JP2001316203A - 加熱蒸散殺虫方法 - Google Patents
加熱蒸散殺虫方法Info
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- JP2001316203A JP2001316203A JP2000136931A JP2000136931A JP2001316203A JP 2001316203 A JP2001316203 A JP 2001316203A JP 2000136931 A JP2000136931 A JP 2000136931A JP 2000136931 A JP2000136931 A JP 2000136931A JP 2001316203 A JP2001316203 A JP 2001316203A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、キャンプや庭仕事等の電源のない屋
外の作業時に使用する加熱蒸散殺虫方法に関し、詳しく
は1つの発熱体が設置の仕方によって、二通りの温度ま
たは持続時間を与えることができ、ガスや電気等のエネ
ルギーによらない化学反応熱により殺虫成分を蒸散させ
る安全かつ取り扱いの便利な加熱蒸散殺虫方法を提供す
る。 【構成】本発明の加熱蒸散殺虫方法は、透湿度の差が4
00g/m2・day以上である2枚の多孔質シートで
表裏2面を構成する扁平な袋体に、空気の存在により発
熱する発熱体組成物を封入し、さらにこの発熱体袋体に
殺虫成分を含浸させた素材を接触させるものであり、さ
らに殺虫成分を含浸させた素材を接触させる面を任意に
選択し、他方の面を通気性を有する容器内の底面あるい
は側面に設置することによって、容易に加熱蒸散温度と
その持続時間を設定できるものである。
外の作業時に使用する加熱蒸散殺虫方法に関し、詳しく
は1つの発熱体が設置の仕方によって、二通りの温度ま
たは持続時間を与えることができ、ガスや電気等のエネ
ルギーによらない化学反応熱により殺虫成分を蒸散させ
る安全かつ取り扱いの便利な加熱蒸散殺虫方法を提供す
る。 【構成】本発明の加熱蒸散殺虫方法は、透湿度の差が4
00g/m2・day以上である2枚の多孔質シートで
表裏2面を構成する扁平な袋体に、空気の存在により発
熱する発熱体組成物を封入し、さらにこの発熱体袋体に
殺虫成分を含浸させた素材を接触させるものであり、さ
らに殺虫成分を含浸させた素材を接触させる面を任意に
選択し、他方の面を通気性を有する容器内の底面あるい
は側面に設置することによって、容易に加熱蒸散温度と
その持続時間を設定できるものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はキャンプや庭仕事等の電
源のない屋外の作業時に使用する加熱蒸散殺虫方法に関
し、詳しくはガスや電気等のエネルギーによらない化学
反応熱により殺虫成分を蒸散させる安全かつ取り扱い便
利な加熱蒸散殺虫方法に関する。
源のない屋外の作業時に使用する加熱蒸散殺虫方法に関
し、詳しくはガスや電気等のエネルギーによらない化学
反応熱により殺虫成分を蒸散させる安全かつ取り扱い便
利な加熱蒸散殺虫方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から蚊を含めた刺咬性害虫による虫
刺され防止のために、蚊取線香が使用されているが、こ
れは着火を必要とすることから火災の原因となり、また
人によっては煙が気になるなどの理由により、電気蚊取
マットや液体蚊取といった電気式蚊取器の使用が近年増
加している。
刺され防止のために、蚊取線香が使用されているが、こ
れは着火を必要とすることから火災の原因となり、また
人によっては煙が気になるなどの理由により、電気蚊取
マットや液体蚊取といった電気式蚊取器の使用が近年増
加している。
【0003】これらの電気蚊取器は電源によるヒーター
の加熱により殺虫成分を煙なしに蒸散させるものであ
る。しかしながら、これらの電気蚊取器を使用するため
には交流電圧が必要であり、キャンプ、庭仕事等、屋外
での軽作業の場合では交流電源の使用は困難である。こ
れらを考慮して通気性を有する扁平な袋体に金属粉、
水、触媒、発熱助剤などからなる発熱体組成物を封入し
た、いわゆる使い捨てカイロを熱源とした殺虫方法が特
開昭59−48402号などにより提案されている。
の加熱により殺虫成分を煙なしに蒸散させるものであ
る。しかしながら、これらの電気蚊取器を使用するため
には交流電圧が必要であり、キャンプ、庭仕事等、屋外
での軽作業の場合では交流電源の使用は困難である。こ
れらを考慮して通気性を有する扁平な袋体に金属粉、
水、触媒、発熱助剤などからなる発熱体組成物を封入し
た、いわゆる使い捨てカイロを熱源とした殺虫方法が特
開昭59−48402号などにより提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この使
い捨てカイロを熱源した方式において、発熱温度と持続
時間を制御する方法としては、金属粉、水、触媒、発熱
助剤などからなる発熱体組成物の処方を変更する方法
や、袋体の素材を選択し通気度、透湿度を調節する方法
が考えられるにすぎなかった。いずれの方法においても
基本的に1つの使い捨てカイロは1つの発熱パターン
(最高温度、持続時間)のみしか有さず、一度開封し使
用を始めると、その後の発熱温度と持続時間を調節する
ことは容易に行えなかった。
い捨てカイロを熱源した方式において、発熱温度と持続
時間を制御する方法としては、金属粉、水、触媒、発熱
助剤などからなる発熱体組成物の処方を変更する方法
や、袋体の素材を選択し通気度、透湿度を調節する方法
が考えられるにすぎなかった。いずれの方法においても
基本的に1つの使い捨てカイロは1つの発熱パターン
(最高温度、持続時間)のみしか有さず、一度開封し使
用を始めると、その後の発熱温度と持続時間を調節する
ことは容易に行えなかった。
【0005】そこで本発明は、1つの使い捨てカイロを
熱源に利用し、複雑な手間をかけずに、蒸散させたい殺
虫成分の特性や、空間の広さ等の使用環境に応じて、
(1)高い温度で短時間に蒸散させる場合、あるいは
(2)穏やかな加熱条件でより長い時間加熱できる場合
を任意に選べるという利点を持つ加熱蒸散殺虫方法を提
供することを目的とする。
熱源に利用し、複雑な手間をかけずに、蒸散させたい殺
虫成分の特性や、空間の広さ等の使用環境に応じて、
(1)高い温度で短時間に蒸散させる場合、あるいは
(2)穏やかな加熱条件でより長い時間加熱できる場合
を任意に選べるという利点を持つ加熱蒸散殺虫方法を提
供することを目的とする。
【0006】
【発明が解決しようとするための手段】上記の目的を達
成するために、使い捨てカイロにおいて発熱体組成物を
封入する多孔質シートの物性と発熱温度、持続時間等の
関係につきあらゆる角度から検討した結果、異なる透湿
度を有する多孔質シートを2枚選択し張り合わせた袋体
を用い、置床する際の表裏の方向を変えることによって
異なる発熱体温度が得られることを発見し、本発明を完
成させた。
成するために、使い捨てカイロにおいて発熱体組成物を
封入する多孔質シートの物性と発熱温度、持続時間等の
関係につきあらゆる角度から検討した結果、異なる透湿
度を有する多孔質シートを2枚選択し張り合わせた袋体
を用い、置床する際の表裏の方向を変えることによって
異なる発熱体温度が得られることを発見し、本発明を完
成させた。
【0007】つまり本発明では、発熱体袋体を適度に通
気性のある容器に設置する際に、(1)発熱体袋体の2
面のうち透湿度の低い多孔質シート側を底面あるいは側
面側とし、上面である透湿度の高い多孔質シート側に殺
虫成分を含浸させた素材を接触させ加熱蒸散を行う場
合、あるいは、その逆で(2)袋体の2面のうち透湿度
の高い多孔質シート側を底面あるいは側面側とし、上面
である透湿度の低い多孔質シート側に殺虫成分を含浸さ
せた素材を接触させ加熱蒸散を行う場合の二通りの加熱
蒸散方法が可能となるものである。
気性のある容器に設置する際に、(1)発熱体袋体の2
面のうち透湿度の低い多孔質シート側を底面あるいは側
面側とし、上面である透湿度の高い多孔質シート側に殺
虫成分を含浸させた素材を接触させ加熱蒸散を行う場
合、あるいは、その逆で(2)袋体の2面のうち透湿度
の高い多孔質シート側を底面あるいは側面側とし、上面
である透湿度の低い多孔質シート側に殺虫成分を含浸さ
せた素材を接触させ加熱蒸散を行う場合の二通りの加熱
蒸散方法が可能となるものである。
【0008】(1)の場合、高い温度で短時間に蒸散さ
せることが可能で、(2)の場合、穏やかな加熱条件で
より長い時間加熱でき、使用条件によりいずれかを任意
に選ぶことができる。
せることが可能で、(2)の場合、穏やかな加熱条件で
より長い時間加熱でき、使用条件によりいずれかを任意
に選ぶことができる。
【0009】本発明のうち請求項1は、透湿度の差が4
00g/m2・day以上である2枚の多孔質シートで
袋体の表裏面を構成し、これに空気の存在により発熱す
る発熱体組成物を封入してなる発熱体袋体に、殺虫成分
を含浸させた素材を接触させて該殺虫成分を揮散させる
ようになしたことを特徴とする加熱蒸散殺虫方法に係る
ものである。
00g/m2・day以上である2枚の多孔質シートで
袋体の表裏面を構成し、これに空気の存在により発熱す
る発熱体組成物を封入してなる発熱体袋体に、殺虫成分
を含浸させた素材を接触させて該殺虫成分を揮散させる
ようになしたことを特徴とする加熱蒸散殺虫方法に係る
ものである。
【0010】請求項2の発明は、通気性を有する容器内
に前記発熱体袋体を収納し、この発熱体袋体の片面に殺
虫成分を含浸させた素材を接触させるとともに、該発熱
体袋体の他面を前記容器内の底面あるいは側面側に載置
するようになしたことを特徴とする請求項1記載の加熱
蒸散殺虫方法に係るものである。
に前記発熱体袋体を収納し、この発熱体袋体の片面に殺
虫成分を含浸させた素材を接触させるとともに、該発熱
体袋体の他面を前記容器内の底面あるいは側面側に載置
するようになしたことを特徴とする請求項1記載の加熱
蒸散殺虫方法に係るものである。
【0011】請求項3の発明は、殺虫成分を含浸させた
素材を接触させる発熱体袋体の片面が、透湿度の低い多
孔質シートであり、加熱蒸散時間を長めに設定できるよ
うになしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の加
熱蒸散殺虫方法に係るものである。
素材を接触させる発熱体袋体の片面が、透湿度の低い多
孔質シートであり、加熱蒸散時間を長めに設定できるよ
うになしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の加
熱蒸散殺虫方法に係るものである。
【0012】請求項4の発明は、殺虫成分を含浸させた
素材を接触させる発熱体袋体の片面が、透湿度の高い多
孔質シートであり、加熱温度を高めに設定できるように
なしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱蒸
散殺虫方法についてである。
素材を接触させる発熱体袋体の片面が、透湿度の高い多
孔質シートであり、加熱温度を高めに設定できるように
なしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱蒸
散殺虫方法についてである。
【0013】本発明において使用される多孔質シートと
しては、気密性フィルムに例えばパンチングなどによっ
て多数の微少孔をあけたものなども挙げられるが、例え
ば熱や延伸により無数の微細な孔を形成した合成樹脂性
フィルム、織布、不織布あるいはこれらの2種以上を積
層した積層シートを用いることが好ましい。ここで、使
用される多孔質シートに用いられる合成樹脂性フィル
ム、織布、不織布の素材は特に限定されるものではな
く、従来から発熱体組成物を封入する袋体の素材として
使用されている公知の物を用いればよい。
しては、気密性フィルムに例えばパンチングなどによっ
て多数の微少孔をあけたものなども挙げられるが、例え
ば熱や延伸により無数の微細な孔を形成した合成樹脂性
フィルム、織布、不織布あるいはこれらの2種以上を積
層した積層シートを用いることが好ましい。ここで、使
用される多孔質シートに用いられる合成樹脂性フィル
ム、織布、不織布の素材は特に限定されるものではな
く、従来から発熱体組成物を封入する袋体の素材として
使用されている公知の物を用いればよい。
【0014】この多孔質シートの透湿度は、一般にAS
TM法(E−96−80−D法)で100〜5000g
/m2・dayの範囲にある物が用いられる。100g
/m2・day未満の物では発熱量が小さく、十分な加
熱力が得られないことから好ましくない。一方、500
0g/m2・dayを越えると酸化反応が瞬時に進行し
持続力が得られないなどの弊害が生じるため好ましくな
い。
TM法(E−96−80−D法)で100〜5000g
/m2・dayの範囲にある物が用いられる。100g
/m2・day未満の物では発熱量が小さく、十分な加
熱力が得られないことから好ましくない。一方、500
0g/m2・dayを越えると酸化反応が瞬時に進行し
持続力が得られないなどの弊害が生じるため好ましくな
い。
【0015】本発明では、異なる透湿度を有する多孔質
シートを2枚張り合わせることにより幅方向、および長
手方向に連続して形成した表裏2面を持つ扁平な袋体を
作製する。この際2面を形成する多孔質シートの透湿度
の差は400から4000g/m2・dayであること
が好ましい。透湿度の差が400g/m2・day未満
の場合は、本発明の特徴である袋体の上下面を入れ替え
ることにより生じる加熱蒸散温度およびその持続時間の
違いが十分でなく、一方4000g/m2・dayを越
える場合は性能上問題が多い。
シートを2枚張り合わせることにより幅方向、および長
手方向に連続して形成した表裏2面を持つ扁平な袋体を
作製する。この際2面を形成する多孔質シートの透湿度
の差は400から4000g/m2・dayであること
が好ましい。透湿度の差が400g/m2・day未満
の場合は、本発明の特徴である袋体の上下面を入れ替え
ることにより生じる加熱蒸散温度およびその持続時間の
違いが十分でなく、一方4000g/m2・dayを越
える場合は性能上問題が多い。
【0016】袋体は発熱体組成物を入れてから開放部を
シールすることにより密封したものであればよく、シー
ルの方法としてはヒートシールが一般的であるが、両面
のシートが互いにヒートシールできない素材の場合に
は、両面のシート間にホットメルト系接着剤、ホットメ
ルト系接着フィルムを用いて接着することができる。
シールすることにより密封したものであればよく、シー
ルの方法としてはヒートシールが一般的であるが、両面
のシートが互いにヒートシールできない素材の場合に
は、両面のシート間にホットメルト系接着剤、ホットメ
ルト系接着フィルムを用いて接着することができる。
【0017】本発明の加熱蒸散殺虫方法に用いる熱源は
主として空気中の酸素を利用する発熱反応であり、鉄粉
の酸化熱を利用するのが好適である。この反応は鉄粉、
水、触媒保水剤および反応補助剤の混合物に外気中の酸
素が触れることにより進行する。触媒としては例えば硫
酸金属塩類または金属ハロゲン化物が用いられ、保水剤
としては例えばゼオライト、珪藻土、パーライト、バー
ミキュライトおよび吸水性樹脂が用いられ、反応補助剤
としては例えば活性炭が用いられる。
主として空気中の酸素を利用する発熱反応であり、鉄粉
の酸化熱を利用するのが好適である。この反応は鉄粉、
水、触媒保水剤および反応補助剤の混合物に外気中の酸
素が触れることにより進行する。触媒としては例えば硫
酸金属塩類または金属ハロゲン化物が用いられ、保水剤
としては例えばゼオライト、珪藻土、パーライト、バー
ミキュライトおよび吸水性樹脂が用いられ、反応補助剤
としては例えば活性炭が用いられる。
【0018】請求項5の発明は、空気の存在により発熱
する発熱体組成物が鉄粉と触媒含有水を吸着した粉末と
を主成分とするものである。
する発熱体組成物が鉄粉と触媒含有水を吸着した粉末と
を主成分とするものである。
【0019】本発明では袋体の載置方向によって、殺虫
成分を含浸させた素材を接触させる袋体上面の加熱体温
度が決定され、使用する殺虫成分もその加熱体温度に合
わせて、揮散に適した蒸気圧の殺虫成分を選べばよい。
本発明で用いられる薬剤のうち殺虫成分としては安全性
の高いピレスロイド系化合物が好適である。
成分を含浸させた素材を接触させる袋体上面の加熱体温
度が決定され、使用する殺虫成分もその加熱体温度に合
わせて、揮散に適した蒸気圧の殺虫成分を選べばよい。
本発明で用いられる薬剤のうち殺虫成分としては安全性
の高いピレスロイド系化合物が好適である。
【0020】本発明で用いられるピレスロイド系殺虫剤
としては、下記一般式(I)で示されるフッ素置換ベン
ジルアルコールエステル化合物を例示できる。
としては、下記一般式(I)で示されるフッ素置換ベン
ジルアルコールエステル化合物を例示できる。
【0021】
【化1】 (式中、X、Yは同一または相異なって水素原子、メチ
ル基、ハロゲン原子またはトリフルオロメチル基を表
し、Zは水素原子、フッ素原子、メチル基、メトキシメ
チル基又はプロパルギル基を示す。)
ル基、ハロゲン原子またはトリフルオロメチル基を表
し、Zは水素原子、フッ素原子、メチル基、メトキシメ
チル基又はプロパルギル基を示す。)
【0022】一般式(I)の具体例としては、2,3,
5,6−テトラフルオロベンジル−クリサンテマート、
2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジ
メチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボ
キシレート、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル
−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジクロロビニル)
シクロプロパンカルボキシレート(以降、化合物 Iと称
す)、4−メチル−2,3,5,6−テトラフルオロベ
ンジル−クリサンテマート、4−メチル−2,3,5,
6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−
(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート、
4−メチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル
−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジフルオロビニ
ル)シクロプロパンカルボキシレート、4−メトキシメ
チル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−クリ
サンテマート、4−メトキシメチル−2,3,5,6−
テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(1
−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート(以
降、化合物 IIと称す)、2,3,4,5,6−ペンタ
フルオロベンジル−2, 2−ジメチル−3−(2−ク
ロロ−2−トリフルオロメチルビニル)シクロプロパン
カルボキシレート、4−プロパルギル−2,3,5,6
−テトラフルオロベンジル・3−(1−プロペニル)−
2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレ−ト(以
降「化合物 III」という)があげられる。
5,6−テトラフルオロベンジル−クリサンテマート、
2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジ
メチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボ
キシレート、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル
−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジクロロビニル)
シクロプロパンカルボキシレート(以降、化合物 Iと称
す)、4−メチル−2,3,5,6−テトラフルオロベ
ンジル−クリサンテマート、4−メチル−2,3,5,
6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−
(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート、
4−メチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル
−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジフルオロビニ
ル)シクロプロパンカルボキシレート、4−メトキシメ
チル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−クリ
サンテマート、4−メトキシメチル−2,3,5,6−
テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(1
−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート(以
降、化合物 IIと称す)、2,3,4,5,6−ペンタ
フルオロベンジル−2, 2−ジメチル−3−(2−ク
ロロ−2−トリフルオロメチルビニル)シクロプロパン
カルボキシレート、4−プロパルギル−2,3,5,6
−テトラフルオロベンジル・3−(1−プロペニル)−
2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレ−ト(以
降「化合物 III」という)があげられる。
【0023】また、一般式(I)以外の化合物として4
−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベ
ンジル−2, 2,3,3−テトラメチルシクロプロパ
ンカルボキシレート(以降「化合物 IV」という)、4
−プロパルギル−2,3,5,6−テトラフルオロベン
ジル−2, 2,3,3−テトラメチルシクロプロパン
カルボキシレート(以下「化合物V」という)も例示で
きる。
−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベ
ンジル−2, 2,3,3−テトラメチルシクロプロパ
ンカルボキシレート(以降「化合物 IV」という)、4
−プロパルギル−2,3,5,6−テトラフルオロベン
ジル−2, 2,3,3−テトラメチルシクロプロパン
カルボキシレート(以下「化合物V」という)も例示で
きる。
【0024】なお、一般式(I)で示される化合物の酸
部には、不斉炭素や二重結合に基づく光学異性体や幾何
異性体が存在するが、これらの各々や任意の混合物も本
発明に含まれるのはもちろんである。
部には、不斉炭素や二重結合に基づく光学異性体や幾何
異性体が存在するが、これらの各々や任意の混合物も本
発明に含まれるのはもちろんである。
【0025】加熱蒸散用殺虫剤の有効成分として使用さ
れるアレスリンやプラレトリンは本使用条件では揮散性
に乏しいため好ましくない。
れるアレスリンやプラレトリンは本使用条件では揮散性
に乏しいため好ましくない。
【0026】さらに害虫忌避剤、殺菌剤、抗菌剤、防か
び剤、天然香料化合物、植物精油および合成香料を含む
芳香剤、酸化防止剤なども殺虫成分と共に含浸すること
も可能である。
び剤、天然香料化合物、植物精油および合成香料を含む
芳香剤、酸化防止剤なども殺虫成分と共に含浸すること
も可能である。
【0027】これらの殺虫成分を含む薬液は公知の方法
で公知のマット、不織布等の繊維質素材あるいは高分子
ゲル化剤に塗布あるいは含浸される。本発明では、この
含浸体を袋体上面に載置することにより加熱蒸散を行
う。この際、効率よく加熱蒸散させるために、発熱体袋
体と含浸体は両面テープや接着剤あるいは熱接着等を使
用して発熱体袋体に密着させることが必要であるが、こ
の方法に限らず任意の圧着、接着するための方法を用い
ることが可能である。
で公知のマット、不織布等の繊維質素材あるいは高分子
ゲル化剤に塗布あるいは含浸される。本発明では、この
含浸体を袋体上面に載置することにより加熱蒸散を行
う。この際、効率よく加熱蒸散させるために、発熱体袋
体と含浸体は両面テープや接着剤あるいは熱接着等を使
用して発熱体袋体に密着させることが必要であるが、こ
の方法に限らず任意の圧着、接着するための方法を用い
ることが可能である。
【0028】以下図面により本発明を説明する。
【0029】図1は発熱体袋体1の状態を例示した断面
図である。発熱体袋体1は透湿度の異なる2枚の多孔質
シート2(2a、2b)を張り合わせて形成される。図
2は本発明を実施するのに適した装置の一具体例を示
す。(1)は横設置使用の場合の斜面図、(2)は縦型
で使用する際の正面図および(3)側面図である。図3
は図2(2)の線A−Bでの縦断面図である。この装置
例においては発熱体袋体収納容器の本体4および蓋部5
にはいくつかの蒸散・通気孔(スリット)6が設けられ
る。発熱体袋体は保温材7上に載置される。この保温材
7はグラスウール、ロックウールなどの保温効果を有す
る物であればよい。発熱体袋体1と薬剤含浸体8は固定
シール(両面テープ)9にて接着・固定される。また、
発熱体袋体1は収納容器に設けた支持具10により収納
容器と固定される。これにより収納容器自体は横設置型
(第2図(1))や、基台11により自立させる縦型、
あるいは吊り下げ用の金具12を付属させそれにより吊
り下げて使用することも可能である(図2(2)、
(3))。図4は本発明を実施するのに適した装置の別
具体例を示す斜面図、図5は図4の線A−Bでの縦断面
図である。基本的には図2の装置と同様であるが、薬剤
含浸体8がマット状の薬剤含浸体支持体13の中央開口
部に設置される。そして発熱体袋体の上面部2aに薬剤
含浸体8が密着するように、該含浸体支持体13を重ね
あわせる際に、含浸体支持体13が発熱体袋体1から離
れないように留め具14が設置される。
図である。発熱体袋体1は透湿度の異なる2枚の多孔質
シート2(2a、2b)を張り合わせて形成される。図
2は本発明を実施するのに適した装置の一具体例を示
す。(1)は横設置使用の場合の斜面図、(2)は縦型
で使用する際の正面図および(3)側面図である。図3
は図2(2)の線A−Bでの縦断面図である。この装置
例においては発熱体袋体収納容器の本体4および蓋部5
にはいくつかの蒸散・通気孔(スリット)6が設けられ
る。発熱体袋体は保温材7上に載置される。この保温材
7はグラスウール、ロックウールなどの保温効果を有す
る物であればよい。発熱体袋体1と薬剤含浸体8は固定
シール(両面テープ)9にて接着・固定される。また、
発熱体袋体1は収納容器に設けた支持具10により収納
容器と固定される。これにより収納容器自体は横設置型
(第2図(1))や、基台11により自立させる縦型、
あるいは吊り下げ用の金具12を付属させそれにより吊
り下げて使用することも可能である(図2(2)、
(3))。図4は本発明を実施するのに適した装置の別
具体例を示す斜面図、図5は図4の線A−Bでの縦断面
図である。基本的には図2の装置と同様であるが、薬剤
含浸体8がマット状の薬剤含浸体支持体13の中央開口
部に設置される。そして発熱体袋体の上面部2aに薬剤
含浸体8が密着するように、該含浸体支持体13を重ね
あわせる際に、含浸体支持体13が発熱体袋体1から離
れないように留め具14が設置される。
【0030】[実施例]以下本発明を実施例に基づいて
説明するが、本発明はこれに限定される物ではない。
説明するが、本発明はこれに限定される物ではない。
【0031】透湿度が400、800、4000g/m
2・dayの3種の多孔質フィルムのうち、2枚の多孔
質フィルム(10×12cm)をインパルスシーラー(富
士インパルス(株)製)により三方シール(シール幅7
mm)し長方形状の袋とした。この片側に窒素ガス雰囲
気下で発熱体組成物(鉄粉(鋳鉄粉200メッシュ)1
0g、塩化ナトリウム1.5g、活性炭15g、水10
g)を投入し、残る一方もシール(シール幅7mm)し
た。この発熱体袋体を酸素非透過性の外袋で密封・保存
した。
2・dayの3種の多孔質フィルムのうち、2枚の多孔
質フィルム(10×12cm)をインパルスシーラー(富
士インパルス(株)製)により三方シール(シール幅7
mm)し長方形状の袋とした。この片側に窒素ガス雰囲
気下で発熱体組成物(鉄粉(鋳鉄粉200メッシュ)1
0g、塩化ナトリウム1.5g、活性炭15g、水10
g)を投入し、残る一方もシール(シール幅7mm)し
た。この発熱体袋体を酸素非透過性の外袋で密封・保存
した。
【0032】薬剤含浸体として8×5cmの不織布(エ
ステル100%)に表1に示す有効成分の殺虫剤原液
(有効成分85%、ブチルヒドロキシトルエン2%、ケ
ロシン13%)を200mg滴下し、均一に拡げた。そ
して予め用意した発熱体袋体を外袋から取り出し、決め
られた一方の面中央部に薬剤含浸体を両面テープにて張
り付けた。図2に示した方式に準じて装置に設置し、加
熱蒸散温度の測定および殺虫効力試験を行った。
ステル100%)に表1に示す有効成分の殺虫剤原液
(有効成分85%、ブチルヒドロキシトルエン2%、ケ
ロシン13%)を200mg滴下し、均一に拡げた。そ
して予め用意した発熱体袋体を外袋から取り出し、決め
られた一方の面中央部に薬剤含浸体を両面テープにて張
り付けた。図2に示した方式に準じて装置に設置し、加
熱蒸散温度の測定および殺虫効力試験を行った。
【0033】(加熱蒸散温度)加熱蒸散温度は発熱体袋
体と薬剤含浸体の間に熱伝対端子を挿入し打点式ハイブ
リット記録計((株)チノー:AH3000)にて測定
した。
体と薬剤含浸体の間に熱伝対端子を挿入し打点式ハイブ
リット記録計((株)チノー:AH3000)にて測定
した。
【0034】(殺虫効力)所定時間毎に下記の連続通気
法によりアカイエカに対する仰転効果を評価した。評価
は有効成分としてアレスリン を含有する蚊取り線香を
燻蒸させたときの初期の値を1.00 とした場合の相
対有効比で示した。
法によりアカイエカに対する仰転効果を評価した。評価
は有効成分としてアレスリン を含有する蚊取り線香を
燻蒸させたときの初期の値を1.00 とした場合の相
対有効比で示した。
【0035】(連続通気法)内径20cm、高さ43c
mのプラスチック製円筒を2段に重ね、その上に16メ
ッシュの金網で上下に仕切った内径及び高さが共に20
cmの円筒(供試蚊を入れる場所)を載せ、さらに内径
20cm、高さ20cm円筒を載せる。この4段重ね
の円筒を台に載せ、台の中央に加熱蒸散装置を置いて殺
虫成分を蒸散させる。そして、上部円筒に供試蚊約20
匹を放ち、時間の経過に伴う該蚊の仰転数を観察する。
mのプラスチック製円筒を2段に重ね、その上に16メ
ッシュの金網で上下に仕切った内径及び高さが共に20
cmの円筒(供試蚊を入れる場所)を載せ、さらに内径
20cm、高さ20cm円筒を載せる。この4段重ね
の円筒を台に載せ、台の中央に加熱蒸散装置を置いて殺
虫成分を蒸散させる。そして、上部円筒に供試蚊約20
匹を放ち、時間の経過に伴う該蚊の仰転数を観察する。
【0036】試験の結果、実施例1および実施例2にお
いて、いずれも同一の素材からなる発熱体含有袋体であ
るにもかかわらず、単純に置床の表裏方向を変えただけ
で温度と持続時間が大きく異なり、この傾向は実施例
5、実施例6および実施例9、実施例10の場合でも同
様であった。つまり、透湿度の低い面を上面にした場
合、その逆の場合に比べて平均温度は低いが持続力は長
く(実施例1、5、9)、また透湿度の高い面を上面に
した場合、持続時間は短いが平均温度が高い(実施例
2、6、10)という特性を示した。
いて、いずれも同一の素材からなる発熱体含有袋体であ
るにもかかわらず、単純に置床の表裏方向を変えただけ
で温度と持続時間が大きく異なり、この傾向は実施例
5、実施例6および実施例9、実施例10の場合でも同
様であった。つまり、透湿度の低い面を上面にした場
合、その逆の場合に比べて平均温度は低いが持続力は長
く(実施例1、5、9)、また透湿度の高い面を上面に
した場合、持続時間は短いが平均温度が高い(実施例
2、6、10)という特性を示した。
【0037】図7は、実施例1および2における時間と
温度の関係を表すグラフである。
温度の関係を表すグラフである。
【0038】図8は、実施例5および6における時間と
温度の関係を表すグラフである。
温度の関係を表すグラフである。
【0039】図9は、実施例9および10における時間
と温度の関係を表すグラフである。
と温度の関係を表すグラフである。
【0040】図10は、比較例1および2における時間
と温度の関係を表すグラフである。また、殺虫効力試験
の結果についても、発熱体温度の持続時間と効力の持続
時間が相関していた。これに対して、同一の多孔質シー
トで発熱体袋体を作製した場合は加熱蒸散時間が極端に
短いか、あるいは揮散に有効な温度に上昇しないなどの
問題点があった(比較例1、2)。またdl,d−シ
ス,トランスーアレスリン(ピナミンフォルテ)のよう
な従来の電気蚊取用ピレスロイドは、揮散効率の点から
本発明の方法の目的には合致しなかった。
と温度の関係を表すグラフである。また、殺虫効力試験
の結果についても、発熱体温度の持続時間と効力の持続
時間が相関していた。これに対して、同一の多孔質シー
トで発熱体袋体を作製した場合は加熱蒸散時間が極端に
短いか、あるいは揮散に有効な温度に上昇しないなどの
問題点があった(比較例1、2)。またdl,d−シ
ス,トランスーアレスリン(ピナミンフォルテ)のよう
な従来の電気蚊取用ピレスロイドは、揮散効率の点から
本発明の方法の目的には合致しなかった。
【0041】
【表1】
【0042】
【発明の効果】本発明の加熱蒸散殺虫方法によれば、1
つの発熱体が設置の仕方によって、2通りの温度、持続
時間を与えることから、使用場面に応じて、例えば、
(1)短時間の野外の庭仕事には高い発熱体温度で短時
間に加熱蒸散する方法、(2)野外テントで就寝時の利
用の際には、穏やかな発熱体温度で長時間加熱蒸散させ
る方法を自由に選択することができるという優れた利点
を有している。また本発明では、ガスや電気等のエネル
ギーによらない化学反応熱により殺虫成分を蒸散させる
ので火災の心配もなく安全かつ取り扱いが便利である。
つの発熱体が設置の仕方によって、2通りの温度、持続
時間を与えることから、使用場面に応じて、例えば、
(1)短時間の野外の庭仕事には高い発熱体温度で短時
間に加熱蒸散する方法、(2)野外テントで就寝時の利
用の際には、穏やかな発熱体温度で長時間加熱蒸散させ
る方法を自由に選択することができるという優れた利点
を有している。また本発明では、ガスや電気等のエネル
ギーによらない化学反応熱により殺虫成分を蒸散させる
ので火災の心配もなく安全かつ取り扱いが便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】発熱体袋体の状態を例示した縦断面図である。
【図2】(1)本発明で用いる装置の一具体例を示す斜
面図である。 (2)本発明で用いる装置の一具体例を示す正面図であ
る。 (3)本発明で用いる装置の一具体例を示す側面図であ
る。
面図である。 (2)本発明で用いる装置の一具体例を示す正面図であ
る。 (3)本発明で用いる装置の一具体例を示す側面図であ
る。
【図3】本発明で用いる装置の一具体例を示す図2
(2)における線A−Bでの断面図である。
(2)における線A−Bでの断面図である。
【図4】本発明で用いる装置の一具体例を示す斜面図で
ある。
ある。
【図5】本発明で用いる装置の一具体例を示す図4にお
ける線A−Bでの断面図である。
ける線A−Bでの断面図である。
【図6】本発明で用いる薬剤含浸体支持体の斜面図であ
る。 1:発熱体袋体 2:多孔質シート 3:発熱体組成物 4:発熱体袋体収納容器・本体 5:発熱体袋体収納容器・蓋部 6:蒸散・通気孔(スリット) 7:保温材 8:薬剤含浸体 9:固定シール(両面テープ) 10:発熱体袋体支持具 11:基台 12:吊り下げ用金具 13:薬剤含浸体支持具 14:薬剤含浸体支持体の留め具 15:吊り下げ用金具の留め具
る。 1:発熱体袋体 2:多孔質シート 3:発熱体組成物 4:発熱体袋体収納容器・本体 5:発熱体袋体収納容器・蓋部 6:蒸散・通気孔(スリット) 7:保温材 8:薬剤含浸体 9:固定シール(両面テープ) 10:発熱体袋体支持具 11:基台 12:吊り下げ用金具 13:薬剤含浸体支持具 14:薬剤含浸体支持体の留め具 15:吊り下げ用金具の留め具
【図7】実施例1および2における時間と温度の関係を
表すグラフである。
表すグラフである。
【図8】実施例5および6における時間と温度の関係を
表すグラフである。
表すグラフである。
【図9】実施例9および10における時間と温度の関係
を表すグラフである。
を表すグラフである。
【図10】比較例1および2における時間と温度の関係
を表すグラフである。
を表すグラフである。
Claims (5)
- 【請求項1】 透湿度の差が400g/m2・day以
上である2枚の多孔質シートで袋体の表裏面を構成し、
これに空気の存在により発熱する発熱体組成物を封入し
てなる発熱体袋体に、殺虫成分を含浸させた素材を接触
させて該殺虫成分を揮散させるようになしたことを特徴
とする加熱蒸散殺虫方法。 - 【請求項2】 通気性を有する容器内に発熱体袋体を収
納し、この発熱体袋体の片面に殺虫成分を含浸させた素
材を接触させるとともに、該発熱体袋体の他面を前記容
器内の底面あるいは側面側に載置するようになしたこと
を特徴とする請求項1記載の加熱蒸散殺虫方法。 - 【請求項3】 殺虫成分を含浸させた素材を接触させる
発熱体袋体の片面が、透湿度の低い多孔質シートであ
り、加熱蒸散時間を長めに設定できるようになしたこと
を特徴とする請求項1又は2に記載の加熱蒸散殺虫方
法。 - 【請求項4】 殺虫成分を含浸させた素材を接触させる
発熱体袋体の片面が、透湿度の高い多孔質シートであ
り、加熱温度を高めに設定できるようになしたことを特
徴とする請求項1又は2に記載の加熱蒸散殺虫方法。 - 【請求項5】 空気の存在により発熱する発熱体組成物
が、鉄粉と触媒含有水を吸着した粉末を主成分として含
有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに
記載の加熱蒸散殺虫方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000136931A JP2001316203A (ja) | 2000-05-10 | 2000-05-10 | 加熱蒸散殺虫方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000136931A JP2001316203A (ja) | 2000-05-10 | 2000-05-10 | 加熱蒸散殺虫方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001316203A true JP2001316203A (ja) | 2001-11-13 |
Family
ID=18644798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000136931A Pending JP2001316203A (ja) | 2000-05-10 | 2000-05-10 | 加熱蒸散殺虫方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001316203A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007153781A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | T Hasegawa Co Ltd | 有害生物の駆除方法 |
JP2007223989A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-06 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 防虫具 |
-
2000
- 2000-05-10 JP JP2000136931A patent/JP2001316203A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007153781A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | T Hasegawa Co Ltd | 有害生物の駆除方法 |
JP2007223989A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-06 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 防虫具 |
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