JP7370199B2 - 制振補強システム - Google Patents
制振補強システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7370199B2 JP7370199B2 JP2019167217A JP2019167217A JP7370199B2 JP 7370199 B2 JP7370199 B2 JP 7370199B2 JP 2019167217 A JP2019167217 A JP 2019167217A JP 2019167217 A JP2019167217 A JP 2019167217A JP 7370199 B2 JP7370199 B2 JP 7370199B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reinforcing member
- structural surface
- supported
- reinforcement system
- vibration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
このような制振ダンパーを用いた制振構造として、例えば特許文献1に記載されたものが提案されている。この制振構造は、建造物において、各一対の柱と梁で囲われた四角形枠状の空間内に壁状摩擦ダンパーとして下側の梁に固定された下側固定部と上側の梁に固定された上側固定部とを相対摺動可能に備えている。また、柱と平行に延びる架台と上側固定部との間にオイルダンパーが固定されており、小地震や風等の小規模な振動は壁状摩擦ダンパーにより最小限に抑えると共に、大地震にはオイルダンパーと壁状摩擦ダンパーの組み合わせによってエネルギー吸収性能が得られるようにしている。
また、図16に示す制振補強システムでは、一対の柱P1、P2と梁Q1、Q2を連結した四角形枠状の開口部100の対向する梁Q1,Q2の中央に上部固定部104、下部固定部105がそれぞれ固定されている。上部固定部104及び下部固定部105の間にゴム等の粘弾性体106が設置された壁型の制振ダンパー107が設けられている。そのため、水平方向の振動に対して制振ダンパー107の減衰力を建造物に伝達させることができる。
また、上述した制振補強システムの開口部100にV字ブレース101を設ける構造では、制振ダンパーやその取付構造等を設置することで開口部を分断したり開口部に設置される窓と干渉したりする恐れがある。そのため、補強前の建物機能を維持できる補強位置を選定することが困難な場合がある。
フレーム状に形成された第2補強部材に制振ダンパーを設置したため、第2補強部材のフレームに伝達される水平方向の振動を制振ダンパーで減衰させることができる。
第1構面または第2構面に伝達される振動を第1結合部材または第2結合部材を介して第1補強部材または第2補強部材に伝達でき、さらに第2補強部材または第1補強部材から第2結合部材または第1結合部材を介して第2構面まで伝達できる。
なお、第1結合部材及び第2結合部材において梁の材軸直交方向の反力が生じないように第1結合部材及び第2結合部材の位置を設定したうえで、第1結合部材及び第2結合部材において第1補強部材及び第2補強部材を例えばピン支持とし、梁への応力の伝達方向を梁の材軸方向のみとすることで、上下階(層)での補強工事が必要なく補強工事を当該階の空間のみで完結させることができる可能性が高い。
第2補強部材は第1補強部材を含めてフレームを形成しており、しかもフレームの構成材同士がピンで支持されているため、第2補強部材の構成材に曲げモーメントやせん断力が発生せず、構成材の接合部をシンプルなディテールとすることができる。
第1構面の水平方向の振動が第2補強部材に伝達されると、第2補強部材における第一V字ブレース及び第二V字ブレースを介して制振ダンパーで減衰させることができる。
第1構面に設けられた第1補強部材と第2補強部材が揺動した場合でも第2構面に設けられた制振ダンパーによって減衰させることができる。
この場合でも、第2構面側に設けられた第1補強部材と第2補強部材が揺動した場合でも第1構面に設けられた制振ダンパーによって減衰させることができる。
第2補強部材は、第1補強部材にピンで支持された場合には、第1補強部材に曲げモーメントを伝達しないため第1補強部材の負担が小さい。一方、第1補強部材に剛結合された場合には、第1補強部材に曲げモーメントを伝達するため第1補強部材の負担が大きくなるが、制振ダンパーに生じる変位(速度)が大きくなり減衰力が発揮されやすい。
第1補強部材はピンで支持されているため、柱に曲げモーメントを伝達せず、柱の負担を軽減することができる。
第1補強部材は支持部に形成された長穴に挿通されたピンをガイドとして水平方向に移動可能であるため、柱への応力の伝達方向も柱の材軸方向のみとなり、柱の補強工事が不要な可能性が高い。
第1補強部材は支持部に設けられたレールの上を水平方向に相対移動可能で回転可能であるため、柱への応力の伝達方向も柱の材軸方向のみとなり、柱の補強工事が不要な可能性が高い。
支持部は柱に固定された第一支持部と第1補強部材に固定された第二支持部とを仲介部材で揺動可能に接続したため、柱への応力の伝達方向も柱の材軸方向のみとなり、柱の補強工事が不要な可能性が高い。
図1乃至図3は第一実施形態による制振補強装置1を示すものである。図1に示す制振補強装置1は、例えば鉄筋コンクリート造の建造物BLの下層部の層間の架構に取り付けられている。なお、制振補強装置1の設置箇所は低層部に限らず高層部等、任意の層(階)に設置してもよい。制振補強装置1は、建造物BLの架構の相対変位可能な任意の二層間の空間(開口部)2に配設されている。この建造物BLは、例えば1フロアの左右の柱P1及び柱P2と上下の梁Q1及び梁Q2とで仕切られた空間2を上下左右に多数有している。
しかも、上受け部11の両側部を貫通して装着された締結ボルト等の上部ピン13は締結ナット等で両端を固定され、補強部材8を貫通して支持している。補強部材8は上部ピン13に対して揺動可能に支持されている。そのため、柱P1、P2が水平方向に揺動した際に上部ピン13に対して補強部材8が揺動可能とされている。
そのため、下枠18は下部ピン22に対して揺動可能とされている。柱P1、P2が水平方向に揺動した際に下部ピン22に対して下枠18が揺動可能とされている。なお、上受け部11及び上部ピン13と下受け部23及び下部ピン22の取り付け位置は、梁Q1、Q2の材軸に直交する方向の反力が生じないように例えば梁Q1、Q2の長手方向中央部に設置することが好ましい。
第一V字ブレース24と第二V字ブレース25は柱P1、P2と梁Q1、Q2の接合部に連結されていないため、フレーム15と柱P1の間の空間2a、フレーム15と柱P2の間の空間2bを建築計画上有効に使用することができる。
制振ダンパー26は第一V字ブレース24と第二V字ブレース25の間で水平方向に配設されており、フレーム15に生じる水平方向の振動を制振ダンパー26によって減衰させることができる。
なお、補強部材8は断面ロの字状に限定されるものではなく、例えばH形状で図3(b)に示すように上受け部11A(または下受け部23A)との取合い部のみ断面略T字状に形成されていてもよい。この場合、断面略T字の中央軸部を上部ピン13(または下部ピン22)が貫通して補強部材8Aを支持している。
地震発生時や強風発生時に地盤等の支持構造物が水平方向に振動すると、支持構造物に支持された建造物BLが応答して水平方向に振動する。建造物BLが地震等で振動して変形すると、架構の各空間(開口部)2の上層と下層とに水平方向の層間変位が生じる。即ち、建造物BLの振動により、空間2を構成する柱P1,P2と梁Q1、Q2がそれぞれ水平方向に往復運動する。
そして、上側の梁Q1側ではフレーム15の第一V字ブレース24が特定の周期で振動し、下側の梁Q2側では第二V字ブレース25が別個の周期で振動する。そのため、第一及び第二V字ブレース24,25の振動を頂部24c、25cで連結された制振ダンパー26によって減衰させることができる。
これに対し、仮に補強部材8及びフレーム15を柱P1、P2及び梁Q1、Q2に対して剛接合にすると、振動時に柱P1、P2、梁Q1、Q2に大きな曲げモーメントが発生する。そのため、柱P1、P2、梁Q1、Q2の補強工事が必要になる可能性が高い。
そのため、上下階での梁Q1、Q2の補強工事が不要で、建造物BLの補強工事を空間2内のみで施工できて補強工事の施工コストを低減できる。
本実施形態による制振補強装置1Aでは、空間2内に設置されたフレーム15は、補強部材8とは別個に上枠28が設置され、上枠28は左右の縦枠16,17に上部連結ピン20で連結されている。そのため、フレーム15は上枠28、下枠18、縦枠16、17とで四角形枠状に形成されている。そして、補強部材8の下面には、上受け部11と同様な構成を有する断面略コの字状の中間受け部31が上枠28の両端に設けられ、各中間受け部31内には上枠28が収納されている。各中間受け部31の両側部には上部連結ピン20がそれぞれ装着されている。上部連結ピン20に上枠28の両端を貫通させることで揺動可能に支持されている。
一方、下側の梁Q2が水平方向に揺動すると下受け部23及び下部ピン22を介してフレーム15の下枠18が水平方向に揺動するため、フレーム15が水平方向に揺動する。
また、フレーム15は上枠となる補強部材8と左右の縦枠16、17と下枠18とで四角形枠状に形成され、下枠18は下受け部23の下部ピン22を介して揺動可能に支持されている。下枠18は下側の梁Q2の第2構面10において中央部に固定した下受け部23内で下部ピン22により揺動可能に支持されている。
上部固定部材36及び下部固定部材37は例えば鋼材等の金属部材からなる剛体であり、例えば断面略台形板状に形成されている。粘弾性体38はゴム等の粘弾性材料からなり、例えば長方形板状に形成されている。壁型の制振ダンパー35は、上部固定部材36及び下部固定部材37の水平方向の振動を、粘弾性体38を水平方向に相対変位させることで減衰させることができる。
図7において、補強部材8の両端部を支持する柱P1、P2の支持部5は締結ボルト等のピン6を挿通させる穴が長穴40等のルーズホールとされている(図7では一方のみを示している)。なお、補強部材8には第一実施形態と同様にフレーム15が配設されているものとする。
図9において、補強部材8の両端部を支持する柱P1、P2の支持部5は設けられていない。本実施形態では、柱P1、P2の空間2内にはレール保持部材43が固定され、レール保持部材43の上面にレール42が設置されている。レール42は補強部材8の長手方向に向けて設置されている。一方、補強部材8の両端部の下面には、球体41aとその受け部41bとを備えたボールジョイント41が設置され、受け部41bにはレール42上を走行可能な走行部材44が固定されている。なお、図9、図10では一方のレール42と走行部材44及びボールジョイント41とを示している。補強部材8は柱P1、P2に設けたレール42に走行部材44を載置させた状態で材軸方向に相対移動可能とされ、しかもボールジョイント41で回転可能とされている。なお、レール保持部材43は支持部に含まれる。
本実施形態による制振補強装置1Fでは、空間2内で補強部材8が梁Q1の第一構面9の上部受け部11に設けられた上部ピン13に支持されている。この補強部材8は両端部が柱P1、P2に固定された支持部5と共にピン6を貫通させている。補強部材8には例えばV字状のフレーム47が下方に向けて垂下して支持されている。
フレーム47の一方の辺部47aと他方の辺部47bの各一方の端部がそれぞれ上部連結ピン20によって補強部材8に支持され、他方の端部が互いに連結された略三角形枠状に形成されている。一方の辺部47aと他方の辺部47bの連結部は頂部47cとされている。なお、一方の辺部47aは他方の辺部47bより短く形成されているが、同一長さでもよいし、一方の辺部47aを他方の辺部47bより長く形成してもよい。
そして、フレーム47の振動は頂部47cに連結された制振ダンパー48によって減衰させることができる。
図12に示す制振補強装置1Gにおいて、補強部材8を梁Q2の第2構面10に下受け部23及び下部ピン22によって取り付けて両端を支持部5及びピン6で柱P1、P2に支持させている。この場合、フレーム47は補強部材8から上方の第1構面9側に頂部47cを向けて取り付けられ、第一構面9に上部受け部11及び上部ピン13で支持された制振ダンパー48のピストンロッド48bを頂部47cに固定する構成を採用している。
本変形例においても、補強部材8及びフレーム47の振動は制振ダンパー48によって減衰できる。
この支持部50は第一支持部51がボルト等で柱P1に固定され、第一支持部51にはピン52を介して仲介部材53の一端が揺動可能に支持されている。仲介部材53の他端には補強部材8の一端に連結された第二支持部54がピン55で揺動可能に支持されている。補強部材8の他端も同一の構成を有している。そのため、補強部材8はその両端で支持部50の仲介部材53及びピン52、55を介して揺動可能とされている。
例えば、図14(a)において、上側の梁Q1が右方向に揺動すると、一体に移動する補強部材8及び第二支持部54に対して仲介部材53がピン55を介して相対的に時計回りに回動する。また、図14(b)において、上側の梁Q1が左方向に揺動すると、一体に移動する補強部材8及び第二支持部54に対して仲介部材53がピン55を介して相対的に反時計回りに回動する。そのため、補強部材8から柱P1、P2への応力の伝達方向は柱P1、P2の材軸方向のみとなり、柱P1、P2の補強工事を不要とすることができる。
また、補強部材8を上側の梁Q1の第1構面9と下側の梁Q2の第2構面10の両方に設けてもよい。この場合、フレーム15は縦枠16,17の両端を上下の補強部材8に上部連結ピン20、下部連結ピン21で支持するように構成してもよい。
また、補強部材8を支持する上受け部11及び上部ピン13、または下受け部23及び下部ピン22は第1結合部材であり、フレーム15を支持する下受け部23及び下部ピン22、または上受け部11及び上部ピン13は第2結合部材である。
また、制振補強装置1、1A、1B、1C、1D、1E、1F、1Gは建造物BLの任意の場所に設置することができ、かつ設置数も適宜選択できる。
5、50 支持部
6、52、55 ピン
8 補強部材
9 第1構面
10 第2構面
11 上受け部
13 上部ピン
15、47 フレーム
16、17 縦枠
18 下枠
22 下部ピン
23 下受け部
24 第一V字ブレース
25 第二V字ブレース
26、48 制振ダンパー
28 上枠
35 壁型の制振ダンパー
36 上部固定部材
37 下部固定部材
38 粘弾性体
40 長穴
41 ボールジョイント
41a 球体
41b 受け部
42 レール
44 走行部材
51 第一支持部
53 仲介部材
54 第二支持部
P1,P2 柱
Q1、Q2 梁
Claims (13)
- 層を成す建造物の制振補強システムであって、
前記建造物の層における第1構面に支持されていている第1補強部材であって、さらに前記層間に設けられた柱に固定された支持部に支持された第1補強部材と、
前記建造物の層における第2構面及び前記第1補強部材の間に支持された第2補強部材と、
前記第2補強部材に設置されていて前記第2補強部材に生じる水平方向の振動を減衰させる制振ダンパーと、
を備え、
前記第1補強部材と前記第2補強部材は、4角形枠状に形成され、前記枠の4辺が互いにピンで連結されている
制振補強システム。 - 層を成す建造物の制振補強システムであって、
前記建造物の層における第1構面に支持されていている第1補強部材であって、さらに前記層間に設けられた柱に固定された支持部に支持された第1補強部材と、
前記建造物の層における第2構面及び前記第1補強部材の間に支持された第2補強部材と、
前記第2補強部材に設置されていて前記第2補強部材に生じる水平方向の振動を減衰させる制振ダンパーと、
を備え、
前記第2補強部材は、4角形枠状に形成され、前記枠の4辺が互いにピンで連結されていて、
前記第1補強部材は、前記枠とは別体で形成されている
制振補強システム。 - 層を成す建造物の制振補強システムであって、
前記建造物の層における第1構面に設けられた第1結合部材に支持されていている第1補強部材であって、さらに前記層間に設けられた柱に固定された支持部に支持された第1補強部材と、
前記建造物の層における第2構面及び前記第1補強部材の間に支持された第2補強部材と、
前記第2補強部材に設置されていて前記第2補強部材に生じる水平方向の振動を減衰させる制振ダンパーと、
を備え、
前記第2補強部材は前記第2構面に設けられた第2結合部材に支持されていて、
前記第1補強部材は前記第1構面を有する梁の材軸直交方向の反力が生じないような位置に設けられている、
制振補強システム。 - 層を成す建造物の制振補強システムであって、
前記建造物の層における第1構面に支持されていている第1補強部材であって、さらに前記層間に設けられた柱に固定された支持部に支持された第1補強部材と、
前記建造物の層における第2構面及び前記第1補強部材の間に支持された第2補強部材と、
前記第2補強部材に設置されていて前記第2補強部材に生じる水平方向の振動を減衰させる制振ダンパーと、
を備え、
前記第1補強部材と前記第2補強部材は、1つのフレームを構成する辺の構造材であり、
前記第1補強部材と前記辺の構造材同士が互いにピンで支持されている
制振補強システム。 - 層を成す建造物の制振補強システムであって、
前記建造物の層における第1構面または前記第1構面に対向する第2構面に支持されていて前記層間に設けられた柱に固定された支持部に支持された第1補強部材と、
前記第2構面または前記第1構面及び前記第1補強部材の間に支持された第2補強部材と、
前記第2補強部材に設置されていて前記第2補強部材に生じる水平方向の振動を減衰させる制振ダンパーと、
を備え、
前記制振ダンパーは、前記第2補強部材における前記第1構面側に設けられた第一V字ブレースと前記第2構面側に設けられた第二V字ブレースとの間に設置されている
制振補強システム。 - 前記制振ダンパーは前記第2構面に設けられ、前記第1構面に支持された前記第1補強部材に設けられた前記第2補強部材に連結されている請求項4に記載された制振補強システム。
- 前記制振ダンパーは前記第1構面に設けられ、前記第2構面に支持された前記第1補強部材に設けられた前記第2補強部材に連結されている請求項4に記載された制振補強システム。
- 層を成す建造物の制振補強システムであって、
前記建造物の層における第1構面または前記第1構面に対向する第2構面に支持されていて前記層間に設けられた柱に固定された支持部に支持された第1補強部材と、
前記第2構面または前記第1構面及び前記第1補強部材の間に支持された第2補強部材と、
前記第2補強部材に設置されていて前記第2補強部材に生じる水平方向の振動を減衰させる制振ダンパーと、
を備え、
前記第2補強部材は略V字状のブレースであり、前記第1補強部材にピンで支持され、または剛結合されている
制振補強システム。 - 層を成す建造物の制振補強システムであって、
前記建造物の層における第1構面または前記第1構面に対向する第2構面に支持されていて前記層間に設けられた柱に固定された支持部に支持された第1補強部材と、
前記第2構面または前記第1構面及び前記第1補強部材の間に支持された第2補強部材と、
前記第2補強部材に設置されていて前記第2補強部材に生じる水平方向の振動を減衰させる制振ダンパーと、
を備え、
前記第1補強部材は、前記層間に設けられた前記柱に固定された前記支持部によってピンで支持されている
制振補強システム。 - 前記支持部に形成された長穴に前記ピンが挿通されている請求項9に記載された制振補強システム。
- 層を成す建造物の制振補強システムであって、
前記建造物の層における第1構面または前記第1構面に対向する第2構面に支持されていて前記層間に設けられた柱に固定された支持部に支持された第1補強部材と、
前記第2構面または前記第1構面及び前記第1補強部材の間に支持された第2補強部材と、
前記第2補強部材に設置されていて前記第2補強部材に生じる水平方向の振動を減衰させる制振ダンパーと、
を備え、
前記支持部に設けられたレールの上を前記第1補強部材に設けた回転部材及び走行部材が相対移動可能とした
制振補強システム。 - 層を成す建造物の制振補強システムであって、
前記建造物の層における第1構面または前記第1構面に対向する第2構面に支持されていて前記層間に設けられた柱に固定された支持部に支持された第1補強部材と、
前記第2構面または前記第1構面及び前記第1補強部材の間に支持された第2補強部材と、
前記第2補強部材に設置されていて前記第2補強部材に生じる水平方向の振動を減衰させる制振ダンパーと、
を備え、
前記支持部は、前記柱に固定された第一支持部と、前記第1補強部材に固定された第二支持部と、前記第一支持部及び第二支持部に揺動可能に接続された仲介部材と、を有している
制振補強システム。 - 層を成す建造物の制振補強システムであって、
前記建造物の層における第1構面に第1ピンを介して支持されていている第1補強部材であって、さらに前記層間に設けられた柱に固定された支持部に第2ピンを介して支持された第1補強部材と、
前記建造物の層における第2構面及び前記第1補強部材の間に支持された第2補強部材と、
前記第2補強部材に設置されていて前記第2補強部材に生じる水平方向の振動を減衰させる制振ダンパーと、
を備える制振補強システム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019136799 | 2019-07-25 | ||
JP2019136799 | 2019-07-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021021310A JP2021021310A (ja) | 2021-02-18 |
JP7370199B2 true JP7370199B2 (ja) | 2023-10-27 |
Family
ID=74574991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019167217A Active JP7370199B2 (ja) | 2019-07-25 | 2019-09-13 | 制振補強システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7370199B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017053135A (ja) | 2015-09-09 | 2017-03-16 | 千博産業株式会社 | 建物の制振構造 |
WO2018074131A1 (ja) | 2016-10-18 | 2018-04-26 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 制震装置 |
WO2018097216A1 (ja) | 2016-11-25 | 2018-05-31 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 制振装置 |
-
2019
- 2019-09-13 JP JP2019167217A patent/JP7370199B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017053135A (ja) | 2015-09-09 | 2017-03-16 | 千博産業株式会社 | 建物の制振構造 |
WO2018074131A1 (ja) | 2016-10-18 | 2018-04-26 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 制震装置 |
WO2018097216A1 (ja) | 2016-11-25 | 2018-05-31 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 制振装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021021310A (ja) | 2021-02-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI472670B (zh) | 減幅建築物移動之方法及結構 | |
JP2007239306A (ja) | 免震ダンパーの取付方法 | |
JP2005139770A (ja) | 既存建物用制震補強架構及びそれを用いた制震構造物 | |
JP3828695B2 (ja) | 三階建て住宅の制震壁 | |
JP2009052251A (ja) | 制振建物、建物の制振方法、鉄筋コンクリート造の建物、鉄筋コンクリート造の建物の長周期化方法 | |
JP7370199B2 (ja) | 制振補強システム | |
JP5596338B2 (ja) | 木造建築物の補強金具及び木造建築物の補強方法 | |
JP3412042B2 (ja) | 免震壁構造 | |
JP5405062B2 (ja) | 粘弾性ダンパーと座屈拘束ブレースを併用した制振間柱 | |
JP4689386B2 (ja) | 免震ピロティ階をもつ建築物 | |
JP5059687B2 (ja) | 建物の連結制震構造 | |
JP4884914B2 (ja) | ユニット建物の制振装置設置構造 | |
JP2007170103A (ja) | 耐震補強構造 | |
JP3230839B2 (ja) | 建物ユニットの防振構造 | |
JP2018135655A (ja) | 制振建物 | |
JP5682035B2 (ja) | 制振構造 | |
JP2001003597A (ja) | 制振装置 | |
JP2017101516A (ja) | 免制振併用構造物 | |
JP3777547B2 (ja) | 耐震補強構造 | |
JP7616959B2 (ja) | 建物 | |
JP7220627B2 (ja) | 建物の制振構造及びその構築方法 | |
JP5456461B2 (ja) | 免震改修構造 | |
JP2012233374A (ja) | 耐震補強構造 | |
JPH05239953A (ja) | 通層制振構造体 | |
JP2019065635A (ja) | 制振建物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220218 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230124 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230309 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230516 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230713 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230919 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20231017 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7370199 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |