JPH0615884Y2 - ケース入り惣菜材料 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は水洗、截断などの下ごしらえをした生鮮惣菜材
料を鮮度低下なく宅配できるようにしたケース入り惣菜
材料に関するものである。

（従来の技術） 従来、焼肉材料やなべもの材料のような水洗、截断など
の下ごしらえをしてある生鮮惣菜材料を注文に応じ一般
家庭に鮮度をおとすことなく宅配する場合、所定の材料
を各別に包装したうえ氷或いはドライアイスを冷却剤と
して包装箱に収納するのを普通とする。

（考案が解決しようとする問題点） ところが、前記のような従来の手段では冷却剤の氷やド
ライアイスを箱詰めするために包装箱を無駄に大きくす
る必要があるうえ冷却剤の費用も大きいという問題があ
る。

（問題点を解決するための手段） 本考案は前記のような問題点を解決する目的の下に完成
されたもので、断熱蓋をもって密閉される生鮮惣菜材料
を収納した断熱ケース内に該生鮮惣菜材料の調理に用い
る塩分を水分と共に含有した凍結袋詰調味料を冷却剤と
して詰め合わせたことを特徴とするものである。

（実施例） 次に、本考案を図示の実施例について詳細に説明する。

(1)は発泡ポリスチレンなどの断熱材よりなる断熱ケー
スであって、該断熱ケース(1)内には所要の大きさに截
断した野菜類(2a)と魚貝類(2b)とよりなる生鮮惣菜材料
(2)が袋詰めされて収納され、また、この生鮮惣菜材料
(2)の上下面に添わせて醤油、味噌などの前記生鮮惣菜
材料(2)の調理に いる塩分を水分と共に含有した凍結
袋詰調味料(3) 冷却剤として詰め合わせ、さらに、前
記断熱ケース(1)内には香辛料などの補助調味料(4)や調
理説明書(7)を収納して断熱蓋(5)により密閉されてい
る。なお、(6)は前記断熱蓋(5)と断熱ケース(1)とをシ
ールする接着テープを示す。

このように構成されたものは、生鮮惣菜材料(2)として
の截断した野菜類(2a)と魚貝類(2b)が断熱蓋(5)をもっ
て密閉された断熱ケース(1)内において外界と熱遮断さ
れ、そして、前記生鮮惣菜材料(2)の調理に用いる凍結
袋詰調味料(3)は同様に外界と熱遮断された状態におか
れることによって冷凍食品と同様の低温をもって優れた
冷却剤としての効果を発揮するため、断熱ケース(1)内
は冷蔵庫化し、前記生鮮惣菜材料(2)の鮮度を低下させ
ることなく遠隔地への宅配を可能とするものである。し
かも、前記冷却剤としての凍結袋詰調味料(3)は特に塩
分を水分と共に含有することによって凍結温度も低くな
るために冷却剤としての優れた効果は長時間持続できる
ものである。また、塩分を水分と共に含有した凍結袋詰
調味料(3)を冷却剤とすることにより従来の氷やドライ
アイスが不要となり、断熱ケース(1)に氷やドライアイ
スを収納するための余計な収納空間が必要ないために包
装のコンパクト化も可能となり、包装コストや搬送コス
トを大きく低下させることができるものである。

（考案の効果） 本考案は前記実施例による説明によって明らかなよう
に、宅配用の生鮮惣菜材料の調理に用いる調味料をして
特に塩分を水分と共に含有した凍結袋詰調味料として断
熱ケース内に生鮮惣菜材料と共に詰め合わせて断熱蓋で
密閉したことにより即座に調理して食卓に供することが
できる下ごしらえ済の惣菜材料を鮮度の低下なく安直に
届けることができるものであって、実用的価値極めて大
なものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示す一部切欠斜視図である。 (1)：断熱ケース、(2)：生鮮惣菜材料、 (3)：凍結袋詰調味料、(5)：断熱蓋。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】断熱蓋(5)をもって密閉される生鮮惣菜材
   料(2)を収納した断熱ケース(1)内に該生鮮惣菜材料(2)
   の調理に用いる塩分を水分と共に含有した凍結袋詰調味
   料(3)を冷却剤として詰め合わせたことを特徴とするケ
   ース入り惣菜材料。