JPH0652486U - 四面体型包装米飯 - Google Patents
四面体型包装米飯Info
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- JPH0652486U JPH0652486U JP089157U JP8915792U JPH0652486U JP H0652486 U JPH0652486 U JP H0652486U JP 089157 U JP089157 U JP 089157U JP 8915792 U JP8915792 U JP 8915792U JP H0652486 U JPH0652486 U JP H0652486U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】包材に米飯が付着することなく、極めて容易に
とり出し易くかつ、ほぐさずに直接食することができる
長期保存食品を提供すること。 【構成】油脂1.0〜7.0重量%を混合した炊飯米ま
たは蒸米をレトルト殺菌可能な包材に充填後、殺菌して
なる四面体型包装米飯に関する。包材をシール面1及び
2で接合させ二方シールして上方を開口し、炊飯米また
は蒸米3を充填する。シール面2を端部として脱気後、
シール面4で接合させて四面体包装米飯を得る。必要に
応じて開封し易くするために、適宜のシール面に欠切部
5を設けることも可能である。
とり出し易くかつ、ほぐさずに直接食することができる
長期保存食品を提供すること。 【構成】油脂1.0〜7.0重量%を混合した炊飯米ま
たは蒸米をレトルト殺菌可能な包材に充填後、殺菌して
なる四面体型包装米飯に関する。包材をシール面1及び
2で接合させ二方シールして上方を開口し、炊飯米また
は蒸米3を充填する。シール面2を端部として脱気後、
シール面4で接合させて四面体包装米飯を得る。必要に
応じて開封し易くするために、適宜のシール面に欠切部
5を設けることも可能である。
Description
【0001】
本考案は殺菌済みの極めて喫食し易い構造を有する四面体型包装米飯に関する 。
【0002】
従来の殺菌済み米飯は、そのほとんどが平板状のレトルトパウチ包装容器のた め、内容物である米飯が出し難く、また四角い偏平な形をしているので喫食時に 当米飯をほぐしてから別の食器に盛りつけ直さなければならなかった。
【0003】
本考案は前記の問題点を鑑みてなされたもので、包材に米飯が付着することな く、極めて容易にとり出し易くかつ、ほぐさずに直接食する事を目的としたもの である。
【0004】
すなわち本考案は油脂1.0〜7.0重量%を混合した炊飯米または蒸米を四 面体型包材に充填後、殺菌してなる四面体型包装米飯に関する。 本考案に言う炊飯米または蒸米としては、バターライス、五目ご飯、パエリア 、ピラフ、チキンライス、ドライカレー、五目ちまき、中華ちまき等があげられ 、炊飯米または蒸米を調製するに際し、全体量の1.0〜7.0重量%の油脂を 添加混合することを第一の特徴とする。油脂の添加量がこれより少ないと炊飯米 または蒸米が包材に付着し、また添加量がこれより多いと油臭が強くなり好まし くない。油脂としては、サラダ油、ごま油、ラード、バター、オリーブオイル等 通常の調理に用いられる油脂ならば何でも良い。
【0005】 また、他の材料として調味液および/または具材を必要に応じて添加すること ができる。調味液としては水、砂糖、塩、醤油、酒、だし、スープ、各種香辛料 等を適当な割合で混合したものを用いればよい。また具材としては野菜、肉類、 魚介類、乾物等通常の調理で用いられる素材があげられ、特に限定されない。
【0006】 本考案の第二の特徴としては上記炊飯米または蒸米を四面体型に包装したこと である。本考案に供する包材としてはレトルト殺菌可能であればなんでも適応可 能で、例えば(ポリエチレンテレフタレート/アルミ箔/無延伸ポリプロピレン )、(ポリエチレンテレフタレート/ナイロン/延伸ポリプロピレン)、(無延 伸ポリプロピレン/ポリスチレン)等より構成された材質があげられる。
【0007】 上記材質を用いて四面体型に製袋するには図1(a)に示す如く包材をシール 面1及び2で接合させ二方シールとして上方を開口し、炊飯米または蒸米3を充 填する(図1(b))。当開口部のシール面2を端部として脱気後図1(d)の 如くシール面4で接合させて四面体型包装米飯を得る。必要に応じて開封しやす くするために、適宜のシール面に欠切部5を付与することも可能である。
【0008】 別法として図2(a)に示す如く包材を三方シールして上方を開口し、炊飯米 または蒸米3を充填する(図2(b))。6の端部が開口部面の中心に対峙する 如く合わせて脱気後接合し、図2(d)の四面体包装米飯を得る。 更に別法として図3(a)に示す如くヒートシールをする鍔部8を設けて予め 成型した四面体容器7に、炊飯米または蒸米3を充填する(図3(b))。脱気 後、開口部に蓋9を接合させる。必要に応じて開封し易くするために、蓋9の一 つの角にヒンジ10を設けることも可能である(図(c))。
【0009】 本考案の四面体型包装米飯は沸騰水中または電子レンジ等で加熱してから食す るが、特に電子レンジを用いて加熱するときに欠切部5又はヒンジ10を利用し て、蒸気の抜け穴を容易に設けることが出来る。 米飯を四面体型に包装後、常法によりレトルト殺菌を行うことにより、長期間 の保存が可能となる。
【0010】
以上のようにして得られた四面体型包装米飯は、包材に米飯が付着することな く、極めて容易にとり出し易くかつ、ほぐさずに直接食する事ができる。また殺 菌済であるので長期間の保存が可能である。 以下に実施例を挙げて本考案をさらに具体的に説明する。
【0011】
【実施例1】 水洗し浸漬、吸水した生もち米を用いて中華ちまき米飯を調整する。 蒸しもち米は水洗し吸水浸漬した後、蒸煮器にて蒸して調整した。さらに下記 原材料を混合し中華ちまき米飯を得た。
【0012】
【表1】 蒸もち米 115重量部 ブランチング済み人参 5 〃 〃 筍 5 〃 ボイル済み豚肉 5 〃 しいたけ 5 〃 ゴマ油 5 〃 調味液(配合A) 10 〃 計 150 〃
【0013】
【表2】 調味液配合A 食塩 15重量% 砂糖 15 〃 醤油 20 〃 酒 10 〃 チキンエキス 5 〃 水 35 〃 計 100重量% 当該中華ちまき米飯を(ポリエステルテレフタレート12μ/アルミ箔9μ/ 無延伸ポリプロピレン70μ)より成る幅10cm×高さ13cmの二方シール 包材に充填し、脱気後、開口部を四面体型にヒートシールする。次に121℃、 30分間レトルト殺菌を行い四面体型米飯を得た。
【0014】
【実施例2】 水洗し浸漬した生うるち米を用いて五目米飯を調整する。 蒸うるち米は水洗し、浸漬吸水した後、蒸煮器にて蒸して調整した。さらに下 記原材料を混合し五目米飯を得た。
【0015】
【表3】 蒸うるち米 115重量部 ブランチング済み人参 5 〃 〃 筍 5 〃 ボイル済み豚肉 5 〃 しいたけ 5 〃 水煮グリンピース 5 〃 調味液(配合B) 10 〃 サラダ油 5 〃 計 150 〃
【0016】
【表4】 調味液配合B 食塩 15重量% 砂糖 10 〃 醤油 10 〃 チキンエキス 3 〃 鰹エキス 5 〃 水 57 〃 計 100重量% 当該五目米飯を(ポリエチレンテレフタレート12μ/ナイロン15μ/延伸 ポリプロピレン80μ)より成る幅10cm×13cmの三方シール包材に充填 し、脱気後、四面体型に成るように開口部をヒートシールする。次に121℃、 30分間レトルト殺菌を行い四面体型米飯を得た。
【0017】
【実施例3】 下記材料を家庭用電気炊飯器にて炊飯し米飯を得た。
【0018】
【表5】 水洗うるち米 65重量部 サラダ油 3 〃 水 82 〃 計 150 〃 予め(無延伸ポリプロピレン70μ/ポリスチレン30μ)より成る材質で四 面体容器を作成し、その中に当該炊米飯を充填し、脱気後、同上材質でシールし た。次に121℃、30分間レトルト殺菌を行い四面体型米飯を得た。
【0019】
【実施例4】 実施例1の配合にて添加する油脂の配合量を変えることにより、米飯の包材か らの取り出し易さ及び味について、沸騰水中で20分間加熱してから試験した。
【0020】
【表6】 ゴマ油添加量(重量%) 取り出し易さの平均値 味の評価の平均値 0.0 −1.9 0.9 0.5 −1.9 1.1 0.75 −1.1 1.1 1.0 0.6 1.1 3.0 1.8 1.6 5.0 1.9 1.6 7.0 1.9 0.5 10.0 1.9 −1.0 取り出し易さの評価基準(20人による目視観察による評価) −2 包材内面に米飯が全面的にべったりと付着 −1 〃 〃 極所的に付着 0 〃 〃 〃 多少付着 1 〃 〃 ほとんど付着しない 2 〃 〃 全く付着しない 味の評価の平均値(20人による試食) −2 油臭が強くまずい −1 〃 有り少しまずい 0 普通 1 すこしおいしい 2 おいしい
【0021】
【実施例5】 実施例3の配合にて添加する油脂の配合量を変えることにより、米飯の包材か らの取り出し易さ及び味について試験した。本考案品は図3(c)のヒンジ10 を用いて小穴を設けてから電子レンジで2分間加熱した。
【0022】
【表7】 サラダ油添加量(重量%) 取り出し易さの平均 味の評価の平均値 0.0 −1.9 1.8 0.5 −1.7 1.0 0.75 −1.3 0.8 1.0 0.5 0.5 3.0 1.8 0.0 5.0 1.9 0.0 7.0 1.9 −0.2 10.0 2.0 −1.3
【図1】二方シール包材より製袋した四面体型包装米飯
【図2】三方シール包材より製袋した四面体型包装米飯
【図3】四面体容器に米飯を充填し天蓋をシールした四
面体包装米飯
面体包装米飯
1 2 4 シール面 3 炊飯米または蒸米 5 欠切部 6 端部 7 四面体容器 8 顎部 9 蓋 10 ヒンジ
Claims (2)
- 【請求項1】油脂1.0〜7.0重量%を混合した炊飯
米または蒸米を四面体型包材に充填後、殺菌してなる四
面体型包装米飯。 - 【請求項2】調味液および/または具材を混合してなる
請求項1記載の四面体型包装米飯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992089157U JP2591596Y2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 四面体型包装米飯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992089157U JP2591596Y2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 四面体型包装米飯 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0652486U true JPH0652486U (ja) | 1994-07-19 |
JP2591596Y2 JP2591596Y2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=13963008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992089157U Expired - Fee Related JP2591596Y2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 四面体型包装米飯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2591596Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010202256A (ja) * | 2009-03-03 | 2010-09-16 | Kyodo Printing Co Ltd | 包装袋及びその製造方法 |
JP2012131559A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-12 | Tablemark Co Ltd | 食品用容器及び包装食品 |
JP2020203732A (ja) * | 2020-09-09 | 2020-12-24 | 信和産業株式会社 | 食品包装体 |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP1992089157U patent/JP2591596Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010202256A (ja) * | 2009-03-03 | 2010-09-16 | Kyodo Printing Co Ltd | 包装袋及びその製造方法 |
JP2012131559A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-12 | Tablemark Co Ltd | 食品用容器及び包装食品 |
JP2020203732A (ja) * | 2020-09-09 | 2020-12-24 | 信和産業株式会社 | 食品包装体 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2591596Y2 (ja) | 1999-03-03 |
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