JP2018197435A - 自走式縦孔掘削機用のケーブルサポート装置 - Google Patents
自走式縦孔掘削機用のケーブルサポート装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018197435A JP2018197435A JP2017101965A JP2017101965A JP2018197435A JP 2018197435 A JP2018197435 A JP 2018197435A JP 2017101965 A JP2017101965 A JP 2017101965A JP 2017101965 A JP2017101965 A JP 2017101965A JP 2018197435 A JP2018197435 A JP 2018197435A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vertical hole
- cable
- base
- stay
- support device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Earth Drilling (AREA)
Abstract
【課題】縦孔内で自走式掘削機が動き回る際の給電用のケーブルの傷みを抑制することができる自走式縦孔掘削機用のケーブルサポート装置を提供する。【解決手段】縦孔の底部で稼働する自走式縦孔掘削機100に給電するためのケーブル201を支持するケーブルサポート装置1において、縦孔Hの内壁面を構成するライナプレートPの上端部に上から被せて装着するベース10と、ベース10に基端部が支持された片持ち梁状の部材であってライナプレートPの上端部にベース10を装着した状態で縦孔Hの内側に延びるステー20と、ステー20の先端部に設けられた部材であってケーブル201を通して縦孔Hに垂れ下げるガイド30を備えたことを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、例えば深礎工法における深礎杭孔のような小径の縦孔の底部等で、走行体によって小刻みに位置を変えながら掘削作業を行う自走式縦孔掘削機に対して、その駆動源に給電するケーブルを支持するケーブルサポート装置に関する。
例えば山岳部の送電線等の鉄塔の建て替えの際に新しい鉄塔の深礎杭(基礎)を地中深く施工するような深礎工法では、深礎杭を挿し込むための小径の縦孔(深礎杭孔)を掘削する。しかし山岳部における縦孔の掘削工事では搬入経路や広い足場が確保できず大掛かりな機械設備が使えないことが多い。そのような場合に、例えばヘリコプターで輸送することができる超小型の油圧ショベルを用い、その油圧ショベルをクレーン等で縦孔に投入し縦孔を掘り進めていくことがある(特許文献1等参照)。本願明細書ではこのように縦孔の底部で稼働し、走行体によって走行して小刻みに位置を変えながら縦孔を掘り進める油圧ショベルを自走式縦孔掘削機と呼ぶ。
油圧ポンプを駆動する駆動源として電動機を搭載した自走式縦孔掘削機では、地上(縦孔の外部)に設置された発電機と自走式縦孔掘削機とをケーブルで接続し、縦孔底部の自走式縦孔掘削機に対して電動機を駆動する電力を地上から供給する場合がある。このようなケーブルは従来、作業者の落下防止のために縦孔の開口部を囲うように地上に設けた柵にロープ等で括り付けて保持されていた。柵に固定されたケーブルは開口の縁から縦孔の内壁面に沿って垂れ下がり、縦孔内で動き回る自走式縦孔掘削機と縦孔の内壁面との間に弛んだ部分が挟まれることがあった。深礎工法の縦孔の内壁面はライナプレートで支えられており、ライナプレートは強度確保のために蛇腹状に形成されている。そのためライナプレートと自走式掘削機との間にケーブルが挟まれると、ケーブルに高い面圧が掛かる。著しい場合にはこのことでケーブルを傷める可能性がある。
本発明の目的は、縦孔内で自走式掘削機が動き回る際の給電用のケーブルの傷みを抑制することができる自走式縦孔掘削機用のケーブルサポート装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、走行体、前記走行体の上部に旋回可能に設けた旋回体、前記旋回体に取り付けた作業機、前記作業機を駆動する油圧アクチュエータ、前記油圧アクチュエータを駆動する圧油を吐出する油圧ポンプ、及び前記油圧ポンプを駆動する電動機を備えた自走式縦孔掘削機に給電するためのケーブルを支持するケーブルサポート装置において、縦孔の内壁面を構成するライナプレートの上端部に上から被せて又は挿し込んで装着するベースと、前記ベースに基端部が支持された片持ち梁状の部材であって前記ライナプレートの上端部に前記ベースを装着した状態で前記縦孔の内側に延びるステーと、前記ステーの先端部に設けられた部材であって前記ケーブルを通して前記縦孔に垂れ下げるガイドを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ライナプレートから離れた位置にガイドを配置してこれにケーブルを通すことで、ライナプレートから離してケーブルを縦孔に垂れ下げることができる。これによりライナプレートと自走式掘削機の間にケーブルが挟まってケーブルが損傷することを抑制できる。
加えて、ケーブルサポート装置はベースをライナプレートの上端部に被せるだけでライナプレートに装着でき、着脱が容易である。またステーが片持ち梁構造であるためケーブルサポート装置の重量も抑えられる。これによりケーブルサポート装置の設置位置の変更が容易であることも大きなメリットである。
以下に図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
(第1実施形態)
1.縦孔掘削システム
図1は本発明の第1実施形態に係るケーブルサポート装置を用いた縦孔掘削システムの全体構成を表す側面図である。同図に示したシステムは、自走式縦孔掘削機100(以下、掘削機100)、発電機200及びケーブルサポート装置1(以下、サポート1)を備えている。以下の説明において断り書きのない場合は掘削機100の運転席に座ったオペレータの正面方向(図1中では右方向)を前方とする。
1.縦孔掘削システム
図1は本発明の第1実施形態に係るケーブルサポート装置を用いた縦孔掘削システムの全体構成を表す側面図である。同図に示したシステムは、自走式縦孔掘削機100(以下、掘削機100)、発電機200及びケーブルサポート装置1(以下、サポート1)を備えている。以下の説明において断り書きのない場合は掘削機100の運転席に座ったオペレータの正面方向(図1中では右方向)を前方とする。
2.自走式縦孔掘削機
図1に例示した掘削機100は例えば深礎工法で深礎杭(不図示)を挿し込む小径(例えば直径2.5m程度)の縦孔(深礎杭孔)Hに投入され、縦孔Hの底部で稼働し走行装置112によって小刻みに位置を変えながら縦孔Hを掘り進める超小型の作業機械である。ここで例示する掘削機100は特に、履帯式の左右の走行装置112における前側の間隔を開いてV字型に開脚し、これら左右の走行装置112の間の領域を掘削することができる開脚型である。走行装置112をV字型に開脚した際には、左右の履帯116を逆回転させることで縦孔Hの底部で円弧状に横移動することもできる。この開脚機構については例えば特願2017‐90097に詳しく記載されている。この掘削機100は、走行体110、旋回体120及び作業機(フロント作業機)130を備えている。
図1に例示した掘削機100は例えば深礎工法で深礎杭(不図示)を挿し込む小径(例えば直径2.5m程度)の縦孔(深礎杭孔)Hに投入され、縦孔Hの底部で稼働し走行装置112によって小刻みに位置を変えながら縦孔Hを掘り進める超小型の作業機械である。ここで例示する掘削機100は特に、履帯式の左右の走行装置112における前側の間隔を開いてV字型に開脚し、これら左右の走行装置112の間の領域を掘削することができる開脚型である。走行装置112をV字型に開脚した際には、左右の履帯116を逆回転させることで縦孔Hの底部で円弧状に横移動することもできる。この開脚機構については例えば特願2017‐90097に詳しく記載されている。この掘削機100は、走行体110、旋回体120及び作業機(フロント作業機)130を備えている。
・走行体
走行体110は掘削機100が自力走行するための履帯式(クローラ式)の走行体であり、トラックフレーム111、左右の走行装置112及びアウトリガー113を備えている。トラックフレーム111は走行体110のフレームをなすもので、特に図示していないがセンタフレーム、左右のリンク及び左右のサイドフレームからなり、閉脚時に平面視でH型になるように形成されている。センタフレームの後部(図1では左側部分)に上記アウトリガー113が設けられている。掘削作業の邪魔になり得るためセンタフレームの前部にアウトリガーは設けられておらず、アウトリガー113は後部のみに存在する。アウトリガー113は図示しないシリンダによって上下に揺動し、場面に応じて高さを調節することで作業中における掘削機100の後傾を抑制することができる。
走行体110は掘削機100が自力走行するための履帯式(クローラ式)の走行体であり、トラックフレーム111、左右の走行装置112及びアウトリガー113を備えている。トラックフレーム111は走行体110のフレームをなすもので、特に図示していないがセンタフレーム、左右のリンク及び左右のサイドフレームからなり、閉脚時に平面視でH型になるように形成されている。センタフレームの後部(図1では左側部分)に上記アウトリガー113が設けられている。掘削作業の邪魔になり得るためセンタフレームの前部にアウトリガーは設けられておらず、アウトリガー113は後部のみに存在する。アウトリガー113は図示しないシリンダによって上下に揺動し、場面に応じて高さを調節することで作業中における掘削機100の後傾を抑制することができる。
左右の走行装置112は、従動輪114、駆動輪115、履帯(クローラ)116及び走行駆動装置117を備えている。従動輪114はトラックフレーム111の左右のサイドフレームの各前端(図1では右端)に、駆動輪115は左右のサイドフレームの各後端(図1では左端)にそれぞれ回転自在に支持されている。左右のサイドフレームは、それぞれ左右の走行装置112のフレームを兼ねる。履帯116は左右の走行装置112についてそれぞれ従動輪114及び駆動輪115に掛け回されている。左右の走行装置112についてそれぞれ駆動輪115の回転軸に走行駆動装置117の出力軸が連結されている。走行駆動装置117が駆動されると従動輪114と駆動輪115に掛け回された履帯116が循環駆動され、掘削機100の走行動作等が行われる。走行駆動装置117は油圧モータを含む。
ここで、左右のサイドフレームは、その後部がセンタフレームに対して上下に延びる軸(不図示)を介して回動可能に連結されており、前部がそれぞれ上記リンクを介してセンタフレームに連結されている。左右のリンクはシリンダ(不図示)で連結されており、シリンダを伸ばすと左右のサイドフレームが上記の軸を支点に回動し、左右の走行装置112が前部の間隔を広げてV字型に開脚する。また本実施形態の掘削機100の場合、小径の縦孔Hの底部で動き回る都合上、走行装置112の長手方向の長さ(少なくともサイドフレームの長さ)は一般的な油圧ショベルよりも短く、旋回体120の前後方向の長さと同程度かそれよりも短い。特に本実施形態においては、走行装置112と旋回体120の互いの前後位置が全体として重複している。左右の走行装置112が平行な状態では(図1に示したような閉脚時には)平面視で左右の走行装置112の車幅方向の外側の辺がほぼ正方形の対辺となるように走行装置112の間隔や長さが調整されている。これにより短い走行装置112ではあるが安定性は確保される。
・旋回体
旋回体120は、旋回フレーム(不図示)、運転席121、カウンタウェイト122及び機械室123等を備えている。旋回フレームは旋回体120のベースフレームであり、旋回輪124を介してトラックフレーム111(センタフレーム14)の上部に設けられている。旋回フレームには旋回輪124の付近に旋回モータ(不図示)が搭載されており、旋回モータの出力軸が旋回輪124に設けた歯車と噛み合うことで、走行体110に対して旋回体120が鉛直軸周りに旋回する。旋回モータには電動モータを用いることもできるが、本実施形態では油圧モータが用いてある。
旋回体120は、旋回フレーム(不図示)、運転席121、カウンタウェイト122及び機械室123等を備えている。旋回フレームは旋回体120のベースフレームであり、旋回輪124を介してトラックフレーム111(センタフレーム14)の上部に設けられている。旋回フレームには旋回輪124の付近に旋回モータ(不図示)が搭載されており、旋回モータの出力軸が旋回輪124に設けた歯車と噛み合うことで、走行体110に対して旋回体120が鉛直軸周りに旋回する。旋回モータには電動モータを用いることもできるが、本実施形態では油圧モータが用いてある。
運転席121は旋回体120の旋回中心に対して左右方向の一方側(本実施形態では左側)にオフセットした位置に配置されている。この運転席121の上側はキャノピ125で覆われている。また旋回フレームの前部には運転席121の前側に位置するように操作装置126が配置されている。操作装置126は、作業機130や走行体110、旋回体120の動作を指示するレバー装置やペダル類等の複数の操作装置である。カウンタウェイト122は作業機130との重量のバランスをとるための錘であり、旋回フレームの後端に設けられている。本実施形態におけるカウンタウェイト122は機械室123のカバー(外壁)と一体に形成されており(カバーを兼ねており)、機械室123に収容された各機器を覆っている。また掘削機100は超小型であり、キャノピ125を支持する支柱のうち旋回体120の後部に配置された支柱125aはカウンタウェイト122又はその上のカバー(不図示)の上部から立ち上がり、旋回体120の後端付近に位置する。
図示していないが、機械室123には、電動機127の他、油圧ポンプや冷却ファン、バルブユニット、作動油タンク、コントローラ128、制御盤等が収容されている。電動機127は油圧ポンプを駆動する駆動源であり、発電機200からケーブル201を介して供給される電力で駆動される。電動機127によって駆動された油圧ポンプは、作動油タンクの作動油を吸い込んで圧油として吐出する。油圧ポンプから吐出された圧油は、操作装置126の操作に応じて作動するバルブユニットによって制御されて対応する油圧アクチュエータに供給される。コントローラ128は電装品を制御する制御装置である。制御盤は、発電機200又はその他の外部電源から受電する装置であり、外部電源を必要に応じて遮断及び投入するブレーカ、入力された電力の周波数を電気的に調整して出力可能なインバータ装置を備えている。電動機127の回転数に相当する周波数にインバータで調整された電力が、制御盤を介して電動機127に供給されるようになっている。
なお、本実施形態の掘削機100は図1に示したように超小型であり、コントローラ128及び電動機127を運転席121の下部に上下に並べて配置する等、機械室123の収容機器のレイアウトを立体的に工夫して旋回体120を極めて小径に構成してある。本実施形態では電動機127より上側にコントローラ128を配置してある。詳しく図示していないが、運転席121は前部を支点として後部が上下に回動する構造になっており、運転席121の後部を持ち上げて傾斜させるとコントローラ128の上側が開放され、コントローラ128にアクセスできるようになっている。
・作業機
作業機130は作業腕131及びアタッチメントである作業具134を含む多関節型のフロント作業機であり、旋回体120に取り付けられている。作業腕131は、ブーム132、アーム133、ブームシリンダ135、アームシリンダ136及び作業具シリンダ137を備えている。ブーム132は旋回体120の前部に回動可能に連結され、アーム133はブーム132の先端に、作業具134はアーム133の先端に、それぞれ回動可能に連結されている。ブーム132、アーム133及び作業具134はいずれも左右に水平に延びる回転軸を支点にして回動する。図1では作業具134としてバケットを装着した場合を例示しているが、装着されるアタッチメントの種類はこれらに限られない。また、ブームシリンダ135は旋回体120及びブーム132に、アームシリンダ136はブーム132及びアーム133に、それぞれ両端が連結されている。作業具シリンダ137は、基端がアーム133に連結される一方、先端がリンク138を介してアーム133の先端部及び作業具134に連結されている。ブームシリンダ135、アームシリンダ136及び作業具シリンダ137はいずれも油圧アクチュエータであり、油圧ポンプから吐出される圧油で駆動され、伸縮動作により作業機130を駆動する。
作業機130は作業腕131及びアタッチメントである作業具134を含む多関節型のフロント作業機であり、旋回体120に取り付けられている。作業腕131は、ブーム132、アーム133、ブームシリンダ135、アームシリンダ136及び作業具シリンダ137を備えている。ブーム132は旋回体120の前部に回動可能に連結され、アーム133はブーム132の先端に、作業具134はアーム133の先端に、それぞれ回動可能に連結されている。ブーム132、アーム133及び作業具134はいずれも左右に水平に延びる回転軸を支点にして回動する。図1では作業具134としてバケットを装着した場合を例示しているが、装着されるアタッチメントの種類はこれらに限られない。また、ブームシリンダ135は旋回体120及びブーム132に、アームシリンダ136はブーム132及びアーム133に、それぞれ両端が連結されている。作業具シリンダ137は、基端がアーム133に連結される一方、先端がリンク138を介してアーム133の先端部及び作業具134に連結されている。ブームシリンダ135、アームシリンダ136及び作業具シリンダ137はいずれも油圧アクチュエータであり、油圧ポンプから吐出される圧油で駆動され、伸縮動作により作業機130を駆動する。
3.発電機
発電機200は掘削機100の電動機127に電力を供給する外部電源であって、掘削機100とは別に縦孔Hの外部における地上Gの適宜の場所(例えば縦孔Hの近傍)に設置されている。この発電機200は、内蔵した原動機(内燃機関)により駆動されて電力を生成する。発電機200と掘削機100は図1に示したようにケーブル201を介して接続され、ケーブル201を介して発電機200から供給される電力によって掘削機100が駆動される。具体的には、ケーブル201の一端は発電機200の出力部に接続され、他端は掘削機100の前述した制御盤との接続部に接続される。
発電機200は掘削機100の電動機127に電力を供給する外部電源であって、掘削機100とは別に縦孔Hの外部における地上Gの適宜の場所(例えば縦孔Hの近傍)に設置されている。この発電機200は、内蔵した原動機(内燃機関)により駆動されて電力を生成する。発電機200と掘削機100は図1に示したようにケーブル201を介して接続され、ケーブル201を介して発電機200から供給される電力によって掘削機100が駆動される。具体的には、ケーブル201の一端は発電機200の出力部に接続され、他端は掘削機100の前述した制御盤との接続部に接続される。
4.ケーブルサポート装置
図2はサポート1の側面図、図3は平面図である。サポート1は、掘削機100に給電するためのケーブル201を支持する装置であり、図1及び図2に示したように、ベース10、ステー20、ガイド30及びホルダ40を備えている。このサポート1によって縦孔Hの内壁面から離れた位置(例えば縦孔Hの下開口部の中央付近)からケーブル201が垂れ下がるようになっている。続いてサポート1の各部について順次説明する。
図2はサポート1の側面図、図3は平面図である。サポート1は、掘削機100に給電するためのケーブル201を支持する装置であり、図1及び図2に示したように、ベース10、ステー20、ガイド30及びホルダ40を備えている。このサポート1によって縦孔Hの内壁面から離れた位置(例えば縦孔Hの下開口部の中央付近)からケーブル201が垂れ下がるようになっている。続いてサポート1の各部について順次説明する。
・ベース
まず縦孔Hの壁面は崩壊防止のためにライナプレートPで保護されており、ライナプレートPが縦孔Hの内壁面を構成する。図示していないが、作業者の落下防止のために縦孔Hの開口部を囲うように柵が設けられる場合もある。ライナプレートPは複数の円弧状のパーツにより縦孔Hの内壁面に沿った円筒形状に形成され、縦孔Hの掘削作業の進捗に合わせて下方に延伸していく。また、強度確保のためにライナプレートPは蛇腹状(縦孔Hの中心を通る鉛直面で切断した断面が波形)をしている。ライナプレートPの上縁は縦孔Hの開口部(地上G)よりも上に突出している。ベース10は、このライナプレートPの上端部に上から被せてライナプレートPの上端に装着される。
まず縦孔Hの壁面は崩壊防止のためにライナプレートPで保護されており、ライナプレートPが縦孔Hの内壁面を構成する。図示していないが、作業者の落下防止のために縦孔Hの開口部を囲うように柵が設けられる場合もある。ライナプレートPは複数の円弧状のパーツにより縦孔Hの内壁面に沿った円筒形状に形成され、縦孔Hの掘削作業の進捗に合わせて下方に延伸していく。また、強度確保のためにライナプレートPは蛇腹状(縦孔Hの中心を通る鉛直面で切断した断面が波形)をしている。ライナプレートPの上縁は縦孔Hの開口部(地上G)よりも上に突出している。ベース10は、このライナプレートPの上端部に上から被せてライナプレートPの上端に装着される。
具体的には、ベース10は、互いに対面する平行な2枚のプレート11,12を備えている。プレート11,12は縦孔Hの断面円の接線を含む鉛直面と平行である。縦孔Hの径方向の外側に位置するプレート11における内側のプレート12と反対側の面には、ホルダ40を取り付けるための当て板13が溶接等によって取り付けられている。プレート11,12の対向空間は、少なくとも縦孔Hの周方向の両側及び下側が開放されている。プレート11,12の形状は限定されないが、本実施形態では縦長(縦孔Hの周方向の寸法よりも上下方向の寸法が長い形状)の平板を採用している(以下、プレート11,12についての縦穴Hの周方向の寸法を「幅」と記載する)。これらプレート11,12の間にライナプレートPにおける上端の任意に位置する部分の壁面が挟まった状態となるように、ベース10はライナプレートPに被せて装着される。ライナプレートPが円弧状であるのに対しプレート11,12は平板であるため、プレート11,12の間の距離はライナプレートPの厚み(蛇腹の山谷の高さを含む厚み)よりも若干大きい。ベース10をライナPに装着すると、プレート11の幅方向の中央がライナプレートPの外周面に線接触し、プレート12の幅方向の両端がライナプレートPの内周面に線接触する構成である(製作誤差は許容される)。プレート11,12をライナプレートPに合わせて円弧状に形成し、プレート11,12がライナプレートPに面接触する構成としても良い。また、プレート11,12は大きさ及び形状が同一で縦孔Hの中心から見て全部が重なる位置関係にある場合を例示しているが、例えばプレート11,12の幅寸法や上下方向の寸法が異なっていても良い。厚みについては、本実施形態では当て板13を溶接する関係上、縦孔Hの径方向の外側に位置するプレート11が内側のプレート12よりも厚くしてある。
・ステー
ステー20はベース10に基端部(縦孔Hの径方向の外側の端部)が支持された片持ち梁状の部材であり、ライナプレートPの上端部にベース10を装着した状態で縦孔Hの内側に(中心に向かって)延びている。本実施形態ではステー20は水平に延在している。ステー20は例えばチャンネル材(溝形鋼)で構成され、溝を下方に開口させた姿勢で基端部がベース10に溶接等で固定されている。但し、所望の曲げ強度が確保できれば断面形状は限定されず、例えばアングル材(山形鋼)で代替することもできる。またステー20の先端(基端と反対側の端部)の付近には貫通孔21が上下方向に開口して設けられている。ステー20の長さ(縦孔Hの径方向にとった寸法)は限定されないが、縦孔Hの中心が後述するガイド30の開口を通る程度(例えば縦孔Hの半径程度)が好ましい。またステー20の幅(縦孔Hの断面円のベース10の位置における接線方向にとった寸法)も限定されないが、本実施形態では図3に示したようにガイド30の外径寸法と同じかそれより若干大きい程度である。
ステー20はベース10に基端部(縦孔Hの径方向の外側の端部)が支持された片持ち梁状の部材であり、ライナプレートPの上端部にベース10を装着した状態で縦孔Hの内側に(中心に向かって)延びている。本実施形態ではステー20は水平に延在している。ステー20は例えばチャンネル材(溝形鋼)で構成され、溝を下方に開口させた姿勢で基端部がベース10に溶接等で固定されている。但し、所望の曲げ強度が確保できれば断面形状は限定されず、例えばアングル材(山形鋼)で代替することもできる。またステー20の先端(基端と反対側の端部)の付近には貫通孔21が上下方向に開口して設けられている。ステー20の長さ(縦孔Hの径方向にとった寸法)は限定されないが、縦孔Hの中心が後述するガイド30の開口を通る程度(例えば縦孔Hの半径程度)が好ましい。またステー20の幅(縦孔Hの断面円のベース10の位置における接線方向にとった寸法)も限定されないが、本実施形態では図3に示したようにガイド30の外径寸法と同じかそれより若干大きい程度である。
・ガイド
ガイド30はケーブル201を通して縦孔Hに垂れ下げるための上下に開口した枠型の部材であり、上記貫通孔21に開口を合わせるようにしてステー20の先端部の上面に溶接等で固定されている。本実施形態ではガイド30に円形のリングを用いた場合を例示しているが、四角形に代表される多角形型の枠を採用することもできる。またガイド30は、少なくともステー20の基部側の部分の断面の上部が上に凸の曲面で形成されている。ここで言う断面とはガイド30の中心を通る鉛直面に沿った断面であり、本実施形態においてはガイド30の各部の断面は一様に円形である。ガイド30の断面における上部の曲面の曲率半径は、少なくともケーブル201の断面の半径よりも大きい。本実施形態では図3に示したようにガイド30の全部がステー20の上面に固定された場合を例示しているが、ステー20の先端からステー20の長手方向にガイド30が突出した構成としても良い。この場合、上から見てガイド30の開口がステー20の延在範囲に全く重ならないときはステー20の貫通孔21は省略可能であり、一部重なるときはステー20の先端の重なる部分を切り欠けば良い。
ガイド30はケーブル201を通して縦孔Hに垂れ下げるための上下に開口した枠型の部材であり、上記貫通孔21に開口を合わせるようにしてステー20の先端部の上面に溶接等で固定されている。本実施形態ではガイド30に円形のリングを用いた場合を例示しているが、四角形に代表される多角形型の枠を採用することもできる。またガイド30は、少なくともステー20の基部側の部分の断面の上部が上に凸の曲面で形成されている。ここで言う断面とはガイド30の中心を通る鉛直面に沿った断面であり、本実施形態においてはガイド30の各部の断面は一様に円形である。ガイド30の断面における上部の曲面の曲率半径は、少なくともケーブル201の断面の半径よりも大きい。本実施形態では図3に示したようにガイド30の全部がステー20の上面に固定された場合を例示しているが、ステー20の先端からステー20の長手方向にガイド30が突出した構成としても良い。この場合、上から見てガイド30の開口がステー20の延在範囲に全く重ならないときはステー20の貫通孔21は省略可能であり、一部重なるときはステー20の先端の重なる部分を切り欠けば良い。
・ホルダ
ホルダ40は縦孔Hに滑り落ちないようにケーブル201を保持する装置であり、本実施形態ではベース10のプレート11の外壁面(縦孔Hの径方向の外側を向いた面)に溶接、ボルト等の適宜の手段で取り付けられている。ホルダ40はまた、掘削機100の作業の進捗に伴って縦孔Hが深くなる度にケーブル201を繰り出す機構を兼ねる。このホルダ40は、ブラケット41、ローラ42及びストッパ43を備えている。
ホルダ40は縦孔Hに滑り落ちないようにケーブル201を保持する装置であり、本実施形態ではベース10のプレート11の外壁面(縦孔Hの径方向の外側を向いた面)に溶接、ボルト等の適宜の手段で取り付けられている。ホルダ40はまた、掘削機100の作業の進捗に伴って縦孔Hが深くなる度にケーブル201を繰り出す機構を兼ねる。このホルダ40は、ブラケット41、ローラ42及びストッパ43を備えている。
ブラケット41は取り付け部41aと本体部41bとで上から見てL字型に形成された板状の部材であり、取り付け部41aがベース10の当て板13にボルト又は溶接等で取り付けられている。本体部41bはベース10を挟んでステー20と反対方向に延在している。本体部41bにはベアリング41cとストッパ孔41dが各1つ設けられている。
ローラ42はケーブル201を巻き付けるための部材であり、その軸42aがベアリング41cで支持されることでブラケット41に回転自在に支持されている。軸42aはベース10と平行でかつ水平方向(縦孔Hの断面円の接線方向)に延びている。ローラ42は巻き付け部42bと鍔部42c,42dを有している。巻き付け部42bは軸42aを回転中心とする円筒状の部材であり、外周部にケーブル201を巻き付けるための部位である。鍔部42c,42dは巻き付け部42bの両端面を構成する部材であり、軸42aを中心として巻き付け部42bと同心の円板である。鍔部42c,42dの直径は巻き付け部42bの外径よりも大きく、巻き付け部42bに巻き付けたケーブル201が巻き付け部42bから外れないようにガイドする機能を果たす。ブラケット41の本体部41bに対向する鍔部42cには、巻き付け部42bの外周面よりも外側(外縁付近)の環状領域に、全周に亘って周方向に所定のピッチで複数のストッパ孔42eが設けられている。ブラケット41の本体部41bと反対側の鍔部42dには、ハンドル42fが設けられている。
ストッパ43はブラケット41に対するローラ42の回転を拘束するための部材であり、本例ではピンを採用している。ブラケット41とローラ42のストッパ孔41d,42eにストッパ43を挿し込むことでローラ42が回転不能となる。
5.動作
山岳地で鉄塔の深礎杭孔として縦孔Hを掘削する場合、例えば現地で組み立てた分解型油圧ショベルで地表面から一定の深さまでライナプレートPで内壁を固めつつ縦孔Hを掘削し、その後クレーン等で掘削機100を縦孔Hの内部に投入する。
山岳地で鉄塔の深礎杭孔として縦孔Hを掘削する場合、例えば現地で組み立てた分解型油圧ショベルで地表面から一定の深さまでライナプレートPで内壁を固めつつ縦孔Hを掘削し、その後クレーン等で掘削機100を縦孔Hの内部に投入する。
掘削機100を運転する場合、まず例えば縦孔Hの中心と発電機200を結ぶ線上に位置するようにライナプレートPの上端にベース10を被せることでサポート1を装着する。そして発電機200に一端を接続したケーブル201をサポート1のガイド30の開口を通して縦孔Hに垂れ下げ、ケーブル201の他端を掘削機100に接続する。その際のガイド30から掘削機100までのケーブル201の長さは縦孔H内で掘削機100が動き回るのに必要な程度に止め、必要以上にケーブル201の弛みが生じないように長さを調整してホルダ40でケーブル201を保持する。ホルダ40にケーブル201を保持させる際には、ストッパ43で固定したホルダ40のローラ42に2回から数回巻き付け、摩擦力によってケーブル201が滑り落ちないようにする。
その後、発電機200を運転して掘削機100への電力の供給を開始し、オペレータは掘削機100の運転席121に座って操作装置126を適宜操作する。これにより走行体110によって掘削機100を移動させたり、作業機130によって掘削作業をしたり旋回体120を旋回させたりすることができる。掘削作業は、例えば図1に示したように作業具134としてバケットを用いて縦孔Hの底部を掘削したり、必要に応じて作業具134としてブレーカを用いて縦孔Hの底面の岩盤を破砕したりする。掘削した土砂や礫等はバケットで掬って別途用意した容器に積み込み、クレーン等で容器を吊り上げて縦孔Hの外に運び出す。また開脚して左右の走行装置112の間の領域を掘削する必要がある場合、開脚用のシリンダ(不図示)を伸長させる。
掘削作業の進展により縦孔Hの深度が増したら、ライナプレートPを追加して縦孔Hの新たな壁面を保護しつつ、縦孔Hの深さの増加分だけケーブル201を繰り出す。その際には、ホルダ40のストッパ43を抜き取り、ハンドル42fを操作してローラ42を回転させることでケーブル201を繰り出す。必要分のケーブル201を繰り出したら再度ストッパ43でローラ42を固定し、ホルダ40によってケーブル201を保持する。
6.効果
(1)本実施形態によれば、ステー20を介して縦孔HのライナプレートPから離れて(例えば縦孔Hの中心付近に)ガイド30が位置し、このガイド30にケーブル201を通している。これによりガイド30から垂れ下がるケーブル201とライナプレートPとの間の距離を確保することができ、ライナプレートPと縦孔Hの底部で動き回る掘削機100との間にケーブル201が挟まる事象の発生を抑制することができる。また、ケーブル201の経路上においてはライナプレートPにサポート1が被さっているので、ライナプレートPの上端にケーブル201が擦れる事象の発生も抑制することができる。よって縦孔H内で掘削機100が動き回る際の給電用のケーブル201の傷みを抑制することができる。またライナプレートPにベース10を固定するのでライナプレートPを基準にして縦孔Hに対するガイド30の位置が自ずと決まるメリットがある。なお、深礎杭を挿し込む縦孔Hの径は規格で決まっている。
(1)本実施形態によれば、ステー20を介して縦孔HのライナプレートPから離れて(例えば縦孔Hの中心付近に)ガイド30が位置し、このガイド30にケーブル201を通している。これによりガイド30から垂れ下がるケーブル201とライナプレートPとの間の距離を確保することができ、ライナプレートPと縦孔Hの底部で動き回る掘削機100との間にケーブル201が挟まる事象の発生を抑制することができる。また、ケーブル201の経路上においてはライナプレートPにサポート1が被さっているので、ライナプレートPの上端にケーブル201が擦れる事象の発生も抑制することができる。よって縦孔H内で掘削機100が動き回る際の給電用のケーブル201の傷みを抑制することができる。またライナプレートPにベース10を固定するのでライナプレートPを基準にして縦孔Hに対するガイド30の位置が自ずと決まるメリットがある。なお、深礎杭を挿し込む縦孔Hの径は規格で決まっている。
加えて、サポート1は単にライナプレートPの円周上の任意の箇所の上端に上から被せるだけで装着でき、また上に持ち上げるだけで取り外すことができる。また強度を重視すれば縦孔Hを跨ぐ両持ち梁構造のサポートも考えられるが、サポートが大型化し重量も重くなってしまう。本実施形態の場合、サポート1は片持ち梁構造であるため、両持ち梁構造である場合に比べてコンパクトで軽量なものとすることができる。送電線の鉄塔の建て替えの際には深礎杭を施工する縦穴Hを複数掘削するのが通常であり、発電機200を低位置に据え付けたまま掘削する縦孔Hが順次変わっていく場合がある。このような場合、サポート1の着脱に労力を要するようでは効率が悪いがそのようなこともない。
また、両持ち梁構造のサポートに比べ、片持ち梁構造のサポート1はライナプレートPに装着しても縦孔Hの開口面積をあまり狭めない。そのため、縦孔Hの底部で掘削した土砂や礫等を容器に入れて縦孔Hから搬出する作業の際、サポートを両持ち梁構造にした場合に比べて容器の出し入れの邪魔になり難い点もメリットである。
(2)本実施形態ではサポート1にホルダ40が備わっているので、柵にロープで括り付けたりしなくてもケーブル201が滑り落ちることがなく、ケーブル201を適宜の長さで確りと保持することができる。またホルダ40を設けたことにより、ガイド30とローラ42の間でケーブル201が積極的に動くことがないので、ライナプレートPとケーブル201との擦れも生じない。特に本実施形態のホルダ40の場合、ストッパ43を取り外してローラ42を回転させられる。従って縦孔Hの深度が増加した際には、ケーブル201をローラ42から外したりする必要がなく、ローラ42を回転させることでそのままケーブル201を繰り出すことができる。作業の進捗に合わせたケーブル201の送り作業が容易かつ短時間でできる。
(3)またガイド30の断面が円形でガイド30におけるケーブル201が掛かる部分(ガイド30の断面の上部)が上に凸の曲面になっているので、ガイド30との擦れによるケーブル201の痛みも抑制することができる。
(第2実施形態)
図4は本発明の第2実施形態に係るケーブルサポート装置の側面図、図5は平面図である。これらの図において説明済みの要素には先行する図面と同符号を付して説明を省略する。本実施形態に係るサポート1Aが第1実施形態のサポート1と相違する点は、ステー20Aがベース10に対して水平方向に回動可能である点である。また、本実施形態ではホルダ40が省略され、代わりにガイド44が設けられている。その他の構成は第1実施形態と同様である。
図4は本発明の第2実施形態に係るケーブルサポート装置の側面図、図5は平面図である。これらの図において説明済みの要素には先行する図面と同符号を付して説明を省略する。本実施形態に係るサポート1Aが第1実施形態のサポート1と相違する点は、ステー20Aがベース10に対して水平方向に回動可能である点である。また、本実施形態ではホルダ40が省略され、代わりにガイド44が設けられている。その他の構成は第1実施形態と同様である。
本実施形態のステー20Aは、基部22、ブラケット23及び本体部24を備え、本実施形態では水平に延びている。基部22はベース10に溶接等で固定された部材であり、ベース10に対する固定構造は第1実施形態のステー20と同様である。基部22の幅(縦孔Hの断面円のベース10の位置における接線方向にとった寸法)はステー20と同程度であり、本実施形態では基部22の長さ(縦孔Hの径方向にとった寸法)は幅よりも短い。ブラケット23は基部22に溶接等で固定されており、基部22に対して縦孔Hの中心に向かって突出している。本体部24は基端がピン25を介してブラケット23に連結されている。ピン25は上下に延びており、本体部24はピン25を中心に水平方向に回動する。本体部24の先端には貫通孔21が開口しており、これに対応するように本体部24の上面にはガイド30が固定されている。本体部24の長さは限定されないが、縦孔Hの中心がガイド30の開口を通り得る程度(例えばステー20Aの全体が縦孔Hの半径程度になる長さ)が好ましい。また本体部24の幅も限定されないが、本実施形態では図5に示したように基部22と同程度である。基部22や本体部24は第1実施形態のステー20と同じくチャンネル材やアングル材をベースにして構成することができる。
ガイド44はステー20Aの基部22の角(上面側の縦孔Hの中心と反対側の角)にケーブル201が擦れないようにするための保護部材であり、本実施形態では円柱状の棒材を採用している。ガイド44は基部22の上記の角に沿って基部22の上面に溶接等により固定されている。本実施形態のガイド44は断面円形であるが、少なくとも断面の上部が上に凸の曲面で形成されていれば良い。ここで言う断面とは縦孔Hの中心を通る鉛直面に沿った断面である。ガイド44の断面の上部の曲面の曲率半径は、少なくともケーブル201の断面の半径よりも大きい。
本実施形態においてもライナプレートPから離れたガイド30にケーブル201を通すことでケーブル201の損傷を抑制でき、またベース10の構造によるサポート1Aの着脱も容易であり、第1実施形態と同様に上記の基本効果(1)が得られる。この基本効果(1)を得るためにはホルダ40は必ずしも必要ではなく、本実施形態ではこれを省略している。ケーブル201を保持する限りにおいては、例えば縦孔Hを囲うようにして設けてある柵等にケーブル201を括り付ければ良い。ホルダ40を省略した代わりに上面が曲面のガイド44を設けたことにより、ライナプレートPの上端や基部22の角とケーブル201との擦れも抑制することができる。またガイド30の上面が曲面であるので上記効果(3)も得られる。
特に本実施形態においては、ステー20Aの本体部24が水平方向に回動するように構成した。これにより図5に二点鎖線で表したようにステー20Aを縦孔Hの中心から遠ざける方向に回動させ、掘削した土砂や礫等を搬出する容器を縦孔Hに出し入れする際に縦孔Hを広く開口させることができる。これにより土砂や礫等を搬出する容器を縦孔Hに出し入れする作業がよりやり易くなる。
なお、本実施形態のサポート1Aではホルダ40(図2等)を省略したが、ホルダ40を設けても良い。その場合ガイド44の有無は問わない。反対に第1実施形態のサポート1において、ホルダ40に代えて、又はホルダ40に加えて、ガイド44を設けても良い。
(第3実施形態)
図6は本発明の第3実施形態に係るケーブルサポート装置の側面図である。この図において説明済みの要素には先行する図面と同符号を付して説明を省略する。本実施形態に係るサポート1Bが第1実施形態のサポート1と相違する点は、ステー20Bが伸縮可能である点である。また、第2実施形態と同様、本実施形態ではホルダ40が省略され、代わりにガイド44が設けられている。その他の構成は第1実施形態と同様である。
図6は本発明の第3実施形態に係るケーブルサポート装置の側面図である。この図において説明済みの要素には先行する図面と同符号を付して説明を省略する。本実施形態に係るサポート1Bが第1実施形態のサポート1と相違する点は、ステー20Bが伸縮可能である点である。また、第2実施形態と同様、本実施形態ではホルダ40が省略され、代わりにガイド44が設けられている。その他の構成は第1実施形態と同様である。
本実施形態のステー20Bは基部26及び本体部27を備え、ベース10から縦孔Hの内側に(例えば縦孔Hの中心に向かって)例えば水平に延びている。基部26及び本体部27は例えばチャンネル材(溝形鋼)で構成され、溝を下方に開口させた姿勢で用いられる。基部26は第1実施形態のステー20と同じく基端部がベース10に溶接等で固定されている。本体部27の内法寸法は基部26の幅(縦孔Hの断面円のベース10の位置における接線方向にとった寸法)より若干大きく、本体部27は基部26に被さっている。本体部27の先端には、第1実施形態のステー20と同じく貫通孔21が設けられ、これに対応するように上面にガイド30が固定されている。本体部27における基部26に上下に対向する面(下向きの面)には、複数(図6では3つ)の車輪28が回転自在に取り付けられている。これら車輪28の回転軸はいずれもステー20Bの幅方向に延びている。つまり本体部27が車輪28によって基部26の上部を走行することにより、ステー20Bが縦孔Hの径方向に伸縮する構成である。
特に図示していないが、例えば基部26の上面の先端部分には車止めのようなストッパが設けられており、本体部27の車輪28が基部26から外れないようになっている。また必要であれば、例えば本体部27が縦穴Hの中心側に移動して本体部27の重心が基部26の延在範囲から外れても、本体部27が基部26から浮き上がらないようにする機構を設置することもできる。例えば基部26又は本体部27の上下方向に対向する互いの対向面の一方にステー20Bの伸縮方向に延びるスリットを設け、対向面の他方にそのスリットを移動するフックを設ける構成が考えられる。基部26又は本体部27の幅方向に対向する互いの対向面の一方にステー20Bの伸縮方向に延びるスリットを設け、対向面の他方にそのスリットを移動するピンを設ける構成でも良い。
また、言うまでもなく車輪28の設置範囲は本体部27における基部側(ベース10に近い側)であり、その範囲の長さは例えば本体部27の長さの半分以下である。車輪28を基部26の上面に設ける場合には、その設置範囲は基部26における先端側(ベース10から遠い側)になる。ステー20Bの長さは限定されないが、延ばした状態で縦孔Hの中心がガイド30の開口を通り得る程度(例えばステー20Bの全体が縦孔Hの半径程度になる長さ)が好ましい。
本実施形態においてもライナプレートPから離れたガイド30にケーブル201を通すことでケーブル201の損傷を抑制でき、またベース10の構造によるサポート1Bの着脱も容易であり、第1実施形態と同様に上記の基本効果(1)が得られる。この基本効果(1)を得るためにはホルダ40は必ずしも必要ではなく、本実施形態ではこれを省略している。第2実施形態と同様、ケーブル201を保持する限りにおいては、例えば縦孔Hを囲うようにして設けてある柵等にケーブル201を括り付ければ良い。ホルダ40を省略した代わりに上面が曲面のガイド44を設けたことにより、ライナプレートPの上端や基部22の角とケーブル201との擦れも抑制することができる。またガイド30の上面が曲面であるので上記効果(3)も得られる。
特に本実施形態においては、ステー20Bが伸縮するので、図6に実線で示したようにステー20Bを縮め、掘削した土砂や礫等を搬出する容器を縦孔Hに出し入れする際に縦孔Hを広く開口させることができる。第2実施形態と同様、土砂や礫等を搬出する容器を縦孔Hに出し入れする作業がよりやり易くなる。
なお、本実施形態のサポート1Aではホルダ40(図2等)を省略したが、ホルダ40を設けても良い。その場合ガイド44の有無は問わない。また本実施形態に係るステー20Bの機構は、第2実施形態のステー20Aに組み合わせることもできる。この場合、第2実施形態のステー20Aの本体部24に本実施形態のステー20Bの構造を適用すれば良い。
(第4実施形態)
図7は本発明の第4実施形態に係るケーブルサポート装置の側面図である。この図において説明済みの要素には先行する図面と同符号を付して説明を省略する。本実施形態に係るサポート1Cが第1実施形態のサポート1と相違する点は、ホルダ40を省略してガイド44を設けた点である。その他の構成は第1実施形態と同様である。第1実施形態でも説明したように、ステー20を片持ち梁構造とすることで、ステー20が固定構造であっても土砂や礫等を搬出する容器を縦孔Hに出し入れするスペースは確保し易い。第2実施形態や第3実施形態では縦孔Hに対する容器の出し入れのためにステーの回動機構や伸縮機構を付加したが、特段必要ない場合には本実施形態のような構造でも十分である。本実施形態は上記の基本的効果(1)を得るのに必要十分な構造であり、ステーの可動機構やホルダ40を省略したことで極めて簡素な構成とすることができる。
図7は本発明の第4実施形態に係るケーブルサポート装置の側面図である。この図において説明済みの要素には先行する図面と同符号を付して説明を省略する。本実施形態に係るサポート1Cが第1実施形態のサポート1と相違する点は、ホルダ40を省略してガイド44を設けた点である。その他の構成は第1実施形態と同様である。第1実施形態でも説明したように、ステー20を片持ち梁構造とすることで、ステー20が固定構造であっても土砂や礫等を搬出する容器を縦孔Hに出し入れするスペースは確保し易い。第2実施形態や第3実施形態では縦孔Hに対する容器の出し入れのためにステーの回動機構や伸縮機構を付加したが、特段必要ない場合には本実施形態のような構造でも十分である。本実施形態は上記の基本的効果(1)を得るのに必要十分な構造であり、ステーの可動機構やホルダ40を省略したことで極めて簡素な構成とすることができる。
(第5実施形態)
図8は本発明の第5実施形態に係るケーブルサポート装置の要部の側面図、図9は平面図である。これらの図において説明済みの要素には先行する図面と同符号を付して説明を省略する。本実施形態に係るサポート1Dが第1実施形態のサポート1と相違する点は、少なくとも1つのガイドローラを備えたガイド30Aでガイド30を置き換えた点である。その他の構成は第1実施形態と同様である。
図8は本発明の第5実施形態に係るケーブルサポート装置の要部の側面図、図9は平面図である。これらの図において説明済みの要素には先行する図面と同符号を付して説明を省略する。本実施形態に係るサポート1Dが第1実施形態のサポート1と相違する点は、少なくとも1つのガイドローラを備えたガイド30Aでガイド30を置き換えた点である。その他の構成は第1実施形態と同様である。
ガイド30Aは、フレーム31及びガイドローラ32〜35を備えている。
フレーム31はステー20の幅方向(図8中の上下方向)に延びる2本のアングル材31a,31bとステー20の長手方向(図8中の左右方向)に延びる2本のバー材31c,31dとで四角い枠型に形成されている。アングル材31a,31b及びバー材31c,31dは接触するもの同士溶接等で固定されている。このフレーム31は、枠の内側に形成された開口がステー20の貫通孔21の上部に位置するようにステー20の上面にボルト等で固定されている。
ガイドローラ32,33はアングル材31a,31bに沿ってステー20の幅方向に延び、ガイドローラ34,35はバー材31c,31dに沿ってステー20の長手方向に延びている。ガイドローラ32は、アングル材31aから起立したブラケット36によって両端が回転自在に支持されている。ガイドローラ33は、アングル材31bから起立したブラケット36によって両端が回転自在に支持されている。ガイドローラ34,35は、アングル材31a,31bによってガイドローラ32,33よりも低い位置で両端が回転自在に支持されている。図8に示したように上から見てガイドローラ32〜35により囲われた空間(ケーブル201を通す空間)はステー20の貫通孔21の上方に重なり、またこの空間から貫通孔21の縁部(ステー20)が見えないようになっている。
他の構成は第1実施形態と同様であり、本実施形態においても第1実施形態と同様の効果が得られる。特に本実施形態においては、ガイド30Aにガイドローラ32〜35を用いたことにより、ケーブル201を繰り出す際や掘削機100が動き回る際のケーブル201とガイドローラ32〜35(主にガイドローラ32)との摩擦が軽減できる。これによりケーブル201の垂下状態を安定させることができる。
なお、本実施形態ではガイド30Aに4本のガイドローラ32〜35を用いたが、必須であるのはベース10に最も配置が近いガイドローラ32であり、他の3本のうち少なくとも1本は不要であれば省略可能である。また、本実施形態のガイド30Aは、第2〜第4実施形態又はこれらを適宜組み合わせた例におけるガイド30と置換することは言うまでもない。
(変形例)
以上の実施形態において、ライナプレートPの上端部に上からベース10を被せてサポートを装着する構成としたが、ベース10をライナプレートPの上面に上から挿し込む構造としても良い。ライナプレートPは上下に隣り合うもの同士をボルト等で連結するための貫通孔が複数設けられているので、例えばこの穴に挿し込むような構造とすることもできる。また、ホルダ40をベース10に固定した構成を例に挙げて説明したが、ベース10ではなくステーにホルダ40を固定する構成としても良い。
以上の実施形態において、ライナプレートPの上端部に上からベース10を被せてサポートを装着する構成としたが、ベース10をライナプレートPの上面に上から挿し込む構造としても良い。ライナプレートPは上下に隣り合うもの同士をボルト等で連結するための貫通孔が複数設けられているので、例えばこの穴に挿し込むような構造とすることもできる。また、ホルダ40をベース10に固定した構成を例に挙げて説明したが、ベース10ではなくステーにホルダ40を固定する構成としても良い。
また各実施形態に係るサポートを用いた掘削システムに、左右の走行装置112をV字型に開脚する機種を適用した場合を例に挙げて説明したが、これには限定されない。左右の走行装置の位置関係が変化しない一般的な走行体を備えた油圧ショベルや、左右の走行装置の間隔が可変な走行装置を備えた油圧ショベルを用いる場合もある。
1,1A〜1D…ケーブルサポート装置、10…ベース、20,20A,20B…ステー、30,30A…ガイド、32〜35…ガイドローラ、40…ホルダ、41…ブラケット、42…ローラ、43…ストッパ、100…自走式縦孔掘削機、110…走行体、120…旋回体、127…電動機(駆動源)、130…作業機、135…ブームシリンダ(油圧アクチュエータ)、136…アームシリンダ(油圧アクチュエータ)、137…作業具シリンダ(油圧アクチュエータ)、201…ケーブル、H…縦孔、P…ライナプレート
Claims (7)
- 走行体、前記走行体の上部に旋回可能に設けた旋回体、前記旋回体に取り付けた作業機、前記作業機を駆動する油圧アクチュエータ、前記油圧アクチュエータを駆動する圧油を吐出する油圧ポンプ、及び前記油圧ポンプを駆動する電動機を備え、縦孔の底部で稼働する自走式縦孔掘削機に、給電するためのケーブルを支持するケーブルサポート装置において、
縦孔の内壁面を構成するライナプレートの上端部に上から被せて又は挿し込んで装着するベースと、
前記ベースに基端部が支持された片持ち梁状の部材であって前記ライナプレートの上端部に前記ベースを装着した状態で前記縦孔の内側に延びるステーと、
前記ステーの先端部に設けられた部材であって前記ケーブルを通して前記縦孔に垂れ下げるガイドを備えたことを特徴とする自走式縦孔掘削機用のケーブルサポート装置。 - 請求項1に記載の自走式縦孔掘削機用のケーブルサポート装置において、前記ベース又は前記ステーに設けられて前記ケーブルを保持するホルダを備えていることを特徴とする自走式縦孔掘削機用のケーブルサポート装置。
- 請求項2に記載の自走式縦孔掘削機用のケーブルサポート装置において、前記ホルダは、前記ベース又は前記ステーに取り付けたブラケットと、前記ブラケットにより回転自在に支持され前記ケーブルを巻き付けるためのローラと、前記ブラケットに対する前記ローラの回転を拘束するストッパを備えていることを特徴とする自走式縦孔掘削機用のケーブルサポート装置。
- 請求項1に記載の自走式縦孔掘削機用のケーブルサポート装置において、前記ステーが前記ベースに対して水平方向に回動可能であることを特徴とする自走式縦孔掘削機用のケーブルサポート装置。
- 請求項1に記載の自走式縦孔掘削機用のケーブルサポート装置において、前記ステーが伸縮可能であることを特徴とする自走式縦孔掘削機用のケーブルサポート装置。
- 請求項1に記載の自走式縦孔掘削機用のケーブルサポート装置において、前記ガイドが前記ケーブルを通す開口を有する枠状の部材であり、前記ガイドにおける少なくとも前記ステーの基部側の部分の断面の上部が上に凸の曲面で形成されていることを特徴とする自走式縦孔掘削機用のケーブルサポート装置。
- 請求項6に記載の自走式縦孔掘削機用のケーブルサポート装置において、前記ガイドが少なくとも1つのガイドローラを備えていることを特徴とする自走式縦孔掘削機用のケーブルサポート装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017101965A JP2018197435A (ja) | 2017-05-23 | 2017-05-23 | 自走式縦孔掘削機用のケーブルサポート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017101965A JP2018197435A (ja) | 2017-05-23 | 2017-05-23 | 自走式縦孔掘削機用のケーブルサポート装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018197435A true JP2018197435A (ja) | 2018-12-13 |
Family
ID=64663148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017101965A Pending JP2018197435A (ja) | 2017-05-23 | 2017-05-23 | 自走式縦孔掘削機用のケーブルサポート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018197435A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018188444A (ja) * | 2010-04-09 | 2018-11-29 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 芳香族アミン誘導体、発光素子、発光装置、電子機器および照明装置 |
-
2017
- 2017-05-23 JP JP2017101965A patent/JP2018197435A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018188444A (ja) * | 2010-04-09 | 2018-11-29 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 芳香族アミン誘導体、発光素子、発光装置、電子機器および照明装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4390468B2 (ja) | パイプレイヤ | |
JP2008184893A (ja) | 土砂除去装置 | |
JP2018197435A (ja) | 自走式縦孔掘削機用のケーブルサポート装置 | |
JP5625013B2 (ja) | 建設機械 | |
JP2018193670A (ja) | 油圧ショベル | |
US6702131B2 (en) | Construction machine | |
JP6719116B2 (ja) | 作業機械 | |
JP3615892B2 (ja) | 掘削機の排土装置 | |
JP2010168827A (ja) | 杭施工機 | |
JP3139935B2 (ja) | パイプ類のハンドリング装置 | |
JP2009074334A (ja) | 連続地中壁施工装置 | |
JP3637173B2 (ja) | 掘削機の昇降装置 | |
JP6163458B2 (ja) | 電動式作業機械 | |
JP7314017B2 (ja) | 杭打機 | |
JP6897974B2 (ja) | 杭打ち装置 | |
JP6687984B2 (ja) | 開脚型油圧ショベル | |
JP6769920B2 (ja) | 開脚型油圧ショベル | |
JP4224627B2 (ja) | 掘削装置 | |
JPH10252090A (ja) | 斜面掘削機と支持機と斜面掘削装置 | |
JP2006200229A (ja) | 建設機械 | |
JP2022135400A (ja) | アースドリル機およびアースドリル機のワイヤリング方法 | |
JP4236609B2 (ja) | 旋回作業機におけるロータリジョイントの取付構造 | |
JP2022135659A (ja) | アースドリル機 | |
KR101549036B1 (ko) | 특수 연속벽 굴착장치 | |
JPH0995964A (ja) | 法面等での作業機械 |