JPH06192698A - 高嵩密度粒状洗浄剤組成物 - Google Patents
高嵩密度粒状洗浄剤組成物Info
- Publication number
- JPH06192698A JPH06192698A JP35903492A JP35903492A JPH06192698A JP H06192698 A JPH06192698 A JP H06192698A JP 35903492 A JP35903492 A JP 35903492A JP 35903492 A JP35903492 A JP 35903492A JP H06192698 A JPH06192698 A JP H06192698A
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- Japan
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- fatty acid
- nonionic surfactant
- bulk
- granular detergent
- density granular
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 （Ａ）ノニオン界面活性剤および、（Ｂ）ア
ニオン界面活性剤を合計量で１０〜５０重量％、重量比
で９５／５〜３０／７０の範囲で含有し、全ノニオン界
面活性剤量の２０重量％以上を化１で示す脂肪酸エステ
ル型ノニオン界面活性剤が占める高嵩密度粒状洗浄剤組
成物。 【効果】 冷却水中での溶解性に極めて優れ、被洗布上
に残存付着することがない。 【化１】 （Ｒ1 ＣＯ：炭素数６〜２２の飽和または不飽和脂肪酸
残基 Ｒ2 ：炭素数２〜４のアルキレン基 Ｒ3 ：炭素数１〜４のアルキル基 ｎ：ＯＲ2 の平均付加モル数を示し、５〜３０の数）
ニオン界面活性剤を合計量で１０〜５０重量％、重量比
で９５／５〜３０／７０の範囲で含有し、全ノニオン界
面活性剤量の２０重量％以上を化１で示す脂肪酸エステ
ル型ノニオン界面活性剤が占める高嵩密度粒状洗浄剤組
成物。 【効果】 冷却水中での溶解性に極めて優れ、被洗布上
に残存付着することがない。 【化１】 （Ｒ1 ＣＯ：炭素数６〜２２の飽和または不飽和脂肪酸
残基 Ｒ2 ：炭素数２〜４のアルキレン基 Ｒ3 ：炭素数１〜４のアルキル基 ｎ：ＯＲ2 の平均付加モル数を示し、５〜３０の数）
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却水中での溶解性に
極めて優れた高嵩密度粒状洗浄剤組成物に関する。
極めて優れた高嵩密度粒状洗浄剤組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の衣料用洗浄剤は、組成物中に洗浄
性能にはほとんど寄与しない増量剤（通常は芒硝が用い
られる）を添加し、かつこれを噴霧乾燥により嵩密度
０．３ｇ／ｃｃ程度のビーズ状中空粒子として製造して
いた。しかし、このような洗浄剤は比重が軽く活性剤濃
度も低いため、輸送コストがかさむ上、保管・陳列にも
かなりのスペースが必要であり、さらに一般家庭におい
ても置き場所に困ったり、計量しにくかった。そこで最
近では、少ない洗浄剤使用量で洗浄が可能な高嵩密度粒
状洗浄剤の製造方法が提案されており（特開昭６０−９
６６９８号公報）、また、上市されている。しかしなが
ら、高嵩密度粒状洗浄剤は、噴霧乾燥洗浄剤のような中
空粒子ではなく、洗浄剤粒子の内部まで洗浄剤成分が詰
まっているため、溶解性が低下しやすいという問題があ
った。
性能にはほとんど寄与しない増量剤（通常は芒硝が用い
られる）を添加し、かつこれを噴霧乾燥により嵩密度
０．３ｇ／ｃｃ程度のビーズ状中空粒子として製造して
いた。しかし、このような洗浄剤は比重が軽く活性剤濃
度も低いため、輸送コストがかさむ上、保管・陳列にも
かなりのスペースが必要であり、さらに一般家庭におい
ても置き場所に困ったり、計量しにくかった。そこで最
近では、少ない洗浄剤使用量で洗浄が可能な高嵩密度粒
状洗浄剤の製造方法が提案されており（特開昭６０−９
６６９８号公報）、また、上市されている。しかしなが
ら、高嵩密度粒状洗浄剤は、噴霧乾燥洗浄剤のような中
空粒子ではなく、洗浄剤粒子の内部まで洗浄剤成分が詰
まっているため、溶解性が低下しやすいという問題があ
った。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、冷水溶解性
に優れ、しかも布付着が防止された高嵩密度粒状洗浄剤
組成物を提供するものである。
に優れ、しかも布付着が防止された高嵩密度粒状洗浄剤
組成物を提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の高嵩密度粒状洗
浄剤組成物は、（Ａ） ノニオン界面活性剤および
（Ｂ） アニオン界面活性剤を合計量で１０〜５０重量
％含有し、全ノニオン界面活性剤量の２０重量％以上を
下記化２で示す脂肪酸エステル型ノニオン界面活剤が占
め、
浄剤組成物は、（Ａ） ノニオン界面活性剤および
（Ｂ） アニオン界面活性剤を合計量で１０〜５０重量
％含有し、全ノニオン界面活性剤量の２０重量％以上を
下記化２で示す脂肪酸エステル型ノニオン界面活剤が占
め、
【０００５】
【化２】 （Ｒ1 ＣＯ：炭素数６〜２２の飽和または不飽和脂肪酸
残基 Ｒ2 ：炭素数２〜４のアルキレン基 Ｒ3 ：炭素数１〜４のアルキル基 ｎ：ＯＲ2 の平均付加モル数を示し、５〜３０の数）
残基 Ｒ2 ：炭素数２〜４のアルキレン基 Ｒ3 ：炭素数１〜４のアルキル基 ｎ：ＯＲ2 の平均付加モル数を示し、５〜３０の数）
【０００６】前記（Ａ），（Ｂ）両成分を重量比で
（Ａ）／（Ｂ）＝９５／５〜３０／７０の範囲で含むこ
とを特徴とする。
（Ａ）／（Ｂ）＝９５／５〜３０／７０の範囲で含むこ
とを特徴とする。
【０００７】
【発明の実施態様】（Ａ）成分のノニオン界面活性剤に
おいては、下記化３で示される脂肪酸エステル型ノニオ
ン界面活性剤が、洗浄剤組成物中に配合される全ノニオ
ン界面活性剤量の２０重量％以上、好ましくは３０重量
％以上を占めることが必要である。
おいては、下記化３で示される脂肪酸エステル型ノニオ
ン界面活性剤が、洗浄剤組成物中に配合される全ノニオ
ン界面活性剤量の２０重量％以上、好ましくは３０重量
％以上を占めることが必要である。
【０００８】
【化３】 （Ｒ1 ＣＯ：炭素数６〜２２、好ましくは炭素数１０〜
１８の飽和または不飽和脂肪酸残基であり、直鎖であっ
ても分岐でもよい Ｒ2 ：炭素数２〜４であり、エチレンオキシドが単独
で、またはエチレンオキシドおよびプロピレンオキシド
が混合して付加してＯＲ2 を構成することが好ましい。 Ｒ3 ：炭素数１〜４のアルキル基、好ましくは炭素数１
〜２のアルキル基 ｎ：ＯＲ2 の平均付加モル数を示し、５〜３０の数、好
ましくはｎ＝５〜２０）
１８の飽和または不飽和脂肪酸残基であり、直鎖であっ
ても分岐でもよい Ｒ2 ：炭素数２〜４であり、エチレンオキシドが単独
で、またはエチレンオキシドおよびプロピレンオキシド
が混合して付加してＯＲ2 を構成することが好ましい。 Ｒ3 ：炭素数１〜４のアルキル基、好ましくは炭素数１
〜２のアルキル基 ｎ：ＯＲ2 の平均付加モル数を示し、５〜３０の数、好
ましくはｎ＝５〜２０）
【０００９】（ａ）成分のエステル型ノニオン界面活性
剤は、構造的には脂肪酸のアルキレンオキシド付加物の
アルキルエーテルであり、常法によりアルコールにアル
キレンオキシドを付加させ、ついで脂肪酸とエステル化
する等の２段法によっても得られるが、３価のアルミニ
ウム（Ａｌ）イオン、ガリウム（Ｇａ）イオン、インジ
ウム（Ｉｎ）イオン、タリウム（Ｔｌ）イオン、コバル
ト（Ｃｏ）イオン、スカンジウム（Ｓｃ）イオン、ラン
タン（Ｌａ）イオンおよび２価のマンガン（Ｍｎ）イオ
ンから選ばれる金属イオンの１種以上が添加された酸化
マグネシウムからなる触媒の存在下に、脂肪酸アルキル
エステルＲ1ＣＯＯＲ3とアルキレンオキシドとを反応さ
せる１段法によって製造したものが好ましい（特願平３
−６３９０４号明細書参照）。
剤は、構造的には脂肪酸のアルキレンオキシド付加物の
アルキルエーテルであり、常法によりアルコールにアル
キレンオキシドを付加させ、ついで脂肪酸とエステル化
する等の２段法によっても得られるが、３価のアルミニ
ウム（Ａｌ）イオン、ガリウム（Ｇａ）イオン、インジ
ウム（Ｉｎ）イオン、タリウム（Ｔｌ）イオン、コバル
ト（Ｃｏ）イオン、スカンジウム（Ｓｃ）イオン、ラン
タン（Ｌａ）イオンおよび２価のマンガン（Ｍｎ）イオ
ンから選ばれる金属イオンの１種以上が添加された酸化
マグネシウムからなる触媒の存在下に、脂肪酸アルキル
エステルＲ1ＣＯＯＲ3とアルキレンオキシドとを反応さ
せる１段法によって製造したものが好ましい（特願平３
−６３９０４号明細書参照）。
【００１０】脂肪酸エステル型ノニオン界面活剤は冷水
中での洗浄剤の溶解性を高める作用を持ち、ノニオン界
面活性剤中における脂肪酸エステル型ノニオン界面活性
剤の割合が２０重量％未満では溶解性を損なうばかり
か、本発明の高嵩密度粒状洗浄剤組成物の製造において
造粒機中で付着が生じてしまう。脂肪酸エステル型ノニ
オン界面活性剤と組み合わせる他のノニオン界面活性剤
としては、次のものを挙げることができる。
中での洗浄剤の溶解性を高める作用を持ち、ノニオン界
面活性剤中における脂肪酸エステル型ノニオン界面活性
剤の割合が２０重量％未満では溶解性を損なうばかり
か、本発明の高嵩密度粒状洗浄剤組成物の製造において
造粒機中で付着が生じてしまう。脂肪酸エステル型ノニ
オン界面活性剤と組み合わせる他のノニオン界面活性剤
としては、次のものを挙げることができる。
【００１１】（１） 平均炭素数１０〜２０のアルコー
ルにエチレンオキシドを平均５〜２０モル付加させたア
ルコールエトキシレート （２） 平均炭素数１０〜２０のアルコールにプロピレ
ンオキシドおよびエチレンオキシドを平均５〜２０モル
付加させたアルコールアルコキシレート （３） ノニルフェノールにエチレンオキシドを平均５
〜２０モル付加させたノニルフェノールエトキシレート （４） 脂肪酸アルカノールアミド （５） ショ糖脂肪酸エステル （６） アルキルアミンオキシド （７） 下記化４で示される糖脂肪酸エステル系界面活
性剤
ルにエチレンオキシドを平均５〜２０モル付加させたア
ルコールエトキシレート （２） 平均炭素数１０〜２０のアルコールにプロピレ
ンオキシドおよびエチレンオキシドを平均５〜２０モル
付加させたアルコールアルコキシレート （３） ノニルフェノールにエチレンオキシドを平均５
〜２０モル付加させたノニルフェノールエトキシレート （４） 脂肪酸アルカノールアミド （５） ショ糖脂肪酸エステル （６） アルキルアミンオキシド （７） 下記化４で示される糖脂肪酸エステル系界面活
性剤
【００１２】
【化４】 （Ｒ1 ：炭素数５〜１７の直鎖または分岐のアルキル基
あるいはアルケニル基 Ｒ2 ：水素原子または炭素数１〜４のアルキル基） 下記化５で示されるアルキルグリコシド
あるいはアルケニル基 Ｒ2 ：水素原子または炭素数１〜４のアルキル基） 下記化５で示されるアルキルグリコシド
【００１３】
【化５】ＲＯ(Ｒ′Ｏ)y (Ｚ)x （Ｚ：炭素数５〜６の還元糖に由来する残基 Ｒ：アルキル基、アルケニル基、アルキルフェニル基、
ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアルキルフェニル基
またはそれらの混合物であり、アルキル基またはアルケ
ニル基の炭素数が８〜２０のもの Ｒ′：炭素数２〜４のアルキレン基 ｙ：０〜３０ ｘ：１．０〜１．４２） 糖残基Ｚとしては、グルコース、ガラクトース、キシロ
ース、マンノース、リキソース、アラビノース等の単
糖、マルトース、キシロピオース、ラクトース、スクロ
ース等の多糖が挙げられる。
ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアルキルフェニル基
またはそれらの混合物であり、アルキル基またはアルケ
ニル基の炭素数が８〜２０のもの Ｒ′：炭素数２〜４のアルキレン基 ｙ：０〜３０ ｘ：１．０〜１．４２） 糖残基Ｚとしては、グルコース、ガラクトース、キシロ
ース、マンノース、リキソース、アラビノース等の単
糖、マルトース、キシロピオース、ラクトース、スクロ
ース等の多糖が挙げられる。
【００１４】（Ｂ）成分のアニオン界面活性剤の具体例
としては、以下のものが例示できる。 （１） 平均炭素数８〜１６のアルキル基を有する直鎖
アルキルベンゼンスルホン酸塩、（２） 平均炭素数１
０〜２０のα−オレフィンスルホン酸塩、（３） 下記
化６で表される脂肪酸低級アルキルエステルのスルホン
酸塩または脂肪酸スルホン化物のジ塩
としては、以下のものが例示できる。 （１） 平均炭素数８〜１６のアルキル基を有する直鎖
アルキルベンゼンスルホン酸塩、（２） 平均炭素数１
０〜２０のα−オレフィンスルホン酸塩、（３） 下記
化６で表される脂肪酸低級アルキルエステルのスルホン
酸塩または脂肪酸スルホン化物のジ塩
【００１５】
【化６】 （Ｒ：炭素数８〜２０のアルキル基またはアルケニル基 Ｙ：炭素数１〜３のアルキル基または対イオン Ｚ：対イオン）
【００１６】（４） 平均炭素数１０〜２０のアルキル
硫酸塩、（５） 平均炭素数１０〜２０の直鎖または分
岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基を有し、平均
０．５〜８モルのエチレンオキサイドを付加したアルキ
ルエーテル硫酸塩またはアルケニルエーテル硫酸塩、
（６） 平均炭素数１０〜２２の飽和または不飽和脂肪
酸塩。上記のアニオン界面活性剤における対イオンとし
ては、通常ナトリウムやカリウムなどのアルカリ金属塩
が適当である。
硫酸塩、（５） 平均炭素数１０〜２０の直鎖または分
岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基を有し、平均
０．５〜８モルのエチレンオキサイドを付加したアルキ
ルエーテル硫酸塩またはアルケニルエーテル硫酸塩、
（６） 平均炭素数１０〜２２の飽和または不飽和脂肪
酸塩。上記のアニオン界面活性剤における対イオンとし
ては、通常ナトリウムやカリウムなどのアルカリ金属塩
が適当である。
【００１７】本発明の高嵩密度粒状洗浄剤組成物は
（Ａ）成分と（Ｂ）成分を混合して用いることを必須と
し、（Ａ）成分と（Ｂ）成分を重量基準で（Ａ）／
（Ｂ）＝９５／５〜３０／７０、好ましくは８０／２０
〜４０／６０の比率で配合した活性剤成分を１０〜５０
重量％、好ましくは１５〜４０重量％の割合で高嵩密度
粒状洗浄剤組成物中に配合する。上記の範囲で配合する
ことにより、高嵩密度粒状洗浄剤組成物の冷水に対する
溶解性をいっそう改善できる。なお、ノニオン界面活性
剤中の脂肪酸エステル型ノニオン界面活性剤の使用量が
少ないと、溶解性はあるものの、布付着を生じ、洗濯終
了後も高嵩密度粒状洗浄剤組成物が被洗布に付着、残存
するようになる。
（Ａ）成分と（Ｂ）成分を混合して用いることを必須と
し、（Ａ）成分と（Ｂ）成分を重量基準で（Ａ）／
（Ｂ）＝９５／５〜３０／７０、好ましくは８０／２０
〜４０／６０の比率で配合した活性剤成分を１０〜５０
重量％、好ましくは１５〜４０重量％の割合で高嵩密度
粒状洗浄剤組成物中に配合する。上記の範囲で配合する
ことにより、高嵩密度粒状洗浄剤組成物の冷水に対する
溶解性をいっそう改善できる。なお、ノニオン界面活性
剤中の脂肪酸エステル型ノニオン界面活性剤の使用量が
少ないと、溶解性はあるものの、布付着を生じ、洗濯終
了後も高嵩密度粒状洗浄剤組成物が被洗布に付着、残存
するようになる。
【００１８】本発明の高嵩密度粒状洗浄剤組成物は上記
の（Ａ），（Ｂ）の必須成分の他に必要に応じて、両性
界面活性剤、カチオン界面活性剤等の他の界面活性剤、
アルカリビルダー、カルシウムイオン捕捉ビルダー作用
を有する有機酸塩類、無機酸塩類、および高分子とその
共重合体からなるビルダー類、酵素、漂白剤、漂白活性
化剤、香料、あるいはその他の添加剤を配合することも
できる。
の（Ａ），（Ｂ）の必須成分の他に必要に応じて、両性
界面活性剤、カチオン界面活性剤等の他の界面活性剤、
アルカリビルダー、カルシウムイオン捕捉ビルダー作用
を有する有機酸塩類、無機酸塩類、および高分子とその
共重合体からなるビルダー類、酵素、漂白剤、漂白活性
化剤、香料、あるいはその他の添加剤を配合することも
できる。
【００１９】本発明の洗浄剤組成物は、上記の成分を造
粒して嵩密度０．６〜１．２程度の高嵩密度粒子とする
ことにより得られる。この造粒方法としては、前述の特
開昭６０−９６６６９８号公報に記載されたように、ア
ニオン界面活性剤等の洗浄剤原料をニーダで捏和、混合
し、カッターミルタイプ等の解砕機で解砕、造粒し、さ
らに水不溶性微粉体を混合することにより得られる。ま
た、洗浄剤成分の一部または全部をあらかじめ噴霧乾燥
し、この噴霧乾燥品と残りの洗浄剤成分とを捏和、混合
して高嵩密度洗浄剤粒子を製造することができる。ある
いは、噴霧乾燥粒子と他の洗浄剤成分とを撹拌造粒し
て、高嵩密度洗浄剤粒子を製造することもできる。酵素
等の成分については、粒状化した洗浄剤に粉体ブレンド
してもよい。
粒して嵩密度０．６〜１．２程度の高嵩密度粒子とする
ことにより得られる。この造粒方法としては、前述の特
開昭６０−９６６６９８号公報に記載されたように、ア
ニオン界面活性剤等の洗浄剤原料をニーダで捏和、混合
し、カッターミルタイプ等の解砕機で解砕、造粒し、さ
らに水不溶性微粉体を混合することにより得られる。ま
た、洗浄剤成分の一部または全部をあらかじめ噴霧乾燥
し、この噴霧乾燥品と残りの洗浄剤成分とを捏和、混合
して高嵩密度洗浄剤粒子を製造することができる。ある
いは、噴霧乾燥粒子と他の洗浄剤成分とを撹拌造粒し
て、高嵩密度洗浄剤粒子を製造することもできる。酵素
等の成分については、粒状化した洗浄剤に粉体ブレンド
してもよい。
【００２０】
【発明の効果】本発明によれば、ノニオン界面活性剤と
して脂肪酸エステル型ノニオン界面活性剤を必須成分と
して配合し、かつアニオン界面活性剤を併用することに
より、高嵩密度粒状洗浄剤組成物の冷水への溶解性を改
善し、しかも布付着の発生を防止できる。
して脂肪酸エステル型ノニオン界面活性剤を必須成分と
して配合し、かつアニオン界面活性剤を併用することに
より、高嵩密度粒状洗浄剤組成物の冷水への溶解性を改
善し、しかも布付着の発生を防止できる。
【００２１】
実施例１ 酵素を除く後記表１〜３に示した成分を造粒、混合し、
これに酵素を粉体混合して平均粒子５００μｍ、嵩密度
０．９ｇ／ｃｃの高嵩密度粒状洗浄剤組成物（試料Ｎ
ｏ．１〜１９）を得た。これらの各洗浄剤組成物の水分
含量は、いずれも７重量％であった。以下、冷水溶解性
および布付着の評価方法ならびに各組成物の組成および
評価結果を表１に示す。
これに酵素を粉体混合して平均粒子５００μｍ、嵩密度
０．９ｇ／ｃｃの高嵩密度粒状洗浄剤組成物（試料Ｎ
ｏ．１〜１９）を得た。これらの各洗浄剤組成物の水分
含量は、いずれも７重量％であった。以下、冷水溶解性
および布付着の評価方法ならびに各組成物の組成および
評価結果を表１に示す。
【００２２】（１） 冷水溶解性の評価方法 ビーカーに５℃の水１リットルを入れ、水中に表１に示
した組成の各洗浄剤組成物粒子５ｇを添加し、２×４ｃ
ｍの一枚羽根を有する撹拌機で１５００ｒｐｍで８分間
撹拌した。溶解残分をガーゼメッシュ上に採取し、１０
５℃、１時間乾燥後の洗浄剤組成物粒子の溶解残分を計
量して溶解残分率Ｓ（％）を求めた。
した組成の各洗浄剤組成物粒子５ｇを添加し、２×４ｃ
ｍの一枚羽根を有する撹拌機で１５００ｒｐｍで８分間
撹拌した。溶解残分をガーゼメッシュ上に採取し、１０
５℃、１時間乾燥後の洗浄剤組成物粒子の溶解残分を計
量して溶解残分率Ｓ（％）を求めた。
【００２３】（２） 布付着性の評価 三菱電気製二槽式洗濯機ＣＷ−２２５（Ｗ）型を使用
し、５℃に調整した水道水および被洗布としてアクリル
シャツ２枚、ナイロンスリップ２枚、綿シャツ２枚の３
種類と重量バランス布として肌シャツ５枚を用い、被洗
布の重量を１．５ｋｇとした。被洗布３種類は上部から
眺めたときにすべての布が見えるように組んだ。水量３
０リットル、浴比１：２０の条件下で被洗布を浸し、洗
浄剤組成物３０ｇで５分間洗浄した。洗濯終了後、被洗
布を１分間脱水した後、洗浄剤組成物の布への付着性を
目視で評価した。なお判定基準は下記の通りである。 Ａ：付着物を認めない Ｂ：付着物を僅かに認める Ｃ：付着物を認める
し、５℃に調整した水道水および被洗布としてアクリル
シャツ２枚、ナイロンスリップ２枚、綿シャツ２枚の３
種類と重量バランス布として肌シャツ５枚を用い、被洗
布の重量を１．５ｋｇとした。被洗布３種類は上部から
眺めたときにすべての布が見えるように組んだ。水量３
０リットル、浴比１：２０の条件下で被洗布を浸し、洗
浄剤組成物３０ｇで５分間洗浄した。洗濯終了後、被洗
布を１分間脱水した後、洗浄剤組成物の布への付着性を
目視で評価した。なお判定基準は下記の通りである。 Ａ：付着物を認めない Ｂ：付着物を僅かに認める Ｃ：付着物を認める
【００２４】また、表中に示した略号の意味は、以下の
通りである。 （１） （Ａ）ノニオン界面活性剤 ＥＯp7ラウリン酸Ｍｅ：ポリオキシエチレン（ＥＯｐ＝
７）ラウリン酸メチルエステル（化７）
通りである。 （１） （Ａ）ノニオン界面活性剤 ＥＯp7ラウリン酸Ｍｅ：ポリオキシエチレン（ＥＯｐ＝
７）ラウリン酸メチルエステル（化７）
【００２５】
【化７】Ｃ11Ｈ23ＣＯ(ＯＣＨ2ＣＨ2)7ＯＣＨ3 ＥＯp15ラウリン酸Ｍｅ ：ポリオキシエチレン（ＥＯｐ
＝１５）ラウリン酸メチルエステル ＥＯp7パルミチン酸Ｍｅ：ポリオキシエチレン（ＥＯｐ
＝７）パルミチン酸メチルエステル ＥＯp7オレイン酸Ｍｅ：ポリオキシエチレン（ＥＯｐ＝
７）オレイン酸メチルエステル ＥＯp12ラウリルＥ ：ポリオキシエチレン（ＥＯｐ＝１
２）ラウリルエーテル（化８）
＝１５）ラウリン酸メチルエステル ＥＯp7パルミチン酸Ｍｅ：ポリオキシエチレン（ＥＯｐ
＝７）パルミチン酸メチルエステル ＥＯp7オレイン酸Ｍｅ：ポリオキシエチレン（ＥＯｐ＝
７）オレイン酸メチルエステル ＥＯp12ラウリルＥ ：ポリオキシエチレン（ＥＯｐ＝１
２）ラウリルエーテル（化８）
【００２６】
【化８】Ｃ12Ｈ25Ｏ(ＣＨＣＨ2Ｏ)12Ｈ ＥＯp15ノニルＰｈＥ ：ポリオキシエチレン（ＥＯｐ＝
１５）ノニルフェニルエーテル ＥＯp10ＰＯp5ラウリルＥ ：ポリオキシエチレン（ＥＯ
ｐ＝１０）ポリオキシプロピレン（ＰＯｐ＝５）ラウリ
ルエーテル ステアリルＡＯ：ジメチルステアリルアミンオキシド
１５）ノニルフェニルエーテル ＥＯp10ＰＯp5ラウリルＥ ：ポリオキシエチレン（ＥＯ
ｐ＝１０）ポリオキシプロピレン（ＰＯｐ＝５）ラウリ
ルエーテル ステアリルＡＯ：ジメチルステアリルアミンオキシド
【００２７】（２） （Ｂ）アニオン界面活性剤 α−ＳＦ−Ｎａ：α−スルホ脂肪酸（Ｃ12〜Ｃ18）メチ
ルエステルナトリウム ＡＯＳ−Ｋ：Ｃ14〜Ｃ18α−オレフィンスルホン酸ナト
リウム ＬＡＳ−Ｎａ：直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム（アルキル基Ｃ11〜Ｃ13） ＡＥＳ−Ｎａ：Ｃ10〜Ｃ14アルキルエーテル硫酸ナトリ
ウム(ＥＯｐ＝２〜６) ＡＳ−Ｎａ：Ｃ10〜Ｃ18アルキル硫酸ナトリウム
ルエステルナトリウム ＡＯＳ−Ｋ：Ｃ14〜Ｃ18α−オレフィンスルホン酸ナト
リウム ＬＡＳ−Ｎａ：直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム（アルキル基Ｃ11〜Ｃ13） ＡＥＳ−Ｎａ：Ｃ10〜Ｃ14アルキルエーテル硫酸ナトリ
ウム(ＥＯｐ＝２〜６) ＡＳ−Ｎａ：Ｃ10〜Ｃ18アルキル硫酸ナトリウム
【００２８】
【表１】 実施例 試料No. １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ 組成(wt％) (A)ノニオン (A-1)脂肪酸エステル型 EOp7ラウリン酸Me 5 − − − 5 5 5 5 EOp15ラウリン酸Me − 5 − − − − − − EOp7パルミチン酸Me − − 5 − − − − − EOp7オレイン酸Me − − − 5 − − − − (A-2)他のノニオン EOp12ラウリルE 10 10 10 10 − − − 10 EOp15ノニルPhE − − − − 10 − − − EOp10POp5ラウリルE − − − − − 10 − − ステアリルAO − − − − − − 10 − (B)アニオン α-SF-Na 15 15 15 15 15 15 15 − (C)任意成分 ゼオライト 25 25 25 25 25 25 25 25 炭酸ナトリウム バ ラ ン ス 炭酸カリウム 9 9 9 9 9 9 9 9 亜硫酸ナトリウム 1 1 1 1 1 1 1 1 酵素(プロテアーゼ) 1.1 1.1 1.1 1.1 1.1 1.1 1.1 1.1 蛍光剤 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 (A-1)量[wt%]*1 33 33 33 33 33 33 33 33 (A)/(B)[wt比] 50/ 50/ 50/ 50/ 50/ 50/ 50/ 50/ 50 50 50 50 50 50 50 50 (A)＋(B)[wt%] 30 30 30 30 30 30 30 30 評価：溶解残存率Ｓ(％) 0 0 0 0 0 1 0 1 布付着性 Ａ Ａ Ａ Ａ Ａ Ａ Ａ Ａ *1) 全ノニオン界面活性剤中に占める(A-1)ノニオンの量
【００２９】
【表２】 実施例 試料No. ９ 10 11 12 13 14 15 16 組成(wt％) (A)ノニオン (A-1)脂肪酸エステル型 EOp7ラウリン酸Me 5 5 5 8 20 5 5 5 (A-2)他のノニオン EOp12ラウリルE 10 10 10 20 8 10 10 10 (B)アニオン α-SF-Na − − − 12 12 15 15 15 AOS-Na 15 − − − − − − − LAS-Na − 15 − − − − − − AES-Na − − 15 − − − − − (C)任意成分 ゼオライト 25 25 25 25 25 15 25 25 炭酸ナトリウム バ ラ ン ス 炭酸カリウム 9 9 9 9 9 9 15 9 亜硫酸ナトリウム 1 1 1 1 1 1 1 2 酵素(プロテアーゼ) 1.1 1.1 1.1 1.1 1.1 1.1 1.1 1.1 蛍光剤 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 (A-1)量[wt%]*1 33 33 33 29 71 33 33 33 (A)/(B)[wt比] 50/ 50/ 50/ 70/ 70/ 50/ 50/ 50/ 50 50 50 30 30 50 50 50 (A)＋(B)[wt%] 30 30 30 40 40 30 30 30 評価：溶解残存率Ｓ(％) 0 0 0 0 2 0 0 2 布付着性 Ａ Ａ Ａ Ａ Ａ Ａ Ａ Ａ *1) 全ノニオン界面活性剤中に占める(A-1)ノニオンの量
【００３０】
【表３】 *1) 全ノニオン界面活性剤中に占める(A-1)ノニオンの
量
量
Claims (1)
- 【請求項１】 （Ａ） ノニオン界面活性剤および
（Ｂ） アニオン界面活性剤を合計量で１０〜５０重量
％含有し、全ノニオン界面活性剤量の２０重量％以上を
下記化１で示す脂肪酸エステル型ノニオン界面活性剤が
占め、 【化１】 （Ｒ1 ＣＯ：炭素数６〜２２の飽和または不飽和脂肪酸
残基 Ｒ2 ：炭素数２〜４のアルキレン基 Ｒ3 ：炭素数１〜４のアルキル基 ｎ：ＯＲ2 の平均付加モル数を示し、５〜３０の数） 前記（Ａ），（Ｂ）両成分を重量比で（Ａ）／（Ｂ）＝
９５／５〜３０／７０の範囲で含むことを特徴とする高
嵩密度粒状洗浄剤組成物。
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ID=18462403
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| EP0814149A3 (de) * | 1996-06-19 | 1999-02-03 | Henkel Kommanditgesellschaft auf Aktien | Verfahren zur Herstellung von festen Wasch- oder Reinigungsmitteln |
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1992
- 1992-12-25 JP JP35903492A patent/JP3183739B2/ja not_active Expired - Lifetime
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