JP2786882B2 - 医療容器収納用包装容器 - Google Patents
医療容器収納用包装容器Info
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- B65D77/00—Packages formed by enclosing articles or materials in preformed containers, e.g. boxes, cartons, sacks or bags
- B65D77/10—Container closures formed after filling
- B65D77/20—Container closures formed after filling by applying separate lids or covers, i.e. flexible membrane or foil-like covers
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- B65D77/2028—Means for opening the cover other than, or in addition to, a pull tab
- B65D77/2032—Means for opening the cover other than, or in addition to, a pull tab by peeling or tearing the cover from the container
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Description
【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は、医療容器収納用包装容器に関するものであ
る。詳しく述べると、開封時の剥離性が良好でかつ密封
性の良好な薬入り軟質合成樹脂製医療容器収納用のブリ
スター包装容器に関するものである。
る。詳しく述べると、開封時の剥離性が良好でかつ密封
性の良好な薬入り軟質合成樹脂製医療容器収納用のブリ
スター包装容器に関するものである。
(従来の技術) 血液バッグ、輸液バッグ等の軟質合成樹脂製医療用容
器には、例えばACD液、CPD液等のような抗凝固剤ないし
抗凝血剤が収納されており、該薬液の作用により採血時
または輸血時における血液の凝固を防止している。しか
して、このような薬液を収納した医療容器は、保存用の
合成樹脂製密封容器に収納されている。
器には、例えばACD液、CPD液等のような抗凝固剤ないし
抗凝血剤が収納されており、該薬液の作用により採血時
または輸血時における血液の凝固を防止している。しか
して、このような薬液を収納した医療容器は、保存用の
合成樹脂製密封容器に収納されている。
このような包装用密封容器としては、最近開口部周縁
にフランジ部を形成してなるトレー部の該フランジ部に
ヒートシール可能な接着層を介して蓋体を剥離開口可能
なヒートシールしてなる、いわゆるブリスター包装容器
が広く使用されてなる。このような従来のブリスター包
装容器は、トレー部が合成樹脂製であるために、その成
形上の理由から円形でありかつ、あるいは収納物の点か
ら正方形ないし長方形の必要がある場合には、コーナー
部が湾曲して形成されている。このため第11図に示すよ
うに、剥離開始部を除いて蓋体は、該湾曲部に平行して
形成されているフランジ部と同一形状であり、また剥離
開始部においては、ヒートシール部の隔離開始を容易に
するために、1個または3個の突出先端部を形成するこ
とが提案されている(特開昭59−199,463号)。
にフランジ部を形成してなるトレー部の該フランジ部に
ヒートシール可能な接着層を介して蓋体を剥離開口可能
なヒートシールしてなる、いわゆるブリスター包装容器
が広く使用されてなる。このような従来のブリスター包
装容器は、トレー部が合成樹脂製であるために、その成
形上の理由から円形でありかつ、あるいは収納物の点か
ら正方形ないし長方形の必要がある場合には、コーナー
部が湾曲して形成されている。このため第11図に示すよ
うに、剥離開始部を除いて蓋体は、該湾曲部に平行して
形成されているフランジ部と同一形状であり、また剥離
開始部においては、ヒートシール部の隔離開始を容易に
するために、1個または3個の突出先端部を形成するこ
とが提案されている(特開昭59−199,463号)。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このようなブリスター包装容器は、前
記剥離開始部以外のコーナー部におけるヒートシール部
の耐衝撃性が不充分であり、しかも剥離開始部における
ヒートシール部の剥離性が未だ満足すべきものではない
という問題点があった。
記剥離開始部以外のコーナー部におけるヒートシール部
の耐衝撃性が不充分であり、しかも剥離開始部における
ヒートシール部の剥離性が未だ満足すべきものではない
という問題点があった。
したがって、本発明の目的は、新規な医療容器収容用
包装容器を提供することにある。
包装容器を提供することにある。
本発明の他の目的は、耐衝撃性が良好でかつ開封時の
剥離性に優れた薬液入り軟質合成樹脂製医療容器収納用
包装容器を提供することにある。
剥離性に優れた薬液入り軟質合成樹脂製医療容器収納用
包装容器を提供することにある。
(課題を解決するための手段) これらの諸目的は、(1) 四隅に湾曲部を有する方
形の形状に形成されかつ開口周縁に該形状に平行な外縁
を有するフランジ部を形成してなるトレー部の該フラン
ジ部に接着層を介して蓋体を剥離可能にヒートシールし
てなる薬液入り軟質合成樹脂製医療容器収納用包装容器
において、該蓋体の全四隅部を前記トレー部のフランジ
部の前記形状に平行な外縁仮想線より外方に突出させて
形成するとともに、少なくとも1個所の上記フランジ部
の湾曲部に、外方に向って突出する2個の突出形状をし
たヒートシール部の剥離開始部が形成されてなり、該ト
レー部および該蓋体は合成樹脂製であり、かつ該蓋体の
最内面にはヒートシール可能であり、かつヒートシール
の後に該ヒートシール部を開封可能とするための凝集破
壊剥離層が形成されてなることを特徴とする薬液入り軟
質合成樹脂製医療容器収納用包装容器により達成され
る。
形の形状に形成されかつ開口周縁に該形状に平行な外縁
を有するフランジ部を形成してなるトレー部の該フラン
ジ部に接着層を介して蓋体を剥離可能にヒートシールし
てなる薬液入り軟質合成樹脂製医療容器収納用包装容器
において、該蓋体の全四隅部を前記トレー部のフランジ
部の前記形状に平行な外縁仮想線より外方に突出させて
形成するとともに、少なくとも1個所の上記フランジ部
の湾曲部に、外方に向って突出する2個の突出形状をし
たヒートシール部の剥離開始部が形成されてなり、該ト
レー部および該蓋体は合成樹脂製であり、かつ該蓋体の
最内面にはヒートシール可能であり、かつヒートシール
の後に該ヒートシール部を開封可能とするための凝集破
壊剥離層が形成されてなることを特徴とする薬液入り軟
質合成樹脂製医療容器収納用包装容器により達成され
る。
さらに、本発明は、(2) トレー部はポリプロピレ
ンを主成分とする外層、エチレン−ビニルアルコール共
重合体よりなる中間層およびポリプロピレンを主成分と
する内層よりなり、また蓋体はポリエチレンテレフタレ
ートよりなる外層、ポリ塩化ビニリデンよりなる第1中
間層、ナイロンよりなる第2中間層およびポリプロピレ
ン層に接着剤層を介して凝集破壊剥離剤をポリプロピレ
ンに配合してなる凝集破壊剥離剤よりなる接着剤層より
なるものである上記(1)に記載の薬液入り軟質合成樹
脂製医療容器収納用包装容器である。
ンを主成分とする外層、エチレン−ビニルアルコール共
重合体よりなる中間層およびポリプロピレンを主成分と
する内層よりなり、また蓋体はポリエチレンテレフタレ
ートよりなる外層、ポリ塩化ビニリデンよりなる第1中
間層、ナイロンよりなる第2中間層およびポリプロピレ
ン層に接着剤層を介して凝集破壊剥離剤をポリプロピレ
ンに配合してなる凝集破壊剥離剤よりなる接着剤層より
なるものである上記(1)に記載の薬液入り軟質合成樹
脂製医療容器収納用包装容器である。
さらにまた、本発明は、(3) 前記蓋体の四隅部の
曲率半径が、該蓋体の四隅部に対応するトレー部の開口
周縁に平行なフランジ部の外縁仮想線の曲率半径よりも
小さい曲率半径で湾曲されてなる上記(1)または
(2)に記載の薬液入り軟質合成樹脂製医療容器収納用
包装容器である。
曲率半径が、該蓋体の四隅部に対応するトレー部の開口
周縁に平行なフランジ部の外縁仮想線の曲率半径よりも
小さい曲率半径で湾曲されてなる上記(1)または
(2)に記載の薬液入り軟質合成樹脂製医療容器収納用
包装容器である。
また、本発明は、(4) 前記蓋体の四隅部の曲率半
径が上記外縁仮想線の曲率半径の約1/2である上記
(1)ないし(3)のいずれか1つに記載の薬液入り軟
質合成樹脂製医療容器収納用包装容器である。
径が上記外縁仮想線の曲率半径の約1/2である上記
(1)ないし(3)のいずれか1つに記載の薬液入り軟
質合成樹脂製医療容器収納用包装容器である。
さらに、本発明は、(5) 前記剥離開始部が形成さ
れている隅部の蓋体の曲率半径が、残りの隅部の蓋体の
曲率半径の約1/2である上記(1)ないし(4)のいず
れか1つに記載の薬液入り軟質合成樹脂製医療容器収納
用包装容器である。
れている隅部の蓋体の曲率半径が、残りの隅部の蓋体の
曲率半径の約1/2である上記(1)ないし(4)のいず
れか1つに記載の薬液入り軟質合成樹脂製医療容器収納
用包装容器である。
(作用) つぎに、図面を参照しながら、本発明の一実施態様を
説明する。すなわち、第1〜3図に示すように、本発明
による包装用容器11は、合成樹脂製シートで四隅に湾曲
部を有する方形12の盆状に形成されかつ開口周縁に該形
状に平行な外縁13を有するフランジ部14を形成してなる
トレー部15と、合成樹脂製のシート状蓋体16とよりな
る。トレー部15と蓋体16とは、該蓋体内面に形成されて
いる接着層を介してある一定幅で帯状17に熱融着されて
密封される。
説明する。すなわち、第1〜3図に示すように、本発明
による包装用容器11は、合成樹脂製シートで四隅に湾曲
部を有する方形12の盆状に形成されかつ開口周縁に該形
状に平行な外縁13を有するフランジ部14を形成してなる
トレー部15と、合成樹脂製のシート状蓋体16とよりな
る。トレー部15と蓋体16とは、該蓋体内面に形成されて
いる接着層を介してある一定幅で帯状17に熱融着されて
密封される。
しかして、前記蓋体16は、その全四隅において、前記
トレー部15フランジ部の外縁13より外方に突出させて形
成することが必要である。例えば、第3図に示すよう
に、方形の蓋体16の四隅部を、これに対応するトレー部
15の開口周縁に平行なフランジ部14の外縁仮想線13の曲
率半径よりも小さい曲率半径、好ましくは該外縁仮想線
13の曲率半径の約1/2で湾曲させることにより突出部は
形成される。
トレー部15フランジ部の外縁13より外方に突出させて形
成することが必要である。例えば、第3図に示すよう
に、方形の蓋体16の四隅部を、これに対応するトレー部
15の開口周縁に平行なフランジ部14の外縁仮想線13の曲
率半径よりも小さい曲率半径、好ましくは該外縁仮想線
13の曲率半径の約1/2で湾曲させることにより突出部は
形成される。
また、第4図に示すように、前記接着層を介してヒー
トシールされた帯状接着部17には、前記四隅のうち少な
くとも1個所に剥離開始部18が設けられ、該剥離開始部
の帯状接着部17を蓋体16の剥離力作用線X−X′に対し
て外方に2個突出する形状に形成されている。これはヒ
ートシール用金型をこの形状にすることにより形成させ
ることができる。このとき、トレー内層と蓋材とのシー
ル強度およびシール幅が一定の状態において、ヒートシ
ール部の人による剥離の容易さをも考慮すると、剥離開
始時の形状としては突出部先端がとがっているほど有利
である。また、剥離開始後では、剥離力作用線に直角な
直線上にあるヒートシール部の長さが短くなる形状であ
ることが望ましい。また、蓋体の四隅の剥離部のスペー
スと、上述の人によるヒートシール部の剥離の容易さを
考慮するとシール形状として第4図に示す形状が望まし
い。すなわち、その突出形状19の先端は、90〜120度)
に突出している。また、剥離開始部18が形成されている
隅部の蓋体16の曲率半径は、残りの隅部の蓋体16の曲率
半径の約1/2であることが望ましい。
トシールされた帯状接着部17には、前記四隅のうち少な
くとも1個所に剥離開始部18が設けられ、該剥離開始部
の帯状接着部17を蓋体16の剥離力作用線X−X′に対し
て外方に2個突出する形状に形成されている。これはヒ
ートシール用金型をこの形状にすることにより形成させ
ることができる。このとき、トレー内層と蓋材とのシー
ル強度およびシール幅が一定の状態において、ヒートシ
ール部の人による剥離の容易さをも考慮すると、剥離開
始時の形状としては突出部先端がとがっているほど有利
である。また、剥離開始後では、剥離力作用線に直角な
直線上にあるヒートシール部の長さが短くなる形状であ
ることが望ましい。また、蓋体の四隅の剥離部のスペー
スと、上述の人によるヒートシール部の剥離の容易さを
考慮するとシール形状として第4図に示す形状が望まし
い。すなわち、その突出形状19の先端は、90〜120度)
に突出している。また、剥離開始部18が形成されている
隅部の蓋体16の曲率半径は、残りの隅部の蓋体16の曲率
半径の約1/2であることが望ましい。
本発明による包装容器を構成する材料は合成樹脂であ
り、トレー部用材料としては、外層および内層がポリプ
ロピレンを主成分とするものであり、その厚みはそれぞ
れ10〜70μm、好ましくは30〜50μmである。このよう
な材料および厚みによりトレー部の保形性が満足され、
また、内層においては後述する蓋体との熱融着性が充分
となる。中間層はエチレン−ビニルアルコール共重合体
で、その厚みは10〜50μm、好ましくは20〜30μmであ
り、これにより充分な防湿性およびガス難透過性が満足
される。
り、トレー部用材料としては、外層および内層がポリプ
ロピレンを主成分とするものであり、その厚みはそれぞ
れ10〜70μm、好ましくは30〜50μmである。このよう
な材料および厚みによりトレー部の保形性が満足され、
また、内層においては後述する蓋体との熱融着性が充分
となる。中間層はエチレン−ビニルアルコール共重合体
で、その厚みは10〜50μm、好ましくは20〜30μmであ
り、これにより充分な防湿性およびガス難透過性が満足
される。
蓋体は、外層がポリエチレンテレフタレートであり、
その厚みは5〜30μm、好ましくは10〜15μmであり、
これにより主に耐突刺性等の機械的強度が満足される。
該外層に接して形成される第1中間層はポリ塩化ビニリ
デンであり、その厚みは10〜50μm、好ましくは20〜30
μmであり、これにより防湿性および難透過性が保たれ
る。該第1中間層に接して形成される第2中間層はナイ
ロン、好ましくは二軸延伸ナイロンで、その厚みは10〜
50μm、好ましくは20〜30μmであり、これにより主に
耐引裂性等の機械的強度が満足される。該第2中間層に
接して形成される接着層は、ポリプロピレン層に接着剤
層を介してポリプロピレンに凝集破壊剥離剤を配合して
なる凝集破壊剥離層を形成してなるもので、その全体の
厚みは20〜100μm、好ましくは40〜60μmである。こ
の凝集破壊剥離層は、加圧加熱により熱溶融してトレー
部の内層のポリプロピレン層と熱融着するが、剥離時に
は該層が破壊されて前記接着層から少なくとも一部が剥
離して前記トレー部の内層に密着して残るのである。
その厚みは5〜30μm、好ましくは10〜15μmであり、
これにより主に耐突刺性等の機械的強度が満足される。
該外層に接して形成される第1中間層はポリ塩化ビニリ
デンであり、その厚みは10〜50μm、好ましくは20〜30
μmであり、これにより防湿性および難透過性が保たれ
る。該第1中間層に接して形成される第2中間層はナイ
ロン、好ましくは二軸延伸ナイロンで、その厚みは10〜
50μm、好ましくは20〜30μmであり、これにより主に
耐引裂性等の機械的強度が満足される。該第2中間層に
接して形成される接着層は、ポリプロピレン層に接着剤
層を介してポリプロピレンに凝集破壊剥離剤を配合して
なる凝集破壊剥離層を形成してなるもので、その全体の
厚みは20〜100μm、好ましくは40〜60μmである。こ
の凝集破壊剥離層は、加圧加熱により熱溶融してトレー
部の内層のポリプロピレン層と熱融着するが、剥離時に
は該層が破壊されて前記接着層から少なくとも一部が剥
離して前記トレー部の内層に密着して残るのである。
なお、本発明における薬液入り軟質合成樹脂製医療容
器とは、ACD液、CPD液等の抗凝固剤等を内部に収納して
なる軟質塩化ビニル樹脂製の血液バックや輸液を内部に
収納した軟質塩化ビニル樹脂製輸液バッグ等であり、特
に血液バッグを収納した場合には優れた効果が得られ
る。
器とは、ACD液、CPD液等の抗凝固剤等を内部に収納して
なる軟質塩化ビニル樹脂製の血液バックや輸液を内部に
収納した軟質塩化ビニル樹脂製輸液バッグ等であり、特
に血液バッグを収納した場合には優れた効果が得られ
る。
(実施例) つぎに、実施例および比較例を挙げて本発明をさらに
詳細に説明する。
詳細に説明する。
実施例 第1〜4図に示すように、ポリプロピレンからなる厚
み40μmの外層、エチレン−ビニルアルコール共重合体
で厚み25μmの中間層およびポリプロピレンとからなる
厚み40μmの内層を有してなるラミネート材より開口周
縁にフランジを有しかつ四隅に湾曲(曲率半径41mm)を
有する長方形トレーを形成した。
み40μmの外層、エチレン−ビニルアルコール共重合体
で厚み25μmの中間層およびポリプロピレンとからなる
厚み40μmの内層を有してなるラミネート材より開口周
縁にフランジを有しかつ四隅に湾曲(曲率半径41mm)を
有する長方形トレーを形成した。
このトレー部にトリプルバッグよりなる血液バッグを
収納したのち、外層が厚み12μmのポリエチレンテレフ
タレート、第1中間層が厚み25μmのポリ塩化ビニリデ
ン、第2中間層が厚み25μmの二軸延伸ナイロン、また
ホットメルト層がポリプロピレンに接着剤層を介してポ
リプロピレンに凝集破壊剥離剤を配合してなる凝集破壊
剥離層をラミネートしてなる接着層(厚み50μm)であ
るラミネート蓋体を第3図に示すように、前記湾曲部に
形成されるヒートシール部の剥離開始部として外方に向
って突出する2個の突出形状(角度約110゜)が形成す
るように約3mmの幅でフランジ部において熱融着させ
た。なお、剥離開始部が形成されている隅部の蓋体の曲
率半径は10mmであり、残りの隅部の蓋体の曲率半径20mm
であった。このときの蓋体の寸法は、長さ311mm、幅184
mmであった。この蓋体をフランジ部とともに、該フラン
ジ部の平行部(垂直部)の幅が約9mmとなるように、か
つ第1〜4図に示すように四隅部において開口周縁形状
に平行な外縁仮想線13より突出させてトリミングを行な
って包装容器を得た。このとき、剥離開始部側の曲率半
径は10mm、残りの部分の曲率半径は20mmであり、蓋体の
長さは268mm、幅は158mmであった。
収納したのち、外層が厚み12μmのポリエチレンテレフ
タレート、第1中間層が厚み25μmのポリ塩化ビニリデ
ン、第2中間層が厚み25μmの二軸延伸ナイロン、また
ホットメルト層がポリプロピレンに接着剤層を介してポ
リプロピレンに凝集破壊剥離剤を配合してなる凝集破壊
剥離層をラミネートしてなる接着層(厚み50μm)であ
るラミネート蓋体を第3図に示すように、前記湾曲部に
形成されるヒートシール部の剥離開始部として外方に向
って突出する2個の突出形状(角度約110゜)が形成す
るように約3mmの幅でフランジ部において熱融着させ
た。なお、剥離開始部が形成されている隅部の蓋体の曲
率半径は10mmであり、残りの隅部の蓋体の曲率半径20mm
であった。このときの蓋体の寸法は、長さ311mm、幅184
mmであった。この蓋体をフランジ部とともに、該フラン
ジ部の平行部(垂直部)の幅が約9mmとなるように、か
つ第1〜4図に示すように四隅部において開口周縁形状
に平行な外縁仮想線13より突出させてトリミングを行な
って包装容器を得た。このとき、剥離開始部側の曲率半
径は10mm、残りの部分の曲率半径は20mmであり、蓋体の
長さは268mm、幅は158mmであった。
このようにして得られた密封包装容器について、第5
図(A)に示すように、剥離開始部が形成されていない
方の隅部について圧迫を行ない、剥離が生じる限界レベ
ルを測定したところ、第1表の結果が得られた。なお、
測定は、島津オートグラフDSS−100を用い、500mm/分の
圧縮速度で行なった。また、第1表の数値は5セットに
ついて行なった測定の平均値である。
図(A)に示すように、剥離開始部が形成されていない
方の隅部について圧迫を行ない、剥離が生じる限界レベ
ルを測定したところ、第1表の結果が得られた。なお、
測定は、島津オートグラフDSS−100を用い、500mm/分の
圧縮速度で行なった。また、第1表の数値は5セットに
ついて行なった測定の平均値である。
さらに、前記包装容器を梱包箱(材質:K6)に6個、
第6図に示すように詰めて封をしたのち、1mの高さより
M面側を下にして落下を繰返し、M面側に位置した包装
容器のフランジ形状による耐落下回数限界の違いを調べ
た。この試験を3箱について行った。その結果は、第2
表のとおりであった。
第6図に示すように詰めて封をしたのち、1mの高さより
M面側を下にして落下を繰返し、M面側に位置した包装
容器のフランジ形状による耐落下回数限界の違いを調べ
た。この試験を3箱について行った。その結果は、第2
表のとおりであった。
比較例1 実施例1において、剥離開始部が形成されていない方
の隅部の蓋体の形状を第11図に示すようにトレー部のフ
ランジ部の外縁とほぼ同一(曲率半径49mm)とした以外
は同様にして包装容器を得た。このようにして得られた
包装容器について第5図(B)に示すように、剥離開始
部が形成されていない方の隅部について圧迫を行ない、
実施例と同様な圧迫試験を行ったところ、第1表の結果
が得られた。また、剥離開始部が形成されている方の隅
部についても第5図(C)に示すように同様な試験を行
ない、第1表の結果を得た。
の隅部の蓋体の形状を第11図に示すようにトレー部のフ
ランジ部の外縁とほぼ同一(曲率半径49mm)とした以外
は同様にして包装容器を得た。このようにして得られた
包装容器について第5図(B)に示すように、剥離開始
部が形成されていない方の隅部について圧迫を行ない、
実施例と同様な圧迫試験を行ったところ、第1表の結果
が得られた。また、剥離開始部が形成されている方の隅
部についても第5図(C)に示すように同様な試験を行
ない、第1表の結果を得た。
また、耐落下試験も実施例と同様にして行ない、第2
表に結果を得た。
表に結果を得た。
第1表から明らかなように、本発明による蓋体四隅に
突出部を形成したことにより剥離開始部形成部側と全く
同様な強度が得られた。
突出部を形成したことにより剥離開始部形成部側と全く
同様な強度が得られた。
第2表から明らかなように、本発明による蓋体四隅に
突出部を形成したことにより剥離開始部形成部側と全く
同様な強度が得られた。
突出部を形成したことにより剥離開始部形成部側と全く
同様な強度が得られた。
比較例2 実施例の方法において、剥離開始部の熱融着形状を第
7図(A)に示すように3山形にした以外は、同様な包
装容器を作成した。この包装容器について、隅部を切り
取り、島津オートグラフDSS−100を用い、室温下に引張
速度200mm/分で剥離試験を行なったところ、第3の結果
が得られた。なお、試験は20個について行なった結果の
平均値である。
7図(A)に示すように3山形にした以外は、同様な包
装容器を作成した。この包装容器について、隅部を切り
取り、島津オートグラフDSS−100を用い、室温下に引張
速度200mm/分で剥離試験を行なったところ、第3の結果
が得られた。なお、試験は20個について行なった結果の
平均値である。
これに対し、実施例のものについても同様な試験を行
なったところ、第3表の結果が得られた。
なったところ、第3表の結果が得られた。
なお、5人のパネラーによる官能試験においても、比
較例2のものに比して実施例のものは開封性が改善され
ていることが判明した。
較例2のものに比して実施例のものは開封性が改善され
ていることが判明した。
また、各部における比較例2のものの剥離強度のチャ
ートは、第7図(A)のとおりであり、一方、各部にお
ける実施例のものの剥離強度のチャートは、第7図
(B)のとおりである。
ートは、第7図(A)のとおりであり、一方、各部にお
ける実施例のものの剥離強度のチャートは、第7図
(B)のとおりである。
比較例3 実施例において、蓋体を外層として厚さ12μmのポリ
塩化ビニリデン被覆ポリエチレンテレフタレート、第1
中間層として厚さ20μmのポリ塩化ビニリデン被覆二軸
延伸ポリプロピレン、第2中間層として厚さ15μmの二
軸延伸ナイロン、内層として厚さ50μmのリニア低密度
ポリエチレンとした以外は同様にして包装容器を得た。
塩化ビニリデン被覆ポリエチレンテレフタレート、第1
中間層として厚さ20μmのポリ塩化ビニリデン被覆二軸
延伸ポリプロピレン、第2中間層として厚さ15μmの二
軸延伸ナイロン、内層として厚さ50μmのリニア低密度
ポリエチレンとした以外は同様にして包装容器を得た。
このようにして得られた包装容器の隅部間の中間を切
り取り蓋体部材とトレー部部材とを引張った際に剥離を
生ぜしめるために必要な力(シール強度)を、島津オー
トグラフDSS−100を用い、引張速度200mm/分で室温で測
定したところ、第4表の結果が得られた。なお、測定
は、各包装容器の4辺を切り取り、5セットについて行
なった。測定値の平均値である。
り取り蓋体部材とトレー部部材とを引張った際に剥離を
生ぜしめるために必要な力(シール強度)を、島津オー
トグラフDSS−100を用い、引張速度200mm/分で室温で測
定したところ、第4表の結果が得られた。なお、測定
は、各包装容器の4辺を切り取り、5セットについて行
なった。測定値の平均値である。
同様にして、実施例の包装容器についてもシール強度
を測定したところ、第4表の結果が得られた。
を測定したところ、第4表の結果が得られた。
第4表から明らかなように、実施例のものは比較例3
のものに比して約8%の強度上昇となっている。
のものに比して約8%の強度上昇となっている。
また、シール温度を種々変えたシール強度の変化を測
定したところ、第8図のとおりであった。同図から明ら
かなように、実施例のものは、比較例3のものに比して
シール温度の変動によるシール強度の変化が極めて小さ
く、シール温度に左右されることなく実質的に一定の値
が得られた。
定したところ、第8図のとおりであった。同図から明ら
かなように、実施例のものは、比較例3のものに比して
シール温度の変動によるシール強度の変化が極めて小さ
く、シール温度に左右されることなく実質的に一定の値
が得られた。
さらに、シール時間を種々換えてシール強度の変化を
測定したところ、第9図のとおりであった。同図から明
らかなように、実施例のものは、比較例3のものに比し
てシール時間の変動によるシール強度の変化が極めて小
さく、シール時間に左右されることなく実質的に一定の
値が得られた。
測定したところ、第9図のとおりであった。同図から明
らかなように、実施例のものは、比較例3のものに比し
てシール時間の変動によるシール強度の変化が極めて小
さく、シール時間に左右されることなく実質的に一定の
値が得られた。
つぎに、実施例および比較例2〜3で得られた包装容
器について、比較例2と同様に隅部を切り取り、剥離開
始部について同様な剥離試験を行なったところ、第5表
の結果が得られた。
器について、比較例2と同様に隅部を切り取り、剥離開
始部について同様な剥離試験を行なったところ、第5表
の結果が得られた。
第5表から明らかなように、実施例のものは比較例2
のものと同等の剥離性が得られた。
のものと同等の剥離性が得られた。
また、実施例のものと比較例3のものについて、剥離
温度を種々変えてシール強度の変化を測定したところ、
第10図のとおりであった。同図から明らかように、実施
例のものは比較例3のものに比して全体的に剥離強度は
やや高いがシール温度の変動による剥離強度の変化が小
さく、シール温度に左右されることなく実質的に一定の
値が得られた。
温度を種々変えてシール強度の変化を測定したところ、
第10図のとおりであった。同図から明らかように、実施
例のものは比較例3のものに比して全体的に剥離強度は
やや高いがシール温度の変動による剥離強度の変化が小
さく、シール温度に左右されることなく実質的に一定の
値が得られた。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明は、四隅に湾曲部を有する
方形の形状に形成されかつ開口周縁に該形状に平行な外
縁を有するフランジ部を形成してなるトレー部の該フラ
ンジ部に接着層を介して蓋体を剥離可能にヒートシール
してなる薬液入り軟質合成樹脂製医療容器収納用包装容
器において、該蓋体の全四隅部を前記トレー部のフラン
ジ部の前記形状に平行な外縁(仮想線)より外方に突出
させて形成するとともに、少なくとも1個所の上記フラ
ンジ部の湾曲部に、外方に向って突出する2個の突出形
状をしたヒートシール部の剥離開始部が形成されてな
り、該トレー部および該蓋体は合成樹脂製であり、かつ
該蓋体の最内面にはヒートシール可能であり、かつヒー
トシールの後に該ヒートシール部を開封可能とするため
の凝集破壊剥離層が形成されてなることを特徴とする薬
液入り軟質合成樹脂製医療容器収納用包装容器であるか
ら全四隅におけるヒートシール部の耐衝撃性が極めて優
れているばかりでなく、剥離開始部におけるヒートシー
ル部の剥離性も良好である。また、蓋体の最内面にはヒ
ートシール可能であり、かつヒートシールの後に該ヒー
トシール部を開封可能とするための凝集破壊剥離層また
は層隔離器が形成されているので、シール強度が優れて
いるだけでなく、シール温度およびシール時間の変動に
よるシール強度および剥離性が実質的に影響されず一定
である。このため、血液バッグのような薬液入り軟質合
成樹脂製医療容器を収納した場合、破損することなく滅
菌状態が長時間にわたって保たれるのである。
方形の形状に形成されかつ開口周縁に該形状に平行な外
縁を有するフランジ部を形成してなるトレー部の該フラ
ンジ部に接着層を介して蓋体を剥離可能にヒートシール
してなる薬液入り軟質合成樹脂製医療容器収納用包装容
器において、該蓋体の全四隅部を前記トレー部のフラン
ジ部の前記形状に平行な外縁(仮想線)より外方に突出
させて形成するとともに、少なくとも1個所の上記フラ
ンジ部の湾曲部に、外方に向って突出する2個の突出形
状をしたヒートシール部の剥離開始部が形成されてな
り、該トレー部および該蓋体は合成樹脂製であり、かつ
該蓋体の最内面にはヒートシール可能であり、かつヒー
トシールの後に該ヒートシール部を開封可能とするため
の凝集破壊剥離層が形成されてなることを特徴とする薬
液入り軟質合成樹脂製医療容器収納用包装容器であるか
ら全四隅におけるヒートシール部の耐衝撃性が極めて優
れているばかりでなく、剥離開始部におけるヒートシー
ル部の剥離性も良好である。また、蓋体の最内面にはヒ
ートシール可能であり、かつヒートシールの後に該ヒー
トシール部を開封可能とするための凝集破壊剥離層また
は層隔離器が形成されているので、シール強度が優れて
いるだけでなく、シール温度およびシール時間の変動に
よるシール強度および剥離性が実質的に影響されず一定
である。このため、血液バッグのような薬液入り軟質合
成樹脂製医療容器を収納した場合、破損することなく滅
菌状態が長時間にわたって保たれるのである。
第1図は本発明による包装容器の斜視図、第2図は該包
装容器の部分断面側面図、第3図は該包装容器の平面
図、第4図は本発明による包装容器のヒートシール部を
示す部分平面図、第5図(A)〜(C)は本発明および
従来の包装容器の圧迫による剥離試験の概略図、第6図
は耐薬下試験を行なうための箱詰め状態を説明するため
の斜視図、第7図(A)および(B)はヒートシール部
分の剥離開始部における剥離強度を示すグラフ、第8図
は包装容器のシール温度とシール強度との関係を示すグ
ラフ、第9図はシール時間とシール強度との関係を示す
グラフ、第10図はシール温度と剥離強度との関係を示す
グラフであり、また第11図は従来の包装容器を示す平面
図である。 11……包装容器、13……外縁、 14……フランジ部、15……トレー部、 16……蓋体、17……帯状接着部、 18……剥離開始部、19……突出形状、20……蓋体四隅
部。
装容器の部分断面側面図、第3図は該包装容器の平面
図、第4図は本発明による包装容器のヒートシール部を
示す部分平面図、第5図(A)〜(C)は本発明および
従来の包装容器の圧迫による剥離試験の概略図、第6図
は耐薬下試験を行なうための箱詰め状態を説明するため
の斜視図、第7図(A)および(B)はヒートシール部
分の剥離開始部における剥離強度を示すグラフ、第8図
は包装容器のシール温度とシール強度との関係を示すグ
ラフ、第9図はシール時間とシール強度との関係を示す
グラフ、第10図はシール温度と剥離強度との関係を示す
グラフであり、また第11図は従来の包装容器を示す平面
図である。 11……包装容器、13……外縁、 14……フランジ部、15……トレー部、 16……蓋体、17……帯状接着部、 18……剥離開始部、19……突出形状、20……蓋体四隅
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 77/20
Claims (5)
- 【請求項1】四隅に湾曲部を有する方形の形状に形成さ
れかつ開口周縁に該形状に平行な外縁を有するフランジ
部を形成してなるトレー部の該フランジ部に接着層を介
して蓋体を剥離可能にヒートシールしてなる薬液入り軟
質合成樹脂製医療容器収納用包装容器において、 該蓋体の全四隅部を前記トレー部のフランジ部の前記形
状に平行な外縁仮想線より外方に突出させて形成すると
ともに、少なくとも1個所の上記フランジ部の湾曲部
に、外方に向って突出する2個の突出形状をしたヒート
シール部の剥離開始部が形成されてなり、 該トレー部および該蓋体は合成樹脂製であり、かつ該蓋
体の最内面にはヒートシール可能であり、かつヒートシ
ールの後に該ヒートシール部を開封可能とするための凝
集破壊剥離層が形成されてなることを特徴とする薬液入
り軟質合成樹脂製医療容器収納用包装容器。 - 【請求項2】トレー部はポリプロピレンを主成分とする
外層、エチレン−ビニルアルコール共重合体よりなる中
間層およびポリプロピレンを主成分とする内層よりな
り、また蓋体はポリエチレンテレフタレートよりなる外
層、ポリ塩化ビニリデンよりなる第1中間層、ナイロン
よりなる第2中間層およびポリプロピレン層に接着剤層
を介して凝集破壊剥離剤をポリプロピレンに配合してな
る凝集破壊剥離剤よりなる接着層よりなるものである請
求項1に記載の薬液入り軟質合成樹脂製医療容器収納用
包装容器。 - 【請求項3】前記蓋体の四隅部の曲率半径が、該蓋体の
四隅部に対応するトレー部の開口周縁に平行なフランジ
部の外縁仮想線の曲率半径よりも小さい曲率半径で湾曲
されてなる請求項1または2に記載の薬液入り軟質合成
樹脂製医療容器収納用包装容器。 - 【請求項4】前記蓋体の四隅部の曲率半径が、上記外縁
仮想線の曲率半径の約1/2である請求項1〜3のいずれ
か1つに記載の薬液入り軟質合成樹脂製医療容器収納用
包装容器。 - 【請求項5】前記剥離開始部が形成されている隅部の蓋
体の曲率半径が、残りの隅部の蓋体の曲率半径の約1/2
である請求項1〜4のいずれか1つに記載の薬液入り軟
質合成樹脂製医療容器収納用包装容器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1120471A JP2786882B2 (ja) | 1989-05-16 | 1989-05-16 | 医療容器収納用包装容器 |
EP90109291A EP0398316A1 (en) | 1989-05-16 | 1990-05-16 | Package for medical container |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1120471A JP2786882B2 (ja) | 1989-05-16 | 1989-05-16 | 医療容器収納用包装容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03667A JPH03667A (ja) | 1991-01-07 |
JP2786882B2 true JP2786882B2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=14786995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1120471A Expired - Fee Related JP2786882B2 (ja) | 1989-05-16 | 1989-05-16 | 医療容器収納用包装容器 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0398316A1 (ja) |
JP (1) | JP2786882B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022124114A1 (ja) | 2020-12-09 | 2022-06-16 | テルモ株式会社 | 医療器具用包装容器および包装された医療器具 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4946038A (en) * | 1989-12-20 | 1990-08-07 | Rolland Eaton | Medicine container and cover therefor |
CH683175A5 (de) * | 1991-02-04 | 1994-01-31 | Alusuisse Lonza Services Ag | Verpackung. |
US5613617A (en) * | 1994-09-27 | 1997-03-25 | Da Vitoria Lobo; Luis J. | Sealed container that is easily opened and mass-produced |
DE10200020A1 (de) * | 2002-01-02 | 2003-07-17 | Wipak Walsrode Gmbh & Co Kg | Verpackung mit einer speziellen Siegelnaht |
JP4645175B2 (ja) * | 2004-11-30 | 2011-03-09 | 東洋製罐株式会社 | 易開封性容器及びその製造方法 |
WO2011157705A1 (en) | 2010-06-16 | 2011-12-22 | Dsm Ip Assets B.V. | A package comprising a sterilized content |
JP2012213416A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Yasushi Matsumoto | 消毒用具とその使用方法 |
EP2907759A1 (en) * | 2014-02-12 | 2015-08-19 | Cryovac, Inc. | Package for a product and apparatus and process for packaging a product |
JP6387516B2 (ja) * | 2014-03-28 | 2018-09-12 | キョーラク株式会社 | 電子レンジ用包装体 |
CN110329666B (zh) | 2014-03-28 | 2021-06-04 | 京洛株式会社 | 微波炉用容器以及微波炉用包装体 |
JP6500269B2 (ja) * | 2014-03-31 | 2019-04-17 | キョーラク株式会社 | 電子レンジ用包装体 |
JP6505032B2 (ja) * | 2016-02-09 | 2019-04-24 | 大森機械工業株式会社 | 深絞り包装機 |
JP7008273B2 (ja) * | 2017-09-27 | 2022-01-25 | 大日本印刷株式会社 | 積層体及び該積層体で構成される蓋材を用いた輸液容器 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1480970A (en) * | 1975-05-14 | 1977-07-27 | Cawrse R | Apparatus and method for applying lids to containers |
DE7728150U1 (de) * | 1977-09-12 | 1977-12-29 | Behringwerke Ag | Heissversiegelbare Behaelter |
JPS54104314U (ja) * | 1977-12-28 | 1979-07-23 | ||
JPS58192551A (ja) * | 1982-05-06 | 1983-11-10 | テルモ株式会社 | 医療用容器の保存用包装容器 |
JPS59199463A (ja) * | 1983-04-20 | 1984-11-12 | テルモ株式会社 | 包装容器 |
GB2161782B (en) * | 1984-07-17 | 1989-02-01 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | Synthetic resin vessel |
JPH0698737B2 (ja) * | 1985-10-03 | 1994-12-07 | 出光石油化学株式会社 | 多層容器 |
-
1989
- 1989-05-16 JP JP1120471A patent/JP2786882B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1990
- 1990-05-16 EP EP90109291A patent/EP0398316A1/en not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022124114A1 (ja) | 2020-12-09 | 2022-06-16 | テルモ株式会社 | 医療器具用包装容器および包装された医療器具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03667A (ja) | 1991-01-07 |
EP0398316A1 (en) | 1990-11-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |