JP2004064836A - モータ駆動制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電流センサの数を減少する。
【解決手段】3相コイルY1,Y2の2つに対し、インバータINV1,INV2からそれぞれ相電流を供給する。ここで、通常であれば、各3相コイルY1,Y2について、2つの相電流を検出しなければならず、電流センサは4つ必要である。オブザーバを利用して各相電流を推定することで、検出する相電流の数を減少する。
【選択図】    図11

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロータを回転させるための回転磁界を生起する多相コイルを複数個有するモータの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、永久磁石モータや、誘導モータなど、ステータコイルにより回転磁界を形成し、ロータを回転させる形式の交流モータが知られている。このような交流モータにおいては、インバータを用いてステータコイルの電流を制御することで、広範囲の出力トルク制御が行えるとともに、回生電力をバッテリなどに回収できるというメリットも得られる。
【0003】
このような交流モータとしては、互いに120度ずつずれた3相コイルを有する3相モータが最も一般的であるが、システムによっては、この3相コイルを複数設ける場合もある。例えば、複数の3相モータを駆動する場合であれば、3相コイルが複数個設けられる。さらに、3相コイルを1つのロータに対し複数組設けるモータも知られている。このモータにおいても、1つのシステム内に3相コイルが複数個設けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなモータは、各3相コイルに対し、インバータをそれぞれ設け、このインバータのスイッチングをそれぞれ制御して駆動制御が行われる。そこで、複数の3相コイルのコイル電流を別途検出して、インバータのスイッチングを制御することが必要になる。
【0005】
通常3相モータでは、3相コイルの内の2相のコイル電流を測定し、これに基づいて3相コイルの電流を算出し、各相コイル電流が所望の値になるようにインバータのスイッチングを制御している。
【0006】
このため、6相のコイルでは、4つの電流センサが必要となる。この電流センサは、交流モータの正確な制御のためには、精度のよいものとする必要があり、多数の電流センサを必要とするためにシステムが高価になってしまうという問題があった。
【0007】
なお、モータにオブザーバを適用したモータは、特開平10−225199号公報、特開2001−309697号公報などに示されている。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、モータにおいて、電流センサ数を減少することができるモータの駆動制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ロータを回転させるための回転磁界を生起する多相コイルを複数個有するモータの駆動制御装置であって、前記複数個の多相コイルの少なくとも1つの相電流であって、独立した相電流の個数よりも少ない数の相電流を計測する相電流検出手段と、検出した相電流と、モータモデルあるいはモータの状態を表すモデルを利用して、モータの状態を推定し、この推定結果に基づきモータへの駆動制御信号を生成する制御信号生成手段と、を有し、制御信号生成手段からの駆動制御信号に応じて、モータの各相電流を制御して、モータの駆動を制御することを特徴とする。
【0010】
このように、本発明では、モデルを用いてモータ電流を推定するため、3相コイルのような多相コイルの電流の検出する数を減少できる。例えば、3相コイルを有するモータにおいては、2つのコイル電流を測定することが必要であり、3相モータを2つ有する場合には、4つのコイル電流を測定する必要がある。しかし、本発明によれば、モデルの推定を利用することによって、これより少ない数の電流検出により、モータ駆動を制御することができる。
【0011】
また、本発明は、ロータを回転させるための回転磁界を生起する多相コイルを複数個有するモータの駆動装置であって、前記複数個の多相コイルの1つずつの相電流を加算した少なくとも1つの加算相電流であって加算相電流の総数より少ない数の加算相電流を計測する加算相電流検出手段と、検出した加算相電流と、モータモデルあるいはモータの状態を表すモデルを利用して、モータの状態を推定し、この推定結果に基づきモータへの駆動制御信号を生成する制御信号生成手段と、を有し、制御信号生成手段からの駆動制御信号に応じて、モータの各相電流を制御して、モータの駆動を制御することを特徴とする。
【0012】
また、前記モータは中性点同士が接続された2つの多相コイルを含み、この2つの多相コイルの中性点間に流れる中性点電流を検出する中性点電流検出手段を設け、前記加算相電流検出手段は、少なくとも2つの加算相電流を検出し、かつ前記モータモデルあるいはモータの状態を表すモデルとして線形モデルを利用することが好適である。
【0013】
また、前記モータは中性点同士が接続された2つの多相コイルを含み、この2つの多相コイルの中性点間に流れる中性点電流を検出する中性点電流検出手段を設け、かつ前記モータモデルあるいはモータの状態を表すモデルとして非線形モデルを利用することが好適である。
【0014】
このように、加算相電流を計測することで、計測する電流の数を非常に少なくして、モデルを構成することができ、これを利用して相電流を推定することができる。また、2つの多相コイルの中性点間が接続されている場合には、この中性点間に流れる零相電流についてのモデルは独立しており、零相電流を計測することが必要となる。
【0015】
また、前記モータは独立した2つの多相コイルを含み、前記加算相電流検出手段は、少なくとも2つの加算相電流を検出し、かつ前記モータモデルあるいはモータの状態を表すモデルとして線形モデルを利用することが好適である。
【0016】
また、前記モータは独立した2つの多相コイルを含み、かつ前記モータモデルあるいはモータの状態を表すモデルとして非線形モデルを利用することが好適である。
【0017】
2つの多相コイルの中性点間が接続されていない場合には、零相電流はなく、これを検出する必要がなくなる。
【0018】
なお、前記多相コイルは、3相コイルであることが好適である。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
【0020】
本実施形態では、6相モータ(モータ)についての、オブザーバを定義し、このオブザーバを利用して、少ないセンサ数で、6相のモータコイル電流を算出して、6相モータの駆動を制御する。
【0021】
[基本構成]
図11には、6相モータの基本的構成が示されている。6相モータMは、2つの3相コイルY1、Y2を有している。3相コイルY1には、インバータINV1が接続されており、3相コイルY2には、インバータINV2が接続されている。これらインバータINV1、INV2は、それぞれ直列接続された一対のスイッチング素子からなるアームを3本有しており、一対のトランジスタ同士の接続点がそれぞれ対応する3相コイルY1、Y2の3つのコイル端に接続されている。
【0022】
そして、インバータINV1、INV2の入力側には、バッテリBが接続されている。また、コントローラCONが設けられ、インバータINV1、INV2のスイッチング素子をオンオフする。
【0023】
インバータINV1は、3相コイルY1に120度ずつ位相が異なる電流Iu1、Iv1、Iw1を供給し、インバータINV2は、3相コイルY2に120度ずつ位相が異なる電流Iu2、Iv2、Iw2を供給する。
【0024】
図において、3相コイルY1、Y2は、独立して設けられている。しかし、本実施形態では、2つの3相コイルY1、Y2の中性点間を低圧バッテリを介し接続するシステムでもよく、この場合にはバッテリBに代えてコンデンサを採用することもできる。
【0025】
[回路方程式]
まず、2つのスター結線コイルを有するPM(Permanent Magnet)モータの回路方程式について説明する。
【0026】
対象となる6相モータの概略構成を図1に示す。このように、2つのスター結線コイルY1、Y2が若干位相を異ならせて配置されている。この例では、1つ目のスター結線コイルY1は、ステータ上のある基準位置(図においては上方)からθ1の角度を持ち、2つ目のスター結線コイルY2は基準位置からθ2の角度を持っている。なお、スター結線コイルY1、Y2とも、3つのコイルを互いに120度ずらせてスター結線したものである。
【0027】
このような図1のPMモータについての電圧方程式は、式(1)で表される。
【数1】
Figure 2004064836
【0028】
ここで、式(1)における^v,R,^i,^vm,^la,^m(θ1,θ1),^m(θ1,θ2),^m(θ2,θ1),^m(θ2,θ2)は、それぞれスター結線の端子電圧、コイル抵抗、コイルの相電流、磁石による磁束により生じる電圧、コイルの漏れ磁束、Y1結線のコイル間のインダクタンス、Y2結線の電流によりY1結線のコイルに生じる磁束のインダクタンス、Y1結線の電流によりY2結線のコイルに生じる磁束のインダクタンス、Y2結線のコイル間のインダクタンスである。
【0029】
また,式(2)、(3)の右辺のベクトル内各要素の添え字は,数字の1,2がY1,Y2の結線をあらわし,u,v,wが各スター結線内のU相,V相,W相を表す。例えば、vu1は,Y1結線のU相の端子電圧を表している。また、(5)式で^Ld,^Lqはdq軸のインダクタンスを表す。
【0030】
なお、式(5)で用いた^m(x,y)|i,jは、マトリクス^m(x,y)のi行j列の要素を示す。
【0031】
[6相モータのオブザーバ]
以下に、上述のような6相モータのオブザーバについて説明する。
【0032】
(各相間において干渉がある場合)
まず、6相モータの状態方程式である式(1)をdq軸に変換することで、式(6)、(14)となる。
【0033】
式(1)はモータが有効に使えるトルクに寄与する電流成分であり、式(14)はモータが有効に使えるトルクに寄与しない電流成分である。ここで、id1,id2,iq1,iq2,vd1,vd2,vq1,vq2,ψm,iγ12,vγ1,vγ2は、それぞれ、Y1結線のd軸電流、Y2結線のd軸電流、Y1結線のq軸電流、Y2結線のq軸電流、Y1結線のd軸電圧、Y2結線のd軸電圧、Y1結線のq軸電圧、Y2結線のq軸電圧、磁石による起電力係数(Vs/rad)、零相電流、Y1のスター結線の中点電位、Y2のスター結線の中点電位を表し、Ld,Lqはdq軸のインダクタンスを表し、^Ld,^Lqには係数倍の関係がある。なお、ωは電気角速度(rad/s)である。
【0034】
【数2】
Figure 2004064836
推定対象は式(6)と式(14)であるが、これらは独立であるので、個別に考える必要がある。
【0035】
まず、式(6)は、角速度を一定と仮定すれば、通常の線形モデルなので一般のオブザーバが利用できる。なお、モータの定常回転を考えればこの仮定は成立する。また、モータに慣性負荷がある場合には、モータの回転慣性が大きく、角速度変化が電流変化に対して十分大きいため上記仮定は成立すると考えられる。
【0036】
次に、これら2つの状態方程式の可観測性を検討する。式(6)の可観測性を、Ld=0.2486 mH,Lq=0.5695 mH,la=0.19 mH,R=46.5 mΩ,φm=0.0516 V/(rad/s),4極対,ロータ回転数3000 rpm(ω=1257 rad/s)の特性のモータで考えてみる。
【0037】
まず、1つの電流だけ観測できる条件を考える。すなわち、観測行列としては、C=(1 0 0 0),C=(0 1 0 0),C=(0 0 1 0),C=(0 0 0 1)である。この諸元では、 ̄A(ω)とCは可観測対であり、式(6)は可観測である。
【0038】
一方、モータは、抵抗値を極力抑えるように設計されるので、R=0の場合についても可観測性の確認をしておく。まず、1つの電流だけ観測できる条件を考える。すなわち、観測行列としては、C=(1 0 0 0),C=(0 1 0 0),C=(0 0 1 0),C=(0 0 0 1)である。この諸元では、 ̄A(ω)とCは可観測対でないので,式(6)は可観測でない。
【0039】
次に、R=0の場合における2つの電流が観測できる条件を考える。すなわち、観測行列としては、C=(1 1 0 0),C=(1 0 1 0),C=(1 0 0 1),C=(1 0 0 1)である。この諸元では、 ̄A(ω)とCは可観測対であり,式(6)は可観測である。
【0040】
実際のモータにおける推定を考えると、抵抗Rの大きさにより、1つの電流を観測するか2つの電流を観測するかという上記2つの条件を使い分ける必要があると考えられる。
【0041】
他方、式(14)であるが、これは状態量が1つなので直接計る他はない。
【0042】
改めて、推定対象である式(6)について考え、次の式(19)のように書き換える。
【数3】
Figure 2004064836
【0043】
ここで、観測できる値が相電流yなので,観測ノイズをwとしシステムの出力を式(26)で与えれば、式(28)のようにオブザーバを組むことができる。ここで、Cはnc行6列の行列(nc=1,2)である。
【0044】
【数4】
Figure 2004064836
ここで、xpの推定値をxeとする。
【0045】
ところが、このままでは、オブザーバゲイン^Lが決められないので、さらに^L=L(ω)Ta(θ)を導入し、式(28)を式(31)のように書き換える。
【数5】
Figure 2004064836
【0046】
ここで、Ta(θ)CTe’(θ1,θ2)がθによらず、一定になるように、Ta(θ)Cを選べれば、システムへの入力をTa(θ)yと見なした線形オブザーバになる。
【0047】
まず、観測量が2つの場合を考える。
【0048】
Ta(θ)=t(θ)  (32)
と仮定し、Cの前3列をC1、後ろ2列をC2、すなわち、C=(C1,C2)とすれば、上記条件は、以下のように書き換えられる。
【数6】
Figure 2004064836
【0049】
ここで、C1^t’=α1I2かつC2^t’=α2I2(α1とα2は定数)であれば、Ta(θ)CTe’(θ1,θ2)は定数行列である。C1=^t,C2=^tもこれら条件を満たす1つの解ではある。しかし、この解は、全ての相の電流を観測することとなり、オブザーバを用いる意味がない。ここでは、次のようにCを、式(34)のようにした。
【数7】
Figure 2004064836
【0050】
この時、Te’(θ1,θ2)は式(29)より式(35)のように整理できる。さらに、CTe’(θ1,θ2)は式(34),(35)より式(37)のように整理できる。また、Ta(θ1,θ2)CTe’(θ1,θ2)は式(32),(37)より式(38)のように整理できる。ただし、I2は2行2列の単位行列である。
【数8】
Figure 2004064836
【0051】
ここで、θ1−θ2は一定値であり、式(38)よりTa(θ)CTe’(θ1,θ2)は一定値となる。ここで、Ct=Ta(θ)CTe’(θ1,θ2)とし,入力をyt=Ta(θ)yとすれば、式(31)は次の式(39)の線形オブザーバとなる。
【数9】
Figure 2004064836
【0052】
なお、実際のオブザーバは、相電流iu1と相電流iu2との両方を一括して測定し、相電流iv1と相電流iv2との両方も一括して測定し、観測量〜yを以下のようにとる。
【数10】
Figure 2004064836
【0053】
そして、この電流測定値を以下のように用いてオブザーバを構成する。
【数11】
Figure 2004064836
【0054】
このように、式(41)(42)の線形オブザーバを利用することによって、iu1+iu2と、iv1+iv2を観測することで、モータの状態を認識することができる。そこで、3つの3相コイルを有するモータについて、2つの電流値の計測によって、モータの状態を検出し、モータ駆動電流を制御することができる。
【0055】
次に、観測量が1つの場合を考える。Ta(θ)CTe’(θ1,θ2)がθによらず一定となるようなTa(θ)Cがあるか無いかを検討する。
【0056】
【数12】
Figure 2004064836
式(43)はスカラ関数で、C1とC2は1行3列の定数行列だから、これを定数行列にするTa(θ)を見つけることは容易ではない。すなわち,線形オブザーバの適用は容易ではない。
【0057】
改めて、式(28)のオブザーバを考えてみる。ここでは、非線形オブザーバ理論の適用によりゲイン^Lを〜L(θ,ω)としてオブザーバを以下のように組む必要がある。
【数13】
Figure 2004064836
【0058】
このように、非線形オブザーバを利用することによって、検出する電流は、1つでよいことになる。
【0059】
また、式(14)の零相電流については、別途検出する必要がある。
【0060】
結局、6相モータを駆動するために必要な情報を得るためには、以下の方法が考えられる。
【0061】
まず、2つの3相コイルの中性点同士が接続されているシステムにおいては、次の2つが採用できる。
【0062】
(1)零相を測定するとともに、他に2つのセンサを使い電流(iu1+iu2、iv1+iv2)電流を測定し、線形オブザーバを組み合わせる。
【0063】
具体的には、図2に示すように、3つのセンサ(sensor1〜sensor3)を設け、加算相電流iu1+iu2、iv1+iv2と、零相電流を測定する。
【0064】
(2)零相を測定し,他に1つのセンサを使い電流を測定し、非線形オブザーバを組み合わせる。
【0065】
具体的には、図3に示すように、2つのセンサ(sensor1,sensor2)を設け、加算相電流iu1+iu2と零相電流を測定する。
【0066】
また、中性点同士が接続されていない独立した3相コイルが2つ設けられた3相モータを2つ組み入れた構成のモータでは、次の2つが採用できる。
【0067】
(1)2つのセンサを使い電流(iu1+iu2、iv1+iv2)を測定し、線形オブザーバを組み合わせる。
【0068】
具体的には、図4に示すように、2つのセンサ(sensor1,sensor2)を設け、加算相電流iu1+iu2、iv1+iv2を測定する。
【0069】
(2)1つのセンサを使い電流を測定し、非線形オブザーバを組み合わせる。
【0070】
具体的には、図5に示すように、1つのセンサ(sensor1)を設け、加算相電流iu1+iu2を測定する。
【0071】
(相間での干渉がない場合)
次に、1つのスター結線1Yと他のスター結線2Yとの間に干渉がない場合について説明する。この場合、6相モータ状態方程式は、式(45)、(46)となる。
【数14】
Figure 2004064836
【0072】
推定対象は式(45)と式(51)であるが、これらは独立であるので、個別に考える必要がある。また、式(45)も1つ目のスター結線1Yと2つ目のスター結線2Yとも独立であり個別に考える必要がある。
【0073】
まず、式(45)は角速度を一定と仮定すれば、通常の線形モデルなので一般のオブザーバが利用できる。なお、モータの定常回転を考えればこの仮定は成立する。また、モータに慣性負荷がある場合には、モータの回転慣性が大きく、角速度変化が電流変化に対して十分大きいため上記仮定は成立すると考えられる。
【0074】
次に、これら2つの状態方程式の可観測性を検討する。
【0075】
式(45)の可観測性を、Ld=0.2486 mH,Lq=0.5695 mH,la=0.19 mH,R=46.5 mΩ,φm=0.0516 V/(rad/s),4極対,ロータ回転数3000 rpm(ω=1257 rad/s)の特性のモータで考えてみる。
【0076】
式(45)は、独立な2つの状態方程式を含んでいるので、観測行列としては、次のようにすることは明らかに不適である。
【数15】
Figure 2004064836
【0077】
また、可観測性を調べると、C=(1 0 1 0)、C=(1 0 0 1)等も不適である。また、独立な各々の可観測性は、Rが0の場合でも、1つの状態量のみ測定できれば可観測となる。すなわち、観測行列としては、次のようなものが採用される。
【数16】
Figure 2004064836
【0078】
この諸元では、 ̄A(ω)とCは可観測対であり、式(45)は可観測である。
【0079】
他方、式(14)であるが、これは状態量が1つなので直接計る他はない。
【0080】
改めて、推定対象である式(45)について考え、次の式(54)〜(60)のように書き換える。
【数17】
Figure 2004064836
【0081】
ここで、観測できる値が相電流yなので,観測ノイズをwとしシステムの出力を式(61)で与えれば、式(63)のようにオブザーバを組むことができる。ここで、可観測性を考慮し、Cは2行6列の行列である。
【数18】
Figure 2004064836
【0082】
ところが、このままでは、オブザーバゲイン^Lが決められないので、さらに^L=L(ω)Ta(θ)を導入し、式(63)を式(66)のように書き換える。
【数19】
Figure 2004064836
【0083】
ここで、Ta(θ)CTe’(θ1,θ2)がθによらず、一定になるように、Ta(θ)Cを選べれば、システムへの入力をTa(θ)yと見なした線形オブザーバになる。
【0084】
まず、
Ta(θ)=t(θ) (67)
と仮定し、Cの前3列をC1、後ろ2列をC2、すなわち、C=(C1,C2)とすれば、上記条件は、以下のように書き換えられる。
【数20】
Figure 2004064836
【0085】
ここで、C1^t’=α1I2かつC2^t’=α2I2(α1とα2は定数)であれば、Ta(θ)CTe’(θ1,θ2)は定数行列である。上述の場合と同様に、Cを、式(69)のようにすることとした。
【数21】
Figure 2004064836
【0086】
このCに対し、上述の場合と同様に、Ta(θ)CTe’(θ1,θ2)は一定値となる。ここで、Ct=Ta(θ)CTe’(θ1,θ2)とし、入力をyt=Ta(θ)yとすれば、式(66)は次式の線形オブザーバとなる。
【数22】
Figure 2004064836
【0087】
なお、実際のオブザーバは、相電流iu1と相電流iu2との両方を一括して測定し、相電流iv1と相電流iv2との両方も一括して測定し、観測量〜yを以下のようにとる。
【数23】
Figure 2004064836
【0088】
そして、この電流測定値を以下のように用いてオブザーバを構成する。
【数24】
Figure 2004064836
【0089】
このように、式(72)(73)の線形オブザーバを利用することによって、iu1+iu2と、iv1+iv2を観測することで、モータの状態を認識することができる。
【0090】
結局、6相モータを駆動するために必要な情報を得るためには,以下の方法が考えられる。
【0091】
(1)零相電流を測定し、他に2つのセンサを使い電流(iu1+iu2、iv1+iv2)電流を測定し、線形オブザーバを組み合わせる。
【0092】
具体的には、図6に示すように、2つのセンサ(sensor1〜sensor3)を設け、加算相電流iu1+iu2、iv1+iv2と零相電流を測定する。
【0093】
(2)2つのセンサを使い電流を測定し、線形オブザーバを組み合わせる。
【0094】
具体的には、図7に示すように、加算相電流iu1+iu2と零相電流を測定する。
【0095】
(その他の構成)
ここまでの説明は、図8に示すような独立な2台のモータ(回転数も特性も異なる)についても成立するし、図9に示す3台のモータ(回転数も特性も異なる)についても成立する。
【0096】
そこで、3台のモータの場合について、説明する。まず、推定対象を次式のように書き換える。
【数25】
Figure 2004064836
【0097】
ここで、観測できる値が相電流yなので,観測ノイズをwとしシステムの出力を式(78)で与えれば、式(80)のようにオブザーバを組むことができる。ここで、可観測性を考慮し、Cは2行9列の行列である。
【数26】
Figure 2004064836
【0098】
ところが、このままでは、オブザーバゲイン^Lが決められないので、さらに^L=L(ω)Ta(θ)を導入し、式(80)を式(82)のように書き換える。
【数27】
Figure 2004064836
【0099】
ここで、Ta(θ)CTe’(θ1,θ2)がθによらず、一定になるように、Ta(θ)Cを選べれば、システムへの入力をTa(θ)yと見なした線形オブザーバになる。
【0100】
まず、
Ta(θ)=t(θ) (83)
と仮定し、Cの前3列をC1、真中3列をC2、後ろ3列をC3、すなわち、C=(C1,C2,C3)とすれば、上記条件は、以下のように書き換えられる。
【数28】
Figure 2004064836
【0101】
ここで、C1^t’=α1I2かつC2^t’=α2I2かつC3^t’=α3I2(α1、α2とα3は定数)であれば、Ta(θ)CTe’(θ1,θ2,θ3)は定数行列である。ここでは、Cを、式(85)のようにすることとした。
【数29】
Figure 2004064836
【0102】
このCに対し、上述の場合と同様に、Ta(θ)CTe’(θ1,θ2,θ3)は一定値となる。ここで、Ct=Ta(θ)CTe’(θ1,θ2,θ3)とし、入力をyt=Ta(θ)yとすれば、式(82)は次式の線形オブザーバとなる。
【数30】
Figure 2004064836
【0103】
なお、実際のオブザーバは、相電流iu1+iu2+iu3を一括して測定し、相電流iv1+iv2+iv3も一括して測定し、観測量〜yを以下のようにとる。
【数31】
Figure 2004064836
【0104】
そして、この電流測定値を以下のように用いてオブザーバを構成する。
【数32】
Figure 2004064836
【0105】
このように、式(88)(89)の線形オブザーバを利用することによって、iu1+iu2+iu3と、iv1+iv2+iv3を観測することで、モータの状態を認識することができる。
【0106】
結局、3つの独立したモータを駆動するために必要な情報を得るためには、次の方法が考えられる。
【0107】
(1)2つのセンサを使い電流(iu1+iu2+iu3、iv1+iv2+iv3)を測定し、線形オブザーバを組み合わせる。
【0108】
具体的には、図9に示すように、2つのセンサ(sensor1,sensor2)を設け、加算相電流iu1+iu2+iu3、iv1+iv2+iv3を測定する。
【0109】
また、上述の例では、加算相電流を計測したが、一方の3相コイルの電流のみを検出し、これによってオブザーバの入力を構成してもよい。
【0110】
(推定結果)
図10に推定結果を示す。この図は、通常の6相モータを対象に、1つ目のスター結線のdq軸電流を示している。図中、1段目がid1の実際の値と目標値(破線)、2段目がid1の推定値、実際の値と目標値(破線)、3断面がiq1の実際の値と目標値(破線)、4段目がid1の推定値、実際の値と目標値(破線)を示している。id1において急峻に電流が変化しているとき(2段目、t=0.085s付近)には、数Aの推定誤差が生じているが、誤差の低減も早く、また他の部分ではほとんど誤差が確認できない。すなわち、本実施形態のオブザーバを用いれば、十分な精度で電流値を推定できることが確認された。
【0111】
以上のように、オブザーバを用いてモータの状態を推定することで、検出する電流の数を減少することができ、システムを簡略化することができる。
【0112】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、モータモデルあるいはモータの状態を表すモデルを用いてモータ電流を推定するため、3相コイルのような多相コイルの電流の検出する数を減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】6相モータの構成を示す図である。
【図2】零相電流がある場合における電流センサの配置例(3つ)を示す図である。
【図3】零相電流がある場合における電流センサの配置例(2つ)を示す図である。
【図4】零相電流がない場合における電流センサの配置例(2つ)を示す図である。
【図5】零相電流がない場合における電流センサの配置例(1つ)を示す図である。
【図6】干渉が2つの3相コイルであって、零相電流がある場合における電流センサの配置例(3つ)を示す図である。
【図7】干渉が2つの3相コイルであって、零相電流がある場合における電流センサの配置例(2つ)を示す図である。
【図8】2つの3相モータについての電流センサの配置例(2つ)を示す図である。
【図9】3つの3相モータについての電流センサの配置例(2つ)を示す図である。
【図10】離散系オブザーバにおける推定性能を示す図である。
【図11】6相モータの基本的構成を示す図である。
【符号の説明】
B バッテリ、Y1,Y2 3相コイル、M モータ、INV1,INV2 インバータ、CON コントローラ。

Claims (7)

  1. ロータを回転させるための回転磁界を生起する多相コイルを複数個有するモータの駆動制御装置であって、
    前記複数個の多相コイルの少なくとも1つの相電流であって、独立した相電流の個数よりも少ない数の相電流を計測する相電流検出手段と、
    検出した相電流と、モータモデルあるいはモータの状態を表すモデルを利用して、モータの状態を推定し、この推定結果に基づきモータへの駆動制御信号を生成する制御信号生成手段と、
    を有し、
    制御信号生成手段からの駆動制御信号に応じて、モータの各相電流を制御して、モータの駆動を制御するモータ駆動制御装置。
  2. ロータを回転させるための回転磁界を生起する多相コイルを複数個有するモータの駆動装置であって、
    前記複数個の多相コイルの1つずつの相電流を加算した少なくとも1つの加算相電流であって加算相電流の総数より少ない数の加算相電流を計測する加算相電流検出手段と、
    検出した加算相電流と、モータモデルあるいはモータの状態を表すモデルを利用して、モータの状態を推定し、この推定結果に基づきモータへの駆動制御信号を生成する制御信号生成手段と、
    を有し、
    制御信号生成手段からの駆動制御信号に応じて、モータの各相電流を制御して、モータの駆動を制御するモータ駆動制御装置。
  3. 請求項2に記載の装置において、
    前記モータは中性点同士が接続された2つの多相コイルを含み、この2つの多相コイルの中性点間に流れる中性点電流を検出する中性点電流検出手段を設け、
    前記加算相電流検出手段は、少なくとも2つの加算相電流を検出し、
    かつ前記モータモデルあるいはモータの状態を表すモデルとして線形モデルを利用するモータ制御装置。
  4. 請求項2に記載の装置において、
    前記モータは中性点同士が接続された2つの多相コイルを含み、この2つの多相コイルの中性点間に流れる中性点電流を検出する中性点電流検出手段を設け、かつ前記モータモデルあるいはモータの状態を表すモデルとして非線形モデルを利用するモータ制御装置。
  5. 請求項2に記載の装置において、
    前記モータは独立した2つの多相コイルを含み、
    前記加算相電流検出手段は、少なくとも2つの加算相電流を検出し、
    かつ前記モータモデルあるいはモータの状態を表すモデルとして線形モデルを利用するモータ制御装置。
  6. 請求項2に記載の装置において、
    前記モータは独立した2つの多相コイルを含み、
    かつ前記モータモデルあるいはモータの状態を表すモデルとして非線形モデルを利用するモータ制御装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載の装置において、
    前記多相コイルは、3相コイルであるモータ駆動制御装置。
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