JP2001334139A - 界面活性剤およびこれを含有する洗浄剤組成物 - Google Patents

界面活性剤およびこれを含有する洗浄剤組成物

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JP2001334139A JP2000160483A JP2000160483A JP2001334139A JP 2001334139 A JP2001334139 A JP 2001334139A JP 2000160483 A JP2000160483 A JP 2000160483A JP 2000160483 A JP2000160483 A JP 2000160483A JP 2001334139 A JP2001334139 A JP 2001334139A
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雄徳 増本
Koji Kusumoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高濃度でも流動性が良く、冷水への溶解性、
すすぎ性に優れた界面活性剤および洗浄剤組成物を提供
する。 【解決手段】 式(1)で示される界面活性剤およびそ
の界面活性剤を含有する洗浄剤組成物。 RO(AO)x(BO)y(AO)zH …(1) (式中Rは炭素数8〜24のアルキル基、アルケニル基
またはアシル基であり、Aはエチレン基、Bはブチレン
基を表す。x、yおよびzは平均付加モル数を示し、0
≦x≦10、1≦y≦5、5≦z≦20、6≦x+z≦
20である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は界面活性剤およびこ
れを使用する洗浄剤組成物に関する。さらに詳しくは、
水への溶解性に優れた界面活性剤およびこれを含む洗浄
剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】省資源、保管時の省スペース、運送時の
省エネルギーを目的に洗浄剤のコンパクト化が進められ
てきた。このため、液体洗剤は高濃度の製品が上市さ
れ、粉末洗剤は嵩比重の大きい製品が上市されるように
なった。従来、衣料用洗剤や食器用洗剤には直鎖アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸
塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル
塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルなどが利用さ
れてきた。このうち、使用量の多いポリオキシアルキレ
ンエーテルについては高級アルコールのエチレンオキシ
ド付加物、アルキルフェノールのエチレンオキシド付加
物、高級アルコールのプロピレンオキシド・エチレンオ
キシドブロック付加物等が用いられている。しかし、主
として使用されるポリアルキレンオキシドは洗浄力に優
れているが、泡立ちが激しくすすぎ難いなどの問題があ
った。また水と接触した際にゲル化するため水へ溶解し
難いなどの問題点があった。液体洗剤は、高濃度にした
ときに流動性が悪化し、取り扱いが困難となる場合が多
い。また、流動性を保っていても、冷水へ溶解し難い。
このため、高濃度でも流動性、冷水への希釈溶解性に優
れた界面活性剤および洗浄剤組成物が望まれていた。
【0003】この解決手法として、洗浄剤組成物に有機
溶剤を配合することが挙げられるが、場合によっては洗
浄剤組成物の引火点の低下、不快な溶剤臭、洗濯機の洗
浄剤自動投入口の有機溶剤による変質、製品価格の上昇
等の不都合が生じる。粉末洗剤では、粉体の流動性に優
れていること、粉立ちの少ないこと、ケーキングが起こ
らないこと、水への分散性が良いこと、溶解性に優れる
こと等が要求される。しかし、コンパクト化に伴い、嵩
比重が大きくなり、洗剤の表面積が減少し水に溶解し難
く、水に対する溶解性の向上が望まれている。これらの
解決手法としては、配合成分の検討、粒度コントロー
ル、表面改質、配合方法の検討等が行なわれている。上
記の問題点の解決法として特開平10−130690号
公報に高濃度でも水への希釈溶解性の良い界面活性剤お
よび洗浄剤組成物として高級アルコールにエチレンオキ
シドとプロピレンオキシドをランダム付加した後、エチ
レンオキシドとプロピレンオキシドをそれぞれブロック
付加したエーテル型の界面活性剤が開示され、特開平5
−222396号公報には、水と接触した際のゲル化が
防止された濃縮液体洗浄剤組成としてAl、Ga、I
n、Tl、Co、Sc、LaまたはMnイオンが添加さ
れた触媒を使用して合成した両末端にアルキル基を有す
るエステル型の界面活性剤を含有する組成物が開示され
ている。しかし、高濃度としたときの流動性、冷水への
溶解性は満足の行くものではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するために高濃度でも流動性が良く、冷水への
溶解性、すすぎ性に優れた界面活性剤および洗浄剤組成
物を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
問題を解決すべく鋭意研究を進めた結果、特定の界面活
性剤水溶液が高濃度でも流動性が良く、冷水への溶解
性、すすぎ性に優れた洗浄剤組成物が得られるという知
見を得て、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち本発明は、式(1)で示される界
面活性剤、および式(1)で示される界面活性剤を含有
する洗浄組成物である。 RO(AO)x(BO)y(AO)zH …(1) (式中Rは炭素数8〜24のアルキル基、アルケニル基
またはアシル基であり、Aはエチレン基、Bはブチレン
基を表す。x、yおよびzは平均付加モル数を示し、0
≦x≦10、1≦y≦5、5≦z≦20、6≦x+z≦
20である。)
【0007】
【発明の実施の形態】式(1)で示される界面活性剤に
おいてRは炭素数8〜24のアルキル基、アルケニル基
またはアシル基である。例えばアルキル基としてはオク
チル基、イソオクチル基、ノニル基、イソノニル基、デ
シル基、イソデシル基、ウンデシル基、イソウンデシル
基、ドデシル基、イソドデシル基、トリデシル基、イソ
トリデシル基、テトラデシル基、イソテトラデシル基、
ペンタデシル基、イソペンタデシル基、ヘキサデシル
基、イソヘキサデシル基、ヘプタデシル基、イソヘプタ
デシル基、オクタデシル基、イソオクタデシル基、ノナ
デシル基、イソノナデシル基、エイコシル基、イソエイ
コシル基、ヘネイコシル基、イソヘネイコシル基、ドコ
シル基、イソドコシル基、トリコシル基、イソトリコシ
ル基、テトラコシル基、イソテトラコシル基などが挙げ
られる。アシル基としてはオクタノイル基、デカノイル
基、ドデカノイル基、テトラデカノイル基、ヘキサデカ
ノイル基、オクタデカノイル基、エイコサノイル基、ド
コサノイル基、テトラコサノイル基、2−エチルヘキサ
ノイル基、ヘキサデセノイル基、オクタデセノイル基な
どが挙げられる。また、アルケニル基としてはテトラデ
セニル基、ヘキサデセニル基、オクタデセニル基、エイ
コセニル基、ドコセニル基などが挙げられる。好ましく
はデカノイル基、ドデカノイル基、テトラデカノイル
基、ヘキサデカノイル基、オクタデカノイル基、エイコ
サノイル基、ドコサノイル基、2−エチルヘキサノイル
基、ヘキサデセノイル基およびオクタデセノイル基であ
る。
【0008】式(1)で表される界面活性剤はアルカリ
触媒下、アルコールあるいは脂肪酸にブチレンオキシド
をまず付加反応するか、あるいはエチレンオキシド付加
反応後、ブチレンオキシドを付加し、さらにエチレンオ
キシドを付加することにより得られる。
【0009】平均付加モル数であるyは1〜5であり、
1〜3が好ましい。yが5を超えると水への溶解性が低
下し洗浄力が低下し、yが1より小さいと高濃度水溶液
の流動性、冷水への溶解性およびすすぎ性が悪くなる。
平均付加モル数であるxは0〜10であり、好ましくは
0〜8である。xが10を超えると高濃度水溶液の流動
性が悪くなる。平均付加モル数であるzは5〜20であ
り、好ましくは8〜18である。zが5未満であると高
濃度水溶液の流動性が悪くなり、20を超えると高濃度
水溶液の流動性、冷水への溶解性およびすすぎ性が悪く
なる。また、x+zは6〜20であり、8〜18が好ま
しい。x+zが6未満であると水への溶解性が悪く、良
好な洗浄力も得られない。20を超えると、高濃度水溶
液の流動性が低くなり、冷水への溶解性およびすすぎ性
が悪くなる。
【0010】本発明の洗浄剤組成物は、液体として用い
ることができ、式(1)で示される界面活性剤を10〜
90重量%含有することができる。より好ましくは20
〜80重量%である。10重量%より少ないと使用量が
多くなり、コンパクトな洗浄剤とすることができない。
また、90重量%を超えると洗浄剤組成物の粘度が高く
なり、使用し難い。
【0011】本発明の洗浄剤組成物を液体として用いる
場合、本発明の効果を損なわない範囲において、他の界
面活性剤を含有することができる。それらの例として
は、ポリオキシエチレンモノアルキルエーテル、ポリオ
キシエチレンモノアルキルエステル、ポリオキシアルキ
レンアルキルフェニルエーテル、アルカノールアミド、
アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルエーテルスル
ホン酸塩、α−スルホ脂肪酸エステル塩、アシルメチル
タウリン塩、脂肪酸セッケン、硫酸化脂肪酸塩、アルキ
ルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、イミダ
ゾリニウムベタイン、アルキルアミンオキシドなどであ
る。また、一般的に洗浄剤成分に添加される、ビルダ
ー、蛍光増白剤、酵素、再汚染防止剤、キレート剤、防
腐剤、色素、香料などを含有することができる。
【0012】本発明の洗浄剤組成物は、粉体としても用
いることができ、式(1)で示される界面活性剤を15
〜55重量%含むことができる。より好ましくは20〜
50重量%である。界面活性剤の添加量が15重量%よ
り少ないと、良好な洗浄力が得られない。また、55重
量%を超えると粉末洗浄剤中の粗粒(目開き1.4mm
のふるいを通過しない粒子)が多くなり好ましくない。
【0013】本発明の洗浄剤組成物を粉末として用いる
場合、本発明の効果を損なわない範囲において、通常粉
末洗剤に配合される物質を含有することができる。例え
ば、他の界面活性剤としては、ポリオキシエチレンモノ
アルキルエーテル、ポリオキシエチレンモノアルキルエ
ステル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテ
ル、アルカノールアミド、アルキルベンゼンスルホン酸
塩、アルキルエーテルスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸
エステル塩、アシルメチルタウリン塩、脂肪酸せっけ
ん、硫酸化脂肪酸塩、アルキルベタイン、アルキルアミ
ドプロピルベタイン、イミダゾリニウムベタインなどで
ある。ビルダーとしては、珪酸ナトリウムなどの珪酸
塩、炭酸ナトリウムなどの炭酸塩、重炭酸ナトリウムな
どの重炭酸塩、硫酸ナトリウムなどの硫酸塩、亜硫酸ナ
トリウムなどの亜硫酸塩、ホウ酸ナトリウムなどのホウ
酸塩、トリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウ
ム、リン酸三ナトリウム、メタリン酸ナトリウムなどの
リン酸塩、アルミノ珪酸塩等が挙げられる。これらのビ
ルダーは単独で用いることも混合して用いることもでき
る。また、CMC等の再汚染防止剤、蛍光増白剤、酵
素、漂白剤等を添加して用いることもできる。
【0014】
【実施例】本発明を実施例により具体的に説明する。 実施例1 ラウリン酸821.3g(4.1モル)に水酸化カリウ
ム5.7g(対脂肪酸0.7重量%)を5リットル容オ
ートクレーブに秤り取り135℃に昇温し、エチレンオ
キシド408.6g(9.3モル)を0.49MPaで
反応させ、約1時間熟成を行なった(OHV:186.
5、エチレンオキシド(EO)平均付加モル数:2.
2)。そして、ブチレンオキシド375.4g(5.2
モル)を0.49MPaで反応させ、1時間熟成を行な
った(OHV:144.9、ブチレンオキシド(BO)
平均付加モル数:1.2)。次いで、エチレンオキシド
1894.6g(43.1モル)を0.49MPaで反
応させ、約1時間熟成を行なった。次いで75℃で減圧
下、脱ガスを行なった後、酢酸で中和し、ろ過を行ない
界面活性剤1を得た(OHV:67.12、EO平均付
加モル数:10.2)。収量は3432.6gであっ
た。得られた界面活性剤1の50%水溶液を作成し、下
記に示す評価を行った。結果を表2に示す。
【0015】実施例2〜5および比較例1〜5 表1に示す界面活性剤2〜10も同様に作製し、評価を
行った。結果を表2に示す。
【0016】
【表1】
【0017】1)脂肪酸組成;C14:4重量%、C1
6:28重量%、C16F1:2重量%、C18:45
重量%、C18F1:20重量% ※Cは炭素数を示し、Fは不飽和結合の数を示す。
【0018】
【表2】
【0019】表2より本発明の界面活性剤は洗浄力、す
すぎ性、冷水への溶解性および流動性が優れていること
がわかる。比較例1はブチレンオキシドの付加モル数
(y)が5モルを越えているため、洗浄力および冷水へ
の溶解性が劣っていた。比較例2はエチレンオキシドの
付加モル数(z)および総和(x+z)が20モルを超
えているため、すすぎ性、冷水への溶解性および流動性
が劣っていた。比較例3〜5はブチレンオキシドが付加
されていないため、すすぎ性、冷水への溶解性および流
動性が劣っていた。
【0020】実施例6〜15および比較例6〜15 表3および表4に示す液体洗浄剤組成物を作製し、下記
に示す評価を行った。結果を表3および表4に示す。
【0021】
【表3】
【0022】
【表4】
【0023】表3および4より、本発明の界面活性剤を
用いた液体洗浄剤組成物は、洗浄力、すすぎ性、冷水へ
の溶解性および流動性が優れていることがわかる。比較
例6〜15は本発明の範囲外の界面活性剤を用いている
ため、洗浄力、すすぎ性、冷水への溶解性および流動性
を全て満足できないことが分かる。
【0024】性能評価 1.洗浄力 1.1洗浄力評価1 リーナツ改良洗浄試験法(JIS 3370 4.9)
に準じ行った。25℃で3分間洗浄(250rpm)
後、1分間すすぎを行ない、洗浄前後の重量より洗浄率
(%)を下記式により求め、洗浄力を評価した。洗浄力
は洗浄剤組成物を全有効成分が0.15%となるように
水で希釈して行なった。なお、牛脂(10g)、大豆油
(10g)、モノオレイン(0.25g)、スダンIII
(0.1g)をクロロホルム60mlに溶解したものを
人口汚垢として用いた。 洗浄率(%)={(洗浄後のスライドガラス重量)−
(汚垢膏付着前のスライドガラス重量)}/(汚垢付着
量) 洗浄力は以下の基準に従い評価した。 〇:洗浄力が良好(洗浄力70%以上) ×:洗浄力が弱い(洗浄力70%未満)
【0025】1.2洗浄力評価2 洗浄はターゴトメーター((株)大栄科学精器製作所製
TM−10C)を用いた。すすぎは小型電気洗濯機
(新星電気(株)製NA−35)を用いて行った。洗浄
試験は人工汚染布5枚と10cm×10cmの木綿白布
を浴比が1/30となるよう行った。洗浄条件は以下の
通りである。 洗浄水量:1000ml 硬度:CaCO3換算54ppm 界面活性剤の50%水溶液または洗浄剤組成物の濃度:
0.025% 洗浄時間:10分間 浴比:1/30 温度:25℃ すすぎ:流水すすぎ3分間 〈人工汚染布の汚垢組成(%)〉 オレイン酸 15.0 パルミチン酸 7.5 ミリスチン酸 7.5 牛脂硬化油 30.0 コレステロール 10.0 スクワレン 5.0 セチルアルコール 10.0 パラフィン 15.0 これにカーボンブラックを分散させたものを人工汚垢と
し、これで白布を汚染し、人工汚染布とした。洗浄力評
価方法は、汚染布を乾燥後、カラーコンピューター(日
本電色工業(株)製 Color Meter ZE2
000 )で表面反射率を測定し、下記の式より洗浄力
を計算し、その平均値を次の2段階で評価した。 洗浄力(%)={(洗浄後の汚染布の反射率)−(洗浄
前の汚染布の反射率)}/{(汚染前の原白布の反射
率)−(洗浄前の汚染布の反射率)}×100 洗浄力は以下の基準に従い評価した。 〇:洗浄力が良好(洗浄力35%以上) ×:洗浄力が弱い(洗浄力35%未満)
【0026】2.すすぎ性 界面活性剤の50%水溶液または洗浄剤組成物を界面活
性剤濃度が10ppmとなるよう希釈し、その溶液50
mlを100ml容共栓付き試験管に入れ、30秒間振
とうした後、泡の高さを読み取り、泡の高さが低いもの
をすすぎ性が良いと判断した。2mm未満を〇、2mm
〜5mm未満を△、5mm以上を×として評価した。
【0027】3.冷水への溶解性 200ml容ビーカ−に10℃の水100gを秤り取り
マグネティックスターラーで一定速度で撹拌する。ここ
に、界面活性剤の50%水溶液または洗浄剤組成物2g
を添加し、溶解に要する時間を確認した。10秒未満で
溶解するものを〇、10秒〜30秒で溶解するものを
△、30秒より長く要するものを×と評価した。
【0028】4.流動性 20℃での界面活性剤の50%水溶液または洗浄剤組成
物の流動性が良いもの:〇、均一性を保ち流動性が充分
認められた場合:△、固化したりゲル化あるいは溶解し
ないもの:×として評価した。
【0029】実施例16 表5に示す界面活性剤を除いた組成物の50%固形分ス
ラリーを調製し、噴霧乾燥し、紛体を得た。これをノズ
ルのついたレーデイゲミキサー(松坂技研(株)製、2
0リットル容量)に、3.6kgを投入した後、アジテ
ーターを300rpm、チョッパーを2000rpmで
攪拌しながら、界面活性剤1 2.4kgをノズルを通
して15分間で噴霧し、表5に示した実施例16の粉末
洗浄剤組成物を得た。下記に示す評価を行った。結果を
表5に示す。
【0030】実施例17〜20および比較例16〜18 実施例16同様に、表5に示す粉末洗浄剤組成物を作製
し、評価を行った。結果を表5に示す。
【0031】
【表5】
【0032】1)CROSFIELD社製 DAUCI
LA24(平均粒経 1μm、平均ポアサイズ0.3μ
m) 2)HOECHST社製 SKS−6(平均粒経 17
5μm) 3)CHIBA−GEIGY社製 CBS−X
【0033】5.冷水への溶解性 目開き710μm(22メッシュ)と300μm(50
メッシュ)のふるいを用い分級した粒子5gを5℃、1
000gの水に入れマグネティックスターラーで5分間
撹拌し、目開き150μm(100メッシュ)のふるい
でろ過し、105℃2時間乾燥させる。次式により溶解
率を求めた。溶解率が100〜99%を〇、99%未満
〜98%を△、98未満を×と評価した。 溶解率=(ろ過乾燥後のふるい重量−ふるい重量)/5
×100
【0034】表5より、本発明の界面活性剤を用いた粉
末洗浄剤組成物は、すすぎ性および冷水への溶解性が優
れていることがわかる。比較例16〜18は本発明の範
囲外の界面活性剤を用いているため、すすぎ性および冷
水への溶解性を全て満足できないことが分かる。
【0035】
【発明の効果】本発明の界面活性剤および液体洗浄剤組
成物は、高濃度でも流動性が高く、冷水への溶解性、す
すぎ性に優れている。また、粉末状の洗浄剤組成物とし
て用いた場合、冷水への溶解性およびすすぎ性に優れて
いる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D077 AB10 BA03 BA15 CA15 DC02Z DC08Z DC14Z DD08Y DD09Y DD10Y DD32Y DD33Y DE02Y DE07Y DE08Y 4H003 AB04 AB27 AB31 AB44 AB46 AC08 AC12 AC23 AC24 BA09 BA12 DA01 DA17 EB08 EB14 ED02 FA23 FA32 4J005 AA04 AA12 BB02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1)で示される界面活性剤。 RO(AO)x(BO)y(AO)zH …(1) (式中Rは炭素数8〜24のアルキル基、アルケニル基
    またはアシル基であり、Aはエチレン基、Bはブチレン
    基を表す。x、yおよびzは平均付加モル数を示し、0
    ≦x≦10、1≦y≦5、5≦z≦20、6≦x+z≦
    20である。)
  2. 【請求項2】 請求項1記載の界面活性剤を含有する洗
    浄剤組成物。
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