JP2001299248A - 調理済み再加熱還元食品 - Google Patents
調理済み再加熱還元食品Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 非常食１食毎に、安全な水と保水還元に要す
る熱源を備えた調理済み再加熱還元食品を提供する。 【解決手段】 耐熱性フィルムからなり、上端開口し、
かつ底片が平板状をなす再加熱用袋体１の中に、気密性
フィルム製の内袋２１に調理済み脱水食品２２を封入し
た調理済み脱水食品袋２と、水密性内袋３１の中に、上
記脱水食品２２を脱水前の状態に還元するのに要する量
の還元用水３２を封入した還元用水袋３と、水密性内袋
３１の中に、アルミニウム粉末と生石灰を混ぜてなる発
熱材４１を封入した透水性内袋４２を封入した発熱材袋
４と、水密性内袋３１の中に、上記発熱材４１の発熱反
応に要する量の反応水５１を封入した反応水袋５とを封
入する。
る熱源を備えた調理済み再加熱還元食品を提供する。 【解決手段】 耐熱性フィルムからなり、上端開口し、
かつ底片が平板状をなす再加熱用袋体１の中に、気密性
フィルム製の内袋２１に調理済み脱水食品２２を封入し
た調理済み脱水食品袋２と、水密性内袋３１の中に、上
記脱水食品２２を脱水前の状態に還元するのに要する量
の還元用水３２を封入した還元用水袋３と、水密性内袋
３１の中に、アルミニウム粉末と生石灰を混ぜてなる発
熱材４１を封入した透水性内袋４２を封入した発熱材袋
４と、水密性内袋３１の中に、上記発熱材４１の発熱反
応に要する量の反応水５１を封入した反応水袋５とを封
入する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、長期保存可能な状
態に脱水加工した調理済み食品を、非常時に、再加熱し
て調理後の加熱状態に還元しうるようにした非常用食品
に関する。
態に脱水加工した調理済み食品を、非常時に、再加熱し
て調理後の加熱状態に還元しうるようにした非常用食品
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の非常用食品としては、長期保存を
可能とする保管包装を解くと、直ちに食しうるように、
調理を済ませてある缶詰と、予め調理は済ませてある
が、再加熱することにより、食しやすくなるようにした
レトルト食品と、予め調理した後に脱水加工し、食する
ときに加水加熱して、調理後の状態に近いものに復元す
るようにしたインスタント食品と、加熱処理した後、脱
水乾燥して、食するとき加水還元するか、そのままで食
しうる乾燥食品等がある。
可能とする保管包装を解くと、直ちに食しうるように、
調理を済ませてある缶詰と、予め調理は済ませてある
が、再加熱することにより、食しやすくなるようにした
レトルト食品と、予め調理した後に脱水加工し、食する
ときに加水加熱して、調理後の状態に近いものに復元す
るようにしたインスタント食品と、加熱処理した後、脱
水乾燥して、食するとき加水還元するか、そのままで食
しうる乾燥食品等がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、缶詰は、肉や
魚等の副食の保存には適するが、嵩の多い米飯等の保存
には、乾燥食品とする方が適している。
魚等の副食の保存には適するが、嵩の多い米飯等の保存
には、乾燥食品とする方が適している。
【０００４】通常、アルミニウム箔や合成樹脂フィルム
の袋体に密封収納されているレトルト食品は、完全調理
済みの食品であり、摂取に際し、密封状態のまま再加熱
される。しかし、完全調理済みであるから、水分が多
く、長期保存に難があるとともに、１食当たりの重量が
多くなって、再加熱の熱量も多く必要となり、そのた
め、長期保存、緊急輸送、加熱熱源の確保等の点から、
非常食用には適しない。
の袋体に密封収納されているレトルト食品は、完全調理
済みの食品であり、摂取に際し、密封状態のまま再加熱
される。しかし、完全調理済みであるから、水分が多
く、長期保存に難があるとともに、１食当たりの重量が
多くなって、再加熱の熱量も多く必要となり、そのた
め、長期保存、緊急輸送、加熱熱源の確保等の点から、
非常食用には適しない。
【０００５】インスタント食品中の麺類は、１００℃近
くに加熱された多量の湯を必要とし、非常時に、このよ
うな高温の湯を多量に確保することは、必ずしも容易で
はない。
くに加熱された多量の湯を必要とし、非常時に、このよ
うな高温の湯を多量に確保することは、必ずしも容易で
はない。
【０００６】乾燥食品は、乾燥状態のままで摂取するこ
とは可能であるが、より食べやすくするために、短時間
に食するのに適した保水状態に還元するには、安全な水
と加熱用熱源が必要となる。
とは可能であるが、より食べやすくするために、短時間
に食するのに適した保水状態に還元するには、安全な水
と加熱用熱源が必要となる。
【０００７】地震や台風等の自然災害時の非常事態の下
においては、電気やガス等の熱源と、断水による安全な
水の確保とが不可能となることが想定され、かつ避難先
においても、熱源と安全な水の確保は保証されない。
においては、電気やガス等の熱源と、断水による安全な
水の確保とが不可能となることが想定され、かつ避難先
においても、熱源と安全な水の確保は保証されない。
【０００８】本発明は、上述の問題点に鑑み、非常食の
１食単位毎に、安全な水と、保水還元に要する熱源を設
けた、調理済み再加熱還元食品を提供することを目的と
している。
１食単位毎に、安全な水と、保水還元に要する熱源を設
けた、調理済み再加熱還元食品を提供することを目的と
している。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (１) 耐熱性フィルムからなり、上端開口し、かつ底片
が平板状をなす再加熱用袋体の中に、気密性フィルム製
の内袋に調理済み脱水食品を封入した調理済み脱水食品
袋と、水密性内袋の中に、上記脱水食品を脱水前の状態
に還元するのに要する量の還元用水を封入した還元用水
袋と、水密性内袋の中に、アルミニウム粉末と生石灰を
混ぜてなる発熱材を封入した透水性内袋を封入した発熱
材袋と、水密性内袋の中に、上記発熱材の発熱反応に要
する量の反応水を封入した反応水袋とを封入する。
題は、次のようにして解決される。 (１) 耐熱性フィルムからなり、上端開口し、かつ底片
が平板状をなす再加熱用袋体の中に、気密性フィルム製
の内袋に調理済み脱水食品を封入した調理済み脱水食品
袋と、水密性内袋の中に、上記脱水食品を脱水前の状態
に還元するのに要する量の還元用水を封入した還元用水
袋と、水密性内袋の中に、アルミニウム粉末と生石灰を
混ぜてなる発熱材を封入した透水性内袋を封入した発熱
材袋と、水密性内袋の中に、上記発熱材の発熱反応に要
する量の反応水を封入した反応水袋とを封入する。
【００１０】(２) 上記(１)項において、再加熱用袋体
の上端の開口部に、封止チャックと、その下側に位置す
る通気孔とを設ける。
の上端の開口部に、封止チャックと、その下側に位置す
る通気孔とを設ける。
【００１１】(３) 上記(１)または(２)項において、調
理済み脱水食品が、米を炊いた後脱水した乾燥飯である
ものとする。
理済み脱水食品が、米を炊いた後脱水した乾燥飯である
ものとする。
【００１２】(４) 上記(１)または(２)項において、調
理済み脱水食品が、米を炊いた後脱水した乾燥飯と、脱
水した乾燥具を混ぜ合わせたものとする。
理済み脱水食品が、米を炊いた後脱水した乾燥飯と、脱
水した乾燥具を混ぜ合わせたものとする。
【００１３】(５) 上記(４)項において、調理済み脱水
食品が、米を炊いた後脱水した乾燥飯と、脱水した乾燥
具を、別々のフィルム製袋体に密閉収容したものとす
る。
食品が、米を炊いた後脱水した乾燥飯と、脱水した乾燥
具を、別々のフィルム製袋体に密閉収容したものとす
る。
【００１４】(６) 上記(１)〜(５)項のいずれかにおい
て、密閉容器に収容され、脱水食品を脱水前の状態に還
元するのに当量する還元用水に、調味料を添加してなる
ものとする。
て、密閉容器に収容され、脱水食品を脱水前の状態に還
元するのに当量する還元用水に、調味料を添加してなる
ものとする。
【００１５】(７) 上記(６)項において、調味料を、脱
水固形調味料として、別途密閉容器に収容してあり、脱
水食品と還元に当量の還元用水を混ぜるに際して、その
還元用水に、当該脱水固形調味料を溶解添加するように
する。
水固形調味料として、別途密閉容器に収容してあり、脱
水食品と還元に当量の還元用水を混ぜるに際して、その
還元用水に、当該脱水固形調味料を溶解添加するように
する。
【００１６】(８) 上記(１)〜(７)項のいずれかにおい
て、脱水食品再加熱用袋体が、袋の側面と直交する平ら
な底面部を有するものとする。
て、脱水食品再加熱用袋体が、袋の側面と直交する平ら
な底面部を有するものとする。
【００１７】
【発明の実施の形態】図１〜図３は、本発明の一実施形
態を示す。図１は、本発明に係る調理済み再加熱還元食
品の１食分を、保存用包装（図示略）から取り出した状
態を示す斜視図である。図２は、図１における再加熱還
元食品を加水加熱して、調理直後とほぼ同様の暖かい食
品に還元する状態の斜視図、図３は、図２における、II
I−III線縦断面図である。
態を示す。図１は、本発明に係る調理済み再加熱還元食
品の１食分を、保存用包装（図示略）から取り出した状
態を示す斜視図である。図２は、図１における再加熱還
元食品を加水加熱して、調理直後とほぼ同様の暖かい食
品に還元する状態の斜視図、図３は、図２における、II
I−III線縦断面図である。
【００１８】再加熱用袋体(１)の中に、調理済み脱水食
品袋(２)、還元用水袋(３)、発熱材袋(４)および反応水
袋(５)を密封して構成されている。
品袋(２)、還元用水袋(３)、発熱材袋(４)および反応水
袋(５)を密封して構成されている。
【００１９】再加熱用袋体(１)は、耐熱性フィルムから
なる扁平のもので、その上端開口部(11)には封止チャッ
ク(12)が、その下方には、シール(13')を貼付した通気
孔(13)が設けられており、かつ底片(14)は、中央部にお
いて山折り(15)しうるようになっている。
なる扁平のもので、その上端開口部(11)には封止チャッ
ク(12)が、その下方には、シール(13')を貼付した通気
孔(13)が設けられており、かつ底片(14)は、中央部にお
いて山折り(15)しうるようになっている。
【００２０】調理済み脱水食品袋(２)は、気密性フィル
ム製の内袋(21)の中に、調理済み脱水食品(22)を収容し
て密封したものである。
ム製の内袋(21)の中に、調理済み脱水食品(22)を収容し
て密封したものである。
【００２１】還元用水袋(３)は、水密性内袋(31)の中
に、上記脱水食品を脱水前の状態に還元するのに要する
量の還元用水(32)を収容して密封したものである。
に、上記脱水食品を脱水前の状態に還元するのに要する
量の還元用水(32)を収容して密封したものである。
【００２２】発熱材袋(４)は、アルミニウム粉末と生石
灰を混ぜてなる発熱材(41)を封入した透水性内袋(42)
を、水密性内袋(43)の中に収容して密封したものであ
る。
灰を混ぜてなる発熱材(41)を封入した透水性内袋(42)
を、水密性内袋(43)の中に収容して密封したものであ
る。
【００２３】反応水袋(５)は、上記発熱材(41)の発熱反
応に要する量の反応水(51)を水密性内袋(52)の中に密封
したものである。
応に要する量の反応水(51)を水密性内袋(52)の中に密封
したものである。
【００２４】調理済み脱水食品(２)を再加熱するに際し
ては、図２、図３に示すように、再加熱用袋体(１)の封
止チャック(12)を開くとともに、底片(14)の山折り部(1
5)を平らにして、その上に、水密性内袋(43)から取り出
した透水性内袋(42)を載置し、ついで、反応水袋(５)の
水密性内袋(52)を破って、その中の反応水(51)を再加熱
用袋体(１)の上端開口部よりそそぎ込こむ。
ては、図２、図３に示すように、再加熱用袋体(１)の封
止チャック(12)を開くとともに、底片(14)の山折り部(1
5)を平らにして、その上に、水密性内袋(43)から取り出
した透水性内袋(42)を載置し、ついで、反応水袋(５)の
水密性内袋(52)を破って、その中の反応水(51)を再加熱
用袋体(１)の上端開口部よりそそぎ込こむ。
【００２５】ついで、調理済み脱水食品袋(２)の中へ、
還元用水袋(３)内の還元用水を注入することによって準
備した調理済み脱水食品(22)を、調理済み脱水食品袋
(２)のまま、速やかに再加熱用袋体(１)の中に挿入し、
その上端部の封止チャック(12)を閉じる。
還元用水袋(３)内の還元用水を注入することによって準
備した調理済み脱水食品(22)を、調理済み脱水食品袋
(２)のまま、速やかに再加熱用袋体(１)の中に挿入し、
その上端部の封止チャック(12)を閉じる。
【００２６】再加熱用袋体(１)の水平で平らとなった底
片(14)上に載置された発熱材袋(４)は水平となるので、
その中の発熱材(41)は、再加熱用袋体(１)の平らな底に
溜まっている反応水(51)に満遍なく均一に浸る。
片(14)上に載置された発熱材袋(４)は水平となるので、
その中の発熱材(41)は、再加熱用袋体(１)の平らな底に
溜まっている反応水(51)に満遍なく均一に浸る。
【００２７】そのため、発熱材(41)は、表面全体から均
一に反応水(51)を吸収し、生石灰は発熱を開始する。そ
の反応熱により、アルミニウム粉末が高温の反応水と反
応し、さらに発熱して高温となる。
一に反応水(51)を吸収し、生石灰は発熱を開始する。そ
の反応熱により、アルミニウム粉末が高温の反応水と反
応し、さらに発熱して高温となる。
【００２８】高温になった反応水(51)の一部は、水蒸気
となって、再加熱用袋体(１)の中に充満するとともに、
その上方に設けた通気孔(13)のシール(13')を剥がす
と、水蒸気の一部が抜け出て、再加熱用袋体(１)の内圧
は調整される。
となって、再加熱用袋体(１)の中に充満するとともに、
その上方に設けた通気孔(13)のシール(13')を剥がす
と、水蒸気の一部が抜け出て、再加熱用袋体(１)の内圧
は調整される。
【００２９】再加熱用袋体(１)の中の加水された調理済
み脱水食品(22)は、内袋(２)の外側から加熱され、例え
ば脱水食品(22)が、乾燥飯である場合には、約２０分程
で適度に含水され、炊いた直後の米と同様の堅さに還元
される。
み脱水食品(22)は、内袋(２)の外側から加熱され、例え
ば脱水食品(22)が、乾燥飯である場合には、約２０分程
で適度に含水され、炊いた直後の米と同様の堅さに還元
される。
【００３０】なお、調理済み脱水食品(22)に対する還元
用水(32)の当量は、還元したときの含水量に基づいて決
められる。
用水(32)の当量は、還元したときの含水量に基づいて決
められる。
【００３１】還元用水(32)には、調理済み脱水食品(22)
の種類によって、塩、醤油、出汁、化学調味料等の調味
料を適宜添加しておくこともある。
の種類によって、塩、醤油、出汁、化学調味料等の調味
料を適宜添加しておくこともある。
【００３２】なお、調味料は、乾燥固化したものを、別
途密封包装しておき、調理済み脱水食品(22)に、還元用
水(32)を混ぜる時に、還元用水(32)に溶解させて添加す
ることもある。
途密封包装しておき、調理済み脱水食品(22)に、還元用
水(32)を混ぜる時に、還元用水(32)に溶解させて添加す
ることもある。
【００３３】さらに、調理済み脱水食品(22)が、五目ご
飯などの具(23)を含む場合には、具(23)を別途脱水乾燥
させてから、乾燥飯と混ぜて、内袋(２)で密封包装する
か、もしくは、脱水乾燥した具(23)のみを別途密封包装
して、乾燥飯を含水還元するときに混ぜて使用すること
もある。
飯などの具(23)を含む場合には、具(23)を別途脱水乾燥
させてから、乾燥飯と混ぜて、内袋(２)で密封包装する
か、もしくは、脱水乾燥した具(23)のみを別途密封包装
して、乾燥飯を含水還元するときに混ぜて使用すること
もある。
【００３４】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏す
ることができる。 (ａ)請求項１記載の発明によると、調理済みの食品を脱
水乾燥して、長期保存しうるとともに、その脱水乾燥し
た調理済み食品を、緊急時に食するに際、速やかに食し
うる状態に含水還元するための、水、熱、用具のすべて
を、適切な量をもって用意しておくことができ、いつ如
何なる状態においても、容易かつ簡単に、加熱調理され
た暖かい食品を得ることができる。
ることができる。 (ａ)請求項１記載の発明によると、調理済みの食品を脱
水乾燥して、長期保存しうるとともに、その脱水乾燥し
た調理済み食品を、緊急時に食するに際、速やかに食し
うる状態に含水還元するための、水、熱、用具のすべて
を、適切な量をもって用意しておくことができ、いつ如
何なる状態においても、容易かつ簡単に、加熱調理され
た暖かい食品を得ることができる。
【００３５】加熱用熱源として、アルミニウム粉末と生
石灰の混合物を使用することにより、発生する熱量に比
して、重量と嵩の少ない発熱材料を得ることができると
ともに、発熱反応においても、発生する加熱水蒸気は、
無味、無臭で、有害物質は一切含まれていないため、安
全である。
石灰の混合物を使用することにより、発生する熱量に比
して、重量と嵩の少ない発熱材料を得ることができると
ともに、発熱反応においても、発生する加熱水蒸気は、
無味、無臭で、有害物質は一切含まれていないため、安
全である。
【００３６】発熱材料は、１食分の脱水乾燥した調理済
み食品を含水還元させる分量を、１食分の他の材料とと
もに保存包装されているため、多量の保存食品を輸送し
たり、倉庫等に保管しておいていも、湿気や冠水等によ
って、火災等の事故を発生する恐れはない。
み食品を含水還元させる分量を、１食分の他の材料とと
もに保存包装されているため、多量の保存食品を輸送し
たり、倉庫等に保管しておいていも、湿気や冠水等によ
って、火災等の事故を発生する恐れはない。
【００３７】(ｂ)請求項２記載の発明によると、災害時
において、別途に調理の材料や調理器具、調理の機材等
を、何ら必要とすることなく、暖かいご飯を得ることが
できる。 (ｃ)請求項３記載の発明によると、災害時において、別
途に調理の材料や調理器具、調理の機材等を、何ら必要
とすることなく、暖かい具入りの炊き込みご飯を得るこ
とができる。
において、別途に調理の材料や調理器具、調理の機材等
を、何ら必要とすることなく、暖かいご飯を得ることが
できる。 (ｃ)請求項３記載の発明によると、災害時において、別
途に調理の材料や調理器具、調理の機材等を、何ら必要
とすることなく、暖かい具入りの炊き込みご飯を得るこ
とができる。
【００３８】(ｄ)請求項４記載の発明によると、ご飯と
具の調理および脱水乾燥を、別々に行うことができ、材
料の特性に応じた脱水乾燥ができ、長期の保存性を高め
ることができる。
具の調理および脱水乾燥を、別々に行うことができ、材
料の特性に応じた脱水乾燥ができ、長期の保存性を高め
ることができる。
【００３９】(ｅ)請求項５記載の発明によると、白飯を
脱水乾燥したものを、加水還元する際に、ご飯に味付け
を行うことができる。そのため調理済み脱水食品は、無
添加の白飯で構成できるので、補償保存期間を長くする
ことができるとともに、具の種類と還元用水に添加する
調味料の種類を選択することにより、各種の炊き込みご
飯風味のものを提供できる。
脱水乾燥したものを、加水還元する際に、ご飯に味付け
を行うことができる。そのため調理済み脱水食品は、無
添加の白飯で構成できるので、補償保存期間を長くする
ことができるとともに、具の種類と還元用水に添加する
調味料の種類を選択することにより、各種の炊き込みご
飯風味のものを提供できる。
【００４０】(ｆ)請求項６記載の発明によると、味付け
の種類に応じて還元用水に添加する調味料を変更できる
とともに、脱水固形調味料とすることにより、保存期間
を長くすることができる。
の種類に応じて還元用水に添加する調味料を変更できる
とともに、脱水固形調味料とすることにより、保存期間
を長くすることができる。
【００４１】(ｇ)請求項７記載の発明によると、発熱体
が、脱水食品再加熱用袋体の水平で平らな内底に載置さ
れ、水平で平らな底に溜まる反応水に満遍なく均一に浸
ることができので、均一な発熱と、均一な高温水蒸気の
発生が得られ、脱水食品再加熱用袋体の中の調理済み脱
水食品を均一に加熱し、むらなく含水還元されたおいし
い食品を得ることができる。
が、脱水食品再加熱用袋体の水平で平らな内底に載置さ
れ、水平で平らな底に溜まる反応水に満遍なく均一に浸
ることができので、均一な発熱と、均一な高温水蒸気の
発生が得られ、脱水食品再加熱用袋体の中の調理済み脱
水食品を均一に加熱し、むらなく含水還元されたおいし
い食品を得ることができる。
【図１】本発明に係る調理済み再加熱還元食品の１食分
を、図示を省略した保存用包装から取り出した状態を示
す斜視図である。
を、図示を省略した保存用包装から取り出した状態を示
す斜視図である。
【図２】図１の再加熱還元食品を、加水加熱して、調理
直後とほぼ同様の暖かい食品に還元する状態の斜視図で
ある。
直後とほぼ同様の暖かい食品に還元する状態の斜視図で
ある。
【図３】図２における、III−III線縦断面図である。
(１)再加熱用袋体 (11)開口部 (12)封止チャック (13)通気孔 (13')シール (14)底片 (15)山折り (２)調理済み脱水食品袋 (21)内袋 (22)調理済み脱水食品 (23)具 (３)還元用水袋 (31)水密性内袋 (32)還元用水 (４)発熱材袋 (41)発熱材 (42)透水性内袋 (43)水密性内袋 (５)反応水袋 (51)反応水 (52)水密性内袋
Claims (8)
- 【請求項１】 耐熱性フィルムからなり、上端開口し、
かつ底片が平板状をなす再加熱用袋体の中に、 気密性フィルム製の内袋に調理済み脱水食品を封入した
調理済み脱水食品袋と、 水密性内袋の中に、上記脱水食品を脱水前の状態に還元
するのに要する量の還元用水を封入した還元用水袋と、 水密性内袋の中に、アルミニウム粉末と生石灰を混ぜて
なる発熱材を封入した透水性内袋を封入した発熱材袋
と、 水密性内袋の中に、上記発熱材の発熱反応に要する量の
反応水を封入した反応水袋とを封入してなる調理済み再
加熱還元食品。 - 【請求項２】 再加熱用袋体の上端の開口部に、封止チ
ャックと、その下側に位置する通気孔とを設けてなる請
求項１記載の調理済み再加熱還元食品。 - 【請求項３】 調理済み脱水食品が、米を炊いた後脱水
した乾燥飯である、請求項１または２記載の調理済み再
加熱還元食品。 - 【請求項４】 調理済み脱水食品が、米を炊いた後脱水
した乾燥飯と、脱水した乾燥具を混ぜ合わせたものであ
る、請求項１または２記載の調理済み再加熱還元食品。 - 【請求項５】 調理済み脱水食品が、米を炊いた後脱水
した乾燥飯と、脱水した乾燥具を、別々のフィルム製袋
体に密閉収容したものである、請求項４記載の調理済み
再加熱還元食品。 - 【請求項６】 密閉容器に収容され、脱水食品を脱水前
の状態に還元するのに当量する還元用水に、調味料を添
加してなる、請求項１〜５のいずれかに記載の調理済み
再加熱還元食品。 - 【請求項７】 調味料を、脱水固形調味料として、別途
密閉容器に収容してあり、脱水食品と還元に当量の還元
用水を混ぜるに際して、その還元用水に、当該脱水固形
調味料を溶解添加するようにしてなる請求項６に記載の
調理済み再加熱還元食品。 - 【請求項８】 脱水食品再加熱用袋体が、袋の側面と直
交する平らな底面部を有するものである、請求項１〜７
のいずれかに記載の調理済み再加熱還元食品。
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