JP2001316080A - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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JP2001316080A
JP2001316080A JP2000138286A JP2000138286A JP2001316080A JP 2001316080 A JP2001316080 A JP 2001316080A JP 2000138286 A JP2000138286 A JP 2000138286A JP 2000138286 A JP2000138286 A JP 2000138286A JP 2001316080 A JP2001316080 A JP 2001316080A
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    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C23/00Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes
    • B66C23/18Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes specially adapted for use in particular purposes
    • B66C23/36Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes specially adapted for use in particular purposes mounted on road or rail vehicles; Manually-movable jib-cranes for use in workshops; Floating cranes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66DCAPSTANS; WINCHES; TACKLES, e.g. PULLEY BLOCKS; HOISTS
    • B66D1/00Rope, cable, or chain winding mechanisms; Capstans
    • B66D1/60Rope, cable, or chain winding mechanisms; Capstans adapted for special purposes

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Shovels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウィンチの占有スペースを縮小して上部旋回
体のスペースを活用でき、とくに全体の寸法に制約を受
ける移動式クレーンにおいて機器類の設置スペースを容
易に確保する。 【解決手段】 クレーンの上部旋回体における旋回フレ
ーム22の後部に、第1〜第3の三つのウィンチ27,
28,29を、下段に左右二つ、上段に一つの配置で上
下に重ねて設ける。また、このウィンチ27〜29が設
置されるフレーム後部底板24bを前部底板24aに対
し段差24cをもって低く形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はウィンチを備えた建
設機械(クレーン、掘削機、杭打機等)に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】移動式クレーンの一種であるクローラク
レーンを例にとって従来の技術を説明する。
【0003】図7にラチスブーム式クローラクレーン、
図8に伸縮ブーム式クローラクレーンをそれぞれ示して
いる。
【0004】両図において、1はクローラ式の下部走行
体で、この下部走行体1上に旋回軸受2を介して上部旋
回体3が縦軸まわりに旋回自在に搭載され、この上部旋
回体3に、図7のクレーンの場合はラチスブーム4、図
8のクレーンの場合はテレスコープ状に伸縮可能な伸縮
ブーム5がそれぞれ起伏自在に取付けられている。
【0005】このブーム4,5を起伏させる手段とし
て、ラチスブーム式クレーンではブーム起伏ロープ6と
これを巻取/巻戻し駆動する第1ウィンチ7、伸縮ブー
ム式クレーンではブーム起伏シリンダ8がそれぞれ設け
られている。
【0006】また、吊り作業用巻上手段として、ラチス
ブーム式クレーンでは第2(主巻)及び第3(補巻)両
ウィンチ9,10、伸縮ブーム式クレーンでは第1(主
巻)及び第2(補巻)両ウィンチ11,12がそれぞれ
上部旋回体3に搭載され、主巻ウィンチ9,11から引
き出された主巻ロープ13によって主フック14が、補
巻ウィンチ10,12から引き出された補巻ロープ15
によって補フック16がそれぞれ吊持されて上げ下げさ
れる。
【0007】なお、ラチスブーム式、伸縮ブーム式両ク
レーンにおいて、作業の種類等に応じてウィンチ数が増
減する。
【0008】図7中、17はブーム起伏ロープ6をガイ
ドするブーム起伏用ガントリ、18は同ガントリシー
ブ、図8中、19は主巻、補巻両ロープ13,15をガ
イドするガントリ、20,21は同ガイドシーブであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような移動式クレ
ーンにおいては、狭い現場での作業性を良くするために
できるだけ旋回後端半径(旋回中心から上部旋回体後端
までの距離)Rを小さくすることが望まれている。
【0010】ところが、従来のクレーンは、図7の3ウ
ィンチ方式、図8の2ウィンチ方式(4ウィンチ方式の
場合も同じ)のいずれの場合も、ウィンチに巻かれたロ
ープの巻取・巻戻しが容易なようにウィンチを前後に並
べて上部旋回体3に設置しているため、この前後方向の
ウィンチ占有スペースが大きくなる。
【0011】また、吊り能力を大きく設定するにつれ、
ウィンチのロープ巻容量が大きくなり、前後方向のウィ
ンチ占有スペースがさらに大きくなる。
【0012】このため、上部旋回体内全体のスペースの
配置効率が悪く、その分、他の機器類(エンジンや油圧
機器、作動油タンク、燃料タンク等)の設置スペースを
確保することが困難となるとともに、旋回後端半径が増
加することとなっていた。
【0013】とくに、図8の伸縮ブーム式クレーンの場
合、狭い場所での吊り能力を大きくする(小作業半径で
高吊り能力を設定する)要求に加え、輸送時のブーム5
のオーバーハング量を小さくする等の理由からブームフ
ット(起伏中心)が上部旋回体3の旋回中心よりも後方
に配置され、ブーム起伏シリンダ8の取付点も旋回中心
付近に位置するため、旋回中心部分にウィンチ設置スペ
ースを確保することができない。この結果、ウィンチ1
1,12を旋回体後部に配置せざるを得ず、この旋回体
後部でウィンチ占有スペースが前後に大きいことから、
旋回後端半径が益々増加することとなっていた。
【0014】この点の対策として、従来の伸縮ブーム式
クレーン(主にラフテレーンクレーン)では、ブーム後
方から外れ、かつ、他の機器と干渉しない位置、たとえ
ばブーム側面やこのブーム側面に対応する旋回フレーム
の上位側面等にウィンチを配置しているが、こうすると
重量物であるウィンチが旋回中心寄りの高位置に配置さ
れることになり、上部旋回体の重心位置が従来のクレー
ン(図7,8)に比べて旋回中心寄りの高位置となるた
め、結果として作業能力(クレーンでは吊り能力)が低
下するという問題が生じる。
【0015】この問題は、クレーンに限らず、クレーン
を用いたクラムセル掘削機や杭打機、削孔機等の土木機
械にも同様にあり、この点の改善が求められていた。
【0016】そこで本発明は、作業能力を低下させるこ
となく、ウィンチの占有スペースを縮小して上部旋回体
のスペースを活用でき、とくに全体の寸法に制約を受け
る移動式クレーンにおいて機器類の設置スペースを容易
に確保することができる建設機械を提供するものであ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
のウィンチが上下に重ねて配置されたものである。
【0018】請求項2の発明は、下部走行体上に上部旋
回体が旋回自在に搭載され、この上部旋回体の後部に複
数のウィンチが配置された建設機械において、上記複数
のウィンチが上下に重ねて配置されたものである。
【0019】請求項3の発明は、下部走行体上に上部旋
回体が旋回自在に搭載され、この上部旋回体を構成する
旋回フレームの前部底面に上部旋回体を旋回自在に支持
する旋回軸受が設けられ、同フレーム後部にウィンチが
配置された建設機械において、上記旋回フレームの後部
底面が、同フレーム前部底面に対し段差をもって低く形
成されたものである。
【0020】請求項4の発明は、下部走行体上に上部旋
回体が旋回自在に搭載され、この上部旋回体を構成する
旋回フレームの前部底面に上部旋回体を旋回自在に支持
する旋回軸受が設けられ、同フレーム後部にウィンチが
配置された建設機械において、上記ウィンチの下端が上
記旋回フレームの前部底面よりも下方に位置するように
構成されたものである。
【0021】請求項5の発明は、請求項4の構成におい
て、旋回フレームの後部底面が、同フレーム前部底面に
対し段差をもって低く形成され、複数のウィンチがこの
旋回フレーム後部底面上に上下に重ねて、かつ、最下段
のウィンチの下端が上記旋回フレームの前部底面よりも
下方に位置する状態で配置されたものである。
【0022】請求項6の発明は、請求項2または5の構
成において、複数のウィンチのうち大容量のものが下段
に配置されたものである。
【0023】請求項7の発明は、請求項2乃至6のいず
れかの構成において、旋回フレームの後部底面または背
面に、ウィンチを外部に臨ませる開口部が設けられたも
のである。
【0024】請求項1,2,5,6の構成によると、複
数のウィンチを上下に並べて設けたから、ウィンチの前
後方向の占有スペースを縮小して機器類の設置スペース
を確保することができる。
【0025】このため、とくに全体寸法に制約を受ける
移動式クレーン(請求項2,5,6)において、上部旋
回体のスペースを活用でき、機器類のレイアウトが容易
となる。
【0026】とりわけ、ウィンチが上部旋回体の後部に
設置された移動式クレーン(請求項2,5,6)におい
て、この後部でのウィンチ占有スペースを縮小できるこ
とで旋回後端半径を縮小することが可能となる。
【0027】また、ウィンチを旋回体後部に上下に重ね
て配置することで機械重心を後方にずらすことができる
ため、作業能力(クレーンの場合の吊り能力、土木機械
の場合のアタッチメント支持能力)を高めることができ
る。
【0028】加えて、請求項3,5の構成によると、ウ
ィンチが設置される旋回体後部の旋回フレーム底面が段
差をもって前部よりも低く形成されているため、この低
い部分にウィンチを設置することで機械後部の重心を下
げて作業能力をより高めることができる。
【0029】また、複数のウィンチを設置する場合、ウ
ィンチ設置部分である後部底面を低くしたことにより、
上下空間を広げてウィンチを無理なく上下配置すること
ができる。
【0030】請求項4,5の構成によると、ウィンチ
が、旋回フレーム前部の底面より下位となる低い位置で
旋回フレームの後部に設けられているため、重心位置を
低くすることができるとともに、ウィンチ上部の空間を
広くすることができる。
【0031】請求項6の構成によると、容量の大きな重
いウィンチを下段に配置することで後部重心をさらに下
げて作業能力を一層高めることができる。また、重いウ
ィンチ、すなわちロープ巻容量の大きな大径ウィンチを
下段に配置し、相対的に小径ウィンチをその上に配置す
ることで、この上下のウィンチ間に前後方向の段差が生
じるため、下段ウィンチからのロープの引き出しが容易
となる。
【0032】請求項7の構成によると、低い位置に設置
されたウィンチ(とくにウィンチを上下配置した場合の
下段ウィンチ)の組立や補修を旋回フレームの後部底面
または背面に設けられた開口部を介して容易に行うこと
ができる。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1〜図6に
よって説明する。
【0034】第1実施形態(図1〜図3参照) この実施形態では図8に示す伸縮ブーム式のクローラク
レーンを適用対象として例にとっている。
【0035】図中、22は上部旋回体を構成するフレー
ム(旋回フレーム)で、この旋回フレーム22にブーム
5が取付けられ、かつ、各機器類が搭載されて上部旋回
体が構成される。
【0036】旋回フレーム22は、ブーム5の基端部を
挟み込むように左右に間隔を置いて平行に配置された一
対のメインフレーム23,23(図示のように背面が後
上がりに傾斜した側面視略三角形の外観を有し、Aフレ
ームと称される場合がある)と、このメインフレーム2
3,23の下面間に設けられた底板24と、メインフレ
ーム23,23から外側方に張り出して取付けられた梯
子状の補助フレーム25,25と、フレーム前部におい
て両メインフレーム23,23間に架け渡された前後一
対の補強フレーム26,26とから成っている。
【0037】この補強フレーム26,26は、図2に示
すように旋回軸受2に沿う平面視くの字形に形成され、
旋回軸受2の上面外周側に設けられている。
【0038】補強フレーム26,26のこのように配置
することにより、旋回軸受2の取付ボルト(図示しな
い)を、同フレーム26,26によって邪魔されずに全
周均等ピッチで配置することができる。また、ブーム荷
重がメインフレーム23,23からこの補強フレーム2
6,26を介して旋回軸受2、さらに下部走行体へと広
い範囲で分散して伝えられるため、荷重が特定部分に集
中作用するおそれがない。
【0039】また、旋回フレーム底板24は、メインフ
レーム23,23間に位置する前部底板24aの後方
に、この前部底板24aよりも低い後部底板24bが後
下がりに傾斜した段差部分24cを介して連続形成され
て成り、低くなった後部底板24bの上方にウィンチが
上下二段に重ねて設置されている。
【0040】すなわち、第1実施形態では、第1、第
2、第3のウィンチ27,28,29を備えた3ウィン
チ方式を例にとっており、後部底板24b上において、
ロープ径が太くてロープ長も長いロープが多層に巻き取
られる大径のウィンチドラムを備えた第1及び第2両ウ
ィンチ(たとえば主巻用と補巻用ウィンチ)27,28
が下段側に左右に並んでかつ同軸配置で設置され、第1
ウィンチ27の上方に第3ウィンチ(たとえば杭吊り込
み等の補助作業用ウィンチ)29が設置されている。
【0041】なお、この第3ウィンチ29は、ブーム5
の後方付近、すなわちメインフレーム23,23の背面
側の上位にウィンチ取付用のブラケットを介して取付け
られている。
【0042】各ウィンチ27〜29から引き出された第
1〜第3各ロープ30,31,32は、旋回フレーム2
2のメインフレーム23,23間に設けられたガントリ
33の各ガイドシーブ34,35,36を介してブーム
前方に導かれる。
【0043】なお、ここでは、各ウィンチ27〜29の
駆動源である油圧モータ及び減速機の図示を省略してい
る。
【0044】また、ガイドシーブ34〜36を二枚の組
と一枚の組に分けて二本のシーブ軸37,38に設けた
二軸式を例示しているが、二つのウィンチを、たとえば
図1,2における第2及び第3両ウィンチ28,29の
上下二段配置で設ける場合には、ガイドシーブ34,3
6を一本のシーブ軸に設ける一軸式としてもよい。
【0045】このように、三つのウィンチ27,28,
29を下段二つ、上段一つの配置で上下に重ねて設けた
から、このウィンチ27〜29の前後方向の占有スペー
スを大幅に縮小することができる。このため、機器類の
設置スペースを容易に確保することができる。
【0046】また、旋回体後部での前後方向のウィンチ
占有スペースを縮小できることでクレーンの旋回後端半
径を縮小することができる。
【0047】さらに、この上下のウィンチ配置によって
クレーン重心を後方にずらすことができるため、クレー
ン作業能力を高めることができる。
【0048】加えて、旋回フレーム後部底板24bを前
部底板24aよりも低く形成し、この低い部分にウィン
チ27〜29を設置しているため、クレーン後部の重心
を下げて作業能力をより高めることができるとともに、
旋回体後部の上下空間を広げてウィンチ27〜29を無
理なく上下配置することができる。
【0049】一方、図3に示すように、旋回フレーム後
部底板24b、及び旋回フレーム後端面に設けられたエ
ンドプレート39に、それぞれ第1及び第2両ウィンチ
27,28を外部に臨ませる開口部40,41が設けら
れ、この開口部40,41により、とくに上から手が届
きにくい下段ウィンチ27,28の組立や補修、点検を
外部から行い得るように構成されている。
【0050】図3中、42は旋回フレーム22に搭載さ
れたエンジンやポンプ、作動油及び燃料両タンク、バル
ブユニット等の機器類(図示しない)を覆うガードであ
る。
【0051】他の実施形態 (1)第1実施形態では、三つのウィンチ27,28,
29を下段に二つ、上段に一つの配置で設けたが、図4
に示す第2実施形態のように三つのウィンチ27〜29
を一つずつ三段に分けて上下配置してもよい。
【0052】こうすれば、左右方向のウィンチ設置スペ
ースも縮小できるため、機器類のレイアウトがより楽に
なる。
【0053】この場合、図示のように各ウィンチ27〜
29に容量差、すなちわ重量差(直径差)がある条件下
では、大径、大重量のもの(図例では第1ウィンチ2
7)を最下段にして順に小径、小重量のもの(同第2、
第3ウィンチ28,29)を上に配置するのが望まし
い。
【0054】こうすれば、重いウィンチを下段に配置す
ることで後部重心をさらに下げて作業能力を一層高める
ことができる。
【0055】また、大径ウィンチを下段に配置し、相対
的に小径ウィンチをその上に配置することで、この上下
のウィンチ間に図示のように前後方向の段差が生じるた
め、この段差を利用して下段ウィンチ27,28のロー
プを容易に引き出すことができる。
【0056】さらに、略三角形のメインフレーム23の
後上がりに傾斜した背面に沿って複数のウィンチを配置
することで、ウィンチを、後方への突出量を小さくした
状態で効率良く旋回フレーム22の後部に配置すること
ができる。
【0057】なお、図4には上記段差が前方(メインフ
レーム23側)に生じるウィンチ配置をとった場合を示
しているが、逆に段差が後方に生じるウィンチ配置、あ
るいは段差が前方と後方に交互に生じるジグザグ状のウ
ィンチ配置をとってもよい。また、同図では、ガントリ
33に一本のシーブ軸43を設けて三つのガイドシーブ
34,35,36をこのシーブ軸43に取付けた場合を
例示している。
【0058】(2)上記第1及び第2両実施形態では3
ウィンチ方式に適用した場合を例示したが、図5に示す
第3実施形態では、四つのウィンチ27,28,29,
44を備えた4ウィンチ方式に適用し、各ウィンチ27
〜29,44を二つずつ上下二段に配置している。
【0059】(3)本発明はウィンチが五つ以上の場
合、及び二つのみの場合にも適用することができる。
【0060】ここで、ウィンチが二つのみ(2ウィンチ
方式)の場合、図6に示す第4実施形態のように、両ウ
ィンチ(第1実施形態の第2、第3ウィンチ28,29
の場合を例にとっている)を旋回フレーム後部の中央部
分において上下二段に、かつ、左右方向に位置ずれして
設け、この左右方向の位置ずれによって生じる両ウィン
チ側方の空間(上段ウィンチ29下方の空間、及び下段
ウィンチ28上方の空間)Sにそれぞれの駆動源28
a,29a(油圧モータ及び減速機構)を配置してもよ
い。
【0061】こうすれば、駆動源28a,29aを含め
たウィンチ重量のバランスをとりながら、両ウィンチ2
8,29とその駆動源28a,29aが背面視でメイン
フレーム23,23間にほぼ収まり、ウィンチ部分の側
方への突出量が小さくてすむ。このため、ウィンチ側方
空間に、ウィンチ28,の29を制御する油圧バルブ、
油圧ポンプ等の他の機器を配置することができる。
【0062】(4)特定のウィンチが不要となって撤去
された場合に、そのウィンチ相当分のカウンタウェイト
(所謂ダミーウィンチ)をウィンチ撤去跡に設置しても
よい。
【0063】一方、旋回フレーム22の形状は、上記し
かつ図示したものに限られず、取付けられるブームの形
状やウィンチの容量等に応じて適宜変更することができ
る。
【0064】さらに、本発明は伸縮ブーム式クレーンに
限らず、図7に示すラチスブーム式クレーン、及びクレ
ーンを用いた、あるいはクレーンと同じベースマシンを
用いた掘削機や杭打機、削孔機等の土木機械にも適用す
ることができる。
【0065】
【発明の効果】上記のように請求項1,2,5,6の発
明によると、複数のウィンチを上下に並べて設けたか
ら、ウィンチの前後方向の占有スペースを縮小して機器
類の設置スペースを確保することができる。
【0066】このため、請求項2,5,6の発明による
と、とくに全体寸法に制約を受ける移動式クレーンにお
いて上部旋回体のスペースを活用でき、機器類のレイア
ウトが容易となる。
【0067】とりわけ請求項2,5,6の発明による
と、ウィンチが上部旋回体の後部に設置された移動式ク
レーンにおいて、この後部でのウィンチ占有スペースを
縮小できることで旋回後端半径を縮小することが可能と
なる。
【0068】また、請求項2,4の発明によると、ウィ
ンチを旋回体後部に上下に重ねて配置することで機械重
心を後方にずらすことができるため、建設機械の作業能
力を高めることができる。
【0069】加えて、請求項3,5の発明によると、ウ
ィンチが設置される旋回体後部の旋回フレーム底面が段
差をもって前部よりも低く形成したから、この低い部分
にウィンチを設置することで機械後部の重心を下げて作
業能力をより高めることができる。
【0070】また、複数のウィンチを設置する場合、ウ
ィンチ設置部分である後部底面を低くしたことにより、
上下空間を広げてウィンチを無理なく上下配置すること
ができる。
【0071】請求項4,5の発明によると、ウィンチ
が、旋回フレーム前部の底面より下位となる低い位置で
旋回フレームの後部に設けられているため、重心位置を
低くすることができるとともに、ウィンチ上部の空間を
広くすることができる。
【0072】請求項6の発明によると、容量の大きな重
いウィンチを下段に配置することで後部重心をさらに下
げて作業能力を一層高めることができる。また、重いウ
ィンチ、すなわちロープ巻容量の大きな大径ウィンチを
下段に配置し、相対的に小径ウィンチをその上に配置す
ることで、この上下のウィンチ間に前後方向の段差が生
じるため、下段ウィンチからのロープの引き出しが容易
となる。
【0073】請求項7の発明によると、低い位置に設置
されたウィンチ(とくにウィンチを上下配置した場合の
下段ウィンチ)の組立や補修を旋回フレームの後部底面
または背面に設けられた開口部を介して容易に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる伸縮ブーム式ク
ローラクレーンにおける旋回フレームとウィンチ設置部
分の側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同一部断面背面図である。
【図4】本発明の第2実施形態の図1相当図である。
【図5】本発明の第3実施形態の図3相当図である。
【図6】本発明の第4実施形態の図3相当図である。
【図7】ラチスブーム式クローラクレーンにおける従来
のウィンチ配置を示す側面図である。
【図8】伸縮ブーム式クローラクレーンにおける従来の
ウィンチ配置を示す側面図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 旋回軸受 3 上部旋回体 4,5 ブーム 22 旋回フレーム 23 旋回フレームのメインフレーム 24 旋回フレーム底板 24a 前部底板(底面) 24b 後部底板(底面) 24c 段差 27 第1ウィンチ 28 第2ウィンチ 29 第3ウィンチ 44 第4ウィンチ 40,41 開口部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のウィンチが上下に重ねて配置され
    たことを特徴とする建設機械。
  2. 【請求項2】 下部走行体上に上部旋回体が旋回自在に
    搭載され、この上部旋回体の後部に複数のウィンチが配
    置された建設機械において、上記複数のウィンチが上下
    に重ねて配置されたことを特徴とする建設機械。
  3. 【請求項3】 下部走行体上に上部旋回体が旋回自在に
    搭載され、この上部旋回体を構成する旋回フレームの前
    部底面に上部旋回体を旋回自在に支持する旋回軸受が設
    けられ、同フレーム後部にウィンチが配置された建設機
    械において、上記旋回フレームの後部底面が、同フレー
    ム前部底面に対し段差をもって低く形成されたことを特
    徴とする建設機械。
  4. 【請求項4】 下部走行体上に上部旋回体が旋回自在に
    搭載され、この上部旋回体を構成する旋回フレームの前
    部底面に上部旋回体を旋回自在に支持する旋回軸受が設
    けられ、同フレーム後部にウィンチが配置された建設機
    械において、上記ウィンチの下端が上記旋回フレームの
    前部底面よりも下方に位置するように構成されたことを
    特徴とする建設機械。
  5. 【請求項5】 旋回フレームの後部底面が、同フレーム
    前部底面に対し段差をもって低く形成され、複数のウィ
    ンチがこの旋回フレーム後部底面上に上下に重ねて、か
    つ、最下段のウィンチの下端が上記旋回フレームの前部
    底面よりも下方に位置する状態で配置されたことを特徴
    とする請求項4記載の建設機械。
  6. 【請求項6】 複数のウィンチのうち大容量のものが下
    段に配置されたことを特徴とする請求項2または5記載
    の建設機械。
  7. 【請求項7】 請求項2乃至6のいずれかに記載の建設
    機械において、旋回フレームの後部底面または背面に、
    ウィンチを外部に臨ませる開口部が設けられたことを特
    徴とする建設機械。
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