JP2001336572A - ダンパ及びこれを用いた建築物 - Google Patents

ダンパ及びこれを用いた建築物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二つの構造物間に介在されて一方の構造物か
ら他方の構造物に伝達される振動を低減すると共に、早
期にそれを減衰させるために用いて好適なダンパを提供
すること。 【解決手段】 ダンパ5は、シリンダ本体31と、シリ
ンダ本体31を二室32及び33に画成するように、シ
リンダ本体31内に配されていると共に、二室32及び
33を連通するオリフィス34を有したピストン35
と、一端部36がピストン35に連結されて、シリンダ
本体31の一端部37を貫通してシリンダ本体31外に
突出された大径のピストンロッド38と、一端部39が
ピストン35に連結されて、シリンダ本体31の他端部
40を貫通してシリンダ本体31外に突出された小径の
ピストンロッド41と、シリンダ本体31の二室32及
び33に充填された加圧流体42とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダンパ、特に、二
つの構造物の間に介在されて一方の構造物に対する他の
構造物の振動を減衰させるために用いて好適なダンパ及
びこれを用いた建築物に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば耐震性のために
柔構造とされた事業用ビル、事務所ビル、集合住宅、橋
梁等の建築物は、風圧又は弱い地震動等により容易に撓
み、その床側の下部構造物に対して天井側の上部構造物
が水平方向に振動(揺動)し、しかも、それが長く続く
場合がある。風圧又は弱い地震では斯かる振動が生じな
いようにし、また強い地震に起因するものをも含めてそ
の振動を早期に減衰させるために例えば制振壁が用いら
れるが、このような制振壁としては、粘性体を収容する
と共に、床等に固定された容器と、この容器内の粘性体
に大部分が浸漬されると共に、上部が天井等に固定され
た抵抗板とからなるダンパを壁内に配置して、風又は地
震による水平方向の床側に対する天井側の移動に基づく
容器に対する抵抗板の移動で粘性体を剪断させ、この剪
断における粘性剪断抵抗により振動を生じさせないよう
に又は低減して、しかも、振動が生じた場合にはその振
動エネルギを吸収して早期にそれを減衰させるようにし
たものが知られている。
【0003】斯かるダンパを用いた制振壁では、その振
動の阻止又は低減と減衰とが粘性体の粘度に依存するた
めに、粘度が低い場合には、所望の振動の低減と減衰と
を得られ難いのであるが、粘度を高くすると、容器への
粘性体の充填が困難となり、充填時間を多く必要とす
る。
【0004】また上記のダンパでは、容器内の粘性体に
抵抗板の大部分を単に浸漬させたものであるために、床
側の下部構造物と天井側の上部構造物とを元の位置に復
帰させる原点復帰機能をそれ自体が有していないため
に、粘性体の粘度が極めて高いと、振動が収まった後
に、床側の下部構造物と天井側の上部構造物との位置が
ずれてしまう虞がある。
【0005】なお、上記のような問題は、二つの構造物
の間に介在されて一方の構造物に対する他の構造物の振
動を減衰させるために用いるダンパにおいても同様に生
じるのである。
【0006】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、振動の弱い場合に
は剛体のように作用して一方の構造物に対して他方の構
造物を振動させないようにでき、一定以上の振動では伸
縮変形して振動エネルギを吸収すると共に振動エネルギ
の吸収後に他方の構造物を一方の構造物に対して元の位
置に戻すように動作するダンパ、特に、二つの構造物間
に介在されて一方の構造物から他方の構造物に伝達され
る振動を低減すると共に、早期にそれを減衰させるため
に用いて好適なダンパを提供することにある。
【0007】本発明の他の目的とするところは、風圧又
は弱い地震動等では剛体のように作用して建築物の下部
に対してその上部を振動させないようにでき、一定以上
の地震動等では伸縮変形して振動エネルギを吸収すると
共に振動エネルギの吸収後に上部を元の位置に戻すよう
に動作するダンパ、特に、建築物の上部と下部との間に
介在されて下部に対する上部の相対的な振動を低減する
と共に、早期にそれを減衰させるために用いて好適なダ
ンパ及びこのダンパを用いた建築物を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の態様のダ
ンパは、シリンダ本体と、このシリンダ本体を二室に画
成するように、シリンダ本体内に配されていると共に、
当該二室を連通するオリフィスを有したピストンと、一
端部がピストンに連結されて、シリンダ本体の一端部を
貫通してシリンダ本体外に突出された大径のピストンロ
ッドと、一端部がピストンに連結されて、シリンダ本体
の他端部を貫通してシリンダ本体外に突出された小径の
ピストンロッドと、シリンダ本体の二室に充填された圧
縮性の加圧流体とを具備している。
【0009】第一の態様のダンパによれば、大径のピス
トンロッドと小径のピストンロッドとを具備し、ピスト
ンにより画成されるシリンダ本体の二室に加圧流体が充
填されているために、大径のピストンロッドと小径のピ
ストンロッドとの面積差と加圧流体の圧力とに基づく力
以上の伸長力が外部から付加されない限り、剛体のよう
に振る舞い、したがって構造物をしっかり保持でき、そ
れ以上の伸長力が外部から付加されると、オリフィスを
介する加圧流体により外部からの運動エネルギを可及的
速やかに吸収して構造物の運動を減衰させることができ
る。
【0010】加えて、第一の態様のダンパによれば、大
径のピストンロッドと小径のピストンロッドとの面積差
と加圧流体の圧力とに基づく力、すなわち自身の引っ張
り力が構造物に印加されるために、運動後の構造物を元
の位置に戻すいわゆる原点復帰機能を得ることができ
る。
【0011】ダンパは、好ましい例では、本発明の第二
の態様のように建築物用であって、建築物の上部とこの
上部に対して相対的に水平方向に移動可能な建築物の下
部との間に介在されるように構成されており、この場
合、本発明の第三の態様のように小径のピストンロッド
の他端部及びシリンダ本体のうちの一方は斜材を介して
建築物の上部に、小径のピストンロッドの他端部及びシ
リンダ本体のうちの他方は建築物の下部に夫々連結され
るように構成されていても、第四の態様のように小径の
ピストンロッドの他端部及びシリンダ本体のうちの一方
は建築物の上部に、小径のピストンロッドの他端部及び
シリンダ本体のうちの他方は斜材を介して建築物の下部
に夫々連結されるように構成されていてもよい。
【0012】ダンパが第二の態様のように建築物用であ
れば、斯かるダンパが用いられた建築物の上部は、風圧
により横揺れしなく、したがって、風による不快な横揺
れを居住者に与えなくなる上に、下部に対して上部を水
平振動させてこれによりダンパを伸縮させるような地震
においては、オリフィスを介する加圧流体により斯かる
振動を可及的速やかに減衰させることができ、しかも、
振動後において上部を下部に対する元の位置に戻すこと
ができる。
【0013】建築物用のダンパにおいては、本発明の第
五の態様のように、上部が柱の上部又は天井側の横部材
で、下部が床の横部材であってもよく、また本発明の第
六の態様のように、上部が天井側の横部材で、下部が柱
の下部又は床の横部材であってもよい。
【0014】ダンパは、好ましくは、その第七の態様の
ように建築物の制振壁用のものであるが、これに限定さ
れず、建築物のその他の部位用のものであってもよく、
更には、工作機械、その他の振動が生じる機械用のもの
であってよい。
【0015】圧縮性の加圧流体は、好ましくは、本発明
の第八の態様のダンパのように、シリコン系の液体から
なるが、これに限定されず、その他の流体であってもよ
い。
【0016】本発明の建築物は、上部と、この上部に対
して相対的に水平方向に移動可能な下部と、上部及び下
部間に介在された上記のダンパとを具備している。
【0017】斯かる本発明の建築物によれば、風圧又は
弱い地震動等では下部に対して上部が相対的に水平方向
に振動しなく、一定以上の地震動等では下部に対する上
部の相対的な水平方向の振動が低減されると共に、早期
にそれが減衰され、しかも、振動後、上部が下部に対し
ての元の位置に戻されるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に本発明及びその実施の形態
を、図を参照して更に詳細に説明する。なお、本発明は
これら実施の形態に何等限定されないのである。
【0019】図1において、本例のダンパ5は、シリン
ダ本体31と、シリンダ本体31を二室32及び33に
画成するように、シリンダ本体31内に配されていると
共に、二室32及び33を連通する少なくとも一個のオ
リフィス34を有したピストン35と、一端部36がピ
ストン35に連結されて、シリンダ本体31の一端部3
7を貫通してシリンダ本体31外に突出された大径のピ
ストンロッド38と、一端部39がピストン35に連結
されて、シリンダ本体31の他端部40を貫通してシリ
ンダ本体31外に突出されており、ピストンロッド38
の径よりも小径のピストンロッド41と、シリンダ本体
31の二室32及び33に充填された例えばシリコンオ
イル等の圧縮性を有した加圧流体42と、ピストンロッ
ド41の他端部51に固着された連結部材52と、シリ
ンダ本体31に固着された連結部材53とを具備して、
ピストンロッド38及び41の伸びる方向であるZ方向
に伸縮変形自在である。
【0020】以上のダンパ5は、連結部材52又は53
にZ方向の引っ張り外力が加わらない場合には、換言す
れば、連結部材52と連結部材53とをZ方向に関して
互いに引き離そうとする外力が加わらない場合には、二
室32及び33における受圧面積の相違によるピストン
35に加わる一端部37に向かう自身の力、すなわちZ
方向に関する自身の引っ張り力により、Z方向に関して
可能な最小に縮められた状態になる。そして、連結部材
52と連結部材53とをZ方向に関して互いに引き離そ
うとする外力が、二室32及び33における受圧面積の
相違によるピストン35に加わる一端部37に向かう自
身の力よりも大きくなると、連結部材52と連結部材5
3とは、Z方向に関して互いに引き離されるようにな
り、ダンパ5は、Z方向に関して伸張されることになる
一方、伸張後に連結部材52と連結部材53とをZ方向
に関して互いに引き離そうとする外力が自身の引っ張り
力よりも小さくなると、ダンパ5は、Z方向に関して縮
むことになる。この伸縮において、ダンパ5は、オリフ
ィス34を介する加圧流体42の室32と室33との間
の移動により可及的速やかにダンパ5に加わる運動エネ
ルギを減衰させることになる。
【0021】ダンパ5では、大径のピストンロッド38
と小径のピストンロッド41との面積差と加圧流体42
の圧力とに基づく力以上の伸長力が外部から付加されな
い限り、剛体のように振る舞い、したがって例えば連結
部材52に取り付けられた構造体をしっかり保持でき、
それ以上の伸長力が外部から付加されると、オリフィス
34を介する加圧流体42により斯かる構造体の運動エ
ネルギを可及的速やかに吸収して構造体の運動を減衰さ
せることができる。加えて、ダンパ5によれば、大径の
ピストンロッド38と小径のピストンロッド41との面
積差と加圧流体42の圧力とに基づく力、すなわち自身
の引っ張り力が構造体に印加されるために、移動後の構
造体を元の位置に戻すことができる。
【0022】以上のダンパ5の複数個を図2に示す建築
物1の壁に設置して制振壁2を構成した例を説明する。
本例の建築物1は、多層階からなり、下階3の制振壁2
と上階4の制振壁2とは同様に構成されているので、以
下、下階3について説明する。
【0023】下階3の一つの制振壁2においてダンパ5
が二個使用されており、一方のダンパ5は、小径のピス
トンロッド41の他端部51が連結部材52及び斜材6
を介して建築物1の上部としての柱7の上部に、シリン
ダ本体31が連結部材53を介して建築物1の下部とし
ての床の横部材8に夫々回動自在に連結されており、他
方のダンパ5は、小径のピストンロッド41の他端部5
1が連結部材52及び斜材9を介して建築物1の上部と
しての、柱7に隣接する柱10の上部に、シリンダ本体
31が連結部材53を介して横部材8に夫々回動自在に
連結されている。
【0024】鋼材からなる斜材6は、その一端部で軸1
1を介して柱7の上部に、その他端部で軸12を介して
一方のダンパ5の連結部材52に夫々壁面内で回動自在
に連結されており、鋼材からなる斜材9は、その一端部
で軸13を介して柱10の上部に、その他端部で軸14
を介して他方のダンパ5の連結部材52に夫々壁面内で
回動自在に連結されており、各ダンパ5の連結部材53
は、軸15を介して横部材8に夫々壁面内で回動自在に
連結されている。
【0025】以上の建築物1では、常時においては、二
室32及び33における受圧面積の相違による各ダンパ
5のZ方向の縮小力により斜材6及び9は引っ張られて
いる。そして、風等により多少の水平力が建築物1に付
加されても又は小さな地震等により多少の水平力が建築
物1に付加されても、二室32及び33における受圧面
積の相違による両ダンパ5の釣り合った引っ張り力によ
り、横部材8に対して天井側の横部材16が水平方向H
に相対的に振動することがないようになっている。
【0026】建築物1において、地震動等により大きな
水平力が横部材8に対して横部材16に相対的に付加さ
れて、横部材8に対して横部材16が相対的に水平方向
Hに振動すると、各ダンパ5は交互にZ方向に関して伸
縮変形されて、斯かるダンパ5の伸縮変形において、オ
リフィス34を介する加圧流体42の室32と室33と
の間の移動により横部材8に対する横部材16の水平方
向Hの振動を可及的速やかに減衰させることになる。横
部材16に地震に基づく水平方向Hの力が加わらなくな
ると、両ダンパ5の釣り合った引っ張り力により横部材
16は、横部材8に対して元の位置に復帰される。
【0027】なお、図2において、斜材6及び9の夫々
の一端部を軸11及び13を介して横部材16に連結し
てもよく、また、両ダンパ5の連結部材53を軸15を
介して横部材16に連結する一方、斜材6及び9の夫々
の一端部を柱7及び10の下部又は横部材8に連結して
もよく、更には、各ダンパ5の連結部材53を軸12及
び14を介して斜材6及び9の他端部に、各ダンパ5の
連結部材52を軸12及び14を介して横部材8若しく
は16又は柱7及び10の上部若しくは下部に連結して
もよく、加えて、軸11〜15を球面継手に代えて、図
2の紙面に直交する方向の振動においても作動し得るよ
うにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、風圧又は地震動等で加
わる力が弱い場合には剛体のように作用して建築物の上
部のような一方の構造物に対して建築物の下部のような
他方の構造物を振動させないようにでき、一定以上の振
動では伸縮変形して振動エネルギを吸収すると共に振動
エネルギの吸収後に他方の構造物を一方の構造物に対し
て元の位置に戻すように動作するダンパ、特に、二つの
構造物間に介在されて一方の構造物から他方の構造物に
伝達される振動を低減すると共に、早期にそれを減衰さ
せるために用いて好適なダンパ及びこのダンパを用いた
建築物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様の好ましい例の断面図であ
る。
【図2】図1に示す例を建築物に適用した例の断面図で
ある。
【符号の説明】
5 ダンパ 31 シリンダ本体 32、33 室 34 オリフィス 35 ピストン 38 大径のピストンロッド 41 小径のピストンロッド 42 加圧流体
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16F 9/20 F16F 9/20 // E04H 9/02 311 E04H 9/02 311 Fターム(参考) 2E001 DG01 FA03 GA01 GA10 HB02 KA03 LA11 LA18 2E002 EA01 EB13 FA02 FB15 FB17 LC11 MA11 MA12 MA13 2E125 AA04 AA14 AA33 AC14 AG03 BB08 BB09 BE08 BF01 EA25 3J048 AA06 BE04 DA10 EA38 3J069 AA34 BB10 CC34 EE03

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ本体と、このシリンダ本体を二
    室に画成するように、シリンダ本体内に配されていると
    共に、当該二室を連通するオリフィスを有したピストン
    と、一端部がピストンに連結されて、シリンダ本体の一
    端部を貫通してシリンダ本体外に突出された大径のピス
    トンロッドと、一端部がピストンに連結されて、シリン
    ダ本体の他端部を貫通してシリンダ本体外に突出された
    小径のピストンロッドと、シリンダ本体の二室に充填さ
    れた圧縮性の加圧流体とを具備したダンパ。
  2. 【請求項2】 建築物用であって、建築物の上部とこの
    上部に対して相対的に水平方向に移動可能な建築物の下
    部との間に介在されるように構成されている請求項1に
    記載のダンパ。
  3. 【請求項3】 小径のピストンロッドの他端部及びシリ
    ンダ本体のうちの一方は斜材を介して建築物の上部に、
    小径のピストンロッドの他端部及びシリンダ本体のうち
    の他方は建築物の下部に夫々連結されるように構成され
    ている請求項2に記載のダンパ。
  4. 【請求項4】 小径のピストンロッドの他端部及びシリ
    ンダ本体のうちの一方は、建築物の上部に、小径のピス
    トンロッドの他端部及びシリンダ本体のうちの他方は、
    斜材を介して建築物の下部に夫々連結されるように構成
    されている請求項2に記載のダンパ。
  5. 【請求項5】 建築物の上部は、柱の上部又は天井側の
    横部材であり、建築物の下部は、床の横部材である請求
    項2から4のいずれか一項に記載のダンパ。
  6. 【請求項6】 建築物の上部は、天井側の横部材であ
    り、建築物の下部は、柱の下部又は床の横部材である請
    求項2から4のいずれか一項に記載のダンパ。
  7. 【請求項7】 建築物の制振壁用である請求項2から6
    のいずれか一項に記載のダンパ。
  8. 【請求項8】 圧縮性の加圧流体は、シリコン系の液体
    からなる請求項1から7のいずれか一項に記載のダン
    パ。
  9. 【請求項9】 上部と、この上部に対して相対的に水平
    方向に移動可能な下部と、これら上部及び下部間に介在
    されたダンパとを具備しており、ダンパは、シリンダ本
    体と、このシリンダ本体を二室に画成するように、シリ
    ンダ本体内に配されていると共に、当該二室を連通する
    オリフィスを有したピストンと、一端部がピストンに連
    結されて、シリンダ本体の一端部を貫通してシリンダ本
    体外に突出された大径のピストンロッドと、一端部がピ
    ストンに連結されて、シリンダ本体の他端部を貫通して
    シリンダ本体外に突出された小径のピストンロッドと、
    シリンダ本体の二室に充填された圧縮性の加圧流体とを
    具備している建築物。
  10. 【請求項10】 小径のピストンロッドの他端部及びシ
    リンダ本体のうちの一方は斜材を介して上部に、小径の
    ピストンロッドの他端部及びシリンダ本体のうちの他方
    は下部に夫々連結されている請求項9に記載の建築物。
  11. 【請求項11】 小径のピストンロッドの他端部及びシ
    リンダ本体のうちの一方は上部に、小径のピストンロッ
    ドの他端部及びシリンダ本体のうちの他方は斜材を介し
    て下部に夫々連結されている請求項9に記載の建築物。
  12. 【請求項12】 上部は、柱の上部又は天井側の横部材
    であり、下部は、床の横部材である請求項9から11の
    いずれか一項に記載の建築物。
  13. 【請求項13】 上部は、天井側の横部材であり、下部
    は、柱の下部又は床の横部材である請求項9から11の
    いずれか一項に記載の建築物。
  14. 【請求項14】 圧縮性の加圧流体は、シリコン系の液
    体からなる請求項9から13のいずれか一項に記載の建
    築物。
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