JPH0532115Y2 - - Google Patents

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JPH0532115Y2
JPH0532115Y2 JP15777087U JP15777087U JPH0532115Y2 JP H0532115 Y2 JPH0532115 Y2 JP H0532115Y2 JP 15777087 U JP15777087 U JP 15777087U JP 15777087 U JP15777087 U JP 15777087U JP H0532115 Y2 JPH0532115 Y2 JP H0532115Y2
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JP
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heat storage
bag
sealed
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gussets
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JP15777087U
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JPH0162822U (ja
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  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の利用分野】
本発明は、保温又は保冷の目的に使用される袋
状の蓄熱材に関する。
【従来の技術とその問題点】
(背景) 軟質ポリ塩化ビニル、ポリエチレンなどの熱可
塑性樹脂から作られた袋の内部に、熱容量の大き
いゲル状材料(蓄熱剤)を充填した袋状の蓄熱材
は、水枕や氷嚢の代用、車載用食品保冷材又は代
用氷などとして民生上のみならず、産業上及び研
究目的に広く使用されている。 (従来技術の問題点) しかし従来の袋状蓄熱材は、形状安定性に欠
け、収容された空間の形状に従つて簡単に変形し
てしまうので、家庭用冷蔵庫の冷凍室などの狭い
空間内で冷却した場合、使用上都合の悪い形に変
形することがある。一方、内容蓄熱剤を改良して
凍結時も柔軟性を失わない程度の柔軟性を与えた
ときは、逆に、使用に際し適当な形態を保たせる
ことができなくなり、用時対象物品に直接接触し
たりして、これまた使用に不便を与える。そして
この欠点は、屈曲可能性を与える目的で区画線を
付した場合には一層甚だしい。 更に、従来の袋状蓄熱剤は、比較的破れ易く、
この欠点を補うため、厚手の膜状材料を用いたり
又は更に外被で二重に被覆したりする必要がある
が、これは全体のコストを押し上げる原因とな
る。
【考案の目的】
以上の事情に鑑み、本考案は、形態安定性に優
れるのみでなく、コンパクトで収容に場所を取ら
ず、しかも破損に対し抵抗性のある蓄熱材を提供
するのを目的とする。
【目的達成のための手段】
(概要) 以上の目的を達成するため、本考案に係る蓄熱
材は、蓄熱剤が、左右両側にマチ部を有し、かつ
その四隅部が斜めにカツトされると共に、前記マ
チ部の谷部を除く全端縁部がシールされた熱可塑
性樹脂製の袋体内に密封されていることを特徴と
する。 (構造及び形状) 本考案蓄熱剤は、左右両側にマチ部を有し、か
つその四隅部が斜めにカツトされると共に、前記
マチ部の谷部を除く全端縁部がシールされた熱可
塑性樹脂製の袋体内に密封された略々立方体乃至
直方体状の外形を有する。カツト部は直線状でも
弧状でもよい。 (袋体) 袋体は、例えばポリエステル、ポリアミド、ポ
リオレフイン又はエチレン・ビニルアセテート共
重合体等の丈夫な熱可塑性フイルムを用いて作ら
れる。本案蓄熱材は、一般に冷却源として利用さ
れ、普通冷蔵庫の冷凍室内で冷却されて使用され
るので、冷凍庫温度(−18℃〜−40℃)で脆化し
ない性質の材料を使用するのが好ましい。 この袋体は、上記樹脂のフイルム又はシートを
用い、マチ付きの袋状に作られるが、マチは左右
両側のみに設けられ、その代わり四隅部が斜めに
裁断されてマチ部の谷部を除く全端縁部はシール
される。但し実際上、上下両端縁中の何れかはシ
ールしない自由状態のまま残され、袋内へ蓄熱剤
の充填を終えた後、シールを施される。従つて、
蓄熱剤を充填する以前の袋体の外形は隅角部がテ
ーパ状をなす正方形乃至矩形であり、また出来上
がつた製品(蓄熱材)の外形は、略々直方体乃至
立方体状である。マチの幅は、目的に応じ自由に
変化させられることができるが、一般には幅が長
さの1/2以内、厚さが幅の1/2程度である直方体状
のものが使い易い。 (蓄熱剤) 本案蓄熱材において、蓄熱剤として使用される
ゲル状材料は、自体大きな熱容量を有し、かつ摂
氏零下18度乃至25度程度迄の寒冷に曝されたとき
硬化しない性質を有するものであればどのような
ものでもよい。本出願人が、先に実開昭62−
55059号として出願した、柔軟な不凍性ゲル状連
続相の内部に、柔軟な外皮に包まれた凍結性液体
を不連続相として内包する蓄熱剤は、本考案にお
いても目的上好適なものの一つである。
【作用】
本願考案に係る袋状蓄熱材は、上記特有の構成
即ち、ゲル状及び高粘度の蓄冷剤が、マチ部を有
し、かつ隅角部がカツトされると共に、端縁部が
シールされた袋内に収容された構造を有すがた
め、以下の如き作用効果を奏する。 端縁部のシール及びマチ部の存在との相乗効
果により、全体の形状が安定しており、冷却後
原形を保持する。このため、使用時品物に接触
したりする恐れがない。 略々直方体乃至立方体であつて、しかも四隅
がカツトされて場所を取らないため、冷凍又は
使用の何れの場合にも有利である。 端縁部がシールにより保護されているため、
摩擦に強く、車の振動等で摺擦が繰り返されて
も破損する恐れがない。 適当な厚みがあるため、占有面積の割に大き
な保温保冷効果を期待できる。 マチ部の幅を変化させることにより、占有面
積を変化させることなしに熱容量を変化させる
ことができる。
【実施例】
以下、実施例により考案実施の態様を説明する
が、例示は当然説明用のものであつて、考案思想
の内包、外延を画するものではない。 第1図は、考案蓄熱材の一実施例における袋体
の折畳み平面図、第2図はその側面図、第3図
は、前二図の袋体内に蓄熱材が充填された状態を
示す斜視図、第4図は、第3図の蓄熱材を幅方向
に沿う垂直面に沿つて切断した状態を示す断面図
である。 袋体2は、厚手のポリエステルフイルムを熱溶
着して得られる筒状体の左右両側に谷部3aを境
に折られたマチ3,3を施すと共に、裁断された
四隅部4,4……を含む全端縁(周縁部)がシー
ル5されている。 ゲル状蓄熱剤6は、残された上方シール部5a
が封鎖されない間に該部から充填され、充填後、
シールされている。 完成した蓄熱材1は、第3図に示されるように
略々直方体状で、マチ部及びシール部の存在に因
り形態安定性に優れているから、冷凍(又は加
温)に便利であり、しかも全体としてコンパクト
であるから狭い空間を有効に生かすことができ
る。加えて、周縁部がシール5により保護されて
いるので、摩擦により破損し難いという特徴があ
る。
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案は、形態安定性に優
れるのみでなく、コンパクトで収容に場所を取ら
ず、しかも破損に対し抵抗性のある蓄熱材を提供
できるから、実用上多大の価値を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、考案蓄熱材の一実施例における袋体
の折畳み平面図、第2図はその側面図、第3図
は、前二図の袋体内に蓄熱材が充填された状態を
示す斜視図、第4図は、第3図の蓄熱材を幅方向
に沿う垂直面に沿つて切断した状態を示す断面図
である。 図中の符号の意味は以下の通り、1……本案蓄
熱材の全体、2……1の袋体、3……2のマチ
部、3a……3の谷部、4……2の四隅部(カツ
ト部)、5……2のシール部、5a……上側のシ
ール部、6……ゲル状蓄熱剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蓄熱剤が、左右両側にマチ部を有し、かつその
    四隅部が斜めにカツトされると共に、前記マチ部
    の谷部を除く全端縁部がシールされた熱可塑性樹
    脂製の袋体内に密封されていることを特徴とする
    袋状蓄熱材。
JP15777087U 1987-10-14 1987-10-14 Expired - Lifetime JPH0532115Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15777087U JPH0532115Y2 (ja) 1987-10-14 1987-10-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15777087U JPH0532115Y2 (ja) 1987-10-14 1987-10-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0162822U JPH0162822U (ja) 1989-04-21
JPH0532115Y2 true JPH0532115Y2 (ja) 1993-08-18

Family

ID=31437502

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15777087U Expired - Lifetime JPH0532115Y2 (ja) 1987-10-14 1987-10-14

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JP (1) JPH0532115Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003070823A (ja) * 2001-06-19 2003-03-11 Urako Kk パック部材、パック部材を用いた治療具、およびパック部材の固定具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003070823A (ja) * 2001-06-19 2003-03-11 Urako Kk パック部材、パック部材を用いた治療具、およびパック部材の固定具

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Publication number Publication date
JPH0162822U (ja) 1989-04-21

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