JPH0379005B2 - - Google Patents

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JPH0379005B2
JPH0379005B2 JP61094606A JP9460686A JPH0379005B2 JP H0379005 B2 JPH0379005 B2 JP H0379005B2 JP 61094606 A JP61094606 A JP 61094606A JP 9460686 A JP9460686 A JP 9460686A JP H0379005 B2 JPH0379005 B2 JP H0379005B2
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    • A—HUMAN NECESSITIES
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    • A47J41/00—Thermally-insulated vessels, e.g. flasks, jugs, jars
    • A47J41/0038—Thermally-insulated vessels, e.g. flasks, jugs, jars comprising additional heating or cooling means, i.e. use of thermal energy in addition to stored material
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    • F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、料理をその種類に応じて味覚の適
温に長時間保持することができる使い捨ての加
熱、冷却弁当箱に関するものである。
「従来技術及びその問題点」 一般に弁当を保温する場合ランチジヤーと称さ
れる保温容器が用いられるが、この保温容器は容
器本体を魔法瓶構造としているので、非常に高価
で、しかも形状が大きくかつ割れ易く携行に不便
な欠点があつた。
また、このような欠点を解消するため、実公昭
57−18985号公報に記載のように、内部に高温液
体を収容した中空状の上部放熱器と、下部放熱器
とからなり、該両放熱器で形成された空間に弁当
を収容し、前記両放熱器の外部を断熱材で覆つた
弁当箱も知られていた。
しかしながら、加熱、冷却という全く相反する
状態に長時間弁当箱を保持するという着想は全く
知られていない。しかして、料理特に日本食に
は、その種類に応じて、味覚の適温であるが、上
記従来の弁当箱では、全て同一温度で保存し、食
べることになるので、いきおい弁当の内容物が制
限されることになるか、或いは食物に応じた微妙
な味わいを殺して食することになる。
また、ラインで量産化した米飯を詰めて弁当を
販売する場合、一番安全衛生に注意をしなければ
ならないが、この目的に使用する従来の単に保温
するだけの弁当箱では、細菌が繁殖するおそれが
あるので、この面からも内容物が制限されると共
に、内容物を選択しても尚食中毒の危険性はつき
まとつていた。
本発明は、このようた点に着目してなされたも
のであり、食物に応じて加熱収容、冷却収容の温
度管理ができ、しかも食中毒の危険性をも極めて
減少させた安価な使い捨ての加熱、冷却弁当箱を
提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 上記目的に沿うこの発明の構成は、弁当箱外容
器と、該弁当箱外容器に嵌合される加熱・保温容
器及び冷却容器と、前記弁当箱外容器と前記加熱
保温容器及び冷却容易との間にそれぞれ形成され
る熱源収容湿及び冷却源収容室と、前記弁当箱内
容器を覆う蓋体とを具備してなり、前記熱源収容
室に、空気の存在下で発熱する発熱組成物を収容
し、前記弁当箱外容器の前記熱源収容室に達する
側壁に空気孔を形成し、前記加熱・保温容器低面
を上方に向けて突出した曲面に形成し、前記加
熱・保温容器と前記冷却容器とを仕切空間と仕切
壁とを介して当接させ、前記仕切壁を前記弁当箱
外容器に着脱自在に嵌合させ、弁当箱外容器との
嵌合部位を選定することによつて、前記仕切空間
の大きさを選択し得るように構成すると共に前記
発熱組成物を空気の流通度が異なる複数の発熱組
成物としたことを要旨とするものである。
「実施例」 次に、本発明の実施例を図面を参照しながら説
明する。
第１図に示すように、本発明の弁当箱は、概略
的には、弁当を収容する加熱・保温容器１及び冷
却容器２と、加熱・保温容器１及び冷却容器２を
嵌合する外容器３と、外容器３に冠着される蓋体
４とから構成されている。
加熱・保温容器１は、２個の容器からなり、一
方の飲物用容器５には、キヤツプ７を螺合した口
部が形成されており、該キヤツプ７を開けて口部
から内部のスープ、味噌汁等が飲めるようになつ
ている。他方の加熱・保温容器６には、その上面
に蓋８が冠着されており、蓋８を開けて御飯類等
を食べるようになつている。冷却容器２は、２個
の容器からなり、冷飲物用容器９の上面には、ス
トロー挿通孔１０に、ビニルテープ１１がヒート
シールされている。また冷料理用容器１７の上面
には、蓋３８が冠着されており、蓋３８を開けて
サラダ、果物等を食べるようになつている。
外容器３には、仕切空間１３と仕切壁１２，１
８を介して、冷却室１５及び加熱室１６が形成さ
れている。仕切空間１３は、加熱室１６を隔する
仕切壁１８と冷却室１５を隔する仕切壁１２とを
嵌合させることにより形成される。この仕切空間
１３は、加熱、冷却を緩衡する役割をするもので
ある。
外容器３の内周面には、多数の嵌合凹部２６が
形成されており、仕切壁１２，１８の嵌合位置を
選択することにより、加熱室１６及び冷却室１５
の大きさを自由に変えることができるようになつ
ている。尚、仕切壁を選択した位置に応じて、内
容器を選択するのは勿論である。また、この嵌合
凹部２６は、加熱容器１を外容器３から出し易く
す役割をも併有している。
冷却室１５の側壁には、冷却源を収容する凹み
部３４が形成されている。この冷却源収容室３４
に収容する冷却源としては、例えば、内部に高分
子のゲル化合物を収容した保冷袋、ドライアイス
等が挙げられる。上記高分子のゲル化物として
は、例えばポリビニルアルコールにポリ酢酸ビニ
ルを分散させてなるエマルジヨンにホウ砂または
ホウ酸を添加混合してゲル化させたゼリー状物等
この種保冷袋に使用される公知のものを使用すれ
ばよい。
仕切空間１３には、何も収容しなくともよい
が、例えば、おてふき、調味量、造花等を収容す
るとよい。
加熱・保温用内容器５，６の低面１９は、上方
に向けてアール状に膨出した膨出部３３を形成し
ており、該低面膨出部３３と外容器低面に形成さ
れた凹部２０とで一端が開口した熱源収容部を形
成するようになつている。この熱源収容室に収容
する熱源としては、空気の存在下で発熱する発熱
組成物を内臓した発熱保温袋が使用される。この
ような発熱組成物としては、例えば鉄粉、無機
塩、活性炭及び水の混合物が使用される。本発明
に於いては、この発熱保温袋として、空気の流通
度が異なる複数の発熱保温袋を内装させている。
即ち、このようにすると、空気の流通度の良い発
熱保温袋が先に強く発熱し、空気の流通度の悪い
発熱保温袋が弱く長時間発熱するので、適度な高
温に弁当を長時間維持することが可能となるから
である。
蓋体４の下面には、嵌合凹部２１，２１′が形
成されており、該嵌合凹部２１，２１′がそれぞ
れ冷却容器２及び加熱容器１に嵌合する。尚、上
記実施例のように、外容器３上面にリング状に嵌
合凹部２２を形成し、該嵌合凹部２２に対応した
蓋体下面にリング状嵌合凸部２３を形成すれば蓋
体４と容器とが更に強固に連結される。
熱源収容室の開口部及び両側部に対応する位置
の外容器３には、空気を流通させるための空気孔
２４が穿設されている。この空気孔２４には、内
部から外部に上方に向つた勾配が形成されている
が、これは弁当箱を傾けた場合、仮に内部に若干
のお湯があつても、これがこぼれないようにする
ためのものである。尚、前記加熱室１６を冷却室
として使用する場合には、第３図１，２に示すよ
うに、前記空気孔２３を、その突起３４で塞ぐた
めの閉鎖板３５を装着させる。
蓋体５の上面には、凹部３７が形成されてお
り、蓋凹部に箸、スプーン、フオーク等を収容す
るようになつている。
冷却容器２の冷却室１５と接する外周面には、
凹凸部が形成されているが、これは冷却容器２
を、外容器３から出し易くするためである。
加熱・保温容器１及び冷却容器２の個数及びこ
れら容器の蓋締め手段は、料理の種類に応じてそ
の都度選択すればよく、特に限定されない。
外容器３、内容器に嵌着させる蓋体４、仕切壁
１２及び１８は、例えば発泡プラスチツクのよう
な断熱材料で形成させるのがよい。
本発明の加熱、冷却弁当箱は、上記のように構
成されているから、内容器１，２と外容器３と蓋
体４とをプラスチツク材料で形成すれば、非常に
安価に製造することができ、そのためラインで量
産化した弁当を詰めて販売し、食べ終つたら使い
捨てる弁当箱として使用することができる。
第４図は、第１図に示す本発明の弁当箱の使用
例を示すものであり、加熱・保温容器５にはスー
プ若しくはお吸物を収容し、加熱・保温容器５に
は混ぜ御飯を収容し、冷却容器９には冷飲物を収
容し、冷却容器１７にはサラダ、果物等を収容
し、仕切空間１３には造花を収容した例を示す。
また、熱源としては、空気の存在下で発熱する発
熱組成物を内臓した発熱保温袋３０を内装し、冷
却源としては内部に高分子のゲル化物を収容し且
つ予め保冷した保冷袋３１を内装している。この
ようにすれば、製造後10時間位は、混ぜ御飯は暖
かく、サラダ等は冷たく保存することができる。
尚、混ぜ御飯上面は、発生した湯毛を吸収するた
め、ナフキンで覆つている。第１図中３２は、販
売する弁当に付ける小冊子であり、弁当のカロリ
ーとか食事、健康に関する内容が記載されてお
り、これを読むと健康に関する知識が得られるよ
うになつている。
また、例えば寿司のように弁当に詰める料理に
よつては、加熱・保温容器を小さく、冷却容器を
大きくしたほうがよい。この場合は、例えば一方
の冷却容器に寿司を収容し、他方の冷却容器にニ
コゴリを収容し、加熱・保温容器は１つとして、
これに熱いお茶を収容するのがよい。
「発明の効果」 以上述べた如く、本発明によれば、複数の発熱
組成物を使用し、加熱、保温容器底面を上方に向
けて突出した曲面に形成しているので、長時間加
熱状態に維持することができ、料理をその種類に
応じて賞味の適温に長時間保持することができる
と共に加熱、冷却という細菌の繁殖しにくい状態
とすることができるので、食中毒の危険性も大幅
に減少する。また、仕切壁は、外容器との嵌合部
位を選択することによつて、自在に移動し得るよ
うに構成しているので、料理をその種類に応じ
て、加熱、冷却の適温に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第１図は、本発明の弁当箱の分解斜視図、第２
図は、本発明の弁当箱の側面図、第３図は、本発
明に使用する閉鎖板の斜視図、第４図は、本発明
の弁当箱の使用状態を示す斜視図である。 図中、１……加熱・保温容器、２……冷却容
器、３……外容器、４……蓋体、１２，１８……
仕切壁、１３……仕切空間、１５……冷却室、１
６……加熱室、２４……空気孔、３０……発熱保
温袋、３４……冷却源収容室。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 １ 弁当箱外容器と、該弁当箱外容器に嵌合され
    る加熱・保温容器及び冷却容器と、前記弁当箱外
    容器と前記加熱保温容器及び冷却容易との間にそ
    れぞれ形成される熱源収容室及び冷却源収容室
    と、前記弁当箱内容器を覆う蓋体とを具備してな
    り、前記熱源収容室に、空気の存在下で発熱する
    発熱組成物を収容し、前記弁当箱外容器の前記熱
    源収容室に達する側壁に空気孔を形成し、前記加
    熱・保温容器低面を上方に向けて突出した曲面に
    形成し、前記加熱・保温容器と前記冷却容器とを
    仕切空間と仕切壁とを介して当接させ、前記仕切
    壁を前記弁当箱外容器に着脱自在に嵌合させ、弁
    当箱外容器との嵌合部位を選定することによつ
    て、前記仕切空間の大きさを選択し得るように構
    成すると共に前記発熱組成物を空気の流通度が異
    なる複数の発熱組成物としたことを特徴とする使
    い捨て加熱・冷却弁当箱。 ２ 前記空気の存在下で発熱する発熱組成物が、
    鉄粉、無機塩、活性炭及び水を含有する混合物で
    ある特許請求の範囲第１項に記載の使い捨て加
    熱・冷却弁当箱。
JP61094606A 1986-04-25 1986-04-25 加熱、冷却弁当箱 Granted JPS62253006A (ja)

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US07/035,926 US4830190A (en) 1986-04-25 1987-04-08 Heating and cooling lunch box with intake air opening

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