JP3544531B2 - 弁当箱 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯自在な弁当箱に係り、特に、飯容器と菜容器を外ケースに取出自在に収納して成る弁当箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、種々の弁当箱が提供されているが、米飯と惣菜を分離して収納せしめるため、飯容器と菜容器を別個独立に設け、両容器を組合せ結合したものが好評を博している。
【0003】
例えば、従来公知の弁当箱は、飯容器と菜容器を多段式に積層し、下側の容器の上部開口を上側の容器の底部により施蓋せしめ、最上層の容器の上部開口を蓋体により施蓋し、蓋体に設けた一対の回動自在な耳片を最下層の容器の係止片に着脱自在に係止することにより、積層された容器を一体的に組合せた構成としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一般的に、米飯や惣菜は、調理された直後に飯容器及び菜容器に収納されるため、高温状態とされている。通常、惣菜は冷め易いが、米飯は冷め難く比較的長時間にわたり温い状態を維持する。
【0005】
このため、前述のような飯容器と菜容器を多段式に積層した弁当箱によれば、所定時間を経過することにより菜容器に収納された惣菜が冷めた後においても、飯容器が温められた状態を持続しているから、上下に積層された飯容器から菜容器に対する熱の伝達により、惣菜が温められ腐敗し易い環境を生成し、食中毒の原因となる虞れがある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題に鑑み、飯容器から菜容器に対する熱の伝達を防止すると共に、菜容器を冷め易いように構成した弁当箱を提供するものである。
【0007】
そこで、本発明が手段として構成したところは、飯容器と菜容器を外ケースに取出自在に収納して成る弁当箱において、飯容器は、断熱保温性を有する器体と、該器体の開口部を開閉自在に施蓋すると共に断熱保温性を有する蓋体とから成り、蓋体の上面に直径方向に延びる摘み部を挟んで凹部を形成しており、菜容器は、保温性を有しない器体と、該器体の開口部を開閉自在に施蓋すると共に保温性を有しない蓋体とから成り、器体の底部に前記凹部に係止する突座を設けると共に、蓋体の頂面に凹陥部を設けており、外ケースは、上部に開口部を有する下部ケース体と、下部に開口部を有する保温性を有しない上部ケース体とから構成され、下部ケース体の上部開口縁に上部ケース体の下部開口縁をネジを介して着脱自在に螺着して成り、下部ケース体により飯容器を収納する下部収納室を形成すると共に、上部ケース体により菜容器を収納する上部収納室を形成しており、上部ケース体の頂壁に直径方向に延びる把持部を挟んで凹陥する凹壁を形成し、上部ケース体を把持部を介して回転させながら下部ケース体に螺進せしめたとき、凹壁を菜容器の蓋体の凹陥部に進入せしめ係止するように構成して成る点にある。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
【0009】
図1及び図2に示すように、弁当箱は、断熱保温性を有する飯容器1と、断熱保温性を有しない菜容器2と、これらの両容器1、2を積層状態で収納する外ケース3とから構成されており、更に、外ケース3は、下部ケース体4と上部ケース体5により構成されている。
【0010】
(飯容器の構成)
飯容器1は、断熱保温性を有する有底の円筒状の器体6と、同様に断熱保温性を有すると共に該器体6の上部の開口部7を開閉自在に施蓋する蓋体8とから構成されている。
【0011】
図2に示すように、器体6は、ステンレス製の内外二重壁9a、9bから成る真空断熱保温容器を構成しており、外壁9bの底部に形成した凹部に円板状の合成樹脂製の座板10を固着している。一方、蓋体8は、上面に直径方向に延びる摘み部11を挟んで凹部12、12を形成した合成樹脂製の上板部13と、該上板部13の下側に固着された合成樹脂製の椀部14とから形成され、該椀部14の中空内部に発泡スチロール等の断熱材15を充填することにより断熱保温蓋を構成している。
【0012】
蓋体8により器体6の開口部7を施蓋するに際しては、蓋体8の椀部14が開口部7に挿入される栓を構成し、椀部14の外周突条と内壁9aの内周突条により形成された係止手段16を係止する。この状態で、椀部14の外周に延びる上板部13の下向き折曲片17が器体6の開口縁を包囲すると共に、該折曲片17の内側に設けたシールパッキン18が器体6の開口縁に密接する。
【0013】
(菜容器の構成)
菜容器2は、保温性を有しない有底の円筒状の器体19と、同様に保温性を有せず該器体19の上部の開口部20を開閉自在に施蓋する蓋体21とから構成されている。
【0014】
図2に示すように、器体19は、合成樹脂製の椀状に形成され、底部に突座22を設けると共に、開口縁20aの近傍において外周に延びるフランジ23を形成している。一方、蓋体21は、器体19の開口縁に外嵌される周壁24を有する下向きの皿状に形成され、頂面に凹陥部25を設けている。
【0015】
(外ケースの構成)
外ケース3を構成する下部ケース体4は、合成樹脂により形成されると共に、有底の円筒状に形成され、上部に開口部26を設け、飯容器1のほぼ全体を適合状に収納する下部収納室27を構成する。下部ケース体4の開口縁の外周には雄ネジ28が周設されており、開口縁の近傍において外周に延びるフランジ29を形成している。尚、直径方向に対向する2個所に位置して、フランジ29の下方から円筒の外方に突出する軸片30が設けられ、図示省略した肩掛け用のストラップを連結可能とするように構成されている。
【0016】
外ケース3を構成する上部ケース体5は、合成樹脂により形成されると共に、頂壁を有する円筒状に形成され、下部に開口部31を設け、菜容器2のほぼ全体を収納する上部収納室32を構成する。頂壁には直径方向に延びる把持部33を挟んで凹陥する凹壁34、34が形成されており、開口縁の内周には雌ネジ35が周設されている。
【0017】
図例の場合、下部ケース体4は、単一壁から成る合成樹脂製の円筒体とされ、従って、断熱保温性を有しないが、二重壁から成る断熱保温ケースを構成しても良い。然しながら、上部ケース体5は、本発明の目的のため、断熱保温性を有しないことが必要であり、合成樹脂製又は金属製の何れとする場合でも図示のような単一壁により構成され、放熱冷却性を良好ならしめている。
【0018】
(作用)
上記構成に基づく弁当箱によれば、炊きたての米飯Xは、飯容器1に入れられる。飯容器1は、真空二重壁構造の器体6を断熱性の蓋体8により施蓋されるので、米飯Xを断熱状態で保有する。一方、調理後の惣菜Yは菜容器2に入れられる。菜容器2は、保温性を有しない器体19を同様に保温性を有しない蓋体21により施蓋されるので、収納時には惣菜Yが高温とされる場合でも、速やかに放熱され常温まで冷却される。
【0019】
外出等、弁当箱を携帯するに際しては、先ず、飯容器1を下部ケース体4の下部収納室27に収納する。図2に示すように、座板10が下部ケース体4の底部に載置された状態で、器体6の外壁9b及び蓋体8の下向き折曲片17が下部ケース体4の内周壁面にほぼ適合せしめられるので、飯容器1が下部収納室27の内部で遊動することはない。この状態で、飯容器1は、蓋体8の上板部13を下部ケース体4の開口縁の近傍に位置せしめるように収納されている。
【0020】
次いで、飯容器1の上に菜容器2を載置する。この際、菜容器2における器体19の突座22と、飯容器1における蓋体8の凹部12とが相互に係止する。従って、菜容器2は安定的に載置され、少なくとも径方向には遊動しない。
【0021】
その後、上部ケース体5を、菜容器2を覆いかぶせるようにして下部ケース体4の上部に配置し、把持片33を介して上部ケース体5を回転させながら雌ネジ35を雄ネジ28に螺着せしめることにより連結すれば、菜容器2が上部収納室32に収納される。この状態で、上部ケース体5の凹壁34が菜容器2における蓋体21の凹陥部25に進入すると共に係止するので、菜容器2は、上部収納室32の内部で上下方向及び径方向(図面において左右方向)に遊動しない。
【0022】
弁当箱の携帯中、米飯Xの熱は、断熱保温性を有する飯容器1の内部に封じ込められており、従って、器体6及び蓋体8は外側表面に熱を帯びることはない。一方、調理後に熱を有していた惣菜Yは、保温性を有しない菜容器2を介して外部に放熱され常温まで冷却される。しかも、菜容器2を収納した上部収納室32を構成する上部ケース体5も保温性を有しないから、菜容器2から放出される熱は上部ケース体5を介して外部に容易に放熱される。その結果、従来のように惣菜Yが温められ腐敗する危険性は極めて低いものとなる。
【0023】【発明の効果】本発明によれば、飯容器1と菜容器2を別個独立に構成した弁当箱において、米飯Xを断熱保温性のある飯容器1に収納することにより熱を封じ込める一方、惣菜Yを保温性のない菜容器2に収納することにより熱を放出せしめ、しかも、飯容器1と菜容器2をそれぞれ下部ケース体4の下部収納室27と上部ケース体5の上部収納室32に区分けして収納せしめる構成であるから、従来のように飯容器から菜容器に対する熱の伝達により惣菜を温め腐敗し易い環境を生成することはなく、食中毒からの安全性を保証できるという効果がある。
そして、飯容器1の上に菜容器2を載置した状態で、菜容器2における器体19の突座22と、飯容器1における蓋体8の凹部12とが相互に係止するので、菜容器2が安定的に載置され、遊動しないという効果がある。
しかも、把持部33を介して上部ケース体5を好適に回転させながら下部ケース体4に螺着せしめ、菜容器2を上部収納室32に収納せしめたとき、上部ケース体5の凹壁34が菜容器2における蓋体21の凹陥部25に進入すると共に係止するので、菜容器2が上部収納室32の内部で上下方向及び径方向に遊動しないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態の分解状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の1実施形態の組付け状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 飯容器
2 菜容器
3 外ケース
4 下部ケース体
5 上部ケース体
6 飯容器の器体
8 飯容器の蓋体
19 菜容器の器体
21 菜容器の蓋体
27 下部収納室
32 上部収納室

Claims (1)

  1. 飯容器と菜容器を外ケースに取出自在に収納して成る弁当箱において、
    飯容器(1)は、断熱保温性を有する器体(6)と、該器体の開口部を開閉自在に施蓋すると共に断熱保温性を有する蓋体(8)とから成り、蓋体(8)の上面に直径方向に延びる摘み部(11)を挟んで凹部(12、12)を形成しており
    菜容器(2)は、保温性を有しない器体(19)と、該器体の開口部を開閉自在に施蓋すると共に保温性を有しない蓋体(21)とから成り、器体(19)の底部に前記凹部(12、12)に係止する突座(22)を設けると共に、蓋体(21)の頂面に凹陥部(25)を設けており
    外ケース(3)は、上部に開口部を有する下部ケース体(4)と、下部に開口部を有する保温性を有しない上部ケース体(5)とから構成され、下部ケース体(4)の上部開口縁(28)に上部ケース体(5)の下部開口縁(35)をネジ(28、35)を介して着脱自在に螺着して成り、下部ケース体(4)により飯容器(1)を収納する下部収納室(27)を形成すると共に、上部ケース体(5)により菜容器(2)を収納する上部収納室(32)を形成しており、上部ケース体(5)の頂壁に直径方向に延びる把持部(33)を挟んで凹陥する凹壁(34、34)を形成し、上部ケース体(5)を把持部(33)を介して回転させながら下部ケース体(4)に螺進せしめたとき、凹壁(34、34)を菜容器(2)の蓋体(21)の凹陥部(25)に進入せしめ係止するように構成して成ることを特徴とする弁当箱。
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