JPH03667A - 医療容器収納用包装容器 - Google Patents

医療容器収納用包装容器

Info

Publication number
JPH03667A
JPH03667A JP12047189A JP12047189A JPH03667A JP H03667 A JPH03667 A JP H03667A JP 12047189 A JP12047189 A JP 12047189A JP 12047189 A JP12047189 A JP 12047189A JP H03667 A JPH03667 A JP H03667A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
tray
heat
container
synthetic resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP12047189A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2786882B2 (ja
Inventor
Shunji Kawazu
河津 俊次
Yasushi Nakamura
靖 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP1120471A priority Critical patent/JP2786882B2/ja
Priority to EP90109291A priority patent/EP0398316A1/en
Publication of JPH03667A publication Critical patent/JPH03667A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2786882B2 publication Critical patent/JP2786882B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D77/00Packages formed by enclosing articles or materials in preformed containers, e.g. boxes, cartons, sacks or bags
    • B65D77/10Container closures formed after filling
    • B65D77/20Container closures formed after filling by applying separate lids or covers, i.e. flexible membrane or foil-like covers
    • B65D77/2024Container closures formed after filling by applying separate lids or covers, i.e. flexible membrane or foil-like covers the cover being welded or adhered to the container
    • B65D77/2028Means for opening the cover other than, or in addition to, a pull tab
    • B65D77/2032Means for opening the cover other than, or in addition to, a pull tab by peeling or tearing the cover from the container
    • B65D77/2036Means for opening the cover other than, or in addition to, a pull tab by peeling or tearing the cover from the container the seal having a stress concentrating portion
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D2577/00Packages formed by enclosing articles or materials in preformed containers, e.g. boxes, cartons, sacks, bags
    • B65D2577/10Container closures formed after filling
    • B65D2577/20Container closures formed after filling by applying separate lids or covers
    • B65D2577/2041Pull tabs
    • B65D2577/205Pull tabs integral with the closure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D2577/00Packages formed by enclosing articles or materials in preformed containers, e.g. boxes, cartons, sacks, bags
    • B65D2577/10Container closures formed after filling
    • B65D2577/20Container closures formed after filling by applying separate lids or covers
    • B65D2577/2066Means on, or attached to, container flange facilitating opening, e.g. non-bonding region, cut-out

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は、医療容器収納用包装容器に関するものである
。詳しく述べると、開封時の剥離性が良好でかつ密封性
の良好な薬入り軟質合成樹脂製医療容器収納用のブリス
ター包装容器に関するものである。
(従来の技術) 血液バッグ、輸液バッグ等の軟質合成樹脂製医療用容器
には、例えばACD液、CPD液等のような抗凝固剤な
いし抗凝血剤が収納されており、該薬液の作用により採
血時または輸血時における血液の凝固を防止している。
しかして、このような薬液を収納した医療容器は、保存
用の合成樹脂製密封容器に収納されている。
このような包装用密封容器としては、最近開口部周縁に
フランジ部を形成してなるトレー部の該フランジ部にヒ
ートシール可能な接着層を介して蓋体を剥離開口可能に
ヒートシールしてなる、いわゆるブリスター包装容器が
広く使用されてなる。
このような従来のブリスター包装容器は、トレー部が合
成樹脂製であるために、その成形上の理由から円形であ
りかつ、あるいは収納物の点から正方形ないし長方形の
必要がある場合には、コーナ一部が湾曲して形成されて
いる。このため第11図に示すように、剥離開始部を除
いて蓋体は、該湾曲部に平行して形成されているフラン
ジ部と同一形状であり、また剥離開始部においては、ヒ
ートシール部の隔離開始を容易にするために、1個また
は3個′の先出先端部を形成することが提案されている
(特開昭59−199,463号)。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このようなブリスター包装容器は、前記
剥離開始部以外のコーナ一部におけるヒートシール部の
耐衝撃性が不充分であり、しかも剥離開始部におけるヒ
ートシール部の剥離性が未だ満足すべきものではないと
いう問題点があった。
したがって、本発明の目的は、新規な医療容器収納用包
装容器を提供することにある。
本発明の他の目的は、耐衝撃性が良好でかつ開封時の剥
離性に優れた薬液入り軟質合成樹脂製医療容器収納用包
装容器を提供することにある。
(課題を解決するための手段) これらの諸口的は、四隅に湾曲部を有する方形に形成さ
れかつ開口周縁に該形状に平行な外縁を有するフランジ
部を形成してなるトレー部の該フランジ部に接着層を介
して蓋体を剥離可能にヒートシールしてなる医療容器収
納用容器において、該蓋体の全四隅部を前記トレー部の
フランジ部の前記形状に平行な外縁仮想線より外方に突
出させて形成するとともに、少な、くとも1個所の湾曲
部に形成されるヒートシール部の剥離開始部として外方
に向って突出する2個の突出形状を形成したことを特徴
とする薬液入り軟質合成樹脂製医療容器収納用包装容器
により達成される。
また、本発明は、トレー部および蓋体は合成樹脂製であ
り、かつ該蓋体の最内面にはヒートシール可能であり、
かつヒートシールの後に該ヒートシール部を開封可能と
するための凝集破壊剥離層が形成されてなる薬液入り軟
質合成樹脂製医療容器収納用容器である。
さらに、本発明は、トレー部がポリプロピレンを主成分
とする外層、エチレン−ビニルアルコール共重合体より
なる中間層およびポリプロピレンを主成分とする内層よ
りなり、また蓋体はポリエチレンテレフタレートよりな
る外層、ポリ塩化ビニリデンよりなる第1中間層、ナイ
ロンよりなる第2中間層およびポリプロピレン層に接着
剤層を介して凝集破壊剥離剤をポリプロピレンに配合し
てなる凝集破壊剥離層よりなる接着層よりなるものであ
る薬液入り軟質合成樹脂製医療容器収納用包装容器であ
る。
(作用) つぎに、図面を参照しながら、本発明の一実施態様を説
明する。すなわち、第1〜3図に示すように、本発明に
よる包装用容器11は、合成樹脂製シートで四隅に湾曲
部を有する方形12の盆状に形成されかつ開口周縁に該
形状に平行な外縁13を有するフランジ部14を形成し
てなるトレー部15と、合成樹脂製のシート状蓋体16
とよりなる。トレー部15と蓋体16とは、該蓋体内面
に形成されている接着層を介しである一定幅で帯状17
に熱融着されて密封される。
しかして、前記蓋体16は、その全四隅において、前記
トレー部15フランジ部の外縁13より外方に突出させ
て形成することが必要である。例えば、第3図に示すよ
うに、方形の蓋体16の四隅部を、これに対応するトレ
ー部15の開口周縁に平行なフランジ部14の外縁仮想
線13の曲率よりも小さい曲率で湾曲させることにより
突出部は形成される。
また、第4図に示すように、前記接着層を介してヒート
シールされた帯状接着部17には、前記四隅のうち少な
くとも1個所に剥離開始部18が設けられ、該剥離開始
部の帯状接着部17を蓋体16の剥離力作用線x−x’
 に対して外方に2個突出する形状に形成されている。
これはヒートシール用金型をこの形状にすることにより
形成させることができる。このとき、トレー内層と蓋材
とのシール強度およびシール幅が一定の状態において、
ヒートシール部の人による剥離の容易さをも考慮すると
、剥離開始時の形状としては突出部先端がとがっている
ほど有利である。また、剥離開始では、剥離力作用線に
直角な直線上にあるヒートシール部の長さが短くなる形
状であることが望ましい。また、蓋体の四隅の剥離部の
スペースと、上述の人によるヒートシール部の剥離の容
易さを考慮するとシール形状として第4図に示す形状が
望ましい。すなわち、その突出部19の先端は、90〜
120度)に突出している。
本発明による包装容器を構成する材料は合成樹脂であり
、トレー部用材料としては、外層および内層がポリプロ
ピレンを主成分とするものであり、その厚みはそれぞれ
10〜70μm、好ましくは30〜50μmである。こ
のような材料および厚みによりトレー部の保形性が満足
され、また、内層においては後述する蓋体との熱融着性
が充分となる。中間層はエチレン−ビニルアルコール共
重合体で、その厚みは10〜50μm1好ましくは20
〜30μmであり、これにより充分な防湿性およびガス
矯透過性が満足される。
k体は、外層がポリエチレンテレフタレートであり、そ
の厚みは5〜30μm1好ましくは10〜15μmであ
り、これにより主に耐突刺性等の機械的強度が満足され
る。該外層に接して形成される第1中間層はポリ塩化ビ
ニリデンであり、その厚みは10〜50μm1好ましく
は20〜30μmであり、これにより防湿性および難透
過性が保たれる。該第1中間層に接して形成される第2
中間層はナイロン、好ましくは二輪延伸ナイロンで、そ
の厚みは10〜50μm1好ましくは20〜30μmで
あり、これにより主に耐引裂性等の機械的強度が満足さ
れる。該第2中間層に接して形成される接着層は、ポリ
プロピレン層に接着剤層を介してポリプロピレンに凝集
破壊剥離剤を配合してなる凝集破壊剥離層を形成してな
るもので、その全体の厚みは20〜100μm1好まし
くは40〜60μmである。この凝集破壊剥離層は、加
圧加熱により熱溶融してトレー部の内層のポリプロピレ
ン層と熱融着するが、剥離時には該層が破壊されて前記
接着層から少なくとも一部が剥離して前記トレー部の内
層に密着して残るのである。
なお、本発明における薬液入り軟質合成樹脂製医療容器
とは、ACD液、CPD液等の抗凝固剤等を内部に収納
してなる軟質塩化ビニル樹脂製の血液バックや輸液を内
部に収納した軟質塩化ビニル樹脂製輸液バッグ等であり
、特に血液バッグを収納した場合には優れた効果が得ら
れる。
(実施例) つぎに、実施例および比較例を挙げて本発明をさらに詳
細に説明する。
実施例 第1〜4図に示すように、ポリプロピ1/ンからなる厚
み40μmの外層、エチ1ノンービニルアルコール共重
合体で厚み25μmの中間層およびポリプロピレンとか
らなる厚み40μmの内層を有してなるラミネート材よ
り開口周縁にフランジを有しかつ四隅に湾曲(曲率41
mm)を有する長方形トレーを形成した。
このトレー部にトリプルバッグよりなる血液バッグを収
納したのち、外層が厚み12μmのポリエチレンテレフ
タレート、第1中間層が厚み25μmのポリ塩化ビニリ
デン、第2中間層が厚み25μmの二軸延伸ナイロン、
またホットメルト層がポリプロピレンに接着剤層を介し
てポリプロピレンに凝集破壊剥離剤を配合してなる凝集
破壊剥離層をラミネートしてなる接着層(厚み50μm
)であるラミネート蓋体を第3図に示すように、前記湾
曲部に形成されるヒートシール部の剥離開始部として外
方に向って突出する2個の突出形状(角度的110’)
が形成するように約3m+++の幅でフランジ部におい
て熱融着させた。なお、剥離開始部が形成されている隅
部の蓋体の曲率は101であり、残りの隅部の蓋体の曲
率は20mmであった。このときの蓋体の寸法は、長さ
311mm。
幅184mmであった。この蓋体をフランジ部とともに
、該フランジ部の平行部(垂直部)の幅が約9111I
mとなるように、かつ第1〜4図に示すように四隅部に
おいて開口周縁形状に平行な外縁仮想線13より突出さ
せてトリミングを行なって包装容器を得た。このとき、
剥離開始部側の曲線は10mm、残りの部分の曲線は2
0mmであり、蓋体の長さは268mm、幅は158m
mであった。
このようにして得られた密封包装容器について、第5図
(A)に示すように、剥離開始部が形成されていない方
の隅部について圧迫を行ない、剥離が生ずる限界レベル
を測定したところ、第1表の結果が博られる。なお、測
定は、島津オートグラフDSS−100を用い、500
a+m/分の圧縮速度で行なった。また、第1表の数値
は5セツトについて行なった測定の平均値である。
さらに、前記包装容器を梱包箱(材質:に6)に6個、
第6図に示すように詰めて封をしたのち、1mの高さよ
りM面側を下にして落下を繰返し、M面側に位置した包
装容器ののフランジ形状による耐落下回数限界の違いを
調べた。この試験を3箱について行った。その結果は、
第2表のとおりであった。
比較例1 実施例1において、剥離開始部が形成されていない方の
隅部の蓋体の形状を第11図に示すようにトレー部のフ
ランジ部の外縁とほぼ同一(曲率49mm)とした以外
は同様にして包装容器を得た。
このようにして得られた包装容器について第5図(B)
に示すように、剥離開始部が形成されていない方の隅部
について圧迫を行ない、実施例と同様な圧迫試験を行っ
たところ、第1表の結果が得られた。また、剥離開始部
が形成されている方の隅部についても第5図(C)に示
すように同様な試験を行ない、第1表の結果を得た。
また、耐落下試験も実施例と同様にして行ない、第2表
に結果を得た。
第1表 実施例(無剥離開始部側>    12.1±2.8(
剥離開始部側>     ti、s±2.3比較例1(
無剥離開始部側)7.0±1.6箱1表から明らかなよ
うに、本発明による突出部の形成により剥離開始部形成
部側と全く同様な強度が得られる。
第2表 実施例(無電開始部I)70回でも3箱とも剥離発生な
し く絹隅部1  70回でも3箱とも剥離発生なし 比較例1 (Il剥11all>  15回、20回お
よび35回目にそれぞれ剥離発生 第2表から明らかなように、本発明による突出部の形成
により剥離開始部形成部側と全く同様な強度が得られる
比較例2 実施例の方法において、剥離開始部の熱融着形状を第7
図(A)に示すように3山形にした以外は、同様な包装
容器を作成した。この包装容器について、隅部を切り取
り、島津オートグラフDSS−100を用い、室温下に
引張速度200mm/分で剥離試験を行なったところ、
第3表の結果が得られた。なお、試験は20個について
行なった結果の平均値である。
これに対し、実施例のものについても同様な試験を行な
ったところ、第3表の結果が得られた。
第3表 実施例     1.7±0.1(S、D、)比較例2
   2.1±0.4(S、D、)なお、5人のパネラ
−による官能試験においても、比較例2のものに比して
実施例のものは開封性が改善されていることが判明した
また、各部における比較例2のものの剥離強度のチャー
トは、第7図(A)のとおりであり、方、各部における
実施例のものの剥離強度のチャートは、第7図(B)の
とおりである。
比較1113 実施例において、蓋体を外層として厚さ12μmのポリ
塩化ビニリデン被覆ポリエチレンテレフタレート、第1
中間層として厚さ20μmのポリ塩化ビニリデン被覆二
軸延伸ポリプロピレン、第2中間層として厚さ15μm
の二軸延伸ナイロン、内層として厚さ50μmのリニア
低密度ポリエチレンとした以外は同様にして包装容器を
得た。
このようにして得られた包装容器の隅部間の中間を切り
取り蓋体部材とトレー部部材とを引張った際に剥離を生
ぜしめるために必要な力(シール強度)を、島津オート
グラフDSS−10を用い、引張速度200+u/分で
室温で測定したところ、第4表の結果が得られた。なお
、測定は、各包装容器の4辺を切り取り、5セツトにつ
いて行なった。測定値の平均値である。
同様にして、実施例の包装容器についてもシール強度を
測定したところ、第4表の結果が得られた。
第4表 実施例     1.3±0.2 比較例31.2±O12 第4表から明らかなように、実施例のものは比較例3の
ものに比して約8%の強度上昇となっている。
また、シール温度を種々変えてシール強度の変化を測定
したところ、第8図のとおりであった。
同図から明らかなように、実施例のものは、比較例3の
ものに比してシール温度の変動によるシール強度の変化
が極めて小さく、シール温度に左右されることなく実質
的に一定の値が得られる。
さらに、シール時間を種々換えてシール強度の変化を測
定したところ、第9図のとおりであった。
同図から明らかなように、実施例のものは、比較例3の
ものに比してシール時間の変動によるシール強度の変化
が極めて小さく、シール時間に左右されることな(実質
的に一定の値が得られる。
つぎに、実施例および比較例2〜3で得られた包装容器
について、比較例2と同様に隅部を切り取り、剥離開始
部について同様な剥離試験を行なったところ、第5表の
結果が得られた。
第5表 実施例     2.2±0.3 比較例2   2.1±0.4 比較例3   1.7±0.1 第5表から明らかなように、実施例のものは比較例2の
ものと同等の剥離性が得られる。
また、実施例のものと比較例3のものについて、剥離温
度を種々変えてシール強度の変化を測定したところ、第
10図のとおりであった。同図から明らかように、実施
例のものは比較例3のものに比して全体的に剥離強度は
やや高いがシール温度の変動による剥離強度の変化が小
さく、シール温度に左右されることなく実質的に一定の
値が得られる。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明は、四隅に湾曲部を有する方
形に形成されかつ開口周縁に該形状に平行な外縁を有す
るフランジ部を形成してなるトIノ一部の該フランジ部
に接着層を介して蓋体を剥離可能にヒートシールしてな
る医療容器収納用容器において、該蓋体の全四隅部を前
記トレー部の7ランノ部の前記形状に平行な外縁(仮想
線)より外方に突出させて形成するとともに、少なくと
も1個所の湾曲部に形成されるヒートシール部の剥離開
始部として外方に向って突出する2個の突出形状を形成
したことを特徴とする薬液入り軟質合成樹脂製医療容器
収納用包装容器であるから、全四隅におけるヒートシー
ル部の耐衝撃性が極めて優れているばかりでなく、剥離
開始部におけるヒートシール部の剥離性も良好である。
また、蓋体の最内面にはヒートシール可能であり、かつ
ヒートシールの後に該ヒートシール部を開封可能とする
ための凝集破壊剥離層または層隔離器が形成されている
ので、シール強度が優れているだけでなく、シール温度
およびシール時間の変動によるシール強度および剥離性
が実質的に影響されず一定である。このため、血液バッ
グのような薬液入り軟質合成樹脂製医療容器を収納した
場合、破損することなく滅菌状態が長時間にわたって保
たれるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による包装容器の斜視図、第2図は該包
装容器の部分断面側面図、第3図は該包装容器の平面図
、第4図は本発明による包装容器のヒートシール部を示
す部分平面図、第5図(A)〜(C)は本発明および従
来の包装容器の圧迫による剥離試験の概略図、第6図は
耐薬下試験を行なうための箱詰め状態を説明するための
斜視図、第7図(A)および(B)はヒートシール部分
の剥離開始部における剥離強度を示すグラフ、第8図は
包装容器のシール温度とシール強度との関係を示すグラ
フ、第9図はシール時間とシール強度との関係を示すグ
ラフ、第10図はシール温度と剥離強度との関係を示す
グラフであり、また第11図は従来の包装容器を示す平
面図である。 11・・・包装容器、13・・・外縁、14・・・フラ
ンジ部、15・・・トレー部、16・・・蓋体、17・
・・帯状接着部、18・・・剥離開始部、19・・・突
出部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)四隅に湾曲部を有する方形に形成されかつ開口周
    縁に該形状に平行な外縁を有するフランジ部を形成して
    なるトレー部の該フランジ部に接着層を介して蓋体を剥
    離可能にヒートシールしてなる医療容器収納用容器にお
    いて、該蓋体の全四隅部を前記トレー部のフランジ部の
    前記形状に平行な外縁仮想線より外方に突出させて形成
    するとともに、少なくとも1個所の湾曲部に形成される
    ヒートシール部の剥離開始部として外方に向って突出す
    る2個の突出形状を形成したことを特徴とする薬液入り
    軟質合成樹脂製医療容器収納用包装容器。
  2. (2)トレー部および蓋体は合成樹脂製であり、かつ該
    蓋体の最内面にはヒートシール可能であり、かつヒート
    シールの後に該ヒートシール部を開封可能とするための
    凝集破壊剥離層が形成されてなる請求項1に記載の薬液
    入り軟質合成樹脂製医療容器収納用包装容器。
  3. (3)トレー部はポリプロピレンを主成分とする外層、
    エチレン−ビニルアルコール共重合体よりなる中間層お
    よびポリプロピレンを主成分とする内層よりなり、また
    蓋体はポリエチレンテレフタレートよりなる外層、ポリ
    塩化ビニリデンよりなる第1中間層、ナイロンよりなる
    第2中間層およびポリプロピレン層に接着剤層を介して
    凝集破壊剥離剤をポリプロピレンに配合してなる凝集破
    壊剥離層よりなる接着層よりなるものである請求項1ま
    たは2に記載の薬液入り軟質合成樹脂製医療容器収納用
    容器。
JP1120471A 1989-05-16 1989-05-16 医療容器収納用包装容器 Expired - Fee Related JP2786882B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1120471A JP2786882B2 (ja) 1989-05-16 1989-05-16 医療容器収納用包装容器
EP90109291A EP0398316A1 (en) 1989-05-16 1990-05-16 Package for medical container

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1120471A JP2786882B2 (ja) 1989-05-16 1989-05-16 医療容器収納用包装容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03667A true JPH03667A (ja) 1991-01-07
JP2786882B2 JP2786882B2 (ja) 1998-08-13

Family

ID=14786995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1120471A Expired - Fee Related JP2786882B2 (ja) 1989-05-16 1989-05-16 医療容器収納用包装容器

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP0398316A1 (ja)
JP (1) JP2786882B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006151475A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Toyo Seikan Kaisha Ltd 易開封性容器及びその製造方法
JP2012213416A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Yasushi Matsumoto 消毒用具とその使用方法
WO2015145875A1 (ja) * 2014-03-28 2015-10-01 キョーラク株式会社 電子レンジ用容器及び電子レンジ用包装体
JP2015189509A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 キョーラク株式会社 電子レンジ用容器及び電子レンジ用包装体
JP2015196520A (ja) * 2014-03-31 2015-11-09 キョーラク株式会社 電子レンジ用容器及び電子レンジ用包装体
JP2017141041A (ja) * 2016-02-09 2017-08-17 大森機械工業株式会社 深絞り包装体および深絞り包装機
JP2019059177A (ja) * 2017-09-27 2019-04-18 大日本印刷株式会社 積層体及び該積層体で構成される蓋材を用いた輸液容器

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4946038A (en) * 1989-12-20 1990-08-07 Rolland Eaton Medicine container and cover therefor
CH683175A5 (de) * 1991-02-04 1994-01-31 Alusuisse Lonza Services Ag Verpackung.
US5613617A (en) * 1994-09-27 1997-03-25 Da Vitoria Lobo; Luis J. Sealed container that is easily opened and mass-produced
DE10200020A1 (de) * 2002-01-02 2003-07-17 Wipak Walsrode Gmbh & Co Kg Verpackung mit einer speziellen Siegelnaht
JP2013534885A (ja) 2010-06-16 2013-09-09 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. 滅菌済み内容物を含むパッケージ
EP2907759A1 (en) * 2014-02-12 2015-08-19 Cryovac, Inc. Package for a product and apparatus and process for packaging a product
JPWO2022124114A1 (ja) 2020-12-09 2022-06-16

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54104314U (ja) * 1977-12-28 1979-07-23
JPS59199463A (ja) * 1983-04-20 1984-11-12 テルモ株式会社 包装容器
JPS6294563A (ja) * 1985-10-03 1987-05-01 出光石油化学株式会社 多層容器

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1480970A (en) * 1975-05-14 1977-07-27 Cawrse R Apparatus and method for applying lids to containers
DE7728150U1 (de) * 1977-09-12 1977-12-29 Behringwerke Ag Heissversiegelbare Behaelter
JPS58192551A (ja) * 1982-05-06 1983-11-10 テルモ株式会社 医療用容器の保存用包装容器
GB2161782B (en) * 1984-07-17 1989-02-01 Toyo Seikan Kaisha Ltd Synthetic resin vessel

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54104314U (ja) * 1977-12-28 1979-07-23
JPS59199463A (ja) * 1983-04-20 1984-11-12 テルモ株式会社 包装容器
JPS6294563A (ja) * 1985-10-03 1987-05-01 出光石油化学株式会社 多層容器

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006151475A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Toyo Seikan Kaisha Ltd 易開封性容器及びその製造方法
JP4645175B2 (ja) * 2004-11-30 2011-03-09 東洋製罐株式会社 易開封性容器及びその製造方法
JP2012213416A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Yasushi Matsumoto 消毒用具とその使用方法
WO2015145875A1 (ja) * 2014-03-28 2015-10-01 キョーラク株式会社 電子レンジ用容器及び電子レンジ用包装体
JP2015189509A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 キョーラク株式会社 電子レンジ用容器及び電子レンジ用包装体
US10233009B2 (en) 2014-03-28 2019-03-19 Kyoraku Co., Ltd. Container for microwave oven and package for microwave oven
US10968028B2 (en) 2014-03-28 2021-04-06 Kyoraku Co., Ltd. Container for microwave oven and package for microwave oven
JP2015196520A (ja) * 2014-03-31 2015-11-09 キョーラク株式会社 電子レンジ用容器及び電子レンジ用包装体
JP2017141041A (ja) * 2016-02-09 2017-08-17 大森機械工業株式会社 深絞り包装体および深絞り包装機
JP2019059177A (ja) * 2017-09-27 2019-04-18 大日本印刷株式会社 積層体及び該積層体で構成される蓋材を用いた輸液容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2786882B2 (ja) 1998-08-13
EP0398316A1 (en) 1990-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4657151A (en) Container such as a nursing container, with flexible liner
US4198972A (en) Blood and blood component storage bags
JP3399006B2 (ja) 急速脱着係止カバー機構を有する熱成形ブリスタ包装
US3768725A (en) Breathable, sterilizable and peelable pouch and method of manufacture thereof
KR101681320B1 (ko) 블리스터 패키지
US4558792A (en) Container such as a nursing container, with flexible liner and access site and method of making said access site
US4629080A (en) Container such as a nursing container, having formed enclosure chamber for a dispensing member
JPH03667A (ja) 医療容器収納用包装容器
JPS6340748B2 (ja)
JPH0751342A (ja) 剥離可能シール、ならびに同シールを備える容器
JPH0137954B2 (ja)
JPS636429B2 (ja)
BRPI0516295B1 (pt) Packaging that can not be closed again, use of a pack and process for the manufacture of a packaging and packaging objects
JPS58192552A (ja) 薬液を収容してなる合成樹脂製医療用バッグを収納した包装容器
JPS59199461A (ja) 包装容器およびその密封方法
HU191276B (en) Storing bag
JPS59500451A (ja) 液体収納嚢状袋
JPH11115950A (ja) 電子レンジ加熱用袋
JPH11263354A (ja) 包装袋
US3073477A (en) Plastic container with tear-off film cover
JP3696575B2 (ja) 母乳保存用バッグおよびその使用方法
JP6755476B2 (ja) 繊維通気性材料を有する包装体の封着部
JPH01167073A (ja) 密封包装容器とその製造方法
JP2004073723A (ja) 滅菌バッグ
JPH0344203Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees