JPS604942Y2 - 固体炭酸密封用包装袋 - Google Patents

固体炭酸密封用包装袋

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Publication number
JPS604942Y2
JPS604942Y2 JP12792379U JP12792379U JPS604942Y2 JP S604942 Y2 JPS604942 Y2 JP S604942Y2 JP 12792379 U JP12792379 U JP 12792379U JP 12792379 U JP12792379 U JP 12792379U JP S604942 Y2 JPS604942 Y2 JP S604942Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packaging bag
ethylene
heat
carbonic acid
breathable
Prior art date
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Expired
Application number
JP12792379U
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JPS5643767U (ja
Inventor
猛雄 大平
義恭 野口
Original Assignee
凸版印刷株式会社
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Filing date
Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は固体炭酸(ドライアイス)の密封包装袋に関し
、特に−60〜−80℃の低温での柔軟性にすぐれ、気
体状炭酸ガスのみを放出する、破袋のおそれがな、<、
かつ固体炭酸のもれのない、固体炭酸の取扱い性にすぐ
れた密封包装袋を提供することを目的とする。
従来から固体炭酸はその昇華性による非汚染性と有効な
冷却効果によって広く各産業分野において使用され、近
年冷凍食品の普及、デコレーションアイスクリーム等冷
菓の大型包装の普及により一般消費者にまで使用される
ようになって来ている。
しかしながら固体炭酸は多くは巨大なブロックとして供
給されることや、そのガス放出能力が大であること、さ
らに品温が−so’cという低温であることから取扱い
がむずかしく、包装のない固まりとしてそのまま使われ
るか、あるいは紙等の通気性材料で便宜的に包むといっ
た形で使われることが多く、実際の使用においては大き
なブロックを切断、粉砕して使用する場合粉末状のもの
は取り扱いがむずかしい、あるいは直接手に触れてヤケ
ドするといった問題もあり、より取り扱い易い方法が求
められている。
本考案は上記した様な問題を解決し、固体炭酸を少量で
も有効にかつ容易に取扱えるよう意図してなされたもの
である。
すられち、本考案は一層又は二層以上の合成樹脂シート
より成る包装袋であって、最内層が低圧法による中又は
高密度ポリエチレン、エチレン−αオレフィン共重合体
、エチレン−メタクリル酸共重合体のイオン架橋物、エ
チレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリ
ル酸エチル共重合体及びエチレン酢酸ビニル共重合体か
ら選択されるエチレン分がモル比で85%以上のエチレ
ン系樹脂で熱融着性を一ω℃以下で柔軟性を有する一種
の非通気性フィルムから戒り、その開放周縁部の一部又
は全部に該非通気性フィルムと熱接着性を有し、かつ熱
接着時に自己融着せず断面方向にも通気性を有する通気
性シートを挾着して、該通気性シートの通気性を保持し
た状態で前記開放縁部を熱接着したことを特徴とする固
体炭酸密封包装袋であり昇華気化した炭酸ガスを自由に
放出し、かつ固体炭酸のもれのない包装袋である。
本考案の特徴として、■低温下で良好な柔軟性を有する
エチレン系樹脂からなる袋体であることから、固体炭酸
の包装・保存時にも袋が固くならず、破袋等のおそれが
なく、かつ包装作業が容易であること、■透明なエチレ
ン系フィルムを使用すれば内容量の透視による確認が可
能であること、■固体炭酸が粉末状であってももれがな
いこと、■固体炭酸が存在している限り包装内部が陽圧
となり包装袋自体が保冷効果と共にクッション性を有す
ること、■−80℃の冷凍庫などでドライアイスの分別
保存が可能なこと等である。
以上説明したごとく、本考案によれば固体炭酸の包装袋
として多くの利点を有しているので、固体炭酸を安全に
かつ有効に広範囲に利用することができる。
本考案で用いられる最内層の樹脂は特にその低温での柔
軟性という事でエチレン系樹脂が好ましく、ホモポリマ
ーとしては分枝が少い低圧法による中又は高密度ポリエ
チレンが良好である。
又エチレン分が85モル%以上のエチレン−αオレフィ
ン共重合体、エチレンメタクリル酸共重合体のイオン架
橋物、エチレンメタクリル酸メチル共重合体、エチレン
アクリル酸エチル共重合体及びエチレン酢酸ビニル共重
合体が、低温での柔軟性と共に熱接着性という点で良好
である。
更に本考案で使用される通気性シートとしては、6−ナ
イロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン
のフイゴリル状繊維を主成分とする目付50g/ボ以上
好ましくは100f/lyf以上でカサ密度が0.5f
/cA以下の不織布等のシートが好ましく、その断面か
らの通気度は1sec/ 100ccair @ Cm
(ガーレーデンソメータによる断面長当りの測定値)
以上を有するものが好ましいが、上記内面樹脂と熱接着
性を有し、かつ熱接着時に自己融着を起こさず、断面か
らの通気性を有するものであればこれに限定されるもの
ではなく、又包装すべき固体炭酸量によりその長さは任
意に変更しうるものである。
また、本考案の包装袋は最内層のフィルムのみでも良く
、またこの外側に別の層(外層)を有することもできる
が、この外層はヒートシール時にシールバーの汚れを防
止する等、ヒートシールを良好に行なうためのもので、
二軸延伸ポリエステル、ポリカーボネート、ポリプロピ
レン、ポリウンデカンアミド、ポリラウラミド、エチレ
ン−四フッ化エチレン共重合体、四フッ化エチレンー六
フッ化プロピレン共重合体、パーフロロアルコキシ樹脂
、ポリ塩化三フッ化エチレン、ポリパラバン酸、ポリピ
ロメリットイミド、ポリエーテルサルフオン等、任意の
耐熱性耐低温性合成樹脂フィルムを用いることができる
内層のフィルムと外層フィルムはポリエステル系、ウレ
タン系等の接着剤により接着して積層シートとすること
ができる。
本考案の包装袋の作成は、例えば第1図の部分断面図及
び第2図の平面図に示す如く、内容物5を挿入した状態
で内層2及び外層1から戊る積層シートを、開放周縁部
3゛の一部又は全部に通気性シート4を挾んだ状態で、
上下共加熱し得るバーシール等の手法を用いて、上記開
放固縁部3を熱接着させるこで簡単に得られる。
又内容物を挿入せずに通気性シートを予め装着した一方
を開放した(三方シール)袋として供給することも可能
であり、冷凍食品の持ち帰り用や、釣り魚の保冷剤、医
薬品の緊急輸送用として少量のドライアイスを包装シー
ルして使うとも可能となり、産業上の利点は非常に大き
いと言える。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示しており、第1図はその部分
断面図、第2図は平面図である。 1・・・・・・外層、2・・・・・・内層、3・・・・
・・開放周縁部、4・・・・・・通気性シート、5・・
・・・・固体炭酸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一層又は二層以上の合成シートより成る包装袋であって
    、最内層が熱融着性と一60℃以下で柔軟性を有するエ
    チレン分がモル比で85%以上のエチレン系樹脂から成
    る非通気性フィルムから戊り、その解放周縁部の一部又
    は全部に1.該非通気性フィルムと熱接着性を有し、か
    つ熱接着時に自己融着せず断面方向に1sec/100
    .ccair * cm (ガーレーデンソメータによ
    る断面長当りの測定値)以上の通気度を有する不織布か
    ら成る通気性シートを挾着して、該通気性シートの通気
    性を保持した状態で前記解放縁部を熱融着したことを特
    徴とする固体炭酸(ドライアイス)市封用包装袋。
JP12792379U 1979-09-14 1979-09-14 固体炭酸密封用包装袋 Expired JPS604942Y2 (ja)

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JP12792379U JPS604942Y2 (ja) 1979-09-14 1979-09-14 固体炭酸密封用包装袋

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JP12792379U JPS604942Y2 (ja) 1979-09-14 1979-09-14 固体炭酸密封用包装袋

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Publication Number Publication Date
JPS5643767U JPS5643767U (ja) 1981-04-21
JPS604942Y2 true JPS604942Y2 (ja) 1985-02-14

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ID=29359775

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6084044B2 (ja) * 2013-01-16 2017-02-22 デクセリアルズ株式会社 保冷包装体、及び梱包体

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JPS5643767U (ja) 1981-04-21

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