出方法

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JP2001339989A JP2000156611A JP2000156611A JP2001339989A JP 2001339989 A JP2001339989 A JP 2001339989A JP 2000156611 A JP2000156611 A JP 2000156611A JP 2000156611 A JP2000156611 A JP 2000156611A JP 2001339989 A JP2001339989 A JP 2001339989A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる2つの周波数の3相交流電流を検出す
るために、電流検出センサを2個で可能とし、コストダ
ウンを図ることができる電流検出装置を得る。 【解決手段】 同一の固定子鉄心に巻装された2個の巻
線を有する回転電機の2個の巻線から各々出力される周
波数が異なる複数の3相交流電流をまとめて検出する電
流検出手段15,16と、各々の電流の推定値を推定す
る推定手段と、推定手段の出力に基づき電流検出手段に
より検出した電流を各周波数毎に分離する分離演算手段
17とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、異なる2つの周
波数の3相交流電流を検出する装置及び方法に関し、特
に電流検出センサの数を減らすことのできる電流検出装
置及び電流検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、3相交流電流を検出するには、
U相、V相の電流を検出すれば、W相は、−(U相+V
相)で演算することができる。そのため、3相交流電流
を検出するには、2個の電流検出センサで検出すること
ができる。そして、異なる2つの周波数の3相交流電流
を検出するには、各々のU相、V相の電流を検出するた
め合計4個の電流検出センサが必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の電流
検出装置においては、高価な電流検出センサが4個必要
なので、コストアップの原因になっていた。
【0004】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、異なる2つの周波数の3相交流
電流を検出するために、電流検出センサを2個で可能と
し、コストダウンを図ることができる電流検出装置及び
電流検出方法を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電流検出
装置は、同一の固定子鉄心に巻装された2個の巻線を有
する回転電機の2個の巻線から各々出力される周波数が
異なる複数の3相交流電流をまとめて検出する電流検出
手段と、各々の電流の推定値を推定する推定手段と、推
定手段の出力に基づき電流検出手段により検出した電流
を各周波数毎に分離する分離演算手段とを備えている。
【0006】また、分離演算手段は、電流検出手段にて
検出した電流を2相交流に変換する2相交流変換手段
と、2相交流変換手段にて変換された値に各周波数で逆
回転するベクトルを乗算する逆回転ベクトル乗算手段
と、逆回転ベクトル乗算手段の出力から、推定値に各周
波数の差で回転するベクトルを乗算したものを減算する
周波数差分ベクトル乗算減算手段とを有する。
【0007】また、電流検出手段は、第1の交流電流の
第1相と第2の交流電流の第1相の電流をまとめて検出
する第1の電流検出手段と、第1の交流電流の第2相と
第2の交流電流の第2相の電流をまとめて検出する第2
の電流検出手段とを有し、分離演算手段は、第1の電流
検出手段の出力と第2の電流検出手段の出力とを2相交
流に変換する2相交流変換手段と、第1の交流電流の周
波数で逆回転する単位ベクトルを2相交流変換手段の出
力に乗算する第1の逆回転ベクトル乗算手段と、第2の
交流電流の周波数で逆回転する単位ベクトルを2相交流
変換手段の出力と乗算する第2の逆回転ベクトル乗算手
段と、第1の交流電流の推定値に(第1の交流電流の周
波数−第2の交流電流の周波数)で回転する単位ベクト
ルを乗算する第1の周波数差分ベクトル乗算手段と、第
2の逆回転ベクトル乗算手段の出力から第1の周波数差
分ベクトル乗算手段の出力を減算する第1のベクトル減
算手段と、第2の交流電流の推定値に(第2の交流電流
の周波数−第1の交流電流の周波数)で回転する単位ベ
クトルを乗算する第2の周波数差分ベクトル乗算手段
と、第1の逆回転ベクトル乗算手段の出力から第2の周
波数差分ベクトル乗算手段の出力を減算する第2のベク
トル減算手段とを有する。
【0008】また、電流検出手段は、第1の交流電流の
第1相と第2の交流電流の第1相の電流をまとめて検出
する第1の電流検出手段と、第1の交流電流の第2相と
第2の交流電流の第2相の電流をまとめて検出する第2
の電流検出手段とを有し、分離演算手段は、第1の電流
検出手段の出力と第2の電流検出手段の出力とを2相交
流に変換する2相交流変換手段と、第1の交流電流の周
波数で逆回転する単位ベクトルを2相交流変換手段の出
力に乗算する第1の逆回転ベクトル乗算手段と、第2の
交流電流の周波数で逆回転する単位ベクトルを2相交流
変換手段の出力と乗算する第2の逆回転ベクトル乗算手
段と、第1の逆回転ベクトル乗算手段の出力から第1の
交流電流の推定値を減算する第1の推定値減算手段と、
第1の推定値減算手段の出力に(第1の交流電流の周波
数−第2の交流電流の周波数)で回転する単位ベクトル
を乗算する第1の周波数差分ベクトル乗算手段と、第2
の逆回転ベクトル乗算手段の出力から第2の交流電流の
推定値を減算する第2の推定値減算手段と、第2の推定
値減算手段の出力に(第2の交流電流の周波数−第1の
交流電流の周波数)で回転する単位ベクトルを乗算する
第2の周波数差分ベクトル乗算手段とを有する。
【0009】また、第1の交流電流の推定値および第2
の交流電流の推定値は各々の電流の指令値である。
【0010】また、第1の交流電流の推定値および第2
の交流電流の推定値は、第1のベクトル減算手段及び第
2のベクトル減算手段の出力の1次遅れである。
【0011】また、第1の交流電流の推定値および第2
の交流電流の推定値は、第1の周波数差分ベクトル乗算
手段及び第1の周波数差分ベクトル乗算手段の出力の1
次遅れである。
【0012】また、この発明に係る電流検出装置は、同
一の固定子鉄心に巻装された2個の巻線を有する回転電
機の2個の巻線から各々出力される周波数が異なる第1
の交流電流と第2の交流電流に関し、第1の交流電流の
第1相と第2の交流電流の第1相の電流をまとめて検出
する第1の電流検出手段と、第1の交流電流の第2相と
第2の交流電流の第2相の電流をまとめて検出する第2
の電流検出手段と、いずれか一方の巻線の電流を検出す
る際に、他方の巻線の電流を0にする制御手段とを備え
ている。
【0013】また、この発明に係る電流検出方法は、同
一の固定子鉄心に巻装された2個の巻線を有する回転電
機の2個の巻線から各々出力される周波数が異なる複数
の3相交流電流をまとめて検出する電流検出工程と、電
流の推定値を推定する推定工程と、推定工程の出力に基
づき電流検出工程により検出した電流を各周波数毎に分
離する分離演算工程とを備えている。
【0014】また、分離演算工程は、電流検出工程にて
検出した電流を2相交流に変換する2相交流変換工程
と、2相交流変換工程にて変換された値に各周波数で逆
回転するベクトルを乗算する逆回転ベクトル乗算工程
と、逆回転ベクトル乗算工程の出力から、推定値に各周
波数の差で回転するベクトルを乗算したものを減算する
周波数差分ベクトル乗算減算工程とを有する。
【0015】また、電流検出工程は、第1の交流電流の
第1相と第2の交流電流の第1相の電流をまとめて検出
する第1の電流検出工程と、第1の交流電流の第2相と
第2の交流電流の第2相の電流をまとめて検出する第2
の電流検出工程とを有し、分離演算工程は、第1の電流
検出工程の出力と第2の電流検出工程の出力とを2相交
流に変換する2相交流変換工程と、第1の交流電流の周
波数で逆回転する単位ベクトルを2相交流変換工程の出
力に乗算する第1の逆回転ベクトル乗算工程と、第2の
交流電流の周波数で逆回転する単位ベクトルを2相交流
変換工程の出力と乗算する第2の逆回転ベクトル乗算工
程と、第1の交流電流の推定値に(第1の交流電流の周
波数−第2の交流電流の周波数)で回転する単位ベクト
ルを乗算する第1の周波数差分ベクトル乗算工程と、第
2の逆回転ベクトル乗算工程の出力から第1の周波数差
分ベクトル乗算工程の出力を減算する第1のベクトル減
算工程と、第2の交流電流の推定値に(第2の交流電流
の周波数−第1の交流電流の周波数)で回転する単位ベ
クトルを乗算する第2の周波数差分ベクトル乗算工程
と、第1の逆回転ベクトル乗算工程の出力から第2の周
波数差分ベクトル乗算工程の出力を減算する第2のベク
トル減算工程とを有する。
【0016】また、電流検出工程は、第1の交流電流の
第1相と第2の交流電流の第1相の電流をまとめて検出
する第1の電流検出工程と、第1の交流電流の第2相と
第2の交流電流の第2相の電流をまとめて検出する第2
の電流検出工程とを有し、分離演算工程は、第1の電流
検出工程の出力と第2の電流検出工程の出力とを2相交
流に変換する2相交流変換工程と、第1の交流電流の周
波数で逆回転する単位ベクトルを2相交流変換工程の出
力に乗算する第1の逆回転ベクトル乗算工程と、第2の
交流電流の周波数で逆回転する単位ベクトルを2相交流
変換工程の出力と乗算する第2の逆回転ベクトル乗算工
程と、第1の逆回転ベクトル乗算工程の出力から第1の
交流電流の推定値を減算する第1の推定値減算工程と、
第1の推定値減算工程の出力に(第1の交流電流の周波
数−第2の交流電流の周波数)で回転する単位ベクトル
を乗算する第1の周波数差分ベクトル乗算工程と、第2
の逆回転ベクトル乗算工程の出力から第2の交流電流の
推定値を減算する第2の推定値減算工程と、第2の推定
値減算工程の出力に(第2の交流電流の周波数−第1の
交流電流の周波数)で回転する単位ベクトルを乗算する
第2の周波数差分ベクトル乗算工程とを有する。
【0017】また、第1の交流電流の推定値および第2
の交流電流の推定値は各々の電流の指令値である。
【0018】また、第1の交流電流の推定値および第2
の交流電流の推定値は、第1のベクトル減算工程及び第
2のベクトル減算工程の出力の1次遅れである。
【0019】また、第1の交流電流の推定値および第2
の交流電流の推定値は、第1の周波数差分ベクトル乗算
工程及び第1の周波数差分ベクトル乗算工程の出力の1
次遅れである。
【0020】さらに、この発明に係る電流検出方法は、
同一の固定子鉄心に巻装された2個の巻線を有する回転
電機の2個の巻線から各々出力される周波数が異なる第
1の交流電流と第2の交流電流に関し、第1の交流電流
の第1相と第2の交流電流の第1相の電流をまとめて検
出する第1の電流検出工程と、第1の交流電流の第2相
と第2の交流電流の第2相の電流をまとめて検出する第
2の電流検出工程と、いずれか一方の巻線の電流を検出
する際に、他方の巻線の電流を0にする制御工程とを備
えている。
【0021】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は例えば先に
提案されている極数切り替え誘導電動機を示すブロック
図である。図1において、1は、かご型巻線1aを有す
る回転子である。2は、極数4極で巻かれた第1の巻線
2a(U1,V1,W1)と極数8極で巻かれた第2の
巻線2b(U2,V2,W2)とを有する固定子であ
る。3は、第1の巻線2aに接続された4極励磁用の第
1のベクトル制御インバータである。4は、第2の巻線
2bに接続された8極励磁用の第2のベクトル制御イン
バータである。
【0022】また、5は、回転子1の回転速度を検出す
る回転速度検出手段としての回転速度センサである。ま
た、6は、回転速度によりトルク指令を分配するトルク
指令分配器である。
【0023】さらに、11は、第1の巻線2aのV1相
に接続され、第1の巻線2aのV1相の電流を検出する
第1の電流センサである。12は、第1の巻線2aのW
1相に接続され、第1の巻線2aのW1相の電流を検出
する第2の電流センサである。同じく、13は、第2の
巻線2bのV2相に接続され、第2の巻線2bのV2相
の電流を検出する第3の電流センサである。14は、第
2の巻線2bのW2相に接続され、第2の巻線2bのW
2相の電流を検出する第4の電流センサである。
【0024】回転速度センサ5の検出した回転子1の回
転速度ωmは、第1のインバータ3、第2のインバータ
4、及びトルク指令分配器6に入力される。また、第1
の電流センサ11の検出する電流Iw1と第2の電流セ
ンサ12の検出する電流Iv1は、第1のインバータ3
に入力される。そして、第3の電流センサ13の検出す
る電流Iw2と第4の電流センサ14の検出する電流I
v2は、第2のインバータ4に入力される。
【0025】また、トルク指令分配器6は、トルク指令
Tを入力し、入力されたトルク指令Tを、第1のインバ
ータ3への出力する第1のトルク指令T1と、第2のイ
ンバータ4へ出力する第2のトルク指令T2とに分配す
る。
【0026】このような構成の電動機においては、従来
技術でも述べているように、3相交流電流を検出するに
は、V相、W相の電流を検出すれば、残りのU相は、−
(V相+W相)で演算することができる。そして、第1
の巻線2aと第2の巻線2bから出力される異なる2つ
の周波数の3相交流電流を検出するために、第1〜第4
の4個の電流センサ11〜14が必要である。
【0027】図2はこの発明の電流検出装置及び電流検
出方法を説明するブロック図である。また、図3は図2
の電流分離器の動作を説明する図である。図2におい
て、15は、第1の巻線2aのV1相と第2の巻線2b
のV2相に接続され、第1の巻線2aのV1相と第2の
巻線2bのV2相の電流(iV1+iV2)をまとめて
検出する第1の電流検出手段としての第1の電流センサ
である。また、16は、第1の巻線2aのW1相と第2
の巻線2bのW2相に接続され、第1の巻線2aのW1
相と第2の巻線2bのW2相の電流(iW1+iW2)
をまとめて検出する第2の電流検出手段としての第2の
電流センサである。
【0028】17は、分離演算手段としての電流分離器
である。電流分離器17は、第1の電流センサ15が検
出した電流(iV1+iV2)と第2の電流センサ16
が検出した電流(iW1+iW2)を入力し、所望のd
−q軸上での電流(直流値)、すなわち、電流Ids1
及び電流Iqs1、電流Ids2及び電流Iqs2に分
離して、それぞれ、第1のベクトル制御インバータ3、
第2のベクトル制御インバータ4に出力する。
【0029】最初に、図3に沿って、電流分離器17の
動作の概略を説明する。電流分離器17は、まず、第1
の巻線2aから入力した上述の電流(iV1+iV2)
を通常の3相−2相変換する(ステップS31)。次
に、得られた2相交流に対し、第1の巻線2aの周波数
ω1(一般に、誘導機のベクトル制御では、ベクトル制
御インバータ内に周波数のデータを持っている)と逆回
転する単位ベクトルe-j θ 1を乗算する(ステップS3
2)。θ1=ω1tである。
【0030】これにより、第1の周波数ω1で回転する
回転座標上での電流値を得ることができる。そして、こ
の電流値は、第1の巻線2aのd−q軸上での電流(直
流値)に、第2の巻線2bの電流値の第2の周波数ω2
で回転するd−q軸上での電流に、(第2の周波数θ2
−第1の周波数θ1)で回転する単位ベクトルを乗算し
た値が加わったものとなる。θ2=ω2t,θ1=ω1
t,以下同様である。
【0031】従って、この余分に加わっている成分を減
算すれば第1のd−q軸での第1の電流(Ids1及び
Iqs1)が求められる。余分な成分を減算するために
は、電流の推定値(ids2*,iqs2*)に上記回転
成分(周波数の差)を掛けたもの(e-j( θ 1- θ 2))を
引き算して所望の電流検出値を得る(ステップS36,
S37)。同様の方法で、第2の巻線2bの所望の電流
(Ids2及びIqs2)を求めることができる(ステ
ップS33,S34,S35)。
【0032】次に、電流分離器17の演算方法を詳しく
説明する。 [3相→2相変換]電流分離器17の演算方法を、さら
に詳細に説明する。一般に、3相交流すなわち120度
位相がずれている電流iu,iv,iwを、α軸及びβ軸
の位相が90度ずれている2相交流の電流Iα,Iβ
変換するには、以下の式(1)を使って変換することが
できる。
【0033】
【数1】
【0034】式(1)より以下の式(2)が求まる。
【0035】
【数2】
【0036】このとき、iu=−iv−iwであるから、
【0037】
【数3】
【0038】よって、ivとiwが解れば、2相交流の電
流に変換することができる。そこで、周波数が異なる2
つの3相交流u1、v1、w1およびu2、v2、w2の合成
電流であり、各々の電流センサ15,16が検出したv
1+v2、w1+w2に対して、式(3)を使って同様に演
算すると以下の式(4)のようになる。
【0039】
【数4】
【0040】[分離]ここでIα,Iβを複素数にて表
すと、
【0041】
【数5】
【0042】と表すことができる。式(5)において、
j( ω 1t+ φ 1)は、ω1で回転し位相がφ1である電流で
ある。ここで、各々の極の電流の周波数が解っているの
で、e-j ω 1t及びe-j ω 2tを乗算すると以下の式(6)
となる。
【0043】
【数6】
【0044】ここで、所望の電流である以下の
【0045】
【数7】
【0046】を求めたい。ここで、各々の電流の推定値
を、以下の
【0047】
【数8】
【0048】とすれば、以下の式(9)となる。
【0049】
【数9】
【0050】ここで、Δ1,Δ2は推定値の誤差であるの
で、この誤差をなくすように制御または推定値の推定を
すれば、所望の電流I1jf1、I2jf2を検出すること
ができる。
【0051】以上の演算を装置として構成する場合、実
際には以下のように算出する。まず、複素数の式を実
部、虚部の成分で表すと以下の式(10)となる。
【0052】
【数10】
【0053】ここで、実部に逆回転する単位ベクトルで
あるe-j θ 1を乗算すると、
【0054】
【数11】
【0055】となる。また、虚部にも同様に逆回転する
単位ベクトルであるe-j θ 2を乗算すると、
【0056】
【数12】
【0057】となり、ここで推定値(I1j φ 1*をA
から減算すると、(図3中では、推定値(I1j φ 1*
は、Iqs1*,Ids1*に相当)
【0058】
【数13】
【0059】のようになり、所望の電流I2q,I2dを検
出することができる。(図3中では、所望の電流I2q
2dは、Iqs2,Ids2に相当)
【0060】同様に、虚部についても、推定値(I1j
φ 2*をBから減算すると、(図3中では、推定値(I
1j φ 2*は、Iqs2*,Ids2*に相当)
【0061】
【数14】
【0062】のようになり、所望の電流I1q,I1dを検
出することができる。(図3中では、所望の電流I2q
2dは、Iqs2,Ids2に相当)
【0063】上述の演算に基づいてこの発明の電流検出
装置17においては、図3に示されるように、分離演算
手段/工程として、電流センサ15の出力(iv1+i
v2)と電流センサ16の出力(iw1+iw2)とを
2相交流に変換する2相交流変換手段/工程(ステップ
S31)と、第1の交流電流の周波数θ1で逆回転する
単位ベクトルe-j θ 1を2相交流変換手段/工程の出力
に乗算する第1の逆回転ベクトル乗算手段/工程(ステ
ップS32)と、第2の交流電流の周波数θ2で逆回転
する単位ベクトルe-j θ 2を2相交流変換手段/工程の
出力と乗算する第2の逆回転ベクトル乗算手段/工程
(ステップS33)と、第1の交流電流の推定値(Id
s1*,Iqs1*)に(第1の交流電流の周波数−第2
の交流電流の周波数)で回転する単位ベクトルej( θ 1-
θ 2)を乗算する第1の周波数差分ベクトル乗算手段/工
程(ステップS34)と、第2の逆回転ベクトル乗算手
段/工程の出力から第1の周波数差分ベクトル乗算手段
/工程の出力を減算する第1のベクトル減算手段/工程
(ステップS35)と、第2の交流電流の推定値(Id
s2*,Iqs2*)に(第2の交流電流の周波数−第1
の交流電流の周波数)で回転する単位ベクトルe-j( θ
2- θ 1)を乗算する第2の周波数差分ベクトル乗算手段/
工程(ステップS36)と、第1の逆回転ベクトル乗算
手段/工程の出力から第2の周波数差分ベクトル乗算手
段/工程の出力を減算する第2のベクトル減算手段/工
程(ステップS37)とを有し、所望のd−q軸上での
電流(直流値)、すなわち、電流Iqs1及び電流Id
s1、電流Iqs2及び電流Ids2に分離する。
【0064】実施の形態2.図4はこの発明の電流検出
装置及び電流検出方法の他の例を説明する電流分離器の
動作を説明する図である。実施の形態1の電流分離器の
演算手順は、図3に示すものであったが、演算手順はこ
れに限るものではない。
【0065】図4に示されるように、本実施の形態の電
流分離器17は、分離演算手段/工程として、電流セン
サ15の出力(iv1+iv2)と電流センサ16の出
力(iw1+iw2)とを2相交流に変換する2相交流
変換手段/工程(ステップS31)と、第1の交流電流
の周波数θ1で逆回転する単位ベクトルe-j θ 1を2相
交流変換手段/工程の出力に乗算する第1の逆回転ベク
トル乗算手段/工程(ステップS32)と、第2の交流
電流の周波数θ2で逆回転する単位ベクトルe-j θ 2
2相交流変換手段/工程の出力と乗算する第2の逆回転
ベクトル乗算手段/工程(ステップS33)と、第1の
逆回転ベクトル乗算手段/工程の出力から第1の交流電
流の推定値(Ids1*,Iqs1*)を減算する第1の
推定値減算手段/工程(ステップS44)と、第1の推
定値減算手段/工程の出力に(第1の交流電流の周波数
−第2の交流電流の周波数)で回転する単位ベクトルe
j( θ 1- θ 2)を乗算する第1の周波数差分ベクトル乗算手
段/工程(ステップSS45)と、第2の逆回転ベクト
ル乗算手段/工程の出力から第2の交流電流の推定値
(Ids2*,Iqs2*)を減算する第2の推定値減算
手段/工程(ステップS46)と、第2の推定値減算手
段/工程の出力に(第2の交流電流の周波数−第1の交
流電流の周波数)で回転する単位ベクトルe-j( θ 2- θ
1)を乗算する第2の周波数差分ベクトル乗算手段/工程
(ステップS47)とを有し、所望のd−q軸上での電
流(直流値)、すなわち、電流Iqs1及び電流Ids
1、電流Iqs2及び電流Ids2に分離する。
【0066】実施の形態3.図5はこの発明の電流検出
装置及び電流検出方法のさらに他の例を説明するブロッ
ク図である。また、図6は図5の電流分離器の動作を説
明する図である。本実施の形態においては、図5に示さ
れるように、電流分離器18は、電流の推定値を入力し
ない。
【0067】本実施の形態においては、図6に示される
ように、電流分離器18は、内部に電流(d−q軸)の
推定手段(S51,S52)を有している。第1の推定
手段(ステップS51)は、第1のベクトル減算手段
(ステップS35)の出力の1次遅れを、電流の推定値
として、第1の周波数差分ベクトル乗算手段(ステップ
S34)に入力する。また、第2の推定手段(ステップ
S52)は、第2のベクトル減算手段(ステップS3
7)の出力の1次遅れを、電流の推定値として、第2の
周波数差分ベクトル乗算手段(ステップS36)に入力
する。その他の演算手順は、実施の形態1と同様であ
る。
【0068】各々の推定手段は、演算した電流と、推定
した値の誤差が0になるように誤差を積分した値を推定
値から引き、新たな推定値とする(すなわち、1次遅れ
である)。
【0069】実施の形態4.図7はこの発明の電流検出
装置及び電流検出方法のさらに他の例を説明する電流分
離器の動作を説明する図である。本実施の形態において
も、電流分離器18は、電流の推定値を入力しない。本
実施の形態においては、図7に示されるように、電流分
離器18は、内部に電流(d−q軸)の推定手段(S6
1,S62)を有している。
【0070】第1の推定手段(ステップS61)は、第
1の周波数差分ベクトル乗算手段(ステップS45)の
出力の1次遅れを、第1の推定値減算手段(ステップS
44)に入力する。第1の推定値減算手段(ステップS
44)は、推定手段(ステップS61)の出力を推定値
(Ids1*,Iqs1*)として入力し、第1の逆回転
ベクトル乗算手段(ステップS32)の出力からこれを
減算する。また、第2の推定手段(ステップS62)
は、第2の周波数差分ベクトル乗算手段(ステップS4
7)の出力の1次遅れを、第2の推定値減算手段(ステ
ップS46)に入力する。第2の推定値減算手段(ステ
ップS46)は、推定手段(ステップS62)の出力を
推定値(Ids2*,Iqs2*)として入力し、第2の
逆回転ベクトル乗算手段(ステップS33)の出力から
これを減算する。その他の演算手順は、実施の形態2と
同様である。
【0071】各々の推定手段は、演算した電流と、推定
した値の誤差が0になるように誤差を積分した値を推定
値から引き、新たな推定値とする(すなわち、1次遅れ
である)。
【0072】実施の形態5.上述の実施の形態1〜4で
は、得られる所望の電流(Ids1,Iqs1,Ids
2,Iqs2)d−q軸上の電流である。しかし、これ
らの電流に各周波数θ1,θ2で回転する単位ベクトル
を乗算すれば、固定子座標で見た電流を求めることがで
きる。
【0073】尚、ベクトル制御の場合、このように各回
転座標で表した電流I1d 1qおよびI2d 2qがわかれ
ば所望の電流を求めることができるが、固定子座標で表
すには、各周波数で回転する単位ベクトルを乗算して求
めた以下の電流I1 α、1 βおよびI2 α、2 βが必要に
なる。
【0074】
【数15】
【0075】実施の形態6.上述の実施の形態5では、
得られたd−q軸上の電流(Ids1,Iqs1,Id
s2,Iqs2)に、単位ベクトルを乗算して、固定子
座標で見た電流を求めたが、この固定子座標の電流を実
施の形態1と逆に2相−3相変換すれば、各々のコイル
の線電流瞬時値を求めることができる。
【0076】実施の形態7.図8はこの発明の電流検出
方法のさらに他の例を説明するブロック図である。図8
において、第1の電流検出手段としての第1の電流セン
サ15は、第1の巻線2aのV1相と第2の巻線2bの
V2相に接続され、第1の巻線2aのV1相と第2の巻
線2bのV2相の電流(iV1+iV2)をまとめて検
出し、第1のベクトル制御インバータ3に出力する。
【0077】また、第2の電流検出手段としての第2の
電流センサ16は、第1の巻線2aのW1相と第2の巻
線2bのW2相に接続され、第1の巻線2aのW1相と
第2の巻線2bのW2相の電流(iW1+iW2)をま
とめて検出し、第1のベクトル制御インバータ3、第2
のベクトル制御インバータ4に出力する。
【0078】そして、本実施の形態のベクトル制御イン
バータ3,4は、いずれか一方の巻線の電流を検出する
ときは、他方の巻線へ出力する電流をあらかじめ0にす
る。このような制御方法とすることにより、電流センサ
が2個であっても所望の電流を検出することができる。
【0079】
【発明の効果】この発明に係る電流検出装置は、同一の
固定子鉄心に巻装された2個の巻線を有する回転電機の
2個の巻線から各々出力される周波数が異なる複数の3
相交流電流をまとめて検出する電流検出手段と、電流の
推定値を推定する推定手段と、推定手段の出力に基づき
電流検出手段により検出した電流を各周波数毎に分離す
る分離演算手段とを備えている。そのため、電流検出手
段の数を減らすことができ、コストダウンを図ることが
できる。
【0080】また、分離演算手段は、電流検出手段にて
検出した電流を2相交流に変換する2相交流変換手段
と、2相交流変換手段にて変換された値に各周波数で逆
回転するベクトルを乗算する逆回転ベクトル乗算手段
と、逆回転ベクトル乗算手段の出力から、推定値に各周
波数の差で回転するベクトルを乗算したものを減算する
周波数差分ベクトル乗算減算手段とを有する。そのた
め、簡単な構成で電流検出手段の数を減らすことがで
き、さらにコストダウンを図ることができる。
【0081】また、電流検出手段は、第1の交流電流の
第1相と第2の交流電流の第1相の電流をまとめて検出
する第1の電流検出手段と、第1の交流電流の第2相と
第2の交流電流の第2相の電流をまとめて検出する第2
の電流検出手段とを有し、分離演算手段は、第1の電流
検出手段の出力と第2の電流検出手段の出力とを2相交
流に変換する2相交流変換手段と、第1の交流電流の周
波数で逆回転する単位ベクトルを2相交流変換手段の出
力に乗算する第1の逆回転ベクトル乗算手段と、第2の
交流電流の周波数で逆回転する単位ベクトルを2相交流
変換手段の出力と乗算する第2の逆回転ベクトル乗算手
段と、第1の交流電流の推定値に(第1の交流電流の周
波数−第2の交流電流の周波数)で回転する単位ベクト
ルを乗算する第1の周波数差分ベクトル乗算手段と、第
2の逆回転ベクトル乗算手段の出力から第1の周波数差
分ベクトル乗算手段の出力を減算する第1のベクトル減
算手段と、第2の交流電流の推定値に(第2の交流電流
の周波数−第1の交流電流の周波数)で回転する単位ベ
クトルを乗算する第2の周波数差分ベクトル乗算手段
と、第1の逆回転ベクトル乗算手段の出力から第2の周
波数差分ベクトル乗算手段の出力を減算する第2のベク
トル減算手段とを有する。そのため、電流検出手段の数
を減らすことができコストダウンを図ることができると
共に、所望の電流を正確に検出することができる。
【0082】また、電流検出手段は、第1の交流電流の
第1相と第2の交流電流の第1相の電流をまとめて検出
する第1の電流検出手段と、第1の交流電流の第2相と
第2の交流電流の第2相の電流をまとめて検出する第2
の電流検出手段とを有し、分離演算手段は、第1の電流
検出手段の出力と第2の電流検出手段の出力とを2相交
流に変換する2相交流変換手段と、第1の交流電流の周
波数で逆回転する単位ベクトルを2相交流変換手段の出
力に乗算する第1の逆回転ベクトル乗算手段と、第2の
交流電流の周波数で逆回転する単位ベクトルを2相交流
変換手段の出力と乗算する第2の逆回転ベクトル乗算手
段と、第1の逆回転ベクトル乗算手段の出力から第1の
交流電流の推定値を減算する第1の推定値減算手段と、
第1の推定値減算手段の出力に(第1の交流電流の周波
数−第2の交流電流の周波数)で回転する単位ベクトル
を乗算する第1の周波数差分ベクトル乗算手段と、第2
の逆回転ベクトル乗算手段の出力から第2の交流電流の
推定値を減算する第2の推定値減算手段と、第2の推定
値減算手段の出力に(第2の交流電流の周波数−第1の
交流電流の周波数)で回転する単位ベクトルを乗算する
第2の周波数差分ベクトル乗算手段とを有する。そのた
め、電流検出手段の数を減らすことができコストダウン
を図ることができると共に、所望の電流を正確に検出す
ることができる。
【0083】また、第1の交流電流の推定値および第2
の交流電流の推定値は各々の電流の指令値である。その
ため、電流検出の応答を速くすることができる。
【0084】また、第1の交流電流の推定値および第2
の交流電流の推定値は、第1のベクトル減算手段及び第
2のベクトル減算手段の出力の1次遅れである。そのた
め、所望の電流をさらに正確に検出することができる。
【0085】また、第1の交流電流の推定値および第2
の交流電流の推定値は、第1の周波数差分ベクトル乗算
手段及び第1の周波数差分ベクトル乗算手段の出力の1
次遅れである。そのため、所望の電流をさらに正確に検
出することができる。
【0086】また、この発明に係る電流検出装置は、同
一の固定子鉄心に巻装された2個の巻線を有する回転電
機の2個の巻線から各々出力される周波数が異なる第1
の交流電流と第2の交流電流に関し、第1の交流電流の
第1相と第2の交流電流の第1相の電流をまとめて検出
する第1の電流検出手段と、第1の交流電流の第2相と
第2の交流電流の第2相の電流をまとめて検出する第2
の電流検出手段と、いずれか一方の巻線の電流を検出す
る際に、他方の巻線の電流を0にする制御手段とを備え
ている。そのため、電流検出手段の数を減らすことがで
き、また、構成を簡単とすることができ、コストダウン
を図ることができる。
【0087】また、この発明に係る電流検出方法は、同
一の固定子鉄心に巻装された2個の巻線を有する回転電
機の2個の巻線から各々出力される周波数が異なる複数
の3相交流電流をまとめて検出する電流検出工程と、電
流の推定値を推定する推定工程と、推定工程の出力に基
づき電流検出工程により検出した電流を各周波数毎に分
離する分離演算工程とを備えている。そのため、電流検
出手段の数を減らすことができ、コストダウンを図るこ
とができる。
【0088】また、分離演算工程は、電流検出工程にて
検出した電流を2相交流に変換する2相交流変換工程
と、2相交流変換工程にて変換された値に各周波数で逆
回転するベクトルを乗算する逆回転ベクトル乗算工程
と、逆回転ベクトル乗算工程の出力から、推定値に各周
波数の差で回転するベクトルを乗算したものを減算する
周波数差分ベクトル乗算減算工程とを有する。そのた
め、簡単な方法で電流検出手段の数を減らすことがで
き、さらにコストダウンを図ることができる。
【0089】また、電流検出工程は、第1の交流電流の
第1相と第2の交流電流の第1相の電流をまとめて検出
する第1の電流検出工程と、第1の交流電流の第2相と
第2の交流電流の第2相の電流をまとめて検出する第2
の電流検出工程とを有し、分離演算工程は、第1の電流
検出工程の出力と第2の電流検出工程の出力とを2相交
流に変換する2相交流変換工程と、第1の交流電流の周
波数で逆回転する単位ベクトルを2相交流変換工程の出
力に乗算する第1の逆回転ベクトル乗算工程と、第2の
交流電流の周波数で逆回転する単位ベクトルを2相交流
変換工程の出力と乗算する第2の逆回転ベクトル乗算工
程と、第1の交流電流の推定値に(第1の交流電流の周
波数−第2の交流電流の周波数)で回転する単位ベクト
ルを乗算する第1の周波数差分ベクトル乗算工程と、
第2の逆回転ベクトル乗算工程の出力から第1の周波数
差分ベクトル乗算工程の出力を減算する第1のベクトル
減算工程と、第2の交流電流の推定値に(第2の交流電
流の周波数−第1の交流電流の周波数)で回転する単位
ベクトルを乗算する第2の周波数差分ベクトル乗算工程
と、第1の逆回転ベクトル乗算工程の出力から第2の周
波数差分ベクトル乗算工程の出力を減算する第2のベク
トル減算工程とを有する。そのため、電流検出手段の数
を減らすことができコストダウンを図ることができると
共に、所望の電流を正確に検出することができる。
【0090】また、電流検出工程は、第1の交流電流の
第1相と第2の交流電流の第1相の電流をまとめて検出
する第1の電流検出工程と、第1の交流電流の第2相と
第2の交流電流の第2相の電流をまとめて検出する第2
の電流検出工程とを有し、分離演算工程は、第1の電流
検出工程の出力と第2の電流検出工程の出力とを2相交
流に変換する2相交流変換工程と、第1の交流電流の周
波数で逆回転する単位ベクトルを2相交流変換工程の出
力に乗算する第1の逆回転ベクトル乗算工程と、第2の
交流電流の周波数で逆回転する単位ベクトルを2相交流
変換工程の出力と乗算する第2の逆回転ベクトル乗算工
程と、第1の逆回転ベクトル乗算工程の出力から第1の
交流電流の推定値を減算する第1の推定値減算工程と、
第1の推定値減算工程の出力に(第1の交流電流の周波
数−第2の交流電流の周波数)で回転する単位ベクトル
を乗算する第1の周波数差分ベクトル乗算工程と、第2
の逆回転ベクトル乗算工程の出力から第2の交流電流の
推定値を減算する第2の推定値減算工程と、第2の推定
値減算工程の出力に(第2の交流電流の周波数−第1の
交流電流の周波数)で回転する単位ベクトルを乗算する
第2の周波数差分ベクトル乗算工程とを有する。そのた
め、電流検出手段の数を減らすことができコストダウン
を図ることができると共に、所望の電流を正確に検出す
ることができる。
【0091】また、第1の交流電流の推定値および第2
の交流電流の推定値は各々の電流の指令値である。その
ため、電流検出の応答を速くすることができる。
【0092】また、第1の交流電流の推定値および第2
の交流電流の推定値は、第1のベクトル減算工程及び第
2のベクトル減算工程の出力の1次遅れである。そのた
め、所望の電流をさらに正確に検出することができる。
【0093】また、第1の交流電流の推定値および第2
の交流電流の推定値は、第1の周波数差分ベクトル乗算
工程及び第1の周波数差分ベクトル乗算工程の出力の1
次遅れである。そのため、所望の電流をさらに正確に検
出することができる。
【0094】さらに、この発明に係る電流検出方法は、
同一の固定子鉄心に巻装された2個の巻線を有する回転
電機の2個の巻線から各々出力される周波数が異なる第
1の交流電流と第2の交流電流に関し、第1の交流電流
の第1相と第2の交流電流の第1相の電流をまとめて検
出する第1の電流検出工程と、第1の交流電流の第2相
と第2の交流電流の第2相の電流をまとめて検出する第
2の電流検出工程と、いずれか一方の巻線の電流を検出
する際に、他方の巻線の電流を0にする制御工程とを備
えている。そのため、電流検出手段の数を減らすことが
でき、また、手順を簡単とすることができ、コストダウ
ンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 例えば先に提案されている極数切り替え誘導
電動機を示すブロック図である。
【図2】 この発明の電流検出装置及び電流検出方法を
説明するブロック図である。
【図3】 図2の電流分離器の動作を説明する図であ
る。
【図4】 この発明の電流検出装置及び電流検出方法の
他の例を説明する電流分離器の動作を説明する図であ
る。
【図5】 この発明の電流検出装置及び電流検出方法の
さらに他の例を説明するブロック図である。
【図6】 図5の電流分離器の動作を説明する図であ
る。
【図7】 この発明の電流検出装置及び電流検出方法の
さらに他の例を説明する電流分離器の動作を説明する図
である。
【図8】 この発明の電流検出方法のさらに他の例を説
明するブロック図である。
【符号の説明】
15 第1の電流検出手段、16 第2の電流検出手
段、S31 2相交流変換手段、S32 第1の逆回転
ベクトル乗算手段、S33 第2の逆回転ベクトル乗算
手段、S34 第1の周波数差分ベクトル乗算手段、S
35 第1のベクトル減算手段、S36 第2の周波数
差分ベクトル乗算手段、S37 第2のベクトル減算手
段、S44 第1の推定値減算手段、S45 第1の周
波数差分ベクトル乗算手段、S46 第2の推定値減算
手段、S47 第2の周波数差分ベクトル乗算手段。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の固定子鉄心に巻装された2個の巻
    線を有する回転電機の該2個の巻線から各々出力される
    周波数が異なる複数の3相交流電流をまとめて検出する
    電流検出手段と、 電流の推定値を推定する推定手段と、 上記推定手段の出力に基づき上記電流検出手段により検
    出した電流を各周波数毎に分離する分離演算手段とを備
    えたことを特徴とする電流検出装置。
  2. 【請求項2】 上記分離演算手段は、 上記電流検出手段にて検出した電流を2相交流に変換す
    る2相交流変換手段と、 上記2相交流変換手段にて変換された値に各周波数で逆
    回転するベクトルを乗算する逆回転ベクトル乗算手段
    と、 上記逆回転ベクトル乗算手段の出力から、上記推定値に
    各周波数の差で回転するベクトルを乗算したものを減算
    する周波数差分ベクトル乗算減算手段とを有することを
    特徴とする請求項1記載の電流検出装置。
  3. 【請求項3】 上記電流検出手段は、 第1の交流電流の第1相と第2の交流電流の第1相の電
    流をまとめて検出する第1の電流検出手段と、 第1の交流電流の第2相と第2の交流電流の第2相の電
    流をまとめて検出する第2の電流検出手段とを有し、 上記分離演算手段は、 上記第1の電流検出手段の出力と上記第2の電流検出手
    段の出力とを2相交流に変換する2相交流変換手段と、 第1の交流電流の周波数で逆回転する単位ベクトルを上
    記2相交流変換手段の出力に乗算する第1の逆回転ベク
    トル乗算手段と、 第2の交流電流の周波数で逆回転する単位ベクトルを上
    記2相交流変換手段の出力と乗算する第2の逆回転ベク
    トル乗算手段と、 第1の交流電流の上記推定値に(第1の交流電流の周波
    数−第2の交流電流の周波数)で回転する単位ベクトル
    を乗算する第1の周波数差分ベクトル乗算手段と、 上記第2の逆回転ベクトル乗算手段の出力から第1の周
    波数差分ベクトル乗算手段の出力を減算する第1のベク
    トル減算手段と、 第2の交流電流の上記推定値に(第2の交流電流の周波
    数−第1の交流電流の周波数)で回転する単位ベクトル
    を乗算する第2の周波数差分ベクトル乗算手段と、 上記第1の逆回転ベクトル乗算手段の出力から第2の周
    波数差分ベクトル乗算手段の出力を減算する第2のベク
    トル減算手段とを有することを特徴とする請求項1記載
    の電流検出装置。
  4. 【請求項4】 上記電流検出手段は、 第1の交流電流の第1相と第2の交流電流の第1相の電
    流をまとめて検出する第1の電流検出手段と、 第1の交流電流の第2相と第2の交流電流の第2相の電
    流をまとめて検出する第2の電流検出手段とを有し、 上記分離演算手段は、 上記第1の電流検出手段の出力と上記第2の電流検出手
    段の出力とを2相交流に変換する2相交流変換手段と、 第1の交流電流の周波数で逆回転する単位ベクトルを上
    記2相交流変換手段の出力に乗算する第1の逆回転ベク
    トル乗算手段と、 第2の交流電流の周波数で逆回転する単位ベクトルを上
    記2相交流変換手段の出力と乗算する第2の逆回転ベク
    トル乗算手段と、 上記第1の逆回転ベクトル乗算手段の出力から第1の交
    流電流の上記推定値を減算する第1の推定値減算手段
    と、 上記第1の推定値減算手段の出力に(第1の交流電流の
    周波数−第2の交流電流の周波数)で回転する単位ベク
    トルを乗算する第1の周波数差分ベクトル乗算手段と、 上記第2の逆回転ベクトル乗算手段の出力から第2の交
    流電流の上記推定値を減算する第2の推定値減算手段
    と、 上記第2の推定値減算手段の出力に(第2の交流電流の
    周波数−第1の交流電流の周波数)で回転する単位ベク
    トルを乗算する第2の周波数差分ベクトル乗算手段とを
    有することを特徴とする請求項1記載の電流検出装置。
  5. 【請求項5】 上記第1の交流電流の推定値および上記
    第2の交流電流の推定値は各々の電流の指令値であるこ
    とを特徴とする請求項2乃至4のいずれか記載の電流検
    出装置。
  6. 【請求項6】 上記第1の交流電流の推定値および上記
    第2の交流電流の推定値は、第1のベクトル減算手段及
    び第2のベクトル減算手段の出力の1次遅れであること
    を特徴とする請求項3記載の電流検出装置。
  7. 【請求項7】 上記第1の交流電流の推定値および上記
    第2の交流電流の推定値は、第1の周波数差分ベクトル
    乗算手段及び第1の周波数差分ベクトル乗算手段の出力
    の1次遅れであることを特徴とする請求項4記載の電流
    検出装置。
  8. 【請求項8】 同一の固定子鉄心に巻装された2個の巻
    線を有する回転電機の該2個の巻線から各々出力される
    周波数が異なる第1の交流電流と第2の交流電流に関
    し、 第1の交流電流の第1相と第2の交流電流の第1相の電
    流をまとめて検出する第1の電流検出手段と、 第1の交流電流の第2相と第2の交流電流の第2相の電
    流をまとめて検出する第2の電流検出手段と、 いずれか一方の巻線の電流を検出する際に、他方の巻線
    の電流を0にする制御手段とを備えたことを特徴とする
    電流検出装置。
  9. 【請求項9】 同一の固定子鉄心に巻装された2個の巻
    線を有する回転電機の該2個の巻線から各々出力される
    周波数が異なる複数の3相交流電流をまとめて検出する
    電流検出工程と、 電流の推定値を推定する推定工程と、 上記推定工程の出力に基づき上記電流検出工程により検
    出した電流を各周波数毎に分離する分離演算工程とを備
    えたことを特徴とする電流検出方法。
  10. 【請求項10】 上記分離演算工程は、 上記電流検出工程にて検出した電流を2相交流に変換す
    る2相交流変換工程と、 上記2相交流変換工程にて変換された値に各周波数で逆
    回転するベクトルを乗算する逆回転ベクトル乗算工程
    と、 上記逆回転ベクトル乗算工程の出力から、上記推定値に
    各周波数の差で回転するベクトルを乗算したものを減算
    する周波数差分ベクトル乗算減算工程とを有することを
    特徴とする請求項9記載の電流検出方法。
  11. 【請求項11】 上記電流検出工程は、 第1の交流電流の第1相と第2の交流電流の第1相の電
    流をまとめて検出する第1の電流検出工程と、 第1の交流電流の第2相と第2の交流電流の第2相の電
    流をまとめて検出する第2の電流検出工程とを有し、 上記分離演算工程は、 上記第1の電流検出工程の出力と上記第2の電流検出工
    程の出力とを2相交流に変換する2相交流変換工程と、 第1の交流電流の周波数で逆回転する単位ベクトルを上
    記2相交流変換工程の出力に乗算する第1の逆回転ベク
    トル乗算工程と、 第2の交流電流の周波数で逆回転する単位ベクトルを上
    記2相交流変換工程の出力と乗算する第2の逆回転ベク
    トル乗算工程と、 第1の交流電流の上記推定値に(第1の交流電流の周波
    数−第2の交流電流の周波数)で回転する単位ベクトル
    を乗算する第1の周波数差分ベクトル乗算工程と、 上記第2の逆回転ベクトル乗算工程の出力から第1の周
    波数差分ベクトル乗算工程の出力を減算する第1のベク
    トル減算工程と、 第2の交流電流の上記推定値に(第2の交流電流の周波
    数−第1の交流電流の周波数)で回転する単位ベクトル
    を乗算する第2の周波数差分ベクトル乗算工程と、 上記第1の逆回転ベクトル乗算工程の出力から第2の周
    波数差分ベクトル乗算工程の出力を減算する第2のベク
    トル減算工程とを有することを特徴とする請求項9記載
    の電流検出方法。
  12. 【請求項12】 上記電流検出工程は、 第1の交流電流の第1相と第2の交流電流の第1相の電
    流をまとめて検出する第1の電流検出工程と、 第1の交流電流の第2相と第2の交流電流の第2相の電
    流をまとめて検出する第2の電流検出工程とを有し、 上記分離演算工程は、 上記第1の電流検出工程の出力と上記第2の電流検出工
    程の出力とを2相交流に変換する2相交流変換工程と、 第1の交流電流の周波数で逆回転する単位ベクトルを上
    記2相交流変換工程の出力に乗算する第1の逆回転ベク
    トル乗算工程と、 第2の交流電流の周波数で逆回転する単位ベクトルを上
    記2相交流変換工程の出力と乗算する第2の逆回転ベク
    トル乗算工程と、 上記第1の逆回転ベクトル乗算工程の出力から第1の交
    流電流の上記推定値を減算する第1の推定値減算工程
    と、 上記第1の推定値減算工程の出力に(第1の交流電流の
    周波数−第2の交流電流の周波数)で回転する単位ベク
    トルを乗算する第1の周波数差分ベクトル乗算工程と、 上記第2の逆回転ベクトル乗算工程の出力から第2の交
    流電流の上記推定値を減算する第2の推定値減算工程
    と、 上記第2の推定値減算工程の出力に(第2の交流電流の
    周波数−第1の交流電流の周波数)で回転する単位ベク
    トルを乗算する第2の周波数差分ベクトル乗算工程とを
    有することを特徴とする請求項9記載の電流検出方法。
  13. 【請求項13】 上記第1の交流電流の推定値および上
    記第2の交流電流の推定値は各々の電流の指令値である
    ことを特徴とする請求項10乃至12のいずれか記載の
    電流検出方法。
  14. 【請求項14】 上記第1の交流電流の推定値および上
    記第2の交流電流の推定値は、第1のベクトル減算工程
    及び第2のベクトル減算工程の出力の1次遅れであるこ
    とを特徴とする請求項11記載の電流検出方法。
  15. 【請求項15】 上記第1の交流電流の推定値および上
    記第2の交流電流の推定値は、第1の周波数差分ベクト
    ル乗算工程及び第1の周波数差分ベクトル乗算工程の出
    力の1次遅れであることを特徴とする請求項12記載の
    電流検出方法。
  16. 【請求項16】 同一の固定子鉄心に巻装された2個の
    巻線を有する回転電機の該2個の巻線から各々出力され
    る周波数が異なる第1の交流電流と第2の交流電流に関
    し、 第1の交流電流の第1相と第2の交流電流の第1相の電
    流をまとめて検出する第1の電流検出工程と、 第1の交流電流の第2相と第2の交流電流の第2相の電
    流をまとめて検出する第2の電流検出工程と、 いずれか一方の巻線の電流を検出する際に、他方の巻線
    の電流を0にする制御工程とを備えたことを特徴とする
    電流検出方法。
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