JP2001329748A - オートスライドドア装置 - Google Patents

オートスライドドア装置

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JP2001329748A
JP2001329748A JP2000154549A JP2000154549A JP2001329748A JP 2001329748 A JP2001329748 A JP 2001329748A JP 2000154549 A JP2000154549 A JP 2000154549A JP 2000154549 A JP2000154549 A JP 2000154549A JP 2001329748 A JP2001329748 A JP 2001329748A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手動開閉が可能に構成されたオートスライド
ドア装置において、スライドドアを手動により全開位置
にスライドしたときの不具合を解消して、制御品質の向
上を図ること。 【解決手段】 スライドドアに接続された駆動ワイヤ6
にモータ8の駆動力を伝達する駆動伝達機構7の途中
に、モータ8とスライドドアとの接続を絶つことが可能
なクラッチ10が設けられ、スライドドアを自動で開閉
スライドさせる自動開閉制御と、手動による開閉スライ
ドを可能とする手動開閉制御を実行するオートスライド
ドアコントロールユニット20が設けられたオートスラ
イドドア装置において、オートスライドドアコントロー
ルユニット20を、全開近傍検出手段がスライドドアの
全開位置近傍を検出したら、モータ8を開方向に駆動さ
せるとともにクラッチ10を締結させ、駆動ワイヤ6を
全開方向に引く全開時制御を実行するよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるワンボッ
クスカーの側面などに設けられるスライドドアを自動的
に開閉させるオートスライドドア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オートスライドドア装置として
は、スライドドアにループ状の駆動ワイヤが連結され、
この駆動ワイヤに対して駆動プーリを介してモータの駆
動力を伝達する構成の駆動伝達機構を備えたものが知ら
れている。このように、駆動ワイヤを介してスライドド
アに駆動力を伝達する構成では、装置や車体の寸法のば
らつきを吸収したり、駆動伝達機構の車体組付時に駆動
ワイヤを引っ張りながらスライドドアに取り付ける作業
を容易としたりするために、駆動ワイヤに寸法の余裕が
持たせてある。そこで、駆動伝達機構を組み付けた後に
は、駆動ワイヤに弛みが生じないように所定のテンショ
ンを与えるために、駆動プーリの前後にテンション機構
を設け、スライドドアのスライドを円滑にするようにし
たものが知られている(例えば、特開平9−27993
8号公報参照のこと)。
【0003】さらに、上述のようなオートスライドドア
装置にあっては、モータによる自動開閉と、手動による
開閉との両方を実行可能にすることで、利便性の向上を
図ることが考えられている。このようなオートスライド
ドア装置にあっては、モータと駆動プーリとの間にクラ
ッチを設け、クラッチを締結させた状態でモータを駆動
させて上記自動開閉を可能とし、一方、クラッチを解放
させた状態でモータとスライドドアとの接続を絶つこと
で、軽い負荷でスライドドアを手動開閉できるように構
成されている。
【0004】さらに、スライドドアを全開としたときに
スライドドアが閉方向にスライドしないようにすること
が望まれる。このように全開位置からの閉スライドを抑
制あるいは規制する構成の1つとして、全開位置からの
閉スライドに対して所定のチェック力を与えて閉スライ
ドを抑制する手段が知られているが、この構成では、手
動によりスライドドアを閉スライドさせるときにチェッ
ク力に抗して閉スライドさせなければならず、このチェ
ック力分の負荷が大きくなって、閉スライド操作開始時
の操作が重くなるために操作性に難点がある。そこで、
手動による閉スライド時の負荷となることがないように
しながら、全開位置からの閉スライドを規制するものと
して、全開位置でモータに対して電気的なブレーキをか
けたり、上記クラッチを締結させてモータとスライドド
アを接続状態としたりして駆動機構の機械的抵抗による
ロックをかけて全開位置からの閉スライドを規制するよ
うにしたものが知られている(例えば、特開平10−3
15772号公報参照のこと)。このように全開位置で
閉スライドを規制するロック制御を実行する装置にあっ
ては、スライドドアを閉じるときには、このロック制御
を解除する解除制御を実行する必要があることから、全
開位置においてスライドドア閉操作を検出する閉操作検
出手段が設けられている。ちなみに、スライドドアは全
閉位置では車体側と電気的に接続されるが、全閉位置か
らスライドさせると電気的な接続が絶たれるのが一般的
である。そこで、上述の閉操作検出手段は、スライドド
アが全開位置に配置されているときに限り、スライドド
ア側と車体側とで機械的に連携状態となってスライドド
アで成された閉操作が車体側に伝達されるような閉操作
伝達手段が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、駆動ワイヤにテンション機構が設けられ、自
動と手動との切り替えが可能であり、しかも全開時には
閉スライドを規制するロック制御を実行する構成のオー
トスライドドア装置にあっては、手動により開スライド
させたときに、以下に述べる解決すべき課題を有してい
た。すなわち、スライドドアを手動によりスライドさせ
た場合、スライドドアをスライドさせる駆動力がループ
状の駆動ワイヤに入力されることになり、この駆動ワイ
ヤにあっては、スライドドアに対する取付点を挟んで、
片側では駆動ワイヤを引っ張り、その反対側では駆動ワ
イヤを押す状態となる。このような手動スライド時に、
駆動ワイヤの引っ張り力または押す力で前記テンション
機構に設けられたスプリング力に抗して引っ張りまたは
押して駆動ワイヤを緊張状態にできないときがあり、駆
動ワイヤをテンション機構に抗して緊張状態にできない
場合は、駆動ワイヤに弛みが生じることがある。そこ
で、このように駆動ワイヤに弛みが生じた状態で、スラ
イドドアが全開位置に達して上述のロック制御が実行さ
れると、その駆動ワイヤに弛みが生じた状態で駆動ワイ
ヤがロックされ、前記取付点と駆動プーリとの間に弛み
が残ってしまうおそれがあった。そして、このように駆
動ワイヤに弛みが残ると、スライドドアを手動閉操作し
ようとしてドアハンドルやスライドドアに触れるなどの
外力が加わるとか、急坂駐車などによりスライドドアが
この弛みの分だけ全開位置から閉側にスライドするおそ
れがあり、このような閉スライドが生じた場合、閉操作
伝達手段におけるスライドドアと車体側との連携が絶た
れ、開操作の伝達が不可能となって閉操作検出手段によ
る検出が成されず、正常に作動が行えなくなるおそれが
ある。また、この閉スライド分と全開位置との間で、ス
ライドドアが動いてガタつくとか音が発生するなどのお
それがある。
【0006】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
なされたもので、手動開閉が可能に構成されたオートス
ライドドア装置において、スライドドアを手動により全
開位置にスライドしたときの不具合を解消して、制御品
質の向上を図ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、スライドドアが車体に開閉スライド可能
に支持され、前記スライドドアには、駆動ワイヤが接続
され、この駆動ワイヤにモータの駆動力を伝達する駆動
伝達機構が設けられ、この駆動伝達機構の途中には、モ
ータとスライドドアとを接続させた締結状態と、モータ
とスライドドアの接続を絶った解放状態とに切り替える
クラッチが設けられ、前記モータを駆動させるとともに
クラッチを締結させて、前記スライドドアを全閉位置か
ら全開位置へ、また全開位置から全閉位置へ自動でスラ
イドさせる自動開閉制御を実行するとともに、クラッチ
を解放させて手動による開閉スライドを可能とする手動
開閉制御を実行するコントロールユニットが設けられ、
前記駆動ワイヤに対して所定のテンションを与えてスラ
イドドアのスライド時における駆動ワイヤ部材の弛みを
防止するテンション機構が設けられているオートスライ
ドドア装置において、前記スライドドアが手動により全
開位置近傍まで開かれたことを検出する全開近傍検出手
段が設けられ、前記コントロールユニットは、前記全開
近傍検出手段がスライドドアの全開位置近傍を検出した
ら、モータを開方向に駆動させるとともにクラッチを締
結させ、駆動ワイヤを全開方向に引く全開時制御を実行
することを特徴とする。また、請求項2に記載の発明
は、請求項1に記載のオートスライドドア装置におい
て、前記コントロールユニットの入力手段として閉操作
検出手段が車体側に設けられ、前記スライドドアが全開
位置に配置されたときのみに機械的連携状態となって閉
操作が成されたときにこの閉操作を前記閉操作検出手段
伝達する閉操作伝達手段が設けられていることを特徴と
する。また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のオートスライドドア装置において、前記コントロール
ユニットが、前記全開時制御にあっては、スライドドア
が全開位置まで達したら、モータの駆動を停止させると
ともにクラッチの締結状態を維持させてスライドドアを
全開位置でロックさせる全開位置ロック制御を実行し、
その後、閉操作検出手段が閉操作を検出したときに、ク
ラッチを解放させてスライドドアの全開位置ロック制御
を解除する構成であることを特徴とする。また、請求項
4に記載の発明は、請求項3に記載のオートスライドド
ア装置において、前記コントロールユニットが、前記全
開位置ロック制御においてクラッチの締結状態を維持さ
せるにあたり、クラッチに対する出力をデューティ制御
してクラッチ締結保持電圧を電源電圧よりも低電圧とす
ることを特徴とする。
【0008】
【発明の作用および効果】請求項1に記載のオートスラ
イドドア装置では、自動開閉時には、コントロールユニ
ットは、モータを駆動させるとともにクラッチを締結さ
せ、モータの駆動力を駆動伝達機構ならびに駆動ワイヤ
を介してスライドドアに伝達させて、スライドドアを自
動でスライドさせる。この場合、スライドドアが全開位
置に達したときにはモータが駆動ワイヤを引き込んでい
るので駆動ワイヤに弛みが生じないようにできる。した
がって、全開位置から閉側に移動するおそれはないた
め、スライドドアが動いてガタつくとか音が発生するこ
とはない。
【0009】一方、手動により開閉を行うときには、コ
ントロールユニットはクラッチを解放させ、モータや駆
動伝達機構がスライドの負荷とならないようにしてい
る。ここで、手動により開スライドさせてスライドドア
が全開位置付近まで達すると、全開近傍検出手段がこれ
を検出し、コントロールユニットが、全開時制御を実行
する。この全開時制御により、手動開スライド時であっ
ても、全開近傍ではモータを開方向に駆動させるととも
にクラッチを締結させ、駆動ワイヤを全開方向に引き込
む。したがって、手動開スライドの途中で駆動ワイヤに
弛みが生じていたとしても、この弛み分はモータにより
引き込まれ、駆動ワイヤに弛みが残ることがない。よっ
て、スライドドアを全開位置までスライドさせた後に、
スライドドアが全開位置から弛み分だけ閉方向に移動す
ることを防止でき、これにより、スライドドア動いてガ
タついたり音が発生したりするのを防止して、制御品質
の向上を図ることができる。
【0010】さらに、請求項2に記載の発明にあって
は、閉操作伝達手段は、スライドドア側と車体側との間
で連携が保たれ、これにより、閉操作伝達手段の連携が
絶たれる不具合の発生を防止することができ、閉操作が
検出できなくなる不具合の発生を防止して、制御品質の
向上を図ることができる。また、請求項3に記載の発明
にあっては、上記全開時制御によりスライドドアが全開
位置まで達したら、全開位置ロック制御を実行し、モー
タの駆動を停止させるとともにクラッチを締結状態に維
持させる。したがって、スライドドアはモータならびに
駆動伝達手段の抵抗により全開位置にロックされる。そ
の後、使用者がスライドドアを手動により閉じる操作を
行った場合、この閉操作が閉操作伝達手段を介して閉操
作検出手段に達し、閉操作検出手段が閉操作を検出する
と、コントロールユニットは、全開位置ロック制御を解
除し、クラッチを解放させる。したがって、スライドド
アに対する抵抗が無くなり、スライドドアのスライドが
可能となる。この場合、全開状態の保持にチェック手段
などを必要としない、または、チェック手段を軽いチェ
ック力にすることができるため、軽い操作力によりスラ
イドドアを閉方向にスライドさせることが可能となる。
また、請求項4に記載の発明にあっては、全開位置ロッ
ク制御においてクラッチを締結させるにあたり、クラッ
チに対する出力をデューティ制御して、クラッチの締結
保持電圧を電源電圧よりも低電圧とする。したがって、
クラッチの締結保持に要する消費電力を低く抑えること
ができるという効果が得られる。なお、この時のデュー
ティ比は、スライドドアの自重を支えるための必要トル
クならびに電源電圧に基づいて、必要最低電圧とするの
が好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図2は、実施の形態のオートス
ライドドア装置を備えた車両1を示す斜視図であって、
この車両1の側面には、乗降用開口部2およびステップ
3が設けられているとともに、乗降用開口部2を開閉す
るスライドドア4が設けられている。
【0012】このスライドドア4は、車両前方側の上端
部と、車両前方側の下端部と、車両後方側の中央部と
が、前記乗降用開口部2を全閉にした全閉位置と乗降用
開口部2を全開にした全開位置との間でスライド自在に
車体に支持されている。すなわち、スライドドア4の車
両前方側上端部が乗降用開口部2の上縁に設けられたア
ッパガイドレール2aに沿って移動するアッパローラブ
ラケット41に支持され、スライドドア4の車両前方側
の下端部が、前記ステップ3の下面に設けられたロアガ
イドレール2b(図4参照)に沿って移動するロアロー
ラブラケット42に支持され、スライドドア4の車両後
方側の中央部が、車体側面に設けられたリアガイドレー
ル2cに沿って移動するリアローラブラケット43に支
持されている。また、スライドドア4の内部には、クロ
ージャユニット5が設けられており、前記スライドドア
4の前端部には、前記クロージャユニット5への電力の
供給を受けるドア側受給端子44が設けられている。ま
た、前記乗降用開口部2の車両前方側の縁部を形成する
ピラー17には、前記ドア側受給端子44と対を成す車
体側供給端子18が設けられており、前記スライドドア
4が全閉位置に配置されたときに前記ドア側受給端子4
4と接続されて、クロージャユニット5へ電力を供給で
きるように構成されている。
【0013】前記スライドドア4において、リアローラ
ブラケット43が、駆動ワイヤ6に連結されている。こ
の駆動ワイヤ6は、車体の内部にループ状に設けられ、
途中に設けられたドア取付部6a(図1参照)において
前記スライドドア4のリアローラブラケット43に連結
され、かつ、駆動伝達機構7を介してモータ8から駆動
力が入力されるように構成されている。この駆動ワイヤ
6は、図1に示すように、前後をガイドプーリ6b,6
cに支持されてリアガイドレール2c(図2参照)に沿
って前後方向に延在され、中間部が駆動プーリ7aに巻
き付けられ、この駆動プーリ7aに巻き付けられている
部分の前後に設けられたテンション機構9,9により所
定の張力が与えられている。
【0014】前記テンション機構9は、図3に示すよう
に、ボルト穴9kで車体に締結固定されたベース9a
と、このベース9aに回動自在に支持された2つのガイ
ドプーリ9b,9cと、これら2つのガイドプーリ9
b,9cの間に設けられて、回動中心となる支軸9dが
ベース9aに設けられたガイド長孔9eに沿って移動可
能に支持されることで駆動ワイヤ6の延在方向に対して
直交方向に移動可能に支持されたテンションプーリ9f
と、前記支軸9dを支持する支持ロッド9gと、この支
持ロッド9gに対して付勢力を与えることで前記テンシ
ョンプーリ9fを介して駆動ワイヤ6に所定の張力を与
えるスプリング9hと、このスプリング9hを支持する
とともに前記支持ロッド9gがテンションを与える方向
とは逆方向に移動するのを所定位置で規制するストッパ
ロッド9jと、を備えている。なお、駆動ワイヤ6の外
周を覆うガイドチューブ62は、取付ブラケット63に
より車体に固定されている。
【0015】前記駆動プーリ7aは、駆動伝達機構7の
一部を構成するもので、この駆動伝達機構7について図
1に戻り説明する。前記駆動プーリ7aは、最終減速ギ
ヤ7bに軸結合されてこの最終減速ギヤ7bと一体的に
回転する。また、この最終減速ギヤ7bには、プーリ側
ギヤ7cが噛合され、このプーリ側ギヤ7cと同軸上に
モータ側ギヤ7dが設けられ、このモータ側ギヤ7dと
プーリ側ギヤ7cとの間にクラッチ10が設けられ、こ
のクラッチ10が締結状態では両ギヤ7c,7dが一体
的に回動し、一方、クラッチ10が解放状態では両ギヤ
7c,7dの連結が絶たれる。前記モータ側ギヤ7d
は、中間ギヤ7eを介してモータ8の駆動軸8aに設け
られたウォーム8bと連結されている。したがって、ク
ラッチ10を締結させた状態ではモータ8を駆動させれ
ば駆動プーリ7aが回転し、駆動ワイヤ6が送られてス
ライドドア4がスライドする。また、モータ8の駆動を
停止させた状態では駆動伝達機構7の機械的な負荷によ
りスライドドア4のスライドが規制される。一方、クラ
ッチ10を解放させた状態では、上記機械的な抵抗がか
かること無しに手動によりスライドドア4をスライドさ
せることができる。
【0016】なお、前記最終減速ギヤ7bの近傍には、
この最終減速ギヤ7bの回転に応じて、すなわちスライ
ドドア4のスライドに応じてパルスを発生させるエンコ
ーダ11(例えば、公知の接点式二相エンコーダ)が設
けられている。このエンコーダ11は、スライドドア4
の位置を検出する手段として設けられているが、本発明
の実施には全開位置あるいは全開位置の近傍を検出する
ことができればよいから、光センサやその他の位置検出
スイッチなどに代えることも可能である。
【0017】次に、スライドドア4を全開としたときの
開操作を車体側に伝達する本実施の形態における開操作
伝達手段12について説明する。図4は、開操作伝達手
段12を示す図である。スライドドア4に固定した前記
ロアローラブラケット42の先端部に、後述のロアロー
ラとしての各ローラ42a,42b,42cを支持する
ロアローラ取付ブラケット42dが回動軸を中心に水平
方向に揺動可能に取り付けられている。なお、前記ロア
ローラとしては、軸心を水平方向に向けて設けられてド
ア荷重を受ける荷重ローラ42bと、この荷重ローラ4
2bの前後にそれぞれ設けられ、軸心を鉛直方向に向け
て車幅方向の荷重を受けるスラストローラ42a,42
cとが設けられている。
【0018】前記ロアガイドレール2bには、その後端
に、スライドドア4を全開位置にスライドさせたとき
に、前記ロアローラ取付ブラケット42dの後端部に設
けられたバンパラバー42fと当たって、スライドドア
4の開スライドを規制する全開ストッパ2fが設けられ
ている。また、全開ストッパ2fから所定距離だけ車両
前方に離された位置に開操作検出手段としてのマイクロ
スイッチ13が設けられているとともに、このマイクロ
スイッチ13を押圧して投入させるスイッチングレバー
12aが支軸12bを中心に回動自在に設けられてい
る。なお、このスイッチングレバー12aは、通常は図
において実線で示すようにマイクロスイッチ13を投入
しない位置に付勢されている。なお、マイクロスイッチ
13,スイッチングレバー12aは、車体側のロアガイ
ドレール2b部に設けられている。
【0019】前記ロアローラブラケット42の上面に
は、連動レバー取付ブラケット12cが固定され、この
連動レバー取付ブラケット12cに、入力片12dと出
力片12eとにより略L字形状に形成されたドアハンド
ル連動レバー12fが支軸12gを中心に回動可能に設
けられ、前記入力片12dは、連動ワイヤ12hを介し
てスライドドア4のドアハンドル(図示省略)に連結さ
れている。このドアハンドル連動レバー12fは、リタ
ーンスプリング12jにより図において実線で示す初期
位置に付勢され、この初期位置では、スライドドア4を
全開位置に配置させたときに出力片12eが前記スイッ
チングレバー12aとは離間している一方、図外のドア
ハンドルの開操作を行ったときには、この初期位置から
図において想像線で示すように回動して出力片12eが
スイッチングレバー12aに当たってスイッチングレバ
ー12aを回動させる構成となっている。
【0020】図5は前記モータ8およびクラッチ10の
制御を実行するコントロールユニットとしてのオートス
ライドドアコントロールユニット20などを示すブロッ
ク図である。オートスライドドアコントロールユニット
20は、車両に設置され、ROMとRAMを内蔵したマ
イコンを中心として構成されており、サーキットブレー
カ21を介して、前述したモータ8を駆動させるモータ
電源であるバッテリ22に接続されているとともに、電
圧の安定化が図られたマイコン駆動用の電源23に接続
されている。また、前記オートスライドドアコントロー
ルユニット20は、イグニッションスイッチ24に接続
されているとともに、このイグニッションスイッチ24
との間には、図外のシフトレバーのシフトポジションを
検出するシフトポジションスイッチ25、および、図外
のブレーキペダルを踏み込むと投入されるストップラン
プスイッチ26が設けられている。さらに、前記オート
スライドドアコントロールユニット20には、実施の形
態のオートスライドドア装置における作動モードとして
自動モードと手動モードとを切り替えるメインスイッチ
27と、車速を検出する車速センサ28と、後述するス
ライドドアセンサ30と、フィラーリッドが開いたこと
を検出するフィラーリッド開検出スイッチ31と、図外
のパーキングブレーキを作動させたときにONとなるパ
ーキングブレーキスイッチ32と、スライドドア4を自
動で開スライドさせる際に操作を行うスライドドア開ス
イッチ33と、スライドドア4を自動で閉スライドさせ
る際に操作を行うスライドドア閉スイッチ34と、スラ
イドドア4の全閉時にOFFとなりスライドドア4を少
しでも開くとONとなるスライドドアスイッチ35と、
前記マイクロスイッチ13とが接続されている。また、
前記オートスライドドアコントロールユニット20に
は、スライドドア4に内蔵されたクロージャ制御コント
ローラ50へ電力の供給を行う第1出力回路36および
第2出力回路37が前記車体側供給端子18に接続され
ている。
【0021】前記スライドドアセンサ30は、前記エン
コーダ11を含み、このエンコーダ11は、第1パルス
出力30aと第2パルス出力30bとを備え、両パルス
出力30a,30bから出力されるパルス信号は、スラ
イドドア4の移動速度の上昇に伴い周期が短くなるよう
に構成されているとともに、スライドドア4の移動方向
に応じた位相のパルス信号を出力するように構成されて
いる。また、スライドドアセンサ30には、エンコーダ
11の回転数からスライドドア4の速度および位置を検
出するとともに、スライドドア4が全開位置または全閉
位置に達した際に信号を出力する反転検知出力30cお
よびマイコンと電圧をあわせるアースとしてのGNDラ
イン30dが設けられている。なお、前記反転検知出力
30cは、全閉および全開でHi出力し、全閉と全開と
の途中ではLo出力を行うよう構成されている。
【0022】また、前記オートスライドドアコントロー
ルユニット20の出力側には、スライドドア4を自動に
よりスライドさせるときにブザー音を発生させるブザー
29と、スライドドア4をスライドさせる駆動源である
前記モータ8と、前記クラッチ10の締結・解放を切り
替えるクラッチマグネット10mとが接続されている。
なお、前記イグニッションスイッチ24は、オア回路3
8を介してマイコンの割込ポート20pに接続されてお
り、前記オア回路38の他方の端子は、インバータ39
を介して前記スライドドアスイッチ35に接続されてい
る。これにより、前記イグニッションスイッチ24がO
Nとなるかスライドドア4が開かれるかすると、割込ポ
ート20pへの入力がHiとなり、スリーピング状態の
マイクロコンピュータが起動される構成となっている。
これによりイグニッションスイッチ24がOFFの状態
でもスライドドア4が開かれるとマイクロコンピュータ
が起動して、エンコーダ11のパルスをカウントしてス
ライドドア4の位置を検出できる。ちなみに、オートス
ライドドアコントロールユニット20のマイコンは、イ
グニッションスイッチ24がOFFとされるとスリープ
状態に移行されるよう構成されている。
【0023】前記車体側供給端子18から電力供給を受
ける前記クロージャ制御コントローラ50の制御部51
には、車体に設けられた図外のストライカにロックされ
たスライドドア側のラッチ(図示省略)を駆動してロッ
ク状態を解除するラッチ解除アクチュエータ52と、前
記図外のラッチがストライカにロックされる直前のハー
フラッチ状態を検出して作動するハーフラッチスイッチ
53と、前記ラッチのニュートラル状態を検出して作動
するニュートラルスイッチ54と、前記ラッチがストラ
イカにロックされた状態を検出して作動するフルラッチ
スイッチ55と、前記ハーフラッチ状態にあるスライド
ドア4を前記フルラッチ状態まで引き込むスライドドア
クロージャモータ56が接続されている。
【0024】次に、オートスライドドアコントロールユ
ニット20の制御について説明する。本実施の形態で
は、オートスライドドアコントロールユニット20は、
自動開閉制御、アシスト開閉制御、手動開閉制御を実行
する。ここで、自動開閉制御ならびにアシスト開閉制御
は、前記メインスイッチ27がONとなっているときに
実行され、手動開閉制御は、メインスイッチ27がOF
Fとなっているときに実行される。
【0025】まず、前記自動開閉制御は、運転席などに
設けたスライドドア開スイッチ33ならびにスライドド
ア閉スイッチ34の操作に基づいてスライドドア4を自
動的に開スライドおよび閉スライドさせるもので、本実
施の形態では、この自動開閉制御についての詳細な説明
は省略するが、自動開閉制御によりスライドドア4を開
くときの制御を簡単に説明すると、この場合、スライド
ドア開スイッチ33をONとするとモータ8の駆動を開
始するとともにクラッチ10を締結させ、これによりス
ライドドア4が開スライドする。その後、スライドドア
センサ30のエンコーダ11から出力されるパルス変化
が一定値以下となるかまたはモータロック電流を感知
し、かつ、パルスのカウント数が全開位置を示していれ
ば、モータ8を停止させるとともにクラッチ10をデュ
ーティ制御してクラッチ10を締結状態に維持する。し
たがって、スライドドア4は全開位置において駆動伝達
機構7ならびにモータ8の機械的な抵抗によりブレーキ
がかけられたロック状態となる。
【0026】次に、アシスト開閉制御は、乗員が手でス
ライドドア4を開閉する操作を実際に行って、スライド
ドア4のスライドが実際になされ、所定量のスライドが
検出されるとモータ8を駆動させてその後は自動でスラ
イドさせる制御である。また、手動開閉制御は、スライ
ドドア4のスライドに関してはモータ8による駆動を行
うことなく完全に手動により行うときの制御であり、ス
ライドドア4の位置検出のためのパルスカウントや、ス
ライドドア4の全開位置でのクラッチ10の締結などを
行うものである。これらアシスト開閉制御ならびに本実
施の形態の要旨とする手動開閉制御の制御流れについ
て、図6および図7に示すフローチャートに基づいて説
明する。
【0027】図6に示すフローチャートは、スライドド
ア4を開くときのアシスト開閉制御ならびに手動開閉制
御の流れを示す。ステップ101では、メインスイッチ
27がONであるか否かを判定し、ONであればステッ
プ102に進み、OFFであればステップ110に進
む。なお、ステップ102に続く流れがアシスト開閉制
御の流れであり、ステップ110に続く流れが手動開閉
制御の流れである。
【0028】ステップ102では、図外のシフトレバー
のポジションがPレンジであるか、すなわち、シフトポ
ジションスイッチ25がONであるか、またはストップ
ランプスイッチ26がONであるか(フットブレーキに
よる制動を行っているか)、またはパーキングブレーキ
スイッチ32がONであるか(パーキングブレーキによ
る制動を行っているか)を判定し、Pレンジあるいは上
記いずれかのスイッチ25,26,32がONになって
いればステップ103に進み、いずれもOFFであれば
ステップ110に進む。すなわち、アシスト開閉制御
は、車両が停止中のみ実行するもので、上記3つの条件
のいずれかの成立により停止中と見なすものである。ス
テップ103では、ハーフラッチスイッチ53がOFF
であるか否か、すなわちスライドドア4が開かれている
か否か判定し、ハーフラッチスイッチ53がOFFの場
合(スライドドア4が開かれている)はステップ104
に進み、ハーフラッチスイッチ53がONの場合はステ
ップ103を繰り返す。ステップ104では、ドア開方
向のパルスが所定パルス(例えば、2パルス)以上出力
されたか否か、すなわちスライドドア4がごく僅かの所
定量だけ手動で開かれたか否かを判定し、所定量だけ開
かれた場合はステップ105に進む。ステップ105で
は、モータ8を駆動させ、かつ、クラッチ10を締結さ
せ、かつ、ブザー29を所定時間(例えば、0.5秒以
上)鳴らす。すなわち、停車中にスライドドア4が僅か
な所定量だけ手動により開かれたら、ブザー29を鳴ら
すとともに自動でスライドドア4を開く。
【0029】ステップ106では、エンコーダ11から
のパルス変化が一定以下であるか、または、モータロッ
ク電流検知したか否かを判定し、これらの条件を満足し
た場合はステップ107に進む。すなわち、ステップ1
06では、スライドドア4の開スライドが停止されたこ
とを判定している。ステップ107では、エンコーダ1
1のパルスのカウント数が全開位置を示しているか否か
判定し、全開位置である場合はステップ108に進んで
モータ8を停止させるとともに、クラッチ10の締結状
態を維持しつつ、締結状態を維持する電圧を下げるべく
デューティ制御し、一方、全開位置でない場合は、異物
の挟み込みによる開スライドの停止であるとしてステッ
プ109に進んで、モータ8を反転駆動させる。
【0030】上述したステップ102からステップ11
0に進む手動開閉制御の場合には、ハーフラッチスイッ
チ53がOFFであるか否か、すなわちスライドドア4
が開状態であるか否か判定し、開状態である場合ステッ
プ111に進む。ステップ111では、スライドドア4
が開スライドされているか否か判定し、開スライド中で
あればステップ112に進む。ステップ112では、エ
ンコーダ11からのパルスのカウント数が一定値以上で
あるか否か、すなわち全開近傍であるか否か判定し、全
開近傍であればステップ113に進む。なお、このエン
コーダ11からのパルスをカウントし、ステップ112
の処理を実行する部分が、特許請求の範囲の全開近傍検
出手段に相当する。
【0031】次に、ステップ113以降では、手動全開
時制御を実行する。このステップ113では、モータ8
を駆動させるとともに、クラッチ10を締結させ、手動
全開時制御における全開付近制御の実行を開始する。す
なわち、この全開付近制御を実行することにより、駆動
ワイヤ6を引き込む作動が実行される。ステップ114
では、エンコーダ11からのパルス変化が一定以下であ
るか、またはモータロック電流を感知したか否か判定
し、いずれかであればステップ115に進む。ステップ
115では、エンコーダ11からのパルスのカウント数
が全開位置を示しているか否か判定し、全開位置であれ
ばステップ116に進んで、モータ8を停止させるとと
もにクラッチ10の締結状態を維持しつつ締結状態を維
持する電圧を下げるべくデューティ制御する。一方、全
開位置でなければ、ステップ115からステップ117
に進んで、モータ8を停止させるとともに、クラッチ1
0を解放させる。これらステップ114〜117の制御
は、手動全開時制御における全開位置ロック制御であっ
て、スライドドア4が確実に全開位置に配置されたか否
かを判定し、全開位置に配置されていると判定したとき
には、モータ8を停止させるとともに、クラッチ10に
対して締結状態を維持させ、かつ、締結維持電圧を下げ
るデューティ制御を実行してスライドドア4をロックし
た状態として全開位置に規制する。また、スライドドア
4が全開位置に達していない場合には、全開位置に達し
ていないにもかかわらずパルス変化が一定以下または、
モータロック電流を感知したのであるから異物の挟み込
みによる閉スライドの停止など何らかの不具合があると
してモータ8の作動を停止させるとともに、クラッチ1
0を解放させて、手動によるスライドドア4のスライド
が可能な状態とする。
【0032】次に、図7に示すフローチャートにより、
スライドドア4を全開位置から閉じるときの制御の流れ
を説明する。ステップ201では、マイクロスイッチ1
3がONとなったか否か、すなわち図外のドアハンドル
の開操作が成されたか否か判定し、開操作が成された場
合には、ステップ202に進む。ステップ202では、
メインスイッチ27がONとなっているか否か、すなわ
ちアシスト制御を実行するか手動開閉制御を実行するか
を判定し、メインスイッチ27がONとなっている場合
にはアシスト制御を実行すべくステップ203に進み、
メインスイッチ27がOFFとなっている場合には、手
動開閉制御を実行すべくステップ208に進む。このス
テップ208では、クラッチ10を解放する処理を行う
もので、これにより駆動伝達機構7ならびにモータ8に
よる機械的な抵抗が取り除かれてスライドドア4を手動
により閉じることができる。
【0033】一方、アシスト開閉制御の場合は、まず、
ステップ203においてクラッチ10を解放させる処理
を実行する。これによりスライドドア4に対するロック
が解除されて手動による閉スライドが可能となる。続く
ステップ204では、スライドドア4が閉方向に僅かな
所定パルス(例えば、3パルス)分だけスライドしたか
否か、すなわち手動によりスライドドア4が僅かに閉ス
ライドされたか否か判定し、この閉スライドが成された
ときにはステップ205に進む。ステップ205では、
モータ8を閉方向に駆動させ、かつ、クラッチ10を締
結させ、ブザー29を所定の短時間(例えば、0.5
秒)だけ鳴らす。すなわち、これ以後はスライドドア4
が自動的に閉スライドされるものであり、このアシスト
制御の実行が開始されたことをブザー音により操作者に
知らせる。続くステップ206では、ハーフラッチスイ
ッチ53がONであるか否か、すなわちスライドドア4
がロックされる全閉近傍まで閉じられたか否か判定し、
閉じられたらステップ207に進む。このステップ20
7では、モータ8を停止させるとともにクラッチ10を
解放させる。また、この時点で、クロージャ制御コント
ローラ50の作動に基づいてスライドドア4が引き込ま
れて完全にロックされる。なお、運転席に設けられたス
ライドドア開スイッチ33、スライドドア閉スイッチ3
4の操作による自動開閉制御フローは、図示は省略して
あるが、スライドドア開スイッチ33をONするとモー
タ8が駆動し、クラッチ10を締結し、ブザー29を短
時間鳴らして自動スライド開する。以後、全開位置に達
すると、モータ8を停止し、クラッチ10をデューティ
制御するまでの制御は、前記アシスト開閉制御によるス
ライドドア開時と同様に行われる。また、スライドドア
閉スイッチ34をONすると、モータ8を駆動し(この
時クラッチ10は締結されている)、ブザー29を短時
間ならして自動スライド閉する。以後、全閉位置に達す
ると、モータ8を停止させクラッチ10を解放する。
【0034】本実施の形態の作動を説明する。 ア)アシスト開閉制御によるスライドドア開時 スライドドア4を全閉としているときには、ステップ2
06,207の制御に基づきクラッチ10は解放されて
いる。したがって、図外のドアハンドルを操作してドア
ロックを解除すると、スライドドア4を手動により開ス
ライドさせることができる。ここで、メインスイッチ2
7がONとなっている状態では、アシスト開閉制御が実
行され、上記手動によるスライドドア4の開スライド量
が僅かな量である所定量を越えると、ステップ101→
102→103→104→105の流れに基づいて、ブ
ザー29が短時間鳴ってアシスト開閉制御を実行するこ
とを操作者に知らせながら、モータ8を開方向へ駆動さ
せるとともにクラッチ10を締結し、スライドドア4の
開スライドが自動で成される。そして、スライドドア4
が全開位置に達し、バンパラバー42fが全開ストッパ
2fに当たって開スライドが規制されると、パルス変化
が一定値以下となるとともに、モータ8に対してロック
電流が流れ、また、エンコーダ11の出力パルスも全開
位置を示すパルス数となり、ステップ105→106→
107→108の流れとなって、モータ8の駆動が停止
され、かつクラッチ10は締結された状態でデューティ
制御が実行されて締結維持電圧を下げる。これにより、
スライドドア4は、クラッチ10の締結に基づく駆動伝
達機構7ならびにモータ8の機械的抵抗によりロックさ
れた状態となる。したがって、スライドドア4の全開時
には、車両が坂道に停車するなどしてスライドドア4に
対して閉方向に力が加わっても、スライドドア4は閉方
向にスライドすることがない。また、この時、クラッチ
10に対してデューティ制御に基づいて電源電圧に応じ
て必要最低限の電力を消費(例えば、05A程度)する
ようになっているため、電力消費を抑えてバッテリ上が
りなどの不具合が生じるのを防止することができる。
【0035】なお、上述のアシスト開閉制御時に、異物
の挟み込みなどがあって、スライドドア4が全開位置に
達する前にスライドドア4の開スライドが停止したり、
極めて低速になったりした場合は、ステップ106→1
07→109の流れとなって、モータ8が反転駆動して
閉方向に駆動し、スライドドア4は閉スライドを行っ
て、挟み込みを解消する。
【0036】イ)アシスト開閉制御によるスライドドア
閉時 スライドドア4を全開としているときには、ステップ1
08あるいは116の処理に基づいてクラッチ10はデ
ューティ制御により締結され、スライドドア4は、全開
位置にロックされている。そこで、図外のドアハンドル
の開操作を行うと、図4において連動ワイヤ12hがド
アハンドル連動レバー12fを引っ張り、このドアハン
ドル連動レバー12fがスイッチングレバー12aを叩
いて回動させ、マイクロスイッチ13が投入される。こ
こで、メインスイッチ27がONとなっている状態で
は、アシスト開閉制御が実行され、まず、クラッチ10
が解放されて手動によるスライドドア4の閉スライドが
可能となる。そして、手動によりスライドドア4を僅か
に閉スライドさせてそのスライド量が所定量を越える
と、ステップ201→202→203→204→205
の流れに基づいて、ブザー29が短時間鳴ってアシスト
開閉制御を実行することを操作者に知らせながら、モー
タ8を閉方向へ駆動させるとともにクラッチ10を締結
し、スライドドア4の閉スライドが自動で成される。そ
して、スライドドア4が全閉位置に達し、ロック装置が
ハーフラッチ状態となると、ステップ206→207の
流れに基づいてモータ8の駆動が停止されるとともに、
クラッチ10が解放される。
【0037】ウ)手動開閉制御によるスライドドア開時 スライドドア4を全閉状態から開スライドさせる場合、
メインスイッチ27がOFF状態としておくことが前提
となる。このメインスイッチ27のOFF状態では、図
外のドアハンドルを操作してロックを解除してスライド
ドア4を開スライドさせ、さらにスライドドア4が全開
位置付近に達した時点で、手動全開時制御における全開
付近制御が実行されてモータ8が駆動されるとともにク
ラッチ10が締結され、このモータ8の駆動は、駆動プ
ーリ7aの回転がほぼ停止するまで、すなわち、スライ
ドドア4が完全に全開状態となるとともに、駆動ワイヤ
6の弛みもなくなって駆動プーリ7aの回転が停止する
まで成される(ステップ112→113→114→11
5→116の流れ)。その後、全開位置ロック制御が実
行されて、クラッチ10がデューティ制御に基づいて低
消費電力で締結状態が維持される。
【0038】したがって、スライドドア4の手動による
開スライドを行って、駆動ワイヤ6に弛みが生じたとし
ても、この弛みがモータ8により巻き取られて弛みが解
消され、よって、クラッチ10の締結により駆動伝達機
構7ならびにモータ8の機械的抵抗をスライドドア4に
与えることで、全開位置にスライドドア4を保持するこ
とができる。これにより、スライドドア4が駆動ワイヤ
6の弛みを原因として全開位置から閉方向に移動するこ
とが無く、よって、開操作伝達手段12の作動が確実に
なり、すなわち、図外のドアハンドルの動きがドアハン
ドル連動レバー12fを介してスイッチングレバー12
aに確実に伝達できる状態を維持できる。よって、従来
のように、駆動ワイヤ6の弛みによりスライドドア4が
全開位置から移動して、ドアハンドル連動レバー12f
がスイッチングレバー12aに対して空振りする位置に
移動してしまって、図外のドアハンドルの開操作を検出
できなくなる不具合の発生を防止することができる。
【0039】エ)手動開閉制御によるスライドドア閉時 手動によりスライドドア4を全開位置から閉じる場合、
まず、ドアハンドルの閉操作を行うと、この操作に連動
してドアハンドル連動レバー12fがスイッチングレバ
ー12aを回動させ、マイクロスイッチ13が投入され
てる。このマイクロスイッチ13の投入により、クラッ
チ10が解放される(ステップ201→202→208
の流れに基づく)。したがって、スライドドア4に対す
るスライド規制が解かれ、スライドドア4を閉方向に手
動でスライドさせることができる。この時、スライドド
ア4は、チェック手段である板ばねなどから成るチェッ
クスプリングなどを乗り越えることがないから、軽い操
作力で閉スライドさせることができる。その後、スライ
ドドア4を全閉位置近傍まで手動でスライドさせてハー
フラッチスイッチ53が投入されるとクロージャ制御コ
ントローラ50の制御に基づいてフルロック状態までス
ライドドア4が自動的に引き込まれる。
【0040】以上説明したように、本実施の形態では、
駆動伝達機構7にクラッチ10を設け、スライドドア4
側とモータ8側とを連携させたり、この連携を絶ったり
できるようにして、スライドドア4を自動開閉したり手
動開閉したりと2通りの開閉を行うことができ、使い勝
手の向上を図ることができる。しかも、このように手動
開閉を可能とする構成において、スライドドア4を全開
としたときにクラッチ10を締結させて駆動伝達機構7
ならびにモータ8の機械的な抵抗に基づいてスライドド
ア4のスライドを規制するようにしたため、チェックス
プリングのようなチェック力により全開位置を規制する
構成に比べて、チェックスプリングを乗り越えることが
無く、このチェック力がスライドドア4を全開位置から
閉スライドさせるときに操作を行う人の負荷とならずに
操作性に優れるという効果を得ることができる。さら
に、このようにクラッチ10の締結によりスライドドア
4を全開位置にロックして操作性に優れる構成におい
て、クラッチ10の締結維持時に電源電圧に応じてデュ
ーティ制御を行うようにして消費電力を抑えることがで
きるという効果が得られる。
【0041】また、上述のように手動開閉を可能とする
とともに、クラッチ10の締結により全開位置のロック
を行って、操作性に優れた構成でありながら、手動によ
りスライドドア4を開スライドさせた際には、全開位置
の近傍に達した時点で手動全開時制御における全開付近
制御を実行するとともに、その後、全開位置に達した時
点で全開制御を実行し、モータ8を駆動させて駆動ワイ
ヤ6に弛みが残らないようにしたため、従来のように駆
動ワイヤ6の弛みを原因として、閉操作伝達手段12が
伝達不能となってドアハンドルの閉操作を検出不能にな
るという不具合の発生を防止できる。
【0042】以上、図面により実施の形態について説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例え
ば、駆動伝達機構7は、モータ8の駆動力を駆動ワイヤ
6に伝達できる手段であれば実施の形態に示したものに
限られない。また、スライドドア4を全開位置としたと
きに閉操作を伝達する手段も、要は、車体側に設けた閉
操作検出手段に操作力を伝達できる構成であれば実施の
形態で示した構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態のオートスライドドア装置を
示す説明図である。
【図2】実施の形態のオートスライドドア装置を搭載し
た車両の斜視図である。
【図3】実施の形態の要部の平面図である。
【図4】実施の形態の要部の平面図である。
【図5】実施の形態のオートスライドドアコントロール
ユニットを示すブロック図である。
【図6】実施の形態の制御流れを示すフローチャートで
ある。
【図7】実施の形態の制御流れを示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 車両 2 乗降用開口部 2a アッパガイドレール 2b ロアガイドレール 2c リアガイドレール 2f 全開ストッパ 3 ステップ 4 スライドドア 5 クロージャユニット 6 駆動ワイヤ 6a ドア取付部 6b,6c ガイドプーリ 7 駆動伝達機構 7a 駆動プーリ 7b 最終減速ギヤ 7c プーリ側ギヤ 7d モータ側ギヤ 7e 中間ギヤ 8 モータ 8a 駆動軸 8b ウォーム 9 テンション機構 9a ベース 9b,9c ガイドプーリ 9d 支軸 9e ガイド長孔 9f テンションプーリ 9g 支持ロッド 9h スプリング 9j ストッパロッド 9k ボルト穴 10 クラッチ 10m クラッチマグネット 11 エンコーダ 12 開操作伝達手段 12a スイッチングレバー 12b 支軸 12c 連動レバー取付ブラケット 12d 入力片 12e 出力片 12f ドアハンドル連動レバー 12g 支軸 12h 連動ワイヤ 12j リターンスプリング 13 マイクロスイッチ 17 ピラー 18 車体側供給端子 20 オートスライドドアコントロールユニット 20p 割込ポート 21 サーキットブレーカ 22 バッテリ 23 電源 24 イグニッションスイッチ 25 シフトポジションスイッチ 26 ストップランプスイッチ 27 メインスイッチ 28 車速センサ 29 ブザー 30 スライドドアセンサ 30a パルス出力 30b パルス出力 30c 反転検知出力 30d ライン 31 フィラーリッド開検出スイッチ 32 パーキングブレーキスイッチ 33 スライドドア開スイッチ 34 スライドドア閉スイッチ 35 スライドドアスイッチ 36 出力回路 37 出力回路 38 オア回路 39 インバータ 50 クロージャ制御コントローラ 41 アッパローラブラケット 42 ロアローラブラケット 42a スラストローラ 42b 荷重ローラ 42c スラストローラ 42d ロアローラ取付ブラケット 42f バンパラバー 43 リアローラブラケット 44 ドア側受給端子 51 制御部 52 ラッチ解除アクチュエータ 53 ハーフラッチスイッチ 54 ニュートラルスイッチ 55 フルラッチスイッチ 56 スライドドアクロージャモータ 62 ガイドチューブ 63 取付ブラケット
フロントページの続き Fターム(参考) 2E052 AA09 BA02 CA06 DA00 DA01 DA03 DA08 DB00 DB01 DB03 DB08 EA16 EB01 EC01 GA03 GA06 GA08 GA10 GB06 GB12 GB13 GC02 GC03 GC05 GC06 GD00 GD03 GD09 HA01 KA01 KA02 KA06 KA10 KA13 KA15 KA16 KA27 LA09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライドドアが車体に開閉スライド可能
    に支持され、 前記スライドドアには、駆動ワイヤが接続され、 この駆動ワイヤにモータの駆動力を伝達する駆動伝達機
    構が設けられ、 この駆動伝達機構の途中には、モータとスライドドアと
    を接続させた締結状態と、モータとスライドドアの接続
    を絶った解放状態とに切り替えるクラッチが設けられ、 前記モータを駆動させるとともにクラッチを締結させ
    て、前記スライドドアを全閉位置から全開位置へ、また
    全開位置から全閉位置へ自動でスライドさせる自動開閉
    制御を実行するとともに、クラッチを解放させて手動に
    よる開閉スライドを可能とする手動開閉制御を実行する
    コントロールユニットが設けられ、 前記駆動ワイヤに対して所定のテンションを与えてスラ
    イドドアのスライド時における駆動ワイヤ部材の弛みを
    防止するテンション機構が設けられているオートスライ
    ドドア装置において、 前記スライドドアが手動により全開位置近傍まで開かれ
    たことを検出する全開近傍検出手段が設けられ、 前記コントロールユニットは、前記全開近傍検出手段が
    スライドドアの全開位置近傍を検出したら、モータを開
    方向に駆動させるとともにクラッチを締結させ、駆動ワ
    イヤを全開方向に引く全開時制御を実行することを特徴
    とするオートスライドドア装置。
  2. 【請求項2】 前記コントロールユニットの入力手段と
    して閉操作検出手段が車体側に設けられ、 前記スライドドアが全開位置に配置されたときのみに機
    械的連携状態となって閉操作が成されたときにこの閉操
    作を前記閉操作検出手段伝達する閉操作伝達手段が設け
    られていることを特徴とする請求項1に記載のオートス
    ライドドア装置。
  3. 【請求項3】 前記コントロールユニットは、前記全開
    時制御にあっては、スライドドアが全開位置まで達した
    ら、モータの駆動を停止させるとともにクラッチの締結
    状態を維持させてスライドドアを全開位置でロックさせ
    る全開位置ロック制御を実行し、その後、閉操作検出手
    段が閉操作を検出したときに、クラッチを解放させてス
    ライドドアの全開位置ロック制御を解除する構成である
    ことを特徴とする請求項2に記載のオートスライドドア
    装置。
  4. 【請求項4】 前記コントロールユニットは、前記全開
    位置ロック制御においてクラッチの締結状態を維持させ
    るにあたり、クラッチに対する出力をデューティ制御し
    てクラッチ締結保持電圧を電源電圧よりも低電圧とする
    ことを特徴とする請求項3に記載のオートスライドドア
    装置。
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