JP2001328554A - 車両の後輪直進位置設定方法及び操舵制御機構 - Google Patents

車両の後輪直進位置設定方法及び操舵制御機構

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JP2001328554A JP2000147660A JP2000147660A JP2001328554A JP 2001328554 A JP2001328554 A JP 2001328554A JP 2000147660 A JP2000147660 A JP 2000147660A JP 2000147660 A JP2000147660 A JP 2000147660A JP 2001328554 A JP2001328554 A JP 2001328554A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同位相操舵状態から2輪操舵状態を経て逆位
相操舵までを可能とする4輪操舵走行車両において、操
舵切替における後輪直進位置を正確に設定する。 【解決手段】 2輪操舵、逆位相操舵、同位相操舵を行
う車両において、4輪走行車両の前ステアリング機構2
0・後ステアリング機構21に連係され、2輪操舵状態
と4輪操舵状態とを切替える切替機構22を有し、該切
替機構22に操舵切替状態を検出するラック位置検出セ
ンサ11を設け、まず後輪8が直進可能となるように後
輪8の舵角を中立状態に操作及び調整し、次いで該中立
状態における該ラック位置検出センサ11からの検出信
号を、制御回路47に内装される該メモリ56に後輪直
進位置での検出信号として記憶させ、後輪直進位置を制
御回路47によって判別可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2輪操舵、逆位相
操舵、同位相操舵を行う操舵制御方法及び操舵制御機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、農用作業等に用いられる走行
車両では、圃場等における作業性と一般道路における走
行性能の両者を向上させる目的で、前輪のみの操舵、逆
位相操舵、同位相操舵の操舵方式の切替えが行われてい
る。たとえば、果樹園などでは、旋回半径を小さくする
ためには逆位相操舵が好ましく、崖際や溝際などからの
脱出時には、同位相操舵が好ましく、また、一般道路の
走行においては、高速時の安定走行の面から、2輪操舵
が適している。
【0003】例えば、特開平7−96853号公報に
は、操舵方式を切り換える技術の一例が示されており、
この技術においては、ステアリング操作に応じて前後に
傾動可能な傾動部材を設け、該傾動部材と前ステアリン
グ機構及び後ステアリング機構との連結位置を、傾動部
材の傾動軸に対する上下関係において調整することによ
り、前記の逆位相操舵、同位相操舵、2輪操舵との間の
切り換えを図っている。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】従来では、同位相
操舵状態から2輪操舵状態を経て逆位相操舵までを可能
とする4輪操舵走行車両において、操舵切替における後
輪直進位置を正確に設定することが考慮されなかった。
なおここで後輪直進位置とは、後輪が操舵されない状
態、すなわち2輪操舵状態となる操舵切替位置のことを
示す。特に操舵切替装置における操舵切替機構が無段切
替方式を利用している場合には、操縦者が手動で正確な
後輪直進位置への操舵切替操作を行うことは、ほとんど
不可能なことであった。僅かでも後輪直進位置からずれ
た操舵切替操作が行われる場合には、それは通常の2輪
走行車両の操舵状態とは異なり、微妙に後輪に舵角が存
在する状態となる。このとき操縦者が直進を意図して
も、車両自体は徐々に該舵角方向にずれて進んでいくの
である。そして操縦者が直進を継続したい場合は、度々
ステアリングホィールの操作によって、このずれを修正
することを強いられるのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、請求項1においては、4輪走
行車両の前後のステアリング機構に連係され、2輪操舵
状態と4輪操舵状態とを切替える4輪操舵切替機構を有
し、該4輪操舵切替機構に操舵切替状態の検出手段を設
けたことを特徴とする車両の操舵制御機構。
【0006】請求項2においては、前記2輪操舵状態と
4輪操舵状態との切替え制御や舵角制御や警報装置の制
御を行う制御回路を備えたものである。
【0007】請求項3においては、前記4輪操舵切替機
構は、前記前ステアリング機構と連結するシフタケース
と、後ステアリング機構と連結され、該シフタケース内
に嵌入される移動体とから構成されるものである。
【0008】請求項4においては、前記移動体は、該シ
フタケース延設方向に沿ってアクチュエータにより円弧
の軌跡を描くように摺動可能であるものである。
【0009】請求項5においては、前記移動体一側はラ
ック状に歯が構成されるものである。
【0010】請求項6においては、操舵切替時に前記ア
クチュエータの駆動指令を発しても、前記移動体が規定
時間内に目的位置まで移動しない場合、警報装置を作動
させるものである。
【0011】請求項7においては、前記検出センサと接
続する配線が切断された場合は、警報装置を作動させる
ものである。
【0012】請求項8においては、前記警報装置を作動
させると同時に前記アクチュエータの駆動を停止するも
のである。
【0013】請求項9においては、前記移動体がシフタ
ケースに対して操舵切替時以外で摺動すると、警報装置
を作動させるものである。
【0014】請求項10においては、前記移動体が操舵
切替時以外で摺動すると、元の位置に戻すように前記ア
クチュエータを制御するものである。
【0015】請求項11においては、前記検出手段を回
転変位型センサとするものである。
【0016】請求項12においては、前記移動体が回転
式アクチュエータで位置変更されるものである。
【0017】請求項13においては、前記アクチュエー
タの駆動経路中に前記検出手段の検知部を連結するもの
である。
【0018】請求項14においては、前記検出手段の検
知部は360度以下の回転となるように減速機構に連結
するものである。
【0019】請求項15においては、2輪操舵、4輪逆
位相操舵、4輪同位相操舵の切替操作及び、4輪操舵に
おける前後輪間の舵角比変更操作を、複数のスイッチに
よって行うものである。
【0020】請求項16においては、走行変速操作装置
と、2輪操舵、逆位相操舵、同位相操舵の操舵切替を行
う切替手段と、操舵状態を検出する操舵検出手段とを制
御回路に接続し、4輪操舵かつ高速変速にセットした状
態で始動すると、切替手段を2輪操舵に変更するもので
ある。
【0021】請求項17においては、走行変速操作装置
と、操舵状態を検出する操舵検出手段と、警報装置とを
制御回路に接続し、4輪操舵かつ高速変速とした場合
に、該警報装置を作動させるものである。
【0022】請求項18においては、走行変速操作装置
と、操舵状態を検出する操舵検出手段と、高速変速牽制
用アクチュエータとを接続し、4輪操舵状態では該牽制
用アクチュエータを作動させて、走行変速操作装置に設
けられている走行変速操作部材の高速走行への移行を不
能とするものである。
【0023】請求項19においては、請求項2から請求
項14のいずれかに記載の車両において、まず後輪が直
進可能となるように後輪の舵角を中立状態に操作及び調
整し、次いで該中立状態における前記検出手段からの検
出信号を、前記制御回路に内装される記憶装置に後輪直
進位置での検出信号として記憶させ、後輪直進位置を制
御回路によって判別可能とするものである。
【0024】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例を説明する。
図1は本発明に係わる走行車両の側面一部断面図、図2
は同じく平面一部断面図、図3は本発明の切替機構の拡
大平面断面図、図4は同じく拡大側面断面図、図5は操
舵モードパネル及び各スイッチを示す平面図、図6は逆
位相操舵時における前後輪間の舵角比切替状態を示す説
明図、図7は直線走行時の各ステアリング要素の位置関
係の説明図、図8は2輪操舵時の各ステアリング要素の
位置関係の説明図、図9は逆位相操舵時の各ステアリン
グ要素の位置関係の説明図、図10は同位相操舵時の各
ステアリング要素の位置関係の説明図、図11は第一・
第二実施例での制御ブロック図、図12は後輪直進位置
設定方法を示すフローチャート、図13は第三実施例で
の4輪操舵モード時での副変速レバー「高」切替防止機
構を示す説明図、図14は第三実施例での制御ブロック
図である。
【0025】まず、本発明に関わる走行車両の全体構成
について、図1、図2により説明する。運転席シート2
6及びミッションケース35を搭載した車体フレーム1
6の前部と後部にはそれぞれ前差動装置27、後差動装
置28を配設し、該前差動装置27と後差動装置28か
らそれぞれ左右に突出した前アクスルケース29、後ア
クスルケース30にそれぞれ支持した車軸には、左右一
対の前輪7及び左右一対の後輪8を取り付け、前差動装
置27、後差動装置28と前記ミッションケース35と
はユニバーサルジョイント31で連結し、前輪7・後輪
8を駆動する構成としている。
【0026】前記運転席シート26の前方の車体フレー
ム16にはステアリングホイール1が回動可能に装着さ
れ、該ステアリングホイール1のハンドル軸の基部には
パワーステアリング装置を構成する制御バルブが配置さ
れ、該制御バルブは車体中央下部に配置した油圧シリン
ダ9と連結されており、ステアリングホイール1の回動
操作で油圧の吐出が制御されて、該油圧シリンダ9のシ
リンダロッド10が伸縮するようにしている。該シリン
ダロッド10の前端はシリンダロッド10の伸縮により
回動可能なシフタケース18の後部に連結され、該シフ
タケース18の前部は前リレーロッド23を介して前輪
の前ステアリング機構20に連係されている。また、前
記シフタケース18内に摺動可能に装入された移動体と
なるラック13から後方には後リレーロッド24が突出
され、該後リレーロッド24は後輪8の後ステアリング
機構21に連係されている。これら前後ステアリング機
構21・22により、シフタケース18の回動をそれぞ
れ左右の前輪7及び左右の後輪8へ伝達して、前輪7及
び前輪8の向きを制御する構成としている。
【0027】すなわち、前記前ステアリング機構20
は、前リレーロッド23の前端部に連結して前リレーロ
ッド23の前後方向変位に伴って支持軸37の回りを揺
動する前ベルクランク2と、該前ベルクランク2から左
右に延出する左右のタイロッド4と、それぞれ左右の前
輪7に連結し各タイロッド4の左右方向変位に伴って回
動軸39の回りを揺動して左右の前輪7の向きを変える
前ナックルアーム33とを有しており、シフタケース1
8が回動すると、前リレーロッド23が前後方向に変位
して左右の前輪7の向きが変わる。また、前記後ステア
リング機構21は、前ステアリング機構20と同様に、
後リレーロッド24の後端部に連結して後リレーロッド
24の前後方向変位に伴って支持軸38の回りを揺動す
る後ベルクランク3と、該後ベルクランク3から左右に
延出する左右のタイロッド5と、それぞれ左右の後輪8
に連結し各タイロッド5の左右方向変位に伴って回動軸
40の回りを揺動して左右の後輪8の向きを変える後ナ
ックルアーム34とを有している。このため後述するよ
うに、シフタケース18の回動中心と後リレーロッド2
4の前端とが一致する場合(支軸25aが、シフタケー
ス18の回動支点軸36と同軸上に位置する)を除い
て、シフタケース18が回動すると、後リレーロッド2
4が前後方向に変位し、左右の後輪の向きが変わるので
ある。
【0028】次に、前記シフタケース18を含んだ操舵
方式の切替機構22の構造について、図3、図4、図1
1により説明する。シフタケース18は、平面視にて半
円形状のシフタケース前部18aと左右が後方に湾曲し
た弓形形状のシフタケース後部18bとからなり、該シ
フタケース後部18bはステアリング操作具であるステ
アリングホィール1を直進とした状態で、後リレーロッ
ド24の後枢支軸24aを中心とした円弧形状としてい
る。そして、該シフタケース後部18bの略左右中央の
上面及び下面には上回動支点軸36a、下回動支点軸3
6bがそれぞれ固設され、該上下回動支点軸36a、3
6bからなる回動支点軸36は、車体フレーム16に対
し回動自在に軸支されている。
【0029】前記シフタケース後部18b内にはラック
13を配設している。該ラック13は、前記後枢支軸2
4aを中心とするギヤの外周部の一部を略矩形に切取っ
た形状であり、ラック状に歯が設けられている。そして
前記シフタケース後部18bの円弧形状に一致して、該
円弧の軌跡を描くように摺動が可能である。該ラック1
3には支軸25a・41a・42aを上下方向に固設
し、該支軸41a・42aの上下端にはベアリングから
なるローラ41・42を設け、該ローラ41・42をシ
フタケース後部18b内に形成した上下のレール溝19
に摺動自在に嵌合している。なお、シフタケース18全
体は上下に2分割できるようにし、各部材の組み込みや
微調整が容易かつ迅速に行えるようにしている。
【0030】前記シフタケース前部18aの側部には、
後述する操舵状態の切替手段として機能するモータ6が
固設され、該モータ6の出力軸6aはシフタケース前部
18a内部まで延出され、該出力軸6aの先部にウォー
ム14が外嵌固定されている。該ウォーム14後方には
中間軸43が上下方向に軸支されており、該中間軸43
の下部にウォームホイール15を固設して前記ウォーム
14と噛合し、また、同じ中間軸43の上下略中央部に
はピニオン12が固設され、該ピニオン12は前記ラッ
ク13と噛合している。
【0031】後述する操舵状態を検出する二つの操舵検
出手段について説明する。前記上回動支点軸36a上方
にはポテンショメータからなる角度検出センサ17が配
置され、上回動支点軸36aの回転よりシフタケース1
8の回動角を検出するようにしている。また、シフタケ
ース前部18aの下部にはポテンショメータよりなるラ
ック位置検出センサ11が配設され、該ラック位置検出
センサ11はその上方のシフタケース前部18a内部に
支持された軸46の角度を検出するようにしており、該
軸46上にはギア45が固設され、該ギア45は前記中
間軸43の上部に固設されたギア44と噛合されてお
り、モータ6による中間軸43の回転数からラック13
がシフタケース18内のどの位置に移動したかを前記ラ
ック位置検出センサ11によって検出することができ
る。
【0032】なお、角度検出センサ17及びラック位置
検出センサ11は、回転変位を検出するセンサであれば
よく、シンクロ、レゾルバ、ロータリエンコーダ等を用
いてもよい。
【0033】同じく、ラック13をシフタケース18内
部で摺動させるアクチュエータとしては回転式アクチュ
エータであれば良く、電動モータに限らず油圧により回
動力を出力するもの、あるいは伸縮運動を出力するアク
チュエータにクランクを用いて回転運動に変換するも
の、などを用いてもよい。
【0034】ギヤ45は、該ギヤ45に噛合するギヤ4
4に対して大径に構成されている。つまり、ギヤ44に
対するギヤ45のギヤ比は1を超える値である。前述し
たように、前記ピニオン12とラック13は噛合してお
り、該ピニオン12の回動によってラック13はシフタ
ケース18内部を左右に摺動する。このとき、ラック1
3がシフタケース18内部を左右に最大限摺動しても、
同時に回動するギヤ45の回動範囲は360度を越えな
いものとなっている。本実施例においては、ラック13
の最大限の左右摺動によって、ギヤ45は120度回動
するものである。後述する後輪直進位置からの回動範囲
は、ラック13の左方の最大限摺動に対して60度、右
方に関しても60度、合計120度である。
【0035】前記構成により、運転席からの操作によっ
てモータ6が駆動されると、ピニオン12が回動され
て、ラック13がシフタケース18内を左右に摺動し、
後リレーロッド24との連結位置(支軸25aの位置)
を変更することができる。このときの位置は前記ラック
位置検出用センサ11によって検知され、制御回路47
にフィードバックされる。
【0036】この支軸25aの位置を決定した後に、ス
テアリングホイール1を回動操作すると、油圧シリンダ
9のシリンダロッド10が伸縮され、シフタケース18
が回動され、支軸25aの位置に応じた操舵方式によ
り、前後輪7、8の向きが変化される。この油圧シリン
ダ9によるシフタケース18の回動角は前記角度検出セ
ンサ17によって検知され、制御回路47にフィードバ
ックされる。
【0037】運転席には図5に示すような操舵モードパ
ネル50が設けられており、各種の操舵モードへの変更
を可能とする操舵モードスイッチが配設されている。左
上より左下に向けて、逆位相大モードスイッチ51、逆
位相中モードスイッチ52、逆位相小モードスイッチ5
3が設けられており、これらのスイッチは4輪操舵逆位
相状態に移行する場合のスイッチ群である。右上には同
位相モードスイッチ54が設けられており、これは4輪
操舵同位相状態に移行する場合のスイッチである。右下
には2輪操舵モードスイッチ55が設けられている。上
記のスイッチは全てプッシュスイッチである。特に本実
施例では操舵モード選定用LED(発光ダイオード)付
のスイッチを用いており、押し操作によりON−OFF
状態切替可能であると同時に発光−消灯するものであ
る。なお、上記スイッチは二つ以上が同時にON状態と
なることはなく、何れか一つのスイッチが選択される場
合には、四つの他のスイッチは全てOFF状態となるも
のである。
【0038】次に、前記操舵モードスイッチの切替によ
る切替機構22の作用について説明する。まず2輪操舵
の場合について説明する。図7、図8に示すように、車
両が一般道路を走行する場合等では、前輪のみの操舵と
する。このときステアリングホィール1の回動操作によ
って前輪7・7のみの操舵を行うためには、前輪の操舵
のためにシフタケース18が回動する場合でも後リレー
ロッド24が前後方向に変位してはならない。つまり、
後リレーロッド24との連結部である支軸25aが、シ
フタケース18の回動支点軸36と同軸上に位置する必
要がある。前記2輪操舵モードスイッチ55を押すこと
でモータ6が駆動され、ラック13を摺動するのであ
る。このモータ6の駆動は前記角度検出センサ17の値
が後輪直進位置を示すようになるまで行われ、支軸25
aをシフタケース18の回動支点軸36と同軸上に位置
させるのである。
【0039】すると図8に示すように、ステアリングホ
イール1の回動操作に伴いシフタケース18が左右回転
すると、前リレーロッド23は前後方向へ変位して前輪
7は左右方向に回動される。これに対し、後リレーロッ
ド24の前端は回転するだけで前後方向に偏位しないの
で後輪8は真っ直ぐの状態を保つ。なお図8は左旋回す
る状態を示す。
【0040】次に、4輪操舵の場合について説明する。
まず4輪操舵逆位相の場合について説明する。車両が防
除作業等のために果樹園等を小回りを確保しながら走行
する場合には旋回半径を小さくするため、逆位相(前輪
の舵角と後輪の舵角が逆向き)操舵を行う。このとき操
舵モードパネル50の左列に位置する逆位相大モードス
イッチ51、逆位相中モードスイッチ52、逆位相小モ
ードスイッチ53の何れかを選択する。逆位相の場合の
大中小の相違は、前輪の舵角に対する後輪の舵角の大き
さを示している。逆位相大モードスイッチ51が選択さ
れる場合は、図6(a)に示すように、前輪7の舵角α
1と後輪8の舵角β1が逆向きかつ、前輪7及び後輪8
の舵角の大きさが等しい状態に移行する。逆位相中モー
ドスイッチ52が選択される場合は、図6(b)に示す
ように、前輪7の舵角α2と後輪8の舵角β2が逆向き
かつ、後輪8の舵角の大きさが前輪7の舵角の大きさよ
り小さい状態に移行する。逆位相小モードスイッチ53
が選択される場合は、図6(c)に示すように、前輪7
の舵角α3と後輪8の舵角β3が逆向きかつ後輪8の舵
角の大きさが逆位相中モードスイッチ52が選択される
場合よりも小さくなる状態に移行する。この逆位相状態
の三段階の選択により、小回りの程度を調整することが
できるのである。
【0041】逆位相操舵が行われれる場合はモータ6が
駆動されて、ラック13が摺動され、後リレーロッド2
4との連結部の支軸25aがシフタケース18内部を右
方に移動するのである。このとき支軸25aが回動支点
軸36に対して右方に移動すればするほど、前輪7の舵
角の大きさに対する後輪8の舵角の大きさは増大する。
支軸25aが回動支点軸36と一致する位置より右方に
移動するにつれ、逆位相小モードスイッチ53が選択さ
れる状態、次いで逆位相中モードスイッチ52が選択さ
れる状態、さらには逆位相大モードスイッチ51が選択
される状態となる。ラック13の位置はラック位置検出
センサ11によって検知され、逆位相大中小のそれぞれ
の設定位置にラック13が摺動されるまで、モータ6を
駆動させるのである。
【0042】このように支軸25aが回動支点軸36に
対して右方に位置する状態でステアリングホィール1を
例えば左に回動すると、図9に示すように、油圧シリン
ダ9が伸長されて、シフタケース18は回動支点軸36
を中心に右回転され、この回動によって前リレーロッド
23は後ろ方向へ引っ張られて前ベルクランク2、左右
のタイロッド4・4、前ナックルアーム33・33を介
して前輪7が左向きに回動される。これに対し、後リレ
ーロッド24は後方に押されて、後ベルクランク3、左
右のタイロッド5・5、後ナックルアーム34・34を
介して後輪8は右向きに回転される。この結果、走行車
両は逆位相操舵となり、旋回半径を小さくできるのであ
る。ステアリングホィール1を右に回動した場合も同様
に逆位相操舵となる。なお図9に示す状態は、前輪7と
後輪8の舵角が逆向きかつ車両に対する前輪7及び後輪
8の舵角の大きさが等しい状態である、逆位相大モード
スイッチ51が選択された場合である。
【0043】次いで、4輪操舵同位相の場合について説
明する。崖際や溝際などから脱出するため、崖への車体
の衝突や溝への脱輪を回避する場合には、車体を旋回さ
せることなく左右方向へ移動させるために、同位相(前
輪の舵角と後輪の舵角が同じ向き)操舵を行う。このと
き操舵モードパネル50右上の同位相モードスイッチ5
4を選択する。同位相操舵が行われる場合はモータ6は
逆位相の場合と逆方向に駆動されて、ラック13を摺動
させ、後リレーロッド24との連結部の支軸25aがシ
フタケース18内部を左方に移動する。ラック13の位
置はラック位置検出用センサ11によって検知され、設
定位置まで摺動されるとモータ6の駆動を停止する。該
設定位置はシフタケース18内部で回動支点軸36に対
して左方に位置し、逆位相大の場合と対称になる位置で
ある。なお、同位相操舵の場合は旋回を行う必要性が認
められないため、前輪7の舵角の大きさと後輪8の舵角
の大きさを等しい操舵状態以外は考慮されていない。し
たがって逆位相の場合に三段階の選択が可能であるのと
異なり、同位相の場合では一段階のみである。同位相モ
ードスイッチ54は、この前輪7の舵角の大きさと後輪
8の舵角の大きさが等しい状態へ移行するべくモータ6
を駆動させるスイッチである。
【0044】この状態でステアリングホィール1を例え
ば左に回動すると、図10に示すように、油圧シリンダ
9が伸長されて、シフタケース18は回動支点軸36を
中心に右回転され、この回動によって前リレーロッド2
3は後ろ方向へ引っ張られて前ベルクランク2、左右の
タイロッド4・4、前ナックルアーム33・33を介し
て前輪7が左向きに回動される。そして、後リレーロッ
ド24は前方に引っ張られて、後ベルクランク3、左右
のタイロッド5・5、後ナックルアーム34・34を介
して後輪8は左向きに回転される。この結果、走行車両
は同位相操舵となり、平行に移動が可能となるのであ
る。ステアリングホィール1を右に回動した場合も同様
に同位相操舵となる。
【0045】後輪直進位置設定について説明する。2輪
操舵状態、すなわち後輪を直進状態とする場合には、通
例まず油圧シリンダ9を伸縮させてシフタケース18を
前輪直進位置にし、次いでモータ6を駆動させてラック
13を後輪直進位置にする。ここでシフタケース18の
前輪直進位置とは、ステアリングホィール1が直進方向
を向いている状態である。また後輪直進位置とは、2輪
操舵モードスイッチ55が選択されて、前記支軸25a
と前記回動支点軸36とが同軸となる状態である。な
お、一旦シフタケース18を前輪直進位置に回動させる
のは、前記ラック13の摺動に関わるモータ6の負担を
軽減するためである。シフタケース18が前輪直進位置
にない場合にラック13が摺動すると、該ラック13の
摺動に伴って後リレーロッド24を同時に前後移動させ
る。そうするとモータ6の回動によって車体を支える後
輪8・8を回動させることになり、モータ6の負担が大
きいものとなるのである。これを回避するための措置で
ある。
【0046】前述したように、ラック13の左右摺動位
置を検出するラック位置検出センサ11及びシフタケー
ス18の回動角を検出する角度検出センサ17はいずれ
もポテンショメータである。ところがこれらのポテンシ
ョメータのシフタケース18への組立誤差、あるいはポ
テンショメータの製造上の精度誤差により、出力値たる
電圧値には、実際の車両ごとに微妙な誤差が生じるもの
である。通例、このような誤差を修正する場合は、車両
内に配設されたポテンショメータの出力電圧値を計測し
ながら、該ポテンショメータ配設位置の修正を行うので
ある。この修正作業は、該ポテンショメータ0回転検出
時の出力電圧値と、操舵切換による後輪中立位置での規
定電圧値とが略一致するまで行う必要がある。しかしな
がら、該出力電圧値と該規定電圧値とを一致させるのは
困難な作業なのである。この困難な位置決め作業を避け
るため、ポテンショメータの組立、精度誤差の大きさに
関わりなく後輪中立位置を特定する手段を用いるのであ
る。すなわち、回動支点軸36と支軸25aとを同軸と
する場所にラック13が位置する場合のポテンショメー
タ出力電圧値を、操舵切替による後輪直進位置での電圧
値として記憶しておき、制御の基準とするのである。以
下、具体的手順について詳述する。
【0047】工場出荷時には図12に示す手順に基づい
て、後輪直進位置設定を行う。まず2輪操舵モードスイ
ッチ55を選択しON状態にして、2輪操舵状態とする
(S1)。このとき、ステアリングホィール1も直進位
置となるように回動させておく。つまりこの操作で、前
記切替機構22による2輪操舵直進状態にするのであ
る。次いで、前後輪直進調整を行う(S2)。ここで、
切替機構22による切替によっては変更不能である要素
の調整を行う。すなわち、切替機構22及びその他車体
構成部品の接続具合の歪み等による車両走行方向の直進
方向とのずれを修正するのである。歪みが生ずる場合は
2輪操舵状態においても後輪の舵角が中立状態となら
ず、左右どちらかに舵角を生じて直進不能状態となって
いるのである。特に、前リレーロッド23やタイロッド
5・5と前ベルクランク2との接続部、後リレーロッド
24やタイロッド5・5と後ベルクランク3との接続部
などでぐらつきが生じやすく、これがずれを生じさせる
大きな原因である。上記の操作が終了した段階で、ラッ
ク位置検出センサ11及び角度検出センサ17のそれぞ
れの出力電圧値を前記制御回路47に入力する(S
3)。そしてその二つの出力電圧値を示す場合がラック
13及びシフタケース18の後輪直進位置であることを
制御回路47内部に設けられている記憶装置である不揮
発性メモリ56に記憶させる。
【0048】上記手順による操作により、精度誤差のあ
るポテンショメータをラック位置検出センサ11あるい
は角度検出センサ17としても、また、該センサの車両
への組立誤差が存在しても、後輪直進位置は制御回路4
7で正しく判別することが出来るのである。つまり、ラ
ック位置検出センサ11の車両への組立誤差や、該ラッ
ク位置検出センサ自体の精度誤差が存在しても、該誤差
のある状態で、制御回路47による後輪直進位置の判定
が、前記S2の処理によって実現された後輪直進状態で
のラック位置検出センサ11による検出信号を基準とし
ているため、基準値と比較した値は前記誤差とは関係が
なく、正確な制御が可能となる。このためシフタケース
18へのポテンショメータの組立誤差や、ポテンショメ
ータ自体の精度誤差を許容することが出来て、コストア
ップの防止をも実現することができる。
【0049】次に、操舵切替インターロック機構につい
て説明する。運転席に配設されている変速操作装置60
には、車両の前進、後進及び停止等の速度段操作を行う
主変速レバーと、前進及び後進時の走行速度レンジを変
更する副変速レバー61とが配設されている。この副変
速レバー61の操作により車両の走行速度は「低」状態
もしくは「高」状態のいずれかに変速される。ここで、
副変速レバー61が「高」状態(高速変速状態)の時に
4輪操舵状態になると、ステアリングホィール1を回動
操作する際に、過剰な急旋回や過剰な平行移動を行って
しまう場合がある。このため本実施例では、後述するよ
うに副変速レバー「高」状態と、4輪操舵状態とが同時
に出現するのを、禁止及び警告によって防止するための
機構が設けられている。
【0050】まず、高速走行変速状態における4輪操舵
モード切替防止機構について説明する。図11に示すよ
うに、変速操作装置60は制御回路47に接続されてお
り、該制御回路47は副変速レバー61が「高」状態に
ある場合には、2輪操舵から4輪操舵への変更を禁止す
るよう制御を行っている。すなわち前記操舵モードパネ
ル50の逆位相大モードスイッチ51、逆位相大中モー
ドスイッチ52、逆位相小モードスイッチ53、同位相
モードスイッチ54がON状態となる4輪操舵モードへ
の移行を不能とする制御を行っている。つまりこのと
き、車両の操縦者がこれらのスイッチを押しても、その
操作は無視されるのである。
【0051】次いで、4輪操舵モード時における高速走
行変速状態への切替防止機構について説明する。図11
に示すように、操縦席に配設されている警報ホーン62
は制御回路47に接続されており、該制御回路47は前
述した4輪操舵状態で副変速レバー61を「高」状態と
する場合には、警報ホーン62を作動させて警告音を発
し、操縦者に警告を与えるのである。加えて、同じく制
御回路47に接続されている前記操舵モードパネル50
の逆位相大モードスイッチ51等のスイッチを高速点滅
させて操縦者に注意を促すのである。この二つの機構に
より、4輪操舵モードかつ高速変速状態が同時に出現す
る状態の発生防止、もしくは早期解消が実現されるので
ある。
【0052】続いて、4輪操舵モード時における高速変
速状態への切替防止機構の別実施例について説明する。
第二実施例では、4輪操舵モード時に副変速レバー61
が「高」状態に移行するべく操作される場合には、図1
1に示すように、制御回路47は前記モータ6を駆動さ
せて、4輪操舵から2輪操舵に自動的に変更するよう構
成している。なお、第二実施例では警報ホーン62は車
両に配設されていない。このため、一旦副変速レバー
「高」状態と、4輪操舵状態とが同時に出現することが
あっても、直ちに自動制御によって2輪操舵状態に移行
することができるのである。
【0053】第三実施例について説明する。図13に示
すように、変速操作装置60にはソレノイド63が内装
されており、ロックバー64を摺動可能に貫設してい
る。このロックバー64の摺動方向は前記副変速レバー
61の回動方向と垂直であり、該ロックレバー64が副
変速レバー64側に摺動する際には、該副変速レバー6
1の進路を妨害して「高」状態となることを不能として
いる。図14に示すように、ソレノイド63は制御回路
47に接続されており、該制御回路47は前述した4輪
操舵状態である場合には、副変速レバー61の「高」状
態移行を不能とするのである。
【0054】また、変速操作装置60での副変速レバー
61の「高」状態を移行を禁止する手段は前記ソレノイ
ド63に限定されるものではない。制御回路47に接続
されて作動し、前述の如く牽制用に用いることが可能な
アクチュエータであるならば、例えばモータを用いてロ
ックバー64のような制御棒を摺動させるようにしても
よい。
【0055】操舵切替に関わるトラブルへの対処機構に
ついて説明する。前述したように、操舵切替を行う場合
にはモータ6を駆動させてラック13を適切な位置まで
摺動させる。モータ6の駆動力は一定であり、ラック1
3の摺動距離に比例して必要時間が決定される。本実施
例においては、後輪直進位置より4輪操舵同位相位置ま
では8秒を要し、同様に後輪直進位置から4輪操舵逆位
相(前記舵角比最大時)までも8秒を要し、同位相より
逆位相(前記舵角比最大時)までは合計の16秒を要す
るものである。
【0056】前記切替機構22は前述したように、モー
タ6の回動によってラック13の摺動を行う無段操舵切
替を実現可能としている。ただし本実施例においては前
述したように、前記操舵モードパネル50上に配設され
ている前記操舵モードスイッチ群による主要な操舵位置
のみを選択可能としている。このため、2輪操舵時に必
要な後輪直進位置の選択を容易にし、かつ作業場で要求
される必要な操舵切替を素早く操縦者が行うことを可能
としているのである。ラック13が後輪8・8を直進方
向に向ける位置にある場合が前述したように後輪直進位
置であり、4輪操舵同位相状態を実現するラック13位
置、同じく逆位相(舵角)大状態を実現するラック13
位置など、操舵モードスイッチのそれぞれに応じたラッ
ク13位置が存在する。これらの本実施例で選択可能な
ラック13位置(つまり5箇所)を以下でポジションと
呼ぶ。
【0057】第一の場合(トラブル発生時)について説
明する。操舵切替時、すなわち操縦者が操舵切替操作を
行ってモータ6を駆動して操舵状態の切替を行う時に、
該操舵切替に要する規定時間が経過してもラック13が
該操舵切替に基づく所定位置まで移動しない場合があ
る。これは、操舵モード変更のため前記制御回路47よ
りモータ6の駆動が指令されても、悪路等で車輪8に高
負荷が加わり、モータ6の出力軸6aが回動できない場
合などである。このような場合は、次のような制御が行
われる。
【0058】図11に示すように、操舵モードパネル5
0上の操舵モードスイッチの選択により制御回路47は
モータ6を回動させる。同時に該操舵モードにおける所
要の想定時間を算出する。そして該想定時間経過直後に
はラック位置検出センサ11の出力電圧値より、ラック
13が該操舵モードにおけるポジションに到達している
かどうかを判定する。そしてラック13が該ポジション
に到達してない場合は、制御回路47は警報装置として
操縦席に配設されている操舵切替異常ランプ65を点灯
させて操縦者に警告すると同時に、モータ6の駆動を停
止させるのである。
【0059】なお、ラック位置検出センサ11の組立誤
差、精度誤差に対応した後輪直進位置の特定は、前述し
たとおりである。他のポジションの特定も、該後輪直進
位置を基準として、ポテンショメータである検出センサ
11の回動角に対する出力電圧値の比に応じて特定され
る。したがって制御回路47は前述のとおり、前記想定
時間と前記出力電圧値との比較からラック13のポジシ
ョンへの到達判定を行うことが出来るのである。
【0060】第二の場合について説明する。ラック位置
検出センサ11の配線が切断されて、ラック13の位置
の制御回路47による検出が不可能となってしまうこと
がある。この場合は、次のような制御を行う。図11に
示すように、ラック位置検出センサ11からの出力信号
が途絶えてしまった場合には、前記切替異常ランプ65
を高速点滅させて操縦者に警告を行うのである。それと
同時にモータ6の駆動を停止して、新たな操舵切替を不
可能とするのである。
【0061】第三の場合について説明する。走行時の振
動などにより、操舵切替を行っていないときに、ラック
13の位置がポジションよりずれてしまうことがある。
この場合は、次のような制御を行う。図11に示すよう
に、制御回路47は常時、操舵モードパネル50上で選
択されている操舵モードスイッチと、ラック位置検出セ
ンサ11の出力電圧値の比較を行っている。このとき振
動等によってラック13の位置がずれ、これに従いラッ
ク位置検出センサ11の出力電圧値がポジションの場合
の出力電圧値から変化した場合には、制御回路47はそ
の時点で選択されている操舵モードスイッチを点滅させ
て操縦者に警告するのである。各ポジションでのラック
位置検出センサ11の出力電圧値は、前述したように制
御回路47で算出されている。なお、操舵モードスイッ
チはいずれも前述したようにLED(ランプ)付のスイ
ッチであり、点滅、点灯が可能で、この場合は警報装置
として機能するものである。またこのとき、制御回路4
7はモータ6の駆動を指令して、ラック13が元のポジ
ションに戻るべく制御を行うのである。この場合、算出
されているポジションでの出力電圧値となるまでモータ
6の駆動が行われる。
【0062】前記三つのいずれの場合においても、トラ
ブル発生時には操縦者に警告することで、操縦者に早期
の対応を促すことができるのである。また、第一及び第
二の場合におけるトラブル発生時には、同時にモータ6
の駆動を停止することにより、操縦者が気が付かずに操
舵異常となる操舵が行われることを防止しているのであ
る。
【0063】
【発明の効果】請求項1記載の如く、4輪走行車両の前
後のステアリング機構に連係され、2輪操舵状態と4輪
操舵状態とを切替える4輪操舵切替機構を有し、該4輪
操舵切替機構に操舵切替状態の検出手段を設けたので、
現在の操舵切替状態に応じた走行や新たな操舵切替が可
能となっている。
【0064】請求項2記載の如く、前記2輪操舵状態と
4輪操舵状態との切替え制御や舵角制御や警報装置の制
御を行う制御回路を備えたので、常時操舵切替状態を検
出センサによって監視しながらそれに応じた操舵制御が
行われ、操縦者の誤操作の防止やトラブル発生時の早急
な対応が実現されるのである。
【0065】請求項3記載の如く、前記4輪操舵切替機
構は、前記前ステアリング機構と連結するシフタケース
と、後ステアリング機構と連結され、該シフタケース内
に嵌入される移動体とから構成されるので、クラッチ等
の断接装置を用いることなく、2輪操舵及び4輪操舵の
切替が可能なのである。
【0066】請求項4記載の如く、前記移動体は、該シ
フタケース延設方向に沿ってアクチュエータにより円弧
の軌跡を描くように摺動可能であるので、操舵状態の切
換が行われて該移動体の位置が変化しても、該移動体と
後輪のステアリング機構とを連係するリレーロッドが引
っ張られたり押し込まれたりすることがない。このた
め、部品寿命の向上に繋がるのである。
【0067】請求項5記載の如く、前記移動体一側はラ
ック状に歯が構成されるので、回転式アクチュエータを
用いてギヤ比を自由に構成することが可能である。この
ため、車輪からの負荷に抗して2輪操舵及び4輪操舵の
切替を行うことが出来るのである。
【0068】請求項6記載の如く、操舵切替時に前記ア
クチュエータの駆動指令を発しても、前記移動体が規定
時間内に目的位置まで移動しない場合、警報装置を作動
させるので、悪路等で後輪に高負荷が加わって操舵切替
が適切に行われない状況を操縦者は警告されるのであ
る。このため、操舵切替が完了したものと操縦者が誤認
して車両が操縦者の意図せぬ走行をする弊害を未然に防
ぐことが出来るのである。
【0069】請求項7記載の如く、前記検出センサと接
続する配線が切断された場合は、警報装置を作動させる
ので、操舵状態の適切な切替が不可能となったことを操
縦者は警告によって知ることが出来るのである。
【0070】請求項8記載の如く、前記警報装置を作動
させると同時に前記アクチュエータの駆動を停止するの
で、適切な操舵切替が不可能となった時点で直ちに、操
縦者によるそれ以上の操舵切替操作を拒絶することがで
きるのである。
【0071】請求項9記載の如く、前記移動体がシフタ
ケースに対して操舵切替時以外で摺動すると、警報装置
を作動させるので、走行時の振動等によって移動体が動
かされて操舵状態が変化した場合には、操縦者は警報に
よってその状態を知ることが出来るのである。
【0072】請求項10記載の如く、前記移動体が操舵
切替時以外で摺動すると、元の位置に戻すように前記ア
クチュエータを制御するので、走行時の振動等によって
生じた操舵状態の変化に直ちに対応することができるの
である。このため操縦者が特別な操作によって改善を図
る必要もなく、操作性の向上に寄与しているのである。
【0073】請求項11記載の如く、前記検出手段を回
転変位型センサとするので、移動体の駆動経路上の回転
軸を利用して該回転軸の回動角を検出して移動体の摺動
距離を計測することができる。単純な構成で摺動体の位
置の検出を行うことが出来て、コストダウンにも繋がる
のである。
【0074】請求項12記載の如く、前記移動体が回転
式アクチュエータで位置変更されるので、ギヤ等を用い
た駆動経路を設けることで前記移動体の摺動機構を構成
することが出来るのである。このため該駆動経路を構成
するギヤ比を変更することで、大きなトルクを生み出す
ことも可能であり、車体を支える車輪の操舵切替を行う
ことを容易としているのである。
【0075】請求項13記載の如く、前記アクチュエー
タの駆動経路中に前記検出手段の検知部を連結するの
で、配設位置が限定されることなく、移動体の摺動量の
検出にもっとも有利な箇所への配設を行うことが出来
る。
【0076】請求項14記載の如く、前記検出手段の検
知部は360度以下の回転となるように減速機構に連結
するので、部材の回動角の検出を容易なものとし、特別
な回動角検出機構を設ける必要がないのである。
【0077】請求項15記載の如く、2輪操舵、4輪逆
位相操舵、4輪同位相操舵の切替操作及び、4輪操舵に
おける前後輪間の舵角比変更操作を、複数のスイッチに
よって行うので、高速走行変速状態にあるときに誤って
操縦者が4輪操舵状態へ移行すべく操作しようとして
も、該操作が拒絶されて未然に防止されるのである。し
かも、規定の操舵状態数と同数のスイッチが設けてある
ため、操縦者の入力拒絶を制御回路内部ではなくスイッ
チの部分で行うことが出来て、スイッチの示す状態と現
実の操舵状態とがアンマッチすることがないのである。
【0078】請求項16記載の如く、走行変速操作装置
と、2輪操舵、逆位相操舵、同位相操舵の操舵切替を行
う切替手段と、操舵状態を検出する操舵検出手段とを制
御回路に接続し、4輪操舵かつ高速変速にセットした状
態で始動すると、切替手段を2輪操舵に変更するので、
操縦者の操作に関わりなく自動的に操舵状態の変更が行
われるのである。このため、特別な回避手段を設ける必
要もないのである。
【0079】請求項17記載の如く、走行変速操作装置
と、操舵状態を検出する操舵検出手段と、警報装置とを
制御回路に接続し、4輪操舵かつ高速変速とした場合
に、該警報装置を作動させるので、操縦者は音声と光源
の点滅によって警告を受けて、回避操作を直ちに行うこ
とが出来るのである。このため、4輪操舵状態かつ高速
変速状態防止のための直接的回避手段を設ける必要もな
いのである。
【0080】請求項18記載の如く、走行変速操作装置
と、操舵状態を検出する操舵検出手段と、高速変速牽制
用アクチュエータとを接続し、4輪操舵状態では該牽制
用アクチュエータを作動させて、走行変速操作装置に設
けられている走行変速操作部材の高速走行への移行を不
能とするので、直接的なロック機構によって操縦者が誤
った操作を行うことを防止しているのである。
【0081】請求項19記載の如く、請求項2から請求
項14のいずれかに記載の車両において、まず後輪が直
進可能となるように後輪の舵角を中立状態に操作及び調
整し、次いで該中立状態における前記検出手段からの検
出信号を、前記制御回路に内装される記憶装置に後輪直
進位置での検出信号として記憶させ、後輪直進位置を制
御回路によって判別可能とするので、次のような効果が
ある。制御回路による後輪直進位置の判定が、前記操作
及び調整によって実現された後輪直進状態での該検出手
段による検出信号を基準としているため、該検出手段の
車両への組立誤差や、該検出手段自体の精度誤差が存在
しても、これらの誤差にまったく影響されることなく、
後輪直進位置を制御回路が正しく判定することが出来る
のである。言い換えると、中立状態での検出信号値が記
憶装置側であらかじめ決められた値である場合には、中
立状態での信号値が該信号値と合致するように微妙な調
整が必要なのであるが、そのような調整を不要としてい
るのである。このため、後輪に舵角が生じて直進が出来
なくなる状態を避けることが出来て、一般道路等での高
速移動時の操作性を向上させることが出来るのである。
また、検出手段として内装される検出センサへの要求性
能を低くしても操舵性に関する効果が期待できるため、
車両製造費用のコストダウンにも繋がるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる走行車両の側面一部断面図であ
る。
【図2】同じく平面一部断面図である。
【図3】本発明の切替機構の拡大平面断面図である。
【図4】同じく拡大側面断面図である。
【図5】操舵モードパネル及び各スイッチを示す平面図
である。
【図6】逆位相操舵時における前後輪間の舵角比切替状
態を示す説明図である。
【図7】直線走行時の各ステアリング要素の位置関係の
説明図である。
【図8】前2輪操舵時の各ステアリング要素の位置関係
の説明図である。
【図9】逆位相操舵時の各ステアリング要素の位置関係
の説明図である。
【図10】同位相操舵時の各ステアリング要素の位置関
係の説明図である。
【図11】シフタケース回動角及びラック位置の制御ブ
ロック図である。
【図12】後輪直進位置設定方法を示すフローチャート
である。
【図13】第三実施例での4輪操舵モード時での副変速
レバー「高」切替防止機構を示す説明図である。
【図14】第三実施例での制御ブロック図である。
【符号の説明】
1 ステアリングホィール 6 モータ 7 前輪 8 後輪 11 ラック位置検出センサ 17 角度検出センサ 13 移動体 18 シフタケース 25a 支軸 36 回動支点軸 47 制御回路 51 逆位相大モードスイッチ 52 逆位相中モードスイッチ 53 逆位相小モードスイッチ 54 同位相モードスイッチ 55 2輪操舵モードスイッチ 56 メモリ 61 副変速レバー 62 警報ホーン 65 切替異常ランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井手 健一 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会 社内 (72)発明者 相沢 宏文 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会 社内 (72)発明者 尾崎 慎右 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会 社内 Fターム(参考) 3D034 CA03 CB04 CC03 CC04 CC12 CC13 CC16 CD12 CD18 CE05 CE09 CE14

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4輪走行車両の前後のステアリング機構
    に連係され、2輪操舵状態と4輪操舵状態とを切替える
    4輪操舵切替機構を有し、該4輪操舵切替機構に操舵切
    替状態の検出手段を設けたことを特徴とする車両の操舵
    制御機構。
  2. 【請求項2】 前記2輪操舵状態と4輪操舵状態との切
    替え制御や舵角制御や警報装置の制御を行う制御回路を
    備えたことを特徴とする請求項1記載の車両の操舵制御
    機構。
  3. 【請求項3】 前記4輪操舵切替機構は、前記前ステア
    リング機構と連結するシフタケースと、後ステアリング
    機構と連結され、該シフタケース内に嵌入される移動体
    とから構成されることを特徴とする請求項1又は請求項
    2記載の車両の操舵制御機構。
  4. 【請求項4】 前記移動体は、該シフタケース延設方向
    に沿ってアクチュエータにより円弧の軌跡を描くように
    摺動可能であることを特徴とする請求項3記載の車両の
    操舵制御機構。
  5. 【請求項5】 前記移動体一側はラック状に歯が構成さ
    れることを特徴とする請求項3記載の車両の操舵制御機
    構。
  6. 【請求項6】 操舵切替時に前記アクチュエータの駆動
    指令を発しても、前記移動体が規定時間内に目的位置ま
    で移動しない場合、警報装置を作動させることを特徴と
    する請求項4または請求項5記載の車両の操舵制御機
    構。
  7. 【請求項7】 前記検出センサと接続する配線が切断さ
    れた場合は、警報装置を作動させることを特徴とする請
    求項4または請求項5記載の車両の操舵制御機構。
  8. 【請求項8】 前記警報装置を作動させると同時に前記
    アクチュエータの駆動を停止することを特徴とする請求
    項6または請求項7記載の車両の操舵制御機構。
  9. 【請求項9】 前記移動体がシフタケースに対して操舵
    切替時以外で摺動すると、警報装置を作動させることを
    特徴とする請求項4または請求項5記載の車両の操舵制
    御機構。
  10. 【請求項10】 前記移動体が操舵切替時以外で摺動す
    ると、元の位置に戻すように前記アクチュエータを制御
    することを特徴とする請求項4、請求項5、請求項9記
    載の車両の操舵制御機構。
  11. 【請求項11】 前記検出手段を回転変位型センサとす
    ることを特徴とする請求項1記載の車両の操舵制御機
    構。
  12. 【請求項12】 前記移動体が回転式アクチュエータで
    位置変更されることを特徴とする請求項4または請求項
    5の車両の操舵制御機構。
  13. 【請求項13】 前記アクチュエータの駆動経路中に前
    記検出手段の検知部を連結することを特徴とする請求項
    4または請求項5記載の車両の操舵制御機構。
  14. 【請求項14】 前記検出手段の検知部は360度以下
    の回転となるように減速機構に連結することを特徴とす
    る請求項11または請求項13記載の車両の操舵制御機
    構。
  15. 【請求項15】 2輪操舵、4輪逆位相操舵、4輪同位
    相操舵の切替操作及び、4輪操舵における前後輪間の舵
    角比変更操作を、複数のスイッチによって行うことを特
    徴とする車両の操舵制御機構。
  16. 【請求項16】 走行変速操作装置と、2輪操舵、逆位
    相操舵、同位相操舵の操舵切替を行う切替手段と、操舵
    状態を検出する操舵検出手段とを制御回路に接続し、4
    輪操舵かつ高速変速にセットした状態で始動すると、切
    替手段を2輪操舵に変更することを特徴とする車両の操
    舵制御機構。
  17. 【請求項17】 走行変速操作装置と、操舵状態を検出
    する操舵検出手段と、警報装置とを制御回路に接続し、
    4輪操舵かつ高速変速とした場合に、該警報装置を作動
    させることを特徴とする車両の操舵制御機構。
  18. 【請求項18】 走行変速操作装置と、操舵状態を検出
    する操舵検出手段と、高速変速牽制用アクチュエータと
    を接続し、4輪操舵状態では該牽制用アクチュエータを
    作動させて、走行変速操作装置に設けられている走行変
    速操作部材の高速走行への移行を不能とすることを特徴
    とする車両の操舵制御機構。
  19. 【請求項19】 請求項2から請求項14のいずれかに
    記載の車両において、まず後輪が直進可能となるように
    後輪の舵角を中立状態に操作及び調整し、次いで該中立
    状態における前記検出手段からの検出信号を、前記制御
    回路に内装される記憶装置に後輪直進位置での検出信号
    として記憶させ、後輪直進位置を制御回路によって判別
    可能とすることを特徴とする車両の後輪直進位置設定方
    法。
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