JPH06172799A - 粒状洗浄剤組成物 - Google Patents

粒状洗浄剤組成物

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JPH06172799A
JPH06172799A JP35270792A JP35270792A JPH06172799A JP H06172799 A JPH06172799 A JP H06172799A JP 35270792 A JP35270792 A JP 35270792A JP 35270792 A JP35270792 A JP 35270792A JP H06172799 A JPH06172799 A JP H06172799A
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JP
Japan
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alkyl
sulfofatty acid
acid derivative
detergent composition
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JP35270792A
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English (en)
Inventor
Hirofumi Kanao
裕文 金尾
Yuji Yoneyama
雄二 米山
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 化1で表わされるジα−スルホ脂肪酸(ポ
リ)オキシアルキレンジエステルまたはその塩、あるい
は更にα−スルホ脂肪酸(ポリ)オキシアルキレンモノ
エステルまたはその塩もしくはα−スルホ脂肪酸(ポ
リ)オキシアルキレンモノアルキルエーテルエステルま
たはその塩を含有する、衣料用などの粒状洗浄剤組成
物。 【効果】 低温においても、優れた溶解性および洗浄力
が得られる。 【化1】 (R1,R2;炭素数6〜18のアルキルまたはアルケニ
ル基 M1,M2;水素原子、アルカリ金属、一価に相当するア
ルカリ土類金属または置換もしくは未置換のアンモニウ
ム基 A1O ;C24OおよびC36Oから選ばれる単独ない
し混合オキシアルキレン基 m;A1O の平均付加モル数を示し、1〜50の数)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、α−スルホ脂肪酸誘導
体を洗浄活性成分として含有する洗浄剤組成物に関し、
詳しくは、粒状洗浄剤とした場合に、洗浄力が良好で溶
解性に優れ、衣料用洗浄剤などとして有用な洗浄剤組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術】衣料用洗浄剤などに利用されるアニオン
界面活性剤としては、数多くの種類が開発され、市販洗
浄剤に配合されている。洗浄力の優れたアニオン界面活
性剤としては、α−スルホ脂肪酸メチルエステル塩、α
−オレフィンスルホン酸塩などが知られているが、粒状
洗浄剤、特に最近主流となっている高嵩密度粒状洗浄剤
においては、洗浄力に加え、優れた溶解性が望まれてい
る。そのため、洗浄剤中に溶解促進剤を配合してこの要
請に応える場合が多くなっているのが現状であるが、界
面活性剤自体によって溶解性が改善されれば非常に望ま
しいことである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、粒状洗浄剤
における洗浄力および溶解性を改善することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の粒状洗浄剤組成
物は、化3で表わされるα−スルホ脂肪酸誘導体、また
は化3で表わされるα−スルホ脂肪酸誘導体および化4
で表わされるα−スルホ脂肪酸誘導体を含有することを
特徴とする。
【0005】
【化3】 (R1,R2;炭素数6〜18のアルキルまたはアルケニ
ル基 M1,M2;水素原子、アルカリ金属、一価に相当するア
ルカリ土類金属または置換もしくは未置換のアンモニウ
ム基 A1O ;C24OおよびC36Oから選ばれる単独ない
し混合オキシアルキレン基 m;A1O の平均付加モル数を示し、1〜50の数)
【0006】
【化4】 (R3 ;炭素数6〜18のアルキルまたはアルケニル基 R4 ;水素または炭素数1〜4のアルキル基 M3 ;水素原子、アルカリ金属、一価に相当するアルカ
リ土類金属または置換もしくは未置換のアンモニウム基 A2O ;C24OおよびC36Oから選ばれる単独ない
し混合オキシアルキレン基 n;A2O の平均付加モル数を示し、1〜50の数)
【0007】
【発明の実施態様】前記化3で示されるα−スルホ脂肪
酸誘導体は、ジα−スルホ脂肪酸(ポリ)オキシアルキ
レンジエステルまたはその塩(以下、α−SF−AO−
α−SFと略記する場合もある)であり、化3における
1,R2は、炭素数6〜18、好ましくは炭素数8〜1
6の直鎖もしくは分岐状のアルキル基またはアルケニル
基である。
【0008】A1O は、C24OまたはC36Oを示
し、エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドが単独
であるいは混合して付加していることを示す。A1O の
平均付加モル数nは1〜50であり、好ましくは2〜1
5である。
【0009】スルホン酸基と結合するM1,M2は、水
素、ナトリウム、カリウム、リチウムなどのアルカリ金
属;マグネシウムなどのアルカリ土類金属;アンモニウ
ム、トリメチルアミン、トリエチルアミン等の低級アミ
ン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリ
エタノールアミン等のモノ、ジまたはトリ低級アルカノ
ールアミン、リジンなどの無置換または置換のアンモニ
ウム基である。
【0010】前記化4で示されるα−スルホ脂肪酸誘導
体は、α−スルホ脂肪酸(ポリ)オキシアルキレンモノ
エステルまたはその塩(R4 が水素の場合)(以下、α
−SF−AOと略記する場合もある)、あるいは、α−
スルホ脂肪酸(ポリ)オキシアルキレンモノアルキルエ
ーテルエステルまたはその塩(R4 がC1〜C4のアルキ
ル基の場合)(以下、α−SF−AO−Rと略記する場
合もある)である。
【0011】R3 の内容は前述のR1,R2と同様であ
り、A2Oの内容は前述のA1Oと同様であり、mの内容
はnと同様であり、M3 はM1,M2と同じ内容である。
前記化3、化4のα−スルホ脂肪酸エステル誘導体にお
ける脂肪酸部位(R1CHCO−,R2 CHCO−,R
3 CHCO−)の脂肪酸成分は、牛脂、ヤシ油、パーム
油、パーム核油などから誘導される動植物起原の所定炭
素数の脂肪酸や、合成脂肪酸などが用いられる。
【0012】本発明で用いられる化3のジα−スルホ脂
肪酸(ポリ)オキシアルキレンジエステルまたはその塩
(α−SF−AO−α−SF)、および化4のうちのα
−スルホ脂肪酸(ポリ)オキシアルキレンモノエステル
またはその塩(α−SF−AO)は、例えば以下の方法
により製造することができる。
【0013】(1) α−スルホ脂肪酸エステルとアル
キレングリコールまたはポリアルキレングリコールとを
エステル交換反応させ、必要により中和する方法。 (2) 脂肪酸と(ポリ)アルキレングリコールとのエ
ステル化反応、あるいは脂肪酸エステルと(ポリ)アル
キレングリコールとのエステル交換反応により脂肪酸
(ポリ)オキシアルキレンエステルとし、これをスルホ
ン化し、必要により中和する方法。
【0014】これらの方法では、反応成分として用いる
(ポリ)アルキレングリコールがエステル化反応に寄与
するヒドロキシル基を2個有するため、α−SF−AO
−α−SFとα−SF−AOとの混合物が得られる。混
合物中の各化合物の割合は、エステル化時のα−スルホ
脂肪酸またはα−スルホ脂肪酸エステルと、(ポリ)ア
ルキレングリコールとの反応比をコントロールすること
により調整できる。例えば、α−スルホ脂肪酸またはそ
のエステル1モルに対し、(ポリ)アルキレングリコー
ルを0.5モルの割合で使用することによりα−SF−
AO−α−SFを主成分とする反応生成物を、また、
(ポリ)アルキレングリコールを1モルの割合で使用す
ることによりα−SF−AOを主成分とする反応生成物
を得ることができる。さらに、反応条件により、未反応
の(ポリ)アルキレングリコールをさまざまな割合で含
有する生成物を製造することができる。
【0015】一方、前記化4のうちのα−スルホ脂肪酸
(ポリ)オキシアルキレンモノアルキルエーテルエステ
ル(α−SF−AO−R)も、前述の(1),(2)の
方法に準拠して製造でき、(ポリ)アルキレングリコー
ルに代えて、(ポリ)アルキレングリコールモノアルキ
ルエーテルを用いてエステル交換反応を行なえばよい。
この場合、(ポリ)アルキレングリコールモノアルキル
エーテルはエステル化反応に関与するヒドロキシル基が
1個であることから、α−SF−AO−Rのみを主成分
とする反応生成物が得られる。
【0016】本発明の粒状洗浄剤組成物は、前述の化3
または化4で示されるα−スルホ脂肪酸誘導体を、すな
わちα−SF−AO−α−SF,α−SF−AOおよび
α−SF−AO−Rの少なくとも1種以上をこれらの合
計量として1〜50重量%含有することが好ましく、よ
り好ましくは5〜30重量%である。
【0017】また、(a)α−SF−AO−α−SF
と、(b)α−SF−AOおよび/またはα−SF−A
O−Rとは、重量比で(a)/(b)=100/0〜1
0/90の範囲で配合することが好ましく、より好まし
くは95/5〜30/70である。上記の量比でα−ス
ルホ脂肪酸誘導体を用いることにより、洗浄力および溶
解性がいっそう改善される。
【0018】本発明の粒状洗浄剤組成物は、上記必須成
分の他に、必要に応じて洗浄力、泡立ち性、すすぎ性な
どの改善を目的として、他のアニオン界面活性剤、ノニ
オン界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン界面活性剤
やビルダー等の任意成分を配合することができる。
【0019】アニオン界面活性剤の具体例としては、以
下のものが例示できる。 (1) 平均炭素数8〜16のアルキル基を有する直鎖
アルキルベンゼンスルホン酸塩、(2) 平均炭素数1
0〜20のα−オレフィンスルホン酸塩、(3) 下記
化5で表される脂肪酸低級アルキルエステルのスルホン
酸塩または脂肪酸スルホン化物のジ塩
【0020】
【化5】 (R:炭素数8〜20のアルキル基またはアルケニル基 Y:炭素数1〜3のアルキル基または対イオン Z:対イオン)
【0021】(4) 平均炭素数10〜20のアルキル
硫酸塩、(5) 平均炭素数10〜20の直鎖または分
岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基を有し、平均
0.5〜8モルのエチレンオキサイドを付加したアルキ
ルエーテル硫酸塩またはアルケニルエーテル硫酸塩、
(6) 平均炭素数10〜22の飽和または不飽和脂肪
酸塩。上記のアニオン界面活性剤における対イオンとし
ては、通常ナトリウムやカリウムなどのアルカリ金属塩
が適当である。
【0022】また、ノニオン界面活性剤としては、次の
ものが好適である。 (1) 炭素数8〜18の一級または二級アルコールに
エチレンオキサイド(EO)を平均4〜25モル付加さ
せたEO付加型ノニオン界面活性剤(アルキルエーテル
エトキシレート)。 (2) 炭素数8〜18の一級または二級アルコールに
EOを平均4〜25モル、プロピレンオキサイド(P
O)を平均3〜10モル付加させたEO−PO付加型ノ
ニオン界面活性剤。 (3) 炭素数8〜18の脂肪酸の低級アルキルエステ
ルにEOを平均4〜30モル付加させた化6のエステル
型ノニオン界面活性剤。
【0023】
【化6】RCO(OCH2CH2)nOR′ (R:炭素数7〜17のアルキル基またはアルケニル基 R′:炭素数1〜5のアルキル基 n:4〜30)
【0024】このエステル型ノニオン界面活性剤は、脂
肪酸のアルキレンオキシド付加物のアルキルエーテルで
あり、常法により脂肪酸にアルキレンオキシドを付加さ
せ、ついでアルキルエーテル化する2段法によって得ら
れるが、3価のアルミニウム(Al)イオン、ガリウム
(Ga)イオン、インジウム(In)イオン、タリウム
(Tl)イオン、コバルト(Co)イオン、スカンジウ
ム(Sc)イオン、ランタン(La)イオンおよび2価
のマンガン(Mn)イオンから選ばれる金属イオンの1
種以上が添加された酸化マグネシウムからなる触媒の存
在下に、脂肪酸アルキルエステルRCOOR′とアルキ
レンオキシドとを反応させる1段法によっても製造でき
る(特願平3−63904号明細書参照)。ビルダーと
しては、以下の化7で表わされるゼオライトが好適であ
り、その粒径は5μm以下が好ましい。
【0025】
【化7】(M2O)x・(Al23)・(SiO2)y・(H2O)z (M:NaまたはK x:0.7〜1.5 y:0.8〜6 z:0または整数)
【0026】このようなゼオライトは、そのイオン交換
能により洗液中の硬度成分であるカルシウムイオンやマ
グネシウムイオンを捕捉し、洗浄力向上に寄与するとと
もに、粉体物性や保存時のケーキング防止に効果を発揮
する。
【0027】さらに、水溶性ビルダーとして、トリポリ
リン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウムなどのリン酸
塩、ニトリロトリ酢酸三ナトリウム(NTA)、クエン
酸三ナトリウムなどの有機キレートビルダー、ポリアセ
タールカルボキシレート、アクリル酸(ヒドロキシアク
リル酸)重合体、アクリル−メタクリル酸共重合物、無
水マレイン酸−オレイン酸共重合物などの高分子ビルダ
ー、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ケイ酸ナトリウ
ム、ホウ酸ナトリウムのようなアルカリビルダーなどを
使用することが好ましい。これらのビルダーはカルシウ
ムイオンやマグネシウムイオンの捕捉能力、あるいはア
ルカリ緩衝能力を有しており、粒状ヘビー洗剤に配合す
ることが望ましい。
【0028】また、ポリエチレングリコール、カルボキ
シメチルセルロース等の再汚染防止剤、亜硫酸水素ナト
リウム、亜硫酸ナトリウム等の還元剤、アルカリプロテ
アーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ、リパーゼ等の酵素、
蛍光増白剤、芒硝、香料などを配合することができる。
【0029】本発明の粒状洗浄剤組成物は、上記成分を
スラリー状にした後、スプレー乾燥し嵩密度0.2〜
0.5g/ccの中空のビーズ状洗浄剤組成物とするこ
とにより得られる。また、各成分を造粒して嵩密度0.
6〜1.2g/ccの高嵩密度組成物とすることもでき
る。
【0030】この造粒方法は特開昭60−96698号
公報等に記載されており、界面活性剤等の洗浄剤原料を
ニーダで捏和、混合し、カッターミルタイプ等の解砕機
で解砕、造粒し、さらに水不溶性微粉体を混合すること
により、本発明の洗浄剤組成物が得られる。また、洗浄
剤成分の一部または全部を予め噴霧乾燥し、この噴霧乾
燥品と残りの洗浄剤成分とを捏和、混合して高嵩密度洗
浄剤粒子を製造することもできる。あるいは、噴霧乾燥
粒子と他の洗浄剤成分とを攪拌造粒して、高嵩密度洗浄
剤粒子を製造することもできる。酵素、ビルダー等の成
分については、粒状化した洗浄剤に粉体ブレンドしても
よい。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、粒状洗浄剤中に特定の
α−スルホ脂肪酸誘導体を配合することにより、低温に
おいても優れた溶解性および洗浄力が得られる。
【0032】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明するが、これに先立って実施例で用いた評価法を
説明する。
【0033】(1) 洗浄力の評価方法 (i) 人工汚垢の調製 結晶性鉱物であるカオリナイト、バーミキュライトなど
を主成分とする粘土を200℃で30時間乾燥したもの
を無機汚垢として使用した。950ccの水にゼラチン
3.5gを約40℃で溶解したのち強力な乳化分散機で
あるポリトロン(スイスKINEMATICA製)で
0.25gのカーボンブラックを水中に分散した。次
に、無機汚垢14.9gを加えてポリトロンで乳化し、
さらに有機汚垢31.35gを加えてポリトロンで乳化
分散して安定な汚垢浴を作った。この汚垢浴中に10c
m×20cmの所定の清浄布(日本油化学協会指定綿布
60番)を浸漬したのち、ゴム製2本ロールで水を絞
り、汚垢の付着量を均一化した。この汚垢布を105℃
で30分間乾燥したのち、汚垢布の両面を左右25回づ
つラビングした。これを5cm×5cmに裁断して反射
率が42±2%の範囲のものを汚垢布に供した。こうし
て得られた人工汚垢布の汚垢組成は表1の通りである。
【0034】
【表1】 汚 垢 成 分 組成(wt%) 有機汚垢: オレイン酸 28.3 トリオレイン 15.6 コレステロールオレート 12.2 流動パラフィン 2.5 スクワレン 2.5 コレステロール 1.6 油性汚垢合計 62.7 ゼラチン 7.0 無機汚垢 29.8 カーボンブラック(日本油化学協会指定) 0.5
【0035】(ii) 洗浄および評価方法 洗浄装置は二槽式全自動洗濯機(三菱電機(株)製CW
−225)を用いた。被洗物は着用した肌シャツに前記
人工汚垢布10枚をぬいつけ合計1kgとする。洗濯機
に10℃の水道水30リットルを入れ、所定の洗浄剤濃
度となるように所定量の洗浄剤組成物および被洗物を入
れ、10分間洗浄する。洗浄剤濃度は、洗浄剤組成物の
製造方法により調整し、後記の製造法Aの場合は0.1
33%とし、製造法Bの場合は0.0833%とした。
洗浄後1分間脱水し、次いで3分間すすぎを行ない、さ
らに脱水1分後、3分間すすぎを行なったのち汚垢布の
反射率を測定し、下記の数1により洗浄力を算出する。
【0036】
【数1】 ここで、Rはカール・ツワイス社製のELREPHO反
射率計によって測定される反射率(%)である。また、
洗浄力の評価は、供試人工汚垢布10枚の平均値で行な
った。
【0037】(2) 溶解性 ビーカーに10℃の水1リットルを入れ、この中に電導
度測定用セルを挿入する。ついで、水中に表2,3に示
した組成の各粒状洗浄剤組成物を1g添加し、定速スタ
ーラーを用い250rpmの速度で撹拌して、添加した
洗浄剤粒子の90%が溶解する時間を測定して、溶解性
90(秒)とした。ここで、電導度計としてはHORI
BA CONDUCTIVE METER DS−8F
型を用いた。
【0038】実施例1 後記表2に示した組成で、下記製造法AまたはBにより
粒状洗浄剤組成物を調製し、洗浄力および溶解性を評価
して結果を表2,3に示した。なお、スペースの都合
上、表は2つに分割されており、表3は表2の続きであ
る。 (1) 製造法A 酵素を除く他の成分を含むスラリーを噴霧乾燥し、嵩密
度0.3〜0.4g/ccの粒子を得、ついで酵素を粉
体混合した。 (2) 製造法B 酵素およびゼオライトの半量を除く他の成分を含むスラ
リーを噴霧乾燥し、嵩密度0.38g/ccの粒子を得
た。この粒子をハイスピードミキサー(撹拌転動造粒
機、深江工業株式会社製)に投入し、微粉末ゼオライト
を水で湿らせたものを加えて転動造粒し、目開き1mm
のスクリーンを通過させて粗粒子を除き、さらに少量の
酵素および流動性、固結防止性を改善するために少量の
微粉末ゼオライトを粉体混合し、嵩密度0.70〜0.
95g/ccの高嵩密度粒状洗浄剤を得た。
【0039】なお、表中の略号の意味は、以下の通りで
あり、また、試料No.1〜8が本発明の実施例、試料
No.9,10が比較例である。下記で、ポリオキシエ
チレンの後のカッコ内の数値は、エチレンオキシドの平
均付加モル数を示す。 (a) ジα−SF型(α−SF−AO−α−SF): 界面活性剤A:ジα−スルホラウリン酸ポリオキシエチ
レン(5)ジエステルジナトリウム 界面活性剤B:ジα−スルホミリスチン酸ポリオキシエ
チレン(9)ジエステルジナトリウム 界面活性剤C:ジα−スルホヤシ脂肪酸(C10〜C16
ポリオキシエチレン(10)ジエステルジナトリウム 界面活性剤D:ジα−スルホパーム脂肪酸(C10
16)ポリオキシエチレン(10)ジエステルジナトリ
ウム (b) モノα−SF型(α−SF−AOまたはα−S
F−AO−R): 界面活性剤E:α−スルホラウリン酸ポリオキシエチレ
ン(5)エステルナトリウム 界面活性剤F:α−スルホミリスチン酸ポリオキシエチ
レン(9)エステルナトリウム 界面活性剤G:α−スルホヤシ脂肪酸(C10〜C16)ポ
リオキシエチレン(10)エステルナトリウム 界面活性剤H:α−スルホパーム脂肪酸(C10〜C16
ポリオキシエチレン(10)エステルナトリウム 界面活性剤I:α−スルホパーム脂肪酸(C10〜C16
ポリオキシエチレン(4)モノメチルエーテルエステル
ナトリウム その他: AOS−Na:α−オレフィン(C14〜C18)スルホン
酸ナトリウム α−SFMe−Na:α−スルホ脂肪酸(C12〜C16
メチルエステルナトリウム LAS−Na:直鎖アルキル(C10〜C14)ベンゼンス
ルホン酸ナトリウム ノニオン−1:C12〜C131級アルコールにエチレンオ
キシド(EO)が平均20モル付加したEO付加型ノニ
オン界面活性剤 ノニオン−2:ラウリン酸メチルにエチレンオキシド
(EO)が平均15モル付加した脂肪酸メチルエステル
ノニオン界面活性剤 蛍光剤:4,4−ビス(2−スルホスチリル)ビフェニ
ル2ナトリウム/4,4−ビス[(4−トルイジノ−6
−モノホリノ−1,3,5−トリアジン−2イル)アミ
ノ]スチルベン−2,2−ジスルホン酸2ナトリウム=
1/1の混合物 酵素:商品名;サビナーゼ6.0T/リポラーゼ100
T=5/1の混合物(ノボ社製)
【0040】
【表2】表2:製造方法および洗浄剤の組成の一部 試料No. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 製造法 A A B B B B B B A B 組成(その1)[wt%] (a) ジα−SF型 界面活性剤A 10 − 16 − − − − − − − 界面活性剤B − − − 9 − − − − − − 界面活性剤C − 6 − − 9 − − − − − 界面活性剤D − − − − − 10 10 1 − − (b) モノα−SF型 界面活性剤E 1 − 2 − − − − − − − 界面活性剤F − − − 9 − − − − − − 界面活性剤G − 6 − − 9 − − − − − 界面活性剤H − − − − − 5 − − − − 界面活性剤I − − − − − − 5 17 − − 他の界面活性剤 AOS-Na 1 − − − − 3 3 − 1 15 α-SFMe-Na − − − − − − − − 11 4 LAS-Na − 2 − − − − − − − 1 ノニオン1 − − 3 − 3 − − 3 − 1 ノニオン2 − − − 3 − 3 3 − − −
【0041】
【表3】表3:洗浄剤の組成の残部,配合比,嵩密度および評価結果 試料No. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 組成(その2)[wt%] 任意成分: A型ゼオライト 13 13 20 20 20 20 20 20 13 20 炭酸−Na 16 16 25 25 25 25 25 25 16 25 炭酸−K − − 5 5 5 5 5 5 − 5 珪酸−Na 3 3 5 5 5 5 5 5 3 5 亜硫酸−Na 1 1 2 2 2 2 2 2 1 2 蛍光剤 0.3 0.3 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.3 0.5 酵素 1.0 1.0 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 1.0 2.0 芒硝 バ ラ ン ス 水 4 〜 8 (a)/(b)配合重量比 91/ 50/ 89/ 50/ 50/ 67/ 67/ 11/ − − 9 50 11 50 50 33 33 89 嵩密度(g/cc) 0.4 0.3 0.8 0.8 0.9 0.8 0.9 0.8 0.3 0.9 評価結果: 溶解時間T90(分) 30 20 45 40 40 45 45 50 70 100 洗浄力(%) 81 80 81 83 81 83 82 80 79 72

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化1で表わされるα−スルホ脂肪酸誘導
    体、または化1で表わされるα−スルホ脂肪酸誘導体お
    よび化2で表わされるα−スルホ脂肪酸誘導体を含有す
    ることを特徴とする粒状洗浄剤組成物。 【化1】 (R1,R2;炭素数6〜18のアルキルまたはアルケニ
    ル基 M1,M2;水素原子、アルカリ金属、一価に相当するア
    ルカリ土類金属または置換もしくは未置換のアンモニウ
    ム基 A1O ;C24OおよびC36Oから選ばれる単独ない
    し混合オキシアルキレン基 m;A1O の平均付加モル数を示し、1〜50の数) 【化2】 (R3 ;炭素数6〜18のアルキルまたはアルケニル基 R4 ;水素または炭素数1〜4のアルキル基 M3 ;水素原子、アルカリ金属、一価に相当するアルカ
    リ土類金属または置換もしくは未置換のアンモニウム基 A2O ;C24OおよびC36Oから選ばれる単独ない
    し混合オキシアルキレン基 n;A2O の平均付加モル数を示し、1〜50の数)
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