JPH0323113Y2 - - Google Patents

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JPH0323113Y2
JPH0323113Y2 JP1985194187U JP19418785U JPH0323113Y2 JP H0323113 Y2 JPH0323113 Y2 JP H0323113Y2 JP 1985194187 U JP1985194187 U JP 1985194187U JP 19418785 U JP19418785 U JP 19418785U JP H0323113 Y2 JPH0323113 Y2 JP H0323113Y2
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cold storage
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  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Devices For Warming Or Keeping Food Or Tableware Hot (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、調理食品の詰合せに関し、詳しく
は、暖かい環境に置いても、変質腐敗するまでの
期間が延長された調理食品の詰合せに関し、さら
に詳しくは暖かい環境に置かれ、味を薄くして
も、変質腐敗するまでの期間が延長された調理食
品の詰合せに関する。
本考案の調理食品の詰合せは、正月のおせち料
理の詰合せに利用することができ、おせち料理の
保存に大きな効果を発揮する。
〔従来の技術〕
調理食品の詰合せは、弁当ともいわれ、開箱と
同時に食用に供するから、食品容器、たとえば弁
当箱あるいは重箱などに詰合される調理食品は、
細菌が繁殖しやすく、変質腐敗しやすいものであ
る。通常の場合、調理食品の詰合せから食用に供
するまでの時間を、調理食品の変質腐敗を生じな
い範囲の時間に抑えている。
古くから正月の料理を前年の年末に調理してお
く習慣があるが、日本の正月は気温が低く、調理
食品の変質腐敗までの時間が長い時期であり、ま
た正月は休養または社交に忙しくする生活、習慣
があつて、正月に食用に供する調理食品を「おせ
ち料理」」と称して、前年の年末に家庭で調理し
たり、前年の年末に市場に流通することが広く行
なわれている。
最近の生活、文化の向上は、家庭における暖房
の普及をもたらし、冬季であつても家屋内部の温
度が上昇しているために、「おせち料理」の変質
腐敗を生じる時間が短かくなり、そのために「お
せち料理」を調理する時、防腐剤を使用すること
が試みられたが、防腐剤の使用は、健康の維持の
問題を生じるために、「おせち料理」の調理にお
いて、糖分または食塩の濃度を増大し、「おせち
料理」の変質腐敗までの時間を延長することが広
く行なわれている。しかしながら調理食品におけ
る糖分または塩類濃度の増大は、調理食品の味を
濃くする結果をもたらすことにおいて多様化した
社会に適しないという問題を生じる。
一方において、物質は、固体から液体に相変化
を起す場合、その物質の融解温度(融点)におい
て、その物質の融解熱に相当する熱量を周囲の環
境から取り込むから、その物質の周囲の温度は、
その融解熱に相当する熱量を供給し終るまで、そ
の物質の融解温度(融点)に保持される。このよ
うな物質として古くから使用されているものに氷
があり、氷の融解熱は1g当り80カロリーである
から、0℃の氷1gはその周囲から80カロリーの
熱量を取り込んで、0℃の水になるが、1gの水
に80カロリーの熱を供給すると、80℃の湯になる
から、0℃の氷が0℃の水に相変化を起す時の冷
却能力は非常に大きく、古くから冷却材として使
用されてきた。
水に塩類を溶解すると、塩類の水溶液の融点が
低下する。そこで塩類の水溶液を吸水性の物質に
吸収し、その吸水性の物質に吸収された塩類の水
溶液の相変化を利用して、その周囲を冷却する物
質が開発され、これを蓄冷剤と称するようになつ
てきた。蓄冷剤は、その中に吸収されている塩類
の水溶液が相変化を起す温度(融点)において、
その周囲から融解熱に相当する熱量を取り込ん
で、その周囲をその相変化を起す温度(融点)に
保持しようとする。そしてその相変化を起す温度
を「蓄冷温度」と考えることができる。
氷は0℃の蓄冷温度を有する典型的な蓄冷剤で
あるが、氷は蓄冷温度の0℃において、水に変る
のである。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、変質腐敗することのない期間を延長
した調理食品の詰合せを提供しようとするもので
ある。詳しくは、変質腐敗を防止するために味を
濃くすることなく、薄味で暖かい環境においても
変質腐敗を抑制して商品寿命を長くしたおせち料
理などの調理食品の詰合せを提供しようとするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、食品容器内に調理食品を収容し、か
つ該調理食品上に2枚のフイルムのシールにより
形成される複数の独立区画に蓄冷剤を収容した蓄
冷シートを該蓄冷剤を収容した独立区画が二次元
的に配列されるように設置したことを特徴とする
調理食品の詰合せである。
上記食品容器としては、例えば重箱等を挙げる
ことができる。
上記蓄冷剤は、0℃〜−5℃の蓄冷温度を有す
るものであることが望ましい。
〔作 用〕
本考案によれば、食品容器内の調理食品上に2
枚のフイルムのシールにより形成される複数の独
立区画に蓄冷剤を収容した蓄冷シートを該蓄冷剤
を収容した独立区画が二次元的に配列されるよう
に設置することによつて、2枚のフイルムの独立
区画に収容した蓄冷剤の固化時において該独立区
画を形成するためのフイルムの二次元的に配置さ
れるシール部で容易に屈曲されるため、調理食品
の凹凸に即応して前記蓄冷シートが屈曲して調理
食品の上面全体に均一に接触する。その結果、蓄
冷シートを設置した状態において食品容器に収容
した調理食品が破損されることなく、効果的に調
理食品を冷却でき、暖かい環境下で調理食品が変
質腐敗するのを抑制して商品寿命を長くすること
ができる。
〔実施例〕
以下、本考案をおせち料理の詰合せに適用した
例について第1図〜第4図を参照して詳細に説明
する。
第1図及び第2図において、調理食品としての
おせち料理5は食品容器である重箱3内に収容さ
れている。前記おせち料理5の上には、複数枚の
帯状をなす蓄冷シート1が設置されている。前記
蓄冷シート1は、第3図及び第4図に示すように
2枚のフイルム2のシールにより形成される複数
の独立区画に蓄冷剤1aを収容した形状を有し、
これら蓄冷シート1を前記おせち料理5上に設置
した状態において前記蓄冷剤1aが収容される複
数の独立区画が二次元的に配置されるようになつ
ている。また、前記おせち料理5が収容された重
箱3の上部には蓋4が設けられている。
前記蓄冷シート1を構成するフイルム2は、低
温における熱伝導が良好で、柔軟性を有するもの
であればどのような材料であつてもよいが、特に
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル
又はセロハン等が好適である。
前記蓄冷剤1aは、0℃〜−5℃の蓄冷温度を
有し、その蓄冷温度以下の温度では固体状で、そ
の蓄冷温度以上の温度で液体状となるものが用い
られ、例えば水、ポリビニルアルコール水溶液、
カルボキシメチルセルロース(CMC)の水溶液
等が使用される。
このような構成によれば、2枚のフイルム2の
シールにより形成される複数の独立区画に蓄冷剤
1aを収容した複数枚の帯状をなす蓄冷シート1
を、第1図及び第2図に示すように重箱3内に収
容したおせち料理5の上に該蓄冷剤1aを収容し
た独立区画が二次元的に配列されるように設置す
ると、蓄冷剤1aが固化していても独立区画を形
成するためのフイルム2のシール部は柔軟性が保
持され、かつ該シール部もおせち料理5に対して
二次元的に配置されるため、前記蓄冷シート1は
凹凸の多いおせち料理5の上面形状に即応して前
記シール部で屈曲しておせち料理5と全体的に接
触する。その結果、おせち料理5上面に位置する
海老のひげ等が蓄冷シート1の設置時に破損する
のを防止して見栄え、商品価値を良好な状態に維
持できる。しかも、蓋4を重箱3に被せて暖かい
環境下で保存する際、前記蓄冷シート1によるお
せち料理5への優れた冷却作用により重箱3内の
おせち料理5が変質腐敗するのを抑制しておせち
料理の詰合せの商品寿命を長くすることができ
る。
なお、上記実施例では複数枚の帯状をなす蓄冷
シートをおせち料理上に該シートの蓄冷剤を収容
した独立区画が二次元的に配列されるように設置
したが、これに限定されない。例えば、1枚の蓄
冷シートでおせち料理等の調理食品全体に設置す
るために、該蓄冷シートを2枚のフイルムのシー
ルにより独立区画を二次元的に形成し、これら独
立区画に蓄冷剤を収容した構成としてもよい。
上記実施例では、おせち料理の詰め合わせに適
用した例について説明したが、一般の弁当類、慶
弔用の調理食品の詰合せにも同様に適用すること
ができる。
〔考案の効果〕 蓄冷剤がその蓄冷温度よりも高い温度におい
て液化していても、調理食品と蓄冷剤が混合す
ることがなく、食用に供する時の蓄冷剤の除去
を容易に行なうことができる。
調理食品と蓄冷剤のフイルムを介する接触が
全面的に行なわれる。
保存中における調理食品の温度の上昇を抑え
ることができ、それによつて保存中における調
理食品の商品寿命を延長することができ、また
保存中における調理食品の変質腐敗を抑止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す調理食品の詰
合せの断面図、第2図は第1図の調理食品の詰合
せの蓋を取つた状態を示す平面図、第3図は第1
図の調理食品の詰合せに用いられる蓄冷シートを
示す平面図、第4図は第3図の蓄冷シートの部分
切欠側面図である。 1……蓄冷シート、1a……蓄冷剤、2……蓄
冷剤を包装するフイルム、3……食品容器(重
箱)、4……蓋、5……調理食品(おせち料理)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 食品容器内に調理食品を収容し、かつ該調理
    食品上に2枚のフイルムのシールにより形成さ
    れる複数の独立区画に蓄冷剤を収容した蓄冷シ
    ートを該蓄冷剤を収容した独立区画が二次元的
    に配列されるように設置したことを特徴とする
    調理食品の詰合せ。 (2) 蓄冷剤が、0℃〜−5℃の蓄冷温度を有する
    ものであることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の調理食品の詰合せ。 (3) 食品容器が、重箱であることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項又は第2項記載の
    調理食品の詰合せ。 (4) 調理食品が、おせち料理であることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項ないし第3
    項いずれか記載の調理食品の詰合せ。
JP1985194187U 1985-12-19 1985-12-19 Expired JPH0323113Y2 (ja)

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JPS62102394U JPS62102394U (ja) 1987-06-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55163673U (ja) * 1979-05-11 1980-11-25
JPS5876076U (ja) * 1981-11-18 1983-05-23 高橋 剛平 食品保冷敷物

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JPS62102394U (ja) 1987-06-30

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